唯「うい~あいす~」憂「は?」(1000)

唯「あ~い~す~」

憂「え?」

唯「…自分でとるもん」のそっ

憂「え?なに?」

唯「憂のいけず」

憂「え?え?」

唯「うい?」

憂「お姉ちゃん、お姉ちゃん」

唯「??」

憂「あ、あ、い、い」

唯「どうしたの?うい?」

憂「う、う、え、え、お、お」

唯「うい~どうしたの~」

憂「あれ?」

唯「さっきからどうしたの~」

憂「え?」

唯「…」

憂「お姉ちゃんなんか喋ってる?」

唯「だからさっきから」憂「聞こえないの」

唯「…え?」

憂「なにも聞こえない……なにこれ、あ、あ」

唯「ほんとに!?」

憂「??」

唯「あ、聞こえないんだよね」

憂「ごめんね、お姉ちゃん、なにも聞こえなくて……」

唯「ういのばーか!!」

憂「お姉ちゃん、ごめん、お姉ちゃんが何か言ってるのは分かるんだけど」

唯「ういしね!!」

憂「お姉ちゃん?」

唯「ういのおたんこなす!」

憂「う、い、の、お…?」

唯「口の動きを見るとはやるなうい……」

唯「じゃなくて!!病院行かないと!」

憂「あ、あ、う、え……」

唯「えっとね」かきかき

『びょーいん行こうよ』

憂「うん」

───病院

医者「ストレスからくる突発性難聴でしょうな」

唯「突発性難聴……」

憂「?」おどおど

唯『あとで教えるね』かきかき

憂「…」こくり

医者「お薬だしておきますね」

唯「これって、どれくらいで治るんですか?」

医者「遅くても二週間以内には……」

唯「そっかぁ」

憂「……」

唯「大丈夫だよ」なでなで

憂「…」にこ

───外

唯『危ないから手つないで帰ろう』かきかき

憂「うん♪」にこ

唯「…」にこ

憂「~♪」

唯「ういの耳が早く治りますように」

憂「?」きょとん

唯『ういの耳が早く治りますように!』かきかき

憂「えへへ…」

唯「うい~」にこ

憂「ありがとうお姉ちゃん」

───平沢家

唯憂「ただいま」

唯「今日のお夕飯はわたしが作るよ」

憂「?」

唯『夜ご飯、わたしが作るよ』かきかき

憂「!」ぶんぶん

唯『任せてよ』かきかき

憂「耳が聞こえなくて、も、あいじょうぶだよ」にこっ

唯「…」

唯『そう?』

憂「うんっ」

唯『じゃあ、、お願いします!!』えへへ

憂「じゃあ用意しよっと…」

唯「わたしはギー太と練習~」

憂「おほうゆ…」がさごそ

唯「…」

憂「あったぁ」

唯「…ギー太~」~♪

憂「…」てきぱき

唯「ふんふーん♪」~♪

憂「…」てきぱき

唯「…うい~」

憂「…」てきぱき

唯「聞こえないの?ほんとにぃ?」

憂「…?」きょとん

唯「あっ、ごめんね」ぺこり

憂「どうしたの?お姉ちゃん」

唯「いちいち書くの面倒臭いなぁ…」

唯『なんでもないよ~』

憂「うん」にこ

憂「…」てきぱき

唯「…はぁ~」

───ごはん

唯「おいし~!」にこ

憂「ありがと♪」

唯「え?分かるの!?」

憂「ん?」

唯「…」

唯『なんでもない、これ、おいしい!』

憂『良かった~!』かきかき

唯「うい…」

憂「お姉ちゃん」

憂『ちゃんと話せてるか、ちょっと不安』かきかき

唯「…全然おっけーだよ!」(のジェスチャー!)

憂「よかったぁ」にこ

唯『ういは口で話していいよ』

憂「うん!」

憂「おあわりしてね?」

唯「…」

唯「おかわり!」

憂「もお?ふふ」にこっ

───夜

唯「うい~、おやすみー」

憂「うん、おやすみ~お姉ちゃん」

がちゃん

唯「…寝よ」

唯「…」

唯(ういの耳が聞こえなくなるなんてねぇ…)

唯(お医者さんストレスって言ってたけど……ういがストレスかぁ)

唯(う~む、原因はなんだろう)

唯(…二週間で治るみたいだし、いっか)

唯「目覚ましセットして」

唯「おやすみ~」

───翌朝

憂「おえーちゃん!!」

唯「ん…?」ぬくっ

憂「おきて!!時間!!」

唯「……は、8時!?」

憂「急いで!!」

唯「なんでもっと早く起こして」憂「おえーちゃん!早く着替えて!」

唯「…」じーっ

憂「おえーちゃん?」

唯「待って」(のジェスチャー)

憂「?」

唯『目の下、くまがすごいよ』かきかき

憂「…」

唯『寝れなかったの?』かきかき

憂「じ……ち………で」

唯『もすこし大きい声で』かきかき

憂「大丈夫!!!」唯「!?」

憂「ごめんあさい……声おおきすきたかなぁ…」

唯『okok、大丈夫だよ』

唯(なんか滑舌がおかしいような…)

唯『少しは良くなった?』かき

憂「ううん…」しゅん

唯『お薬飲んでればどんどん良くなるよ、大丈夫』かきかき

憂「えへへ…」

唯『やっぱり、しばらく学校休も?』

憂「え……」

唯『学校はうるさいし、ういの耳に何かあったらいやだから』

憂「…」

唯「ね?」にこっ

憂「……」ぐす

唯「うい…」

憂「おえーちゃんは、学校行っていよ」

唯「…」

憂「…あ、あ」だっ

唯「うい!?待って!」

唯「…」

唯(ういが自分の部屋に閉じこもっちゃった…)

「おえーちゃん、おえー?うぇー……あ、い、う、え、」

唯「…」

「あー?あー!!あー!!」

唯「うい……」

「おえーちゃん」

唯「なぁに、うい」

「お、お、えー……えー?」

唯「…聞こえてないよね」

「うあああん……」

唯(泣いてるの?うい…)

唯「『うい、何があったのか教えて』」

「……あー、いー、」

唯「『ういのお姉ちゃんだからね、ういを絶対助けてあげるよ』」

「うー、うー、」

唯「……メール送信っと」

「…うぅ……」

がちゃ

憂「おえーちゃん……」ぎゅ

唯「どうしたのうい……泣かないで」ふき

憂「…」ぐす

唯「辛かったんだねぇ…」なでなで

憂「うっ……うぅ……」ぽろぽろ

唯『どしたの』かきかき

憂「なにも聞こえあくて……」ぽろぽろ

唯「そっか…」ふき

憂「でも、つー って鳴ってて……怖くて…」ぐす

唯「大丈夫だよぉ」ぎゅう

唯「…」ぎゅう

憂「うぅ……」

唯「…」ぎゅ

憂「…」

唯「…ういのところにいるからね」ぎゅっ

憂「…おえーちゃん、携帯が」

唯「あっ」ぱかっ

───
from りっちゃん
憂ちゃんも来てないから驚いたよ
どした?何かあった?寝坊?
───

唯「…もう遅刻だぁ」

睡魔が

憂「…」おどおど

唯「今日は休んじゃお」

憂「…?」

唯「放っておけないよぉ」

憂「…」

唯『わたしも学校休む』

憂「え!!」

唯「…」にこ

憂「でも…」

唯『いいのいいの』

憂「ごめんなさい…」

唯「気にしない気にしない」ぶんぶん

憂「…えへへ」

唯『わたしご飯作ってくる』

憂「え……風邪引いてるわけじゃ」

唯『任せて!』にこっ

寝ます
書きたい人いたらどぞ
朝まで残ってれば自分が書ききります
おやすみ

平沢姉妹を不幸にしたら許さないよ?

唯「うい~!」

憂「なぁにお姉ちゃん?」
唯「うい!聞こえたんだね!耳治ったんだね!!」

憂「え?」

───キッチン

唯(憂が早く治りますように)

唯(確か耳にはブルーベリーがいいんだよね)

唯(ブルーベリーヨーグルト持っていこう)

