男「俺の番号がない・・・嘘だろ・・・これ高校受験なんだぜ」(425)

男『俺の番号がない…嘘だろ…これ高校受験なんだぜ』

妹『××高校って名前書けば受かるって言われてなかったっけ』

男『夢か!夢に違いない…よな』

男『…』ブワッ

母『まったくこんな学校も落ちるとわねー』

妹『さすが兄さん』

男『ごめんなさい』

男『来年は絶対受かるから。一生懸命勉強するから』

男『絶対に○○高校行くから』

一年後

妹「やったー!!私の番号あった!!○○高校受かったよ」

男「よかったな」

妹「兄さんはどうだったの?今年もダメだった?」

男「ふふふ、なんと受かりました!!」

妹「うそー!!何番?」チラ

妹「…うわーほんとだー」

男「俺が本気出せば○○高校なんて朝飯前だ」

妹「ここら辺では一番の高校なのに…もしかして!」

男「…知恵袋は使ってない」

妹「えー、せっかく兄さんが一番いけそうにない高校受けたのに…最悪」

男「三年間よろしくな」

妹「私の高校生活が汚れた…絶対に関わらないでね」

男「そんなこと言うなよ」

妹「もし不必要に関わってきたら自殺に追い込むから」

-入学式後

クラメ女「男君って妹ちゃんと同じ苗字なんだー、珍しい苗字なのにー」

クラメ女「出身高校も同じだし親戚とかなの?」

男「え、いや、あの…デュフフ…」

妹「もしかしたら遠い親戚かもしれないなー」

クラメ女「へー、そうなんだ。中学の時はどうだったの?」

妹「同じクラスになったことなかったから、あんまり話したことないな」

妹「でもこれからはよろしくね、男君!」

男「…まぢか。」

妹「そういえば職員室に持って行かないといけないものあったんだ」

妹「重いから男君手伝ってくれる?」グイ

男「いや、あの…」

-廊下

男「持ってくものってなんだ?」

妹「ねえ、なんで同じクラスなの?自殺したいの?」

男「死にたくありません。それと俺は多分悪くない」

妹「それにさっきから話してる言葉が変なんだけど」

男「いや悪い。久しぶりに家族以外の人と話すから緊張しちゃって」

男「そんなことより俺が妹の兄だってことは言わないのか?」

妹「常識的に考えて兄と妹が同じ学年だなんておかしいでしょ」

男「確かにおかしいなjk」

妹「だから学校では私のこと呼び捨てにしないでよね」

男「おk」

妹「あと喋りかけてこないでね」

男「だが断る」

妹「ん?」

男「…おk」ショボーン

-帰り 駐輪場

妹「絶対についてこないでね」

男「仕方ないだろ、帰る方向というか到着地点一緒なんだから」

妹「友達と一緒に帰ったら?」

男「……」ショボーン

妹「…なんかごめん」

男「いや別に俺が内向的なのが悪いだけだし」

妹「自分から話しかけないと友達できないよ」

男「一人でいるほうが気が楽だし…」

妹「今日もずっと一人だったもんね」

男「……」

妹「まあ頑張って友達少しぐらいは作らないと学校生活楽しくならないよ」

男「おう明日から本気出すわ」

妹「じゃあ私先に帰るから」

男「じゃあまた家で」

-翌日

妹「あれ、兄さんは?」

母「とっくに学校行ったわよ」

妹「…気遣ってくれたのかな」

母「あんたも早くいかないと遅刻するよ。自転車こぐの遅いんだから」

妹「うう~朝は苦手なんだもん」

-学校

男「早く来すぎたな。まあいいか」テクテク

 ガラッ

男「やっぱり誰も来てないか」

男「仕方ない勉強でもして時間をつぶすか」



 ガラッ

男友「おはよう、早いな」

男「お、おはよう男友…君」

男友「名前覚えてくれてるんだ。別に男友でいいよ」

男「そうか。じゃ俺のことも男って呼んでくれ」

男友「おう」

男「…」シーン

男友「…そういや男って妹さんと仲いいよな」

男「まあ同じ中学だったから」

男友「妹さん中学の時はどういう子だったのんだ?」

男「さあ?クラスは一緒になったことないからよくわからんわ」

男友「あんだけかわいいからマドンナ的存在だったんじゃないのか?」

男「マドンナwwwないないww」

男友「へーそうなんだ」

男「まあそんな関わったことないからわからんけど」ペラ

男友「テスト勉強か?」

男「一応。追試あるってきいたから。男友はしないのか?」

男友「宿題すらしてないぜ!」

男「…まぢか。」

キーンコーンカーンコーン

-テスト中

男(意外と簡単だな。宿題で出されたところと同じだ)

男(妹に負けると馬鹿にされるからな、見直しまでしっかりやろう)

男(完璧だ)

教師「やめ」

-昼食

男「さあ次は山場の昼食か」

 ガヤガヤ
 「一緒に飯食べようぜ」
 「いいよ」ガヤガヤ

男「初日にしくじるとずっと一人で食べるはめになるらしいからな」

男「……」

妹『自分から話しかけないと』

男(…そうだな。自分から話しかけないとな)

男(でもどうやって誘えばいいんだろう…)

男(親しく「なあ男友、一緒に飯食べようずwww」かな)

男(いや丁寧に「なあ男友、俺と一緒に飯食べろください」かな)

男(知恵袋で聞いてくればよかったな。まあいいや普通にいこう)

男友「なあ男、一緒に食べようぜ」

男( ゚д゚ )彡

男(ま…まさか…何を言ってるんだこいつ!?)
 
男(普通の人間が俺なんかを誘うはずがない…いい奴だとは思ってたがマジでいいやつなのか?)

男(ま…まずい、動揺するな。もし本当に誘ってくれてるのだったら…)

男(とにかくここはコミュ障ではなく、普通の人間として自然な行動を取らなくては…)

