智子「私がアイドル…?」輝子「フヒヒ…」 (42)

シンデレラジオのもしものお話です
例によって、今回だけでも見れるのでよければどうぞ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1380087086

智子(あー…やっと学校終わったわー)

智子(今日も死ぬ程つまらなかった…)

智子(クラスのバカ女どもは相変わらず頭悪い会話してやがるし…)

智子(なーにが)

女子A『Bってオシャレだよね~読モとかやんないの~?w』

女子B『え~wそんな無理無理wあたしなんて全然だってw』

女子B『Aこそかわいいし歌うまいし、どっかのアイドルオーディションとか受けてみなよー!』

女子A『ないないwww私なんかより可愛い子なんかいくらでもいるんだからw』

智子(だよ。くっだらねー!)

智子(お前らみたいなビッチは援交でオヤジ相手に体売ってるのがお似合いだよ!)

智子(まぁ、仮にアイドルになれたとしても、枕営業は確実だな。へっ)

智子(もし私がアイドルになったら…なんて、いくらなんでも現実離れしすぎてるか…)

智子(はぁ…ちょっとゲーセンでも寄ってくか…)

智子(なんか面白い景品あるかな……)

智子(…あ、この変なキノコのぬいぐるみ可愛い)

智子(今度ゆうちゃんにあげようかな)

ドンッ

輝子「フヒッ…!」

智子「えっ…ぁ……!」

輝子「フヒ…す、すいません…」

智子「えっ…あ、い、いや…こ、こちら…こそ…」

輝子「……フヒ」

智子「……え…っと…」

輝子「……」

智子「……」

智子(気まずい…!)

智子(な、なんだこの子…どことなく私に似てるような…)

智子(な…何か話した方がいいのかな…でも、なんて話しかけるべきか…)

智子(というか、なんでこっち見てるんだ…!?私に用があるのか…!?)

智子「ぁ…あn」

輝子「あ、あの…」

智子「ひゃい!?」

輝子「フヒッ!?す、すいません……」

智子「あ…い、いや、な…なんで…しょうか…!」

輝子「え、えっと…そ、その…キノコ…好きなんですか…?」

智子「えっ…キ、キノコ…?」

輝子「そ、その…ぬいぐるみ…見てましたよね…?」

智子「え…あ…う、うん…まぁ…かわいい…かなぁ…って、思って…」

輝子「わ、私も…キノコ…好きなんです…フヒヒ」

智子「キ…キノコが好きって…な、なんか…エロいっすね…」

輝子「フヒ…?え…エロい…?」

智子「はっ!?い…いや、なんでもないです…へ、へへ…!」

輝子「…?」

智子(しまったーッ!!いつもの癖でつい最低な下ネタを!)

輝子「が…学校、帰り…ですか?」

智子「えっ…あ…そ、そんな感じ…かな……そ、そっちは…?」

輝子「と、友達と…隣の、喫茶店で…待ち合わせ…なんですけど」

輝子「ちょ、ちょっと…早く、来すぎたから…こ、こっちで…少し、時間を潰そうと思って…フヒヒ」

智子「ぁ…あー…な、なるほどー……」

智子(と、友達と喫茶店で待ち合わせだと…!)

智子(ぼっちかと思ったけどそうじゃないのか…!?)

智子(い、いや、私だってビッチな友達のゆうちゃんと喫茶店で待ち合わせとかするし)

智子(勝負は互角!いや、友達がビッチな分、私の方が格上だ…!)

輝子「あ…あの…」

智子「は、はいっ!?」

輝子「よ、よかったら…じ、時間まで…い、一緒に…遊びませんか…な、なんて…フ、フヒ…」

智子「!?」

智子「えっ…わ…私と…?」

輝子「あ、い、イヤなら…ぜ、全然…断って貰っても…フ、フヒ…」

智子(あ…遊びの…お誘いだと…見ず知らずの女の子から…!)

智子(よ、予想外の展開だ…これはどうするべきなんだ!?)

智子(いや、これはチャンスだ!この子と仲良くなれば、この子の友達とやらとも自然に仲良くなるはず!)

智子(そうすれば私も今よりリア充になれるはず!これを逃す手はない!)

