セレナード「暇だし、久しぶりにウラスクエアに顔出してみますか…」(182)

セレナード「ま…顔出すとは言っても、掲示板で、ですけどね…」

スレタイ『ウラランク1位だけど何か質問あります?』

本分『ワタシに反射されてみます?』


セレナード「…ふふ…これでよしっ」

スレタテニ セイコウシマシタ

セレナード「さて…いったい何人のナビが反応するのかな?」

ピロリーン!

ピロリーン!!

ピロリーン!!!

セレナード「うわっ!新レスめちゃくちゃ来ました!これは期待できそうですね!」カチッ

『1位?』

『おいマジか』

『1位って誰だっけ?あの弱そうな子供型ナビ?』

セレナード「…弱そうな…子供型ナビ?」


ピロリーン ピロリーン

セレナード「!…ま、また来た…」

セレナード「そうです!きっと彼らはワタシを童顔だと言ってるだけですよ…」カチッ

『ああ、あの青いナビか!』

『R様ktkrwwwwwwww』

セレナード「あ…れ…?」

セレナード「……」チラッ

セレナード「……青く…ありませんけど」



ピロリーン!!!

『あの時の青いナビか…くそっ、思い出したくもねぇぜ…!』

セレナード「いや…青くないし…」

『青くないし、ワタシはRじゃなくて、Sですよ!』

ピロリーン!!

セレナード(早っ!)

『またまた、Sはあなたが倒したんじゃないですか(笑)』

『Shield style(シールド スタイル)のSですねわかります』

セレナード「」

セレナード「あれ…えっと…ちょっと待って…」

セレナード「青いナビ…R…しーるどすたいる…」

セレナード「……!!」


WWWによる 『プロトの反乱』から、数週間後…

シークレットエリア3 最深部

セレナード「ダークマンにヤマトマン…両者とも、このシークレットエリアの強者ですが…アナタのようなナビに敗れるとは…」

?「……」

セレナード「…名乗りなさい」

?「ロックマンEXE…」ザッ

セレナード「……!」ゾクッ

セレナード(これほどまでの威圧感…かつて彼に見た強者の波動…!)

ロックマン「いくぜ…!」

セレナード「ソニックブーム!」カキンッ

シュッ

ロックマン「……!」

ティウン…



ロックマン「……まさか…俺が負けるとはな」

セレナード「ふふ。アナタには慈愛の力が…」

ロックマン「もう一度だ」

セレナード「……え?」

ロックマン「今…フォルダを組み直してる。お前の弱点はもう見つけた…」

セレナード(ワタシの反射の弱点を?…そんなはずは…)

ロックマン「さぁ今度こそ勝たせてもらうぜ。1位サンよ」

セレナード「おいでなさい…!」

セレナード(ワタシの反射の弱点を見つけた?そんなはずは…)

セレナード「ないッ!」キシーン

ユラユラユラ…

ロックマン「その技、鈍すぎるぜ」スッ…

カキーン!!

セレナード(あの盾は…リフレクト!?)

セレナード「くっ!」サッ

ロックマン「真ン中……空いたな」

セレナード「!?」

セレナード(まずいっ…何か来るッ!)

ロックマン「バトルチップ マグナム2」

セレナード「」←暗転中なので停止

ロックマン「心配するな…直接当てるわけじゃない」

ピピピピピピピピピピピ

ロックマン「知ってるか?こいつは放っておくと」

ロックマン「自動(オート)で真ん中を潰す」

ズ ド ンッッ!!!

セレナード「…!」ハッ

ロックマン「…捕らえたぜ」

セレナード「真ん中を…!」

ロックマン「じゃ、いくぜ…」

エリアスチール×2!!

ピシャァ ピシャアン!!

セレナード「…!!?」

ロックマン「……さて」スタスタ

ロックマン「間合いだな」ググッ

セレナード「っ!」

ロックマン「ガッツパン…」

セレナード「ホーリーショックッッ!!!!」

ズドォオオオ…

ロックマン「……ってぇな」

セレナード(はぁ…はぁ…ホーリーショックを…使わされた…!しかも最後列…!)

セレナード(しかしまだ一マス空いてる…回避はできる!)

ロックマン「バトルチップ ルーク」

ドスゥン

セレナード「今更、なぜ盾を…?」

ロックマン「これはこうして使うンだよ!」ブゥン

ガッツパンチ×2!

