勇次郎「授業参観ッッ?」(237)

バキ「~~~~~~~~~~~ッ!?」

~アメリカ 着陸場~

勇次郎「南米から首都までこの時間か…最新鋭のジェットの速度もまあまあといったところか」

勇次郎「ん?あいつは…」

栗谷川「勇次郎様、お久しぶりです」

勇次郎「何の用だ」

栗谷川「本日は勇次郎様にお願いがあって参りました」

勇次郎「ほう…(殺意は感じられん…闘るつもりではないようだが…死角に大量の武装兵を待機させているようだな)」

栗谷川「刃牙様の…授業参観に出頭していただきたいのですッッ!」

勇次郎「授業参観ッッ!?」

勇次郎「倅が教室にいるのが見えた」

勇次郎「だからシンプルに窓から入ったというだけのこと」

~刃牙 学校~

教師「親が授業参観に来れないだと!?」

刃牙「はァ、色々事情がありまして」

教師「お前…遅刻欠席成績がギリギリなのは知ってるよな?」

刃牙「それは…」

教師「その上親の顔も見れないだと?舐めてるのかァ?」

刃牙「いえ…」

教師「お前、このままじゃ進級出来ないよ?」

勇次郎「断ったらどうなる?(ニタァ…)」

栗谷川「現在刃牙様は、朱沢グループの資金援助のもと生活をなされています」

栗谷川「しかし今刃牙様の進級はまさに崖っぷち…」

栗谷川「高校中退などということになりますと、朱沢グループから追放などという事態にもなりかねません」

勇次郎「ふん…生活の糧などいくらでもあるだろう」

勇次郎「メシや修行など、安藤(山岳監視員)の元へ行けばよいだけのこと」

栗谷川「あの場所は、あなたに殺されたかつての盟友の居場所…刃牙様は行きたがらないかと…」

勇次郎「(ギロッッ!!)」

栗谷川「ひ、ひい!?」

勇次郎「ふん、まあいい…」

勇次郎「丁度良い暇つぶしだ」

勇次郎「至急ジェット機を飛ばせッ!行き先は日本だ」

~学校~

教師「え~、それでは今日は授業参観ということで…」

教師「数学の授業を始めたいと思います」

教師「ボソ…(ヒヒ…刃牙よ…結局お前のパパもママも来なかったみたいだなァ…)」 

教師「(まあ留年ライフも悪かァないぜ?フヒヒ…)」

刃牙「…(まあ仕方ねえか…あの親父が来るわけねえもんなァ…ハハ)」

支援

ブロロロロロ…

~学校の遥か上空~

勇次郎「ジェットからヘリに乗り継いでこの時間…なんとか間に合ったようだな」

勇次郎「おい操縦士!!もっとヘリを寄せろッ!!」

操縦士「イ、イエッサー!!(ガクブルッ)」

~幾多の前線を潜り抜け、キラーガーゴイルと呼ばれ恐れられた兵士バルバロッサ・レバノンシュタイナーであったが…
 この時ばかりは、ただただ震え従うことしか出来なかったという…~

~教室~

教師「え~、では今日は確率の勉強をしたいと思います」

教師「今日は父兄の方々にわざわざ足を運んでいただき、まことにご足労でございます」

教師「…っと、約一名、父兄不参加の生徒さんもいるようですがねぇ、フヒヒ」

生徒達「ドッ!!(笑)」

刃牙「…」

教師「ハハ、こらこら~あんまりいじめるんじゃないぞ~?バキくんがカワイソウじゃないか、キヒヒ」

刃牙(ま、しょうがないかァ~)

刃牙(この前、いきなり家?に来た時は焦ったけどさ…)

刃牙(いくら異常に気まぐれで行動が全く読めない親父とはいえ、学校に来るなんて…)

刃牙(ありえねえよなァ…ハハ…)

