幼馴染「一緒の大学に行こうね」(645)

男「ふう…お前ってほんとひっつき虫だよな」

幼「うん!」

男「否定しろよばか」

幼「でも本当のことだもん!
   保育園から高校までずっと一緒だったんだよ?」

男「そうだな」

幼「だから大学も一緒に行きたいの!…ね?行こう?」

男「わかったよ
   その代わり俺の受験する大学はかなり難しいぞ?」

幼「ふんだっ!私、男くんより頭いいもんねーだ!」

男「はいはい」

男自宅

ガラーッ

母「男ー!晩御飯どうするのー!?」

男「ノックしろよ母さん」

母「あら?頑張ってるわね~うふふ」

男「うふふじゃねーよ…あとで夜食食べるからいいよ」

母「はいはい、頑張ってね~」

パタン

男「ふぅ… さてと…勉強勉強」ペラッ

ゴゴ…

男「ん?…」

ゴゴ…ゴゴゴ…

男「また地震か…最近やけに多いな…」カキカキ

男「のど渇いたな…」スタスタ

ガチャ

母「そわそわそわそわ」ドタドタ

男「…そんな慌ててなにやってんだよ母さん」

母「地震よ!?もうこの世の終わりよ!!
  日本沈没よ!!逃げる仕度しなきゃ…あわわわわ」ガサガサ

男「大袈裟だぜ母さん…んで何詰めてんの?」

母「お父さんが使ってる釣り道具の保冷クーラーボックスに
  氷と…飲み物と…あとパンとかお菓子とか服もを詰めて…」そわそわ

男「落ち着けって…まったくゴクゴク」

母「来てからじゃ遅いんだってばっ!」がさがさ

男「はいはい…」スタスタ

翌日

男「んでさー 昨日の母さんったらありゃなかったぜ」

幼「あははっ!相変わらずだね男くんのお母さん!」

男「どうせ3日もすりゃ何事もなかったかのように
  食いモンは冷蔵庫の中にいっちまうし…ほんと情けねーよ、はあ…」

幼「でも…お母さんの気持ちわかるな…」

男「なにが」

幼「怖いって気持ちはみんな同じだと思う…大きな地震がきて…
   どうしてあの時、避難グッズを用意してなかったんだろうって…」

男「はぁ…まぁ」

幼「私も男くんのお母さん見習わなくっちゃ!」

男「後悔すんぞお前、ははは」

数日後

男「…」カタカタカタ

男「………う、受かった…ははっ!受かったぞおおおお!!やたああああッ!!!」

男「母さーーーん!母さーーーーーーーーんッ!!」ダダダダダッ

ガチャ!

男「受かった!K大に受かっ… あれ?」

男「…なんだよいないのかよ あ、そうか…今日はパートか」

ガッ

男「いてッ!…なんだー?母さんまだクーラーボックス置いたままだったのかよ…」

男「とにかく幼に報告だ!あいつも受かってりゃいいけど…」スタスタスタ

prrr ガチャ

男「もしもし!?幼かっ!?
   合格したぞ俺ッ!浪人しなくてすんだんだッ!!きゃっほおおおおおおい!!」

幼「…」

男「お前はどうだったんだ!?もう通知来てんだろ!?」

幼「…」

男「お、おい…どうしたんだよ幼…ま、まさかお前…」

幼「…った」

男「え?」

幼「受かった…受かってたよ私…」

男「おおおおおっ!!やったなッ!!脅かすなよお前てっきり俺は落ちたのかと思

幼「びえええええええええええんっ!!」

男「うわああな、なんだァ!??」

男「うるせwwwwとにかく落ち着け幼っ!!」

幼「グスッ…ごめんなさい、私嬉しくて…」

男「まあ気持ちはわかるけどそんなガン泣きしなくてもよ…」

幼「えへへ…」

男「とにかく今は喜びをわかちあおうぜ、な?」

幼「グスッ…うん! 男くん、ありがとう」

男「なにが?」

幼「男くん、予備校に通いながら私に勉強教えてくれてたもん…
   私のせいで男くんが受験に失敗しちゃったらどうしようって…グスッ」

男「なんだよそんなこと…気にすんな!気にすんな!」

幼「グスッ…うん!もう気にしないっ!」

男「は、はは…」

幼「これで一緒の大学にいけるね…」

男「ああ、そうだな」

幼「このまま結婚までいっちゃうのかな~?」

男「は?」

幼「な、なんてねー!なんでもないようっ!」

男「そ、そう…」

幼「う、うん…」

男「……と、とりあえずよぉ!どこかでお祝いでもしねーか!?」

幼「おっ!いいねー男くーんっ!」

男「お前が合格したら渡そうと思ってたモノもあるしさ…」ガサッ

幼「え?なーに?」

男「ばーかまだ教えねーよ
  …同じ高校合格した時にお祝いした店あるだろ?そこで待ってる」

幼「うん、わかった!」

ゴゴ…

ゴゴゴゴゴ…ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

スガチャアアアン

男「じ、地震だ…!幼、逃げるぞ!!」

幼「う…あ…ぅあ…」

男「どうした幼!!おい!幼……!!………お、おい…それ…」

幼「あぅ…あ…落ちてきたガラスが……」

幼「痛いよぉ……血…止まらないよぉ……涙がいっぱい出てきちゃうよぉ……」

幼「男と一緒の大学いきたいよぉ……まだ生きていたいよぉ……」

男「じゃ…」

ゴゴ…

男「あ?」

女「あ…地震…」

ゴゴゴゴゴゴ…

男「あれ…結構…でかく、ね?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!

男「!!?」

幼「きゃあっ!男くn

プープープー

男「もしもし!!?幼ッ!!?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!

男「ちょ、で、でけぇッ!!」ダダダッ

ガシャンバタバタガシャンッ!!

男「ああああああああああ俺のフィギュアがあああああッ!!!」ダダダッ

ミス…女→幼

ガシャンガシャンッッ!!!

男「落ち着け落ち着けkkkkk何だ何を持って逃げる…えっとえっと」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!

男「か、考えてる余裕なんかねぇ!!い、家が潰れるッ!!!
   そ、そうだ!!母さんのクーラーボックスが…」ダダダッ

ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!

男「うわあああああッ!!
   なんだこりゃ震度8や9どころじゃねえぞおいいいッ!!」

ゴシャガシャャンッ!!!

男「うわああああああああああああああああああッ!!!!!!!」

ガラン…パリンガラガラ…

男「………」

男「げほっげほっ!…なっげ…げほっ…5分くれー揺れてたんじゃねーのか?」むくっ

ガランガラン…

男「…うあああ…い、家が…街が…」

男「け、携帯…」ピッピッ

プープー

男「…だ、誰かーーーーーーーーッ
   誰かいませんかーーーーーーーーーーーッ!?」



男「お、おい… はあ?…はあああッ!!?………はあ?」フラ

男「…幼」

ぶるっ

男「うう…さ、寒い…Tシャツのまま出てきちまった…」

男「お、落ち着け…とにかく落ち着けよ俺…
   なに持ってきたんだ俺…俺…俺…俺…俺…」ガサガサッ

男「もう、震えが止まらん…落ち着け落ち着け…ええっと…えと…
   クーラーボックスの中に500mlのジュース4本…
   溶けた氷水…賞味期限の切れたおにぎりのパック2つ…服…」