ズズッ…

セレナード「…あ」

ロックマン「これで残りのパネルも使えないぜ」

□□□□□S
□□□×××
□□R□□〇

セレナード(完封…!)

ロックマン「さて…穴パネルが塞がるまで残り6秒だが…」

ロックマン「まずはこいつだ。ナビチップ…」

プラントマンV2+V3+V4!!

シュルシュルシュル…

セレナード「……うぁッ!」ギチィッ!!!

ロックマン「このままPでハメ殺してもいいんだが…折角だから、運試しだ」

フォルダリターン!!

セレナード「…!!」

ロックマン「…さて、何が来たと思う?」

セレナード「し、知らない…ガッツパンチ…?」

ロックマン「……」スッ

ロックマン「あぁ…ついてないなお前…」

リュウセイグン

セレナード「ひっ…や、いや…やめて、やめて…」

+ファイア30

ロックマン「あばよウラ1位」

セレナード「あぁあああああああああああああ!!!!」

ドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドド
ドドドドドドドドドド

セレナード(…強すぎ…る…)

セレナード「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」

セレナード(そうだ…ワタシはあのとき…彼にウラランク1位を…)

セレナード(譲っ…)


『R様マジやべぇよ。こないだウラショップ行ったらよ、店員がシナギレチュウだとか言うんだよ』

『R様の大人買いかwwwww』

『いくら持ってんだよwww』

『こないだ、雑魚が残したゼニーをスルーしてたでガス!まさかカンストしてるでガッツ?』

『うるせーバグのかけら要因』

『R様ならあのフォルテ相手でもカウンターとれそうだな』

『破壊の権化(笑)』

セレナード「…まさか…フォルテまで…」

『R様!俺に安価つけてくれー!』

『管理人さんこのスレはインターネット史に残るぞ!プロト、電脳獣に継ぐ伝説だ!』

『私男だけどR様になら抱かれてもいい』


セレナード「こんな…はずでは…」



『お前らR、Rってバカじゃねーの』


セレナード「!?」

セレナード(だれ…です…?)

『は?』

『誰だテメェ』

『何位だよ?』

『俺はRより強いぞ』

セレナード「彼より強いナビ?」

『だから誰だよwwww』

『まぁた偽ランカーか』

『お前ら構ったら負けだぞ』


『あまり過ぎた口を利くと、お前たち全員、オフィシャル権限で水遁するぞ!』

『オwフィwシャwルw権w限www』

『赤いヤツ来たwwwww』

『Bさんが来たぞ、急いでプラグアウトだー(棒)』

セレナード「彼はオフィシャルのエリートナビ…名前は確か…」

『ぶ……ブラストマン?』


『ブwラwスwトwマwンwwww』

『R様の皮肉が強烈すぎる件』

『クォオオオオwwwww』

『腹筋がwwwデルタレイエッジしちまうwwwww』


セレナード「あ、あれ?間違えた?」

『ロックマン貴様ぁああああ!』

セレナード「だからワタシ、ロックマンじゃないのに…!」

『あーあ、名前出しちゃったな』

『いくらオフィシャルでもこれはアウト』

『Bェ……』

管理人より『諸事情により、特定のレスを削除し、アクセス禁止処分を致しました』

セレナード「なんという…」

秋原町 光家リビング

ピピピピピ!!!

ロックマン「熱斗くん!オートでんわだよ!」

熱斗「誰から?」

ロックマン「炎山くん!」

熱斗「炎山?…もしもし?」

炎山『光キサマ!ロックマンがウラスクエアにいるというから飛んできたら…!』

熱斗「ウラスクエア…?おいおい、なに言ってるんだよ炎山。ロックマンは今どこの電脳世界にもいないぜ」

ロックマン「PETの中だよ」

炎山『なに…?』

炎山『フン、まぁいい…とにかくオレは、ウラスクエア掲示板のアク禁を解除してもらいに行く!』

プーッ プーッ プーッ

熱斗「アク禁…なんだったんだ?」

セレナード(どどどどうしよう。完全にワタシがロックマンってことになってる…!)

