ルルーシュ「闇の帝王だと?」(636)

ルルーシュ「スザク、ここはどこだ」

スザク「わからない、どこか外国みたいだけど…」

ルルーシュ「ダモクレスはどこに行ったんだ。なぜ俺達は駅にいる」

スザク「わからないよ。ちょっと聞いてみよう」

ルルーシュ「待てスザク!これはシュナイゼルの罠かもしれん…っておいスザク!」

スザク「すみません、これ皆さんどこへ向かうんですか?」

???「えっホグワーツだけど…君は違うの?」

スザク「ホグワーツ?」

???「ホグワーツ」

スザク「…?」

???「僕達の学校だよ!あ、君もしかして新入生?」

ルルーシュ「おいスザク、勝手にいなくなるな!」

スザク「あ、ルルーシュ」

???「とにかくもうそろそろ汽車が出発するから乗った方がいいよ」

???「ハリー!早く来いよ!」

ハリー「あ、うん今行くよ!あれ友達のロンっていうんだ。じゃ、学校でね!」

スザク「あ…どうするルルーシュ」

ルルーシュ「どうするもこうするも、一体何を話してたんだ」

スザク「この汽車はホグワーツっていう学校に向かうらしい」

ルルーシュ「ほう」

スザク「ここにいる人達はみんなホグワーツってところに行くみたいだ」

ルルーシュ「で、つまり俺達も行こうってことか」

スザク「ああ、こんな駅でぐずぐずしてるよりは何か行動した方がいいだろう」

ルルーシュ「ふむ…しかしだからといって知らない場所から知らない場所へ知らない奴らと共に行くのか?」

スザク「じゃあここでじっとしてるの?」

ルルーシュ「そうは言っていない、少し考えてから行動s」

スザク「あっ出発しちゃうよほら早く!」

ルルーシュ「あ、おい!…はあ」

スザク「ルルーシュ早く!」

ルルーシュ「待てこの体力馬鹿…!」

スザク「ふーぎりぎりセーフだね!」

ルルーシュ「はぁ、はぁ、」

スザク「とりあえず座ろうか」

ルルーシュ「ああ…」

スザク「んーどこもいっぱいだな…あ、あったあった」

ルルーシュ「ふう…なんだこの列車、乗客全員がそのホグワーツとかいう学校の生徒なのか」

スザク「そうなんじゃない?」

ルルーシュ「大人数が一斉に列車に乗り込み学校という名の施設へ移動…」

スザク「どうしたのルルーシュ」

ルルーシュ「もしもこれがシュナイゼルの罠で、これらのことがダモクレス内で起きているとしたら…」

スザク「ルルーシュ」

ルルーシュ「だとしたら俺達は奴らの手の内に…!おいスザク!ランスロットはどうした!」

スザク「ルルーシュ落ち着いて」

ルルーシュ「落ち着いていられるか!武器も何も持っていない状態で攻撃されたら一たまりもないぞ!」

???「どうしたの?」

スザク・ルルーシュ「「誰だ!」」

ルーナ「クィブラーいる?」

ルルーシュ「何…!?」

ルーナ「クィブラー。お父さんが作ってるんだ」

スザク「それは何の雑誌なんだい?」

ルーナ「今はひたすらしわしわ角スノーカックを追いかけてるよ」

スザク「そうなんだ」

ルルーシュ「…?それは何だ、どこの軍事組織だ!」

スザク「だからルルーシュ落ち着いて」

ルーナ「次の休暇には私も連れて行ってもらうんだ」

スザク「そうなんだ、じゃあ1冊もらえるかな?」

ルーナ「はい」

スザク「ありがとう」

ルーナ「じゃあ」

ルルーシュ「おい貴様待て!」

スザク「ルルーシュ!普通の女の子だよ」

ルルーシュ「なぜわかる…!」

スザク「なぜって…ん、なんだこれ」

ルルーシュ「どうした」

スザク「この雑誌…」

ルルーシュ「…!見せろ」

スザク「あ」

ルルーシュ「な、なんだこれは…」

スザク「ははは、なんか凄くファンタジックな子なんだね」

ルルーシュ「おのれシュナイゼル…馬鹿にするのも大概にしろ…!!!」

スザク「落ち着いて」

ルルーシュ「おいスザク」

スザク「なに?」

ルルーシュ「この列車に乗り込んでからどのくらい時間が経つと思う」

スザク「うーん…2時間くらいかな」

ルルーシュ「3時間だ」

スザク「そっか」

ルルーシュ「この列車は一体どこに向かってるんだ…!」

スザク「ホグワーツ」

ルルーシュ「ホグワーツとはなんなんだ」

スザク「学校だよ」

ルルーシュ「何の学校だ」

スザク「わからないよ」

ルルーシュ「ではこの列車は一体どこに向かっt」

スザク「わかった、わかったよ。ちょっと聞いてみよう」

ルルーシュ「誰に聞くというんだ」

スザク「次に通路を通った人に聞いてみよう」

ルルーシュ「シュナイゼルの手駒だぞ」

スザク「まだわからないじゃないか」

ルルーシュ「あ、きたぞ」

スザク「よし…あの、すみm」

ルルーシュ「おい貴様、何を企んでいる」

スザク「えー…」

マルフォイ「なんだと?」

ルルーシュ「貴様らは誰の命令で動いているのかと聞いているんだ、言え」

スザク「ちょ、ルルーシュ!」

マルフォイ「誰に向かって口を聞いてるんだ?貴様」

ルルーシュ「貴様こそ誰に向かって口を聞いているのかわかってるのか?」

マルフォイ「な、なんだお前、僕の父上が黙ってないぞ」

ルルーシュ「父上…そうか貴様の父親は権力者なのか」

マルフォイ「知らないのか?」

ルルーシュ「なるほど、それでは貴様の父親はどこにいる」

マルフォイ「それが貴様に何の関係がある?」

ルルーシュ「質問しているのはこっちだ」

マルフォイ「お前何様のつもりだ?」

ルルーシュ「お前こそ何様のつもりだ?」

マルフォイ「あまり舐めた口をきくな、自分の父親を社会の除け者にされたくなければな」

ルルーシュ「父親など既にこの手で消した」

マルフォイ「えっ」

スザク「二人とも落ち着いて」

ルルーシュ「スザク、やはり何かがおかしいぞ!」

マルフォイ「おかしいのはお前の頭だろう」

ルルーシュ「なんだと?父親に頼ることしかできないような出来損ないに言われたくはない」

マルフォイ「貴様…!」スッ

スザク「ルルーシュ、よけて!」

バキッ

マルフォイ「うわああッ」

スザク「動くな」

マルフォイ「ひぃ…!」

ルルーシュ「…っこいつやはり…!」

スザク「…ん?」

ルルーシュ「木の棒?」

スザク「木の棒……ご、ごめん君大丈夫!?」

マルフォイ「ひぃぃ…!」

スザク「ごめん、本当にごめんなさい!てっきり銃かと…ごめん!」

ルルーシュ「もういい、お前の相手をしている暇はない。失せろ」

マルフォイ「うあ…あ…お、覚えてろ!!」ダッ

スザク「うわー悪いことしちゃったな…後でもう一回ちゃんと謝りに行こう」

ルルーシュ「スリザリンは駄目スリザリンは駄目」
組分け帽子「スリz」
スザク「スリザリン!」

ルルーシュ「何の役にも立たないクズだったな」

スザク「でも彼の父親が上層部の人間だってことはわかったじゃない」

ルルーシュ「おい貴様」

女子「はい?」

スザク「あ、ちょ、ルルーシュ…」

ルルーシュ「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる!全力で俺の質問に答えろ!」

スザク「あーあ…」

ルルーシュ「貴様らの上にいるのはシュナイゼルか?」

女子「いいえ」

ルルーシュ「お前の父親は何をやっている」

女子「魔法省に務めてます」

ルルーシュ「それはなんだ、シュナイゼルの新たな機関か」

女子「いいえ」

ルルーシュ「…シュナイゼルとホグワーツの関係性は何だ」

女子「わかりません」

ルルーシュ「この地域はシュナイゼルが統治しているのではないのか?」

女子「わかりませんが、この魔法界を統治しているのは魔法大臣です」

ルルーシュ「魔法界…?」

スザク「魔法?」

ルルーシュ「おい、魔法界とはなんだ」

女子「マグルとは逆の、魔法使いが住んでいる世界のことです」

ルルーシュ「どういうことだ、頭が痛くなってきた…」

スザク「魔法使いって…魔法使い?」

ルルーシュ「おい、魔法使いは魔法を使うのか?」

女子「はい」

ルルーシュ「さっき言っていたマグルとはなんだ」

女子「魔法使いではない普通の人間のことです」

スザク「つまり…どういうことだいルルーシュ」

ルルーシュ「俺が聞きたい。おい、ホグワーツとはなんだ」

女子「学校です」

ルルーシュ「それは知っている!何を学ぶ学校なんだ!」

スザク「落ち着いて」

女子「魔法を学ぶ学校です」

ルルーシュ「皆で魔法を学ぶというのか」

女子「はい」

ルルーシュ「兵器はどのくらい所持している」

女子「兵器はありません」

ルルーシュ「お前も魔法を使えるのか」

女子「はい」

ルルーシュ「なぜだ」

女子「」

スザク「ルルーシュ落ち着いて」

ルルーシュ「では今ここで魔法を使え」

女子「はい」スッ

スザク「あっ」

ルルーシュ「さっきのクズが持っていた…なるほど、あれは杖という設定だったのか」

女子「ウィンガーディアム・レヴィオーサ」

ルウr-シュ・スザク「「えっ」」

ルルーシュ「なん…だと…!」

スザク「すご…!」

ルルーシュ「お、おい貴様、これは手品か」

女子「いいえ」

ルルーシュ「わかった、止めろ」

女子「はい」

ルルーシュ「にわかには信じがたい…もう一つ何かやってみろ」

女子「はい」

ルルーシュ「では先ほどのクズがぶつかって曲がったこのドアの取っ手を直せ。魔法でな」

女子「はい。オキュラス・レパロ」

ルルーシュ「…!」

スザク「うわあ…!」


ルルーシュ「…おい、これはシュナイゼル側の軍事機密か何かか?」

女子「おしゃっている意味がわかりません」

ルルーシュ「本当に、魔法使いが存在するというのか…」

女子「はい」

ルルーシュ「俺が誰だかわかるか」

女子「存じ上げません」

ルルーシュ「…ブリタニア軍やシュナイゼルの名を耳にしたことは」

女子「ありません」

スザク「ルルーシュ…」

ルルーシュ「わかった、下がっていい」

スザク「ルルーシュ、これって…」

ルルーシュ「…ここは俺達がいた世界とは少し違っているらしい」

スザク「でもそんなことって…ってかどうしてだろう、ダモクレスに突っ込んだところまでしか思い出せない」

ルルーシュ「俺もだ。それから何が起こったというんだ」

スザク「ダモクレスの新機能?」

ルルーシュ「こんな面倒くさい機能があってたまるか!」

スザク「おおお怒らないでよルルーシュ!」


ロン「ハリー、この人達?」

ハリー「そうだ、この人達だ」

コンコン

ルルーシュ「なんだ!」

ロン「やあ!」

スザク「あ!」

ハリー「やあ、さっき会ったよね!」

スザク「さっきは教えてくれてありがとう」

ロン「それよりさっきの見てたぜ!何したんだ?」

スザク「…!さ、さっきのって…?」

ロン「マルフォイだよ!あいつ腕とか色々なとこ押さえながら泣きそうになってたぞ!」

ルルーシュ「ああなんだ、あのクズの方か」

スザク「えっそんなに!?どうしよう、やっぱりもう一回謝ってくる!」

ジョージ「何言ってんだよ!スカッとしたぜ」

フレッド「ああ、新学期早々爽やかな気分になれたよ」

ロン「あいつめちゃくちゃ嫌なやつなんだ」

スザク「でも」

フレッド「あいつ呪いをかけようとしてたんだぞ、正当防衛だよ」

ジョージ「足りないくらいだけどな」

ハーマイオニー「まったく。ハリー、この人達が新入生?」

ハリー「うん、さっき駅で会ったんだ」

ハーマイオニー「そう、私はハーマイオニーよ。よろしく」

スザク「あ、俺はスザク」

ルルーシュ「ルルーシュだ」

ハリー「僕はハリー」

ロン「ロン」

フレッド「ジョージだ」

ジョージ「フレッドだ。冗談、俺がジョージだ」

フレッド「仲良くやろうぜ兄弟!」


スザク「ははは、面白い人達ばかりだね!」

ハーマイオニー「私達はみんなグリフィンドール生なの」

ルルーシュ「グリフィンドール?」

ハーマイオニー「ええ、ホグワーツには4つの寮があって、入学時に組み分け帽子によって振り分けられるのよ」

スザク「そうなんだ!」

ハーマイオニー「グリフィンドール、ハッフルパフ、レイブンクロー、そしてスリザリン」

ロン「さっきのマルフォイはスリザリンだ」

スザク「へえ」

ロン「スリザリンは闇の魔法使いを多く輩出してる」

ルルーシュ「ほう」

フレッド「グリフィンドールに来いよ!」

ジョージ「さっきのお前ら最高だったぜ!」


ロン「そういえばお腹空かないか?僕まだ何も食べてなくて」

スザク「言われてみれば…」

ハリー「あ、ちょうどワゴンが来たよ!」



食事タイム



ハーマイオニー「ああ、そろそろ着替えなくちゃ」

スザク「何に?」

ハーマイオニー「制服によ」

スザク「制服があるんだ」

ロン「制服持ってないの?」

スザク「うん、実は今日初めてここに来て…」

ハーマイオニー「えっ?」

スザク「なんていうか、なんか色々急だったから制服とか用意できてないんだ!」

ハーマイオニー「ああ、そうだったの。それなら心配ないわ、ダンブルドア先生がなんとかしてくれるわよ」

ルルーシュ「ダンブルドア?」

ハーマイオニー「ちょっと、ホグワーツの校長よ?それでなくても魔法界で知らない人はいないわ」

スザク「そんなに権威のある人なんだ」

ハーマイオニー「ええ、下手したら魔法大臣よりもね」

ルルーシュ「なんだと」