男「携帯に…それと後は」

ころんっ

男「幼に渡す筈だった指輪…」ドサッ

男「…だ、誰かーーーーーーーーーーーーッ
   誰かいませんかーーーーーーーーーーー誰かーーーーーーッ!!!」

男「だ、誰か…」フラッ

男「なんで誰も返事してくれねーんだ…おかしいだろオイ…」

男「逃げ切れたの俺だけとか…そんな冗談やめてくれよマジでよぉ」スタスタ

男「TVがねーから…今の状況がどうなってんのかわからねぇ」

男「誰かーーーーーーーーーッ生きてる人いませんかーーーーーーーーッ!!」スタスタ



男「おい……」

ゴゴゴ…

男「!!?…余震ッ」

ゴゴ…ゴゴゴ…

男「…」



男「う、くそッ…」スタスタ

「…ッ!…ッッ!!」

男「!…と、友?」

友「やだああああああッ死にたくないいいいいい俺一人とかいやだああああッ!!!」

男「と、友っ!」

友「うわあああっ!…お、男…男おおおおおおおおおおッ!!」ガバッ

男「と、友っ!お前一人か!!?女はッ!?今日デートだったんだろ!!?」

友「ううう…聞かねーでくれ…うう…うえええ…」

男「友…」

男「友、とりあえずジュースでも飲んで落ち着け…」スッ

友「お、お前…
   クーラーボックスなんか持って逃げる余裕なんかあったのかよ…」

男「ま、まあな」

友「あ、ありがてぇ…ゴクゴクゴクッ」

男「ついでにおにぎり持ってけ…
   賞味期限切れてっけど何も食わねーだけましだろ?」

友「お前…グスッ 今のお前ってドラえもんだよ…なんでも持ってるよ、ウウ…」

男「なんだよそれ…とにかく誰か探そう…手伝ってくれよ友…」

数時間後…

男「うう…寒い…」

友「し、信じらんねーよ…
   コンビニもマンションもビルもなにもかも潰れちまってる…
   見ろよこの焼け野原のような有様を…ッ」

男「落ち着けよ友…」

友「お前はよく落ち着いてられるなァ男ッ!!
   お前は人間の命なんてなんとも思ってねーんだろ!!
   みろよこの日本の有様をッ!!
   何千年って築いてきたこの文明は地震っていう
   たった三文字の災害にブッ潰されちまったんだぜ!!?」

男「ああ…そうだよ、そうだけど…
   …今日はもう遅いから寝よう…服が2着あるからこれを毛布代わりにして…」

友「うう…うううう…」

男「(母さん…幼…)」

チュンチュン…

男「げほげほっ…うう、寒い…風邪ひいた、か?」ムクッ

男「…友?」

友「ゴキュゴキュゴキュッ!!」ボタボタボタボタ

男「と、友…お前何勝手に人のジュース飲んでんだッ!!」バッ

友「うるせええええええええッ!!!」ガッ!!

友「むしゃむしゃゴキュゴキュ!!」

男「痛ぇ…お、お前」

友「お、俺は生きるぞ!!死んでたまるかクソッ!!!ゴキュゴキュ!!」バッ

男「!…ちょ、おまッ」グイッ

友「うわあああ!離せ離せぇえええッ!!
   このクーラーボックスは俺んだ!!俺んだ離せええええ!!」ガッ!ガッ!

男「ッいでっ!!いてぇ!!」

友「ふ、服もだ!服も俺んだ!!はははははははは!!ははははははは!!!」ダダダダッ

男「う…あ」

ゴゴゴ…

男「ひ…ッ!」

ゴゴ…ゴ…

男「…ごほっごほッ!!ハアハア…さ、最悪だ…熱があるっぽい
   身包み剥がされたあげくに…食料まで持ってかれた…はははは…
   し、しかも持ってった相手は中学から仲の良かった親友だ…はは…」ムクッ

ひゅぅぅぅうぅ…

男「さ、寒い…しぬ…腹減った…のどか渇いた…
   最悪だ…そ、それしか思い浮かばない………」フラッフラッ

男「もうだめだ…頭ガンガンして…朦朧として…」バタッ

男「…」

男「幼…生きてっかな…」

ゴゴゴ…

幼「きゃっ!」



幼「うう、怖いよう…男くん…男くん…」スタスタ

幼「誰もいない…真っ暗…街灯がないからなにも見えないよ…」ガクッ

幼「…せっかく男くんと一緒の大学に行けると思ったのに…」

幼「しんじゃうんだ私…私…」

幼「…」

幼「あ……」

幼「火……誰かいる?それとも火事?
   どっちにしても…寒いよ…温まりたいよ…」スタスタ

パチパチ…

幼「あ、あの…」

デブ「…」

幼「じ、地震…凄かったですね …大丈夫でしたか?」

デブ「…」

幼「あの…」

デブ「食いモンならないぞ…俺のぶんしかない」

幼「いえ…その…火にあたりたいなぁって…」

デブ「…勝手にしろ」

幼「はあ…暖かい…///」

デブ「…」スッ カタカタカタ

幼「あ…PC」

デブ「俺のノーパソだ…俺のだ」

幼「回線…繋がるんですか?」

デブ「繋がるわけない…エロ画像のフォルダを整理しているだけだ」カタカタ

幼「え、えろ画像?」

デブ「ああ、エロ画像だ…」カタカタ

幼「…」

デブ「む」

幼「?」

デブ「…」ぬぎぬぎ

幼「わっ!ちょ、ちょっとなんで服脱ぐんですかぁ!」

デブ「…ニヤリ」

幼「え…」ビクッ

ポイッ メラメラメラ…

デブ「…火が消えそうだった 燃やすものは服しかない」カタカタカタ

幼「あ、な…なるほど」ドキドキ

幼「あ、あの…もしかしたら私の服も燃やすなんて言いませんよね…?」

デブ「…」チラッ

幼「え…」

デブ「…寒いなら燃やせ」カタカタカタ

幼「で、ですよね…ハア」

デブ「…」カタカタカタ

幼「…男くん」ボソッ

デブ「?…男くん? 俺はデブだ」

幼「あ、いえ…私の…その…ど、同級生ど子の名前です…」

このデブ、ただ者ではない

デブ「…逸れたのか?」カタカタカタ

幼「大学の受験に二人で合格して…店で会う約束をしたんです…
   その途端に地震が起きて…連絡もとれない状況で…」

デブ「…」

幼「生きていてほしい…男くんに会いたいよぉ…グスッ」

デブ「俺にはわからない」

幼「え…?」

デブ「俺は今までこの方二次しか愛したことがない…
    地震が起きる直前…
    いや、直後でもエロゲをしていた…
    そう…回線が切れるギリギリまで没頭していたよ」

幼「は、はあ…」

デブ「そう…エロゲの中じゃ俺は口説きの天才だったんだ…
    だがリアルとなれば話は別だ…
    人間とまともに会話などしたことがないし目を合わせたこともない」

幼「…」

デブ「お前たちのような人間をリア充というのだろうが…
    俺にはわからない…協力はできそうにないな………」カタカタカタ

幼「そう…ですか」

二次オタの鏡やで

デブ「さて…」パタンッ

幼「?…」

デブ「……」ジー

幼「?…(どこ見てるのかな…?)」

デブ「……さて」すくっ

幼「!」ビクッ

デブ「……寝る」スタスタ

幼「あ…お、おやすみなさいです…」

デブ「おい」

幼「は、はい?」

デブ「俺のリュックに漫画が沢山入ってる…寒かったらそれを燃やせ」

幼「え?で、でも…」

デブ「気にするな…それにお前の為じゃない
    俺も寝てる間に風邪を拗らせたくないからな…」

幼「あ、はい…ありがとうデブさん」

デブ「zzz」

冗談抜きでカッコいいなデブ

あれ?
ならなぜ服燃やした…

>>122
さ、さあなんでだろうね!?

