上条「恵方巻やるよビリビリ」美琴「…モガガ」(382)

まかせた

上条さん「恵方巻きやるよビリビリ」
美琴「…モガガ」
上条さん「今年は南南東らしいけど、どうせ不幸な上条さんだから
       あえて北北西を向きながら食べたいと思うんですよ」
美琴「…?」
上条さん「というわけで、逆から頂きます」
美琴「…!」

みたいな?

アレイ☆「たまには縁起を良くせねばな」
エイワス「興味深い モガガ」

ピンポーン


上条「はいはいいま開けますよー」

ガチャ

美琴「やっほー」

黒子「お久しぶりですの」

上条「は? ビリビリ…………、と白井?」

美琴「うりゃー!」マメナゲ

バララ…

上条「痛っ! なんだこりゃ、………豆?」

美琴「今日は節分! アンタも豆まいたほうがいいんじゃないの? 少しは不幸も減るかも、なんてね!」

黒子「はぁ……、なにやら楽しそうに出掛けたと思ったら、節分にかこつけて殿方と……」

美琴「ち、違うわよ! 私はただ、コイツの不幸を少しでも減らしてやろうと……!」


上条「御坂………テメエ………」ユラリ

美琴「ふぇ!?」ビクッ


上条「なんてことしてんだテメエ!!」ダンッ!

美琴「え!? え、なに!?」

上条「豆をばら撒くなんて……! いくらお嬢様でも食べ物を粗末にするにも限度ってもんがあるだろうよ!!」

美琴「え、いや、だって節分……」

上条「言い訳してんじゃねえ!」

美琴「!」ビクッ

上条「いいか、豆とはいえ食べ物を放り捨てるだなんてな」

イン「ポリポリ」オチタマメクッテル

上条「……ウチじゃなかったら全部ゴミになってたとこだぞ、わかってんのか?」

美琴「あ、はい……」


イン「なんかこの豆美味しいんだよ」ポリポリ

上条「……その豆、いくらしたんだ?」

美琴「え? 一袋3千円くらい……」

上条「はああ!?」

美琴「!」ビクッ

上条「3千円!? たかだか数十センチ四方の薄っぺらい袋に入った大豆が!? オマエ世の中バカにしてんのか!?」

美琴「だ、だって、これしか売ってなくt……」

上条「はァ!? んなわけねェだろうがよ! あーあ! これだからお嬢様ってやつはよォ!!」

美琴「だって……ふぇ……」グスッ

黒子「上条さんのぶんも買ってありますのよ」ホイ

上条「あ、あざーっす」ウケトリ

美琴「あ、それ私が……」

上条「はァァ!?」

美琴「ふぇぇ……」グスグス

美琴「ふぇぇ……」グスグス
可愛すぎるな



イン「ねえねえ、その袋に入ってるのはなにかな?」クンカクンカ

黒子「コレですの? これは恵方巻きですの」

イン「エホーマキ?」

美琴「そう! アンタ達のぶんも買ってきてあげたのよ!」

上条「………いくらした?」

美琴「…………………1本5千円、だったかな」

上条「……」ハァ…

美琴「」ビクッ

イン「」モグモグ

上条「よし決めた」

美琴「へ?」

上条「俺がおまえらに金の尊さについて教えてやる」

黒子「『ら』とはなんですの、ワタクシは遠慮しときますわよ」シュン

美琴「ちょ、ちょっと待って、なにがなんだか……。あ、でも、二人きりなら別に……」

上条「よし善は急げだ、大豆を作りにいくぞ」

美琴「いいかな………、ってはい? 作りに?」

上条「学園都市を離れて農家の暮らしをするんだ。外界と隔絶された場所で、ふたりきりでな」

美琴「ふたりきり………、い、いやそうじゃなくて、って学園都市を出るの? え?」

上条「よし、行くぞ御坂。田舎にはお前の好きな蛙が死ぬほどたくさんいるぞ、死ぬほどな」ガシ

美琴「え、ちょ、ちょ…………」ズルズル



こうして二人の農村生活が始まった。


とりあえずここまで妄想した

上条「美琴のお豆…美味しそうだ…」

美琴「ちょっと…やだもう///」

上条「美しい…値段なんて付けられないな」

美琴「当たり前よ」

上条「お金で買えない価値がある」

美琴「買えるものは」

上琴「マスターカードで」

こういうCM作って欲しいわ

えっ

こっから先は考えてないんだけれども

えっ

じゃあ考えとく

ではおやすみ

御坂「フガガ」

上条「どうした?もう一本欲しいのか?ダメダメ、これがなくなったら俺が頭からかじられるからな」

御坂「フガ!モガガ」ジタバタ

上条「駄々こねたってダメなものはダメ、あと中学生なんだからそう言う子供っぽい事はやめた方がいいぞ」

御坂「モガ!グ•••ガッ•••」

上条「おーいビリビリー、顔色悪いけど大丈夫かー?」

上条「俺の恵方巻をそんなに食べたいのか?」

御坂「べ、別に私はどっちでも・・・。アンタがどうしてもって言うなら・・・。」

上条「御坂は素直じゃないなぁ。」

御坂「んっ・・・・、痛っ、初めてなんだから・・・・・や、優しくしてよ・・・・・・。」

上条「こらこら、恵方巻は黙って食べなきゃ。」

御坂「そ、そんなこと言ったって・・・・、痛いってば・・・・・、無理にしないでよ・・・・。」

今から農業について勉強しながら書き溜めるよ

田舎では撒いた大豆は次の日には無くなってるよ

カラスやら狸やらが食ってるんだろうね

~どっかの田舎~

 
上条「さぁ、着いたぞ」

美琴「え、あれ? さっきまで学園都市に……」

上条「ほら、あれが今回俺達が住む家だよ。おお、まん○日本昔話に出てきそうな伝統的な日本家屋だな」

美琴「はぁ……」

上条「今回は恵方巻きの材料を自分で栽培するんだ。普段の食糧は準備されてるから安心しろ」

美琴「あ、うん…」

上条「最初の一カ月分だけな」

美琴「えっ」

上条「えっ」


美琴「そのあとは?」

上条「大丈夫、一か月も経てばいろいろ食糧も確保できるようになってるさ。さ、とりあえず荷物置きに行くぞー」

美琴(な、なんだかよくわかんないけどこれって要するに誰もいないとこで二人きりで生活するってことよね?)