生徒1「バキくん、落ち込んじゃダメだあ!w」

生徒2「明日があるさ!www」

教師「こらこら、からかうのはやめなさいwww」

父兄1「ヒソヒソ…ね、ねえ、あの後ろの席のバキくんとか呼ばれてた生徒さん…」

父兄2「ヒソヒソ…うんうん、なんていうか、ねえ?」

父兄3「あのカラダつき…普通じゃないっていうか」

父兄4「ちょっとやばそうな感じよね~?」

父兄1「正直キモチワルイわ~」

父兄3「親御さんがいらっしゃらない気持ちもわかるっていうか…うんうん、きもちわるい」

刃牙「…」

生徒1「おいおい、バキのヤツ、父兄達にキモがられてんぜ?w」

生徒2「まあ無理もないわな、あのカラダと傷だもんなw」

生徒3「絶対クスリやってるよなww」

生徒1「良い機会だ、教師もうざがってるようだし、明日からハブにすっかw」

生徒2「さんせ~い!!」

教師「おいおい皆静かに!w今日は授業参観なんだぞ~?ww」

生徒2「ハイセンセイ!!ww」

刃牙「…」

生徒1「ヒソヒソ…あのバキってやつ、正直身体測定あたりの時からうざかったんだよww」

生徒2「わかるわかるww筋肉バカがイキがってる感じがムカついたわw」

生徒4「よし!明日からあいつは皆でシカトしよう!w」

生徒1「筋肉と力だけじゃ何も出来ないってことを教えてやろうぜww」

父兄1「ヒソヒソ…やっぱりあのバキっていう子…評判悪いみたいね…」

父兄2「筋肉ダルマみたいだもの…」

刃牙(…「筋肉と力だけじゃ何も出来ない」、か…親父が聞いたらなんていうかな…どうでもいいか、眠くなってきた…)

刃牙(…グーグー…ムニャ…)

コツンッ
 
教師「おい…授業参観で寝るとはいい度胸じゃあねえか…ええ?」

刃牙「あ、いえ…」

教師「ナメてんのか?」

父兄「ヒソヒソ…やあねえ」

生徒「ププww」

教師「前も似た用なことを話したっけかな…」

教師「お前は…「力さえあれば世の中どうとでもなる」…そんな風に思ってる節がある…違うか?」

刃牙「…」

教師「それはおおおきな間違いだ!!今の世の中、「力」や「筋肉」や「喧嘩の強さ」なんて、どうだっていいんだよッ!!」

教師「この世界は、「カネ」「権力」「知能」…そういったもので全てが決まるんだよ!!」

教師「それらの前では、「腕っ節の強さ」なんて、全く何の意味も持たないんだ!」

教師「だから、例えばお前は俺に逆らえない…違うか?」

刃牙「…」

父兄「ヒソヒソ…」

生徒「あの教師、相変わらずやりすぎだな…wまあ、言ってることは正しいけどよ」

『ガアッ!ガアッ!』

教師「うん?なんだ?外の鳥が急に騒ぎ出しやがった…」

ザワッッ!!
刃牙(~~~ッッ!???)

教師「おいどうしたバキ?急に血相変えやがって」

刃牙(ウ、ウソだろ…近い…近いぞ…!上?上空!?ま、まさかそんな…)

刃牙(ち…近づいてくる…!?じょ、冗談だろォオオ!?)

ガタンッ!
刃牙「あ、あの…!!」

教師「おいおいw急にどうしたんだ刃牙?」

刃牙「み、皆、早く逃げ…い、いや、この場を離れてくれッ!!」

生徒1「なんだなんだ?ついに頭イカれたか?w」

生徒2「う…」

生徒3「?どうした生徒2?」

生徒2「な、なんか…気分が悪いっていうか…」

ザワザワ…

教師「なんだか皆様子がちょっとおかしいな…」

教師「え~皆さん、気分のすぐれない方などいましたら挙手して下さい」

ザワザワ…

父兄1「め、めまいが…」

生徒2「俺は震えと吐き気が止まらなくて…」

教師(ふうむ、異常をきたしているのは全体の2割程度か…
   前の震え騒動に比べたら大した事態ではなさそうだが…)

>>85
>教師「この世界は、「カネ」「権力」「知能」…そういったもので全てが決まるんだよ!!」


バキってこの内の「カネ」「権力」はクリアしてるよな・・・

~学校の遥か上空~

勇次郎「よし、ここでいい!ヘリをとめろッ!」

操縦士「イ、イエッサー!(ガクブルッ)」

勇次郎「よし、ここから降りるとするか」

操縦士「ノ、ノ~ッ!こ、この高さから降りるのは自殺行為デス!」

勇次郎「貴様は黙っていろ」

バッ!!

