精霊「貴方が落としたのはHなアスカ?女らしいアスカ?」シンジ「え」(398)

使徒「フォォォォォ」

アスカ「きゃっ?!」

ドボーーーーンッ

シンジ「アスカ!」

マヤ「弐号機、水没しましたっ。こ・・・これは!?」

青葉「水面が謎の発光! 何か浮かび上がってきます!!」

リツコ「なに?」


美女「―――私は、芦ノ湖の精です」

ミサト「・・・・・・は?」

美女「あなたが落としたのは、この『エッチなアスカ』ですか?
    それともこちらの『女の子らしいアスカ』?」

シンジ「え? いえ、あの。僕が落としたわけじゃないけど・・・」

美女「どちらですか?」

シンジ「ど、どっちでもないです。普通の―――ワガママで元気なアスカです」

美女「あなたは正直な人ですね。褒美に、このとても素直であまえたがりのアスカをあげましょう」

素アスカ「シンジぃぃぃぃ!」

シンジ「なんでっ!?」

美女「大切にするのですよ。それでは―――」

シンジ「あっ。待ってください!!」

美女「ま~た~ 会~う~ 日まで~♪」

ミサト「な・・・なんだったの。今の」

リツコ「・・・」

使徒「・・・」

レイ「隙あり」

ザクッ!

使徒「?! クォォォォオーーーーォ!!!」


マヤ「も、目標、沈黙しました」

シンジ「あの・・・君は―――」

素アスカ「アスカ!」

シンジ「まぁ、そうなんだろうけど」

素アスカ「・・・ポッ」

シンジ「な、なに?」

素アスカ「えへへ」ぎゅぅ

シンジ「うわっ!? ア、アスカ??」

素アスカ「シンジ、好きぃ」ぎゅぅぅ

シンジ「あ、ちょ、プラグスーツで密着しないでっ」

素アスカ「やだ」スリスリ

シンジ「マ、マズイってば、ああああああ♥」

素アスカ「ただいま! 初めてだけど」

シンジ「ただいまぁ・・・。はぁ。なんだか凄く疲れた」

素アスカ「だいじょうぶ? シンジ」

シンジ「・・・・・・あのさアスカ。アスカは、アスカだけど、僕とは初対面だよね?」

素アスカ「うん。でもねでもね、元のアスカと同じ記憶がちゃんとあるの」

シンジ「そうなんだ」

素アスカ「だから、私がシンジのこと好きなの、ホントよ ///」

シンジ(ぐぅ。かわいい・・・。アスカのくせに)

素アスカ「ねぇ、だっこして」

芦ノ湖から引き上げられた弐号機のエントリープラグに、アスカの姿は無かった。
アスカ(2号)が言うには、芦ノ湖の精の元で保護されてるとのこと。
ネルフは湖の底を探ったり、色んな物を湖に落としたりして試してるけど、
今のところ成果は上がってないらしい。

とかまぁ、そんな事をしている内に、週末は過ぎてしまった。

素アスカ「学校たのしみー」クルクル

シンジ「行く気マンマンなんだね・・・」

素アスカ「だって、ズル休みはダメよ!」クルクル

シンジ「それはそうだけど、そういう問題じゃないような」

素アスカ「たーのーしーみー」クルクル

シンジ「アスカ、回るのやめてこっち来て」

素アスカ「うん―――あ」

バタン

素アスカ「んん。目が回っちゃった」

シンジ「なにやってんだよ・・・」

シンジ「いい? 学校では、あまり僕にベタベタしちゃダメだよ」

素アスカ「どうして?」

シンジ「元のアスカは全然そういう事しなかったんだから、不自然だろ」

素アスカ「むぅ・・・。あ! じゃあ、お休みの間にくっついた事にすればいいわ」

シンジ「ダメ」

素アスカ「つまんないぃ」

シンジ「お願いだから、ね」

素アスカ「・・・シンジがお願いするならしょうがないけど。お弁当一緒に食べるのは?」

シンジ「まぁ、そのくらいなら」

素アスカ「お家ではくっついていい?」

シンジ「ぅっ。うん」

素アスカ「わーい!」ぎゅっ

シンジ(相変わらず、やぁらかい・・・)

