博士「できたぞ新一! 光彦くんに増税する装置じゃ!」 (81)

博士「決して悪用するんじゃないぞ?」

コナン「……」

博士「ん? どうした?」

コナン「なあ? やめようぜ」

コナン「さすがにこの時期に不謹慎すぎるって」

コナン「デフレで増税してどうすんだよ」

コナン「低所得者層死んでもいいのかよ」

博士「……ぐ、し、しかしじゃ」

博士「これは国際公約で……」

コナン「なんで国内の経済政策に、海外が関係すんだよ」

博士「そ、それは通貨の信認がな……」

コナン「金融緩和で金刷りまくってんだろしてんだろ? その時点でもう関係ないぜ」

博士「……み、光彦くんだけ! 光彦くんだけじゃから!」

博士「国民にはせんから!」

コナン「なんだ……なら、しょうがないな」

商店街

光彦「ああ、今日もいい天気ですね」

歩美「だね」

光彦「夏も終わりです」

光彦「アイスを食べましょう」

元太「うな重の方がいいぜ!」

光彦「いえ、ここはアイスです」

アイス屋「らっしゃい!」

歩美「これ、いくら?」

アイス屋「ストロベリーですね。100円です」

元太「うな重味は?」

アイス「それも100円です」

光彦「じゃあ、ぼくはこのバニラお願いします」

アイス「180円です」

光彦「あれ、なんか高いですね。しょうがないか」チャリン

歩美「おいしー!」パクパク

元太「だな」ムシャムシャ

光彦「もう夏も終わりですからね」シャクシャク

光彦(……)

光彦(あれ? このアイス確かに100円って書いてるような……)

歩美「コナンくんのとこ行こうよ」

元太「ああ」

光彦「わかりました」

歩美「あれ? あそこの人って募金活動じゃないかな」

歩美「歩美、入れてくる!」ダッ

元太「あ、待てよ! 俺も!」ダダッ

光彦「行きますか」

募金屋「えー! 恵まれない子供たちに愛の手を!」

歩美「はーい」チャリン つ10円

元太「俺も俺も」チャイン つ10円

光彦「じゃあ僕も」チャリン つ10円

募金屋「あ、ちょっとそこの坊ちゃん!」

光彦「え?」

募金屋「ちゃんと80円入れてください」

光彦「は?」

募金屋「お願いします。規則なんで」

光彦「え、ええ」チャリン つ80円

光彦「こんにちは」

歩美「こんにちはー」

元太「ちわー」

博士「ほうほう、いらっしゃい」

コナン「遅いぜ、ちゃんと時間は守れよ」

光彦「すみません」

蘭「いらっしゃーい」

一同「おじゃましてまーす」

蘭「いえいえ」

コナン「もう、こんな時間か。なんか頼もうぜ」

博士「おお、それはいい」

蘭「ええ、でもみんな夕飯は大丈夫なの?」

蘭「家族の方も待ってるんじゃない?」

光彦「いえ、今日は両親は出かけてますから」

歩美「うちもだよー」

元太「おれんちは……」

蘭「じゃあ、頼むわね」

蘭「何がいいかしら」

コナン「寿司とかいいんじゃね」

博士「賛成じゃ」

光彦「いいですね」

歩美「おすしおすしー」

元太「うな……」 蘭「じゃあ、お寿司頼むわねー」

食後

コナン「食った食った」

光彦「良かったですねー」

歩美「おいしかったー」

元太「全部うなぎしか頼まなかったぜ」

蘭「みんな良かったね」

博士「もちろん全部わしのおごりじゃ」

博士「みんな、夜も襲い。今日は帰りなさい」

一同「はーい」

博士(……)

博士(おかしい……)

博士(みんなの食事代の他の、この別途光彦くんへの請求80000円って……)

博士(見栄を張って払ってしまったが)

博士(今度からは光彦くんは呼ばないでおこう)

翌日学校

先生「みんなー、給食代集めるわよ」

生徒「はーい」

光彦「……」

光彦(なんで、先生のぼくを見る目が厳しいんだろう)

先生「……」チッ

光彦(え? ぼくを見て舌打ちをした?)

