【咲SS】 京太郎「鹿児島で巫女さん! 15スレ目!」【安価】 (467)


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【咲SS】 京太郎「鹿児島で巫女さん!」 「14スレ」【安価】
【咲SS】 京太郎「鹿児島で巫女さん!」 「14スレ」【安価】 - SSまとめ速報
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・このスレは咲-saki-の須賀京太郎が鹿児島でほのぼのするスレです。

・平和です、本当に本当の平和です。

・恋人になる一歩手前で足踏みする現況をお楽しみください。

・ラブホでシャワーを浴びた後の姫様の画像は常に募集しています。

・多分、このスレで終わるんじゃないかなあ。

・のんびりまったりいきましょう。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1364221970

京太郎(ホテルの予約は事前に電話したおかげで完璧)

京太郎(冷蔵庫には予め買っておいた飲み物とスナック菓子をぶちこんである)

京太郎(気前のいい事に近藤さんは用意してくれてる! ああくっそ!!!!)

京太郎(とりあえず、シャワーを浴びてるけどさ)

京太郎(落ち着かない、股間が落ち着かない!!)

京太郎(そうだ、こういう時こそ、他の誰かのことを考えるんだ!)

京太郎(きっと、股間も落ち着いてくれるさ!)

↓4姫さま以外人物安価(人物によっては股間が落ち着きます。

京太郎(そうだ、こういう時こそ霞さんだ)

霞『ふふふ……帰ったら、わかっているわよねェ?」

霞『ちょっきん、ちょっきん、うふふふっふふ』

京太郎「……っ」

霞『股間をぐっしゃり、ぐしゃぐしゃ、うふふふっふふ』

霞『そっと、触って――握りつぶす!』

京太郎「あ、ああっ……」

京太郎(やった、勢いが急速に落ちていく……!)

京太郎(ありがとう、霞さん! でも、帰ったらお説教は勘弁して下さいね!)





霞「くしゅんっ」

巴「どうかしたんですか? 風邪なら早く寝た方がいいですよ」

霞「違うわ。きっと、誰かが噂しているのよ」

巴「それならいいんですけど」

霞「ふふふ……朝帰りなんていい度胸してるわ」

巴「まあまあ。とりあえず、落ち着きましょう」

霞「いいえ、これは戦争よ。乙女の戦争」

巴「乙女って歳じゃ……いたたたたっっ!」

霞「同い年よ」ニッコリ

巴「そういう設定でし……あだだだだだだ!」

京太郎「という訳であがってきました」

小蒔「お疲れ様です。買ってきた飲み物は冷えてますよ」

京太郎「どもっす。うーん、風呂あがりはオラ……いえ、三ツ矢サイダーに限りますね」

小蒔「そうなんですか? 私は冷えたお茶をよく飲みますよ」

京太郎「牛乳じゃないんですか?」

小蒔「違いますけど……」

京太郎「天然素材っ!」

小蒔「???」

京太郎「何でもありませんよ、ええ」

京太郎(それよりも、朝までどうするかな)

京太郎(寝ようにも二人一緒にって結構やばくね?)

京太郎(ラブホに連れてきてる時点でそんなこと言えるわけもないけどさ)

京太郎(さってと、どうすっかな)

↓3トーク内容(残り三回)

1自分のことについて。
2恋愛について。
3巫女四人組について。
4よく眠る体質について。
5小蒔の子供の頃について。
6明日の言い訳について。
7????
8寝るよ!!!!

京太郎「そういえば、小蒔さんって好きな人いないんですか?」

小蒔「ふぇ!!!?」

京太郎「いや、そんなに驚かなくても」

小蒔「そ、そ、そその話は今するべきことなのでしゅか!」

小蒔「……舌が、痛いです」

京太郎「急いで喋るからですよ」

小蒔「京太郎さんが変なこと聞くからです」プンスカ

京太郎「すんません、こういう夜の会話には必須かなって」

小蒔「もうっ、京太郎さんは!」

京太郎「あはは……」

小蒔「私は、そのような経験は今までありませんでした」

小蒔「恋愛というのは漫画でしか見られないものとして捉えていて」

小蒔「きっと、私には縁がないことだと考えていたんです」

京太郎「……」

小蒔「でも、最近は少し変わってきて」

小蒔「その人のことを考えると、胸がポカポカするんです」

小蒔「いつまでも、その人のそばで寄り添っていたい」

小蒔「その人の笑顔が見ていて温かい」

小蒔「手を握ったら握り返してくれる力強さが、嬉しいんです」

京太郎「……ふんふむ」

小蒔「初恋ではないんですけどね」

京太郎「そうなんですか?」

小蒔「ええ。でも、今はもういいんです」

京太郎「……恋、か」

京太郎「正直、俺の方は全く縁がないですからね」

京太郎「それが、恋愛か、友情か。全く区別がつかなくて」

京太郎「振られた時のことを考えると怖くて」タハハ

京太郎「それに、俺を好きでいてくれる人は……いるかどうか」

小蒔「…………むー」

京太郎「小蒔さん?」

小蒔「…………」プイッ

小蒔「……」ツーン

京太郎「いい加減機嫌治してくださいよ……」

小蒔「知りませんっ」

京太郎(困った……同したもんかな……?)

↓3トーク内容(残り2回)

1自分のことについて。
3巫女四人組について。
4よく眠る体質について。
5小蒔の子供の頃について。
6明日の言い訳について。
7????
8寝るよ!!!!

京太郎「そういえば、小蒔さん」

小蒔「……何ですか」

京太郎「明日の言い訳、どうしましょう」

京太郎「正直、霞さん達ヤバいです。キレッキレです」

小蒔「話せば」

京太郎「わかってくれません。最悪、死を覚悟します」

小蒔「そこまでですか?」

京太郎「はい。ということで、言い訳しましょう!」

小蒔「駄目ですよ、正直に謝るのが筋です!」ピシッ

京太郎「それで済むならいいんですよ……ただ、正座でお説教ならまだマシで」

京太郎(俺の股間が潰れでもしたら……立ち直れない)

京太郎(4人とも、小蒔さんのことを大事に思ってるからなぁ)

京太郎(ラブホに一緒に入りました! なんて言ったら殺される……!)

京太郎「お願いします、助けてください!」

小蒔「……仕方ないですね。京太郎さんは怖がりなんですから」ナデナデ

京太郎「面目ない」

小蒔「とりあえず、どういった言い訳をするんですか?」

京太郎「それはゴニョゴニョ」

小蒔「はい、はい……それでいいんですか?」

京太郎「大丈夫です」

小蒔「それでは、そのように言いますね」

京太郎「さすが、小蒔さん!」



【朝帰りの修羅場は割とゆるくなりました】


京太郎「これで、朝帰りでも怖くないですね」

小蒔「京太郎さんは心配しすぎだと思いますけど……」

京太郎「いやいや。ちゃんと策は練っておかないと」

小蒔「よく、わかりません」

京太郎「わからないならわからないでいいんで」

小蒔「は、はぁ」

↓3トーク内容(残1回)

1自分のことについて。
3巫女四人組について。
4よく眠る体質について。
5小蒔の子供の頃について。
7????
8寝るよ!!!!

おめでとうございます、当確…! 何はとは言いませんが、当確でございます…!
今日はここまで。何故、踏むのか。踏んでしまうのか。

モバマスのありすちゃんが可愛すぎて辛い。結婚したい。
今日はいつもより早めの更新、ターニングポイントでいきましょう。

京太郎「それじゃあ――」

小蒔「待って下さい。今度は私の方から話題を振ってもよろしいですか?」

京太郎「へっ?」

小蒔「……駄目、ですか?」

京太郎「いや、構いませんよ。全ッ然何でも話しちゃって下さい!」

小蒔「そうですか。なら、私も遠慮なく聞きますね」

京太郎(そういえば、小蒔からこんな風に積極的に話すのって――珍しくね?)

京太郎(心なしか、いつもよりはキリってしてるし)

小蒔「京太郎さんは――」

京太郎(まあ、小蒔さんのことだから明日の朝ご飯はどうしましょうとかだと――)

小蒔「今、お慕いしている人などは、いらっしゃいますか?」



■  ■  ■


正直、予想にも上げていなかった話題だった。

まさか、聞き返されるなんて、思ってもいなかったから。

「もし、いないのでしたら」

その先を聞いてしまうと、戻れない。

きっと、このぬるま湯の関係が終わってしまう。

「私と……」

楽しいのだ、霞さんがいて、巴さんがいて、はっちゃんがいて、はるるがいて、小蒔さんがいて。

全員でワイワイ騒いで、バカみたいなことを言い合って。

時たま、俺がやらかして。霞さんが説教して。はっちゃんがそれをからかって。

はるるは黒糖を食べながら無関心を装って。巴さんは、呆れた風に仲裁に入ってくれる。

それを、小蒔さんがニコニコと見つめている。

そんな、だらけていながらも温かい空間が、俺は何よりも好きなのだ。

強くなろうと願うよりも、いつまでも変わらないものが好きなのだ。

はっちゃんに告白されても、俺は断った。

嫌いでもない、むしろ、好きな部類に入る女の子の告白を――受け入れられなかった。

今の関係が壊れるのが嫌だから。変わりたくない、いつまでもこの関係が心地いいから。

だからこそ、断るのが正しいのだ。誰からの告白も、全て突っぱねる。

そもそも、ここにいること自体が奇跡の複合体のようなものだ。

俺が鹿児島にいる事自体が。俺が、―――――こと自体が。

「付き合って、くださいっ」

精一杯の勇気を振り絞ってぶつけてきた告白を、俺は。

「京太郎さんのことが、好きです」

↓2~4

1受け入れる(京太郎最終回達成条件未満、不可)

2否定もしない、肯定もしない。黙る。

3受け入れない。


京太郎「…………」

小蒔「…………」

京太郎「………………」

小蒔「…………そうですか」

小蒔「でも、否定されなかったってことは。まだ、私にも機会があるということですよね」ニコッ

京太郎「…………」

小蒔「京太郎さん」

小蒔「貴方が何を怖がっているのか、隠しているのか。わたしにはわかりませんけど」

小蒔「困った時は、話してくれると嬉しいです」

小蒔「……私に話しにくいことでしたら、他の人でもよろしいので」

小蒔(できれば、私がいいんですけどね)

京太郎(――――)

京太郎(一回目は断った。さすがに、いきなりでびっくりしたのも含めて)

京太郎(二回目は保留にした。ちょっと気になっている人からの告白。
    普通は受けるべきなんだけど。やっぱり答えは返せなかった)

京太郎(何がたりない、何に気づいていない?)

京太郎(俺がモモの姿を見えなくなったことか? 俺が高台によく行くことか?)

京太郎(俺が照さんと出会ったことか? 俺が鹿児島に来たことで何かあったのか?)

京太郎(……? …………)

京太郎(よく考えると、おかしいことがないか?)

↓3(ダミーがあります)一発引当HAPPYENDワンチャン。

1そもそも、鹿児島に来ること自体がおかしい。

2俺はどうしてモモの姿が見えなくなったか。

3高台に行くということは、何か高い場所に因縁があるのではないか。

4はるるの時、俺にだけ妖怪が憑いてなかったのは……。

よく考えると、ヒントもなしにわかんねーわな。
ここまでのおさらいの情報まとめるからちょっと中断。
気が利かなくてすまんな。

・須賀京太郎がいじめられていた日は雨だった。

・狩宿巴のことを初対面だと認識しているのは何故? またそう振舞っているのは?

・そもそも、東横桃子の声も姿も認識できていなかったのは本当に、心の持ちようか?

・明確に描写していないのは照との会話、イジメの後の京太郎。

・鹿児島に行くきっかけは母とお婆さん。彼女ら二人はいじめを知っていたのか?

・何故、何の力もない須賀京太郎が一人だけ妖怪にとりつかれなかったのか。

・上記は、滝見春の意志ではないことは確定している。

・須賀の苗字はスサノオに通じる。

・妖怪の「繰り返している」発言は、ルート繰り返しと関係している?

・強い思いを抱くのと同時に、東横桃子の姿は見えた。

・告白を断るのは関係を壊したくないということだけではない。

・京太郎自身、一番大事なことを忘れている。

・よく、夢を見る。夢は必ず……?


