絹旗「…超遭難しました…」(221)

絹旗「…スキーに超みんなで来たのに、超私だけはぐれました…」

絹旗「ココ何処ですか…?辺り一面超真っ白で、全然分かりません…」

絹旗「…超最悪です…」ハァ

絹旗「…ここでこうしていても超埒が明きません。とりあえず、麓に向かって超滑って見ましょう…」スィー・・・

スイー・・・

絹旗「ううっ、全然元のところに超もどれません…」

絹旗「これはいよいよ、超遭難してしまったんじゃないでしょうか…!!」

クゥー・・・

絹旗「…お腹も超空いてきました…」

絹旗「考えたら、お昼から何にも超食べてません…」

クー・・・

絹旗「何だか、そろそろ超あたりが暗くなってきました…」

トップリ

絹旗「ああっ、お日様が超山の向こうに超沈んでいきました!」ガーン!!

絹旗「ううっ、いよいよ周りが超暗くなりやがりました…」マックラ

ヒュゥゥゥゥゥ・・・

絹旗「はくちっ!ううっ、超気温が下がってきました…」ブルブル

絹旗「相変わらす、周りには超誰もいませんし…」ポツーン・・・

絹旗「このままじゃ、超凍えてしまいます…」ガタガタ

ヒュゥゥゥゥゥ・・・

絹旗「それに、何だか雲行きが超怪しくなってきました…」ブルブル

絹旗「とか言ってる間に超吹雪いてきました!!」ガーン!

ビュウウウウウウウウ!!

絹旗「これは、いよいよ超遭難ですよ…!?」

ビュウウウウウウウ!!

絹旗「こっ、これはいよいよ超もたもたしていられません!一刻も早く超下山するです!!」

シャアアアアア!!

絹旗「…もはや、何処に向かっているのかさえ超分からなくなりました!!」ガビーン!

絹旗「滑っても滑っても山から出られませんし…」

絹旗「流石に超疲れてきました…」クッタリ・・・

絹旗「お腹も超空いてきましたし…」

絹旗「もう一歩も超動けませんよ…」

絹旗「回りも完全に超真っ暗ですし…」

絹旗「吹雪ばっかり超強くなっています…」

ビュウウウウウウウウ!!

絹旗「これじゃ、みんなのところに超帰れませんよ…」

絹旗「このまま、山で超遭難したままなんでしょうか…」グスッ

絹旗「このままだと、私超死んで…」グスッグスッ

絹旗「そんなの超いやです…」

絹旗「超心細いです…」

絹旗「はまづらぁ…」グシッグシッ

絹旗「いつも役に立たないんだから、こんなときくらい超助けに来てくださいよ…」

絹旗「フレンダぁ…」

絹旗「帰ったら超サバ缶に付き合ってあげますから…」

絹旗「麦野ぉ…」

絹旗「いつも超生意気言ってごめんなさい。もっと超いい子になりますからぁ…」

絹旗「滝壺さん…」

絹旗「…そうだ、滝壺さんがいたんですっ!!」パアア!

絹旗「滝壺さんの能力なら私を超見つけられる筈です!」

絹旗「ようし、そう考えたら元気が超出てきましたよ!!」フンスッ

絹旗「頑張って超山を降りてやります!!」

―一時間後

絹旗「やっぱり、超迷子のままでした…」ズーン・・・

絹旗「吹雪がますます超強くなってきていますし…」ビュウウウウ!!

絹旗「もうまともに前が超見えませんよ…」ズーン・・・

絹旗「何時までたっても浜面は超助けに来てくれませんし…」

絹旗「ひょっとして、みんなから超見捨てられたのかな…」グスッ

絹旗「大体、こんな大吹雪じゃ超捜索なんて超打ち切ってますよね…」ハハハッ・・・

絹旗「そう考えたら、一気に疲れが超噴出してきました…」ヘタリ

絹旗「もう、誰も超助けにきてくれないのかな…?」ウルッ

絹旗「そう考えたら一気に超人恋しくなってきました…」グスッ

絹旗「うっ」グスッ

絹旗「うううっ」グスッグシッ

絹旗「うっ、うわあああああああん!!」ビエーン!!

