まどか「QB消えろ」(116)

まどか「私、やっとわかったの。叶えたい願いごと見つけたの。だからそのために、この命を使うね」

ほむら「まどか…そんな…」

QB「さあ、鹿目まどか――その魂を代価にして、君は何を願う?」

まどか「全てのQBを、生まれる前に消し去りたい。全ての宇宙、過去と未来の全てのQBを、その存在そのものを全て消し去りたい」

QB「え?」

まどか「消 え ろ」

QB「その祈りは――そんな祈りが叶うとすれば、それは時間干渉なんてレベルじゃない!因果律そのものに対する反逆だ!」

ほむら「……」

QB「――君は、裸で洞穴に住む世界にする気かい?」

まどか「できるの?できないの?」

QB「どちらかで答えるならできるよ。エネルギーを回収するために存在する僕らとしては、その存在そのものを無かったことにされては困ってしまうけれど、仕方ない。
盲点を衝いたね、まどか。もうこの星は終わってしまうかもしれないし、僕らも新たなエネルギーの回収手段を考えなければならないけど、それでも最後に君の膨大なエネルギーを回収できるなら悪くない」

まどか「随分饒舌だね?どうするの?」

QB「とにかく契約は成立だ。君の祈りは、エントロピーを凌駕した。さあ、解き放t「ちょい待ち」

まどか「ちょい待ち。 そ う じ ゃ な い よ ね ?」

QB「・・・何がだい?」

まどか「"僕らも新たなエネルギーの回収手段を考えなければならないけど"?QBは消えるのにどうしてそんなこと考えられるのかな?」

QB「この宇宙の寿命を延ばすには、エネルギーが、要るんだ」

まどか「聞いたよそれは」

QB「」

まどか「"宇宙の延命にはエネルギーが必要"だから・・・"たとえQBが居なくなっても"新たな手段をもってエネルギーを回収する・・・そんなところかな?」

QB「それは・・・」

まどか「裸で洞穴なんて都合のいい嘘でしょ? たとえQBが消えてもネオQBでも創って引き続き魔法少女から搾取しようとしてたんじゃないの?」

QB「」

まどか「さ せ ね え よ ?」

QB「さっきの君の文言では、そう解釈するのが、普通だよ。僕は間違っていない。君たち人間はいつもそうだ」

まどか「じゃあもう少し厳密に言うね。……ふぅ・・・」

ほむら(足が・・・)

まどか「孵卵器《インキュベーター》及びそれに類する手段を以ってこの星に生息する生命体からエネルギーを回収・変換・転用などを全宇宙・前時空に於いて禁止にして」

QB(!!?無茶苦茶じゃないか!考えろ!まだ、抜け道は、あるはず!・・・考 え ろ !!)

まどか「ああ、もっといいのがあったよ。全時空の全宇宙・世界の延命を不可能にして」


QB(終 わ っ た ――――――・・・・)

まどか「QBも一応消えてね」

QB「む、無理だ。いくらなんでもそれは無理だよ」

まどか「どうして? このままだと搾取する人類滅んじゃうよ?どうせ宇宙の延命できなくなるんだから私の分のエネルギーで延ばして最後にしたら?」

QB「そうじゃない。これは因果律への反逆どころか宇宙の法則にさえ反するんだ。いいかいまどか、いくら君の魔法少女としての膨大な潜在能力を以ってしても、まだエントロピーを凌駕するのに足りないんだよ」

まどか「知ってた」

QB「え?」

まどか「・・・ほむらちゃん」

ほむら「ひゃい!?」

まどか「私のこと、好き?」

ほむら「(ええええええぇぇぇぇぇ!?)そっそそれはっ!?すすすす好き!?だとっ思うまし、たっ!」

まどか「うん、ありがと。私もほむらちゃんのこと、大好きだよ」

ほむら「~~~!?え?え?え?」

まどか「でも、私、さやかちゃんも、マミさんも、杏子ちゃんも好きなんだ」

ほむら「そ、そうなの・・・う、うn」

まどか「ほむらちゃんは、どうかな?"私が大好きな"皆のことも好きかな?」

ほむら「え、あ・・・うん、好きになれる、と思う」

まどか「じゃあ私の安否だけじゃなくてさ、全員生存ルート、狙ってみようよ」

ほむら「」

まどか「達成できるころには、私の潜在能力も宇宙改変ぐらいできるようになってるんじゃないかな。今度は私だけじゃなくてみんなも魔法少女としてかなり強くなってると思う。私いなくてもワルプルギス大丈夫かも」

QB「そんな果てしない繰り返し馬鹿げていr」

まどか「五月蠅い。・・・どうかな?皆が幸せになるには、ほむらちゃんの力が必要なんだよ」

ほむら「でも・・・わたし」

まどか「ちゃんとワルプルギスまで来たら毎回テキトーにQBと契約するから。周回重ねるのモチベ下がりそうだったら私の身体好きに使って堪能してから時間遡行していいよ」

ほむら「 ノ ッ た 」

QB(でも、まどかがまた同じ発想するとは限らない・・・ほむらが魔女になっても僕たちの勝ちだ!)