素アスカ「しんじぃぃ」

シンジ「あぁぁぁぁ」

ヒカリ「お早う。アスカ、碇君」

素アスカ「ヒカリ、おはよっ!」

シンジ「おはよう」

トウジ「よ。相変わらず夫婦で仲良く登校とは、お熱いのぅ」

素アスカ「ふん。当たり前じゃない」

トウジ「へ?」

素アスカ「だって私はシンジのことがだ~い好」

シンジ「うわああっ」

トウジ「な、なんや!?」

ヒカリ「どうしたの? 碇君」

シンジ「ああいや、何でもないんだ。ほら・・・ええと、使徒と戦った疲れがあって・・・うん」

素アスカ「そうそう。私(?)が湖に落っこちちゃって、大変だったんだから!」

ヒカリ「そうなんだ・・・無事で良かったね、アスカ」

シンジ「ふぅ、危なかった。アスカぁ」

素アスカ「ごめんなさい」

シンジ「次からは気をつけてね?」

素アスカ「任せて! 頑張って過ごして、シンジとお弁当食べるんだもん」

それから、どうにか・・・危うい場面は何度もあったけど、本当にどうにか。
ごまかして切り抜け、お昼休みになった。


ヒカリ「アスカ、食べよ」

素アスカ「今日はシンジも一緒に食べていい?」

ヒカリ「え? う、うん、私は構わないけど」

素アスカ「シンジぃぃっ」

シンジ「はいはい。トウジ達もおいでよ」

トウジ「へ?」

ケンスケ「あ、ああ。まぁたまには皆で食べるか」

素アスカ「おべんと~。シンジの作ったお弁当~」

ヒカリ「・・・」

素アスカ「あむっ。おいしい。あむっ」

トウジ「なんや、今日はえらい上機嫌やな」

シンジ「ははは・・・ふぅ」

素アスカ「シンジ。あーんして」

シンジ「ブッ」

ヒカリ「ア、アスカ?」

ケンスケ「怪しい・・・。お前ら、休みの間になんかあったのか?」

素アスカ「え゛。やーね、冗談よ。今日はほら、天気いいから」

シンジ「そ、そうだねーいい天気だよねー。って、綾波?」

レイ「・・・私も一緒に、いい?」

シンジ「うん。勿論」

ヒカリ「わ、綾波さんから来てくれるなんて嬉しいな。どうぞ」

素アスカ「むぅぅぅ」

レイ「・・・」

素アスカ「・・・プイっ」

素アスカ「シンジぃ、帰ろっ」

シンジ「ゴメン。今日は夕飯の買い物に寄るから、先に帰ってて」

素アスカ「じゃ、私も一緒に買い物するー」

シンジ「あ、うん」

トウジ「ホンマどうしたんや。いつもなら、なんでもセンセに任せっぱなしやのに」

ケンスケ「いや~んな感じ」

素アスカ「とにかくね、ファーストには気をつけなきゃダメっ」

シンジ「考えすぎだって」

素アスカ「違うもん! 後から来てちゃっかりシンジの隣に座ったし―――あ、ヨーグルト欲しい」

シンジ「これ? いいよ。アスカ、夕ご飯はなに食べたい?」

素アスカ「大根!」

シンジ「は?」

素アスカ「大根で何か食べたい」

シンジ「・・・それじゃ、大根のしゃぶしゃぶでもしようか」

素アスカ「うん。しゃぶしゃぶする」

シンジ「なら豚肉も買っていこう」

素アスカ「ねーシンジ、お手手つないでいい?」

シンジ「えっ・・・ど、どうぞ」

素アスカ「んへへ。若夫婦みたい」

シンジ「ちょっと若すぎるよ」

ミサト「と―――言うわけで。これまでのところ、アスカ奪還が上手くいってない以上!
    取り急ぎ、代理で弐号機のパイロットが必要なのよ」

シンジ「はぁ。でも、大丈夫なんですか?」

ミサト「乗せてみてどうなるか未知数だから、本当は避けたかったんだけどね」

素アスカ「むー」

ミサト「やってくれる? アスカ」

素アスカ「もちろん! 使徒が来た時、シンジだけ戦わせるわけにいかないわっ」

ミサト「てな具合で、本当に張り切ってくれたんだけど」

マヤ「数値、伸びませんでしたね・・・」

リツコ「仕方ないわよ。エヴァとのシンクロは、精神面に大きく左右されるのだから」

素アスカ「・・・・・・ごめんなさい」シュン

マヤ「アスカちゃんが謝ることないわよ。これは、そういうものなんだから」

リツコ「でもこうなると、例の作戦、実行する以外なさそうね」

シンジ「作戦?」

リツコ「ええ。今のアスカを湖に落としてみて、もう一度あの女を呼び出すのよ」

ミサト「他で色々やってみたんだけどね。結局、今のところ一番確率高そうなのは『アスカ』だろうって」

素アスカ「?!」

シンジ「あの、でもそれだと・・・」

ミサト「・・・元のアスカを取り返したとしても、今のアスカは湖に戻ることになるかも知れないわ」

素アスカ「ただいまー」

シンジ「・・・」

素アスカ「もう、シンジ。そんな顔しなくても、私は平気だってば」

シンジ「アスカ・・・」

素アスカ「もし湖に戻っちゃっても、そこで暮らすだけなんだから。本物のアスカのためだし、ね?」

シンジ「勿論アスカは取り返すよ、絶対。だけど―――」

素アスカ「それより、お腹すいちゃったからご飯作って」

シンジ「・・・・・・うん。何食べたい?」

素アスカ「きくらげ!」

素アスカ「ムシャムシャ」

シンジ「・・・」

素アスカ「シンジぃ、シンクロってさ、難しいのね。私じゃダメだった」

シンジ「皆言ってたけど、システム上の問題だから。アスカは頑張ったよ」

素アスカ「頑張った?」

シンジ「うん、頑張ってた」

素アスカ「じゃね、なでなでして」

シンジ「ん・・・」ナデナデ

素アスカ「えへへー」

シンジ(眠れないや・・・いきなり明日って。そりゃ、いつ使徒が来るか分からないんだけど)

コンコン

素アスカ「シンジ、寝てる?」

シンジ「まだ起きてるよ」

ガラガラガラッ

素アスカ「あのね・・・一緒に寝ていい?」

素アスカ「わーい、シンジのお布団っ」

シンジ「あ、あんまりくっつかないでよ」

素アスカ「やだ」ぎゅぅぅぅ

シンジ「ぁぁぁぁぁぁっ」

素アスカ「シンジ、好きぃぃ」

シンジ「うう・・・・・・」

素アスカ「・・・」

シンジ「・・・・・・・・・アスカ。大丈夫?」

素アスカ「んっとね。さっきは嘘ついてた」

シンジ「嘘?」

素アスカ「私、『アスカ』があの湖に落ちた時に生まれたの。
      だから、また落ちてどうなるかなんて知らない」

シンジ「じゃあ?!」

素アスカ「消えちゃうのかも」

シンジ「そんな・・・」

素アスカ「怖いよぉ、しんじぃぃぃ」

シンジ「止めてもらおう、こんな作戦。別のやり方で―――」

素アスカ「・・・無理。私、ネルフのことはよく知ってるもん。必要だと感じた事なら止まらない」

シンジ「くっ」

素アスカ「学校、一日しか行けなかったね」

シンジ「まだ、まだどうなるかなんて分からないよ。ちゃんと湖の精が出るかどうかだって」

素アスカ「・・・」

シンジ「もし・・・湖に戻っちゃっても、絶対取り返しに行くから!」

素アスカ「すぐに消えちゃってたら?」

シンジ「それは・・・」

素アスカ「だから、最後かも。ね、ぎゅうーってして、シンジ」

シンジ「・・・うん」

ミサト「では、作戦を開始します。アスカ、OK?」

素アスカ「ばっちりよ。プラグ内で座ってるだけだしね」

ミサト「よぉし。弐号機、潜水開始!」

ザバァァァァ

青葉「?! 水面、発光を始めましたっ」

マヤ「前回と全く同じ現象です!」

リツコ「来たわね」


美女「―――私は、芦ノ湖の精です」

美女「あなたが落としたのは、この『エッチなアスカ』ですか?
    それともこちらの『女の子らしいアスカ』?」

シンジ(なんであくまで僕に聞くんだろ・・・)

シンジ「あの、今回は、前よりきちんと話をさせてください」

美女「なんでしょう?」

シンジ「僕達は、最初に落ちた元のアスカを返して欲しいんです。
     それと、今回落としたのはそのどっちのアスカでもなくて―――」

美女「・・・」

シンジ「『とても素直であまえたがりのアスカ』なんです。彼女のことも、持って行かずに返してください」

美女「あなたは、大変正直で、欲張りな人ですね。いいでしょう」

シンジ「本当ですか?!」

美女「あなたには特別に、『エッチなアスカ』と『女の子らしいアスカ』の両方をあげます」

Hアスカ「シンジ!」

女アスカ「シンジ君」

シンジ「なんでっっ!??」

美女「大切にするのですよ。それでは―――」

シンジ「あっ。待て、このッッ!!」

スカッ

シンジ(初号機の手がすり抜けた!?)