絹旗「うわん、うわああああああん!!」ビービー

絹旗「はまづら、はまづら、はまづらぁぁぁぁぁ!!」ビービー

絹旗「うわん、はまづら、はまづら、はまづらぁぁああああーーーーー!!」ビエーン!

「…………」

絹旗「どう、して、ちょう、たすけ、にきてくれない、んですか?」エグッエグッ!

絹旗「そん、なにわたしの、ことが、ちょうきらい、なんですか?」ヒックヒック

絹旗「うっ、うう」グスッ

絹旗「うわあああーーーん!!」ビエーッ!!

絹旗「はまづら、ちょうきてください、なんでもすきなことちょうしてあげますからーーー!!」ビエエーー!

絹旗「はまづらぁーーー!!!」ビエーーーーー!!

「あー。もしもし?」

絹旗「ちょっとくらいなら、えっちなことしても、ちょうかまいませんからー!」

「おい」

絹旗「むぎのなんて、ちょうばばあになんてまけませんからー」

「いまなんつった!?」

絹旗「……、なんで超いるんですか、麦野?」

麦野「…別に」

麦野「それより、あんた、さっきなんて言ったかしら?」ピクピク

絹旗「きっ、きっと吹雪の超せいですよ」アハハハハハ

麦野「…チッ」

絹旗「さぁ、それよりも早速山を超降りましょう!」

麦野「上手くごまかしたわね」

絹旗「まあまあ、それよりも今は」

麦野「分かったわ」フーヤレヤレ

麦野「ところであんた、」

絹旗「はい?」

麦野「降り方分かるの?」

絹旗「今何と?」

麦野「いや、だからさ。あんた、下山ルート分かってんのかなって」

絹旗「そっ、そんなの超分かるはずないじゃないですか!?」

麦野「そう」チッ

絹旗「ひょっとして、麦野も…」タラー・・・

麦野「…遭難中よ」

絹旗「ちょっ、待ってくださいよ!?この流れで麦野も遭難って!?」

麦野「何よ、私が雪山で遭難しちゃ悪いわけ?」

絹旗「悪いですよ!?」

麦野「そう。でもね、レベル5だって万能なわけじゃないのよ?」

絹旗「…今超思い知りましたよ」

麦野「所詮、暗部だ何だ言ったって、大自然の脅威の前じゃ無力なのよ?」

絹旗「そんなこと超ドヤ顔で言わないでください!!」

絹旗「すると何ですか、私たちは超地獄の道連れってわけですか!?」

麦野「正しくそうね」

絹旗「がびーん!!」

麦野「リアクションが痛いわ」

絹旗「超ほっといてください!!」

麦野「そんなことより、私のほうが深刻な状況なのよ?」

絹旗「へっ?超そうなんですか?」

麦野「そうなんです」

絹旗「…その割には余裕が超ありそうに感じますけど」

麦野「そう?それは、最後の意地よ」

絹旗「無駄な意地のような感じが超します」

麦野「アンタには窒素装甲があるじゃない?」

絹旗「はい。おかげであんまり超寒くありません」

麦野「でもね、私の原子崩しじゃそんなことは出来ないじゃない?」

絹旗「はあ」

麦野「こんな中をふらふら動き回ったせいで、どうやら風邪引いちゃったみたいなのよね」