『R様ー!俺だー!結婚してくれー!』

『ホンキノラッシュが倒せません。ご教授お願いしたい』

『なんかレアチップ持ってないのー?』

『酉つけろ酉』

セレナード「と、トリップ?えっと、確かこうやるんでしたよね…」


R#serenade『できてる?』


『できてないwwwww』

『#は小文字じゃなかったか?』

セレナード「しまった!これじゃワタシがセレナードだとバレて…」

セレナードの絵描いたなぁ…
ふおぉぉぉぉって言う>>1が印象的。いるかな…

『こんなミスしちゃうR様も素敵だな』

『もうそれでいいんじゃね?』

『NO NAME以外ならなんでもいいよ』

セレナード「あれ…ノータッチ…?」

C◆Cutman36y9『折角だからボクも酉デビューしちゃおうかな』

F◆flameman1W『ヴォオオオオオオ』

L◆G1laserman『なんだなんだ』

G◆6V9gateman『ここにエロ画像zip置いときますね http://…』

『開いた瞬間デリートされかけた。G氏ね』

『アントラップ余裕でした(^_^)』

セレナード「……」

>>70
たぶんその画像保存してあるわ

セレナード「まずい…裏のナビたちが集まってきた…!ここで正体がバレたら、ワタシは全インターネット中最悪の嘘つきナビにされてしまう…!」

セレナード「…かくなる上は……」


D◆darkmanKl『おい!隠しエリアであのナビがナンバーズ潰そうとしてるぞ!』

『あのナビってどのナビだよ』

『ナンバーズとか…エラー&デリートで即死だろ』

D◆darkmanKl『そのナビのヒントをやろう…①某財閥の娘のナビ②レアチップたくさん持ってるらしい③戦闘を見たものは誰もいない』

『まさかGさんか!?』

『GさんVSナンバーズだとぉおおお!?』

『Gって誰だよ』

『グレイガさんだよ』

『惜しいな』

『惜しい?ゴスペルか?』

『遠ざかったな』

『ぐ、グラ…ゲフンゲフン』

『おい隠しエリアのURL貼れよ』

Y◆JapmanSMRI『では、それがしが誘導しよう!http://secret_alea-03…』

『ヨロイマ(ry』

『カブトマ(ry』

『ヤリマ(ry』

D◆darkmanKl 『早めに行けよー』


セレナード「書き込み数が90割減…大成功ですね!」

セレナード「お手柄ですよ!ダークマン、ヤマトマン!」

ダークマン「オレはあんたの部下じゃないが…今回は特別だ。今のURLを踏んだヤツは全員デリートだからな」

ヤマトマン「90割ではなく、9割でござる!」

セレナード「どっちでもいいんですよ!」

セレナード「さーて!これでワタシがロックマンのふりするのも終わりですね!」

ダークマン「…ん?待てセレナード。誰かが書き込みしてるぞ」


D◆drillmanAN『エロ画像zip…邪魔がいなくなった今なら、簡単に奪えるぜ!』


ヤマトマン「ドリルマンでござるな。狡いヤツめ…」

ピシュン!!

ダークマン「!なんだ…また別のナビが…」

D◆drillmanAN『ドリドリドリ~!なんだ、キサマは!』

?『…きる!』

D◆drillmanAN『邪魔はさせん!ドリルドライブーッ!!』ギュルルルル!!

ズパッ!!

D◆drillmanAN『な…に…今のはオレが…最も嫌うチップ…』

?『イアイフォームだ』

D ◆ drillmanAN『ぐ…おおおおおおお!』ドカァン!! 

ダークマン「まさか、こいつは…」

ヤマトマン「この速さ、この切れ味…!」

B◆bluesDSoul『ブルース見参!』

セレナード「なぜ再び…っ!」

B◆bluesDSoul『炎山さま!エロ画像データ、奪取しました!』

炎山「よくやった、ブルース」

ピシュン ピシュン!!

ブルース「…!」

ダークマン「どういうつもりだキサマ…オフィシャルがこんなところに…」

ヤマトマン「そのエロ画像データをどうするつもりでござるか!」

炎山「…フン…オフィシャルだと…?」

炎山「くだらん…な」

ダークマン「なに…?」

炎山「その肩書きがオレをどれほど苦しめたか…」

炎山「こんな無法者のたまり場でブルースがアク禁を食らった理由…それはオレがオフィシャルだからだ!」

炎山「オフィシャルだからアク禁される!オフィシャルだからエロ画像zipもダウソできない!」

炎山「それならオレは…オレは…」

炎山「オフィシャルをやめるしかないだろう!」

ヤマトマン「ええい黙れいっ!電脳一のヤリ捌き、見せてくれる!」

ダークマン「待てヤマトマン!早まるな!」

ヤマトマン「サウザンドスピアッ!」シュシュシュシュッ!!!

