苗木「光速の異名を持ち重力を自在に操る高貴なる女軍人」 (67)

江ノ島「刺身にわさびつけすぎて鼻ツーンとなってるお姉ちゃんマジ残念」

苗木「人差し指だけでタイピングする戦刃さん可愛い」

江ノ島「季節限定商品買ったけど特に美味しくもなくてがっかりなお姉ちゃんマジ残念」

苗木「お腹痛くなったら神さまに祈っちゃう戦刃さん可愛い」

江ノ島「ペヤングだばぁしちゃうお姉ちゃんマジ残念」

苗木「スーパーのレジで温めてくださいって言えない戦刃さん」

江ノ島「『彼氏ぐらいいるしっ』って私様に強がっちゃうお姉ちゃんマジ残念」

苗木「授業の自由席で自分の隣に誰も座らなくって内心焦っちゃう戦刃さん可愛い」

江ノ島「・・・・・・やっぱり苗木はやるね」

苗木「江ノ島さんこそ、さすが戦刃さんの妹だよ」

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やあみんな!僕の名前は苗木誠!僕はこの希望ヶ峰学園に入学したその日、超高校級の軍人こと戦刃むくろちゃんに一目ぼれしてしまったんだ!
それ以来彼女のことを悶々と妄想する日々だったんだけどこの間なんと戦刃さんの妹の江ノ島盾子さんも僕の同士の妄想族だったことが判明しお互いに高めあうためにこうして戦刃さんの妄想を発露しあっているのだ!!!!!

江ノ島「しかし苗木君はホントに残姉キチだねぇうぷぷ」

苗木「そんな江ノ島さんこそ立派な姉キチだってことわかってて言ってるんだよね」

江ノ島「・・・・・・うぷぷぷぷ」

苗木「・・・・・・あはははは」

江ノ島「ぶひゃひゃひゃひゃひゃ!!!!」

苗木「はははははははははははははh!!!!」

朝日奈「あんたら、うっさい!」ドアスパーッン

苗木「あっ、朝日奈さん、部活行ってたんじゃないの?」

朝日奈「部活行く前に教室によってから行こうって思ったの、あんたら朝っぱらからなんて話してんのよ」

江ノ島「そんなこと聞いたらいやんっ」(ゝω・)vキャピ

苗木「いやんっ」(ゝω・)vキャピ

朝日奈「(#゚д゚)イラァ」

ーーーーーーー

苗木「すいませんっした、ほんと反省してるっす…」

江ノ島「まじ調子のってました、自分猛省しまっす…」

朝日奈「もう、部活行く前から疲れさせないでよ・・・・・・」

苗木「でも、実は朝日奈さんも参加したかったんじゃないの?」

朝日奈「は、はぁっ、なんで私がそんな変態の会に・・・・・・」

江ノ島「大神さくら」

朝日奈「!?」ピクッ

苗木「反応が露骨だね、朝日奈さんだって大神さんで色々妄想したりしてるんでしょ?」

朝日奈「・・・・・・」

江ノ島「YOU私様たちにぶちまけちゃいなYO」

朝日奈「・・・・・・ひかない?」

苗木「インディアン、ウソツカナイヨ!」

江ノ島「イイコニナルヨ!」

朝日奈「・・・・・・マック行く、さくらちゃん可愛い」

朝日奈「カウンターで商品選べばいいと思ってたのにカウンターのメニューなくて焦っちゃうさくらちゃん可愛い」

朝日奈「本当は店内で食べたいのにテイクアウトって聞かれずに紙袋に入れられちゃうさくらちゃん可愛い」

朝日奈「60秒チャレンジ終わってるのに聞いちゃうさくらちゃん可愛い」

朝日奈「水もらおうとして断られちゃうさくらちゃん可愛い」

朝日奈「水もらえないからジュース単体で注文し直すさくらちゃん可愛い」

朝日奈「一人なのにテーブル席座っちゃうさくらちゃん可愛い」

朝日奈「店内が混んできて家族連れがこっちちらちら見てても声だけはかけられないさくら可愛い」

朝日奈「結局客に睨まれて逃げるように帰るさくらちゃん可愛い」

苗木「」

江ノ島「」

朝日奈「ほらあんたら絶句しちゃって、私のこと気持ち悪いっておもったんでしょ?」「それは違うよ!」

苗木「絶句なんてしてない、感動に震えて声が出なかったんだ!」

江ノ島「シチュエーションをマックに絞ったのもいいね、キャラとのギャップで妄想が捗るよ」

朝日奈「二人とも・・・・・・」

朝日奈さんはそんまま部活に行った、その後ろ姿はなにか憑き物でも落ちたようにすっきりしていた。
しかし朝日奈さんとの会合は僕たちが如何に井のなかの蛙だったのかを思い知らしめたのだった。