絹旗「げっ」

麦野「だから、あんたに背負ってもらいたくて…」ドサッ

絹旗「わわわわっ。いきなり超倒れないでください!?」

麦野「そう?でも、そろそろ限界なのよね?」

絹旗「限界なのよって、うわ超凄い熱」

麦野「ううっ、寒い」ガタガタ

絹旗「うわわ、超しっかりしてください麦野!?」

麦野「ううっ、もう駄目かもしんない」ガタガタ

絹旗「そ、そんな弱気に超ならないでください!!」

麦野「もし、私がダメなときはー」

絹旗「ちょっ、ちょっと!?」

麦野「私の机の中にある手紙を第三位と垣根に送ってー」

絹旗「へっ?なんで」

麦野「その中には垣根死ねって、かいてあるから」

絹旗「嫌ですよ、そんな手紙超だすの!?」

麦野「第三位あてにもそれなりの嫌がらせを―、うっ」ゴホゴホ

絹旗「こんな時に人への超嫌がらせを超頼まないでくださいよ!?」

麦野「ごめんね…。でも、もうあんたにしか…」ウルウル

絹旗「そんな顔しても、超泣けませんよ!?」

麦野「チッ」

絹旗「超舌打ちしないでください!?」

麦野「でも、本当に体調が―」

絹旗「しっかりしてください麦野!?」

麦野「だから、手紙を…」ゴホゴホ

絹旗「それは超いいですって!?」

「なにやってんだ、あいつら?」

麦野「うううっ」ガタガタガタ

絹旗「わわわ、超しっかりしてください麦野!!」

「おーい」

麦野「マジで、駄目かも…」ゴホゴホ

絹旗「駄目です麦野、超眠っちゃ!?」

「だからぁ…」

麦野「色々あったけど、アイテムでの時間は、楽しかったよ…」

絹旗「!?目をつぶっちゃ超駄目です、麦野ぉぉぉっーー!!」

「だからお前ら、無視すんなぁーっ!!」

絹旗「……」

麦野「……」ゴホゴホ

「……」

絹旗「…超いたんですか浜面」

浜面「まず第一声がそれかよ…」ハァ・・・

麦野「なんであんたが?」ゴホゴホ

浜面「なんでって、助けにきたんだよ」

絹旗「と、見せかけて、くそ浜面も遭難したって落ちですね!?」

麦野「そうなんだ」

浜面「違うわ!俺にどんなイメージもってやがんだ!?」

絹旗「そんな事より麦野が超ピンチです!!」

麦野「ううっ」ガタガタ

絹旗「早く何とかしないと!?」

浜面「ああ、分かった。とりあえず、近くの避難用のコテージまで行こう。そこだと一応寒さも凌げるし、持ってきた薬で応急手当も出来るからな」

絹旗「はいっ、超了解です!!」

寝ます。明日はコテージ編を書きたいです。

お付き合い下さりありがとうございました。

保守ありがとうございました。

再開します。

浜面「ふーっ、なんとかここまで来られたな」

絹旗「超しんどかったです。でも以外と近かったので超助かりました!」

浜面「麦野、大丈夫かー?」

麦野「コンコン」

浜面「もうすぐ薬やるからなー」

麦野「コクッ」

絹旗(…浜面に背負ってもらえて、麦野、超うらやましいです)

