苗木「え、黒幕をトイレで見つけた?」 (144)

トイレ

江ノ島「残姉が持ってきた食事で腹壊すとか絶望的」ギュルルル

コンコン

江ノ島(扉が閉まっている事から人が入っていると推測できるはずですが)メガネクイッ

霧切「誰もいないのかしら」ヨジノボリッ

江ノ島「ひっ…な、何してんのよあんた!」

霧切「おかしいわね…江ノ島さんとはさっきトイレ前ですれ違ったのだけど」

江ノ島(あんの残姉ェ…タイミング悪過ぎぃ!)


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霧切「何をしているの?」

江ノ島「トイレだよ!見ればわかるでしょ!」

霧切「確かにここはトイレ…排泄する場所よ。けど、だからと言って排泄以外の行動をしていないとも限らない」

江ノ島「はぁ?排泄以外に何ができるってんだよ」

霧切「もし貴女が黒幕なら生徒手帳よりも高い性能の端末を持っていても不思議じゃないわ」

江ノ島「それで何か工作してたとでも思ってんの?」

霧切「違うのかしら?」

江ノ島「違うし!単純に腹壊しただけだって!」

霧切「私と貴女は今日同じ物を食べたのに貴女だけが壊したというの?」

江ノ島「普通の三食以外にも色々食ってんだよ!レーションとか!」

舞園「何かあったんですか?」
ヒョコッ

江ノ島「増えたー!てか、何で舞園まで覗いてんだよ!」

舞園「霧切さんが覗いてたので中に何があるか気になって」

江ノ島「腹壊しただけだからもうどっか行ってよ…」

舞園「あれ?でもおかしいですね」

霧切「何がかしら?」キランッ

舞園「さっき江ノ島さんが部屋に入るのを見たんですが」

江ノ島(何で目撃されまくってんだよぉ!それでも軍人か!フェンリルか!)

朝日奈「どうしたの?二人とも?」

大神「不審者でもいたか?」

霧切「見ればわかるわ」

朝日奈「まさか男子でもいたの!」

大神「それは許せぬな」

ノゾキコミッ

朝日奈「なーんだ、江ノ島ちゃんじゃん」

大神(ぬ、まさか彼女は…)

江ノ島(あー、もう、大神助けて!誰か殺さなくても脅迫やめるから助けて!)

大神「皆、ここを離れぬか?同性とはいえ江ノ島も恥ずかしかろう」

朝日奈「そうだね。ごめんね、江ノ島ちゃん」

江ノ島(戦刃)「みんなどうしたのー?」

江ノ島(うわぁぁぁっ!)

霧切「あら、江ノ島さん。ここを覗くと面白い物が見れるわよ」

江ノ島(戦刃)「なになにー?」ノゾキコミッ

江ノ島「残姉…」

江ノ島(戦刃)「あっ…盾子ちゃん」

江ノ島(戦刃)「わ、私そっくりとか気持ち悪いんですけどー」

江ノ島「はぁ?それはこっちの台詞だし!」

霧切「無様ね」

舞園「必死に取り繕おうとしてますね…主に外にいるほう」

朝日奈「どういう事?そっくりさん?」

大神(どうするべきだろうか…)

霧切「外江ノ島さんが中江ノ島さんを盾子ちゃんと呼んだのだから江ノ島盾子は中のほうでしょうね」

江ノ島「残姉ェ…」ギロッ

舞園「残姉…っていうのはどういう意味でしょうか?」

霧切「赤の他人ではここまで似せられない…そして、ここまでの外江ノ島さんの行動から考えると」

霧切「残念な姉…略して残姉の可能性が高いわ」

江ノ島「はい、正解正解大正解!私様こそが本物の江ノ島盾子でそっちは私様の残念な姉ね」

戦刃「盾子ちゃん、バラしちゃっていいの?」

江ノ島「いいからほら!自己紹介して!」

戦刃「えっと、戦刃むくろです。超高校級の軍人です」

江ノ島「はい、拍手ー!パチパチパチ!いつもうちの姉がお世話になってますーってか?」

朝日奈「え、でも苗字が違うよ?」

江ノ島「その点については飽きるほど説明していますのでご自由に想像してください」

霧切「貴女が…いえ、貴女達が黒幕なのね」

江ノ島「違うし?なんの根拠も証拠もなく決めつけるとかいじめ?」

戦刃「え?え?」

霧切「戦刃さんのほうは動揺してるみたいだけど?」

江ノ島「戦刃むくろだってバレた事に動揺してんじゃない?」

江ノ島「何しろ好きな男を遠くから見る事しかできない残念っぷりだし」

舞園「確かにそれは残念ですね」

大神「軍人にしては積極性が足りぬな」

舞園「そういう大神さんはどうなんですか?」

大神「そ、それはその…ぬぅぅ…」

朝日奈「さくらちゃん、顔真っ赤!カワイイ!」

大神「わ、我の事は今はいいであろう!」

霧切「そうね…戦刃さん、誰が好きなの?」

戦刃「そ、それはその…」

江ノ島「ちょ、黒幕かもしれない私様よりそっち!?」

舞園「女の子ならやっぱり恋バナですよね!」

朝日奈「江ノ島ちゃんは彼氏とかいたの?」

江ノ島「私は…って言うか!」

舞園「ギャルだからやっぱり多いんでしょうか」

霧切「そういう舞園さんもアイドルだからモテるでしょう?」

舞園「残念ながらアイドルは恋愛禁止なんですよ」

江ノ島「あ、私も一応同業者みたいなもんだから舞園の色んな噂とか知ってるんだけどさ」

戦刃(!盾子ちゃん、絶望させるつもりだ!)

舞園「あ、ほとんどデマですよ」

江ノ島「へ?」

舞園「噂でも知られるとファンが離れるんで事務所が握りつぶしてるんですけどね」

朝日奈「芸能人って大変なんだね」

大神(そうか、江ノ島は芸能界の辛さに耐えかねてこんな事を…)ウルッ

江ノ島「大神、泣きながらこっち見んな!違うから!」

霧切「そろそろ本題に戻っていいかしら?」

江ノ島「そうそう!霧切、やっぱりあんたが一番まと「戦刃さんの好きな男性について」

江ノ島「まともじゃなかったぁ!?絶望的ぃぃ!」

江ノ島「もう話せよ残姉」

戦刃「無理だよ!言えないよ!」

江ノ島「お前が話せば話が進むんだよ!早く早く!」

戦刃「う、あの…前向きな人」

霧切「それはまた抽象的ね」

舞園「前向きな人って結構いますもんね。あ、私も前向きな人好きです」

朝日奈「後ろ向きな人よりはいいもんね!」

大神「我はやはり強い男だな」

朝日奈「あ、確かに強い人もいいよね!」

霧切「でも、DVするような男はダメよね」

舞園「それは当然ですよ!」

江ノ島「DVするような男にハマるのも絶望的でありだと思う」

朝日奈「え、江ノ島ちゃん正気!?」

霧切「DV被害者の中にはこの人には私がいないとダメだと思い込む人が多いと聞くわ」

舞園「ダメですよ、江ノ島さん!そんな男、別れてください!」

江ノ島「いや、付き合ってないし」

蟇昴k縺翫d縺吶∩

文字化けした絶望的
寝るよおやすみ

            文字化けくらいで絶望?  そ れ は 違 う よ ……

 |ii|                                                       / {   ///
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頑張れ、見てるし期待してるから