とりあえず、情報はミスリード含め上げたった。

これを踏まえた上で選択肢。
どれかは正解含んでるよ。
13分ぐらいに安価出すけど、多数決の方がいいかな。

1実は、須賀京太郎は既に死んでいる。今生きているのはその事実を【忘れている】から。

2【忘れている】ことに、清澄が関わっているから。

3神代家は、須賀と繋がっているから。(即ち、須賀家は分家だった説)

4関係を壊したくないことに加えて、自分が恋愛を怖がっている。一度騙されたことから信じられない。

これぐらい情報出したら、外さないやろ?
サービスサービス。

最初は真面目に断片情報から当てるスタイルいいじゃんって思ったけど、
読み手に断片を肉付けさせる為にスレ読み返してこいは酷かなって。
そういうの、明らかに俺しか得しないなって思い直したんだよ!!!

↓1~5


1実は、須賀京太郎は既に死んでいる。今生きているのはその事実を【忘れている】から。

2【忘れている】ことに、清澄が関わっているから。

3神代家は、須賀と繋がっているから。(即ち、須賀家は分家だった説)

4関係を壊したくないことに加えて、自分が恋愛を怖がっている。一度騙されたことから信じられない。

それじゃあもっかいだね。
あてにいってもええんやで

↓1~5

1実は、須賀京太郎は既に死んでいる。今生きているのはその事実を【忘れている】から。

3神代家は、須賀と繋がっているから。(即ち、須賀家は分家だった説)

という訳で、3だね。
成功ならこの後はハッピー。失敗ならハッピーは……。

キリイイしここでセーブ。
明日も更新するから許してください!

してないんだな、これが。割とハブられ霞さんだね。
やきう開幕戦でお酒めっさ飲んでるから寝落ちする可能性が高いけど更新するよ。

京太郎(……もしかして)

京太郎(俺と小蒔さんが実は親戚で)

京太郎(血がつながっていたりするから? だから、なのか?)

京太郎(そもそも神代家に仕事に行ったのだって、婆さんが発端じゃないか)

京太郎(それなら――俺が小蒔さん達に抱いてるのは恋愛的なものじゃねーってことか?)

京太郎(家族だから。なかなか踏み切れないし、答えることができない)

京太郎(うちの家族と神代家って実は分家と本家的な感じなんじゃないか?)

京太郎(だから、親近感も湧くし。恋じゃねぇって、勘違いなんだって)

小蒔「……ん、」

京太郎(それに、こうして見ると手のかかる姉みたいだしな)ナデナデ

小蒔「……えへへ」

京太郎(小さく丸くなって寝るって小動物かよ。可愛いからいいけどさ)

小蒔「きょーたろーさんー」ダキッ

京太郎(……っ! 胸が、胸が!!)

京太郎(いくら、家系が近いって言ってもこれは慣れないって!!!)

京太郎(……そうに決まってるよ、な?)

小蒔「うにゅう……」ギュギュギュッ

京太郎(強い、力強いって! 小蒔さんってこんなにも抱きつきグセあったのか!?)

京太郎(確かに、寝ながらマージャン打ったり歩いたり平然に話したり)

京太郎(多々おかしい所はあるけれどさぁ!!!)

小蒔「…………くぅ」

京太郎「はぁ、仕方、ないか」

京太郎「……今日だけですからね」ボソッ

小蒔「……」

京太郎(聞こえてるかいないんだか、わからないけど)

京太郎(……、…………俺も寝るか)

京太郎(家族みたいなものだから、俺は受け入れられないのか?)

京太郎(本当はそれ以上の関係を、望んでいるんじゃないのか?)

京太郎(わっかんねーや、わかんねーよ……)



【正解! おめでとうございま】




それが、正しい答えなら。どんなに救われたんだろうか。

いつだって、現実はシビアで。

ああ、そうだった。

神様は――都合のいいもんじゃ、なかったもんな。

ふらふらと、何も考えず歩いている。

いつも通りの帰り道。いつも通りの時間。

だけど、日に日に視界は霞んでいく。

辛いのか、辛くないのか。

わかんない、わからないけど。

死にたいなって思ったのは確かだった。

真綿で締め付けられるような苦しみをずっと味わうのは嫌だった。

雨の日は止められた。あの時は、まだ踏ん張れた。

照さんは俺に言ってくれた。

「逃げるのは簡単だよって」

でも、俺にとって。その答えは、地雷だった。

前を向いても、暗くて。

誰も認めてくれなくて。

自分が悪いってわかっていても、割り切れなくて。

だから、俺は照さんの制止を振りきって。

車線に飛び出したんだ。

あの時、見た夢は。

血まみれで、頭を抱えて。泣いている、叫んでいる人は――俺じゃなかった。

歯車が噛み合わさる。カチカチと俺の中で動いていく。

忘れてる、ことは。照さんが心底後悔していることは。

咲じゃない、清澄のことじゃない。

俺が、死んでることだったんだ。



【ハズレ】

【以降、告白を受けることもすることも可能になります】

【朝】

小蒔「おはようございます! 京太郎さん!」

京太郎「おはようございます……朝から元気っすね」

小蒔「昨日は早く寝れましたから……京太郎さんどうしたんです?」

京太郎「それよりも、ですね。近いです、顔が」

小蒔「ふぇ?」

京太郎「いや、近いんですって。すっごく。そんなに覗かなくても起きてますから」

小蒔「そういうことを言っていつも寝坊をするのは誰ですか」

京太郎「小蒔さんの方がよく寝てるじゃないですか……」

小蒔「そ、そうでしたっけ」

京太郎「そうですよ」

京太郎(それにしても、さっきまで見てた夢、変だったな……悪夢にもほどがあるぜ)

京太郎(俺が死んでる……だって?)

京太郎(気味悪い……、さっさと忘れよう。何が死んでいるだ、ありえねーって)

京太郎「それじゃ、小蒔さん。朝なんで出ましょう」

小蒔「はい!」

京太郎(何か、身体が重いし、目も霞むけど)

京太郎(気のせい気のせいっと)

ちなみに当たってたら復活大団円Endよ。FF10シリーズ的なノリで。
もしくは某だよもん星人が出るONE。


忘れてた安価。
朝雑談パート

↓3
雑談内容について。

京太郎「そういえば、小蒔さん」

小蒔「はい?」

京太郎「あの倉庫って色々とヤバゲなものがありますよね」

小蒔「そうですね、すっごいビビビってきます」

京太郎「ビビビ、ですか」

小蒔「ビビビ、です」

京太郎「……」

小蒔「……」

京太郎「くくっ」

小蒔「ふふっ」

京太郎「ビビビはないでしょ、ビビビは」

小蒔「的確な効果音だと思ったんですけど」

京太郎(天然なのか、作ってやってるのか)

京太郎(いや、小蒔さんの顔を見てると素でやってるんだろうけどさ!)

京太郎(つーか、ナチュラルに手を繋いでるけどいいの、俺!?)

小蒔「……? 京太郎さん、手が冷たいですけれど大丈夫ですか?」

京太郎「そっすか? 普通だと思いますけど」

小蒔「なら、気のせいですね」ギュッ

京太郎「ちょ、小蒔さん?」

小蒔「京太郎さんを暖かくしてるんです、こうして繋いでると冷たくないですよ」

京太郎「いや、気のせいなら繋がなくても」

小蒔「……」ウルウル

京太郎「喜んで繋がせて頂きます、お姫様」

小蒔「はいっ」ニッコニッコ

京太郎(すっごい嬉しそうだな……)

京太郎(まあ、いっか。小蒔さんが喜んでくれるんだし)


【小蒔の好感度が上がりました】

眠い、なんもかんもオオタニーしてしまったのが悪い。セーブ。
間違ったとはいっても、エンド後に京ちゃんすぐ死ぬってこと語られないだけで普通です。
神話関係はネタとして面白いから皆も調べたら楽しいよ! 

手が冷たいのはコマッキーが手を繋ぎたいがために言っただけ。
コマッキーマジ困っきー。
↓4何か短編書くよ。

デートは了解しました。
彼女設定とまだ付き合ってない設定どっちか選んでええよ

京太郎「そんな訳で、デートですよー」

霞「ちょ、ちょっと!」

京太郎「ん? どうかしました?」

霞「で、デートって……」

京太郎「そりゃあ言葉の通りです、参りましょうか、お姫様」ニッ

霞「……馬鹿。そうやってリードするなんて京君にはまだ早いんだから」

京太郎(初めてのデートなんだ、俺がしっかりしなくちゃな!)







京太郎「そういえば、今日は巫女服じゃないんですね」

霞「ええ。いつも巫女服で出歩いてる訳じゃないのよ?」

京太郎「そうですか。何だか、すごく新鮮な気分です」

霞「普段は着ないもの。外に出るといっても、着替える必要はないしね」

京太郎「勿体無いっすよ。すっげー似合っているのに」

霞(フフン、その言葉はもう慣れたわ! 正直恥ずかしいけれど!
  ここは逆に、お姉さんとして……)

霞「あら。京君の方こそいつもとは違ってかっこいいわよ」

霞(ふふふ、これで恥ずかしがるがいいわ!)

京太郎「あはは、そう言ってもらえて光栄です」

霞(あ、あれ?)



霞(おかしいわね、ここは照れる京君をいじり倒す予定だったのに)

京太郎(っしゃああああ!!! ハギヨシさんと相談して選んだかいがあったぜ!
    恥ずかしいとかよりも嬉しくてたまんねー!!)

京太郎「ありがとうございます。それよりも、霞さんはスカート履かないんです?」

霞「えっ、えっ」

京太郎「いや、ジーンズにTシャツっていうラフな服装も似合うんですけどね」

霞(それしかなかったのよ! スカートなんて制服のしかないもの!)

京太郎「スカートとか、霞さんはもっとお洒落した方がいいのにって」

京太郎「女性として魅力的なんですから」

霞「~~~~~~~~!!?!?!??!?!?!?!!!!!」ポカポカ

京太郎「ちょ、いきなり叩かないでくださいよ!?」

霞「も、もももう!!! そういう恥ずかしいこと、言うの禁止よ!」

京太郎「いやいやいや! 俺は素直な感想を言ったまででして!」

霞「そういう所が駄目って言ってるの!」

霞「……会う人皆に言ってるんでしょう」

京太郎「そりゃ、ないですって! 霞さん、本当に魅力的」

霞「禁止って言ってるの!!」

京太郎「理不尽ですって、わわっ!」

霞(い、一度も言われたことないもの、そういうこと……!)

霞(学校も女子校だし、男の子はいないし)

霞(もう、全部悪いのは京君よ)タタタッ

京太郎「ああ、もうっ! 急ぐと危ないですって!」ガシッ

霞「ひゃっ」

京太郎「急ぐと碌なことになりませんよ?」

霞「……ごめんなさい」

京太郎「いえいえ。こちらこそ出すぎた真似を」

霞「別にいいのだけれど。でも、いきなり腕をつかむのは紳士としてどうなのかしら?」

京太郎「……っ!」カアアッ

霞「あら、顔が赤いけれどどうかしたのかしら?」クスクス

京太郎「な、何でもないです! す、すいません」

霞「別にいいけれど、エスコートするなら丁寧にお願いするわ、王子様?」クスッ

京太郎「かしこまりました、お姫様」ニコッ







霞「ちょ、ちょっと……」

京太郎「さっきも言いましたよね? 霞さんはもっとお洒落をするべきだって」

霞「は、恥ずかしいのよ。今まで、こういう服を着たことなかったから」

京太郎「じゃあ、この機会に着ましょうよ。ね?」

霞「や、ややっ。ちょ、心の準備が」

京太郎「それじゃあ、お願いします店員さん」

店員さん「おまかせあれ! いいおもちを持っているお嬢さんならこの私が!」







霞「……」ムッスー

京太郎「霞さん、どうしたんですか? 笑顔笑顔」

霞「へぇ、そういうこと言う口が未だあるのかしら」フニフニ

京太郎「かしゅみひゃん、いひゃいれすよ」

霞「痛くしてるのっ! もう、私には似合わないのよ、こういうのは」

京太郎「それは勘違いですよ。霞さんは自分の魅力を知らなすぎですって」

霞「いいわよ、どうせ一人ですから!」

京太郎「それは嬉しいっすね」

霞「からかってるのかしら? 口をムニムニだけじゃたりないのかしら?」ゴゴゴッ

京太郎「そういう意味じゃなくて。俺にもチャンスがあるってことじゃないですか」

霞「…………たらし」

京太郎「霞さんにだけですよ、積極的なのは」

霞「いいわ、保留にしといてあげる。だから――」

霞「――早く、いい男になりなさい」プイッ

京太郎「努力します……何でちょっとおもちを」

霞「今度はむにむにじゃ済まさないわよ?」ニコッ

京太郎「すいませんっした!」

霞「…………最後まで、カッコつけなさいよ。もうっ」




【とりあえずの カン!】

霞さんは初心バージョンとぱーふぇくとおねーさまの二種類あるがどっちもいいと思うよ。
↓3書くよ。
物によっては後回しと言う名の明日書くよになるけどな!