唯(毒味しよ)ぱくっ

唯「ん~♪うま」

ぶー ぶー ぶー

唯「りっちゃんからメール」

唯「あ、そうだ!さわちゃんに電話しないと」ぴっぴっ

prrr

唯「もしもし、3年2組の平沢唯です、さわちゃん先生いますか?」

先生「山中先生ね、今代わるわ」

唯「ありがとうございます」

さわ子「平沢さん?」

唯「さわちゃん!」

さわ子「元気そうね……そろそろ電話しようと思ってたところだったのよ、今日はどうしたの?」

唯「えっとね、ういの耳がおかしくなっちゃって」

さわ子「ああ、憂ちゃんも休んでるんだってね」

唯「そうそう。で、ういの看病してるの」

さわ子「そうだったの……。それで憂ちゃんの耳って?」

唯「なんかね、突発性難聴、っていう病気なんだけど」

さわ子「あら」

唯「でもでも、二週間で治るってお医者さん言ってた」

さわ子「憂ちゃん全く聞こえないの?」

唯「うん……そうみたい」

さわ子「それなら無理して学校来るわけにはいかないわね…」

唯「ねね、さわちゃん、ういが治るまで学校休んでいい?」

さわ子「なっ!?」

唯「ういひとりにするのかわいそうだから」

さわ子「う~ん……」

唯「お願い!さわちゃん!」

さわ子「そ、そうねぇ……欠席理由はなんて書けば」ぼそっ

唯「妹の看病じゃだめ?」

さわ子「看病で二週間欠席なんて前代未聞よ」

唯「え~…」

さわ子「んー、まぁそれはなんとかするわ」

唯「さすがさわちゃん!ありがとお!よっ、日本一!」

さわ子「…」

憂「おえーちゃん…?」

唯「あ!うい」

さわ子「憂ちゃん?代われる……って無理か」

唯『さわちゃんに電話してる』かきかき

憂「あ、ごめんね」

さわ子「平沢さん?」

唯「ごめんごめん、さわちゃん」

さわ子「何かあったの?」

唯「ういね、耳聞こえないからわたしは紙に書いて会話してるの」

さわ子「なるほどね」

唯「じゃ、さわちゃん、よろしくね」

さわ子「はいはい、お大事にね」

唯「ほーい」

がちゃ つー つー

憂「おえーちゃん、学校は…?」

唯『ういが治るまで休む』にこ

憂「え…」

唯『だから早く治ってね』

憂「ごめんね……お姉ちゃん」しゅん

唯『ういのかんびょうならぜんぜんへーき!』

憂「おえーちゃん…」

唯「そうだ」

唯『ヨーグルト作ったよ、食べて』にこ

憂「ぶるーべいー…」

唯『これ食べれば、すぐ耳よくなるよ!』

憂「え、と…」

憂「ぶるーべいーって、むぇにいいんじゃ」

唯「むぇ?……あ、目か!!」

憂「め」

唯『耳もよくなりますように!』

憂「えへへ……いただきあ~す!」

───学校

さわ子「…ってわけで、今日から長くて二週間、休むって」

律「二週間!?」

紬「憂ちゃん大丈夫かしら…」

澪「私たちも何かしてあげたいな」

律「ならさ、帰りに唯んち寄っていこうぜ」

紬「唯ちゃんに今日の分の授業ノート見せてあげよう?」

澪「確かに!」

律「ついでに私にもお願いね♪澪ちゃん」

澪「ったくもう…」

紬「みんなで協力しよう♪」

───平沢家

唯「……んあ」おきっ

憂「zzz」

唯(ご飯食べた後ういと一緒に寝てたんだ)

憂「ん……」

唯「ああ、寝てていいようい」

憂「…zz」

唯「もう4時か…」

ぴーんぽーん

唯「お?」

唯(誰かな~?)たったったっ

唯「はーい!」

がちゃ

とみ「あら、唯ちゃん帰ってたのね」

唯「おばあちゃん!」

とみ「田舎から送られてきたのよ…もし良かったら食べて」

唯「わぁ!ありがとう!」

憂「おえーちゃーん…」

唯「あ、うい」

とみ「あら、憂ちゃんも。こんにちは」

憂「…」ぺこ

とみ「後で食べてね」

憂「…」にこ

とみ「?」

唯「おばあちゃん!ありがとね!」

とみ「え、ええ…いいのよ、またね」

唯「うん!ばいばーい!」

憂「さよおあら」

がちゃん

憂「…」

唯「…」

憂「お姉ちゃん、何が…?」

唯「あ、紙持ってないや」

憂「?」

唯「おいでおいで」(のジェスチャー)

憂「うん」

唯「ペン……あった」

唯『おばあちゃんが持ってきてくれたの』かきかき

憂「わぁ」

唯『後で食べよ』

>>1が書かないんなら俺が代わりに書こうか?
こう見えても結構有名な書き手なんだが

>>138
オレと唯ちゃんが結婚していつまで幸せに暮らすって話し書いてくれ

ぴんぽーん

唯「またまたお客さんが」

憂「お姉ちゃんお願い」

唯「あ、そっか」

唯「はいはーい!」

がちゃ

律「よっ、唯」

澪「おお唯」

紬「大丈夫?」

唯「みんなぁ…」

憂「あっ」ひょこ

律「憂ちゃん、大丈夫?耳」

憂「…」ぺこ

澪「何にも聞こえないの?」

憂「…?」きょとん

唯「そうなんだよ~」

唯『みんな心配してきてくれたよー!』

憂「わ…わざわざありがとうございあす」

律「…」

澪「…」

紬「あら…」

唯「…まあまあ、入って~!」

憂「今お茶よ、い、」

澪「…」

憂「え、と…?」

唯「ありがとう!うい~」にこ

憂「うん…」

律「なんか大変だな~」

唯「うん…でもすぐ治るから平気だよ」

澪「そ、そうだよな…」

紬「何も聞こえないって辛いよね…」

唯「澪ちゃんもムギちゃんもそんなに心配しないで~」

憂「お茶、どうぞ」

律澪紬「ありがとう!」

憂「…」にこ

唯「ういも座って座って」ぽんぽん

憂「座る…?」

唯「いえーす!」ぐー

憂「えへへ…」ちょこん

律「おお…コミュニケーションが成立してる」

澪「なんだか安心したよ」

紬「…」にこにこ

唯「ういと私はいんしんでんしんしてるからね!」

憂「…」にこ

唯「ねー、うい!」

憂「うん、お姉ちゃん!」

律「お…おぉー!?」

澪「すごいな…ほんとに以心伝心してるみたいだ」

紬「…」にこにこ

澪「あ、唯、ノート写していいよ」

唯「あ!澪ちゃんありがとー!!」

律「澪ちゃんありがとー!」

澪「いい加減寝るなよ…全く」

紬「憂ちゃんも、これ♪」

憂「梓ちゃんのノート…」

紬「梓ちゃん遅れて来るから、その時に返してあげて」

憂「えと…」

唯『後であずにゃんくるから、その時に返す』かきかき

憂「あ、ありがとうございあす」ぺこり

紬「あぁ…ごめんね」

律「なるほど」

澪「筆談だな」

唯「んー、澪ちゃん、この詩は~」

澪「あぁ…それ、まだ未完なんだけどどうかな……」

律「澪ちゃ~ん、授業中に詩なんて」

澪「…寝てるやつに言われたくない」

憂「ふふ」

唯「うい?」

憂「いあ…なんでもないよ」にこ

律「へへ」

紬「…」にこにこ

澪「?」

ぴんぽーん

唯「あずにゃんだ!」たったっ

唯「ほーい」がちゃ

梓「こんにちは」

唯「いらっしゃーい!」

梓「先輩方は」

唯「みんな来てるよ~!」

梓「おじゃまします」

唯「あずにゃん来たよ~!」

律「おお梓、遅かったな」

梓「憂…」

憂「ありがとう梓ちゃん」

梓「耳は?」

憂「お茶どうぞ」

梓「あ、ありがとう」

憂「…」にこ

梓「唯先輩、憂は一体どういうことに?」

唯「なんにも聞こえないの」

梓「ほんと?憂」

憂「?」

梓「憂のばーか」

澪「!?」

憂「えへへ…」

梓「ほんとだ…」

唯「あずにゃん!」

律「梓…失望した」

紬「梓ちゃん…酷いわ」

梓「じょ、冗談ですよ!嘘に決まってるじゃないですか!」

唯「嘘にしても酷いよあずにゃん…」

梓「あの、だからですね、」

憂「あの」

憂「ごめんなさい、なんだか皆さんに気を遣わせてしまって」

澪「憂ちゃん…」

憂「梓ちゃんもありがとう、わざわざ来てくれて」

梓「ううん、憂のことが心配だったから、あと唯先輩も…」

憂「…」にこ

梓「あと、ノートも返してもらいたかったし…」

憂「お姉ちゃん…ごめん」

唯「ほいほい」

唯『あずにゃん、ういとわたしを心配してる、あとノートも返してねって』かきかき

律『あずにゃん、ういが心配で夜も眠れない…』かきかき

憂「梓ちゃん…」

梓「って律先輩!!」

律『ごめん、ジョーク』

憂「えへへ…」

澪「遊ぶな」ごつ

律「いやん」

梓「…うい、このノートは明日でもいいよ」

憂「お、お、お、あ…?」

唯『このノートは明日でもok!』かきかき

梓「あぁ、すみません、わたしが書けば良かったです」

唯「いいのいいの~」

澪「早く写せよ、律」

律「…」かきかき

唯「…」かきかき

憂「…」かきかき

澪「律と唯はこの集中力を授業中にも発揮できればな」

紬「ふふ、三人とも偉い♪」

梓「憂が早く治りますように」

唯「…」かきかき

律「…はぁ」

憂「…」かきかき

澪「おい律」

律「飽きたー」つんつん

唯「なーにーりっちゃん」

律「休憩しようぜ」

澪「うおい!」

唯「もうちょっとで終わるから待って…」かきかき

律「なにー!?裏切り者ぉー」かきかき

澪「頑張れ、二人とも」

憂「できたぁ」

梓「お疲れさま」

憂「ノートありがとう、梓ちゃん」

梓「うん!」にこ

唯「わたしも終わったぁ!」

律「くっ…」

澪「ほら、律も頑張れ」

律「頑張ってるよ~」

唯「えへへ、りっちゃん、お茶どうぞ」

律「悔しいけどもらおう」ごくごく

律「…ぷはー!」

澪「早くやれ」ごちん

(^p^)(^p^)(^p^)(^p^)(^p^)(^p^)(^p^)(^p^)(^p^)(^p^)(^p^)(^p^)(^p^)(^p^)(^p^)(^p^)
(^p^)(^p^)(^p^)(^p^)(^p^)(^p^)(^p^)(^p^)(^p^)(^p^)(^p^)(^p^)(^p^)(^p^)(^p^)(^p^)

