さやか「あーんこはね♪」杏子「は?」(214)


さやか「きょうこって言うんだほんとはね♪」

杏子「……」

さやか「だけどちっちゃいから」

杏子「てめ今胸見ただろおい」

さやか「自分のことあんこっていうんだよ♪」

杏子「言わねーよ」

さやか「かわいいね♪」

杏子「えっ……」

さやか「餡子」

杏子「やっぱ殺す」


さやか「なにさー」

杏子「おめーがなんだよ」

さやか「杏子の歌じゃん」

杏子「今日はじめて聞いたよ」

さやか「あ、杏子と今日をかけた感じ?」

杏子「何こいつうぜえ」


さやか「杏子はさ」

杏子「あん?」

さやか「音楽とか聴かないの?」

杏子「聴かねえ」

さやか「つまんない」

杏子「別にいいだろ。音楽なんか聴いてどうすんだよ」

さやか「楽しむの」

杏子「で?」

さやか「癒されるの」

杏子「で?」

さやか「テンションがあがるの」

杏子「で?」

さやか「もういいよ」

杏子「……」


さやか「はぁ……そんなんだからあんこって言われるんだよ」

杏子「言われたことねえよ一度も」ポリポリ

さやか「あ!またポッキー食べてる」

杏子「何食ったって私の自由だろ」

さやか「……」

杏子「何だよ」

さやか「……」ジー

杏子「………………ほしいならそう言えよ」スッ

さやか「ありがと」ヒョイ パクッ


さやか「あんたってさ、普段何してんの?」

杏子「魔女狩り」

さやか「知ってるよ」

杏子「だろうな」

さやか「じゃなくて!暇なとき!」

杏子「大体何か食ってる」

さやか「それも知ってる」

杏子「……終わり」

さやか「……」


さやか「遊んだりしないの?」

杏子「しない」

さやか「……そっか」

杏子「おう」

さやか「……」

杏子「……」

さやか「だあああああああああああああああああああああ!」

杏子「!」ビクッ

さやか「よし!決めた!!」

杏子「は?」

さやか「今日は杏子と遊びます」

杏子「何言ってんのお前」

さやか「あ、今のは別に今日と杏子をかけたわけじゃないよ?」

杏子「わかってるよそれぐらい」


さやか「そうだなー、何しよっかなー」

杏子「つーか私はまだ承諾してねえんだけど」

さやか「2人かぁ。いやここはまどかを呼んで……」ブツブツ

杏子「だめだこいつ聞いちゃいねえ」

さやか「ねぇ、杏子は何がしたい?」

杏子「お前が誘ってきたんだろうが!!」

さやか「うーん……とりあえずまどかも誘ってみようか」

杏子「何で?」

さやか「大勢の方が楽しいじゃん!」

杏子「そいつが加わってもまだ3人だけどな」


さやか「う、うるさいなー!文句ばっか言ってると……」

杏子「文句ばっか言ってると?」

さやか「……」

杏子「……」

さやか「……」

杏子「思いつかなかったんだな」

さやか「……うん」

杏子「ったく。ほら、行くならさっさと行こうぜ?」

さやか「どこに?」

杏子「いい加減怒るぞ?」

さやか「冗談だよもー。そんなんで怒ってたら可愛い顔が台無しだぞ馬鹿」

杏子「か、かわいいとか言うな…おい今馬鹿っつったかコラ」

さやか「よし!まどかのもとへレッツゴー!!」

杏子「無視すんなてめえ!!」


―――

さやか「というわけでまどかの家までやって来ましたとさ」

杏子「何で説明口調になってんだよ」

さやか「まどかの家久しぶりだなー」

杏子「でっけー家」

さやか「でしょ?」フフン

杏子「何でお前がいばってんだよ」

さやか「だって親友だもん」

杏子「理由になってねえ。却下」

さやか「友達だから?」

杏子「下がってんじゃねーかおい」


さやか「別に何でもいいでしょ!んじゃとりあえず……」ピーンポーン

「……」

さやか「……」
杏子 「……」

さやか「……」ピーンポーン

「……」

さやか「……」
杏子 「……」

さやか「……」ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピン(ry

杏子「やめろおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」


さやか「なにさ!!」

杏子「迷惑だろうがよ!!」

さやか「だって無視するんだもん!!」