操縦士(EEEE!???と、飛び降りた!???)

~教室~

教師「え~、あまり気分の優れない方は保健室まで…(チッめんどくせーな…)」

刃牙「く、来る!」

教師「さっきからうるさいぞバキ!」

刃牙「た、頼む!い、今からここでとんでもないことが起きる!」

生徒「今度は虚言かよ…w」

刃牙「お、お願いだ皆!早くこの場から避難して…」

父兄(なによ避難って?ww)

生徒1「この騒ぎに乗じて俺らをからかおうってかwww」

生徒2「そんな低脳じゃシカト計画は覆せないぞw」

生徒3(う…め、めまいが…ヤバイってコレ…)

教師「いいからバキは黙ってろ!!!混乱を助長させるな!!」

刃牙「頼む!俺を信じて…」

生徒1「バキく~ん、皆を脅しても留年濃厚は覆りませんよ~?ww」


 
ガ ッ シ ャ ーーーーーーーーー ン ッッ ! ! ! 



生徒5「キャアアアアアアアア!???」

教師「ま、窓ガラスがッ!???」

~後に病院で広田幸一さん(36)はこう語る~

「ええ、確かに男は一人でした。でも何故か、全ての窓ガラスが割れて…
 あれは今も不思議でしょうがないですね。 
 え?その男を見た時ですか?う~ん何て言ったらいいんでしょうかね…
 例えば、ライオンを目前にして死を覚悟した鹿は、逃げも隠れも震えもせず、
 ただその場に立ち尽くすだけ、みたいな話があったりするじゃないですか?
 あれに近いと言ったらいいんでしょうかねぇ…
 もうね、「ああ自分は今ここで死ぬのか」みたいな実感は沸くんですけど、
 恐怖心とかはもう麻痺しちゃってるっていうか…」

勇次郎「ふむ、ここがバキのもうひとつの居場所、か…」

教師「ちょ、あ、あの…」

刃牙「その男に近づいちゃダメだ~!!」

教師「ちょ…け、けけ警察呼びますよ?」

勇次郎「(ん?なんだこの肉は?この俺を目の前にして何も感じないのか?一体どれだけ低レベルな遺伝子なんだ…?)」


教師「あ、あの…」

勇次郎「ピシッ(デコピン)」

教師「あはん」

ドシャッ…!

生徒「せ、先生…!?」

生徒1「せ、先生~~~~!!!」

生徒5「イヤアアアアアアッ!!」

父兄1(こ、これって昔よくニュースになった…学校無差別殺人鬼系!??で、でもなぜ小学校とかでなく高校で…!??)

厨2生徒(ま、まさか本当に学校にテロリストが乱入するなんて…!ぼ、僕が皆を救わなければいけないというのか…!?)

不良1「う、うわあああああああ!!」

不良2「ぐぎぎぎぎぎ…!」

不良3「どおおおおおおおッ!!」

バキッ! ドゴッ! ズガッ!

生徒1「え、な、なんだなんだ!?」

生徒2「ふ、不良達が、と、突然殴りあいを…!?」

厨2生徒(気が動転したか…)

勇次郎「ほう…」

不良1「オラオラオラ~!!」

不良2「だりゃああああああ!!」

不良3「ぎいいいいいい…!!」

ドゴッ!グシャ!バキッ!

生徒5「もうやめてえええ!死んじゃうよおお!!」

不良の父兄「~~ッッ??」

勇次郎「そこまでだ」

不良1.2.3「!!」

ぬ~べ~「うちの生徒に、手を出すなッ」

勇次郎「鬼の手、か.... なら俺も見せてやろう」

ビリッ ビリッ ビリッ

ぬ~べ~「こ、これは、、、鬼の背中!!!!?」

勇次郎「身体に異常をきたした者が2割…」

勇次郎「そして、殴り合いを始めた者が3人…」

勇次郎「お前らの優秀さは認めてやろう…」

不良1.2.3「…」

勇次郎「さて、バキよ」

刃牙「!!」

勇次郎「望み通り来てやったぞ(ニタァ)」

刃牙「くッ…!」

生徒1(の、『望み通り来てやった』だって!??え、ま、まさかそれって…)

生徒2(あの男は、バキの、ち、ちち『父親』!???い、いやまて)

生徒1(バ、バカな…嘘だ…)

厨2生徒(バキはテロリストと密通していたのかっ!?)

