一夏「アマガミやったら、何かに目覚めた」(261)

廉価版、今日発売なのに届かなかったから、イライラして書いた

春休み開始から1週間後のある日

その日、食堂で突如として事件?は起ころうとしていた


鈴「ねえ、この春休みはみんなは自分の国に帰らないのかしら?」

セシリア「私は先週に少しの間帰っておりましたわ。鈴さんはお帰りになりまして?」

鈴「私は帰らないわね、日本で中学時代の友達と予定があるからね」

ラウラ「私は帰ったところでやる事が無い。本国の黒兎部隊が2週間前から長期演習に出ているらしいからな」

鈴「つまりは帰らないのね?箒は?」

箒「帰るも何も私は日本人だ!それに……」

セシ鈴シャルラウラ「「「「それに?」」」」

箒「帰るべき家がもう無くなっている……」ズーン

セシ鈴シャルラウラ「「「「……」」」」

箒「セシリア、鈴、ラウラ……帰れる時に帰っておけ……」

シャル「そうだよ、帰る事の出来る場所があるというのはとても幸せなことなんだよ。いつの間にか帰れない状況になっちゃう事だってあるんだから……」

ラウラ「……帰る事の出来る場所があると言っても、それは家族の場所では無い」

箒セシ鈴シャル「「「「?」」」」

ラウラ「私は試験管ベビーだ。家族など初めからいないぞ……」ズーン

箒セシ鈴シャル「「「「……」」」」

セシリア「……最初からいないのならそれではそれで良いと思いますわ」

ラウラ「な、何故だ!お前に家族がいない者の悲しみや孤独が分かるのか!?」

セシリア「……では、アナタに両親を亡くした時の悲しみや孤独が理解できるのですか?」

ラウラ「クッ……」

セシリア「思い出してしまいましたわ……母の事は生前から尊敬しておりましたが、あんな父でも亡くなってしまうと悲しいものでしてた……」グスン

箒シャルラウラ「「「……」」」

鈴「(両親が離婚したくらいで落ち込んでいた私って何なんだろ……)」ズーン

5人「「「「「……」」」」」

箒「(離れ離れになる事や監視される事の無い、平凡な家庭を築き上げたいものだな……)」

セシリア「(頼りになる男性とお金を狙われる事も無い、質素でも幸せな家庭を築き上げたいものですわ……)」

鈴「(両親が仲の良い、愛に満ちた家庭で中華料理屋でも開きたいわね……)」

シャル「(家族を道具として扱わずに大切にいつまでも見捨てない男の子と家庭を築きたいなぁ……)」

ラウラ「(父親、母親……家庭、いや、家族の温もりというものを味わってみたい……)」

5人「「「「「……」」」」」

5人「「「「「……」」」」」

箒「(一夏となら日本人同士でそのような周りの目も気にしなくて済む平凡な家庭を築けるのだろうな……)」

セシリア「(一夏さんほど頼りになる方となら、きっと幸せな家庭を築けるのでしょうね……」

鈴「(一夏となら憎まれ口を叩きつつも夫婦仲の良い家庭を築けるんでしょうね……)」

シャル「(一夏はきっと優しい父親になるんだろうなぁ……きっと家族を守るために頑張ってくれる素敵な父親だよ)」

ラウラ「(教官のような尊敬できる義理の姉。そして、何より一夏……お前なら……)」

5人「「「「「……」」」」」

5人「「「「「(一夏(さん)……)」」」」」

5人「「「「「……」」」」」

箒「(きっと、みんな同じような事を考えているのだろうな……)」

セシリア「(いくら友人同士と言えど……)」

鈴「(一夏だけは……)」

シャル「(どんな事があろうとも……)」

ラウラ「(絶対に……)」

5人「「「「「(譲れない!!!!!)」」」」」

5人「……」

シャル「そう言えば、今日は一夏の姿を見てないなぁ」

箒「まさか春休みだからと言って、まだ寝ているのではないのだろうな」

セシリア「一夏さんも今日はIS学園にいるそうですわ」

鈴「一夏の所にでも行かない?」

ラウラ「うむ、そうと決まれば早速行動だ!」

5人「「「「「(私がモノにしてみせる!!!!!)」」」」」メラメラ

一夏「よう、お前ら!!」

5人「「「「「一夏(さん)!!!!!」」」」」クワッ

一夏「うお!な、何だよ!?」

箒「お前はこんな昼過ぎまで何をしていたのだ?」

一夏「いや、ちょっとゲームを……」

セシリア「ゲーム?」

一夏「ああ、先週弾に借りたんだ」

鈴「弾にゲームをねえ……まさか、いやらしいゲームとかだったりして」ナーンテネ

一夏「!!……そ、そんな訳無いだろ!!!」

シャル「どうしたの一夏?様子がおかしいよ?」

一夏「そ、そうか!?あはははは……」

ラウラ「まさか、嫁が亭主に隠し事でもしてるのではなかろうな?」

一夏「隠し事なんてするわけ無いだろ!ははははは!!」

シャル「(うーん、何か怪しいなあ)」

>>1
発売日は明日だぞ……

>>11
ん?はい?嘘!?

