まどか「ハメ技ばっかりしてくるから嫌い」 ほむら「え……?」(316)

まどか「あーぁ、何か飽きてきちゃった」

ほむら「ま、まどか……」

まどか「どうせ何回やっても勝てないし」

ほむら「も、もう一回だけやりましょ……?」

まどか「あー、Qべえ居る?」

ほむら「……?」

Qべぇ「ここに居るよ。どうしたんだい?」

まどか「願い事決まった。このゲームでほむらちゃんに勝ちたい」

ほむら「ま、待って!!」

30分後

まどか「これでどうだ!」

ほむら「あーっ!負けちゃった!油断したわ!」

まどか「ふふふ。これで私の23連勝目だね」

ほむら「まどかは本当に強いわ……ぜんぜん敵わないもの……」

まどか「でも突然弱くなりすぎだよ……ほむらちゃん……もしかして手加減してる?」

ほむら「そんなことないわ!手加減とか……相手を舐めるような、そういうこと……一番嫌いだから……」


まどか「じゃあ、さっきのが本当の実力なの?」

ほむら「そ、そうなの……格闘ゲーム昔から苦手だから……」

まどか「ほむらちゃん……かわいそう……」

ほむら「ま、まどか……」

まどか「Qべえ。ほむらちゃんを強くしてあ…」

ほむら「も、もう一回やりましょ!!」

Qべえ「必死すぎるよ。暁美ほむら」


まどか「これで私の34勝33敗かぁ……」

ほむら「負け越しちゃったわ……」

まどか「でもすごいいい勝負だったよね!」

ほむら「えぇ……やっぱりまどかと遊ぶと……楽しいわ……」

まどか「私もだよ!あー、いい勝負すぎて喉渇いちゃった……Qべえ何かのみも……」

ほむら「私が買ってくるわ。コーラでいいかしら?」

まどか「えぇーさやかちゃん魔法少女になっちゃったの!?」

さやか「へへへ……どうしても叶えたい望みがあってさ……」

まどか「言ってくれればいいのに……、ちなみになんてお願いしたの?」

さやか「それはちょっと……ごめんねまどか……」

まどか「教えてくれないの……?」

さやか「ごめん。胸の内に秘めておきたいんだ……。」

まどか「…………そっか……。…………Qべえ」

シュン!
ほむら「美樹さやかは、上條恭介の動かなくなった手を治療する為にQべえと契約したわ。」

さやか「ちょっと!」

Qべえ「美樹さやかは願い事を治療に使ったから、頑丈な肉体に強力な治癒魔法を併せ持っているんだ」

まどか「へぇ……願い事と魔法少女の力に関係があるんだぁ」

Qべえ「そうなんだ。だから願い事は慎重に決めたほうがいい。……とはいえ契約するに越したことはないよ。するかい?」

まどか「でも私、今不自由してないしなぁ……」

Qべえ「お金はどうだい?何物にも変えられる万物の元だよ」

まどか「お小遣いまだ残ってるからいいや」

Qべえ「本当に欲がないね。」

まどか「あ、ちょっと耳の中が痒い……そうだ。小さくなって自分の耳糞ほじくりたい」


Qべえ「それは実にいい願い事だね。早速願いを叶えるよ。準備はいいかい?」

シュン!
ほむら「待ちなさい。まどか」

まどか「あ、ほむらちゃん」

ほむら「あなたが小さくなるのはいいとして、どうやって自分の耳を掃除するのかしら?」

まどか「あ、そっか……じゃあこの願いはいいや」

Qべえ「分身も能力につけようかい?」

まどか「あ、じゃあそれで」

ほむら「耳糞魔法少女になるわよ!」


まどか「ほむらちゃんは何で私が契約するのを邪魔するの……?」