憂「あ、あ、」

唯「?」

憂「あー、あー…」

紬「憂ちゃん?」

律「…」かきかき

憂「あ…」

唯『うい、どうかした?』かきかき

憂「ううん…」

律「…終わったぁ!」

澪「お疲れ」

律「じゃそろそろおいとまするか?」

唯「え~もう帰っちゃうの」

梓「長居するのも悪いですし」

澪「そうだな、もう暗くなったし」

紬「また明日ね、唯ちゃん」

唯「うん、ありがとね、ムギちゃん」

憂「みなさんありがとうございました」ぺこり

澪「憂ちゃんも早く治るといいな」

律「しっかりしろよ~?唯」

唯「してるよー!?」

ぴんぽーん

唯「うお?」

律「じゃ、私らはこれで」

澪「何かあったら携帯に」

唯「なんか…ありがと、みんな」

律「なに言ってんだよ唯」

紬「うふふ♪」

唯「えへへ…」がちゃ

純「あ」

憂「純ちゃん!」

純「梓、それに軽音部の先輩方も」

梓「私はもう帰るけど」

純「えぇ!?」

梓「だってもう7時だよ?遅いよ、純」

純「ジャズ研終わって来ようとしたんだけど途中で迷っちゃって…」

澪「…じゃ、唯、また明日な」

唯「うん!ばいばーい!」

純「え、じゃあ私も帰る!」

梓「なにしにきたのよ」

憂「純ちゃん帰っちゃうの?」

純「もう遅いしさ…それに一人だとまた迷うし」ぼそっ

憂「?」

唯『もう遅いから帰るって』

憂「そっか…」

純「じゃ憂、また明日ね!」

憂「…」にこ

純「?」

唯『また明日ねって』

憂「あっ、うん!またね純ちゃん」

純「う、うん…じゃ」

唯「ばいば~い!」

梓「お邪魔しました」ぺこ

がちゃん

憂「お姉ちゃん…お姉ちゃん」

唯「?」

憂「あ、あー、」

唯『どしたの?』

憂「いや…」

唯『ご飯食べよっか』

憂「うん」

唯「ふぁ~」

憂「お姉ちゃん」

唯「んー?」

憂「こっちの耳が」

唯「こっち?」

憂「聞こえる…」

唯「!?」

憂「あ、い、う、え、お」

唯「うい!!」

憂「やった…」

唯「さすがうい!一日だけだったね!」

憂「まだ右の方は聞こえない、かも」

唯「片方でも聞ければいいよ~!」

憂「えへへ~…」

唯「あのお薬のおかげかな!?」

憂「そうかな?良かったぁ…」ぐす

唯「もうこれもいらないね~!」

憂「紙とペン……お姉ちゃん、ずっとありがとう」

唯「ううん、わたしもなんか面白かったし~」

憂「あはは…」

唯「あ、でも~、右耳が治るまではお薬飲まないとダメだよ?」

憂「うんっ、そうするよ~」

唯「ふふ、でも良かった~」

憂「…あ、あ、」

唯「?」

憂「ああああああ…」

唯「うい!?」

憂「ぴーって音が」

唯「うい!うい!」

憂「聞こえない…お姉ちゃん…聞こえない」

唯「そんな…」

憂「痛いっ」ずきん

唯「な、なにが起きてるの」

憂「いやあぁあ…」がたっ

唯「うい!!どどうしよお」

憂「ぁぁぁ…」

唯「救急車呼ばないと…」ぴっぴ

憂「…ぁ」

「いうよいいててねああかじようもおいはねてべたでとあねとがりあんゃちあばおいば
いばんうやいなてっもみかあたっあぺんぴんぽーんがんさくゃきおかそあみみぶうょ
じいだんゃちいうのいなえこきもにんなよだんなうそらあてっいはあまあまいううと
がりあなだんへいたかんなよだきいへらかるおなぐすもでんうでいなしいぱんししな
んもんゃちむぎもんゃちもおみうとがりあてっわすもいうすえいるてしつりいせがん」

憂「あ…あああああ……」おえっ

唯「うい!!」

──────
───

憂「うっ……」おきっ

憂「はぁ…はぁ…」

がちゃ

唯「~♪」

憂「お、え…」

唯「うい!?」

憂「気持ちわりゅい…」はぁはぁ

唯「え、えっと」

唯『立てる?うい』

憂「うん…」ぐら

唯「い、いいや、洗面器持ってくるね!」たったっ

がちゃん

憂「おえちゃん…どこに」

憂「…」

憂「あー、あー、」

憂「うっ…」

がちゃん!

唯「うい!!ここに吐いちゃっていいから」

憂「うっ……」げろげろ

唯「…」さすりさすり

唯「朝のブルーベリーが悪かったのかなあ…」

憂「はぁ…はぁ……」

唯「うい」

憂「はぁ…」

唯『だいじょぶ?』

憂「…」こくこく

唯「さっきまで気持ち良さそうに寝てたのに…」

憂「…」

唯「まだ寝てて」

憂「うん」ごろ

唯「4時半…もうみんな学校終わったかなぁ」

憂「…はぁ…」

唯「って、だめだめ」ちら

憂「はぁ…はぁ……」

唯「うい~…」

ぴんぽーん

唯「こんな時に…」

憂「おえちゃん、もう一回…」

唯「う、うん、はい」

憂「おえっ…」げろっ

唯「…」

───

律「出ないな~」

澪「病院か?」

梓「大丈夫かな…」

紬「携帯通じるかな?」

律「お、そうだな」

───

ぶー ぶー ぶー

唯「りっちゃんだ」ぱか

律「もしもし?唯?」

唯「りっちゃん、たいへん…」さすりさすり

律「ど、どうした!?今どこだ!?」

唯「わたしの家…」さすり

憂「はぁ…はぁ…」

律「今唯んちの前にいるんだけど」

唯「ほんとに!?ごめん、今開けるね」たったっ

がちゃん

憂「おえちゃん…待って」

憂「…」はぁはぁ

憂(吐いたらだいぶ楽になった)

憂「…」

憂(みんな来てくれて、ノート見せてもらって)

憂(私の左耳は聞こえるようになって…)

憂(…嫌な夢)

がちゃん

唯「うい~」

律「憂ちゃん」

澪「うっ……」

紬「澪ちゃんは出てて?」

澪「ご、ごめん…」

憂「みなさん…」

律「憂ちゃん顔真っ赤だけど…熱あるんじゃないか?」

梓「憂…大丈夫?…なわけないか」

憂「…」にこ

紬「わたし、この洗面器洗ってくる!」

唯「ありがと、ムギちゃん」

憂「わざわざすみあせん…」

律「気にしなくていいよ」

憂「…」きょとん

律「?」

唯「うい、何も聞こえない?」

憂「?」

律「なるほどな」

澪「ゆ、唯、これ」

唯「なに?」

梓「わたしからも憂に…机の上に置いとくね」

憂「…?」

澪「今日の分のノートのコピー。時間できたら写しておくといいよ」

唯「澪ちゃん…ありがとう!」

憂「おえーちゃん」

唯『今日分のノートのコピー持ってきてくれたよ』

憂「あ…ありがとう梓ちゃん」

梓「今はゆっくりしてないと」

憂「…」

唯『今はゆっくりしててね!』

憂「あ、うん…」

梓「あぁ、すみません、わたしが書けば良かったです」

唯「いいのいいの~」

がちゃん

紬「りんごむいてきたよ~」

澪「おお」

唯「ムギちゃんありがと~」

紬「ふふ、はい、憂ちゃん」

憂「りんご…私に」

唯『食べて!』

憂「ありがとおございます」ぺこ

律「ムギ、憂ちゃん何も聞こえないんだ」

紬「そうなの…」

憂「…」

ぴぴぴ

憂「あ」

唯「何℃~?」

憂「37.3℃」

唯「良かった…熱はあんまり無いね」

律「ちょっと換気した方がいいんじゃないか?」がちゃ

唯「そだねー」

紬『なにか食べたいものとか飲みたいものある?』

憂「いえ…すみません」

澪「どうする?」

律「そろそろ引き上げるか」

唯「え、もう?」

律「あんまり長居すると憂ちゃんにも悪いしな」

紬「何かあったら連絡してね?」

唯「うん、みんなありがとう…」

───

憂「…」

唯「zzz」

憂(もうすぐ7時…)