男友「ん?どうした?」

男「…あ、敢えて食べる」

男友「そ、そうか…」

-テスト返し

妹「残るは数学のみ」

妹「これさえ追試じゃなければ…」

数学教師「平均点は60点、追試は30点未満」

教師「名前呼ぶから順番に取りに来てくれ……○○、男、妹」

男「おお数学100点ktkr」

妹「はうぁ~28点」

妹(兄さんはどうだったんだろう)チラッ

妹「100点だと…死ね屑」

男(妹はどうだったんだろう?)チラッ

男(28点…)フッ

男「ねえ、妹さん何点だった?」

妹「2…8…点」ボソッ

男「惜しかったね、俺は100点だったよ」

妹「うわーすごいなー私そんな点とったことないなー」ビキビキ

男「俺もそんな点(28点)なんて取ったことないよ、できれば70点ぐらい分けてあげたいぐらいだけど」

妹「ほんと分けてほしいよー」ビキビキ

男「追試は明日の帰りだから頑張ってね」

-帰宅後

妹「なんで合格点が60点にあがってるんだよー」

妹「今日テスト返しでその明日が追試って時系列的におかしいよぉ」

妹「そしてなんで兄さんが100点なんだよ」

妹「追試落ちたらまたうざいこと言ってくるぞ」

妹「絶対受かってやる」



妹「うぅ…解答が理解できない」

男「ただいまー」テクテク

男「うおっ妹が勉強してる」

妹「うるさい死ね」

男「分からないことあったらなんでも兄さんに聞けよ」

妹「急に兄貴面すんな鬱陶しいあっち行け。あとこれ教えろ」

男「言葉が撞着してないか?」

妹「う、うるさいなぁ…兄さんなんてこれくらいしか役に立たないんだし」

男「これか?こんな簡単n

妹「やっぱいい、出てけ」

男「悪い悪い、これはこうやって…」



男「これで大丈夫だろ」

妹「…その……ありがと」

-翌日の終わり

男友「男はいいよなー俺はこれから追試なんだぜ、サビ残」

男「ちゃんと宿題やらないからだろ」

男友「身も蓋もないこと言うなよ」

男「まあ頑張れ」

男友「あ、妹さんだ」

男友「もしかして、妹さんも追試?」

妹「うん、残念ながら」

男友「おし、みんなで追試を乗り切ろう」

男「俺は先に帰るから、頑張れ」

男友「薄情者ー!!」

-数日後 追試返し

妹「やった90点」

男「男友はどうだった?」

男友「…」orz

男「……何点だったんだ?」

男友「56点…」

男「おしい」

男友「ちょっと待った、もしかしたら採点ミスがあるかも」

男友「悪いが男、見直してくれないか?」

男「…」ジー

男友「……」ゴクリッ

男「どう見直しても56点です本当にありがとうございました」

男友「あああああああああ」

男「新たな追試でのご健闘をお祈りしています」

-第一章出会い 終了

-第二章文化祭

-教室
 
 「文化祭でやることを決めます」

 「やりたいことをあげて行っていってください」ガヤガヤ

 「ダンスがいいでーす」

 「劇がいいです」
 
 「喫茶店希望」

 「コスプレ」

 「総合格闘技」



 「投票の結果はダンス:20票、劇:10票、喫茶店:4票、コスプレ:5票、総合格闘技:1票でしたのでダンスに決定します」

 「それでは何を踊るか決めたいと思います」


男友「結局男子はEXILEのChoo Choo TRAINで女子はAKB48のヘビーローテーションか」

男「誰だよEXILEって」

妹「知らないの?並んでぐるぐる回る人だよ」

男「よくじいさんが巻き込まれて死ぬやつか?」

男友「…ん?よくわからんがChoo Choo TRAINの中で並んで回る踊りがあるんだよ」

男「大体ちゅーちゅーってなんだよハム太郎かよ」

妹「ハム太郎はそんな鳴きかたしないと思う」

男「そんなんよりグレイシートレインのほうが数倍かっこいいわ」

男友「グレイシートレイン?どっかの列車か?」

男「おまえは何を言ってるんだ」

男友「でも男は照明なんだら全く関係ないだろ?」

男「そうだけどさー」

妹「ダンスやればよかったじゃん」

男「大変そうだし、足引っ張ったりするとまずいかなって思って」

妹「そんなこと気にしなくてもよかったのに…」ボソ

男「まあ頑張れ妹さん、男友」

-練習後

妹「だいぶきついなー」ハァハァ

妹「すぐに息が上がっちゃう」

男「お疲れさん」

妹「あれ、なんで兄さんがいるの?照明って練習ないんじゃないの?」

男「そんなことはない、今日は器具の使い方の説明があったし」

妹「へーそうだったんだ」

男「それにしてもだいぶ息上がってるけど大丈夫か?」

妹「…大丈夫だよ」

男「ならいいけど、一緒に帰るか?」

妹「嫌、それに私はバス通いだよ」

男「そうだったっけ」

妹「3か月くらい前からなのに…気づいてなかったの?」

男「全然気が付かなかったわ」

妹「そういうわけだから先帰って」

男「それじゃあ、文化祭まであと少しだから頑張れよ」スタスタ

妹「ばいばーい」

妹「……」

妹「…よし、頑張っちゃうぞ」

-文化祭当日

男「ついに本番だなー」

妹「緊張感ないね」

男「だって照明だし」

妹「私は結構緊張してきたな」

男「大丈夫だって、もし失敗したらピンスポ消すから」

妹「ちゃんと練習したから多分失敗しない…と思う」

男友「おーい、もうすぐ男子の始まるから準備入れよー」

男「おk」

妹「もう男子の始まるのか、緊張してきた」

男「それじゃあ、ちゃんとを照らすから頑張れよ」タッタッタ

妹「……絶対に良いとこみせてやる!」

ふぁんふぁんうぃいひっとぅざ~

妹「次は私たちの番か…」

妹「兄さんも見てるんだから頑張らなくちゃ」

あいをんちゅー

妹「…ハアハア」

妹「まだ半分…」

妹「やばいかも…」

妹「あと少し…」

妹「…くっ」

へびーろーてーしょん

妹「…やったおわった……」フラフラ

男「…ん?」

妹「……」バタッ

男「!?」タッタッタ

クラメ女「え、どうしたの!?大丈夫?」

クラメ女「どうしよう…」

男「大丈夫か!?」

妹「…ん?何?」

男「はあ…意識はあるな、よかった」

妹「あれ?私…」

男「とりあえず保健室行くぞ」

男友「俺もついてく」

-保健室

先生「とりあえず今日は安静にしていてくださいね」

妹「寝不足だっただけで大丈夫なんで…」

男「気失うくらいなんだから大丈夫なわけないだろ」

妹「……」

男友「まあまあ落ち着けって、心配なのは分かるが」

男「だが」

男友「本人が大丈夫って言ってるなら大丈夫だろ」

男「そうか…でも今日は安静にしてるんだぞ」

妹「はぁーい」

男友「……」



男「……」