その夜

シャル「お昼の時に一夏が怪しかったから、ついつい一夏の部屋の前まで来ちゃったよ」

シャル「直接は隠してる事を教えてもらえないだろうなぁ」

シャル「だから、悪いけど、バレないように覗いてみよう!」

シャル「い、いいよね?少しくらいなら?」

シャル「それじゃあ、静かにドアを開けて……」

ガチャ

シャル「(あ、またゲームしてるよ)」

シャル「(ゲームに夢中で全然僕に気づいてないね)」

シャル「……!!」

『ごろにゃーん!!』

一夏「……」

『にゃんにゃん!』

一夏「……」

『何してるにゃん?』

一夏「……」

『ん?にゃんにゃん攻撃?』

一夏「……」

『参ったか!にゃんにゃーん!』

一夏「……」

一夏「……ま」

一夏「……」

一夏「参りました……」

シャル「」

ガチャ

シャル「……」

シャル「(一夏さああああああああああああん!!?)」

シャル「あ、あれっていわゆるギャルゲーって、やつだよね!?」

シャル「う、嘘でしょ!?一夏があんなゲームをやるなんてさああああああああ!!?」

シャル「フゥー、落ち着け、落ち着くんだ、シャルロット・デュノア」

シャル「落ち着いてもう1度確かm」

ラウラ「一夏の部屋の前で何をしているのだ、シャルロット?」

シャル「ラ、ラウラ!?」

シャル「な、なんでここに!?」

ラウラ「シャルロット、お前を探していたのだ」

シャル「え?」

ラウラ「部屋にお前の姿がなかったのでな、こんな所にいようとは」

シャル「ははは……」

ラウラ「やはり、予想通りだったか」

シャル「予想通り?」

――――――――――――――――――――

セシリア「都合良く、シャルロットさんがいなくなった所でみなさんに話したい事がありますわ」

鈴「え?何よ?」

箒「一体どういう事だ?」

ラウラ「セシリア!何かシャルロットにするつもりではなかろうな!?そんな事は私が許さないぞ!!」

セシリア「シャルロットさんは友人です。そんな事をするはずがありませんわ!!」クワッ

ラウラ「す、すまなかった」

セシリア「むしろ、何か行動を起こすのはシャルロットさんの方ですわ」

箒「どういう事だ?」

セシリア「ふふふ……」

ラウラ「もったいぶって無いで教えてくれ!!」

セシリア「いいでしょう、教えて差し上げますわ!」

セシリア「みなさん、シャルロットさんにはあって私達に無いものは分かりますか?」

箒「……素直に優しくできる心だな」

セシリア「あら、意外ですわね?分かるとは思いませんでしたわ!」

箒「みんなと出会ってからだいだい1年経つんだ、いくら私でも分かる」

鈴「分かってるんなら、あんたも素直に優しさを見せればいいじゃない?」

箒「それが出来ないから困っているのだろ!それにお前には言われたくない!」

鈴「……そうね」

ラウラ「それでセシリア、それがどうしたのだ?」

セシリア「それではありません、もう1つの方ですわ」

ラウラ「もう1つ?」

セシリア「行動力ですわ!」

ラウラ「行動力?それなら私にもあるぞ」

セシリア「いえ、シャルロットさんの行動力とはあなたのように行き過ぎた行動力ではなく、ほぼ必ずプラスに働くような行動力です」

ラウラ「と言うと?」

セシリア「林間学校で私がやっとの思いで一夏さんのお隣の席を獲得したのは知っていますわね?」

鈴「必死だったからね、セシリアは」

セシリア「そうです、私はやっとの思いであの席を獲得しました、なのに!」

箒鈴ラウラ「!!」

セシリア「シャルロットさんは澄ました顔で一夏さんの反対側のお隣に座っていましたわ!」

箒「た、確かに!!」

セシリア「その他にもいつの間にか一緒に買い物、いち早く実家に押しかけなどなど」