ぴーんぽーん

唯「…お?」

憂「?」

唯「今なんか誰か来た?」

憂「?」

唯「あ、そうだった」

唯『ちょっと下見てくるね』

憂「え…」

がちゃん

唯(誰だろ~)たったっ

唯「はーい!」

がちゃ

純「こんばんは~」

唯「あ、純ちゃん!」

純「憂はどうですか?」

唯「寝てるよ~、とりあえず入って入って~」

純「お邪魔しまーす」

唯「でも純ちゃん遅いね」

純「ジャズ研の帰りで…すみません」

唯「ううん、ありがとね来てくれて」

がちゃ

純「憂!」

憂「純ちゃん…」

純「大丈夫ー?」

憂「…」にこ

純「?」

唯『大丈夫?って』

憂「あ、うん!だいぶ楽になったよ!」

純「えっと…?あ、そっか」

唯「さっきまで熱も少しあったんだよ」

純「難聴の上に発熱ってとんだ災難ですね」

唯「すぐ治るよ~多分」

純「憂!頑張って!」

唯『頑張って!』

憂「ふふ、ありがと純ちゃん」

純「憂の元気な顔が見れたのでそれじゃあ…」

唯「もう帰っちゃうの?」

純「もう暗いし…」

唯「そっか~」

純「あ、唯先輩、地図ありますか?」

唯「地図?もちろんあるよ~」

純「良かった…」

唯「はい!なにに使うの?」

純「世界地図…じゃなくてこの辺の地図が欲しいなって」

唯「この辺の地図~?あるかなぁ」

純「…」ごくり

唯「探してくるね、ちょっと待っててね」

純「どうも」

がちゃん

純「…」

憂「こんな遅くにありがとう、純ちゃん」

純「いいのいいの、気にしないで」

憂「…」にこ

純「ねー、憂?」

憂「?」

純「ばーか」

憂「純ちゃん!」

純「ひぃっ」

憂「ばーか って!」

純「いや、聞こえるかなぁって…もちろん冗談だよ冗談」

憂「分かりゅよ……」にこ

純「へへへ…唯先輩遅いね憂のアホ」

憂「ごめん純ちゃん聞こえなくて…書いてくれれば」

純「くくくく…ういのどじあほまぬけ」

憂「?どしたの?」

純「あはははははw」

憂「?」

がちゃ

唯「ごめんね純ちゃん地図無かった~」

純「あははは……えええ!?」

唯「え?」

純「あ、いや…すみません」

唯「けどなんで?地図なんて」

純「いえ、大丈夫ですから……」

唯「?」

純「じゃあそろそろ帰りますね」

唯「うん、またね~」

純「その前に」

純『憂!応援してるから!早く治ってね!』

唯「んふふ~♪」

憂「純ちゃん…」

純「頑張って!憂!」ぴーす

憂「ありがとう!頑張る!…えへへ」

純「ふふ、じゃあお邪魔しました!」

唯「うん、ありがとね~」

唯『じゅんちゃん下までみおくってくるね』

憂「うん!」

───

がちゃ

唯「暗いね~」

純「うぅ…」

唯「純ちゃん?どしたの?」

純「いえ…ありがとうございました」

唯「こちらこそ!また来てね~」

───

がちゃ

唯「ふ~…」

憂「ありがとう、おえーちゃん」

唯『わたしはなーんにもしてないよ、ういもいつもありがとう』

憂「そんあことあいおに」

唯「えへへ~…そうかなぁ」

憂「…」にこ

唯『聞こえなくてもやっていけそうじゃない?』

憂「う、う~ん…」

唯『早く治りますように~』

唯「…」かきかき

憂「おえーちゃん、こお絵は?」

唯『うい』

憂「これがわたし…」

唯『以てないね↓かきなおす!』

憂「…」

憂『×以、◯似』かきかき

唯「あ」

憂「えへへ~」にこ

唯『ケアレスミスだよ~~』

憂『分かってるよ!』

唯「へへ…」てれ

憂『◎』

唯「え…」

憂『独創的ですごい絵だと思います!』かきかき

唯「そお?ふふ~♪」

唯『thank you!!』かきかき

憂「えへへ…」にこ

唯「ういとお手紙してるみた~い」

憂「…おえーちゃん、横にあっていい?」

唯「うんいいよ」こくこく

憂「よいしょっと」ごろ

唯『まだだるい?』かきかき

憂「すこしだけ…」

唯『何か食べたいものある?』

憂「ううん、あにも」

唯『何かあったら言ってね』

憂「うん!」

唯「わたしもなんかつかれちゃった」ごろ

憂「おえーちゃんあったかい…」

唯「ういもね」ぎゅ

憂「えへへ…おえーちゃん」

唯「ういの耳が早く治りますように~」

憂「…」

寝てたよ
書きたい人いたらどぞ
今日の16時頃まで残っていれば自分が今日中に書ききります
出かけてきます

唯「うい~ぐらでぃうす~」

唯「うい~りう゛ぁいあす~」

唯「寒いね~…」ぶる

憂「うんっ……お姉ちゃん手袋片方は?」

唯「どっかで失くしちゃったみたいで……うい、マフラーしないの?」

憂「干しておいたら飛ばされちゃって」

唯「そっかぁ」くる

憂「…?」

唯「       」にこ

憂「え……?」

唯「         」きょとん

憂「お姉ちゃん?」

唯「         」しゅん

憂「聞こえない…聞こえない…」

唯「            」むすっ

憂「お姉ちゃん待って、耳が」

唯「      」

憂「ちょっと待って!お姉ちゃん」

唯「     」たったっ

憂「待って、行かないで…」

律「         」

澪「      」

唯「      」にこ

律「   」

梓「     」

憂「ぁぁ…」

紬「      」

憂「おえーちゃん…」

憂(!?)

唯「?」

律「…」

澪「…」

憂「あんあいいがおあいくて…」

憂(なにこれ…)

唯「なに?うい」

律「どうした?憂ちゃん」

澪「?」

憂(聞こえる!)

憂「おええちゃ、いいあ!いいあいおえる!」

唯「うい~…からかわないでよ」

紬「ふふ、憂ちゃんったら」

梓「気持ち悪いよ、憂」

憂(なんで…なんで)

憂「おえちゃ、まあえ!」ぎゅ

唯「ちょ…やめてよ」ずいっ

憂「え…」

律「おいおい唯」

唯「うい、つまんないよそれ、気持ち悪いしやめてよ~」

憂「……」

憂「おえちゃ」

憂(いやだ…)

憂「ひあはあうい」

憂「…」

憂「…いやああああ!

──────
───

憂「はぁ…はぁ…」

唯「うい…」

憂「おえーちゃ……あっ」

唯「?」

憂「…」

唯『怖い夢みたの?』かきかき

憂『ちょっとだけ、でも大丈夫』かきかき

唯「…」じーっ

憂「ふ~…」

唯『まだ5時だよ、ねよ?』かきかき

憂『うん』

唯「ふふ」にこ

憂「…」ぼーっ

唯「……zz」

憂「おえーちゃん」ぼそ

憂「な、にぃ、にゅ、にぇ、にょ」

憂「な、に、う、え、りょ?」

憂「ま、に、ぬ」唯「うい?」ごろ

憂「…」

唯「…?」

唯『だいじょぶ?』

憂「…」こくこく

唯「なぁらいいんだぁ…」ごろ

憂「…」

唯「…zz」

憂「あ?にゃ?にぃぁ?ぬゎ…」

憂(どれが合ってるのか分からないや……それに逆に混乱してきたかも)

憂「おにぇーちゃん」ぼそ

憂(酷くなってませんように…)

憂「…」うとうと

───
──────

唯「うい~」

憂「おえーちゃん!!」

ひそひそ

唯「…えへへ」

憂「?」

唯「あ!りっちゃん!」

律「おぉー唯!」

憂「りうあんこんいちあ!!」

律「…」

唯「りっちゃん!?待ってよー!」

憂「…」

唯「行っちゃった……」

澪「お、唯」

唯「澪ちゃん!」

憂「みおあんこんいちあ!」

澪「…あ、ごめん用事だ、また後で」

唯「え…」

澪「じゃ、またな」ひゅー

唯「…」

憂「…」

憂「…あ!あうあ…」

梓「…」ちら

憂「おいえー!」にこ

梓「…」ひゅー

憂「えっ…」

唯「あ!和ちゃん!」

憂「のおあたん!」

和「あぁ唯……と、誰?」

唯「誰って、和ちゃんひどーい!ういだよ!?」

憂「のおあたん…」

和「え?嘘でしょ?」

唯「嘘じゃないよ!ういはういだよ!」

憂「…」

和「…へ、へー、そうなんだ……じゃあ私、生徒会行くね」

唯「え…待ってよ和ちゃん」

憂「…」

唯「おーい!ムギちゃん!」

紬「あぁ、唯ちゃん!」

唯「ねね、一緒に遊ばない!?」

紬「ごめんね、忙しくて……この子、お友達?」

唯「…え、っと」

憂「…」ごく

唯「私の妹、だよ」

紬「そ、そうなんだぁ~…ふふ、よろしくね」

憂「…」

唯「…じゃ、ムギちゃんばいばーい!」

紬「うん、また明日ね~♪」

憂「…」

唯「うい~…」

憂「…?」

唯「どうする気なの?」

憂「え…」

唯「ずっとそうやってるの~?」

憂「…」

唯「はぁ…大変だ、いなけりゃ良かったのに」

──────
───

憂「ごほっ…」がば

唯「…zz」

憂(気持ち悪い…)

憂(トイレいこ)すた

がちゃん

唯「ん…?」

唯「うい~?」

唯(トイレかな)

唯(まだ6時…)

唯「…」

唯(大丈夫かな)

唯「見に行こう」

唯「うい~」

「ごほっ……」

唯「うい!?」たったっ

がちゃ!

憂「げほっ……」げろげろ

唯「言ってから行ってよ~」さすりさすり

憂「ごほっ…ごほっ……」ぐす

唯「うい…?」

憂「…」ぽろぽろ

唯「…」さすりさすり

憂「あいじょぶ…」

唯「…」ふきふき

憂(お姉ちゃんの服が…)

唯「もぉ」

憂「…」

唯「すっきりした?ok?」(のジェスチャー)

憂「…」こくこく

唯「じゃ戻ろ」(のジェスチャー)

憂「…」こく

唯「慣れてきたよ」

憂「…」

がちゃ

唯「まだ6時だけど…」

憂「…」

憂『ありがとう、お姉ちゃん服着替えないと』かきかき

唯「…」にこ

唯『こんなのぜんぜんへーき!』

憂『でも、汚いから』

唯『分かったよ~きがえてくるね』

がちゃん

憂「…」

憂(お姉ちゃん本当はどう思ってるんだろ)

がちゃ

唯「おまち~」

憂(早っ)

唯『寝てて~』

憂「…」こく

唯『うい、耳はどお?』

憂「…」ふるふる

唯「そっかぁ」

唯『びょーいん行く?』

憂「…」

唯『ねんのため』

憂『だいじょーぶ、おうちでゆっくりしてるよ』

唯『ok!』にこ

唯『気分はどう?』

憂『だいぶよくな』唯「あー」すっ

憂「?」

唯「うい、爪伸びてるよ~」

憂「…?」

唯「爪だよ、きる」つんつん

憂「あ…」

唯『切ってあげよう 手だして』

憂「…」

唯「うい?」

憂「えん…」

唯「ペン?」これ?

憂「…」こくこく

唯「はい、どうぞ」

憂「…」にこ

憂「…」かきかき

唯「うい…」

憂「…」

『お姉ちゃん、色々やってくれてありがとう
 でも私ひとりでも大丈夫だから、お姉ちゃん今日から学校行っていいよ』

唯「ええ!?なんでなんで…ってそうだ」

唯『そんなこと言わないで!なんかいやなことあったら言ってよ~(>人<;)』かきかき

唯「…」ちらっ

憂「…」にこ

唯「ほっ」

憂『そうじゃなくて、お姉ちゃん学校行きたいのに悪いかなって』

唯「むぅ…」

唯「…」かきかき

『たしかに学校には行きたいけど、ういが耳聞こえなくて
 体ちょうも悪いのにほおっておくわけないよ!(`ε´)』

憂「おえーちゃん…」

憂「…ふふっ」

唯「えへへ…」てれ

『ほんとにいいの?』

『ほんとのほんと!それにもう休むって言っちゃったし!』

『それは別にいいんじゃ』

『だめだよ~!だからうい、二週間以内に治しちゃだめだよ~』

『どうかなぁ!?』

憂「ふふ」

唯憂「あははは!」

唯「…」かきかき

『絶体早くなおるよ!ういならよゆー!』

唯「ういー」

憂「ふふっ」

唯「ぴーす!」

憂「うん!」ぴーす!

