アニ「私のことどう思う?」 ライナー「ん?」(43)



アニ「好き」 ライナー「え?なんだって?」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.livedoor.jp/internet/14562/storage/1376396181.html)の後日談的な


ライナー「いや、そんなことより」

アニ「?」

ライナー「お前は俺の膝の上でないと話せないのか?」

アニ「あんたが昼前まで寝てたのが悪い」ビシッ

ライナー「今日休日だよな?」ネムイ

アニ「(`・ω・´)ハイ!」キリッ


ライナー「……」ヤレヤレ


アニ「質問に答えて」

ライナー「なんだ?また告白の練習か?」

アニ「……私のことどう思う?」


ライナー「……俺は暇じゃないんだが」ハァ

アニ「さっきまで寝てたじゃないか」


ライナー「……」



ライナー「もしかしてまだあいつに告白してないのか?」

アニ「……」フイ

ライナー「そうか」


ライナー「……俺はお前は結構イケてる方だと思うがな」ハハハ

アニ「Σ(゚ω゚)!」


アニ「本当?」

ライナー「あぁ、本当だ」ニコ


アニ「……嘘」

ライナー「えっ」


アニ「笑顔がわざとらしい」

アニ「あんた、面倒臭いとか思ってるでしょ」ハァ


ライナー「いやいや、そんなことないぞ!」アセ 


アニ「ホラ、今も面倒臭そうな顔した」ビシッ

ライナー「そ、そうか?」



アニ「ちゃんとあんたの意見を教えてくれないと」チラ

ライナー「教えてくれないと?」


アニ「ベルトルトに今あんたが私に朝勃ちを押しつけていることをバラす」

ライナー「んなぁ!!!!!?///」


ライナー「そ、それはお前が俺の微妙なところに座ってるからだろ///!!?」アセアセ

ライナー「もっと下に座ればいいじゃねーか!!」


アニ「そんなに興奮して声を荒げなくてもいい、うるさいキモい」ヤレヤレ

ライナー「こ、興奮してる訳じゃない……からな」↓



アニ「で?」

ライナー「へっ?」


アニ「あんたから見て私はどうなの?」

ライナー「どうなのって……他の男に惚れてる女に聞かれるとなかなか複雑なもんだぞ?」

アニ「……」



アニ「私さ」

ライナー「ん?」

アニ「本当にアルミンのことが好きなのかな?」ハァ


ライナー「お、おぅ?どうした急に弱気になって」(心配するじゃねぇか)



アニ「……実はさ、アルミンはクリスタが好きらしいんだ」

ライナー「マジか」

アニ「噂だけどね」

アニ「でも、それを聞いた瞬間に、クリスタには勝てないなって思っちゃって」


アニ「……アルミンに告白するのが怖くなっちゃってさ」

ライナー「お、おぉぉ」


アニ「好きな人に好きな人がいるって分かった時点で逃げちゃうってことは」

アニ「私の『好き』はその程度のものだったのかな」

ライナー「……」



アニ「で、同じくクリスタが好きなあんたに私の印象を聞いてみた訳よ」

ライナー「おいちょっと待て」



アニ「あんたの私に対する印象が、アルミンの私に対する印象ってことでしょ?要は」

ライナー「いやいやいや、いつ俺がクリスタ好きだって言った!?///」アセアセ


アニ「普段のあんたを見てればわかるよ、それに」チラ

ライナー「は?///」

アニ「今もクリスタの単語が出た瞬間顔が赤くなったじゃないか」

ライナー「っ……///」



ライナー「あーもういい加減どけ///!!!!!」ガシッ

アニ「ちょ、力ずくで退けようとしないでよ、変態」

ドフゥッ!!!!! (←脇腹に肘打ち)


ライナー「ゴホゲホ・・・・・・オエェェ……」

アニ「……あんたが悪い」

ライナー「ゴホゴホッ……すまなかった、だから暴力は止めてくれ……」

アニ「お互いね」



ライナー「……で、結局俺はおまえに対する率直な印象を述べれば解放されるんだな?」

アニ「そう」

ライナー「それを聞いてお前はどうするつもりだ」

アニ「分からない、でもあんたは答えるだけでいい」キリッ

ライナー(人にものを頼む態度じゃないんだが……)ハァ



ライナー「あのよ、正直に言っていいのか?」

アニ「……私のこと嫌いなのかい?」ボソ

ライナー「えっ」

アニ「そんなこと聞くぐらいだから、よっぽど私に対してストレス溜めてるんだろうね、……覚悟して聞くよ」ショボン

ライナー(そんなこと言われると言いずらいんだが……)