Qべえ「そうだよ。君はおかしいよ。暁美ほむら」

ほむら「わ、私は……ただ、あなたのためを思って……」

まどか「そこだよ。私のためを思ってなんて抽象的な答えじゃなくて、もっと具体的に言ってよ。」

Qべえ「そうだよ。君はごまかしすぎだよ。暁美ほむら」

ほむら「い、言っても理解……できないと思うわ……」

まどか「それは言ってみてくれないとわからないよ」

                           
Qべえ「そうだよ。君はぜんっぜん要領を得ないよ。暁美ほむr…………首を絞めないでほしいな。」 


まどか「じゃあせめてほむらちゃんの能力だけ教えてよ」

ほむら「わ、私の……?」

Qべえ「それは僕も興味あるね」

まどか「教えてくれたらすっごく嬉しいなって。でも教えてくれなくてもいいよ?ね?Qべえ」

Qべえ「あぁまどか。いつでも言ってね」

ほむら「わ、わかったわ!教える!教えるから!」


ほむら「……というわけで、時間をとめることができるの」

まどか「えぇ……時間を止めるなんて……信じられないよ……」

ほむら「ほ、本当よ!」

まどか「じゃあ今時間を止めてみてくれないかな?」

ほむら「いいけど……まどかの時間も止まってしまうから意味がないわ……」

まどか「私も静止した時の中を動けるようにできないのかな?」

ほむら「わ、私と手を繋げばまどかも動けるようになるわ!」

まどか「それはちょっと」


まどか「何かいい方法はないのかな……あれ?ほむらちゃん……どうかしたの?」

ほむら「な、なんでもないわ……大丈夫……」

まどか「あ、そうだ!ためしに私が今履いてるパンツの色を当ててみてくれないかな?」

ほむら「えぇぇ!?」

まどか「そうすればほむらちゃんの事信用できるようになるよ!……あ、でもほむらちゃんが嫌だよね……パンツなんて……」

ほむら「い、嫌じゃない!信用してもらえるのならばどんなことでも……さぁ止めるわ。当てるわ。」

1分後

まどか「あれ?もう時間は止めたの?……ってどうしたのほむらちゃん?鼻血出して……」

ほむら「ぱ、ぱんつ……」

まどか「……うん?」

ほむら「……は、履いて……履いてなかったわ……」

まどか「すごい!時間を止められるって本当なんだ!」

ほむら「いえ……見間違いかもしれないわ……ね、念のためにもう一度……時間を止めて確認を……」

Qべえ「呆れた変態だね。暁美ほむら。」

まどか「……これは?」

ほむら「それだと、うなぎがいっぱい詰まった落とし穴に魔女を入れる能力になるわ」

まどか「じゃあこれは?」

ほむら「魔女を強制的に盆踊りさせて疲れ果てさせる能力になるわ」

まどか「それじゃこれは?」

ほむら「魔女を分裂させて、二人三脚させた後に二人羽織で交互におでんを押し付けさせる能力になるわ」

まどか「はぇー願い事でいろいろ変わるんだねぇ……でもほむらちゃんよく知ってるね!」

ほむら「全部過去のあなたの力だもの」

み「それいいわ」

まどか「ファイナルディストラクションアトラクター?」

まみ「そっちもいいわね」

まどか「エンジョイマジェスタ?これは私も好き……」

まみ「でも一番はこれかな?」

まどか「スーパーハイエロファントアトミック?決め台詞には長くないかな?」

まみ「そういうものよ。あ、そうだ。属性は何にする?」