ごはん作って食べてきます

追いついたけど
>>226のひらがなは何なのか解読頼む

>>455

バッドエンドが良いな

───発症5日目、平沢家

和「憂?」

憂「?」

和「いちたすいちは?」

憂「2」

唯「ほら~!」

和「さんかけるさん」

憂「9」

唯「ね!?ね!?」

憂「えへへ~…」

和「……まあ、楽しいならいいんだけど」

唯「読唇術なんて、ういかっこいいよ~」

憂「えっと…?お、う、…?」

和「…唯はもう明日から学校に行っても大丈夫なんじゃないの?」

唯「えー!ういが耳聞こえないのにー!?」

和「それを楽しんでるでしょ、あんた」

唯「誤解だよ~和ちゃん」

憂「おあいあ…誤解だよ、お、お…和ちゃん」

唯「すごーい!!まるっ!」まる

憂「えへへ…」

和「やれやれ」

和「ところで唯、勉強の方はどう?」

唯「そ、それは…」

和「ノート写してやった気になってる場合じゃないよ?私たち一応受験生なんだから」

唯「じゅ、受験生!?」

和「そうよ?」

唯「あ~~」ぐで~

和「その力の抜けた顔は何よ」

唯「えへへ」

憂「…」ぐ~

憂「あ」

和「ご飯にしましょう」

唯「和ちゃんありがと~!」

和「そんな多くは持ってきてな」憂「サンドイッチ!」

和「そう。食べましょう」

唯憂「いただきまーす!」

和「ハモったわ」

唯「おいし」もぐもぐ

和「食べながら言わなくてもいいよ」

憂「もぐもぐ」にこ

和「…良かった」

唯「もらっていい?」

憂「いいよ~」

唯「わーい!ありがとお!」ひょい

憂「え…」

唯「ん~♪うま」

憂「…おねえちゃ~ん」

和「読唇できてなかったようね」

唯「ん?」もぐもぐ

憂「ま、いっか♪」にこ

和「しかしこうして見る分には憂が難聴には見えないわね」

唯「だよね~」

憂「?」

和「あぁ、いいのよ」

憂「そお?」もぐもぐ

唯「和ちゃん、もう無いの?」

和「これでおしまい。…というかあんたたち朝なに食べたの?」

唯「何にも?」

和「一体なにしてたのよ…」

唯「発音と読唇の勉強ですっ」

和「つまり夢中で遊んでたのね」

憂「ふ~」げふ

和「憂はお腹いっぱいになったみたいよ」

唯「ういは朝に私の作ったおにぎり食べたんだよ」

和「唯のおにぎり?」

唯「そうだよ~。しゃけ、こんぶ、うめぼし、たまご、ましゅまろ、ちょこ、きむち、ごはんですよ」

和「チョコとかマシュマロってどうなのよ」

唯「うい、朝のおにぎりおいしかったよね?」

憂「ええっと」

唯『おにぎりおいしかったよね!?』かきかき

憂「うん!」

和「…」

唯「どうだぁ!」

和「…ごはんってのはなんなのよ、またごはんはおかずとか言って…」

唯「ごはん?ごはんですよですよ」

和「は?」

唯「だからぁ、ごはんですよだよ~」

和「唯?」

唯「ごはんですよ!っていうの、のり」

和「はいはい」

唯「今持ってくる!」たたっ

がちゃん

和「なんなんだか」

憂「…」

和「…憂、まだ聞こえないの?」

憂「…ま、だ、い、…?」

和「聞こえないのね…」

和「今は治っても、これがまた卒業式、入学式近くになって発症しなければいいけど」

憂「い、ま、ま…」

和「ふふ、健気なんだから」なでなで

憂「和ちゃん?」

和「でも、2人のためにもあれは悪くない選択肢だと思うわ……」

和「まずは唯が受からなくちゃだけどね」くす

憂「?」きょとん

がちゃん

唯「ごはんはおかず!」

和「あぁ、あった?」

唯「じゃなかった、ごはんですよ!」

和「あぁ、桃屋のこれね」

唯「ごはんですよ!」

憂「ごはんですよ?」

唯『和ちゃんのために持ってきたの』かきかき

憂「これ好きなの?和ちゃん」

和「いいや、そうじゃなくて」ふるふる

唯「ごはんはすごいよ なんでもあうよ」

憂「ほかほか♪」

和「すごいわね」

唯「ラーメン うどんに お好み焼き」

憂「これこれ♪」

和「けいおん部らしいライブだったわ」

唯「和ちゃんも何か喋ってくれれば~」

和「あそこでいきなり振られても困るわよ」

唯「そうかなあ」

和「そうよ、唯じゃ無いんだから。ところで最後の…U&I、だっけ?良かったわ」

唯「えへへ~…」

和「う、い、なんでしょ?U&Iの元は」

唯「ふふ、ど~でしょ~」

和「あなたと私、にも掛かってるのよね」

唯「和ちゃんすごーい!」

和「誰でもわかるわよ」

唯「そお…?」しゅん

和「あ、いや、でもあれ唯が一人で考えた歌詞なんでしょ?凄いわよ」

唯「えへ…」

憂「…あの」

和「ああ、ごめんね憂」

憂「ううん」

唯「…よっと」

和「唯のギターね」

唯「ギー太だよ」

和「ふふ、でもなんで憂の部屋に?」

唯「ういが寝てる間練習しようと思って」

唯「…照れちゃいますなあ」てへ

和「聞こえないわよ」

唯「そっか」

憂「…!」わくわく

唯「~♪」

唯「きみがいないと なにもできないよ」

唯「きみのごはんが食べたいよ」

唯「もしきみが帰ってきたら」

唯「とびっきりの笑顔で だきつくよ」

憂「…」

*  *  *

憂(ずっと届いてるよ……お姉ちゃん)

───発症7日目

憂「お茶どうぞ~」

澪「ありがとう」

律「にしても良かった良かった」

梓「部室が唯先輩の家に移動したようなもんでしたよ」

紬「まあまあ♪」

唯「みんな一週間ありがとねぇ」

律「ああ、ぜんっぜん気にしなくていいぞ」もぐもぐ

澪「なんか逆にすまなかったな…憂ちゃんにも」

憂「いえいえ、皆さんのおかげです」

梓「憂は人が良すぎるんだから」ごくごく

律「憂ちゃんはもう完全に回復したの?」

憂「いえ……まだ完全に、ってわけではないんですけど」

唯「ういーそこのクッキーとって~」

憂「はい、お姉ちゃん」

唯「ありがと~」

律「なんだか安心する光景だよな」

澪「安心はする、するんだけども…」

梓「唯先輩、しゃきっとしてください!」

唯「まぁまぁ~」

澪「あ、唯、これが一応最後のコピーだから」

梓「憂にも……はい」

唯憂「ありがとう」

紬「ハモった~♪」

律「2人とも明日から復帰だな」

唯「うん!」

憂「はい!」

───発症から14日目、神社

憂「お姉ちゃんがけいおん部のみなさんと同じ大学にいけますように」

憂「…」

憂(お姉ちゃんと2人で暮らせる日もあと…)

憂(お姉ちゃんが大学に……)

憂(合格しますように)

───平沢家

澪「いい?このthatの先行詞はここに──」

唯「ほうほう」

律「はぁ~」

がちゃ

憂「ただいまぁ」

唯「おかえりー!!」

澪「おう、おかえり」

憂「澪さんも律さんもありがとうございます」

律「あー、いいのいいの気にしないで」

澪「お前は何もやってないだろっ」

憂「お昼買ってきたので…もし良かったら」

澪「一旦休憩にするか?」

唯「うん!」

律「おお!?なになに?」

憂「お寿司なんですけど」

唯「待ってましたぁ!」

憂「ふふ、ちょっと待ってね」

律「こら唯、落ち着け、落ち着くんだ」

唯「りっちゃんだって~」

澪「ところで憂ちゃん、もう耳は…」

憂「はい、おかげさまですっかり」

律「良かった良かった」

澪「それにしても怖いよな、急に聞こえなくなるってのも」

憂「えへへ…まぁ」

唯「お医者さんはストレスが原因!って言ってたけどさ、なぞじゃない?」

律「澪もあんまり体重気にしてるとそのうち…」

澪「ひ、ひぃ」

憂「…」

唯「うい?」

憂「…ふふ、お寿司食べよう?」

唯「うん!」ひょいぱく

澪「…」

律「あ!唯!ちゃんと数をかぞえて食べろよ!?」

憂「いっぱい買ってきたので遠慮せず食べてください」

唯「ん~♪おいし」

───それからしばらく経って

唯「うい~…」

憂「おかえりお姉ちゃ……って!?」

唯「ミスった…」

憂「ど、どうしたのその髪……」

唯「切ってしまいました」とほほ

憂「どうして自分で…?」

唯「だってぇ~……どうしよおーうい~~」

憂「どうしようって言われても」

唯「これだよ!?これが一生残るんだよ!?」

憂「卒業アルバムの撮影、だね」

唯「うぅ……」ぽろぽろ

憂(朝あんなに一生懸命考えてたのに……お姉ちゃんかわいそう)しゅん

唯「はっ」ぴこん

憂「…?」

唯「うい!私に変装して!!」

憂「へ?」

唯「ういが私の代わりに撮られればいんだよ!いや~持つべきものは妹だねぃ」

憂「お姉ちゃん……それはさすがに」

唯「…うえええん」ぽろぽろ

憂「う~ん…髪はあげられないし…」

唯「…」ぽろぽろ

憂「私はお姉ちゃんのその髪型もかわいいと思うけど…」

唯「…そお?」

憂「うんっ」

唯「…えへへ」

憂「だから」

唯「…でもやっぱりやだぁ」ぐす

憂「しょうがないよ、お姉ちゃん」

唯「くぅ……もう絶対自分で髪切らないっ」

憂「それがいいね」

───二月のある日

憂(緊張して一睡もできなかった…)

