鈴「もう地球があんなに遠いよ」(124)

代行

ID:deNj6sAC0

代行ありがとうございます

ご想像通り酢豚SSです

ごゆっくりお付き合いください

鈴「あはは・・・動けないね」

一夏「・・・」

鈴「もう地球があんなに遠いよ」

一夏「・・・」

鈴「ねぇ、返事してよ一夏」

一夏「・・・」

鈴「こっちのエネルギーも、もうすぐ尽きるよ」

一夏「・・・」

鈴「そうしたら・・・空気もなくなって、ふたりいっしょに凍っちゃうね」

一夏「・・・」

鈴「うん・・・それでも、いいかな」ギュ

一夏「・・・」

鈴「おやすみ・・・一夏」

鈴「ぐー」

セシリア「何やってますのー!」ブワッ

鈴「うひゃ寒い寒い布団返してー」モゾモゾ

セシリア「一夏さんを起こすのは任せろって言うから見てましたのに!」

セシリア「一夏さんの布団に潜り込むわ、そのまま寝ようとするわ!」

セシリア「それに何ですの! さっきの小芝居は!」ガオー!

鈴「いやぁー、ふたりで宇宙を漂うシチュエーション? ああいうエンディングもいいかなーって」

セシリア「そ、それは悪くないですけど・・・」

鈴「という訳で、おやすみー」

セシリア「だーめーでーすーのー!」ユサユサ

一夏「うぅ・・・うるさい・・・揺らさないで・・・」

セシリア「あ、一夏さん? おはようございます♪」

一夏「もうちょっと・・・寝かせて・・・」

鈴「何あんた寝てないの?」

一夏「弾と・・・逆鱗マラソンを・・・俺ひとつも獲れないのに・・・あいつ・・・18個も・・・」

鈴「すごい格差ね・・・」

一夏「ついカッとなって止められなくて・・・、5時くらいまでは覚えてる・・・」

セシリア「ほとんど徹夜じゃないですか!」

一夏「だから・・・おやすみ・・・」スピー

セシリア「一夏さん? ・・・もう寝ちゃってますわ」

鈴「一夏って昔からこういうゲームの運って無いのよね」

セシリア「そうなんですの?」

鈴「本人がすでに幸運だからねー、そのせいかも」

セシリア「それは確かに・・・。 只一人のISに乗れる男性ですし」

鈴「親はともかく、世界最強の姉とか」

セシリア「お強いですし、見た目も、す、素敵ですし」ポッ

鈴「可愛い幼馴染とかねー」

セシリア「それは知りませんー」

鈴「あんですとー」

セシリア「それはそうと、いつまで一夏さんの布団に入ってますの!」

鈴「いいじゃん、どうせ一夏も寝てるし」

セシリア「そういう事じゃないんです!」

鈴「うらやましい?」

セシリア「!」ギクリ

鈴「セシリア」

セシリア「な、なんですの」

鈴「反対側・・・、空いてるわよ?」チョイチョイ

セシリア「・・・ごくり」

セシリア「い・・・いけません! そ、それに制服ですし!」フルフル

鈴「あー、道理でごわごわしてると思った」

鈴「よいしょ、よいしょ」ゴソゴソ

鈴「ていっ」ポイ

セシリア「り、鈴さん!? 制服脱いじゃっ・・・」

鈴「はー、楽になった」ユッタリー

セシリア「は、破廉恥ですわ!」

鈴「えー、ちゃんとシャツは着てるわよ?」

セシリア「下は、ぱ、パンツですわよね!」カァッ

鈴「だいじょーぶ、布団に入ってればバレない」

セシリア「そういう問題じゃありませんの!」

鈴「大体さー、あたしと一夏って、幼馴染なのよ? 一緒に寝るくらい日常だったわよ」

セシリア「そ、そうでしたの」

鈴(うそでーす。 小五から中二じゃ流石にねー)

セシリア「なら仕方ありませんわね・・・」

鈴(信じちゃったー! ちょろい♪)

鈴「はー・・・あったかい・・・」スリスリ

セシリア「・・・」

鈴「一夏っていい匂いするんだよねー・・・男の子なのに」クンクン

セシリア「うぬぬ・・・」

セシリア「わ、わたくしもご一緒しますわ!」ドギャーン

鈴(ほんとちょろい子ね)