杏子「誰もいねえだけだろ!!」

さやか「……あ、なるほど」

杏子「お前頭大丈夫か?」

さやか「まどかいないのかなぁ……」

杏子「いないのかぁじゃなくていねぇんだよ。それじゃ私はこれで」

さやか「ちょっと待ったぁー!!」ガシッ

杏子「うげっ」ガクン


さやか「どこ行くのよ?」

杏子「帰るんだよ」

さやか「えっ……」ガーン

杏子「だっていねぇじゃん」

さやか「……」ウルウル

杏子「……何だよ」

さやか「……」グスッ

杏子「おい……」

さやか「……」ポロポロ

杏子「わぁーったわぁーった!帰らねぇから!!泣くなって!!」アセッ

さやか「そうこなくっちゃ!!」ケロッ

杏子「てめぇ…………」


さやか「まぁいないならいないで電話すればいいんだけどねん」

杏子「始めっからそうしろよ」

さやか「まぁまぁ固いこと言わないの」プルルルルル…

ピッ

まどか『もしもしさやかちゃん?』

さやか「おーっすまどか!今どこにいんの?」

まどか『今?えーっと……』


杏子「おいさやか」

さやか「何?」

杏子「あれ鹿目まどかじゃね?」

さやか「……ほんとだ」


タッタッタッタ…


まどか「はぁ…はぁ…」

さやか「別に走って来なくてもよかったのに」

まどか「えへへ。それで、どうしたの?私の家の前で」

さやか「あぁ、遊びの誘い。まどかはこれから予定とかある?」

まどか「ううん、ないよ」

さやか「よし、1人確保!!」

まどか「えっ、でもさやかちゃんは杏子ちゃんと遊んでたんじゃないの?」

杏子「遊んでたっつーか振り回されてたっつーか」

さやか「大勢のほうが楽しいってね!よし、あとは……」

杏子「まだ誘うつもりなのかよ」

さやか「うん。まぁ正直可能性は低いけど」

杏子「それって……」

まどか「ほむらちゃん?」


さやか「そ、転校生」

杏子「いやあいつは無理だろ」

さやか「誘ってみなきゃわかんないじゃん?」

杏子「誘ってみなくてもわかるっての。大体あいつの居場所知ってんのかよ」

さやか「知るわけないじゃん馬鹿」

杏子「なぁ、こいつブン殴っていいか?」

まどか「いやぁ私に聞かれても……」


杏子「どうすんだよ」

さやか「ねぇまどか、転校生どこにいるか知らない?」

杏子「おいコラ発案者」

まどか「うーん、それはちょっとわかんないかな……」



ほむら「心配には及ばないわ」



さやか「!」
杏子 「!」
まどか「!」


シュタッ


ほむら「暁美ほむら、ただいま参上」

杏子「こいつこんなキャラだっけ?」

:::::::::::::::::::::::::::::::: : :: :: : ::: : :              ヽ   i
::::::::::::::::::::::: : : : ::                ヽ メアドオシエテ~

:::::::::::::::::: , -─-、  (イイナァ…)    \ ヽ  イイヨー
:::::: ::: : ::,マミ-─-'、。゚                  ∧ ∧
::::: : : :ν*(ノノ`ヽ)         \   Λ_Λ*‘∀‘) Λ
: : : : : ξゝ ゚ ヮ゚ノξ             ( ^∀^)   )(^ワ
___ l⌒i⌒⊂)   _    ヽ    (     ) |   |∩
    / ⌒'⌒    /       \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ̄ ̄
__/_____/||         ||\_____\_
_|||_____||/||        ||\||_____|||_

  |||   し し   .||  ||        ||  ||          |||


:::::::::::::::::::::::::::::::: : :: :: : ::: : :              ヽ   i
::::::::::::::::::::::: : : : ::                ヽ 巴さんっていつも一人だよねw
:::::::::::::::::: : : :              \ ヽ  友達いないんじゃない?wキャハハww

