芳佳「私達10人が、ストライクウィッチーズです!」(983)



芳佳「私達10人で、ストライクウィッチーズなんですから!」

再開します。ご迷惑おかけしました


ミーナ「飽和戦法なんてとりたくはないのだけれど……」

ミーナ「この状況では本部を手放さないことが最善ね」


ミーナ「現在のメンバーを、3-2に分割します」

ミーナ「片方は原隊維持、もう片方は食料調達の為、作戦行動」

ミーナ「危険な仕事ね……」


芳佳「み、みんなで固まって動かないんですか……?」

ゲルト「いや……それでは、良い的になるだけだ」


ゲルト「二人一組で食料調達を行う、志願するものはいないか」


シャーリー「ん……」ムクッ

シャーリー「それなら、私が行くぞ」


ゲルト「シャーリー……」

シャーリー「私なら、ハルトマンよりも速く走ることができるからな」

シャーリー「地上なら、まず負けないさ」


ミーナ「エイラさん……行ってみる気は無い?」

エイラ「ば、バカ言うなよ……こんなかっこで、出歩きたくなんて、ないぞ」



シャーリー「なら……宮藤、指名できるかな」

芳佳「へ? あ、はい!  ……へ?」

キタ━━(゚∀゚)━━!!
支援支援

ゲルト「な……おい、リベリアン! どうして宮藤なんだ」


シャーリー「何故って……身軽だし、」

シャーリー「敵に追われても、宮藤なら抱えて走ることも出来るからな」


シャーリー「心配しないでくれよ……もしもの時は、体を張って守ってやるから」

芳佳「えっ……」


ゲルト「……むう」

ゲルト「ならば……シャーリーと宮藤で、食料の調達を……」


エイラ「……!」

エイラ「だ、駄目だぞ! 絶対駄目だー!」

エイラ「み、ミヤフジ、行くな、私を一人にすんな!」

エイラ「行くなよぉ……!」


芳佳「な、なんですかエイラさん……」

芳佳「一人じゃないですよ、バルクホルンさんや、ミーナ中佐もいますよぉ……」


エイラ(だ、だってこいつらは……)


ミーナ「……」

ゲルト「……」



ゲルト「エイラ」

エイラ「う……あう……」

2と3で割るとか危険すぎるだろ
どこで犠牲者がでるか…

ゲルト「……宮藤、やはり私が代わりに行こう」

ゲルト「お前はここに残り、ミーナとエイラと共に本部を死守してくれ」


芳佳「バルクホルンさん……」


ゲルト「……心配するな。必ず戻る」

シャーリー「私がちゃんと責任持って連れて帰って来てやるよ、宮藤」

シャーリー「お前も、気をつけろ」



ミーナ「私の能力では、……遮蔽物が多すぎて誰が何をしているのかは把握出来ない」

ミーナ「でも、誰が動いているか、くらいはわかるから」

ミーナ「この基地での私達以外の生存者……それはもちろん、犯人だから」


ミーナ「半径30メートル内に犯人が侵入したら、すぐに把握できるわ」

ミーナ「宮藤さんはすぐに反撃出来るよう、エイラさんは防御態勢をとっておいてね」


芳佳「は、はい……」

エイラ「……」


ゲルト「では、我々も任務を開始する」

シャーリー「ちゃんと付いてこいよ、バルクホルン」

  バタン   タタタタタ.....


芳佳(ほ、ほんとに行っちゃった……)

芳佳(バルクホルンさん……シャーリーさん…無事で……)

芳佳「私たち10人だけだからwwwww新入りとか認めねーよwwwwwばーかwwwww」


って聞こえた\(^o^)/


芳佳「……」

芳佳「……あの、ミーナ中佐……」


ミーナ「……どうしたの? 宮藤さん」


芳佳「ミーナ中佐は、その……」

芳佳「ハルトマンさんの事……どう思ってるんですか……」


ミーナ「……宮藤さん…」


芳佳「バルクホルンさんも、他の人も……みんな、ハルトマンさんが犯人だって言ってます」

芳佳「でも……私は、……そんなの、信じません……」

11人みんな好きな俺はこの事件はもっさんの考えた訓練だと思いたい


   エーリカ『私はさ、みんなが好きだよ』

   エーリカ『こうやってみんなと仲良くしてる時が、一番幸せだから』



芳佳(……)

芳佳(ハルトマンさん……)


ミーナ「エーリカと初めて出会ったのは

ミーナ「少し不真面目だけど……真っ直ぐで。とても良い子だった」


ミーナ「……今も、それは変わらないわ」

ミーナ「あの子が誰かを撃つなんて……考えられない……!」グスッ


エイラ「……」ギリッ


芳佳「……そう、ですよね…」

ミーナ「……」




エイラ「……」

エイラ「何、甘いこと言ってんだよ……!」

エイラ「じゃあ、誰が坂本少佐を殺して、リーネを撃ったことになるんだよ!」


芳佳「そ……それは……」

ミーナ「エイラさん……!」





    エイラ『 犯人は、ハルトマンでなけりゃ、誰なんだよ! 』
          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


【3Day 05:00 食堂】


   ガタンガタン


シャーリー「駄目だな……一度、調理しなくちゃならない食材ばかりだ」

シャーリー「そっちはどうだ! バルクホルン!」


   ガタガタガタ

ゲルト「……収穫は、無い」

ゲルト「支給前だったのが痛いな……明らかに貯蓄が足りていない」

ゲルト「加工前の食品ばかりだ……やはり芳佳を連れて来た方が……」


ゲルト(やはり、あの備蓄を使うべきか……)

>>29
種明かし遅すぎワラエナイ…
もう既にリーネは

もっさんの遺体無くなってたりして

ゲルト「おい、シャーリー……実は、一つ備蓄に心当たりがある」

ゲルト「ハンガーの格納庫の地下にな、巨大な非常用食料貯蔵庫があるんだが……」

シャーリー「……初めて知ったな、そんなこと」


ゲルト「確かあそこには、缶詰ならたくさんあったはずだ」

ゲルト「どうだ? 」


シャーリー「ふーむ……」

シャーリー「ハンガー、といえば、坂本少佐の事件があった……」


シャーリー「ん? ……あそこ封鎖したんじゃなかったのか」


ゲルト「非常貯蔵庫の入り口は、本館と直通している別の場所だ」

ゲルト「整備兵にハンガーを乗っ取られでもした時、食料が内側にあっては対処出来ないからな」

>>38
ありそう

>>40どっちなんだよw


【3Day 05:30  正面入口】

 ザー

シャーリー「司令室を出てから……一時間近くか……」

シャーリー「警戒しながらの途上とはいえ、基地がこれほどまで広く感じるのははじめてだ…」


ゲルト「あまり遅くなってしまっては、更に芳佳達を危険に晒すこととなる」

ゲルト「監視塔のライトを目印に進むぞ……足下に気をつけろ」


  ゴー―――

     ジャバ、ジャバ、ジャバ、

シャーリー(うへー、雨水が跳ねて気持ち悪い……)

シャーリー(シャワーでも浴びたい気分だけど、そうは行かないんだよなあ)


      バシャン!

ゲルト「……ここだ」

>>45
何がだよww

芳佳が閉めたはずの扉がリーネ殺害時に
開いていたことをみんなスルーしてるのはおかしいよね

>>48
(死体がなくなってる展開が)ありそう
(死体がまだ)ありそう

【貯蔵庫】

   カツンカツン……


シャーリー「……」

シャーリー「あー、ここも、ハンガーの地下、になるんだよな?」


ゲルト「……そうだ」

ゲルト「ハンガーの地下はおよそ10ブロック近くに分けられ、それぞれ小型の貯蔵庫になっている」

ゲルト「最前線で基地を防衛するウィッチは、ここに寝泊まりするからな」


シャーリー(そういえば、私のバイクとかを隠してる小部屋も、地下だなあ)

シャーリー(あそこもブロックの一角になってたりするんだろうか)


  ガタン


ゲルト「よし、到着した。手早く運び出すぞ」

>>51
ああそういう意味かww
>>48は無視してくれ
もっさんの死体が無くなっている、ということがありそう
こういう意味だスマン

>>50
398 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/06(日) 23:27:28.77 ID:bT426DC40

  ガチャリ

リーネ(部屋の鍵、掛けられないけど……)

リーネ(別に入られて困る事なんて無いし、大丈夫だよね……)


リーネ「談話室、だっけ……」


リーネ(扉、開けっ放しでいいかな……?)

リーネ(そのほうが、いないってわかるもんね)


リーネ(ミーナ中佐は、まだ帰ってこないのかなあ)

リーネ(エイラさんも部屋に籠もりきりだし……)


リーネ「……!」


ズッシリ


シャーリー「よっ……と」

シャーリー「持てるだけ、持ったぞ」


ゲルト「うむ……これだけあれば、司令室で充分立て籠もれるな」

ゲルト「あと必要なのは、仮眠用の毛布と、エイラの服か……」



シャーリー「……何を呆けているんだ、バルクホルン」

シャーリー「早く銃を抜けよ」


ゲルト「……!」

つまり…どういうことだよ…


シャーリー「解っているのか? 私はいま缶詰で両手がいっぱいなんだ」

シャーリー「敵が私達を襲撃するなら、今しかない」

シャーリー「お前が武装しないで突っ立っていて、どうするんだ」


ゲルト「……」

ゲルト「そうだな」

   カチャ


シャーリー「……」

ゲルト「……」


ゲルト(……私は…解らない)

さすがシャーリー
男前だな

そういうことか、良かった…










    ゲルト『なあシャーリー、お前の言う『敵』とは、何だ……?』
                         ~~~~~











ゲルト「私達は今、誰と戦っている……」

ゲルト「ネウロイと戦うはずの私達が……いや、これはもはや、戦いなのか?」

シャーリー「……おい、バルクホルン……」


ゲルト「エイラがな、……懐かしい事を言っていた」

ゲルト「これは、『ウェアウルフ』のゲーム上なんだと……」


シャーリー「……昔、お前と遊んだような気がするな…」


ゲルト「ああ。お前が狼の時にはよく騙されたものだ」






ゲルト「だが……もう、騙されない」

        カチャッ

シャーリー「……!」


  ゲルト「……」

  シャーリー「……」





ゲルト「お前は、……『狼』か?」




シャーリー「……違う」

シャーリー「――ただの、楽天家な、村人さ」



シャーリー「で、……お前は? バルクホルン」


ゲルト「……」

眠いのに寝れねええええ


ゲルト「『予言者』、はエイラに取られてしまったがな……」

ゲルト「私には……『狼』の牙から仲間達を守らなくてはならない……義務がある」


  ゲルト「……私は――『狩人』だ」





シャーリー「……」


シャーリー「……如何によっては」

シャーリー「――死ぬ気なのか。バルクホルン」

ゲルト「……」


シャーリー「お前との心中なんて、好みじゃないね」


ゲルト「心して答えろ……シャーリー……」

ゲルト「これがお前の運命の一票だ」



シャーリー「それは、お前の運命でもあるぞ……」

シャーリー「選択を誤れば……ハムスター以外の死体が二つ並ぶことになる」

シャーリー「このゲームは、終わってしまう……!」





  ゲルト「聞け」








   ゲルト『 犯人は、ハルトマンで有るか否か? 』
         ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

めちゃくちゃ上手いわ…
ゾクゾク来る


【3Day 05:30-07:00 ダイアリー】


      さて……おかしな事になってきたな


       ハルトマンは犯人か否か……
      目の付け所はとても良いところだと思うよ。

    でもね、これは……駄目なんだ。 非常にまずい展開だ。
  だって……ハルトマンの無実なんて……証明しようが無いじゃないか!