ほむら「じゃあ、その、さっそく・・・///」

まどか「でもほむらちゃん、足挟まれてるじゃん。今回は無理だよね」

ほむら「」

まどか「はい、お手紙。これ、さかのぼっても私に一応読ませて。読んだらたぶん分かるだろうから」

QB「」


まどか「ほらほら、はやくいかないと。ワルプルギスも黙ってないよ?」

ほむら「うぅ・・・」

実を言うともうストックがない
というか後は延々ほむほむが努力するループ話しかない
ダイジェストでほむほむのモノローグを書き連ねようかとも思ったがすごくだるくなりそうなので以下sageる
落ちがみつからないのでスレが落ちるまでダラダラと

ほむら(それから私のエンドレスサーティは始まった)

ほむら(まずは美樹さやかの恋路を成就させなければ彼女の死亡フラグは避けられない)

ほむら(これは案外楽に三週目で成功した)

ほむら(しかし志筑仁美が嫉妬に狂い自害)

ほむら(その後さやかの恋仲も不穏となり結局は魔女化)

ほむら(佐倉杏子とともに合い討ちとなる)

ほむら(結局何の成果も挙げられずにワルプルギス)

ほむら(私は震える手でまどかに手紙を渡した)

まどか「・・・なるほど。何か思い出した気がするよ」

ほむら「・・・ごめんなさい」

まどか「どうしたの?」

ほむら「だって私また誰も助けられなかった・・・美樹さやかも今までより苦しめたかもしれない・・・」

まどか「でも、おっきな進歩だよ。大変だろうけど頑張って。頑張ってアイツ消そう」

ほむら「まどかぁ・・・っ」

QB「・・・?」

まどか「この手紙には、ちゃんとできたらほむらちゃんにご褒美あげるように、って書いてあるんだよね・・・。えへへ、どうすればいいのかな?」

ほむら(それから私はまどかの膝枕を30分ほど堪能した後、ワルプルギスの強襲に遭い半死の状態で命辛々リスタートに成功する)

ほむら(もうずっとおんなじこと繰り返して膝枕フィーバーしようかしら・・・)

ほむら(・・・はっ、いけないいけない)

ほむら(私にはまだ楽園が待ってる)ニヤニヤ

まどか「転校生の子って、・・・ちょっと変わってるよね;」

さやか「いやああの顔はヤバイっしょ;」

ほむら(ワルプルギスのまどか膝枕のために座布団と耳かきを用意するようになった10週目)

ほむら(美樹さやかは安定して恋路を成就させるようになった)

ほむら(次の課題である志筑仁美の気を逸らすために色々なアプローチを掛けてきたがうまくいかなかった)

ほむら(気づきたくなかったが、彼女はどうもレズらしい)

ほむら(彼女とのフラグを立て、自室に連れ込み、まどかに披露するはずだった数々の手練手管で志筑仁美を陥とすことに成功)

ほむら(シャワーを浴びながら私は泣いた)

ほむら(しかし佐倉杏子がやらかした)

ほむら(恋路もうまく行き最高の魔法少女人生を歩む美樹さやかと不幸のどん底の佐倉杏子のソリが合うはずがない)

ほむら(調停するもむなしく魔女化する佐倉杏子)

ほむら(美樹さやかが応戦するもまたしても合い討ち)

ほむら(前に出過ぎるのでフォローのしようがないのよあの子)

ほむら(そして気付いたころには何故か志筑仁美が魔法少女になっていた。意味が分からない)

ほむら(そんな10週目のワルプルギス、私は震える手でまた座布団と手紙を渡す)