美琴(それならまたとないチャンス! 少なくとも一カ月以上は一緒にいられるみたいだし、農業も出来る美琴さんをアピールね!)

上条「おーい、まだかー?」

美琴「よっしゃぁやってやるわよ! 見てなさい、軟弱な貧乏学生なんかには負けないんだから!」ビシッ

上条「おーおーその意気その意気」


ガサガサ


美琴「あ、あれ何?」

上条「タヌキだろ」

美琴「タヌキ!? 嘘、こんなとこに!?」

上条「別に田舎じゃ珍しくもないぞ」

美琴「へぇー……、可愛いなー……」

上条「あそこにイタチもいるな」

美琴「イタチ!?」

上条「狐も」

美琴「キツネ!?」

上条「……可愛いと思うのはいいけど、触るのはやめとけよ」


美琴「え、なんで?」

上条「野生生物は感染病の宝庫だからな、たとえ懐いてもあまり接触はしないほうがいいんだ」

美琴「へぇー……」


※有名なエキノコックスをはじめとして、野生動物はいろいろな病原菌やウイルスを持っています。
 カイセン症やはたまた狂犬病なども媒介しますので、田舎が初めての人は注意しましょう。


上条「ま、そんな簡単に触れるようなもんじゃないけどな」

美琴「あ、逃げちゃった……」




上条「はい、では本題に入ります」

美琴「いぇっさー!」

上条「まずは材料の中で一番時間のかかるモノを作りにかかろうか」

美琴「一番……。………米?」

上条「そう、米! 農家の基本! 苗を植えて収穫まで約半年かかる米を作ります!」

美琴「いぇっさー! ………………で、田んぼはどこ?」


上条「作るんだよ、今から」

美琴「えっ」

上条「えっ」

美琴「ここに?」

上条「ま、いくら自給自足な生活とはいえ耕運機くらいは使うけどな」

美琴「耕運機?」ナニソレ

上条「俺はワラとか肥料を持ってくるから、御坂は運転の練習でもしててくれ」

美琴「え? え?」



上条「ほい、肥料は撒いておいたから、その上から掘り起こして耕すんだ。運転のしかたはわかったか?」

美琴「だいたいは」ガロロ…

上条「…」

美琴「……なによ?」ブロロロ…

上条「……いや、改めて見てみると女子中学生とトラクターってシュールな画だなぁ、と」

美琴「アンタがやれって言ったんじゃない」ガロローン

※田舎でよく見る小型のトラクターなどを運転するには小型特殊免許が必要です。無免許運転は違法なのでよい子は真似しないでね!

上条「よしいけ御坂! 日本の未来を切り開け!!」

美琴「おっしゃぁ一気に耕すわよ!!」オラオラー!!


ドドド…


上条「…」


上条「…………シュールだなぁ」



美琴「なにこれ、おっそいわね」ブロロ…

上条「ゆっくりでいいんだよ。肥料もだけど、コレ、土ん中にいる虫とかも耕してるんだよなぁ」

美琴「え?」ピタ

上条「それも合わせて良い土壌を作るんだよ。もちろん御坂の好きな蛙も掘り起こして……」

美琴「ふぎゃーーーーーーーーー!!!!!??」

上条「冬眠してる蛙をこう、ぐちゃぐちゃに……」

美琴「」マッシロ

上条「いや、冗談だよ」

美琴「うぅ……そんなキツイ冗談やめてよ……」ブロロロ…

上条(……冗談じゃないんだけどな)



美琴「終わったー」フウ

上条「よし、じゃあ春まで待つか」

美琴「そうねー………………………………、はい?」

上条「こんな寒い時期に田植えなんかするわけないだろ」

美琴「えっ  えっ」

上条「耕した後は土を寝かせて水を張るんだ。ホントは一か月くらいでいいんだけどな」

美琴「え、じゃあこれからどうするの?」

上条「当面は最初に言った一カ月分の食糧で食いつなぐかな。来週からは来月にそなえて収穫の早い野菜とかを植える作業に入るけど」

美琴「来週……」

上条「ま、今日はもう土仕事は終わりでいいだろ。お疲れさん」

美琴(ってことは、ここから夫婦タイム!!)キュピン

上条「じゃ、薪を割るか」

美琴「………………………え?」


上条「言っとくが電化製品なんて無いからな? 白熱電球と水洗トイレ以外は」

美琴「……………嘘」

上条「嘘じゃない。さ、暖かいご飯と風呂のためにも薪を割るぞーさあ割るぞー」

美琴(く……! でも、これが終わったら今度こそ二人きりでゆっくり……!)

上条「それが終わったら家全体の掃除だな、明るいうちにやっとかないと」

美琴「ふぇぇ……」

上条「まぁそれが終わったらゆっくり出来るんだから、頑張ろう、な?」ナデナデ

美琴「……!」パァァ

上条(……可愛いな)



上条「ほい、では薪を置くのと割るのとで分担しようか。御坂はどっちがいい?」

美琴「割るのってあの斧みたいなやつでパカッとやるんでしょ? ちょっとやってみたいかな」

上条「ふふふ、そう簡単に出来るかな?」

美琴「バカにしないでよ」ブー

上条「よし、じゃあ俺が薪をこの台に置いていくから、この斧を使って割っていってくれ」ホイ


ズシッ


美琴(!? なにこれ、重い……!)


上条「おやあ? やっぱり無理かにゃー?」

美琴「うううっさいわね! 平気よこれくらい!」プルプル

美琴(う、けっこう重い……コイツは普通に持ってたのに……。やっぱり男だもんね、腕力あるんだ……)

美琴(ま、考えてみたら腕力あって当たり前かぁ。実際、喧嘩の腕だけで生き残ってきたのと同じだもんね)

美琴(そのおかげで私も妹達も助かったんだし、あのシスターの子も……、知らない女の子も……、いろんなとこでいろんな女の子を……)


美琴(いろんな、女の子を……)プルプル


上条「おーい、御坂さーん?」

美琴「うりゃぁぁぁぁあああああ!!!!」ブンッ!

上条「うぎゃぁぁあああああああ!!???」


ドカッ!