ハーマイオニー「新入生は湖を渡って行くのよ。私達はあっちだから」

スザク「馬車だ!」

ハーマイオニー「そうよ。じゃああとでね!」

ロン「大広間でな!」

スザク「…」

ルルーシュ「…」

スザク「…ルルーシュ、どうする」

ルルーシュ「とりあえず、ダンブルドアというやつに会う」

スザク「ああ」

ルルーシュ「そして俺達はこの世界を出る」

スザク「そうだね」

ルルーシュ「新入生として学校内に入り込むぞ」

~船の上~

スザク「ルルーシュ、俺達すごく浮いてるね」ヒソヒソ

ルルーシュ「ああ、しかしなぜかアッシュフォードの制服を着ていたことに感謝だな」

スザク「よかったね、白い衣装じゃなくて」

ルルーシュ「だまれ」

スザク「あ、あれ学校だよね?うわあ…!」

ルルーシュ「ダモクレス…!?」

スザク「もう突っ込まなくていいかい?ルルーシュ」

スザク「いつもの宮殿とか城も綺麗だけどさ、こういう古城ってやっぱ雰囲気あるなあ」

ルルーシュ「いかにもって感じだな」

スザク「ね」

ルルーシュ「で、どうする。おそらく先程の話だと、生徒全員大広間に集まるらしい」

スザク「今以上に目立つね」

ルルーシュ「式が始まる前にダンブルドアと接触する」

スザク「ああ」

ルルーシュ「まず船を下りたら城の裏へ行こう。城内の地理が把握できていないうちに歩き回るのは愚かだ」

スザク「わかった」

~着岸~

ルルーシュ「行くぞ」

スザク「ああ」

スッ

スザク「ここまでくれば大丈夫かな」

ルルーシュ「はぁ、はぁ、は…ぁ」

スザク「あはっルルーシュって本当に体力ないね!」

ルルーシュ「黙れ…!」

スザク「それで、どうやって探し出すんだい?」

ダンブルドア「誰を探しておるんじゃ?」

ルルーシュ「誰だッ!」

スザク「く…ッ!」

ダンブルドア「これこれ、そう慌てるでない」

スザク「何者だ」

ダンブルドア「はて、ここにはホグワーツの生徒と教師しかいないはずなんじゃが…」

ルルーシュ「もしや貴様…ダンブルドアか…?」

ダンブルドア「いかにもそうじゃが、お主らは見たところここの生徒ではないようじゃの」

ルルーシュ「当たり前だ。俺達は貴様に話があってここに来た」

ダンブルドア「ほう、ほう」

ルルーシュ「単刀直入に聞く、俺達はなぜここに来た」

スザク「えっ」

ルルーシュ「いや違う、言い方を変えよう。この世界は一体なんだ」

ダンブルドア「少々混乱しているようじゃの」

ルルーシュ「貴様がこの世界の最高権力者だと聞いた。だから質問している。この世界は何なんだ」

ダンブルドア「この世界…お主らは違う世界から来たというのか」

ルルーシュ「俺も最初は信じていなかったが、どうやらそうらしい」

スザク「この世界は魔法界とマグル界に分かれているって聞きました」

ダンブルドア「いかにも、いかにも」

ルルーシュ「まどろっこしいのはのううんざりだ。俺達は元の世界に帰りたい。方法を教えろ」

ダンブルドア「ふむ、ではお主らの元の世界というのはどういうところなんじゃ?」

ルルーシュ「戦争中だ。戦いの最中こちら側に飛ばされてきた。気付いたら駅にいた」

ダンブルドア「ほう、ほう、なるほど」

スザク「あの、なんとかできないでしょうか」

ダンブルドア「ふむ、わしも長年生きとるが…これは例に見ない出来事じゃの」

ルルーシュ「つまり?」

ダンブルドア「元の世界に帰してやりたいのは山々なんじゃが、わしではどうすることもできぬ」

ルルーシュ「なんだと」

ダンブルドア「これも何かの縁じゃろう、わしもお主らに尽力しよう」

スザク「本当ですか!」

ダンブルドア「もちろんじゃ。しかし何事も焦りは禁物、少々時間はかかるかもしれんが何か解決策が見つかるじゃろう」

ルルーシュ「どのくらいかかるんだ」

ダンブルドア「それはわしにもわからぬ。なんといっても初めて直面する出来事じゃからのう」

ルルーシュ「少なく見積もってどのくらいになる」

ダンブルドア「短くて1日、長くて何年か」

ルルーシュ「そんなに待っていられるわけがないだろう!その間にブリタニアが…!」

ダンブルドア「気持ちはわかる。じゃがとり急いだからといってなんとかなるものでもあるまい」

ルルーシュ「…っ!」

ダンブルドア「ところで、その元の世界にも学校はあるかな?」

スザク「はい、ありますけど…」

ダンブルドア「見たところお主らもちょうど学生の年頃じゃろう」

スザク「はい、一応は」

ダンブルドア「帰る方法が見つかるまで、ホグワーツの生徒として生活してみてはいかがかな」

スザク「えっ!?でも…」

ダンブルドア「我が校は魔h」

ルルーシュ「知っている…」

ダンブルドア「では話が早いの」

スザク「あ、でも魔法なんて使えないですし」

ダンブルドア「心配せんでも大丈夫じゃ、わしがいる」

スザク「はあ」

ダンブルドア「学用品などはこちらで揃えておこう」

スザク「あ、えっと」

ダンブルドア「おっと、まずは制服じゃの」

スザク「え…うわ!いつの間に!」

ルルーシュ「これは…」

ダンブルドア「よし、よし、どこから見てもホグワーツの生徒じゃ」

ルルーシュ「おい」

ダンブルドア「そうそう、ホグワーツには4つの寮があるんじゃが」

スザク「あ、えっとグリフィンドールがいいです」

ルルーシュ「おいスザク」

ダンブルドア「ほう」

スザク「ここに来る汽車の中で、グリフィンドールの人達に良くしてもらったんです」

ルルーシュ「はぁ…」

スザク「とても優しくて面白い人達でした」

ダンブルドア「なるほど、なるほど。それは良かったの、では2人ともグリフィンドールに所属しなさい」

スザク「ありがとうございます」

ダンブルドア「さて、それでは大広間へ向かおう。今夜はご馳走じゃ」

ルルーシュ「おい、大丈夫なのかこんなに簡単に…」ヒソヒソ

スザク「大丈夫だよ、ここは元の世界と本当に何も関係ないみたいだし」

ルルーシュ「その根拠と自信はどこからくるんだ」

スザク「えーっと…」

ダンブルドア「そうじゃ、お主らは一応編入生という扱いにしておくからの」

スザク「わかりました!」

~大広間~

ダンブルドア「グリフィンドールはこの列じゃ」

スザク「はい」

ダンブルドア「では、良い夜を」


スザク「いい人だね、ダンブルドア先生!」

ルルーシュ「お前のその順応性の高さはなんなんだ」

ロン「あっおーい!ルルーシュ!スザクー!」

スザク「あっロンだ!ルルーシュ、あっち座ろうあっち」

ハーマイオニー「ちょっと、新入生はまだ入場しちゃいけないのよ!」ヒソッ

スザク「あはは、ごめん実は俺達新入生じゃないんだ」

ハーマイオニー「あら、そうなの?」

スザク「正確に言うと、編入生なんだ」

フレッド「なんだそうだったのかよ!」

ジョージ「まあよく考えりゃそうだな!新入生っつったらほら、あんな豆粒だぜ」

ハーマイオニー「ジョージったら!さあ、新入生が入ってきたわ、静かに!」

~組み分け終了~

スザク「すごいよルルーシュ、帽子が喋ってた」

ルルーシュ「あ、ああ…そうだな…」

ハリー「ルルーシュ大丈夫?なんだかぐったりしてるけど。ほら、これ飲みなよ」

ルルーシュ「これは?」

ハリー「かぼちゃジュース、おいしいよ!」

ハーマイオニー「ロンったら、口の中に食べ物を詰めすぎよ!」

ロン「ふぃーふぁお、ふぉああえっふぅうんふぁあら(いいだろ、お腹減ってるんだから)」

スザク「うわーおいしそう」

ロン「んぐっ…ふう、おいスザク、これも美味いぞどんどん食え!」

スザク「いただきます!」

~グリフィンドール談話室~

スザク「ルルーシュ見た?肖像画が生きてたよ」

ルルーシュ「ああ、あれは素晴らしい。あの技術をどうにかしてあっちで再現できないだろうか…」

スザク「…」

ルルーシュ「な、なんだ」

スザク「よかった、久しぶりにまともに反応してくれた」

ルルーシュ「なんだそれは、俺がまともじゃなかったときがあるか」

スザク「よし、ルルーシュだ」

ルルーシュ「おい」

ハリー「今日は遅いから、明日学校の中と外を案内してあげるよ!」

スザク「楽しみだなあ」

ハーマイオニー「その前に時間割を受け取って授業の確認を行うのが先でしょ」

ロン「あーはいはい、思い出させるなよ!」

スザク「授業、か」

ルルーシュ「明日校長室に行ってみよう」

スザク「ああ」

ハー子「案内するわ」

ルルーシュ「ありがとう」

ロン「ふあ…ぁ今日はもう寝ようか」

ハリー「うん、じゃあハーマイオニー、また明日」

ハー子「ええ、おやすみ」

ロン「男子寮はこっちだよ」

スザク「ありがとう」

ロン「よし、じゃあみんなまた明日。おやすみ」

スザク「おやすみ」

ルルーシュ「ああ」

ハリー「おやすみ」

誰も読んでないと思うけど、ちょっとお風呂入ってくる

読んでくれてた人達ありがとう


~朝~

ルルーシュ「スザク、おいスザク」

スザク「ん~…」

ルルーシュ「スザク」

スザク「っくぁ~…っおはようルルーシュ」

ルルーシュ「おそよう」

スザク「眠い…」

ルル-シュ「おいこら」

ハリー「あ、二人ともおはよう。おいロン!起きろロン」

ロン「ん~…ぐう」

ハリー「ロンってば」

ロン「もう少し~…」

ハリー「…」

ルルーシュ「…」

~談話室~

ハリー「おはようハーマイオニー」

ハー子「おはよう、なんだか遅かったわね」

ハリー「ふふ、うん、ちょっとね」

スザク「おはよう!」

ハー子「おはようスザク!よく眠れた?」

スザク「うん、ばっちりだよ」

ハー子「それはよかったわ。ルルーシュは?」

ルルーシュ「ああ、よく眠れた」

ハー子「あー…目の下に隈があるみたいだけど大丈夫?」

ルルーシュ「大丈夫、いつものことなんだ。すぐ戻るよ」

ハー子「そう?ならいいけど…それじゃ、朝食に行きましょうか」

スザク「お腹空いたなぁ」

ロン「僕もお腹ペコペコだよ」


~大広間~

ハー子「ロン、もっとゆっくり食べたらどうなの」

ロン「別にいいだろ、お腹空いてるんだから」

ハー子「あなたがお腹を空かせてないときなんてあるのかしら?」

ロン「なんだよ怒りんぼ」

ハリー「まあまあ」

スザク「ははは、仲が良いんだね」

ハー子・ロン「「良くない!」」


~朝食後~

ハー子「時間割が配られるわ。ほら、あれがうちの寮監のマクゴナガル先生よ」

スザク「へー」

ロン「厳しいなんてもんじゃないぜ、あいつ」

ハー子「あら、でもいい先生よ」

スザク「あ、ルルーシュどうしよう時間割」

ルルーシュ「ああ、そうだったな」

マクゴナガル「Mr.クルルギとMr.ランペルージ」

スザク「は、はい!」

ルルーシュ「はい」

マクゴナガル「初めまして、私がグリフィンドール寮監のマクゴナガルです」

スザク「クルルギです」

ルルーシュ「ランペルージです」

マクゴナガル「あなた達の時間割は私が校長から預かっています」

スザク「ありがとうございます」

ルルーシュ「ありがとうございます、これが僕達のこれからの時間割ということですか?」

マクゴナガル「そうです。わからないことがあれば私か、周囲の友人に聞きなさい」

ルルーシュ「わかりました」

マクゴナガル「では」

スザク「ルルーシュ、これってダンブルドア先生が考えてくれたのかな」

ルルーシュ「おそらくそうだろう」

スザク「ってことは魔法が使えなくても平気な授業ってことだよね」

ルルーシュ「だろうな」

ハー子「まあ!魔法史とルーン文字をとったの?あ、マグル学と天文学と薬草学も一緒だわ」

ロン「うえー、君達正気?魔法史とかルーン文字とかマグル学とか…僕絶対無理」

ハー子「あら。誰かさんは授業を1回も真面目に聞いたことがないからわからないでしょうけど、m」

ロン「あーえっと、君達呪文学とか闇の魔術に対する防衛術とかはとらなかったの?」

スザク「うん、とらなかったんだ。でもそれ面白そうだね、どんなことするの?」

ロン「知らないの?スザク、お前絶対損してるぞ。少なくとも延々とゴブリンの反乱の話を聞き続けるよりは楽s」

ハー子「ゴブリンの反乱って結構奥が深いのよ。聞いてないからわからないでしょうけど、ゴb」

ロン「あーもう、わかったって!」

スザク「やっぱり魔法を使う授業の方が楽しそうだね」

ルルーシュ「ああ、でも使えないんだからしょうがないな」

スザク「ちょっと残念だな」

待っててもらったのにごめん、寝る
残ってたら書きます
ごめん
おやすみ

追いついたと思ったら止まってた

寝る前に☆

保守時間目安表 (休日用)

00:00-02:00 40分以内         
02:00-04:00 90分以内       
04:00-09:00 180分以内       
09:00-16:00 80分以内        
16:00-19:00 60分以内      
19:00-00:00 30分以内      

保守時間の目安 (平日用) 
00:00-02:00 60分以内    
02:00-04:00 120分以内    
04:00-09:00 210分以内    
09:00-16:00 120分以内     
16:00-19:00 60分以内    
19:00-00:00 30分以内