男友「なあ男、そんなに心配するなって」

男「……」

男友「あんまり心配されると妹も迷惑だろ」

男「…あ、ごめんなんか言った?」

男友「…おい」

男友「…なあ男」

男「なんだ?」

男友「…お前、妹の兄だろ」

男「っ…え?」

男友「ごまかしても無駄」

男「……」

男友「もう隠さなくていい」

男「……」

男「…そのとおりです」

男友「え?マジで?」

男「は?」

男友「本当に妹の兄なのかー」

男「ん?知ってたんじゃないんかよ」

男友「なんとなくさっき妹を見る目がなんか兄貴みたいな感じだったから」

男「そんなんでよくわかったな」

男友「わかったんじゃんくて、なんとなくそう感じたから試しに言ってみたらそうだったでござる」

男友「さすが俺だな」

男「みんなには内緒にしといてくれよ」

男友「なんでわざわざ隠すんだよ?」

男「妹にそう言われてるから」

男友「ただの双子なんだろw男はそんなに妹に嫌われてるのかw」

男「双子じゃない」

男友「え?ならおかしくね?」

男「浪人した」

男友「納得した」

男「浪人したことも内緒にしといてくれ」

男友「えー」

男「妹の寝顔の写真撮ってきてやるから」

男友「やむを得ない」

-深夜

男「もう妹は寝ただろう」

男「俺は男友に脅されているんだ」

男「決して自分の意志ではない」

男「それにあの秘密をばらされたら妹が一番迷惑するだろう」

男「妹が不幸になる可能性を駆逐できるのならば…」

男「俺はこの身に降りかかる危険など顧みない」

男「たとえそれが兄妹関係に修復不可能なほど溝をつくることとなっても」

男「俺は刹那も躊躇わない」

男「なぜかって」

男「俺は妹の兄だからだ」

男「それ以上の理由はいらない」

男「これが俺の選択だ」

男「……」

男「デュフフwww妹の部屋に突撃でござるww」ガチャッ

男「目はとっくにならしてある。こんな暗闇など通用しない」

男「あ、妹いた」

妹「……」スヤスヤ

男「可愛らしいな…」

男「…いかんいかん、任務をおろそかにしては俺の名がしたるだろ」

男「寝顔拝借します」

男「ん?」

男「目がはれている」

男「なんで…夜泣きでもしたのか?」

男「……」

男「…やっぱり帰ろう」ガチャ

-布団の中

男「なんで妹は泣いていたのだろうか…」

男「…原因は文化祭で倒れたことに決まってるだろ」

男「でもそんな気にすることなのか?」

男「一応踊りは無事に終わったんだし」

男「……」

男「わかんね」

男「妹がずっと俺を避けるからわからないんだ」

男「……」

男「よく考えたら俺って今まで妹のために何もしたことないな」

男「それで高校落ちて歳の違う妹と同じ学年になって」

男「高校落ちた兄だもんな…」

男『浪人したことも内緒にしといてくれ』

男「自分でも恥ずかしいからな…」

妹『私の高校生活が汚れた…絶対に関わらないでね』

男「当然か」

男「もしかして俺が妹の兄だってことがクラスメートにばれたのかな」

男「そんな簡単にばれるわけないか」

男「……」

男友『なんとなくさっき妹を見る目がなんか兄貴みたいな感じだったから』

男「みんなも気が付いたのかな」

男友『本人が大丈夫って言ってるなら大丈夫だろ』

男「……俺には関係ないことか」

-第二章文化祭 終

少し調べたいことがあるから離れます
一応、五、六章ぐらいで終わらせたいと思っているけどまだよくわからない

夜には帰ってきます
もし残ってたらまた続きを書きます

-第三章疑惑

-翌日

ザーザー

男「今日は雨か」

男「これじゃ自転車は無理だな。バス乗ってくか」

妹「兄さんおはよう」

男「おはよう妹、今日はいつもより早いな」

妹「雨の日はバス遅れやすいからいつもより早い便に乗らないと」

男「そういえば最近はずっとバスって言ってたな」

妹「自転車だと兄さんと一緒のところ見られるかもしれないし」

男「……ははは、悪いな迷惑かけて」

妹「別に。もう慣れたし」

男「そっか…」

男「……」

男「じゃあ学校行こうか」

妹「なんで兄さんと同じバスで行かないといけないのー」

男「……」

妹「私次の便で行く」

母「次のだと学校に間に合わないでしょ」

妹「ぶーぶー」

母「ほら早くいった」

兄・妹「行ってきます」

テクテク

男「あ、バスだ。かなり予定とずれてるな」

妹「ダイヤ乱れてるのかな」

男「走れば乗れそうだな、走るか?」

妹「…私はいい。兄さん先行ったら」

男「……そうか。じゃあ」タッタッタ

ブオーン

-学校

男友「なあ男、妹の寝顔撮ってきてくれたか」

男「撮ってくるわけないだろ」

男友「えーじゃあバラしちゃおうかなー」ニヤニヤ

男「兄だってことのほうを隠しといてくれればどうだっていい」

男友「じゃあ男が浪人したこと吹聴してくるわ」

男「まて」

男友「兄だってことのほうは言わないから別にいいだろ?」

男「何が望みだ」

男友「妹の寝顔」

男「無理」

男友「なら交渉決裂」

男「…なあ、男友」

男友「なんだ?」

男「俺のじゃダメか?」

男友「いるかボケ」

男「妹のはマジで無理なんだよー」

男友「いや冗談だから、別にそこまで妹の寝顔ほしいわけではない。いや欲しいけど」

男「まあ我慢してくれ」

男友「でも男なら寝顔の撮ってきてくれそうだってのになー」

男「え、なんで?」

男友「仲よさそうだし。たとえばれてもなんだかんだで妹は男のこと許しそうじゃん」

男「…そんなに仲良くないよ」

男友「…へーそうなんだ、見た感じ仲よさそうだったのにな」

男「見た感じだけな」

男友「……」

男友「…俺は裏表なしにお前の友達だから」

男「何急にきもいこと言ってんだよ」

男友「だからいつでも俺の寝顔撮っていいぞ」

男「需要のない供給は迷惑千万」

-帰り際

クラメ女「男君も同じ方向だったよね、よかったら一緒に帰らない?」

男「…いや…えっと」

妹「今日は用事ないんでしょ?」

男「お、今日は暇だから…」

男友「何言ってんだ、男は今日俺と帰る約束をしただろ」

男「約束の定義が両者の同意のもとに拠るものだとしたらした覚えはない」

男友「まあままいいじゃん、たまには」

男「どこ行くんだ?」

男友「とりあえず近くの喫茶店にでも」テクテク



男「なんか用か?」

男友「ああ、かなり大事なことだ」

男「何だ?」

男友「妹が今日元気なかったこと」

男「そうか?いつもと変わらなくね」

男友「いや、いつもよりショボーンとしていた」

男(昨日の夜泣いてたみたいだからな)