勇次郎「授業参観なるものの定義…それは」

刃牙「ぐッ…」

勇次郎「我が子の力量を親が確かめ、見届けること…」

刃牙「??」

勇次郎「バキ」

勇次郎「ふさわしい日だとは思わないか?(ニタァ)」

刃牙(な…ま、まさかッ!??い、いま、この場所で!???)

~後に烈海王はこう語る~

「私にとっての「強さ」とは、「己の意思(ワガママ)を貫き通す力」のことなのですが…
 この時の範馬勇次郎の思考は、まさにワガママの極地といってもよいでしょう。
 今思えば冗談じみた狂言だったのかもしれませんが…授業参観なるものの定義を自分流に捻じ曲げ、息子と殺し合いを果たそうと申し出たのですから…
 地上最強の生物たる彼ならではの行動と言えるでしょう。しかしここで引き下がる刃牙さんではありません」

刃牙「ここで戦うと大勢の犠牲者が出る…」

刃牙「俺は、クラスメートが犠牲になるのを防ぎながら戦わなければならない」

刃牙「必然的に、全力の4割程度しか出せなくなる」

刃牙「そんなコンディションの俺を喰っても楽しいのかい?」

勇次郎「ふん、相変わらずの甘ったれめが」

勇次郎「では、こういうのはどうだ?」

刃牙「!?」

勇次郎「今ここで、この場にいるお前以外の人間を、一人残らず一瞬で喰らい尽くす…」

勇次郎「そうすればジャマをする者は誰もいなくなる」

勇次郎「もしかしたら、全力を超えたお前を見ることが出来るかもな(ニタァ)」

その場にいる全員が凍りついた。

 

~~教師「お前は…「力さえあれば世の中どうとでもなる」…そんな風に思ってる節がある…違うか?」

教師「それはおおおきな間違いだ!!今の世の中、「力」や「筋肉」や「喧嘩の強さ」なんて、どうだっていいんだよッ!!」

教師「この世界は、「カネ」「権力」「知能」…そういったもので全てが決まるんだよ!!」

教師「それらの前では、「腕っ節の強さ」なんて、全く何の意味も持たないんだ!」

教師「だから、例えばお前は俺に逆らえない…違うか?」~~


生徒達の頭の中を、教師の言った言葉がよぎった。
そして思い知った…。
このセカイには、「力」で全てを押し通してしまう人間がいるということ
「力」の恐ろしさを…

刃牙「それは違う。本心じゃない。」

刃牙「おれは親父のことはよく理解しているつもりだ。」

刃牙「親父は、無抵抗の素人の弱者を、一方的に殺すような人間じゃあない。」

勇次郎「ふん…白けさせやがって…」

シコルスキー
「ユージローと接した時間は僅かだったが、一つわかったことがある。
 それは上っ面とは裏腹に、人間臭く非常に親バカで「子煩悩」だということダ。
 なんでも、恋人との情事中に割って入り、説教したそうじゃないかw。
 息子のことをあれだけ気にかける親も今時珍しいだろうナ。
 ピクルとかいったかな?あんな上モノを喰うこともせず、息子に差し出してやったそうじゃないか。
 茶を飲みにわざわざ家?まで足を運んだという話も最近聞いたナ。
 今回の授業参観の件もなかなか興味深い」

勇次郎「ふん、興ざめしちまった」

勇次郎「いいだろう、お前の言う授業参観とやらに参戦してやる」

勇次郎「おい、そこの坊主」

厨2生徒「は、はい!」

勇次郎「とっとと適当な教師をこの場所まで連れて来い!」

厨2生徒「ひゃ、ひゃい!」

刃牙(早く時間よ過ぎてくれ…)