おはようみんなありがとう
では書きます

ハー子「さあ、じゃあ早速ルーン文字の教室に行きましょう!」

スザク「そっか、1時間目はルーン文字か」

フレッド「おい2人ともこれやるよ」

ジョージ「ゲーゲートローチ。授業が暇で死にそうになったら使えよ」

ルルーシュ「どう使うんだ?」

フレッド「食べるんだ」

ルルーシュ「そうすると?」

ジョージ「吐く」

ルルーシュ「…」

あれ、なんでID変わったんだ
ID違うけど>>1です

フレッド「鼻血ヌルヌルヌガーもあるぜ、これも結構人気だな」

スザク「あ、ありがとう」

ハー子「生憎だけど、こんなもの使う機会はないと思うわ。だってルーン文字の授業ってとても」

ロン「ま、じゃあ2人とも頑張れよ。昼に大広間で会おうぜ!」

スザク「うん!じゃああとで」

ルルーシュ「ルーン文字の授業とは何をするんだ?」

スザク「ルーン文字じゃない?」

ルルーシュ「それはわかる」

ハー子「ルーン文字知らない?ずっと昔、ラテン文字よりも前に北イタリアで発祥した文と言われてる文字なのよ」

ルルーシュ「何かの文献で少しは読んだことあるが、詳しくはわからない」

ハー子「まあ!ルルーシュあなた本が好きなの?」

ルルーシュ「ああ、まあ」

ハー子「わあ、じゃあきっとこの授業も気に入ると思うわ!」

ルルーシュ「そうか」

スザク「じゃあ俺向いてないかも…」

ハー子「大丈夫よ、私とルルーシュで何とかしてあげるわ」

スザク「ありがとうハーマイオニー!ルルーシュ!」

ルルーシュ「いや俺は何も…」


~授業後~

ハー子「まさか1回目の授業でレポートを出すなんて思わなかったわ。頑張らなきゃ!」

ルルーシュ「そうだな」


ロン「おーい、3人とも!」

スザク「あ、みんな!」

ハリー「初めての授業はどうだった?」

スザク「あ、あはは…俺にはあんまり向いてないみたい」

ロン「あんなのに向いてる奴は変人だよ」

ハー子「なんですって?」

ロン「いや、なんでもないなんでもない!それよりほら、早く食べようぜ。お腹空いた」



ハー子「今日の午後は何もないから、お城を案内してあげるわ」

ロン「あとハグリットのところにも行こうよ!」

ハリー「いいね」


ハー子「もう気付いてると思うけど、この階段は突然動いたりするから気をつけてね」

ルルーシュ「ああ」

ロン「あ、あとここの一段は踏むなよ。沈むから」

スザク「沈む?」

ハリー「この一段だけ底なし沼みたいになってるんだよ。足がはまって抜けなくなる」

スザク「うわあ、そうなんだ。気を付けろよルルーシュ」

ルルーシュ「うるさい、なんで俺なんだ」



~2時間後~

ロン「ふう、城の中は結構案内したよな。あ、そこから地下に行くとスリザリンの寮があるからあまり近寄るな」

スザク「わかった」

ハー子「さあ、それじゃ外へ行きましょうか」

ロン「天気がいいから湖の畔でお菓子でも食べようよ、僕厨房行って持ってくる!」

ハー子「ロンったら、屋敷しもべ妖精だって暇じゃないのよ!」

ロン「でもあいつら、僕達が行くと喜んで食べ物持って来るぜ。じゃ、先に行ってて!ハリー行くぞ!」

ハリー「うん」

ハー子「まったく…さ、行きましょう」




~湖の畔~

スザク「ん~!気持ちいいね!」ゴロン

ルルーシュ「ああ…こんな平和な気持ちになれたのは久しぶりだ」

ハー子「…」

スザク「あっ見て!魚が跳ねたよ!」

ハー子「わあ!」

ルルーシュ「本当だ」

ハー子「あなた達って、ホグワーツに来る前は何をしていたの?」

スザク「えっ?えっと、そうだな、うーん…」

ルルーシュ「普通の学校に通っていたよ。でもダンブルドア先生直々に俺達に編入を薦めてくれて、それで」

ハー子「そうだったの。なんだか珍しいわね」

ルルーシュ「ああ、ダンブルドア先生にも言われたよ」



ロン「おーい!」

ハリー「おまたせ!」

スザク「あ、うわあ美味しそう!」

ハー子「こんなに持ってきたの?」

ロン「なんだよその顔、食べないのか?」

ハー子「誰もそんなことは言ってないわ」

スザク「おいしい!」

ロン「あっおいスザクそれ僕が狙ってたやつだぞ!」

ルルーシュ「ああ本当だ、美味しい」

ロン「あ!ルルーシュまで!」

ハリー「美味しいね。何してるんだ?ロン、早くしないとなくなるよ」

ハー子「そうよ」

ロン「な、なんだよみんなして!もう僕のないじゃないか!」

ハー子「ふふふ」


ハー子「もうすっかり夕暮れね」

ロン「もうちょっとで夕食だ!」

ハー子「ロンったら食べることばっかり」

ハリー「じゃ、ハグリットはまた明日だね」

スザク「ハグリットって?」

ハリー「僕達の友達だよ。禁じられた森の番人で、森の入り口にある小屋で暮らしてるんだ」

スザク「へーそうなんだ、会ってみたいな」

ハリー「うん、僕も君達を紹介したい。明日行こう」

スザク「うん!」


~大広間へと戻る道~

ハー子「明日はお昼前に魔法史よ。その後薬草学があるわ、みんな一緒ね」

ロン「お昼前に魔法史って拷問だな」

ハリー「あ」

マルフォイ「あ」

スザク「あ」

ルルーシュ「あ」

ロン「あ」

スザク「あ、えっと」

マルフォイ「!」ビクッ

スザク「あの、この前はごめん!」

マルフォイ「ふ、ふん、謝って済むとでも思ってるのか?」

ルルーシュ「そうだぞスザク、こんなクズに頭を下げる必要はない」

スザク「でも、もう一度ちゃんと謝っておきたくて」

ロン「謝るも何も、あれはあいつが悪いんだぞ」

マルフォイ「黙れウィーズリー」

ロン「なんだと!」

マルフォイ「おいお前、今度僕達と一緒に食事でもしないか?」

スザク「えっ」

マルフォイ「先日の非礼は許してやろう」

スザク「ありがとう。でも…」

マルフォイ「聞いたところお前らは編入生らしいな」

スザク「うん」

マルフォイ「編入早々そんな貧乏人や穢れた血なんかとつるむより、もっと広い世界に目を向けてみてはどうだ」

ロン「おい!」

マルフォイ「僕の父上にも紹介してやろう」

ルルーシュ「また父親か」

マルフォイ「黙れ」

スザク「あーあ…」

マルフォイ「貴様のことを調べさせてもらったぞ」

ルルーシュ「ほう、それで」

マルフォイ「ランペルージなんて名前、どの上層部にもないじゃないか。偉そうにしてるから何かと思えばなんだお前は」

ルルーシュ「あるわけないだろう、馬鹿か貴様」

マルフォイ「なに…!下層階級のくせに誰に向かって口を聞いてるんだ」

ルルーシュ「下層階級を探しても俺の名はないと思うが」

マルフォイ「わけのわからないことばかり言うな」

ルルーシュ「それはこちらの台詞だ。第一、偉いのは父親ではなく俺だ」

マルフォイ「な…」

ルルーシュ「ただの父親頼りのクズと全ての頂点にいる者では圧倒的に後者の方が上だろう。馬鹿なのか貴様は」

マルフォイ「ち、父上を馬鹿にするな!」

ルルーシュ「貴様の父君を馬鹿にしているのではない、俺が馬鹿にしているのは貴様だ。馬鹿か」

マルフォイ「く…!父上に報告しておくからな…!」

ハリー「馬鹿な父親に泣きついてろ」

マルフォイ「黙れポッター!」

スザク「ル、ルルーシュ何してんの…」

ルルルーシュ「すまん、なんだかこいつを見てると腹が立つ」

マルフォイ「それは僕の台詞だ!」

スザク「で、マルフォイ君だっけ。ごめん、誘いは嬉しいんだけどちょっと遠慮しておくよ」

マルフォイ「ふん、どうせお前の父親も下層階級のカスなんだろ。そうやって永遠に出来損ない同士集まってればいい!」

ザッ ザッ ザッ

スザク「父親、か…」


ロン「見たかあいつの顔!」

ハー子「いい気味よ」

ハリー「クラッブとゴイルがいないと何もできないからな」

ハー子「あと親愛なるお父様とね」

ロン「言えてる!いやーでもまたスッキリしたよルルーシュ!」

スザク「ルルーシュ言い過ぎだよ、ただの学生だよ」

ルルーシュ「すまん、気を付けるよ」

スザク「まったく」


ロン「で、…ルルーシュって何者なんだ?」ヒソッ

ハリー「わからない、でもあの自信とオーラは普通じゃないよな」ヒソヒソ


スザク「お腹空いたあ」


~週末~

ルルーシュ「レポートでもやるか」

スザク「あー忘れてた…」

ルルーシュ「そうだと思った。今から図書室に行くんだが」

スザク「俺も行く!」

ルルーシュ「では行こう」


~図書室~

ハー子「あ、二人とも!」

スザク「ハーマイオニー!」

ルルーシュ「いつからここに?」

ハー子「朝からよ。早く終わらせて、あなた達に参考資料を持っていってあげようと思ってたの」

スザク「わあ本当?ありがとう」

ルルーシュ「では俺たちも早速やろうか」


~3時間後~


~3時間後~

スザク「ぐう」

ルルーシュ「おいスザク起きろ」

スザク「んー…ルルーシュ?」

ルルーシュ「終わったぞ」

スザク「俺まだ3行しか書いてない」

ルルーシュ「寝てたからな。ほら、俺のを文体変えて写せ」

スザク「ありがとうルルーシュ」


ルルーシュ「ハーマイオニー、俺達はあまり魔法界に詳しくないのでちょっと聞きたいんだが」

ハー子「なに?」

ルルーシュ「例のあの人っていうのは誰のことなんだ?」

ハー子「例のあの人を知らないの?」

ルルーシュ「ああ、度々耳にする上に今朝の新聞にも書いてあった」

ハー子「例のあの人は、闇の魔法使いの頂点に君臨しているの。名前は、…ヴォルデモート」

スザク「ヴォルデモート?」

ハー子「みんな恐れて名前を口にしないわ。だから例のあの人、名前を言ってはいけない人って呼ばれているの」

ルルーシュ「そいつは大臣よりも強いのか?」

ハー子「もちろんよ。例のあの人に立ち向かえるのはダンブルドアしかいないって言われているわ」

スザク「ダンブルドア先生って凄いんだね」


ハー子「ええ。ダンブルドアの側にいるからハリーは安全なのよ」

スザク「ハリーが?」

ハー子「例のあの人を知らなかったってことはハリー・ポッターも知らないわよね」

スザク「ハリーは知ってるよ」

ハー子「ええ、そのハリーは魔法界で知らない人がいないほど有名なのよ」

スザク「えっ」

ハー子「例のあの人に狙われて、唯一生き残った男の子なの。それと同時に例のあの人に致命傷も負わせた」

ルル-シュ「ほう」

ハー子「その事件から例のあの人は姿を消していたんだけど、最近…復活したの」

ルルーシュ「それで新聞のどこを見てもそいつを目にするのか」

ハー子「あの人が消えて部下達の暴虐な振る舞いも治まり、やっと魔法界は平和になったのよ」

ハー子「それなのに復活してきた。魔法界は大パニックよ」

スザク「そいつはそんなに悪い奴なの?」

ハー子「悪い奴なんてものではないわ。とにかく恐ろしいのよ。今までに何人殺したかも覚えてないでしょう」

スザク「…」

ハー子「例のあの人は暴力と死で魔法界を支配しようとしたわ」

ルルーシュ「…」

ハー子「当時はみんなあの人を恐れて従っていたけど、理不尽に殺される人もたくさんいたわ」

スザク「そ、そっか…」

ルルーシュ「それは、災難だったな…」

ハー子「ええ」

ルルーシュ「そいつがいなくなったことでこの世界は平和になった」

ハー子「そうよ。あいつが現れる前と同じように平和な生活が戻ってきたの」

ルルーシュ「そいつを倒すために全員で力を合わせることはなかったのか」

ハー子「そういう団体もいくつかあったわ。でもそのほとんどが全滅よ」

ルルーシュ「そうか」

ハー子「ええ」


~廊下~

スザク「ルルーシュ、何考えてるの」

ルルーシュ「俺はヴォルデモートとかいうやつと同じだな」

スザク「ルルーシュ…」

ルルーシュ「一刻も早くゼロレクイエムを決行しなければならない。ナナリーのためにも…!」

スザク「…」

ルルーシュ「そのためには早く元の世界へ帰らねば!こうしている間にもナナリーが…!」

スザク「ルルーシュ、落ち着いて。取り乱しても何も解決しない」

ルルーシュ「…っ」

スザク「ルルーシュ、あのさ」

ルルーシュ「なんだ!」

スザク「…なんでもない。とりあえず落ち着こう。ダンブルドアのところに行ってみよう」

ルルーシュ「…ああ」


~校長室前~

スザク「ここだよね?」

ルルーシュ「ああ」

スザク「えーっと、合言葉はなんだっけ。ハリーに教えてもらったんだけど」

ルルーシュ「…り…ぁ…」

スザク「え?」

ルルーシュ「ゴ、ゴキブリ…ごそごそ豆板」

スザク「ああそうだったそうだった!真顔で言うと面白いね!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