浜面「そんじゃ、お邪魔しまーす」ガチャ

絹旗「超お邪魔しまーす」
麦野「コンコン」

浜面「まずは電気っと」パチッ

パッ

絹旗「おおっ、電気が超つきました!」

浜面「先にここに寄って確かめといたからな」

絹旗「中も超以外に広いですし、あっ、キッチンまで超ありますよ!」

浜面「あんまはしゃぐなよ。まだ遭難してんのにはかわりねーんだから」

絹旗「あっ、超お風呂までありますよ!」ワクワク

浜面「人の話、超聞けよっ!!」

浜面「そしたら、絹旗。風呂沸かして入ってこい。ボンベにゃガスは十分みたいだし」

絹旗「超分かりました!」
浜面「さてと、麦野をソファーベッドに寝かせてと」ドサッ

浜面「麦野ー?薬飲めるかー?」

麦野「ハアハア」

浜面「…だいぶ熱が高いな」ピトッ

浜面「麦野ー、自分で薬飲めるかー?」

麦野「ハアハア」

浜面「…しゃーねーなぁ」フゥ

絹旗「何が超しゃーないんですか?」

浜面「おっ、絹旗。良いところに来た」

絹旗「はい?」

浜面「麦野に薬飲ましてくれ、口移しで」

絹旗「はいいっ!?」

絹旗「ななな何で私が麦野に超口移しで飲ませなきゃ超いけないんです!?」

浜面「頼むよ、麦野のやつ自分じゃ飲めねーみたいなんだ」

絹旗「だだだだからって!?」

浜面「…そんなに嫌か?」
絹旗「嫌とか超そういうのじゃなくて!?」

浜面「仕方ない」ハァ

浜面「俺が飲まそ」スッ

絹旗「…えええっ!?」

絹旗「何麦野に超口移ししようとしてるんです!?」
浜面「だって、仕方ねーだろうか」

絹旗「あわわ」

絹旗(どっ、どうしましょう。絹旗最愛最大の超ピンチです!!)

絹旗(こ、こうなったら!)
絹旗「は、浜面。代わってやっても超良いです」

浜面「なに?」

絹旗「だから、私が麦野に超薬口移ししてやります!!」

絹旗「だから、浜面は超下がっていて下さい!」

浜面「ああ、分かった」

絹旗(とは言ったものの…)
麦野「ハアハア」

絹旗(超どうしましょう…)

絹旗(……)チラッ

浜面「…大丈夫か?」ヒョイッ

絹旗「だ、大丈夫です。超へっちゃらです!!」

浜面「無理なら代わって―」

絹旗「超大丈夫ですってば!バカ浜面は超とっとお粥でも作りやがれです!!」
浜面「へいへい」

絹旗「超落ち着け絹旗、超大丈夫だ最愛」ドキドキ

麦野「ん…」ハァ…

絹旗「おっ、落ち着つくんです、私!」カアア…

絹旗「でも、この超柔らかそうな唇…」

絹旗「…麦野って、こうして見れば超美人じゃないですか…」

絹旗「……」ゴクッ…

浜面「おーい、きぬ…」

ビョン!

絹旗「浜面…、今超話かけるな…」

浜面「口で言え、口で!」

絹旗「さっさと、超向こうに行きやがってください」
浜面「へいへい」

絹旗「さて、超バカ面のせいで超緊張がほぐれました」

絹旗「…ちょっとだけ超感謝です」

絹旗「…女同士ですから超ノーカンですしね」

絹旗「それでは…」

絹旗「ん…」チュ…

絹旗(ほら、さっさと薬、超飲んで下さい…)

麦野「……ん」ポヤー

絹旗(ひゃ、ひゃあ!?どういうタイミングで目を超覚ますんですか!?)

麦野「……」ポヤー

絹旗(とは言え、まだ意識が超ぼんやりしてますね。超今のうちに超飲ませてしまえば…)

絹旗「ん…」コク…

絹旗(ほら、さっさと飲みやがってください!)

麦野「………」

絹旗(…超どうしたんですかむぎ―)

ガバッ!

絹旗(ちょちょちょちょっと、急に超何しやがるんですか!?)

ぎゅうう…

絹旗(ま、万力で超締め付けてるみたいで、超顔が動かせません…!)

麦野「クチュッ、クチュッ!!」

絹旗(ひゃああ!麦野の舌が私の口の中に超入ってきました!!)

麦野「ハアハア!」クチュックチュッ!

絹旗(こっ、声を超出そうにも、くっ口が!?)

麦野「ハアッハアッ!!」レロレロ

絹旗(ちょっ、ちょっと!口の中超舐め回さないでください!!)カアッ

麦野「ハアッハアッ!」ガバッ

絹旗(わっ、私をベッドに超引きずりこんでこんな!?)