大神「そういえば、江ノ島は腹を壊しているのだったな」

朝日奈「結構長い間いるし水分補給しなきゃ!」

霧切「そうね。症状にもよるけど悪い菌を出す為にしっかり出さないといけないから」

戦刃「待っててね、盾子ちゃん!すぐにお水持ってくる!」ビュン

舞園「わ、早いですね。さすが超高級の軍人」

腐川「な、何よあれ。見たことない女が凄い勢いで走っていったんだけど」

朝日奈「あ、腐川ちゃん!腐川ちゃんも一緒にガールズトークしよ?」

腐川「が、ガールズトーク?そんなの初めて誘われたわ。ふ、ふふ」

舞園「そういえば、腐川さんとはあまり話してませんでしたね」

大神「これをきっかけに交流を深めていけばよい」

戦刃「お水、持ってきたよー!」ビュン

腐川「だ、誰なのよぉ!?」

霧切「彼女は江ノ島さんのフリをしていた戦刃さんよ」

腐川「え、じゃあ本物の江ノ島ってまさか死ん「死んでないって!」

腐川「だ、誰?」ビクビク

江ノ島「江ノ島盾子でーす!」

腐川「か、隠れてないで出てきなさいよー!」ビクビク

舞園「うーん、それが無理なんですよね」

霧切「ここはトイレよ。理由は…わかるでしょう?」

大神「姿が見えず不安と言うなら覗いてみるといい」

腐川「し、仕方ないわね」ヨジノボリッ

江ノ島「やっほー!はぁ…覗かれまくって絶望的ぃぃ!」

腐川「な、何よ!?何なのよ!?この変態は!?」

戦刃「盾子ちゃんはちょっと絶望フェチなだけだよ!」

江ノ島「それはあんたもでしょうが!残姉ちゃんよぉ!」

戦刃「えへへ、そうだった」

霧切「腐川さん、性癖なんて人それぞれ違うものよ」

腐川「そ、それはそうかもだけど…」

朝日奈「とにかくさ、今はおしゃべり楽しもうよ!」

腐川「それで、何を話せばいいのよ?わ、私はこういうの慣れてないんだからね!」

舞園「恋バナしてたんですけど、腐川さんはやっぱり十神くんですか?」

腐川「あ、当たり前じゃない!白夜様が一番素敵よ!」

霧切「彼が自称しているようにスペックは高いようだけれど、性格に難ありよね」

江ノ島「傲慢で人の気持ち考えられない感じだし、豚神くんと比べるとちょっとあれだよね」

朝日奈「豚神くんって?」

江ノ島「おっと、こっちの話こっちの話…うぷぷ」

朝日奈「あ、その笑いかたモノクマと一緒!」

江ノ島「私様は絶望的に飽きっぽいので様々な喋りかたや笑いかたを使っているのです」

朝日奈「へぇ、そうなんだ。モノクマだとムカツクけど江ノ島ちゃんだとカワイイね」

戦刃「私の自慢の妹なんだよ!」

大神「仲が良いのだな」

江ノ島「こんな残姉と仲良しとか絶望的…でもお姉ちゃん大好き!だからこその絶望!」

霧切「色々屈折してるのね」

放送「オマエラ、夜時間になりました」

舞園「え、もうこんな時間?」

霧切「話しすぎたようね」

朝日奈「江ノ島ちゃんが黒幕かもしれないんでしょ?どうするの?」

腐川「き、聞いてないわよ!そんな話!」

霧切「ごめんなさい。話してる内に色々脱線してしまったから」

江ノ島「霧切も脱線させた一因だと思うんですけど」

舞園「あの、この二人はどうするんですか?」

霧切「見張りを立ててどこかに閉じ込めておきたいのだけど、この状態は…」

朝日奈「だったらさ、このままトイレに閉じ込めておけばいいんじゃない?」

霧切「あら、いい考えね」

舞園「でも、それだと女子しか見張りにつけませんよね?」

大神「なら、大半の時間は我が見張ろう」

朝日奈「それだとさくらちゃんが大変じゃん!」

大神「我は鍛えているから構わぬ」

霧切「いつまでもここに閉じ込めるわけじゃないわ。江ノ島さんの腹痛が治ったら別の場所に移しましょう」

舞園「なら、男子も見張れる場所を探してきますね」

朝日奈「じゃあ、私は他の人達に黒幕捕まえたって伝えてくるね!」

食堂

苗木「え、黒幕をトイレで見つけた?」

朝日奈「そうなんだよ!だから、あまりトイレには近づかないようにね」

苗木「黒幕め、絶対に許さないぞ!」ダッシュ

朝日奈「な、苗木?」

男子トイレ

苗木「……」キョロキョロ

葉隠「苗木っち、何してるんだべ?」

苗木「黒幕をトイレで見つけたらしいんだけど…」キョロキョロ

葉隠「少なくとも俺がいる間は誰もここに入ってきてないべ」

苗木「まさか、葉隠くんが黒幕!?」

葉隠「ご、誤解だべ!冤罪だべ!慰謝料請求するべ!」

おやすみだべ

苗木「葉隠くん、お願いだからここから出して欲しいんだ」

葉隠「違うって言ってるべ!」

大和田「何騒いでやがんだ」

苗木「葉隠くんが黒幕なんだ」

大和田「何だと!歯ァ食いしばれ!」

葉隠「ギャアアッ!だべ!」

石丸「君達、もう夜時間だぞ!騒いでないで就寝するべきだ!」

山田「石丸清多夏殿が一番うるさいですぞ」

石丸「む、それは失礼した」

桑田「おーい、苗木!野球しようぜー!」

山田「桑田レオン殿はミュージシャンになると言ってませんでしたか?」

桑田「苗木と話して気づいたんだよ。やっぱ野球好きだってな」

石丸「うむ、せっかく今まで頑張ってきたのだから続けたほうがいいと思うぞ」

桑田「こんだけいりゃ少しはちゃんと野球できそうだな」

苗木「待ってよ。黒幕の葉隠くんがここから出してくれたら大勢で野球できるはずだよ」

桑田「へ?そいつが黒幕なのか?」

葉隠「違うべ!トイレにいただけで黒幕扱いだべ!」

十神「本当に葉隠だと言うのなら証明してみせろ苗木」

大和田「こんな人が集まってくる場所に来るとは珍しいじゃねぇか」

十神「腐川から逃げてきた。さすがのアイツも男子トイレには追って来ないからな」

不二咲「十神くんも大変なんだね」

石丸「不二咲くん!?ここは男子トイレだぞ!?」

不二咲「え、あー…楽しそうだったからつい」

桑田「まぁ、別に誰かションベンしてるわけでもねぇしいいだろ」

石丸「桑田くん、女子の前でそのような下品な言葉遣いも慎みたまえ!」

桑田「お前はかたっくるしいんだよ!」

苗木「えーと、本題に戻るんだけど葉隠くんが黒幕なのはトイレにいたからなんだ」

山田「トイレにいただけで黒幕なら我々全員黒幕ですぞ」

苗木「朝日奈さんがトイレで黒幕を見つけたって伝えてくれたんだよ」

十神「はぁ…苗木、お前がそこまでバカとはな」

苗木「どういう事?」

十神「女子の朝日奈が伝えてきたのだから女子トイレに決まっているだろう」

苗木「あ…ごめん、葉隠くん」

葉隠「慰謝料払ったら許してやるべ」

苗木「う、ここから出れたとしてもあんまりお金ないんだけど」

葉隠「超高校級の幸運でなんとかするべ!宝くじ当てるとか!」

苗木「そんな幸運ないよ。シャワールームの建て付けも僕だけ悪いみたいだし」

山田「モノクマに修理を頼んではどうですかな?」

苗木「修理する気があるなら建て付けが悪いって伝えてきた時に言っただろうし無理じゃないかな」

十神「モノクマ程度、飼い慣らせばいいだろう。おい、モノクマ!」

十神「来ない…だと!」

葉隠「アッハッハ!十神っち、無様だべ!」

山田「女子トイレで黒幕が捕まってるとしたら来れないでしょうし」

不二咲「AIの可能性もあったけど、来ないって事は手動だったんだね」

大和田「単純に十神の呼び出しに応えたくなかったんじゃねぇのか?」

桑田「あるいは寝てんじゃね?夜時間だしな」

十神「ちっ、俺はもう部屋に戻る!」

桑田「待てよ!野球しようぜ!」

苗木「十神くん、たまには交流深めるのもいいんじゃないかな?」

石丸「本来ならもう就寝すべきだがたまにはいいだろう!」

十神「ちっ、今回だけだからな」

ねみぃ…おやすみ

倉庫

朝日奈「あ、セレスちゃん!ここにいたんだね」

セレス「何かご用でしょうか?」

朝日奈「黒幕発見だよ!」

セレス「あら、そうですの」