ブルース「…シラハドリ」

パキィン!!

ヤマトマン「なにっ…!」

炎山「ダークチップ、スロットイン」

ブルース「ダークソード!!」

ダークマン「まずいっ!ヤマトマン
!」

スパッ

ヤマトマン「……!」

ボボボボボボボボ
ボカァアアアン!!!!


セレナード「ヤマトマンが…一撃で…」

ブルース「ロックマン。キサマも邪魔をすると言うのなら…容赦はせん。このブルースDSが、斬る!」

セレナード(オフィシャルをやめ、かつ力を手に入れる…そのためのダークチップですか…)

セレナード(…ていうかなによりも、今、この掲示板から出たら、ワタシがロックマンでないことがバレてしまう!)

セレナード「ダークマン!ここは一度プラグアウトを…」


『おいダークマン!グライドさんいなかったじゃねーか!』

ダークマン「…っ!?」

『ウイルスしかいなかったぞ!…ちくしょー…見に行った半分以上がデリートされちまった!』

ダークマン(ま、まずい…!こいつら、戻ってきたのか…!)

『R様!敵討ちしてくれよー!』

『そうだそうだ!あのあおいナビのゆうしが見たい!』

セレナード「なっ…!」

B◆bluesDSoul『そうだな…ウラランク1位のキサマがどれだけ強いのか…見せてもらおうか』

『おいBてめーアク禁食らったんじゃねーのか!』

B◆bluesDSoul『オフィシャルなど、とうに降りたわ!』

『Welcome to underground …』

セレナード(まずいっ…この状況!ウラランク1位、電脳世界最強のナビならば…出てこざるを得ない!でも…)

セレナード(ワタシ、ロックマンじゃないんですよ!?)

B◆bluesDSoul『どうした光
ロックマン。出てこないのか?』

B◆bluesDSoul『それとも出てこられない理由があるのか?』

セレナード(くっ……!!)

ダークマン「こうなったら、ブラックウイングでこいつらを消して…」ボソッ

セレナード「いけませんダークマン!」

ダークマン「…な、なぜだ!お前の正体がバレたら元も子もないぞ!」

セレナード「ですが…大切なのは慈愛の心!そんな不埒な理由で悪意のないナビたちをデリートするなんて言語道断!」

ダークマン「なら、どうする!」

セレナード「ロックマン…彼を…信じてみます…!」


R#selenade『今この掲示板を見てるナビのみんな!ロックマンEXE だ!』


ダークマン「…!?」

『お?』

『R様どうした』

R#selenade 『今シークレットエリア内に、凶悪なウイルスが大量発生してる!』

『ダークマンに釣られたからな』

『そういやヤマトマンは逃げたの?』


『いいからR様早く行けよwww』

R#selenade『もちろんボクはウラランク1位として、そいつらを倒しに行かなきゃならない』

『さらっと自慢するR様マジかっけぇ』

B◆bluesDSoul『……』

R#selenade『でも今、実はボク』

R#selenade『使えそうなチップが一枚もないんだ!』

ダークマン「……は?」

B◆bluesDSoul『なに!?』

『ナ…ナンダッテーΩΩΩ』

R#selenade『そういうわけだから…ボクは』

R#selenade『今、この板を見てる、腕に自信のあるナビ全員に、力を借りたいんだ!』

ダークマン(……なるほどな。ウラランク1位の名声を利用し、協力を呼び掛ける…か)

R#selenade『力を貸してくれるナビがいたら、今、すぐに、シークレットエリア3に向かってくれ!』


『………』

『やる…?』

『でも、シークレットエリアのウイルスっつったら…死ぬかもしれねぇだろ』

B◆bluesDSoul『フン。腰が引けてるぞ。散々このエリアでは我が物顔で暴れてるクセに』

『うっ…』

『じゃあ、あんたは行くのかよ』

B◆bluesDSoul『行くさ。今のオレを縛り付けるものは何もないんだからな!』

『……』

『B様かっけぇ!マジかっけぇ!』

『俺らもついていきます!まぁメットール3くらいなら俺らだって倒せますよ!』

『さっさと行くぜ、お前ら!!』

シュン!! シュン シュン!!!

セレナード(…やった!どんどん人が減っていく!)