苗木「というわけで僕たちは同じ妄想族中でも若手のホープの桑田君にアドバイスを聞こうと思うんだけど」

桑田「おいちょっと待てや」

桑田「なんで俺が妄想族なんだよ、そんなのお前らの中で完結してろよ、俺を巻き込まないでくれよ頼むから」

苗木「でも桑田君は授業中、舞園さんの後ろ姿見てにやにやしてるよね」

江ノ島「あれすげぇ気持ち悪かったからツイッターで拡散しちゃった、絶望した?」

桑田「」

苗木「僕たちもさすがに人前では妄想は控えてるからね」

江ノ島「人前でもさかっちゃえる桑田ならなにかアドバイスもらえると思ってちゃった次第なのよ」

桑田「」

苗木「でも桑田君、大丈夫だよ、僕たちなら君のことも受け止められる」

桑田「苗木・・・・・・」

苗木「そう、希望は前に進むんだ!」

桑田「じゃ、じゃあ、俺は舞園ちゃんとデートしたりする妄想をしちゃってr」「「えっ」」」

桑田「えっ」

苗木「違うでしょ桑田君、君の希望はそんなものなのかい?」

江ノ島「うわー絶望だわー絶望的に気持ち悪いわー」

苗木「君の希望はそんなものじゃないはずだ!がんばれがんばれやればできるよ!」

桑田「・・・・・・いいのか?俺、舞園ちゃんで妄想しちゃってもいいのか?」

苗木「がんばってね桑田君(笑)」

江ノ島「自棄になってる桑田マジ絶望」

桑田「じゃ、じゃあよ、舞園ちゃんは部屋じゃあジャージだと思うんだよ」

桑田「こたつなんか年中敷いてあったりしてさ、飯はコンビニ弁当なんだ」

桑田「時々凝ったものつくるんだけど食べきれなくってお隣さんにタッパーでおすそ分けするんだ、もちろんジャージで」

桑田「深夜の通販番組で変な健康器具かっちゃたり」

桑田「逆にジャージだったらばれないんじゃないかって思ってジャージで外出しちゃったり」

舞園「へえー舞園さやかってそんな人だったんですか、幻滅しましたファン辞めます」

桑田「いやいや、もしそうだったらの話で、!?」

苗木「wwwwwww」

江ノ島「wwwwwww」

桑田「な、なんで舞園ちゃんがここにいんだよ!?」

舞園「ツイッターを見てたら教室でキモイ話してる人がいるってリツイートされてて来てみたんですよ」

江ノ島「そんなことかくさんしちゃうなんてひどいことするひともるんだねー」

苗木「ねー」

桑田「おい、てめえらかよ!」

舞園「そんなことどうでもいいんですけど桑田君、これからこっち見ないでくださいね」ニッコリ

桑田「」

苗木「桑田君、逝ったあああああああああああああ!」

江ノ島「1回裏コールドだあああああああああああああああああ!」

石丸「まーた君たちは桑田君をいじめて!」プンスコ!

苗木「ちっ、反省してマース」

江ノ島「だぎゃああああああああ」

石丸「また桑田君が『お空きれい…』としか言わなくなったら面倒だろう!」

苗木「それもそうだけど、って石丸君どこに向かってるの?」

石丸「体育館だ、そこで無断で集会をしている輩がいると生徒から通報があってな!」

江ノ島「へー、真面目君は生真面目ねー」

石丸「褒めても罪は軽くならんぞ、君たちは罰として一緒に集会を解散させるんだ」

苗木「それはいいんだけど、集会ってなんの集会をしてるの?」

石丸「苗木君、君に関してのことだ」

苗木「えっ」

Krgr「みなさん、そろったようね」

Krgr「では今回も始めさせてもらいます、『第17回苗木君を見守る会』」

Krgr「情報提供をお願いします」

Y田「苗木殿はおにぎりを食べるとき具の周りのご飯から食べますぞ!」

雛「苗木おにぃのパーカーは紐がなくなってたよ」

沢城「な、苗木は味噌汁から食べるわ!」

機動戦士「奴は屈伸するときは膝に手を当てるのではなく腕を振るタイプだ!」

やすひろ「苗木君の靴の履き方は女の子履きでしたわ」

オワコン「あいつは拳を握るときは親指を握るタイプだぜ」

処女女王「彼は黒板を消す時は右からです」

ーーー
ーー


江ノ島「なにこれキモイ」

苗木「」

石丸「初めのころは有志達の情報交換の場だったらしいが、あの壇上に立って仕切っている『Krgr』が現れてからこのように苗木君の何気ない仕草や癖を発表させる場になったとか」