朝日奈「え、え?反応薄くない?出られるかもしれないんだよ?」

セレス「ここの生活も悪くありません。適応すべきですわ」

朝日奈「うーん、私はやっぱり出たいな。ところで、何で倉庫にいたの?」

セレス「そ、その…実はあの日ですの」

朝日奈「あ、そっか。部屋にはなかったもんね。一緒に探そっか?」

セレス「ええ、ありがとうございます」

女子トイレ

江ノ島「はぁ…ようやく治まった」

戦刃「やったね、盾子ちゃん!」

江ノ島「入口は大神に見張られてるけど、黒幕の私様は隠し通路を知っている!」

戦刃「さすがだよ、盾子ちゃん!」

江ノ島「後で戻ってくるから残姉はここで待機ね」

戦刃「うん!任せて!」

江ノ島「すっごい不安だわー。こんなに不安感じさせるとかマジ残念」

翌日

放送「オマエラ、体育館に集合してください」

大神「む、集合か…江ノ島、大丈夫か?」

江ノ島「うん、体調バッチリ!ってか気づいたらトイレで寝てて絶望的!」

戦刃「屋根も壁もあるから快適なほうだったよ!」

朝日奈「さくらちゃん、ずっと見張ってたの?ごめんね、セレスちゃんと探し物してて」

大神「構わぬ。見つかったのか?」

朝日奈「うん!女子必須のアイテムだから後で女子全員に配ろうと思ってるんだ!」

大神「そうか。頑張っていたのだな、朝日奈よ」

朝日奈「えへへ」

体育館

朝日奈「あれ、男子早いね」

山田「も、もうダメですぞ…」

苗木「寝るな、山田くん!寝たら死ぬぞー!」

霧切「何があったのかしら」

桑田「せっかく野球やってたのにモノクマの野郎、邪魔しやがって」

大和田「徹夜でやんのはさすがにやり過ぎだろ」

石丸「うむ、だが僕達の結束は高まったぞ!」

モノクマ「みんな集まったかな?集まったよね?それじゃオマエラにコロシアイの為の動機を与えます!」

十神「ふん、黒幕バレしているのにのんきなものだな」

苗木「もうコロシアイなんて物騒な事は諦めるんだ!」

モノクマ「はい、DVD!外の世界の事も少しはわかるかもだようぷぷ。視聴覚室で見てね!」

不二咲「今は手動じゃなく自動で動いてるみたいだね」

大和田「わかんのか?」

不二咲「話しかけても話し続けてるのが証拠だよ」

十神「録音か…やはり、昨夜捕まった人物が黒幕のようだな」チラッ

戦刃「盾子ちゃん、後で一緒にレーション食べようね!」

江ノ島「は?別の食べるし。また腹痛起こすようなもん食わされても困るし」

戦刃「ご、ごめんね盾子ちゃん…私は大丈夫だったんだけどなぁ」

江ノ島「軍人と一緒にすんな!」

舞園「なんだか楽しそうですね」

十神「見慣れない女と江ノ島盾子か」

霧切「もう一人は江ノ島さんの姉の戦刃むくろさん。十中八九あの二人が黒幕よ」

大神「舞園よ、捕らえておく場所は見つかったのか?」

舞園「トラッシュルームはどうですか?あそこなら外から鍵をかけれますし」

苗木「いいんじゃないかな。女子に任せてごめんね」

舞園「いえ、いいんですよ。女子トイレに入って来られても困りましたし」

苗木「あ、そ、そうだよね!」

朝日奈「男子は野球してたんだよね?いいなー、私も体動かしたかったー」

桑田「あ、だったら今からでも一緒に野球やらね?」

朝日奈「え、いいの?やるやる!」

江ノ島「ちょ、オマエラDVD見ないの!?」

舞園「私は気になるんで見てこようと思います」

苗木「あ、じゃあ僕も行くよ」

桑田「え、苗木行くのか?じゃあ、俺も行くか。悪い朝日奈、野球はDVD見た後な」

朝日奈「ううん、私もちょっとDVD気になってたし」

視聴覚室

舞園「い、いやぁぁっ!」

苗木「っ、な、何だよこれ!」

江ノ島(絶望してる絶望してるうぷぷ)

朝日奈「でも、これって江ノ島ちゃんが用意したものだよね?」

山田「そうだと思いますがそれがどうかしたのですかな?」

朝日奈「江ノ島ちゃんがこんな酷い事するはずないよ!」

舞園「あ、確かにそうですね。昨日の江ノ島さん、普通の女の子って感じでしたし」

江ノ島(いやぁぁぁ!立ち直ったぁぁ!絶望的ぃぃ!)

戦刃(盾子ちゃんが絶望してる!良かったね、盾子ちゃん!)

十神 「ふん、くだらん。体育館に戻るぞ、愚民共!」

苗木「え、もしかして十神くん…」

十神「野球の続きに決まっているだろう!俺は何事も完璧に勝ち続けなくてはならないんだ」

葉隠「おお、十神っちがやる気だべ!」

十神 「超高校級の野球選手が相手だろうと俺は勝ってみせる!」

腐川「きゃああ!白夜様素敵ぃ!」

十神「口を開くな臭いぞ腐川」

腐川「」コクコク

桑田「よっしゃ、野球だぁ!」

全員「おー!」

体育館

大和田「十神、そっち行ったぞ!」

十神「任せておけ!」バシィッ

石丸アウトー!

霧切「苗木くん、打たれるなんて情けないわよ」

苗木「ご、ごめん。霧切さん」

朝日奈「よーし、次は私だよー!」

山田「苗木誠殿、徹夜で覚えたサインを使う時ですぞ!」

苗木「うーん、上手く投げれるかなぁ…」

ビュンッ

朝日奈「きゃあっ!」

山田「な、なんとー!朝日奈葵殿の胸の谷間にボールがジャストフイット!」

大和田「これが…超高校級の幸運(ラッキースケベ)!」ゴクリ

不二咲「うわぁ…」ゴクリ

大神「朝日奈の仇、我がとる!」ゴゴゴゴゴ

桑田「あ、デッドボールだから朝日奈は一塁な」

セレスちゃんの出番が少ないけど嫌いじゃないよ大好きだよ
今回の投下はここまでだよピョーイ

舞園視点

ああ言いましたけど、本当は凄く凄く怖い

あの映像は本物なんじゃないか

野球なんてやってる場合じゃないんじゃないか

外に出る為には誰かを殺さなくてはいけない

動機を出してきたって事はまだその校則が有効って事

江ノ島さんへの脅しや暴力に恐らく効果はない

江ノ島さんを殺した後、出られるかどうかわからない

なら、私は誰を殺せばいいんだろう?

戦刃さん、大神さん、大和田くんには戦闘力で勝てそうにない

朝日奈さんは大神さんと一緒にいる事が多いし

十神くんと腐川さんも一緒にいる事が多い

あ、桑田くんなんてどうだろう?

単純そうだし呼び出せば簡単についてきそう

けど、本当に殺してしまっていいんだろうか

最初に会った時、彼はミュージシャンになりたいと言っていた

私は超高校のアイドルと呼ばれるまでに色々な事をしてきた

それこそファンに知られたらアイドルとして終わりなくらい

なのに、彼は超高校の才能を捨てて別の道を選ぼうとした

本来なら努力しても手に入らないかもしれない才能を

私にはそれが許せなくて苛々とさせられて

けれど、今の彼はどうだろう?

野球が好きで好きで楽しくて楽しくてたまらない

そんな表情をしている彼を私は殺せるんだろうか?

サンシンツーアウト!

朝日奈「次は舞園ちゃんの番だよ!」

大神「ぬぅ…野球とはなかなか難しいものだな」

石丸「頼むぞ、舞園くん!」

早く出なければいけないと思っていた

だけど、冷静になって考えてみるとなんて馬鹿な事を考えていたんだろう

人気のアイドルグループがあんな事になっていれば警察やファンの人が黙ってはいない

もしも江ノ島さんが本当に黒幕なら見張っていられる

みんなはきっと大丈夫

仲間をファンを信じなくちゃ

カキーン

苗木「しまった!」

山田「真芯を捕らえられた…だと!これはまさかホームランコース!」

十神「捕れ、葉隠!」

葉隠「し、素人には無理だべ!」

タッタッタッタッタッ…タンッ!

不二咲「わー、舞園さん凄いね!」

江ノ島「やるじゃん!」

朝日奈「舞園ちゃんのおかげで私もホームまで戻ってこれたよ!」

大神「朝日奈の仇、よくぞ取ってくれた」

私は

桑田「おめでとう、舞園ちゃん!すっげーかっこよかったぜ!」

私は今の仲間も大好きです!