ダークマン(ヤマトマン…お前の貼ったリンク、役に立ったぞ…ウイルス撒いたのはオレだがな)

セレナード「…ロックマンEXE。『いつくしみのトビラ』を開いた彼なら、数多の困難を乗り越え、培ってきた信頼と実績があるはず」

セレナード「ワタシはそこに賭けたのです!」

ダークマン「どや顔してる場合じゃないぞ。見ろ!」


『【ロックマンEXEから】強きものよ、シークレットエリア(URL)に集え!【拡散希望】』


ダークマン「このコピペが、電脳世界の至るところに貼られている!アクセス数が急上昇してるぞ!」

セレナード「フフ…シークレットエリアの存在が一般ナビにも知られてしまいましたね」

ダークマン「誰のせいだよ」

M◆magneetman

S◆snakemanap

P◆plantmanTT

B◆beastman8w

W◆woodmanSrm

ダークマン(すごいな…よくもここまで名の知れたナビたちを…)

S◆sharkmanSM

F◆flashman23

M◆magicmanH6

T◆turbomanGP

ダークマン(ロックマンEXE 恐ろしいナビだ…)


X◆XXXXXXXXXX


ダークマン(……ん?)




セレナード「さてと…ワタシは頃合いを見計らって、上空からホーリーショックを撃つ。これで、姿を見せずにウイルスを倒せますね」

?「姿を見せないナビか。名前は何て言うんだ?」

セレナード「ロックマンEXEですよ!完璧なシナリオでしょ」

セレナード「……う…?」


ロックマン「ああ。完璧だよ。本物のロックマンEXEさえ出てこなけりゃな」

ダークマン「セレナード!まずい!バカでかい力を持ったナビがプラグインして…」

ダークマン「……!?」


ロックマン「…ひざまずけ『元』1位。お前は少し…」

ロックマン「身の程を弁えたほうがいい…」

セレナード「ロックマ…ン…」

ロックマン「しかしまぁ俺の名前を使って…好き勝手騒いでくれてるみたいだな…」

セレナード「違…」

ロックマン「拡散希望だと?誰の言葉だ?」

セレナード「う……」

ロックマン「だが…俺とて鬼じゃない…お前のしたことすべてを責めるつもりはないさ」

ロックマン「…シークレットエリアのウイルス…あれは面白いな」

セレナード「え?」

「あれをすべてデリートしきる頃には、奴らの半分は死んでるだろ。で、残ったやつらには…」

ロックマン「ウラランクへの挑戦権をやる、ってのはどうだ?」

セレナード「なん…で…」

ロックマン「この意味が分からんか?」


ロックマン「お前にもう一度1位になるチャンスをやるってことだよ」


セレナード「!!」

ロックマン「もうロックマンEXEごっこをする必要もないってことさ」

ロックマン「まぁ…ゆっくり考えろ。とりあえずお前には…」

ロックマン「折檻しなきゃならない」

セレナード「……」

ロックマン「ククク…来いよ。セレナード。今回は特別に、エリスチは使わないでおいてやる」

セレナード「!」

ロックマン「俄然…希望が湧いてきたろ…」

セレナード「…分かりました。闘りましょう」

ロックマン「ああ」

セレナード「ただひとつ…勘違いしないでほしいのは…」

セレナード「ワタシは1位への執着で闘うんじゃなく…」

セレナード「シークレットエリアにいるナビたちを…ウラランク争いなんかに参加させたくないから…」

ロックマン「そんなに嫌かねぇ」

セレナード「あの敗北が本当の地獄だ!…おいでなさい、ロックマンEXE!」

ロックマン「…まだその台詞を使うか…いいぜ」

ロックマン「二度敗れ、惨めさにその身を焦がせ!」

セレナード「……」

セレナード(ワタシを見くびりすぎましたね…ロックマン!体力が増したワタシを、エリアスチールなしで倒すなんて…)

ロックマン「…あぁ…」

セレナード「……?」

ロックマン「すまんセレナード。お前は」

ロックマン「2ターンで負ける」

セレナード「…!?」

ロックマン「バトルチップ バリア」

セレナード「バリア…?」

ロックマン「シールドスタイルのファーストバリア。これが破れたらこいつが二枚目の盾だ」

ロックマン「いいか。俺はお前の攻撃を二発まで食らえる」

セレナード「二発…?」

ロックマン「だがお前は、一発食らえばもうおしまいだ」

セレナード「アナタはワタシを嘗めすぎです!!」

ドドドドドド!!!!