まどか「光属性が良い!」

Qべえ「実に痛いね。」



まどか「Qべえってさ、何で私と契約したがるの?」

Qべえ「決まってるさ。こんなにすごい素質の持ち主なら魔女を一掃してくれるからだよ」

まどか「でも魔女を倒したってQべえには何の利益もないよね?」

ドキーン!
Qべえ「世界を救うこと自体が僕の利益そのものさ」

まどか「それにしてはやけにあせってる様に見えるけど……サラリーマンのノルマみたい」

ドキドキーン!
Qべえ「こうしてる間にも刻一刻と魔女は増えてるんだ。あせりもするよ」

まどか「そもそも魔女ってどうやって生まれるの?もしかして魔法少女と関係あるの?」

ドキドキドキーン!
Qべえ「倒す倒されるの間柄だからね。嫌でも関係は生まれるさ」

まどか「もしかして私たちの魔力って何かしらの秘密があるの?エントロピーとか」

Qべえ「君は……誰だ……?」

ほむら「……ここは……どこ……?」

まどか「……ほむらちゃん」

ほむら「……まどか?」

まどか「……何……優等生ぶってるのかな?劣等生のくせに」

ほむら「……ま、まどか……?」

まどか「なに?その髪型?前は芋みたいな髪型だったよね?イメチェンのつもり?」

ほむら「ど、どうしたの!?何があったのまどか!ここはどこ!?」

まどか「時間を巻き戻してテストでいい点とって、運動神経まで魔力に頼っちゃって……必死だよね」

ほむら「嫌……やめて……もう言わないで……」

まどか「あんたは元々根が暗い友達0のオタ眼鏡なんだよ?」

ほむら「もうやめてぇええええぇえ!」




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ほむら「……はっ!?」

ほむら「…………ゆ、夢…………?」

まどか「あ、起きた」

ほむら「……え……?ま、まどか……?何で……私の部屋に……?」

Qべえ「成功だね。君の能力は、一番見たくない悪夢を見せることだよ。」

まどか「なかなかの力だね!これで私も役に立てるよ!ほむらちゃん!」

ほむら「……そ、そう……契約したのね……そう……」

ほむら「…………」

ほむら「リセット!!」

*134回目

まど:「お風呂上がったからはいっていいよー」
ほむ:「あーい。さてと、、ってげげっ!?まどか、あなた何て格好してッ・・・!」
ほむ:「別にいいじゃない。親友なんだし。だって暑いんだもん」
ほむ:「まどかオッパイが見えそうじゃない!下なんてパンティ丸見えよ!」
ほむ:「え?なに焦ってるの?ばかみたいほむらちゃん」
ほむ:「っつーか女の子がそんなかっこで歩き回るとか!早く着替えて」
ほむ:「あれー?まさかほむらちゃん、あたしのハダカみて興奮しちゃったの(笑)?嘘でショー?」
ほむ:「!!そっそんなことあるわけないでしょ」
ほむ:「ふふふ。ほむらちゃん。エッチしたこと無いんでしょ?」
ほむ:「。。そんなの言えないわ!」
ほむ:「図星だー☆・・ねえ、あたしでよかったら。。。初めての人になってあげてもいいよ」
ほむ:「ぶっ、ナンデスカそれ?どこのエロゲーよwからかわないで」
ほむ:「からかってなんかないもん。。”がばっ!”ほら、ほむらちゃんオッパイだよ。
  ほむらちゃんが夢まで見たオッパイ。好きにしていいんだよ。アソコだって。。
ほむ:「本当にいいの。。?」
ほむ:「来て。ほむらちゃん。あたしをめちゃくちゃにして!」



