アリババ「あれ？」

カシム「…んだよ」

アリババ「カシム、お前…戻りかたわかる？」

カシム「は？」

アリババ「…っかしーな。和解したら戻れるのが定番だろ」

カシム「知るか。お前が勝手に突っ込んできたのが悪ぃんだろ」

アリババ「いやいや、むしろお前が取り込んだんじゃねぇか」

カシム「付き合ってられねぇから行くわ。じゃあな」

アリババ「待て待て待て待て」ｶﾞｼｯ

カシム「離せ！」

アリババ「だが断る！」

カシム「なんでだよ！」

アリババ「こんなとこに一人とか寂しいじゃねぇか！」

カシム「子供か！」

アリババ「いやいや、大人でもマジ無理だって」

カシム「てか、最初の台詞なんだよあれ。もうちょっと葛藤とか戦闘とか普通あるだろ」

アリババ「あれ？まだなんかあったの？」

カシム「主人公なら把握してろよ」

アリババ「主人公ってアラジンのほうじゃね？」

カシム「そうなのか？」

アリババ「だって、タイトル『マギ』だぞ」

カシム「あぁ…じゃあ、あっちが主人公か」

アリババ「って言ってもシンドリア組に食われてるけどな」

カシム「だせぇな」

アリババ「お前だってジャーファルさんに殺されかけただろ」

カシム「お前なんかシンドバッドにぼろ負けしただろ」

アリババ「いや、だってあの人は七海の葉王だぜ」

カシム「字が違わねぇか？」

アリババ「いいんだよ別に。モルジアナにセクハラしやがって…」

カシム「お前だって汚ねぇ姿見せてたろうが」

アリババ「不可抗力だ！」

カシム「つーか、俺とお前の対談とか誰得だよ」

アリババ「母さんとマリアム得」

カシム「…まぁ、確かに俺らが対立してるよりは喜びそうだな」

アリババ「だろ？」

カシム「…マリアムに会いたいからもう行く」

アリババ「そんな死に急ぐなよー」

カシム「お前の母さんにもよろしく言っとくから行かせろ」

アリババ「嫌だ」

カシム「どうしたら行かせてくれるんだ？」

アリババ「ぶっちゃけ助けに来たわけだから生きたまま連れ帰りたい」

カシム「もう無理だってお前だってわかってんだろうが」

アリババ「いやいや、なんとかなるって」

カシム「ならねぇよ！」

アリババ「そうだ！お前、ギャグキャラになれ！」

カシム「は？」

アリババ「そうすればギャグキャラ補整がついて生き残れるはずだ！」

カシム(何言ってんだこいつ)

アリババ「カシム、キラキラしてみろよ！」

カシム「は？」

アリババ「ギャグキャラと言えばなんか無駄にキラキラしてる感じだろ？」

カシム「意味わかんねぇ…」

アリババ「生きる為だ！頑張れカシム！」

カシム「やらねぇよ…」

アリババ「くっ…こうなったら俺のルフで輝かせる！」ｷﾗｷﾗ

カシム「うわっ、何しやがる！やめろ！」

アリババ「これもお前の為なんだ…」

カシム「気持ち悪ぃ…」ｷﾗｷﾗ

アリババ「やったぞ！これでギャグキャラ補整がつくはずだ！」

カシム「つかねぇよ…」ｷﾗｷﾗ

なwんwだwこwれwはw

アリババ「…ってこっから出れなきゃ意味ねぇじゃねぇか！」ﾊﾞﾝｯ

カシム「お前…頭おかしいんじゃねぇの」ｷﾗｷﾗ

アリババ「おかしくないし！正常だし！」

カシム「こんなとこに長く居すぎだせいだな…」ｷﾗｷﾗ

アリババ「アラジーン！俺はここだー！出してくれー！」

カシム「俺が行けば多分出られるから行くわ」ｷﾗｷﾗ

アリババ「行くな！死ぬんじゃねぇ！カシム！」ﾂﾙｯ

アリババ「何ぃ！？」

カシム「ふん…どうやらお前がつけたこのｷﾗｷﾗで滑ったらしいな」ｷﾗｷﾗ

アリババ「くっ…なんて事だ！」

カシム「お前はそう簡単にくたばんじゃねぇぞ…こっちに来られてもウザイだけだからな」ｷﾗｷﾗ

アリババ「ツンデレ？」

カシム「ふざけんな！」ｷﾗｷﾗﾎﾞｺｯ

アリババ「あ、あんま痛くない」

カシム「くっ、ｷﾗｷﾗで滑って攻撃も出来やしねぇ…」ｷﾗｷﾗ

アリババ「カシム…俺、お前の事忘れないからな！」

アリババ「そして、そろそろ始まるだろうアニメ『マギ』二期をみんなよろしくな！」

おわり

最後のレスでマギSSだとようやく気付いた
マギ見たことなかったからなあ

>>8なんで読んだんだよww

アニメはお察しレベルだったな