モバP「サナエさん」(その7) (24)

久しぶりに

 【モバマスSS】です

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みちる「フゴフゴ」

モバP「みちるはパンが好きだな」

みちる「ふご……はいっ、大好きですよ?」

モバP「サンドイッチは好きか?」

みちる「勿論です!」

モバP「ホットドッグは?」

みちる「大好きです。あ、ソーセージ抜きでもいいですよ?」

モバP「馬鹿野郎ッ!!」

みちる「ひっ」

モバP「みちる、お前はソーセージを売るおじさんの……マルメターノおじさんの気持ちを考えたことがあるのか」


みちる「あ……」

モバP「おじさんは、お前達が美味しく食べることを信じて、あの満面の笑顔なんだぞ」

みちる「すいません、アタシが間違ってました」

モバP「よし、ここにホットドッグ用のパンがある」

みちる「じゅるり」

モバP「今からここに、最高級のソーセージを挟んでやるからな」

みちる「じゅるり」

モバP「ちょっと用意するから待っててな」

モバP「あー、因みにこのソーセージは特製だから、いきなりかぶりつかずに舐めたり吸ったりすると美味しいらしいぞ」

早苗「……」


みちる「がぶり」

モバP「」

早苗「」

モバP「……なんで俺の右手首から先がみちるに呑み込まれつつあるんでしょうか?」

早苗「左手がズボンのジッパーに掛かっているからじゃないかな」

モバP「失礼な、既にジッパーは下ろして下着に手をかけてますよ」

早苗「みちるちゃん、食い進んで良し」

みちる「ふがふが」

モバP「ぐはぁあああああっ!!!」

モバP「HELP! HELP Pですよ! 早苗さん!!」


早苗「HELL P(地獄のP)?」

みちる「ふがふが」

モパP「ボクが言いたいのはそういうことじゃなくて!」

早苗「みちるちゃん!!」

モバP「お願いします!」

早苗「ここにケチャップとマスタードがあるから使って!」

モバP「おぃいいいいいっ!!?」


 ♪~

 モバPくわえたみちるに 調味料
 
 優しく差し出す 非情のサナエさん

 みちるが食べている みちるが食べ終わる

 フーゴゴフゴッゴー モバP消え失せた

 ~♪





 
 
 


こずえ「なに……してるのぉー?」

愛海「」

モバP「」

愛海「えっと……プロデューサー、どうぞ」

モバP「え? あ、いや、愛海こそ、ほら」

愛海「いや、さすがに」

モバP「大小は関係ないんだろう? 」

愛海「いや、ものには限度が……」

モバP「お前、この前765さん所の72(仮名)さんに手を出してたじゃないか」

愛海「一緒にいたピヨ(仮名)さんがピヨピヨ喜んでくれたからいいんだよ」


モバP「マジか、765パネェな」

愛海「プロデューサーこそ、いつものセクハラしなよ」

モバP「いや、さすがにこれはなぁ……」

愛海「行きなよ、セクハラプロデューサー、略してクロ」

モバP「おいやめろ、961まで敵に回す気か」

愛海「ジュピターは揉むところないしね」

モバP「頑張れアッガイ」

愛海「黙れクロ」

こずえ「……なに、してるのー?」

愛海「……ごめんなさい」


こずえ「?」

愛海「本当にごめんなさい」

モバP「愛海?」

愛海「なんだろ、なんだか謝らなきゃいけないようなオーラが……」

モバP「こずえ、お家帰ろうか?」

こずえ「あのねー……パパとママ、いないのぉー」

モバP(あかん)

愛海(ごめんなさいごめんなさい)

愛海「お、お父さんとお母さんはお仕事だよね?」

モバP「あ、当たり前じゃないか」

早苗「……」


モバP「さすがに、この子には何もしないですよ?」

早苗「うん。お姉さんが保護するから」

愛海「良かった」

早苗「じゃ、交換」

モバP「交換って……きらり!?」

きらり「」

愛海「落ちてますね」

早苗「『こずえちゃんきゃわきゃわ~~きらりんハウスに御招待だにぃ☆』と言いつつ走ってきたから……」

モバP「走ってきたから?」

早苗「つい、コキャ、っと」

モバP「おい」


 ♪~

 こずえを見つけてお家に 送ろうと

 両親不在で 保護するサナエさん

 愛海が困ってる モバPも困ってる

 ルルルルルル きらりが捕まった

 ~♪









 