幼「すぅすぅ」コクッコクッ  ゴゴゴ…

幼「!」ビクッ

幼「また余震… あ、おはようございますデブさん」

デブ「ああ」ガサゴソ

幼「?…荷物まとめて…どうしたんですか?」

デブ「もっと安全な場所に避難する必要がある…ここから離れる」ガサゴソ

幼「あ、はい…」

デブ「おい…
    お前のその…男って奴は、生きてる確信はあるのか?」

幼「…わかりません…でも生きてるって、そう思います」

デブ「…このあたりじゃもう誰も生きていなさそうだ
    協力するなら2人より3人の方が良さそうだな…」スタスタ

幼「え?い、一緒に男くんを探してくれるんですか!?」

デブ「ふん…」スタスタ

幼「ありがとうございます!おデブさんっ!」スタタッ

人の名前に「お」を付ける奴なんて初めて見たわ

3人で協力し合うってことだろ

ゴゴゴ…

男「ん…ん?」

幼女「おー」

男「え…あれ?…俺」

幼女「お兄ちゃんお外でたおれてたから、幼女が助けた!」

男「あ…そうか…俺、熱だしてぶっ倒れて…」

幼女「えらいだろー」

男「ん?ああ…えらいえらい
   ここ君のウチ?よく無事だったな…」

幼女「この家だけ残ったんだ!あとはぜーんぶ壊れた!」

男「そっか…んで、お母さんかお父さんは?」

幼女「おとーさんは幼女が1歳の時にしんだ!
    おかーさんは3日前におとこの人と出かけたまま帰ってこない!」

男「そ、そうか…」

幼女「でも幼女にはおねーちゃんがいる!」

男「お姉ちゃん?」

幼女「そう!この家までお兄ちゃん運んだのも、おねーちゃん!」

男「そう…で、お姉ちゃんは?」

ガチャ

姉「…」

幼女「あ、おねーちゃん!」

男「あ…ど、どーも」

姉「…具合は?」

男「あ、だいぶイイ感じっす、はい」

姉「そう…じゃあ早いとこ出てってくれる?」

男「え?」

さあ妹を出すんだ

あれ?言われてみれば…
俺も末期のようだな

姉「言った通りよ…治ったなら早く出て行って」

男「あ…」

幼女「おねーちゃん!みんなできょーりょくしてかなきゃだめ!」

姉「そんな余裕なんてないわ…こんな軟弱そうな人頼りにならない、きっと」

男「はあ?」

姉「いいこと教えてあげる…
   こんな日本になった今必要なのはお金や地位なんかじゃない
   強い男や女が必要なの…
   いつ復興するかもわからない今の状況で必要なのは
   武を志していたものや喧嘩の強いものが必要になってくる…どうしてかわかる?」

男「な、なにいってんの?
  日本がフォールアウトしたわけでもねーのに
  よくそんな非現実的なことが言えるなあんた…」

姉「ラジオで何も流れないもの…
   震災の状況もなにもわからないのよ…もう2日も経つのに…
   もし…食料の取り合いの争いになったら一番役にたつのは誰…?
   お金で解決できる?頭で解決できる?」

男「ボソッ お前のねーちゃんこえーな…」

幼女「ゲームのうなんだー」

っていう油断のさせ方が存在しましてね

姉「幼女!こっちに来なさい!」

幼女「むー」スタタ

姉「早く出て行って!」

男「はいはい…
   まあ助けてくれたことには感謝して
   色々協力し合いたい所だけど…お姉ちゃんがこんな調子だしな…」スタスタ

姉「パンツ一丁で歩かないでよ変態っ!!」

幼女「wwww」

男「しょうがねーだろ!!身包み剥がされたんだよ俺ッ!!」

男「食料まで持ってかれちまったんだよ!!…ったく」スタスタ

姉「あんたが強ければ服も食料も無事だったのにね…」

男「うっ…チッ」

バタンッ

幼女「…おねーちゃん」

姉「…」

寝る、またあとで書く
お前らの為じゃない、俺が書きたいからだ

幼女が出た時点でまさか幼女が男を寝取って
それを見て傷心状態になった幼馴染をデブがやさしく慰め良い感じになる展開を予想したが
姉が出てきて先が読めなくなった

俺が男なら真っ先に友を殺しに行く
幼馴染よりそっちを優先するね

つーかデブは食べ物じゃなくて漫画を必死に詰めて家を出たのか

デブ「これが今俺の心の支えになっている嫁だ」
幼「ムッ……そんなの、ただの絵じゃないですか」

おはよー
5分後に書く

ひゅぅぅう

男「さ、寒い…こんな格好で行くとか無謀だな
   これじゃまた風邪ひきのも時間の問題だ…」スタスタ

幼女「おにーちゃん!」スタタッ

男「よ、よぉどした?」ぶるぶる

姉「…」スタスタ

男「ムッ…なんだよ」

姉「はい、これ」

男「?」

姉「私の着てたコート…女モノだから無理して着ろとは言わないけど」

男「お、おお…サンキュ…」ハキハキ

姉「で、どこかあてあるの?」

男「あてって言うか…幼馴染と約束してんだよ…
   あいつのことだから…生きてたら店にいるんだと思う…」スタスタ

姉「ふーん…」

姉「私もついてく」

男「はあ?さっきは早く出て行けって言ってたクセに…」

姉「気が変わった」

男「なんだよ…なんか怖ぇーな…どういう風の吹き回しだよ」

幼女「ゴニョゴニョ おねーちゃん強がりだからあーしか言えないんだ!
    地震が起きた時も幼女よりおねーちゃんが一番怖がってたんだよー!」

男「ほほうほう」

姉「よ、幼女!こっちに来なさい!」

男「まあ…ねーちゃんはともかく幼女残していくのは心配だわな」ナデナデ

幼女「えへへ」

男「とにかく俺も早く店に向かわねーと…
   幼が生きてっか確認しねーと安心できねーよ」スタスタ

姉「その…幼って女の子はあんたの何?彼女?」

男「幼馴染っていったろ」

姉「向こうはそう思ってないかも…」

男「俺だってそう思いたいよ…
   だから祝いのついでにこのプレゼントで本当のさ…その…」ぎゅ

幼女「見せて見せてー!」ピョンピョン

姉「そう…じゃあ早くその店に行こう
   歩いて行くんだから何日かかるかわからないわよ」スタスタ

男「ああ…幼、無事でいてくれよ」

デブ「…」スタスタ

幼「ふぅ…ふぅ…」スタスタ

デブ「待て」

幼「はい…?」

デブ「ここは確か大型のスーパーだった筈…
    今はもう全てが崩壊して見る影もないが」

幼「あ…もしかしら食料が埋もれてるかも知れませんね」

デブ「ああ…だが、この瓦礫の山をどうやってどけるかが問題だ」

幼「はあ…」

デブ「女一人デブ一人の力じゃ何日かかるかわからん…
    その作業を行なっているうちに腹を空かせるかもしれない」

幼「…」

デブ「もう少ししたらローソンだった場所がある
    そこなら瓦礫の山が浅いかもしれない…行ってみよう」スタスタ

幼「あ、はいっ!」スタタッ

デブ「…」スタスタ

幼「はふぅ…ふぃ…」スタスタ

デブ「そろそろだ…    む?」ピタッ

幼「?…どうかしましたか?」

デブ「先客だ」

ガシャン!!ガランガランッ!!

DQN男A「けッ!!もうほとんど埋もれちまってるよ、クソがッ!!」ガッ!