美女「さよなら byebye 元気でいてね♪」

シンジ「くっそぉぉぉ!!」


日向「作戦、失敗ですね・・・」

ミサト「なにこれ」

シンジ「ミサトさん! こうなったら、僕が湖に飛び込んで探してきます!!」

リツコ「駄目よシンジ君」

シンジ「リツコさんっ!?」

リツコ「現状で、万一あなたまで消えれば、戦力の大半を失う事になる。とても許可できないわ」

シンジ「そんな、だからって―――」

リツコ「使徒はいつ現れるか分からないの。アスカを助ける方法はまた考えます」

ミサト「シンジ君・・・・。すまないけど、ここは堪えて。お願い・・・」

シンジ「ぐっ・・・く。でも、アスカが」

Hアスカ「湖に落ちた二人のことだったら、心配いらないわよ」

シンジ「え?」

女アスカ「私達、前に現れてから今日まで、ずっと湖の精の元で暮らしてたんです」

Hアスカ「元のアスカはそこにいるし、素直アスカもそこに行ってるはずよ」

シンジ「! じゃあ、湖に落ちたら消滅、なんてことは・・・」

女アスカ「ありませんよ。大丈夫です」

シンジ「良かったぁぁ。ホントに、良かった」

Hアスカ「あと、湖の精は基本的にひきこもりだから。しばらくはどうやっても出てこないわよ。多分」

シンジ「そ・・・そうなんだ」

Hアスカ「さ、安心したところで、今日のところは家に帰りましょ。シンジ♥」

眠すぎるゆえしばしオヤスミ

引き上げられた弐号機に、やっぱりアスカの姿は無かった。
念のため二人のアスカ(3号、4号)にいくつか質問したところ、
以前遭遇した時のこと―――使徒の形なんかも―――覚えていた。
確かに、一度消滅してまたさっき作られた、というわけじゃないみたい。

『とても素直であまえたがりのアスカ』も言っていた、元のアスカが保護されている場所。
そこにきっとあのアスカもいる・・・。
まだアスカ達を取り返せたわけじゃないけど、そうと知って、僕の気も多少落ち着いた。

明日からまたネルフは湖の調査を開始するそうで、その打ち合わせをして今日は解散。
科学なんてどこかに吹き飛ぶような事態に、リツコさんはすこぶる不満そうだった。


シンジ「・・・・・・ねえ。あんまりくっつかないでよ」

Hアスカ「いいじゃない別に、腕組むくらい」

シンジ「だ、だってさ、その・・・。む、胸が」

ムニュッ

Hアスカ「あ・て・て・る・の♥」

シンジ「ぁうっ」

女アスカ「もう。はしたないですよ、アスカさん」

Hアスカ「あんただってアスカでしょ」

シンジ「・・・ややこしいなぁ」

女アスカ「ただいま。初めてですけど」

Hアスカ「ただいまぁ。初めてだけどね」

シンジ「ただいま。あ、部屋どうしようか」

Hアスカ「私、シンジと同じでもいいわよ?」

シンジ「いやそれは・・・」

女アスカ「そんなの、駄目に決まってます。私(?)部屋、物を少し動かせばスペースできますから。
      もう一組お布団ひけるように、ちょっと片付けてきますね」

パタパタパタ

シンジ(なんかある意味、一番違和感のあるアスカだな)

Hアスカ「もう、どこ見てるのよぉ、シンジ」

シンジ「え、わっ!?」

Hアスカ「二人きりの時は、私を見て」ぎゅぅ

シンジ「あっ、ああの、アスカ?」

シンジ(柔らか・・・だけじゃなくて、あっ、なんだこれ? )

Hアスカ「ふふ♥」

シンジ(アスカの、甘い香りが・・・。か、身体に、絡みついてくるみたいな・・・ぁぁ)

Hアスカ「私が『エッチなアスカ』だって聞いてさ。シンジだって、少しは期待したでしょ? こーいうこと」

シンジ「っ! そ、それは、その・・・・・んン?!」

Hアスカ「ん、ちゅぅぅ」

チュッ、チュウウ!
チュプ…チュププ…クチュ…

シンジ(ぁ、あぁ、すごぃぃ・・・! 力、抜けて・・・・・・抵抗、できな―――)

女アスカ「はい、そこまでです」

ぐいっ

Hアスカ「きゃっ?! あ、やだ、何すんのよいいところで。あんたもう片づけ済んだの?」

女アスカ「玄関先から誰も入ってきた気配が無いから、戻ってきたんです」

シンジ「はぁぁ。た・・・助かった」

女アスカ「まったく、アスカさんは」

Hアスカ「あんたもアスカでしょーがっ」

シンジ「ははは」

女アスカ「ところで、シンジさん。夕食に食べたい物ありますか?」

シンジ「え?」

女アスカ「いつもシンジさんばかり作ってるみたいだから。今夜は私が作ります」

シンジ「できるの!? あ、いやゴメン。いいの?」

女アスカ「はい」ニコッ

シンジ「いただきます」

Hアスカ「いただきまーす」

女アスカ「ど・・・・・・・・・どうですか?」

シンジ「うん、美味しい! 凄いやアスカ(なのに)」

女アスカ「良かったぁ」

Hアスカ「むぅぅ。やるわね」

シンジ(この家で、他の人の作ったまともな手料理が食べられるなんて!)

Hアスカ「ねー、そういえばシンジ。明日は学校あるのよね」

シンジ「うん」

Hアスカ「私、学校に行ってみたい」

女アスカ「あ、私も行きたいです」

シンジ「ええっ。でも、二人共ってわけには・・・」

Hアスカ「なら、ジャンケンして勝った方から先ね」

女アスカ「受けて立ちましょう」

Hアスカ「じゃ~んけ~ん」

女アスカ「ほぃっ!」

Hアスカ「あいこで、ほい!!」



女アスカ「―――では、明日はよろしくお願いします」

シンジ「こ、こちらこそ」

Hアスカ「うぅぅ・・・なんで私はパーを・・・」

シンジ「あのさ。学校ではなるべく、元のアスカと同じように振舞ってね?」

女アスカ「分かってます。任せてください」

こうしてその日は無事に過ぎた。

無事といっても、『女の子らしいアスカ』がお風呂入ってる隙に
『エッチなアスカ』に誘惑されてきわどかったり、
入れ替わりで二人きりになった『女の子らしいアスカ』の、
湯上りの肌としなやかな仕草にちょっとドギマギしたり。

・・・こういうのも気が多いって言うんだろうか。

湖にいるはずの二人のアスカ―――本来の『アスカ』には何日も会えてない―――に、早く会いたい。

ヒカリ「お早う。アスカ、碇君」

女アスカ「お早うございます・・・おはよう!」

ヒカリ「なんで丁寧なのを言い直したの・・・?」

シンジ(アスカ。どこか抜けてるのは標準装備なのかな?)

トウジ「よっ、お二人さん」

女アスカ「鈴原く、鈴原、おはよ」ニコッ

トウジ「ふええ!?」

ケンスケ「なんだか今日もバカに機嫌がいいな。やっぱ、碇と何かあったんじゃないか?」

女アスカ「そ、そんな事無いで・・・わよ ///」

ケンスケ「かっ・・・。可愛い・・・」

シンジ(・・・・・・帰りたい)