:::::: ::: : : :                            ∧ ∧
::::: : : :: :  , -─-、         ヽ    \   Λ_Λ*‘∀‘) Λ
: : : : :   マミ-─-'.                 ( ^∀^)   )(^ワ
:___ξ(_, ,_ )ξ      ヽ        (     ) |   | ∩
    / ⌒'⌒    /       \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ̄ ̄
__/_____/||         ||\_____\_
_|||_____||/||        ||\||_____|||_

  |||   し し   .||  ||        ||  ||          |||





まどか「ほむらちゃん!!」

ほむら「おはようまどか。いい天気ね」

まどか「えっ?う…うん、そうだね!」

ほむら「見て。この雲ひとつないきれいな大空」

まどか「ほんとだね……」

ほむら「でもまどかの方が何倍もきれいよ」

まどか「ほむらちゃん……///」

ほむら「まどか……///」



杏子「なぁ、止めなくていいのか?」

さやか「それができたらもうやってる」


さやか「転校生!!いや、暁美ほむら!!」

杏子(フルネームで呼び捨てかよ)

ほむら「何かしら?」スッ

さやか「いや、だから、その……」

ほむら「?」

杏子(おいしっかりしろよ!)ボソッ

さやか(だってあの威圧感!無理無理絶対無理!杏子代わって!!)ボソッ

杏子(オメーが蒔いた種だろうが!自分で何とかしろ!!)ボソッ



ほむら「何なのかしら……」


さやか「いいいい一緒にあそ、遊びませんか?」

杏子(言った!!)

ほむら「……」

さやか「……」

杏子「……」

まどか「……ほむらちゃん?」

ほむら「…ど………は………ょ……」ボソッ

さやか「え?」

ほむら「……まどかは一緒なの?」

さやか「お、おぅ。もちろん」

ほむら「…………ゎ」

杏子「あん?」

ほむら「……私も、行くわ」

さやか「………ぃよっしゃあああああああああああああああ!!!!」


さやか「よし!んじゃあ最後はっと」

杏子「おいおいまだ誘う気かよ」

まどか「さやかちゃん、誰を誘うの?」

ほむら(まどかと一緒まどかと遊べるまどかはry)

さやか「マミさん」

杏子「巴マミか……」

まどか「楽しくなりそうだね!」

ほむら(まどかまどかまどかまどかまどかまどかまどかまどかまどか)


まどか「家まで行くの?」

さやか「いやそれだとまどかの時みたいになっちゃうかもでしょ?」

杏子(学習してるだと……!?)

まどか「でも私携帯の番号知らないよ?」

さやか「ふふん。こーゆー時のために前に聞いといた」

まどか「さすがさやかちゃん!」

さやか「へへーん」フンス!

ほむら(まどかまどかまどかまどかくぁwせdrftgyふじこlp;)

杏子(こいつさっきから何考えてんだ……?)


さやか「Let's Call!」プルルルルル…

ピッ

マミ『美樹さん?』

さやか「あ、マミさん!さやかです!」

マミ『ええ、わかってるわ。何か用かしら?』

さやか「今からまどかと杏子と…暁美さんと遊ぶ予定なんですけど、よかったら来ませんか?」

マミ『今から?うーん……実は今日は外せない用事があるの。ごめんなさいね』

さやか「あ、そうなんですか……」

マミ『ええ。せっかく誘ってもらったのにごめんなさい。また今度誘ってちょうだいね』

さやか「はい。是非!では……」ピッ



さやか「ダメだった……」ショボン

杏子「……ドンマイ」ポンポン


さやか「仕方ない、このメンバーで遊ぶか」

杏子(よく考えたらすんげぇメンツだなこれ)

ほむら(うふふふふふふふふふふふ…………)

まどか「うん!これからどこに行くの?」

さやか「何か希望は?」

まどか「……」フルフル
杏子 「……」フルフル
ほむら「……」プルプル…

さやか(転校生は何我慢してんだ……?)

さやか「んじゃあゲーセンに行こう!」

杏子「華の高校生がゲーセンかよ」

さやか「そーゆーことは華をもってから言って下さい」

杏子「てめぇ!!」

まどか「楽しみだね、ほむらちゃん!」ニコッ

ほむら「ええ、そうね(はぅん!その笑顔は反則よ!)」


ゲーセン!