美琴「ふぅ」

上条「ちょちょちょっとなにすんですか御坂さん!? もう少しで俺の頭が弾けたスイカになってましたよ!?」

美琴「チッ……」

上条「舌打ちしましたね!? いま、舌打ちしましたね!?」

美琴「手が滑っただけよ、ほら、早くしてよ」

上条「いや今確実に俺の頭部をロックオンしてましたよね!?」


美琴「いくわよー」フリカブリ

上条「薪! 薪のほうを見てください! なんで俺のほう見て振りかぶってんですか!?」

美琴「せーの」

上条「うわぁぁあああああ!!!」ダッ

美琴「あ、この! 逃げんなこの女たらし!!」ダッ

上条「理不尽だ! 理不尽すぎるぅぅうう!!」

美琴「今回は逃がさないんだから! 絶対捕まえて、耕してやるぅ!!」ガロロン!

上条「うわああトラクターで追って来たぁ!! マジ怖ぇぇええええ!!」


ドドド…




上条(ん……? ここはどこだ……?)

上条(なんか後頭部に柔らかくて温かな感触が……)


ポタッ


上条(?)

美琴「……」グスッ

上条「………みさ、か?」

美琴「アンタ……、馬鹿じゃないの?」

上条「……?」

美琴「確実に1回、いや、5回は死んでたわよ? たまたま私の狙いが甘かったから無事だったけどさ」

上条「ですよね……」

美琴「ホント馬鹿。能力を使えばよかったじゃない、私くらい軽く黙らせたでしょ」


美琴「本気で心臓止まってたかもしれないのに、なんでっ……笑ってられんのよ……!」

上条「御坂……」



上条「全部お前のせいだろ」

美琴「そうだったかしら」シレッ

上条「まったく、トラクターを電磁誘導でブン投げるなんざ女子中学生のすることかよ」イテテ…

美琴「………えへ」

上条「えへじゃない」ペシ

美琴「それはそうと、アンタが寝てる間にもう薪も割って夕飯も作っちゃったんだけど。食べる?」

上条「寝てたんじゃなくて生死の境をさ迷ってたんだけどな」ドッコイショ

美琴(ふたりきりで夕食なんて、ホントに夫婦みたい……)エヘヘ

上条「聞いてないし……」フコウダ…

とりあえずここまで妄想した

昼から仕事なのぉ

出来るだけ書きためときますから勘弁してください

頑張れ
例え美琴と上条さんの間に子供が出来ようと初春が作った畑に寄生して養分吸い上げられようと
暗部から離れる為に畑仕事に勤しむ浜面達がいようと科学否定してるからって素手で畑作ってるヴェントがいようと
社会勉強の為に農業してるフィアンマがいようと農業に興味持ったエイワスがいようと
上条勢力が集まってグレートファームが作られようと俺はお前を応援する

恵方巻でポッキーゲームって汚いよなwww

なんか素敵なネタがたくさんあるぞ
そんなことしてたら使っちゃうぞ?

では仕事行ってきます

>>90
御坂「ムグムグ…モギュ、フーッ、フー…アグ…」
上条「モシャモシャクッチャクッチャングン、モギュモニュ」

きったねぇ

ミサカ妹が猫についてたノミをやったように土に住み着いてたミミズや田んぼに住んだ泥鰌を殺したら上条さんさぞ怒るだろうな
害虫殺しには便利そうだけど
蝗の大軍が来てパニクった美琴が畑消し飛ばすようなオチは止めてくれな

むしろ斧使う必要ないよね
砂鉄チェンソーブレイドで綺麗に斬れるよね

それはもう田舎じゃなくてサバイバルだ
タンパクなら豆で取れるだろう

生えてくるもんな

休憩中

なんか考えれば考えるほどSS速報いったほうがいいんじゃないかと思えてくる

俺は好きだが
私怨

今から帰るよ

このまま二人きりでやるか、他にもキャラ増やすかどっちがいいかな
二人だけだとどうしても単調になりそうで…

この場合両方に顔見知りのある奴のが書きやすいんじゃないか?
白井か海原か一方通行かミサカ妹あたり呼べば
だが俺はあえてていとくんを推す

↑面識のあるって言いたかった
思い出せなくてもやもやした

基本二人、時々ゲストが訪問して冷やかす形式とか

黒子は意外と扱いに困るし、女性陣は上条に気のあるやつだと扱いに困る
前から俺のSSでは決まってギャグキャラとして登場してた妹達も同じ理由で出しにくい
ちなみに土御門と青ピの扱いやすさは異常

よって通行止めに決定
>>134の形式がやりやすそうなので他のキャラは冷やかしにしようそうしよう

初春のお花畑寄生は鉄板かな

いま必死で書きためてるんだけど、レスにしたら5・6レスで切れそう

もうながらでいいかな



美琴「はい、学園都市の第三位、御坂美琴様の手料理よ。心して食べなさい」

上条「おぉ、そう聞くとなんかコレってけっこうすげえシチュエーションだな」

美琴「え、いまさら……?」

上条「いやー、御坂って普段から超能力者ってことを鼻にかけてないからさ。いざそれを意識するとなんか凄いなぁって」

美琴「……」

上条「………御坂?」

美琴「…………やめてよ、アンタにまでそんな目で見られたら、私………」

上条「あ、あぁすまん」

上条(そういえば前にも白井に言われたっけ。対等に話せるのは俺だけとかなんとか)


美琴「…………でも」

上条「ん?」

美琴「誉められてるって思うと……悪くないかも……///」モジモジ

上条「……」

上条(なんだ、けっこう素直なとこもあるんじゃねえか)

上条(当然か、まだ中学生だもんな……)

上条「だがしかし!」

美琴「」ビクッ

上条「たとえ御坂がど偉い人であっても、食い物を粗末にすることだけは許さん!」

美琴「はぁ……、そういえばそんな企画だったわね、これ……」


上条「あのばら撒かれた豆達の痛み、自身の身体で思い知るまでは何度でも田舎生活です!」

美琴「だからアレは節分で……、で、でも、私はアンタと一緒なら別に何度だって田舎生活も……ゴニョゴニョ」

上条「ん? なんだって?」

美琴「なんでもないわよ! 後片付けもあるんだから、さっさと食べてよ!」

上条「んなこと言って、お前の方が食べてねえじゃねえか」

美琴「う……」

上条「いらないならもらうぞー」ヒョイパク

美琴「あ……」

上条「うん、うまい」

美琴「………///」ボンッ

上条「あ、それと風呂なんだけど」

美琴「風呂? ………もしかしてお風呂もないの?」


上条「いや、あるよ」

美琴「そ、そうよね。よかった……」

上条「五右衛門風呂が」

美琴「…………………え?」ゴエモン?