男「でもたとえそうだとしても、いちいちお前が気にするほどのことでもない気がするんだが」

男友「好きだから」

男「は?」

男友「俺妹のこと好きだから」

男「嘘つけ」

男友「からかって好きだとか言うわけないだろ」

男「…まぢか。」

男友「おう」

男「…そうなのか、でも俺に言われても何もやってあげられないぞ」

男友「だからなんで妹が今日元気なかったかを知りたいだけだ」

男「原因は文化祭で倒れたことだろ?お前も俺と一緒にいたから知ってる情報同じだと思うけど」

男友「いや、今日はお前も暗いからな、なんか家であったんだろ?」

男「妹も気にしてるだろうし、わざわざ言う必要もないだろうと思ったから何も起きてない」

男友「何も話さなかったのか?」

男「おまえだって『本人が大丈夫って言ってるなら大丈夫だろ』って言ってただろ」

男友「おいおい、あれはただ場の空気が乱れないように言っただけだよ」

男「そうだったのか」

男友「嘔吐ならまだわかるが、気を失うなんて余程のことだろ」

男「でも家ではいつも通り普通だったぞ」

男友「なら妹はもしかしたらなんか抱え込んでるものがあるんじゃないか?友達関係とか」

男友「女同士のいじめは陰湿って聞くからな」

男「……その妹の悩みって俺のことじゃないのか?」

男友「は?」

男「俺、妹に嫌われてるから」

男友「お前はたぶん嫌われてない」

男「なんで」

男友「いや絶対嫌われてない」

男「理由になってないだろ。…まあいいや色々それとなく聞いてみるわ」

男友「頼んだ」

男「じゃあな」

男「……」

男「……妹が好きか」

-帰宅後

男「ただいまー」

妹「お帰り」

男「……」スタスタ

妹「兄さん」

男「ん?」

妹「バスの時は別に一緒に帰ってあげてもいいよ」

男「ああ、今日は本当に男友と話があったから」

妹「そうなんだー、じゃあ次は一緒に帰ろうか」

男「おお!」

妹「どしたの?」

男「いや朝は俺のこと避けてたのに誘ってくれるなんて」

妹「……クラメ女が兄さんと一緒に帰りたいって言ってたからだもん」

男「ふーん」

妹「でも朝は兄さんのせいで遅刻しちゃったんだから」

男「妹が走らなかったからいけないんだろ、人のせいにしてはいけません」

妹「うぅ~、でもいつもなら次のバスでも間に合ったんだもん」

男「いつもはそうでも違うときだってある」

妹「…次からは気をつけるよー」

男「そういえば妹は最近はずっとバス通いだったな」

妹「うん楽だし」

男「でもたまには自転車で行ったほうが体にいいぞ」

妹「…努力はする」

男「頑張れ」スタスタ

すまん
規制引っかかってた

-部屋

男「てっきり自転車だと俺と一緒に住んでいることが、ばれやすいからバス通いにしたんだと思っていたが」

男「違ったみたいだな」

妹『うん楽だし』

男「まったく楽してるからダンスくらいで倒れるんだよ」

男「そういえば体育がある日はよく休んでたな…」

男「……」

男「…もしかして」

男「いやあくまで、もしかしての話だが…」

男「バスで楽してるから意識が飛ぶほどの息切れをおこしたんじゃなくて…」

男「意識が飛ぶほどの息切れがおこるからバス乗ってるとしたら…」

男「…そんなはずないか、もしそうだったらかなり難病じゃんww...」

男「……」

男「難病って遺伝とかが影響しやすいんだっけ」

男「なら俺はかなり健康だし、病気とかなったことないし」

男「だからそんなわけないか…」

男「……」

男「母さん」

母「何?暗い顔して」

男「いや俺の父さんって何が原因で死んじゃったのかなって、ふと思って」

母「あんたは知ってるんだと思ってたけど」

男「まだ小さかったから、病気だったってことぐらいしか」

母「そうだったの?まあもうあんたも大きくなったからちゃんと教えてあげるわ」

母「父さんはね…肺が悪くてね」

男「…肺」

母「原発性肺高血圧症っていう難病でね」

母「それでぽっくり逝っちゃって」

母「あんたたちが大きくなった姿を見れなくて残念だったっていってたわよ」

男「…そうだったんだ」

男「ねえ母さん…」

男(母『あんたは知ってるんだと思ってたけど』)

母「何?」

男「…もしかして妹はそのこと知ってるの?」

母「3か月前くらいにあんたと同じこと言いながら訊いてきたから教えてあげたわよ」

男「……」

母「どうかしたの?」

男「いや別に…教えてくれてありがとう」スタスタ

-部屋

男「原発性肺高血圧症だっけ」

男「よし、Google先生に訊いてみるか」

 カタカタ
人口100万当たり年間およそ1~2人の発症と考えられており、きわめて希な疾患です。
一般に、原発性とか特発性とかの名称がついている病気は原因不明の病気です。
はっきりした遺伝性疾患ではありませんが、家族性に発生する原発性肺高血圧症、あるいは一卵性双子に発生する原発性肺高血圧症が報告されています。
原因不明の肺血管抵抗の上昇が主たる病因で、そのため進行すると右心不全を併発して死亡します。
突然死することもあります。  

男「……っ」

男「2年後まで生きていられる確率は90%」

男「3年後までだと75%」

男「4年後は60%」

男「5年後…50%…」

 カタカタ
肺高血圧症の最終的な治療法として、肺移植、心肺移植があります。
欧米では1991年から本格的に移植療法が行われてきました。
ただし、日本では、脳死や臓器提供が少ないなどの問題があります。
そのため移植に到達できる症例が少なく、また待機している患者さんも多いのが現状です。

男「日本臓器移植ネットワーク肺移植…」

男「累積待機130人」

男「移植25人」

男「待機中死亡……65人」

男「……」

男「難病の人は大変なんだなー」

男「まあ俺たちには全く関係ないから全然知らなかったぜ」

 カタカタ
肺高血圧症に特有の症状はありませんが、初期には軽い動作(階段をのぼったり、坂をのぼる)をしただけで息切れをしたり、疲れやすくなったりします。
子供の場合、遊んでいる時、失神して病気が発見されることがあります。