DQN男B「ゴキュゴキュ…ぷへぁぁっ!…ぬるっ!氷ほしーわ氷」

DQN男C「バリボリ、結局菓子類しか見つかんねーのかよおいバリバリ」

幼「わわっ」

デブ「さすがの俺もあいつらだけは苦手だ…できれば避けたい」

幼「でも…こんな状況ですから助け合った方がいいんじゃ…」

デブ「あいつらが助けてくれると本気で思っているのか…?」

幼「友情に熱い人たちなのかも…ほら、男の人たちの友情って素敵じゃないですか」

デブ「妄想乙」

デブ「俺は嫌というほど経験してきた…ああいう奴らの常識の無さを…」

○~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ガヤガヤワイワイ

「開店10分前でーーーーーすっ!!
 最後尾の人はプラカードを次の人に回してくださーーーーいっ!!」

デブ「wktk」

DQN01「おー間に合った間に合ったッ!」スタタッ

DQN02「楽しみだなおい!てか、競争率高すぎんだろ何だよこの行列きめぇwwww」

デブ「最後尾の人間はこれを持つ」スッ

DQN01「んでいくつ買うつもりよお前」

DQN02「えーっと自分用だろ?んでから保存用に永久保存用にそれからー」

DQN01「買いすぎだろwwwww」

デブ「最後尾…」
○~~~~~~~~~~~~~

デブ「…」

幼「?…おデブさん?」

デブ「とにかく…あいつらとは協力できない」

DQN男A「チッ!もうここにゃロクなもんがねーな…次んトコ行こうぜ」

DQN男B「あータバコ吸いてぇ~…」

幼「あ、行っちゃいますよデブさんっ!」

デブ「行かせてやれ」

幼「で、でも協力しないにしてもせめて食料だけでも分けてもらって…」

デブ「…まるでアニメから抜け出てきたかのような人物だな君は…
    分けてくれると本気で思ってるわけじゃないだろう…」

DQN男C「ったく…漫画でも落ちてりゃ暇つぶしになんのによ」スタスタ

幼「デブさん!漫画だってっ!
   デブさんの漫画をいくつか渡せば交換してもらえますよっ!」

デブ「この同人誌で良ければいくらでも…
    と、言いたいところだが…ダメだな、これは俺のだ」ぎゅぅ

パチパチ…

デブ「…」ポイッ ボアア

幼「…燃やすくらいなら一つくらいあげればいいのに」

デブ「火がなくなってもいいのか…?
    火がなければ俺たちは明日の朝には凍死だ…」ポイッ

幼「はぁ…お腹空いたなぁ…」くぅ~

ゴゴゴ…

デブ「その店まであとどのくらいある」

幼「えっと…私の家から3駅で着く場所なんで…
   もう2駅くらいは歩いたと思いますから、あと少しです…」

デブ「そうか、じゃあ明日の明朝に出発して昼頃に着くようにしよう
    今日はもう寝ろ…火は俺が炊いといてやる」ポイッ

幼「あ、はい…ありがとうございますデブさん…」

男「ゼぇ…ゼぇ…」スタスタ

姉「ほんと情けない…勉強ばかりしてるからそんな目にあうのよ」

幼女「おねーちゃん疲れたぁ…」

姉「そう、じゃあ仕方ないね…どこかで休もっか」



カチッ ボアア

男「ライターなんかよく持ってたな」

姉「父の仏壇に置いていたのよ、蝋燭に火をつけるためのね」

幼女「すうすう」

男「なあ、お前地震が来る前何やってた?」

姉「なんでそんなこと聞くの?」

男「別に聞いたっていいじゃん…話のネタだよ」

姉「…絶対ひかないって…約束できる?」

男「絶対ひかないって約束する」

姉「…ニコ生放送やってた」

男「は?…」

姉「ニコ生放送で…その…ゲーム実況してた///」

男「…」

姉「ほら…やっぱりひいた」

男「い、いや…その前にニコ生放送って、…なに?」

姉「知らないの?…2ちゃんねるは?」

男「ああ、それなら聞いたことはあるけど…見たことはねーな」

姉「牛乳娘ってコテ聞いたことない?」

男「しらん」

姉「そ、そっか…///あ、あのね…ニコ生放送っていうのはペラペラ」

男「…」

姉「で、2ちゃんねるっていうのはペラペラ」

男「…」

姉「って感じかな?」

男「そ、そうか…てか、もう寝ちゃっていいかな俺?」

姉「な、なによ!人が親切に説明してあげてるっていうのにさっ!」

男「あ、ああ…そうだな」

姉「ニコ生だって一年間放送しただけで
   LV123だったんだよ!?私チョー人気者だったんだからっ!!」

男「ほ、ほう」

姉「牛乳娘じゃなくてミルク姫って呼ばれるくらいの
   人気っぷりだったんだから!!信者いっぱいいたんだからっ!!」

男「なるほど…」

姉「たまに幼女がゲスト出演するとロリコンどもが集いに集って
   30分の放送で来場者が10000越えすることもあったしコメだって沢山…ッ

男「わかった!もうわかったからっ!!
   お前は凄い、凄いから落ち着け、な?落ち着け?」

姉「…全部なくなっちゃった
   放送してる間は幸せだった…
   PCの電源をきれば現実に戻されるのが嫌だったんだもん…グスッ」

男「そっか」

姉「…グスッもういい、寝る」

男「ああ…あと2駅くれーの距離を歩けば店につくから…おやすみ」

チュンチュン

幼女「むー…お姉ちゃん疲れたー」

姉「まだそんなに歩いてないでしょ?頑張って?」

男「しゃーねーな、ったく…ほれ、おんぶしてやっからよ…よっこいしょーいち」

幼女「うおー!楽チン楽ちーんっ!」

男「ははは、頼むから興奮して小便もらさねーでくれよ?」スタスタ

姉「ありがとう…」

男「あー別にいいよ」

姉「…昨日の夜はなんか、ごめんなさい…熱く語りすぎちゃって私…」

男「別に気にしてねーから!意外な一面も見れたことだし!」スタスタ

幼女「おにーちゃん、お姉ちゃんの旦那さんになったらいいのに!」

男「は?」

幼女「幼女、本当のパパみたことないから肩車とかされたことないんだ!
    おにーちゃんが幼女のパパになれば毎日遊べるし肩車もいっぱいしてもらえる!」

姉「///」

男「はは、申し出はありがてーけど…俺には幼がいるからな」スタスタ

姉「…」

幼女「えー?おにーちゃんおもしろいからずっといてほしいなー」

姉「ねえ、…その…幼さんのことなんだけどさ…」

男「ん?」

姉「もし…生きてなかったら、どうするの?」

男「な、なんだよ…やめてくれよそんな縁起でもねーこと言うの…」

姉「もしもの話よ…
   男の目的って幼さんを見つけることなんでしょ?
   その幼さんが見つからなくて…生きてなかったら?」

男「考えたくもないよそんなの…
   それになんとなくだけどわかる…あいつは生きてる…
   そんで、あいつも俺と同じ場所を目指してるんだと思う」

姉「じゃ、じゃあ幼さん死体を見つけちゃったら?」

男「…」

姉「俺も死ぬだなんて言わないでよ…?」

男「さあ、その時にならないとわからんな」スタスタ

姉「…」

デブ「…」スタスタ

幼「…あっ!」スタタッ

幼「ここ…たしかこの辺りがお店だった筈…」キョロキョロ

デブ「…どうだ?」

幼「…男くん、まだ来てないのかな… もしかして…
   !!?…ダメッ!そんなこと考えちゃダメっ!!」

デブ「大丈夫か?」

幼「あ、ごめんなさい… あっ!あれはっ!」スタタッ

ガラガランッ

幼「…お店の看板だ…本当に潰れちゃったんだ…
   思い出の場所だったのに…酷いよ、グスッ…」

ひゅぅうう

デブ「やけに風が強くなってきたな…
    ここにキャンプをはっても火がすぐに消えてしまうだろう
    …少し離れた場所に火を炊いて待っておかないか?どうだ?」

幼「…」

( ゚∀゚)o彡°デブ!デブ!