    悪魔の証明?  天使の証明?  どぅちでも同じことさ

    肝心のハルトマンが見つからないんだからな! ああ、困った!



     エイラは爆発寸前、バルクホルンは暴発寸前

           これ……止められるかな? 大丈夫かなぁ?



              なんとかしないと、死体が勝手に増えちゃうぞ!?

最後の一行で不覚にも吹いた

>>96
お前のおかげで…読み直したら吹いた


【司令室】

  エイラ『さあ、ミヤフジ! 中佐!』ポロポロ


  エイラ『証明して見せろ! ハルトマンが犯人じゃ無いって言うんならなー!』

  エイラ『誰が、誰が犯人なんだよ!』



  芳佳『お、落ち着いて下さい! エイラさん!』

  ミーナ『……』



  ミーナ『そうね、一度……貴方の納得する形で、……』

  ミーナ『最後まで話し合った方が良いのかもしれないわ』


   芳佳『ミーナ中佐……』


    ミーナ『少し、場を借りるわよ』


     さて……――、エイラさん
     貴方は、私達に、ハルトマンが犯人ではない証明が欲しいのね?


   エイラ『ああ、そうだぞ』

   エイラ『ミヤフジ、お前、ハルトマンは犯人か?』


   芳佳『……いいえ! そんなわけありません!』


   エイラ『そうか……なら、証明しなきゃな』

   エイラ『自分の言葉には、責任ってもんを、持つべきだからな』


      《エイラさんが言えた義理では無いと思うんだけど……》


     それで、宮藤さん――

      貴方はエイラさんの言うとおり、ハルトマンさんの無実を示す根拠―
      証拠、もしくは証明を示さなくてはいけないわ。


    芳佳『しょ、証明……ですか……』

    芳佳『そんな……急に言われても……』


    エイラ『まあ、ミヤフジには無理だろうなー』

    エイラ『口答でいいよ。根拠だけを語ればいいんだ』



    芳佳『ハルトマンさんの……無実を信じる根拠……ですかぁ…』

    芳佳『……ありません!』

どちらの視点でも鍵はエーリカなのか…


    エイラ『……』ズルッ

     …………。


    芳佳『あ……駄目、でしたか…』

    芳佳『でも私……ハルトマンさんは、絶対にそんなことしないと信じてます!』

    芳佳『じ……自信、あるんです!』


   エイラ『ハルトマンを信じる自分を信じるってかー? めんどくさいなー』

   エイラ『どうせ、ハルトマンの方ではミヤフジなんて信じちゃいないさ』

   芳佳『そ、そんな事……』


      なるほど……
      ……そうね、宮藤さん、あなたはエーリカを信じているの?


    芳佳『……はい』

    芳佳『私は、ハルトマンさんが無実だと、信じています!』


       ………。
       きっと、その気持ちは、エーリカに届くはずよ。
       忘れないであげてね。

     芳佳『は、はい!』



    エイラ『は、犯人信じてどうすんだー!』


     ミーナ『エイラさん。貴方のお相手は私がするわ』ニコッ

     エイラ『う……』


【貯蔵庫】

  シャーリー『さて、何から話せばいいのやら』

  シャーリー『ハルトマンが犯人で有るか否か――か』
                 ~~~~~~~~~~~~~~~~~

   ゲルト『……』  チャキッ


  シャーリー『いいかげんそれを下ろしてくれよ……マトモに推理もできない』

  シャーリー『お前は私に推理をさせたいのか? 心中したいのか?』

  シャーリー『好きなのか? 恋してたのか? 気付かなかった私が悪いのか?』




   ゲルト『……』


   ゲルト『今の私は、酷く冷静だからな。地獄の釜も凍り付きそうなほどに』
              ~~~~~~~~~
   ゲルト『言葉は選べよ、シャーリー』

エーリカもだけど、
サーニャ
ルッキーニ
ペリ犬
この三人の行方も気になる



  シャーリー《怖い……》

  シャーリー《こりゃ、ちょっとでも返すのを間違えると、地獄のベナルティかな…》

  シャーリー《そ、そもそも私は何をすれば良いんだ?》


   ゲルト『……』ギッ


  シャーリー《質問は許さん! って顔だな。石頭め……》

  シャーリー《さて、私が探らなくちゃならないのは――ハルトマンの事か》


             ハルトマンは、犯人で有るか、否か
             ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  シャーリー《さて、私はどちらを答えなければならないのだろう》


  シャーリー《犯人で有る――ならば、そのまま真犯人はハルトマンだ》

  シャーリー《否――であれば、おそらく私は、真犯人の提示を求められるか……》


  シャーリー《私が選ぶべき答えは、――おそらく後者だな》



     こいつは、先程、自らの事を『狩人』だと言った。
     狩人とは、本来の意味ではなく、ウェアウルフ上においての駒の事だろう

     『狩人』その駒は、村人と同義ではあるが、
     『人狼』の攻撃から、指定した村を守る、という特殊行動が可能な役職だ。


  シャーリー《本来、ウェアウルフの世界では、常に受け身である狩人――》

  シャーリー《なのにバルクホルンは、私に銃を突きつけている》

  シャーリー《わざわざ、私に狩人だ、と明かした上で》


     守るべき『狩人』が、攻めに回る――

     これはつまり、場の収束――このゲームの結末が近いことを意味する
     村人の仮面を剥ぎ棄てた狩人が、村を死の覚悟で先導する――

     まずいね、これは……



  シャーリー《おそらく、私が『犯人はハルトマンだ』なんて答えたら》

  シャーリー《私はこの場で銃殺、さようなら》

  シャーリー《バルクホルンは基地内に潜むハルトマンを見つけ出し、始末――》

  シャーリー《――の、後に自殺。最悪のシナリオだ》



        ならば選べるのは後者だけなんだけど――うーん……
        ハルトマンって、本当に無実なんだろうか?


    そもそも、バルクホルン自体はハルトマンをどう見ているんだ?



━━ ゲルト「私は―――エーリカを信じているが……その自分を信じることが…できない……」 ━━



              いつかのだれかさんの発言、さ

            信じているのなら、なぜ私に結論を求める?

         これは、純粋に私の真偽を確かめるテストなのか……?



           いや……そうじゃない……これは……もしや……


                      …………!


                そうか、やはりそうなんだな。


【司令室】

    ミーナ『これで、ご満足かしら?』










    エイラ『……』

    エイラ『で、でも……これじゃあ……』


    ミーナ『おかしな所は無いわ。犯人、殺害方法、全て完璧よ』

    ミーナ『そして、このパターンだと……ハルトマンは、犯人ではない、わね』
                          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


    エイラ『……そ、そうだけど……』

    エイラ『でも……なんか……これじゃあ……』



     芳佳『……うう』ヒック

     芳佳『こ、こんなの違います! 間違ってます!』


     ミーナ『あら……宮藤さんはもう、解ってると思ったんだけど』

     ミーナ『何か、解らないところがあったかしら?』


    芳佳『だ、だってこんなの……おかしいですよ……』

    芳佳『犯人も……何もかも……』


      ミーナ『……そうね。ちょっと宮藤さんには理解出来ないかも知れないわね』



      ミーナ『でも、――エーリカはこれで無実よ』ニコッ



      芳佳『…うっ……ひぐ……うわぁ………』ポロポロ

      エイラ『み、ミヤフジ……』

どちらも修羅場か…



━━━━━━━━━─────
━━━━──


                   ハルトマン

             無実?         殺人者?
           村人?                狼?



               いや……そうじゃない。

            こんな二択じゃない……もっと……

             もっと現実は、違っているんだ―



     シャーリー《 気付いていたはず、だったんだがなあ 》


           そう。 狼は残酷なのがお気に召すのさ



【貯蔵庫】

   ゲルト『……』

  シャーリー『……』


  シャーリー『……たとえば、だ』

  シャーリー『ハルトマンを、犯人ではない、と仮定しよう』

   ゲルト『……!』


  シャーリー『そうだ、私達は最初から、ハルトマンが犯人だと決めつけていた』』

  シャーリー『何故か?』


  シャーリー『あいつが怪しいから? 発言がおかしかったから―?』

  シャーリー『嘘を付いたから……? 逃げ出したから……?』



  シャーリー『違う』

  シャーリー『決めつけたのは、お前だ。バルクホルン』

.: : : : : : : : :: :::: :: :: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
    . . : : : :: : : :: : ::: :: : :::: :: ::: ::: ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
   . . .... ..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

        Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
       /:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/;;:   ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄ ̄ ̄

夢への共犯者・・・。 どこまででも飛べそう・・・。



   ゲルト『私……だと……』


  シャーリー『そうだ』

  シャーリー『お前も、気付いているんだろう?』


   ゲルト『……』



   シャーリー『犯人で有るか、否か、じゃない』


   ゲルト『……違うぞ』




   シャーリー『お前は――信じていたいだけだ』


   ゲルト『シャーリー……!』

  シャーリー『ハルトマンは、密室の禁固室にいた』

  シャーリー『そして、外から鍵を開けてもらう以外に、脱出方法は無かった』



   ミーナ『そこに、現れたのが、『共犯者』よ』

   ミーナ『いや……エーリカは無実なんだから、『真犯人』とすべきね』



  シャーリー『共犯者、であるならば、おそらくハルトマンの脱出の手助けをしに来たのだ』

  シャーリー『鍵を一度開けておけば、ハルトマンは好きな時に部屋に戻り、ずっと『閉じ込められ』を演じることが出来る』



   ミーナ『それをしなかった、と言うことは、エーリカに近付いたのは共犯目的では無かった』

   ミーナ『孤立したエーリカの元に現れた、真犯人、というわけよ』



      シャーリー『さて、バルクホルン。お前は……もう、理解しているんだろう』

       ミーナ『宮藤さん……もう、解るでしょう? エーリカは犯人じゃなければ…』










                 エーリカ・ハルトマンは、被害者か、加害者か?
                                ~~~~~~~~~  ̄ ̄ ̄ ̄











  逆転ウィッチーズ

  ……第2幕、ほぼ終了です。  お疲れ様でした。

  元来の遅筆に誤字などが加わり、時折見ていられなくなるほど酷い部分もありました。
 しかし、それでもなんとかここまで作品を続けられ、感謝しております。

  おかしな事に予定道理なら、昨日で第2幕終了、しているはずでしたが……
  未だ、荒野の途中にあります。

  予定していたストーリーを辿ってみると、予想以上に展開パートが長い事に気付き、
  深夜ながら焦っています。でもさるさんは怖いです


   長さだけ見れば、ちょうどこのあたりまで来ました  
 ┏┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□━━━━━━┓
 ┃┣━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━▼━┳━━━┳┫
 ┃┃   第1幕    ┃         第2幕            ┃第3幕 ┃┃
 ┣┻━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━△━┻━━━┫┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■━━━━━┻┛

  第3幕は解決編なので無駄な考察やミスリードもなく、サクサク進められると思いますが…
  重ね重ねごめんなさい。

>>150
今日も乙!
面白い、続きも期待してる

明日の再開も夜からか?