麦野「ジュルルルル!」

絹旗「んー!?」

絹旗(わっ、私の唾液を超吸い込んでって、そろそろ超助けに来てください、浜面ぁー!!)ジタバタ

浜面「…静かだなぁ」コトコト

絹旗「……」

浜面「大丈夫か、絹旗?」
絹旗「超大丈夫に見えます、超カス面…」

浜面「ま、まあ、女の子同士なんだし。気にすんなって」ハハッ

浜面「それより、風呂が沸いてんだから、入ってこい」

絹旗「超そうさしてもらいます…」フラフラ…

浜面「…大丈夫かね?」

パタンッ

麦野「……うんっ」パチッ

浜面「おっ、目ェ覚めたか麦野?」

麦野「うん…」コホコホ

浜面「おっ、無理すんな。まだ熱があるだろうし」

麦野「う、うん…」

浜面「ほら、これ食え。口に合うか分かんねーけど」
麦野「うん…」カチャ…

浜面「どうだ?」

麦野「うん、美味しい…」ズズーッ

浜面「そうか、そりゃ良かった」ハハッ

麦野「う、うん…」

麦野「あ、あのさ」

浜面「ん?何だ」

麦野「今日はさ、本当にありがとう…」

浜面「何だ、らしくねーな」ハハッ

麦野「でもさ、本当に嬉しかった…」

麦野「こんな吹雪の中、助けに来てくれるなんて思ってなかった…」

麦野「でも、心のどっかじゃ期待してた。都合のいいヒーローみたいに助けに来てくれるって…」

麦野「だから、私!」バッ!

絹旗「なんです?」ホカホカ

麦野「…何であんたが」

絹旗「何でって、超ひどいです!せっかく薬も超飲ましてあげたのにっ」ヨヨヨ

麦野「はいはい、ありがとうございました」

絹旗「むむっ、全然感謝の念が超込もってませんし」
麦野「はいはい」ヤレヤレ

絹旗「ところで麦野。超汗をかいてませんか?」

麦野「そういやそうね」

絹旗「と、言うわけで私が汗を超拭いてあげます!」
麦野「そ、そう?」

絹旗「はいっ」ニコッー

麦野「…何か含みのある笑顔に見えるわ…」

絹旗「えーっ、そんなこと超ないですよ」

麦野「…本当だろうか?」

麦野「…そうね。お願いしようかしら」

絹旗「はいっ、超任してください!」

絹旗「その間に浜面は超風呂にでも超つかってください」グイグイ

浜面「おい、押すなって!」

浜面「全く、絹旗のやつ…」ポリポリ

浜面「…今のうちに風呂入っとくか」ジャー

浜面「…あいつ、ガスのスイッチ切りやがった!」

絹旗「ニタニタ」

麦野「何笑ってるの?」

絹旗「超こっちの事ですよ~」

麦野「?まあ、いいわ。それじゃ早速拭いて頂戴」

絹旗「超了解です!」

絹旗「それじゃ、超拭きますよ~」

麦野「う、うん」

絹旗「まずは、超背中から~」フキフキ

絹旗「次は脇を超拭きますよ~」

麦野「ん…」ピクッ

絹旗「どうしました、麦野?」

麦野「何でもないの、続けて」

絹旗「はい!」キュッキュッ

絹旗「それじゃ次は超足拭くんで、超足上げてください」

麦野「ん…」ガバッ…

絹旗「それじゃ拭いていきますねー」キュッキュッ

絹旗「でも、麦野って超スタイル超いいですよね」
麦野「そ、そう?」

絹旗「はい。はっきり言って、超憧れます」フキフキ

絹旗「胸も超綺麗で大きいし」モミモミ

麦野「ちょっ、ちょっと!?」

絹旗「お尻も超大きいのに超引き締まってますし、その上超柔らかい」モミモミ

麦野「あんた、何してっ」
絹旗「?何って、麦野の体を超拭いてるだけですけど?」モミモミ

麦野「あんっ!」

麦野「これ以上は本当に!?」

絹旗「本当に、何です?超教えてください」モミモミ

絹旗「それに、私は超病気の麦野の体を超拭いてるだけですし」

麦野「こ、の」フルフル

絹旗「そうですね、ここら辺で超やめましょう」パッ
麦野「へっ?」

麦野「……」

絹旗「どうしたんです、超続けて欲しいんですか?」
麦野「だ、誰がよ!?」カァ!
絹旗「でも、超早く着替えないと」

麦野「わっ、分かってるわよ!!」プイッ

絹旗「さて、お尻をこっちに超向けてください」コロン
麦野「やん!?」

麦野「な、何する気よ!?」キッ!