まどか「・・・なるほど。何か思い出した気がするよ」

ほむら「・・・ごめんなさい、また結果は変わらなかったわ・・・」

まどか「そもそもマミさんは?」

ほむら「あ・・・(完全に失念してた)」

まどか「それに仁美ちゃん、きっと魔法少女にならなくていい運命なのに巻き込んだよね?」

ほむら「それは・・・(アイツが勝手に・・・)」

まどか「私ずっとほむらちゃんのこと変な子だと思ってたけど、事情知って今、嬉しいの。早く言ってほしかったくらい」

ほむら「うん・・・ごめんね。でもさやかは前より幸せだったと思うの、それに志筑仁美も、杏子だって、他にも」

まどか「ご褒美?」

ほむら「うぅ・・・できれば・・・」

まどか「後ろにいる仁美ちゃんに頼んだらいいんじゃないかな」プイッ

ほむら「」

ほむら(失意の中目覚めた11週目、そのまま私は二つの意味で枕の濡らした)

ほむら(とにかく膝枕レベルまで回復しなくてはならない)

ほむら(①座布団をより高級なものに新調。②志筑仁美の魔法少女化を何としてでも阻止)

ほむら(まずはこの二つを達成して60日ぶりの膝枕を達成しなければやっていられない)

ほむら(再放送のような日常を送りながら機械的に日常をこなしていく)

ほむら(そもそも巴マミ生存ルートで全部が変わりそうな気がするが気にしない)

ほむら(まずは膝枕よ)

ほむら(というか志筑仁美の周りにQBがGの如く湧く。対物ライフルをぶっぱなしたい衝動に駆られるもこらえ何とか彼女の魔法少女化を防ぐ)

ほむら(11週目のワルプルギス、私はまどかに土下座し、2時間の膝枕を堪能する)

ほむら(濡れた)

ほむら(座布団だけは時代を引き継いで持ち帰ろうと決意した12週目)

ほむら(巴マミの生存が思いのほか簡単だった)

ほむら(よく考えれば彼女に注意喚起するなり援護するなりで済むのだ)

ほむら(しかし一週間ほどでしょーもない願いを叶え、まさかのまどか魔法少女化)

ほむら(そのまま続ければ全員生存ルートに入る気もするが、結局ワルプルギス以降も戦いが続くので無意味、即リスタートする)

ほむら(巴マミ生存後、まどかの魔法少女化阻止に20週目まで奮闘するが惨敗)

ほむら(20週まで三週ほどは死亡ルートでまどかの太ももを満喫したが大したことではない、むはぁ)

ほむら(巴マミ生存ルートでは、私のまどかがお花畑過ぎて泣けてくる)

ほむら(平和を望めない自分に胸がちくりと痛む)

ほむら(純粋な彼女を落とすルートに心が揺らぎつつ21週目へ)

ほむら(座布団の匂いを嗅ぎながら○○する日常にも慣れてきた21週目)

ほむら(まどかを説得しても話にならない)

ほむら(回りをうろつくQBを駆除し続けてもやがてまどかに目撃され軽蔑される←耐えきれずリスタート)

ほむら(結局、彼女の魔法少女化を躊躇わせるには生死の現実を目の当たりにさせなければならないと思う)



ほむら(――巴マミの代わりに私がマミる発想に至る)



ほむら(といってもみすみすシャルロッテの餌になるつもりはない)

ほむら(半身ぐらいなら持っていかれても2人の新米の手前、巴マミは私を回復せざるを得ないだろう)

ほむら(もしものときはQBに回復してもらうよう数本のグリーフシードを預けておく)

ほむら(「今回の獲物は私が狩る。貴女達は手を引いて」などと言ってもリボンでぐるぐる巻きにされるだけなのでこっそり先回りする)

マミ「せっかくのとこ悪いけど、一気に決めさせて…もらうわよ!ティロ・フィナーレ!!」

景気良く銃弾を撃ち込み、シャルロッテをリボンで縛り上げる巴マミ。
余りに見慣れた光景はスローモーションのよう。
呆然と立ち尽くす巴マミに喰いつこうとするシャルロッテ。それは黄色いがチーズではない。
私は時間を止め、ちょうど彼女と魔女の間に身を置く。右手のTNT爆薬をシャルロッテの口腔に投げ込む。
そして時は動き出す。

ほむら「ん゛ぅ゛……っっっ!!」

マミ「え?」

まどさや「「!?」」

右半身を喰い千切られ同時に口内での炸裂が私の肉を焼いたのだろうが分からない。
久しぶりに痛い。
馴れてるワルプルギスとは全然違う。
こんな死に体でも、痛いのか。
まどかは、私をみていない。転げた巴マミの何がいいのか。