Qべえ「(鹿目まどか……彼女は異質だ)」

Qべえ「(今まで契約してきた娘はどれも願いを第一に考え、副産物的にそれに見合った能力を手に入れてた)」

Qべえ「(でもこの娘は違う。能力を最優先に考え、いかにしたら面白い力を手に入れるかを本気で考えてる)」

Qべえ「(彼女にとって願いなどどうでもいいんだ。だからこそのこの魔力なのかもしれないけど)」


まどか「さやかちゃんをカタパートルで発出する力はどうすれば手に入るんだろう……」

Qべえ「(あと性格が普通におかしい)」


まどか「お」

ほむら「わ」

さやか「り」

Qべえ「飽きたって事だよ。言わせないでよ恥ずかしいな。」


ほむら「ここよ。ここにワルプルギスの夜が出現するわ」

杏子「ここ……?何でそんなことわかるんだよ」

ほむら「統計よ」

杏子「統計?もっと詳しく教えてみろよ」

ほむら「それ以上は私の能力に関わることだから教えられないわ」

杏子「ふん。まぁいいや!あたしはあんたと協力してワルプルギスを倒す。それだけさ」

ほむら「えぇ。あなたの力は信用しているわ。精神力も含めてね」

杏子「ん?何の話だよ?」

ほむら「いえ、なんでもないわ」

杏子「ところで」

さやか「ぁぁぁぁああああああああぁぁぁぁぁぁ!!」

まどか「すごい!さやかちゃんすごい速度だよ!」

Qべえ「成功だね。君の力はさやかをカタパルトで」

杏子「あいつら何してんだ?」

ほむら「……リセット」

世界初!投石機が武器の魔法少女あらわる

杏子「(私の名前は杏子。ひょんなことから魔法少女になった女さ)」

おばちゃん「あら杏子ちゃんおはよう。これ食べてきな。」

杏子「さんきゅーなおばちゃん」


杏子「(魔法少女になったこと自体は後悔してない。元々自業自得だし)」

じいさん「おぉー杏子、これもっていけぇ。りんごだぁ」

杏子「おぉもらっとくよ。ありがとなじっちゃん」


杏子「(ただよかれと思ってやったことが裏目に出てしまったってのは、忘れたくても忘れられない)」

おっちゃん「おぉ杏子じゃねぇか!さんまもってけさんま!」

杏子「今夜のおかずにすっよ。あんがと!」


Qべえ「プロの乞食も真っ青だね」

杏子「ほっとけ」

『もしさやかが上条とうまく行ってたら』

杏子「はぁ……それで?」

さやか「でね!なんていったと思う!?恭介の奴」

杏子「さぁ?」

さやか「さやかが一番……だって!あんな歯の浮くようなセリフよく言えるよね!でも似合ってるから悔しい!」

杏子「よかったな。そろそろ魔女狩りに行くぞ」

さやか「でね!その後に一緒に買い物に行ったんだけどね」

杏子「あぁ、わかった……後で聞くから。とりあえず行こう」

さやか「恭介の顔見たらまだ真っ赤なの!自分で言って恥ずかしがってんだよ!こっちまで恥ずかしくなるって!」

杏子「そうだな。二人とも恥ずかしいな。行くぞ」

さやか「すっごいかわいかったなぁ……普段はすっごくすっごくかっこいいのにね!そのギャップが……」

杏子「すっげぇうざい!」


さやか「希望と絶望は差し引き0……いつだったかあんた言ってたよね……」