男子「やべっ。消しゴム忘れた」

女アスカ「あ、私、二つあるから一つどうぞ」

男子「え!? い、いいのか?」

女アスカ「どうして? いいわよ、そのくらい」ニコッ

男子「///」

トウジ「・・・・・・どうなっとるんや。惣流のやつが、男に物貸してやるやなんて」

ケンスケ「碇ぃ」

シンジ「いや、ただ上機嫌なだけだって。ホント。うん」

キーンコーン カーンコーン

トウジ「さぁてっと。メシや、メシ!」

女アスカ「シンジ、はいこれ」

シンジ「あ・・・。ありがと」

トウジ「へ? なんで惣流が弁当持ってるンや?」

ケンスケ「ま、まさか―――」

女アスカ「そ。今日は、私がお弁当作ってみたの。
      いっつもシンジに作らせてばかりだし、たまにはいいでしょ?」

ヒカリ「アスカ、料理できたんだ・・・」

ケンスケ「ますます怪しい・・・」

シンジ「あ、あの! ほら、せっかくだし、今日もみんなで食べようよ」

ヒカリ「そうしよっか。ねえ、綾波さんもおいでよ」

レイ「・・・ええ」

女アスカ「むっ」

女アスカ「ただいま」

シンジ「ただいま~。ああ・・・疲れた」

Hアスカ「おかえりぃ。なにグッタリしてんの、シンジ」

シンジ「んー、色々あって」

女アスカ「ちょっとアスカさん、室内だからって肌を出しすぎですよ」

Hアスカ「なんでよ、元のアスカと同じ格好じゃない。ね、シンジ?」

シンジ「あ、うん。そだね」

シンジ(・・・・・・でも、『エッチなアスカ』が着てると、なんだか余計に色っぽいんだよなぁ・・・)

Hアスカ「きゃっ。やん、シンジがえっちな目で見てるぅ」

女アスカ「シンジさん・・・?」

シンジ「い? いやその、見てな―――うわぁっ?!」

ドサッ

Hアスカ「ふふっ。しんじぃ。一人きりで寂しかった・・・」ぎゅぅぅ

シンジ「け、けど明日は一緒だから・・・。ァァアスカ、あまり上からしがみつかないで」

Hアスカ「どうしてぇ? こんな風に―――」

ムニュゥゥゥ

シンジ「ぅああああ」

Hアスカ「おっぱいが潰れるくらい押しつけられて、ヘンな気になっちゃうから?」

女アスカ「もうっ、また」

Hアスカ「少しくらいいいじゃない、ホントに寂しかったんだから。
      昨日の夜も、シンジ、部屋に入れてくれなかったし」

シンジ「! や・・・やっぱり来たんだ。つっかえ棒してて良かった・・・」

Hアスカ「イジワル。しょうがないから、私、一人で慰めてたのよ」

シンジ「ひ、ひとりでって」

Hアスカ「決まってるじゃない。あっ、言わせたいわけ? すけべシンジ」

シンジ「そそそぅいうわけじゃ」

Hアスカ「耳、かして」

シンジ「ぁ・・・」

シンジ(アスカの息が・・・それにまた、あの香り・・・)

Hアスカ「あのね、一晩中してたの・・・シンジのこと考えながら」

シンジ「・・・ゴクリ」

Hアスカ「オ・ナ・ニ・ィ♥」

シンジ「!」ゾクゾクッ

Hアスカ「ふふふ」

Hアスカ「ねぇ、今夜こそいいでしょ? シンジの、爆発しそうになってるこれで―――」サワサワ

シンジ「はぁうっ?!」

シンジ(かっ、下半身が、蕩け・・・ズボンの上から撫でられてるだけなのに・・・!?)

Hアスカ「私を可愛が痛ッ!?」

女アスカ「はぁ・・・やりすぎです」

Hアスカ「ぶうぅぅぅ」

シンジ「ほっ・・・」

女アスカ「二人とも、そんな事で、明日学校行って大丈夫なんですか?」

シンジ「う。アスカ・・・。学校では勘弁してね?」

Hアスカ「分かってるわよそれくらい。学校でエッチな事はしないわ」

シンジ「信用していいんだよね」

Hアスカ「もちろん!」

ありがとう。まだ寝ないけど、お風呂だけ入ってきます

ヒカリ「お早う。アスカ、碇君」

Hアスカ「おはよっ、ヒカリ」

シンジ「おはよう」

トウジ「おっご両人。最近ほんっっっまに仲ええのう。結婚式には是非ワシも呼んでや」

Hアスカ「あんたバカ? なんで年中ジャージの男を結婚式に呼ばなきゃなんないのよ」

ケンスケ「・・・・・・いつもの惣流に」

トウジ「戻っとるなぁ」

シンジ「うーん・・・」

『エッチなアスカ』は、エッチなところ以外は元のアスカとそう変わらないらしい。
今日も『女の子らしいアスカ』が作ったお弁当(僕が作るのと雰囲気が違う)だった点を除けば、
周囲に違和感を与えることなく過ごせた。思いの他楽で嬉しい。

そして最終の5限目―――体育。
体育館を半面ずつ使って、男子はバスケ、女子はバレーだ。

トウジ「・・・」ジー

ケンスケ「・・・」ジー

シンジ「今日は静かだね」

トウジ「いや、ずぅっと見とるんやけどな。やっぱブルマはええな~」

シンジ「あっ・・・そう。でもあんまりジロジロ見るとさ」

トウジ「―――今日な、朝から思ってたんやけど」

シンジ「え?」

トウジ「惣流のやつ、なんかいつにも増して、フェロモンが出てるっちゅーか。エロオーラが」

シンジ「?!」

ケンスケ「そうそう。視界に映るだけでこう、モヤっとするような何かが・・・」

シンジ「そ、それはほら。トウジもケンスケも、いつも言ってるじゃないか。
     アスカの性格は好みじゃないけど外見は・・・って」

トウジ「ワシらだけじゃないで。見てみぃ、休憩中の男ども」

男子達「「「「「・・・」」」」」ジー

ケンスケ「な? みーんな惣流に釘づけになってる」

シンジ「ええと。アスカは、あの、少しダイエットに成功して・・・とか。だめ?」

Hアスカ「そーれっっ!」

トウジ「・・・ゴクリ」

ケンスケ「・・・ゴクリ」

男子達「「「「「ゴクリ」」」」」

シンジ(みんな、鋭いなぁ・・・)

Hアスカ「シンジ、器具片づけるの手伝ってよ」

シンジ「うん。いいよ。用具室に入れればいいんだよね?」

ガラガラガラ
バタンッ

シンジ「あれ? なんで閉めちゃうの」

Hアスカ「ふふふ・・・やっと二人きりね」

シンジ「?! だ、ダメだよアスカっ。約束しただろ」

Hアスカ「バァカ、何もしないわよ。ただシンジに見てもらおうと思っただけ」

シンジ「なにを?」

Hアスカ「授業中、男子が皆で私のこと見てたでしょ。スケベな目で」

シンジ「ぅっ。気づいてたんだ・・・」

Hアスカ「あれだけ凝視されてれば当たり前よ。なのに、シンジだけヨソ向いてるんだもん」

Hアスカ「あんたは興味ないの? 私の体操着ブルマ」

シンジ「そりゃ、み、見たいけどさ。だからって失礼だろ?」

Hアスカ「ふうん。ムッツリなんだ」

シンジ「なっ」

Hアスカ「エッチなこと"しない"って約束したけど、シンジが私を見るくらいいいでしょ?」

シンジ「ど、どうだろ・・・」

Hアスカ「あんな遠くじゃなくてさ、もっと、好きなだけ近くに来なさいよ。
      舌をのばしたら舐められるくらい至近距離で・・・・・・私を見て」

シンジ「ゴクリ」

シンジ「ア、アスカ・・・」フラ~

Hアスカ「ん、そう、シンジ・・・。上から下まで、あんたの視線で全身犯して」

シンジ(こんな、近くで。す・・・すごぃ。ああ、アスカっ)