鈴「シャルロット、恐ろしい子ね」

セシリア「ですからみなさん!決して油断してはなりませんわ!」

――――――――――――――――――――

ラウラ「というわけだ」

シャルロット「(セシリア、君の観察力には参ったよ)」

ラウラ「さあ、部屋に戻るぞ!」

シャル「ちょ、ちょっと待って!僕には確かめなk」

ガチャ

一夏「廊下が騒がしいと思ったら、お前らか」

シャル「い、一夏?」

一夏「何か俺に用事か?」

ラウラ「いや、何でも無い。騒がしくして悪かった。戻るぞ、シャルロット!」ガシッ

シャル「あああああ!!」

一夏「じゃあな、お休み!」

ラウラ「ああ、お休み」

シャル「(一夏、君はあんなゲームをする人だったんだね……)」

翌日 食堂

一夏「あれ?シャルは?」

セシリア「今日はまだ見ておりませんわね」

箒「昨日は一夏が来ないと思ったら、今日はあいつか」

鈴「ねえ、ラウラ!あんた、何か知らない?」

ラウラ「いや、予想通りの行動をしていた事以外は知らんな」

一夏「予想通り?」

セシリア「(やはり、行動に出ましたわね)」

箒「ん?シャルロットが来たぞ!」

鈴「噂をすればなんとやらね」

シャル「お早う、ラウラ」

ラウラ「ん?今朝も言ったぞ?」

シャル「お早う、鈴」

鈴「あ!お早う!」

シャル「お早う、セシリア」

セシリア「お早うございます、シャルロットさん」

シャル「お早う、箒」

箒「ああ、お早う」

スチャ

シャル「……」

一夏「(あれ?俺にはしてくれないの?)」ショボン

シャル「……」

一夏「……」

シャル「……」

一夏「お、お早う、シャル」

シャル「……」

一夏「……」

シャル「……お」

一夏「!」

シャル「お早う……」

一夏「(良かった、してくれた)」

シャル「お早うだにゃん///一夏///」

一夏「!?」

箒セシ鈴ラウラ「「「「!?」」」」

箒「ど、どういう事だ!?気違えたか、シャルロット!?」

セシリア「い、一体何がありましたの!?」

鈴「あんた、大丈夫!?」

ラウラ「みんな!一夏の顔を見ろ!!」

一夏「……」ニタニタ

箒「な、何だ!?あの幸せそうな顔は!?」

鈴「まるで私達の声が聞こえていないようだわ!」

セシリア「ま、まさか!」

ラウラ「うむ、昨夜の行動で奴は何か情報を得ていたらしいな」

一夏「……」ニタニタ

シャル「(よ、良かった!思い切ったかいがあったよ!)」

一夏「な、なあシャル?」

シャル「ど、どうしたのかにゃん?」

一夏「な、何でもないぞ!」ニタニタ

シャル「ごろにゃーん!」

ラウラ「(戦場では情報の遅れが敗北に繋がる……まさか、ここも戦場だというのか!?こうなれば……)」

ラウラ「い、一夏!箸が止まっているぞ……だわん///」

一夏「!!」ニタニタ

セシリア「(ラ、ラウラさんまで!?わ、私も出遅れるわけには行きませんわ!!)」

セシリア「早く頂くんだこん///」

一夏「ほほう!!!」ニタニタ

鈴「(え?この流れは!?でも、一夏が喜ぶなら……)」

鈴「ニタニタしてんじゃないぽこ///」

一夏「アヘアヘ!!!!」ニタニタ

箒「(な、何だ!?むしろ、語尾をつけない方が恥ずかしくなってきたぞ!)」

箒「……だぴょん///」

一夏「ま、まさか!あの堅物の箒まで!!!!?」ギョッ

箒「わ、私の時だけ反応が違うのは何故だぴょん!」

その頃

???「あでー?どうしたんだじょー?」

???「呼ばれた気がしたんだブー!」

???「きっと、気のせいだじょー!」アヘアヘ







???「とうま!」

???「いや、多分お前ではないんじゃなイカ?」

シャル「にゃんにゃーん!」