鈴「おいでおいでー」コイコイ

セシリア「い、一夏さん・・・、失礼しますね・・・」モゾモゾ

セシリア「ふー」

セシリア(こ、これは・・・なんという・・・)ドキドキドキ

鈴「制服、シワになっちゃうわよ」ニヤニヤ

セシリア「・・・そ、そうですわね・・・」

セシリア(は、恥ずかしいですけど・・・一夏さん寝てらっしゃいますし・・・大丈夫ですわよね?)ゴソゴソ

セシリア「ていっ」ポイッ

鈴「そのまま、一夏の腕枕に頭を乗せて・・・」ポム

セシリア「・・・」オズオズ ポム

鈴「一夏抱き枕ー」ギュー

セシリア「・・・」ギュー

鈴「・・・どう?」

セシリア「・・・」ジーン

セシリア「わ、悪くありませんわね」ポッ

鈴「でしょー」ニコッ

セシリア(はぁ・・・幸せですわ・・・)ウットリ

鈴(一夏ぁ・・・)ウットリ

鈴「・・・ほんとに寝ちゃいそう・・・」ポヤー

セシリア「・・・わたくしも・・・」ポヤー

セシリア「・・・」ウトウト

鈴「・・・」ウトウト

 コンコン

シャル「一夏起きてるー? 朝ごはん誘いに来たんだけどー」

 コンコン

シャル「一夏ー? 入るよー?」

 ガチャ

シャル「うわ!?」

シャル「ふ、ふたりとも、何してるの!?」

鈴「しー・・・! 一夏起きちゃうでしょ」

シャル「あ、ごめん・・・」

シャル「いやそうじゃなくて、ふたりとも一夏の布団で何してるの!?」

鈴「寝てるだけだけど?」

シャル「じゃ、じゃあこの床に落ちてる制服は!?」

鈴「制服着たまま寝たら、シワになっちゃうでしょー?」

セシリア「そうですわよ、あ、シャルロットさん、制服たたんでおいてくださいな」

シャル「あ、うん・・・」タタミタタミ

鈴(この子もちょろいわねー)

セシリア「ありがとうございます、シャルロットさん」

鈴「さすが、手際がいいわね」

シャル「えへへー」テレテレ

シャル「・・・」

シャル「いやそうじゃなくてね!?」ガビーン

鈴「なによー」

シャル「い、今どんな格好で・・・一夏の布団に・・・」

セシリア「ご安心ください、裸ではありませんわ」

鈴「そうそう、ちゃんとシャツとパンツは着けてるわよ」

シャル「そっかー・・・なら安心だねー・・・」コクコク

鈴「じゃあもう一眠りするから」

セシリア「おやすみなさい、シャルロットさん」

シャル「あ、うん、おやすみ・・・」

鈴「ドアは静かにねー」

シャル「う、うん」

 ガチャ ソーットバタン

シャル「・・・」

シャル「・・・あれ?」

シャル「そうじゃなくってー!」バターン!

セシリア「なんですのー」

シャル「せ、セシリアって、こういうのは『破廉恥ですわー』とか言うんじゃないの!?」

セシリア「・・・そのセシリアは・・・もう、いませんの」フッ・・・

シャル「そ、そんな・・・」ブルブル

セシリア「今のわたくしは・・・この温もりを離す事の出来ない、ずるい女ですの・・・」キリッ

シャル「な、なんてこと・・・」ガクーリ

シャル「じゃ、じゃあせめて、ちょっとだけ代わってくれないかな・・・」

鈴「嫌よ」

シャル「せ、セシリア・・・」

セシリア「・・・申し訳ありません・・・」

セシリア「このぬくもり、それに」ホワー

セシリア「布団から一夏さんの匂いがして」クンクン

セシリア「まるで一夏さんに包まれてるようで・・・」ウットリ

シャル「・・・ごくり」

セシリア「ですので・・・代わることは出来ません」

シャル「うぅ・・・」

シャル「うわーん! セシリアのエロ担当ーーーーー!」

 ガチャ ソーットバタン

 ダダダダダダ・・・

鈴「こんな時でも静かにドア閉めるなんて流石だわー」

一夏「・・・」スピー

 ギュ

鈴「え、ちょ(///」ピクッ

セシリア「い、一夏さん?(///」ピクッ

鈴(一夏にぎゅーって抱かれて・・・幸せ・・・)