了解しましたっと。
鬱とハッピー選んでもええよ(ニッコリ


【数年後の話】


京太郎「菫さん」

菫「何だ?」

京太郎「なぜ、俺達はせっかく会えた休日にデートもしないで家にいるんでしょう?」

菫「それはだな……」

京太郎「それは?」

菫「お前のたるみにたるみきった学力を矯正する為だっ!」バンバンッ

菫「いいか、このままだと私が入る大学は愚か、東京の大学にすら入れんぞ!」

京太郎「おっしゃる通りです」

菫「威張ることじゃない、全く予習復習はきちんとしろと言ったじゃないか」

京太郎「大抵は一夜漬けで乗り切ってきたんで」

菫「だから。威張ることじゃないと言っているっ! 本当に、お前というやつは」

京太郎「いやあ、何故かだらけちゃうんですよね。菫さんがいないと」

菫「私がいなくてもしっかりとしろっ」

京太郎「そういう問題じゃないんですってば。菫さんの前だとかっこいい俺でいたいといいますか」

菫「……っ」カーッ

京太郎「おおっと! 顔が赤くごひゅっ」

菫「ロン(物理)」

京太郎「の、ノリいいですね……」

菫「お前と共に過ごしてきて慣れた。こんな風にしたのは京太郎だ」

京太郎「暴力よりも優しさがほしいです」

菫「これ以上甘やかしたら、お前がダレる」

京太郎「ですよねー」

菫(人の気も知らないで。京太郎が一緒の大学に行けるよう、勉強も教えているのだが……)

京太郎「???」

菫(こいつ、何だかんだでかったるいとか言って逃げてしまう)

京太郎「どうかしました?」

菫「いや、何でもない……それよりも、体調は大丈夫か?」

京太郎「おっけーね!」

菫「何だその返事は……」

京太郎「可愛く言ってみたんですがどうです?」

菫「どうもしない」

京太郎「バッサリ行きますねー。出会った頃の菫さんはもういない!」

菫「お前なぁ」

京太郎「……大丈夫ですって。俺はいなくなりませんよ」ギュッ

菫「……っ」

京太郎「菫さんが俺のこと、いつも心配してくれてる事知ってるんで」

菫「ち、ちがっ! というか、抱きしめるなっ!」

京太郎「いやでしたか?」


菫「嫌じゃない! むしろ、いい……ってそうじゃない!」

京太郎「はいはい」ナデナデ

菫「撫でるな!」

京太郎「菫さんの髪ってサラサラして気持ちいいんですよ」

菫「むぅ……そういうことなら、って」

京太郎「はいはい、とりあえずお茶飲んで落ち着いて下さい」

菫「……」ングング

京太郎「うん、菫さん」

菫「何だ?」

京太郎「やっぱ、菫さん可愛いっすね!」

菫「」ブーッ

京太郎「お茶が滴るいい男になっちゃったじゃないですか」

菫「変なこと言うからだ!」

京太郎「本当のことですし-」

菫「は、恥ずかしいだろ!」

京太郎「ここにいるのは俺達だけなんで遠慮なしかな~って」

菫「…………」ジーッ

京太郎「……?」

菫「っ!」チュッ

京太郎「!?!?!?!?!?!?」

菫「……仕返しだ、馬鹿」

京太郎「ははっ、威力の高い仕返しですね……」マッカッカー

菫「うるさい。中断してた勉強を続けるぞ」

京太郎「了解っす」

菫「……」

京太郎「…………」

菫「なぁ」

京太郎「はい?」

菫「何でもない。大学、一緒に行けるといいな」

京太郎「行きますよ。菫さんと一緒にキャンパスライフ過ごしたいっすから」

菫「ふん、東京で待ってるからな。約束だぞ」

京太郎「はい、約束です」ニコッ




【とりあえず、カン!】

もう一時半になりそう。エロゲサイトのエイプリルネタ追わないと。
ということで今日はここまで。今週は忙しいから小ネタ多めでいくかもだけどすまんな。
ついでにエイプリルだから次回作のラインナップ上げるよ!

1しずが決勝戦に行く為に何度もループする話(鬱&シリアス)
2京ちゃんと怜のくっそ重い話(鬱&シリアス)
3須賀君が好きすぎてメゲルわ…&嘘と偶然に塗れた俺達アフターストーリー(ゲロアマイチャラブ)
4亦野さんのパーフェクトイケメン教室(ギャグ)

どれか書くよ!

基本、ノリと勢いとアルコールとライブ感でやってるから気にしたら負け。
いや、なるべく帳尻合わせします、すいませんでした。
眠くて寝落ちしそうなので一本小ネタ書いてごまかすスタイル。
↓3

例に漏れず彼女かじゃないか決めてええよ。
割と違うからなぁ。

【イチャラブお風呂! 霞さん編】

京太郎「うーん……」

霞「あら、どうかしたの?」

京太郎「いえ、霞さんの胸はどうしてこんなにも豊満なのかついて考察を」

霞「へぇ……」ニッコリ

京太郎「あ、はいすいません、直ちに思考停止するんで指を鳴らさないで下さい」

霞「よろしい」

京太郎(付き合う前は積極的だったけど、付き合ってからは意外と奥手なんだよなぁ、霞さん)

京太郎(普段はお姉さんとしてすごく頼りになる感満載なんだけど)

霞「……ジロジロ見ないでくれるかしら」カアアッ

京太郎(いざ、こうやって殻を割るとすっげー乙女っていうか)

京太郎(まあ、そこも可愛いんだけどさ)

京太郎「さってと、お風呂に入る前に身体を洗わないと、ですね」

霞「ええ、洗って欲しい?」クスリ

京太郎(こういうとこで変な積極性を見せるんだよなあ、お姉さんだよーって認識を植え付けたいのか)

京太郎「お願いします」

霞「それじゃあ、はい座って」

ゴシゴシゴシゴシ

京太郎「……」

霞「どうかしら?」

京太郎「あ、は、はい。ちょうどいい強さっすね」

京太郎(いやいやいや、強さなんて考える余裕ないって)

京太郎(胸! 胸超あたってるって!)

霞「うふふ……こうして見ると子供みたいね」

京太郎「俺はまだ子供ですよ」

霞「へぇ。それじゃあ、私は」

京太郎「お母さん! あたいたいたいたいたいっ! すんませんっしたーーー!」

霞「次はないわよ?」

京太郎「わかったんでアイアンクローはやめてくださいって!!!」

霞「つまんないわ……」

京太郎「俺の脳細胞がぶっ壊れるんでやめて下さい」

霞「あら、お母さんなんて言うから悪いのよ」

京太郎「包容力のあるおもちを持っているからであって他意はありません」

霞「はいはいわかったわ。洗い終わったから、シャワーかけるわよ」ザバーッ

京太郎「いやぁ、誰かに洗ってもらうって楽ですねぇ。すっきりすっきり」

霞「それじゃあ、番は私の番ね」

京太郎「えっ」

霞「えっ」

京太郎「俺、洗うんですか?」

霞「……私の髪は洗ってくれないのかしら?」

京太郎「いや、その……」

京太郎(そういうことじゃなくて、このままだと股間が! 股間が背中に当たっちゃうから!)

霞「……」ションボリ

京太郎「う、嘘泣きしても駄目ですよ! 通用しませんから!」

霞「……今日の夜は一緒に寝てあげないわよ。それでも、いいの?」

京太郎「そういうこと言いますか! 鬼ですか、もう!」

霞「だって、私だって洗って欲しいもん!」

京太郎「もんじゃないっすよ! キャラじゃないでしょ、霞さん!」

霞「う、うるさいわね! 恥ずかしいわよ、私だって!」

京太郎「じゃあ、いいでしょ!」

霞「不公平じゃない!」

ギャースカギャースカ

京太郎「……わかりました」

霞「……長い戦いだったわ」

京太郎「本当にですよ、疲れました」

霞「女の子は、好きな人に触れて欲しいものよ」

霞「髪を洗ってもらえるなんて、嬉しくないかしら?」

京太郎「そういうもんなんすかね」

霞「そういうものよ。その内」

京太郎「わかりません、男なんで」

霞「あら、残念。それじゃあ、お願いするわ」

京太郎「ういういさー」ゴシゴシ

霞(いざ、こうやって洗われる側になってわかるわ)

霞(これ、すっごく気持ちいいわ)

霞「ね、京君」

京太郎「なんでしょうか、お嬢様」

霞「そういう気取ったこと言っても効かないわよ」

京太郎「これはまた失礼を。当方、お嬢様を恥ずかしがらせる言動を熟知していたつもりなのですが」

霞「そういうこと、誰にでも言ってた癖に……」

京太郎「そうっすね。基本的に、俺は気取ったからかい方が主流なんで」

京太郎「でも」

京太郎「俺が、好きだっていうのは霞さんだけにですよ?」

霞「……卑怯よ」

京太郎「本当のことを言っただけなんですがね」

霞「…………」

京太郎「…………」

霞(こういうことをさらっと言えるとこが卑怯なのよねぇ)

京太郎「っと、洗い終わりましたよー」

霞「ん~~~~。何だか疲れが取れた感じね」

京太郎(おばあちゃんですか、なんて言ったら殺されるんだろうなあ)

霞「まあ、気持ちよかったのはともかくとして」グルッ

霞「そ、それ……」

京太郎「あっ」

京太郎(そういえば、俺のマグナム起動してたんだった!!!!!)

霞「…………変態」

京太郎「し、仕方ないじゃないですか!」

霞「変態」

京太郎「二度も言わないでくださいよ!」

京太郎「……ああ、もう!」ダキッ

霞「きゃっ!」

京太郎「霞さんが悪いんです。いや、全く」

霞「少しは我慢しなさい」ペシッ

京太郎「男はちゃんと解き放つのが健康にいいんです」ハムッ

霞「ひゃあっ。ちょ、す、吸わないでっ」

京太郎「という訳でして、霞さんも一緒に」

霞「やぁ。ぁん! も、もうっ! ひゃっ!」












                  続きは妄想で補えですよーー!




    ト、 `ヽ、                                \  \/    \    ´ _,..
    /  `ヽ、`ヽ     ,..-‐:.:.:--、                 ,..-‐/ 丶  `    i    \\  __
  /      \ }   /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\             f'´::::::/   λ     i       ーィ‐'" | |
  |::..       ソ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::::::::::::ヽ-:―:-..、         |::::::/   / ゙、-、_       /   ||
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  ヽ`ー--.、_  |/:::::::::/:::|::::iヽ、:: :ヽ:::::::}:::::Y^ヾ::ヽ `   ___/ / /  ..:::::::::::\_∠__;:::--―'′ノ

   ゙、::..    ,..-┤::::::::ハ::::|゙、:ヽ-‐Y^i:!:::::;!::::|‐┬‐v┬‐y′/ /  / ..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;::-‐''"´
     ゙、::..  ムィ:::!.::::::::i.ー、:{._ ヽィr=-、`'"'!:::::iー | / / /. / .:/ .:::..:i.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;...-イ´i
      >、::... /:;ィ:!:::::::i (f::ヾ   、::::q  i::ィノ | 〈 /.// .::/ .::::::::::::L_::::::::::::::::::::::::::::;::ィ::::::::::::::i i
 ('ー-'" _,..スヽレ '|::>、、:i.丶ツ   __'"´  j:}'" | i レ/ ..:::/.::::::::::::::::::::::::ー-‐ァ―-'"´::::::i:::::::::::::::i i
  `ー'"   `ーー|ハ!__ ヽ  ' <´ ) ノiー、 r‐| i \:::::::::::::_;::-┬―'"´i:::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::i. i
               ` ー- -< ヽi、_   | |   \、ー----'^ー┐ i::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::::::i. i
                      `ーヽL\ | |    ゙ー----‐'´::::,!  〉――――‐┴-、::::::::i !
                       `ー=、| .!   .....:::::::::::;.--ィク\┐::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i !