デブ「幼くん…男くんを心配する気持ちもわからんでもないが…
    こんな所にいてもどうすることもできないぞ?」

幼「…」

デブ「君が体調を崩している所を男くんが見つけたらどうする?
    余計に心配をかけるだけじゃないのか?
    それに…俺の見た目からして、俺がなんかやったんじゃないかと
    疑われてボコボコにされるのだけはごめんだぞ…」

幼「男くんはそんなことしません!でも…
   心配してくれてありがとうございますデブさん…そうですよね…わかりました」

デブ「うむ」

幼「あ、でも…男くんがここへ来た時に私が来たっていう合図しておきたいな…」

幼「うーん…」

デブ「名案がある」ガサッ

幼「?」

いやそれは困る

ひゅぅううう

男「はあ、はあ!」スタタタッ

男「こ、ここだ…このあたりが店だったような気がする…!」キョロキョロ

姉「お、男っ!
   探すのは明日にして今日はどこかに隠れようよ!
   風が強くて寒いし、もう夕方だし、ねっ!?そうしようよ!!」

男「幼っ!幼っ!!姉ッお前も探してくれよッ!!幼ッ!!」ダダダッキョロキョロ

幼女「幼女はパパと一緒に探すー!」スタタッ

姉「んもうっ!…ん?」タッタッタ

姉「お店の看板が縦に立ってる……」

カツンッ

姉「!…あれ?これは…」

男「YO!YO!!姉ッお前も探してくれYO!!YO!!」

姉「看板の下に…
   な、なにこれ…メイドの絵が書かれたスナック菓子の入れ物?
   セロテープでなにか貼られてる… 男 くん へ…?」

姉「!」

パカッ

姉「…漫画の吹き出し文字が…一部切り取られてて…文字になってる…」

姉「幼 は 大丈夫 です
   心配 し ない で くだ さ い
   も し 男 くん が コレ を 見て いるな ら
   少し 歩 いた 場所 に ある コンビ に で 会 いま しょ う」

男「幼ッ!!…姉っどうだなんか見つかったか!!?」

姉「え!?…う、ううん!…なにも見てないよ?」ササッ

男「くそ…ッ幼、頼むから生きててくれよ!」スタタッ

姉「……」ぎゅ

ポイッ カランカラン

可哀想だろ!人の気持ちを考えろよ!












漫画を犠牲にしたデブの気持ちを!

 _| ̄|_    //ヽ\

 |      '|/ / ノ  "´ ̄ ̄''''‐-...ノヽ
 |__|'' ̄!  !    /            丶 |
   ,‐´ .ノ''   /  ,ィ             \
   ヽ-''"   7_//         _/^ 、 `、
┌───┐  /          / 、_(o)_,;j ヽ|
|┌─,  .|  /.           -   =-{_(o)
└┘ ノ ノ   |/        ,r' / ̄''''‐-..,>
   //   {         i' i    _   `ヽ
          ̄フ       i' l  r' ,..二''ァ ,ノ
   n      / 彡       l  /''"´ 〈/ /
   ll     _ > .  彡    ;: |  !    i {
   l|       \ l 彡l     ;. l |     | !
   |l      トー-.   !.    ; |. | ,. -、,...、| :l
   ll     |彡     l    ; l i   i  | l
   ll     iヾ 彡     l   ;: l |  { j {
   |l     { 彡|.      ゝ  ;:i' `''''ー‐-' }
. n. n. n  l 彡   ::.   \ ヽ、__     ノ
  |!  |!  |!   l彡|    ::.     `ー-`ニ''ブ
  o  o  o   l      :.         |

  ,, '||||||||||||||||||||||||l
         /||||||||||||||||||||||| l||||||l
        |||||||||||||\,,,,,,,,/ ||||||||l  こういう時はオナニーするブヒーッ!

        l||||||||l -□─□- ;||||ll   オナニーはすべてを癒してくれるっ!
        l||||||l  (●:.:.●)   |^)  オナニーはすべてを忘れさせてくれるっ!
        l|||||l|llゝ∴) 3 (∴ .||!∂  オナニーはすべての悲しみを和らげてくれっぇるっゥゥゥ!!!
        ,l|||||||l、._   ー- '  _.,ノリ||l   うおおおおぉぉぉぉぉぉああぁぁあああ!!!!
        l||||||||l|||l ` ー-‐  ィl|||||l
        l|||/|l||ゝ     ノ~⌒ヽ||l
        l||  l|||l,       Y  ||l    ,,ll||||l
         |  l|||l ・     ・ |.  |||||||l    l|||||l
         |  .l|||l       |  ||||||||||||||||||||≡||||||||l
        |  ヽl|l   l   /  ノ||||||||||||||||l     ||||l
        ヽ   ヽ     /  /ヽ|||||||||||l      l|l
        /\ \   / /  ヽ
   ((  / .   ◆◇◆◇◆  ヽ ))

    .  /     ◇◆◇◆◇    ヽ
     /      /◆◇◆◇      ヽ
  .  /      / ◆◇◆ \      ヽ

>>364

      ,.-‐、. _,,..-‐―- 、
     ,.ィ 〃ヽ`´ ̄ ゙̄''''ー-/´`ヽ、
  ,..-'", ! ! ィ    `ヽ / 死 臭 i

/  / 〉∨|    从、  |  ね  ぇ. i
´  /  .ィ´ヽ. ',    ! ', ヽ. !  .よ ん i\
 , イ ,'/ !  /!、  ! ∧ 丶 ブ だ ∧

/ , ! !i  ',  i ! ', .! i i  \タ よ/   ',
v'.ハ!_{,.-‐', !´ヘ '、  j-‐', . i  ̄ ̄
' ' ノ゙ハ_,,-ヽ.iヽヽ 、 {   ',从 i  i
  =‐三.ミ ', i ! ハ !, ____! ∧ ! ! .,'

 '-‐'‐¨‐`= '丶 リ / ,ニヽ、リ,! /
{ r'"´`\  _  ( 、 { o } i ソ ,'  イ
y  厂ヽ-'  '_〉   ヽ、`ー ' ノ/ /´
'``7    __      ````' / _,,..、/
゙i {   ,'‐--、      / /{ /,‐'', }

.', ',  ヒ´`¨`ーヽ      { {  〉 |E ラ .!
´   i  Y⌒`¨´゙Y    ヽヽ/ ヘ!_,,..-‐-、
    |   ',   。 .|     /`ラ'´
  /\  \   !,,..-‐','´ ゙̄'''ー-、
 ./|  `ー―ヽ、_} / マ ホ 死  ヽ
,イ、}| 从 ∨、  >'   ス ル ん   i
ラ/ .| i ,'∧ \ヽ i   .で マ .で    i
/ 人ヽヘ \ `''|   .も リ .切   i
{ ,'  ハ ', \.``ー|   .か ン り    |
| { ノ i/ _ ,.-、‐!   い の 刻   /
ハ ',   ,' 'ヽヽノ,-.|   て 中 ま  /
', ! \ !  ⊂',、ゝ‐ヘ  な で .れ ∧
 \ \   `´ー' \      てノ ∧