 犯人がそろそろバレてきました。
 一応、展開編があと一歩残されているので、そこで初めて真実が見えると思います。
 最後のキーは、まだ提示していません。文字通り。


 バルクホルン大佐が気になって皇国の守護者を読み返すと、
 あちらも大尉でした。誰ですかバルクホルン大佐

 うみねこはアニメだけ見ました。漫画もコンビニで立ち読みしました

 人狼に関する質問の受付は終了しました。
 タロットに関する質問の受付は終了しました。
 ※ミスです
 ※伏線です

     以上でだいたいの質問にはお答え出来ると思います



 スレ移動の際は、ご迷惑をお掛けしました。

 最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 おやすみなさい。

前スレの307なんだけど

エイラがサーニャと部屋に戻ると言い張る→ミーナが部屋の鍵を渡す
芳佳、リーネも部屋に戻ることになる→ミーナが鍵を渡す時に
ミーナ「似ているから、間違えないようにね」

実はこの時点でシャーリールッキーニ組を含めたそれぞれの部屋の鍵が入れ替わってたとか
内側からの施錠なら鍵使わないから、自分の部屋の鍵じゃなくても気づかないだろ
ミーナが確信犯かは知らんが、そうなら鍵を無理矢理奪わなくても密室は作れるよな

スマン>>219のは
この時点で入れ替わっていた、というか
(ミーナが間違えて渡した、またはわざと別の部屋の鍵をそれぞれに渡して)
この時にそれぞれの部屋に一致する鍵がシャッフルされた、という意味だ

色々推理考察してる人の中のスレで
どれか当たってるのがあるの可能性はあるなw

>>1に確認したいんだけど、当たり前と分かってて質問
犯人は最初から決まっているよね?レスとか推理みて変更したりさすがにないよね?w


定期連絡です。 21:00ごろより少し遅れて再開させて頂きます



>>227
上手くは言えませんが…、

この物語の核心部分を、物語の序盤に設置してあります。
犯人、トリック、全てに関わることなので、もはや変更は出来ません。

誰か正解を引き当てた方がいらっしゃったとしても、一切触れずに進行します。
ご了承下さい。

あの~犯人解っちゃたんですけど推理全部書いちゃうとアレだからちょっとだけ
サーニャは物語りの最初から死んでるんダナ

>>241
なんで言うんだよ

前スレ850位から用事あってみれなかったから850~現スレまでの流れをだれか3行で頼む

>>247
芳佳「私達10人で、ストライクウィッチーズなんですから!」 - SSまとめ速報
(http://c.2ch.net/test/-/news4vip/1296910646/n)


エーリカ「いやー寝相悪すぎてさー、知らない内に扉を擦り抜けちゃったよー」

ミーナ「ここでネタばらし、犯人はバルクホルン大佐よ」

ルッキーニ「シャーリー! あっちにムシいた! ムシー!」

シャーリー「バイクで時間差トリックを作り出すのさ! ……何? 違う?」

サーニャ「スパイ映画の真似して、窓を破ってみたんだけど……平気だったわ」

エイラ「サーニャ……! その、裸で待ってたのに……酷いじゃないか!」

マルセイユ「私も入れて、11人じゃなかったのか!」



少佐「いや、正直危なかった。――眼帯が無ければ即死だった」

リーネ「この豊満な胸が、奇跡を起こしてくれたんです」チラッ


芳佳「お、おおぅ……」

ゲルト「こいつら……!」


ちょっとだけ再開が遅れます。21:15くらいになります

これはヒントコーナーか?

2とかペリ犬可哀想すぎワロタwwww

災禍

>>279はミスです。

再開します


【3Day 06:30 貯蔵庫】


ゲルト「……」

シャーリー「……」

シャーリー「バルクホルン」



シャーリー「割り切れ……私達のハルトマンは、……」

シャーリー「……どちらにせよ……もう、いない」



ゲルト「……、……なら、私はどうすればいい」

ゲルト「……答えろシャーリー」



シャーリー(……)


シャーリー「それを決めるのは私じゃない」

シャーリー「でも……これだけは言えるぞ」


シャーリー「私がお前なら、最後まで思ったことを信じて――戦い抜く」

シャーリー「仲間を守れるのなら、なんだってやる」



ゲルト「……」

ゲルト「……そう…か」


シャーリー「お前は……」


シャーリー「ハルトマンが、犯人だと考えているのか?」

シャーリー「それとも、ハルトマンの無実を信じているのか?」



ゲルト「……決まっている」

ゲルト「……あいつが犯人で……あるはずが無いだろう」




ゲルト「……だが……そうなら、あいつは禁固室で真犯人と接触したことになる」

ゲルト「……あいつが無事である保証は、無い」


シャーリー「……」

シャーリー「……それが、怖かったんだよな」


ゲルト「……」



シャーリー「ハルトマンの事が、……本当は、心配でたまらなかったんだろう」


ハルトマン「ハルトマンが犯人かもしれないという結果が……お前を軍人として葛藤させた」

シャーリー「本当は……今すぐにでも、ハルトマンを探しに奔りたいくせに」


シャーリー「お前はそう言う奴さ、バルクホルン」

ゲルト「……」


ゲルト「……」

ゲルト「……お前に……何が解る」




ゲルト「私は……今やこの部隊の要だ」

ゲルト「私が自ら起たなければ……誰が芳佳たちを守れると言うのか……」

ゲルト「たとえ誰が犯人で有ろうと……!」



  カチャ

ゲルト「……」

シャーリー「もう、いいんだ、バルクホルン」



   ギュッ......


ゲルト「……な…」



シャーリー「ほら、……私が、わかるか?」


シャーリー「お前は、また一人で立とうとしているじゃないか」

シャーリー「でも、今は、こんな近くに……私がいる」

シャーリー「」


シャーリー「まったく……出来の悪い姉を持った気分だよ」



ゲルト「……」

ゲルト「……お前が妹なら、……私はきっと気苦労で倒れているだろうな…」グスッ


シャーリー「……そんときは、私が優しく看病してやるさ」

シャーゲル!シャーゲル!


シャーリー「お前は、ハルトマンが犯人だと、思っているのか?」




ゲルト「状況から見るのであれば……そうとしか考えられない……」


ゲルト「だが……私は……どうしても考えられない……」

ゲルト「あいつが人を……仲間を殺すなんて……」



シャーリー「……なら、信じるんだ」

シャーリー「今のハルトマンを信じてやれるのは、お前だけだ」

シャーリー「お前が――、お前が信じてやらなくては、誰が信じるんだ!」



シャーリー「ハルトマンの無実を!」




ゲルト「……信じる」


ゲルト「ハルトマンを、……信じる」





ゲルト「……だが」


ゲルト「それならハルトマンは……どこにいるんだ…?」

ゲルト「何故、私の前に姿を見せない……」


シャーリー(……!)



ゲルト「……」


ゲルト「……シャーリー」

ゲルト「ハルトマンが犯人ではないなら……それは……」

ゲルト「――――っ」



シャーリー「……」

シャーリー「――まだ、そう決まったわけじゃない」

シャーリー「あいつの事だ。そう簡単にやられるわけがないだろう?」



シャーリー(然し……ハルトマンが犯人ではないなら)

シャーリー(ハルトマンは、実態の所――殺されているだろうな)


シャーリー「……」

ゲルト「……」



ゲルト「リネット曹長の殺人事件――」

ゲルト「これで……容疑者は、絞られた」


シャーリー「ああ」


ゲルト「事件の当時、お互いを証明出来るものは、お前と私に、ミーナ、芳佳」

ゲルト「この四人には、事件の実行は不可能だ」


シャーリー「……」


ゲルト「隣の寝室で一人でいた、エイラ」

ゲルト「行方不明の3人の内……事件直前から行方不明のルッキーニ」

ゲルト「姿の見えない、ペリーヌ」


シャーリー「エイラか……ん?」

シャーリー「あいつは、たしか犯行が不可能なんじゃなかったのか…?」

シャーリー「……エイラに関しては、サーニャの消失事件もあるぞ?」


ゲルト「お前はあの時眠っていて……聞いていなかったようだな」

ゲルト「お前の部屋の……『鍵の行方』だ。シャーリー」


シャーリー「……!」

シャーリー「そうか、……その可能性も……」


ゲルト「説明は必要無いな……」



ゲルト「鍵を部屋で見つけた……という判断が出来るなら

ゲルト「『銃』を部屋で見つけた、という可能性もあり得る……」



シャーリー「身体検査は、全員を小忠実に行っていたからな…」

シャーリー「エイラが銃を手に入れられる可能性は、そこしか無いのか」

シャーリー「確かに私の部屋で銃が一つ行方不明なのは、皆も知っている事実…」



シャーリー(然し、いささか強引が過ぎる気もするな…)

シャーリー(あるかどうかわからない銃を探しに、他人の部屋に忍び込むか? 普通…)

このSSに出逢ったおかげで原作を見る機会になった
感謝支援


シャーリー(エイラが犯人だとして……説明出来ない部分は、少し、あるな)

シャーリー(窓の外で棄てられた鍵でも見つかれば、それが証拠になるんだけど…)


シャーリー(いや、おそらくその『鍵』以外は決定的な証拠にならない)

シャーリー(エイラを告発するのは、現段階では不可能だ)


シャーリー(むしろ、行方不明の3人に焦点を当てるべきか……?)




ゲルト「……」

ゲルト「……」ギュッ


シャーリー「お……?」


ゲルト「……なあ、シャーリー」

シャーゲル!シャーゲル!


ゲルト「私は、ハルトマンを信じている」

ゲルト「あいつは、犯人ではない……」


シャーリー「……」


ゲルト「……なら、な……」

ゲルト「お前は、……ルッキーニを、信じているのか……?」

ゲルト「それとも、疑っているのか……?」



シャーリー(……)

シャーリー「私は、……」






シャーリー「ルッキーニを、信じているよ」


ゲルト「……」

ゲルト「……」

ゲルト「……」



ゲルト「……そうか」スッ




シャーリー「……」

シャーリー(……)





シャーリー(……今、バルクホルンは、……私の鼓動を確認していたな)


シャーリー(カールスラント式の嘘判別方、か……?)

シャーリー(私は……どう答えればよかったのだろう)



シャーリー(おそらく、あそこで私が……『疑っている』と答えれば)

シャーリー(バルクホルンは、私を軽蔑しただろうな……だが……)



   シャーリー『私は……ルッキーニを、信じ切れていない』
                ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

シャーリー(嘘を、ついてしまった)

シャーリー(バルクホルンは、この嘘を、何と受け取ったのだろう……)

シャーリー(私のこの思いは、届いたのか? ……届かない方がいいのか?)