ムギュッ

ラウラ「わんわーん!」

ギチッ

セシリア「こんこーん!」

サワッ

鈴「ぼこぼーん!」

ニギッ

箒「ぴょんぴょーん!」

ガシッ

一夏「」

ブフォッ

シャル「調子に乗って後ろから抱きついたら……」

ラウラ「腕十字をしたら……」

セシリア「一夏さんの胸に身を預けたら……」

鈴「左腕を掴んだら……」

箒「慌てて、顔を掴んだら……」

千冬「お前ら!さっきからうるさいぞ!!」

一夏「」タラー

千冬「!!……織斑、どうして鼻血を流して気絶している!?」

一夏「」

千冬「……早く保健室に運ぶんだクマー///」

5人「「「「「それは無い」」」」」

その夜

セシリア「やはり、シャルロットさんは油断出来ませんでしたこん!」

シャル「それより、みんな聞いて欲しい事があるんだにゃん!」

――――――――――
―――――

鈴「本当にあいつはそんなゲームをやってたぽこね!?」

ラウラ「私という者がいながら、浮気などしてるんじゃないわん!」

箒「一夏の奴め……鈍感すぎてそのような道に進んでしまったのかぴょん!」

シャル「でも僕はそんな一夏でも嫌いになんかならないにゃん!」

セシリア「私もですこん!」

鈴「もちろんぽこ!」

箒「わ、私だってぴょん!」

ラウラ「私もだわん!」

箒「ちょっと待つんだぴょん!」

鈴「どうしたぽこ?」

箒「きっと、今も一夏はそのゲームをやっているんだぴょん!」

ラウラ「ギャルゲーというのは1日では終わらないものなのかわん?」

セシリア「まさか、そのゲームに一夏さん攻略のヒントが隠されているとでもおっしゃるんですこん?」

シャル「そうかもしれないんだにゃん!今日の一夏の反応は相当だったんだにゃん!」

箒「今から一夏の部屋に偵察に行くぴょん!」

今から、書き溜めてくるんだブー

一夏の部屋

『キスって何だろうね?』

一夏「(何なんだろう?)」

『愛情表現?コミニュケーション?』

一夏「(いや、さすがにコミュニケーションでは無いだろ)」

『すれば……相手の気持ちが分かるの?』

一夏「(むしろ分かってからするんじゃないか?)」

『ちゃんとすれば……一夏のこと、もっと分かったりするのかな?』

一夏「……」

『一夏、キスしよ?』

一夏「……」ゴクリ

『知りたいのよ、あたし……』

『それともあたしとはしたくない?』

『じゃあ、しようよ』

一夏「いただきます!!」ガバッ

――――――――――
―――――

箒「ま、まさかディスプレイにするとはな……何が動物語だ……」

鈴「あんなに積極的な一夏、見たこと無いわ!」

セシリア「キスはコミュニケーションなのですわね……」

シャル「そうだよ!唇へのキスも挨拶のようなものなんだよ!」

ラウラ「ふむ、キスとは挨拶なのだな?」

次の日 五反田家

弾「どうだ?貸したゲームは?」

一夏「ああ、何か新しい扉を開いてしまいそうだ」

弾「大げさだなあ!このリアルギャルゲー人間が!」

一夏「ん?どういう意味だ?」

弾「……何でもないさ(こいつの鈍感さは最早才能と言うべきだな)」

一夏「じゃあ、そろそろ学生寮に戻るか」

弾「あれ?実家に帰らないのか?」

一夏「寮で攻略しなきゃならねえんだよ」

弾「そうか……ほどほどにな」

一夏「おお、それじゃあな」

弾「それにしても一夏の奴、まだ昼だぞ」

弾「そうとうハマってるんだな」

ガチャ

蘭「お兄!!」

弾「蘭、帰ってきたのか!」

蘭「なんで今日一夏さんが来る事を言ってくれなかったの!?」

弾「だって、蘭は今日用事あるんだろ?」

蘭「一夏さんのためなら、その用事断ったわよ!」

ガスッ

弾「いってえ!蹴るな!!」

――――――――――