                               L_::、:::::::::::::::::::::::::/:/::::/\ヽ、_:::::::::::::::::::::::::::::::::::i !
                             ̄ーェ―rr―'"イ:::::/:`Y´ ヽ:\ー-.、______}. 〉、

                                 /::;:-‐Yゝ'´:::::Y:/:i::::゙、  ヽ:::ヽ:::::i        /::::|
                             /\:::://:::\/::::::::::|::::::ヽ  }:i::::゙、:|:.      /::::::/
                           〈:::::::/y'::::::ハ:::/:::::::::::::::::|::::::::::V:::}::::::::\     /::::::/
                                V::/-‐:┘:レ:::::::::::::::::;:::::|:::::::::::i:/:::::::::::::::〉    /::::::/
                               ̄ー-<__;::ィ´  ̄ |::ノ:::::;::::::|::::::::::::/::.  /::::::/

とりあえず、彼女になる前となった後の女の子は違うんです。
同じイチャラブシーンでも。変化があるんだと言いたいです。
その変化を書いていきたいなって。
今日はここまで。エイプリルネタはヤル気を出せば書くんじゃないかなぁ。


新年度忙しすぎ禿げる。更新する気力をごっそり持っていく。
久し振りで分からないけど本編さっさと更新します。

京太郎「そういえば、朝ご飯食べてませんね」

小蒔「お腹、空きました……」グーッ

京太郎「家に帰る前に何処かで食べて行きましょうか」

小蒔「!!!」ペッカーーーン!

小蒔「では、行きましょう! 早く、ご飯が食べたいです!」

京太郎「お、おっ……! 手を引っ張らないでくださいよ」

↓3行く場所安価(選択肢によって会うキャラが変わります)

1牛丼チェーン店
2ファミレス
3喫茶店



京太郎「それじゃ、ファミレスにしましょうか」

小蒔「はい、早く行きましょう!」

京太郎(すごい、気迫……っ!)

京太郎(それに、何か自然に手を繋いでるけどいいのかな)

小蒔「京太郎さん!」ニコニコニッコー

京太郎(まあ、いっか)








京太郎「案外近かったですね」

小蒔「ふふっ、道に迷わなかったお陰です! すまーとふぉんの地図が活きましたね!」

京太郎「それ使ったの俺ですけどね……」

小蒔「細かいことはいいっこなしですよ?」

京太郎「は、はい……」

京太郎(さてと、とりあえず入ろうか)

京太郎(……ん、あれは?)

小蒔「どうかしましたか」

京太郎「いや、どっかで見たような制服だなって」

京太郎「というか、あの制服、白糸台じゃないですか-!」

3↓照固定、それ以外の虎姫の好きなキャラ指定




照「プリン食べたい」

誠子「それで、何で私を連れてきたんですか? すっごく眠いんですけど」

照「菫は起きない。起こしたら怒られる」

誠子「それなら尭深を……いや、寝ていましたね。同室、私ですし」

照「早起きなのは誠子だけ」

誠子「まあ、釣りとかで早起きは慣れていますしねぇ。
   淡辺りなら無理矢理起こしても良かったんじゃないんです?」

照「そう思ったけど。『うへへ……私はヒロイン……一度結ばれているのだ……』って変な寝言を言って幸せそうで」

誠子「どんな夢を見てるだか。言葉から察するに彼氏彼女でしょうかね」

照「夢の中でしか幸せになれないのは不憫」

誠子「いやいやいや! 現実不幸せじゃないですからね!?」

京太郎「…………」

小蒔「お知り合いですか?」

京太郎「い、行きましょう。巻き込まれたら面倒そうです」

小蒔「は、はぁ」

照「……あ」スタスタスタ

誠子「ちょ、宮永先輩!?」

照「おはよう」

京太郎「おはようございます。それじゃあ、俺達はこれで」グイッ

照「そういうことは言わない。旅も道連れ世は情けって言う」ガシッ

京太郎「別に、俺達旅してるわけじゃないんで」

照「と思うけど実際は」

京太郎「実際も何もないですって!!!」




照「それよりも、須賀君はこんな朝からどうしたの」

京太郎「見ての通り、朝ご飯を食べにです」

小蒔「お腹すきました!」フンスッ

照「……」

小蒔「どうかしましたか、そんなにじっと見つめられたら照れちゃいます」

照「…………」フイッ

誠子「ちょ、どうしてそこで私を見るんですか!」

照「うん、これが普通」

誠子「…………帰りますよ」

照「と思ったけどそんなことはなかった」

京太郎「……さてと。行きましょうか小蒔さん」

小蒔「いいんですか、この人達は……」

京太郎「いいんです」

照「そうやって年上を蔑ろにするのは良くない。私は君にそう教えたはず」

京太郎「そうでしたっけ?」

照「そうだよ。うん、きっと」

京太郎「ほんとの所は?」

照「本当だから」

京太郎「……はぁ、そういうことにしておきます」

照「それじゃあ行こう」ガシッ

京太郎「へ?」

照「一緒に朝ご飯。須賀君との時間は貴重だから大切にしないと」

京太郎「ちょ、照さん!?」ズルズルズル



誠子「……すいません、うちの先輩が」

小蒔「いえ、御飯は皆で食べた方が美味しいですし」

誠子「そう言ってもらえると助かります」

誠子(というか、この人どっかで見たことあるような……)

小蒔(仲良さそうで羨ましいなぁ、私も京太郎さんとあんな風に)

京太郎「どうして、こんなことに……」

誠子「すいません、宮永先輩が無理を言ったようで」ペコペコ

京太郎「いえ、嫌な訳ではないんで」

京太郎(うーん、礼儀正しい人だなぁ)

照「それよりも、プリン」

小蒔「私も食べたいです!」

京太郎「食い意地がある人が二人に……」ガックシ

誠子「お互い苦労するね……」ガックシ

照「それじゃあ注文するよ」

小蒔「この呼び鈴みたいなのを押せばいいんですね!」

↓3

1照お姉ちゃんがナチュラルに甘えてくる展開
2姫様とナチュラルにイチャラブる展開
3亦野さんと仲良くする展開に需要はあるのだろうか

京太郎「そういえば、亦野さん」

誠子「誠子でいいよ。もしくは亦野院さん」

京太郎「全然関係ないでしょう! ともかく、誠子さん」

誠子「呼び捨てでも構わないんだけどね、なんだい京太郎君」

照(……ナチュラルに呼び捨て。何か、私の時と違う)ピキッ

小蒔(私は名前呼びに時間がかかったのに……)ムーッ

京太郎「誠子さんって釣りが好きなんですよね? 照さんと話していた時に聞こえたんですけど」

誠子「ああ、そうさ。いやぁ、麻雀部ってインドア系ばっかだからさ。この趣味が合う人ってなかなかいないんだ」

京太郎「そうですか? 俺は興味がありますよ。渓流でのんびり釣りをするっていいじゃないですか」

誠子「!? わかってくれるか! さすが京太郎君だ、見どころがある」

キャッキャハハハ

小蒔(すごく、楽しそうです……何だか、いつもより京太郎さんが元気で)

照(…………)ギュルルル

小蒔「あ、あの……」

照「何?」ギュルッルルルル

照「今の私はプリン一個では収まらない。追加注文をしたいぐらいに」

小蒔「私も、今ならいくらでも食べれる気がします」

小蒔(京太郎さんの馬鹿……)

照「やっぱり、淡を連れてきた方が……でも、それじゃあ何だか仲良くなりそう」ムムム

眠い、今日はここまで。
次回は食事シーンでナチュラルに仲良くする二人に嫉妬する照姫コンビでお送りします。
寝とりssよりは可愛い嫉妬の方が書いていて癒されるんです、嘘じゃないです。

ヤキウも岩手も更新するなら俺もやるしかないじゃないという強迫観念が出てくる。
人がいるならのんびり更新するでー


京太郎「そういえば、誠子さんも虎姫なんですよね」

誠子「まぁね。でも、私だけどうしても格落ちだと思われてるだろうなー」

京太郎「どうしてです?」

誠子「いや、他の娘達は皆秀でてるもんがあるのさ。さすがに教えられないけど」

京太郎「……」

誠子「それに比べて、私はねぇ」

京太郎「そうは言っても、俺にとっては誠子さんもすごいっすよ。白糸台のレギュラーですよね?」

誠子「ははっ、そう言ってもらえると嬉しいな。いかんせん、周りがすごすぎてね……」

京太郎(んー、ここはどうするべきか?)

↓3

1ここで唐突な話題転換。「俺に麻雀教えて下さい!」
2王道オブ王道 「それでも、俺は誠子さんを尊敬しますよ」
3同じ気持ちの共有 「……俺もそうだったんでわかります」

京太郎「……俺もそうだったんでわかります」

誠子「天才の中に放り込まれるのは辛いからねぇ。無論、努力はしてんだけどさ」

誠子「やっぱ、違うよ。天才は……って愚痴っぽくなっちゃったね。ごめん」

京太郎「いえ。俺なんかで良ければいつでも聞きますよ。……これはちょっと馴れ馴れしすぎですね」

誠子「そんなことはないさ。話を聞いてもらえるだけでも嬉しいから」

京太郎「そう言ってもらえると光栄です」

誠子「ははっ。そうだ、今度東京に来たら釣りに行こうじゃないか。私のフィッシング技術をお見せしよう!」

京太郎「本当っすか! ぜひ!」

誠子「釣りはいいよ、心が洗われる。麻雀部ってインドア系だから誘っても変な目で見られそうで……。悲しい現実だよ」

京太郎「いいと思うんですけどね、釣り。やったことないんでわからないんですけど」

誠子「最初はだれだってそんなもんさ。私も教えるしね」

ハハハククッ



照(会話に入れない……)

小蒔(何だか、凄く仲良くなってます)

小蒔(……いいなぁ。何か、長年の親友みたいな雰囲気で)

照(私のほうが年上なのに複雑。頼りないのかな、私)ググッ

小蒔(手がぷるぷるしてますけど大丈夫なのでしょうか?)

京太郎「どうでもいいっすけど朝ご飯を食べるくらいなら寝ていたいって思うのは常識だと思います」

誠子「朝は辛いからね……」

照「朝はプリン、昼もプリン」

誠子「先輩は甘いものから離れましょうね」

小蒔「わわっ、ファミレスで朝食は初めてなので緊張します……っ」


オマタセイタシマシターーー ゴユックリドウゾー

誠子「さてと、皆揃ったことだし食べましょう。宮永先輩は目を血走らせないで下さい」

照「お腹が空いてるから仕方ない。須賀君、食べさせて」

小蒔「な、なら私も食べさせて欲しいです!」

京太郎「やりませんよ、というか何アホなこと言ってるんですか」キッパリ

誠子「そもそも、食べさせてもらうより自分で食べたほうが楽なんじゃ」

照「わかっていない。誠子は全然わかっていない」

誠子「あまり、分かりたくもないんですけどね……」

京太郎「ともかく、いっせーので」


「「「「いただきます」」」」


誠子「んぐんぐ、うまいうまい」

京太郎「朝から食欲いいっすね……」

誠子「食べ盛りだからね、その分運動してるし」

照「羨ましい……朝は低血圧」

小蒔「えっと、朝はあまり食べないので」

京太郎「まあ、目の前で美味しそうに食べてるのを見て嫌な気分はしませんけどね」

照小蒔「「!!!!!」」

京太郎「というか、誠子さん。口にソースがついていますって」フキフキ

誠子「おおっ、悪いね。いやー、こういうのってお姫様みたい? あっはっはっ」

小蒔「……むぅ」

照「私達も口元にソースを付けるべき」

小蒔「そうですね、ここは協力して」

京太郎「聞こえてますよ、二人共。特に照さんは一番年上なんですから」

照「年齢は関係ない。アラフォー実家ぐらしがいるように」

京太郎「それ関係ないっすよね!? ってどうしたんです、小蒔さん?」クイックイッ

小蒔「口元にソースがつきました!」

京太郎「……はい、ティッシュです」

小蒔「……」グスン

京太郎「そんな涙目で見ても駄目です」

小蒔「……」プックリン

京太郎「膨れっ面をしないで下さい」

照「…………」ジーッ

京太郎「見つめても無駄です!」

誠子「……頭が痛くなる光景だね」

照「誠子は後で私と半荘三十回」

誠子「理不尽すぎると思うんですが……」

小蒔「羨ましいから仕方ないですっ! 私もして欲しいですっ!」ズズイッ

照「同感、同感」

↓3

1仕方が無いので二人にも優しくする
2亦野さんだけ優しくする(ゲス顔)
3え、なんだって?


京太郎(俺もやられっぱなしは癪だ! ここは心を鬼にして!)

京太郎「あ、誠子さん飲み物なくなってますね。俺もなくなってるんでついでに取ってきますよ」

京太郎(誠子さんだけにやさしくしよう! 二人のぐぬぬ顔見れるし!!)