上条「さすがに今の若者は知らないかー。ま、見てのお楽しみだ」

美琴「若者って……、アンタも十分に若者でしょうが」



上条「あ、いらないならもらうぞー」ヒョイ

美琴「ふにゃーーーー!!」バチバチッ

上条「どわぁぁあ!?」ナゼニ!?





美琴「………」

上条「………」

美琴「………ねぇ」

上条「ん?」

美琴「なに、これ?」

上条「…………風呂だ」

美琴「…………これが、お風呂?」

上条「そう、昔ながらの五右衛門風呂ってやつさ」

美琴「こ、これが……!」


上条「ホントはドラム缶でもよかったんだけどな、あれは火加減が難しいし、下手に外壁に触れようもんなら大火傷しちまう上級者向けだからな」

美琴「へぇ……。で、どうやってお湯沸かすの? ボイラーは? もしかして電熱?」

上条「言っただろ、電化製品は照明とトイレ以外はありません。それに、なんのために大量の薪を割ったと思ってんだ」

美琴「……………で、でも! これくらいなら私の能力で沸かせr」

上条「な ん の た め に 薪 を 割 っ た と 思 っ て ん だ ?」

美琴「……………………晩御飯つくるためかな?」アハハー

上条「この後に及んでまだ逃げようとするか……」

美琴「い、いいじゃない! ほら! せっかくレベル5の電撃使いがいるのよ!? 薪の節約にだってなるし……!」

上条「……御坂」キリッ

美琴「う……!」

上条「……諦めろ」

美琴「ふぇぇ……」

きたきた



~美琴さん入浴中~


上条「いっとくがど田舎の民家では五右衛門風呂もまだまだ現役なんだぞ?」※ホントです

美琴『ふーん……』

上条「といっても新しいのになると追い炊きもすごく楽なんだけどな。これは新しいのは見た目だけで、中身は古いもんだからこうやって誰かが火加減見とかないといけないんだよ」※いま上条さんは外にいるよ

美琴『そうなんだ……お風呂ってけっこう大変なのね……』

上条「そう! そうなんですよ! あぁ、御坂からそんな言葉を聞けるなんて……」グスッ

美琴『それもだけど、水を使うにも毎回井戸から汲んでこなきゃいけないってのもなかなか辛いわね……』

上条「さすがに台所は上水を引いてるけどな、風呂までは無理だった」

美琴(はぁ……、いろいろ大変だけど、たしかに私、いままで楽しすぎだったかも……)

美琴(あ、そういえば今日はもうすることないし、もう寝るのよね?)

布団が勿体ないから一つの布団で寝るんですね
翌日お腹の膨らんだ美琴が


美琴(ど、どうしよう……! 布団はちゃんと二組あるのよね!? もし一組しかなかったら……!)





上条『よし、寝るかー』

美琴『あ、あれ? 私の布団は?』

上条『ん? なに言ってんだ。目の前にあるだろ』

美琴『え、目の前って……』

上条『ほら、こいよ御坂』カモーン

美琴『………!!』


上条『おや? もしかして御坂様はなんのとりえもない貧乏学生に異性を感じちゃってるんですか?』ニヤニヤ

美琴『そ、そんなわけないでしょ! 上等じゃない! アンタこそ醜く発情するんじゃないわよ!』

上条(ちょろいw)

美琴『お、お邪魔します……///』ゴソゴソ


ガシッ


美琴『!!?』

上条『あー、御坂はいい匂いだなー』ギュウ

美琴『ちょちょちょっと! アンタなにして……!』



上条『今日は寒いから湯たんぽが欲しいなー。おぉ、こりゃちょうどいい』ギュー

美琴『あわわわわ………!!』






美琴「ふにゃー」

上条「え、ちょっと御坂さん風呂場でそれはあばばばばばばばばばばば!!!!」

 

↑ここまで美琴の妄想
↓ここから黒子の妄想

炭火にすればいいじゃなイカ




~上条さん入浴中~


美琴「ごめんって、ついのぼせちゃって……」テレ

上条『あのなぁ、外にいるとはいえ、水場で電撃って逃げ道ないだろ……』

美琴「あんまりくどくど言ってると電気と追い焚きで茹でちゃうわよー」バチバチ

上条『うわ、あっつ! いま一瞬で2・3度あがったぞ! 頼むからそういうのはやめてください!』

美琴「えへへー」

上条(やばい、なんか今日のビリビリは怖い。さっさと身体洗ってあがるか……)


上条『……ん?』

美琴「……? どうかした?」


上条『…………毛?』

美琴「」ピクッ

上条『茶色ってことは御坂の? ………でも御坂ってストレートじゃなかっt』

美琴「死ねぇぇぇぇえええええええ!!!!」

上条『うぎゃあらばばばばばばばばばばb!!!!』


バチバチバチ……


………

……


 

上条「お湯が勿体ないから飲もう」ズゾゾゾ
美琴「いやぁー!?」



上条(ん……? ここはどこだ……?)

上条(なんかまた後頭部に柔らかくて温かな感触が……)


ポタッ


上条(?)

