キルア「クセになってんだ、タイムカード押して残業するの」 (198)

キルア「タイムカードか……押してから残業してたぜ 会社の事情でね」

キルア「はは…部長のやろう、俺のタイムカード押して帰っていやがった…」

ほとんどの社畜にとってこのタイムカードは命より大事なものであると同時に
意味のないがらくた同然のものでもあるのです。
大事なのは社畜になってから何を成したのか、ですよ。

キルア「オレけっこう働くけどどうする?」

面接官「不採用」

ヒソカ「君たち全員これ(万札)一枚で十分かな?」

社畜経験で勝るナックルはユピーの現状をほぼ正確に把握していた

(とんでもねえ仕事量……!)
(あれを故意に引き出させ こいつにだけサービス残業させようってのはあまりに虫が良すぎるか……!?)
(しかしリスクをかいくぐって得られるリターンは……果てしなくでけェ!!!)
(納得させて残業させる……!!)(その残業分の奴の「仕事」はオレがやったと報告するのに調度良く…)

残業はしなくていい 所詮ブラック企業 オレの給与には響かない

待て、働かないのはただの前提条件だ

命を賭ける

あいつ ワシより稼いでねー?

よしっ、過労卒倒コース!

オメーら腐ってもココの社畜だろうが!最後まで根性見せやがれ!
派手に逝けや…!!

駄目だこいつ全然勉強不足だぜ
あの程度の仕事に時間かけ過ぎ

キミの死因は
残業時間(メモリ)の無駄遣い

かっこいいから。違う形で会えたら同僚(ツレ)になれたなって思うくらいな。

なぜだ たった一言だぞ……?それで別の会社にまた就職すればいいじゃねーか
命よりも仕事が大切だってのか!!
そんなことでくたばって本当に満足か!?

君の敗因は 経費の無駄遣い(笑)

社員に迷惑をかけるな

…俺は社員じゃなかったんだ

キルア!!お前の上司か何か知らねーが言わせてもらうぜ
そいつはバカ野郎でクソ野郎だ
聞く耳持つな!
いつもの調子でさっさとタイムカード押して帰宅しちまえ!!

なんでかな
月々の生活費を稼ぎにきただけなのに
ネトゲとオナニーして生きていければいいだけなのに
なんで こんなことしなきゃいけないんだ!!

サボると殺す 有給使うと殺す 定時で帰っても殺す
分かったらゆっくり仕事しろ

ユピー「バイトが首吊って死んでました」

久々にシャバの仕事が掴める…

「社員はどうした? 我々の仲間がそこで働いていた 答えろ」

「そうか そいつは気の毒だったな クビにした そういう予定だったんでな」

「貴様らの 勝手な予定でどれだけの職を奪ったんだ!?」

実に不快だ
胃に残る揚げ物 耳障りな声 酒のにおい
すべてが神経にさわる
なぜ貴様はなにも考えず 何も感じずにこんな飲み会ができるんだ
答えろっ!!

「働いてみてよくわかった… お前には才能があり未来があり次のチャンスもある
 この会社でその全てを捨てるのはあまりに無意味だと思わないか?」

「もし… 本当にそう思ってるなら…
 お前が辞めろ!ゲンスルー!!」

クズめ
残業代を支払え

バイトリーダーなんて言っても結局アマチュアじゃん

おそろしく長い残業
オレでなきゃ寝落ちしちゃうね

ほとんどの社員にとってこのタイムカードは命より大事なものであると同時に意味のないがらくた同然のものでもあるのです。
大事なのは社員になってからどれくらいサビ残したのか、ですよ。

「へ…へへ……… もう…いいや…」

「もういい……?辞めるのか?
 そう…!!そりゃそうだ 時間は0時を過ぎ残業代も未払い
 上司に対し暴言も決まり一矢報いた 奴としてはこれ以上ない成功といえる
 十分 満足したはず…」

「ワガママはこれで終わり ここからが本番だ
 働くぞゲンスルー!!」

「こいつ……完全にいかれてやがる!」

別に有給が欲しかったわけでも感謝されたかったわけでもない!!

オレは・・・ オレはただまともに残業代が欲しかっただけだ!!

救えねェ

定時なんて関係ない
お前はただ働き続けていればいい...

それでも働きなさい
かならず倒れるから

起きろコムギ、働くぞ

ゴン(仕事が…)

キルア(進んでない…!?)

カイト「要領のいい奴だ。アルバイトに働かせ 自分は定時で帰った」

ゴン・キル「…」

カイト「残るか?」

ゴン「え?」

カイト「そんなに落ち込むほど悪くなかったぞ 今の作業
    あとはどのくらい残業をするかだ」

カイト「一人前の社畜になりたいのなら この会社は格好の修羅場
    ただしまともな神経じゃ一分も耐えられん」

カイト「進む先 やってもやっても仕事だぞ」

ゴン・キル「…… 残るさ!!」

クラピカ「私はいい社員をもった。」
ゴン「ずるいよクラピカ。そんな事言われたら、残業するよりよっぽどプレッシャーになっちゃうじゃん。」
クラピカ「それがねらいだからな。」

くそ~ どうしようかなァ 後ろめたいな…
あんなに喜んでる しかも子供から仕事を奪うなんて…
いやでも俺だって生活かかってるし
会社に帰れば課長が俺の契約を待ってるんだ
切迫してるのはむしろ俺の方…

くくくくく やっぱりそうだ
残業体制になるとよくわかる…
ずいぶん成長したんじゃないかい?
いい上司に巡り会えたようだね

おかしい...妙だぞ?
明らかに定時より残業時間のほうが長い!!

CドライブだけPC内に残して…と
「フォーマット」オン!Cドライブ!

「Cドライブにはオペレーティングシステムがあります。WindowsXPは消去されます」

ちょちょちょ ちょっとちょっとどーなってんの!?
あたし思った通りやっただけよ!
あたしのせい!?あたしのせいなのー!?

……うん、ババア残業ね

開放してやったぜ……くくくく。恐怖からな。守るわきゃねーだろ てめーらクズとの約束なんてよォ。
『定時』は帰宅じゃなくて残業開始の合図さ!

ゴン「予定より10分、はやく終わらせろ」

社長「ところでさ…」
社長「何でトイレの中にうちの社員がずっと居るのかな」

!?

課長「……」
部長「……」
ポックル「……」



アッアッ

わかってるよ 揉めたらタイムカードで だろ?

カシャッ
…「偶数」    「奇数」……

51秒 フェイタン放してやれ

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