男「……」

男「妹は俺と行くのが嫌だからバス乗ってるだけだし…」

男「倒れたのも寝不足だっただけだし…」

男「別に今も全然苦しそうじゃないし…」

男「……」

-夜

男「なあ明日は自転車で学校行こうぜ」

妹「なんで?別にバスでもいいじゃん」

男「明日、帰りに妹とよりたいところがあるから」

妹「嫌、ひとりで行け」

男「朝は俺、時間ずらして学校行くから」

妹「嫌」

男「お願いだから」

妹「しつこいなぁー嫌って言ってるでしょ」

男「…嫌なのは」

男「…息切れがひどいからか?」

妹「はぁ?何言っt

男「少しの動作でもものすごい疲労感と激しい息切れが襲うからか?」

妹「っ…違う!兄さんと一緒にいるのが嫌だからに決まってるでしょ!」

男「本当にそうなのか?」

妹「あたりまえ、なんで今日はそんなにしつこいの!?」

妹「不必要に関わらないでって言ったじゃん!喋りかけないでって言ったじゃん!」

妹「最近馴れ馴れしいんだよ!兄さんなんか私にとってただの汚点でしかないのに」

妹「本当に鬱陶しいから!自覚してよ!」

妹「もう二度関わらないで!!」タッタッタ

男「……」

-部屋

男「ははは、やっぱり俺が嫌いなだけだったか…」

男「何あほなこと考えて心配してるんだよww恥ずかしいwww」

男「……」

男友『お前はたぶん嫌われてない』

男「嫌われてるから」

男友『いや絶対嫌われてない』

男「……」

男「……」スタッ

-妹の部屋

コンコン

妹「……」

男「入るぞ」

妹「来ないで」

ガチャ

男「何してるんだ」

妹「なんでもいい、兄さんには関係ない」

男「…顔上げろよ」

妹「……」

男「なんで泣いてるんだよ」

妹「…っぅ…ぅぅ」

男「自転車で行くのが嫌なのは俺のことが嫌いだからか?」

妹「……」

男「…違うんだな」

妹「……」

男「……」

妹「…ぅぅ…」

男「……今まで気付いてやれなくてすまない」

妹「…なんで兄さんも泣いてるのよぉ」

男「ごめんな」

妹「…私も黙っててごめんね」

男「……」

妹「…もしかしたら私、重い病気かもしれない」

妹「治らないぐらい重い病気かもしれない…」

妹「数年後には死んd

男「明日は学校休んで病院行こうか」

妹「…うん」

男「それじゃあ」

妹「…もしかしたら今日がさいg……いや、寂しいから…一緒に寝ようよ」

男「うん、わかった」



-第三章疑惑 終

医者「これはただ妹さんの体力がないだけですね」

第四章治療

-翌朝

男「母さん」

母「何?真剣な顔して」

妹「病院行こうと思って」

母「そう……」

男「……」

母「気づけなくてごめんなさいね」

妹「黙っててごめん」

母「昼になったら大学病院行きましょ」

妹「うん」

-病院

看護師「お母さんとお兄さん、入ってください」

母・兄スタスタ

医者「診察が終わりました、妹さんはいま別室にいます」

医者「はっきりと申しあげます。妹さんは原発性肺高血圧、今は特発性肺動脈性肺高血圧と呼ばれている病気の可能性が高いです」

母「やはりそうですか」

医者「話によるとお父さんが肺高血圧で亡くなったそうで。恐らく妹さんも同じと思われます」

男「5年後まで生きていられる確率は50%なんですよね」

医者「はい、しかしそれは昔の話です」

医者「今ではフローラン治療というのが導入されていますので、そんなことはありません」

医者「3年後の生存率が91.7%という研究結果があります。今ならもっと確率が高くなっていると思います」

男「本当ですか!?」

医者「はい、だから安心してください」

医者「ある程度不自由なことがあるでしょうが、すぐに死んでしまうなんてことは絶対にありません」

母「妹にはどう伝えればいいのでしょうか?」

母「恐らく自分が父と同じ病気だということには気が付いているとは思いますが」

医者「それならば私が伝えます」

医者「そして妹さんには性急にフローラン治療を行います」

母「手術するんですか?」

医者「いいえ、薬物を注入するだけです。ただし24時間にわたって持続的に静脈注射をする治療です」

医者「そのため静脈にカーテルという管を持続留置する必要があります」

母「そうですか…妹をよろしくお願いします」

-病室 フローラン治療を導入してから数日後

男「調子はどうだ?」

妹「うん、なんともないよ。治療が効いてるみたい」

男「そうかよかったな」

妹「男友君、他の友達、それと兄さんも来てくれるからそこまで寂しくもないし」

男「そうか、よかった」

妹「でも学校行けないからこれじゃあ進学できないね」

男「…そうだな」

妹「あー、やっとこれで兄さんと違う学年になれるよ」

男「いや、俺も留年すれば妹と同じ学年になれる(キリッ」

妹「兄さんはちゃんと学校行ってよ、私の分まで」

男「でも一人じゃ寂しいだろ?母さんもずっと仕事だし」

妹「しっかり学校行って勉強しないとダメだよ…医者になりたいんでしょ?」

男「それどこ情報ー?どこ情報よー?」

妹「男友君が教えてくれたんだ」

男「…まぢか。」

妹「兄さんが助けてくれるまで私、死なないから…頑張ってよ」

男「おk」

妹「また学校落ちたりしたら許さないからね」

男「大丈夫だ、まかせとけ」

-学校

男友「妹の様態どうだ?」

男「本人いわく良好」

男友「そうかよかった」

男「たぶん急に様態が悪くなるなんてことはないと思う」

男友「今日も見舞いに行くか」

男「毎日悪いな」

男友「いや俺が好きでやってることだから」

ハーバード大学合格チーターパン

-病院

男友「元気ー?」

妹「うん元気だよ、あれ?今日は一人なんだ」

男友「男は掃除してたからおいてきた」

妹「掃除さぼっちゃだめだよ」

男友「今日は大事な用事があったから」

妹「用事?私に?」

男友「そう、妹に」

妹「え、何?」

男友「いきなりで悪いけど…」

妹「……」

男友「……」

男友「僕に男をください」

男友「俺…」

男友「実はずっと妹のこと好きだったんだ」

男友「妹が病気でも全然構わない」

妹「え?…//」

妹「……」

男友「……」

妹「…ありがとう……でもごめん」

男友「病気だろうと俺は全然気にしないから」

妹「…そういってくれて嬉しいけど、私治らない病気だから男友君に絶対迷惑かける…だからごめん」

男友「だからどんな病気だろうと…」

妹「……」

男友「……」

妹「…他に好きな人がいるんだ」

男友「…兄妹同士の恋は駄目なんだよ」

妹「それでもいい、たとえ結ばれなくても…」

男友「……」

妹「……」

男友「やっぱりそうか、そう言うと思ってたわ」

妹「…でも嬉しかったよ」

男友「そういってくれると俺も嬉しいよ」

男友「それじゃあ」スタッ

妹「また来てね」ノシ

男友「もちろん」ガチャ

男「終わったのか?」

男友「ああ、告った」

男「…告白したのか」

男友「おう」

男「結果は、返事はどうだったんだ?」

男友「いやー、断られちゃったよ」

男「…そうか」

男友「せいぜい幸せになりやがれ」

男「……」

男友「それじゃあな」

>>241
えっ?

>>242
えっ?

-病院 二週間後

医者「お忙しいところ呼び出してすみません」

母「何かあったんですか?」

医者「フローラン治療を始めてから2週間が経過しました」

医者「症状の経過を確かめるために検査を行ったのですが…」

男「……」

医者「非常に申しあげにくいのですが、妹さんの生活の質(QOL)の改善や治療効果は全く得られませんでした」

母「…ということは、妹にはフローラン治療が効かないということですか?」

医者「はい、残念ながらそうです」

男「それじゃあ妹が5年間生きられる確率は…50%しかないんですか?」

医者「……はい」

男「先生、医者なんだろ?もちろん妹を助けてくれるんだろ?」

母「…やめなさい」

男「医者は人の命を救うためにいるんじゃないのかよ!?」

男「一人の命もすくえない医者n

母「やめなさい!」

男「……すみません」

医者「いえ、力になってあげられない私が悪いのですから」

医者「原発性肺高血圧は本当にごく稀な病気なため、私自身も教科書の中でしか見たことがなかったもので」

医者「恐らく妹さんは原発性肺高血圧の中の肺静脈閉塞性肺高血圧(PVOD)、もしくは肺毛細血管腫症(PCH)の可能性が高いです」

医者「とりあえず近隣の大学病院と肺高血圧に詳しい岡山大学の先生に検査の仔細を送っておきました」

医者「すぐには返事は来ないでしょうが、もしかしたら朗報が来るかもしれません」

医者「まだ諦めないでください」

医者「それとこのことは妹さんには伝えないでください」

男「でも…」

医者「いくら原発性肺高血圧だといっても昨日の今日に亡くなるわけではありません」

医者「本人はフローラン治療が効いていると思っているのですから、今このことを伝えると様態が悪化するでしょう」

医者「妹さんのために隠しておいてあげてください」

母・男「…わかりました」


                 l..:.::::::::::::::::::::::::::::イ      =     =
                    |.:::::::::::::::::::::::::::::: |     ニ= 仙 そ -=
                  |:r¬‐--─勹:::::|     ニ= 道 れ =ニ
                 |:} __ 、._ `}f'〉n_   =- な. で -=
  、、 l | /, ,         ,ヘ}´`'`` `´` |ノ:::|.|  ヽ ニ .ら. も ニ
 .ヽ     ´´,      ,ゝ|、   、,    l|ヽ:ヽヽ  } ´r :   ヽ`
.ヽ し き 仙 ニ.    /|{/ :ヽ -=- ./| |.|:::::| |  |  ´/小ヽ`
=  て っ 道  =ニ /:.:.::ヽ、  \二/ :| |.|:::::| |  /
ニ  く. と な  -= ヽ、:.:::::::ヽ、._、  _,ノ/.:::::| | /|

=  れ.何 ら  -=   ヽ、:::::::::\、__/::.z先.:| |' :|
ニ  る と   =ニ   | |:::::::::::::::::::::::::::::::::::.|'夂.:Y′ト、
/,  : か   ヽ、    | |::::::::::::::::::::::::::::::::::::_土_::|  '゙, .\
 /     ヽ、