ルルーシュ「お、お前わざとだろう!」

スザク「うんうん、笑顔は大事だよ笑顔」

ルルーシュ「はぁ…」

コン コン

ダンブルドア「お入り」

ごめん書き溜めてくる


ルルーシュ「失礼します」

スザク「失礼します」


ダンブルドア「学校生活の方はどうかね」

スザク「はい、毎日がとても充実していて楽しいです」

ダンブルドア「それはなによりじゃ。ハリー達と一緒にいるようじゃの?」

スザク「はい、仲良くしてもらっています」

ダンブルドア「それは結構、結構」

スザク「はい」

ダンブルドア「さて、お主らがここに来た理由はわかっておるが、悲しいことに良い知らせを伝えられそうにない」

ルルーシュ「…」

ダンブルドア「何件か似た出来事はあったんで本人に会いに行ってみたんじゃがの」

スザク「そ、それで…?」

ダンブルドア「一人はもともと精神疾患を患っている者で、まともな話しができそうになかった」

ルルーシュ「残りはどうでした」

ダンブルドア「別な世界で自分は魚になっていて、クジラと友達になったという女性じゃ」

ルルーシュ「なんだそれは…」

ダンブルドア「いまだまともな情報が得られなんだ。もう少し調べてみる、何かあったらわしから伝えよう」

スザク「わかりました、ありがとうございます」

ルルーシュ「ありがとうございます」

ダンブルドア「ああ、それともう一つ」

ルルーシュ「なんでしょう」

ダンブルドア「そろそろ合言葉を『ペロペロ酸飴』に変更しようと思うんじゃがどうかの」

ルルーシュ「…い、いいんじゃないでしょうか」

ダンブルドア「よし、じゃあ決まりじゃ」

ルルーシュ「では失礼します」

スザク「失礼します」


ルルーシュ「ふう」

スザク「結局なんの成果もなしだね」

ルルーシュ「次はあっちから呼ばれるまで待っていなければならないのか…」

スザク「でも先生も頑張って探してくれてるみたいだし」

ルルーシュ「それはそうだが」

スザク「ペロペロ」

ルルーシュ「うるさい」


~大広間~

ロン「スザク!ルルーシュ!」

スザク「やあ!」

ロン「どこに行ってたんだ?夕飯なくなるぜ」

スザク「ちょっと校長室にいたんだ。うわー美味しそう!いただきます!」

ルルーシュ「おい、皿に盛りすぎだろ」

スザク「ふぁっふぇふぉああふいふぁふぁあ」

ルルーシュ「わかった」

ハー子「ロンも口に詰めすぎよ」

ロン「ふぁっふぇふぉああふいふぁふぁあ」

ハー子「もう!」

ハリー「あははは」

ルルーシュ「ふっ」

ハー子「ふふふ」

ジニー「あ、そういえば談話室の掲示板に次のホグズミート行きが貼り出されてたわよ」

ハリー「いつ?」

ジニー「来週の土曜日」

ロン「みんなで行こうよ」

ハー子「もちろんよ」

スザク「ホグズミート?」

ハリー「ここの近くにある村だよ。お菓子屋とか悪戯専門店とか色々あってすごく楽しいよ!」

ロン「ハニーデュークスに連れてってやるよ!お菓子がいっぱいだぜ!」

スザク「わあ行きたい行きたい!」

ハー子「三本の箒でバタービールも飲みましょう」

ジニー「私も一緒に行っていい?」

ハー子「あらもちろんよ」

ロン「お前はあの女たらしと行くんじゃないのか?」

ジニー「もう別れたわ」

ハリー「早く次の週末にならないかなあ」


~談話室~

スザク「そういえばルルーシュ」

ルルーシュ「どうした」

スザク「こっちの世界のお金って持ってないよね」

ルルーシュ「そうだな」

スザク「どうしよう」

ルルーシュ「カードじゃダメかな」

スザク「ダメでしょう」

ルルーシュ「冗談だ」


~次の週~

マクゴナガル「おはようございます」

スザク「あ、おはようございます」

ルルーシュ「おはようございます」

マクゴナガル「今週末にホグズミート行きがあるのですが、申請書は出しましたか?」

スザク「あ、まだです」

マクゴナガル「行くのであれば明日までに出しなさい」

スザク「あと、これは校長先生からです」

ルルーシュ「なんですか?」

マクゴナガル「プレゼントだそうです」

スザク「なんだろう」

マクゴナガル「では、申請書のことはあなたの友人達にも言っておきなさい」



スザク「なんだと思う?」

ルルーシュ「新しい情報かもしれん、開けてみるぞ」


スザク「あ、これお金じゃない?」

ルルーシュ「手紙が入っている」

『魔法界のお金は持っておるかな?ホグズミートは楽しいぞ。余ったらペロペロ酸飴を200g買ってきておくれ』

スザク「ペロペロ」

ルルーシュ「黙れ」

スザク「つまりこれはお小遣いってところか」

ルルーシュ「仮にも皇帝とナイトオブゼロがお小遣いをもらうなんてな…」

スザク「なんか変な気分だね」

ルルーシュ「すごく」

スザク「でもせっかくくれたんだから、感謝して遣おうよ。飴も買って」



~週末~

ロン「ホグズミートだ!」

ハー子「晴れてよかったわね」

ハリー「ハニーデュークス行こうよ」

ロン「来いよ、こっちこっち!」

スザク「待ってよロン!」

ロン「ほら、すごいだろお菓子がこんなにたくさん!」

スザク「うわあ…!えっこの動いてるやつとかもお菓子?」

ロン「もちろんだよ、捕まえるのがちょっと大変だけど」

スザク「凄いな…あ、ペロペロ酸飴買わなきゃ」

ロン「うえっ僕あれ食べて舌に穴開いたぞ」

スザク「えっ」

ロン「そうなんだよ、フレッドとジョージに騙されてさぁ」

ルルーシュ「そ、そんな危険なものを200gも何に使う気だあの校長…!」

スザク「ダンブルドア先生ってすごいね」


~三本の箒~

ハー子「バタービール6つ。私とジニーのにはジンジャーを入れて」

店員「はい」

ハリー「あ、マルフォイ達だ」

ロン「ぷっあいつらこっち見て逃げてったぞ!」

ハー子「バタービール飲んだことある?」

スザク「ないよ」

ハー子「すごく美味しいのよ。あ、きたわ」



ゴクゴクゴク

スザク「おいしい!」

ルルーシュ「ああ、おいしい」

ハー子「でしょ?よかった」

ハリー「僕もこれ初めて飲んだときビックリしたんだ。美味しすぎて」

ロン「あ、ぼ、僕ちょっとおかわりしてくる」

ハー子「マダム・ロスメルタと喋りたいだけでしょ」


ハー子「晴れてるし、村を散歩して帰りましょうよ」

ハリー「いいね」

ジニー「ロン、いつまでマダム・ロスメルタを見てるつもり?」

ロン「…えっ?」

ハー子「おいてくわよ」

ロン「あ、ちょっと待ってよ!」

スザク「綺麗な人だね!」

ロン「だろ?声も仕草も全てが魅力的なんだ」

ハー子「じゃあずっとあそこにいれば?」

ロン「何怒ってるんだよ」

ハー子「別に」


ハリー「あっそういえばこの前スネイプがくしゃみしてたよ」

ロン「あいつでもくしゃみするんだな」

ハー子「それはそうでしょう」

ジニー「あ、ウサギよ!」

ハー子「あら!野うさぎだわ、かわいい!」

スザク「うわあほんとだ!かわいい!!」

ルルーシュ「ウサギなんて久しぶりに見うわっ!」ドンッ

スザク「ルルーシュ?」




男1「あんだてめえどこ見て歩いてんだよ」

男2「土下座して謝れこのやろう!ヒック」

ロン「酒くさ…」

男3「それが嫌なら全員金出せ金!持ってんだろ金」

スザク「謝りますから落ち着いてください」

男4「いいから金を出せ!」

ハー子「犯罪です、通報しますよ」

男2「うるせえ!あんま調子こいてっとどうなるかわかってんのか」

ルルーシュ「貴様らがな」

男3「ああ!?」

ごめんやっぱ会話文だけだと書きにくいから少しだけ文章も入れる

男3がルルーシュの胸倉に掴みかかる。

男3「なんだてめえこら」

ルルーシュ「昼間から酔っ払っているような奴が俺に触れるな。貴様はずっと腕立て伏せでもしていろ」

キュイーン

男3「!」

ルルーシュ「貴様は地面とキスでもしてろ」

キュイーン

男2「!」

ハリー「えっ…!」

突然奇妙な行動をし出した2人を見て動揺した男1は、ルルーシュに杖を向けた。

男1「す、ステューピファイ!」

スザク「ルルーシュ!!」

赤い閃光よりも速く、スザクはルルーシュ抱き込むとそのまま男1の杖を蹴り落とした。

男1「う、うわあぁぁ!が…っ!」

すかさずもう一撃を加えて気絶させる。

男4「て、てめえ!」

スザク「銃より遅い!!」

男4の杖から発せられる閃光をかいくぐり、最後の一人も地面にねじ伏せた。

バルカンも走って避ける身体能力だからな


ハー子「…!」

ジニー「えっと、ルルーシュ大丈夫?」

ロン「えっ、スザクえっスザクつよっ!なんだお前!!」

ハリー「うわ、魔法使ってないよね今!」

彼らの目の前には地面で伸びている2人と、その地面にキスをし続けている男、そして腕立て伏せをしている光景が広がっている。

ルルーシュ「人が来る。行こう」

ロン「うん」

ハリー「面倒ごとに巻き込まれるのは嫌だしね」

ハー子「この人たちはどうするの?」

ロン「あっちから来る人が見つけてくれるよ」

ジニー「早く行きましょう」

ごめんイッテQとバイオハザード見ながら書くからのろのろするごめん


ルルーシュ「すまん、助かった」

スザク「どこの世界にもああいう人達っているんだね」

ルルーシュ「ああ」

スザク「魔法に当たるとどうなるんだろう」

ルルーシュ「わからない」

ジニー「さっきのは失神呪文よ」

ロン「当たると失神するんだ」

スザク「他にも攻撃用の魔法ってあるの?」

ハリー「うん、たくさんあるよ」

ロン「でもあんなに綺麗に避ける人なんて見たことないよ!普通は魔法で跳ね返すんだけど…」

スザク「あ、えっと咄嗟だったから魔法って思いつかなくて…」

ロン「すげえよスザク!」

ハー子「ルルーシュ、さっきのって何をしたの?」

ルルーシュ「さっきの?」

ハー子「2人のことよ」

ルルーシュ「ああ」

ハー子「あれってまさか…」

ルルーシュ「なんだ?」

ハー子「許されざる呪文じゃないでしょうね…?」

ルルーシュ「それはなんだ?」

ハー子「知らないの?今あなた使ってたじゃない」

ルルーシュ「俺は魔法など使っていないんだが…」

ハー子「え、でも…」

ルルーシュ「あの2人が素直だっただけじゃないか」

光線じゃない攻撃呪文ってなにがあったっけ?
スザクはアバダケダブラも無効にしそうなんだが

>>242
ウィンガーディアムと組み合わされるとヤバイ

ハー子「そうかしら…」

ロン「見てなかったのか?杖も何も持ってなかっただろ」

ハー子「たしかにそうだけど」

ジニー「でもルルーシュとスザクがいなかったらちょっと危なかったじゃない」

ハリー「そうだよ」

ハー子「ええ、まあそうだけれど…」

スザク「ま、最初にぶつかって絡まれたのはルルーシュだったけどね!」

ルルーシュ「な、黙れ」