苗木「それでも、こんなのおかしいよ!?」

江ノ島「もちろんただの発表会なわけないでしょ?」

石丸「もちろんだ、一番良い情報を提供したものには報酬がある」

Krgr「みなさん静粛に、静粛に」

Krgr「厳正なる審査の結果、今回の最優秀情報提供者の方は『長髪ロンパ』さん、『苗木君はトイレは座ってする派』だわ」

\アーマタアイツカヨーコンドコソハーモットイイジョウホウヲー/

Krgr「長髪ロンパさんには後日、希望していた情報を提供するわ」

長髪ロンパ「僕にかかればこんなこと・・・・・・、ああツマラナイ」

江ノ島「ふんふんなるほど、情報提供者は欲しい情報のために苗木君の情報を、霧切は苗木の情報を得るために情報提供者に情報を、ウィンウィンの関係なのね」

苗木「霧切さんは超高校級のストーカーもとい探偵なんだからこんな集会開かずに自分で調べればいいのに、なんでこんなことを…」

石丸「いや君たち、あれはKrgrだからな?霧切君だと断定して話をするのはやめてあげたまえ、まあ」

石丸「こういうのは人の価値観や見方で得れる情報は変わってくるからな、多数から情報を得ることで自分の死角だったり盲点だったものを整理したり再発見することを狙ってやっているのかもしれん」