さやか「あ、ポップン新曲入ってんじゃん」

まどか「ねぇねぇほむらちゃん、この人形かわいいね!」

ほむら「本当ね(でもまどかはもっとかわいいよ……///)」

杏子(こりゃあ2手に分かれそうだな。しょーがねぇ、さやかに着いてってやるか)




杏子「お前ポップンなんかすんのかよ」

さやか「え?楽しいじゃんポップン。杏子はやったことないの?」

杏子「あんまりねーな。つーかゲーセンも久しぶりに来た」

さやか「そうなんだ……」

杏子「ほら、やるならとっととやれ」

さやか「う、うん」


ジャーン♪

杏子「へぇ……うめぇじゃねーか」

さやか「でしょ?結構練習したんだー」

杏子「ふーん」

さやか「あ!ね、ね、これやろっ?」

杏子(タイムクライシス……ま、いっか)

杏子「しゃーねーな、足ひっぱんなよ」

さやか「そっちこそ!」


一方…


まどか「すごいねほむらちゃん!UFOキャッチャー得意なの?」

ほむら「えぇ、まぁね」ウジャウジャ

まどか「1、2、3…9こもあるよ!」

ほむら「ほしかったらあげるわ」

まどか「えっ!それは悪いよ!」

ほむら「いいのよ。それにまどかこれほしがってたじゃない」

まどか「そ、そうだけど……」

ほむら「どうぞ」

まどか「えへへ。ありがとうほむらちゃん」ニコッ

ほむら(これよっ!私が求めていたのはこれなのよ!!)


さやか「…………」

杏子「……」バァンバァン!


>CLEARED!


杏子「ふぅ……こんなもんか」

さやか「あんた……何でそんなうまいの?」

杏子「昔結構やってたんだよ」

さやか「……一人で?」

杏子「……そうだよ!!悪いかよ!!」

さやか「ううん、悪くないよ」

杏子「ちっ……」

さやか「……これからは私が一緒に行くからね」ボソッ

杏子「あん?何か言ったか?」

さやか「べっつにー」


しばらくして再び集合


さやか「うっへー、まどかなんだよその人形の量は」

まどか「ほむらちゃんが取ってくれたの!」

さやか「……」チラッ

ほむら「……」フィッ

さやか(優しいとこあるんだな)

まどか「さやかちゃん達は何してたの?」

さやか「シューティングとかホッケーとか格ゲーとか」

杏子「こいつが弱すぎて話しになんねぇんだよ」

さやか「うるさいなぁ!杏子が強すぎるんだよ!!」



QB(まどか……僕は人形じゃないよ、気づいてよ)


さやか「ねぇ、この後ウチ来ない?」

まどか「さやかちゃんの家?」

さやか「うん、どうかな?」

まどか「行きたい!」ハイッ

杏子「えー……」

さやか「そこっ!不満そうにしない!!」

杏子「オメーはどーすんだよ」

ほむら「……まどかが行くなら」

杏子「ブレねぇ奴だな」



QB「まど…

ほむら「!」ギラッ

QB「」


さやかんち!


さやか「ま、てきとーにくつろいで」

まどか「久しぶりだなぁさやかちゃんの部屋」

ほむら(まどか笑顔……うふふふふふふふふふふry)

杏子(お、トッポ発見……)ゴソッ

さやか「こらそこ!勝手に人ん家のものをとらない!!」

杏子「ちっ……」

まどか「杏子ちゃん、私ビスケット持ってるよ?」

杏子「マジか!くれっ!!」

まどか「はい、どうぞ」スッ

杏子「サンキュ!」モッサモッサ

ほむら(ああああああああああああまどかのビスケットが杏子の口の中にいいいいいいいいいいいいいいいいい)


杏子「ん?これなんだ?」っ桃鉄

さやか「え、あんた桃鉄も知らないの?」ヤレヤレ

杏子「なんか腹立つよなぁこいつ」

まどか「じゃあやってみないかな?」

さやか「お、やっちゃいますか」

杏子(またゲームかよ……でもまぁ)



さやか「まどかぁー手加減しないよー?」ケラケラ

まどか「ひ、酷いよぉー」アタフタ



杏子(あいつが楽しそうにしてるなら、いっか)