-病室

妹「検査の結果はどうでしたか」

医者「著しい効果は見られませんでしたが回復傾向に向かっていますよ」

妹「ほんとうですか!?」

医者「前のように急に苦しくなったりすることがなくなってますよね?」

妹「はい、言われてみればそうかもしれません」

医者「これからは少しずつ薬の注入する量も減らすので頑張ってください」

妹「はい」

医者「それでは」スタッ

妹「ありがとうございました」

~になってますよね って断言されると

そういえばそうだな…… って思っちゃうよな



嫌な医者だぜ……

-部屋

男「フローラン治療が効かないなら妹が助かる道は臓器移植しかないんだよな」

男「肺移植を生きているうちに受けられる確率は約20%だったな」

男「心臓移植は…と…」カタカタ

患者は提供者が現れるのを待たなければならないが、提供者は希少であり、生きて移植を受けられる患者は3人に1人と言われている。
日本では非常に実施困難な状況であるため、患者の大半がアメリカへ渡って移植を受けている。
高額な費用が必要であり、日本で実施された場合ですら一千数百万円が必要であり、渡米して行う場合には最低でも三千数百万円から1億円以上が必要となる。

男「えーと妹が生きてるうちに臓器移植を受けられる確率は…」

男「0.2×0.34だから0.0…あれ?」

男「俺数学は得意だと思ってたのにわからないなー」

男「……」

一般的に言えば手術に関連した死亡(=術死、原因が何であっても手術後30日以内に死亡した場合)は肺癌の手術では1%程度です。
肺移植では、これまでの欧米の15000例以上の肺移植の成績では、15%から20%程度です。
肺癌の一般的な術死率(約1%)に比べると15倍から20倍ということになります。
この数字は他の臓器移植に比べて高いということが出来ますので、肺移植は臓器移植の中でもとくに移植後早期の管理が非常に難しいものである、と言えるでしょう。

男「…まぢか。」

男「……」

第四章治療 終

だけど思い込む事によって
実際に効果が出るとか・・・

確かプラシーボ効果だったはず

第五章予後

-翌日 病院

男「先生、やっぱり妹に本当のことを言っては駄目ですか?」

母「……」

医者「昨日も言ったように妹の様態が悪化する可能性が高いとわかっているのにですか?」

男「それでもです」

男「確かに妹が明日に死ぬ確率は低いと思います」

男「でもいずれ妹は死んでしまう」

医者「……」

男「それなら妹が生きている間はもっと有意義な時間、楽しい時間を過ごせるようにしてあげたいと思います」

>>257
オナニーホールみたいな響きだな

医者「…それが妹の寿命を縮めることになってもですか?」

男「楽しい時間を過ごしたほうが寿命が長くなると思います」

母「…わたしからもお願いします」

医者「…そうですか」

医者「二人がそういうならば私がとめる権利はありません」

医者「ですが、他の大学からの返事が来てからでは駄目でしょうか?」

男「恐らく朗報は来ないんですよね…」

医者「しかしゼロではありません」

男「…でも」

医者「やはり私が説得しても無駄みたいですね」

医者「それでは明日私が妹さんに事実を伝えます」

医者「落ち込むと思いますのでちゃんと支えてあげてください」

母・男「わかりました」

-翌日 病院

医者「妹さんに大事な話があります」

妹「はい」

医者「昨日、母、兄から本当のことを妹さんに伝えてくれと要望がありました」

妹「…本当のことってなんですか?」

医者「実は今まで続けてきたフローラン治療は先日の検査の結果、まったく効果がないとわかりました」

妹「……」

医者「……」

妹「フローラン治療って延命治療でしたよね?」

医者「…はい」

妹「それじゃあ私は長くは生きられないということですか…」

医者「様態がかなり悪化しない限りは大丈夫です」

医者「また妹さんの検査の結果を原発性高血圧に詳しい先生方に伝えたので、何か解決策が見つかる可能性も高いので安心してください」

妹「…そうですか」

医者「何か連絡があったら逐次あなたにも伝えたいと思います」

妹「よろしくお願いします」

医者「それでは」スタッ

妹「……」

コンコン

男「入るよ」

妹「…うん」

男「…もう先生に聞いたんだよな」

妹「うん…私、そんなに長くは生きられないみたい…らしいね」

男「……」

妹「兄さんが医者になる頃にはもう生きてないかも…」

男「……」

男「…何もしてやれなくてすまない」

妹「別にいいよ、それに母さんと兄さんが本当のこと教えてくれたおかげでこの鬱陶しい管もとれるしさ」

男「…これからは家から通院する形になるらしいから」

男「もちろん通院って言っても定期検査みたいなもんだから」

妹「それじゃあ学校とかにも行けるのかな?」

男「…いつまでかは分からんけどな」

妹「これからは一緒に学校行こうよ」

男「…そうだな。もうみんな俺たちが兄妹だって知ってるだろうし」

妹「みんなには私の命がもう長くないことは隠しといてね」

男「…わかった」

…なんか音無みたいだな

妹「明日にはもうこの病室からでられるかな?」

男「さあ、どうだろうな……」

妹「…せっかく私が家に帰れるようになったのにそんな悲しそうな顔しないでよ」

男「……ごめん」

私「兄さんがそんな悲しそうな顔すると私も悲しくなっちゃうじゃん……」

男「…ははは久しぶりに妹が帰ってくるっていうから、せっかく静かだったのにまた騒がしくなるなって思って…」

妹「えー、そんなに私うるさくなかったよ」フン

男「そうだったか?」

妹「そうだよ」

男「…じゃあ明日妹が帰ってこれるように準備してくるから」

妹「私の部屋勝手に探ったりしたら容赦しないから」

男「大丈夫大丈夫、じゃあな」

妹「うん、ばいばい」

-翌日(休日)

妹「久しぶりの我が家だー」

男「まだ一か月もたってないだろ、大袈裟」

妹「兄さんは入院したことがないからそんなことがいえるんだよ」

男「へーそんなに寂しかったのか、妹ちゃんは」

妹「寂しかったなんて言ってないでしょ!」

男「はいはい、まあ俺が毎日お見舞いに行ってあげたからそんなに寂しくはなかっただろ?」

妹「別に来てほしいなんて思ったことない」

男「でも本音は違うと」

妹「う、うるさいなぁ…もう、久しぶりに帰ってきたんだからお祝いとかしてくれてもいいのに」

男「じゃあ俺が一緒に寝てあげるよ」

妹「え…///」

男「…冗談」

妹「…知ってる」

>>271

<(^o^)>
 ( ) 俺がここに来たのはこれから来る人たちを導くためだったんだ
 //
   <(^o^)> 奏愛してる!
    ( )
    \\
  ..三    <(^o^)> 俺と一緒にここに残ろう!
   三    ( )
  三    //
.
                       ヘ(^o^)ヘ  断られた!
                         |∧
                     /  /