美琴「……」グスッ

上条「………みさ、か?」

美琴「アンタ……、馬鹿じゃないの?」

上条「御坂………」


上条「そのネタはさっき使ったぞ」

美琴「そうだったっけ」シレッ

上条「はぁ、風呂だけで二度も電撃を浴びせられるとは……先が思いやられる……」


美琴「ごめん……、でも、二回目は自業自得なんだからね!」

上条「二回目? そういやあれはなんn」

美琴「タヌキよタヌキ! 多分ね!」

上条「タヌキの毛を見つけると電撃を食らわされるのか」

美琴「そ、そうよ、私が決めたの。さっき決めた」

上条「そうですか。でも今度からローカルルールを策定したらその時に報告しておいて欲しいです」

美琴「善処します……」

上条「さて、もう十分寝たような気もするが、まだ寝るには早いしテレビでも見るかー」

美琴「え、テレビあるの?」

上条「あぁ、テレビはな。言い忘れてた、というかさっき決まった」

美琴「?」






TV『“素晴らしき色彩の世界”、この後すぐ!』


美琴「……」 

上条「……」

美琴「白黒………」

上条「さすがの上条さんもこれにはびっくりです」

美琴「世間じゃデジタル放送への完全切り替えが迫ってるっていうのに……」

上条「色彩の世界って……白黒でなにを見ろと……」

美琴「白黒テレビって、教科書でしか見たことなかったわ……」

上条「ちなみにラジオもあるんだが」

美琴「……なんかあるの?」

非常に今更だがどこの土地使ってんだろう
天草式のを借りてるとか


上条「クォーツ式のラジオだ、これいつ作られたんだ?」

美琴「ていうかこの家っていったい誰が住んでたの?」

上条「いや、知り合いに紹介してもらったんだけど……」

美琴「知り合い? 信用できるの?」

上条「いざって時は信用できるけど、それ以外の時はむしろ敵みたいなやつだよ。うさんくせえサングラスかけてるし」

美琴「……それって信用できないってことよね?」

上条「……」


上条「ま、大丈夫だろ。いくら腐ったやつでも、知り合いを不幸な目にあわせたりは……」


ブチンッ←電球切れて真っ暗


美琴「………不幸な目にあわせたりは?」

上条「帰ったらブッコロス。三割増しでブッコロス」

僕もお風呂はいってきます

さあ蜜月の交わりだ

土御門なら妹にケツ掘られてたよ

これは早くヤれっていうつっちーからのメッセージだな





上条「よし、そろそろ寝るかー」

美琴(きた……!!)ワクワク


バサッ


美琴「あ、ちゃんと二組あるんだ……」

上条「……? 当たり前だろ? よし、じゃあこの少し小さいほうが御坂でこっちが俺でいいよな」

美琴「そう……そうよね……別に期待してなんか………ブツブツ」ガックリ

上条(やっぱり今日のビリビリはなんか怖いな。さっさと寝るか)

美琴「ブツブツ……………あれ?」

上条「ん? どした?」


美琴「これ………」バサ

上条「うわ、すごい虫食いだな。そりゃ使えねーわ」

美琴「えー……どうすんのよ……」

美琴(ハッ! こ、これはもしかして同じ布団で寝るフラグ……!)


上条「しょうがないな、俺がその布団使うから、御坂はこっちの布団を……」バサ

美琴(……!!)


ガシ


上条「……」

美琴「……」


上条「使いなさいよっと……」グイッ


ガッシリ


美琴「……」

上条「あの、御坂さん? 布団から手を離してもらわないと……」

美琴「………………やだ」ボソッ

上条「はい?」

美琴「だ、だって、こんなボロボロの布団じゃいくらアンタでもちゃんと寝付けないでしょ、だから、その……」

上条「いや、でも布団はこれだけしか……」

美琴「だから……!」



美琴「一緒に…………寝よ………?」ウワメヅカイ

上条「」

ガシ

上条さんの息子を掴んだんですね分かります

一緒に寝ても実際に手を出したSSなんて1%にも満たないから安心していい





土御門『おーいカミやーん!』

上条『あー? なんだよ?』

青ピ『なんだとは失礼やなぁ、今日は今世紀まれにみるお宝を持ってきてやったゆーのに』

上条『お宝? まーた悪趣味なDVDでも持ってきたんだろ? 言っとくけど、万年補習の上条さんにそんな余裕は……』

青ピ『悪趣味とはまた失礼な。よおーく見てみい』

上条『あー?』


“激録!! 女子○学生を田舎に連れ込んで性奴隷に!!”


上条『なんていうかな、お前らとの溝がまた一段と深くなった気がするよ』

青ピ『なに言うてんの! 素晴らしいやん! このパッケージからして既に後光が差すほどの……』


土御門『ま、まさかカミやん……、もう既に女は食い飽きたと……!?』

上条『……は?』

青ピ『な……! もう既に女から………、…………男?』

土御門『お、恐ろしい……。カミやん、さすがに自分の幻想までは消せなかったのかにゃー……』

上条『おい、なんか好き放題言ってるけどな、俺は確実に健全な少年ですよ』





上条「土御門ぉぉおおおおおおお!!!」

美琴「……!」ビクッ

上条「あの野郎……ここぞとばかりに……!」

美琴(あ……、嫌がってる、のかな?)ビクビク

ビクビク

なんだ事後か


美琴「あ、あの……やっぱり……」

上条「おもしれぇ……受けて立ってやろうじゃねェか……」

美琴「ふぇ……?」

上条「テメエらが! 俺が性欲に負けて女子中学生に手を出すなんて幻想を抱いてるなら、まずはその幻想を……!」

美琴(よ、よくわかんないけど……、一緒に寝られるのかな?)

上条「ぶっころー。はい、御坂さん、寝ましょうか」バサ

美琴「え、あ、うん」

上条「大丈夫ですよ、今の上条さんは無我の境地にいますから」

美琴「う、うん……」ゴソゴソ


上条「じゃ、明りも消すぞー」

美琴「うん……」


パチ


上条「……」

美琴「……」


上条・美琴((どうしよう……))


上条(布団は少し大き目だから二人で寝ても多少隙間は空くのですが……)

上条(それでも十分に、御坂から心地いい香りが……! これが女の子の匂いってやつか……!)

上条(いやしかし、それにしても……)


美琴(うぅ……すぐ近くに、すぐ近くにアイツが……!)

美琴(同じ敷き布団、同じ掛け布団っていきなりハードル高すぎ……!)

美琴(でも、それにしても……)


上条・美琴((寒い………))


美琴「ね、ねぇ………」ゴソ

上条「ん、なんだ?」

美琴「………この布団、薄くない?」

上条「そうだな、ちょっと薄いな」

美琴「……」

上条「……」

美琴「…………ねぇ」

上条「…………なんだ?」

美琴「……ちょっとだけ、そっちに行っていい?」

上条「」


美琴「む、無我の境地にいるとか言ってたから大丈夫よね、うん」ゴソゴソ


ピト


上条「」

美琴「………///」ギュウ

上条「」

美琴「お、おやすみ………///」

上条(警告―――、上条当麻の『首輪』第一から第三までの全結界の貫通を確認―――)

上条(108の煩悩と精神の保護の為、侵入者の迎撃を―――)


上条(いや待て待て待て!!! 相手は中学生だぞ、中学生――――!!)