シャーリー(どちらにせよ……バルクホルンの印象は、悪くなっただろうな)



シャーリー「バルクホルン……」



ゲルト「……」

ゲルト「みっともないところを、見せてしまったな」


ゲルト「先程の私は、忘れてくれ……」



シャーリー(駄目だな……私は)

シャーリー(最後の最後に、誤るなんて)


シャーリー(ハルトマンの事はえらそうに言っておきながらも……)

シャーリー(私は、自らルッキーニの件に決着を付けていない)



シャーリー(……でもな)



シャーリー(なんだか腹が立ってきたぞ、バルクホルン)


シャーリー(私は、こんなにも頑張っているんだ)

シャーリー(お前に信用されようと、必死なんだぞ)


シャーリー(それが何故だかわかるか?)



ゲルト「……」

シャーリー(いや……わかんないだろうな……この石頭にはさ)



ゲルト「……」

ゲルト「…シャーリー」


ゲルト「先程は……その、すまなかったな。取り乱して」


シャーリー「……? いや、いいって」

シャーリー「私の胸が大きいのは、たくさんの人を抱きしめる為だからな」

シャーリー「悲しくなったら、いつでも来いよ」



ゲルト「……」

ゲルト「お前は、凄い奴、だな」


シャーリー「な、なんだ? 胸の話か?」

ゲルト「いや……」

ぽいんぽいん


ゲルト「その、心だよ……」


ゲルト「私は……ハルトマン一人でも……押し潰されそうなほど怖かった」

ゲルト「あいつが逃げた時……頭のなかに真っ先に浮かんだのは」


ゲルト「――私に銃を向ける、ハルトマンの姿」

ゲルト「そして、それに向かい、引き金を引く私自身の姿だ」


シャーリー「……」


ゲルト「私は、怖い……自分の、状況が」

ゲルト「仲間に銃を向けなければならない、私達が」

エーリカが犯人じゃなく被害者になった場合だけど
嘘の証言をした真意をトゥルーデが知ることはないのかな
エーゲル派の俺には心苦しい


ゲルト「私は、仲間を撃ちたくない」

ゲルト「仲間を守る為に戦ってきたんだ――これまでも」


ゲルト「私の人生は、自分の物じゃない。祖国を、誰かを、妹を――」

ゲルト「守るための、ものだ」


ゲルト「もしも、ここでエーリカやルッキーニが現れて、私に銃を向けた時」

ゲルト「私は、……おそらく躊躇無く引き金に指を掛けるだろう。」


ゲルト「私の前には……エーリカ」

ゲルト「後ろには……501の、仲間達」



ゲルト「私には、……仲間を天秤に掛けるような真似は……出来ない」


ゲルト「……」

シャーリー「バルクホルン」





   ガッ

ゲルト「ぎゃっ!」

ゲルト「な……何をするリベリアン! 貴様……」


シャーリー「一応、殴っとこうとおもってさ。それ以上喋る前に」


シャーリー「お前は、大馬鹿だぞ」


ゲルト「な、何……」

>>354
嘘の証言ってどういうことだ?

>>358
エーリカが監禁された理由

もっさん殺害時のアリバイ確認のときの証言のことじゃね

シャーリー「黙って聞いてみれば、仲間が敵になるのが怖いって事だろう?」

シャーリー「石頭で根暗な軍人なんて、カールスラントにはそんな連中ばっかりか?」

ゲルト「なっ……」


シャーリー「どうして、両極端でしか物を考えられないんだ」

シャーリー「仲間を天秤に掛ける必要なんて、どこにもない」


シャーリー「どちらも精一杯、掬えるだけ掬っとくのが正しいに決まってるさ」


ゲルト「馬鹿な……そんな理想論を語っていられるような……」


シャーリー「ていっ!」 ガツッ

ゲルト「うぎゃっ!」

>>362誰それ?オリキャラ?

>>361 >>363
エーリカの一番初めの証言のことか
サンクス

>>367
公式キャラ
ちゃんとアニメにも出てくる


ゲルト「貴様……なんども……先任大尉のこの私の頭に……」


シャーリー「ふふん……器のちっちゃい石頭軍人なんざ」

シャーリー「私の前ではES出たての我が儘娘も同じだな!」


ゲルト「誰もが……貴様のように割り切れる分けではないんだ!」

ゲルト「誰でも救えるわけではない!」


シャーリー「いいや、救えるさ」

シャーリー「私の胸が大きいのは、たくさんの人を抱きしめる為だからな」

シャーリー「その石頭、ちっとは柔らかくしてやるよ」


ゲルト「な……なんだ、急に…」

ゲルト「もう馴れ合いは終わりだ、よせシャー―――」ムグッ

まさかのマジレス・・・・

>>374
スマン勘違い、オリキャラだった

           おっぱい!
       おっぱい! おっぱい!
    おっぱい おっぱい! おっぱい!
  おっぱい! ∩   ∩ ノ)   おっぱい!
 おっぱい!  川 ∩ 川彡'三つ  おっぱい!
おっぱい! ⊂ミ∩、⊂ミ∩彡⊃    おっぱい!
おっぱい!⊂三ミ( ゚∀゚)彡三彡三⊃ おっぱい!
おっぱい! ⊂彡川⊂彡川ミ⊃    おっぱい!
おっぱい!⊂彡川∪⊃ U川彡⊃   おっぱい!
 おっぱい! (ノ ∪  川 ∪ミ)  おっぱい!
  おっぱい!      ∪     おっぱい!
    おっぱい! おっぱい! おっぱい!
        おっぱい! おっぱい!
            おっぱい!


シャーリー「……」


シャーリー「あのなあ、……バルクホルン」


シャーリー「確かに、お前の言うとおり、なのかも知れない」

シャーリー「人は、誰かを守ることが苦痛になる時もある」


シャーリー「誰かを守るって事は、自分を殺すってことだからな」

シャーリー「そう考えりゃ、すべての物を守る事なんて……出来ない――かもしれない」

シャーリー「自分の大きさに比べて、守りたい物ってのは、どんどん大きくなるもんだ」



シャーリー「ましてや、この状況だ。誰かを守るためには、必死になるのは間違いじゃない」

シャーリー「でも、……それを守る為に、他の何かを壊すのは、間違ってるんじゃないのか?」




ゲルト「……」


ゲルト「……」

シャーリー「……」


   ……………。





シャーリー(我ながら……恥ずかしいことを言ったな)

シャーリー(少し……赤面してきたかもしれない)

シャーリー(バルクホルンもさっきから俯いて――)



ゲルト「……すまな……かった」

シャーリー「……あっ…」


ゲルト「……」

ゲルト「……シャーリー」


ゲルト「私はどうやら……また、……間違っていたみたいだ」

ゲルト「疑うことと……守ることは……違う…」

ゲルト「誰かを信じると言うことを……私は無意識のうちに、恐れていたのかも知れない…」



ゲルト「……だが……もう、迷いはしない」

ゲルト「だが、私は、……きっと、立ち上がってみせる」

ゲルト「その時は……お前も、――共に」



シャーリー「……」

シャーリー「ああ」

ぺリ犬参考資料

感動的だ…
シャーゲル!シャーゲル!


シャーリー「……」

シャーリー「そろそろ、行こうか。皆に食料を届けないとな」


ゲルト「……そうだな」





ゲルト「……」

ゲルト「……ま、待て」

シャーリー「……?」



ゲルト「もうすこし……このままで、いさせてくれ」

シャーリー「……」


ゲルト「……お、」

ゲルト「お前と顔を合わせたくない……だけだ」



ゲルト「その……こんな、顔じゃ……な」

ゲルト「……ぁう…」








シャーリー「……もう少しだけ、…だぞ」

ゲルト「……ああ」




【3Day 06:30 司令室】



ミーナ「もう……解ったかしら? 宮藤さん」

ミーナ「現時点で、一番怪しまれるべきなのは誰か……」


エイラ「……」

芳佳「……」



ミーナ「リネットさん殺害の真相――真犯人がエーリカであっても……」

ミーナ「もう一人の行方不明者――であっても」




  ミーナ『その共犯者は、――『シャーロット・イェーガー大尉』、になるのよ』
                   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

えええええええええええええええええうああああああああああああああああああああああああああああ


芳佳「そんな……シャーリーさんがこの事件の共犯だなんて……」

芳佳「その……あり得ません……」



ミーナ「有り得ない? ……そうやって決めつけるのは、良くないことだわ」

ミーナ「よく考えて――私の話を聞いて頂戴」

ミーナ「ね? 宮藤さん」


芳佳「で……でも……」



エイラ「……」

エイラ「ミヤフジ……ここは黙って聞いてみようじゃないか」

エイラ「中佐には、どんな考えがあるんだ?」

共犯者ってことは
サーニャもルッキーニもエーリカにもまだ可能性があるのか…


ミーナ「そうね……まず、結論から言うわよ」





  ミーナ『犯人は、行方不明のルッキーニさん、ハルトマンのどちらか』
            ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
  ミーナ『そして、そのどちらにおいても、共犯はシャーリーさん』
                           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



   これが、今のところ私の中で出た推理の中で、一番有力と言えるわ。

    事件直後より消えた二人のどちらかを犯人として見ると、
    事象がかなり明確なものになるのよ。

>>428ババアとお姉ちゃんの証言見てみ立哨の時エイラの名前はあるけどサーニャの名前出ないんだぜ


  まず、ハルトマンを主犯、シャーリーさんを共犯として考えた場合――


    第一の事件は、ハルトマンによる坂本少佐の殺害。
    これは、全くと言っていいほどシンプルなモノね。

    夜の00:00-02:00、
    ハルトマンは宮藤さん達の目を欺き、部屋を抜け出したの。

    目指す場所はハンガー。
    そこで坂本少佐を待ち構え、殺害するわ。

    そして再び貴方たちのベッドに戻り、何食わぬ顔で眠るのよ。
    坂本少佐を殺害したその手で、貴方たちと同じ布団でね。


  芳佳『……っ』ゾクッ

  芳佳『……ま、待って下さいよ……おかしいです』

>>428
本当だわ…
じゃあ>>241なのか…?

ミスった>>441>>437宛て


   芳佳『た、たしかハルトマンさんがベッドを抜け出したのは―』

   芳佳『04:00ごろだったはずです!』
       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
   芳佳『これは、被害者のリーネちゃんが、はっきり証言していることですよ!』

  ━━ リーネ「0400時くらいだったと思いますけど……」 ━━



   ……、それが、どうしたの?
   事件の発生は、その2時間も前の事よ。


   芳佳『え……でも、ハルトマンさんの外出時間が……』


    宮藤、さん? よく考えて。

   あなた、00:00-02:00の間、眠っていたんでしょう?



    だとすれば、たとえ犯行時刻から2時間過ぎた外出なんて、
    何の足かせにもならないとは思わないの?


    00:00-02:00の間、ハルトマンの無実を証明するものなんて、

    何も、無いのよ?