今日はこれだけ
お腹すいた花村の料理食べたいべ

江ノ島「野球展開に絶望的に飽きてきたんで簡単に説明するとー」

江ノ島「超高校級の野球選手である桑田がいるチームの勝ち」

江ノ島「ハンデつけるとかって話も最初出てたみたいだけど」

江ノ島「十神が実力で勝ちたいとか言い出したから圧倒的大差がついたんだよね!」

江ノ島「で、今私様はトラッシュルームに閉じ込められてます。ツマンナイから何か芸しなよ残姉」

戦刃「え、えっと…えい!」プクーッ

江ノ島「…なに、それ」

戦刃「変顔なんだけど、どうだった?盾子ちゃん!」

江ノ島「絶望的にツマンナイ」

戦刃「そ、そっか」ショボーン

霧切「食事を持ってきたわ」

江ノ島「アンタが持ってくるなんて意外だね」

霧切「勘違いしないで。当番制よ」

戦刃「レーション?レーション?」

霧切「違うわ。大神さんが作ってくれた食事よ」

戦刃「レーションが食べたかった…」ションボリ

江ノ島「ほら、ワガママ言わないで早く食べようよお姉ちゃん」

戦刃「うん…あ、美味しい」

霧切「そう…大神さんに伝えておくわね」


男子トイレ

葉隠「ふー、やっぱトイレは落ち着くべ」

コンコン

葉隠「ん?誰だべ?」

カサッ

葉隠「紙?えーと、彼女ができるか占って欲しい?」

葉隠「むむむ、この学園から出れば可能性ありと出たべ」

カサッ

葉隠「えーと、報酬はこの学園から出たら払う…べか」

葉隠「ま、今は閉じ込められてるしツケにしとくべ」

葉隠「はっ、これなら匿名で占えるからきっと客も増えるべ!トイレ前に張り紙しとくべ!」

食堂

山田「苗木誠殿、知っておりますかな?」

苗木「どうしたの、山田くん」

山田「葉隠ヤスヒロ殿がトイレで占いを始めたようですぞ」

苗木「なんでそんなところで…」

山田「声を出さずに紙に占って欲しい事を書いて占うから匿名性を確保できるとの事」

苗木「へぇ、それなら聞きにくい事でも占えるね」

山田「ほぅ、苗木誠殿は聞きにくい事を占ってもらうつもりだと」

苗木「ち、違うよ!一般論だよ!」

十神「ふん、馬鹿馬鹿しい。匿名性と言えど男子トイレなのだから男子しか来ないだろう」

山田「この学園の女子ならそんな事気にしないかと」

苗木「確かに…調査とか言って入ってもおかしくないね」

桑田「でもよー、アイツ金取るんだろ?今は誰も金持ってないだろうし、後で金回収する時どうすんだよ?」

山田「何かしら暗号でも使っているのかと…ひょっとしたら何も考えていないかもしれませんが」

十神「あのバカなら何も考えていなくてもおかしくないな」

苗木「あはは…」

桑田「ま、匿名だし金も請求されないってんならたまに占ってもらうか」

今回はこれくらいにしとくべ
金欲しいべ

男子トイレ

葉隠「さぁ、うらなうべ!」

カサッ

葉隠「勝ちたい奴がいるべか?」

葉隠「仲間との絆が大事だべ!友情を育むべ!」

カサッ

葉隠「男らしくなりたい?」

葉隠「男らしさは見た目だけじゃないべ!超高校級の完璧である十神っちと仲良くするといいべ!」

カサッ

葉隠「好きな人と仲良くなるには?」

葉隠「清潔にすれば少しは対応が柔らかくなるべ!」

カサッ

葉隠「え、また好きな人と仲良くなる方法だべか?」

葉隠「一番信頼してる人に頼ると絶望的に大変な事になると出たべ!」

カサッ

葉隠「また好きな人と(ry」

葉隠「あー、一緒に泳いだりドーナツを食べるといいべ。これ多分友情のほうだべな」

カサッ

葉隠「ここから出る方法?」

葉隠「黒幕と仲良くなるか絶望させるといいと出たべ!」

カサッ

葉隠「絶望が足りない?」

葉隠「希望の中にも絶望があるべ!根気よく絶望を探すべ!」

カサッ

葉隠「ギャンブルでむしりとられた?」

葉隠「仲良くなればデレが発動する可能性があるべ!」

食堂

葉隠「ふー、メシメシっと」

苗木「あれ?トイレ占いはもう止めたの?」

葉隠「休憩だべ。繁盛しすぎて疲れたべ」


不二咲「と、十神くん!相談したい事があるんだけどぉ」

十神「ふん、普段なら断るところだがいいだろう…聞いてやる」

不二咲「えっとね、ここじゃ言いにくいから後で僕の部屋に来てくれる?」

腐川「ちょ、ちょっと!白夜様を部屋に連れ込んでナニするつもりよ!」

不二咲「あ、だ、大丈夫だよぉ。腐川さんが心配するような事は絶対にないから」

十神「俺がそんなに飢えているとでも思っているのか?」

腐川「あ、あぁ…ご、ごめんなさい白夜様ぁ…」

十神「ん?いつもよりは臭いがマシだな。だが、まだ臭いぞ。毎日しっかり洗え」

腐川「き、気づいてくれた!気にかけてくれた!ふふ、ふふふふ」


戦刃「占いではああ言われたけど…やっぱり盾子ちゃんに相談しよう」

戦刃「盾子ちゃん!」

江ノ島「ん?なーに?残姉」

戦刃「そ、その好きな人と仲良くなるにはどうしたらいいかな?」

江ノ島「とにかく話しかけてれば仲良くなれんじゃない?ってか恋の相談とか面倒なんですけど」

戦刃「ごめんね、盾子ちゃん…あ、苗木くん!」

苗木「戦刃さん、姉妹で一緒に食事してるんだ。仲が良いんだね」

戦刃「うん、よかったら苗木くんも一緒に食べない?」

苗木「そうだね。せっかくだからそうさせてもらうよ」

大神「朝日奈よ、この後一緒に泳がぬか?」

朝日奈「もちろん!私もさくらちゃんと泳ぎたいって思ってたんだ!」

大神「ふっ、ならばその後はドーナツだな」

朝日奈「えへへ、最初は閉じ込められて焦ったけど、さくらちゃんと友達になれたからこの生活も悪くないね」


桑田「なぁ、江ノ島…ちょっと話さねぇか?」

江ノ島「あれれー?舞園さん大好きな桑田くんじゃないですかー?私になんか用?」

桑田「ちょっ、あんま大声で言うなよ!舞園ちゃんにバレるだろ!」

江ノ島「もうバレバレだと思うけど」

桑田「」

江ノ島「え、まさかバレてないとでも思ってたの?うけるしwww」

桑田「マジかよ…気づいてて知らないフリとか舞園ちゃんマジ小悪魔だろ」

江ノ島「恋愛相談なら純愛小説家の腐川にでも頼めばいいんじゃない?」

桑田「いや、恋愛相談じゃねぇよ。江ノ島ってどんな事で絶望すんだ?」

江ノ島「コロ「コロシアイ以外でお願いします!」

江ノ島「ダメなの?んじゃ、強姦とか?されたら絶望しちゃうかも!」

桑田「ご、強姦!?」

江ノ島「私様も一応女の子だしー?好きでもない男に無理矢理とか絶望的っしょ!」

桑田「強姦…強姦か…」

江ノ島「…うぷぷ」


山田「セレス殿、ロイヤルミルクティー準備できましたー!」

セレス「…山田くん」

山田「は、はい!なんでしょうか?」

セレス「手抜きしやがったな!このビチグソがぁ!温度ちゃんと調節しろって言っただろーがぁ!」

山田「ひぃ!す、すみませんでしたぁぁ!」

セレス「やり直してきてください」

山田「はい…うぅ、デレが来るまでの我慢ですぞ山田一二三」

さんざん待たせておいてこれだけとか絶望的っしょ?
それじゃまた来月とう

体育館

江ノ島「なぁんで来ないんだよ桑田ぁ!」

桑田「え、何がだよ?」カキィンッ

江ノ島「また野球かよ!話ながらホームラン打つとかどういう事だよ!」

桑田「っても、強姦とか普通に考えてないだろ」

江ノ島「」

桑田「スポーツマンとしてそういう事はやっぱ良くないよな」

江ノ島「それでもやるのが桑田だろ!」

桑田「んー、でも俺は舞園ちゃんが好きだし」

江ノ島「今なら残姉もつけるから!」

桑田「戦刃ちゃんなら苗木とイチャイチャしてるぞ」


苗木「凄いや!戦刃さんって強いんだね!ボクは男なのに全然敵わないよ」

戦刃「や、やだ…苗木くんったら恥ずかしいよ。私は軍人だから鍛えてるだけで…」

苗木「軍人だからってだけじゃそんな強くなれないよ。戦刃さんの努力あってこそだよ」

戦刃「でも、こんな筋肉だらけの女じゃ苗木くん…嫌じゃない?」

苗木「全然嫌じゃないよ。戦刃さんの頑張ってきた証…すっごく魅力的だよ」


江ノ島「ガッデム!面倒だから適当に言ったアドバイスが成功してるなんて!」

桑田「あ、お前も野球やる?」

江ノ島「こうなったら野球で桑田をボコボコにして絶望させてやる!」

桑田「へっ、やれるもんならやってみろよ!」

トイレ

不二咲「ぼ、僕は変わるんだ!」

不二咲(十神くんに相談した結果、普通に男のする行動をしろと言ってくれた)

不二咲(僕が男だって事に十神くんは最初驚いたけど事情を話すと軽蔑せず相談に乗ってくれた)