杏子「さやか……」

さやか「確かに私は何人か救ったりしたけど、心のうちに恨みや妬みが溜まっていく」

さやか「誰かの幸せを祈った分、他の誰かを呪わずには居られない……」

さやか「私たち魔法少女って……そうやってできてるんだね……」

杏子「何が……あったんだ……?」

さやか「…………」

杏子「…………」

さやか「恭介と…………喧嘩した…………」

杏子「帰るわ。じゃあな」

まどか「ほむらちゃん。ソウルジェム見せてくれないかな」

ほむら「え……?わ、わたしの?」

まどか「うん。ほむらちゃんの」

ほむら「いいけど……ま、まどか……し、慎重に……慎重に扱ってもらえるかしら……?」

まどか「もちろんだよ。」

ほむら「じゃ、じゃぁ……これ……」

まどか「うわぁありがとう!……ほわぁ……きれいだなぁ……こうやって空に透かすと……中が見え……あっ!!」

パリーン!
ほむら「ちょっ!?!?!?」


まどか「なーんてね。こっちが本物のソウルジェムだよ。今落としたのはただのレプリカ」

ほむら「し、心臓に悪いからやめて……お願いだから……」

まどか「ごめんね……ほむらちゃんを楽しませようと思っただけだったんだけど……」

ほむら「いえ、私のほうこそごめんなさい……それにしても今のレプリカよくできてたわ……」

まどか「当たり前だよーそのために契約したんだもん」

ほむら「……え?」

Qべえ「ちなみに今の力は暁美ほむらのソウルジェムとそっくりなレプリカを……」

ほむら「……はぁ……リセット」


まどか「これでどうかな?」

Qべえ「武器は暗黒極殺剣か、すごくいいね!クールだよ!」

まどか「それでこう?」

Qべえ「眼帯をつけて、取ると覚醒だね?すごくかっこいいよ!」

まどか「で、こうでこう?」

Qべえ「属性は闇だね!?もう言うことなしだよ!」

まどか「うん。大体そんな感じ」

Qべえ「よし!じゃあ契約しようか!」

まどか「今度ねー」

Qべえ「(死ね!)」


まどか「昨日みたいに誰かが死ぬとこ何回も見てきたの?」

ほむら「そうよ」

まどか「何人ぐらい?」

ほむら「数えるのを諦めるぐらい」

まどか「5人ぐらい?」

ほむら「そこまで馬鹿じゃないわ」


まどか「決めた!私やりたいこと見つけたよ!」

ほむら「まどか……お願いだから……それ以上言わないで頂戴……」

まどか「な、なんで!?」

ほむら「世界のために魔女を倒すって……言うつもりでしょ……?」

まどか「違うよ!ぜんぜん違うよ!」

ほむら「……え?」

まどか「あちら側で死ぬと遺体は無くなる。そう、ほむらちゃん前に言ってたよね?」

ほむら「魔女の世界のこと……?えぇ確かにあっちで死ぬと遺体はこちらに残らないわ」

まどか「まみさんの時を思い出したんだ……」

ほむら「巴マミのことは仕方のなかったことなのよ……」

まどか「まみさんを話に出さないで!」

ほむら「ご、ごめんなさい……」

さすがに重大な心配事を抱えたまま100回くらい同じ月日を繰り返したら精神がもたないと思う
つまりまどかが狂っているかのように見えて、実はほむほむの方がおかしいのだ!