    隣で眠っていた、貴方でさえね。


     芳佳『う……うう……』


    最も、これは何度も繰り返した議論じゃない。

    シャーリーさんが戻る前にこの話は終わらせたいの。
    効率的に動きましょう。

シャーゲルで甘い気持ちになったとこを狙いすまして冷水を浴びせるババァ


    さて、次はシャーリーさんの番ね。

    こちらはご丁寧に、01:30-02:00の空白時間を認めているわ。

    まあ……少佐を撃つだけなら、共犯者なんて必要無いけど、一応ね?
    後々必要となる時間だから。



    エイラ『状況確認に手間取ってんなよなー、中佐』

    エイラ『坂本少佐のアリバイを示せるのは、私とサーニャとシャーリールッキーニのコンビだけで…』

    エイラ『それ以外はアリバイ無し……、これはもう何度も繰り返した議論、なんだろ?』


      あら、言ってくれるじゃない。
      宮藤さんの分を返されちゃったわね、ふふふ。


     芳佳『………』グスン

>>449
冷水どころか氷水だわ…



    なら次よ。リネットさん襲撃事件。

    これはまた、実行出来る人物が、非常に限られるわ。


    まず……行方不明の人物が全般ね。筆頭にエーリカ……ハルトマンね。

    残っている人たちでは……エイラさん、かしら


     エイラ『ふん……そうさ、証明出来ないさ』

     エイラ『サーニャは行方不明だし……私はひとりぼっちだ』

     エイラ『宮藤とシャーリー、中佐と大尉。どっちに付けばいいのか考えてるところさ』


     まあ、エイラさんはエーリカを疑っているから……
     この説明は理解してくれると、思うわ


   そう、実はリネットさんの事件……

   行方不明者のメンバーなら、誰でも可能な事件なの!
    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

   部屋に忍び込み、リーネさんを撃って、窓から逃走。
   至極簡単な話よね。


  ミーナ『……で、ここで問題点があるの』

  ミーナ『エーリカを犯人にしたいんだけど……彼女、禁固室に閉じ込められてるのよね』



  芳佳『……!』

  エイラ《……これは》


  ミーナ『そこで初めて、シャーリーさんが登場するの』



      宮藤さんは、憶えてるの?
      あなたが、リネットさんを、一人自室に残して行った理由。


      そう……シャーリーさんに、
           ~~~~~~~~~~~~~~~
      ルッキーニさんを探すのを手伝ってくれと頼まれたからよね?
      ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


    エイラ『おい……つまり……』


       そうね。
       あれは全て誘導作戦。
      獲物を孤立させ、別働隊で襲撃……たしか模擬戦でやらされたわよね?


     芳佳『そ、そんな……まさか……』

良かったサーニャ生きてた


     芳佳『そんなこと……あるわけ無いじゃないですか!』

     芳佳『だって……シャーリーさんは……シャーリーさんは……』ポロポロ


        ………。


     エイラ『……』

     エイラ『……泣くな、ミヤフジ。こっち来い』


     エイラ『中佐、一応ミヤフジのためにも、いちゃもんつけさせてもらうぞ』


       あら、何かしら、エイラさん。
       あなたは、たしかエーリ……ハルトマン中尉の犯人説を支持していたんじゃなかったかしら?


    エイラ『そうだけどな、言っただろう? 私は共犯関係においては――』

    エイラ『しっかりと利害関係が無くちゃ、納得しないんだ』
                ̄ ̄ ̄ ̄
    エイラ『それに……その、ハルトマンとシャーリー共犯説には、落とし穴がある』


      落とし穴……?


    エイラ『そうだぞ。 中佐、さっきこう言ったよな?』


    エイラ『ハルトマンの密室の理由……』

    エイラ『――ハルトマンの所在を誤認する為の罠、だとな!』


     ……そうね、言ったわ。
     あそこで気付かなければ、私達はずっと
     ハルトマンが閉じ込められているままだと思い込んでいた……


    エイラ『まず、そこが、おっきなミスだ』

>>1に質問
これ今日何時ごろまで続く?

    エイラ『確かに、その罠を仕掛けたのはハルトマンだろうな』

    エイラ『そうすることで、私達を追い詰められるんだから』



    エイラ『――だが、それを看破したのは誰だったかなー』


━━ シャーリー「もしかして、この中にハルトマン……いないんじゃないのか……」 ━━


    エイラ『そう、共犯者であるはずのシャーリーだ!』


        ……………、迂闊だったわ。
        そうね……これでエーリカとシャーリーの共犯性は……
        薄く、はなったわね……。仕方ないわ。



    エイラ《やっぱり……中佐……なんだか様子がおかしいぞ》

    エイラ《普段はミヤフジに高圧的につっかかったり……》

    エイラ《軽々しい発言なんて、しない人なのに………》

俺の中で今エイラとミーナさんがサイバンチョの前で法廷で争っている図が浮かんでいる

>>483
奇遇だな俺もだ


   ならば、もう一つのルッキーニさんとシャーリーさんの共犯説よ。


   こちらは、もう論ずるまでもなく……坂本少佐の殺害が可能。

   そして、ルッキーニさんが自ら行方不明になることにより……
   リーネさんの殺害も、可能よ。

   エーリカ……ルッキーニさん。

   お互いに、自分の所持している銃が行方不明なんでしょう?
   なら、それを凶器として使用出来るわね。


    エイラ『私の銃も行方不明だけどな……』


    まあ、所在不明銃に関しては数えられないわね……
    全てが犯人の手に渡るとも思えないわ……。なら、怪しい人物の物だけ集計しましょう

エイラ『……泣くな、ミヤフジ。こっち来い』(全裸)


  ミーナ『ともかく……ルッキーニさん主犯であれば、ここまでの事が説明出来るの』

  ミーナ『どうかしら? 宮藤さん?』


  芳佳『う……』

  エイラ『……』


  芳佳『その、……もし、シャーリーさんとルッキーニちゃんが犯人なら……』

  芳佳『ハルトマンさんは……』


  ミーナ『犠牲者よ。最初に言ったでしょう』

  エイラ『……』


  芳佳『う……そんな……あんまりです…』

>>497
アルミサッシみたいな味のお菓子

>>498
聞いただけで食いたくねえwwww

なんか昔薬局で売ってたグミみたいなのなんだかわかる人いないかな
白というか梨色というか
グミというかなんというかって感じのやつなんだが

アレオレ好きだったと思うんだ
たぶん普通のお菓子ではないと思う



   芳佳『……!』

   芳佳『待って下さい……! その、シャーリーさんが共犯なら……』

   芳佳『外には『真犯人』のルッキーニちゃんがいるはず、ですよね!?』


        ……そうね。おそらく、いるわ。


   芳佳『な、なら……バルクホルンさん、危ないじゃないですか』

   芳佳『もし二人が組んでバルクホルンさんを襲ったら……』



      ミーナ『……殺されるかもしれないわね』




芳佳「……っ!」ガタッ

>>504
肝油ドロップに100ペリ


【3Day 07:00 司令室】


ミーナ「宮藤さん? どうしたの?」


芳佳「な、何言ってんるんですか……バルクホルンさんが、危ないんですよ!」

芳佳「駄目ですよ……そんなの、助けにいかないと……!」


ミーナ「無理よ。返り討ちにあうだけ」

ミーナ「それに、敵の状況から見て、ここで共犯者が裏切るとも考えられないわ」


エイラ「……」

エイラ「敵の状況、だと……?」

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1331074.jpg
肝油ドロップはまだ美味しそう

スレのメインなのに完全無視な>>1カワイソスww

あら不思議!ミーナも怪しく思えてきた

>>523
肝油ドロップは実際に旨い

ミーナ「そう……もし、敵がハルトマン中尉であった場合」

ミーナ「バルクホルン大尉は、無事に帰ってくる可能性は高いわ」


ミーナ「彼女であれば、基地内の閉ざされたハンガーの開閉先や」

ミーナ「いずれ回復する無線を前に立て籠もる私達を見て、まず、ストライカーを必要とするはずだもの」


ミーナ「まあ、……シャーリーさんがここで私達の元から抜け出すメリットも無い物」

ミーナ「しばらくは、仲間でいられるでしょうね」




エイラ「おい……中佐、上官だけどな、言わせてもらうぞ」

エイラ「その判断は、間違ってる」

エイラ「絶対、どっかおかしいとしか思えないぞ」


ミーナ「……エイラさん、……私達は戦争をしているのよ」

ミーナ「部下の反逆も珍しいことではないわ。最善の行動をなさい」

誰かミーナさんに証拠を突きつけて「異議あり!!」と叫んでくれる弁護士はいないのか

今もっさんの笑い声聞いてきた
もっさん…(´・ω・`)

>>539
戦後の給食とかで出るようなサプリメント的な立ち位置なんだよ
中毒はビタミンAの過剰摂取による中毒だから多分死なないしよっぽど食べないと大丈夫なはずwww


芳佳「エイラさん……」

エイラ「やっぱりだな……中佐!」

エイラ「何も、変わっちゃいないじゃないか……!」


ミーナ「……」




ミーナ「……!」

ミーナ「二人とも、議論は終了よ」


ミーナ「大尉達が、戻ってきたわ」



ミーナ(……銃を持って先導しているのが、トゥルーデ……ね)

ミーナ(……シャーリーさんは大荷物で……)

ミーナ(……? ……二人……? いいえ……三人!?)

>>545
だから1日2粒と決まってたのか

え…三人…だと!?

なん……だと……!?


     コンコン....

ゲルト『私だ……バルクホルンだ』

シャーリー『遅くなってすまない。みんな、無事でいたか』


芳佳「あ……」ホッ

エイラ「やれやれ……腹減ったぞ……」


ミーナ「二人とも、まだ扉を開けないで」

ミーナ「様子が、おかしいわ」


芳佳「……!」

エイラ「何だ……」

残念俺でした

>>560
お前かよww


  ピキュィィィ......