QB「僕は…

ほむら「消えなさい」


テッテッテッテー♪テッテッテッテー♪


杏子「え、何こいつ」

さやか「桃太郎だけど?」

杏子「は?昔話でも始めんのか?」

さやか「まさか、そんなわけないじゃん馬鹿」

杏子「オイ今はっきり馬鹿っつったよな?」

さやか「しょーがないなぁ。まず……」


ルール説明中


まどか「ほむらちゃんはルール知ってるの?」

ほむら「ええ、知ってるわ(いざとなれば時間を止めてでもまどかを……)」


さやか「わかった?」

杏子「要はボードゲームだろ?」

さやか「まぁね。あと策略がものをいうのさ」

杏子「負けて泣くんじゃねーぞ?」

さやか「そっちこそ!」


まどか(でもこれ4人でやると喧嘩になるよねきっと……)




さやか「設定完了!いっくよー」


>さやか社長   1000万
>まどか姫    1000万
>杏子っち    1000万
>ほむほむ係長  1000万


中盤


杏子「デビル派遣カード?……へぇ。さやか、覚悟しなっ」

さやか「ちょ、酷くない!?おはらいカード買わなきゃ!!」

まどか「あぁぅ……また貧乏神が憑いちゃった……」

ほむら「まどか、まかせて」



>さやか社長   2億920万
>まどか姫    -1億8600万
>杏子っち    11億9850万
>ほむほむ係長  40万


終盤


杏子「温いゲームだなぁ、もっと本気出せよさやかぁ!」ドクセン!

さやか「くっ、まだまだこれから!!」

まどか「あぁ!!キングボンビーになっちゃったよぅ」ショボン

ほむら「まどか、まかせて」



QB「呼んだかi

ほむら「!」ズガァン!




>さやか社長   9億1230万
>まどか姫    2億5100万
>杏子っち    27億7640万
>ほむほむ係長  -16億9990万


終結


さやか「結局杏子が優勝かぁ」

杏子「当然の結果だっての」

まどか「ごめんねほむらちゃん、私に貧乏神が憑く度に……」

ほむら「礼にはおよばないわ」




>さやか社長   14億3210万
>まどか姫    5億800万
>杏子っち    63億9030万
>ほむほむ係長  -51億1110万


杏子「ま、雑魚は何やっても雑魚ってことだ」

さやか「言ってくれるわね……」プルプル

杏子「オメーじゃ私には勝てないよ」

さやか「ふっふっふ……」

杏子「な、何だよ…」

さやか「スマブラでもおなじことが言えるかな?」

杏子「なっ!」



まどか「ねぇほむらちゃん、さっきキュゥベェの声がしたんだけど……」

ほむら「きっと気のせいよ(あのクソ野郎後で八つ裂きにしてやる!!)」ユラッ

まどか「ほ、ほむらちゃん!?」

ほむら「なんでもないわ」スゥ


杏子「でもあんまり時間ねーぜ?」

まどか「あ、ほんとだ、もうこんな時間」

さやか「あー遊びっぱなしだったもんね」

杏子「んじゃそろそろ……」スッ

さやか「させない!」ガシッ

杏子「ぐわっ」ヨロッ

さやか「ふっふっふ……」

杏子「な、何たくらんでやがる!?」

まどか「さやかちゃん……?」




さやか「みんな今日泊まっていきなよ」


まどか「えっ!?」
杏子 「はぁ?」
ほむら「?」

まどか「でも……」

さやか「明日学校休みじゃん?それに杏子だって寝床探さなくていいし、…転校生も親睦を深めるいい機会だし……」

さやか「ねっ?」

杏子「…………ま、いっか」

まどか「……うん!せっかくだからお言葉に甘えちゃおうかな」

さやか「転校生はどうする?」

ほむら(お泊り!?ってことはまどかと一緒にお食事してまどかと同じ屋根の下で寝れて、布団の中でキャッキャウフフくんずほぐれつ……
    そればかりかまどかの寝顔を間近で見るチャンスにもなって、あわよくば一緒におふ、おふ、お風呂に入っちゃったりして……///
    どうするの暁美ほむら、どうするのよ!!)


さやか「あ、やっぱり嫌だった……?」

まどか「ほむらちゃん、ダメ…かな?」ウワメヅカイ

ほむら(むっふーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!)

杏子(!)ゾクッ…

ほむら「泊まるわ」

杏子(これ鹿目まどか貞操の危機に陥るんじゃねーか?)


さやか「そうと決まれば、晩御飯だ!」

杏子「オメーがつくんの?」

さやか「ん?なになに?杏子ちゃんはあたしの手料理が食べたいの?」

杏子「そ、そんなつもりで言ったんじゃねーし///」

さやか(あら?)