~廊下~

厨2生徒「早く先生を見つけてこないと…」

厨2生徒「この学校が占拠されてしまう!」

コツコツコツ…

厨2生徒「あ、あそこを歩いているのは、保健の山口先生!」

厨2生徒「先生!お願いがあるんです!」

保健教師「おおどうした?血相変えて」

厨2生徒「学校がテロリストに占拠されそうなんです!」

保健教師「ま~たいつもの話かwお前は成績は優秀なんだがなあ」

厨2生徒「と、とにかくうちの教室まで来て下さい!一刻を争うんです!」

保健教師「わかったわかったwまあ今ちょうどヒマだし、付き合ってやる」

厨2生徒「あ、ありがとうございます!(この学校は僕が救ってみせる!)」

保健教師「どれどれ、お邪魔しま~すっと」

ガラガラッ

保健教師「え?何あの男は? うッ」

バタンッ

厨2生徒「せ、先生!いきなり失神しないで下さい!」

保健教師「う…うむ?(な、なんだこの空間は…い、息苦しい…ぐ…)」

勇次郎「とっとと授業を始めろ!」

保健教師「ひ、ひい!は、はい!!」

教室の最後尾、父兄と一列に並んだ勇次郎は、腕を組みながら、鋭い眼光で教師を睨みつけていた…

保健教師「え~で、では、じ、授業を始めます(ブルブル)」

勇次郎「うむ」

刃牙(ゴクリ…)

保健教師「え~、ぜ、前回は男性の性器について図解で説明をしましたが…」

勇次郎「ピクッ」

刃牙(ま、まずい…!)

保健教師「こ、今回は、女性器について、ず、図解で解説を…」

勇次郎(プルプル…)

刃牙(お、親父がいきりたってきてる!ま、まずい!)

保健教師「後半は性交についての解説を…」

 
ド ガ ッ ! ! !


勇次郎「色 を 知 る 年 か ! ! ! ! 」


保健教師「あひぃ~!!!???」

保健教師「あ、あひあひ…」ジョロジョロ…

勇次郎の拾ってぶん投げた消しゴムは、
保健教師の顔をかすり、黒板にめり込んでいた…。

勇次郎「と、いいたいところだが」

勇次郎「バキの件もある。今回は大目に見てやろう」

厨2生徒(な…バキくんは童貞でないとでもいうのか!??)

勇次郎「貴様のような無能に、教師を名乗る資格は無い」

保健教師「あ、あひあひ…」

勇次郎「変わりに俺が教えてやろう」

腰を抜かした保健教師に代わり、勇次郎は厳かに教壇の前に立った…

勇次郎「坊主達…そこの3人…よく聞け…」

不良1.2.3「は、はい!!」

勇次郎「強 く な り た け れ ば 喰 ら え ! ! ! !」


 
勇次郎「喰らえ!!朝も昼も夜もなく喰らえ!!食前食後にその肉を喰らえ!!



勇次郎「 喰 ら い 尽 く せ ! ! !」 



厨2生徒(…バカな……)



勇次郎「女共…」

ビッチ「は、はい!」

勇次郎「…喰らい尽くせぬ女であれ…」

ビッチ「は…はい!!」

キーンコーンカーンコーン

勇次郎「…授業参観も終わりか…」

勇次郎「しゃべり過ぎた…帰らせてもらうぜ…」

フッ

厨2生徒(き、消えた!??)

勇次郎がワープした瞬間、教室内の空気から、締め付けるような圧迫感が消え去った…

刃牙(お…終わった…)

生徒1「お…終わった……のか?」

生徒2「お、俺達は死なずに済んだのか?死なずに済むのか?ど、どどどうなんだよバキ!」

刃牙「あ、ああ…もう大丈夫だ…悪夢は…終わった…」


オオオオオオオオッ!!