ミーナ(やっぱり……誰か、いるわ……)



ミーナ「シャーリーさん……扉を開く前に」

ミーナ「……先に、あなたの後ろの人を、紹介してもらえないかしら」


芳佳「だ、誰がいるんですか……」

エイラ「サーニャ……サーニャか?」





シャーリー『……』

ゲルト『………ルッキーニだ』

ルッキーニktkr

うじゅじゅじゅじゅじゅじゅじゅ!? うじゅ! うじゅじゅじゅじゅじゅ!!?
うじゅじゅじゅ……

宮藤「エイラさん静かにして下さい」


          ,  -――-  、. ' 三三 ┃|
       /         \ .'..    ┃|
      /  / 〃       ''  . 三┃| _____________
        /_/  / / //      ..┃/

      |  l L{!ヽ_⊥/__/,― | | イ「i.三 < 皆さんお待たせしましたわ
      |  | |f tテ=   tテ,ァレl || | | /7┃\
      |  | l廴_ノ⌒{_ ノ//|i レ {..┃|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      |  イ | \ f ーァ , イ/   } !  |..┃|
      ∨ | `' ´⌒ヽ<{  (、 人   イj┃|
      / ゝ‐ '⌒ヽ }ヽゝ、  }/ : :\/:j.┃|
     /   |/: : : :/\ン:.)ノヾ: : : : /.┃|  ガラッ
   / /  !: : : : : : : : : ー7:{: : :`:/... ┃|

  / /{  |  ヽ: : :: : : __: : : : : : : :/:i   ┃|
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  ヘ ヽヽ ヽ    ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.|l:.:!    ┃|
   ヽ. } \ i ヽ  |ヽ:.:.:.:, ': : : : {{:ノj   ┃|
    j ノ  )人/\ j:.:}.:.:,:´: : : :.ll:l .   ┃|
            ソ: : : : : : : : : :||:| 三  ┃|
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          /: : : : : : : : : : : :|l:| .  ┃|

>>576
あなた誰ですか

天使だから仕方がない

ID変わってしまっているかもしれませんが、>>1です。

都合により、やむを得ずノートを使用しています。

こちらの事情により、現時点での投稿が難しくなってしまいました。
残念ですが、本日はここまでとさせて頂きます

完結を先送りにしてしまい、本当に申し訳なく思っています。
明日には復帰出来るはずなので、ご了承下さい。

今日も乙
明日が楽しみだー


今日はわりと早く寝れたな

本当にごめんなさい。

明日は普段よりも比較的早い時間から、始めたいと思います。
今日の投稿の遅さなども反省して、
せめて明日は終幕まで持ち込ませるよう努力させて頂きます。

重ね重ね、真に申し訳ありませんでした。
おやすみなさい


とりあえず保守目安でも貼っておくか

保守目安
00:00-02:00 20分以内
02:00-04:00 40分以内
04:00-09:00 80分以内
09:00-17:00 40分以内
17:00-19:00 20分以内
19:00-00:00 15分以内

貼りたいのはこっちだったorz

保守時間目安

保守時間目安表 (休日用)

00:00-02:00 40分以内                  
02:00-04:00 90分以内       
04:00-09:00 180分以内       
09:00-16:00 80分以内        
16:00-19:00 60分以内      
19:00-00:00 30分以内      

保守時間の目安 (平日用) 
00:00-02:00 60分以内    
02:00-04:00 120分以内    
04:00-09:00 210分以内    
09:00-16:00 120分以内     
16:00-19:00 60分以内    
19:00-00:00 30分以内


>>1
待ってる
でも無理は駄目だからな

保守表サンクス

推理用の別スレ立てたほうがいいのか?

サーニャが容疑者から外れてる理由が未だに分からん
誰か説明してくれ、ほしゅ

>>621物語り最初からサーニャ死んでる主な理由は>>437サーニャと会話してるのがエイラしかいない
あと作中たまに出てくるサーニャは他隊員の反応から人間じゃなくてクッションとか猫だとかそう言う物だと思う

>>637
ありがとう
やっぱりそうなのか…
抱きついた、窓から云々の描写があったから違うかなって少しは思ってたけど
猫って考えたらしっくりくるわ

こんな質問してしまって本当スマン
まさかこんなストーリーと直結するなんて思ってなかったんだ

一番の良妻はもっさんに決まってる

21:00ごろより再開します。



 【3Day 07:15 司令室】


芳佳(……基地が嵐で閉ざされてから、三日)

芳佳(……坂本少佐が亡くなり……リーネちゃんが撃たれ)


芳佳(いつしか、私達は、たったの五人になってしまいました)

芳佳(そして――お互いを疑い、警戒しあっています)


芳佳(犯人は複数なのか。それとも単独なのか――)

芳佳(本当に……私達の中に犯人がいるのか……私には解りません)




芳佳(なんで、こんなことになっちゃったんだろう――)


芳佳「……ルッキーニ、ちゃん…」



ミーナ「……、まさか、ルッキーニさん、まで……」

エイラ「……」



ゲルト「……ハンガーの地下貯蔵庫より、食料を見つけてきた」

ゲルト「その途上……監視塔の下の花壇で、倒れているのを発見した」

シャーリー「……」






ゲルト「……間違い無く死んでいる」


芳佳「……」



ゲルト「宮藤……お前には見せたくないものだがな」

ゲルト「ルッキーニの体を、調べてくれ」


芳佳「私が……ですか?」


ゲルト「ああ……」

ゲルト「ルッキーニだけは、どうも他の犠牲者と少し違うようなんだ」


シャーリー(ルッキーニ……)


芳佳「……わかりました」

芳佳「……」



ゲルト「何か、解るか?」



芳佳「……」

芳佳(血管の浮き具合――)

芳佳(血が止まって顔が少し浅黒くなってる……)


芳佳「おそらく……無くなってから、半日――程度は過ぎています」

芳佳「ついさっき殺された――、とか、そんなん様子じゃありません」


シャーリー(半日か……)

シャーリー(ルッキーニが行方不明になったのも、それくらいだな……)

芳佳「全身に――擦過傷や、撲傷のような物が――あります」

芳佳「これはたぶん、亡くなってから付いたものです」

芳佳「……この嵐の中にいたから、でしょうか」



ゲルト「……ルッキーニは、死んでから嵐の外に放り出された……と言うことか?」

ゲルト「それとも……もともと、あそこで死んだのか?」


ゲルト「――死因は?」


芳佳「えっと……胸骨とか、全身の各部位に骨折が見られます――」

芳佳(これ……が死因になるのかなあ……)


芳佳「……!」

キタ━━(゚∀゚)━━!!

まさかの死んでる展開かよ…


芳佳(ルッキーニちゃんの服の背中……真っ黒だ)

芳佳(泥かと思ってたけど……これ、血じゃないのかな……)

芳佳(なら……どこかに、傷口があるはず……)


芳佳「……」


芳佳「……!」


芳佳「……首筋の後ろから、後頭部にかけて――深い切り傷があります」

芳佳「たぶん……、ここが直接の死因に繋がると、思います」


ゲルト「切り傷――だと……?」

ゲルト「撃たれたのではなく、切られた……?」

まさかのもっさん犯人説浮上?
烈風斬による殺害か?

芳佳「は……はい。……すごく深いから、ここが一番」

芳佳「他にも、傷口の回りから……ガラスの細かい破片……みたいなのが、見えます」

芳佳(ルッキーニちゃん……痛かっただろうな……)



ゲルト「……ガラス……と言えば、窓か」

ゲルト「……」


シャーリー「……」

シャーリー「なあ……宮藤。ルッキーニは、その……」


シャーリー「殺された、んだよな?」


芳佳「……はい」


芳佳(ルッキーニちゃんが行方不明になったのは、たしか、リーネちゃんが殺される前……)

芳佳(シャーリーさんと、部屋に戻った時だよね……)


芳佳「……あの…シャーリーさん」

芳佳「その、昨日の事……」



シャーリー「ああ。解ってる。話すよ」

シャーリー「私がルッキーニを最後に見たのは、16:30――少し過ぎぐらいだ」

シャーリー「その後、私は眠ってしまって……」

シャーリー「目が覚めたのは19:00、――前だな」


シャーリー「実際の所……状況は皆とほぼ変わらないさ。隣にいた、というだけで」


ミーナ「……つまり、1630-1900の二時間半――ルッキーニさんが消えたのは、その時間帯って事ね」

シャーリー「ああ」


ゲルト「私とミーナは、その時間帯をずっと共にいた……」

ゲルト「ルッキーニが連れ去られたと仮定すると、我々は互いの潔白を証明出来る」


芳佳「わ、私はリーネちゃんとずっと一緒にいました……」

芳佳「19:00の時点で、リーネちゃんは眠っていましたが、……」

芳佳「シャーリーさんが会いに来て、その時既にルッキーニちゃんは行方不明でした」


エイラ「私も似たようなもんだけど……サーニャもその期間に行方不明なんだよなー」

エイラ「だから、私は証明なんてが出来ないぞ……」


シャーリー「一応……言っておけば」

シャーリー「私は、寝る前に確かに部屋の施錠を確認した」


シャーリー「外から来た奴が、ルッキーニを連れ去る……なんてのは不可能だ」

シャーリー「ルッキーニが、自ら外に出たと考えるのが自然じゃないか?」



芳佳(ルッキーニちゃんが、自分から部屋の外に出て、…)

芳佳(そこで、誰かに襲われた、って事になるのかな……?)



ゲルト「……シャーリー、一つ、確認しておきたいんだが」

ゲルト「お前が起きた時、窓は開いていたのか?」

>>696
もっさんはそんな事しないもん!

支援


シャーリー「いや……そこまでは確認していない」

シャーリー「でも開け放ってはいなかったぞ。流石にそれは気が付く」


ゲルト「……なら、扉は?」


シャーリー「扉……? 私の部屋の扉か?」


シャーリー「そりゃあ、ルッキーニだって私がいるのに扉を開け放して行くことはないだろうさ……」

シャーリー「施錠されていたぞ……」


シャーリー「……あ!」

ゲルト「……」

エイラ「……!」


ミーナ「なるほど……」


エイラ「は、はいはいはい! わかったぞ!」

エイラ「『鍵』、の行方だな!」


ゲルト「そうだ。……シャーリーが起きた時点で、部屋の扉が施錠されていた…」

ゲルト「と、言うことは、――『鍵』が、『ルッキーニにより持ち去られた』と言うことを指す」


ミーナ「もしくは……窓から脱出した、と言う可能性も考えられるけど」

ミーナ「窓の開放はリネットさん殺害の後の可能性もあるのよね……」


ゲルト「そうだな。……鍵が室内に残っていれば、容疑者が増えることになる」

エイラ「大尉このやろー、まだ言ってんのかよ!」



芳佳「……? えっと……」

芳佳「あの……? どういう事ですか?」

芳佳「シャーリーさんの部屋の鍵なんて、今、関係あるんですか?」


ミーナ「そうね……宮藤さんたちはあの話の時、眠っていたものね」

ミーナ「二人にもわかるように説明をしておかないと」


ゲルト「シャーリーには貯蔵庫で、私から説明した」

シャーリー「あんまり面白くもない話だったがな……」

シャーリー「それと、こういう事は……エイラ本人から説明させるのがフェアだろう」



芳佳「え? えぇ?」


エイラ「……」

エイラ「なんだよ、もう……」


エイラ「その……つまり、鍵があるとだな……」

エイラ「その、私でも犯行が……その……」

芳佳「……ど、どういう事ですか……」

    ………!