智子「ぁ……あ、い、いいっすよ…ぜ、全然…ひ、暇だったし…遊ぼう…」

輝子「あ、ありがとう…フヒヒ」

輝子「わ、私…ほ、星輝子…よ、よろしく…」

智子「私は黒木智子…よろしく…」

智子(星輝子?どっかで聞いた事あるような…)

輝子「よ、よろしく…黒木さん…」

智子「あ……と、友達は『もこっち』って呼ぶから…それでもいいよ、なんて…」

輝子「じゃ、じゃあ…もこっち…」

智子「お、おぉ……!?」

智子(や、やっべー!ゆうちゃん以外にもこっちなんて初めて呼ばれた!何だこの感覚!?)

輝子「ど、どうしたの…?」

智子「あ、い、いや、何でもない…!えっと、私は…輝子って呼んでも…大丈夫?」

輝子「う、うん…それで、大丈夫…フヒヒ」

智子「じゃ…じゃあ、輝子…プ…プリクラでも…と、撮る…?」

輝子「あ…うん、と…撮る…!」

智子(キタァー!!ね、念願のぼっちじゃないプリクラ!!)

智子(テンションあがる!!!)

―1時間後―

輝子「フヒヒ…た、楽しい……」

智子「私も…こんなに楽しいの、久しぶりかも…」

輝子「よ、よかった…ぁ…そ、そろそろ…時間……」

智子「あ、そ、そっか…友達と待ち合わせって言ってたっけ」

輝子「う、うん……あ、あの、最後に…け、携帯…」

智子「アドレス交換?い…いいよ、こ、交換しよう」

輝子「フヒ…あ、ありがとう…」

智子(や、やばい、アドレス交換とか久しぶり過ぎて…ど、どうやるんだっけ!)

???「あ…や、やっぱり…輝子さんだ…」

輝子「フヒ…?」

智子「え…?」

???「おー、ホントだ。小梅よく気付いたなー」

輝子「フヒ…こ、小梅…それに、プロデューサーも…?」

P「あぁ、そこでバッタリ会ってな」

小梅「ま…待ち合わせ場所…行こうとしたら…な、中に…輝子さんが見えたから…」

P「喫茶店で待ち合わせなんだって?」

P「俺もちょうど仕事が1つ終わって休憩しようと思ってたところだから混ぜて貰おうと思ってな」

輝子「そ、そうだったんだ……」

智子(今、この男の人…プロデューサーって呼ばれてた…?)

智子(それに、この小梅って子…どこかで見たこと……)

智子(…げぇ!?アイドルの白坂小梅だ!?)

智子(こっちは星輝子!?何で気づかなかった私!?)

P「ところで輝子、そっちの子は?友達か?」

輝子「あ…う、うん、今…知り合ったばかり…だけど、そ、そんな感じ…フヒヒ」

P「よかったなー友達増えて。それにしても…」

智子(うわ、こっち見てる!私みたいなヤツが自分のアイドルと慣れ慣れしくしてたから怒ってる!?)

P「君…」

智子「ひぃぃ!?す、すいませんすいません!許してください何でもしますから!」

P「ん?今何でもするって言ったよね?」

智子「は、はい…!」

P「じゃあ、アイドルになってみないか?」

智子「……へ?」

―事務所―

杏「…で、まーた女の子拉致って来たの?」

P「人聞きの悪い言い方をするんじゃあない。まだ見学の段階だけどな」

智子「………」ガクガク

杏「…その割には随分と怯えてるようだけど」

P「おかしいなぁ…俺、そんな変な勧誘してなかったよな?」

小梅「う、うん…多分…」

輝子「いつも通り…だと、思うけど…フヒヒ」

P「だよなぁ。というか、ごめんな、小梅に輝子。予定があったんだろ?」

輝子「わ…私達は、大丈夫…。ちょっと、探し物をしようと…思ってただけだから…」

小梅「う、うん…今日じゃなくても…だ、大丈夫…だから…」

P「ん、そかそか」

智子(あ…ありのまま、今、起こった事を話すぜ)

智子(友達が1人出来たと思ったら、アイドルの事務所に拉致されていた)

智子(な…何を言っているのかわからねーと思うが、私も何をされたのかわからなかった…)

智子(目の前に、あの双葉杏がいるし…なんだこの状況…!)