まどか(顔が赤い……)

ほむら(まどかのおっぱいまどかのおっぱいまどかのおっぱいいいいいいいいいいいい!!!!)


さやか「しょーがない、あたしが作ってあげるよ!杏子のために!!」

杏子「ちっ……まずいもんつくんじゃねーぞ」スタスタ

さやか「どこ行くのよ?」

杏子「察しろよ!!」


さやか(トイレか)
まどか(トイレだね)
ほむら(まどかのおトイレまどかのおトイレばんざーーーーい!!)


出来上がり


さやか「じゃーん!!」

まどか「すごい!おいしそう!!」

さやか「ふっふーん。おいしそうじゃなくておいしいんだよまどか」

杏子「ま、見栄えは悪くねーな」

さやか「素直じゃないねえ…」

杏子「うっせーんだよ!!」

ほむら(まどか『はいほむらちゃん、あーん』ほむら『あ、あーん』まどか『あ、口元に付いてるよ』ペロッ ほむら『ま、まどか…ダメっ……!!』)ニヤニヤ

まどか(ほむらちゃん……?)


ごちそうさま!


まどか「ごちそうさまでした!」

さやか「お粗末さまでした。杏子、どうだった、かな……?」

杏子「……うまかったよ」ボソッ

さやか「……そっか、よかった」ニコッ

杏子「っ……///」

さやか「……」ニヤニヤ


さやか「じゃあ先にお風呂入っちゃってよ。あたし片づけしとくからさ」

まどか「え…悪いよ。手伝うよ」

さやか「いいっていいって。あたしの家なんだからさ」

まどか「でも……」

さやか「それに早く入ってくれないと後つかえちゃうでしょ?」

まどか「うん…わかった」

ほむら(暁美ほむらにぃ、お風呂タイムがぁ、キターーーーーーー!!!!!!)


さやか「あ、うちのお風呂2人で入っても大丈夫だよー」

ほむら「!!」

さやか「まどか転校生と先入っててくんない?」

まどか「えっ、は、恥ずかしいな……」

さやか「何言ってんのー、女同士じゃん!早く済むし。ね?」

さやか(それにこうすれば後々杏子と入ることも可能!)

杏子「……!」ゾクッ

杏子「おい、ちょっと待…

まどか「そ、そうだね。行こっ?ほむらちゃん」

ほむら(ぎ、僥倖……圧倒的な僥倖!!)


お風呂場


まどか「ちょ、ちょっと恥ずかしいね……///」

ほむら「そうね…///(ああまどかのおっぱいまどかのおしりまどかの裸体がタオル越しにぃぃぃいいいいいいい!!!)」

まどか「あ…先に身体洗っちゃうね。ほむらちゃんはその間に浸かってて?」

ほむら「御意」

まどか「え?」

ほむら「なんでもないわ」


まどか「よいしょ」ストン

ほむら(あぁっまどかのおしりがタオル越しに椅子に密着してるわっ……もう私椅子になりたい………)

まどか「ほ、ほむらちゃん、ずっと視られてると恥ずかしいな……///」

ほむら「ご、ごめんなさいね……(あああああああああああああまどかのあっぱいのふくらみが私の網膜に焼き付いてくるぅぅぅぅぅううううううううう)」

まどか「あっ、タオルが……」スルスルスル

ほむら「ぶっふーーーーーーーーん!!(暁美ほむら……今生に悔いはなし!!!!)」


・・・・・

さやか「……で、鼻血出して倒れたと」

まどか「うん……」

杏子(そりゃあそうなるよな、今日のこいつからして……)

さやか「じゃあ次私たちが入ってくるから、まどか看病お願いね」

まどか「うん、がんばるよ。ごめんね、ほむらちゃん」

杏子「おいちょっと待て」

さやか「?」
まどか「?」

杏子「何で私がこいつと風呂入んなきゃならねーんだ?」


さやか(まぁ……そうなるよね)

杏子「いくら女同士でもおかしいだろ」

まどか(そんな、私たちって一体……)

さやか「……」

杏子「あん?」

さやか「……」ウルウル

杏子「おい…」

さやか「……」グスッ

杏子(こ、今度は騙されねーぞ!)

さやか「……」ポロポロ

杏子(くっ…何だよ何だ何ですかぁ!!)