誠子「お、サンキュー。でも、私も行くよ。スープバー行くし」

京太郎「そうですか、それじゃあ一緒に行きましょうか」


小蒔「…………」プックリ

照「おかしい、こんなことは許されない」

小蒔「羨ましいです、私も京太郎さんに色々とお世話……」カアアアッ

照「須賀君はああ見えて尽くす人だから」

小蒔「そうですね。でも、そんな京太郎さんを支えてあげたいなって」

照「……好きなの?」

小蒔「!?!?!?!?」

照「いや、驚かなくても。わかりやすいから」

小蒔「……そ、そうですか?」

照「うん」

小蒔「でも、結果が実りません……」

照「諦めたら負け、恋は勝ち取るもの」キリッ

照「かく言う私も男性女性どちらの経験も豊富」

一旦、セーブ。自転車かっ飛ばす気分になってしまったんで……。
夜は来ないかもだからあんまり期待はしないでくださいな。

Q放置してた理由は?

Aダルかった、疲れていた。

ああ、スレもう落ちてるなぁからの、まだ残ってるのを知った今日。
良心が痛いので頑張って速攻、短編書いたんで許して下さい!

「……もうやめましょうよ、京太郎ー」

それは何処にでも在る平凡なスーパーの真ん中で。
須賀京太郎はとても焦っていた。それはもう、遅刻寸前でダッシュをする学生並に。
いつもの露出力最大の巫女服を纏った薄墨初美が横で喚いているのもまるで気にならない。
ウルウルと目に涙を溜めて服の袖を引っ張っている姿も今は無表情で返せるだろう。

「はっちゃん、止めないで下さい」
「止めますよー! いつまでそうしてるつもりなんですー?」
「無論、死ぬまで」
「冗談でも笑えませんよーー!」

今の初美を表するとプンスカと擬音が生まれるだろう。
目を釣り上げて、京太郎の服の袖を強く引っ張ってはいるが、依然と反応は簡素なものだ。

「半額シールが! 半額シールが貼られるまで!」
「もー。定価のものでいいじゃないですかー。その後、」
「甘いっ! 甘いです! そんなことじゃこの先を生き残れませんよ!」

カッと京太郎は目を見開いて、今度は逆に初美の身体をがくがくと揺らす。
半額シール。その名の通り、惣菜が半額になる魔法のシールである。
つまるところ、京太郎と初美は、神代家の晩御飯のおかずを買いに近くのスーパーに来たのだ。
何故この二人なのかについては巫女五人で深い闘争があった結果であり、血で血を洗う決闘譚を語らなくてはいけないので割愛だ。

「半額ですよ、半額! 少しでも安くなるならそれに越したことないですって!」
「あわ、わわっ! めがまわるから、やめてくだ、さい!」

ちなみに、初美の頭が前後に揺れるのと同時に巫女服がはだけて、灼けた肌が露わになっていくのだが、京太郎はロリコンではないので立つものは立たない。
このことは地味に初美の心を傷つける案件となるが、それはまた別の話である。

「はぁ……はぁっ。京太郎は細かいことを考え過ぎなんですー! そ・れ・よ・り・も!
 私に他に言うことがあるはずです!」
「……他に?」
「そうですよー!」

はだけた巫女服を直しながら、初美は両手を腰に当て怒ってますよオーラ全開で言葉をまくし立てる。
マシンガンの如く、言葉の弾丸は京太郎へと次々と命中していった。
その度に、陳腐な謝罪の言葉を繰り返すが、そんなもので初美の気は収まらなかった。

「こんな可愛い女の子と一緒に買物をしているんですよ? ちょっとしたロマンス的な展開はないんですか!」
「ある訳ないでしょ。頭湧いてるんですか?」
「…………」
「…………いやぁ、はっちゃんは可愛いなー」
「……」
「すいません、すいません。棒読みだったのは謝るんでジト目で見つめないで下さい」

背の小さい初美に対して、ヘコヘコと頭を下げる京太郎の姿は傍から見ると出来の悪い兄と優秀な妹といった風に見て取れる。
道行く人が微笑ましい視線を送ってるのを二人が気づかないのはご愛嬌だ。


「バーカバーカ」
「返す言葉がございません」
「本当ですよー、京太郎は馬鹿なんですからー」

チクチクと針で刺すかのような罵詈雑言を汗をかきながら京太郎は受け止める。
目の前でポカポカと柔らかい攻撃を続ける初美の機嫌を治すにはどうすればいいか。
抱きしめる? こんな公衆の中でやったらそれこそ、何を言われるかわからない。
愛してると囁く? 付き合っていない女の子に愛を囁く程京太郎は軽い男……ではある。

(まあ、はっちゃんだしなー)

起伏のない胸、小学生と間違えられるであろう背丈。健康的な肌色と茶色のグラデーション。そして、限界まではだけている巫女服。
一部の愛好家達にはたまらない存在だろう。元いた高校の副会長ならば、即昇天してしまいかねない破壊力だ。
だが、京太郎は違う。彼女の貧相な身体に興奮する愛好家足り得ない。
いつだって、大きな膨らみを持ったナイスバディを愛するノーマルを自称しているのだから。
そもそも、京太郎は初美を年上の女性というよりも、近所の小さな子供のような認識を持っている。

「はいはい、いい子いい子」

ほんの少しの優しさと大部分の適当さを存分に出した撫で撫でで無理矢理誤魔化しておこうとするが、そう上手くはいかない。
もっと優しく! と頬を膨らませて、初美はピョンピョンと跳ねる。

「年考えてくださいよ、一応俺よりも年上でしょう!」
「関係ないでーすよー! 第一、二歳程度で年上言い張られても困りますー」
「いや、割と大き」
「……霞に同じ事言えますか?」
「ごめんなさい、勘弁して下さい」
「…………私も悪かったです。厳しいことですよねー」

何故か、霞と年齢を絡めると変な空気になってしまうのはいつものことだ。
正直、あの容姿で高校生を名乗るのは如何なものかとは京太郎もちょっぴりであるが思っている。
そのことを本人の前で言うとかなり落ち込むので心の内に留めているが。

「というか、いい加減買い物を済ませないといけませんね。このままだと小蒔さん達が空腹で倒れちゃいますし」
「最初からそう言ってるじゃないですかー!」
「だって、半額」
「どこまで主夫感覚なんです!?」
「安いにこしたことありませんし」

しれっとした顔で安売りシールが貼られた惣菜を籠へと放り込んでいく京太郎を尻目に。
初美は今日数度目の重い溜息を吐いたのだった。






カン……ワキュウダイ!

疲れとダルさを乗り越えていつか通常更新に戻ろうかなって。
エタラせないこと、一周年前にスレを完結させるのが今年の目標です。

やっとまとまった時間が取れる喜び。
人がいるなら本編更新しますわ。
後、短編は時間がない場合の更新に使われます。
巫女五人組書いたら後は適当にキャラ決めて書くんよ。

ああ、そういえば間が空いてるから簡単解説を先に。

前回までの五行あらすじ!

京ちゃんはさっさと彼女作れば幸せEndやん。
なお鬱設定により幸せEndが不幸せEndになる可能性大。
現在、照亦コンビと朝食。コマッキー空気。
京ちゃんの理性の壁崩壊はもうすぐだから告白受け入れは近い。
小蒔>巴>>はっちゃん>はるる>>>>霞さんという好感度ランキングでお送りします。


京太郎「…………」

誠子「いいのか? 先輩方をあのままにして」ヒソヒソ

京太郎「ま、大丈夫でしょう。
    それに、引っ込み思案の照さんに友人ができるのはいいことでしょうし」

誠子「だね。卓上では怖い人ってイメージしかないから近寄りがたいらしいから」

京太郎「そうなんですか?」

誠子「そうなんだよ。後は、嫉妬やらなんやらかんやらで色々あるのさ」

京太郎「……」

誠子「君が気に病むことじゃないさ。こっちの話はこっちの人間が解決すればいい」

誠子「だから、君は自分の周りのことだけを考えていればいい」

京太郎「はい……」

誠子「それと、君自身のこともね」

京太郎「へ?」

誠子「何を呆けているのさ。自分を大切にしないで周りを大切にできる訳ないだろ?
   君自身の夢を諦めるなってことさ」

京太郎「あ、ありがとうございます」

誠子「うん、それじゃいい時間だし出ようか。先輩ー、そろそろ部長達が心配しますよー」

照「無視すればいい」

誠子「駄目に決まってるでしょう!」

照「大丈夫、今日の練習は午後から」

小蒔「京太郎さん京太郎さん」ジーッ

京太郎「……?」

京太郎(どうしたんだろう、いきなり……)


↓3
1照さんを引き止めろってことだな!
2このまま敵情視察に行ってこいってことだな!
3自由安価。 例……俺は衣と添い遂げる(大声)

京太郎(そうだな、ここは自分の気持ちに正直になろう)

小蒔「」ウズウズ

誠子「はいはい帰りますよ-」

照「やだ」

京太郎(それに朝のファミレス、マジ人少ないから大丈夫だろ!)

京太郎「愛しています小蒔さん!(大声) 」

照亦「」ブーーーーーーッ

小蒔「――――ふぇ?」

京太郎「誠子さんに言われたんです、自分の周りのことを考えろって」

京太郎「思えば、俺は小蒔さんにちゃんと好きだって言ってなかった気がしたんです」

小蒔「あ、え……」アワワ

照「ちょっ」

誠子「はいはい邪魔しちゃ駄目ですよー」

照「」モガモガ

京太郎「昨晩の件、すごく嬉しかったです」

京太郎「正直、俺は今でも自分の気持がわからないけど。
    小蒔さんのことは好きで、愛してると言ってもいいぐらいで」

京太郎「そ、それだけ言っとかないとって思ったら大声になっちゃったというか!」

京太郎「つ、付き合うとかまだわかんないし巴さん達も好きだし!」

小蒔「え、っとですね? とりあえず、落ち着きましょう」

京太郎「すいません、小蒔さん。その人照さんです。俺こっちですよ! こっち!」

小蒔「京太郎さんが二人ってことですか?」

誠子「……完全に頭がパンクしてるね」

照「私にも愛してますって大声で」

誠子「店員の目も痛いしさっさと退散しようか」

京太郎「あ、はい。小蒔さん逝きますよー」

小蒔「京太郎さんが三人、四人ですね。すごいですね」カオマッカー

京太郎(……やっぱり愛してるは言い過ぎだったかなあ)

誠子「で、いきなりアホらしい深夜テンションで大声を上げた須賀京太郎君」

京太郎「反省はしてますが、後悔はありません」キリッ

誠子「うん、もういいわ。めんどくさいから。
   それより、私等はいい加減戻るね。さっきから部長からのコールが鳴り止まないんだ」

京太郎「取らないんですか? さっきも言ってましたけど心配してるって」

誠子「どうせ、説教だからいいのいいの。それよりも、これから帰るんでしょ?」

京太郎「はい、そうっすね」

誠子「ということは、これからエロいことを神代さんとする訳?」コソッ

京太郎「はぁ!?」

誠子「だって、愛してるんでしょ? 愛さえあれば、関係ないよね!」

京太郎「ありますから! 俺まだ付き合ってないですから!」

誠子「何言ってだこいつ」

照「誠子、疲れた」

小蒔「京太郎さんがいっぱいですねー」

誠子「……まぁ、ともかくこれから家に帰るんでしょ?
   それならやっちゃえばいいんじゃないかな」

京太郎(えっ……えっ!)



↓3
1小蒔さんとえっちなことかぁ……
2しかし、京太郎の頭に浮かんだのは別の娘だった!(名前明記)
3しかし、京太郎の頭に浮かんだ人物はハギヨシさんだった!

京太郎「…………」

誠子「どうかしたの?」

京太郎「い、いえ」

京太郎(何でハギヨシさんを思い浮かべちゃったのかなぁ……)

京太郎(薔薇の花弁と裸のハギヨシさん)

京太郎(アリですね……)

京太郎「な訳ないから!」

誠子「うおっ!」

京太郎「すいません、取り乱しました」

京太郎「とりあえず、俺達は家に帰ります。後、やりませんから!」

誠子「残念。修羅場が起こるかもって期待していたのに」

京太郎「しないで下さい。小蒔さん、いい加減起きて下さい」ペチン

小蒔「わっ! あ、あれ……私達はファミレスにいたんじゃ」

京太郎「寝ぼけてるんじゃないんですか、帰りますよ-」

誠子「それじゃ、ここでお別れだね。また会えるといいね」

照「バイバイ誠子。誠子のこと嫌いじゃなかったよ……」

誠子「いや、先輩はこっちですから」ズルズル

照「……ぐすん」



【ホモ度が上昇しました!】

京太郎「さてと、家に帰りましょう」

小蒔「…………」ポヤーッ

京太郎「小蒔さん?」

小蒔「すいませんっ、ちょっと寝ていましたっ」

京太郎「立ちながら寝れるんですか!?」

小蒔「なぜか出来るんです、麻雀をやりながらも寝れますよ!」

京太郎「自慢じゃないですよね、それ……」

小蒔「わ、私もなるべく起きるようにはしてるんですけど、どうしても眠くなっちゃうんです」

京太郎「……何かの病気だったりするんですか?」

小蒔「違います違いますっ。…………多分」

京太郎「本当に大丈夫なんですか……」

家に帰ったら誰がいた?
↓3
00~20…霞さん
21~40…はるる
41~60…はっちゃん
61~80…巴さん
81~99…特別仕様
ゾロ目で巫女四人組

はっちゃんですよー。
明日の朝が早いのでここまでで。
色んなしがらみを投げ捨てて更新したいけど現実うまくいかないね!
次回更新は不明。多分、ちょこちょこと書いてる短編投下が先かと。

家でゆっくりできる時間が欲しいですね。
とりあえず、合間を縫って書いた短編をささーっと投下して場つなぎ!