ロックマン「ホーリーショックか。まったく…」ビシッ!!

バリア

ロックマン「死に急いだな…二発食らうつもりだったが、一発で済んだよ」

フラッシュマンV4

ピカッ!!!

セレナード「」←暗転停止中

ロックマン「ホーリーショック発動中は、得意の反射が使えない」

ロックマン「お前が麻痺してる間に、俺は二枚目のチップを使わせてもらうぞ」

フルカスタム

ジャキイン!!

セレナード「ワタシが…ま…麻痺する…なんて」

ロックマン「約束の2ターン目だ。お前に与えたダメージは現在、たったの120だが」

ロックマン「あとは勝手に死んでいけ」

PA ポイズンファラオ


□□□■■■
□□□S■■
□□R置■■


セレナード「…!」

ロックマン「と、ここに置いても壊されるので…」

ロックマン「麻痺してる間に奥に押しやろう」

エアシュート(置物を1マス奥に押しやる空気砲)


□□□■■■
□□□S■■
□□R→置■

セレナード「……!!」

セレナード(麻痺…解けろ…早く!)

ロックマン「ご存じの通り、最後列は無敵のエリアだ」

セレナード(解け…)ピクッ

ロックマン「というわけでもう一発」

エアシュート


□□□■■■
□□□S■■
□□R■→置

セレナード「……あ」

ロックマン「詰んだ…な。もうカスタムゲージには入らない。ひたすら避けるだけだ」 

ロックマン「毎秒60ダメージの毒で、苦しんで死ね。慈愛の力?そんなもの知らないな」

セレナード「………っあああああああああああああああ!!!」



ダークマン「セレナード…」バッ

セレナード「!?」

ロックマン「!」

ダークマン「約束を果たすまで
死んでもらうわけにはいかないんでな…!」

ロックマン「貴様…」ギリッ

ダークマン「死ねィ ロックマンEXE!ダークシャドウ!」ブンッ!!

ロックマン「……!」


パキィン!!!

ロックマン「…ツイてたよ…」

ダークマン「……な」

ロックマン「…よく見ろ。バリアだ。『どんな攻撃でも一発のみ耐える』最強で最弱の盾…」

ロックマン「セレナードがせこせこ攻めてりゃこいつを破れたかも知れないのに…」

ロックマン「一撃で決めてきたからな…二つ目のバリアは消えてなかった」

ダークマン「あ…ああ…」

ロックマン「…お前、これ以上続けるか?」

ダークマン「……」ガタガタ

ロックマン「失せ」

ダークマン「フォル…テ…」



ロックマン「…!」


フォルテ「強い力を二つ…ここに感じた…」

ロックマン「……一人はそこで死にかけてるけどな」

セレナード「…フォルテ……」


ダークマン「…さ…最強の…三竦み…」

ダークマン「……!」

ダークマン(シークレットエリアのナビたちが…ほぼ全滅している…!)


X◆XXXXXXXXXX


ダークマン(…そうか…エラーコードじゃない…)

ダークマン(『X』は…フォルテのコード…)

フォルテ「……」スッ

フォルテ「カッ!」

ボゴォオン!!!

セレナード「……!?」

ロックマン「ちっ…人のファラオを…」

フォルテ「…貴様、そんなに弱かったか」

セレナード「…!」

フォルテ「……」フワフワ

ロックマン「……」ジリッ

フォルテ「いくぞ強者」


エクスプロージョン


バババババババババババ!!!!

ロックマン(…カスタムゲージは…溜まってる!)

ジャキィン!!!

ロックマン「……」

ロックマン「参ったな…」

ロックマン「壁がな」

ドゴォン!!!


ブワッ


ロックマン「……げほっ」

セレナード「フォル…テ…その…姿は…」

ダークマン(あの腕についてるのは電脳獣の…いや、似ているが違う…?)


フォルテ「ゴスペルキャノン」ガシャン

ボゴゴゴゴゴゴゴゴゴォ

ロックマン「…熱っちぃな」

ロックマン「……」ギロッ

フミコミクロス

フォルテ「!」ズババッ

ロックマン「オーラが取れりゃお前も小物だ…!」

プラントマンV3

フォルテ「む…!」ギシィ!!

ロックマン「悪いがさっさと決めさせてもらうぜ」スッ

ロックマン「…パラディンソード!」ブンッ!!