―――――

一夏「おお、鈴!」

鈴「一夏!学校にいないと思ったら、こっちに来てたのね」

一夏「何だ?中学時代の女子達と会うのか?」

鈴「そうよ、でも私遅刻気味なのよ」

一夏「そうか、女子達にもよろしく言っといてくれ、じゃあな!」スタスタ

鈴「待って!!」ガシッ

一夏「何だよ鈴!?」

チュッ

鈴「……じゃ、じゃあね///」タッタッ

一夏「」ポカーン

――――――――――
―――――

一夏「な、何だ鈴の奴!?い、いきなりキスなんて!?」

一夏「まさか俺の事を好き……とか!?」

一夏「無い無い無い……有り得ない!」

箒「何が有り得ないのだ、一夏?」

一夏「ほ、箒!?」

箒「何をそんなに驚いている?」

一夏「……いや、何でもない」

箒「そうか、これから私は親戚の家に行かなければならないのでな、ではまた」

一夏「あ、ああ」

チュッ

箒「……///」タッタッ

一夏「」

駅前

一夏「ど、どうなってんだ!?今日は……」

一夏「もしかして2人とも俺の事が好き?」

一夏「……さらに有り得ないぞ!あはははは!!」

ラウラ「一夏ではないか!」

一夏「よう!ラウラ、買いm」

チュッ

ラウラ「どうした一夏?顔が赤いぞ?///」

一夏「お、お前だって///……つか、何故キスを!?」

ラウラ「キ、キスは挨拶なのだろう?」

一夏「挨拶!?(ドイツではそうなのか!?)」

シャル「探したよぉ、ラウラ!」

ラウラ「すまなかったな、シャルロット」

シャル「あ!一夏!!」

一夏「よ、ようシャル!」

チュッ

シャル「今、帰りなのかな?///」

一夏「(もしや、フランスでも挨拶なのか!?)」

シャル「ねえ、一夏?聞いてる?」

一夏「お、おう!一緒に帰ろうぜ!!」アセアセ

シャル「うん!!」

一夏「挨拶か……いや、挨拶なのか?」ウーン

セシリア「こんばんは、一夏さん」

チュッ

一夏「うん、挨拶だ!」

セシリア「そうですわ、挨拶でしてよ///」

一夏「あはははは!悩んでたのがバカらしくなってきたぞ!」

セシリア「それより、早く食堂にでも行きませんか?」

一夏「もうそんな時間か!じゃあ、行こうぜ!!」

セシリア「はい!!」

食堂 夕食

一夏「まさか、キスが挨拶だったとはなあ!」

シャル「僕もその事を知った時は驚いたよ!」

ラウラ「新しい挨拶の礼儀作法を知る事が出来て良かったぞ」

鈴「人生観が変わったわ!」

セシリア「日本の文化には今までも何度かカルチャーショックを受けてきましたが、今回ほどのは初めてですわ!」

箒「カルチャーショック?私もこんな挨拶を知ったのは昨日だぞ?」

セシ鈴シャルラウラ「「「「え?」」」」

Prrr Prrr Prrr

一夏「ああ、電話だ!ちょっと席はずすよ!」スタッ

セシリア「日本では唇へのキスが挨拶ではありませんの!?」

箒「それはお前達の国での話だろ?」

シャル「僕の国では手の甲にするだけだよ!」

鈴「え、ちょっとこれはどういう事よ!?」

ラウラ「私は間違った礼儀作法を学んでしまったのか!?」

千冬「また、お前達か!少しは周りの迷惑を考えろ!!」

ラウラ「きょ、教官!そんな事を言っている事態ではありません!!」

千冬「織斑先生だ!……ちなみにどのような事態なのだ?」

――――――――――
―――――

千冬「つまり、織斑はまだ勘違いしたままなのだな?」

ラウラ「はい、そうです、教……先生!」

千冬「良い事を聞いた。礼を言うぞ。これは急がねばなるまい!!」ダッ

セシリア「織斑先生!?」

箒「(……相変わらずのブラコンなようだ)」

ダメだ、眠い

もし残っていたら、今日また書きます

これは再開しても良い雰囲気なのかな?