男「幼ッ幼ッ!!」ダダダッ

姉「ね、ねえ男…こんなに見渡せる風景になってるのに
   見つからないんじゃ…もう諦めるしかないよ……」

男「いや、きっと来るのが遅れてるだけだ!!
   足を挫いてるのかもしれない…それでもココへ向かってるのかも…」キョロキョロ

姉「ねえ!もう暗くなってきちゃったよ男っ!」

男「幼ッ幼ッ!!!」キョロキョロ

姉「いい加減にしてよ男ッ!!
   もう幼さんは死んじゃってるんだよ!!!」

男「そんなワケねーだろ…死んでるわけねー絶対…
   もしかしたら先にきて…なにか目印でも置いてってるかも…」ダダダッ

姉「もう諦めてよ…どうしてそんな必死になるの?
   女の子なんて探せばいっぱいいるじゃない…どうして?」

男「ああ、きっと探せばどこかに生き残りの女の子がいるかもな…
   けどよ、あいつは俺の幼馴染なんだ…たった一人の幼馴染なんだ!
   今まで一緒に時間を過ごしてきたあいつを…俺は見捨てたりはしねぇ!!!」キョロキョロ

姉「…」

幼女「あ、パパー!みてみてー!女の子の絵が書かれたお菓子拾ったー!」スタタッ

パチパチ…

男「…コンビニ…幼が…生きてる…やっぱり…ははっ」ぶるぶる

男「やたああああああッ!!やっぱり俺は間違っちゃいなかったァうはwwおkww」バタバタ

幼女「いえーい!いえーい!」

姉「よかったわね」

男「ああ!名犬じゃなくて名幼女だぜほんとによwwwwこのこのwwww」グリグリ

姉「さっさと行けば?幼さんの所に…あ、それと服返してね」

男「ん?な、なんだよあんま嬉しくなさそーだな姉…
   どうやら幼は他の人間と一緒みてーだし、こりゃいいぜ!ホホーイッ!!」

姉「…ねえ、幼さんって可愛いの?」

男「え?な、なんだよ…
   ま、まあそうだな…5本の指に入るくれーの美女だぜ?ふふふ…ウヒッ」

姉「そう…じゃあもう処女じゃなくなってるかもね、ご愁傷様」

男「は?」

姉「そんな美人を一緒にいる奴らが頬っておくと思う?
   残念、次に会った幼さんの姿はビッチビチの汚れた女に成り下がってましたとさ…」

男「て、てめぇ…」

上条さんに男女平等パンチ100発受けてろクズ女

姉「私みたく武を志してたんなら話は別だけどねー
   襲ってきてもすぐ返り討ちなんだけどさー、うん」

男「…」プルプル

姉「か弱い女の子なんでしょー?
   今頃、エッチの快感にあふれて中毒になってんじゃない? あはは」

男「…」ググッ

姉「はあ…今頃何人もの男のアレを込んでるかと思うと
   こっちまで悲しくなってきちゃった…嗚呼、鬱々しい…ハア」

男「もうそんくらいにしとけよテメェ…」

姉「幼女~♪もう寝る時間だよ~♪」

幼女「おねーちゃん、なんか変っ!」

姉「変なのはいつも通りでしょ?ほら…早く寝なさいよッッ!!!」

幼女「ひっ!びえええええええええんっ!!ぶええええええええええっ!!」

姉「なによ!!!泣きたいのはこっちよっ!!!
   バカ!!バカバカ!!男なんか早くどっかにいっちまえ!!!」ダダダッ

男「なんだよなんだよもう…ややこしいったらありゃしねーよ、ったく…」

俺なんて小学校から高専まで同じ学校なのに一度も同じクラスになったことがないエア幼馴染がいるんだぜ

>>395
節子それ赤の他人や

幼女「ひっく…うええ…ぶええっ」

男「幼女…もう泣くなよ」ナデナデ

幼女「ひっく、うう…パパ、お姉ちゃんのこお嫌いにならないで…?」

男「大丈夫…嫌いになんてなってないよ」

幼女「もうすぐ幼馴染のおねーちゃんに会えると思ったから
    おねーちゃん、あんなこと言ったんだと思うんだ…ぐすっ」

男「そうか…」

幼女「うう…お姉ちゃんにあんなに怒られたの初めて…うう、あうう」

幼女「ぶわああああああああああああんっ!!びえええええええええんっ!!」

男「よしよし」ナデナデ

幼女「うえええええんえんえんえんっ!!ぶひょえええええええええんっ!!」

男「うんうん」ナデナデ

幼女「ばああああああああああああっ!!!ぶるああああああああああっ!!!」

男「うるせwwwwwwwww」

若本「ばああああああああああああっ!!!ぶるああああああああああっ!!!」

友も幼と知り合いの可能性あるんだよな
だからどうって訳じゃないけど
男から奪うのは物だけじゃなかったりして

>>410
童貞も奪われるのか

幼「!…」

デブ「どうした?」

幼「あ、いえ…女の子の泣き声がしたかと思って…気のせいだったみたいです」

デブ「そうか…」カタカタ

幼「男…大丈夫かなぁ…」

デブ「信じているんだろう?
    …なら大丈夫だ、男くんはきっと生きている…」カタカタ

幼「ふふ、おデブさんって優しいですね」

デブ「自分は優しくすることに慣れていない…特に三次ではな
    もし、間違ったことを言っているのなら遠慮なく言ってくれ」カタカタ

幼「三次ってこの世界のことですよね?…好きな人とかいないんですか?」

デブ「それは二次で好きなキャラか?それとも三次でか?」

幼「後者です」

デブ「…いた、が…その人はもうこの世にいないかもしれないが…」カタカタ

幼「え!?どんな人なんですか!?
   聞きたいですっ!!なにをしてる人なんですかっ!?」

デブ「…ニコ生の実況主だ」

>デブ「…ニコ生の実況主だ」
!!!!!!!!!!!

幼「ニコ生?」

デブ「ジャンルは色々あるが…彼女は主にゲーム配信がメインだった
    FPS・ACT・PRG・麻雀、なんでもござれの実況主だ…」

デブ「名は牛乳姫…だが、俺がつけたあだ名はミルク姫だったな…
    そこからリスナーがどんどんそのあだ名を使うようになった…」

デブ「彼女は半年間はコミュ人数が少なくLVも10そこらだった…
    だが俺は彼女のテク、判断力、声、リスナーに対する反応が
    とてつもなく好みだった…
    自分でも驚いたさ…初めて三次元に恋をしたのだから…」

デブ「俺は彼女の為になにかしてやりたいと思った…宣伝や色々とな…
    すると…たった一週間で彼女のLVは50にまで膨れ上がった…
    彼女はいつも以上に元気を取り戻し…
    彼女の嬉しそうな声を聞いてるだけで俺は満足だったんだ…」

デブ「だが…もう彼女の声を聞くこともない…
    今あるのはこのノーパソのフォルダにあるエロ画像だけ…」

幼「デブさん…私からも言わせてください!」

デブ「?」

幼「その人はきっとどこかで生きています!!
   だから、……諦めないでくださいっ!!」

デブ「…ありがとう」

チュンチュン…

デブ「……これが最後の同人誌だ」ポイッ ボアア

デブ「これ以上先には進まない方がいいだろう…
    あとは男くんが現れるのを待つだけだ…」

幼「…男くんっ!」


男「はあ、はあ!急げっ!急げっ!」ダダダッ

幼女「いけいけーっ!全速前進だーっ!」

男「肩車しながらはキツイww」ダダダッ

姉「!…ねえ、あれ見てっ!」

ガシャンガシャ!