不二咲(そして僕が男のする普通の行動として最初に思い付いたのが男子トイレで排泄する事)

不二咲(この間、男子トイレには入ったけど今まで排泄は女子トイレでしてたから)

不二咲「よ、よし!」ヌギヌギボロンッ

不二咲「う、うぅ…なんだか恥ずかしいよぉ…」ジョロロロロ

大和田「な、何してんだ不二咲!?」

不二咲「お、大和田くんっ!?」クルッジョロロロロ

大和田「うわあぁっ!?」ビシャビシャビシャ

不二咲「…あ」

大和田部屋

不二咲「ご、ごめんね…大和田くん」

大和田「まぁ、驚かせちまったのは俺だしシャワーも浴びたから気にすんな」

不二咲「その…見た、よね?」

大和田「あぁ…男、だったんだな」

不二咲「うん、隠しててごめんねぇ」

大和田「いや、なんか事情があんだろ…他の奴等は知ってんのか?」

不二咲「十神くんには話したよ」

大和田「よりによってなんであいつなんだよ」

不二咲「葉隠くんに占ってもらったら十神くんに相談するといいみたいだったから」

大和田「葉隠なぁ…3割だろ?当たんのか?」

不二咲「3割って結構凄い数字なんだよ。だから僕も占ってもらったんだから」

不二咲「それ以外にも後押しして欲しかったってのもあるし…」

大和田「後押し?」

不二咲「うん、僕ね…男だってみんなに打ち明けたかった」

不二咲「変わりたかったんだ!」

大和田(こいつが…変わる?この中で一番弱そうなこいつが?)

大和田(俺は兄貴の事、必死で隠してきたのにこいつは秘密を自分から打ち明けようとしてる?)

大和田(なんなんだよ!俺の事、カッコいいとか言いながら本心じゃバカにしてたのかよ!)

不二咲「それでね、僕…桑田くんって強くてカッコいいって思うんだ」

大和田「は?桑田?」

不二咲「最初はね、ちょっと軽薄そうな人だなぁって思ってたんだけど」

不二咲「野球してる桑田くんはすっごくカッコよくて!初心者な僕にもちゃんと教えてくれて」

不二咲「軽薄じゃなくてノリが良くて明るくて」

不二咲「超高校級の完璧な十神くんも野球では全然桑田くんに敵わなくて!」

不二咲「葉隠くんの言った通り、カッコいいって見た目だけじゃなくて心もなんだよね!」キラキラ

不二咲「あ、勿論十神くんもカッコいいよ!僕の相談に乗ってくれたし」

不二咲「実はね、十神くんが最近読んでるのって野球関連の本なんだ」

不二咲「桑田くんに勝つために努力してるんだよ」

不二咲「葉隠くんはカッコいいとは少し違うけど凄いよね」

不二咲「やっぱり大人だからかなぁ…みんなに占いって形でアドバイスくれてる」

不二咲「勿論、占いが葉隠くんの才能なんだけど結果的にいい方向に向かってる気がするんだぁ」

大和田(あぁ、そうか…こいつは)

不二咲「石丸くんは大和田くんも知ってると思うけど真面目で努力家で…」

大和田(俺をバカにしてるわけじゃなくて…)

不二咲「山田くんはセレスさんに酷い事言われても耐えてセレスさんの為に頑張ってて…」

大和田(他人をバカにしてるわけじゃなくて…)

不二咲「苗木くんは前向きで優しいんだよ!」

大和田(自分に自信が無かっただけなのか…)