とある日の早朝。京太郎が目を覚ました時のことだ。

「…………」
「なぁ……」

神代家には、敷地の片隅にポツンと建っている離れ屋が存在する。
これまで掃除こそされていたが、使われることなく無用の長物として認識されていた。
物置は専用の倉庫があり、小蒔達の部屋は完備されている。故に、どうすることもできないまま、掃除だけが続けられていた結果となったのだ。
しかし、最近になって、とある一人の少年が、離れ屋を借りている。
適度な広さとプライベートをあわせもったその空間は少年――須賀京太郎にとっては快適となるはずだった。

「……何?」
今この空間にいる人物は二人。むっすりとした顔つきで布団の中で横になっている少年は部屋の主である京太郎だ。
半袖のシャツにハーフパンツといった夏真っ盛りを乗り切るにはもってこいの服装と窓から射し込んでくる日光を受け、輝いている金髪が特徴的だ。

「何? じゃねーから!朝もはよからどうしてここにいるんだよ、はるる!」

もう一人。巫女服に身を包んだ少女――滝見春が、相変わらずの無表情で京太郎に抱きついていた。
つまるところの添い寝のような状態だ。彼からすると、暑苦しくて敵わない。
女の子に抱きつかれるのは役得である! と考える京太郎が、顔を歪めるくらいなのだ。

「夜這い」
「今は朝だぞ」
「じゃあ朝這い」
「じゃあってなんだよ、じゃあって」
「既成事実を作りにきた。我ながら完璧」
「聞いちゃいねぇ、こいつ」

考えても見てほしい。鹿児島の夏を。あの燃えたぎる熱に眉を歪める苦痛を。
そんな中、女の子に抱きつかれても迷惑なだけではないだろうか。例え、京太郎の大好きなおもちが背中にくっついてるとしてもだ。
性欲も暑さの前では萎んで、からっからに乾いてしまう。


「とりあえずだ、暑いから離れろ」
「嫌だ」
「真面目に暑いんだけど」
「これからもっと暑くな」
「そこから先は言わせねーからな!?」
「残念……」
「ちっとも残念そうじゃないのは気のせいかなぁ」

京太郎はため息をつきながらも、無理矢理に離れようとしない。
めんどくさいのか、それともおもちパワーが強いのか。はたまた、春の抱き締める力が強いのか。
どれにせよ、このまま抱きつけるのは、春からすれば満足なので反論はない。
好意を持っている男性に抱きつけることは、プライスレス。
前に読んだ小鍛治健夜の彼氏とラブラブ大作戦! という本にも、そう書かれていた。

「なーはるるー」
「黒糖は持ってない。それとも遂に大人の」
「だから最後まで言わせねーって! アホか!」

相も変わらずに無表情で口走るのでたちが悪い。
京太郎自身、彼女のストレートな告白は嫌いではないがそれを受け入れるとなっては話が変わる。
もしもの話だ。彼女と大人の階段を登る行為をするとしたら、どうなってしまうのか。
少なくとも、怖いお姉様方 (巫女四人組) に何を言われるか。考えただけでも身震いがする。
正座で説教の後、境内往復百回してこいと言われでもしたら、死ねる。間違いなく、命が掻き消えてしまう。

(そりゃあ俺だってさぁ……このまま押し倒して、朝から激しいぜ! なことをやりたいけーどー!)

しかし、健全な男子高校生としては抑えがたい欲求なのだ。
いつもは惚けているが、春は美少女だ。それはもう、漫画のメインヒロインをはってもいいくらいに。
時々見せる笑顔は可愛いし、胸も大きい。優良物件間違いなしである。


(後先を考えちまうとなぁ……今がすっげぇ楽しいから。快適過ぎるから。なーんか、違うんだよなぁ。
進みたくねぇっていうか。うーあー! もうマジでさー!)

自分がいて、小蒔がいて、霞がいて、巴がいて、初美がいて、春がいる。
まだ出会ってそこまで時間は経っていないが、仲良くなってくだらない事で笑い合えるようになって。
幸せ、なのだ。心がほんわかと温かみを帯びて、心からの笑顔を浮かべれる。
そんな毎日が大好きで、いつまでも続けばいいなと願っているからこそ。

(卑怯だな、俺は)

それ故に、京太郎は否定する。
問題を先送りしているに過ぎないとわかっていながらも、彼は気づかないふりをする。

「……あつい」
「じゃあ離れろ!」
「やだ。離れるぐらいなら脱ぐ。京も一緒に脱ぐ。裸同士のお突き愛」
「今、言葉のニュアンスが違ったのは気のせいだよな!? そうだよなぁ!?」
「…………にこっ」
「違うって言えよ! にこっ、じゃねーーーーから!!!」

そして、彼は笑うのだ。軽薄でへらへらと。
優しげに、普段通りを振舞って。
いつか訪れるだろう崩壊から目をそらして、京太郎は今日も日常を過ごす。

合間を縫ってちょこちょこ書ける短編マジ便利。
次の更新は通常です。明日の夜十一時前後から始めようかなって。
そろそろ鹿児島スレ以外でも何か書いてスレ建てないとなぁ、ノラないとなぁ。

合間を縫ってちょこちょこ書ける短編マジ便利。
次の更新は通常です。明日の夜十一時前後から始めようかなって。
そろそろ鹿児島スレ以外でも何か書いてスレ建てないとなぁ、ノラないとなぁ。

短編専用スレとか作ってもエタらせるだけでスレの無駄になるんだよなぁ。
超適当なノリで進めるのがこのスレの特徴だからしゃーないね。
んじゃあ、本編ですよー!

初美「…………」

初美「………………」

初美「……………………」

京太郎「」

小蒔「な、なんでしょうか。いつものはっちゃんじゃないような」

京太郎(そらそうでしょうね! 何の連絡もなく朝帰りですから! しかも小蒔さんと!)

京太郎(常識的に考えて致したと思われてもおかしくはないし)

京太郎(いつもなら、ここで俺はお説教になるパターンだけど今回は違うぞ!)

京太郎(ホテルで、小蒔さんに説得要員としてお願いしておいたんだ!)

京太郎(これで勝つる! 俺がノータッチだってことを説明してくれるはずだ)

京太郎「じゃあ、行きましょう!」

説得コンマ

↓3
00~45……はっちゃん、キレる
46~99……はっちゃん、誤魔化される
※ゾロ目は巫女四人組がご登場!


初美「ほう、正面から堂々と帰ってくるなんていい度胸じゃないですか……」ピキピキ

京太郎「そりゃ、やましいことがないんで」

小蒔「そうですよっ!」

初美「くかーーーーーーっ! そんな言い訳に騙される私だと思わないでくださいよー!」

初美「何の連絡もなく、私達がどれだけ心配したと思ってるんですー!」

京太郎「携帯の電池が切れちゃって……ほんと、すんません!」

初美「……むぅ。でもでも、他にも色々と連絡する手段があったと!」

京太郎「そこは、パニクっててですね」

初美「そもそも、どうして朝帰りなんです? もしや……京太郎が姫様を騙して襲っ……」

京太郎「な訳ないでしょう。桜島観光をしてたら終電乗り過ごして、携帯の電池も切れて!
    何でか知らないんですが、公衆電話も見つからなかった!」

小蒔「何もやましいことはしていません! はっちゃん、私達を信じれませんか?」

初美「ぐぬぬ……し、信じたいですけど-」

京太郎「安心して下さい、小蒔さんは無傷です! 全然初もごぼっ!」

初美「……女の子の前でそういう発言は駄目ですよー」コカンキーック

京太郎「いひゃい、れす、そこは、だめででで」

初美「自業自得だから仕方ありませんねー。それよりも、姫様」

小蒔「は、はい……」ビクビク

初美「皆、すっごく心配したんですからね。今度からはちゃんと計画的に観光して下さい」

初美「そこでうずくまってる変態もいいですかー!」

京太郎「わか、ったんで……股間を執拗に蹴るのはやめてーーーーー!」



【修羅場、回避】

京太郎「久し振りの我が部屋!」

京太郎(何でかすっげぇ久し振りな気がするのは一体……)

京太郎(ともかく、疲れたことだし)

↓3
1巫女五人組の誰かに会いに行く。(名前明記)
2眠い、ねゆ!(ヘイボーン)
3携帯いじる(忘れているあのヒロインに!)
4自由安価

京太郎「そういや、あれからメール見てないな」

京太郎(うーん、結構な数が来てるけど……どれを見ればいいんだ?)

京太郎(面倒くさいから一つだけ見ておこう)

↓3(書かれてる選択肢は題名です)

1会って話したいことがあるんだけどいいかな?
2ちょっとヘルプミー!
3寂しいよ-……。
4フィーーーーッシュ!
5コークスクリューツモのかっこ良さについて相談したい
6こっろも、ころころ

京太郎「…………これって」

【須賀君、さっきぶり。実は周りの皆が私のツモを馬鹿にするの。
 私は他の皆と同じように打ってるだけなのに……とても悲しい。
 それで、須賀君なら私は普通だって証明してくれると思ってメールしたの。
 できれば、永水女子の人達を連れて合同練習といった感じでいこうかなって。
 返事、待ってます】

京太郎「…………」

京太郎「正直、見なかったことにしたい」

京太郎(まあ、白糸台との合同練習となれば小蒔さん達も喜ぶかもしれないし)

京太郎「聞くだけ聞くか-」

↓多数決安価1~5


永水女子は、合同練習に参加しますか?(メリット・デメリットがあります)

メリット……白糸台と永水女子の夢の共演! 白糸台の参入で拗れた関係が更に!
デメリット……テルーがうるうるします、無視されてしょんぼりです。
       加えて、これ以上泥棒猫を増やすと女性関係がめんどくさくなりますね。


1参加する。
2参加しない。

霞「練習ねぇ……私はどちらでもいいけど」

春「行くの、面倒くさい……」ボリボリ

小蒔「……ぐぅ」

巴「正直、裏があるとしか思えませんよねぇ」

初美「怪しいですよー! きっとそのまましゃぶり尽くされてしまいますよー!」

京太郎「ですよねー。まあ、無理にとは言ってませんし、いいんじゃないんですか」

霞「じゃあ、そういう方向で。それよりも、朝帰りについての説教がまだ」

京太郎「いやいやいやいや! もう十分ですから!!」

霞「うふふ……」

京太郎「笑わないでくださいよ! 怖いですって、いやマジで!」






照「…………」ポチポチ

照「……」ジュシンゼロ

照「…………」グスッ

照「まだ、わからない。もう少ししたら来る」

照「…………」カチポチ

照「須賀君……」ウルウル

照「…………!」ジュシンイッケン

照「来た……!」カチカチカチカチ

照「…………」メイワクメール

照「……まだ、わからない」

照「きっと、来る。返信が来る」


~一時間後~

照「……メール、来ない」

照「来たのは、迷惑メールだけ」

照「迷惑、メール……だけ」プルプル

菫「おい、早く対局場へ戻って……ってお前何どんよりしてるんだ?」

照「菫、私……嫌われてるのかな」プルプル

菫「はぁ? いきなり何を言い出すんだ」

照「メール送ったのに、返信来ない。ずっと待ってるのに」

菫「そりゃあ、相手によってはすぐ返信なんて来ないだろ」

照「須賀君はそんなことない」

菫「……いや、な。須賀君も忙しいかもしれないし」

照「朝会った時は暇そうだった」

菫「それとこれとは……って朝抜けだしたのか、お前! ったく、何考えてるんだ」

照「ファミレスに行きたかった、反省している。それよりも、メール」イッケンジュシン

照「……!!!」パアアッ

照「」メイワクメーール

菫「……」

照「……」

照「まだ、諦め」

菫「諦めろっ! いいから練習に戻るぞ!」

照「……」グスン

酒がなくなったのでセーブ。
某スレが一周年を迎えて、ウチも後数ヶ月経てば……。
それまでに終わらないと死にたくなるので頑張ろうかなって。
次回更新はやっぱり未定。安定した時間が欲しいですね。