まどか「で、私思ったの……そういう……あちら側で亡くなった人を回収するのも大事なんじゃないかって……」

ほむら「……そう…………え?」

まどか「いくらあちら側の世界だとは言っても、遺体をそのままになんかしておけない……そう思ったんだ」

ほむら「ま、まどか……なにいってるの……?」

まどか「宇宙のゴミが深刻な問題になってるって知ってる?」

ほむら「……え、えぇ……スペースデブリのこと……よね」

まどか「それと同じ問題が起こるんじゃないかって……私、昨日寝ながら考えてたの」

ほむら「あまり寝付けなかったのね……」


まどか「もしかしたらマミさんみたいなデブリがあちら側の世界を圧迫することがあるんじゃないかって」

まどか「パンクみたいにあちら側の世界が破裂して魔女がこちら側に来るんじゃないかって思ったの」

まどか「そう思うと気が気じゃなかったよ……しばらく眠れなかったの…………寝たけど」

ほむら「だ、大丈夫よ……常識的に考えてそんなことあるわけ……Qべえもなんとか言いなさいよ」

Qべえ「実にすばらしい考え方だよ。それは盲点だった。なるほど。世界が圧迫か……」

まどか「だからね。私デブリを回収する魔法少女になりたい。契約したい。」

Qべえ「本当に感動したよ。じゃあ契約しようか」

ほむら「ちょっと待って!」

まどか「なにかな……?ほむらちゃん……。私の意志は固いよ?」

Qべえ「邪魔をしないでくれるかな。暁美ほむら。歴史的な偉業の前でさ」

ほむら「冷静に考えて!デブリ魔法少女よ!?略してデブ少女よ!」

まどか「やっぱデブリとかどうでもいいや。」


杏子「うわぁぁあああさやかが魔女になったぞおおお!!」

ほむら「言わんこっちゃないわ……まどか……逃げましょう」

まどか「そんなさやかちゃん……」

さやか「ヴォオオオオオオォォォオオオ」

杏子「さやか!目を覚ましてくれ!!」

恭介「さやか!!」

杏子、ほむら、まどか「!?」


恭介「僕が悪かった!メール1日500通の約束を違えてしまった……さやかが怒るのも無理はない……」

恭介「でも、でも!もし許してくれるならもう一度やり直したいんだ!さやか!」

さやか「ヴォオオォォォ……」

さやか「…………アァァァ……」

シュウゥゥゥ
さやか「…………」

恭介「さやか!」

さやか「…………か……」

恭介「……え?」

さやか「…………ばか!……さびしかった!」

杏子「帰ろうぜー」

さやかちゃん…腹パンな^^


『さやかの魔力』

さやか「Qべえあたし……契約するよ!」

Qべえ「へぇ……そうなんだ……まどかはどこだい?」

さやか「聞いてよ!願い事は上条恭介の手を完治させること!あ、あとついでにリハビリもかねて足も健康にしてほしい!」

Qべえ「注文多くてうざいなぁ……仕方ないな……」

さやか「…………」

Qべえ「無理だったよ」

さやか「え!?」

Qべえ「エントロピーを凌駕しなかった。魔力低すぎ」


さやか「そ、そんな!な、なんとかしてよ!Qべえ!」

Qべえ「僕を恨むのはお門違いだよ。美樹さやか。自分の鼻くそ並の魔力を恨むんだね」

さやか「……そ、そんな…………じゃ、じゃあ何の願いだったいけるの!?」

Qべえ「うーん……とりあえず足は妥協してみたら?」

さやか「手だけって事ね……よし……お願い!」

Qべえ「……まだ足りないよ。願いの力が強すぎる……いや、魔力が低すぎる」

さやか「具体的にどれぐらい足りないの!?」

Qべえ「足を完治させるのに必要な魔力が10000だとしたら」

さやか「だとしたら……?」

Qべえ「君の魔力は5だね」


さやか「どうにも……ならないの……?」

Qべえ「左手の怪我を右手にするってのはどうだい?多少はマシだろう?」

さやか「…………どう?」

Qべえ「だめだね。圧倒的に足りない」

さやか「じゃあ手の代わりに少しばかりオツムが弱い子になるってのは?」

Qべえ「ぜんっぜんだめ」

さやか「じゃあ医学が進歩するように!」

Qべえ「まだまだ」

 
10分後

さやか「……これは?」

Qべえ「それならかろうじて……」

さやか「……じゃあそれで」


そうして世界は少しばかり平和になった。

ちょっぴり鬱陶しいところがさやかちゃんの魅力

ほむ「………」ビュン ビュン ビュン
まどか「すごい!」
QB「あれがあけみほむらの能力『サラマンダー』だよ」
まどか「すごいすごーい!ほむらちゃんのサラマンダー早ーい!」
ほむ「………」ポッ