教室内は歓声に包まれた。

「い、生きてる!俺達は生きてるんだ!生き残ったんだ!!」
「た、助かったんだ!!うわああ!!」
「うえええん…こ、怖かった…怖かったよお母さん…!」
「も、もう大丈夫だから…」

父兄やクラスメート達は皆その後救急車で搬送され、病院で2,3日の療養生活をした後、
元の生活へと戻っていった…。

教師は責任を押し付けられて解雇、今は離婚されパチンコで生計を立てているらしい…

刃牙「ふう、学級閉鎖も終わって今日からいつもの日常か…」

刃牙(親父のせいで皆をあんな目に合わせちゃって…合わせる顔がないな…)

ガラガラッ

生徒1「お、バキくんおはよ!」

刃牙「あ、ああどうも(あれ?フレンドリーに接してきたぞ?)」

生徒2「いや~この前はびっくりしたよ!お前ってやっぱり凄い奴だったんだな!」

刃牙「そ、そんなことないって」

意外な反応だった…
自分をシカトする計画もなくなったらしい。
(厨2生徒からは敵視されまくりだが…)

刃牙(……いつか必ず親父を超えて見せる!)



おわり

>>213
バキにセックスについて説教して帰るときドア空けないでワープして帰った

>>218
「勇次郎ワープ」ってやつですな

先生「じゃあ、この問題、バキやってみろ」
バキ「え~と…」
勇次郎「クスクス…エフッエフッ…」
バキ「ちっ、馬鹿にしやかがっ…!!そうか!ここの答はF!」

>勇次郎「(ん?なんだこの肉は?この俺を目の前にして何も感じないのか?一体どれだけ低レベルな遺伝子なんだ…?)」

これ嘘喰いの伽羅だろwwww

>>223
パロってしまいましたw

~数日前~

勇次郎「久しぶりだなストライダム」

ストラ「元気そうで何よりだ」

勇次郎「美女をはべらせながらの再会とは、相変わらず良い度胸だ」

ストラ「いや…いつも言っているように、彼女達はただのマッサージ係だ…」

勇次郎「フン」

勇次郎「ところで話とは何だ?」

ストラ「まあ、話したところでどうなる問題でもないんだが…一応言っておこうかと思ってな…」

勇次郎「焦らすなストライダム」

ストラ「実は…バキが学校生活で何やら問題を抱えているらしい」

ストラ「のけものにされているというか…以前親しかったクラスメート達からも、距離を置かれてしまっているらしい。」

ストラ「彼は特殊な存在だからな…体格も身体能力も、凡人離れし過ぎている。
    特に日本は、強い個性を持つ者が淘汰されやすい傾向にあるのが問題だ」

勇次郎「クスクス…エフッエフッ…(略)!!」

ストラ「我が子をそこまで笑いものにしなくてもよいだろう」

勇次郎「クスクス…あいつがそんなに『弱い』存在だったとはな…」

ストラ「昔と今では時代が違う。喧嘩が強い者が迫害されることだって多々ある」

勇次郎「俺が言っている弱さとは、意思を貫く力の無さのことだ、わかるだろうストライダム」

ストラ「彼は優しい…他人を傷つけてまで、自分を貫こうとは思わないんだろう…」

勇次郎「フン、甘ったれが…天内の方がまだマシだったというものだな」

ストラ「何か解決策のようなものはないのだろうか…」

勇次郎「(ギョロッッ!!)」

ストラ「ヒッ…!」

勇次郎「自分で尻拭いも出来ぬ者に範馬を名乗る資格など無い」

ストラ「うッ…」

勇次郎「だがあえて言うならば」

ストラ「…」

勇次郎「『力』を持っている者の価値を体に刻み込み知らしめる、といったところか」

ストラ「…そのチャンスは、ある」

勇次郎「?」

ストラ「彼の通う学校で、○月×日に、あるイベントが行われる」

ストラ「それに君が参加してくれるのであれば…」

ストラ「『力』を持つ者の価値を、皆の体に刻み込み知らしめる…それが実現出来るかもしれない」

勇次郎「俺がそんなものに参加するとでも?」

ストラ「そこは君の気まぐれを信じるしかないな…」

勇次郎「フン」

ストラ
(最大トーナメントでの司会者が言ったという言葉… 
 「強いことは美しく素晴らしい」…今の人間は、これを忘れつつある…
  学校も高校にまでなると、知能が優先され、身体能力は次第に評価されなくなってゆく傾向にある
  日本の一部ではそれが特に顕著だ…
  勇次郎が、バキの現状を打破するきっかけとなってくれればよいのだが…)

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