お久しぶりです、艦これの提督になっていました。
気づいたら落ちかけ一周年近くとかいう絶望が迫ってるので更新します。

前回までのあらすじ。
◯白糸台はポイーされました。
◯さっさと告れよ。
◯永水女子とのまったりタイム。

~~~~~~~~


京太郎「いやぁ、まったりですねぇ」

霞「あ、お茶のおかわりはいるかしら?」

春「私もいる」

小蒔「zzz」

巴「お茶菓子は足りますよね?」

初美「…………」

霞「あ、京君はアイスティーでいいかしら?」

春「砂糖をサーッ」

巴「よくわかりませんけど、不吉な言葉ですね……」

初美「ううっ、ううううううっ!」

初美「うええええええええいい! 何なんですかーーー! このいかにもほのぼのな日常空間はーーー!!!」

巴「いやいや、元々はこんなまったりとした感じじゃないですか。ハッちゃん」

京太郎「何故かやることがない手ぶら状態なんですし、まったりしましょうよ」

初美「それじゃあ面白く無いんですーーー!:

京太郎「……えー」

京太郎(どうすっかなー、このままだとめんどくさそうなことになるけど)

↓3

1眠る。
2苦い溜息をつく。
3我関せず、お茶菓子を食べる。
4仕方が無いのでハッちゃんの相手をする。
5お茶のおかわりを作る。

京太郎「……」ハア

初美「ふふふふーーん!何だかんだで相手をしてくれる京太郎は最高ですよー」

京太郎「腹パンしたいドヤ顔やめてくださいよ……まるでどこぞのスカイダイビングアイドルじゃないですか」

初美「そこまでひどくないですよ!?」

京太郎「ともかく、いい子いい子ー」ナデナデ

初美「ふへへ……ってごまかされてます!?」

京太郎「チッ」

初美「露骨にも程がありますー!」

巴「どうどうどう」

初美「馬じゃないですよ-!!!!!」

京太郎「っとまあ、ハッちゃんが無駄に元気なのはともかく」

初美「プンスカですよー!」

京太郎「今更ですけど、男一人女五人ってすげぇ状況ですよね?」

初美「よくあることですよね? 漫画でもお決まりのシチュエーションですよ」

京太郎「つーことは、この中で……」

巴「??」

京太郎「いや何でもないです!」

初美「途中で切らないで下さいよ……気になるじゃないですかー」

京太郎「ほんと、どうでもいいことなんで。ただ、俺って恵まれてるなーって」

京太郎(危ねぇ……恋愛関係になったりー!なんて冗談言いそうになったぞ……)

京太郎(仮にも告白してきてる女の子の前でそれは駄目だろ!)

京太郎(はぁ、いい加減色々と決めるとこ決めねぇとなぁ)

初美「???」

京太郎「ほっぺたぐいーん」

初美「な、にゃにすりゅんですー!」ムニムニ

京太郎「よく伸びそうなほっぺただったんでつい」

初美「むゆーーー!」

春「……馬鹿ばっかり」

巴「まあまあ」

霞「仲良き事は美しき哉。気兼ねない関係っていいわねぇ」

小蒔「zzz」




【ハッちゃんの好感度が上がりました】

京太郎「まったりだったなあ」

京太郎(しかし、ハッちゃんはどうしてあの痴女スタイルを貫くんだろうなあ)

京太郎(さってと、どうすっか?)

↓3

1巫女五人組の誰かに会いに行く(人物明記)
2何故か部屋にあるパソコンで艦これをやる。
3?????

京太郎「そういえば、巴さんから何か本を貸してもらうって約束をしてたな」

京太郎「……暇だし行くか」

~~巴の部屋前~~

京太郎(まあ、同じ家の中だし時間はかかんねーよな)

京太郎「巴さーん、入りますよー」

巴「ちょ、待って!」

↓3

1待たない。
2待つ。
3勢い良くローリングしながら入る。

京太郎(待てと言われて待つ俺じゃない! だが、普通に入るのも面白くない!)

京太郎(同じ金髪のデュエリストが言っていた! エンターテイメントは大事にって!)

京太郎(ここは――ローリングをしながら入る! それも勢い良く!)

京太郎「行くぞ……!」

京太郎は襖を乱暴に開け、身体を横に倒す。

そのまま勢い良く、宙を舞う! それは、さながら走り高跳びの選手のように!

横への回転は強くしなやかに。ただ転がるだけじゃない、見る者全てを魅了するかのようなローリングを!

京太郎「跳べよおおおおおおおおお!」

回せ、廻せ、舞わせ――! 今の自分は回転の鬼才、須賀京太郎なのだ。

畳を転がる時でさえ、気を緩めない。それが、エンターテイメント!

だが、回転は永遠には続かない。始まりがあれば終わりがあるのだ。

京太郎渾身のローリングもやがて勢いをなくし、動きを鈍くする。

その終点は、大きく、ぶ厚く、それはまさに壁だった。

ヒキガエルの悲鳴にも聞こえる呻き声を上げ、京太郎のローリングは終わりを迎えた。

京太郎「どうでしたか! 巴さん!!!」

目を見開き、爽やかスマイルを見せる京太郎であったが、一つおかしなことに気づく。

彼女の顔が見えないのだ。おかしい、確かに声は部屋の中から聞こえたはずだ。

視界は部屋と2つに割れた肌色だけ。

京太郎(肌色?)

ここで京太郎は疑問に思う。何故、肌色なのだと。

巴「あ、あ」

何だ、声は聞こえるじゃないか。巴は自分のローリングを見ていてくれたのだ!

これを恍惚と呼ばずして、他に何を叫べばいい!

京太郎は興奮のあまりそのまま立ち上がる。

だが、その動作は最後まで遂行されることはなかった。

途中で柔らかい感触に阻まれたのだ。むにゅんとした何かに顔を突っ込んで、京太郎はバランスを崩す。

巴「ひゃあっ!」

京太郎「おわっ!」

そのまま、京太郎は地面に縺れるように倒れこむ。

鈍い痛みが全身に響く。しかし、それよりも上に乗っかかる重みは何なのだろう。

この重さが痛みを増幅させた元凶だ、ああ、痛い痛い。

京太郎は、再び目を開けて現状を確認すると――。

巴「…………み、見ないでくれると嬉しいんだけど」

――そこにいたのは、生まれたままの姿でぷるぷると震える巴がいた。

瞬間、京太郎は考える。先程、自分が突っ込んだ何かの正体を。

そして、導き出す。たったひとつの明確な答えを!

京太郎「巴さん」

巴「何かな?」

京太郎「柔らかかったです」

間髪入れずに、殴られた。



【Best communication!】

巴「はい、何か言うことは?」

京太郎「やわらか」

巴「もう一回殴られたいかな?」

京太郎「やめて下さい申し訳ありません」

巴「はい、それじゃあもう一回聞きます。何か、言うことは?」

↓3

1巴さんの裸が綺麗でした、すごく綺麗でした。
2そ、それじゃあ代わりに俺の裸を見せることで許して下さい!
3自由安価(おちんぽジョイナス以外)

もう一時半近くなのでセーブ。なんもかんも艦これの2-4羅針盤が悪かったんだ……。
一周年前までに一周目終わらせる気合でいくのでよろしくお願い致します。

告白すれば一周目は終わるよ。告白選択肢を選べば、その時点で特別安価が発生するのよ。
そして、二人は幸せなキスをしてEndingですよ。
というか、艦これss全然なくて死ぬる、自家発電は虚しさがすごいからあんまりしたくないしなぁ。
更新します。

京太郎(ヤバイ、とりあえずすごくヤバイ!)

京太郎(あの温厚な巴さんが顔を真っ赤にして怒ってる!)

京太郎(かくなる上は、アレを!)

京太郎「巴さん!」ダッ

巴「へっ?」

京太郎「この度は」ジャーンプ

京太郎「誠に」クルルルルルル

京太郎「申し訳!」ギュルルルルルルルルル

巴「これは……極東の土下座の中でも随一を誇るあの技!?」

京太郎「ありませんでしたあああああああ!」

巴「トリプルアクセル土下座!」

京太郎「この土下座が巴さんへの最大の謝罪の証!」

巴(…………いやいや、訳がわからないんですけどね。何ですかトリプルアクセル土下座って)

京太郎「申し訳ありませんでしたーーーーーー!」

巴「う、うん。そこまで謝られたら……いいですってもう! 今回だけですからね! 次はないですからね!」

京太郎「本当ですか! やったー!」

巴「そういう悪ふざけは、他の人達にはやったらだめですからね」

京太郎「了解っす! いやあ、巴さんの裸、綺麗でしたよ。これだけで生きていけるっていうか」

巴「何あほなこと言ってるんですか」

京太郎「本当のことですしー。あ、いたいいたいほほつねらないでくだひゃい」

巴「…………本当に、馬鹿みたい」

巴「それで、結局は何の用です? まさか、今の茶番をやる為だけに来たんですか?」

京太郎「いやいや、そんなことないですって! 丁度暇だったんで、巴さんと何か話したいな~って」

巴「はぁ……私なんかよりも姫様やハッちゃんの方が食いつくと思いますけど」ジーッ

京太郎「あ、あはは……」

巴「笑って誤魔化さないで下さい。いい加減決めたらどうなんです?」

京太郎「……ハイ」

巴「と、まあお説教臭くなりましたけど。心配してるんですからね、その内後ろから刺されないか」

巴「恋する女の子は怖いですよ?」

京太郎「俺も刺されるのはちょっと……」

巴「なら、さっさと決めなさいな。死ぬのは嫌でしょう?」

↓3

1はい。(夜に告白コマンド)
2…………(先延ばし。??率上昇)

京太郎「……はい」

巴「よろしい。もちろん、君自身の気持ち優先でね」

巴「それとも、全員選びますって豪胆な考えでもあるなら別ですけど」

京太郎「俺の身体がもちませんってば……色々と辛くてめげますよ!」

巴「だと思う。うん、頑張れ若者」

京太郎「巴さんだって同じ若者じゃないですか。そもそも、俺と歳そんなに変わらないでしょう」

巴「それでも、私はお姉さんですからね。先人は後に続く者を導くってね」

巴(これで、いい)

京太郎「あはは、なんすかそれ」

巴(うん……私はこの位置でいい)

巴(下手に進んで怪我はしたくありませんし)

巴(だから――駄目。駄目なんですよ)


【夜にEnd固定の告白選択肢入ります。残りヒロイン好感度上げ選択肢は一回です】

――自室

京太郎「……」

京太郎(俺が、好きな人かぁ)

京太郎「ああああああああああ!!! わっかるわけねー----!」

京太郎(そもそも恋って何だ、食えるんですかぁ! の俺にんなことわかるか!)

京太郎「…………叫んだら、あっちぃ」

京太郎「縁側に涼みに行こ……」

京太郎「こればっかりは誰かに相談できるもんじゃねーよなぁ……」

京太郎(ハッ、なっさけねーの)

↓3

最後の好感度選択肢です。

縁側にいたのは?
巫女五人組の誰か明記

京太郎「……」

巴「……何ですか、その顔は」

京太郎「いや、さっきかっこつけて部屋から出てきたのに締まらないなあって」

巴「今更何を。元から緩みっぱなしじゃないですか」

京太郎「否定出来ない自分が憎いです」

巴「否定する気がない癖に」

京太郎「……」

巴「……」

京太郎「ククッ」

巴「ふふっ」

京太郎「……鹿児島に来てからまだちょっとしか経ってないんですよね、俺」

巴「ええ。まだまだこれからですよ」

京太郎「色々とありましたよ。美少女にも会えて嬉しい経験盛りだくさんでした」

巴「それを私の前で言う?」

京太郎「巴さんも美少女ですしね」

巴「……そういうことをさらっと言うからたらしなんですよ」

京太郎「本音はちゃんと出さないと破裂しちゃいますから。巴さん可愛い」

巴「取ってつけたように言わないで下さい!」

京太郎「顔がほんのり赤いですよ?」

巴「赤くないですってば!」

京太郎「そうやってムキになるところも可愛いんですよ、ええ」

巴「ちょ、やめてってば……もう……っ」

京太郎「いつもいじられっぱなしなんでたまにはやり返したくなるんですよ!」

巴「子供ですか!」

京太郎「まだ子供でしょう、俺も巴さんも」

巴「……むぅ。一理あるけどさ」

京太郎「でしょう。だから、俺は」

巴「それとこれとは別。悪くないなんて言ったらはっ倒しますよ?」

京太郎「それは勘弁して下さい」







巴「……あの、」

京太郎「はい?」

巴「やっぱりいいです」