>>104の続きから

その夜

シャル「か、勘違いとはいえ、僕は一夏と……///」

箒「そ、そうか、そうか、私はしてしまったのだな///」

セシリア「たまにはこういう勘違いも……して良いのでわ///」

ラウラ「わ、私は2回目だぞ!1歩リードだな///」

鈴「そんな事より過ごした一緒に過ごした時間の長さの方が大事よ……ああ、一夏///」

箒「それなら私だって負けないぞ!」

シャル「ところで今日も行く?」

ラウラ「戦場では情報伝達の早さが生死を左右する」

セシリア「つまりはそういう事ですわね?」

鈴「それじゃあ、今日も行くわよ!」

一夏の部屋

一夏「(やっぱり大きいと肩が凝るものなのか?)」

『……あの、もしよかったら私が先輩の肩をおもみしましょうか?』

一夏「(千冬ねえは相当なんだろうな……後は箒やセシリア……シャルもか?)」

『パパ……あ、じゃなくてお父さんにも、よく褒められるんですよ』

『あ、はい。それでは座ってください』

一夏「(……有り得ないだろうな、あの2人は)」

『うんしょ、うんしょ』

『どうですか~先輩』

一夏「揉む方は結構得意なんだよな、でも、たまには揉まれてみたいなあ」

『本当ですか?良かったです。あ、もう少し強めにしますか?』

『は~い……。うんしょ!うんしょ!』

『うんしょ!うんしょ!』

『はぁ……はぁ……。ど、どうですか?』

一夏「……!!」ガバッ

――――――――――
―――――

シャル「さ、さっきは驚いたよ!」

ラウラ「ああ、あそこでいきなり動き出すとはな」

セシリア「思わず逃げ帰ってきてしまいましたわね」

鈴「でも、結局は気づいてなかったみたいよ?」

箒「それにしてもあの一夏の動きは瞬間加速にも勝るとも劣らない動きだったぞ!」

翌日 一夏の部屋

一夏「3人してどうしたんだ?お前ら?」

鈴「あんた、最近疲れてない?」

一夏「え?目は疲れてるかな?」

セシリア「肩などは凝っていませんか?」

一夏「目の疲れのせいで凝ってるかもな」

ラウラ「うむ、ならばマッサージでもしてやろう」

一夏「え?お前らどうしたんだ、急に?」

鈴「いいから、とりあえずそこにでも座りなさいよ!」

数分後

ラウラ「どうだ?気持ちいいか?」モミモミ

一夏「気持ちいいぞ……あー、そこそこ」

鈴「私達に感謝しなさいよね!」モミモミ

一夏「いやあ、本当にありがとうな……フゥー」

セシリア「ところで何で肩の部分は私を指名したのですか?」モミモミ

一夏「(そりゃあ……)」

ラウラ「もう少し強めにやるぞ」ペチャ

鈴「結構凝ってるわね」ペタ

セシリア「一夏さん?」ボイン

一夏「(……だもんな、背中も気持ちいい……昨日予習しといて良かったぞ)」ムニュムニュ

――――――――――
―――――

一夏「そろそろ、昼だな!食堂にでも行くか!!」

セシリア「昼食の事なら心配ありませんわ!」

一夏「どういう事だ?」

ラウラ「調理室に行く。私達について来い」

一夏「ま、まさかお前らが作るのか!?」ゾワッ

鈴「あんた、何か顔青いわよ?」

調理室

一夏「……あれ?何かいい匂いがするな?」

シャル「あぁ、来たね一夏!」

一夏「この料理はお前らが作ったのか?」

箒「そ、そうだ!」

一夏「このハンバーグとサラダはシャルか?」

シャル「うん、そうだよ!」

一夏「ブリ大根やダシ巻き玉子は箒か!」

箒「そうだぞ!」

一夏「後は……」

シャル「まあまあ、出来たてのうちに食べちゃおうよ!」