ワルプルギスの夜「………」ビュン ビュン ビュン
まどか「すごいすごーい!ほむらちゃんのサラマンダーより早ーい!」
ほむ「……!!」

Qべえ「5時までの暇つぶしだったのに、まだ残ってる……意味がわからないよ」

もうそろそろ仕事だから、お題くれたら適当に書く


まどか「巴」

ほむら「まみ」

さやか「てぃろてぃろ」

まどか「巴」

さやか「まみ」

さやか「てぃろてぃろ」

まどか「とも……」

まみ「ナハナハみたいに遊ばないでよ!」

まどか「あんこちゃん」

杏子「キョウコだっつってんだろ!」

まどか「えぇー……だってキョウコちゃんって言いにくいんだもん……」

杏子「あんま変わんねぇーだろ」

まどか「……あんこちゃん……」

杏子「しつけぇぞ」

まどか「………………Qべぇ……あんこちゃんに名前変えてあげて」

Qべぇ「おやすい御用さ」

杏子「ざけんな!」


モブ1「どこの学校行ってたの?」

モブ2「すっごい長い髪だよね」

モブ3「毎朝大変じゃないの?」

ほむら「あの……私……その……」

まどか「暁美さん。そろそろトイレ行かないといけないんでしょ?」

ほむら「……え?」

まどか「みんなごめんね。暁美さん尿道弛緩症で1時間に一回トイレ行かないといけないの」

モブ1,2,3「あ、そ、そうなんだ……何かごめんね……」

ほむら「……ち、ちがっわたし!」

まどか「さ、いこ!トイレの場所わからないよね!案内してあげる!」

*初コンタクト

ほむら「わたしたちも……もう……おしまいだね……」

ほむら「……私たちこのまま二人で……怪物になって」

ほむら「こんな世界なにもかも……めちゃくちゃにしちゃおっか……」

ほむら「嫌なことも悲しいことも……全部壊して……それはそれで……いいと思わない……?」

まどか「…………駄目だよ……」

ほむら「…………え?」

まどか「……私が狂ったってイイ……世界がめちゃくちゃになっても構わない……」

ほむら「……まどか……」

まどか「でも……ほむらちゃんだけは……そのままで……居てくれないと駄目なの……」

いぢめがいのあるおもちゃだからか

ほむら「…………」

まどか「……私が馬鹿やって……ほむらちゃんが構ってくれて……」

まどか「時には泣かせちゃったりしたこともあったけど……どれもこれも……大切な思い出……なんだ……」

まどか「だからね……これ……」

コツン
ほむら「……っ!?な、なんで私に……!?」

まどか「最後のグリーフシード……一個だけ余ってたんだ……」

ほむら「……ば、ばかぁ!何で!自分で……自分で使ってよっ!」

まどか「……えへへ……」

ほむら「いつもっ!いつも!私に意地悪ばっかしてたくせにっ!何でこんなときにっ!ぐっ!うぅうぅぅ!」


まどか「……これから……私……魔女に……なるんだよね……」

ほむら「……う、うぅぅ……」

まどか「ほむらちゃんに…………最後のお願い……してもいいかな……?」

ほむら「……な、なに…………?」

まどか「……私……最後にまた馬鹿な事すると……思うから……その爆弾で……ツッコミ入れてほしいんだ……」

ほむら「……ま、まどか…………」

まどか「私から……ほむらちゃんに……最後の悪ふざけ…………相手……してくれるかなぁ……」

ほむら「……う、うっ、ううぅぅぅううぅぅぅぅぅ!!!!」

まどか「……それじゃ……私の……一番大切な……友達」

ほむら「……ま、まどかぁぁああぁあああぁぁあ!!嫌ぁぁああああ!」

まどか「…………あぁ……あ、あ、あぁぁぁあああぁあああぁぁぁ!!」

             "KRIEMHILD GRETCHEN"


