真紅「え、ちょ、何よ、水銀燈……」(25)

23:52

水銀燈「…ハッ!……」

銀「昼寝して起きたらいつの間にか夜だわ…」

銀「お腹すいたわ…」

銀「めぐにもらったお菓子を食べましょ」

銀「カロリー…メイト…?」

銀「…うますぎるわ!」モサモサ

真紅「くっ………!」

紅「明日初回限定版のくんくんDVDボックスが届くのが楽しみで眠れないのだわっ……!」

紅「うぐっ…!」

紅「お腹がすいて…仕方が無い…のだわっ……!」

紅「…仕方が無いわね…夜食を摂りましょう」

~ 一 階 ~

紅「…………!」

紅「冷蔵庫に手軽に食べられるものがひとつもない…のだわっ……!」

紅「桜田家の家計がヤバいということね」

紅「…散歩でもしましょう」

銀「………」モソ…モソ…

銀「………」ゴックン

銀「やっと食べ終わったわぁ…」

銀「…口の中が乾燥するわぁ」

銀「…水……水……!」バサッバサッ

~ 近 く の 川 ~

DQN1「花火ボボボボボボwwwwwww」

DQN2「飲め飲めwwwwwwwwwww」

DQN3「グビグビwwwwwwwwwwwwwwwwww」

銀「近づかないほうがよさそうね」

銀「…でも大量にあるあの瓶が気になるわね…」

銀「ごめんなさあい?」

DQN2「ああ!?なんだぁ!?」

銀「その瓶1本もらえないかしら?」

DQN3「いやだねッ……!」

銀「じゃあ一口でいいからっ!」

DQN3「んなことより触らせろよぉ!!」ガシッッ

銀「なっ…!?何すんのよ!」ゲシッッ

DQN3「なにすんじゃああああああああ!!!!」

銀「うげっ…す、すみませんでしたぁ~!」バサッバサッ

DQN2「ああっ!焼酎返せよ!!」

DQN1「あうあうあーwwwwwwwwwwwwwwwwww」

………

銀「慌てて適当な方向へ飛んできちゃったわぁ……」

銀「…瓶2本もって飛ぶのは疲れるわ……降りましょ」

スタッ

銀「…はぁ…これは…焼酎ね……」

銀「気が進まないけど……」

銀「ん…そういえば……」

~~~

一週間前…

めぐ「喉が渇いたわ」

銀「水を飲めばいいじゃない」

めぐ「ねえ、知ってる?水銀燈?」

銀「なにをよ」

めぐ「お酒とかを飲んでアルコールを摂取すると腎臓の働きが活発になって
   尿の量が増えるし、アルコールの作用で体全体の代謝が増えて
   呼吸や皮膚から出て行く水分量も増えたりするから、喉が渇くんだって」
銀「なんでいきなり…?」

めぐ「はあ~喉がかわいたわ~」

銀「めぐ…?」

~~~

銀「…やめたほうがよさそうね」

銀「…………」

銀「ここどこかしら……」

銀「……グスン」

銀「…おや…?」

紅「桜田家の家計が潤わないとくんくんへの支援活動に支障がでるのだわ」

紅「…働こうかしら…でも体が小さいからなかなかな仕事さそうよね…」

紅「………そうだわ!殺し屋をやりましょう!」

紅「人間など拳でぶちのめせるのだわ!」

紅「……シュッシュッ、ホワァ!」

紅「絆アッパー!トゥアッッ!…っなのだわ!」

銀「何してるのかしらぁ?真紅ぅ?」

紅「ひゃぁぁあああああ!?すす、水銀燈!?ここでなにしてるのよ!?酒瓶2本かかえて!?」

銀「どこで何しようが私の勝手でしょう?あんたこそさっきのは……」

紅「うるさいのだわ!私にかまわないでちょうだい!」スタスタ

銀「じゃあね~♪」

銀(待てよ…今は喉を潤さないと……!)