杏「えーっと、一応自己紹介、かな。双葉杏だよー。よろしく」

智子「ひぇっ…あ…え、えと…あの…く、くろ…くろ…」

杏(この子さてはコミュ障だな…。プロデューサー、また凄いの拾ってきたなぁ)

輝子「く、黒木…智子さんだよ…」

智子「え…あ、ありがとう…輝子……」

輝子「と、友達を…助けるのは、当然…フヒヒ」

杏「ふむふむ、智子だね。よろしくー」

智子「は、はい…よ、よろしく…お願いしましゅ…」

杏(噛んだ)

杏「にしても、智子も災難だったねぇ」

杏「プロデューサーは目をつけた女の子は容赦なくスカウトして事務所送りにするから」

P「おいこら」

杏「間違ったことは言っていない(キリッ」

小梅「え…えっと、け、見学って…いつも、みたいに…」

小梅「レッスンとか…お仕事を…見てもらったり…?」

P「そうしたいんだけど、もう夕方だからなぁ」

P「今から連れ回すわけにもいかないし、今日はレッスンの様子だけ見てもらおうかと思ってる」

輝子「な…なるほど…」

P「ちひろさーん、今、誰がレッスン中でしたっけー?」

ちひろ「美玲ちゃんと晴ちゃんと…あと、こずえちゃんもいると思いますよー」

P「分かりました、ありがとうざいます」

P「それじゃ早速だけど、レッスンの様子を見てもらおうと思ってるんだけど…いいかな?」

智子「わ…わわ、分かりました…」

P「…えっと、もっとリラックスしても大丈夫だよ?」

智子「ふぁ…ふぁはは…!」

杏「エクスデスか何か?」

杏(大丈夫なんだろうか…)

巴「おう、帰ったぞ」ガチャ

友紀「ビール!ビール!」

巴「帰ってきて早々酒とか何考えとるんじゃ友紀姐さんは…」

友紀「いやー、外暑かったから、ついつい」

智子(なんかまた増えたー!!)

P「おう、お帰りー」

小梅「お…お疲れ様です…」

輝子「フヒヒ…お、お疲れー…」

杏「おっつっつー」

友紀「お疲れ様ー!…って、あれ、その子は?」

巴「見慣れんのがおるのう」

P「あぁ、黒木智子さんだ。今日は見学に来てる」

友紀「へー!ってことは、私達の新しい仲間になるかもしれないってことだね!」

友紀「初めまして!あたしは姫川友紀、よろしくー!」

巴「村上巴じゃ。よろしくな」

智子「あ…は、はい…よ、よ、よろしく…おにゃがいしま…」

杏(また噛んだ)

友紀「…智子ちゃんってさ…」

智子「は、はいっ…?」

智子(ま、まさか、喪女なのがバレた…!?ていうか、いきなり名前で呼ぶとかどんだけだよ!?)

友紀「野球はどこのファンなの?」

智子「えっ…や、野球…?」

智子(な、何言ってんだコイツ…!?)

友紀「やっぱりキャッツだよね?」

智子「え、い、いや…その……」

巴「あー、友紀姐さんの言うことは気にせんでええぞ」

巴「初めて会うヤツには毎回聞きよるからな…しかも半ば強制的にキャッツって答えさそうとする」

友紀「えへへー!」

巴「全く友紀姐さんは…ほら、P、見学ってことはレッスン場に行くんじゃろ?」

巴「ウチらのことはええからはよ連れて行き」

P「ああ、そうさせてもらうよ」

P「…ん?」

輝子「ど…どうしたの……?」

P「…杏も今日レッスンの日じゃなかったか?」

杏「な…何のことかな…?」

P「おいィ!何のんきにソファで寝転がって3DSやってんだ!」

杏「3DSやってるんじゃなくてモンハンやってるんですしおすし!」

P「知らんわ!ほら今からレッスンいくぞ!」

杏「やだー!やだー!」

友紀「さーて、野球見よっと!おっ、キャッツ勝ってんじゃーん!!」

巴「ひ、広島ぁ!根性見せんか!!」

李衣菜「お疲れ様でーす!」ガチャ

夏樹「お疲れーっす」

小梅「お、お疲れ様です…」

輝子「お疲れ…フヒヒ…」

ワイワイガヤガヤ

智子「………あ、あの…と、トイレは…どこですか…」

ちひろ「あ、一旦事務所から出て、廊下の突き当たりにありますよー」

智子「ど、ども……」

―女子トイレの個室―

智子「おえええええええ!」ゲロゲロゲロゲロ

智子(い、異質すぎる空間に耐えきれず吐いてしまった…)

智子(あ…あんなに大勢の人に話しかけられるなんて久しぶり過ぎな上に)

智子(全員アイドルとかヤバすぎる…!)