美琴「えへ……」ギュウ

上条「」

中条さんがアップを始めたようです

あ、頭がパンクしそうだ……ちょっと休憩を…
やっぱ風邪ひいてると思うように書けないな……

ちなみに無人島サバイバルの人ではないよ、好きだけど

今までVIPで書いたなかではデレデレールガンと入れ替わり電磁通行とダッチミサカがけっこうウケがよかったかな

カス条「そろそろ俺の出番か」


~翌日~


上条「ん……朝か……」

上条「……」

上条(あれ? 俺、きのうはいつ寝たっけ)

上条(それにさっきから胸元に感じる、ちょうどいい温かさは……)


美琴「……」

上条「……」

美琴「……」

上条「……」

美琴「…………………ふにゃー」

上条「ええぇえ朝イチでそれですかあばばばばばばばばばばばばb!!!!」





上条「えー、ひとつお知らせがあります」プスプス

美琴「はい………」シュン

上条「部屋が一つ減りました」

美琴「……………はい?」

上条「外、見てみな」

美琴「そと?」


ガラッ


美琴「うわぁ……!」キラキラ

上条「昨夜から雪が降り始めてたみたいでな、あっという間に雪景色ですよ」

美琴「すごい……!」


上条「ま、雪なんてロシアで見慣れてるかもしれないけど、そのせいでこの古い家はですね」

美琴「どしたの?」

上条「雪の重みで端の部屋が潰れました」オテアゲー

美琴「雪で!?」

上条「雪を舐めちゃいけませんよ。簡単にいえば屋根の上に数千~数万リットルの水が乗っかってるのと同じなんですからね」

美琴「へぇ……」

上条「てことで御坂さん」ホイ

美琴「……?」スコップ?

上条「今日は部屋の修復と、雪下ろしです」


上条「ところで御坂」

美琴「ん、なーに?」

上条「昨日の夜あたりからの記憶が無いんだが、俺、昨日は普通に寝たよな?」

美琴「ふぇ!? あ、あぁうん! ふふふ普通に寝てたわよ! うん!」

上条「そうか……、ならいいんだけど………」






美琴『えへへ……///』

上条『御坂』

美琴『ふぁ!?』ドキッ

お前だったのか
もし、君が忘れていなければ、番外通行をだな。密かに心待ちにしてたんだよ。

上琴も大好きだけど…

上条『いい加減にしろよ、おまえ……』

美琴『え、ちょっと………、ひゃあ!?』ビクッ

上条『土御門の野郎………帰ったらブッコロス……』

美琴『あ……! ちょっとそれはまだダメ……!』


ボコッ


上条『』

美琴『………?』

上条『』キゼツ

美琴『あ、あれ? ちょっと、どうしたのよ?』

???『悪いにゃー、お譲ちゃん』

美琴『………!! 誰!?』

???『おっと、そんな警戒しないでくれにゃー。俺はカミやんにこの家を紹介した者なんだぜい』

>>239
忘れてないさ……ただな……ネタがな…全然思い浮かばなかったんだ……


美琴『………あぁ、アンタが例の知り合いってやつね?』←暗くてよく見えてない

???『そうだにゃー。舞台を用意したのは俺だけど、さすがに最後までいってしまうとこちらとしても罪悪感が拭えなくなるからにゃー。今日はここまでで勘弁してもらえると助かるぜよ』

美琴『ここまでで勘弁って……! べ、別に私はなんとも……!』

???『ま、なんでもいいんだぜい。明日からもカミやんを頼むにゃー』

美琴『え、あ、はい………』





美琴「ウン、ナニモナカッタ」

上条「そう念を押されるとなんかなぁ……」

美琴「さーて! 雪下ろしね! ガンバッチャウゾー!!」

上条「……」


上条「……ま、いっか」

俺の脳がオーバーヒート中

出来れば一晩かけて冷やしたい

うん、たぶん明日になったら風邪も多少は治ってると思いたい
今日仕事を重役出勤したのもそのせいなんだよ
落ちてたら全部書きためてからSS速報に行くよ

うぇぇ胃がキモチワルイ……

俺は、寝る
目が覚めたら美琴たんが心配そうな目でおれの顔を覗き込んでいますように

喉の痛みMAX、体温38.7℃
病院イッテキマース

帰ったら書く

なんだ? もしかして俺って特定されてんのか?

俺はいま大変なことに気がついた

>>177で美琴は風呂場で気絶した上条さんを介抱している
つまり美琴さんは上条さんの裸体を…


~雪下ろし中~


美琴「ていっ」ザクッ

上条「……」ジー

美琴「よっ」ガバッ

美琴「!?」


美琴(お、重い………!)プルプル

美琴「…………ハッ!」

上条「……」ニヤニヤ

美琴「べ、別にこれくらいどうってこと……」プルプル

美琴(ちょっとだけ、電磁誘導で……)ビリ


上条「おっと、それは反則ですよ御坂さん」ポン←右手

美琴「ふにゃあ!?」ガクン


ベシャッ


上条「ありゃりゃ、大丈夫か?」

美琴「………こんの」バチッ

上条「はいはい、能力使うのはやめときましょうねー」

美琴「……………アンタ、潰れた部屋の様子見に行くんじゃなかったの?」

上条「あぁ、ありゃ無理だわ。木造だし、御坂の能力も通用しないだろうしなー」

美琴「ふーん。で、わざわざ私の邪魔をしに来たの?」


上条「いやー、御坂って意外と華奢なんだなー」

美琴「華奢って……! ………そりゃ男並みに腕力あるわけないでしょ、別に鍛えてるわけでもないんだし」プイッ

上条「そりゃそうだけどさ、御坂って普段から快活っつーかすごく運動の出来そうなイメージあるからさ」

美琴「間違ってはないけど、それで筋力を期待するのは的外れなんじゃない?」

上条「いやいや、こう見ると御坂も女の子なんだなーと」

美琴「………!」ドキッ

上条「さて、俺も雪下ろしやるかー」


ザクザク


美琴(すごい……あんな重いのをあんなにスムーズに………)

美琴(わわ私、ゆうべはあの腕の中で寝て………///)


美琴(今日も、一緒に寝るのかな……? でもまた襲ってきたらどうしよう……! べ、別に無理に抵抗しなくても……そそそれはマズイかな……でもでも……!!)