                 (^o^)/
                /(  )  奏が成仏してしまった……
       (^o^) 三  / / >

 \     (\\ 三
 (/o^)  < \ 三  やっぱり俺も成仏する!
 ( /

 / く  奏待って~

-夜

男「なあ妹ー」

妹「何?」

男「明日も学校休みだし二人で出かけないか?」

妹「どこに?」

男「ディズニーランド」

妹「ほんとに!?」

男「病院の先生には内緒な」

妹「…これって…デートだよね?」

男「…さぁ」

妹「さぁって何さー」

男「……それじゃあ明日は朝早いから早く寝ろよー」

妹「うん…楽しみにしてる」

男「おやすみ」

妹「おやすみー」

-ディズニーランド

男「すごい人だな」

妹「早く早く」グイグイ

男「そんなに引っ張るなよ」

妹「まずはあれ乗ろうよ、ビッグサンダー・マウンテン」

男「俺、高いとこ嫌いなんだけど」

妹「いいじゃんいいじゃん」

男「結構人ならんでるし、他のアトラクションにしよう。メリーゴーランドとか」

妹「だめ、私これに乗りたいもん」

男「じゃあコーヒーカップ」

妹「もう…なら私一人で乗ってくる」

男「…分かったから、乗るから」

妹「うん、早く並ぼう!」

すまんまた規制かかった



ガタンガタン

男「おいやめろ、こんなに高く上がったら…」

ヒューン

妹「キャー!!」

男「しぬーーー」

妹「楽しかったね」

男「ああ、大して怖くなかったしな」

妹「ものすごい必死にバーつかんでたくせにー」

男「…ぐぬぬ」

妹「じゃあ次はスプラッシュ・マウンテン行こうよ!」

男「あれって水面に叩きつけられるやつだろ…?危ないって」

妹「16mの滝から落ちるらしいよ」

男「16m!?清水の舞台より高いじゃん!死ぬって」

妹「ほら一緒なら怖くないって」グイグイ

男「こら、手…引っ張るなって」

男「あと少しで俺たちの番が来てしまう」

妹「長かったね」

男「俺にはものすごく短く感じた」

妹「ほら乗ろうよ」

男「…おう」

妹「そんなに怖いなら、手…握っててあげてもいいんだぞ」

男「あほか、バーつかめなくなるだろ」

妹「……ばか」

妹「ほら兄さん、もうすぐ滝だよ」

男「俺の身長が1.7mぐらいでセームシュルトでも2.12mだろ」

男「16mってどんな高さだよ…」

男「絶対死ぬだろ、俺は窪塚洋介じゃないんだぞ」

ヒューン

妹「キャー!!」

男「イ゙ェアアアア」

パシャッ

バッシャーン

妹「兄さん怖がってたね」ニヤニヤ

男「まあ余裕を持った怖さだったけど」

妹「嘘だ、あんなに怖がっていたのに」

妹「ほら、写真見てみなよ」

男「…ぐぬぬ」

妹「死にそうな顔してる」クスクス

男「…そんなことより、もうすぐパレード始まるんじゃないか?」

妹「そうだね、見に行こう!」

男「あんまり急いだら駄目だぞ」

妹「走ったりしなければ大丈夫だから」

男「そうか、きつくなったらすぐ言えよ」

妹「私より兄さんの方がきつそうなんだけど」

男「…否定はしない」



妹「ミッキーだ!」

男「ははっ、僕ミッキーだよ」

妹「似てないし」

男「そうかな?」

妹「あぁ、ミッキー行っちゃった」

男「ははっ」

ベシッ

男「痛いっ」

妹「似てない」

男「…練習してきます」

妹「そういうこと言ってるわけじゃないんだけど…」

男「さぁ、パレードも終わったしメリーゴーランドでも乗りに行くか」

妹「ダメ、次はダンボ乗るの」

男(ダンボか、ダンボくらいなら)

妹「…?行こうよ?」

男「よしっ行くか!」

男「おいダンボ高く飛びすぎだろ」

妹「間近で見て怖くなったの?」ニヤニヤ

男「そんなことはないが…だってダンボって象だろ?」

妹「ダンボは空を飛べる象だし」

男(…そうだったのか)