憂(そろそろお姉ちゃん起こさないと)

がちゃ

唯「おーでぃねりー、普通の、りらいあぶる、信頼できる」ぶつぶつ

憂「お姉ちゃん…」

唯「はっ!?」

憂「そろそろご飯食べないと…」

唯「おーけぃ、おーけぃ」

憂(大丈夫…お姉ちゃんなら)

唯「ふ~…」とたとた

憂「お姉ちゃん足元よく見て!」

唯「おぅ…いぇす」

憂「階段ですべ…ころ……気をつけないと」

唯「そ、そうだね」そろ~

憂「ふ、ふぅ」

がちゃ

──リビング

平沢父「お、唯憂、おはよ」

憂「おはよ~」

唯「……」ぶつぶつ

平沢父「どうした?唯」

唯「話しかけないで……」ぶつぶつ

憂「お姉ちゃん単語最後まで覚えてるみたい」

平沢父「当日の朝そんなんで大丈夫か唯」

憂「大丈夫だよ!」

平沢父「お、おう」

唯「………」ぶつぶつ

平沢母「ごはんできてるよ」

憂「はーい」すわりっ

唯「いんしゅらんす、ほけん、すとらぐる、もみあう」すわり

平沢母「もう、唯は…」

平沢父「なんだか懐かしいなぁ」

*  *  *

平沢母「それじゃあ唯、リラックスして頑張って!」

平沢父「最後まで落ち着いて」

憂「お姉ちゃんなら絶対大丈夫だよ!」

唯「うんっ!頑張る!」

平沢母「ちゃんと前むいて歩きなさいよ」

唯「おっけぃ!いってきまーす!!」

がちゃん

憂「ぁ…」どきどき

平沢父「憂も来年だな」

平沢母「ふふ、憂も唯と同じ大学に」憂「うん!」

平沢父「自分が行きたいところだよ」

憂「お姉ちゃんと同じところがいいから…」

平沢母「憂が決めていいのよ」

憂「分かってるよ」

平沢母「今年いっぱいはお父さんとお母さんおうちにいるから」

平沢父「羽を伸ばしてね、憂は好きなことをやるといい」

憂「…」

平沢母「第2志望の学校は合格したのよね」

憂「うん」

平沢父「唯もやる時は一生懸命やる子だからな」

平沢母「私たちの子どもだしね~」

憂(今日の学校はお姉ちゃんの偏差値よりだいぶ高い……けど)

平沢父「この学校は学生寮があるんだっけ?」

平沢母「えっとね──」

憂(お姉ちゃん頑張ってたし…)

平沢母「あったあった、これよ」ぺら

平沢父「助かるな、学校にも近いね」

平沢母「ね~」

憂(春からお姉ちゃんと会えなくなるんだね…)

平沢父「随分と綺麗だね」

平沢母「女子寮だしね」

平沢父「今日の学校は軽音部の子たちと同じって」

憂「うん、みんなでここに行く って」

平沢母「すごいわよね…」

平沢父「…ま、まぁ、別に大学ならね」

平沢母「それに女の子だしねぇ」

憂「…合格できるよ」

平沢父「うん」

平沢母「…」

憂「そろそろ学校行くね」

───神社

憂(お姉ちゃんが合格してけいおん部のみなさんと同じ大学に……)

憂(入れますように)

憂「…」

憂(お姉ちゃんが合格してあの大学にいけますように、ってお祈りしてきたのに)

憂(なんだろう……)

憂(お姉ちゃんが大学に入ってみなさんと一緒に…)

憂(でも、私は一体どうすれば)

憂(お姉ちゃんがいない生活…?)

憂(……どうにかなるよね、うんうん)

憂「今日も一日頑張ろっ」

───学校

純「で、軽音部どうするの?梓」

梓「どうするのって…続けるよ」

純「4人集まらなかったら廃部だよ?」

梓「…」

憂「大丈夫だよ、きっと集まるよ」

梓「ありがと」

純「…」にこ

梓「なに?」

純「頼ってもいいんだぞー?」

梓「純はジャズ研があるでしょ。それに集まるもん」

───4月、平沢家

平沢母「唯の部屋もすっきりしたわね」

憂「うん…」

平沢母「見送るわよ、憂」

憂「…」たたっ

平沢母「憂!?」

がちゃん

憂「お姉ちゃん…」

『危ないから手つないで帰ろう』『ういの耳が早く治りますように!』『夜ご飯、わたしが作るよ』
『任せてよ』『そう?』『じゃあ、、お願いします!!』

憂「ふふ…」ぐす

『なんでもないよ~』『なんでもない、これ、おいしい!』『良かった~!』
『ちゃんと話せてるか、ちょっと不安』『ういは口で話していいよ』

『目の下、くまがすごいよ』『寝れなかったの?』『もすこし大きい声で』
『okok、大丈夫だよ』『少しは良くなった?』『お薬飲んでればどんどん良くなるよ、大丈夫』

『やっぱり、しばらく学校休も?』
『学校はうるさいし、ういの耳に何かあったらいやだから』
『わたしも学校休む』
『わたしご飯作ってくる』
『任せて!』

『ういが治るまで休む』
『だから早く治ってね』
『ういのかんびょうならぜんぜんへーき!』

憂「…」ぽろぽろ

『ヨーグルト作ったよ、食べて』
『これ食べれば、すぐ耳よくなるよ!』
『耳もよくなりますように!』

『わたしはなーんにもしてないよ、ういもいつもありがとう』

憂「…」すくっ

がちゃん!

憂(お姉ちゃんに伝えないと…)たったっ

憂「…」たったっ

平沢母「あら…」

憂「お姉ちゃんは…」

平沢母「もう行っちゃったわ」

憂「…そっか」

平沢母「何かあったの?携帯通じると思うよ」

憂「……うん」

*  *  *

憂「お姉ちゃん進学おめでとう、…違うなぁ」ぴっぴ

憂「お姉ちゃんあの時は、……う~ん」ぴっぴっ

憂「……そうだ」ぴぴ

prrrrr

憂「もしもし、梓ちゃん?」

梓「憂?どうしたの?」

憂「学祭でやる曲でね」

梓「ああ。なに?」

憂「お願いがあるんだけど…」

憂(お姉ちゃんと同じやり方で、私もお姉ちゃんに伝えるんだ)

───10月、部室

唯「あずにゃ~ん」ぎゅ

梓「ちょっと…」ずいっ

純「はは…」

澪「なんだか懐かしいな」

律「梓も憂ちゃんも変わってないな~」

憂「えへへ…」

唯「そういえばどういう曲やるの~?」

梓「ああ。ふでペン、カレー、ふわふわ、あと…」

唯「あと!?」

梓「私たちのオリ曲です!」

がちゃ

和「ちょっと!講堂の使用申請許」唯「和ちゃん!」

和「可書が……って、ボケられなかったじゃない」ぼそっ

澪「和も来てたのかー!」

和「ええ、憂に招待されてね」

律「ところで、あと一人はどこにいるんだ?」

梓「三人ですよ」

紬「あら?」

梓「特別に認めてもらいました。今年だけってことで」

唯「え~」

梓「先輩方には申し訳ないです……」

律「なんで?」

梓「せっかくできた軽音部が私のせいで…」

澪「梓、忘れたのか?放課後ティータイムは」

唯「いつまでも放課後だよ!」

がちゃ

生徒会「軽音部のみなさん、そろそろ準備お願いします」

梓「あ、はいっ」

梓「…じゃあ純、憂、いくよ!」

純憂「おー!」

唯「ういっ」がしっ

憂「お姉ちゃん」

唯「一年でよく頑張ったよ…うい」ぐす

憂「えへへ~…」

唯「頑張ってねぇ…応援してるからぁ」ぐすん

澪「おいおい…」

憂「お姉ちゃん、ずっとお姉ちゃんに」

純「憂ー!早く行くよー!!」

憂「…続きはライブで!」

たたっ

唯「う、うん…?」

がちゃん

紬「ふふ、楽しみね~♪」

唯「うんっ!」

律「…」

澪「どうした?律」

律「ドラム…」

───講堂

唯「お客さんいっぱいだね…」

律「私たちの時はこの3倍はいたぞ~」

澪「誇張すんなっ」

紬「ふふ♪」

「次は、軽音部による演奏です」

おわり

おまけ

*  *  *

純「こんにちは、桜高軽音部です!」

「ジャズ研~!」

純「軽音部ですっ!」

あははは…

律「そっか、佐々木さん転部して来てくれたのか」

澪「鈴木さんな」

梓「今日はありがとうございます」

梓「去年も来てくださった方は気付いたと思いますが
先輩4人が卒業して、私1人になったところを、ベース、
キーボードの2人が入ってきてくれて、廃部を免れました。
2人ともありがとう!純!」