不二咲「えっと、どうしたの?大和田くん。さっきから喋らないけど…僕、何か変な事言ったかなぁ?」

大和田「…いや、なんでもねぇよ」

セレス部屋

セレス「あら?もうこんな時間ですか」

セレス「おかしいですわね、山田くんが来ないなんて」

ガチャ

廊下

石丸「おや、セレスくん。どこかに行くのかね?」

セレス「ええ、山田くんを探しに」

石丸「山田くんがどうかしたのかね?」

セレス「ロイヤルミルクティを持って来てくださる約束だったのにまだ来ていませんの」

石丸「む、約束を破るのは良くないな!僕も探すのを手伝おう!」

セレス「ありがとうございます」ニッコリ

石丸「まずは山田くんの部屋から行ってみようではないか!」

山田部屋前

セレス「山田くん、いますか?」

石丸「山田くん、石丸だ!いるのならここを開けてくれないか?」

セレス「…いないようですわね」

石丸「そうだな。他の場所を探そう!」

一時間後

セレス「どこにもいませんでしたわね」

石丸「山田くんはひょっとしたら部屋で寝ているのかもしれないな」

桑田「どうしたんだ?」

セレス「山田くんが見つからないのですわ」

石丸「あとは山田くんの自室くらいなのだが」

霧切「…妙ね」

セレス「ドヒャアアアアアアアーー!」

石丸「セ、セレスくん?そんなに驚かなくても…」

セレス「…失礼。霧切さんの気配が無かったので驚きましたわ」

霧切「鍵は掛かっているの?」

石丸「あ、あぁ。呼び掛けてからノブを回してみたが開きそうにない」

霧切「…もし、中で死んでいて鍵を掛けられていたら厄介ね」

桑田「どうしてだ?」

霧切「鍵はもう始末されているでしょうから」

十神「騒がしいぞ」

朝日奈「なになにー?」

不二咲「ど、どうしたのぉ?」

霧切「セレスさんの声で人が集まってきたようね」

セレス「うふふ、本当に殺人が起きているのなら人を集める手間が省けて良かったじゃありませんか」

十神「で、何があった。説明しろ、苗木」

苗木「ええっ、僕!?ごめん、僕も今来たばかりだから…」

十神「ちっ、使えん」

霧切「山田くんが部屋から出て来ないのよ」

葉隠「それのどこがおかしいん?部屋で同人誌でも書いてるに違いないべ」

セレス「わたくしとの約束をすっぽかしてですか?」

苗木「それはおかしいね。山田くんはセレスさんの命令には逆らいそうにないし」

朝日奈「モノクマ呼んで開けてもらったらどうかな?」

霧切「それは無理よ。だって、モノクマは…」

モノクマ「ん?呼んだ?」ヒョコッ

葉隠「ギャアアッ!だべ!」

霧切「…江ノ島さんはどこかしら?」

桑田「あれ?さっきまでいっしょいたんだけど、どこ行ったんだ?」

霧切「昼食後にはすぐトラッシュルームに戻すよう言っておいたはずなのだけど…」

苗木「ご、ごめん。戦刃さんと話が弾んじゃって…つい」

霧切「…いいわ。モノクマ、鍵を開けてくれる?」

モノクマ「ほいさっ!」ガチャッ


朝日奈「キャアァッ!」

大神「ぬぅ、山田が…」

葉隠「あ、頭から血を流して倒れてるべ…」

山田「」

霧切「凶器はそこにある模擬刀のようね」

十神「ふん、面白くなってきたじゃないか」

モノクマ「いいね、いいね!生徒の皆さんがヤル気になってくれて先生は嬉しいです!」

苗木「お前がやったんじゃないのか!?」

モノクマ「やだなぁ、僕は生徒の自主性を大事にしてるんだよ?」

モノクマ「生徒同士でのコロシアイなんていう面白い事の邪魔をするわけないじゃない」

モノクマ「ギャーッハッハッハッ!」

苗木「このっ…!」

霧切「やめなさい、苗木くん」

大和田「本当なら殴ってやりてぇところだけどよぉ、こいつ殴っても無駄だろうしな」

霧切「まずは山田くんを殺した犯人を見つける事が先よ」

モノクマ「そうそう!校則を追加しといたから見といてね!」

モノクマ「このSSでは書くの省くけどオマエラならご存知の学級裁判の校則だよ!」

霧切「まずは死体を調べるわ」

不二咲「えっ、死体を触るのぉ?」

霧切「えぇ、調べない事には何もわからないから」

大和田「証拠隠滅するつもりじゃねぇだろうな?」

霧切「気になるのなら見ているといいわ」

セレス「お待ちください」

霧切「…何か?」

セレス「犯人でないわたくし達では何が重要な証拠かわかりませんわ」

セレス「少なくとも捜査を始めたばかりの現状では」

霧切「何が言いたいの?」

セレス「死体を調べる役は確実にアリバイのある人間にお願いしたいのです」

十神「なるほど…一理あるな」

霧切「構わないけれど、死体を調べる知識のある人間がそうそういるものかしら」

セレス「そうですわねぇ…軍人の戦刃さんなら多少わかるのではないかと」

腐川「あ、あの女は黒幕の一人なんでしょう?誤魔化されでもしたら…」

セレス「黒幕だからこそフェアになるのではないでしょうか?」

桑田「どういう事だ?」

十神「これがゲームだからだ」

苗木「十神くん!」

十神「貴様達がどう思おうと勝手だがこれは黒幕の考えたゼロサムゲーム」

セレス「ええ、ですからゲームマスターである黒幕は平等に情報を与えてくださるはずですわ」

セレス「わたくし達に情報を与えたほうが面白いですもの…ね、黒幕さん?」

モノクマ「うぷぷ、そうだね。僕はクマ界でも正直者で通ってるクマだから嘘はつかないよ」

十神「沈黙や都合のいい勘違いがなければいいがな」

モノクマ「うぷぷぷ」

霧切「お昼に食堂にいたのは確かだから、その後のアリバイを確認しましょう」

戦刃「私は苗木くんと一緒にいたよ」

苗木「うん、だから戦刃さんはこの件とは無関係だと思う」

桑田「俺は江ノ島と野球してたけど体育館にこの二人もいたから間違いないぜ」

大和田「俺は不二咲と一緒にいたぜ」

不二咲「部屋でお話してたんだぁ」

大神「我は朝日奈と水練をしていた」

朝日奈「その後、一緒にドーナツ食べたんだ!えへへ」

葉隠「俺は午前中に占いやって疲れてたから部屋で休んでたべ」

舞園「私は腐川さんと一緒にいましたよ」

腐川「む、無理やりメイクされたのよ」

朝日奈「あ、本当だ!メイクしてる腐川ちゃんカワイイ!」

葉隠「そういや、なーんかいつもと違うと思ってたべ!」

桑田「本当に気づいてたのかぁ?」

舞園「腐川さん、素材はいいんですから磨かないともったいないですよ」

腐川「そ、そんな事言って本当はバカにしてるんでしょ!自分がアイドルだからって…ぐぎぎ」

十神「俺は図書室で読書していた。今日は臭い腐川もおらず、静かで快適だったな」

腐川「そ、そんな…」

石丸「僕は部屋で勉強をした後、校内の見回りをしていたぞ!」

霧切「私は校内の探索をしていたわ」

石丸「しかし、霧切くんの姿は見かけなかったぞ?」

霧切「寄宿舎と校舎の1階2階…全ての場所を一度に見られるわけじゃないわ」

石丸「ふむ、つまりはすれ違っていたのだな!」

十神「石丸、貴様は見回りの前に勉強していたのだろう。なおさら、見回りの目は行き届いていない」

セレス「そして、わたくしが部屋でくつろいでいて待っていた山田くんが来なくて探しに出たところ」

石丸「僕に会ったというわけだな!」

霧切「アリバイがないのは葉隠くん、十神くん、石丸くん、セレスさん、そして…私、ね」

石丸「僕は見回りをしていたんだが誰か僕の姿を見ていないのか?」

霧切「目撃情報がない以上、あなたも私もアリバイなしよ」

大和田「そういえば、山田の姿は誰も見ていないのか?」

………

霧切「誰も見ていないようね」

十神「もっとも…犯人は見ていて黙っているのだろうがな」

クリスマス?何それ美味しいの?
今年の書き込みは終わりだべ
オマエラ、また来年会いましょう!