セシリア(はぁ・・・一夏さぁん)

一夏「・・・」スピー

 ゴソゴソ

 モニュ

鈴「おおおおお尻鷲掴み!?」ドキーン

セシリア「い、い、一夏さん・・・、起きてらっしゃいますの?」ドッキドッキ

一夏「・・・」グー

鈴「寝てる・・・」

セシリア「寝てる方が積極的って・・・、不思議な方ですわね」

鈴「まぁ・・・、今日は許してやるか(///」ポッ

セシリア「そ、そうですわね、今日くらいは(///」ポッ

一夏「・・・」グー

 モニュモニュ

鈴(///)

セシリア(///)

一夏「・・・」グー

 モニュモニュモニュルモニュリーン

鈴(//////)

セシリア(//////)

一夏「・・・」グー

 スルスル

鈴(えええ!? ぱ、パンツの中に手が・・・!)

セシリア(さすがそこまでは! そこまでは!)

鈴「一夏・・・ちょ・・・あぁん」ピクピク

セシリア「いち・・・か・・・さん・・・おやめになって・・・」ピクピク

 サワサワサワ

鈴(じ、直に触られるのは・・・)ドキドキドキ

セシリア(だめ・・・声・・・、出ちゃう・・・)ドキドキドキ

 ピタリ

鈴「と・・・止まった・・・?」

セシリア「あ、危なかったですの」

鈴(でも・・・)ポッ

セシリア(気持ちよかった・・・)ポッ

一夏「・・・ん・・・」

鈴「一夏? 起きた?」

セシリア「もうお昼ですわよ♪」

一夏「・・・」

一夏「・・・えええ!?」

一夏「何してるの二人とも! ぐぐ・・・腕が痺れて動けない・・・」

鈴「だって、一夏が起きないからねー」

セシリア「そうですわ、せっかくお誘いにきましたのに」

一夏「だ、だからって一緒に寝ないでもいいじゃないか」

鈴「だって、ねー」ニコッ

セシリア「ねー」ニコッ

一夏「もしかして二人も眠かったのか?」

鈴「・・・」

セシリア「・・・」

一夏「それなら自分のベッドで寝ればいいのに」

鈴「一夏・・・」ピキピキ

セシリア「雉も鳴かずば・・・とも言いますけれど」ピキピキ

鈴「さっさと起きろー!」ドカーン

一夏「おぉぅ!」ゴロゴロ

一夏「痛ぇ・・・。 って、お、お前らその格好・・・」

 (※シャツと半脱げパンツ状態)

鈴「!」

セシリア「み、見ないでー!」ビットアタック!!

一夏「ぐはっ」

一夏「」チーン

鈴「せ、制服脱いでること忘れてたわ・・・って言うか、パンツ脱がされかけてるし」

セシリア「は、恥ずかしい・・・!」

鈴「・・・えへへ」

セシリア「・・・うふふ」

鈴「でも」

セシリア「えぇ」

鈴・セシリア「「またやりましょう!」」

鈴(今度は、ひ、ひとりで)

セシリア(次はわたくしだけで)

鈴・セシリア「「うふふふふ」」

?「大丈夫ですか!」

一夏「・・・うーん」

?「よし!息はあるみたいだ!」

一夏「・・ん・・・君は・・・・?」

?「俺の名前は・・・」

コナン「江戸川コナン、探偵さ」

一夏「探・・偵・・・?」

一夏「おーっす」

ラウラ「もう昼だぞ。 たるんでるな」

シャル「・・・おはよう」ズーン

箒「また腕を組んで・・・」イライラ

セシリア「あら、エスコートは殿方の役目ですもの♪」ツヤツヤ

鈴「そうそう、えすこーとえすこーと♪」ツヤツヤ

箒「な、何があったのだ・・・」

シャル「こ、今度は僕をエスコートしてほしいな・・・!」

一夏「えー、」

一夏・鈴・セシリア「「「歩きにくい」」」

鈴・セシリア「「でしょ」」

シャル「・・・くすん」ショボーン



おわり

お付き合いありがとうございました

鈴ちゃんSSのはずがセシリアちゃんが出すぎたのが反省。
でも鈴とセシリアっていいコンビですよね!