唯「そういやうい、昔オルガンやってたっけ」

紬「そうなんだ~、上手だわ~」

純「というわけで、ジャズ研から転部しましたベース担当です。
残り一曲ですが、よろしくお願いします!先輩達も最後まで観てって下さい!」

「頑張れー!」

律「かっこいいぞー!!鈴木さん!」

澪「ジャズ研のOGも来てるんだな」


純「最後に憂!」

憂「は、はじめまして!キーボード担当です!」

唯「ういー!!」

憂「お姉ちゃん!」

唯「頑張ってー!!」

憂「うんっ!」

梓「憂!」

憂「あ、最後の曲は周りの人への感謝、そして、家族への感謝がテーマです!聞いて下さい!」

*  *  *

~♪

澪「この歌詞、なんだかu&iと」

唯「…」じーっ

律「若干違うんじゃないか?」

澪「うん…そうだけど」

紬「いいわぁ…」しんみり

───ライブ終了後、部室

澪「みんな……本当に良かったよ」

純「ありがとうございます」

律「うんうん、さすがだ」

紬「感動したわぁ」

憂「あの…お姉ちゃんは」

澪「ああ、トイレに行くって」

憂「…」

和「憂、どう?」

憂「?」

和「新しく生まれ変わったって感じ?」

憂「ううん、そんなこと」

和「なんだか寂しいわ」

憂「和ちゃ…さん」

和「ふふ」

律「よーし!それじゃあ、みんなで打ち上げ行こうぜー!」

澪「唯を待たないと」

憂「あっ、すみません、私は…」

律「唯と2人で帰る?」

憂「えっ…はい」

澪「そっか」

憂「ごめんなさい…」

律「いいよ」

和「じゃあ、憂、じゃあ先行くよ」

純「終わったらおいでよ~、憂」

憂「うん!」

梓「憂、ありがとね」

がちゃん

憂「…」

憂(お姉ちゃんに何て言おう)

ざー…

憂(雨だ…)

憂「……あめあめ ふれふれ かあさんが」

憂「じゃのめで おむかえ うれしいなぁ」

*  *  *

ざー…

憂(お姉ちゃん遅いなぁ…)

憂(帰っちゃったのかな)

憂「…」

───
──────

和「憂、分かってるの?」

憂「え?聞こえない…」

和「やれやれ」

憂「本当に聞こえない…」

和「憂…」

憂「…ごめんなさい」

和「憂も苦しいのは分かるけど」

憂「…」

和「唯は別に憂から離れようとかそんなつもりはないのよ」

憂「…分からないなぁ」ぐす

和「何が?」

憂「お姉ちゃんは私をどう思ってたんだろ…」

『ういのかんびょうならぜんぜんへーき!』
『わたしはなーんにもしてないよ、ういもいつもありがとう』

憂「私が手がかかる妹だからお姉ちゃんは」

和「…」

憂「お姉ちゃんは私から離れたかった?」

憂「でもね、いつまでも一緒にいたいって…」ぐす

和「…憂はどうなの?」

憂「私?」

和「憂はどう思ってるの?伝えなきゃ、姉妹でも分からないわよ」

憂「私はお姉ちゃんとずっと2人でいたい」

和「それが正しいのか、私には分からないけどね。伝えないと」

憂「伝える…」

和「唯だってあの子なりに悩んでたのかもしれない。かも、だけどね」

憂「そっか…」

──────
───

憂(伝えた、んだけど…)

憂(やっぱりだめだった……)ぽろ

憂「ふふ……でも」ぐす

憂「私だって、お姉ちゃんだけじゃない」

憂「お姉ちゃんがいなくても平気だった」

憂「お姉ちゃんなんていなくても」

憂「…全然平気だった」

がたっ

憂「!?」

たったったっ……

憂「…」

憂「なんだかスッキリしたなぁ」ぽろぽろ

きーんこーんかーんこーん

憂「もう7時だから…帰ろ」

* * *

───平沢家

憂(お母さんたちはライブ観てすぐ旅行に行ったんだ)

憂(せっかくお寿司頼んでたのに……お姉ちゃんと食べたかっ…)

憂(…お姉ちゃんだって忙しいんだからしょうがないよね)

憂「よいしょ」すわりっ

憂「…」もぐもぐ

憂(食べきれないや)ぽろぽろ

ぴんぽーん

憂「…」もぐもぐ

ぴんぽーん


憂(しつこいなぁ)すたすた

憂「…」のぞき

憂「!!」

憂(お姉ちゃん…)

憂(どうしよう…)


憂(…よし!)

がちゃ

憂「お姉ちゃん!」

憂「あれ?いない…」

唯「ばぁ!」

憂「うぅ……」ほろっ

唯「ただいま、うい」

憂「お姉ちゃぁん…」ぽろぽろ

唯「えへへ~…遅くなってごめんね」

*  *  *

唯「ん~♪おいし~」

憂「いっぱいあるから、どんどん食べてね」

唯「うんっ」

憂「お姉ちゃんのためにいっぱい注文したんだ~」

唯「これ食べていい?」

憂「うん!」

憂「律さんもいないし、お姉ちゃんがこのお寿司全部食べていいんだよ~」

唯「えへへ~…ういも食べよ」

憂「うん!」

唯「…」

憂「おいしいね~」もぐもぐ

* * *

───憂のベッド

唯「今日はこのまま泊まっちゃお」

憂「うんっ」

唯「…」

唯(ういの部屋に飾ってあった写真が全部なくなってる)

唯「うい…」

憂「?」

唯「ごめんね、今まで迷惑かけて」

憂「…」

唯「ういは優しいからね、わたしの歌になんか返さないとってういは…」

憂「そんなわけじゃないのに…」


唯「ふふ…」

───
──────

唯「ギー太取りに戻ってたら遅くなっちゃった…」たったっ

唯「うい待っててくれてるかなぁ」

唯「うい~」そっ

「お姉ちゃんがいなくても平気だった」

唯(うい…)

「お姉ちゃんなんていなくても」

「…全然平気だった」

唯(聞きたくない)だっ

*  *  *

唯「もしもし、和ちゃん?」

和「あら唯?憂も一緒?」

唯「えっと……みんな今どこにいる?」

和「学校のそばのイタリアンにいるわ、待ってるわよ」

*  *  *

唯「お待たせ~」

澪「あれ?憂ちゃんは?」

唯「先に帰るって」

和「そんなわけないわ、唯、どうして一人で来たの?」

唯「だって…」

律「行きなよ、唯」

梓「なら私も…」

紬「ううん、梓ちゃんはここに」

梓「ムギ先輩…」

和「唯、あとで後悔するから早く」

唯「…分かったよ」

──────
───

唯「やっぱりういには敵わないや」

憂「敵わないって?」

唯「ううん、私は一回逃げちゃったから」

憂「…」

唯「ういはこうして私を待っててくれたのに…」

憂「そんなことないよ、お姉ちゃん」

唯「ういの歌、良かったよ」

憂「お姉ちゃんのおかげだよ」

唯「そっか」

憂「…」

唯「懐かしいね」

憂「?」

唯「そこの紙。筆談。うい、残しておいたんだね」

憂「お姉ちゃんとの大切な思い出だし…」

唯「思い出かぁ」

憂「お姉ちゃん、あのね」唯「ういが元気そうで良かったよ」

憂「お姉ちゃんも」

唯「ういがあんなに楽しそうに歌ってるのみたらなんだか辛くなっちゃって」

憂「どうして」

唯「結局離れてみて分かったけど、ういは今が1番楽しそうだから」

憂「お姉ちゃん、私はお姉ちゃんに伝えられたことが嬉しかったよ」

唯「…?」

憂「お姉ちゃんと同じ舞台で」

憂「お姉ちゃんと同じ方法で」

憂「お姉ちゃんに私の想いを伝えられたことが」

憂「お姉ちゃんに届いた気がして」

唯「明日になったら私は帰っちゃうよ」

憂「うん」

唯「いいの?」

憂「あと少しの辛抱だから…それにね」

唯「なぁに?」

憂「私はお姉ちゃんがいなくなって、お姉ちゃんにどれだけ助けられてたか分かったよ」

唯「うい…」

憂「お姉ちゃんのU&Iが本当に分かったんだ」

唯「うん」

憂「だからお姉ちゃんはやっぱり私のお姉ちゃんだなって」

唯「うい…」ぎゅ

憂「離れててもずっと一緒だよ」

唯「うい……もういいよ」

憂「うぅ…」ぐす

唯「我慢しなくていいのに…」なでなで

憂「落ち着いてお姉ちゃんに伝えたくて……」

唯「ありがとう、うい」

憂「うん…」

唯「疲れたでしょお」

憂「少しだけ…」

唯「おやすみ」

憂「あ、待って」

唯「?」

憂「タイトル言い忘れてたんだ、お姉ちゃん」

唯「なぁに?」

憂「お姉ちゃん」

ありがとう

おしまい

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

夜中、唯は誰かが…というか憂しかいないので、憂が台所に行く足音を感じ目を覚ました。
唯「憂どうしたんだろ。あ~そういえば喉渇いたな、私も台所行こ」

ガチャ…台所のドアを開ける唯
唯「う、憂……え?何してるの?」
唯が台所のドアを開けると、そこには耳の薬をむさぼる憂がいた。
憂には唯の叫びが届かず、質問に気付かない憂は自分の言い分を言う
憂「み、見ないでお姉ちゃん!」
唯「憂、ダメだよそんなに飲んじゃ!」
憂につかみ掛かる唯

憂「放して!放してよ!」
唯「憂やめて!どうしちゃったの!?」
唯の問い掛けは聞こえない。だが憂の口から自ずと答えは出て来た

唯「ねえ憂、ダメだってば、そんなに…」
憂「いっぱいお薬飲んで早く耳を治したいの!」

憂「だから、だから放してよぉお姉ちゃん……」
唯「憂、恐いんだね……でも、たくさんお薬飲んでも良くなるわけじゃないんだよ」

それまで憂を止めるためにつかみ掛かっていた唯が憂を抱き締める。似てはいるが、そこから感じられるものは明らかに違った

唯「お医者さん行こうとか、そんな事しか言えない。何もしてあげられない。いつもそうだ」
唯「ごめんね、こんなお姉ちゃんで

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

で?w

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

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唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

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唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

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唯「ういー」

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唯「ういー」

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唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

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唯「ういー」

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唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

900

憂!憂!憂!憂ぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!憂憂憂ぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!ういちゃんたんの薄栗色の髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
けいおん!1期1話初登場の憂たんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
映画製作決定決まって良かったね憂たん!あぁあああああ!かわいい!憂たん!かわいい!あっああぁああ!
コミック4巻も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!!あ…けいおん!も映画もよく考えたら…
憂 ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!けいおん!!ぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵の憂ちゃんが僕を見てる?
表紙絵の憂ちゃんが僕を見てるぞ!憂ちゃんが僕を見てるぞ!挿絵の憂ちゃんが僕を見てるぞ!!
映画の憂ちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕には憂ちゃんがいる!!やったよういちゃん!!ひとりでできるもん!!!
あ、コミックの憂ちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあういちゃぁあ!!う、ういちゃん!!ぁああああああ!!!ぁあああ!!
ううっうぅうう!!俺の想いよ憂へ届け!!けいおん!!の憂へ届け!

