妹「ねぇ、お願いがあるんだけど」

彼氏「何？」

妹「お兄ちゃんと彼女を別れさせたいんだけど協力して」

彼氏「え？何でそんなことしないといけないんだよ」

妹「お兄ちゃんとられちゃうのいやだからよ」

彼氏「そっとしておいてあげなよ」

妹「彼氏くんも友達ちゃんと同じこと言うんだね」

彼氏「あたりまえじゃん！」

妹「じゃああの時の事をクラスのみんなにばらしてもいいの？」

彼氏「ずっずるいよ・・・」

妹「わかったら協力しなさい、とりあえず彼氏くんがお兄ちゃんの彼女を誘惑するのよ」

彼氏「無理だよ！」

妹「彼氏くんかっこいいから大丈夫だよ、いや可愛いかな？」

彼氏「中学生の僕が誘惑しても鼻で笑われるだけだよ！」

妹「そうかな？」

彼氏「そうだよ、年下の男って舐められるから」

妹「ふぅん・・・じゃあ彼氏くんが女装してお兄ちゃんを誘惑して」

彼氏「え？」

妹「ほら、彼氏くんって女装得意でしょ？」

彼氏「だからあれは・・・」

妹「クラスのみんなに女装してた事ばらされたくなかったら、今度の日曜日に女装してうちに来て」

彼氏「ううっ・・・」

日曜日

彼氏「こ・・・これでいいかな？」

妹「ふぅん、やっぱり彼氏くん可愛いじゃん」

彼氏「・・・本当にお兄さん誘惑するの？」

妹「誘惑するんだからもっと過激な恰好でいいでしょ、ホットパンツ貸してあげるからこれ穿いて」

彼氏「えっこれ穿くの？」

妹「そうよ」

彼氏「なんか恥ずかしいよ・・・」

妹「体操服の短パンみたいなもんでしょ、ほら着替えて着替えて」

彼氏「うん・・・」

妹「パンツも女の子の奴はいてるんだ・・・」

彼氏「見ないでよ！」

妹「まぁいいわ、とにかくお兄ちゃんを誘惑して別れさせてね！」

彼氏「ううっ・・・」

ガチャッ

妹「ほら早く」

彼氏「・・・うん」

兄「ん？」

妹「お兄ちゃんおはよう」

彼氏「おはようございます・・・」

兄「おはよう・・・」

妹「この子ね私の友達なの」

彼氏「どっどうも」

兄「はぁ・・・」

妹「私ちょっと出かけてくるから、この子の相手してあげてね、それじゃ」

兄「おいちょっとまて！」

彼氏「・・・」

彼氏「・・・あの、この恰好変ですか？」

兄「いや、変じゃないけど」

彼氏「そうですか・・・」

兄「妹の友達だったんだな」

彼氏「はい・・・」

兄「まさか中学生だったとは」

彼氏「すみません」

兄「いつもは清楚系な格好してるけど、そういう服も着るんだな」

彼氏「これは・・・妹ちゃんに借りたもので・・・」

兄「ふぅん、それよりも俺たちが付き合ってる事を妹は知らないのか？」

彼氏「はい・・・」

兄「家に来いって言ったのに断るくせに、妹の紹介なら来るんだな」

彼氏「妹ちゃんとバレると思ったから・・・」

兄「でもこれからは堂々とうちに来れるじゃないか、ほらここ座って」

彼氏「はい・・・」

兄「脚綺麗だな」

彼氏「そんなにジロジロ見ないでください」

兄「俺に見られたくないの？」

彼氏「恥ずかしいです・・・」

兄「ふぅん、今日もキスまでしかさせてくれないの？」

彼氏「でも・・・」

兄「いいだろ？いつまでもキスまでだなんて我慢できないよ、いいだろ、な？」

彼氏「そっそんな、妹ちゃんかえってきちゃいます！」

妹（何か知らないけどお兄ちゃん誘惑されてる！その調子！）

彼氏「だっダメ・・・」

兄「・・・何でだよ、俺の事好きじゃないのかよ」

彼氏「好きですけど・・・」

兄「わかったよ」

彼氏「・・・」

兄「・・・」

彼氏「ごめんなさい」

兄「謝るなよ、俺の方が悪かった」

彼氏「え？」

兄「君がいいって言うまで俺我慢するよ」

彼氏（本当はお兄さんとエッチしたいけど、僕が男だってわかったらお兄さん僕の事嫌いになるし・・・）

妹（何かしらないけど終わっちゃった・・・まぁいいや、お兄ちゃんも彼氏くんの事気に入ったみたいだし）

翌日

彼氏「・・・はぁ」

妹「よくやった！」

彼氏「え？」

妹「彼氏くんうまくお兄ちゃんを誘惑してたね」

彼氏「そっそうかな・・・」

妹「お兄ちゃんまた彼氏くん連れてきてって言ってたよ、絶対彼氏くんにメロメロだよお兄ちゃん

彼氏「うん・・・」

妹「このまま彼氏くんの虜にしてしまえば、お兄ちゃんは彼女とすぐわかれるよきっと」

彼氏（その彼女は僕なんだけどね・・・）

妹「学校終わったら家にきてよ」

彼氏「え？今日？」

妹「大丈夫よ、今日は両親いないしお兄ちゃんと私だけだから」

彼氏「だって服とかウィッグとか持ってきてないよ」

妹「私の貸してあげるよ、ウィッグなら似たようなの私持ってるから」