セレナード「……反射!」バッ


ロックマン「…!?」

ドスッ

ロックマン「…ってぇな…くそ…」

ピコンピコンピコンピコン

ロックマン(サイトバッチで半分に削られた体力…ゴスペルファイアとソニックブームで…)

ロックマン「…残り50…だとォ…?」

セレナード「フォルテ!合わせてください!」

フォルテ「オレに指図をするな…」


ロックマン「…んだてめぇら…二人で仲良くしちゃってよぉ…」

ロックマン「……ウラランク1位だと!?くだらねェ!欲しけりゃくれてやるよ!!!」


セレナード「ホーリーショック!」

フォルテ「バニシングワールド…!!」


カッ!!!!

ゴォオオオオオオオオオ…

ダークマン「…死んだ…のか…?」


フォルテ「…フン」

セレナード「……!」


ロックマン「……」ユラァ


セレナード(まだ生きて…)


ロックマン「Sバッチのアンダーシャツぅ…忘れちゃいねぇよ…計算通り…だ…」


フォルテ「…しぶとい奴だ。さすがにもうオレも力が残っていないぞ」

セレナード「そ、そんな…」

『誰か忘れていないか?』

ロックマン「誰だァ!」

ダークマン「こ…この声…は…」

ブルース「元オフィシャル、現フリー。自由に生きる孤高の剣士、ブルース降臨!」


ロックマン「……雑魚がァ!」


ブルース「雑魚じゃないさ、なぜなら」ヒュッ

ブルース「俺を縛るものは!」ズバッ!

ブルース「一切合切!」ズバッ!!

ブルース「何もないからだ!!!」ズバッ!!!

ロックマン「……!」

ズギャアアアン!!!

ブルース「…デルタレイエッジ」

ロックマン「たっ…」

ロックマン「…卵の殻の分際でぇ!」


ティウン

ダークマン「…お…おお!倒した!ロックマンEXEをついにデリートしたぞ!」

セレナード「…や…やった…」

フォルテ「……」


ブルース「…フッ。シークレットエリアのウイルスも、もちろん全滅させてきた…」

ダークマン「ぶ…ブルース!キサマそこまで…!?」

ブルース「なぜなら俺を縛るものは(ry」

フォルテ「キサマは強いな」

ブルース「フッ。同じ強者同士、エロ画像zipでも探しにいかないか?」

フォルテ「笑止!そんななまっちょろい感情、とうの昔に捨て去ってわ!」

フォルテ「……と言いたいところだが、それも悪くはない」

ブルース「フッ…」

セレナード「ぶ、ブルース…アナタは…」

セレナード「このウラランク1位、ロックマンEXEをデリートしたことになります…したがって…」

ブルース「俺が1位、か?」

セレナード「…そうなり…ます」

ブルース「今の俺にはエロ画像以外、なにも要らない。それに、俺と君とが戦えば、きっと俺は君にダメージひとつ与えられないだろう…」

ブルース「1位は君だ」

セレナード「……!」

フォルテ「……フン」フッ

ブルース「…炎山様!これでよろしいのでしょう?」

炎山「ああ…プラグアウトだ、ブルース」

ブルース「了解…」

シュンッ!!


セレナード「ワタシが…1位…」

ダークマン「……これでいい」

ダークマン「終わったよ…ヤマトマン!」

インターネット某所

セレナード「……」

セレナード「……」

セレナード「…夢ですか」ガクー

セレナード「はぁー…」

セレナード「……変な夢」

セレナード「…そうだ。暇だし、久しぶりに…」



ウラスクエア掲示板

『おい!S先生の新作SS来たぞwwwww』

『SSSシリーズキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!!』

『どうせまたブラストマンネタだろ』

『今回こそ俺のプロトたん主役のSSをだな…』


S◆selenadeSS『書きためはしてません。長くなるかもしれませんが、お付き合いください』

『今回は、『元』ウラランク1位のナビ、セレナードの話です』



R◆rockmanEXE『これは期待wwwww』

  >>1に戻る
にア 完 ★★★★★★★

夢オチに逃げたことは反省している。後悔はしていない。なぜなら今の俺(ry
かなり序盤で目的を見失った挙げ句の果てがこれである

あ、セレナードは俺の嫁な
Bさん(どっちのBにせよ)はお前らにやるよ!

あ、あとひとつ、後半ほとんど間違えてたけど

×Selenade→〇serenade でした
ごめん嫁

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