書き溜めはここまでですが、他の娘の分もすこーし書いていこうと思います。
感想頂けると参考にします。

箒「やはり私が起こしてやろう。 朝練もあるしな」

箒「お前がたるんでるからだぞ。 仕方なく、だ」

一夏「そうですかい」

箒「う、うむ、仕方なく、だ」コクリ

一夏「じゃあよろしく」

箒「うん、うむ、任せておけ」コクコク

箒(一夏の寝顔・・・た、楽しみだな)ドキドキ

箒(い、一夏が起きないように・・・そーっと)

 ガチャ

一夏「あ、おはよう、箒」

箒「」

一夏「なんか目が覚めちゃってさー」

箒「」

一夏「朝練、がんばろうな」ニカッ

箒「・・・なんで」

箒「なんで起きてるんだーーー!」ガォォォ!!

一夏「えぇぇ!?」

一夏「自分で起きて、たるんでないことをアピールを・・・」

箒「うるさーい!」

箒「やり直しを要求する!」クワッ

一夏「・・・やり直しって」

箒「私が起こすところから! やり直し!」

一夏「いや朝練が」

箒「そんなものがなんだー!」ドバーン

一夏「ひぃっ」

箒「やり直し!」

一夏「は、はぃ」ガクブル

箒「では寝ていろ」

 ガチャ バタン

一夏「よく分からんなー、箒も」ブツブツ

一夏「もう目が覚めちまってるのに」モゾモゾ

一夏「ぐー」スピー

 コンコン

箒「・・・一夏? 入るぞ?」

一夏「・・・」スピー

 ガチャ

箒「一夏・・・?」

箒「寝てる・・・」

箒「ほんの数十秒で寝られるとは・・・やはりたるんでるな」トコトコ

箒「一夏・・・す、座るぞ」ポスン

箒「・・・」ジー

箒(可愛い・・・)

 『六年ぶりだけど、箒ってすぐにわかったぞ』

箒「・・・写真も送れなかったのに・・・わかってくれた」

一夏「・・・」スピー

箒「私は・・・わからなかった。 それくらい、お前は男らしくなっていた」ナデナデ

箒「お前は・・・いつも私を見てくれて・・・、気遣ってくれて」

箒「なのに私は・・・」

箒「一夏・・・」ジワッ

箒「う、うう・・・」ポロポロ

 ポタ ポタ ポタ

一夏「・・・ん・・・?」

箒「いち、か・・・」ポロポロ

一夏「な、なんで泣いてるんだよ!」ガバッ

箒「わからない・・・、でも、なんだか、悲しくて」

一夏「ほら、涙拭いて」ゴシゴシ

箒「う、ううう・・・」

一夏「箒」ギュ

箒「!」ビクッ

一夏「俺、なんかしたなら謝るからさ」ヨシヨシ

箒「ちが、お前は、悪くないんだ」

一夏「箒が泣いてると、俺も悲しいよ」ギュー

箒「一夏・・・」ギュー

一夏「落ち着いたか?」

箒「う、うむ」

箒「すまんな、いきなり」

一夏「気にしてねーよ」

箒「そ、そうか」コクコク

一夏「箒って昔から、独りで泣いてたもんな」

箒「!?」

箒「し、知っていたのか!?」

一夏「おう、さすがに声はかけられなかったなー」

箒「そ、そうか」カァー

一夏「あれに比べれば、目の前で泣いてくれるだけ、いいさ」

箒「」マッカー

一夏「もう時間少ないけど、朝練やるか?」

箒「うむ、柔軟と型くらいならできるだろう」

一夏「よし、じゃあ行こうか」

箒「・・・一夏」

一夏「ん? どうした?」

箒「そ、その・・・手、を」オズオズ

 ギュ

箒「あ・・・」パァァー

一夏「行こう」

箒「・・・うん」


おわり

お付き合いありがとうございました。

箒さんって、いい思い出が無い!って自分で言ってるし。
それだと幼馴染ってアドバンテージ意味無いですよね。

注:箒さんが泣き虫という設定はありません。

ちょっと時間的にあとひとりかふたりくらいです。
すみません書きながらなんで時間かかってます。

千冬「最近、お前が部屋に女を連れ込んでると噂になっている」トントン

一夏「・・・はい」セイザ

千冬「しかも、何人も」コンコン

一夏(・・・痛い・・・)

千冬「お前は種馬か? 節操なしか?」ゴンゴン

一夏(だんだん痛くなってきてる!)