苗木「どう?戦刃さん」

戦刃「うん、やっぱりそこの模擬刀で殴られたみたい」

舞園「一体誰がこんな事を…」

霧切「それを今から調べるのよ…もっとも、アリバイのない私に捜査権限が与えられるかはわからないけれど」

セレス「捜査はご自由にどうぞ。そのほうがゲームが盛り上がりますものね」ニッコリ

十神「俺は他の場所を調べる。お前たちはせいぜいそこでのんびり指をくわえて見ていろ」スタスタ

腐川「ま、待ってください白夜様ぁ!」タタタッ

苗木「それじゃ、ボクは部屋の様子を調べよう」

苗木「部屋が荒れている様子はない…って事は」

霧切「不意をつかれて本当に一撃でやられたようね」

苗木「山田くんの位置はドアからだいぶ離れている」

霧切「犯人を自ら招き入れたんじゃないかしら」

苗木「凶器を持った犯人を自ら?どういう事なんだろう…」

苗木「次はシャワールームを調べよう」

霧切「濡れているわ。使われたようね」

苗木「模擬刀についていた金箔は簡単に剥がれて手についてしまうものだった」

苗木「けれど、まだ水が出る時間だから洗い流されてしまったみたいだ」

苗木「うーん、他はどこを調べればいいんだろう?」

舞園「トラッシュルームなんてどうですか?あそこなら証拠品を始末できると思います」

苗木「でも、トラッシュルームは鍵が掛かっているよね」

舞園「投げ込めばいいんですよ」

苗木「うーん、距離もあるし燃やすにはスイッチもいれなきゃいけないから無理じゃないかな」

舞園「出来る人がいるじゃないですか…桑田くんとか」

苗木「な、何を言ってるの舞園さん!第一桑田くんにはアリバイがあるんだし!」

舞園「ふふ、冗談です。けど、可能性として考えてみるのもいいんじゃないですか?」

苗木「桑田くん…そういえば黒幕の江ノ島さんと親しくしてたな…ボクも人の事は言えないけど」

トラッシュルーム

桑田「お、苗木じゃん。お前もここ調べにきたのか?」

苗木「く、桑田くん!?なんでここに!?」

桑田「なんでって捜査だよ捜査。一番怪しいのはやっぱここだろ!」

苗木「…なんだか桑田くんが怪しく見えてきたよ」

桑田「は?なんでだよ?」

苗木「いや、ちょっとね。ところで、何か見つかった?」

桑田「それがよ、何か燃やされた形跡とかないんだよな」

苗木「本当に?」

桑田「本当だって!ほら、苗木も見てみろよ」

苗木「…確かに何もないね。」

桑田「ひょっとしたら掃除当番が犯人なんじゃねぇか?」

苗木「どうしてそう思うの?」

桑田「投げ込むだけなら…まぁ、俺とか大神とかでもできるだろうけど片づけはそうもいかねぇだろ」

苗木「掃除当番が誰か知ってる?」

桑田「いや、知らねぇ」

苗木「仕方ない。他の人に聞いてみよう」

廊下

苗木「あ、葉隠くん」

葉隠「苗木っち、早く犯人を捕まえて欲しいべ!このままじゃ俺達まとめて死んじまうべ!」

苗木「う、うん。わかってるよ。だから、葉隠くんにも協力して欲しい」

葉隠「そう言われても俺は部屋で休んでたから何も見てないべ」

苗木「えっと、じゃあ掃除当番を知らないかな?」

葉隠「掃除当番?それなら朝日奈っちだべ。ま、まさか朝日奈っちが…」

苗木「それはまだ捜査中だよ」

葉隠「そうだ!せっかくだから犯人を占ってみるべ!」

葉隠「出たべ!犯人は苗木っちだべ!って苗木っち!?」

苗木「え、ボク!?」

葉隠「ひ、ひぃぃ!殺さないでくれだべぇ!」ダダダッ

苗木「あ、行っちゃった…犯人じゃないんだけどなぁ…」

プール

朝日奈「あ、苗木も泳ぎに?」

苗木「ううん、ボクは捜査で来たんだ」

朝日奈「そっかぁ、プールに何かあるの?」

苗木「プールというか朝日奈さんに聞きたい事があって」

朝日奈「え、難しい事とかわかんないよ?」

苗木「朝日奈さんって掃除当番なんだよね?」

朝日奈「うん、そうだよ!ほら、これが鍵だよ」チャリ

苗木「ずっと持ってたの?」

朝日奈「もちろん!って言いたいとこだけどそうでもないんだよね」

苗木「どういう事?」

朝日奈「泳いでる時は服と一緒に更衣室に置いてたから女子なら誰でも取れたと思うよ」

苗木「なるほど」

放送「学級裁判始めるからオマエラとっとと地下の裁判場に集合してくださーい!」

苗木「くっ、まだ犯人を見つけられていないのに…仕方ない、裁判の中で見つけ出すしかない」


裁判場

モノクマ「オマエラ、ルールはわかってるよね?わかってない奴はゲームをやり直してきてください!」

十神「いいからとっとと始めるぞ」

苗木「まずは事件の確認をしよう」

舞園「被害者は山田くんですよね」

大和田「山田の自室が現場だったよな」

桑田「凶器は確か…」

葉隠「模擬刀の先制攻撃だべ!」

不二咲「山田くんの部屋には鍵が掛かってたよねぇ」

石丸「うむ、鍵はしっかりと掛かっていたぞ!」

腐川「や、山田の部屋の鍵を持ってる奴が犯人よ!持ち物検査をすればわかるわ!」

十神「馬鹿が…とっくに始末しているに決まっているだろう」

セレス「ですが、その鍵はどこに捨てられたんでしょうね?」

大神「トラッシュルームにはなかったのか?」

桑田「トラッシュルームには何もなかったぜ」

葉隠「きっと掃除当番が犯人だべ!」

戦刃「他に捨てられる場所はなかったかな?」

朝日奈「わかった!山田は滑って転んで事故で死んだんだよ!」

桑田「んな事言ったら自殺の可能性だってあるんじゃね?」

舞園「犯人は桑田くんですよ」

桑田「ええっ!?舞園ちゃん、俺はやってないってば!」

大和田「こんなうだうだやってたってらちがあかねぇ!誰がやりやがった!名乗りでろやオラァ!」

不二咲「お、大和田くん。そんな怒鳴ったら余計名乗りにくいんじゃないかなぁ?」

大神「うむ、裁判の存在を知ったのは殺人が起こった後。全員か自分が死ぬと聞いて犯人の心も揺れているかもしれぬ」

十神「くだらん。名乗り出るつもりなら裁判ルールを知った時点で名乗り出ているだろう」

朝日奈「みんなが十神みたいに強いわけじゃないんだよ!」

苗木「お、落ち着いてよみんな…」

セレス「うふふ、面白くなってまいりましたわね」

霧切「このまま話を続けていても平行線よ」

十神「ならば、お前は何か情報を持っているのか?」

霧切「アリバイを調査していた結果、面白い事がわかったわ」

十神「ふん、言ってみろ」

霧切「午後の行動は一回ではなく三回に分けられるの」

午後パートA
苗木 戦刃、桑田と体育館
戦刃 苗木、桑田と体育館
桑田 苗木、戦刃と体育館
江ノ島 自室
葉隠 自室
朝日奈 大神とプール
大神 朝日奈とプール
舞園 腐川とメイク
腐川 舞園とメイク
大和田 自室
不二咲 十神と十神自室
十神 不二咲と十神自室
セレス 自室
石丸 見回り
霧切 探索

午後パートB
苗木 戦刃、桑田と体育館
戦刃 苗木、桑田と体育館
桑田 苗木、戦刃と体育館
江ノ島 自室
葉隠 自室
朝日奈 大神とプール
大神 朝日奈とプール
舞園 腐川とメイク
腐川 舞園とメイク
大和田 不二咲と行動
不二咲 大和田と行動
十神 図書室
セレス 自室
石丸 見回り
霧切 探索

午後パートC
苗木 戦刃、桑田、江ノ島と体育館
戦刃 苗木、桑田、江ノ島と体育館
桑田 苗木、戦刃、江ノ島と体育館
江ノ島 苗木、戦刃、桑田と体育館
葉隠 自室
朝日奈 大神と食堂
大神 朝日奈と食堂
舞園 腐川とメイク
腐川 舞園とメイク
大和田 不二咲と大和田自室
不二咲 大和田と大和田自室
十神 図書室
セレス 石丸と行動
石丸 セレスと行動
霧切 探索

霧切「ABの江ノ島さんとセレスさん、Aの大和田くんのアリバイがなくなったわ」

苗木「代わりにAの十神くんにアリバイが出来てるね」

霧切「これを踏まえてアリバイについて詳しく聞いていきましょう」

ほのぼのという希望の後にコロシアイが起きるだなんてなんて絶望的なんだろうね…
でも君たちならこの絶望を乗り越えてくれると信じてるよ!
というわけでこのSSは相変わらずの遅さで進行していくからこんなゴミクズ以下のSSは放っておいて他の超高校級のSSを読んだほうが有意義なんじゃないかなぁ?
あぁ、もちろんこんなゴミクズ以下のSSを読んでくれているみんなには感謝しているんだけどね
だけど、やっぱりボクはゴミク(省略されました。続きを読むには狛枝凪斗の銅像を建ててください)