智子(ど、どうしよう…これ以上あの空気に耐えられる気がしない…!)

智子(このまま、トイレから出てこっそり逃げ出すか…!?)

???「あ…あの…も、もこっち…いる…?」

智子「!?…そ、その声は…輝子……?ま、待って…い、今出る…」

輝子「あ…う、ううん…そのままで…大丈夫…」

輝子「その…えっと…な、なんか…ご、ゴメン……」

智子「えっ……?」

智子(げ…ゲロってたところ聞かれた…!?)

輝子「わ…私のせいで…こ、こんな事に…なって…」

智子「…え?」

輝子「そ、その…これは…私が…勝手に、考えたことだから…」

輝子「も、もし…違ったら…ごめん……」

輝子「えっと…ゲ、ゲームセンターで…もこっちを…初めて見た時…」

輝子「わ…私に…似てるって…お、思ったんだ…」

智子「私が…輝子に…?」

輝子「う…うん、私…アイドルになる前は…ぼっちの事が…多くて…」

輝子「ひ、人に…話しかけるのも…話しかけられるのも…苦手で…」

輝子「キノコだけが…友達だった……」

輝子「え、えっと…も、もし、もこっちが…そんなんじゃ…なかったら、ご、ゴメン…」

智子「あ…だ、大丈夫…わ、私も正直…そんな感じだから…!」

智子(輝子も、私と同じこと思ってたんだ…)

輝子「で、でも…ある日、プロデューサーが…アイドルにならないかって…声を掛けてくれて…」

輝子「しょ…正直、その時は…あ、アイドル自体は…わ、割と…どうでもよかったんだけど…」

輝子「そ、それで…友達が…できるならって、思って…」

輝子「い、今は…友達も…た、沢山…できたし…アイドルの仕事も…凄く…楽しい…」

輝子「だ、だから…もし…もこっちが…あ、アイドルになる前の…私と同じだったらって…思って…」

輝子「プロデューサーが…もこっちをスカウトした時も…止めずに…見てたんだ…」

輝子「か…勝手なのは…わ、分かってた…けど…」

輝子「な、何故か…もこっちを見てたら…どうしても…そんな風に、思って…」

輝子「ほ…本当に…ご、ごめん…」

智子「…ぐすっ」

輝子「…も、もこっち…?」

智子「こ…こっちこそ…ごめん…輝子が…そんな風に思ってくれてたなんて、知らなくて」

智子「さっき、たまたま出会って…友達になったばかりの私に…そこまで…」

智子「凄く…嬉しいよ…ありがとう」

智子「私、さっきまでこのまま逃げようかって思ってたけど…やめた」ガチャ

智子「アイドル…やってみるよ」

智子「自信は…ぜ、全然ないけど…頑張ってみる…」

輝子「も…もこっち…!」

智子「…ふう、なんか、アイドルになるって決めたら不思議とスッキリした」

智子(いや、それどころか、なんか凄いテンションあがってきた…!)

智子(アイドルになったら、まずはクラスのヤツらを見返してやらないと!)

智子(きっとアイドルになったと分かるや否や、あいつら絶対話しかけてくるはずだ!)

智子(そんで、カラオケとかファミレスとかに誘ってくる!)

智子「フフ…」ニヤニヤ

輝子「フヒ…も…もこっち…?」

智子(そしたら私はこう言うんだ!)

智子(『あ、ごめん、今日もスケジュール詰まってるんだ、ゴメンね?』って!)

智子(うひょー!!完全に勝ち組じゃねーか!!)

智子(ゆうちゃんも目じゃねぇ!私完全勝利!!!)

智子(それに、この事務所の子も可愛い子ばっかりだったし…)

智子(仲良くなればセクハラし放題!?ケツとかチチとか揉みしだいてやるわ!)

智子「輝子、プロデューサーさんの所に戻ろう、レッスン場に早く案内してもらわないと!」ハァハァ

輝子「フヒッ!?う、うん…」

輝子(ど、どうしんたんだろう…急に、元気に…?)