千冬「まったく・・・! お前は・・・!」ゴスゴス

一夏「千冬姉ぇ! 刺さる!刺さる!」

千冬「織斑先生と呼べと言ってるだろう」ドゴス!

一夏「痛ぇ・・・! で、でも、ここ家じゃないか!」

千冬「む、そうだった」

千冬「で、一夏」

一夏「なんだよ」オチャズズー

千冬「本命は誰だ?」

一夏「!」ブバッ

一夏「ごほっ、ごほっ、何言うんだよ!」

千冬「興味本位だ」

一夏「・・・まだそんなこと考えられないよ」

千冬「”そんなことも考えられない”女と布団に入るのか? お前はイタリア人か?」

一夏「あ、あれは・・・! おれが寝てる間に・・・!」

千冬「寝たまま女を布団に引き入れたのか? やはりお前はイタリア人か?」

一夏「すげぇ偏見だな・・・。 イタリア人に何かあったのかよ」

一夏(それにしても、いやにつっかかるな・・・、千冬姉)

一夏「あ、もしかして」ピコーン

千冬「」ギクッ

一夏「ヤキモチ・・・とか」

千冬「・・・」

一夏「・・・」

千冬「・・・」ゴゴゴゴ

一夏(や、やべぇ・・・!)

千冬「ふんっ」プイッ

一夏(あっるぇー?)

千冬「風呂に入る」

一夏「お、おう」

千冬「風呂上りにマッサージをしてもらおう」

一夏「わかった」

千冬「では、準備しておけ」スタスタ

 カポーン

千冬「ふぅー」

千冬「・・・」


 『ヤキモチ・・・とか』


千冬「・・・」

千冬「・・・ふん」

千冬「弟は姉のものだからな・・・」

千冬「思い知らせてやらねばならんか」サバァー

千冬「あがったぞ」ホカホカ

一夏「麦茶をどうぞ」サッ

千冬「うむ」ゴクゴク

一夏「髪を拭きます」フキフキ

千冬「うむ」

一夏「髪を乾かしますねー」ブオー

千冬「うむ」

一夏「コーヒーゼリーが冷えております」ササッ

千冬「うむ」モキュモキュ

千冬(・・・便利だ・・・)

一夏「じゃあ布団に寝てくれよ」

千冬「う、うむ」コロン

一夏「いくぞ」サスリ

千冬「んっ・・・」ピクッ

一夏「・・・緊張してる?」

千冬「そんなわけあるか、馬鹿者」

一夏「へいへい」

千冬(ひ、久しぶりだな・・・一夏の手)

一夏「なんか久しぶりだな、千冬姉のマッサージ」サスサス

千冬「そ、そうだったか」

千冬(き、聞こえてた訳では・・・ないのか)