シンジ「はぁ、はぁ、はぁ」

Hアスカ「もっと・・・あ・・・どんな角度から見てもいいから・・・は、ぁぁ、しんじ・・・。どう?」

シンジ「ど、どこも、キレイで、柔らかそうで。美味しそうで・・・っ」

Hアスカ「ありがと。ねぇ、しゃがんで、ブルマのつけ根も見て」

シンジ「う、うん。ぁぁぁ・・・すごい」

Hアスカ「ふふ。私はエッチなことできないけど。シンジが勝手に触る分には別、だよね?」

シンジ「そっ?!」

Hアスカ「例えば・・・シンジが私のフトモモを本当に舐めまわしても・・・」

Hアスカ「私は『何もしない約束』だから。じっとしてるからね」

シンジ「・・・・・・・・・チュッ」

Hアスカ「あっ」

シンジ「レロッ」

Hアスカ「ぁん・・・どぅ? シンジ」

シンジ「おいひぃ・・・。アスカの・・・汗の味がする・・・チュッ。チュプ、レロッ」

Hアスカ「だって、体育で・・・ぁ、ん。ぁん、ぁ」

シンジ(ああ・・・! あすか、あすかのフトモモ、ぁぁぁ・・・)

レロッ、チュプ、ペチャ…レロォッ…チュプッ、レロッ!

Hアスカ「ぁっ、は、ん、ぁンっ」

Hアスカ「それじゃ、またねヒカリ!」

ヒカリ「うん。また明日」

シンジ「・・・」ポー

Hアスカ「シンジ、腕組んでいい?」

シンジ「・・・ぅん」ポー

Hアスカ「ふふっ」

トウジ「なあケンスケ。あれは、絶対付きおうとるよなぁ・・・」

ケンスケ「だよなあ・・・」

また明日、と言って別れたはずだけど、翌日には朝からネルフへ行く事になった。
今いる二人のアスカにも、一応シンクロテストを行っておいてもらう為だ。
僕も付き添う事になったのは、二人の精神安定のためとかなんとか。要するにおまけだ。

ミサト「アスカ、準備はいいわね」

Hアスカ「はぁい」

リツコ「それでは、開始します」


シンジ「アスカ、まだー? あっちのアスカのテスト、もう始まっちゃうよ」

女アスカ「す、すいません。さっきから、虫が・・・きゃっ!??」

シンジ「どうしたの!?」

女アスカ「ああの、シンジさん! ちょ、来てくださいっ」

プシュー

シンジ「アスカ!? って、うわ」

女アスカ「こんな格好でごめんなさいっ。プ、プラグスーツ着ようとしたら、途中で中に虫が・・・」

シンジ「ええええ」

女アスカ「背中の方なんです・・・脱ごうとして潰しちゃうのも怖くて・・・。取ってもらえませんか?」

シンジ「わ、分かったよ。じゃ、行くよ」

女アスカ「ん・・・」ピク

ガサゴソ

女アスカ「ぁ・・・んんっ」

シンジ「み、見つかんないけど。いや、ていうかここで虫なんか入るかな? 気のせいじゃ」

女アスカ「えいっ」

シンジ「は?」

ドサッ

待て先に言っておきたい

パンツは履いておいて!

女アスカ「重ねてごめんなさい。虫なんて嘘なんです」

シンジ「えっ」

女アスカ「シンジさん―――」

シンジ「ええ!? ちょ、ダメだって。アスカ、急にどうしちゃったんだよ」

女アスカ「やっぱり・・・・・・『エッチなアスカ』じゃないとダメですか?」

シンジ「いや、アスカはみんな凄く・・・その。可愛いけど。そういう事じゃなくてさ」

女アスカ「・・・」

シンジ「今はほら、もうすぐテストあるんだし、それに君が―――」

女アスカ「シンジさん。『女の子』だって性欲はあるんですよ」

シンジ「そ・・・それは、まぁ」

女アスカ「私も、夜のお相手できます。勿論『エッチなアスカ』も。それに、食事や家のことも私がします」

シンジ「アスカ?? 何の話をしてるの」

女アスカ「それじゃ足りませんか? どうしても―――元の『アスカ』が必要ですか?」

シンジ「なに言ってるんだよ。当たり前じゃないか」

女アスカ「それは、エヴァの為に?」

シンジ「違うよ! そりゃもちろん、『アスカ』がいないと大変だけど。
     でも取り戻したいのはそういう理由じゃない」

女アスカ「・・・」

シンジ「ただ・・・また会いたいんだ。僕が、『アスカ』に。『とても素直であまえたがりのアスカ』にも」

女アスカ「・・・」

シンジ「それに二人だって、こっちに戻って来たいだろうし」

女アスカ「――――――分かりました」

シンジ「え?」

女アスカ「このテストが終わったら、シンジさんを湖の精のところへお連れします」

シンジ「えええ!? 行けたの?」

女アスカ「隠しててごめんなさい・・・その理由も、行ってからお話します」

シンジ「芦ノ湖か・・・。ホント、最近ここばっかり来てるな」

女アスカ「今回は、ネルフの皆さんには内緒ですけどね」

Hアスカ「それじゃシンジ、私達の手を握って」

シンジ「うん」

Hアスカ「眩しいから目もつぶったほうがいいわよ」

シンジ「ん・・・」

Hアスカ「それじゃ、行きましょっか」

女アスカ「ええ」

寝ます

シンジ(あっ。光が――――――)