江ノ島「カムクラが参加してるのもそういうもんかも、てかあいつがほしい情報って何よ」

石丸「君の情報らしいぞ、江ノ島君」

江ノ島「」

石丸「このように個人のプライバシーが激しく侵害される悪質な集会だ、即刻解散させなければ!」

石丸「さあきみたち、許可を得てない違法な集会は即刻解散したまえ!」

Krgr「そろそろ来る頃だと思っていたわ石丸清多夏、また性懲りもなく一人で私たちの知る権利を妨害するつもりなのね」

石丸「性懲りもないのは君の方だろう、霧切もといKrgr君!それに今日は一人ではなく仲間もいるぞ!」

苗木「もうこんなことやめようよ、霧切さん…」

krgr「な、苗木君!?」

江ノ島「おいテメェちょっと裏まで来いよ」

長髪ロンパ「な、なぜあなたが!?」

krgr「私は謎の美少女名探偵krgrよ、霧切って誰のことかしらね」

長髪ロンパ「そうだ、私も通りすがりのキューティクル質だ、カムクライズムなどでは断じてない」

苗木「僕、隠し事をしない清廉潔白な人が好きなんだ」

江ノ島「私のー最近のタイプはー正直者ってかんじー?」

霧切「そう、謎の美少女探偵の正体は霧切響子、私のことだったのよ」

カムクライズム「こんなツマラナイ集会は即刻解散したまえ」

苗木「でもいやらしい目で見てくる霧切さんは嫌いだけどね」

江ノ島「3秒前の話だけどね」

霧切「」

カムクライズム「」

石丸「来たまえ霧切君、君はHRで風紀を乱したことを皆に謝罪しなければならない」

苗木「待ってよ、霧切さん最後に教えてよ、なんでこんなことしてしまったのかを」

霧切「・・・・・・知りたかっただけなの」

霧切「苗木君を目で追ったりしてたら、いつの間にか観察のようなことをしていたわ」

霧切「何冊ものノートに苗木君の仕草や癖を書いていった、そしてもっと知りたくなったの」

霧切「ここに参加して、私だけでは知れないような情報を得てうれしかったわ」

霧切「情報交換を重ねるうちにこの会に愛着がわいてこの人たちにもっと尽くしたいとさえ思ったわ」

霧切「でも暗黙の了解のようにある正当な対価に正当な報酬をという風潮、次第に私たちの関係は、集会は歪んでいってしまったのよ」

石丸「三行で」

江ノ島「ぼっちが
    ちやほやされて調子に乗って
    ストーカースキルフル活用」

苗木「ひどいよ江ノ島さん、たとえそうだとしても言い方ってものがあるじゃないか!」

霧切「」

いじめられっ子「待、待ちなさいよ!」

パパ「響子たんは悪くないよ!」

妹やくざ「そうだぜ!」

カムクラ「僕はこの集会だけはつまらなくなかったっ」

誰?「公式絵にも出てるのにネタキャラ以下の自分もここに居れば存在意義があった気がした!」

機動戦士「この魑魅魍魎の世界で歪んでしまった魂は必ず救われるはずだ!」

アポリア「そうだ、僕たちの希望はこんなものではないはずだ!」

男の娘「たとえ歪んでいたって構わないっ」

痴女木「私たちの希望はっ」

「「「「「「「「前に進むんだ!」」」」」」」」

霧切「みんな・・・・・・」

戦刃「いい話だなぁ・・・・・・」

苗木「そうかn、えっ」

江ノ島「あれ、残姉いたん?」

戦刃「うん、最初からいたよ」

石丸「最初というのは集会に参加していたということか?」

戦刃「ううん」

苗木「じゃ、じゃあ僕たちと一緒に来てたってこと?」

戦刃「違うよ苗木君、朝から一緒に居たよ?」

苗木「えっ」

江ノ島「えっ」

戦刃「盾子ちゃんと苗木君が仲良く話してたから気になって後をつけてたの」

戦刃「でも会話の内容は結局聞けなかったんだけど・・・・・・」

戦刃「ねえ、何の話してたのか教えて?」

苗木「」

江ノ島「」

江ノ島「っふー、今教えてあげるよ、苗木君がね」

苗木「えっ!?あーっと、えっーと、あー、その」

苗木「ちくしょーっ、戦刃さん天然鬼畜かわいいっー!!!!」ダッシュ

江ノ島「うぷぷぷぷ、苗木逃げてやんのwwwwww」

戦刃「じゃあ代わりに盾子ちゃん教えて?」

江ノ島「おねえちゃんの天然鬼k(ry」ダッシュ

こうして今日も戦刃さんに気持ちを伝えられなかった・・・・・・。
あとどうでもいいことだけど江ノ島さんが実は超高校級の絶望だったらしい、でも僕こと超高校級の希望とつるんでいたことから希望と絶望と対消滅していたことがわかった。
才能がなくなって葉隠君のように退学になるかと思ったけどそんなことはなかった。
朝日奈さんは大神さんとマックに行ったらしい以外にもファーストフードに慣れてる大神さんにギャップ萌えしたらしい。
桑田君は舞園さんと仲良くやっているみたいだ、最近は「暑っ苦しいなココ。ん...出られないのかな。おーい、出し下さいよ...ねぇ」なんて新バージョンも発見され、舞園さんは以前にもまして気合入ってる。
集会は今も続いているらしい、けど今は僕を見守るのではなく生徒を見守る会になっていて生徒会や石丸君も利用してみんなの役に立っている。
そして僕は・・・・・・

苗木「戦刃さんと結婚します」

江ノ島「はっ?」

霧切「」

戦刃「///」

もう終わりでいいよね?

明日書きます

江ノ島「いやいやいやいや、なんでそんなことになったしどうしてこうなった」

苗木「僕たちは気づいてしまったんだよ・・・・・・」

戦刃「言葉なんて交わさずにも分かり合えるって・・・・・・」

霧切「まるで意味が分からんぞ」

苗木「っていうわけで結婚しますね」

戦刃「新居はお庭にブランコがある小さいお家がいいなぁ」

江ノ島「お姉ちゃんは一々可愛いなぁ!じゃなくてっ!」

苗木「子どもは二人、男女ずつがいいなぁ」

戦刃「子どもなんて早いよ…///」

江ノ島「聞けよ!?」

江ノ島「頼むから…お願いだから、どうしてそうなったかのかの説明をお願いします・・・・・・」

苗木「仕方ないにゃあ」

江ノ島「」イラァ

戦刃「あれは昨日のことだったの・・・・・・」


ーー
ーーー

苗木『ふう、今日も思いを伝えられなかったなぁ』

戦刃『大丈夫だよ苗木君、苗木君の頑張りは私が知ってるから、きっと思いは伝わるよ』

苗木『・・・・・・はぁー』


ーー
ーーー

苗木「ってことがあって結婚したんだよ」

江ノ島「わかるかッーーーーーーーーーーーーーー!」

こうして僕たちは結婚した。学生結婚はさすがにいけなかったので結婚(自称)という形になったけど。
僕たちの結婚により希望ヶ峰学園に結婚ブームが始まった。
いたるところで結婚しだすカップルに頭を悩ませた学園はカップルに旧校舎を使った試練を始めた。
内容は記憶を奪い15人でお見合いをする、既成のカップルが結ばれたら結婚できるというゲームだ。僕たちもそのゲームに参加し、目と目があった瞬間に求婚という最短記録で結婚した。
そう、僕たちは言葉を交わさずに分かり合えるんだ。
これから僕たちは夫婦として一緒に生きていく、そう希望と共に前に進むんだ!

おわり

もう残姉スレは結婚オチでいいんじゃないですかね

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