絹旗「麦野はまだ熱が超下がってませんからね。座薬を超使います」ニヤリ

麦野「ひぃ!?」

絹旗「さあ、超お尻の力を超抜いてください」ツンツン

麦野「ひっ!冷たっ!?」ビクッ

絹旗「ほら、超早くしてくださいよ」ペチペチ

麦野「ううっ」キュッ

絹旗「あ、もう力超抜かなくても超構いません」グッ
麦野「!?」アウッ!

絹旗「だって、超お尻の穴が超濡れてきましたから」クスッ

麦野「そ、そんな!?」カアア

絹旗「麦野も超期待してません?」クスクス

麦野「だっ、誰がよ!?」
絹旗「そんな超意地っ張りなところも超可愛いですよ麦野…」ペロッ

麦野「ちょっ、ちょっと、お尻の穴舐めるなぁ」カァァ

絹旗「私達、超女の子同士なんですから、超ノーカンですよ…」

麦野「くっ…」

麦野(何故だろう、絹旗に逆らえない!このままじゃ本当に…)

麦野「いっ、いやあぁぁぁっ!!」

麦野「助けて浜づ―」チュ…
絹旗「超ダメですよ、浜面なんて超呼んじゃ…」

浜面「って、何してるんだあぁぁぁ!?」ゴスッ!

絹旗「まさかの超踵落とし!?」

絹旗「…超頭痛いです」ジンジン

浜面「そりゃ、タンコブが出来てるせいだ」

絹旗「…何で踵落としが超効くんですか」

浜面「知るか」

絹旗「主人公のチート化超反対!!」

浜面「知らねーよ!」

浜面「いいぜ」
浜面「お前が俺の肉便器その2を百合ん百合んにしようっていうなら」
浜面「まずはそのふざけた幻想をぶちころす」

浜面「大体、何でお前は麦野を襲ってたんだよ!?」
絹旗「いや~、超ギャップ萌えしましたら、つい」アハハ

絹旗「フレンダが超麦野好きな理由が超理解出来ました」ウンウン

浜面「恐ろしい奴だな、おい!?」

絹旗「エッヘン」

浜面「居直るな!!」

絹旗「でも、普段から超あれくらいだったら、浜面超どうします?」

浜面「…何がだよ」

絹旗「超見てましたよ。お風呂からこっちを超ちらちら見てたのを」

浜面「…サ、サァ?ナンノコトダカサッパリ」

絹旗「その事、麦野に超話たら、超どうなるんでしょうかねー?」ニヤニヤ

浜面「やめて!そんな事知られたら、俺、浜/面にされちまう!」ドゲザー

絹旗「超どうしましょうかねー?」ニヤニヤ

浜面「何でもする、何でもするから!平にご容赦のほどをー」ドゲザーッ

絹旗「なら一つ条件が超あります」ニヤリ

浜面「な、何だよ?」ビクッ
絹旗「これからお風呂に超入りますんで、私の背中を超流してもらいます!」ドーン!