・・・・・・

・・・

・・


女アスカ「もう目を開けていいですよ」

シンジ「んっ。ここが・・・・・・」

Hアスカ「そ、湖の精の住処」

シンジ「思ってたより広いや」

Hアスカ「それに綺麗でしょ」

シンジ「うん。どこも全部白っぽいっていうか、水色っていうか」

女アスカ「シンジさん・・・元のアスカを呼んできますから、少し待っていてください」

シンジ「ありがとう」

シンジ「・・・」

Hアスカ「どうしたの?」

シンジ「え、いや。いざ来る事になったら、案外あっさりだなって思って」

Hアスカ「・・・」

アスカ「バカシンジ!!」

シンジ「あ―――アスカっ!」

女アスカ「・・・」

アスカ「まったく、よくこんな所まで来たわね」

シンジ「アスカ、心配したよ。良かった。元気そうで」

アスカ「あったり前じゃない。あんたに心配されるほど落ちぶれてないわ」

シンジ「うん・・・。あれ??」

アスカ「何よ」

シンジ「君は―――。『アスカ』じゃない、よね?」

アスカ「はぁ? なにバカなこと言ってんのよバカ」

がしっ

シンジ「!?」

アスカ「さすが。バレちゃったか。ほら、今のうちだよ」

女アスカ「シンジさん、失礼します」

カチッ

シンジ「なにを・・・ぁっ?」ガクン

女アスカ「その首輪は、芦ノ湖の龍神様からいただいたものだそうです」

Hアスカ「付けると、身体の力がほとんど抜けるんだって。今のシンジみたいに」

シンジ「ぅぅ。あ、芦ノ湖ってそんなのまで住んで・・・。じゃなくて、なんでこんな事を? 君は・・・」

僕アスカ「僕は『ボクっ娘のアスカ』。こうして直にシンジに会えて、凄く嬉しいよ」

Hアスカ「さっ。シンジを運びましょ」

Hアスカ「どう? でっかくて立派なベッドでしょ。シーツの肌触りも最高だし・・・」

シンジ「なにをする気なんだ。僕を、騙したの?」

女アスカ「・・・・・・元のアスカがここにいるというのは本当です。ただ」

僕アスカ「『アスカ』はね。ここから出たくないんだよ、シンジ」

シンジ「?! う、嘘だ!」

Hアスカ「あの日、湖に落ちた『アスカ』の心に触れた湖の精は
      ―――気紛れなのかなんなのか―――『アスカ』を保護したの」

僕アスカ「そして、一瞬で僕らを生み出した」

Hアスカ「私達を、代わりに外に送って・・・。『アスカ』が一番気にしていた、シンジが寂しくないようにね」

シンジ「あっ! ひょっとして、だから湖の精は僕に質問したのか」

女アスカ「ええ」

シンジ「でも、それなら『とても素直であまえたがりのアスカ』を、どうして連れて行ったの?」

僕アスカ「容器に入れて戻されたものだから、クーリングオフかと思ったらしい」

シンジ「・・・」

女アスカ「シンジさんが、私達二人で満足してくれたなら、それで良かったんですけど・・・」

Hアスカ「なかなか、元のアスカの事を諦めてくれそうになかったもんね」

シンジ「前も言ったけど、当たり前だろっ。満足するとかしないとか、そんなの関係ない!」

Hアスカ「ふふ。シンジがいつまでそんな事言ってられるか、楽しみ」

シンジ「な、なんだよ・・・」

Hアスカ「ねーシンジ♥ なんの為に、シンジをここに連れてきたんだと思う?」

女アスカ「・・・」

Hアスカ「ここならね。あんたを、もっともっともっっっっと満たしてあげられるからなの」

シンジ「ど・・・・・・どういう――――」

ゾロゾロゾロゾロ…

シンジ「え。え、え、えっ???」

美女「あなたが落としたのは、この『ドラゴンも跨いでいく天才美少女魔道士のレイ』ですか?
   それともこちらの『時々性転換しちゃう中国帰りの女武闘家のレイ』?
   それともあちらの『軍のテストパイロットで、ちょっとお茶目な隣のお姉さんのレイ』?
   それともここの『元闇の研究員で薬の影響により小学生の体になってしまった無口でクールなレイ』?
   それともそれともそれとも…………」

シンジ「え? いえ、あの。もう一回・・・」

ゲンドウ「うっうわあああああああっっ!」

美女「あry」

姉アスカ「こんにちは、シンちゃん。私は『お姉さん気質のアスカ』よ」

メアスカ「初めましてシンジ様。私、『メイドなアスカ』です。左は『無口でクールなアスカ』」

無アスカ「・・・」

Eアスカ「私は―――」

僕アスカ「ああ、まぁ、自己紹介はおいおいしていけばいいさ」

シンジ「ア、アスカだらけだ・・・」

Hアスカ「シンジ。これからは私達全員で、気の狂うほど愛してあげる」

シンジ「や、待って・・・んぐっ。ん、んンン?!」

Hアスカ「ん、んちゅっ。はふっ、ちゅ、ちゅぷ・・・ふふっ。ちゅぅぅ」

シンジ(ダ、ダメだっ。流されちゃ・・・ぁぁ・・・! あの、あの香りがぁ・・・)

チュプ、レロッ…チュププ…ン、チュ、クチュチュ…

シンジ(頭、が溶けて・・・舌・・・すご・・・ぁっ)

シンジ「んン・・・は、ぁ。はぁぁ~」

Hアスカ「んふ、ほぁら、もう蕩けてきた。抵抗しようとしたって無駄よ」

僕アスカ「首輪がある限り、成すがままにされるしかないからね」

Hアスカ「そっちじゃないわよ、つまんない奴ね。・・・シンジは知ってるわよね?
      私一人にだって、シンジだけじゃ抗うことなんてできないって」

Hアスカ「今回はもう、いつもの邪魔は入らないし・・・」

女アスカ「ええ。私も」

シンジ「アスカ・・・」

女アスカ「ふふ。みんなアスカですよ。今回こそ私も、お相手します。シンジさん」

Hアスカ「シンジのここ・・・楽しみで待ちきれなくて、うずうずしてるわね」サワサワ

シンジ「ぁうっ」

Hアスカ「さあ、始めましょ」



シンジ「あ、ああ、ああああああ~~~~っっ」

思うように動けず、ベッドをアスカ達に埋め尽くすアスカ達に、あっという間に取り押さえられた。
服を剥ぎ取られ、アスカ達が絡めるだけ絡みついてくる。
アスカの匂い、アスカの息、アスカの滑らかな肌が・・・・・・・・・僕の全てを包む。

すぐに舌と指が身体中をまさぐり出して。それだけで震えながら2度、達してしまう。
信じられないくらいキモチいい。
どこもかしこもしゃぶられ、吸われ、女の子の肉の柔らかさを執拗に覚えこまされる。

残った理性が喜んじゃいけないと僕自身に叫ぶ。叫ぶけど。
塗りつぶされて、心から喜んで、また達した。

首輪がなくても、多分、もう力なんて入らない・・・。

『ボクっ娘のアスカ』が言った。
この空間では、食事もトイレも必要ない。疲れもしない。時間の流れも違う。

「ここであんたを、永遠の快楽の中に閉じ込めてあげる」

『エッチなアスカ』がそういったのが聞こえて。
それからのことはよく覚えてえてない。
ただとにかく、あすかたちにきもちよくされて、イって、イきつづけて

きもちぃぃ

女アスカ「あ、あん、はっ、あ、ああっ! シンジさん!」

シンジ「・・・!・・・!・・・!」

どく、びゅるるるるぅッ

女アスカ「あああ~~~~」ビクビク・・・ドサッ

Eアスカ「イったらどきなさいよ。・・・ふふ、シンジのおちんちん・・・。れろぉっ」

姉アスカ「あっ、私もするわ。ちゅ、ちゅるる・・・。ああ、シンちゃんのせーし♥」

Eアスカ「シンジ、次はこのまま顔にちょうだい」

シンジ「ぁ・・・ぁ・・・ぁ・・・」

猫アスカ「れろ、ぺろっ・・・シンジ、乳首気持ちいーい?」

無アスカ「・・・・・・キス・・・ん」

シンジ「ん、ンんっ」

チュプ・・・チュゥ・・・

Eアスカ「あんっ。ぴくぴくしてきた」

姉アスカ「シンちゃん、出してぇ・・・じゅるるるッ」

シンジ「ぁ・・・・・・ぅっ!!」

どくっ! びゅるるルルルるるッッ

E・姉「「ああああ♥」」

・・・・・・

・・・

Hアスカ「シンジ、気持ちいい?」

シンジ「コクコク」

Hアスカ「ちゃんと言葉にして」

シンジ「・・・きもひ、ぃぃ」

Eアスカ「ふふ。散々イったもんね」

Hアスカ「ねえ、シンジ。これからもずっと私達が、もっと沢山愛してあげる。
      身体が、本当に溶けてなくなるくらい」

シンジ「ぁぁぁ・・・」

Hアスカ「幸せって、思ってくれる? シンジ」

シンジ「し・・・しゃわ、へ」

Hアスカ「なら、元のアスカに会えなくても・・・・・・大丈夫だよね?」

シンジ「・・・」

女アスカ「シンジさん・・・」





ア―――ス―――カ―――?