上条「………ん? どした?」

美琴「………………ふ」

上条「ふ?」

美琴「ふにゃー」

上条「おおおおおおい!!! 昨日から回数多すぎだろおおあばばばばばbbbb!!!!!」






美琴「………びっくりしたわよ、気付いたらアンタが屋根から落ちて雪に埋まってるだなんて」

上条「………びっくりしましたよ、まさか雪で犬○家をやるはめになるなんて」


※雪かきは非常に重要であり、屋根から落ちた雪が下の歩行者を直撃し、首の骨を折って死亡するケースも少なくありません。
 雪国の人はわかるかもしれませんが、雪かきはTVなどで見るよりもかなり過酷な作業です。
 でもしておかないと家が潰される………、難儀なことです。


上条「……だそうだ」

美琴「え?」

上条「雪降しは俺がやっとくから、御坂は風呂でも沸かしといてくれると嬉しいかな」

美琴「うん、わかった」


上条「よし、じゃあ続きやるかなー」スタスタ

美琴「………」


美琴(男は仕事に行って女は家事………なんかホントに夫婦生活してるみたい……)




~ぶっ飛んで夜~


上条「よし、寝るかー」

美琴「あ……」

上条「……………そういえば布団は一組しかなかったんだったな」

美琴「だ、大丈夫よ、昨日もなんともなかったんだし!」

上条「そうか? おれは記憶がないからどうにも不安なんだが………」


美琴「いいから、さっさと寝るの!」ゴソゴソ

上条「了解シマシタ……」ゴソゴソ


ピトッ


美琴「………えへ」ギュウ

上条「………あの、御坂さん?」

美琴「さ、寒いから……! 仕方なくくっついてんのよ!」

上条「そうですか……」

上条(背中からならともかく、正面から抱きつかれるといろいろと危険な……)


美琴「……」ギュウ

上条「……」

美琴「……」


上条「……」


上条「ウワァァァアアアアアアアアアアア!!!!!!」ガバッ

美琴「えいっ」バチバチ

上条「ウボァァアアアアアアア!!!????」ビビビ


ガクッ


美琴「はぁ……、あの人から渡されたスタンガンもけっこう役に立つもんね。本気で襲われたら勝ち目なんてなかったし……」

美琴「えへへ、とーうま♪」ギュー

上条「」プスプス



~夜中~


美琴「……」パチ

美琴「ん、トイレ……」ムク

上条「」プシュー

美琴「うぅ……真っ暗でなにも見えない……」


ムギュ


上条「ぶふぇ」

美琴「あ、ごめん……、えっと、たしかトイレはこっち……」


ガタン


美琴「!」ビクッ


シーン…


美琴(………風かしら)


ガタガタッ!!


美琴「!」ビクッ

美琴「だ、誰!?」


シーン…


美琴「………ま、まさかね…………」


ガタンッ


美琴「ひっ!?」


ガタガタガタンガタガタ……


美琴「う、あ………」



美琴「にゃぁぁあああああああああ!!!」フトンメクリ

上条「うわぁぁああああああああ!?」

美琴「………!! ………!!」ダンダン

上条「………落ち着け御坂、声が出てないぞ」

美琴「……!」バタバタ

上条「あぁ、玄関から物音? 風だろ?」

美琴「………! ……!?」ブンブン

上条「あーわかったわかった、見にいきゃいいんだろ?」ドッコイショ



シーン…


上条「……」

美琴「……」

上条「………音なんかしねえじゃねえか」

美琴「そんなはずは……」

上条「まさかお前、その歳になってまだ………」

美琴「ち、違うわよ! だいたい私は科学の結晶、学園都市のトップ3よ!? そんな非科学的なこと「ガタンッ!」ひゃあああ!?」

上条「………」

美琴「………」

上条「………あの、御坂さん。俺の腕にしがみつきながらそんなこと言われても説得力がですね……」

美琴「はやく……見てきてよ………」


上条「はぁ……どうせ風で扉が鳴ってるだけ………」


ガラッ


一方通行「三下ァ……助けろォ……」


ピシャッ!


上条「……」

美琴「……」

上条「……やっぱり風だよ、さて寝るかー」

美琴「そ、そうね、寒いし」


「おおォいオマエェ! 人が頭下げてンのを完全無視ですかァ!?」
「うぅ……この寒さはお子様なミサカには辛すぎるって、ミサカはミサカは弱音を吐いてみる……」


上条「……」


上条「………どうする?」

美琴「小さいほうだけ引き入れて、大きいほうは放置かな」

上条「奇遇だな、まったく同意見だ」


ガラッ


一方通行「おィ―――」

上条「確保!」ガシッ

打ち止め「うにゃっ!?」


ピシャッ!


上条「ふぅ……なんとなったな……」

美琴「なんとかなったわね……」

打ち止め「あ、あれ? お姉様?」


一方通行「うらァァァァァあああ!!!!!」


ドガッシャーー!!


上条「うおおおテメエなに玄関ぶち壊してんだぁぁ!!!!」

一方通行「なンだなンだなンなンですかァ!!? 世界大戦を終結させたヒーローがたった一人の少年に対してこンな冷酷な対応をしちゃうンですかァ!!?」

美琴「うわぁ……」

一方通行「露骨に“うわ、コイツめんどくせえ”って顔してんじゃねえぞオリジナル。なンならいまここd」

打ち止め「なんかややこしいから演算切るね」ピッ

一方通行「」

上条「で、なんだってこんなとこにいるんだ? しかも夜中に」

打ち止め「そのことなんだけど……」





黄泉川『うわ、また缶コーヒーかよ』

一方通行『あァ? 別にいいだろうがよ、これくらい』

黄泉川『いや、よくないじゃん。子供の成長に悪影響を与えかねないじゃん、アンタにも、あの子にも』

一方通行『は? なにコーヒーくらいで……』

黄泉川『決めた、アンタ達、田舎で健康的な生活を体験してくればいいんじゃん』

一方通行『………はィ?』





打ち止め「で、気が付いたら雪の中」

美琴「………」

上条「学園都市はいったいどうなってんだ………」


美琴「で、近くにあったこの家に来たわけね」

打ち止め「うぅ、寒かった………、ってミサカはミサカはガクブルル……」

美琴「お風呂でも入る? 今回は電熱で沸かしてもいいわよね?」

上条「あぁ、今回はな」

打ち止め「お姉様と一緒にお風呂!? こんなとこに来たかいがあったかもって、ミサカはミサカは大興奮!」

美琴(可愛い……)キュン

一方通行「」

上条(あ、一方通行は放置なんだ。御坂遺伝子って意外とドライなんだな)