一夏「そういえば」サスサス

千冬「ん・・・なんだ」

一夏「ラウラ戦った時に、生身で飛び込んできただろ」モミモミ

千冬「・・・ああ」

一夏「助けてくれたのはありがたいけど・・・ああいうの、止めてくれよ」グイグイ

千冬「・・・」

一夏「千冬姉は世界で一番強い姉さんだけど・・・、なんかあったら、俺」ギュ

千冬「・・・すまなかった」

一夏「俺、もっと強くなるよ」

一夏「千冬姉を守れるくらい・・・強くなる」

一夏「今はまだまだだけどさ、待っててくれよな」

千冬「・・・ふん、いつまでもは待たんぞ」

一夏「マッサージ終わりー」

千冬「ごくろう」

一夏「じゃあ、体冷えないように寝てくれよな」スクッ

千冬「・・・一夏」

一夏「なんだよ」

千冬「今日は、一緒に寝るか」

一夏「えぇ!?」

千冬「どうした?」

一夏「い、いや、だって」カァッ

千冬「さっさと風呂に入って来い」

一夏「お、おう」

千冬「ふふふ・・・、あの慌てよう」

千冬「・・・」

千冬「ま、まあ、たまにはいいだろう。 たまには、だ」

千冬「・・・」

一夏「千冬姉」

千冬「!」

一夏「入るぞ」

千冬「う、うむ」

一夏「おじゃましまーす」

一夏「では・・・失礼しまして」モゾモゾ

千冬「う、うむ」

一夏・千冬「「ふうー」」

一夏「はは・・・狭いな」

千冬「いつの間にこんなに大きくなったのだ」

一夏「千冬姉が帰ってこないからじゃないか」

千冬「・・・そうだったな」

一夏「これからは・・・一緒にいられるのか?」

千冬「ああ・・・勿論だ」

冬「ほら、もっとこっちに寄れ。 寒いだろう」

一夏「いや、でも」

千冬「お姉ちゃんに遠慮するものではないぞ」ギュ

一夏「むぎゅ」

千冬「ずっと昔は、こうやってしがみついて寝ていたものだ」

一夏「・・・覚えてないよ」

千冬「・・・私は覚えてるぞ。 忘れるものか」

一夏「・・・」

千冬「・・・」

一夏「・・・」ギュ

千冬「・・・」ギュ

一夏「ぐー」スピー

千冬「眠ったか・・・。 あれほど緊張していたくせに」

千冬「一夏・・・」サラサラ


 『とりあえず・・・その名前は護ってみせるさ!』


千冬「・・・ふん」

千冬「・・・悪くなかったぞ、大馬鹿者」ナデナデ

一夏「・・・おねぇちゃぁん」ムニャムニャ

千冬「!」ドキーン

一夏「・・・」ギュウー

千冬「・・・ふふふ」

千冬「・・・馬鹿者め」ギュウー

千冬「・・・」スヤスヤ

一夏「千冬姉、朝だよ」ユサユサ

千冬「・・・む・・・一夏」

一夏「もうすぐ朝飯が出来るからさ、起きてくれよ」

千冬「・・・む・・・」ムクリ

一夏「モーニングコーヒーでございます」スチャ

千冬「うむ」

千冬「・・・」ズズー

千冬(・・・便利だ・・・)

鈴「あ、一夏ぁー! ・・・と、千冬さん」

千冬「織斑先生と呼べ」ドゴス

鈴「ず、ずみませぇん」プシュー

ラウラ「お早うございます、教官!」ケイレイ!

千冬「ここでは教官はやめろ」ドゴス

ラウラ「・・・了解です」プシュー

千冬「皆、いつまでも朝飯を食ってるんじゃない! さっさと教室に行け!」パンパン

 ハーイ イソゲイソゲー マッテヨー コ、コレハウマイゾー! シェフヲヨベー!

一夏「じゃあまた後で、千冬姉」

千冬「ああ、また後でな、一夏」

箒「・・・千冬姉?」

シャル「・・・一夏?」

千冬「・・・おっと」

千冬「まぁ、たまにはいいか」

千冬「なんといっても、弟は姉のものだからな」

千冬「ではな、織斑」ニヤッ

一夏「はい、織斑先生」ニヤッ

 スタスタスタ

 ナ、ナニヨ アノキョリカンハー!! イチカ!ナニガアッタノ!! ナ、ナンニモナイゾー ウソデスワー! ソコニナオレー!

千冬「ふふふ・・・」

千冬「さて、いつまで待ってやるかな」



おわり

お付き合いありがとうございました。

千冬姉との、少し離れてるようでぴったりくっついてるような、そんな距離感を書いてみたかったです。
むずかしいなー。

書きながら投下なんで時間かかりました。

タイトル関係なくなっちゃってますが、元々は>>60で終わる予定でした。
それでもタイトル関係ないですけど!
テーマは「寝てる一夏相手に本音ダダ漏れ」です。
他の娘も書きたいけど、書き溜めが無いので今日はここまでです。
感想頂けると超うれしいです。
長々とお付き合いありがとうございました!

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