光彦(き、気のせいだ……)

職員室

先生「あの、この円谷くんの給食費だけなんでこんなに高いんですか!?」

先生「なんで給食費だけで80万ですよ! 800万!」

校長「……すまん」

先生「どうするんですか、これ!」

先生「なんで国税まで来てるんですか」

校長「いや、それは……」

国税「よろしくねwww校長www」

校長「せ、生徒のためだ」

校長「私が払おう」

国税「ごめんなさいねwww」

国税「うちも仕事なのwww」

国税「はい、80万と、円谷税の800万徴収とwww」

国税「忙しくなるわねwww」

国税「なにせ国民全員の消費税を負担して貰わないといけないからねwww」

コンビニ

店員「いらっしゃいませー」

店員「!!」

光彦「……」

歩美「今日はチョコレート買お!」

元太「えーと、うな重は……」

店員「え……と、あの、そこの坊やはちょっと……」

光彦「ええ、確かにぼくがいると迷惑ですね」

光彦(もう、うまい棒でも請求できる金額じゃないですしね)

光彦「帰ります」

歩美「待ってよう」

元太「はぁ、またか……」

研究所

コナン「なあ、博士」

博士「なんじゃ」

コナン「なんか光彦やばいことになってんじゃね」

博士「……」

コナン「光彦だけに税金負担しても、光彦だけで払える額じゃないだしさ」

博士「……わかっとる」

コナン「光彦の周りにまで被害が出ちまってる」

コナン「光彦の周りの会社全部倒産しちまったんだってよ」

博士「……く」

コナン「なあ、あの装置って……」

博士「ああ、一度作動したら止められん」

コナン「どうすんだよ」

灰原「いい案があるわ」

博士・コナン「!?」

数日後……

博士「できたぞ新一! 光彦くんをハイパーインフレにする装置じゃ!」

コナン「おお、ついにか!」

灰原「早くしないと円谷くんが危ないわ」

博士「大丈夫じゃ!」

博士「これで倍返しじゃ!」ポチッ

ウイィィン

光彦の家

「おら! 出てこいよ! 光彦!」

「疫病神!」

「私の家族を返して!」

「光彦は中国共産党の手先だ!!」

光彦(あはは)

光彦(なんでこんなことになってるんでしょう)

光彦(あれから色々生き延びるために調べましたが……)

光彦(そもそも増税する必要があるんでしょうか?)

光彦(まあいいや、これでぼくも終わりですからね)フヒヒ

ブオオオオオオオオオオオン

光彦(……?)

光彦(あれ? なんの音です?)

光彦(超大型トラックが数十台?)

ピンポーン

配達「ちわーす」

配達「光彦さん宛てにこれ全部お届け物でーす」

光彦「え?」

光彦「このトラック全部何積んでるんですか?」

配達「いや、なんかよくわかんねえっすけど」

配達「トラックごと置いて来いって命令なんで」

光彦「……」

配達「サインお願いします」

光彦「はい……」

光彦(宛先は……日本銀行?)

配達「ありがとうございやしたー」

一同「おい! 光彦が出てきたぞ!」

光彦「あのーみなさん」

「なんだよ」

「よく顔見せられるわね!」

「国民の敵だ!!」

光彦「それ全部お札みたいなんで、必要なだけ持ってって下さい」

一同「え?」

光彦「あれから平和になりました」

歩美「光彦くん、お菓子買ってー」

光彦「はい、どうぞ」

元太「うな重頼む」

光彦「はい」

蘭「ねえねえ、また服お願い!」

光彦「いくらでも」

コナン「今度のこの事件の人件費頼む」

光彦「これくらいですか」

コナン「おう、充分だ」

博士「わしの研究費は……」

光彦「いくらでも出しますよ」

光彦「で、例のあれは出来そうですか」

博士「もちろんじゃ!」

……

博士「できたぞ新一! 光彦くんが要望した法律を通す装置じゃ!」

コナン「マジで?」

灰原「でも、これって危険じゃないかしら」

光彦「いいんですよ」

光彦「……」

光彦(散々ぼくをいじめた政府……)

光彦(許さない)ゴゴゴゴ

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