ライナー「お、俺はだな」アセ

アニ「うん」

ライナー「えーっと」アセアセ

アニ「……うん」


ライナー「言いずらいから向こう向いてくれないか?座ったままでいいから」

アニ「……うん」ズズ


ライナー「俺は……」


アニ「早く言ってよ」

ライナー「お、おぅ、すまないな、なかなかいい言葉が浮かばなくてな」


アニ「覚悟は……できてるからさ」ハァ

ライナー「……」



ライナー「俺は正直言うと」

アニ「……うん」

ライナー「……アニのこと、普通に好きだぞ///?同郷とか関係なく」ゴニョゴニョ

アニ「そう」



アニ「なんか期待してた答えと違う」

ライナー「んなぁ!!?」



アニ「あんたのそれはクリスタがいないと考えた場合だろ?」

アニ「クリスタの方が私よりかわいいし、私より……女の子らしい」

アニ「同情なんかを必要としてるんじゃないんだ」



ライナー「クリスタなんか関係ないんじゃないか?」

アニ「えっ?」



ライナー「クリスタはクリスタなりのいいところがある、女神なところとか」

ライナー「でもお前にはお前らしい……良いところがあるだろ?」


アニ「……ないね」ボソ

ライナー「自分じゃ気付きにくいもんだ」ハハハ



ライナー「アルミンだってちょっとクリスタのいいところに目を取られて、お前のいいところに気付けていないだけだ」

ライナー「お前がアピールさえすればお前のいいところにすぐ気付くと思うぞ?」


アニ「……そうかな」

ライナー「アルミンは鋭いからな」ハハハ



アニ「でも、私のいいところを知られた後でも、まだクリスタの方が上だったら?」

ライナー「その時は……アルミンがその程度の男だったってことだろ」

アニ「そっか」

ライナー「まぁ、難しいことは分からないがな」


ライナー「……俺、彼女いたことないし」ボソ

アニ「彼氏は?」ニヤ

ライナー「いるわけないだろ!!!!」



アニ「『いる』?じゃあ『いた』の?」ニヤニヤ

ライナー「なっ!! お前はまたそうやって人の揚げ足取りやがって……」イライラ

アニ「フフフ」



アニ「あーなんかどうでもよくなったよ」フフッ

ライナー「何がだ?」

アニ「別に、くだらないことで悩んで馬鹿みたいだったってことだよ」

ライナー「そうか、なんだかよくわからんが元気になったみたいで安心したぞ」ニコ

ライナー「それでその……答えたからいい加減退いてくれないか?」

アニ「?」

ライナー「膝が痺れてきたんだが」プルプル

アニ「……」



アニ「嫌だね」

ライナー「は?」

アニ「もう少しこうしていたいんだ、どうせ暇なんだろ?」

ライナー「……」


ライナー「……構わんが、俺が退けと言ったら退けよ?」ハァ

アニ「うん」



ライナー「……」

アニ「……」

ライナー「……フフ」

アニ「どうかした?」

ライナー「いや、なんかお前が恋愛の話するなんて大人になったんだなぁと思ってよ」シミジミ

アニ「何それ、お父さんみたいなこと言わないでよ、気持ち悪い」

ライナー「えっ」



ライナー「……気持ち悪いなら退けよ」

アニ「無理」

ライナー「さっき俺が退いてほしいって言ったら退くと約束しただろ?」イラ

アニ「私にも拒否権がある」

ライナー「……ーっ」


アニ「もし」

ライナー「ん?」

アニ「アルミンが私のことを好きじゃなかったとき」

ライナー「ん」


アニ「……またここに来て良いなら、退く」



ライナー「……程々にしろよ」


アニ「ありがとう」


アニ「じゃあもう帰る」ヨイショット

ライナー「……頑張れよ」


アニ「失礼します」 ガチャ 




ベルトルト「あれ?アニこんなところで何してるの?」 

ライアニ「あっ」


ベルトルト「……」

アニ「おはよう」

ベルトルト「おはようアニ、……今昼前だよ」

ライナー「……」

ベルトルト「起きるのが遅いなぁっと思ってたら何してたのかな?ライナー」

ライナー「」ビクッ



ライナー「いや、別になんかコイツが勝手に来たって言うか……」ガタッ←ベッドから立とうとする

ライナー「ッ……」←(足が痺れている)


ベルトルト「……もしかして」

ベルトルト「また、アニを膝に乗せて何かしてたの?」ギロ

ライナー「」ハハハ…



アニ「ベルトルト」

ベルトルト「なんだいアニ?」ニコ

アニ「朝勃ちを私に押し付けたくらいしかライナーはしていない、大丈夫」キリッ

ベルトルト「」




ベルトルト「ライナああああああああああああああああああああああ」ブンブンブンブン

ライナー「ちょ、ちょっと落ち着けって!!!」



ベルトルト「君は……一度ならず二度までもアニの純潔を……」

ライナー「アニ!お前も余計なこと言うんじゃない!」

アニ「ごめん」

ベルトルト「もしかしてそれ以上のことをしたのに僕に隠してるんじゃないか!!?」

ライナー「そんな訳ないだろ、落ち着けってだから!」アセアセ

ベルトルト「ライナああああああああああああああああああああああ」ブンブンブンブン



ベルトルト「昔アニ不可侵条約を結んだじゃないか!!!」

ベルトルト「それに君この前『アルミンって良く見るとかわいいな』とか言ってじゃないか!!」

アニ「えっ」

ライナー「違うから、それは冗談だから!!!」←後者

ベルトルト「冗談かよおオオおおおおおおおお僕らの友情は嘘かよおおおおおおおおおお」←前者

ライナー「だから落ち着けってば!!」



ライナー「アニ!助けてくれ!」

アニ「フン!!!!!」   

ドゴォオオオオオオオオオオオオ!!!

ベルトルト「ウゴォ!!!」  ドサッ

ベルトルト「」ブクブク


アニ「これでいい?」

ライナー「……やりすぎ」ゾゾ


ライナー「……気絶しちまったな」

ライナー「とりあえず、今起きた出来事は夢ってことで処理しよう、いいか?」

アニ「分かった」

ライナー(……ベルトルトには悪いな、コイツのことを思うとアニの恋は応援しない方がいいんだろうが……)

アニ(ベルトルトってライナーのことがそんなに好きなのか、マジホモキモいわー)



アニ「……じゃあ邪魔したね」

ライナー「お、おぅ、応援してるぞ」ハハ

アニ「……」ガチャ   バタン



ライナー「……寝よ」



アニ「あ、それと」 ガチャ

ライナー「!!!?」

アニ「アルミンに手を出したらぶっ殺すから」 バタン



ライナー「……」

ライナー「なんなんだよもう……」ハァ


(終わり)

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