ロン「ははは!」

ハー子「そうよね、まさか服従の呪文を使うわけないものね」

ハリー「そうだよ」

~夕食~

ロン「う…僕ちょっとお腹いっぱいかも」

ハー子「あんなにお菓子を食べてたんだから当たり前よ!」

スザク「情けないなぁ」

ハー子「いや、あなたは食べすぎよ!」

ロン「そういやスザク、クィディッチやったことある?」

スザク「何?」

ロン「クィディッチ。スポーツだよ」

スザク「やったことないな、どういうスポーツなんだい?」

ハリー「箒に乗ってやるサッカーとかハンドボールみたいなやつだよ」

スザク「箒に乗って?すごいなあ」

ロン「明日の午前に練習があるから、ルルーシュも見に来いよ」

スザク「クィディッチの練習?」

ハリー「そう、グリフィンドールチームのね」

スザク「へえ」

ハリー「それぞれの寮のクィディッチチームが戦うトーナメントがあるんだ」

スザク「楽しそうだね!」

ロン「スザクあんだけ動けるんだからクィディッチも結構上手いと思うぞ」

ハリー「とりあえず見てみなよ!」

スザク「うん、明日の午前だね!おっけー。ルルーシュも行こう」

ルルーシュ「あ、ああ」



~クィディッチ場~

スザク「楽しそうだね」

ルルーシュ「お、俺には無理だ」

スザク「俺にも無理だよ、飛べないし」

ハリー「あ、おーい2人とも!」

スザク「やあ!」

ロン「今から休憩なんだ。ちょっと飛んでみないか?」

スザク「いや、俺はいいよ!」

ロン「なんで?いいじゃん、ちょとやってみようぜ」

スザク「いや、本当にいいんだ。俺箒乗れないし」

ハリー「えっそうなの?」

スザク「うん、ちょっと下手くそでさ。あはは」

で、個人的にはオレンジにも参戦してほしい
フォイフォイと仲良くなれそう
純血派だし

ロン「マジかよ意外だなぁおい。ルルーシュは?」

ルルーシュ「ああ、俺も…」

スザク「ああ、ルルーシュは元々運動神経ないからダメだよ」

ルルーシュ「おい」

スザク「このボールをあの3本のゴールのどれかに入れればいいの?」

ロン「そうそう!僕がキーパーやるからスザクちょっとやってみろよ」

スザク「箒には乗らないけど、ボールをゴールに入れるだけならやってみようかな」

ロン「お、いいねそうこなくちゃ!」



ロン「じゃあ僕キーパーでここにいるから、とりあえず狙って投げてみろよ!」

スザク「おっけー!」

スザクは地面で大きく振りかぶると、真ん中のゴールめがけてクァッフルを投げた。

ロン「おわっ!?」

ハリー「ゴ、ゴール…」



ルルーシュ「スザク…」

スザク「なに?」

ルルーシュ「お前の運動神経は異常だ」

スザク「なんだよ急に」

ルルーシュ「あれからずっと見てたが、箒に乗っている奴よりも俊敏に動きすぎだろ」

スザク「意外と動けた!」

ルルーシュ「まず、チームメイトを踏み台にするな。落ちたらどうするんだ」

スザク「人は踏んでないよ。箒をちょっと足場にしただけで」

ルルーシュ「落ちたらどうするんだ」

スザク「落ちないから大丈夫だよ」

ロン「おーい!さっきはお疲れ!」

スザク「お疲れ様!結構楽しかったよ」

ハリー「それはよかった。みんなもビックリしてたよ」

ロン「お前が箒に乗れたらうちのチームは最強なのになぁ」

スザク「あはは、ごめん」

ロン「あ、マルフォイ」

マルフォイ「!」

ハリー「新学期になってからマルフォイが絡んでこなくなって清々しいよ」

ハー子「本当ね」

ロン「口ではルルーシュ、体ではスザクに負けるもんな」

ハリー「いい気味だ!」

>>259
オレンジ「なんと、貴公も純血派であるか」
フォイ「おじさん話が合うね、あのルルーシュとかいう穢れた血とは大違いだ!」

フォイフォイ死亡の予感しかしない

~それから3ヶ月が過ぎた~

スザク「もうすぐクリスマスだね」

ルルーシュ「ああ」

スザク「時間の流れって、あっちとこっちでは同じだと思う?」

ルルーシュ「…わからない」

スザク「クリスマス、か…」

ルルーシュ「ナナリー…」

ロン「おい二人とも!なに暗い顔してるんだ?」

スザク「ロン」

ハリー「ねえ君たちはもうパーティの相手決めた?」

スザク「パーティ?」

ロン「ああ、今年のクリスマスはダンスパーティ形式にするんだってさ」

ハリー「前も同じようなことやったけどね」

ロン「で、相手はもう決めたのか?」

スザク「いや、いないよ」

フレッド「おいおい、いい子が売り切れちまうぞ」

ロン「君達2人って結構モテてるからもう相手いるのかと思ってた」

ハリー「僕らもまだいないんだ」

ロン「この前のパーティも相手探すのに苦労したけどさ」

スザク「だって。知ってた?ルルーシュ」

ルルーシュ「いや、知らない」

ロン「さすがに相手がいないのは恥ずかしいから今探してたんだけどさ、中々いい子がいなくて」

ハー子「あーら、恥ずかしくて声をかけられないの間違いじゃないのかしら」

ロン「うるさいな!そういう君はもう相手がいるのか?」

ハー子「あなたには関係のないことだわ」

スザク「2人で行けばいいんじゃないのかい?」

ロン「な…!ぼ、僕が、こいつと!?じ、冗談じゃないよ!」

ハー子「なによ!私だってお断りよ!ふん!」

ロン「あ、ちょ、ちょっと待てよ!あの、もし行く人がいないんなら、まあ一緒に行ってやってもいい、けど…」

ハー子「あら何よ。素直に行く人がいないから一緒に行ってくださいって言えば?」

ハリー「まぁまぁ。あ、ねえ、ジニーって誰と行くかわかる?」

ハー子「自分で聞きに行きなさいよ」

スザク「な、なんか大変そうだね」

ルルーシュ「ふん、くだらん」

スザク「ルルーシュ」

ルル-シュ「色恋なんかくだらん、馬鹿馬鹿しい」

スザク「まぁまぁ、ただのダンスパーティだし。楽しそうじゃない」

ルルーシュ「ふん」

スザク「なんか、もしかして焦ってる?」

ルルーシュ「なんだと!」

???「焦るなよ、童貞」

???「そうだぞ」

ルルーシュ「!?」

スザク「あ…!!」

CC「まったく、心配かけさせやがって」

カレン「何してるんだよ」

ルルルーシュ「お、お前ら…!!」

スザク「え!?どうしてここに…!?」

CC「まあ慌てるな、成り行きを話す。そこにいるのはお前らの友達か?」

ルルーシュ「あ、ああ、そうだ」

CC「学園生活を楽しみすぎだろう馬鹿野郎」

スザク「君達本当にどうやって…!」

カレン「話は後だ。まず場所を変えよう」


~湖の畔~

ルルーシュ「さあ話せ、この世界はなんなんだ。お前達はどうやってここに来た。今あっちはどうなっている!」

CC「せっかちな男だな、落ち着け」

カレン「ルルーシュ、CCから話は聞いた」

ルルーシュ「何のだ」

カレン「お前がやろうとしてたこと…ゼロレクイエム」

ルルーシュ「…!おい!貴様何勝手に…!!」

CC「落ち着け。ゼロレクイエムは最早何の意味も成さなくなった。だから話した。それだけだ」

ルルーシュ「どういうことだ!!」

CC「ダモクレスに突っ込んでからお前達がいなくなった」

ルルーシュ「ああ」

カレン「その後、ルルーシュ達の軍は撤退を余儀なくされた。上の2人が消えたからな」

スザク「それで?」

カレン「完全にシュナイゼルに政権が渡った」


ルルーシュ「やはりそうか…!」

カレン「でも、突然シュナイゼルが政権を握ったことで混乱が起きたんだ」

スザク「どんな?」

CC「オレンジ達がシュナイゼルに真っ向から反対した」

ルルーシュ「それはもとからだろう」

カレン「まあ、シュナイゼルの悪行をふれまわったりって、やり方は思いっきり小物だったんだけどね」

CC「国民の心というものは単純でな。段々面白いくらいにアンチシュナイゼルになってきた」

カレン「私達も突然のことで混乱していて、そこにCC達が来て今までのことを話してくれたんだ」

ルルーシュ「余計なことを…!」

カレン「ということで、悪いけど多分もうゼロレクイエムはできない」

CC「まずどうやって帰るかもわからないしな」

ルルーシュ「お前達はどうやって来たんだ」

CC「シュナイゼルの軍に総攻撃してたんだが、気付いたらこっちに」

ルルーシュ「総攻撃…ナナリーは、ナナリーは無事なんだろうな!!」

CC「当たり前だ。こちら側で保護してあるから安心しろ」

カレン「気付いたらCCとこの庭にいて、ダンブルドアとかいう爺さんに起こされたんだ」

スザク「何か話したのか?」

カレン「最初は警戒状態だったけど、爺さんの口からルルーシュ達の名前が出てきたからもしかしてと思ったの」

CC「まさかこんなところでのんびりと学生やっているなんて思わなかったぞ」

ルルーシュ「うるさい」

カレン「それで、とりあえず簡単に成り行きを説明したらこの学校で生活してていいって言うから…」

CC「見ろ、魔女だ」

ルルーシュ「お前はもとからだろ」

あれ、ごめんカレンの口調があやふやになってる
どんなんだったっけ

スザク「じゃあ、どうやって戻るかは2人もわかっていないのか」

CC「ああ、残念ながらな」

カレン「こうやっているうちにもあっちでは…」

ルルーシュ「おいCC,何かわからないのか!」

CC「わからないと言っているだろう。そしてあっちのことはあまり心配する必要はない」

ルルーシュ「なんだと?」

CC「シュナイゼルが圧倒的に不利だ。今やコーネリアも反シュナイゼルだからな」

ルルーシュ「なに!」

スザク「あの方まで…!」

ルルーシュ「俺がいない間に世界が…」

CC「ダンブルドアとかいう魔法使いの爺さんがなんとかしてくれている。それまでつかの間の休息を楽しめ」

ルルーシュ「もう3ヶ月もこのままだぞ!」

CC「今お前があちに戻ったとしても、道は2つしかない」

ルルーシュ「なんだ」

CC「シュナイゼルを倒してもう一度皇帝になるか、このまま死んだことにしてどこか田舎でひっそり暮らすか、だ」

カレン「国民はみんなあなたがやろうとしてたことを知っている」

ルルーシュ「なに…!」

カレン「あなたがしたことは、許せないこともたくさんあるけど国民はあなたを崇めてる」


ルルーシュ「そんなこと知るか!」

スザク「ルルーシュ、どうするんだい」

ルルーシュ「スザク…」

スザク「君がしたこと、特にユフィを殺したことは絶対に許さない。永遠に許さない」

ルルーシュ「…」

スザク「でもそれとこれとは話が別だ。君は言ったよね、『国民のために』って」

ルル-シュ「何が国民のためになるのか考えろ」

CC「まあ、とりあえずクリスマスパーティを楽しもう」

>>307
間違い

×ルル-シュ「何が国民のためになるのか考えろ」
 
○スザク「何が国民のためになるのか考えろ」

お風呂入ってきます

>>309
俺と一緒に入るか?

