小学生「俺菌がうつった~!」ゲホッゲホッガホッ (14)

小学生「熱が40度ある……俺、死ぬのかなぁ?」ガクガク

女子「うっわもう、俺君さいってー。近寄んないで」

俺「ふぇぇ……」ジワ

俺「なんでだよぉ、俺、なんにも悪いことしてないじゃん……」

女子「あんたは存在そのものが悪なのよ!」

俺「ふぇぇ……」



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女子「大丈夫? 小学生君」

小学生「あんまり大丈夫じゃない」ハァハァ…

女子「俺君、小学生君が死んだらあんたのせ……あれ?」フラッ

女子「……」ドサッ

先生「ど、どうしたの!? 女子ちゃん!?」

保険医「これは……彼女も俺菌に感染していますね……」

俺「ふぇぇ……」

保険医「俺菌は感染力が非常に高い。このまま行くと……」

先生「行くと?」

保険医「世界は、滅びます」クッ

俺「ふぇぇ……」

先生「保険医さん、どうにかならないんですか!?」

保険医「手遅れです……なぜなら……」

保険医「私も、感染しているからで……す」ドサッ

先生「いやぁぁぁぁぁぁ!!」

俺「ふぇぇ……」

小学生「あ、悪魔めぇ……」ガクガクガク

先生「あ、あなたなんかがいるか……ら?」フラッ

先生「……」ドサッ

教頭「なんの騒ぎかね!?」タタタ

俺「ふぇぇ……こーちょー」

教頭「俺君、なにがあ……た?」ドサ

俺「ふぇぇ……教頭も倒れちゃったよぉ……」

校長「こ、この化物めぇ!!」

俺「今度はこーちょーがきたよー。もうどうにでもなれよぉ……」

さっきのは誤字だ。

校長「こ、校長であるこの私が……!?」ドサッ

救急隊「どうされました!?」タタタ

俺「ふぇぇ……知らない人だよぉ……」

救急隊「き、君、なにがあった!?」ガシッ

俺「ふぇぇ……危ないよぉ」

救急隊「え?」ブクゥ

救急隊「う、うわぁぁぁ!? ぼ、ぼくの手が紫色にぃぃぃぃ!?」

救急隊「そ、それにかゆいかゆいかゆいかゆい!!」ボリボリボリ

俺「直接感染したらそうなるよぉ……」

救急隊「ひ、ひぃぃぃぃ!! ほ、本部! 本部大至急応答せよ!」

通信「どうした、落ち着け、なにがあった!?」

救急隊「わ、災いがぁあぁぁ!!」ドサッ

通信「おい! どうした、応答しろ!?」

俺「ふぇぇ……」

俺「なんだか大事になっちゃったよぉ……」

救急隊2「おい君! なにがあった、詳しく説明……え?」ボコォ…パァン!

俺「ふぇぇ……知らない人のお顔が破裂しちゃったよぉ……」

俺「町に出るよぉ」

キャスター「ニュースです。町に突如として発生した俺菌によって、川に住む魚は全滅。他の動物や人間も、死亡報告多数とのこと」

キャスター「あれ? なんだか私も……」ドサッ

俺「ふぇぇ……日本が壊滅する勢いだよぉ……」

<アメリカ>

アメリカ人「ノォォォォォ!! ウィルス、解析不能デース!」

アメリカ研究者「もはや、手遅れデース……」

<中国>

修行僧「母上、父上、産んでくれて謝謝……」

拳法家「死もまた、修練、か……」

<貧民国>

貧民「これ以上、これ以上私たちからなにを奪おうというのですか!!」

貧民「答えなさい、神よ!!」

俺「ふぇぇ……もはや、誰もいなくなっちゃったよぉ……」

俺「ふぇぇ……」

俺「……」

俺「計画通り」ニヤァ

 完

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