浜面「…へっ?」

絹旗「///」ポッ

浜面「えええっ!?」

寝ます。

お付きあいありがとうございました。

浜面「待て待て待て!そんな事して滝壺にばれたら殺される!」

絹旗「超大丈夫ですって!」ヌギヌギ

浜面「と、言いながらズボン脱がすなっ」ハシッ

絹旗「ふふふ、超いいじゃありませんか」

浜面「ダメェェェェェ!!ズボン取っちゃ嫌ァァァ!!」

絹旗「超観念しやがってください!」

浜面「嫌ァァァァー!!」

保守ありがとうございました。

再開します。

絹旗「ふふふ、浜面がどんなに超頑張っても私には超敵いませんよ」ヌガセヌガセ

浜面「本当にやめてェー!ばれたら滝壺に滝壺に、はま/づらにされるぅぅぅ!」

絹旗「滝壺さんには超悪いですけど、この際、浜面を私専用の超下撲にしつけてやります」フフフッ

浜面「そんなの嫌ァァァー!助けて滝壺ォー!!」

絹旗「超呼べども叫べども助けはこず。さあ、超覚悟してく―」

麦野「うらぁぁぁぁ!!」ゴーン!

絹旗「ッ、超痛いです」

浜面「む、麦野!?」ハアハア

麦野「何してやがんだ、絹旗ァ!?」

絹旗「どうして麦野が!?」ヒリヒリ

麦野「あんだけバカ騒ぎされたら誰でも目が覚めるだろーが!誰かさんのお陰で熱もだいぶ落ち着いたし」
絹旗「くっ、超遊びすぎましたね…」

麦野「…それよりも、絹旗」ピトッ

絹旗「きゅ、急に超何ですか?」

麦野「やっぱり、あんたも熱が有るわね」

浜面「本当だ。39度以上あるな」ピピッ

絹旗「ちょっ、浜面、何人の熱超計ってんですか!?」
麦野「熱があるなら、薬を使わねーとなぁぁぁ!!」
絹旗「薬って…、超まさか!?」

麦野「ピンポーン。座薬でーす」ニタアアアア!