憂!憂!憂!憂ぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
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あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
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映画製作決定決まって良かったね憂たん!あぁあああああ!かわいい!憂たん!かわいい!あっああぁああ!
コミック4巻も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!!あ…けいおん!も映画もよく考えたら…
憂 ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!けいおん!!ぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵の憂ちゃんが僕を見てる?
表紙絵の憂ちゃんが僕を見てるぞ!憂ちゃんが僕を見てるぞ!挿絵の憂ちゃんが僕を見てるぞ!!
映画の憂ちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕には憂ちゃんがいる!!やったよういちゃん!!ひとりでできるもん!!!
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あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!ういちゃんたんの薄栗色の髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
けいおん!1期1話初登場の憂たんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
映画製作決定決まって良かったね憂たん!あぁあああああ!かわいい!憂たん!かわいい!あっああぁああ!
コミック4巻も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!!あ…けいおん!も映画もよく考えたら…
憂 ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!けいおん!!ぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵の憂ちゃんが僕を見てる?
表紙絵の憂ちゃんが僕を見てるぞ!憂ちゃんが僕を見てるぞ!挿絵の憂ちゃんが僕を見てるぞ!!
映画の憂ちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕には憂ちゃんがいる!!やったよういちゃん!!ひとりでできるもん!!!
あ、コミックの憂ちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあういちゃぁあ!!う、ういちゃん!!ぁああああああ!!!ぁあああ!!
ううっうぅうう!!俺の想いよ憂へ届け!!けいおん!!の憂へ届け!

憂「……」がさごそ

唯「うい!?」

憂「…」

唯「なにしてんの……うい」とん

憂「おえーちゃん…」

唯『薬?』

憂「…」こく

唯「うい……」

唯『食後だけだよ』

憂「うぅ……」

唯『焦らなくても、絶対治る!大丈夫!』

憂「……」ぽろぽろ

唯『寝よう、まだ4時だよ』

憂「うん…」

かたんっ

唯「あっ」

びちょ

憂「あああ……おえーちゃん」

唯「コップあったの気付かなかった」

憂「お水拭かあいと」

唯「うん、ごめんねうい」

憂「おえーちゃん、大丈夫?」

唯「うん……って紙濡れちゃった」

憂「?、タオル持ってくるえ」たたっ

唯「ありがと~」

唯「…あ~あ」

憂「おえーちゃん、服変えたほうがいいえ」

唯「ふふ、うい、後は私が自分でやるから」

憂「??」

唯「…紙~」きょろきょろ

憂「はい」

唯「おお、チラシの裏」

唯『自分でやる、ういは戻って寝てて』

憂「え」

唯「おっけぃ」ぐー

憂「大丈夫?」

唯「大丈夫!」ぐー

憂「じゃあ戻ってうえ」とたとた

唯「うん」

唯「まずは床を拭こう」

唯「…こぼしたのが水で良かった」ふきふき

唯「…ねむ」

唯「……」ぶる

唯(さむ…)

唯「あー……早く着替えよ」

唯「あれ?私のペンどこだ?」

唯「ペン~…」

───翌朝

唯「……」

憂「おえーちゃん」つん

唯「ん……うい」

憂「9時だよ」

唯「もう9時か……」くしゅん!

たらー

憂「おえーちゃん、はあみずが」

唯「うお」

憂「あってて」ふきふき

唯「ありがと」

憂「おえーちゃん風邪?」

唯「う~ん……」

はっくしょん!

唯「えへへ…」

憂「おえーちゃん……」

唯『大丈夫』

唯「よっと……うっ」

憂「?」

唯(なんか体がダルい……)

憂「おえーちゃん?」

唯「へへ~……」

*  *  *

憂「おじあだよ、おえーちゃん」

唯「ありがと~うい~」

憂「…」にこ

憂「ふ~、ふ~」

唯「おいしそ~」

憂「あ~ん、って」

唯「あ~ん」ぱく

唯「うんうん」もぐもぐ

憂「…」にこ

唯「んまい!」

唯『おいしい!!!』

憂「よかった♪」

憂「はい、あ~ん」

唯「あ~ん」ぱく

唯「おいひ」もぐもぐ

憂「…」にこにこ

唯「ういにも食べさせてあげる~」

唯『スプーン、パス!』

憂「?、はい」

唯「ふ~、ふ~」

唯「はい、うい、あ~んして~」

憂「あ~ん」ぱく

憂「…」もぐもぐ

唯『おいし?』

憂「…」こくこく

唯「良かったねぇ」

憂「おえーちゃん、スピューン」

唯「はい」

憂「じゃあおえーちゃん、あ~ん」

唯「あ~ん」憂「あっ」

ぽてっ

唯「あちっ!!」

唯「あちちちちっ!!」

憂「ご、ごめんね、おえー…お姉ちゃん」

唯「あちちち……」

憂「……」ぐす

唯「うい!?」

憂「お姉ちゃん……聞こえた」

唯「え?え!?ちょっと待ってて!!氷持ってくるっ!あちちち」たたっ

憂「…あ、あ、あ、」

憂「い、う、え、お……」

憂「聞こえる……聞こえる……」ぽろぽろ

がちゃん

唯「うっ……なんか気持ち悪くなってきた」ぜぇぜぇ

憂「お姉ちゃん……耳が」

唯「治ったの!?」

憂「うん…!」

唯「やったぁぁ!!!…げほっげほっ」

憂「お、お姉ちゃん落ち着いて」

唯「うい!うい!……おえっ」

憂「お姉ちゃん!?大丈夫!?」

唯「ご、ごめん、ちょっとトイレ……」

憂「う、うん…」

唯「なんでこんなときにぃ」はぁはぁ

*  *  *

唯「吐いたらすっきりした!」

憂「大丈夫かなぁ…」

唯「それよりもうい!!……ぐす」

憂「お姉ちゃん……」

唯「さすがうい……私の妹……よくやったよぉ…」ぽろぽろ

憂「お姉ちゃんがずっとそばに居てくれたから…」

唯「うい~!!」ぎゅ

憂「お、お姉ちゃん」

唯「良かった、良かったぁ~…」ぐふ

憂「えへへ…」

唯「は、はやくみんなに知らせないと」ぴっぴ

憂「い、いいよ~、お姉ちゃん」

唯「みんなういのことを心配してたんだよ!」

憂「うん……」

唯「もしもし!?和ちゃん?」

『おかけになった電話は、電波が届かない場所にあるか、電源がはいっていないため、かかりません』

唯「もお……和ちゃん真面目なんだから」

憂「お姉ちゃん、今授業中だしやめようよ」

唯「それどころじゃないよ!」

憂「お姉ちゃんやめて!」

唯「う、うい」

憂「いいよ、お姉ちゃんの声が聞けるだけで私は嬉しいから…」

唯「うい……」

憂「今はお姉ちゃんとゆっくりお話ししたいな……なんちゃって」

唯「…うんっ!うい、お話ししよう!」

憂「えへへ~…」

唯「…」

憂「…」

唯「…なに話そっか」

憂「そうだね……」

唯「う~む…」

憂「お姉ちゃんのけいおん部の話、聞きたいかな~」

唯「軽音部!?いいよー!!」

憂「えへへ~…」

唯「じゃあまずはわたしが軽音部に入ったいきさつを!」

憂「うんっ!」ぱちぱち

*  *  *

唯「というわけで、うい、今からでも軽音部来ない~?」

憂「う、う~ん…」

唯「楽しいよ~、けいおん部」

憂「…考えとくね!」

唯「むぅ……なんか聞いたことある~」

憂「えへへ~」

唯「うい~…」

唯「あっ」

憂「?」

唯「りっちゃんたちにメール送ろっと」

憂「お姉ちゃん」

唯「今お昼休みだし~」

憂「そっか」

唯「ふふ、みんな驚くよ~」

憂「…」

唯「私たちも明日から学校行く!?」

憂「う、うん」

唯「また一緒に行こうね、うい」

憂「うんっ!」

唯「澪ちゃんのおかげで授業もついていけそうだし~」

憂「わたしも、梓ちゃんのおかげで!」

唯「みんなのおかげだね~」

憂「うん!」

唯「ふふふ~」

唯「なんか眠くなってきた…」ふあ~

憂「え」

唯「ちょっと横になっていい?」

憂「そうだ……お姉ちゃんごめんね…」

唯「いいのいいの、ういが治ったらなんか元気になった気がするし!」

憂「えへへ…」

唯「明日は学校行けるように、エネルギーを蓄えておくよ!」

憂「澪さんたちは……」

唯「あ、うん、来るよ~」

憂「お茶とお菓子準備しておこうかな」

唯「ういも一緒に寝ない~?」

憂「えっと…」

唯「あ、風邪移しちゃうかも。やっぱうい近寄らないで」

憂「えっ……う、うん」

唯「はぁ~よかったなぁ~うい~」にこ

憂「お姉ちゃんのおかげだよ」ぎゅ

唯「ういー」

憂「おねーちゃーん」

唯憂「えへへ~…」

唯「ずっと一緒だよぉうい」

憂「うん、お姉ちゃん♪」

あったかあったか

>>514くらいに続く

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