DQN男A「あーもークソッ!!腹減ったああああッ!!!」ガシャン!

DQN男B「もう飲み物も底ついちまったしなー…ペッ」

DQN男C「おいおいどーするよ、友」

友「そんなことより俺ァ女抱きてーよ、溜まってしょーがねーぜ」

男「…友」

姉「友?友って男の身包み剥がした友達?」

男「…」ザッ

姉「ちょ、ちょっと男っ!」

男「俺はひ弱なんかじゃねー…それを証明してやるよ」スタスタ

姉「はあ!?やめときなって男っ!返り討ちにあうだけだってば!!」

男「…友ひとりくれーなら…なんとか、なる!」

姉「…それってつまり、他のDQN3人は私が相手しろってこと?」

男「うんっ!」ドンッ!

姉「なにが汚名返上よ…見直しかけたわ」

幼女「ねーなにするのー?」

姉「幼女、目を瞑って耳を塞いでみて?
   どっちが長くしてられるか競争しよっか!」

男「…ぶるぶる」スタスタ

男「おおおいっ!と、とと友っ!!」ガクガク

友「!…男?」ポイッ ガシャン!!

男「…」ガクガク

友「なんだよまだ生きてたのかよお前、で何しにきたの?」スタスタ

男「お、俺の身包みを…か、返せコノヤロウ」ガクガク

DQN男A「なにこいつ?殺しちゃっていいの友?」

DQN男B「俺にやらせて!!俺にやらせて!!腹へってイライラしてんから!!」

ザッ

DQN男C「あん?」

姉「…悪いけど
   あの二人久々の再会なんだから…邪魔しないであげてくれる?」

DQN男A「なんだこいつwww」

DQN男B「てか女だよ!…うひょwwwロリまでいるwwww」

ひゅぅううう

友「なにやってんだよ男よぉ…
   情けねェなほんとお前は…女を盾なんかにしちゃってまぁ…」

男「…」ガクガク

友「あれだろ?俺に女とロリを渡しにきただけなんだろ?ん?
   それだったらいいぜ、服と交換しよーじゃねえか、な?」

男「その必要はねーよ…俺はむかついてんだよ友…
   お前の裏切りが…お前のしたことにさぁ…っ!!」

友「…ばあああああああああああああああああああああッ!!!!」

男「!!?」ビクッ

友「うひゃひゃひゃひゃッ!!なにビクついてんだよ男ォ!!
   ほんとおもしれーなお前ってやつァよォ!!うひゃひゃひゃひゃ!!!」

男「…」

友「はーおもしれ…腹がよじれそうになったぜ
   コレだからお前の友達はやめらんねーよ…ぶふwwwwwwww」

男「…」

友「あ、失敬失敬お前を死刑
  なんつってwwwwwwwwwwwwwww
  んぎゃはははははwwwどうお前らwww最高に笑えたろ今のwwwなァww …!?」

DQN男ABC「ガフッ…げぼぉ」ピクピク

姉「…パンパンッ …なによ男、そっちはまだ何も始まってないじゃない」

友「な、なにいいいいいいいいいいいいいッ!!!??」

男「お前の着てる俺の服は…
   自分の手で取り返すからさ…俺が負けたら女二人はくれてやるよ」

姉「は、はあ!?ちょ、ふざけないでよ男!!負けたら承知しないわよ!!」

友「へ、へへ…へはははっ!!」

男「…」

友「…」

ゴゴゴ…

姉「!…また余震が…  …あれ?」

ゴゴゴゴゴゴゴ

男「…」

ゴゴゴゴゴゴゴ

友「…」

姉「な、なにあれ…やだ、かっこいい///
   まるで二人のオーラがぶつかり合って
   余震を引き起こしてるみたい…///
   嗚呼…そんな私ってやっぱりゲーム脳…///」ドキドキ

男「友おおおおおおッ!!!」バッ

友「男おおおおおおッ!!!」バッ

ガッ!ドガッ!ガガガッ!!

ゴゴゴゴゴゴゴゴ!グラグラ

姉「わわっ!す、凄い揺れっ!二人のパワーが地球を揺るがしてるのねー!」

あれ、姉が可愛く見える

つまらなくなった

ゴゴゴゴゴ

男「うわあああっ!あああああっ!!」

ガッガッガッ!

友「げぽっ!にゃふ!にゃひーん!!」

ガッガッ!

友「や、やべ…し、しぬ、じぬうううっ!!」

ゴゴゴ…

男「はあああ…、はああああ…」

友「ぐふっ…きゅぅ~」

グイッ

男「服、返してもらうぜ友」

友「じ、じぐしょー…男のくせにゅいー」ぷるぷる

姉「…」ぼー

幼女「おねーちゃん、ねーまだー?幼女の勝ちー?」

…なんかすごい陳腐なSSになったな

カランカラン…

幼「…はう、怖かったぁ」

デブ「…」カタカタカタ

デブ「よし、壊れていない」

幼「男くん…」スタタッ

幼「…」

幼「……あ」

幼「あ…ああ…」

デブ「どうした?幼くん… ん?」

ザッ

男「はあ、はあ…」

幼「男…くん…」

男「はあ、はあ、…よう、お待たせ」

幼「男…く…男くーーーーーんっ!!」ダダダッ

ぎゅぅ!