シンジ「ゴメン・・・。それ、は・・・・・・ダメ・・・・・・だ」

Eアスカ「!」

女アスカ「そんな・・・」

姉アスカ「シンちゃん、なんでよっ」

シンジ「キモチいいけど・・・うれしいけど・・・。
     それで誰かが―――『アスカ』がいなくてもいいなんて・・・ない」

僕アスカ「シンジ・・・」

Hアスカ「でも! 『アスカ』自身が外に出たくないのよ!?」

シンジ「会って、直接確かめるよ。それまでは、絶対。納得しない」

Hアスカ「・・・」

シンジ「それに、『とても素直であまえたがりのアスカ』にも、まだ会えて無いんだ」

?アスカ「シンジ」

シンジ「取り返しに行くって、約束したから」

?アスカ「シンジぃぃぃぃ」ぎゅっ

シンジ「わっ!?」

素アスカ「ありがと! 好きぃぃぃぃ」

シンジ「え!??」

素アスカ「首輪、外しちゃう」

カチッ

Hアスカ「あ! あんた、いつの間に?!」

素アスカ「シンジ、あっち! 走って」

シンジ「う、うんっ」

Eアスカ「こら、待ちなさいよ!!」

素アスカ「あそこをくぐって!―――よし、えいっ」

シュウウ・・・

シンジ「消えてく・・・。なにをしたの?」

素アスカ「『道』を閉じたの。しばらくは、みんなこっち来れないわ」

シンジ「すごいや」

素アスカ「あ。はい服ぅ」

シンジ「あ・・・ありがと ///」

シンジ「ところで、今までどこにいたの?」

素アスカ「お部屋! みんなの邪魔しちゃダメーって。私は、シンジと外に出たがってたから」

シンジ「そっか」

素アスカ「チャンスを待ってたの。それが来たから、こっそり部屋を出て、紛れ込んで・・・。
      湖の精がね、今ならひきこもりに加えて、メンヘラと生理痛も併発してるから」