>>310
レダクト

みんなありがとう
あとカレンに違和感ありすぎてごめん
口調とか思い出させてくれた人ありがとう


ルルーシュ「おい、そういえばお前達はいつからここにいた?」

CC「一昨日くらいか?」

カレン「談話室で楽しそうにしてるルルーシュ達を見てたよ」

ルルーシュ「なに!」

スザク「2人ともグリフィンドールなの?」

CC「ああ、校長がお前達もいるからそこがいいだろう、と」

ルルーシュ「そうだったのか」

カレン「まあとにかくルルーシュ、あんたがいなくなってからもこっちは結構大変だったんだ」

スザク「今は君たちがいなくても大丈夫なのか?」

CC「先程も言っただろう」

カレン「ここで束の間の休息を楽しむくらいの余裕はあるってこと」

CC「さて、私は学生だ」

ルルーシュ「切り替えが早いな…」

CC「おい、クリスマスパーティにピザは出るのか?」

ルルーシュ「さあな。パーティに行くには相手がいないとダメみたいだぞ」

CC「なんのためにお前がいるんだ?」

ルルーシュ「…は?」

CC「私の相手はお前だろう、違うのか?」

ルルーシュ「あ、いや、別にその、」

CC「まあ嫌なら別な男を探すが。…おいそこの男、クリスm」

ルル-シュ「あああちょっと待て!わかった、仕方ないから俺が行こう」

CC「ふう、これだから童貞は」

ルルーシュ「それは関係ないだろ」

スザク「じゃあカレン、一緒に行こうか!」

カレン「じゃあって何よじゃあって」

スザク「あ、ごめん…!」

カレン「私達最後に会ったとき敵同士だったの覚えてる?」

スザク「覚えてるよ、でも…」

カレン「まあ今はもう違うけど。ってか私ダンスなんて踊ったことないんだけどどうすればいいの?」

スザク「簡単だから教えてあげるよ」

CC「お前ダンスも踊れないのか?つくづく女らしくない女だな」

カレン「うるさい」

ごめんドライヤーかけてた


~談話室~

ロン「二人ともどこ行って…どちら様?」

ルルーシュ「俺たちのパートナーだ」

ロン「ええっ!?さっきいないって言ってたじゃないか!」

ルルーシュ「ああ、さっきはいなかったがその後できた」

ロン「そんなのってないぜ…ってかグリフィンドールにいたっけ?」

ルルーシュ「一昨日編入してきたばかりだそうだ」

ロン「マジかよ!知らなかった!!うわー惜しいことしたなあハリー!」

ハリー「このままじゃ本当にエロイーズしかいなくなっちゃうよ」

ロン「どうする、またパチルにする?」

ハリー「いや、多分前回のことがあるからダメだと思う」

ロン「はぁ…」


ハリー「君はハーマイオニーと行くんじゃないのか?」

ロン「でもさっき怒ってたし、行ってくれるかなあ」

ハリー「もう一度言ってみろよ」

ロン「でも…」

ハー子「何、まだ相手が見つからないの?」

ロン「ハーマイオニー!」

ハー子「な、何よ、ビックリするじゃない」

ロン「ハーマイオニー、もし誰も行く人がいないんだったら僕達とどう?」

ハー子「さっき一度了解したはずでしたけど忘れたの?」

ロン「えっ」

ハリー「ほらね」

ロン「い、いや忘れてない忘れてない!おっけー、じゃあ決まりで」

ハー子「ハリー、ジニーは誘ったの?」

ハリー「あ、えっと…まだなんだ」

ハー子「ジニーは別れたばっかりでまだ相手がいないみたいだったけど」

ハリー「えっそれ本当?あ、ジニー!」

ジニー「こんにちはハリー」

ハリー「あ、もしよかったら僕とダンスパーティに行か、行かない?」

ジニー「あなたと?ええ、もちろんいいわよ」

ハリー「ありがとう」

ハー子「ふふふ」

CC「なんだか情けない男ばかりだな」

ハー子「あら、こちらは…?」

スザク「CCとカレン。一昨日編入してきたんだ。グリフィンドールだよ」

ハー子「まあそうなの!ごめんなさい、気が付かなかったわ。私はハーマイオニーよ」

カレン「カレンです」

CC「CCだ」

ハリー「よろしく!」

ロン「スザクとルルーシュの相手だよ」

ハー子「まあ!あなた達よりもしっかりしてるわね」

ロン「う、うるさいな」

フレッド「おっなんだ新しい仲間が増えたぞ」

ジョージ「しかも美女2名」

フレッド「これはウェルカムパーティをやらなきゃなぁ」

ジョージ「そうと決まればちょっと行ってくる」

フレッド「2時間くらいで戻るからな!」

ハリー「いってらっしゃい!」

ロン「ふう、じゃああの二人を待ってる間に久しぶりにチェスでもやろうよ」

スザク「あ、チェスならルルーシュ得意だよね」

ロン「おっいいねえじゃあやろうぜルルーシュ!」

ルルーシュ「ああ」


~2時間後~

ロン「…」

フレッド「ただいま帰ったぞー!」

ジョージ「パーティの始まりだ!」

フレッド「お?どうした弟よ」

ジョージ「待ちきれなくて拾い食いでもしたのか?」

ロン「いや…なんでもない…」

ハリー「ロンどんまい!」

スザク「ルルーシュはずる賢さなら負けないからな」

ルルーシュ「勝ったのになんだこの言われようは」

フレッド「さぁさぁみなさん、グラスを持って!」

ジョージ「新しい美しい仲間にかんぱーい!!」

「「「「「かんぱーい」」」」」


~クリスマスパーティ前日~

ロン「いよいよ明日だな」

ハリー「ロン、ドレスローブは大丈夫?」

ロン「新しいのを買ってもらった!もう叔母さんの匂いはしないぞ」

ハリー「それはよかったな」

スザク「ルルーシュ、そういえばドレスローブとか持ってないよね」

ルルーシュ「それなら大丈夫だ、用意してある。もちろんお前のもな」

スザク「えっ?」

ルルーシュ「サイズは心配ない、把握済みだ。デザインはCCが選んだ、我慢しろ」

スザク「どうやって…?」

CC「この学校は金持ちが多くていいな」

スザク「それって…」

ルルーシュ「魔女め」


~パーティ当日~

ロン「玄関ホールで待ち合わせって言ったのに、遅くないか」

ハリー「女の人は支度二時間がかかるんだよ」

スザク「ねえルルーシュ、どうこれ似合う?」

ルルーシュ「ああバッチリだ」

スザク「ルルーシュも似合うよ、さすがって感じだ」

ロン「おい、2人で何やってんの…」

ハリー「あっジニー!」

ジニー「ハリー!ハーマイオニー達もすぐに来るわよ」

ロン「あ」

ジニー「綺麗でしょう」

ロン「ハ、ハーマイオニー」

ハー子「遅れてごめんなさい」

ロン「い、いや、結構似合ってる、よ」

ハー子「そ、そう、ありがとう」

ルルーシュ「遅いぞCC」

CC「黙れ、女は遅れてくるもんだ」

スザク「うわあカレン、いつもと雰囲気が全然違うね!綺麗だ!」

カレン「それはどういう意味かしら?」

スザク「あ、だからえっと…いつもと違ってちゃんとした女性みたいだ!」

カレン「スザク」

スザク「ん?…痛っ!!足、足痛い!!」

カレン「ふん!」

ハリー「とりあえず、中に入ろう」


~大広間~ダンス中

ルルーシュ「黙っていればお前も普通の女だな」

CC「童貞が何を言う」

ルルーシュ「黙れアバズレ」

CC「悔しいのか童貞」

ルルーシュ「く…っ」

スザク「カレン上手いよ、ちゃんとできてるじゃないか!」

カレン「ちょ、話しかけないで!間違っちゃう」

スザク「リラックスリラックス。ワルツは楽しく踊るものだよ」

カレン「ダンスがこんなに難しいなんて思ってなかったわ…」

スザク「やっぱりカレンはカレンだね」

カレン「それどういう意味よ」

~年明け~

ルルーシュ「年を越してしまったわけだが」

カレン「楽しいと時が過ぎるのって早いわね」

スザク「まだあっちに戻る方法も見つからないし…」

CC「ピザが食いたい」

ロン「おーいルルーシュ、チェスやろうよチェス」

ルルーシュ「あ、ああちょっと待て」

ハリー「じゃあ審判やるyう…っ!」

ハー子「ハリー?」

ハリー「…!!」ハァハァ

スザク「どうしたの?」

ハー子「傷跡が痛むの?」

ハリー「うん…実はここ最近ずっとなんだ」

ハー子「それって、例のあの人が近くにいるってこと?」

ハリー「わからない、でもあいつが何か行動を起こそうとしているのは確かだ」

ルルーシュ「あいつって、ヴォルデモートとかいうやつか?」

ハリー「ああ、あいつが僕を殺すためにまた何か始めようとしてる…!」

ハー子「ダンブルドアには言ったの?」

ハリー「ダンブルドアには昨日言った」

スザク「ヴォルデモートは何をしようとしてるんだい?」

ハリー「わからない…でももうすぐ何かが起きるち思う」

~5日後~ 夜

ハリ「うっ!!あいつが、あいつが近くにいる…!」

ハー子「え!?でもここはホグワーツよ、入ってこれるわけないわ!」

ロン「そうだぜハリー、ダンブルドアがいるかぎりここには入って来れないはずだ」