妹「ほら、もう私たちの番だから乗ろうよ」

男「…妹、怖いなら手握ってやってもいいぞ」

妹「いい」

男「照れるなって」

妹「ほらもう動くよ」

男「くっ」

妹「…仕方ないなぁ、手握ってあげるよ」

男「ありがとう、危うく死ぬところだった」

妹「そんなに怖かったんだ…」

妹「次どこ行く?」

男「ホーンテッドマンション」

妹「げ…さっきまでメリーゴーランドって言ってたじゃん」

男「気が変わった」

妹「ほら、キャッスルカルーセル(メリーゴーランド)すぐそこにあるよ」

男「ホーンテッドマンションだってすぐそこにあるから」

妹「うぅ~」

男「もしかして怖いのか?」ニヤニヤ

妹「…そんなことないもん」

男「それじゃあ行こうか」

妹「…はぁーい」

規制でところどころ止まってしまう
本当に申し訳ない

男「そんなに怖くないから、ほら乗るぞ」

妹「手」

男「わかった」

妹「放したら許さないからね」



妹「ッキャー!!」

男「ははは」



妹「ふぅ、やっと終わった」

男「妹は怖がりすぎだって、ただのアトラクションなんだし」

妹「…兄さんには言われたくない」

男「何のことかな」



妹「もうすっかり暗くなっちゃったね」

男「あっという間だったな」

妹「いろんなアトラクションあって楽しかったね」

男「本当に今日は色々なやつに乗ったな」

妹「でもスペースワールド行けなくて残念だったなー」

男「…また来れるかもしれないだろ」

妹「そうだね…そうだといいね……」

男「……」

妹「ねぇ、最後にパレード見てこうよ!」

男「昼も見ただろ?」

妹「昼と夜では違うの!早く行こう!」

男「人多いし、はぐれないように…手つなごうか」

妹「うん!」

ドーン

妹「ほら花火だよ!」

男「綺麗だな」

妹「そうだね」

男「絶対また来ような」

妹「…うん」

男「今日ももう終わっちゃうな」

妹「兄さんと一緒に遊べて楽しかったよ」

男「そうか」

妹「今まで生きてきた中で一番楽しかった」

男「よかったな」

妹「今ならもうここで死んでも全然悔いが残らないぐらいだよ」

男「……」

妹「…それぐらい楽しかったってことだよ」

男「……そうか」

妹「そんな悲しそうな顔しないでよ」

男「……」

妹「私が近いうちに死んじゃうのは仕方ないことなんだし…」

妹「今日兄さんと遊べたから、幸せだから…だから死ぬことなんてもう全然怖くなんかないし…」

男「……」

妹「……」

男「…本当に仕方ないと思ってるのか?」

妹「……」

男「本当に仕方ないと思っているならそんな悲しそうな顔をするな」

妹「……ぅ」

男「怖くないと思っているなら声を震わせるな」

妹「……」

男「……」

妹「…兄さん」

妹「…私…本当は…」

男「…わかってるから」

妹「…私…死にたくないよ…」

妹「ずっと兄さんと一緒にいたいよ…」

男「……」

妹「…どうして私だけ…」

妹「…どうして…私だけ死ななきゃいけないの……」

男「……」

妹「…まだ死にたくないよぉ……」

男「…わかってるから、もう強がらなくていいよ…」

妹「……ぅ」

男「妹は周りのことなんか気にしなくていいから…」

男「妹の好きなようにしてればいいから…」

男「俺がちゃんと受け止めるから…」

男「俺は妹の兄だから…」

妹「…ありがとう、兄さん」

妹「……大好きだよ」

男「……俺も」

妹「……何?じっと見つめて…」

男「……//」

男「…いや、なんでもない」

妹「……もう」

妹「いくじなし…」

男「一応、俺たち兄妹なんだぞ」

妹「…そうだけど」

妹「……もうここまできたら引けないよ」

妹「…キス…してよ」

男「そうか…」

チュ

妹「……///」

男「…さあ帰るか」

妹「うん!」

-二週間後 自宅

男「なんだかんだで普通の学校生活送れてるなー」

男「妹も元気そうだし」

男「また今度遊びにでも誘ってみようかなーどうしよう」

男「いくら妹の寿命が短いっていってもまだ数年はあるだろうし、そんなに焦ることないか」

男「急にかわったりすることなんてないだろうし」

プルルプルル

男「誰だろこんな時間に電話なんて」

男「母さんなら俺の携帯にかけてくるだろうし」

男「……」

ガチャ

男「もしもし…」

-第五章予後 終

ここでネタ晴らし
ドッキリでした

女性声優 竹達彩奈



ぎゃああああああああああああ

>>328
そうであってほしい

-最終章

男「もしもし…」

医者「大学病院の○○ですが、お母さんはいらっしゃいますか?」

男「母は今仕事なので妹のことなら僕が聞きますが」

医者「いえ、話は病院の方でしたいと思いますので」

医者「いつごろになったら戻られるでしょうか?」

男「もうすぐ帰ってくると思います」

医者「ならお母さんが帰ってきてから病院に来てください」

男「妹は連れていかなくてもいいんですか」

医者「まず二人に話してからにしたいので」

男「はいわかりました」

医者「それでは失礼します」

-病院

母「なにかあったんでしょうか」

医者「実はこの前送った妹の検査結果について岡山大学から返事がきました」

男「どんな内容なんですか?」

医者「簡単に申しあげますと、妹さんは原発性肺高血圧により肺を痛めてますが、まだ心臓には大きな損傷はないという趣旨の返事です」

医者「要するに妹さんは肺移植をする必要はありますが、心臓移植をする必要はないということです」

男「なら肺を提供してくれるドナーを待つだけでいいってことですか?」

医者「その手もあるのですが日本は脳死ドナーが極端に少ないので、間に合わない可能性が高いのです」

母「他の方法もあるのですか?」

医者「はい、生体肺移植という、二人の健康なご家族からご提供いただいた肺の一部分ずつを移植する方法があります」

男「それなら僕と母が肺を提供すれば妹は助かるってことですか!?」

医者「そうですが、肺移植による死亡確率は15%~20%となっており非常に危険な手術です」

医者「またドナーの方も胸をかなり長く切開しますので大きな傷跡が残るだけでなく、長期間痛み・違和感を感じます」

医者「恐らく違和感は一生残るでしょう。また肺活量が手術前に比べ20%近く下がります」

男「母さん」

母「私はもちろんいいわよ」

男「僕も妹のためなら構いません」

医者「ならば生体肺移植をするという方向で明日、妹さんに話をしておきます」

医者「もし妹さんが断った場合は手術はしませんが…」

母・男「お願いします」

-翌日 伝達後

妹「母さん、兄さん本当にありがとね」

男「気にすんな、肺活量が少しぐらい下がったって支障はない」

妹「でも大きな傷跡が残るんだよ、本当に縫い目みたいな」

男「胸の傷なんてそう見られるところじゃないし、気にするなよ」

妹「…本当にありがとう」

母「それじゃあ岡山に行く準備をしましょうか」

妹「うん」

男「おk」

-岡山大学病院 手術当日

妹「いよいよだね」

男「俺まで緊張してきた」

看護師「では手術室に入ってください」

母「ほら、行くわよ」

男・妹「はーい」



医者「今まで何回も肺移植をやってきましたので任せてください、これくらいなら絶対に成功しますよ」

母・男・妹「はい、お願いします」

妹「ねえ、兄さん…」

男「大丈夫だから心配するな」

妹「違うよ、手術成功したらまたディズニーランド行こうよ」

男「おう、約束する」

医者「…それでは全身麻酔します」

医者「今まで何回も肺移植をやってきましたので任せてください、これくらいなら絶対に成功しますよ」


おい








おい



……

………

妹「兄さんものすごい怖がってたねー」

男「怖がってはなかった、ちょっと驚いてただけ」

妹「へー、じゃあ次はスプラッシュ・マウンテン行こうよ」

男「もう望みのスペースワールド行ったんだから帰ろう」

妹「えー。私ずっと兄さんとのデート楽しみにしてたのになぁ」

男「…ぐぬぬ」

妹「でも兄さんが嫌だっていうなら諦める」

男「…仕方ない、スプラッシュ・マウンテン行ったら帰るぞ」

妹「じゃあ早く行こう」グイッ

男「こら、まだ走っちゃダメだろ」

医者それ失敗フラグや



妹「ほら兄さん、もうすぐ滝だよ」

男「写真撮られるから平然とした顔をしないとな」

男「もう二度目なんだし、そんなに怖くはないだろう」

男「おし、今日は大丈夫な気がする」

ヒューン

妹「キャー!」

男「イ゙ェアアアア」

パシャッ


~終わり~

という夢だったのさ…




え、終わり?

>男「もう二度目なんだし、そんなに怖くはないだろう」
全俺が泣いた

ちょっとオチが適当すぎないか?

オチのせいで台無しwwwwwwwww

魚拓取ろうと思ったのにwwwwwwうはwwwwwwwwwwwwww
マジでないわwwwwwwwwwwwwwwww

さあさあ後日談のお時間ですよ

すまん
一応みんな全身麻酔で寝てる設定だから起きたらもう成功ってことなるから
あんまり成功のとこを書いてもなーと思って

処女なんで大目に見てくれ

…待てよ、このENDは深いかも
俺はこう推定する

最後の2レス、あの後日談は現実ではない
夢でもない

おそらく手術は失敗、3人とm

まぁオチは甘かったけど面白かったと思う


>>376

医者「今まで何回も肺移植をやってきましたので任せてください、これくらいなら絶対に成功しますよ」




もしやこの台詞の肺移植っていうのは……ゴクリ

男友とか学校復帰とか男のその後とか
なんかもっとこう色々あるじゃない

説1「堂々のハッピーエンド」

説2「兄、もしくは妹の妄想」

説3「パラレルワールド」

説1だよな!?な!?

良作

>>386
説4「失敗だったお☆」
俺はこれに賭ける

まぁオチがどうだと言ってしまったが、最後まで見てしまった
素直に面白いと思えたな

>>382
長いとうざいかなーと思って
本当は女友も出演する予定だたけど全カットした

とりあえず男が浪人した設定を全く使わなかったことは深く反省している

こんな稚拙な作品だたけど最後まで見てくれてた人ありがとう

作者が結果を限定しなければ、このオチは深いと思えてきてしまったww
想像力を掻き立てられるな

とりあえず、妹は山本圭子で

スレタイ

男「俺の肺がない・・・嘘だろ・・・これ移植手術なんだぜ」

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