ほむら「早ぐ……ぅっ!」

やっと気付いたかのように動き出す巴マミ。殺り損ねたシャルロッテを早く始末してくれないと私も危ない。

マミ「」

もはやお決まりの決め台詞もでないらしい。いわゆるティロなんとかでシャルロッテを始末する巴マミ。
まどかは、私を見たがそれでも巴マミばかりを見るのだった。

巴マミが私に回復を施す。

マミ「貴方には、礼を言わなくてはいけない、わよね・・・」

ほむら(そんなものは・・・要らない)

まどか「どうして、こん、な」さやか「わわっ」

言い掛けて嘔吐するまどか。

私を見て嘔吐するまどか。

十分過ぎる成果。

これでまどかは何とかなると思う。

ご褒美は何にしてもらおうか。

あれこれ考えるが思考が回らない。

もう少し喰われ方を研究しよう。

まどかを嘔吐させるにも気が引ける。

これでは少し痛い。

涙がでるほど痛い。

ほむら(思惑通りにまどかは魔法少女化を躊躇した)

ほむら(さやかの恋路も上手くいき、念のため志筑仁美を抱いておく)

ほむら(久々に抱いた志筑仁美の温もりに私は泣いた。正反対の涙だった)

ほむら(震える志筑仁美の肌に私は溺れた)

ほむら(このままワルプルギスへ直行して座布団の先となる未知の世界を体験したい衝動に駆られるが堪える)

ほむら(今度は佐倉杏子がやらかさないようにしなくてはならない)

ほむら(そもそも巴マミ生存ルートに入ってからは即リスタートばかり繰り返していたので佐倉杏子と顔を合わせていない)

ほむら(もともとは巴マミがマミることによって空いたテリトリーにやってくるはずの佐倉杏子)

ほむら(当初は私VS巴マミとなっていたこのテリトリー)

ほむら(シャルロッテの件以降、巴マミも多少友好的になり、私も最低限の干渉しかしていないので)

ほむら(現在では私・・・巴マミ+美樹さやかという3人が活動しているイレギュラーなこのテリトリー)

ほむら(佐倉杏子がわざわざこの面倒な縄張りに入ってくるとは思えない)

ほむら(むしろ放置していれば無駄な接触もないのではないか)

ほむら(そうして迎えた21週目のワルプルギス)

ほむら(ワルプルギスを唯一知る巴マミは着実に美樹さやかを教育しその実力を伸ばしてきた)

ほむら(まどかは幸い未だに魔法少女化を躊躇う。思惑通りである)

ほむら(佐倉杏子に動きはない。ワルプルギスも対岸の火事になるだろうか)



ほむら(私は縒れた座布団と手紙を持ってまどかたちのもとへ向かう)

マミ「あら。やっぱり、来たのね」

さやか「うぇ、あんたは・・・」
まどか「・・・・・・」

マミ「きっと、そろそろ始まるわ」

ほむら(知ってた)

ほむら「アレを、二人だけで倒すつもりなの?」

マミ「貴方は、協力してくれないのかしら?」

ほむら(・・・・・・)

さやか「アンタ・・・っ!」
マミ「・・・そう。恩人だもの、五月蠅くは言わないわ。私たち二人でも、倒して見せる」

ほむら「・・・」

私にも、この二人ができそう思えた。
それは巴マミの教育の成果なのか、それとも私が廻した600日の因果の蓄積なのか、分からない。
ただ、私が並び立てた兵器を用いずとも倒してしまうのではないかと。
そう思えるほどに彼女たちの魔力の波動は強く、安定していた。

まどかの眼差しは揺れて落ち着かない。
あの時、刺激が強すぎたのだろうか、この子はもう魔法少女になる気力はないのかもしれない。
どうしようもなく高い潜在能力ゆえに巴マミに飼い慣らされ連れ回されるただのマスコット。

でも、ワルプルギスを倒されては、困る。
それでは、例え手紙を読んだとしても、まどかは魔法少女にならないだろう。
まどかの望む魔法少女の救済は、実現しない。

ワルプルギスに倒されても、困る。
私の生存ルート工作が台無しだ。
生きていてくれなくては困る。

今手紙を見せる?
まどかが願いを叶えられるほどに因果が蓄積されているならそれでもいい。
でもそうでなければ私は二人の反発を受けながら、
まどかの温もりを感じる間もないままに過去へ逃げ帰らなくてはならないだろう。

