オタコン「スネーク、『けいおん』って知ってるかい?」(224)

アパート”シャドーモセス” 202号室


スネーク「…」

スネーク「…」カチッカチッ シュボッ

スネーク「スゥ…ハァ」

スネーク「暇だな…」

スネーク「…夕飯でも買いに行くか」

ピンポーン

スネーク「ん?」

ガチャリ

オタコン「やあスネーク」

スネーク「オタコン」

スネーク「どうした、何か用か?」

オタコン「いやあ、実は見たいDVDがあるんだけどね、僕の部屋のプレーヤーが壊れてしまって…」

オタコン「それで、隣の部屋の君を頼りにきたってわけさ」

スネーク「しかしオタコンは機械は得意だろう」

オタコン「おいおい、僕を買いかぶらないでくれよ。僕はただのニートのオタクだぜ」

オタコン「すべてのオタクが実用的なスキルを持ってるわけじゃないんだ」

スネーク「そ、そうか…で、いったい何を観るんだ?」

オタコン「スネーク、『けいおん』って、知ってるかい?」



METAL GEAR SOLID
THE BOND OF K-ON  デデーン

スネーク「けいおん?なんだそれは」

オタコン「ニートなのに知らないのかい?」

スネーク「ニートは関係ないだろう!」

オタコン「アハハ、ゴメンゴメン」

オタコン「『けいおん!』は軽音楽部に所属する女子高生の青春を描いた日本のアニメさ」

オタコン「2009年に放送が開始して、深夜アニメにも関わらず爆発的にヒットした」

オタコン「劇中歌のアルバムはアニメキャラ名義としては初のオリコン一位を記録するという快挙まではたしたんだ」

スネーク「さすが日本人は未来に生きているだけのことはあるな」

オタコン「翌年に放送された第二期の終了後も劇場版の製作が決定しているし」

オタコン「各社のコラボレーションキャンペーンも盛況と未だその人気が衰えることを知らないすごいアニメさ」

スネーク「まぁ大体わかったが…面白いのかそれは?」

オタコン「ちなみに僕は憂ちゃんが大好きだ」

スネーク「いや聞いていない」

オタコン「憂ちゃんっていうのは主人公平沢唯の妹で…」

スネーク「オタコン!」

オタコン「おっと、つい熱くなっちゃったね」

オタコン「まあとりあえず観てみるのが一番早いよ。DVDプレーヤーを借りるよ?」

スネーク「ああ…勝手にしてくれ」

ウイーン カチャ

憂『おねえちゃん、そろそろ起きないと…』

オタコン「ほらスネーク、これが憂ちゃんだよ」

オタコン「可愛いだろう?」

スネーク「ああ…まぁ、そうだな」

スネーク(アニメはわからん…)

オタコン「憂ちゃんはお姉ちゃん大好きっ子でね」

オタコン「まぁ初期の方ではあんまりそういう描写はないんだけど…」

スネーク「…」

スネーク(どうでもいいな…)

オタコン「お姉ちゃんのために家事も万能にこなす、健気な良い子で…」

スネーク「…そういえばオタコンにも妹がいたな?」

オタコン「スネーク、冗談はよしてくれ」

オタコン「三次元の妹なんてカスだよ」

スネーク「エマが聞いたら泣くな」

#1 廃部!