ゲルト「おいリベリアン、……ルッキーニの件だが……」

ゲルト「殺害されたであろう時間帯について、気付いたことはないか?」


シャーリー「およそ半日前……だったよな、宮藤の検死では」

シャーリー「……すると、リーネの事件のあたりから、司令室に立て籠もる間か……」

シャーリー「……妙だな」

シャーリー「私達は、リーネの事件の直後から、ずっと共にいた」

シャーリー「つまり、私達の内でルッキーニ殺害を行えるのは、19:00以前となる」

シャーリー「リーネ殺害とルッキーニ殺害が同時期に行われたのなら、犯人は絞られる」


ゲルト「厄介なのは共犯だな……もちろん」

シャーリー「言いたいことは解る……私も弁解は出来ない」



シャーリー「でも一人、……確実にアリバイが無い奴がいる」ヒソヒソ

シャーリー「残念なことに、この五人の中にな……」



ゲルト「………エイラか」ヒソ


ゲルト(エイラは、鍵Aの所持が確認された時のみ犯行が可能だ)

ゲルト(その場合、エイラはルッキーニから鍵を奪った事になる……)

                ③
    ╋━╋==╋━╋┌┐╋━╋╋━╋    ╋━╋==╋━╋
    ┃ 鍵B. エ     ││    ┃┃                ┃
    ┃     イ←──┘│    ┃┃    犯人────┐    ┃
    ┃     ラ        │    ┃┃.     銃 リーネ   │    ┃
    ┃                │    ┃┃                │    ┃
    ┃                │    ┃┃                │    ┃
━━┻━━━━━━━╋│╋━┻┻━━━━━━━╋①╋━┻━━

                      └─────②──────┘
                扉B                 扉A
━━━━━━━━━━━━━━廊下━━━━━━━━━━━━━━


ゲルト(まず、①の時点で鍵Aを所持)

ゲルト(これは1630-1900の間にルッキーニから奪ったもので、)

ゲルト(おそらく……この時点でルッキーニはエイラに殺害されている)


ゲルト(エイラが鍵を始末出来たのは、②、廊下の途上か、③、窓の外)

ゲルト(リーネ殺害後に、すぐさま廊下に隠したとなれば場所が絞られる……)

エイラちゃん!



ゲルト(いや、銃声を聞きつけたシャーリー達が迫る中で……、廊下で鍵を隠している暇など無い)

ゲルト(ならば、始めの案通り、窓の外で間違い無いだろう……)


ゲルト(窓の外を捜索してみたいところだが、この嵐では不可能だな……)

ゲルト(それに、そのような事を行えば、エイラを犯人だと決めつけているのと同じ事だ)

ゲルト(軽率な行動はできん)





エイラ「つまり……その、私にはリーネが殺された時のアリバイが無いんだよ」

エイラ「……鍵が問題なんだよな…」

芳佳「そ、そうだったんですか……」

エイラにも犯行が可能なのは分かったが
シャーリーの部屋の中に鍵があったら云々、が分からん


シャーリー「……もう、いいだろう」

シャーリー「ルッキーニをここに置いておくわけにはいかない。

シャーリー「……隣の会議室にでも、寝かせておこう」

ゲルト「私も行こう。一人では危険だ」



ミーナ「……」

ミーナ「……! ちょっと待って、二人とも」


シャーリー「なんだ? 中佐?」

ミーナ「……ルッキーニさんの右手……何か握ってないかしら?」



ゲルト「右手……?」

シャーリー「本当だ……なんか持ってるな。…小石か?」

シャーリー(いや……これは……)


   グイッ

ゲルト「……強く握っているようだな。手から取り出せないぞ」

ゲルト「これ以上力を入れるとルッキーニの指が折れてしまう」

芳佳「何が握られているのか、解りますか?」



シャーリー「……これは……その、――『鍵』、だな」


エイラ「……!」

ゲルト「鍵……だと!」

芳佳「鍵? へぇ、どこの鍵なんですかぁ?」




シャーリー「……おそらく、私の部屋の鍵だろう」

シャーリー「やはり……ルッキーニが持っていたのか……」


エイラ「なーんだただの鍵かよー」

芳佳「これで一応、鍵の行方は解りましたね」


ゲルト「……!」

シャーリー…もちろん、本当のことを言ったんだろうな?


シャーリー「……鍵、か」ボソッ

ゲルト「ああ……」


シャーリー「鍵が、始めからルッキーニの手にあったとするとなれば」

シャーリー「……エイラの犯行は難しくなるのか…?」


ゲルト「エイラを犯人とする根拠は、『鍵をエイラが持っていた』と言う推理が前提だ」

ゲルト「エイラは窓の外に出ていない……」

ゲルト「即ち、鍵が無くてはリーネの部屋の密室を作るのは、不可能だ」
        ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


シャーリー「エイラは事件発生からずっと私達と行動を共にしているからな……」

シャーリー「ルッキーニに鍵を握らせに行ける余裕なんて無い…か」


ゲルト「……エイラが犯人だという予想が、崩れてしまった……」


  シャーリー《然し……これで、一つの結論が出てしまった》

  シャーリー《ここにいる5人には、リーネ殺人は不可能――》


  私と宮藤はもちろんの事――

  二人で共に行動していた、中佐とバルクホルンも除外

  エイラも、アリバイが成立してしまった……


   なら……やはり、行方不明の誰かを疑うしか無いのだろうか?


    容疑者は―――3人。

三人ってどの三人だよ
二人じゃないのか

サーニャ エーリカ ボリーブ


    シャーリー『3人の内……ルッキーニは、『殺害』されていた』

    シャーリー『これが、……今後、重要なポイントとなるだろうさ』



 リーネを撃った犯人は、行方不明の3人の誰か――であると考えて間違い無い

            ならば、ルッキーニを殺した犯人は?


  残りの行方不明者を、本当に犯人だと決めつけて良いものなんだろうか……


         そして、【共犯者】――が、存在する可能性は?


芳佳「……」

>>738
サンクス
三人目のオリーブ忘れてたわ


芳佳(うーん……わからないよ…)

芳佳(ルッキーニちゃんが死んじゃって鍵が見つかったなら……犯人は、行方不明の誰か…)

芳佳(ハルトマン……さん……)


ゲルト「……」

ゲルト(たとえば……ルッキーニをリーネ殺しの犯人として見た場合)

ゲルト(最後にルッキーニを殺せるのは、同じ行方不明の二人だけだ)

ゲルト(ハルトマンを――潔白だと見ると――)


エイラ「……」

エイラ(やっぱり……カールスラントの3人の疑いは解けないぞ)

エイラ(ハルトマンが主犯だとしても……禁固室の鍵を開けた、共犯者――)

エイラ(中佐か大尉か……どちらか、のはずだ)


ミーナ(状況が煮詰まってきたわね…)

ミーナ(犯人として有力なのは………行方不明の人物と加えても、筆頭にエーリカ)

ミーナ(加え2人――。そして共犯関係のある人物が一人――)

ミーナ(ルッキーニさんが犯人ではない…と、考えた場合)

ミーナ(残るのは……)





シャーリー「……」

シャーリー(……)

シャーリー(………何か、私は……大きな勘違いをしているのか……)

毛布一枚


 【3Day 09:00 司令室】


芳佳「……」モグモグ


芳佳(……一日ぶりの食事――なのに)

芳佳(ルッキーニちゃんを見た後だと――何もおいしくないよ)




ゲルト「……」

ゲルト「……皆、食事を続けたままで良い。聞いてくれ」

芳佳「……!」



ゲルト「嵐は未だ基地の上空にあり……無線も回復しない」

ゲルト「そして我々の戦力は、既に半数以上に減少した」

ミーナ「……」



ゲルト「犯人が、行方不明の内の誰かだと想定すれば」

ゲルト「もはや猶予もない。これ以上の犠牲が増える前に――事を起こす」


シャーリー「……具体的には、どうするんだ?」



ゲルト「この、閉ざされた基地から……」



ゲルト「……――脱出、する」



エイラ「脱出……?」

芳佳「……ええっ……で、出来るんですか……!」


ミーナ「基地からの陸路は、増水により非常に危険な状況――」

ミーナ「飛ぶ――というのね。この嵐の中――」

シャーリー「……」


ゲルト「ああ……そうだ」

ゲルト「もっと早く決断すべきだった――」


ゲルト「我々5人が結束していれば、おそらく、敵も迂闊に攻撃は出来ないだろう」

ゲルト「このまま立て籠もったところで、ジリジリと命を削られるだけだ」


ゲルト「何か……反論がある物は?」


シャーリー「……」


ミーナ「危険よ、トゥルーデ。……現時点で、ハンガーを開放するのは」

ミーナ「あそこには、大量の武器がある……その為に、わざわざ封鎖したんでしょう?」


ミーナ「この中に、犯人との『共犯者』がいる可能性が残ってる以上……頷けないわね」


芳佳「……!」ビクッ


ゲルト「共犯者――か」

ゲルト「然しそれは、ハルトマンを犯人として見た場合、だろう?」


ミーナ「……そうよ」


ゲルト「私は……ハルトマンが犯人だとは、到底思えない――それだけだ」

ゲルト「私は……奴を信頼しているからな」


ミーナ「ま、待ちなさいバルクホルン大尉!」

ミーナ「私達は……生き残るために行動しているのよ! そんな危険な真似……」



芳佳「……」

芳佳「……ミーナ中佐!」


ミーナ「……み、宮藤さん…」

お姉ちゃん死んじゃやだ


芳佳「私も……ハルトマン中尉が犯人だなんて、思いません」

芳佳「そして、この5人の中に犯人がいるとも思えません……」


芳佳「私、バルクホルンさんについて行きます」


ミーナ「あなた達……」


エイラ「……」

エイラ「言っただろミヤフジ……信じるとか信じないとか以前に」

エイラ「その根拠を言えよ……」


芳佳「……別に。何も――ありませんよ」

ルッキーニ「ム ク リ」

なんという死亡フラグ


芳佳「私は……仲間を、信じるのに……理由なんて必要ありません」

芳佳「私は、……ハルトマンさんが好きです。大切な仲間なんです」

芳佳「疑うなんて……絶対に間違ってます」



シャーリー(……)

シャーリー「……そうだな」

シャーリー「この狭い部屋で……誰かを疑いながら過ごすよりも……」

シャーリー「――皆を信じて、行動するべきなのかもな」

シャーリー(……)


エイラ「………馬鹿げてるぞ……」

エイラ「……」

ゲルト「ミーナ…」

ゲルト「私はな……フラウが疑われた時――あいつを、信じてやれなかった」

ミーナ「……」


ゲルト「でも、今は確信を持って言える」

ゲルト「あいつは……誰も、殺していない」

ゲルト「この中に、あいつの共犯者なんていないんだ」

ゲルト「私は……それを信じている」


ミーナ「……たとえ……反対したって」

ミーナ「行ってしまうんでしょう……」


ゲルト「……すまん」

もっさん「ム ク リ」
俺「愛してるー!」
もっさん「わっはっは!」


ミーナ「……出歩くなら、私の能力が必要でしょう」

ミーナ「障害物があると、うまく働かないけど――」

ミーナ「扉の向こうの様子や、気配を探る程度なら、出来るわ」スッ


エイラ「……」

エイラ「……み、みんな行くのかよ」


エイラ「ま、待てよ……おい……」

エイラ「せ、せめて……私の部屋に寄ってくれよな!」



芳佳「……?」

エイラ「その……服を、……着ないと」


ゲルト「……」

シャーリー「バルクホルン……」


シャーリー「一応――貯蔵庫での話の、結論が聞きたい」

シャーリー「もしも……エーリカに、銃を向けられたら……どうする?」



ゲルト「……」

ゲルト「……地上で、エーリカ如きに私が遅れをとると思うなよ、シャーリー」

ゲルト「捕まえて、とびきり痛い罰をくれてやる」




シャーリー「はは。……そうだな」

シャーリー(この5人で、ハンガーに向かい……)

シャーリー(バルクホルンが扉を開き、危険な嵐の中、基地を出立)

シャーリー(ロマーニャ軍基地に避難する……か)


シャーリー(確かに、危険だ……)

シャーリー(途中、不意を突いて強襲されれば全滅も考えられる)


シャーリー(それ以上に怖いのが、共犯者がこの5人の中に存在する場合……)

シャーリー(ハンガーには多数の武器が手の届く位置にある)


シャーリー(松明を掲げて火薬庫に入るようなもんだ)



シャーリー(本当に……大丈夫―――なの、だろうか)

シャーリー(嫌な、予感がする……)

エーリカ「ゆーたいりだつー」
ウルスラ「・・・・・」



【3Day 10:00 寝室前廊下】


ミーナ「……」ピキュィィーン


ミーナ「この廊下付近には、誰も、隠れていないわ」

ミーナ「部屋の中までは詳細に調べられていないから……用心して」


ゲルト「よし、……エイラ、部屋に入れ」

芳佳「……」キョロキョロ...