それは、耐えられない。

であれば、私のすべき答えは何か。
何だというのか。

失敬。訂正を。
1行目 できそう思えた。→できそうに思えた。

申し訳ない、難産で
スレがあるうちは頑張って最後まで書くつもり
力尽きて寝るときには宣告させていただく

すいとん食らった

ほむら「それならまず、私の相手をしてもらおうかしら」

言いながら私は拳銃を抜いて構える。

マミ「正気・・・っ!?」さやか「な・・・っ」

途端にマスケット銃が私を取り囲んだ。8本、魔力はセーブしているらしい。
一呼吸遅れて顕現する刀剣を握るさやか。庇うようにまどかの前に立つ。

ワルプルギスの出現までおよそ10分、それまでに二人を"無力化"する。

時間停止―――。
美樹さやかの片足に一発、巴マミの四肢それぞれに一発ずつ。
巴マミの横に周り、首に銃口を当て時間停止を解く。

全弾命中した。倒れる巴マミに銃口を改めて突き付けようとして、視界が下降する。

ほむら「!?」

私は膝から崩れていた。9本目の銃口が脇から窺えた。見慣れた黄色いリボンが足下から蠢き伸びる。

再び時間停止――。ここで捕縛されるわけにはいかない。足を引きずり距離を取る。
巴マミは近づかない限り無力化できただろう。次に回復の早い美樹さやかをどうにかしなくては。

とはいえ、膝を撃たれた。これではこの二人だけでなく、私もろくに動けない。
―――はやくまどかに手紙を。私に救いを。
時間停止が解ける。

マミ「う・・・ぅ゛・・っ」
さやか「こ・・のぉ゛ぉぉっ」

のたうつ巴マミの脇を疾走する美樹さやか。
銃弾一発ではものともしないというのか。
顕現する機関銃を掴み、大上段に切り下ろされる刀剣を銃身で受けつつ掃射する。

さやか「・・・ぃ゛う゛う゛う゛っっ」

腰から下を軽く蜂の巣にされ濁った声を上げる。この子がこうでもしないと難しいだろう。

前方には体をなお起こし睨みつける巴マミとその後ろに張り付くように、震えるまどか。
これではまどかに触れられない。
もっと巴マミを撃ってしまおうか。

ねえ、まどか。

私は条件を満たしたんだ。
もう覚えたよ。
これを繰り返すというなら繰り返してもいい。
だから早く。その温もりを。


―――私は三度目の時間停止を行う。
仰向く巴マミの傍まで再び歩み寄り、みぞおちに拳を構える。
時間停止の解除に合わせ、体重を乗せ拳を打ち下ろす。

まどか「・・・ひっ!?」

巴マミの身体が大きく跳ねる。

背後に美樹さやかの呻きを感じながら、震える手で、縒れた手紙をまどかに差し出す。

まどか「な、何・・・?」

声を聞くだけで体がしびれるように感じられる。

ほむら「手紙・・・読ん、で」

まどか「や・・・どうして・・・こんな・・」

ほむら「おねが・・・っおねっ」

声がうまくでない。

まどか「そんなこと・・・っマミさん!さやかちゃん!……QB!?」

まどかは手紙を受け取らない。

QB「これはひどいね、ふたりとも重傷だ。今から治癒するけれど・・・暁美ほむら、君は何を考えているんだい?」ヒョイ

ほむら「ちが・・・っ私、は……手紙っ」

もう一度手渡しを試みる。おぞましげな眼差しを向けながらまどかはやっと受け取った。

まどか「私の・・・手紙・・・?」

分かっていた。

どうしようも、なかった。

まどか「こんなの・・・違うよ・・・」

手紙をもらう日までは、私が繰り返す毎に自分の理想を実現した。

私が守りたいと願ったまどかは、繰り返すたびに弱弱しくなって、同時に、魔法少女としては強くなっていた。


手紙を貰ってから。

繰り返す日常の中、誰もがみんな強くなっていった。
私だけがそのままで、
皆が因果を重ね強くなっていった。

21回のまどかは21様のまどかで、そこに手紙を書いたまどかは居なかった。
私の髪を撫で、頬を撫で、笑い合ったまどかは、それでも、あのときのまどかではなかった。

22回目のまどかも、強張った笑みで私を見るのだろうか。おぞましげに私を睨むのだろうか。

これは長い闘いに、なりそうだ。

私はまだ麓さえ踏んでいない。





あの日の貴方に逢えるまで。

(了)



気合いで終わらせた感が半端ない
というか前半と後半の差が;
ギャグものを書くつまりがどうしてこうなった

お付き合い頂いてまだ起きている方いましたらありがとうございます
ちゃんと書けないとこのように読者に迷惑をかけるのだと身にしみて分かりました
もっと精進しようと思います
本当に申し訳ありません;

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