一夏「え?食べていいのか?」

箒「何を言っている?食べてもらうために作ったのだ」

――――――――――
―――――

一夏「フゥー、食った食った」

シャル「ど、どうだったかなぁ?」

一夏「美味しかったぞ、機会があったらまたよろしくな」

箒「そうか、そうか!美味しかったのか!」

一夏「……」

箒「どうした一夏?」

一夏「いや、どうして今日はみんなこんなに色々としてくれるのかなって思ってさ」

シャル「あれ、あれだよ!一夏にはいつもお世話になってるから、そのお礼だよ!」

一夏「そうなのか?うーん、礼をされる程の事をした覚えがないんだが……ありがとうな!」

千冬「おお、織斑!ここにいたか」

一夏「どうしたんだ、千冬ねえ?」

千冬「……まあ、今日のところは織斑教官でなくともいいだろう」

一夏「それで俺に何か用事か?」

千冬「最近肩凝りが酷くてな」カキコキ

一夏「ああ!それなら俺に任せてよ!!やっぱり、大きいからなんだろうなあ)」

千冬「してくれるか、マッサージを?」

一夏「任せてくれ!!」

ジャアチフユネエノヘヤニイコウゼ アア、ソウダナ

5人「「「「「……」」」」」

5人「「「「「(羨ましい……)」」」」」

その夜

一夏の部屋前

セシリア「さて、今日もやりますわよ」

鈴「何か覗き見るのも慣れてきちゃったわね」

千冬「お前ら、ここで何をしている?」

ラウラ「きょ、教官!?」

千冬「5人揃って、一夏に夜這いでもするつもりか?」

シャル「そ、そんな事しませんよ///」

千冬「ならば、各自自室に戻りさっさと寝ろ!」

箒「わ、私達にはやらなければならない事が!」

千冬「……やはり、夜這いか?」ゴゴゴゴゴ

5人「「「「「うわあああああ!!!!!」」」」」ダッダッダッ

一夏の部屋

『――――――』

一夏「!!」

『――――――』

一夏『!!?』

『――――――』

一夏「こ、これは!?」

翌朝

シャル「昨日の織斑先生は恐ろしかったね……」

ラウラ「うむ、あれ程までに恐ろしい教官は始めてみたぞ……」

鈴「そのせいで昨日は確かめる事が出来なかったわね」

箒「万事休すだな……」

一夏「セ、セシリア!!!」ダッダッ

セシリア「何かご用ですか、一夏さん?」

一夏「セシリアはオス猫とメス猫が、ニャンニャンしているのを見たことがある?」キリ

セシリア「……はい!?」

一夏「きたあああああああああ!!」ブルブル

セシリア「こ、これはどういう事ですの!?」

一夏「少し困った感じで『あ、あの……先輩?』って言ってみようか!」

セシリア「え、あ……あ、あの……先輩?」

一夏「次は恥らいながら、『何だか、恥ずかしくなってしまって……』だ!」

セシリア「何だか、恥ずかしくなってしまって……///」

一夏「この調子でその恥じらいに怒りも混ぜながら『こんな事をするのは変態だけですよ』!」ニタニタ

セシリア「こんな事をするのは変態だけですよ!///」

一夏「はいはーい!蔑む様な目をしながら『捻じ曲がってて変質的にいやらしいですよね』!」ゾクゾク

セシリア「……捻じ曲がってて変質的にいやらしいですよね」

一夏「最っ高だねえええええええええ!じゃあ、お次は……」アヘアヘ

箒「このポルノ野郎が!」ガスッ

一夏「ウグッ!!」

アマガミ届いた、今から復習プレイします

という事でお疲れ様でした
失礼します

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