エイラ「……寒い…」


シャーリー「……」

ジュンジュンをディスったようなこと言ってるとマジヤバイよ


【エイラの寝室】


エイラ「うわ……荒れてるな…」


ゲルト「丸一日嵐の中で窓を開け放していたんだ……当然だ」

エイラ「うう……お気に入りの水晶玉が…ばらばらに」



ミーナ「私は……階段方面を能力で見張るから」

ミーナ「エイラさんが着替えている間、宮藤さんとシャーリーさんは後方を見張っておいて」


芳佳「……は、はい!」

ゲルト「怪しい物を見たら、大声で知らせろ」

1章で謎の人物の話が出たけど気のせいだったのか?

>>798kwsk


ゲルト「エイラ、急いで着替えろ」

ゲルト「言っておくが……選んでいる暇はないぞ、適当に着合わせろ」


エイラ「解ってるよぉ……うっさいなー」

ゲルト「なら急げ」



ゲルト「……」ジー

エイラ「……」


エイラ「……ちょっと大尉、一旦外出てくれるか」

ああその部分か、サンクス


ゲルト「……? 何故だ」

ゲルト「お前を一人にするわけにはいかんからな」

ゲルト「私の見ている前で、とっとと着替えろ」


エイラ「い、いや……せめて、その、後ろ向いてほしいぞ…」


ゲルト「何を言う。これまでもほとんど裸だったじゃないか」

ゲルト「今更女同士で恥ずかしがる必要があるのか」


エイラ「そ、それとこれとは別だろ……あっち向いてろよ……」

ゲルト「断る」


シャーリー(これで……いいんだよ、な?)


シャーリー(……まだ、何か引っかかる)

シャーリー(……でも…)


シャーリー「……」



シャーリー「ん……?」

芳佳「どうかしたんですか? シャーリーさん?」


シャーリー「……」ヒョイ

シャーリー「これって……」


芳佳「え? それがどうかしたんですか?」

ここで誰か犠牲になりそうだ…


シャーリー「……」

シャーリー「……!」



シャーリー(おいおい……! まさか……! 嘘だろ……!)

シャーリー(そうか……その可能性も……!)


芳佳「あ、あの? シャーリーさん?」

芳佳「大丈夫、ですか?」


シャーリー(なら……やばいぞ…今、ハンガーに向かうのは……)

シャーリー(でも……それを証明するには、証拠が足りない…)


芳佳「……シャーリー、さん?」


シャーリー(どうする……私は……)

シャーリー(こんな不確定な……でも……)



シャーリー「……」

シャーリー「宮藤……一つだけ、……」

シャーリー「お前に、聞きたいことがある……」


芳佳「なんですか?」

シャーリー「エイラの尻どうだった?」

シャーリー!シャーリー!


シャーリー「お前は……もしも……」

シャーリー「私達の中に犯人がいるって言ったら……どうする?」

シャーリー「お前なら……どうするんだ……」



芳佳「……!」

芳佳「わ、私は……」



芳佳「……その人と、向き合って……話をします」

芳佳「ど、どうしてそんなことをしたのか……言い分を聞いてから……」

芳佳「私自身……どうすればいいか、考えたいと思います……」

シャーリー「……」



━━━━━━━━━─────
━━━━━────

ルッキーニ『私達の中に、犯人がいるってわかったとしたら……?』

ルッキーニ『私は、どうすればいいのかな……?』


シャーリー『まず、そいつと話し合わなくちゃならない』

シャーリー『なんで、こんなことをしたのか』

シャーリー『そいつの言い分をしっかり聞いてから、ガツンと言ってやるべきだ』

                                  ────━━━━━━
                         ──────━━━━━━━━━━━



シャーリー(……そうだよな! ルッキーニ!)

そういえばそんな会話もしてたな
ルッキーニはその時すでに犯人を知ってたのかな
そしてデジャヴ



  グイッ

芳佳「きゃあっ!」

芳佳「シャ、シャーリーさん?」


シャーリー「宮藤……私と来てくれ!」


シャーリー「この事件……謎は……全て解けた!」


芳佳「え……! ええっ!」




シャーリー「――かも、しれない!」


芳佳「えぇーっ!」

格好いいシャーリー!


ゲルト「お、おい! 今の悲鳴は……!」

エイラ「や、やめろ大尉、服をひっぱんな!」

ミーナ「シャーリーさん!」


シャーリー「みんな、私に付いてきてくれ!」

シャーリー「確認したい、事があるんだ!」



ゲルト「な、何を、……勝手な行動は……」


シャーリー「行くぞ芳佳!」ギュッ

芳佳「あっ!」


ゲルト「ま、待て! シャーリー!」

エイラ「ど、どういう事だ……?」


【3Day 10:15  会議室】


   タッ

シャーリー「……ここだ」


   ドサッ

芳佳「うう……酔いました……」



   ルッキーニ「」




シャーリー「ルッキーニ……」

シャーリー(力を、貸してくれ……!)

あと少しか・・・
しかし犯人が割れて事件が解決したとしても元の501には戻れないと考えると鬱になるな


シャーリー「……」スッ


芳佳「シャーリー、さん……?」

芳佳「ルッキーニちゃんに、まだ何か……」


芳佳「……!」



シャーリー「ルッキーニ、その手の物を……」

シャーリー「こちらに、渡してくれ……」


 ルッキーニ「」


     カラン......

>>848
うああああ
もっさんの笑い声がもう聞けないなんて…


芳佳「……? それ……」

芳佳「今更、何に使うんですかぁ……?」


シャーリー「……」ゴソッ


芳佳「あ、それ、さっきの……」

芳佳「でも……それ、何の意味も無いんじゃ……」


シャーリー「……」




芳佳「……あ、あれ? そんな……」

もっさん「なんだDreamか」

ぺぺぺぺぺリ犬監修のサスペンスドラマの撮影だと思えば・・・いや何でもない

シャーリー(間違い……無い)

シャーリー(この事件の……真相が……)


芳佳「ど、どういう事ですかシャーリーさん!」

芳佳「これ……その、おかしいじゃないですか……!」







   ダダダダダッ――バン!


ゲルト「宮藤! そいつから離れろ!」

ゲルト「何のつもりだ…リベリアン……! 説明してもらうぞ!」

>>856
俺「おはよう!」


  タッタッタッタッタ……


エイラ「……お、おまえ達…勝手に……行くなよぉ」

ミーナ「……シャーリーさん、これは……」



シャーリー「……」

シャーリー「解った……」



ゲルト「何……?」


シャーリー「……」

シャーリー「解ったんだよ」


シャーリー「この事件の……真相が!」

ゲルト「な……何……!?」


ミーナ「犯人……、共犯者が、いるって事……?」


シャーリー「……いや、共犯者……じゃない」

シャーリー「……ただ、行方不明者ではなくとも……この事件の実行は可能だ」



エイラ「……? ま、待てよ、……お前も、これまでの推理、聞いてなかったのか?」

ゲルト「……そうだ。シャーリー」


ゲルト「宮藤は、お前自身と会っていたので犯行は不可能」

ゲルト「エイラは、鍵を施錠する術がないので犯行が不可能」

ゲルト「ミーナは、私と共に基地の外に出ていた……」



ゲルト「リーネの殺人は、行方不明の3人にしか、不可能なんだ」
                              ~~~~~~~~


シャーリー「……」

シャーリー「……そう、かな?」


ゲルト「……」

ゲルト「……まさか…」


ゲルト「説明、出来るのか……?」

ミーナ「……」

エイラ「……!」



シャーリー(……未だ、決定的な証拠は――、無い……)

シャーリー(……だが……私の考えが、正しければ……)


シャーリー「説明は、……出来る!」


     シャーリー「そうさ……!」

     シャーリー「坂本少佐を殺害し――」

     シャーリー「リーネを、撃ち――」

     シャーリー「ルッキーニを殺害した、……」


   芳佳「……」オドオド

   ミーナ「……」

   ゲルト「……」

   エイラ「……」








              シャーリー『犯人は……、―――お前だ!』
                                 ~~~~~~~







                                    apo mekhanes theos




逆転ウィッチーズ

第二幕 展開編、終了です。
本来であれば、昨日の時点でここまで進めるべきでしたが
私の不注意による所の遅滞が相重なり、真に申し訳ありませんでした。

全体的な長さと致しましては、

      第一幕、第二幕、第三幕  2:6:2  位の長さの比となっております。


昨日の件により書き貯めが復元出来ておらず、今日はここまでとなります。

おそらく第3幕、解決編は更に次スレに跨ぐと思います。
今晩から明日へ本気で書き貯めを作成しますので、どうかご了承下さい。お平に。


今のところレスを見ている様子では、物語に致命的な矛盾点はありません。

解決編でおおよその疑問は解決されると思われます。
もう犯人もミステリー好きの方なら気付かれたとは思いますが、どうか、お平に。


シャーリー「私だ」
バルクホルン「お前だったのか」
シャリ「気付かなかったな」
バルクホルン「騙された」
シャーリー&バルクホルン「暇を持て余したウィチーズの遊び」


重ね重ねご迷惑をお掛けします。


レスが900を越えてしまいました。

  【芳佳「私達10人】←一応、ここまではスレタイを固定しています。


明日の20:00-22:00くらいには再開しますので、
このスレが落ちていた場合、上記のキーワードで検索をお願いします。


こんな作品ですが、ここまで読んで頂いた皆様のために、
必ず完結させたいと思います。

ありがとうございました。おやすみなさい。

ペリーヌ:行方不明
もっさん:ハンガーで射殺
リーネ:シャッキーニ個室で射殺
ルッキーニ:刺殺?
サーニャ:行方不明
エーリカ:行方不明

シャーリー:解決させれそう
エイラ:他称『人狼』の予言者
お姉ちゃん:自称『人狼』の狩人
ミーナ:BBA
芳佳:半泣き

第三幕が待ち遠しいので改めて最初から読み直してみる

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