霧切「舞園さん、腐川さんとはどこでメイクをしていたのかしら?」

舞園「寄宿舎を出てすぐの教室です」

霧切「どうしてそんなところで?」

舞園「本当は私の部屋でしようとしたんですけど、腐川さんが怖がってしまって…」

腐川「あ、当たり前じゃない!個室は防音で何があっても誰にも気づかれないのよ!殺されるかもって警戒するのは当たり前じゃない!」

桑田「舞園ちゃんが殺しなんてするわけないだろ!」

腐川「ふん、わからないわよ。芸能界って結構汚い事やるっていうし、人を騙すなんて日常茶飯事でしょ」

舞園「そうですね。芸能界は汚い場所です。一見キラキラした世界に見えてとても厳しいんです」

腐川「ほ、ほらやっぱりそうじゃない!」

舞園「だからって殺したりなんかしません。私はファンを信じるって決めましたから」

苗木「舞園さん…」

十神「口では何とでも言えるがな」

霧切「そうね。だからこそアリバイや証拠が重要よ」

舞園「少なくとも今回の事件には私は関わってません。そのアリバイは他ならぬ腐川さんが証明してくれますよね?」

腐川「…そうよ!私と舞園はずっと一緒にいたわ!こ、これで満足でしょ?」

霧切「ええ、そうね。ところで、何か不審な物音を聞いたり不審な行動を取る人は見かけなかった?」

舞園「いいえ、ずっと教室だったので人は見かけませんでしたし不審な音は聞こえませんでした」


霧切「不二咲さんと十神くんは何の話をしていたのかしら?」

不二咲「あ、そのぉ…十神くんに相談事があって…」

葉隠「愛の告白だべ!」

不二咲「ち、違うよぉ!」

十神「ありえんな。何故ならこいつは…」

大和田「十神、テメェ…喋るつもりじゃないだろうなぁ?」

十神「お前も知ったという事か…つまり、大和田と不二咲の会話は俺と不二咲の会話と同じという事だな」

セレス「言えないという事はもしや殺人計画でしょうか?」

石丸「そ、そんな…まさか皆が殺人などという犯罪行為に手を染めようとしているとは…僕は風紀委員として情けない!」涙ブワァッ

朝日奈「風紀委員の範疇に収まる事じゃないと思うけど…」

葉隠「そもそも計画どころかすでに殺人は起こってるべ」

十神「第一、不二咲は貧弱な上にゲームへの参加意欲もない。俺に従順なぶん、腐川のほうがまだ使える」

腐川「びゃ、白夜様ぁ!」キラキラ

葉隠「おぉ、十神っちがデレたべ!」

苗木「あ、あはは…」

十神「その後、俺は図書室にいたが変わった事はなかった。信じるか信じないかは勝手だがな」

不二咲「十神くんといた時も大和田くんといた時も変わった事はなかったよぉ」

大和田「自室にいた時、何も変わった事はなかったぜ。特に何かしてたわけじゃねぇしAのアリバイは証明できねぇな」



霧切「苗木くん、戦刃さん、桑田くんのアリバイはほぼ完璧ね」

戦刃「盾子ちゃんは?」

霧切「江ノ島さんが体育館にいたのはCの時間帯だけよ」

江ノ島「そんな事すら覚えてないなんてお姉ちゃんってば本当に残念!」

霧切「それで…江ノ島さんは自室で何をしていたのかしら?」

江ノ島「桑田が強姦しにくるの待ってましたー!」

朝日奈「うわ、桑田ってば最低!」

桑田「いや、違うって!俺は行ってねぇから!」

朝日奈「でも、行こうとはしてたんでしょ?」

桑田「してねぇよ!ずっと野球してたし!な、そうだよな、苗木!?」

苗木「あ、うん…そうだね」

桑田「てわけだから、信じてくれるよな?舞園ちゃん?」

舞園「私に言われても…」

江ノ島「超高校級のギャルと言われるこの完璧な私様を襲いに来ないとか桑田ってヘタレ?」

桑田「ヘタレとかそういう問題じゃねぇだろ!」

霧切「…つまり、江ノ島さんは一人で部屋にいてアリバイは証明できないというわけね」

江ノ島「ま、そういうことになるんじゃない?」

霧切「苗木くん、体育館に来た江ノ島さんに変わった様子は?」

苗木「特にはなかったと思う。桑田くんと楽しそうに野球してたよ」


明日から本気だす

霧切「朝日奈さんと大神さんは一緒にいたのよね?」

朝日奈「お昼に約束してたからプール行って泳いでドーナツ食べたよ!」

大神「なかなかいい鍛練であった」

苗木「捜査時間中にも聞いたけど朝日奈さんは掃除当番だったんだよね?」

朝日奈「うん、そうだよ」

苗木「鍵は更衣室に置いてあったから女子なら誰でも取れたらしいんだ」

桑田「アリバイ確定してない女子つーと…えーと」

十神「霧切、セレス、江ノ島だな」

セレス「実は部屋に置きっぱなしにしていた…なんて事はありませんわよね?」

朝日奈「ちゃんと更衣室出る時に確認してるし、今も持ってるよ…ほら」チャリ

大和田「つまり、使った後に返しに行ったって事か」

十神「使っていない可能性もあるがな」

戦刃「ん?どういう事?」

十神「証拠隠滅は別の場所でも出来たかもしれない、という事だ」

葉隠「意味がわからないべ!」

江ノ島「って言ってもその辺のゴミ箱に捨てるわけにもいかないよねー」

霧切「江ノ島さん、あなたは知っているんでしょう?」

江ノ島「さぁ?なんのこと?」

霧切「いいわ…この事件は私たちの手で解いてみせる」

霧切「セレスさんは部屋で山田くんを待っていたのよね?」

セレス「ええ、そうですわ。けれど、山田くんは来ませんでした」

不二咲「その時にはもう殺されてたのかもねぇ…」

セレス「仕方ないので呼びに行ったところで石丸くんに遭遇しましたの」

十神「どこまで本当だかな」

セレス「うふふ、私が殺すのならもっとうまくやりますわ」

石丸「そして、僕はセレスくんと一緒に山田くんを探したんだ!」

セレス「後はご存じの通り山田くんの部屋に行き開けてみたら…あらびっくり、というわけですわ」

霧切「葉隠くんは…別にいいわね」

十神「そうだな、聞いても無駄だ」

葉隠「俺だけ仲間はずれは酷いべ!」

苗木「まぁまぁ…聞いてみようよ」

霧切「それで…何をしていたの?」

葉隠「ぐっすり寝てたべ!」

十神「やはり無駄だったな…で、残るは霧切、お前だけだな」

霧切「探索をしている間、私は誰も見ていないし誰も私を見ていないわ」

十神「一番怪しいのは霧切だな」

霧切「そうね、私はやっていないけれど」

江ノ島「飽きた…ってわけでオマエラにお知らせします」

江ノ島「犯人と山田部屋の鍵がどうなったかを当てられたら学級裁判終了でーす!」

江ノ島「私様のような分析力がなくてもわかる問題だぞ人間よ」

江ノ島「何しろ犯行可能な人物がだいぶ絞られている上に当てずっぽうでも当たるくらい簡単だからな」

江ノ島「まぁ、別に当てずともしばらくすれば勝手に進行するけどね」

江ノ島「というわけで、オマエラの推理に期待しているぞ!」

霧切「次は…そうね。動機について話しましょうか」

十神「計画殺人か突発殺人かという事だな」

桑田「模擬刀持っていってたくらいだし計画殺人じゃねぇの?」

大神「だが、山田は正面から殴られている」

不二咲「警戒してなかったって事だねぇ」

朝日奈「わかった!山田が自分で持ち込んだんだ!」

大和田「何のためにだよ」

葉隠「きっと自衛の為だべ!」

セレス「それで殺されていては意味がありませんが」

江ノ島「むしろ自業自得?うぷぷ」

霧切「待って。それならば山田くんの手に金箔がついていないとおかしいわ」

石田「山田くんか犯人が洗い流したのではないのかね?」

霧切「どこかに置かれていた形跡がないの。それに犯人が洗い流す理由はないわ」

苗木「そうか。模擬刀は犯人が持ってきたもので間違いないんだね!」

舞園「えっと、じゃあ山田くんは凶器を持った犯人を警戒せず招き入れたんですよね」

苗木「模擬刀を持っていてもおかしくない状況?」

戦刃「戦場なら普通に…」

江ノ島「残姉黙れ」

腐川「あ、あのちょっといいかしら?」

十神「黙れ」

腐川「」コクコク

苗木「いや、聞こうよ!」

舞園「なんですか、腐川さん?」

腐川「」十神チラッ

十神「勝手にしろ」

腐川「その、わ、私は小説の参考に色々と資料を部屋に持ち込んだりするんだけど」

苗木「うん、それで?」

腐川「時代物を書くときに刀だとかも持ち込んだりするの…だから」

苗木「山田くんも同人誌の参考に犯人に持ってきてもらった?」

腐川「」コクコク

霧切「可能性としてはありえるわね」

大和田「持ってきてもらったとしても何で山田は受け取ってねぇんだよ」

腐川「し、知らないわよ!モ、モデルとして持ってもらったままだったんじゃないの?」

十神「なるほどな。たまには役に立つじゃないか」

腐川「あぁ、白夜様…」ウットリ

桑田「モデルになりそうな人物っていったら…大神か?」

大神「ぬ?我か?わ、我はモデルになど向かぬ//」カアアッ

苗木「なにこれかわいい」

朝日奈「確かにさくらちゃんはかわいいけど、桑田はさくらちゃんが犯人だと思ってるの!?」

桑田「い、いやそうじゃなくて模擬刀構えて凛と立ってる姿がパッと思い浮かんだのが大神だったんだよ!」

大和田「まぁ、山田の事だし男を同人誌のモデルにはしねぇよな」

不二咲「だとしたら犯人は…女の人ぉ
?」

葉隠「不二咲っちも女だべ!」

不二咲「え?あ、う、うん…そうだねぇ」

霧切「思い込みは良くないわ。山田くんは超高校級の同人作家。ならば、男性にもこだわりを持つはずよ」

腐川「そ、そもそも同人誌なんかのモデルになるのなんてそこの無駄に胸に脂肪のついたいやらしい女くらいじゃないの?」

大神「朝日奈を愚弄するつもりか」

朝日奈「い、いやらしくなんてないよ!」

腐川「どうだか…そ、そうやって山田の事も誘惑して殺したんじゃないの?」

大神「腐川…貴様!」

腐川「ひっ…な、何よ!私はあくまでも可能性の話を言ってるだけよ!」

葉隠「まぁ、確かに朝日奈っちの胸はいやらしいべ。俺も何度か夜のひとり遊びのお世話になってるべ」

朝日奈「も、もうやだ!やめてよ、バカ!」

苗木「えーっと…なんの話してたっけ?」

霧切「犯人が男女両方に可能性があるという話よ」

桑田「でもよー、んな事言ってたらいつまでも犯人決まんなくね?」

大和田「よーし、男は俺が一人ずつぶん殴って聞き出してやんよ!」

不二咲「ぼ、暴力はダメだよぉ!」

霧切「その方法は得策ではないわね。やっていなくても暴力から逃れる為にやったと言ってしまう可能性があるわ」

十神「特に葉隠あたりが言いそうだな」

葉隠「酷いべ!」

江ノ島「もう飽きたからテキトウに投票しちゃわない?」

桑田「それじゃ、犯人以外全員オシオキされちまうだろ!」

苗木「計画殺人か突発殺人かはわからないってことでいいのかな?」

霧切「今のところは、ね。これから動機を洗い出していくわ」

十神「山田と対立していた人物というと…腐川、お前だな」

腐川「え、そ、そんな…!」

葉隠「そういえば山田っちの同人が低俗とか言ってたべ!よし、投票だべ!」

舞園「待ってください!腐川さんにはアリバイがあります!」

十神「これだから愚民は…」

葉隠「十神っちが腐川っちの名前出したのに酷いべ…」

大和田「そういやよぉ、セレスはいつも山田をこきつかってたよな」

セレス「わざわざ自分の奴隷を殺したりしませんわ。ただでさえ、人数が少なくて使える人間がいないというのに」

苗木「ま、まぁ山田くんは山田くんで喜んでる部分もあったみたいだし」

不二咲「でも、こんな状況だし部屋にいれるとしたら親しい人間だよね」

霧切「あるいは不二咲さんのように自分でも勝てそうな人間ね」

不二咲「う、うん…」

大和田「って事は十神はねぇな」

苗木「うん、そうだね」

桑田「でも、山田って苗木ほどじゃねぇけど、わりと誰とでも親しくなれそうじゃね?オタクだけど」

苗木「うーん、ボクも誰とでもってほど上手く人付き合いができてるかはわからないけど、確かにそうだね」

セレス「黒幕の江ノ島さん戦刃さんでも招き入れそうですわね」

戦刃「ちちち、違うよ!黒幕じゃないよ!ね、じゅんこちゃん?ね?ね?」

江ノ島「はぁ…残念すぎて絶望的ぃぃ!」

あれ?犯人の可能性残ってるの誰だっけ?とか思いつつ規制に巻き込まれるという絶望
じゃ、また来月とか

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