ほむら「(私は過去を振り返らない)」

ほむら「(過去に行くことができる私にとって過去とは戻るものではなく、進むもの)」

ほむら「(だから私は過去に背を向けない。向けるのは眼差し。前に、ただ一歩前に)」

ほむら「(あの時できなかったことを、やりたかったことを今度こそこの手で)」


モブ1「どこの学校行ってたの?」

モブ2「すっごい長い髪だよね」

モブ3「毎朝大変じゃないの?」

ほむら「…………」

まどか「暁美さん。トイレ行かないとい……」

ほむら「皆さん。ごめんなさい。私尿道弛緩症なの。だから1時間に一回トイレに行かないと行けないの」

まどか「え……?」

ほむら「鹿目まどかさん。トイレ案内してくれないかしら?」

まどか「びっくりしたよぉ……あんな事堂々といえるなんて……」

ほむら「あの場から離れたかったからね」

まどか「え……?じゃあ尿道弛緩症って嘘なの?」

ほむら「嘘よ。そんな病気ないわ」

まどか「……ほぇぇ……」

ほむら「…………」

まどか「……すっごいね……」

ほむら「……何がかしら……?」

まどか「咄嗟に出てきた言い訳の内容が尿道弛緩症だなんて……すごいよ……」


ほむら「……そうかしら……?」

まどか「常人じゃ考え付かないよ……恥ずかしくないの……?」

ほむら「……恥ずかしくないわ……常人じゃないから」

まどか「……そうなんだ。」

ほむら「……えぇ」

まどか「……ふぅん……」

ほむら「…………」

まどか「とんだ変態さんなんだね」

ほむら「甘んじて受け入れるわ。まどか」




>>1に戻る

ほむら「違うわ。>>1に続くの」

ほむら「これでお題は全部終わりね。じゃあ私仕事にいくから。」

まどか「帰ってきて暇だったらまたスレ立てるかもだよ」

あん「おうどうした、暗い顔して。これでも食って元気出せよ」

さや「あんたってさあ」

あん「ん?」

さや「結構かわいいよね…」

あん「はぇ!?ななな何いってんだいきなり!」

さや「いや、本当にかわいいと思うよ。冗談抜きで」

あん「ど、どういう風の吹き回しかわからんが、ありがと…な」

さや「……じゃあね」

あん「え?あ、ああ。またな」

あん「……」

ほむ「佐倉杏子」

あん「うわっ、どっから沸いて出た」

ほむ「そんなことはどうでもいいわ。彼女、失恋したのよ」

あん「は?ああ、それであんな顔してたのか」

ほむ「このままじゃまずいことになる…んだけど、今回はちょっと雰囲気が違うわ。あなた、彼女を追いかけなさい」

あん「はあ?何であたしがそんな…」

ほむ「ならいいわ。所詮は他人だものね」

あん「あ、おい!……消えやがった」

あん「……ああもう!世話の焼ける奴だな!」

ほむ「(やはり追いかけたわね。あなたはそういう娘、他人を見捨ててはおけない善良な人間)」

――

あん「やっと見つけた!おい、どうしたんだよ一体」

さや「あんた…」

あん「辛気臭い顔しやがってさ、とりあえずこれ食え、な!」

さや「……ありがと」

あん「何か食べると落ち着くだろ。落ち着いたついでに、何があったか話してみろよ」

さや「別に、あんたには関係ない話だから」

あん「さっきあげたメシ代だ、話聞くくらい良いだろう?」

さや「何なの、何でそんなにおせっかいなわけ?あんた私のお母さん?」

あん「母さん…か」

さや「あ…ごめん…」

あん「いや、良いよ。……家族、ね」

あん「人間でもなくなったもの同士、魔法少女の本当の家族になり得るのは、他の魔法少女じゃないかな」

さや「あたしね、フられちゃったんだ」

さや「いや、付き合ってたわけじゃないし、フられたわけですらないか…」

さや「ずっと抱き続けてた思いも、何にも表に出せずじまいで…」

さや「何だか、急に孤独になったみたい」

あん「じゃあ、あたしが付き合ってやるよ!」

さや「は?……バッカみたい。同情ならいらないから」

あん「同情なんかじゃねえよ」

>>1のssが面白すぎて余計糞にみえる
オナニーなら別スレでやれよ

あん「誰だってひとりぼっちは寂しいさ、あんたも、あたしも」

あん「まして魔法少女とただの人間じゃ釣り合わないだろ?いつまでも一緒にはいられない」

あん「だからあたしは自分自身のためにも、あんたと一緒になろうっつってんだ」

さや「……付き合うっていったって、女どうしじゃない」

あん「そんなの関係あるかよ。あたし達の存在はコレだろ。見てみろ、この石コロに男も女もあるか?」

あん「いわば"魂の関係"だな」

さや「……ぷっ」

さや「何そのキザったいセリフ!あはは」

さや「まあでも、あんたの言うことも一理あるかもね」

あん「じゃあ…」

さや「答えはまだ待って。そういうのって、普通は急いで決めたりしないでしょ?」

あん「そうか…」

さや「ね、今からご飯食べに行かない?長々と話したらお腹すいちゃった」

あん「! もちろん!この辺の旨い飯屋は何でも知ってるからさ!」

おーしまい
さやか救われろ
>>305公開オナニーができるのはvipだけ!

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