銀「真紅!!」

紅「かまうなって言ったでしょ!?」

銀「そ…その……」

紅「なによまったく……!」

銀「あなたの家に連れて行ってもらえないかしら……?」

紅「えぇ…?」

~ 桜 田 家 ~

銀「んぐっんぐっぷはぁ!」

紅「用が済んだらさっさと帰ってちょうだい」

銀「んもぅ、せっかちなんだからぁ。食べ物ぐらいくれたっていいじゃない」

紅「言っとくけど、冷蔵庫には手軽に食べられるものなんてないのだわ。
  もちろんヤクルトもね」
銀「ほんとだわぁ……そのへんの棚には…」ガサゴソ

紅「ちょっと、何勝手に人ん家の棚漁ってんのよ」

銀「…………焼きスルメ……しかも大量に……」

紅「…………ゴクリッッッ」



JUM「…………!!!!」ガバッ

JUM「一階に気配を感じる………ッッ!!」

JUM「……とうとうアレを使うときがきたようだな……!!」



銀「はい、真紅ちゃん、あ~ん」クチャクチャ

紅「な、なにしてるのよ!?」クチャクチャ

銀「…まだお酒が足りないみたいね」トクトクトク…

銀「はい、真紅ちゃん、飲みなさぁ~い」ガシッ

紅「!?は、離して!…んぐっんぐっ」


白崎「…しまった。ザリガニ釣りに夢中になっていたらもうこんな時間だ。
   早く帰らないと…」スタスタ

DQN3「ちくしょー酒がねー!!!!」

DQN2「ああ~!!!!…って誰だてめえ!」

白「え?いや、あの、急いでますんで…」

DQN3「んだとぉ!?」

白「え、あの、ザリガニあげるんで許してくd」

DQN2「うるせぇ!!!!」ボゴッ

白「ぐはぁっ!」

DQN1「うあああああああああwwwwwwwwww」



銀「はい、真紅ちゃん、あ~ん♪」クチャクチャ

紅「あ~ん…パクッ」

銀「んぐっんぐっぷはぁ!!!!ん~真紅ちゃん好きよぉ♪」クチャクチャ

紅「え!?いや、わ、私も、好き…なのだわ///」

銀「~♪」ギュッ

紅「……!!!///」

ポフッ

紅(押し倒された!?)

紅「え、ちょ、何よ、水銀燈……」

銀「ん……」チュ

紅「!!!!!……んん……」

紅「……ん……」

銀「んふ……」

…………

銀「ぷはぁ」

紅「ぷはぁ!」

銀「はぁ…はぁ…」

紅「はぁ…なにするのよ…はぁ…」

銀「ん~……すぅ……」

紅「……寝たの……?」

銀「すぅ…すぅ…」

紅「どうしましょう……起き上がれないわ……」

紅「……はぁ……」

05:04

翠星石「……ん……ふわぁぁああああぁぁ……」

翠(何故かチビ人間がパソコンの前で寝てるですぅ…)

~ 一 階 ~

翠(ん…?誰かいる…!?)

翠「水銀燈!?そして真紅!?」

銀「すぅ…すぅ…」

紅「すぅ…すぅ…」

翠「ど、どうなってやがるですぅ!?」

翠「……」(二人に近づく)

翠「うわっ!酒くせぇしイカくせぇですぅ!」

翠「……うわ……」

05:44

銀「……ん……う゛…ぎもぢわるっ…」

銀「…飲みすぎたわぁ…」

銀「ん!?なにこれ!?布団!?」

銀「机の上も片付いてる……?」

翠「起きたですか?」

銀「ひぃいっ!?す、翠星石!?」

翠「二人で何してたんですかぁ?」ニヤニヤ

銀「え!?あ、な、何でもないわよ!」

翠「ふぅ~ん?」ニヤニヤ

銀(そういえば私……酔った勢いであんなことを……///)

銀「かっ、帰るわ!今日見たことは忘れなさい!いいわね!」バサッバサッ

翠「……」ニヤニヤ

06:17

紅「……ん……う゛…」

翠「水銀燈は帰ったですぅ」

紅「ふぇ!?あなた……見たの……?」

翠「……」ニヤニヤ

紅「な……内緒よ……?///」

翠「はいですぅ」ニヤニヤ



JUM「…ハッ!……」

JUM「しまった僕としたことが!まあいい、続けるか」カチカチ

 『銀「はい、真紅ちゃん、あ~ん♪」クチャクチャ

  紅「あ~ん…パクッ」

  銀「んぐっんぐっぷはぁ!!!!ん~真紅ちゃん好きよぉ♪」クチャクチャ…』

JUM「リビングにカメラをセットしておいて正解だったぜ!」シュッシュッ

JUM「うっ!……ふぅ……」

 ゴ コ ゙ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

JUM「ムッ!殺気……だと……!?」

JUM「…な、なんだ真紅じゃないか」

紅「絆アッパー!トゥアッッ!」

JUM「ゲピィ」

紅「…っなのだわ……!」

 『銀「ん……」チュ

  紅「!!!!!……んん……」

  紅「……ん……」…』

紅「……///」

JUM「おやぁ?」ニタァ

紅「!削除するわよ!」カチカチ

紅「…水銀燈…」ボソ



銀「…真紅ぅ…」








元治「かじゅきぃ……」

終わり

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