ハリー「でも…!」

CC「なんだかただ事じゃなさそうだな」

ジニー「ええ、ハリー大丈夫?」

カレン「そのヴォルデモートとかいうやつはハリーを殺しに来るの?」

ハー子「ええ…でもこれまでも毎回ハリーが勝ってるわ」

ハリー「違う、それはいつもみんなが助けてくれたからだ。僕一人じゃとっくに死んでる」

ロン「ハリー…」

ドーーーーン

ロン「!?」

ハー子「あ…森が…!!」

スザク「森が燃えてる!!」

ごめん明日早いから寝ます
明日には完成させるので、明日の夕方頃まで保守頼みますお願いします

みんなありがとう
ごめんちょっと帰ってくるのが遅くなった
では続き書きます

ハー子「ハリー!」

ハリー「ダンブルドアに知らせないと…!」

ロン「う、うん!」

ルルーシュ「おい、これは一体」

ハリー「やつら、多分死喰い人だ」

スザク「死喰い人ってヴォルデモートの配下のやつらだっけ」

ハリー「うん、なんでやつらがホグワーツに…!」

CC「おい、よくわからんのだがやつらは敵なのか?」ヒソッ

カレン「そうみたいよ。ハリーを殺すのが目的みたい」

CC「それは穏やかじゃないな」

ハー子「ハリー!森から出てきたわ…あいつらホグワーツまで壊す気よ!」

ルルーシュ「なぜわかる?」

ハー子「あんなに大勢で堂々とホグワーツに攻撃を仕掛けて来るなんて今までなかったもの!」

ジニー「でもダンブルドアがいるのよ」

ハー子「ハリーが、ダンブルドアは今弱ってるって言ってたわ。もしかしたら例のあの人もその情報を知っていたのかもしれない」

スザク「それって、結構ヤバいんじゃないのかい」

ハー子「ヤバいどころの騒ぎじゃないわ!」

スザク「ハリー!…あれ、ハリー?」

ハー子「えっ?」

ロン「ハリーがいない…もしかして例のあの人のところに向かったんじゃ…!」

ハー子「大変だわ!!」

CC「賑やかになってきたな」

カレン「そんな呑気なこと言ってる場合じゃないでしょ」

ルルーシュ「ハリーはやつらを倒すつもりなのか?」

ハー子「ええ、絶対そうよ!なんでいつも一人で行っちゃうのかしら…!」

ジニー「うろたえてる暇はないわ、見て」

スザク「あっやつらが校庭に!」

ハー子「あんな大勢を相手に一人で立ち向かうなんて馬鹿げてるわ!」ダッ

ロン「ハーマイオニー!」ダッ

ジニー「ルルーシュ、みんなが気付いても絶対に寮から外に出さないで」

ルルーシュ「ああ」

ジニー「お願いよ」ダッ


カレン「どうする、私達も何か…!」

スザク「ああ、ハリー達の援護をしよう」

ルルーシュ「ここにいろって言われただろう。ここで生徒の監視役だ」

カレン「でも!」

ルルーシュ「相手は魔法を使うんだぞ、俺達が加勢したところでどうなる」

カレン「でも、ハリー達だけであんな大勢を相手にするなんて圧倒的に不利よ」

ルルーシュ「先生方も加勢するだろう。ほら見てみろ」

カレン「あ、みんな…」

校庭では赤や緑の閃光が飛び交っている。

ルルーシュ「魔法が使えない俺達があの中に入っても、足手まといになるだけだ」

カレン「…っ!じゃあ友達を見捨てようっていうの?」

ルルーシュ「そんなことは言ってないだろう!」

カレン「じゃあ何よ」

ルルーシュ「あいつらの話を聞いていなかったのか?今まで何度も戦い、その度にこっちが勝ってると言っていただろう」

カレン「でも…!」

その時、大きな爆発音と共に城が大きく揺れた。

カレン「な、なに!?」

窓を覗くと、城のいたるところで煙があがっている。

スザク「…!」

カレン「あっ見て!」

カレンが指差す方向には、死喰い人達が城内に駆け込む姿があった。

カレン「これ本格的にヤバいんじゃない?学校に入ってきたことなんかないって言ってたわよね」

CC「ふう、魔法に当たるとどうなるんだ?」

ルルーシュ「呪文によって違うが、やつらが使ってくるのは大抵が死の呪文らしい」

スザク「魔法なんか、当たらなきゃ意味ないだろ」


ルルーシュ「普通の人間があの中に入って全て避けきれると思ってるのか。当たってからでは遅いんだぞ!」

CC「では、当たっても死なない奴がいるとしたらどうなる?」

ルルーシュ「何を言っている、そんなやつがいるわけ……はっ!」

CC「不老不死の魔女が一人いれば、どうなるんだろうなぁ?」

ルルーシュ「CCお前…!」

スザク「そうか!CCが盾になれば動きやすくなる!」

CC「貴様、もう少し違う言い方はないのか」

カレン「でもCC,本当に魔法に当たっても大丈夫なの?」

CC「私がこんなファンタジーな世界で死ぬわけがないだろう」

ルルーシュ「なるほど…ではこうしよう。スザクとカレンが戦闘要員だ」

スザク「ああ」

カレン「戦闘なら任せて」

ルルーシュ「CCはやつらを食い止めながらスザク達を守れ」

CC「人遣いが荒いな」

ルルーシュ「やつらは杖さえ持ってなければただの人間だ。片っ端から潰せ」

CC「まるで魔女狩りだな」

ルルーシュ「なんだ、懐かしいか?」

CC「ふん、それでお前はどうするんだ?」

ルルーシュ「俺はやつらの中の数人にギアスをかける。だから数人ほど俺のところへ連れて来い」

スザク「わかった」

カレン「仲間は使わないのね」

ルルーシュ「何がだ」

カレン「いいえ、以前なら敵味方構わずギアスで操ってたから」

ルルーシュ「…」

カレン「ルルーシュ、あなたにしてはおおざっぱなこの作戦、絶対に成功させてみせるわ」

スザク「ああ!」

ルルーシュ「あ、当たり前だ」

CC「では行くぞ。早く終わらせてピザが食いたい」

その頃玄関ホールでは、死喰い人とホグワーツの教師・生徒が死闘を繰り広げていた。

ハリー「ヴォルデモート!出てこいヴォルデモート!どこにいる!」

ベラトリックス「あのお方はどこかで見ておられる!」

ハリー「なんだと!」

ベラトリックス「ここのクズ共を一掃し、絶望の淵に立たされたお前を殺すことを待ち望んでいるのだ!」

ハリー「く…っ!」

形勢は圧倒的に不利だった。
ホグワーツの教師、生徒が何人も倒れている。
城もボロボロだ。

そして、ダンブルドアがいなかった。

ロン「ハリー!ヤバいぜ、フリットウィックが倒れた!」

ジニー「レダクト!レダクト!セクタムセンプラ!」

ハー子「ハリー!死喰い人がどんどん増えてるわ!」

死喰い人が次から次へと城内に入ってくる。
ホグワーツの教職員とハリー達だけでは、これ以上の侵入を防ぐことだけで精一杯だ。

CC「おいおい、これはどう見てもこちらの負けだろう」

カレン「今はね」

ルルーシュ「いくぞ」

スザク「ああ!」

呪いの閃光が飛び交う中、スザクが手近にいた死喰い人3人を捕らえる。

スザク「ルルーシュ」

死喰い人A「な、なんだお前!離せ!」

死喰い人B・C「…!」

ルルーシュ「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる!全力で俺を守れ!」

キュイーン

A、B、そしてCが外側に杖を掲げながらルルーシュの周りをかためた。

スザク「あとは頼んだよ!」

そういうや否や緑の閃光をかわして一撃のうちに死食い人の一人を地に伏せた。

ルルーシュ「おい、杖を折るのを忘れるな」

スザク「ああ、そうだった」バキッ


カレン「ねえ」

死喰い人「ああ?が…っ!」ドサッ

カレン「…一撃で気絶しちゃった」

CC「軍人やテロリストとは身体の作りが違うんだ、当たり前だろう」

カレン「うるさいわね」

CC「おい、杖を折るのを忘れているぞ」

カレン「ふん」ボキッ

ルルーシュ「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる!主君を忘れ、俺に従え!」

キュイーン

ルルーシュの従える死喰い人の群れは段々と数を増していく。
それによりスザク達を襲う呪いの閃光も減り、形勢は徐々にこちらに傾き始めた。


ジニー「なんだか死喰い人達の様子がおかしくない?」

ハー子「ええ、一体何が…?」

ハリー「ル、ルルーシュ!?」

ハー子「えっ?」

ハリーは様子のおかしい死喰い人達の中にルルーシュ、スザク、カレン、CCの姿を見つけた。

ハリー「ルルーシュ達は何をやって…」

スザク「はッ!!」ドガッ

死喰い人「ぐぁ…!!」

周りは倒れた死喰い人達と折られた杖で埋め尽くされている。
呪いをいとも簡単にかわしながら、または発せられる前に次々と死喰い人の杖を破壊していくスザク。
スザクほどではないがこちらも着々と死喰い人をダウンさせていくカレン。
その間を行ったりきたりしながら呪いを避けようともしないCC。
そして、大勢の死喰い人の中に悠然と佇んでいるルルーシュ。