さやか「せっかく杏子と仲良くしようと思ったのに……」グズッ

杏子(どうしてこうなった)

さやか「せっかくだから楽しい思い出にしたいなって……」ヒック

杏子(何だよこの気持ちは……)

さやか「楽しみにしてたのに……」ポロポロ ヒック

杏子「……わ、悪かったよ。一緒に入るから機嫌直せって。な?」

さやか「うん!!(計画通り!!)」ニコッ

杏子(私のばかやろおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!)


さやか「行こっ?」

杏子「お…おぅ」


パタン


まどか「さやかちゃん……」

ほむら(あれ?今まどかと二人っきり?しかも敷布団の中だと!?風呂場では失敗したが、神は私を見捨てなかったああああああああああ!!!!!!)

まどか(…!)ゾクッ


お風呂場


さやか「へー、杏子ってあんなにいっぱい食べてんのにスタイルいいんだねー」

杏子「あ、あんまり見んなしっ///」

さやか「よいではないかよいではないか」

杏子「よくねーよ!!…私先頭と身体洗うからお前は浸かってな」

さやか「はいはーい」


チャポン


さやか「……」ジー

杏子「……」ワシャワシャ

さやか「……」ジー

杏子「……」ザー

さやか「……」ジー

杏子「……身体洗うから視ないでくんねーかな」

さやか「まかせてよ」ジー

杏子(……もうどーにでもなーれー)


さやか(杏子って意外と胸あるんだ……)ジー


さやか『あーんこはね♪』
さやか『きょうこって言うんだほんとはね♪』
さやか『だけどちっちゃいから…』


さやか(訂正しておかないと……)ジー


杏子(視線がいてぇ……)


杏子「…おら、交代」チャポ

さやか「ん…」ザバッ



さやか「……」ワシャワシャ

杏子(こう見てみると……)

さやか「……」ザー

杏子(さやかって……)

さやか「……」ゴシゴシ

杏子(いい女だよな……)

さやか「……」シャワー

杏子(やっべ、勃ってきた。ついてねーけど)ムクムク


さやか「終了!ちょっと寄ってくんない?」

杏子「ん……」スッ

さやか「杏子、今無防備だね」

杏子「は?」

さやか「えい!」モミッ

杏子「どわぁ!!」

さやか「うりゃうりゃうりゃうりゃ!」モミモミモミモミ

杏子「や、やめろぉー!!!!!」ガンッ


さやか「ごめんなさい」シュン

杏子「二度とやるな!二度と!!」

さやか「あ、ほら、お返しにあたしのも触っていいよ?」

杏子「何でそうなんだよ!てめぇ全然反省してねーだろ!!」

さやか「ハンセイシテマース」

杏子「よし、すぐ楽にしてやるからな」コキッ パキッ

さやか「謝りますので指鳴らしながら怖い顔で見るのやめてください」


杏子「はぁ……。疲れたわ」

さやか「ほんと、誰のせいよ」

杏子「お・ま・え・の・せ・い・だ」

さやか「うっそー、信じら…あ、嘘嘘ごめんって」

杏子「ったく…」




さやか「あがろっか」ザバッ

杏子「ん…」ザパァ


さやかの部屋


さやか「おーっす」

まどか「さやかちゃん」

杏子「お前大丈夫だったか?」

まどか「えっ?うん……」

杏子「そ。ならいい」

さやか「…で、転校生の具合どうよ」

ほむら「もう大丈夫」ムクリ

まどか「よかったぁー」ホッ

杏子(ダメだ鹿目まどか、そいつはお前の敵だ。繰り返す、お前の敵なんだ)


さやか「敷布団が2枚とベッドが1つあります」

まどか「うん」

ほむら(ほぅ……)

杏子「で?」

さやか「2人がベッド、で、下に1人ずつ」

まどか「ベッドはさやかちゃんが使いなよ。私は下で寝るからさ」

ほむら(これは千載一遇のチャンス!もう何があっても挫けない!!)

さやか「さっすがまどか、優しいねぇ」

杏子「おいちょ

ほむら「私もまだ頭がくらくらするから下で寝ることにするわ」

杏子(ちょっと待て、どんな論理だ)

さやか「そっか、じゃあ私と杏子がベッドだね」

杏子「そう、だな(わかったさ、こうなることぐらい)」


さやか「電気消すよー」パチッ



ほむら(よよよよよ横にまどかまどかまどかおおおおお落ち着け落ち着け私!まずはパジャマのボタンから…違う違う!!)