京太郎「……」

巴「そんな恨みがましい目で見ないでください」

京太郎「オレは想うんですよ、本音はちゃんと出すべきだって」

巴「出さない方がいいこともあるのよ」

京太郎「だけど、相手は俺じゃないですか」

巴「君だからこそ言えないこともあるの」

京太郎「俺だから?」

巴「わからないならわからないでいいです」

京太郎「???」

巴(…………抑えきれないのかなぁ)

巴(思ってたよりも、想っているってことですかね)

巴(好きって言えないのが、こんなにも辛いなんて)

巴(素直になれないのは、私の方なのに)

巴(…………)

眠い。今回が、最後のセーブの可能性。
後はレッツ告白とイチャラブEnd(見かけは)で終わりだから簡単ですね!
最終好感度は
巴さんと姫様がほぼ横並びで後ろにはっちゃん、はるる、霞さんの順番です。
これは一騎打ちやろなあ。

お久しぶりです、1です。
スレ更新後から長期旅行を行っており今も旅路の途中であります。
日本各地を巡っているのですが、この旅行が終わり次第更新を再開したいと思います。
今回はスレ落ちしそうな故に急遽このような形でのトリつき発言にさせていただきました。

艦これの提督になっていました、もうエたる寸前までハマってました。
ふとまだ一周目を終わらせてないことに気づいたので、更新します。

恋をした。
言葉にすると簡単ではあるが、実際の所よくはわからない。
誰々を好きになって、告白をして。
運が良ければ付き合って、価値観の相違が原因で別れたり。
恋を起点に、俺らみたいなのは一喜一憂したりするんだろうけど。

「……はぁ」

それが、いざ自分のことになるとこうも困惑してしまうのは、全く持って困ったことだ。
好意を向けてくれる少女という存在を前にして、俺は悩む。
誰が好きなのか、この胸に渦巻いている熱情は本当に恋なのか。
恋か、それともちょっとだけ深くなりすぎた友情か。
何もかもが初めてで、答えが出ない。
今もこうして、布団に横になっているが、背負う気持ちが重すぎて寝ている気がしない。
畜生、恋愛。俺を金縛りにしやがって。いつか、全力でぶん殴ってやる。

「素直になるっつっても、どうするべきなんだかね」

もっとも、ぶん殴る対象は、答えが出ない俺を見てクスクスと笑っているのだ。
たったひとつの冴えた答えは、頭から抜け落ちている。
わかっているのは、このままの関係を続けるのだけは違う。
それだけは正しいと思った。
いつまでも絶えることのないぬるま湯に浸かり続けて、楽な日常を送る。
きっと、それは誰もが望んでいて、誰もが否定しているものだろう。
前に進んで、停滞していた関係を踏み越えておいて、今更やっぱりずっとこのままだなんて虫が良すぎるし、何よりも嫌だ。
ともかくだ、このままじっとしていても始まらない。
悔しいことに、このままだと答えを出せぬまま、一日を終えてしまうのだから。

「外にでも、出っかな……」

何の気もなしに、俺は目をカッと見開いて天井を望む。

――動かなきゃ、押し潰される。


かったるい身体を無理矢理に起こして、ぐぐっと背伸びをする。
力の入らないフラフラの身体に喝を入れて、俺は部屋の襖をそっと開ける。
今頃、俺以外の住人は寝ていることだろう。騒いでしまったら迷惑だ。
気配りのできる青年で通っている須賀京太郎のイメージを壊すのはいけないことだ、うん。
部屋とは違う、少しだけ蒸し暑い空気を吸いながら、足音をなるべく立てず灯りのない、廊下を歩く。
鹿児島の夏は暑い。歩いているだけでも、肌に汗が浮き出してくる。
外に出たらもっと暑いんだろうなぁ。ああ、煩わしい。こういう時は北国が羨ましく感じる。

それでも、見ている世界は変わらない。眼の前に広がる空は、こんなにも――――。

月が綺麗な夜だった。煌々と金色の光を吐き出している丸い物体が、何故だかとても見入ってしまって。
柄でもない、俺みたいな脳天気を地で行く奴が月に見入ってしまうなんて恥ずかしくて言えやしない。
だけど。今の俺はどうかしちまったのか――掌を月へと、右手を伸ばしてそっと金色を掴んだりしてしまう。
ああ、重症だ。どうやら本気で俺の頭はイカれちまっているらしい。
見上げた空に落ちていく、とでも言えばカッコつけれるか? そいつは大層に傑作だな。
そうやって、カッコつけてるからわかんねーんだよ。

―ふと視線を下げると“彼女”が自分に向けて笑みを向けていることに俺は、やっと気づく。


最後の安価。
“彼女”は誰?
十一時まで。

1小蒔
2巴

同数とかそんなん考慮しとらんよ……。
ラストはまあ安価で。
↓3
1小蒔
2巴

京太郎「つ、月が綺麗っすね」

ありきたり。平凡。そんな言葉を俺は、彼女に――狩宿巴に投げかけた。

巴「ま、そうですね。さっきまでの挙動は見なかったことにします。
  で、何でここに? いい子は寝る時間ですよ」

京太郎「ははっ、なんというか、落ち着かなくて」

巴「珍しい、いつもは爆睡なのに」

京太郎「寝苦しいといいますか、ともかく寝れなかったんです」

金縛りになるまで考えてましたなんて、恥ずかしくて言えやしない。
このことは墓に入るまで持っていくとしよう。
もし、誰かに知られでもしたら――うわあ、恥ずかし、恥ずかしい! 
死因、恥ずか死。現代に新たな死に方を刻んでしまうぜ、俺。

京太郎「巴さんはどうしてここに?」

よかった、ここにいるのが巴さんで。
ハッちゃんだったら、小学生ー! とか、馬鹿にされそうだ。
さすがにハッちゃんには言われたくない。ロリロリ体型に小学生とか絶対に言われたくねぇ。

巴「……同じ理由ですよ。何となく」

京太郎「そうですか、奇遇ですね」

沈黙。会話が続かない。何故なのか、いつもはもっとポンポンと言葉が出てくるはずなのに。
うーん、どうしてだか。コミュ強京ちゃん敗れたり! 全くもって、笑えん。
それに、月明かりに照らされて、髪も下ろしている巴さんはいつもとは違った雰囲気で。

――何というか、ドキドキする。

胸に渦巻く感情が、疼く。何にもしてないのに顔が熱くなって、巴さんを直視できない。

巴「……あの」

京太郎「……あの」

そして、この有り様である。口に出した言葉がかぶるとかどこの漫画だよ。
本当に、締まらん。呆れたため息の一つでもつきたくなる。

巴「そ、そっちから」

京太郎「いやいや、ここは巴さんの方から」

巴「……じゃあ、私から。決まった?」

京太郎「決まったとは? さ、さて何のことでしょう」

実は悩んで寝れませんでした、なんて言える訳がない。
純情少年まっしぐらな有り様は、さすがになぁ。
薄っぺらいけれどプライドが邪魔しちまうっての。
いや、もうこの真っ赤な顔でバレバレだと思うけど最後の一線は超えないんだ!

巴「意気地なし」

京太郎「はい」

巴「ヘタレ」

京太郎「はい」

巴「鈍感」

京太郎「返す言葉がございません」

巴「天然タラシ」

京太郎「いやそれは……はいすいません、睨まないでっ」

次々と巴さんの口から出てくる罵詈雑言は、俺をチクチクと突いてきて笑えない。
そりゃあ今までたくさん迷惑かけてきた訳ですし、否定はできないからさ。
だから、甘んじてこの口撃を受け入れるのが筋というか。

巴「……ま、今更ですけどね」

だって、最後は困ったような笑みを俺に向けてくれて。

巴「ホント、困った後輩ですよ」

いつだって、変わらずに、俺の手を取ってくれるんだ。
他の誰でもない須賀京太郎を真っ直ぐに見てくれる。
ただ、それだけのことが――俺にとっては何よりも幸せで。
だけど、甘やかしてばかりじゃなくて、時には突き放して。
普段は澄ました顔だけど、割と慌ててそそっかしいこともある巴さんのことを――。

京太郎「あ、そっか……」

やっと、わかった。
恋をする、なんて簡単なことだったんだ。
小難しく考え過ぎて、目の前が見えてなかっただけで、俺はとっくに――。

何が正しくて、正しくないか。
そんなの関係ないんだ。
単純に、好きなら好きって言えばそれで済む話なんだ。
受けいれられなかったらどうしようとか、これでいいのかなんて雑念、全部投げ捨てちまえ。

京太郎「巴さん」

巴「ん?」

今度こそ、間違えない。
自分が一番言わなければならないことを。
彼女の顔をはっきりと見て、伝えよう。

京太郎「好きな人、俺います」

巴「うん、知ってるけど」

今まで過ごしてきた期間は短いかもしれない。
それでも。それでも!

京太郎「俺が一番好きなのは、巴さんです。俺には、貴方しか見えない」

手を伸ばせば、彼女はそこにいるのだ。
なら、迷わない。もう、違わない。

京太郎「巴さん。好きです、俺と、付き合って下さい」

だから、俺はもう逃げないと誓おう。
好きという気持ちを、言葉にしよう。

巴「……本当に、私でいいの?」

京太郎「はい」

巴「私、姫様達みたいに目立ってないよ?」

京太郎「俺は一番、巴さんが可愛いと思ってますよ」

巴「か、可愛いって」

京太郎「自分に素直になった結果がこれなんで」

巴「いや、でもさ……」

京太郎「何を言っても、無駄ですよ。惚れちゃったからには、ちゃんと好きって言わないと。
    自分の気持ちに区切りをつけろって言ったのは巴さんじゃないですか」

巴「う……」

京太郎「答え、聞かせてくれませんか?」

顔を真っ赤に染めて、そっぽを向いてる彼女はやっぱり可愛くて。

巴「えっと、その」

巴「ちょ、うん…………」

巴「……き…………」

京太郎「すいません、マジで聞こえませんでした」

巴「……好き、だって言ってるんです! 私だって、好きですよ!
  ええ、悪いですか! 悪く無いですよね!?」

まさかの逆切れである。いやいや、告白をしたら逆ギレされるってレアケースにも程があるよな!
ま、でもいいか。

京太郎「んじゃ、抱きしめても問題ないっすよね」


彼女の身体を強く引き寄せて、抱き締めた。
おぼつかない、頼りない両手を少しずつ彼女の背へと這わせる。

巴「あの、ですね……名前で、呼んでも? 今までまともに呼んだこと、なかったから……」

京太郎「はい、どうぞ」

巴「きょ、京太郎……っ」

うん、すごく気恥ずかしい。何だこの甘ったるい空間は。
ぶっ殺したい、ああ世界は俺達中心だぜって言うくらいに甘い。
だけど、それ以上に幸せで。
俺はここにいてもいいんだって認められているみたいで。

京太郎「ありがとうございます、俺を好きでいてくれて。俺を見てくれて」

巴「それを言うなら、京太郎だって……こ、こうやって面と向かって言うのは、恥ずかしいですけど」

京太郎「はは……でも、俺は言いますよ、だって巴さんが好きですから」

俺は、巴さんの身体を軽く離す代わりに、口を近づけて。
そっと、触れ合う程度のキスを交わす。
幸せだった。今だけは、辛かった過去なんて吹き飛んでしまった。

――幸せ、だ。

きっと、この瞬間だけはどんなに辛いことがあっても忘れないだろう。
誰よりも愛しい彼女に触れることができる瞬間を。
彼女と寄り添いながら生きていける未来を。
俺と巴さん以外、全ての動きが止まった今、最後に思うのは。
幸せだった。それだけは間違いなんかじゃない、間違いにさせない。
例え、世界が崩れても変わらないものがあることを――俺は、忘れない。








【Normal End】

Normalです。そら、Happyはもっとエロあるよ。
この後は、どんどん弱っていく京太郎を介護する巴さんですが誰が見たいっちゅーねんなんでボツにしました。
書いてて滅入ってきたのも原因ですね、辛い。

以降は永水問わずの咲小ネタを気が向いたら書く感じで行こうかなレベルです。伏線? いつか回収するよ、多分!
落ちたら落ちたでしゃーない精神でいきます。
安価は去年と比べて住人も減ったし細々だから……。
有珠山の全貌がわかったり、咲の金髪キャラを集めた金髪家族計画のネタが固まったら本気出します。

更新ここまでー。一年間お疲れサマサマです。

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