シンジ「そ、そーなんだ」

素アスカ「なんだか周期があるんだって。シンジ達と会った時もギリギリで、ちょっとヘンだったでしょ?」

シンジ「うん。話聞いてるようで全然聞いて無いっていうか。聞いてるけど解釈がおかしいっていうか」

素アスカ「ふんふん」

シンジ「君の事も、連れていかないで、ってお願いしたのにクーリングオフって・・・」

素アスカ「とにかく今なら、精の注意が行き届いてないのよ」

シンジ「それがチャンス?」

素アスカ「うん。私でも『道』を閉じたりできるし、元のアスカを守ってる部屋の扉も開けちゃうの」

シンジ「じゃあ!」

素アスカ「・・・ちょうど着いたわ。ここ」

素アスカ「それとね、シンジぃ。大事なこと忘れてた」

シンジ「なに?」

素アスカ「私、頑張った?」

シンジ「うん、もちろん。頑張ったし、おかげで僕のほうが助けられた」

素アスカ「じゃあ、いい子いい子して」

シンジ「いーこいーこ」ナデナデ

素アスカ「んふふ」

シュウウ・・・

シンジ「アスカ―――」

素アスカ「『アスカ』でしょ?」

シンジ「うん。なんでだかわからないけど、分かるよ。僕が一番知ってる、元のアスカだ。寝てるの?」

素アスカ「ずっと寝てるわ。夢を見てるんだって」

シンジ「夢?」

素アスカ「とても満ち足りた、幸せな夢」

シンジ「・・・」

素アスカ「だから、『アスカ』自身が望んでここにいるって言うのは、本当なの・・・」

シンジ「そんなっ!?」

Hアスカ「『アスカ』は、心にいくつも不安を抱えてたのよ」

女アスカ「だから湖の精は、ここで彼女を寝かせているんです」

シンジ「っ!」

素アスカ「あれ、なんで?」

僕アスカ「『道』は他にもあるんだよ。まぁ、おかげで随分と遠回りになったけどね」

シンジ「く・・・」

Hあすか「・・・・・・お願い、そんな目で見ないで。シンジ。もう、強引なことはしないから」

女アスカ「私達は一人一人が、『アスカ』の見ている夢」

姉アスカ「可能性とも言えるわ」

シンジ「可能性・・・?」

Hアスカ「『アスカ』は、私達の誰にでもなれる。伸ばせば、もっと素敵なものにも」

猫アスカ「でも可能性は、可能性でしか無いから―――」

無アスカ「・・・何も得られないまま終わるかも知れない」

僕アスカ「だから不安だらけなんだ」

Hアスカ「エヴァのこと。学校での振舞いも。女としても。それから、シンジとの関係も―――」

Eアスカ「夢の中でなら、そんな不安から自由になれるわ」

シンジ「じゃあ、アスカは・・・ここにいるほうがいいっていうの?」

メアスカ「少なくとも今、『アスカ』は眠っていたいと感じて、自ら瞼を下ろしているんです」

姉アスカ「けれど夢は、夢でしかないのよ」

猫アスカ「現実に生きたいと願える希望があれば、また目を開くにゃ」

Hアスカ「シンジ。ここから『アスカ』を連れ出したいなら、あんたがどうにかするのよ」

シンジ「僕が・・・」

シンジ「もし・・・・・・僕がアスカを起こしたら、君達はどうなるの?」

Hアスカ「私達は、『アスカ』の見ている夢だから」

僕アスカ「消え去ることになるだろうね」

シンジ「?!」

素アスカ「・・・・・・」

シンジ「君も、知ってて・・・?」

素アスカ「うん・・・いいの。本当に、ただ消えちゃうわけじゃないもん。『アスカ』の中に還るだけよ」

シンジ「・・・」

素アスカ「シンジが『アスカ』と一緒にいれば、私もずっとシンジと一緒なの」

シンジ「アスカ!」

素アスカ「またアスカって呼んでくれて、ありがとっ。シンジ大好き」

女アスカ「――――――さあ。シンジさん。『アスカ』を起こしてあげてください」

シンジ「・・・・・・アスカ。聞こえてる?」

シンジ「僕は・・・ここからアスカを連れ出したい。またアスカと一緒に過ごしたいんだ」

シンジ「だけど、エヴァとか、学校のこととか。そういう不安を、僕がなくすことはできない」

シンジ「手助けなら・・・・・・できると思う」

シンジ「でも、一つだけ約束するよ。アスカがどう思っても、なにがあっても」



シンジ「僕は、惣流・アスカ・ラングレーのことが―――――」

残りエピローグのみ(ほんのちょっと)だけど休憩

エピローグ~

ヒカリ「お早う。アスカ、碇君」

アスカ「おっはよー! ヒカリ」

シンジ「おはよう、洞木さん」

トウジ「のうシンジ。ええ加減、はっきり認めてもええんちゃうか?」

シンジ「何を?」

ケンスケ「付き合ってるんだろ? 惣流と」

シンジ「えっ!? そそそそ、そんなことないよ」

アスカ「そそそそうよっ、この私がバカシンジとなんてなんて!!」

ケンスケ「・・・怪しいってレベルじゃないぞ、その反応」

シンジ「はい、アスカ。お弁当」

アスカ「ん」

ヒカリ「あ、今日は碇君が作ったんだ」

アスカ「まーね」

ヒカリ「いいなぁ。二人で作りっこできて」

アスカ「・・・作りっこか・・・そういうのも悪くないわね」

ヒカリ「?」

アスカ「ねえヒカリ。あのさ、今度、私に料理教えてくれない?」

ヒカリ「それは構わないけど・・・。アスカ、お弁当作ってたじゃない」

アスカ「あ、あれはだって、その。マグレみたいなもので」

ヒカリ「マグレでお弁当作っちゃったの?」

男子「あ、無くなってる・・・。誰か、シャーペンの芯くれねえ?」

アスカ「いいわよ」

男子「ウソつけ」

アスカ「HBでいい?」

男子「え、えっ、マジでくれるの?」

アスカ「なによ、芯くらいで大げさねえ。はい」

男子「ど・・・どうも」

トウジ「惣流のやつ、このところホンマおかしいのう」

シンジ「それは・・・えっと。ほら、成長期だから」

トウジ「関係あるかいな」

ケンスケ「ああ、まぁ、日々変わっていくもんではあるよな」

シンジ「そうだよ。アスカだけじゃなくてさ、僕らだって」

マヤ「B型ハーモニクステスト、問題なし。深度調整数値をすべてクリア」

リツコ「いい数値ね。また少し伸びてる」

ミサト「―――アスカ、もうあがっていいわよ。復帰してから絶好調じゃない」

アスカ「とーぜんよ! 傷ついたプライドの分は、自分で取り戻すんだから」

ミサト「その意気よ」

リツコ「実際大したものだわ。こうなると、『エヴァのエースなアスカ』も油断できないわね」

Eアスカ「ふん。私だってそう簡単に抜かれてやる気はないわ。でもまぁ、さすが『私』よね」

ミサト「ややこしいわね」

シンジ「段々慣れてきますよ」

素アスカ「そうよミサト。肝心なのは慣れよ! きっと」

シンジ「ところで今日はどうしたの? わざわざネルフに来るなんて」

Sアスカ「あんたバカァ? ネルフに出向く用事なんて限られてるでしょ。
      こっちに出っぱなしの『エヴァのエースなアスカ』の様子を見にきたに決まってるじゃない」

Mアスカ「それと、シンジ様に手紙を渡したくて」

Sアスカ「これよ」

ハラリ

Sアスカ「欲しけりゃ拾いなさい」

シンジ「ぁ・・・ありがと」

素アスカ「何のお手紙?」

Mアスカ「なんで私達が消えなかったかについてよ。
     『字のきれいなアスカ』が湖の精に話を聞いて、詳しく書いたみたい」

Sアスカ「ま、大雑把に言っちゃえば、あんたとセックスしすぎて、精液を受けすぎせいらしいけど」

シンジ「え゛」

Sアスカ「ほんの少しだけど生身に近づいたのよ。バカシンジのスケベも、役に立つ時があるのね」

シンジ「///」

シンジ「ん、あれ? だけど、じゃああの―――」

素アスカ「副司令は、どうしていつも立ってるの?」

冬月「どうしてと言われてもな」

素アスカ「疲れちゃうから、私、椅子探してきてあげる」

冬月「いやいや、これ待ちなさい」

シンジ「・・・」

Sアスカ「・・・・・・あの子は、私達の中でも変わり者だから」

アスカ「ちょっと、そこの私二人!! 私のいない隙に、シンジとイチャついてんじゃないわよ」

Mアスカ「いいじゃない。どうせ分身なんだから」

Sアスカ「はんっ、本体のくせに器が小さいわね」

アスカ「あんですってぇ?!」

こうして―――この騒動は一応、幕を閉じた。
『アスカ』が帰ってきたし、もう騒がなくなった、という意味で。
リツコさんは分析を諦めて「追いかけても届かないものだってあるのよ」と微笑んでいた。

実のところ、湖の精の住処でなにがあったのか、ミサトさん達には話していない部分もある。
戻ってみたら1日も経ってなかったけど、向こうでは何日も過ごしたらしい。
「らしい」なのは、ほとんどの時間快楽に漬かって、僕の頭がバカになってたから。

数日間、ずっとアスカ達とエッチしてたなんて、ちょっと言えない。

一方湖のアスカ達は、外の世界にも別荘を作る事を画策してる。
アスカだらけの家。
作るのはいいけど、近所になんて言い訳するんだろ?

アスカ「シンジ」

シンジ「なに?」

アスカ「あそこで寝てる時さ。私、沢山の夢を見たのよ」

シンジ「うん」

アスカ「夢の中で、色んな私になったわ。私から生まれた色んな私が体験した事もね、全部知ってる」

シンジ「え!? そ、それってつまり・・・」

アスカ「例えば、体育用具室でのこととか。シンジ、すっごく興奮してた」

シンジ「うっ」

アスカ「それに、大勢の私になって、シンジと―――」

シンジ「うあああ」

アスカ「ね。またしてみたい? あーいうこと」

シンジ「ア、アスカ」

アスカ「正直に言って」

シンジ「それは、まぁ・・・。無いわけじゃ、ないけど」

アスカ「ふぅん・・・。それでさ、私も、シンジにして欲しくなったことがあるの」

シンジ「なっ、なんでしょう」

アスカ「だっこ・・・して。頭撫でて」

シンジ「――――――・・・うん」

アスカ「ん。このまま寝ていい?」

シンジ「いいよ」

アスカ「おやすみ、シンジ」

シンジ「お休みなさい。アスカ」

ガシャーン ガシャーン

シンジ「ンン・・・なんだ? えっ・・・・・・えええ!?」

レイ「起きたのね、碇君」

シンジ「その声、綾波! なんで僕、エントリープラグにいるの??」

レイ「薬で深く眠ってもらって、私が乗せたの」

シンジ「!?」

レイ「・・・今、零号機でプラグを芦ノ湖に運んでいる途中。もう着くわ」

シンジ「芦ノ湖って。なんでまた?」

レイ「碇君を落としてみたら、上手くいくかも知れないから」

シンジ「ま・・・・・・まさか」

レイ「増やすの」

シンジ「いや、ちょっと待ってよ?! 綾波、ストップ!」

レイ「えい」

シンジ「うわあああぁぁぁぁっっっ?!!!」

ドボーーーーンッ





美女「私は、芦ノ湖の精です。あなたが落としたのは―――」


おしまい

以上です
>>49で女アスカが「シンジ君」と呼んでたり、その辺りは脳内修正でお願い
レス、保守ありがとうございました

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