唯『部活やってないだけでニート!?』


スネーク「…」

オタコン「…」

スネーク「…本物のニートには応えるものがあるな」

オタコン「僕はもう馴れたよ…」

スネーク「そうか…」

ピンポーン

スネーク「ん?」

オタコン「お客さんだね」

スネーク「またか…少し出てくる」

オタコン「ああ」



スネーク「一体誰だ?」

ガチャッ

リキッド「スネーーク!!」

スネーク「リキッド!!」

スネーク「一体何の用だ!」

リキッド「まぁそう身構えるなスネーク」

リキッド「なに、今日の夕飯はカレーにしたんだがな」

リキッド「少し作りすぎてしまったからお隣さんのお前におすそ分けをしに来てやったというわけだ!」

スネーク「そ、それでエプロン姿なのか…」

リキッド「む、オタコンも来ているのか」

オタコン「やあリキッド、久しぶりだね」

リキッド「ちょうどいい、俺のカレーはたっぷり五人前はあるぞ!」

スネーク「なぜそんなに作ったんだ…」

リキッド「新しいスパイスを研究していたらつい、な」

スネーク「相変わらず無駄に家庭的で凝り性なヤツだ」

リキッド「甘いぞスネーク。今時料理のひとつやふたつ、できなくては嫁ももらえんぞ」

スネーク「料理ができても職についていなければ来るものも来ないだろう」

リキッド「スネェーク!!言っていいことと悪いことがあるぞ!!」

スネーク「す、すまん」

>>1はスネークらがナオミに養ってもらってるSS書いてた人?

リキッド「んん…?アレは…」

リキッド「スネーク!貴様けいおんを見ているのか!」

スネーク「ああ、オタコンが持ってきたんだ」

リキッド「こうしては居れん、俺も観るぞ!」

スネーク「か、勝手に上がるな!」

リキッド「硬いことを言うなスネーク…ほうほう、まだ第一話の最初だな」
           りっちゃん
リキッド「ということは俺の嫁の登場はこれからなわけだ」

リキッド「テンション上がってきた!」

スネーク「まったく…」

>>29ごめん、それは知らないや


オタコン「キミはりっちゃん派なのかい?」

リキッド「ああ、いつもふざけてるようで、実はみんなのことを一番気遣えるあの優しさ…最高じゃないか」

オタコン「まったく同感だね。ほら、りっちゃんと澪ちゃんの初登場シーンだよ」

リキッド「おお」

律『クラブ見学行こうぜー』

スネーク「…」

律『あのときの約束は嘘だったのかぁ!』

スネーク「…」

スネーク「このカチューシャの子がその…『りっちゃん』なのか?」

リキッド「そうだスネーク、かわいいだろう?天使だろう?」

スネーク「…そうか?デコっぱちであまり可愛くは思えんが…」

リキッド「スネェーク!!」

リキッド「貴様!今の発言は聞き捨てならんぞ!」

スネーク「そ、そんなに怒ることでもないだろう」

リキッド「いいや、隊員として断じて許すわけにはいかない!」

スネーク「隊員!?」

オタコン「そうだよスネーク。それにね、りっちゃんはカチューシャをはずすと意外と可愛いんだよ」

リキッド「貴様も何もわかってはいない!」

オタコン「!?」

リキッド「真のりっちゃんファンならカチューシャがあろうとなかろうと関係ない!」

リキッド「すべてのりっちゃんを愛せてこその隊員なのだ!!」

オタコン「そ、そうかい…それは悪かったよ」

スネーク(なんて面倒な連中だ…)

やべぇwwwリキッドの「スネェーク」の脳内再生ハンパねぇwww

オセロットが澪派と予想



――

―――

時間は進んで
#4 合宿!


リキッド「胸の大きさを気にするりっちゃんKAWAII!」

オタコン「確かに良い回だけど、憂ちゃんの出番が少ないんだよな」

リキッド「相変わらず貴様は憂ちゃんにぞっこんだな」

リキッド「そんなに好きなら貴様の妹に憂のコスプレでもさせれば良かろう」

オタコン「やめてくれ!三次元なんて冗談じゃない!」

やいのやいの

スネーク「…」

スネーク(まったく…こいつ等はよくこんなに盛り上がれるもんだ…)

スネーク(しかし…)

唯『それじゃあ最期の曲…』

唯『いっくぜぇー!!』

スネーク「…」

スネーク(本当に楽しそうにギターを弾くな…)

スネーク(まぁ…)
       オタコンやリキッド
スネーク(   奴ら  の気持ちもわからなくもないか…)

オタコン「おや、スネーク」

オタコン「なんだか楽しそうだね」

スネーク「!」

リキッド「貴様もけいおんの良さがわかってきたか?」

スネーク「な!そんなことは…」

マンティス「隠しても無駄だ」フワフワ

スネーク「!!」

スネーク「サイコマンティス!!」

スネーク「いつからこの部屋にいた!勝手に入るなと前にも言っただろう!」

マンティス「あずにゃんペロペロ」

スネーク「質問に答えろ!」

マンティス「そんなことはどうでもいい…」

マンティス「俺が貴様の心の中を覗いてやろう…」

スネーク「何っ!」

マンティス「ブラックアウトォ!!」

                                      ヒデオ






マンティス「ふぅむ、私にはお前が今何を考えているのか手に取るようにわかるぞ…」

マンティス「貴様…『けいおん』に萌えているだろう…?」

スネーク「何を!」

マンティス「ウェァーハッハッハ!!!」

マンティスwwwすっかり忘れてた

スネーク「デタラメを…!」

リキッド「はたしてそうかなスネーク」

スネーク「リキッドォ…」

リキッド「俺からも言ってやろう…」

リキッド「スネーク、貴様は『けいおん』に萌えているんだよ」

スネーク「な」

リキッド「は!違うとでも言うのか!」

リキッド「それではなぜ貴様はここにいる!」

リキッド「タバコも吸わず、俺の持ってきたカレーも食わずに、貴様は今ここに座ってなぜ『けいおん』を観続けている!!」

スネーク「…!」

スネーク(勝手に人の家に上がっておいて…!)

リキッド「貴様も俺達と同じ穴の狢なんだよ」

マンティス「いい加減認めたらどうだスネーク」

オタコン「そうだよスネーク。楽になってみんなで語り合おうじゃないか」

スネーク「く…」

スネーク「…」

スネーク「…そうだな」

オタコン「!」

スネーク「あんたらの言うとおりだ…」

スネーク「俺も…素直になろう」

オタコン「スネーク…」

スネーク「俺は…」

スネーク「俺は…!」

スネーク「和ちゃんが、大好きだ!!」


オタコン「それはないよスネーク」

リキッド「ゴリラ女の次は変眼鏡か」

マンティス「B専乙」

スネーク「…」


デッデッデデーレ デンデンデン
 GAME OVER


オタコン「悪かったスネーク!トイレから出てきてくれよ、スネーク!」

コンテニュー



――

―――

#6 学園祭!

スネーク「おお、和ちゃんの警察コスプレか」

リキッド「やはりりっちゃんは天使だな」

マンティス「あずにゃんペロペロ」

オタコン「まだあずにゃんは登場してないよ」

やいのやいの

ピンポーン

リキッド「ん?」

オタコン「またお客さんだね」

スネーク「今日はずいぶん多いな…悪いが一時停止しておいてくれ」ヨッコラセ

マンティス「俺がリモコンを使わずに停止させてやろう」

マンティス「フンッ!」

ピッ

リキッド「おお!」

マンティス「ウェァーハッハッハ!!」



スネーク「まったく今度は誰だ?」

ガチャリ

グレイフォックス「スネーク」

スネーク「グレイフォックス!」

フォックス「久しぶりだな、スネーク」

スネーク「まさか、お前はザンジバーランドに…」

オタコン「就職したはず…」

フォックス「アルバイトだがな」

スネーク「今日はシフトのはずじゃなかったか?」

フォックス「バイトはやめた」

スネーク「またかフォックス!!」

スネーク「まったく…」

フォックス「ん?リキッド、マンティスまでいるのか」

スネーク「ああ。だが今日はいったいどうした?」

フォックス「スネーク、今から俺の部屋で鍋パーティをやらないか?」

フォックス「もちろん、オタコンたちも一緒でな」

スネーク「鍋か…確かにまだ夕飯を食べてないが…」

オタコン「フォックス、悪いんだけど僕たちはいま『けいおん』を観ているんだ」

フォックス「『けいおん』…」

フォックス「それなら良い案がある」

スネーク「?」

フォックス「うちの部屋で夕食を摂りながら続きをみるといい…ブルーレイがあるぞ」

スネーク「本当かフォックス!」

フォックス「ああ」

フォックス「けいおん鍋パーティとしゃれ込もうじゃないか」

リキッド「俺のカレーもあるぞ!」

オタコン「それならけいおん鍋カレーパーティだね」

一同「はっはっは!」




――

―――

フォックス「どうぞくつろいでくれ」

スネーク「相変わらずすぐ仕事を辞める割りに妙に機器の揃った部屋だな」
            ナオミ
フォックス「金なら毎月妹が振り込んでくれている」

スネーク「お前…妹に養ってもらっているのか…」

フォックス「持つべきものは家族だよスネーク」

リキッド(ああなったら終わりだな…)

マンティス(血の繋がらない妹…ゴクリ)



――

―――

ワイワイ

リキッド「おい、マロニーはあるか?」

フォックス「もちろんあるぞ」

オタコン「やっぱり鍋にマロニーは欠かせないよね」

マンティス「リキッドのカレーもなかなかいけるな」ムシャムシャ

スネーク「ああ、スパイスが効いている」ムシャムシャ

リキッド「そうだろう、自信作だからな」

ワイワイ


リキッド「お、次はクリスマス回だな」ムシャムシャ

憂『お姉ちゃんもいろいろ手伝ってくれました!」

オタコン「やっぱり憂ちゃんは健気で良い子だなぁ」ムシャムシャ

和『あ、それ私だわ』

スネーク「プレゼントに海苔とは…意外に天然だな和ちゃん」モグモグ

律『エアドラムーちゃちゃーんちゃちゃーん』

リキッド「りっちゃんは天使!あ、ちょっと味ポンとって」

オタコン「ほんとにキミはりっちゃんが好きだね。はい、味ポン」

マンティス「あずにゃんペロペロ」

オタコン「あずにゃんはまだ出てないよ」

やいのやいの


紬『マンボウのマネでしたー』

フォックス「むぎゅうううううううううううううううううううううう!!!」ブルブルブルブル

一同「!?」


フォックス「むぎゅうううううううううううううううううううう!!!」ブルブルブル

スネーク「どうしたフォックス!薬が切れた人みたいになってるぞ!」

オタコン「ひいい…」チョロチョロ

リキッド「とりあえず抑えるんだ!飯がこぼれる!」

マンティス「あずにゃんペロペロ」

ワーワー ムギュウウウウウ ドタバタ


――
―――

フォックス「すまない、取り乱してしまったようだ」

オタコン「いやあまさか君があんなにムギちゃん好きだとは…驚いたよ」

スネーク「人騒がせなヤツだ」

フォックス「ムギちゃんのあまりに可愛すぎる姿をみると興奮を抑えられなくてな」

オタコン「もはや病気だね」

マンティス「あずにゃんペロペロ」

オタコン「あずにゃんはまだ出てないよ」

このパターンツボすぎるwww

リキッド「まったく、続きを観るぞ…ん?」

スネーク「どうしたリキッド?」

リキッド「フォックス、ブルーレイの次の巻が無いぞ?」

フォックス「そんなはず…ああしまった、そういえば今雷電に貸しているのだった」

スネーク「雷電…?雷電ってあの雷電か?」

フォックス「ああ、マンション『アーセナル』に住んでいるあの雷電だ」

スネーク「だがしかし…あいつはリア充だぞ?リア充はアニメなど観ないだろう」

オタコン「スネーク。驚くことに『けいおん』はいまやリア充御用達のアニメでもあるんだ」

スネーク「そんなバカな!それじゃあヤツは今彼女が居る身でありながら『けいおん』を観ているのか!?」

オタコン「そうだよ…そしてあろうことか『俺アニメとかみちゃうオタクだしーwww』なんて会話をしているんだ!」

スネーク「なんということだ…」

スネーク「フォックス!そんなやつに遠慮する必要は無い!」

スネーク「今すぐ呼び出して持ってこさせるんだ!」

フォックス「そのつもりだ」

プルルップルルッ



――
―――


ピンポーン

フォックス「来たな」

ガチャリ

雷電「来たぞ、フォックス」

ローズ「こんばんは」

一同「!!」

一同(コイツ彼女連れてきやがった!!)

リキッド(メガバンク勤務の上イケメンしかも彼女持ち…!)ビキビキ

オタコン(クッ…僕たちがこんな安アパートの一室でけいおん鑑賞会をしている間コイツは…!)ビキビキ

雷電「なんだみんなで『けいおん』を観てるのか?」

雷電「面白そうだな、俺たちも混ぜてくれよ」

スネーク「ふざけるな!」

雷電「!?」

雷電死亡フラグキター

スネーク「俺達の領域に踏み込むな!」

スネーク「リア充は帰って彼女とイチャイチャしてればいいんだ!」

雷電「なんだと!」

リキッド「そうだ!リア充はDVDを置いてさっさと帰れ!」

一同「かーえーれ!かーえーれ!」


雷電「くっ…なんて連中だ…」

ローズ「い、行きましょう?ジャック…なんだかこの人たち怖いわ…」

雷電「ああ…」

カーエーレ カーエーレ スタコラサッサ



――

―――

スネーク「ふぅ…まったくとんでもないヤツだ」

リキッド「あんなクソリア充に貸すなんてどうかしてるぞ」

フォックス「面目ないな」

オタコン「まあまあ、気を取り直して続きを観ようよ」

スネーク「そうだな。どうせだ、今日は徹夜でパーっとやるか」

オタコン「そうしよう!」

フォックス「それなら俺はお菓子と飲み物を持ってこよう」

マンティス「あずにゃんペロペロ」

一同「はーはっはっは!」

ジャギだけが働いてる北斗一家のSS書いた人?

もはやマンティスのセリフが「あずにゃんペロペロ」しか無い件

>>115ごめん、それも違う人。あれ面白かったよね



――

―――

数時間後


オタコン「憂ちゃーん!」

スネーク「和ちゃん良い子すぎる…!」

リキッド「りっちゃん天使!」

マンティス「あずにゃんぺろぺろ」

フォックス「むぎゅううううううううううううううう!!!」ブルブルブル

やんややんや


バターン

キャンベル「うるさいぞ貴様らいい加減にしろ!!!」

一同「!?」

スネーク「大家さん!」

キャンベル「スネーク!!大家さんではない!大佐と呼べと言っているだろう!」

スネーク「た、大佐!」

スネーク(く…この軍オタが…!)

オタコン「どうしてここに?」

キャンベル「大の大人が揃いも揃ってバカ騒ぎしおって!今何時だと思っている!もう一時過ぎてるんだぞ!」

キャンベル「それとスネーク!それからリキッド!」

キャンベル「ついでに言うがいい加減家賃を払え!何ヶ月滞納する気だ!」

スネーク「そ、それに関しては…」

リキッド「もう少し待ってくれとしか言いようが無いな…」

お風呂入ってきますね

             ,. -‐'" ̄ ̄ ̄`ー 、

           /            `ヽ、
          /  __        r‐─ 、 ヽ
          / /  `ヽ、    /    ',  ',
           i  i      `ヽ='"      }  i   
         .{  l              l.  l
         .l  l              ヽ.  l__ 
         __l /      、 i j     _,.ァ'=//l
         lヘヽL======〉l L=='' ̄: : : l゙l ll/ .}
            マヽ「〈: : : : : : : 〉 ̄〈: : : : : : : :/ l lレ./
            マ '', ヽ: : : : : // l l. ヽ=='''"´ l l ∧
          マヘ   ̄ ̄   l l.       レ'′',     ___r─‐、
           ヽゝ    /ー、_l,.-ヘ     ム イ∧ ,r‐-': : : : : : : : :',
            ∧   ,',.======ヽ    ム /:|r─'': : : : : : : : : : : : ::}
          /l ∧  〈,,,..-------、 ',   / /: :i: : : : : : : : : : : : : : : : :l、
         /: : :l.  \ '' ニニニニ ヾ / /: : :',: : : :;r‐'" ̄ ̄ ̄ヽ: ::ム
         /: : : : :j   j \   冖   //: : : : l: : : i        l: : : l
     /: : : : : ://  /l  ヽ、____ //: : : : : :∧: :∧         l: : : l
     <: : : : : : : :////ヽ.    ///: : : : : : : : ∧: :∧_,,.-──┘: :/
      >: : : : : //∧ /: : \_/://: : : : : : : : : ::_∨: : : : : : : : : : : : />

保守どうもありがとう


キャンベル「まったくロクでもない連中ばかり…ん?」

オタコン「!」

キャンベル「貴様たち…まさか『けいおん』を観ているのか?」

スネーク「あ、ああ」

オタコン(まずいよスネーク!)ヒソヒソ

スネーク(なんだオタコン。まさか大佐も『けいおん』オタなのか?)ヒソヒソ

キャンベル「…」

オタコン(違うよ!むしろその逆…)ヒソヒソ

オタコン(大佐は筋金入りのけいおんアンチなんだ!)ヒソヒソ

スネーク(なんだって!?)ヒソヒソ

キャンベルアンチかよwww

キャンベル「良い年してくだらないアニメを観おって!」

キャンベル「中身のないことをさも偉そうになにが日常系(笑)だ!」

キャンベル「そんな言葉を隠れ蓑にその実、ヤマもテーマもない描写をだらだらと垂れ流しているだけだ!」

リキッド「なんだと!」

キャンベル「それになんだ?ニュースでみたぞ」

キャンベル「貴様らが聖地と崇める小学校で展示品のギターやベースが盗まれたそうじゃないか」

キャンベル「まったく、けいおんオタの程度が知れるな!」

キャンベル「どうせ貴様らも一般人の迷惑も考えずに好き勝手やってるんだろう!」

オタコン「そんな!一部の過激なファンと一緒にしないでくれ!」

キャンベル「そもそもなにがあずにゃんだ!」

キャンベル「あんなまるでゴキブリのような触覚をはやし

マンティス「ムゥン!!」

キャンベル「ぐわっ!」

キャンベル「か、体が勝手に変な方向にねじれる!」

マンティス「あずにゃんを辱めることは許さない…」

スネーク「念力か!良いぞマンティス!」

フォックス「そのまま部屋の外に連れ出してしまえ!」

マンティス「やってやるです…」

キャンベル「き、貴様らー!」

らりるれろ!
らりるれろ!

ドサッ

キャンベル「ぐわっ」

キャンベル「く…貴様ら…!」

スネーク「良いか、大佐良く聞くんだ」

スネーク「『けいおん』は確かにヤマもテーマもないアニメかもしれない…」

スネーク「しかし大佐、人生ってのはそんなにドラマティックなものか?」

スネーク「確かに一部の人は劇的な人生を歩んでいる…」

スネーク「だが多くの人間の青春はそうではない。もっとだらだらしたものだ」

スネーク「大佐、あんたの青春はどうだ?」

キャンベル「!」

スネーク「音楽に一生懸命で、少しずつながらも成長していく彼女達以上に、あんたの青春はドラマチックだったか!?」

スネーク「あんたの青春に、見事なオチも壮大なテーマもあったのか!?」

キャンベル「ぐっ…」

キャンベル(たしかに昼休みは机で寝たふりをして過ごしていた…)

何歳だよ大佐wwwwwwwww

スネーク「『けいおん』はそんな普通の青春を描いたアニメで、俺達はそれに共感しながら愛でるだけ」

スネーク「まぁ多少非現実的なところはあるが、それはアニメだしな…」

スネーク「もちろんこれは俺達の感じ方であって、それをあんたに押し付けるつもりはない」

スネーク「あんたはあんたで『けいおん』が嫌い、それはいい」

スネーク「だがあんたのそのけいおん嫌いで純粋にアニメを楽しんでいる人たちを踏みにじる事を、俺は許さない!」

オタコン「スネーク…」

キャンベル「く…アニオタが屁理屈をこねおって…!」

キャンベル「フン、まあいい…とにかく夜中に騒がしくするんじゃないぞ、わかったな!」

スネーク「ああ。それに関してはすまないと思っている」

キャンベル「あと家賃払え!」

リキッド「ほんとすいません」

キャンベル「まったく…自分達がどれだけキモいことを言ってるかわかっているのか…!」ブツブツ

スネーク「…」

オタコン「…行ったね」

少なくともスネークの人生はドラマチックってレベルじゃねーぞwwww

>>158
世界観設定に細かいつっこみ入れんなwww


オタコン「それにしてもすごいよスネーク」

フォックス「ああ、とても今日初めて『けいおん』を観たとは思えんな」

リキッド「これで貴様も立派なけいおんオタだな!」

スネーク「よしてくれ…」

オタコン「さあ、変な邪魔が入っちゃったけど、みんなで続きを観よう!」

スネーク「ああ!」


ウイチャーン アズニャンニャン!アズニャンニャン! ムギュウウウウウ セイヨクヲモテアマス




――

―――

             ,. -‐'" ̄ ̄ ̄`ー 、

           /            `ヽ、
          /  __        r‐─ 、 ヽ
          / /  `ヽ、    /    ',  ',
           i  i      `ヽ='"      }  i   
         .{  l              l.  l
         .l  l              ヽ.  l__ 
         __l /      、 i j     _,.ァ'=//l   これで貴様も立派なけいおんオタだな!
         lヘヽL======〉l L=='' ̄: : : l゙l ll/ .}
            マヽ「〈: : : : : : : 〉 ̄〈: : : : : : : :/ l lレ./
            マ '', ヽ: : : : : // l l. ヽ=='''"´ l l ∧
          マヘ   ̄ ̄   l l.       レ'′',     ___r─‐、
           ヽゝ    /ー、_l,.-ヘ     ム イ∧ ,r‐-': : : : : : : : :',
            ∧   ,',.======ヽ    ム /:|r─'': : : : : : : : : : : : ::}
          /l ∧  〈,,,..-------、 ',   / /: :i: : : : : : : : : : : : : : : : :l、
         /: : :l.  \ '' ニニニニ ヾ / /: : :',: : : :;r‐'" ̄ ̄ ̄ヽ: ::ム
         /: : : : :j   j \   冖   //: : : : l: : : i        l: : : l
     /: : : : : ://  /l  ヽ、____ //: : : : : :∧: :∧         l: : : l
     <: : : : : : : :////ヽ.    ///: : : : : : : : ∧: :∧_,,.-──┘: :/
      >: : : : : //∧ /: : \_/://: : : : : : : : : ::_∨: : : : : : : : : : : : />


#最終話 軽音!

唯『あの頃の私、心配しなくていいよ』

唯『私達の武道館です!』

唯『けいおん、大好きー!』

スネーク「…」

リキッド「…」

フォックス「…」

マンティス「…」

オタコン「良い最終回だったね…」

スネーク「ああ…」

オタコン「…みんな、実は話があるんだ」

スネーク「オタコン、まさか」

オタコン「ああ…そのまさかさ」

オタコン「みんなでバンドを組まないかい?」

リキッド「お約束だな」

オタコン「ちょうど五人いることだし…どうだい?」

フォックス「俺は構わないぞ」

リキッド「もちろんりっちゃんポジは俺だろうな」

マンティス「俺はすでにあずにゃん仕様のムスタングを所持している…」

オタコン「スネークは?」

スネーク「しかし…アニメから音楽を始めるというのもな…」

オタコン「スネーク、まだそんなこと気にしてるのかい?」

オタコン「いいかいスネーク。きっかけなんて関係ないんだ」

オタコン「例えシド・ヴィシャスに憧れてギターを始めようと、唯ちゃんに憧れようと、同じことさ」

オタコン「大事なのはどれだけ本気か、ってことだよ」

スネーク「そうか…」

リキッド(シド・ヴィシャスはベーシストだけどな)

スネーク「だがしかしもうひとつ問題がある…」

スネーク「知ってのとおり、俺は家賃も払えないほど金が無いぞ?」

リキッド「スネーク!思い出してみろ!」

リキッド「唯のギターを買うために軽音部は何をした!?」

ブリーフィング開始だな

スネーク「リキッド…お前まさか俺のために…」

リキッド「甘ったれるな!!」

スネーク「!」

リキッド「なぜ俺がお前のギターを買うために働かなければならない!」

リキッド「だったら自分の家賃を払うぞ!」

リキッド「自分の分は自分で働け!」

スネーク「く…正論過ぎる…」

リキッド「民間軍事会社を立ち上げる」

オタコン「まぁまぁ…とりあえずスネークもやる気はあるってことだよね」

スネーク「ああ、そうだな」

スネーク「今まで無為に過ごしてきた人生だ…何かに熱中してみるのも悪くない」

オタコン「よし、決まりだね!今日が僕たちのバンドの結成日だ!」

スネーク「ああ…だがその前にまだやることがるぞ」

オタコン「なんだい、スネーク?」

スネーク「二期を観ることだ」

リキッド「…はっはっは!それもそうだな!」

リキッド「よし!今日はこのままぶっつづけでいくか!」

フォックス「賛成だな」

オタコン「僕は今からコンビニで夜食を買ってくるよ!」

マンティス「わさビーフを頼む」

やいのやいの

こうしてシャドーモセスの夜は更けてゆく



――

―――

数年後
とある場末のライブハウス

スネーク(Gu)「そろそろ時間だな…準備は良いか?」

オタコン(Ba)「OKだ」

リキッド(Dr)「いつでも構わん」

フォックス(Ke)「終わったらうまいお茶を淹れよう」

マンティス(Gu)「あずにゃんペロペロ」

スネーク「よし…!」

wktk

ジャラーン ワーワー

オタコン(あれから僕たちは熱中できるものを見つけ、そのために少しずつ社会復帰していった)

オタコン(それから毎日練習を重ねて、そして今この場に居る)

オタコン(まだ小さなライブハウスではあるけど…)

オタコン(だけどどんな有名なバンドにだって負けないものを持っている)

オタコン(それは、彼女達に教えてもらった最も大切なもの)

オタコン(僕たちの、絆)

スネーク「…行くぞ!」
       BOND OF K-ON
オタコン(   音楽の絆   なんだ!)

スネーク「ショウタイムだ!」


METAL GEAR SOLID
THE BOND OF K-ON  デーン

エンディングテーマ
『私の恋はフォックスダイ』 歌:ソリッド・スネーク(CV大塚明夫)



キャスト

ソリッド・スネーク 大塚 明夫

ハル・エメリッヒ(オタコン) 田中 秀幸

リキッド・スネーク 銀河 万丈

サイコ・マンティス 曽我部 和恭

グレイ・フォックス 塩沢 兼人

ジャック(雷電) 堀内 賢雄

ローズマリー(ローズ) 井上 喜久子

ロイ・キャンベル 青野 武






リボルバー・オセロット 戸松 公次

時間は少し遡る

プルルップルルッ

オセロット「…はい、私です」

オセロット「はい」

オセロット「問題ありません」

オセロット「頼まれたとおり私が豊郷小から展示品を盗んだことは誰にもばれていません」

オセロット「はい」

オセロット「すべては『行き過ぎたファンの凶行』を世間に知らしめるため…ですね?」

オセロット「はい」

オセロット「わかりました。引き続きローソンで態度の悪いけいおんファンを演じます」

オセロット「あの…」

オセロット「これで家賃の未払い分を割り引いてくれるんですよね…?」

オセロット「…大家さん」

オセロット「あ、大佐」


短い間でしたがありがとうございました

言い訳させてもらうとけいおんで一番好きなキャラは和ちゃんだし雷電も大好きだよ
ほんとだよ

あとレイブンほんとごめん

エンディングwwwwwww

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