~御坂姉妹入浴中~


打ち止め「だからね、あの人も悪気があったわけじゃ……」

美琴「わかってるわよ、でも玄関は明日直してもらうけどねー」

打ち止め「やっぱりお姉様って心が広い! もうミサカはミサカは感謝の気持ちでいっぱいだったり……」

美琴「別にいいのよ気にしなくて。私がそうしたいからしてるだけなんだから」

打ち止め「MNWも感謝の気持ちでいっぱいだよ、ミサカもお姉様とお風呂に入りたーいって!」


「ハッ! こ、ここは!?」
「おー、やっと戻ったか」
「……!? おィ、クソガキはどこだァ!?」


打ち止め「だから、こういう時間がもっとあればなー、ってミサカはミサカは本音をこぼしてみたり……」


美琴「……そうね、私も、もっと妹との時間を……」


「あぁ、打ち止めなら向こうに……」
「あンのガキィ……!」ダッ
「いや、風呂なんだけど………、って聞いてないし」


美琴「アイツといるのと同じくらい、妹達との時間も大切だから……」

打ち止め「お姉様……」


ガラッ!


一方通行「おィこらクソガキィ!! オマエなにをしやが………!!」

美琴「………」

打ち止め「………」


一方通行「………」


一方通行「………………………不幸だ」ボソッ

ただいま38.5℃、起きているのも辛いです
携帯から書くと文体変わってしまうし夕方まで休みます……

必死に少しずつ書きためる→スリープと間違えてシャットダウンをクリック→もちろん書きためも消える

そろそろ俺、死ぬかもわからんね





打ち止め「だからね、あの人も悪気があったわけじゃ……」

美琴「わかってるわよ、でも………///」

美琴(まさかアイツより先に一方通行なんかに見られるなんて……)

美琴(いやいや、まだ片想いなのにそんなこと……。でもけっこうショックかも……)

美琴「うぅ………」

打ち止め「お姉様……」


上条「…………おい」

一方通行「……なンだ」

上条「女の子を泣かせといて、謝罪の一つも無しか?」

一方通行「……演算切られてフルパワー10億ボルトの雷撃くらってなお謝らねェといけねえのか?」

上条「それはまぁ、同情するけどさ……。でも、一応謝るのが筋だと思うぜ、俺は」

一方通行「チッ………」


一方通行「おい、超電磁砲」

美琴「…………なによ」グスッ

一方通行「………俺が、悪かったァ。この通りだ」

美琴「…………聞こえない」プイッ

一方通行「く………! この通りだ……!」ドゲザ

美琴「よし、じゃ湯冷めしないうちに寝ましょっか、打ち止め♪」ケロッ

打ち止め「うん! お姉様!」

一方通行「こ、このガキ…………!」プルプル

上条「………諦めろよ一方通行。これが女の強みってやつだ」ポン



打ち止め「あれ? 布団が一組しかないよ? ってミサカはミサカは疑問に思ったり」

美琴「そうなのよ、もう一組が使えなくてね。じゃあ打ち止めを挟むように3人で寝ればいいわね」

一方通行「おィ、こら」

美琴(ハッ! そうするとアイツに抱きつくことができないじゃない……!)

美琴(どうしよう………)プルプル

打ち止め(お姉様……考えてることが手に取るようにわかっちゃうよ………)

打ち止め「ミサカは4人で賑やかに寝たいなーってミサカはミサカはナイスフォローを入れてみたり!」

美琴「そ、そうね! じゃあ………」


※左から順に一方通行、打ち止め、美琴、上条で寝ることになりました。


美琴「うふふ、打ち止めってちっちゃくって抱き心地いいー♪」ギュー

打ち止め「お姉様も暖かくって気持ちいいよ!」ムギュー

上条「………」

一方通行「………」


~十分後~


美琴「スピー………」ギュー

上条「………」←抱きつかれてる


打ち止め「クカー………」ギュー

一方通行「………」←同上


上条・一方通行「「はぁ…………」」


はい、呼び出しきましたー
かなり辛いけどイッテキマース

最終確認
SS速報に移るかどうかなんだけど、どうしよう

移行するんだったらゆっくり書くけど、ここで終わらせるんだったら便利設定で1ヶ月分で終わらせるよ

では移行します
今日中にSS速報にて「農業」を含むタイトルでスレを立てます

とりあえずここまでのログを向こうにて多少の改変を施したうえで投稿しなおそうとも思ってます

携帯用
http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/






上条「という夢を見たんだ」

美琴「へー。で、恵方巻き食べるの? 食べないの?」

上条「喜んで食べさせていただきます」

美琴「うむ、素直でよろしい」

上条「一本5千円って上条さんみたいな一般人には夢のまた夢ですよ」

美琴「ふふ、わざわざ美琴さんが買ってきたんだからね? 感謝しなさいよ」

上条「では食べますか、無言で」

美琴「こっち見ないでよ」

上条「しかたねえだろ、今年の恵方はそっちなんだから」

美琴「あ、そうなの?」


上条「…………これはもしかして今年は御坂といると幸運が訪れるということなんですかね?」

美琴「ふぁ!?」

上条「いえいえ冗談ですよ、じゃ食べますか」

美琴「…………………バカ」

上条「え? なんだって?」

美琴「あ、喋った」

上条「な……! こ奴、計りおったな!」

美琴「………はぁ、ホントにバカ」


今年は良い一年になりますように。

結局スレタイには届かないというオチ。
さあ、明日はいよいよ上琴回だ

誘導します

上条「農業やんぞ、御坂」 美琴「はい?」-SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)

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