―1ヵ月後―

杏「杏」

輝子「輝子…」

小梅「小梅の…」

小梅「シ、シンデレラジオー…!」

輝子「シンデレラジオォォーー!!ヒャッハァ!」

杏「シンデレラジオ~…ふわぁ」

小梅「始まりました…杏・輝子・小梅のシンデレラジオ、第16回目…です」

小梅「この番組は…CGプロのアイドルの、最新情報を…お届けしたり」

小梅「ゲストを呼んで…お話したりする、番組です」

小梅「パーソナリティは…私、白坂小梅と」

杏「双葉杏と~」

輝子「星輝子…の3人で、お届け…するよ、フヒッ」

杏「16回目だよー」

小梅「の…のあさん、どうしたのかな…」

輝子「わ、私も…そのツイート、見たことある…」

輝子「た、確か…『ちくわの磯辺揚げ』とか…言ってた…」

杏「多分、食べたかったんじゃないかな」

小梅「な、なるほど…」

輝子「それにしても…食べ物の、チョイスが…また…」

杏「絶妙なところをついてきるよね」

杏「ちくわの磯辺揚げって…確かに美味しいけど」

杏「ツイッターと言えば、バルスやった?」

輝子「や、やったよ…フヒヒ」

小梅「わ…私も……」

杏「1秒で14万ツイートだっけ。凄いよねぇ」

輝子「あ、あけおめとかよりも…ずっと多かったんだよね…」

杏「日本で一番人気のある行事だね…間違いない」

小梅「あ…で、でも、一つ気になったことが…あって…」

杏「ん、なに?」

小梅「ゆ、友紀さんが…『バルス!』じゃなくて…『バース!』って…ツイートしてたんだけど…」

輝子「バ…バース…?」

杏「ユッキの事だから…プロ野球の外国人選手の名前とかじゃない?」

小梅「や、やっぱり…そうなのかな…?」

輝子「友紀さんらしいね…フヒヒ」

杏「さてさて、そんな感じで早速ゲストを呼んじゃおう~」

輝子「だ…誰が来るかな…?」

小梅「じゃ、じゃあ…今日の…ゲストを、呼ぶね…」

小梅「今日の…ゲストは…この方です…」


四季折々 色とりどり のんびりなEveryday♪


小梅「き…聞いた事ない曲……」

輝子「あ、アニメの曲っぽいけど……」

杏「だねー、アニメの曲。でも、この曲に関係あるのって誰だろう」

輝子「杏さんでも…わ、分からないのか…」

杏「うーん、今回はお手上げだね」

智子「な、何でこの曲なの…?」

輝子「あ、も…もこっち…!」

小梅「こ、こんにちは…」

智子「どもー…ふふふ」

杏「…あー、そういう事か」

杏「もこたんの歌は元気が出るね!」

智子「え…あっ、そういう事か…分かりにくすぎる…」

小梅「え…えっ…ど、どういうこと…?」

輝子「ぜ、全然…分からない……」

杏「説明すると微妙に長くなるから、CMの間にでも教えるよ」

智子「そうだね、それがいい…」

杏「さてさて、ツイッターの方は…」

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もこっちきたああああ
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喪女ドルが来たぞ!
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も↑こ↓
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MOCOっちすき
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智子「喪女ドル言うな!本気出せばモテるし…!」

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もこっちのファンだけど彼女にはしたくないです
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モテモテのもこっちとか想像できないんですがそれは…
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智子「クソー!なんでだお前らー!?」

杏「ははは、相変わらずだねぇ」

智子「こ、こうなったら、今日はこのラジオでデキる女っぷりを徹底的にアピールして」

智子「リスナーどもを見返してやるー!」

輝子「が、頑張れ…フヒヒ」

小梅「が…頑張って……」

智子(アレから色々あって、本当にアイドルになってしまった…)

智子(家族やゆうちゃんは凄く驚いてた)

智子(まぁ、私だって最初は夢だと思ってたし、当然か)

智子(でも、アイドルになったのは正解だった!)

智子(アイドルの友達が沢山できたし、学校でも沢山話しかけられるようになった)

智子(たまに、人が集まりすぎて大変な事になるけど…)

智子(アイドルの仕事も、なかなか楽しいし)

智子(ただ…全くモテないのは相変わらずだ)

智子(何故だ…何故モテない!?)

智子(自分で言うのもなんだけど、ファンはそれなりにいる筈だ)

智子(この前の握手会にだって沢山人が来てくれた)

智子(アイドルになっても、まだ私に何か足りない物があるのか…?)

智子(まぁ、それはこれから探すことにしよう)

智子(アイドルになって友達が出来たんだから、男だって沢山できるはず…くっくっく…!)


おしり

わたモテ見てたらふと思いついたのでやってみた

見てくれた人ありがとう

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