まどか「……」スゥスゥ

ほむら(寝つき早っ!しかしこれは神が私にくれたチャンス!大事に使うのよ暁美ほむら!!)

まどか「……」スゥスゥ

ほむら「……」

まどか「……」スゥスゥ

ほむら「……」

まどか「……」ムニャムニャ

ほむら(できない!この子を汚すなんて私にはできない!!)


まどか「……ゃん」ムニャ

ほむら「……?」

まどか「……ほむらちゃん…………」ムニャムニャ

ほむら(っ……!!)ドッキーン

まどか「……」スゥスゥ

ほむら(そうね……何をあせってたのかしら私。まだまだ時間はあるものね。今は……)チラッ

まどか「……えへ」ムニャムニャ

ほむら(この子が傍にいる、それだけで十分だわ)

まどか「……」スゥー

ほむら「……おやすみ、まどか」



まどか「……おやすみ、ほむらちゃん」


さやか「ねぇ杏子」

杏子「あん?」

さやか「今日は楽しかったね」

杏子「……そう、だな」

さやか「……楽しくなかったの?」

杏子「ちげーよ。なんつーかさぁ…」

さやか「うん?」

杏子「こうやって誰かと一日中遊んだのって…」

さやか「……」

杏子「本当に久しぶりだったんだよ」

さやか「……うん」


杏子「私はさ、魔法少女になって、親がいなくなって、ずっと一人だったんだ…」

さやか「……」

杏子「人とあんまり接しないように暮らしてたわけ…」

さやか「……」

杏子「自分から他人を拒絶してたってかさ、何にも信じられなくなったときもあったんだ…」

さやか「……」

杏子「ほら、最初お前と会ったときも私お前のこと敵視したろ?」

さやか「……そうだったね」

杏子「あれもただ怖かったんだ。誰かを近づけることが」

さやか「……」

突然の爆発に驚きながらも、私は声のした方を振り向いた
T「暁美ほむら…やはりまどかさんを毒牙に掛けようとしてたわね。でも、そうはさせないわ」
ほむら「ほむむっ!」
T「ティロ・フィナーレ!」
そう叫ぶとほむらちゃんの体は消し飛んでしまった
T「もう、なにも怖くない」
魔法少女ってスゴイ。改めてそう思った


杏子「でも、魔法少女の本当のからくりを知って、急に怖くなった。一人でいるのが……」

さやか「……」

杏子「誰でもよかったって言えば聞き心地悪いけど、さ。それでも……」ポロポロ

さやか「杏子……」

杏子「あれ、おかしいな。涙が出てきやがった」ポロポロ

さやか「杏子……」ギュッ

杏子「今日さ、お前がさ、遊びに、誘ってく、れた、じゃん…」ヒック

さやか「うん……」

杏子「い、言うのも、今更だけど、すっごい、うれしか、ったんだ…」

さやか「うん……」ギュゥ

杏子「ありがとな……さやか」

さやか「ううん、お礼なんていらないよ」


杏子「うん……」

さやか「杏子は一人じゃないよ」

杏子「うん……」グスッ

さやか「あたしがいつも傍にいるよ」

杏子「うん……」

さやか「いつでも甘えていいんだよ」

杏子「うん…うん……」

さやか「だからもう一人だなんていわないでね」

杏子「うん…約束する」


さやか「さ、もう寝よ?」

杏子「そう、だな…」

さやか「ねぇ杏子」

杏子「うん?」

さやか「明日も、明後日も、明々後日も、こうやって笑って過ごせたらいいね」

杏子「うん…」

さやか「今日はいい夢が見れそうだね」

杏子「そうだな…」




さやか「……おやすみ、杏子」

杏子「……おやすみ、さやか」




【おしまい】


>>1です
ここまで読んでいただいてありがとうございました!
SS初挑戦だったので時間かかったし、誤字脱字もあったと思います。
でもなんとか最後までかけたのも応援支援してくださった皆様のおかげです。
今日はいい夢が見れそうです。
最後にもう一度お礼です。
本当にありがとうございました。
また会えることを願ってます。
では。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom