QB「願いをひとつ」 まどか「たけのこの里をたくさん食べたい!」(149)

QB「た、たけのこの里?」

まどか「うん、たけのこの里!」

QB(たけのこの里ってなんだろう……まあいいや)

QB「これで契約成立……」

ほむら「それには及ばないわ」シュンッ

QB「!?」

まどか「ほむらちゃん! ……うわっ! すごい! ほむらちゃんのスカートの中から大量のたけのこの里が!」

ほむら「鹿目まどか、たけのこ派の同志として忠告しておくわ……
     絶対にキュゥべえと契約しないで。たけのこの里ならいくらでもあげるから」

まどか「うん! しない!」

QB「わけがわからないよ」

QB(たけのこの里……単なる日本製のスナック菓子みたいだ。魔法の気配は全く感じられない)

まどか「おいしい……おいしいよ……やっぱりたけのこの里最高だよほむらちゃん……」

ほむら「ふふ……」

QB(それなのに、どうしてふたりともここまで目の色を変えるんだ……?)

マミ「ちょっと待ちなさい!」 スタッ

ほむら「っ!?」

まどか「マミさん!」

さやか「はぁ、はぁ……まどか! と……転校生?」 タタタ

まどか「さやかちゃん!」

マミ「……鹿目さん……」

まどか「は、はい!」



マミ「あなたがたけのこ厨だったなんて残念だわ。
   死んでちょうだい」

QB(えっちょっ、何、どういうこと)

まどか「マミさん、まさかあなた、きのこ厨なの……!?」

マミ「ティロ・フィナーレ!!」 ドォォォォォン


マミ「消えた……!?」

ほむら「こっちよ」 シュンッ

マミ「っ!」

ほむら「巴マミ……あなたはやはり、更正不能レベルのきのこ厨ね……」 

マミ「やるわね、たけのこ厨のくせに!」

さやか「マミさん、まどかはあたしに任せて。マミさんはそっちの魔法少女の転校生をお願い」

マミ「ええ、分かったわ」

まどか「さ、さやかちゃん……どうしてマミさんに味方するの……?」

さやか「…………あたしは、きのこ派だからよ」

まどか「う、嘘だよそんなのっ! そんなわけないよっ!! 
     さやかちゃんが! わたしの親友のさやかちゃんがっ! きのこ厨なわけない!! うあああああああん!!」

QB(ま、まどかが泣いている……)

QB(「きのこの山」というのも、名前から察するに「たけのこの里」と同じシリーズのスナック菓子だろう……)

まどか「ねえ、嘘だって言ってよぉ!! ……さやかちゃんっ!!」

さやか「あ、あたしだって……!! まどかがたけのこ厨だとは思ってなかった……!! 
     たけのこ厨だと分かっていたら、親友になんかならなかったのに……! 酷いよ、こんなのぉ……」 ボロボロ

QB(さやかも酷いショックを受けてるみたいだ……この感情エネルギー、契約してたらもう魔女化確定レベルだよ……)

さやか「うぅ……殺すっ……殺してやるぅっ……!」 スッ

QB(うわ、さやかがバット構えた……こいつ本気で殺す気だ……)

まどか「うう……それは、こっちのセリフだよぉ……!!」 シュッ

QB(まどか、そのバールはどこに隠していたんだい……?)

さやか「てりゃあああああああ!!!!」 タッ

まどか「どりゃあああああああ!!!!」 タッ

    「「くっ!!」」 ガキィィィン

QB(「きのこの山」や「たけのこの里」……このちっぽけなスナック菓子の何が彼女たちをここまで駆り立てるんだ……・?)

マミ「はあああああああッ!!」 ドドドドドドド

ほむら「ふうううううううううッ!!」 シュンッシュンッドカーンドカーン

マミ「きのこの方がッ!! 美味ァァァァァァい!!!」

ほむら「いいえッ!! たけのここそッ、至高ッ!!!」

QB(普段のマミの数倍の魔力を感じる……魔女退治のときもこのくらいのノリでやればいいのに……)

QB(でも、こんな力でぶつかりあっていたら、最後にはおそらく全員が死ぬ)

QB(それではエネルギーの回収が出来なくなってしまう。せっかくまどかという逸材を見つけたのに!)

QB(その前にやめさせないと! みんなの目を覚ますんだ!)

QB「みんな、待ってよ! 戦いをやめて!」

QB「たかが安物の、クッキーとチョコレートを合わせただけのお菓子の美味しさ比べで殺し合うなんて……どうかしてるよ!」

数分後、そこには肉の塊が!

――今、何と言った?

まどか「たかが……?」

さやか「安物の」

マミ「クッキーとチョコレートを……」

ほむら「合わせただけの……」

杏子「お菓子の美味しさ比べ…・・・だと……?」

――きのこたけのこ戦争への、冒涜……?

QB「僕が悪かったですすいませんでした土下座します!! っていうかひとり増えてるんだけど!!!!」

http://i.imgur.com/16IP0.jpg

>>50
何故かワロタwwwwwwww

ほむほむに俺のたけのこの里をはむはむしてほしい

>>58
つうはうしますた

QB「でもっでもっ!! 命は大事だよ!! 僕は君たちのことを大事に思っているからこんなところで死んで欲しくないんだ!!」

マミ「……分かったわ、キュゥべえ」

ほむら「……巴マミ? 何を考えているの?」

マミ「決戦投票をしましょう……きのことたけのこ、どちらがより美味しいか。
   多数決で、敗れた方は大人しく降伏し、敵対派閥への攻撃はしない……いいわね?」

QB「そ、そうだ! それがいいよ! ありがとうマミ!!」

ほむら「ええ、いいでしょう……私も、まどかを危険に晒したくはない」

杏子「まあ、あたしは良いよ」

マミ「見習いふたりも、条件を呑んでくれるわね」

まどか「……うん」

さやか「はい……」

QB「ぼ、僕は畏れ多くもきのこ様もたけのこ様も口にしたことがないから、投票を降りるね!」

QB(これで人数は奇数……引き分けになって、戦争が再開されるということもないはずだ……)

QB(良かった……本当に良かった……)

>>60
奇数で引き分け?

QB(>>62僕としたことが、あまりの緊張で句読点をおかしなところに打ってしまったよ)

QB(これで人数は奇数……「引き分けになって戦争が再開される」こともないはずだ!)

QB「では……投票開始!」

まどか「たけのこ!」

さやか「きのこ!」

ほむら「たけのこ!」

マミ「きのこ!」

杏子「たけのこ!」

仁美「きのこ!」

QB「なんでまた一人増えてるのおおおおおおおおおおおおおおおおお!?」

マミ「どうやら……戦いは避けられないようね……」 

ほむら「……これがシュタインズゲートの選択か」

QB「わけがわからないよ!! どうかしてるよ!!」

まどか「行くよ……さやかちゃん」

さやか「かかって来なさい……まどか」

仁美「腹パン腹パン」

QB(そ、そうだ!)

QB「ま、待つんだ!!」

QB「僕が今からきのこの山とたけのこの里を食べて、どっちが美味しいか判定してあげるよ!」

QB「畏れ多くも、僕は両方とも一度も食べたことがないんだ!」

QB「だから公平にジャッジを下すことができるよ!」

QB「さあ早く! 僕にきのこの山とたけのこの里を渡すんだ!」

QB(決まった!)

合計100箱ぐらい口の中にぶち込まれると予想

マミさんとたけのことどっちを捕ればいいんだ

>>76-78
たけのこ「……………」

マミ「……投票を続行する、というわけね……」

ほむら「……異議なし」

マミ「まずは、きのこの山を食べなさい……」

QB「……」 もぐもぐごくん

ほむら「次は、たけのこの里よ……」

QB「……」 もぐもぐごくん

まどか「キュゥべえ! どっちが美味しいの!? たけのこだよね!?」

さやか「きのこよね!?」

QB(ど、どうしよう……正直あんまり味が違わないような気がするんだけど……まどかと契約することを考えれば、たけのこに付くべきか……)

QB(でも、マミとさやかを敵に回すのもなんだかめんどくさそうだ……)

QB(そうだ、「両方おいしい」と説得するんだ。味はそんなに違わないんだから、僕の営業力を駆使すれば、みんな分かり合ってくれる……!)

QB「……きのこの山と、たけのこの里。ふたつを食べた僕が言えるのは……どちらも素晴らしい味だ、ということだ。
   ふたつともチョコレートとクッキーが絶妙に引き立て合っていて、僕はまるでオーケストラの演奏を聴いているような気分になってしまった。
   つまり、感動したんだ。涙が出そうだったよ。あいにく、僕の身体は涙を流せるような造りにはなっていないけれど……。
   だから……そんな僕からひとつ、お願いがある。つまらない争いは止めてほしいんだ。手に手を取り合って、仲良く生きていこうよ!
   君たち人間は、話し合うことができる生き物だろう!? 分かり合うことができる生き物だろう!? 愛し合うことができる、生き物だろう!?
   それなのに、どうして話し合わない!? どうして分かり合わない!? どうして、愛し合わない!? どうかしてるよ!!
   君たちならできる! きのこを愛せるなら、たけのこも愛せる! たけのこを愛せるなら、きのこも愛せる!!
   たけのこ派だとかきのこ派だとか……相手をそんな風に枠に嵌めて、そして罵り合い、殺し合う……そんなの、絶対おかしいよ!」

マミ「……キュゥべえ」

杏子「キュゥべえ」

仁美「キュゥべえ……」(なんか流れで参加したけど誰だよこの喋る兎……)

まどか「キュゥべえ……」

さやか「キュゥべえ……」

ほむら「インキュベーター……」

QB「み、みんな……! 分かってくれたんだね……!! ありがt」



「「「「「「中立厨は死ね!!!!!」」」」」」 ドスッガスッドカーンハラパンッザクッドドドッガスッドカッバコッ



QB「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

QB(ふう……代わりはいくらでもあると言っても、無意味に潰されるのは困るんだよね……)

QB(っていうかもうこのひとたちと関わりたくないよ……もうまどかは諦めてどこか遠くで暮らそう……)

マミ「ふ……最大の悪たる中立厨は滅びたわね……」

ほむら「ええ……では、神聖なるきのこたけのこ戦争再開と行きましょうか……」

杏子「……待て! あれを見ろ! 病院の壁になんか突き刺さってるぞ!」

まどか「ああっ! あれは!」

さやか「グリーフシード! しかも孵化しかかっている!」

仁美「なんてこと……グリーフシードだなんて……!」(一応ノっておいたけどこれでいいかな……)

マミ「ちょうどいいわ、それ貸して!」

ほむら「っ!? たけのこの里をどうするつもり!?」

マミ「決まっているじゃない!」

マミ「魔女にきのことたけのこどっち派か聞くのよ!!」

魔女きのこ選択→\(^o^)/
魔女たけのこ選択→\(^o^)/
魔女中立選択→\(^o^)/

棄権するしかない

杏子「結界が出るぞ!」

仁美「なんてこと……結界ですって!?」(結界ってなんなの? もう帰りたい……)

Charlotte「……」

ほむら「あれが魔女よ。今までの魔女とは格が――」

マミ「たけのこ派の出番はない!」

まどか「きゃーリボンで拘束されたー」ほむら「わーリボンで拘束されたー」杏子「うわーリボンで拘束されたー」 

マミ「答えなさい魔女!! あなたはきのこ派かたけのこ派か! もちろんきのこ派よね!」 ドンッドンッドンッドンッ

マミ「はあああああああ!!! なんか言えよティロ・フィナーレ!!!!」 ドオオオオオン

Charlotte「……」 シュルルル

まどか「どうしよう、魔女からなんだか第二形態っぽい恵方巻きが出てきたよ!」

マミ「……! 今こそチャンスだわ!」 シュッ

さやか「ああっ、マミさんが右手にきのこ、左手にたけのこを構えたわ!」

杏子「しかもきのこの方を明らかに前に突き出してやがる!」

ほむら「汚いなさすがきのこ厨きたない」

マミ「さあ魔女、好きな方を食べなさい――!!」

Charlotte「……」 バクッ

マミ「」 プラーン

マミ「」 ボトッ

Charlotte「……」 バクッ

こうして邪悪なるきのこ厨巴マミは死亡し、たけのこの里派は多数決で勝利したのだった!
おめでとうたけのこの里、ありがとうたけのこの里! きのこの山(笑)!
↑これがたけのこが売り上げで買っているソースだ! きのこ厨涙目ざまあwww
さあ、みんなもたけのこの里を食べよう! たけのこの里最高! 
たけのこの里万歳! たけのこの里のためなら死ねる! たけのこの里愛してる!!

                完

 ―以後はきのこVSたけのこ論争スレとしてお使いください―

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