ロン「スザク…すご…」

ハー子「あの人達、杖も持たずになんてこと!」


スザク「あ、みんな!大丈夫?」

ハー子「え、ええ…あなた達の方こそ大丈夫なの?」

スザク「うん、今のところなんとかね」

ロン「スザク!君達って何者なんだい、魔法も使わずにやつらを圧倒するなんて信じられない!」

カレン「あーえっと…魔法使うよりこっちの方が早いでしょ」

ジニー「カレンかっこいいわ」

カレン「いやーその、あはは」

ハリー「う…っ!!」

ハー子「ハリー!」

ハリー「あいつが、あいつが来る…!!」

ハー子「あいつってまさか…!」

ハリー「う、うぁあ…っ!!」

???「なんなんだこの様は」


スザク「!?」

カレン「誰だ!」

ヴォル「俺様はハリー・ポッター以外を処分しろと言ったはずだが」

その場の空気が一瞬にして凍りついた。
ヴォルデモートだ。

ベラ「申し訳ございません、やっかいなやつらが現れまして…」

ヴォル「やっかいなやつら?」

ベラ「はい、この惨状も全てやつらの仕業です」

ヴォル「新手の闇払いか」

ベラ「いいえ、この学校の学生です」

ヴォル「なんだと?」

ベラ「はい」

ヴォル「ただの学生相手にこの様か」

ベラ「違うんです、ただの学生ではありません!やつら、魔法も使わず杖も持たずに…」

ヴォル「なに?」

ごめんお風呂入ってくる

ごめん今から書く
完結させます
あと扇はクズ


スザク「あいつがヴォルデモート?」

ハリー「そうだ、あいつがヴォルデモートだ」


ヴォル「おい貴様ら何をしているのだ、早く奴らを殺せ」

死喰い人s「……」

ヴォル「なんだ?」

ベラ「それが、生き残っている死喰い人の様子がおかしくて…」

ヴォル「それもやつらの仕業か?」

ベラ「おそらくは」

ヴォル「ふん、こざかしい…おい貴様ら、何をした?」

ヴォルデモートは蛇のような目をルルーシュやスザク達に向けた。
ロンが縮み上がる。

ヴォルデモート「答えろ。クルーシオ」

スザク「おわっ!っと、何もしていない。蹴ったら気絶した。それだけだ」

カレン「殴っても気絶したわ。一発で」

ヴォルデモート「なんだと?ふざけるな、答えろ。クルーシオ!」

CC「ふざけてなどいない」

ハリー「磔の呪いが効かない…?」

CC「この程度の苦痛、過去何百年かの間に飽きるほど経験した」

ヴォル「貴様…何者だ」

CC「お前はさっきから質問してばっかだな。飽きたぞ」

ベラ「貴様!なんて口を」

CC「早く終わらせてピザが食いたいんだ。お前らは早く死ぬか逃げるかどっちかしろ」

ヴォル「この闇の帝王が、その生意気な口を二度ときけなくしてやろう」

ルルーシュ「闇の帝王だと?」

ハリー「ル、ルルーシュ」

ルルーシュ「貴様、自分で闇の帝王などと名乗っているのか」

ヴォルデモート「なんだと?」

ルルーシュ「馬鹿らしい。恥ずかしくないのか?中学生の妄想もほどほどにしろ」

CC「ふっ、お前が何を言う」

ルルーシュ「黙れ」

ヴォルデモート「…命知らずが多いようだな、アバダケダブラ」

ヴォルデモートがルルーシュに向けて呪いを発した。
赤い閃光がルルーシュの前に飛び出してきた死喰い人の胸を貫く。

死喰い人B「…っ!」ドサッ

ヴォル「なに…?」

ルルーシュ「おい、仲間を殺してどうするんだ?」


スザク「ルルーシュ…はぁ」

ルルーシュ「どうした、俺を狙ったんじゃなかったのか」

ヴォルデモート「こざかしい、アバダケダブラ」

死喰い人A「が…!!」バタッ

ルルーシュ「怒りに任せて行動するから失敗するんだ。少し落ち着け」

戦場となっている玄関ホールは、張り裂けそうなほどの緊張と静寂で包まれていた。

ヴォル「クルーシオ!」

死喰い人D「ぐぁぁああああああ!!!があぁぁぁああああああああ!!!」

ロン「!」

ハー子「…っ!」

ルルーシュ「うるさい、静かにさせてくれ。俺の前で自分の部下をいたぶって、貴様は何がしたいんだ?」

ヴォル「貴様…」

緑だったごめん


ベラ「この方を誰だと思ってる!!」

ヴォル「手を出すな、こいつは俺様が直々にいたぶって殺してやる!」

ヴォルデモートが滑るようにルルーシュの方へ向かいながら呪文を唱えた。

ヴォル「クルーシ…っ!!」

唱え終わらないうちにルルーシュの周囲をかためる死食い人達から一斉攻撃を受け、後ろへ飛び退いた。

ヴォル「貴様ら、何の真似だ…?」

死喰い人「……」

ヴォル「なるほど、服従の呪いか…杖も使わずどうやった?」

ルルーシュ「何を言っている?魔法なんか使っていない」

ヴォル「嘘をつくな」

ルルーシュ「俺はただ守れと命令しただけだ。よほど貴様の下にいるのが気に入らなかったんだろうな」

ヴォル「貴様…!」


ヴォルデモートが、死喰い人をなぎ払いながらものすごいスピードでルルーシュの方へ向かっていく。

ハリー「ルルーシュ!」

ハー子「きゃあ!」

その時、スザクが待ち構えていたかのようにヴォルデモートの阻止に入った。
それに気付いたヴォルデモートの杖先から、スザクに向けて緑の閃光が走る。

スザク「だから、遅いって!」

襲い掛かる閃光かわしながらヴォルデモートの懐に飛び込むと、すかさず回し蹴りを喰らわせる。

ヴォル「ぐっ…!」

ヴォルデモートは顎にスザクの踵がヒットしたためよろけるが、すぐに体勢を立て直した。
しかし、スザクのほうが速かった。

ヴォル「がは…っ!!」

すぐさまヴォルデモートの後ろに回りこんだスザクは、後方からヴォルデモートの杖腕を掴むと一気にへし折った。


カレン「はいっと」

カレンがヴォルデモートのバキバキに折れた腕から杖を抜き取り、粉砕する。

ハリー「…!」

ハリー達だけではない、その場にいる者全員が、このシュールな光景に唖然としていた。

ルルーシュ「よし、では貴様ら全員杖を折れ」

死喰い人s「イエス、ユアハイネス」

ホール内には死喰い人達が一斉に杖を折る音が響き渡った。

ルルーシュ「おい貴様」

ベラ「…!」

ルルーシュ「貴様も俺に従え」

キュイーン

ベラ「!」

死喰い人最後の1本も、乾いた音を立てて二つに折れた。

ルルーシュ「おいハリー」

ハリー「あ、な、何?」

ルルーシュ「こいつをどうするかはお前が自分で決めろ」

ハリー「えっ」

ルルーシュ「両親の敵なんだろう」

ヴォルデモートは逃げられないように両手両足の間接が外され、地面にねじ伏せられていた。

ロン「ハリー」

ハリー「…ああ」

ハリーは杖を持ち、ゆっくりと無様な格好になっているヴォルデモートまで歩み寄った。


ハリー「そうだ、こいつだけは絶対に許さない…僕がこいつを殺さないと終わらないんだ…」

ハリーの頭の中は憎しみでいっぱいだった。
自分の愛する人達をどれだけこいつに奪われたんだろうか。
殺してやる。
殺してやる。

ハー子「ハリーは、殺す、の…?」

ロン「このままやつを生かしておいたらどうなると思ってるんだ」

ジニー「あいつは、今ここで消えるべきよ」

ハー子「でも…」

ジニー「ハーマイオニー、気持ちはわかるわ。でもいつかは必ずハリーがやらなくちゃいけないの」

ハー子「…そうね」


~3日後~

あの後、ヴォルデモートの息を止めようとしていたハリーのもとにダンブルドアが現れた。
ハリーに何かを話し、背中をさすり肩を叩いた。

そして、魔法界を長きに渡り恐怖で支配してきた闇の帝王・ヴォルデモートは、選ばれし男の子の手によって葬り去られた。

ハリー「トレローニーの予言があったから、ダンブルドアは戦わなかったんだって」

ロン「自分の学校が壊されてるのにか」

ハリー「うん」

ハー子「あら、ルルーシュ達は?」


ハリー「ダンブルドアのところ」

ハー子「ここ2、3日は色々忙しくてゆっくりできなかったけど、ルルーシュ達に聞きたいことがたくさんあるの」

ロン「僕もだ」

ハリー「ああ、たくさんね」

ジニー「帰ってきたら質問攻めだわ」


~校長室~

ダンブルドア「それでじゃ、えー…何の話じゃったかの」

ルルーシュ「予言の話です、先生」

ダンブルドア「ああ、そうじゃったそうじゃった。歳をとるとどうもいかんな」

カレン「それで、どの予言とはどういうものだったのですか?」

ダンブルドア「ああ、おそらくお主らのことじゃ」

スザク「え?」

ダンブルドア「簡単に言うとじゃな、異世界から来た者達によりヴォルデモートが倒される、と」

ルルーシュ「つまり異世界から来た者というのが僕達ということですね」

ダンブルドア「いかにも。4人と選ばれし者、つまりハリーがやつを葬るとあった」

CC「ほう」

ダンブルドア「誰が何をしようとこれは運命じゃから変えられん、とも」

カレン「それで先生は手出ししなかったんですね」

ダンブルドア「まあ簡単に言うとそういうことじゃ」

ルルーシュ「なるほど」

ダンブルドア「それでじゃ、じつは予言には続きがある」

カレン「なんですか?」

ダンブルドア「その戦いの後の満月、つまり今日じゃ」

カレン「今日がどうしたんです」

ダンブルドア「異世界からの戦士は光に包まれて帰還する」

ルルーシュ「なに…!」

スザク「今日、元の世界に帰れる…?」

ダンブルドア「少なくともわしはそうとらえた」

カレン「嬉しいけど、突然ですね」

ダンブルドア「そうじゃな、非常に寂しい」

スザク「そっかあ、今日でみんなとお別れなのか…」

ダンブルドア「そこでじゃ、今夜はお主らのお別れパーティをやろうと思っておる」

ルルーシュ「お別れパーティ」

ダンブルドア「そうじゃ。やつにとどめをさしたのはハリーじゃが、お主らの功績をみなが忘れてると思うでないぞ」

CC「ピザは出るのか?」

ルルーシュ「お前はそればっかりだな」

CC「黙れ、大事なことなんだ」

ダンブルドア「なんでも好きなものをたんと食べるがよい」

その後、お別れパーティは盛大に行われる。

ハリー達に軽く自分たちのことを説明すると最初こそ驚かれたが、「やっぱりね」と納得してくれたようだった。


0時ちょうど。

ルルーシュ達はまばゆい光に包まれてグリフィンドールの談話室から消えた。

短い間に育った友情はとても強く、儚く、大切なものとなった。



~元の世界~

ルルーシュ「スザク、無理はしなくていい。お前は俺を憎んでいる」

スザク「それとこれとは話が別だ」

ルルーシュ「しかし」

スザク「俺はナイトオブゼロ。皇帝に一番近い男だ。今までも、これからも」

ルルーシュ「わかった。…ありがとう」

CC「おいおい、今は国民に温かく迎えられてるんだぞ。何を緊張している」

カレン「そうよ、しっかりしなさい…あっしっかりしてください皇帝陛下」

CC「シュナイゼルもいなくなった今、皇帝はお前だけだからな」

ルルーシュ「……ああ」

カレン「あなたならできるわ」

ルルーシュ「国民のために尽力し、より良い平和な世界へ向けて政治を進める」


ルルーシュ「…ついてこい」


スザク「イエス、ユアハイネス」



CC「何かっこつけてんだ童貞」

ルルーシュ「黙れ」



3日もかかっちゃったけどここまでついてきてくれた人マジありがとう
ちょっと最後のほうおおざっぱになっちゃったけど、書いてて楽しかった
ではおやすみ
あと扇はカス

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