文香「……ああ、プロデューサーさん」

モバP「オフの日なのに書店番か?」

文香「オフの日だからこそ、ですよ」

モバP「本当に本が好きなんだな」

文香「はい」

楓「『本』当に、『本』が……」

モバP「今誰か通ったぞ?」

文香「さあ?」

モバP「そんなオフの日に済まないが、仕事の話だ。文香にぴったりな仕事が舞い込んできたんだが、やってみないか?」

文香「……私に、ぴったり……ですか?」


モバP「読み聞かせ、朗読の仕事だな」

文香「朗読……」

モバP「CDブックってやつだな。文香指名というわけではないが、ウチでは一番適役かなと思っている」

文香「面白そうですね」

モバP「そうか。本の選択は小梅に一任しているから」

文香「……」

文香「え?」

モバP「作品は選考中だ」

文香「……あの、白坂小梅ちゃん……ですよね?」

モバP「そうだけど?」


文香「ホラーは、いえ、いわゆる文芸ホラーやミステリーならいいんですが、スプラッタやナスティホラーはちょっと……」

モバP「田中啓文、小林泰三、友成純一は駄目か……」

文香「小梅ちゃん、候補に挙げてたんですか……」

モバP「いや、この三人は俺の趣味だ」

文香「おい」

モバP「せめてケッチャムか平山夢明で」

早苗「」

モバP「いえ、これはお仕事の話で……」

早苗「今、格闘小説読んだところで、ちょっと試してみたいかなぁって」

モバP「夢枕獏?」

早苗「菊池秀行」

モバP「妖魔じゃないかぁぁぁ!!」


 ♪~

 朗読させよと本屋へ 出かけたら

 モバP暴走 一撃サナエさん

 念法使ってる 妖気も使ってる

 ルルルルルル 新宿いい天気

 ~♪








 



柑奈「合言葉はラブ&ピース! ハイ、続けて!」

早苗「ラブ!」

モバP「アンド!」

菜々「ピース!」

早苗「これが、70年代ムーブメントなの?」

モバP「そうらしい」

菜々「……菜々は何も知りませんよ」

柑奈「私もお爺ちゃんにギターと一緒に教えて貰ったんだけど」

モバP「いや待ってくれ。俺もその辺りについては調べたことがある」

柑奈「ほぉ」


モバP「当時のフォークや反戦歌、歌の力は馬鹿にならなかったからな」

菜々「なるほど」

モバP「その点も踏まえて言わせて貰おう、柑奈、お前のラブアンドピースには何かが足りない!!」

柑奈「なんとっ!?」

モバP「知りたいか、柑奈!」

柑奈「勿論です!」

モバP「ラブ&ピース、ドラッグ、ヒッピー、そして!!」

柑奈「そして!?」

モバP「フリーセッ……」

早苗「オラオラオラオラオラオラオラオラ!!!」


モバP「」

柑奈「フリーセッ?」

早苗「きっと、フリーセッションよ」

柑奈「なるほど」

菜々「菜々には古すぎてよくわかりません」

柑奈「人類の進歩と!」

菜々「調和!」

柑奈(ニヤニヤ)

早苗(ニヤニヤ)

モバP「」


菜々「あ、いや、これは、ほら、知識として万博の……ほら」

モバP「なんでそんな知識がいるんだ」

菜々「……大阪万博のテーマソングの替え歌が、俺たちひょうきん族のなんですかマンのテーマだったじゃないですか……」

菜々「ケーブルテレビで再放送見て、興味が出て、色々調べたんですよぉ」

モバP「そういうことにしておこう」

菜々「嘘じゃないですからね?」

早苗「そういうことにしておきましょう」

菜々「だからーーー!!」

柑奈「わかりました、そういうことにしておきます」

菜々「おい」


 ♪~

 大阪万博詳しい ウサミンを

 ネタだと認める 優しいサナエさん

 春夫が唄ってる さんまも唄ってる

 ルルルルルル ななさんじゅうななさい

 ~♪









 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


モバP「ちなみに、不祥事で引退した某漫才師がレギュラーだったために、今はケーブルでも再放送はしてないはずだがな」

菜々「」


 以上、お粗末様でした

 みちるは可愛いと思います

 でも、おおはらこわい です

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