幼「男くん男くぅん…」ぎゅぅ

男「はいはい」

幼「寂しかったよう…うえええっ」ぎゅぅぅ

男「ああ、よかったよかった」ナデナデ

姉「…はあ」

幼女「よしよし」ナデナデ

姉「…ふふふ」

デブ「も…もし…」

姉「?」

デブ「まさか…み、ミルク姫では…」

姉「…私の、コテ名… え?も、もしかして…リスナーさん?」

デブ「…ご無事でなによりです、ミルク姫…」スッ

姉「あ、あはは…ありがとう…」

幼「顔怪我してる…大丈夫?痛くない?」

男「平気だって…いてて」

幼「ほらっ!動かないでっ!」

デブ「あのキャラの避けは最高でしたよ姫…
    自分もいつかあんな動きをしてみたいものです」

姉「あーあれね、意外と簡単だよ、あのねーペラペラ」

幼女「?…あれれー?」スタタ

男「もう大丈夫だって」

幼「だめぇ」

デブ「待ってください…今ノーパソに書き込みますんで…はい、どうぞ」カタカタ

姉「あのボスキャラは最初大した技使ってこないんだけど後半になるにつれてペラペラ」

幼女「ねー…あれー」

男「どうした幼女…なんか飛んでるのか? …あ」

デブ「……自衛隊のヘリだ」

男「おおおおおおいっ!!こっちだこっちいいいいっ!!!!」

幼女「ヘリさんやーい!こっちこーい!」ピョンピョン

ヒュンヒュンヒュン

「君たちだけか!?他に生存者は!?」

姉「私たちだけです」

男「いや…実は…」

ヒュンヒュンヒュン

姉「どういうつもりよ男っ!!なんでこんな奴ら助けるの!?」

デブ「ミルク姫に同意だ…助ける意味がわからない」

男「そうだけど…こんな奴らでもほっとけないだろ?」

幼「そうだよう!やっぱり男くんは優しいなぁ!」

幼女「パパ優しいっ!」

幼「………パパって、なーに?」

男「へ、へ?」

幼「ねえ…パパって…なに」

男「ッ」ゾクッ

姉「こら幼女っ!ごめんね幼さん…
   幼女ったら男がパパになってほしいって聞かないもんだからさ」

幼「それでパパになったの…ふぅん」

男「いやなってねーよ!!なってないからね俺っ!!」

幼「…グスッ うえええええん…
   男くんは私だけのものなのにいいいっ!!」ぎゅぅ

男「はは…なんじゃいなんじゃい」

デブ「…」カタカタカタ

ガヤガヤワイワイ

男「まだこんなに生存者がいたんだな…母さんは…いない、かな…」

「お腹空いたでしょう?おにぎりもお味噌汁もあるからおいでっ!」

幼女「わーい!」スタタッ

姉「…男、短かったけど…今までありがとう」

男「なーに、お互い様だろ?」

姉「/// じゃ、じゃあまたあとでね…ばいばい」

男「うん …あ、デブさん」

デブ「俺はデブだ」

男「今まで幼を守っていただいて…ほんとにありがとうございます」

デブ「構わんよ…」スタスタ

幼「男くんっ!」

男「幼…」

幼「お腹空いたね!私たちも何か食べさせてもらお?」

男「ああ…でもその前に…渡したいものがあるんだ」

ひゅぅぅうう

幼「わああ…たかーい 綺麗な夕日ー…見て、男くんっ!
   下は崖になってるっ!落ちたら死んじゃうねー…」

男「崖から下は町だった筈…津波でなにもかも沈んじまったんだな…」

幼「悲しいね…」

男「…」

幼「…男くん?」

男「あ、あのさ…あの…
   あーもうっ!!渡す前に言おうとしてたセリフ全部忘れちまった!!はいコレ!!」

幼「!…お、男くん…これ」

男「ゆ、指輪なんだけどさ…はは…
   色々あって箱が飛んでっちまって穴もボコボコなんだけど…」ポリポリ

幼「ううん…嬉しいよ男くん///」

男「ははは///…そ、それともう一つ言いたいことがあるんだ」くるっスタスタ

幼「?」

男「あ、あのさ…その…」スタスタ

男「俺…ずっと前からさ…そ、その…」ガクガク

男「幼のことが、好k…」くるっ

幼「むぐっ!んんー!!」

友「へへ…へはははははっ!!!」ぎゅぅ

男「は……? お、おい…と、友…」スッ

友「ごらあああああッ!!
   それ以上近づくんじゃねーよこのタコがッ!!
   おめーの幼馴染こっから突き落とすぞボケがあああ!!ヒヒヒーーッ!!」

男「ッ!?」

幼「んんっ!むぐむぐ…っ」

男「な、なあもうやめろよ友…もういいじゃんかよ…なあ」

友「うるせええ!!!ふざけんなテメェ!!!なんでなんだよ…
   なんで俺の女が死んでテメェの女は助かってんだあああ!!?
   不公平だろ男!!?そう思わねええか男おおおおおおおお!!!」

男「と、友…」

友「憎たらしかったぜェ…
  おめーと幼がいちゃついてるのみてっとよぉ…へへへ」

またつまんない

サンド伊達「いいんですよもう。3人の凄い展開とかもういいから」

サンド富澤「エロだけでも書いてもらえればわかると思うんです」

友「おめーを嫌いになった理由知りてーか男?知りてーだろ、なあ!?」

友「俺はよー…幼に告ったことあんだぜ?
   でもまー結果的にフラれちまったがよ…」

男「あ、ああ…話は聞いた」

友「でも問題はそこじゃねえええ!!
   その告った話をお前は一つも俺に話さなかった!!!
   てめーは俺が幼にフラれたのを心ん中で笑ってたんだ!!!!」

男「そ、そんなわけねーだろ!お前を気遣ってだなぁ…!」

友「ショックだったぜえ…
   どうせなら笑い話で済ませてほしかったぐれーだよ…
   なのにテメーは…気遣いながらも心ん中じゃ爆笑してたんだ
   そうだ…そうに違いねえ…それからだ…
   おめーの面みてってマジイライラしてくんだよ!!!!」

男「…」

幼「むぐぐぅ…」

友「あの頃の俺の心はズタボロだったぜ…
   親友だったおめーにそんな目で見られちゃーよおおお!!!
   だからおめーの大事なもんもこの場から消して…お互い様にしようってな」グイッ

幼「んっ!んんーーーっ!!」

男「やめろーーーーー!!!友おおおおおおお!!!」

ホント関西って基地外ばっかだな

デブ「ふんっ!!」ドカッ

友「んおおっ!!?な、なんだこのクソデブッ!!!」グググ…

デブ「俺はデブだ」グググ…

幼「ぷはっ!デブさんっ!」

男「デブッ!!」

デブ「もうやめろ友くん…」ググ…

友「あああ!?なんだコラッ!?」グググ…

デブ「男くん…頼みがある …俺のノーパソを見てくれ」

男「え?」

デブ「そのノーパソを見た後に…
    この国に知らせてくれ…ッ オタクは…正義だったと…!」

友「や、やめろ!!お、落ちる!!落ちるって!!」グググ…

デブ「頼んだぞ男くん…幼くん…
    君たち三次元と知り合えて本当に良かった…俺は、二次へ行く」

友「離せデブううううううッ!!!!」

デブ「俺はデブだあああああああああああああああああああ!!!!!!」ぴょん

男「ッ!」

幼「!?」

幼「う…うあああうう…なんで…なんで…」ペタンッ

男「…」

幼「なんで…こんな悲しいことばかり続くの?…うあああ、うあああっ」

男「…ノーパソって…なんのことなんだ、幼?」

幼「…」


パカッ

男「…」

幼「………どういうこと?」

男「?」

幼「エッチな画像のフォルダなんて……一つもないじゃない」

男「エロ画像フォルダ?」

幼「デブさん…
   朝から晩までずっとエッチ画像の処理してたらしいの…
   だからコレだけは触らせてくれなかった…
   地震が起きてもノートPCだけはしっかり守ってた…
   でも、一つもない…」

男「な、なんだよそれ…どういうことだ?」

幼「あ…このフォルダは…」カチッ

男「…なんだこれ…幼馴染の大学生?…デブさんの小説?」カチッ

幼「……これ…
   デブさんと私が知り合った所から男くんと再開した所まで細かく書かれてる…」

男「地震の恐怖…食料の無さ、危機回避…こと細かく書かれてる…
   そ、それもちゃんとしたストーリーになって…」

幼「デブさん…」

数年後
日本は徐々に復興し、何事もなかったかのように国は発展していった

デブが書いた小説「幼馴染と大学生」は
荒れ狂うように超ヒットを飛ばし
アニメ化・ドラマ化・ゲーム化・映画化まで進み
世界の約8割はオタクファッションで身を包む者が増えた

「オタクは正義」
その言葉は震災のときに多くの者が口を揃えて言う言葉だ

そして…日本は変わった…

男先生「よーし授業始めるぞー」

キモ「wktk」

オタ「wktk」

男先生「一時間目は…えーっと、涼宮バルスについての問題だ…109P開いて~」

俺はデブを誇りに思っている…
幼とは遅れながらも大学へ行き…結婚して、幸せに暮らしている

男先生「でーあるからしてー…こら幼女ッ!!起きろっ!!」

幼女(おとな)「ふぇ、ふぇーいっ!」ガタッ

男先生「はっはっは!」

この変で切ろうかな?
短い間でしたがお疲れ様でした
また、不愉快な思いをさせてしまった人は申し訳ありません
それとは別の意味で楽しんでくれた人や保守してくれた皆様には感謝いたします
それではまた

この>>1は二次から書き込んでるんだな

てs

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