絹旗「ひいい!」ガクブル

麦野「逃がすかっ!」

絹旗「ひいっ!?」ジタバタ
麦野「おら、浜面!手伝いやがれ!」

絹旗「ちょっと、浜面!後で超ひどい目に合わせますよ?!」

麦野「…はーまづらぁ?」
浜面「…すまん、絹旗。俺は今の命が惜しい!!」

麦野「おらっ、絹旗のケツ、御開帳だ!」ガバッ

絹旗「ひゃああああ!!」ツルーン

麦野「ほう、思った通り可愛いケツじゃねぇか。なあ、浜面?」クックックッ

浜面「あ、ああ。そうだな」ゴクッ

絹旗「って、何浜面まで超見やがってるんですか!?」カアア

麦野「まだ恥ずかしがんのは早いぞ絹旗」

絹旗「!?」

麦野「これからこの**を**してやるんだからよぉ!!」ケケケッ

絹旗「超肝心なところを超伏せ字にしないでください!」

麦野「それじゃあ」ツプッ

絹旗「ひぃ!?」ゾクッ

麦野「く ら い や が れ !!」ズププププッ

絹旗「!?」

絹旗「い、いやあああああ!!」

チーン…

コトコトコト…

浜面「おーい、甘酒出来たぞー」

麦野「ありがと」

絹旗「……」

浜面「?どうした絹旗。飲まねーのか」

絹旗「…セキニン」

浜面「ん?」

絹旗「…責任、超取ってください!」

浜面「はぁ?!」

絹旗「私のお尻超見やがった挙句、あんなに超太いものまで入れるなんて、超信じられません!」

浜面「語弊のある言い方すんな!」

絹旗「この事、滝壺さんに超言いつけてやります!」
浜面「俺じゃねぇだろ麦野だろうが!大体、座薬入れただけじゃねーか!?」

絹旗「聞く耳は超持ちません!」プイッ

麦野「はいはい、その辺にして」

麦野「私達寝るから、浜面、あと宜しくね」

浜面「おう」

麦野「ほら、絹旗も寝るわよ」

絹旗「…はーい」

カタカタカタカタ……

浜面「…ちょっと風が強くなってきたなぁ」

浜面「ファーア…」

絹旗「…浜面、超起きてますか?」

浜面「どうした、絹旗?熱でも出てきたか?」

絹旗「超違います…」

絹旗「風の音が強くて超不安なんです…」

浜面「大丈夫だって」

絹旗「…浜面」

浜面「なんだ?」

絹旗「一緒に超寝てくれませんか…?」

絹旗「風の音が超怖くて超眠れません…」グスッ

浜面「麦野がいるだろ?」
絹旗「そうですけど…」

麦野「……」パチッ

絹旗「麦野、超邪魔しちゃいました…?」

麦野「ううん、私もなんだか眠れなくて…」

絹旗「そうですか…」

麦野「…浜面、こっちに来なさい」

浜面「へーへー」ガタッ

麦野「布団の中に入って」
浜面「んげっ?!」

麦野「勘違いしないで。ただ、ちょっとだけ手を握ってくれたらいいから…」

浜面「まあ、それくらいなら…」

浜面「二人の真ん中に入んのか?」ヨイショット

麦野「そう、そこで良いわ」

浜面「お邪魔しまーす」

絹旗「…浜面の手、以外と超大きいですね」キュッ

浜面「そうか?」

麦野「普段はあれだけど、やっぱり男なのよね」キュッ

絹旗「なんだか、超安心できます…」スゥ…

麦野「…寝ちゃった?」

浜面「ああ、まだ熱もあるみてーだし」

麦野「そう…」

浜面「それじゃ、そろそろ…」

麦野「待って!」

麦野「もう少しだけ、いい?」

麦野「熱のせいかな、私も不安なの…」

浜面「麦野…」ゴクッ

麦野「だから、もうちょっとだけで良いの」

麦野「側にいて…」カアア

浜面「麦野…」グビッ

麦野「それに、美少女二人に挟まれて寝るなんて、あんたの人生にこの先ないじゃない?」

浜面「勝手に決めんなよ」
麦野「はいはい」クスッ

麦野「それじゃ、おやすみ…」

浜面「ああ、おやすみ」

麦野「クーッ…」

浜面「もう寝たのか…」

浜面「俺も一眠りするか…」グーッ…

………

浜面「随分寝ちまったな…」ファーア…

浜面「そろそろ連絡しねーとな」ゴソゴソ

麦野「ん…」

浜面「お、麦野め目が覚めたのかって―」

浜面「何で裸なんだー?!」

絹旗「うん…」コロッ…

浜面「絹旗まで裸!?やべーぞ、何でこうなったんだ!?」

浜面「とりあえず、布団から出ねーと!!」ガバッ

滝壺「………」

浜面「あ、あの、タキツボサン?」

滝壺「…おはよう、浜面」ピキピキッ

浜面「ヒイイ、た、滝壺さんが怒ってらっしゃる!?」

滝壺「ピキピキ」

麦野「あれっ、滝壺?どうしてここに?」

滝壺「吹雪もやんだから、朝一番で捜索隊の人と一緒に来たの。そしたら」ピキピキ

麦野「あっ、これは違うのよ!?ただ単に」アタフタ

絹旗「うーん…」ムクッ

絹旗「超おはようございます浜づ―、…あれっ、滝壺さん…?」タラーリ…

滝壺「そう、分かったよ」ピクピク

浜面「いや、滝壺!は、話を―」タラー…

滝壺「人の心配をよそに、浮気する。私はそんなはまづらを―」チャキッ!

滝壺「しょけいする」ガチャ!

ドガガガガッッッ!!!

浜面「ぎゃああああああ!!!」

こうしてアイテム冬の旅行は終わりを告げた。

なお、しばらくの間、浜面は滝壺に口を聞いて貰えなかったのは言うまでもない。



終わり。

これで終わりです。

話が迷走してしまい申し訳ありませんでした。

もう少し、まとめて書ければと思います。

保守、支援、読んでくださった方、ありがとうございました。

また、お会い出来ればと思います。


それでは、また。

フレンダ「で、出番が」


フレンダ「結局、一言もなかった訳よおおおおお!!」



このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom