まどか「ドクターK?」 (296)

まどか☆マギカとスーパードクターKのクロスSSになります。
ドクターKって何?と思った方は近所のブックオフにでも行けば漫画が置いてあるので
そちらを見てください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1379953961

プロローグ


かつて日本に、日本医学界の最高権威・帝都大医学部を首席で卒業した天才青年医師がいた。

若くして国際レベルで活躍し、その執刀技術は特Aランク。

しかし、彼はある日、忽然と姿を消した。

彼こそは野獣の肉体に天才の頭脳、そして神技(しんぎ)のメスを持つ男。

その名は……K!

カルテ1.ドクターK現る!


ほむら「鹿目まどか。貴女は自分の人生が、貴いと思う? 家族や友達を、大切にしてる?」

まどか「え…えっと…わ、私は…大切…だよ。
家族も、友達のみんなも。大好きで、とっても大事な人達だよ!」

ほむら「そう…もしそれが本当なら、今とは違う自分になろうだなんて、絶対に思わないことね。
さもなければ、全てを失うことになる。
貴女は、鹿目まどかのままでいればいい。今までどおり、これからも…」

まどか「…」

ほむら(さて、これでいつものようにまどかを警戒させる事には成功したわ。
あとは魔女戦に備えて保健室で暫く寝ていようかしら。)

<保健室>

まどか「ここが保健室だよ、えーとお薬はと…」

ほむら「必要ないわ、暫く寝てれば大丈夫だから。」

まどか「そ…そうなんだ…」

ほむら(心臓の病気はもう魔法で完治したし後は魔女との戦いに備えて今の内に仮眠でも…)

―「そこのお前、ここは仮眠室ではないのだがな。」

ほむら「だ…誰!この保健室の場に相応しくないマントを着込んでその下には
鍛えられた鋼の筋肉を持つ強面の男は!?」

まどか「あ、K先生!」

ほむら「K先生って…この人まさか保健の先生なの?」

まどか「うん、そうだよ。昨日見滝原中の保健医として赴任したんだって。」

K「うむ、本当なら大学時代の旧友が赴任するはずだったが盲腸で入院してな。
代わりにこの俺が代理で来たわけなのだ。
ちなみにまどかは保健係なのですぐに打ち解けてくれた。」

まどか「ティヒヒ♪」

ほむら「どう見てもこの学校には場違いな人なんだけど…」

K「さて話は戻るがほむらよ、お前の心臓の病は既に完治している。
いや…それどころか後遺症すら残っていない、これはどういう事だ?」

ほむら「あなたに言う必要はないわ、悪いけど失礼するわね。」

まどか「あーぁ、ほむらちゃん行っちゃった。
もう…K先生はいきなり女の子の秘密暴こうとするなんて…デリカシー無さすぎですよ!」

K「ふむ…しかし気になる…暁美ほむら…何者だ?」

それから色々とありQBの出現、魔女との遭遇、そして巴マミとの出会い…

マミ「魔女は逃げたわ。仕留めたいならすぐに追いかけなさい。今回はあなたに譲ってあげる」

ほむら「私が用があるのは……」

マミ「飲み込みが悪いのね。見逃してあげる、って言ってるの。
お互い余計なトラブルとは無縁でいたいと思わない?」

ほむら「…」

まどか「ほむらちゃん!…行っちゃった…」

その後、傷ついたQBはマミの魔法により完治されまどかとさやかはようやくQBと
話をする事が出来た。

QB「どうもありがとう。僕の名前はキュゥべえ!」

まどか「あなたが……私を呼んだの?」

QB「僕、君たちにお願いがあって来たんだ」

さやか「お願い?」

QB「僕と契約して、魔法少女になってよ!」

<路地裏>


一方ほむらは…

ほむら「まただわ…結局QBの接触を阻止できなかった…
また繰り返すのね…けど私は何があろうと必ず…まどかを救ってみせる…」

K「まどかを救うだと?」

ほむら「あなたは…K先生?」

K「こんな夜遅くに出歩くとは危険だな、家まで送って行こう。」

ほむら「余計なお世話よ、放っておいて!」

K「待て!何か悩みがあるようだが…」

ほむら「放っておいてと言ってるのが聞こえないのかしら!」

K「ではこれから言う事は俺の独り言だと思ってくれればいい。
何でも自分一人で背負いこむな、たまには他人に頼ってみろ。」

ほむら「何も知らないくせに知った風な口を言わないで!」ダッ

K「…」

結局ほむらはKの忠告にも耳を貸さずにいなくなってしまった。

それから数日後…

<魔女の結界最深部>


マミ「体が軽い…!こんな幸せな気持ちで戦うの初めて…!もう何も恐くない!!」



ドンドンドンドン



使い魔’s「「ギャァァァァァ!?」」


まどか「マミさんスゴい!使い魔を瞬殺しているよ!」

さやか「行っけー!マミさん!」

上条くん歓喜

K初登場シーンってまんま北斗の拳だよな

<結界内部>


そこにはマミの魔法により身体を拘束されたほむらがいた。

ほむら「巴マミの拘束魔法は私じゃ解けない…結局巴マミの死は防げないのね…」


カツッ コツッ


シュパッ  シュパッ


バサッ


落胆していたほむらであったが突然マミの拘束していたリボンがキレイに斬れてしまい
脱出する事が出来た。
そしてそんなほむらの前に足音が確実に近づいてくる、その正体は…

ほむら「あ…あなたは!?」

<魔女の結界最深部>


マミ「ティロ・フィナーレ!!」

その頃マミはお菓子の魔女シャルロッテと戦闘中で必殺技のティロ・フィナーレで
止めを刺した。

まどか「やったー!」

さやか「マミさんさっすがー♪」

ティロ・フィナーレの一撃で魔女シャルロッテは撃破された…と誰もが思ったその時だった。

シャルロッテ『ア~ン』

マミ「……?」

シャルロッテは真の姿を現し、その巨大な口でマミを食べようとした。


ガブリッ


シャルロッテ「♪」

マミは一飲みでシャルロッテに全身を飲み込まれた、そして次の獲物をまどかとさやかに
標的を絞り襲い掛かる。

QB「このままじゃやられる!まどか!さやか!すぐに願い事を言うんだ!」

しかしまどかとさやかは先ほどの光景を見たショックで満足に動く事が出来なかった。

まどか「あぁ…マミさん…」

さやか「嘘だよね…死んじゃうだなんて…」

そんなまどかとさやかの前に非情にも魔女シャルロッテは襲い掛かった。



シャルロッテ『ア~ン』



ガシッ


だがまどかたちを噛み砕こうとしたシャルロッテの牙はある男によって抑えられた。
その男こそ…


K「うおおおおおお!」


まどか「K先生!」

さやか「嘘でしょ…生身の人間が魔女の牙を抑えつけてるなんて…」

QB「この男…一体何者なんだ!?」

まどか「K先生!あの魔女の中にマミさんが!」

K「わかった、行くぞ!ぬうんっ!!」


グググググググ


まどか「K先生の鋼の筋肉が盛り上がっていくよ!」

シャルロッテ『?』


K「フンッ!!」


ボギィッ!!


シャルロッテ『ウギャァァァァァ!?』

QB「なんだって!まさか握力だけで魔女の牙を粉砕するだなんて!?」

K「でぇぃっ!」


スパッ


さやか「K先生のメス捌きで魔女に喰われたマミさんが出てきたよ!けど…」

さやか「K先生のメス捌きで魔女に喰われたマミさんが出てきたよ!けど…」

QB「どうやらマミは魔女に首を切断寸前まで喰われていたようだね。
幸い首は繋がっているが出血が酷い、これじゃ助かりようがないよ。
だがもしマミを助けたければ僕と契約して魔法少女に…」

K「その必要はない、このオペは俺がやる!」

QB「訳のわからない事を言わないでくれ、非常識にも限度というモノがある。
たかが人間の力で魔女の力をどうにか出来るわけが…」

K「黙れ。」

QB「え?」

K「戯言を聞いている暇は無い!!」


ドゴォッ!


QB「ごへっ!?」


さやか「QBがK先生に殴られた!?」

K「これよりオペを開始する!巴マミの首周りの出血の止血、及び縫合を行う!」

まどか「ス…スゴい…K先生のメス捌きであっという間にマミさんの傷口が塞がれていく…」

さやか「汗ひとつかかずにとんでもないスピードで行うなんて…まさに神業だよ!」



QB『グ…ググ…グオォォォォォ!!』


まどか「そんな…死んだと思った魔女がまた立ち上がってくるだなんて…」

さやか「K先生!!」

K「俺の…邪魔をするなぁぁぁぁぁぁ!!!!」


ドオオオオン


まどか「あぁ…K先生の裏拳一発で魔女が吹っ飛ばされた!」

さやか「おまけにグリーフシードになったよ!」

K「まったく落ち着いて手術も出来ん…」

すげえ

それから数分後、魔女の結界は解けマミの緊急手術も終わった…

K「オペ終了。」

さやか「嘘!1時間も経ってないのに!?」

K「心配ならこの病院に入院させてやれ、あとはビタミン剤でも打っておけば自然に治る。」

まどか「ありがとうK先生!」

K「…」

Kは黙ってその場を立ち去ろうとするがほむらはその行く手を阻もうとした。

ほむら「待ちなさい!あなたは一体何者なの!?」

さやか「あ、転校生…来てたんだ…」

まどか「ほむらちゃんの事すっかり忘れてたよ、ティヒヒ。」

K「俺の名はKAZUYA、俺の使命はこの世に生きとし生ける者全てを救う事…
人は俺の事をこう呼ぶ、ドクターKとな!!」

ほむら「ドクターK…」


ザッ ザッ ザッ


こうしてKはその場を後にした、しかし見滝原病院の屋上からひとりの男がその光景を眺めていた。

―「クックックッ!さすがだなドクターK、そうでなければ面白くない。
お前を倒すのはこの俺…ドクターTETSUしかいないのだからな!!」


続く

とりあえずここまで

ちなみに一言言っておきます。

※ドクターKは医療漫画です、断じて格闘漫画ではありません。


久々にKを読みたくなった

Kってブラックジャックの主人公をケンシロウにしたようなもんだよな。
初期だけでそれからは独自色だしてるけど。

さすが一族最高の男KAZUYAなだけある
表記はKAZUYAのがみやすいと言わざるを得ない

KAZUYAはやっぱり別格
KEIや一人じゃこうは行かない

さやかの契約はないな

仮に契約して魔女化しても魔女の腹掻っ捌いてさやかを摘出しそうだから困る

擦れたいで野球のことかと思ったわ

魔法少女のシステムが実はバイオテクノロジ-とかなら直せるかも
ドクタ-K「これより、魔法少女を正常な人体にもどすオペを開始する。」

QB「バカな僕たちの技術がたかが未開の辺境惑星の技術に・・」

こりゃまたえらいクロス来たなwwwwww

くそワロタwww期待

>>31
願いを叶えることなく、Kが治しちゃうだろうしな

カルテ2.対決!ドクターTESU!!


<見滝原病院>


恭介「僕の手はもう二度と動かないんだ…不思議な事でもない限り治らないんだ…」

さやか「恭介…」

恭介「もう僕の事は放っておいてくれよ!」

さやか「大丈夫、奇跡も魔法もあるんだよ!」

QB「さやか、願い事は決まったようだね。」

さやか「うん…QB!私の願いは恭介の腕を治す事だよ!」

QB「これで契約成り…きゅっぶぃ!?」


グシャッ


―「チッ!変なモンを踏み潰しちまったようだな、気持ち悪いぜまったく…」

さやか「あぁ…QBがいきなり病室に入ってきた矢吹ジョーみたいな髪型をした
ロングコートの男に踏み潰されてる…」

TETSU「俺の名はドクターTETSU、上条恭介よ!お前のその腕、この俺が治してやろう!!」

恭介「それは本当ですか?」

TETSU「それどころかこの俺にかかれば事故前よりもバイオリンの才能を引き出す事も可能だ!!」


さや恭「「な…なんだってー!!!!!」」

その頃別の病室では…

まどか「マミさん、もう身体は大丈夫なんですか?」

マミ「えぇ、魔法の治癒で傷跡すら残ってないわ。
けど…私を助けてくれた人があの保健医のK先生だったなんて…」

K「フッ、生徒を守るのは教師の役目だからな。
それにしても魔法少女に魔女か、う~む…この街に入った時から何やら邪悪な気配は
感じていたがまさかそんな事情があったとは…
普通の人間であるこの俺にどこまで出来るだろうか。」

マミ「普通の人間は邪悪な気配とか感じられないと思うんですけど…」

まどか「ていうか魔女を裏拳一発で倒した人の言うセリフじゃないですから。」

K「しかしこれで合点がいった、ほむらは魔法少女だからこそ魔法で心臓の病を
後遺症も残さず治癒できたわけか。」

マミ「けどQBが言うにはあの子はQBと契約しないで魔法少女になったとか…
どういう事なのかしら?」


ワイワイ  ガヤガヤ  ザワザワ


まどか「ところで廊下が騒がしいけどどうしたんだろ?」

気になったまどかたちは廊下に行ってみるとそこにはバイオリンを弾いている恭介と
付き添っているさやかの姿があった。

マミ「とてもいい音色だわ、私の戦闘BGMしたいくらい…」

K「あの少年…まどかたちと同い年くらいか。それなのにあの年齢でここまで
バイオリンを弾きこなすとは大したものだ。」

まどか「あれって…上条くん!嘘でしょ…だって上条くんは…」

さやか「あ、まどか!それにマミさんにK先生も!
聞いてよ、恭介の怪我が治ったんだよ!おまけに以前よりもバイオリンの腕も上達しちゃってさ!
もうまさに奇跡だよ!!」

まどか「そんな…あり得ないよ…上条くんは交通事故に合って重傷だったはずなのに!?」

K「なんだと!」

マミ「それじゃ美樹さんは魔法少女の契約で願いで彼の怪我を治したのね…」

QB「いいや…彼女は魔法少女の契約を結んでいない…グヘッ…」

マミ「QB!あなた何で頭が潰れてるのよ?」

TETSU「フフフ、恭介の腕が治ったのは俺のおかげだ!」

K「なっ!貴様は…ドクターTETSU!?貴様もこの街に来ていたのか…」

TETUS「どうやらお前とはとんだ腐れ縁のようだぜ、フフフ。」

K「答えろ!何故あの少年は事故の怪我を治し…それどころかあの上達ぶりは…」

TETSU「ならば答えてやろう!そう…恭介はこの俺のドーピング手術を受けたのだ!!」


K「な…なにぃっ!?」


まどか「え~とドーピングって…」

マミ「確かスポーツ選手が好成績を出すために悪用しちゃう薬物の事よね。」

TETSU「その通り、だがこの俺のドーピングはそんじょそこらのドーピングとは訳が違う。
身体への負担を極力減らし、そして疲労等の痛覚を麻痺させているのさ!」

K「おのれ!その様な事をすれば患者がどうなるのかわからん貴様ではあるまい!」

TETSU「恭介は自分からそれを了承している、人を助けて何が悪いんだ!あ゛ぁん?」

K「何を言っても無駄か…ならば!」

TETSU「面白れぇ、お前とは決着をつけなきゃと思ってたとこよ!」



K、TETSU「「ぬおおおおおおおお!!!!」」




ドガッ   バキッ    ボガッ


まどか「K先生たちが病院内でケンカし始めちゃったよ!」

マミ「お医者さんならこんなとこで暴れるのやめてぇぇぇ!」

KとTETSUが病院内で戦っている最中に恭介は、突然何かに呼ばれたようにフラフラと
その場から離れて行った。

恭介「…」

さやか「あれ?恭介…何処行くんだろ?」

それからさやかは恭介を追って廃工場にやって来た。
そこには恭介と同じく何かに誘われた人々が集まっていた、その中にはクラスメイトの
友達である志筑仁美もいた。

さやか「仁美!ねえしっかりしてよ!」

仁美「あら、さやかさん…私たちこれから天国へ旅立ちますのよ♪」

さやか「天国ってアンタ何を言って…ハッ!?これは恭介のバイオリン?」

仁美「素晴らしい音色ですわ…これから天国へ旅立つ私たちに相応しい鎮魂歌ですことよ…」

恭介「…」♪ ♫ ♬ ♪ ♫ ♬

さやか「恭介もこんな辺鄙な場所でバイオリン弾いて一体ここで何が始まるっていうのよ?」

QB「彼らは魔女に操られているのさ、そしてこれから集団自殺しようとしている。」

さやか「QB…アンタさっき踏み潰されてたんじゃ…ていうか集団自殺ってどういう事!?」

QB「ここはハコの魔女エリーのテリトリーなんだ。
彼らは魔女の餌としてここに誘き寄せられたに過ぎない、ほら見てみなよ。
あそこで女性が自殺の準備を始めているよ。」

さやか「ちょっと…あの人何してんのよ!?」

QBが指摘する通りその女性は、塩化系の洗剤を混合させ塩素ガスを発生させこの場にいる
全員を自殺させる準備を始めていた。

さやか「アンタ…やめ…グフッ!?」

仁美「邪魔をしてはいけませんわ、これは神聖な儀式なのですよ。」

さやか「仁美…ゲホッ…」

さやかは仁美に止められてしまい身動きが取れなくなってしまう。
そして遂に工場内に塩素ガスが充満し集団自殺が行われた。

恭介「…」♪ ♫ ♬ ♪ ♫ ♬

恭介の奏でるバイオリンの音色を聞きながら次々と集まった人々が倒れて行く。

主婦「…ようやく死ねるわ…」

工場長「生まれ変わったら…今度はもっと大きい工場を建ててやるんだ…」

仁美「さぁ、みんなで天国へ旅立ちましょう♪」

さやか「恭介…仁美…ダメ…これじゃ…みんな死んじゃう…QB、私魔法少女に…」

さやかはこの窮地を切り抜けるためにQBと契約し魔法少女になる決意をした。
だが工場内が塩素ガスで満ちていたため、意識は朦朧としてしまいQBに
その意思を伝える事が出来なかった。

QB「ハァ…悪いが僕はキミの同意が無ければ契約できないんだ、残念だがこの契約は
無かった事にするしかないね。」

さやか「ちょ…待って…Q…べぇ…」

もうさやかに話す気力は残っていなかった、この危機を自力で乗り越える事も出来なければ
QBとの契約も出来ない、もうダメだと思ったその時であった。




K「「ぬおおおおおおおおお!」」




ドガァァァァァンッ!!


工場の頑丈な鉄の扉を自らの鉄拳をブチ当てKが現れたのだ。

K「大丈夫かさやか!ぬううっ!これはいかん、塩素ガスが充満している。
だがこの程度の塩素ガスならば我が一族ならば耐えられて当然の事だ、何の問題も無い。」

遅れてマミとまどか、それにTETSUもやってくるが…

K「入ってはダメだ!この工場は塩素ガスで充満している、お前たちでは中毒症状を起こすぞ!」

マミ「でもK先生は平気じゃ…」

まどか「マミさん…K先生を普通の人の基準で考えちゃダメですよ!」

TETSU「くっ!どういう事だ…何故恭介はこんな事をしている…
俺の手術は完璧ではなかったのか!?」

K「いや…お前の手術に問題は無かった、彼らがこうなってしまった原因はこいつの仕業だ!!」

TETSU「なにぃっ!?こいつは…」

今もなおバイオリンを弾く恭介の背後から巨大な影が浮かび上がってきた、それは…


[ハコの魔女エリー出現]


エリー『…』

マミ「あれは…魔女!」

まどか「それじゃあ上条くんは魔女に操られているんですね!」

TETSU「おのれ…人外のくせに俺の患者に手を出すとは許さんぞ!うおおおおお!」

TETSUは魔女に怒りを感じ冷静さを欠いたまま挑んでいった。

K「やめろTETSU!何の策も無しに挑むのは危険だ!」

TETSU「心配は無用!俺はテコンドーの使い手だ、こんなヤツ一捻りよ!」

TETSUは得意のテコンドーで魔女エリーに怒りの拳を当てようとした、が…

エリー『…キャハハ…』

TETSU「何だコレは…俺の過去の映像が流れてくるぞ…」

エリーはTETSUに精神攻撃を浴びせていた、彼の深層心理からトラウマを引き出していたのだ。

TETSU「こ…この映像は!投獄され獄中死した俺の親父!」

父「徹郎!助けてくれ!」

TETSU「お…親父ー!それにまだ出てくる…お…お前は…」



―「あ゛…あぁ…徹郎…」


TETSU「お前は…俺の兄…真田武志!バカな…お前たちは死んだはずじゃ…」

真田「哲郎…俺はこんなところで死にたくない…助けてくれ…」

TETSU「やめろー!こんなモノを見せないでくれぇぇぇぇぇぇ!!」

K「目を覚ませTETSU!!」


ドスッ


TETSU「グハッ!?」

まどか「K先生がTETSU先生に向かって針を投げた!」

K「どうだ、これで正気に戻ったろう。」

TETSU「くっ!Kェ…情けないとこを見せちまったぜ…」

K「まだ立てるか、ならば行くぞ!」

TETSU「当然だ…ヤツは俺が倒す!」

K「いや…違うな、俺たちが倒すだ!」

TETSU「お前と手を組めだと…冗談を…クッ!」

K「やはり先ほどの精神攻撃が足にきているようだな、今のお前だけではヤツは倒せんぞ。」

TETSU「いいだろう、K!お前の力を俺に貸せ!」

K「うむ!行くぞTETSU!!」



K、TETSU「「うおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」」



ドガァッ!!


エリー『ギャァァァァ!?』


まどか「二人のパンチで魔女が倒された…」

マミ「あなたたち…何者なの?」


K、TETSU「「俺たちは…医者だ!!」」


こうしてKたちの活躍により魔女エリーは倒され恭介や仁美たちも元に戻った。

恭介「う…うぅ…僕は…一体…」

仁美「何で私はこんなとこで寝ているのでしょうか?」

さやか「恭介!仁美!よかった、もう大丈夫だからね!」

まどか「あれ?上条くん、怪我した手が動いてるよ!」

恭介「本当だ!よかった…夢じゃなかったんだ!」

さやか「そうだよ恭介!夢じゃないんだよ!!」

そんな喜ぶさやかたちを影でそっと見守るKとTETSU。

K「どうやらあの少年の腕はちゃんと治していたようだな。」

TETSU「フンッ!あの病院の医者がヤブだったんだ、あの程度の手術ついでにやったまでだ。
そんな事よりお前も気付いているんだろ、いや…そのためにお前はこの街にきたはずだ!」

K「うむ、魔女の事だな。アレの正体は…間違いなく元は人間だ!」

TETSU「そして魔法少女…あの娘たちは魂を抜かれソウルジェムとかいう石ころにされている。
一体何のために…」

K「それを行っているQBというヤツ、その正体はインキュベーター。
古より我が一族と歴史の裏で対峙している因縁のある忌まわしき存在だ!
ヤツらの目的は魔法少女が持つソウルジェム、それが黒く濁りきると魔法少女は
魔女になってしまう…その時に発生するエントロピーとやらを回収する事なのだ!」

TETSU「なんだと!?だがお前は何故そこまで知っているんだ?」

K「それは…このメスだ!」

TETSU「メス…だと?」

K「うむ、代々我が一族は自らの代で患者の治療が困難だと判断した時にはメスを
診察券代わりとして次代のKに患者を託していた。
しかし…このメスは我が一族の初代から託されている『MAGICAメス』!
残念ながら我が一族は未だに魔法少女の治療に成功していないのだ…
俺は1ヶ月前、このMAGICAメスを死んだ親父の書斎から見つけてな、その時にすべての詳細が
わかったのだ。」

TETSU「なんという事だ…Kの一族と魔法少女にそんな因縁が…面白れえ!俺も一口乗ったぜ!」

K「魔法少女や魔女たちの治療…必ずや俺の代で成功させてみせる!!」

一方その頃…恭介たちが集団自殺を起こした近くの倉庫でなにやら怪しげな動きを見せる連中がいた。

―「どうした?やけに外が騒がしいな。」

―「申し上げます!ドクターKが魔女を倒して集団自殺を阻止したようです!」

―「何!?やはり来たかドクターK!いや…KAZUYA!我が一族の宿命通りという訳か…」

そんな怪しげな男たちの中ひとりの少女が現れる、その少女こそ見滝原市の隣町である
風見野をテリトリーとする佐倉杏子であった。

杏子「よう、そのKってヤツをアタシが倒してやろうか?」

―「お前如きでどうにかなる相手ではないが…まあ足止めくらいにはなるか…」

杏子「言ってくれるねぇ、魔法少女の実力見せてやるよ!」

そう啖呵を切ると杏子はその場から立ち去って行った。

―「おのれ…あの無礼者が!この御方を誰と心得ているのだ!」

―「まぁよい、KAZUYA!貴様の命運もここまでだ、フハハハハハハ!!!!!」


続く

とりあえずここまで

※ドクターKは医療漫画です、断じて格闘漫画ではありません。

初めて見たときは北斗の拳かと

乙です。
TETSUもああ見えて、孤児院に寄付したりと結構いいとこあるからなぁ。
これである意味このSSの山場を超えた訳だけど、あとはどうなることやら。

凄い勢いであらゆる問題がねじ伏せられて行くな

シリアスされるくらいならギャグのほうがいいよね

あ、これハゲ入道さんフラグだ
それにしてもK2時代じゃなくて助かったな徹郎



初登場時の真田に「花京院じゃねえか!」と突っ込んだのはいい思い出

まさかのドクターKスレwwwwww

>>1はKをなんだと思ってるんだと思ったが、このSSはまどか世界ではなく
ドクターK世界なのだと悟り納得した。だから何もかもスピーディーに解決なんだな

親父の書斎すげえな

正直、Kならこの程度の無茶はやってのけてしまうんじゃないか、と納得してしまう

校医で赴任なら癌治療後かと思ったが健康そうで良かったぜ
これ見て思ったが北斗の拳とKのクロスだとクロスと呼んでいいのだろうか……?

武死亡はガン後ですぜ
まあ肉体的衰えは脊椎転移の切除後だし

武死亡はガン後ですぜ
まあ肉体的衰えは脊椎転移の切除後だし

ドクターKの原作見たけど、Kって以外にも表紙豊かだよなwwwww
自分のイメージじゃ、ケンシロウみたいに終始一貫同じ表情かと思った

今回のイブニングは歴代トップクラスで表情が凄いことになってたな

カルテ3.強敵!佐倉杏子現る!!


謎の組織の男たちからの命令を受けた佐倉杏子は見滝原中学校の保健室を望遠鏡で覗いていたが…

杏子「さて、あいつらに大見得切ったのはいいけど…あいつがドクターKか…
マント羽織ってボディビルダーみたいな筋肉しやがって…何であんなのが保健医やってんだ?
普通保健医って女がやるモンだろ。」

そんな事をツッコんでいるとKが保健室からいなくなり杏子は先ほどまでKがいた保健室に
侵入してみた。

杏子「まぁ…普通の保健室だな、でもアタシが昔通っていた学校の保健室より豪華だな
…ってこりゃ写真立て…?おいおいマジかよこいつは!?」

杏子は保健室に飾られていた写真を見て何か驚いていたが次の瞬間もっと驚く事態に遭遇してしまった。

K「とりあえずその写真立てを元に戻してもらおうか、大事な物なのでな。」

杏子「なっ!?テメェいつの間に!」

杏子が驚くのも無理はなかった、先ほど保健室を出て行ったKが気配も無く室内に戻っていたのだから。

K「我が一族は昔から厄介な連中に命を狙われていてな、そのために気配を消す事くらい
習得出来なければ一人前と認めてもらえなかったのだ。ちなみに先ほど遠くから覗いてたのもお前か?」

杏子「チクショウ!全部御見通しって訳かい…ていうかアンタ医者なんだろ!
何で気配消さないと一人前扱いされないのか訳わっかんねえよ!?」

K「そんな事はどうでもいい、それでお前は何をしにここに来た?」

杏子「そりゃ勿論…アンタの命を貰いに来たのさ!いくぜ…あれ?無い?無い!?」

K「お前が探しているのはもしやこれか?」

杏子「あっテメェ!ソウルジェム盗みやがったな!?」

K「フンッ、いきなり無断侵入してきた挙句に、命を狙いにきた等とふざけた事を言う輩から
そのような事を言われる筋合いは無いな。」

杏子「クソッタレが!ここは一旦出直して…」

K「まあ待て、せっかく来たし…もうじき昼飯時だ、一緒にメシでも食わんか?」

杏子「ふざけんな!食い物で釣られるほど落ちぶれちゃ…」(グ~

杏子「まぁ…食い物を粗末にする訳にゃいかないからな、しょうがねえな…付き合ってやるよ!」

K「フフ、素直じゃないな。」

それからお昼時間、保健室にまどかたちもやって来てみんなで昼食を食べる事になった。


杏子「…」

K「という訳で佐倉杏子だ、みんな仲良くしてやってくれ。」

まどか「ティヒヒ!よろしくね杏子ちゃん!」

仁美「初めましてごきげんよう、杏子さん♪」

さやか「よろしく杏子!まどかのパパの手料理は美味しいんだぞ!」

マミ「…」

杏子「…」

マミ(それであなた何でここにいるのかしら?)

杏子(うっせー!テレパシーで話しかけんな、こっちにも色々と事情があるんだよ…)

K(マミ、杏子とは顔見知りなのか?)

マミ「え…あの…その…」

杏子「あ…あんた!魔法少女のテレパシーが使えるのか!?」

K「我が一族なら当然の事だ。」

マミ杏((一体どんな一族なんだろ?))

まどか「あ、そうだ!今日はもうひとりお昼ご飯に呼んでいる人がいるんだよ!」

仁美「それってもしかして…暁美さんの事ですか?」

さやか「そういえば転校生のヤツ最近見ないけどどうしたんだろ?」

まどか「残念だけどほむらちゃんじゃないんだよ、今日来てくれるのは…この人ですっ!」

さやか「あぁ!あなたは!?」



バァ~ン


味大王「フフフ、美味いモノを喰わせてくれると聞いて飛んできたわい。」

釣り目「どうもぉ~。」

仁美「家庭科の臨時教師の味大王先生!?それと付き人の釣り目さんも!」

K「味大王、あなたもこの学校に来ていたのですか。」

味大王「おや、ドクターK。このような場所で会うとは奇遇ですな。」

さやか「まどか…アンタ何で味大王先生を呼んだのさ?」

まどか「うん…前からウチのパパのお料理を食べたいと言ってたから…」

味大王「どれ、これが鹿目くんのお父上のお弁当か。どれ一口いただきます。」パクッ

まどか「ど…どうでしょうか?」

味大王「ムッ!これは…」




ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ




釣り目「味大王さま…まさか…」

さやか「おっとこりゃ来ましたね!」

仁美「いつもの…アレ…ですわね。」

杏子「おい…何で地響きしてんだよ?」

マミ「気にしないで、いつもの事だから。」

まどか「先生…お味はどうでしょうか?」









味大王「「うまいぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!」」





















まどか「本当ですか!よかったぁ♪」

さやか「やったねまどか!」

味大王「この肉のカラッと香ばしく尚且つふんわりと舌にとろける、肉はこの上なく
ジューシーに柔らかく噛むほどにジワッと旨味が広がる!」

まどか「えへへ!」

味大王「ご飯はふっくらと炊きあがり肉とのバランスはまさに完璧だ!!」

杏子「テンションについていけない…」

仁美「大事なのは慣れですわ。」

味大王「そしてこの野菜だ!恐らく農薬無しで栽培されたであろうこの野菜…
ぬぅぅっ!なんと!これは野菜嫌いの子供にも食べれる様に工夫を凝らしてあるだと!?」

まどか「ハイッ!」

味大王「ピーマンの独特のあの苦味を消し…さらにこのトマトケチャップ…まさかこ…これは!?」

まどか「そう、パパの自作なんです!」


ピキーンッ!


味大王「な…なんだと!?今時の家庭ならトマトケチャップは市販の物を扱いがちだ…
しかし!鹿目宅ではトマトケチャップを自作しているとは…なんたる…なんたる事だ!!
フフフ…クク…ハーッハハハハハ!!!!」

杏子「何で急に笑い出してんだろ?」

味大王「見事!見事也!鹿目知久殿!私は敢えて言うぞ!」

釣り目「一体何を仰る気なのですか!?」







味大王「手を合わせ……ごちそうさまぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」










さやか「やったねまどか!パパさんの料理が認められたよ!」

まどか「うん!」

杏子「パクパクムシャムシャ…まったくくだらねえ、食い物なんて食えりゃそれでいいじゃねーか。
美食家なんてアタシにゃ一生縁の無い連中だね。」

マミ「あ、待って佐倉さん!」

K「…」

その頃見滝原中学校の屋上では…


TETSU「グハッ!?テメェ…このタコ入道…何故お前がここに…」バタッ

タコ入道「フンッ、この私に歯向かいおって愚か者が…
さて、心配になって様子を見に来てみれば敵であるKと仲良くメシを喰っているとは…
やはり魔法少女などという訳のわからん輩と手を組みべきではなかったわ!
しかしあの御方は何故魔女や魔法少女に興味を持たれたのだ?
まあいい、ここにあるこのグリーフシード。これを孵化させれば…フンッ!」

TETSUに重傷を負わせたタコ入道はグリーフシードを見滝原中学校に放り投げた。

一方校舎裏では見滝原中から出ようとした杏子をマミが必死に呼び止めていた。


杏子「離せよマミ!」

マミ「ダメよ!離したらあなたいなくなっちゃうじゃないの!」

K「ぬんっ!」


ギュムッ


Kは杏子の後ろ襟を掴み逃げられないようにした。

K「とりあえずせっかく来たんだ、訳を聞かせてもらおうか。」

杏子「頼まれたんだよ…あるヤツにアンタを倒すようにってさ。」

K「俺を倒すだと?」

杏子「そうだよ、あの保健室にあった写真立てに写ってたおっさんにだ!」

K「なにぃっ!?」

マミ「保健室の写真立て?どういう事ですか?」

K「バカな…そんなはずはない…どういう事だ?」

杏子「な…おい?どうしたんだよ?」

K「あの写真立ての人物は俺の死んだ親父だからだ。」

マミ「なんですって!」

杏子「アンタ…親父さん死んじまったのか?」

K「あぁ…俺がお前たちくらいの頃にな。」

杏子「親父か、アタシにも親父がいたよ。いつも他人の幸せばかり考えていた人だ。
アタシはそんな親父のために何かしてやりたいと思って魔法少女になった、それなのに…
最期にはアタシの所為で一家心中だ!だからその時決めたんだ!もう誰にも関わらないってな!!」

マミ「佐倉さん…」

K「そうか、お前の父親も俺の親父と一緒だな。」

杏子「アンタの親父さんもだと?」

K「あぁ、俺の親父は俺と同じく医者だった。
親父はいつも頭ごなしに医者になれと口を酸っぱくして言ってな…俺はそれが嫌いだった。」

マミ「K先生…」

K「そんな親父だったが…最期は原子炉の瓦礫を撤去し命を懸けて俺を守ってくれた。
俺はそんな親父の意志を継ぐために医者になったのだ!」

マミ「お父様が…それでK先生はお医者様に…グスッ」

杏子「おいコラ待ておかしいだろ!何で医者が原子炉の瓦礫撤去してんだよ!?
まあアンタの親父ならそれくらいやりかねないから怖いんだけどさ…」

その時だった、杏子とマミは校内で邪悪な気配を感じた。


杏子「この気配まさか!」

マミ「えぇ!間違いない!これは…」

K「うむ、魔女の気配だ!おのれ…何故魔女が校内に出たのだ!?」

杏子「何で魔法少女でもないのに魔女の気配とかわかるんだろ…」

マミ「そんな事はいいから早く行くわよ!」

マミたちが校内に辿り着いた時には既に使い魔がそこら中に溢れていた。


生徒A「なんだよこいつら!」

生徒B「誰か助けてー!」

マミ「そんな…使い魔が…」

杏子「チッ!おいマミ!使い魔はお前に任せる、アタシは魔女を殺ってやる!」ダッ

マミ「待って佐倉さん!一人じゃ危険よ…ってもう行っちゃったわ。」

K「心配するな、あの娘も相当の場数を踏んでいるはず。実力があるからこその判断だろう。
その間に俺たちはこの使い魔を倒そう。」

マミ「K先生…わかりました、学校のみんなを救わなきゃ!」



………


使い魔の掃討はすぐに終わった、幸いにも死者はいなかったが重軽傷の負傷者が多数
出るという事態になってしまった。

K「なんという事だ…これでは救急車を呼んでも間に合わんぞ!」

マミ「一体どうしたら…」

K「生徒を全員保健室に運べ!俺に考えがある!」

<保健室>


まどか「あ、K先生!それにマミさんも…よかった、無事だったんですね!」

仁美「けど怪我人が…この保健室の治療道具だけではどうにもなりませんわ…」

マミ「私の治癒魔法じゃこの学校の生徒全員治すのは無理よ!」

さやか「やばいよこれ…どうしたら…」

QB「お困りのようだねみんな。」

まどか「QB!ちょうどいいところに!」

自分を殺しに来たと言う相手に普通に飯を勧めるあたり、実にKらしい

QB「わかっているよ、この事態をどうにかしたいんだろ!さぁ僕と契約して魔法少女になるんだ。
まどかの才能ならこの学校全員の怪我くらいあっという間に治せるよ…」

K「失せろ。」



グチャッ



さやか「あ、K先生がQBをまた踏み潰した。」

K「まったく忙しい時にくだらん事を言いにきおって…」

まどか「けど…願いも無しにどうやってこれだけの怪我人を治すんですか?」

K「備えあれば憂い無しだ、これを見ろ!」


ポチッ



ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド



まどか「嘘!保健室の地下通路が!」

仁美「しかもその通路を出た先には最新の手術設備が!これは一体どういう事ですの?」

K「この事態を予め予測していてな、知り合いのクエイド財団に頼み、前もってこの学校に
手術室を増設してもらったのだ!」

さやか「さっすがK先生!」

仁美「一体どんな事態を想定していたらこんなモノを作るのでしょうか?」

まどか「それよりも今は怪我人を運ばないと!」

K「うむ、みんな手伝ってくれ!これより緊急オペを開始する!」


カッ


こうしてKは地下の手術室に患者を連れ込み手術を開始した。

その頃先ほどKやマミと別れて単独行動を取っていた杏子だが出てくるのは使い魔ばかりで
肝心の魔女を発見出来ずにいた。

杏子「クソッ!魔女のヤツが全然姿を現せねえ、どういう事だ?」

タコ入道「ここにいたか佐倉杏子!」

杏子「なんだハゲのおっさんかよ、その担いでいる野郎は誰だよ?」

TETSU「うぅ…」

タコ入道「こいつは愚かにも私に挑んできおってな、まあ死んではいない。
Kへの見せしめのために生かしておいているだけだ。」

杏子「それよりも使い魔はいるけど魔女が見当たらねえ、何処に行ったんだ?」

タコ入道「フフフ、魔女を解き放ったのはこの私だ。全てはあの御方のため…
そして魔女の習性を思い出すがいい、ヤツらは人を絶望に誘い込む輩。
つまりこの学校で今もっとも人が集中している場所にいるのだ!」

杏子「それじゃまさか保健室に!クソッ!」

杏子は急ぎ保健室の方へと駆けつけようとするが既に遅かった。


影の魔女[エルザマリア]出現


エルザマリア『……』

マミ「よりにもよって手術室に魔女が現れるなんて…」

K「すまんが俺は患者の手術をせねばならんから加勢できん!一人で大丈夫か!?」

マミ「えぇ、私一人でも大丈夫です!K先生は手術に集中してください!」

まどか「大丈夫かなマミさん…」

さやか「ここはマミさんを信じて私たちは軽症の人たちの手当てをしなくちゃ!」

まどか「う…うん!」

仁美「あの化け物を相手にマミさん…大丈夫なのでしょうか?」

K「まどか!さやか!患者を全員一列に並ばせろ!こうなれば一気に片を付ける!」


Kからの指示によりまどかたちはベッドに横たわる患者たちを一列にさせた。


まどか「これからどうするんですか?」

K「このような突貫作業は普段はあまりやらんのだが…このような事態では仕方があるまい。
行くぞK式流れ作業だ!ぬうんっ!!」



ズバッ  ドシュッ  シュルッ



仁美「す…凄いですわ!
患者を一列に横たわらせベルトコンベアーのような速さで患者の治療を行うなんて!」

さやか「それにK先生のメス捌き…目にも止まらぬ速さで熟していく、まさに神業!」

まどか「これならみんな助かるかも…頑張ってK先生!」

Kがたった一人で見滝原中の怪我人を治している頃マミはというとエルザマリアを相手に
苦戦していた。


エルザマリア『……』


シュルシュル


ガキンッ  ガキンッ


マミ「クッ!ダメだわ…私の武器は火器だからこんな手術室で使うわけにはいかないし…
かといってリボンだけで応戦するには…」

マミは得意の銃器類を使えずに四苦八苦の状態が続いていた、そして…


ガキインッ


マミ「キャァッ!?」

エルザマリア『……』

マミ「もうダメ…これまでなの…」

エルザマリア『……』


ドカッ  ドカッ

マミ「ごめんね、みんな…私もう…」

マミは諦めて目を閉じた、しかし…

杏子「諦めるんじゃねえ!」

マミ「佐倉さん!魔女の触手を防いでくれたの?」

杏子「バッカヤロウ!何諦めてんだ!お前が諦めたらこの学校の連中はこの魔女に
皆殺しにされちまうんだぞ!」

マミ「けど…私の武器じゃ…」

杏子「だったらアタシのこの槍で…殺ってやるぜ!!」


ブンッ


ドシュッ


エルザマリア『ギャァァァ!?』

杏子「ヘンッ!効いているようだな、あと一押し!行くぜ!」

タコ入道「させん!」


ガッ


魔女エルザマリアを一気に倒そうかとした杏子の前に現れたのはあのタコ入道であった。

杏子「このハゲ!どきやがれ!」

タコ入道「この裏切り者め、我が組織に歯向かう者は死あるのみ!」

杏子「バカが、タダの人間が魔法少女に適う訳が…ガハッ…」


ガッシャーン


マミ「佐倉さん!そんな…佐倉さんを一撃で戦闘不能にするなんて…」

杏子「う…嘘だろ…この私が負けるなんて…」

タコ入道「愚か者め、貴様ら小娘が多少の力を手に入れた程度で粋がるとは…
お前如きの力なんぞ私やあの御方の前では紙屑同然よ、もういい…
ここにいる連中と一緒に死ぬがいい!殺れエルザマリア!!」

エルザマリア『……!』

マミ「佐倉さん危ない!」

杏子「よせマミ!アタシなんか庇わずにお前だけでも逃げろ!」

マミ「イヤよ!今度こそあなたを守ってみせるわ!」

杏子「マミー!」


マミは動けない杏子を庇い、杏子は逃げるように促すが…
最早絶体絶命の状況下であった…だが!



ヒュッ   ドスッ


エルザマリア『!?』


杏子「…何だ?魔女の動きが止まった?」

マミ「どうしたのかしら?」

K「どうやら間に合ったようだな。」

マミ杏「「K!」」

タコ入道「おのれドクターK!生きておったか!」

K「当然だ、既に怪我人の治療はすべて終えた。
そして先ほど魔女に麻酔薬を打ちこんだ、暫くは夢の国に旅立っている頃であろう。」

タコ入道「お…おのれ!」

K「そもそも貴様らは手術室でこの俺と戦おうとしたのが間違いなのだ。
手術室は俺が生まれ育った場所、いわば俺の故郷、なんでも俺の思うままだ!!」

杏子「何言ってんだか訳わかんねえよ…」

マミ「けど何故だか説得力はあるわ!」

エルザマリア『zzz』

K「さて、それでは…やるか!」

さやか「K先生のマントからロープが出てきた!」

K「これを魔女に結び…校庭に引っ張り出す!」


ブンッ


エリザマリア『ハッ!!』


K「フンッ!ようやく起きたか、だがもう遅い!今だ、マミ!杏子!」


マミ「ティロ・フィナーレ!!」


杏子「ロッソ・ファンタズマ!!」



ドゴオオオオオオオオン



エルザマリア『ウギャァァァァァァァァァ!?』


ドッカーン


まどか「マミさん!杏子ちゃん!」

さやか「やったー!魔女を倒した!」

タコ入道「おのれドクターK!ガハッ!?後ろから攻撃だと?何者だ!」

TETSU「へっへへ…俺を忘れるんじゃねえよこのタコ入道が!このまま黙って帰すと思ったか?」

タコ入道「おのれ雑魚が…生きておったか!」

K「諦めろ、お前はもう八方塞だ。大人しく黒幕の正体を吐いてもらおうか。」

マミ「そうよ、学校のみんなや佐倉さんをこんな目に合わせて!絶対に許さないわ!」

杏子「そういう訳だ、観念しな。」

タコ入道「甘く見るな、貴様ら程度私がまとめて相手をしてやる!」



―「「待て!」」



TETSU「な…なんだ!煙…違うこれは煙幕だ!?」

さやか「ま…前が見えない!?」

まどか「ゲホッ!ゲホッ!」

マミ「ダメ!これじゃ逃げられちゃう!」

杏子「チックショー!どうなってんだ!?」

K「おのれ!これでは…」


ズバッ


K「クッ!誰かに斬られたか!?」

―「フフフ!遂に手に入れたぞ!世界最高の男!ドクターKの血をな!」

K「な…何を言って…お…お前は!?」

杏子「あ…アンタは!?アタシに指示を出したおっさん!」

K「バカな…するとお前は…」

マミ「K先生のお父さん?」

一昭「否!私はKAZUYAの父一堡の弟、一昭だ!KAZUYAよ、お前の血…確かに貰い受けた!!」

タコ入道「一昭さま!この者どもはどういたしましょうか?」

一昭「捨て置け、今は大事の前だ!余計な事に関わるな!」

K「待て!お前たちはこの街で一体何をする気なのだー!?」

Kは力強く叫んだが煙幕が晴れるとそこに彼らの姿は無かった。


K「おのれ我が叔父一昭!お前の野望は必ず俺が打ち砕く!!」


続く


妹はでないのか?

とりあえずここまで

※このSSは本格的医療SSです、バトルモノではありません。

乙。
ところで、味大王だの釣り目だのマイナーなゲストキャラ誰が憶えてるんだよwww
やっぱりこの>>1のセンスはいい意味でぶっ飛んでいるぜ。

ちょっと返信しますね。

>>62
元々ブラックジャック+北斗の拳=ドクターKになった漫画ですから…
でも初期以降はちゃんと独自な漫画になりましたよ。

>>63-65
正直さやかちゃんの展開とかもうどこのクロス先でもやりまくった展開なので
あんまりダラダラやったりドロドロな展開しても仕方ないなと思ってすぐに終わらせてしまいました。

>>66
ハゲ入道で通しちゃったけど
あの人の名前思い出せない…なんて言うんだっけ?

>>67
パクリ…いえなんでもありません。

>>68
原作はもっと展開早いですよ、マジで

>>69
原作でも大体一族関連の話は親父の書斎漁ると出てきます。

>>70
まあ…素っ裸にされて拷問されても耐えたり生粋のエリート部隊の
軍人相手に余裕で勝てたり銃で頭撃たれても生きてたり魔女くらい
素手で倒せるよなと思いまして…

>>71
時期的には加奈高編終わった直後だと思ってもらえれば…
正直そういうの適当にやってます。
北斗の拳とKのクロスSSって…そもそもドクターKのSSを見た事無いので…

>>72
前述の通り結構適当に書いてますので勘弁してください。

>>74
ギャグ話だと意外と表情豊かな面がありますよ。

>>75
今月号のイブニンブまだ見てないのでわからないです。

ドクターkとか懐かしすぎるわ。単行本実家じゃねーかよ

一也君クルー?

>>100
まぁKは基本正義の味方ですのでお腹の空いている子供は見過ごせないのです

>>120
出す予定はありませんね、出来る限り登場人物は絞りたいので

>>122
褒め言葉(?)ありがとうございます

>>125
コンビニに行けば再販本売られてるかも…

>>126
出ません。

ドクターK全巻持ってるし好きな漫画ベスト3に入るくらいだが
流石のKもテレパシー使えたりはしないと思うぞww

あとクエイドの力使うより、たまたま休診日で近所に住んでる高品や軍曹を
呼び付けて代わりに生徒達の治療してもらっても良かったかも

でもKAZUYAは悪魔払いしたり相手を一目で使い手と見抜いたりトン単位ありそうなコンクリの直撃受けても痛いですんでそのまま支えてみたり対毒素能力持ってたり先祖がゾフィーっぽいから・・・

Kって自分の体内の細胞だけの兄弟と会話したりしてるからな
アレを発展させればあるいは……

たぶん勢いとか何かそんなのがあれば色々何でもできる

2回あった江戸時代編みたいに、QBとの初接触編書いてほしい

>>129
>>先祖がゾフィー
ああ、あのやけに活躍してる方のゾフィーな…
まさかドクターKの作者がああも怪獣やウルトラマンを描けるとは思わんかった

>>132
オランダのやつと整形で殿にするやつだっけ?

一範→瘤取り、整形
一舎→シーボルト
一丈→高杉新作

一舎と一丈は逆かも

カルテ4.悲劇!ドクターK倒れる!?


~見滝原市の避難所~


ビュゥゥゥゥゥ


ワイワイ  ガヤガヤ


まどか「うわぁ…超大型台風が接近で見滝原市の全員がここに避難だなんて…」

さやか「けど見滝原にこんなスゴい台風が来るなんて聞いた事ないよ…」

QB「それはだね、もうすぐこの街に超弩級の魔女が出現するからさ!」


まどか、さやか「「QB!?」」


さやか「アンタ久しぶりに見るけど…超弩級の魔女って何よ?」

QB「その名はワルプルギスの夜、歴史上最強の魔女と言われている。
その理由はあまりにも力が膨大過ぎて他の魔女みたく結界を必要としない。
そのため、ワルプルギスの夜の力は現実世界にまで悪影響を及ぼす。
その証拠にこの台風の騒ぎもワルプルギスの夜の仕業なんだよ。」

さやか「そ…そんな…」

まどか「それじゃどうすれば…」

QB「たった今マミと杏子がワルプルギスの夜の気配を察知して迎撃に向かったようだ。
だが彼女たちの力では恐らくヤツには勝てない…」

さやか「嘘でしょ!だってマミさんや杏子ってベテランの魔法少女じゃん!
何で勝ち目が無いのさ!?」

QB「それほどワルプルギスの夜が強いと言うだけの理由だ、しかしたった一つだけあの魔女に対抗できる方法がある。」

まどか「それって一体何なの?」

QB「それはまどか、僕と契約して魔法少女に…グェッ!?」

まどか「あぁ!QBが!?」

さやか「また踏み潰された…」

K「説明ご苦労、だが最後の台詞は余計だったな。」

K「心配するな、魔女は俺が防いでみせる。
それよりも万が一に備えて医療スタッフを連れて来た、高品と大垣先輩だ。」

高品「どうもよろしく!」

大垣「まったく、こんな街にまで駆り出しやがって!
それでKAZUYA、俺たちにこの場を任せてお前はどうする気だ?」

K「俺は少し野暮用があるので、あとは任せます。」ダッ

まどか「K先生…行っちゃった…」

さやか「大丈夫かな?」

突風が吹雪く中Kは一人避難所を後にした。



~見滝原市街~


一方その頃マミと杏子は、無人のビルの屋上からワルプルギスの夜が姿を現すのを待っていた。

杏子「ヘッ!ワルプルギスの夜!歴史上最強の魔女のグリーフシードだ。
それさえあれば当面魔力を心配する必要もないな!」

マミ「今まで魔女が現実世界に影響を出した事なんて滅多になかったのに…
それにしても佐倉さん、よく戦う気になってくれたわね、ありがとう。」

杏子「……フンッ!勘違いするなよ、アタシは別にアンタのために戦う訳じゃ…
それにアタシを裏切ったあのクソ爺にお礼参りしなきゃいけないしな…」

マミ「確かK先生の叔父さんの一昭さんよね。
あの人がワルプルギスの夜の事を嗅ぎ回っていたのは本当なの?」

杏子「あぁ、間違いない。
ヤツらは最初からワルプルギスの夜を目当てにこの街にやって来ていたらしいからな。
まぁ連中の雇われだったアタシにはそれ以上の事は教えてくれなかったけどね…」

K「なるほど、あの上条恭介たちの自殺騒動や見滝原中に押し入ったのも
ワルプルギスの夜が発生しやすいように周囲に絶望を促していた訳か。」

マミ「K先生!」

杏子「よぅ、遅かったじゃねえか。」

K「遅れてすまん、色々と手間取っていてな。


!?


K「ムッ!何だこの気配は!?」

マミ「まさかこれは…」

杏子「間違いない…ヤツが…ワルプルギスの夜が姿を現すんだ!!」












K、マミ、杏子、三人はワルプルギスの夜を撃破すべく戦闘態勢を整える。

だがそこに現れたのは…



~一昭のアジト~


その頃ドクターTETSUはKたちとは別行動を取り杏子から得た情報で一昭たちのアジトへとやって来ていた。


TETSU「うらぁっ!」


ドガンッ


TETSU「ここが一昭のオヤジとタコ入道がアジトにしていた場所か。
やはり思った通り既にもぬけの殻か、ムッ!これはヤツらの研究資料…何!?こ…これは…」



~再び見滝原市街~


現れたのは巨大なワルプルギスの夜を捕獲した一昭とタコ入道の姿であった。

ワルプルギスの夜『……』

一昭「フフフ、KAZUYAよ、やはりこの場に来ていたか。」

K「ぬぅぅっ!我が叔父一昭!まさかワルプルギスの夜の確保が貴様の目的だったのか!」

タコ入道「フッ、読みが甘いな、それだけではない!」

杏子「あの爺!変な注射器を取り出したぞ!」

マミ「何をする気なのかしら?」

一昭「これは先日KAZUYAの血液から採取し私が開発したDNAサンプルの液体だ!
この注射器をワルプルギスの夜に刺す…」

TETSU「K!ヤツを止めろ!大変な事になるぞ!」

K「TETSU!それはどういう事だ?」

タコ入道「鼠め、どうやら我らの計画を嗅ぎ付けたようですぞ。」

一昭「フフ、だが…もう遅い!」



カッ


マミ「あぁ!ワルプルギスの夜に注射器の液体が注入されていくわ!」

杏子「どうなるってんだよおい!?」



ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ



一昭「フハハハハハハ!やった、成功したぞ!」

マミ「あ…あぁ…こんなの嘘でしょ…」

杏子「何がどうなってんだよおい!」

TETSU「ヤツの目的はK…お前の細胞をワルプルギスの夜に取り込ませて
正真正銘最強の魔女を作り出す事だったんだ!」

K「な…なんだと!?」



ドオォォォォォォォォォォォォォン



マミ「ワルプルギスの夜が逆さまから正常位に戻っておまけに…」

杏子「な…何だありゃ!ワルプルギスの夜の手足から鋼の筋肉をした剛腕と剛脚が生えてきやがったぞ!?」

タコ入道「一昭さま、どうやら成功したようですぞ。」

一昭「うむ、KAZUYAよ!聞くがいい!これぞ…我が一族最強の男である貴様と…
そして魔女の中でも最強を誇るワルプルギスの夜の力を併せ持つ集合体!
その名も…『ワルプルギスK』だ!!」

K「ワルプルギスKだと!?」

杏子「名前そのまんまじゃねえか…」

マミ「けど強そうだわ…」

TETSU「惑わされるんじゃねえ!こんなの見かけ倒しに決まっている!」ダッ

マミ「あぁ!TETSU先生が飛び出していったわ!」

TETSU「俺に虚仮威しは通じんぞ!そりゃっ!!」


ドガッ


一昭「…」

タコ入道「愚か者め!」

ワルプルギスK『キャハハハハハ!』

TETSU「バカな!この俺の拳を受け止めただと!?」

K「いかん!TETSU逃げろ!」

ワルプルギスK『アハハハハハハ!』


ブンッ


TETSU「ぐわぁぁぁぁぁぁぁ!?」


ドゴォッ


マミ「TETSU先生が…」

杏子「ぶん投げられてコンクリートのビルに突っ込んじまったぞ!」

K「おのれ一昭!なんという化け物を生み出したのだ!?」

一昭「ククク、どうだKAZUYA!今からでもわが軍門に下る気はないか?
お前なら是非とも歓迎してやろう!
なんならそこにいる魔法少女たちも一緒に連れてきてもいい。」

杏子「お断りだね!アンタは一度アタシの事を裏切った!
そんなヤツの事なんざ信じられるわけがないだろ!!」

マミ「佐倉さんの言う通りだわ、あなたは信用できない!」

TETSU「そ…そうだ!野郎の目的は…人類の粛清にある…グフッ!」

K「人類の粛清だと!?」

TETSU「ヤツは…優生思想の持ち主!
優れた人間だけが生き残ればいいという目的のためには手段を選ばない男だ!」

K「おのれ!なんたるヤツだ…許せん!!」

一昭「まさかこのワルプルギスKに立ちはだかるつもりか?
やめておけ、同じ一族の好だ…KAZUYA、お前だけは見逃してやろうと思ったのだが…」

K「戯言は無用!行くぞ!!」ダッ

マミ「K先生がワルプルギスKに立ち向かって行ったわ!」

杏子「一体どうなるんだ!?」


K「喰らえ!!」


ドゴォッ!!


TETSU「おお!Kの拳をまともに喰らいやがったぜ!これでヤツもお終いよ!」

ワルプルギスK『……』

K「これは…無傷だと!?」

一昭「当然だ、このワルプルギスKは一族の力に加えて最強の魔女の力も併せ持つ存在…
お前一人ではどうする事も出来ん、さぁ…殺れ!!」


ワルプルギスK『!』


カッ


タコ入道「これは火炎球!これだけの熱度を浴びればKとて一溜りもないはず!」


フッ


K「フンッ!この程度避ければ問題は…」

一昭「フフフ、最初から貴様を狙ったわけではない、目標はヤツラだ!」

K「なっ!しまった!?」

杏子「おい…あの攻撃…」

マミ「間違いない…アレは…私たちを狙っているのよ!」

TETSU「クソッ!さっきの攻撃で身動きが取れねえ…」

K「いかん!マミ!杏子!TETSU!」

タコ入道「まずは雑魚から御退場頂くてはな…」

一昭「我が一族の戦いに貴様らは邪魔なのだよ。」


マミ「ヤラれる!」

杏子「チックショォォォォォォォォォォォ!!」




ドガァァァァァァァァァァァァァァァン


『………』

マミ「直撃だった…あれだけの攻撃を喰らったらもうお終いね。」

杏子「ここがあの世か、随分と殺風景だな。見滝原の街並みと変わらないな。」

TETSU「お前ら何言ってやがる!俺たちは助かったんだ!」

マミ「助かったって…本当だわ!私たち傷ひとつ付いてない!」

杏子「けど…どうしてアタシら助かったんだ?」

TETSU「それは…正面…見てみろ…」

マミ「正面って…ハッ!」

杏子「なんてこった…アタシらを身を挺して守ってくれたのか…」

TETSU「バカヤロウ…俺たちを守るために…自分から盾になりやがって…Kェェェェ!!」

K「よかった…みんな…無事か…ガハッ…」


ドサッ


杏子「K!?」

マミ「K先生!」

一昭「カ…KAZUYA!?おのれ!貴様ら凡人はまたしても我が一族の命を弄ぶか!
許さん…許さんぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

ワルプルギスK『……』

タコ入道「ムッ!一昭さま…どうやらワルプルギスKは先ほどの攻撃で力を消耗しているようですぞ!
今無理に戦わせるのは得策では…」

一昭「ムゥゥッ!ワルプルギスKはまだ生まれたばかりだ。
回復するのに精々3時間は必要になる、どうやら貴様ら命拾いしたようだな!
残り3時間の人生、この場から逃げるも良し!死ぬのを承知でワルプルギスKに立ち向かうも良し!
好きに選ぶとよいわ!」



ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド




マミ「ワルプルギスKが姿を消したわ…」

杏子「一昭って爺とタコ入道の野郎もだ、とりあえず命拾いしたな…」

TETSU「残り3時間か…それでどうにかなる相手じゃねえぞ!」

マミ「それよりもK先生が…」

杏子「チクショウ…あんな化け物相手じゃ…」

TETSU「クソッタレ!悔しいが俺たちでは歯が立たん!」

ついに現れた歴史上最強の魔女ワルプルギスの夜!

しかしドクターKの叔父一昭の手により、ワルプルギスKとしてパワーアップしてしまった!

その魔の手により倒れるドクターK…

そして暁美ほむらは一体いつになったら現れるのか?

危うし!見滝原市!どうするドクターK!?


続く

とりあえずここまで

※このSSは本格的医療SSです、断じてバトルモノではありません。

なんか素のワルプルギスの夜なら楽勝で倒しそうだな



色々なクロスがあるけどワルプルギスに生身の人間が殴り掛かるのは初めて見た

乙。
ワルプル捕獲とか一昭どんだけ凄いんだよ。

むしろワルプル操作がヤバイだろ
暴走したらまど神になっても勝てるかわからんぞこのワルプルww

光の巨人でも呼ばないと勝ち目なさそうな相手だな

殴りかかってしかも消耗させてるし

もうワルプルがカプセル怪獣扱い

原作でもここまでK強くねぇだろうwwwww……と思いながらもそこまで違和感はない

まさかのドクターKとは…
期待してる

ドクターKのSSって珍しいからこれ終わっても色々他のクロス書いてほしいな
今だと流行りのダンガンロンパとか進撃とか。どちらも人が死にまくる作品だから
鬼のように救助しまくってハッピーエンドにほしい

ダンガンはKAZUNARI担当が相応だけど高校ものクロスだと宮坂たんが出しにくくなるのが

>>171
保健室の先生として呼ばれたら殺し合いに巻き込まれた設定で

K2読んでないし何よりKAZUYAじゃなきゃイヤだい!

カルテ5.甦れ!ドクターK!!


<避難所>


そこには重傷を負ったKを連れ帰ったTETSU、それにマミと杏子の姿があった。

高品「K!しっかりしてくれ!」

大垣「ダメだ!返事が無い…意識が回復しないぞ…」

TETSU「心停止しているだと…これでは…おい蘇生措置を施すぞ!俺が執刀する!
お前らは俺の助手を務めろ!!」

大垣「あぁ…わかった!」

高品「だがアンタも重傷じゃ…」

TETSU「四の五の言ってる場合か!さっさと準備をしろ!!」

避難所に緊急用に設置された手術室でKの手術が始まる。

そんな中まどかやさやか、それにマミや杏子は不安を隠せずにいた…

杏子「クソッ!手も足も出なかったなんて…」

マミ「只でさえ歴史上最強と言われるワルプルギスの夜…それを更に強化した
ワルプルギスKだなんて…もう私たちで太刀打ち出来る様な相手じゃないわ…」

さやか「それなら私が契約して魔法少女になれば勝機があるかも!
三人も魔法少女がいたら楽勝……じゃないんですね…」

マミ「美樹さん…ありがとう…その気持ちだけ受け取っておくわ…けどね…」

杏子「もう魔法少女だけでどうにか出来る話じゃねえんだよ…
あの魔女の力は…アタシら魔法少女じゃ対処出来ないまでに強化されてんだ…
今更ヒヨっ子の魔法少女が一人や二人加勢してどうにかなるレベルの話じゃない…」

マミ「現にあのK先生がヤラれたのよ…私たち二人では…」

まどか「そ…そんな…」

さやか「まぁ契約しようにも肝心のQBがどっかいなくなってるから無理だけどね…
あいつといい転校生といい、いつも肝心な時に居ないんだからまったく!」

まどか「ほむらちゃん…」

一方その頃見滝原上空にいるワルプルギスK、そしてその内部にはKの叔父である一昭が
過去の思い出に耽っていた…


(回想)


一昭(かつて私はソ連に住んでいて妻と子供と平和な生活を送っていた。)

イワン「ハハハ!父さん!」

スベトニア「あなたこっちよ♪」

一昭「コラコラ、お前たち待ちなさい。」

一昭(平和だ、この瞬間が永遠に続けばいいのに…だが…そうはならなかった…)



………


魔女『キシャァァァァァァ!!』

スベトニア「イヤァァァァ!?」

イワン「父さん!助けて!!」


………


ソ連高官「ドクタースラフ・カズアキ・バリシニコフ、今回は残念だったな。
だがこれでわかっただろう、キミの頭脳は我がソ連のために使えばいい…」

一昭「き…貴様ら…おのれ…許さんぞ!!」


………


一昭「そして私は妻と子の死の真相を知った、魔女に魔法少女、ソウルジェムにグリーフシード、
そして…我が一族と因縁を持つインキュベーター。
あの事件は私の頭脳をソ連に尽くさせるソ連政府高官どもと…そしてKの一族を邪魔に思う
インキュベーターどもが仕組んだ事だったとな!」

QB「なるほど、そういう事だったのかい。」

タコ入道「おのれ!インキュベーター!貴様いつの間に!?」

一昭「よい、私が招いてやったのだ。よくきたなインキュベーター。」

QB「まったく…キミの甥には何度踏み潰された事か…いや、それだけじゃない…
キミたちKの系譜は歴史の裏で幾度となく僕たちインキュベーターと因縁があった…」



<原始時代>


初代魔法少女「うぅ…もうダメ…もうすぐ私は魔女に…」

QB「確かにキミは魔女になるだろう、しかしキミという存在のおかげでこの星の人間は
文明を得るという次のステージに発展できた。
これでキミたち人類は穴倉生活を卒業できる、その事を誇りに思い魔女になるといい。」

初代魔法少女「そ…そんな…」

QB「さて…この星での最初のエントロピーを回収するか、貴重なサンプ…(グシャァッ)」

初代ドクターK「ぬううっ!インキュベーター!この娘を魔女にするなどと許さんぞ!」

QB「な…何者だ!?」

初代ドクターK「俺はK!人類初の医者だ!」

QB「Kだって…?」

初代ドクターK「ムゥッ!これではもう手遅れか…」

初代魔法少女「K…わ…私…魔女になりたくない…」

初代ドクターK「すまぬ…俺に力が足りなかったばかりに…でぇいッ!」


ズバッ


QB「メスでソウルジェムを斬った!?」

初代魔法少女「よかった…これで…誰も襲わずにすむ…」ガクッ

原始時代ってwwwww
さすがK一族wwww

QB「なんという事だ…魔女化前に死なれたら…エントロピーの回収は出来ない…
K!キミはなんという愚かな事をしたんだ!?」

初代ドクターK「黙れ!か弱き少女を禍々しき化け物に変貌させようとした悪魔め!
俺は貴様の事を絶対に許さんぞ!!」

QB「それは僕の台詞だよ、人類初の魔法少女のソウルジェムから生まれる魔女…
そしてエントロピーの回収の失敗、どうやらキミとは…いやキミたち一族とは長い付き合いになりそうだ。」ダッ

初代ドクターK「おのれインキュベーター、いなくなったか…
このソウルジュムを斬ったメス、このメスを以後MAGICAメスと呼び後の子孫に
MAGICAメスと共に魔法少女たちの治療を託そう…」


―――――

―――

――






QB「思えばあれがキミたちKの一族と僕らインキュベーターの出会いだった。」


一昭「そしてその後もインキュベーターと我らが一族の戦いは続いた…」

お前らは金剛一族かwwwww絶対哺乳類じゃないだろwwwww

原始時代に医者はまだしもメスまである上に初見で魔法少女のカラクリまで見抜くとは…



………


ジャンヌ・ダルク「神よ…私は…火あぶりになろうとこの身を人々のために捧げます…」

役人「魔女ジャンヌ・ダルクの火刑を開始する!」

QB「これだけの絶望だ、彼女のエントロピーは過去に例を見ないモノとなるだろう。
やはり歴史上に関わる者と契約するとエネルギー効率が非常に素晴らしいね。」

一範「待て!俺は東洋の国から来た男、一範!諦めてはいかんぞ!!」

民衆「おお!東洋から来た大男がジャンヌ・ダルクを火刑から救い出したぞ!」

QB「ギャァァァァァ!代わりに僕が燃やされた!?」



………



………


魔女『グルルルルル!』

バイキング子「あぁ…魔女との戦いでもう私には力が…」

QB「彼女の素質は見事なモノだった、しかしそれもここまでのよう…」

一丈「待て!俺は一丈!こんな魔女俺のエレキテルの敵ではない!!」


(ビリビリ)


魔女『ジビデバビデー!ギャァァァァァ!?』

QB「ま…まさか僕まで巻き添えを喰うとは」シュープスプス


………




………



チベット子「ハァハァ…もうソウルジェムの濁りが…ダメ…限界…」

QB「これまでよくぞ耐えたものだね、だがそれもここまでだ。」

チベット子「うぅ…私が魔女化すれば…村のみんなが…」

一舍「案ずるな!俺は一舍、お前を助けに来た!
このソウルジェムの濁りはもう魔女化寸前…ならば…」チャキッ

QB「刀を取り出すなんて…なるほど、安楽死させる気だね。」

一舍「否!この刀でソウルジェムの濁りのみを取り除くのだ!でやぁぁぁぁ!」ブンッ

チベット子「ああ!ソウルジェムの濁りが取れたわ!ありがとうございます!」

QB「ちなみに僕は斬られ…」ブシュッ


………




一昭「そして我が父、一舍も…」


………


アンネ・フランク「家族で収容所送りなんて…」

QB「ナチスに連行される魔法少女、彼女はこれから多くの同胞の死を見て深く絶望するだろう。」

一舍「うおお!私は一舍!助けに来たぞ!」

アンネ・フランク「ありがとう異国の方、けど私たちがいなくなればナチスの軍人がきっと気づくはずじゃ…」

一舍「心配は無用、こんな事もあろうかと手は打ってある。」

ナチ軍人「ヒャッハー!オラ!白豚が!お前は収容所のガス室送りだ!!」

QB「まさか代わりに僕が収容所送りにされるなんて…」


………


QB「他にも卑弥呼、クレオパトラ、と有望な魔法少女の魔女化を阻止されていたね。
しかしそんなキミたちも全ての魔法少女の魔女化を止められず今日まで至った訳だけが…」

一昭「フッ、今の私には魔法少女の治療なんぞどうでもよいことよ。
それよりも私が望む事は別にある、そう!それこそ新たなる進化した人類の誕生なのだ!」

QB「進化した人類、興味深い話だね。聞かせてもらおうか。」

一昭「我が一族最強の男、KAZUYA!だがヤツとて所詮は人間、いつ寿命や
不慮の事故で死ぬかそれは定かではない。
しかし…事実上不死に近いワルプルギスの夜と同化すれば新たなる生命体として
生きる事が出来るのではないかと私は思い…そしてワルプルギスKを作り…確信に至った!
私は間違っていなかったのだ!!」

QB「なるほど、進化した人類の誕生…僕たちインキュベーターとしてもキミの研究には
興味がある、ここは是非とも協力し合お…」グシャッ

タコ入道「いけませんぞ一昭さま!そのような者を潰しては足が穢れてしまいます!」

一昭「私から妻と子を奪った貴様ら許すわけがなかろう…
さて、そろそろ時間だ。今度こそこの見滝原の街を潰すのだ、塵一つ残さんぞ!!」

タコ入道「ハハッ!」

とりあえずここまで

続きは深夜にやります。

カズアキ~誤植誤植

乙です。
Kの一族が介入する度に笑えるんだがwww

もう魔法少女いらなくね?wwwwww

もうQBはエネルギー回収のためにK一族(K類)と手をつなげよ……

QBもう無理しないでいいから怒れよ。

思ったよりも早く続きが書けたのでageますね。



<避難所>


Kの緊急手術も無事終わり手術室からTETSU、高品、大垣の三人が出てきた。

まどか「手術は…K先生はどうなりましたか?」

TETSU「一応成功した、だが…」

さやか「ど…どうしたんですか?」

高品「心拍数、脈拍、が著しく低下している。心停止から持ち直したとはいえ…
これでは当分Kが目を覚ます事は無いだろうな。」

大垣「あのKAZUYAがここまでヤラれるなんて…敵はどんな化け物なんだ?」

マミ「そんな…K先生が…」

杏子「クソッ!これでこの街は終わりだ…
おいまどか、さやか、家族連れて急いでこの街から逃げろ。
そうすりゃあんな化け物相手に殺される事も無いだろ…」

マミ「そうね、もう私たちだけで止められるような存在ではないわ。
今のうちに見滝原から逃げられるならそうした方が…」

まどか「そんな…」

その時突如避難所周辺に地鳴りが響いた。




ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド




高品「うわぁぁぁぁぁぁ!」

大垣「この地鳴りはなんだ!?」

TETSU「まさかこいつは…そうか、手術してから3時間経っちまったのか…」

マミ「そんな…それじゃ…アレが直接ここに来たというの?」

さやか「ちょっと…避難所の正面…何か巨大なのが見えるんだけど…」

杏子「き…来やがったか!?」

まどか「あれが…魔女とK先生の力を結集させた…ワルプルギスK…」


ワルプルギスK『グオオオオオ!』


高らかに雄叫びを上げるワルプルギスK、その巨大なワルプルギスKの頭上で一昭は
避難所にある警告を促していた。

一昭「フフフ、愚民どもに告ぐ、3時間経過したので最早容赦はせんぞ!
これよりその避難所を直接攻撃させてもらおう!!」

まどか「そんな…」

高品「急いでここから避難しなくては!」

大垣「バカを言うな!他の人間はともかくKAZUYAは絶対安静の状態だ!
動かす事なんて出来ないんだぞ!」

さやか「じゃあどうすれば…」

TETSU「こうなれば俺が時間を稼ぐ!お前たちはその隙に脱出しろ!」

大垣「だがTETSU!お前の身体も動けるような状態じゃ…」


ポタッ  ポタッ


さやか「本当だ…血が滲み出ている…」

TETSU「フンッ、Kを倒すのはこの俺だ!あんな化け物にKを殺させるわけにはいかんだろ。」

マミ「……そうね、その通りだわ!」

まどか「マミさん?」

マミ「私は一度K先生に助けられているもの、今度は私がK先生を助けなきゃ!」

杏子「アタシも…一度Kに助けられたし…ここで借りを返しとくのも悪くはないかな…」

さやか「杏子まで…」

TETSU「ガキどもが…よし!行く…」


タコ入道「「待てぃ!」」


TETSU「貴様…何故ここに!?」

タコ入道「フフ、あの御方の命令でKを回収しにきたまでだ。
さぁ、Kを渡すがいい!そうすれば貴様らの命だけは助けてやらんでもないとの事だ。」

高品「ふざけるな!Kは今動かせる状態なんかじゃないんだ!」

杏子「そうだな、タコ入道…アンタには借りがある!ここは…」

TETSU「いや…こいつは俺がやる!お前たちはワルプルギスKを倒せ!」

タコ入道「フフフ、若造め!己が分を弁えろ!」


ガッシャーン


まどか「TETSU先生たちが避難所の窓を突き破って何処へ行っちゃった…」

さやか「でもまだ魔女が…」

マミ「魔女の相手は私たち魔法少女が務めるわ!」

杏子「あぁ、そもそも医者なんかが魔女と戦うのがおかしいだろ。」

さやか「マミさん…杏子…お願い、死なないで!」

マミ「えぇ…こんなとこで死ぬもんですか!」

まどか「あ、そうだ。さっき紅茶を貰ったんです!よかったら飲んでください。」


ゴクゴク


マミ「ふぅ、美味しかったわ鹿目さん。」

杏子「ありがとなまどか、けどこれが末期の水ってヤツかな。」


マミ「いいえ…これは…起死回生の水よ!行くわよ佐倉さん!!」

杏子「応ッ!!」


まどか「二人とも行っちゃった…大丈夫だよね?」

さやか「うん、二人なら大丈夫だよ!」



<屋外>


ワルプルギスK『グオオオオオオオ!』

一昭「フフフ、ついに現れたか魔法少女たちよ!」

マミ「やはり…ワルプルギスの夜をさらに強化したワルプルギスK…近くで見ただけでも
プレッシャーを感じてしまうわ…」

杏子「戦う前から怖気づくなよマミ!」

マミ「余計な心配はしないで、行くわよ!」

杏子「ああ!」

マミ「ティロ・フィナー………」

杏子「ど…どうした!マミ!?」

マミ「なんだかお腹がすごく痛い…気分も悪いの…」

杏子「何!?あ…あれ?そういえば……アタシも…どうなってんだ?」


一昭、ワルプルギスK「「?」」



<避難所>


高品「ところでさっきから変な臭いがしませんか?まるでニンニク臭が漂っているような臭いが…」

大垣「そういえば…この臭いは…あの嬢ちゃんたちが飲んでたカップからするぞ!
(クンクン)こいつは…この紅茶にはヒ素が入っているぞ!?」

まどか「えぇっ!?」

さやか「まどか!アンタ何で毒なんか入れたの!?」

まどか「だ…だってこの紅茶は科学と生物の臨時教師の天本先生から貰った物なのに…」

天本「フッフッフ…」

さやか「あのショッ○ーの死○博士みたいな恰好をした爺さんか…
あぁもう!こんな時に何でまたあんな怪しい人から貰っちゃうのよ!?」



ドッガァァァァァン!!


大垣「この爆発は何だ!?」

マミ「キャァァァァァァァ!?」

杏子「うわぁぁぁぁぁぁぁ!?」

まどか「マミさん!杏子ちゃん!?」

杏子「す…すまねえ…大口叩いて出て行ったはいいが…」

マミ「何故だかわからないけど吐き気と腹痛に襲われてまともに戦えないの…」

さやか「それはですね…」

まどか「そういう時もありますから気にしないで!!」

さやか「…」

一昭「フフフ、頼りの魔法少女はその様か。
これで貴様ら旧人類は一巻の終わりだな、さぁ!諦めて死ぬか、それともKAZUYAを
渡すかどちらか選ぶのだ!!」

まどか「何で…何であなたはそこまでして私たちを殺そうとするんですか?」

一昭「よかろう、冥土の土産に教えてやろう。
私にはかつて妻と子がいた、しかし二人は死んでしまった。
私は嘆いた!下等な人類どもの愚かさを…それに我が一族の短命の宿命を!
そこで私は思いついた、下等な人類を排除し完全なる存在を作り上げる事を…
そして私は遂に生み出した…このワルプルギスKをな!!」

まどか「そんな…そんなの間違っているよ!あなたの奥さんやお子さんはそんな事を
望んでなんかいない!」

一昭「黙れぃ!貴様如き小娘に何がわかる!?
ハァ…ハァ…もういい…貴様らはKAZUYAを回収した後全員殺すとしよう。」

高品「Kをお前なんかに渡すものか!」

大垣「そうだ、俺たちを忘れるな!」

一昭「雑魚は引っ込んでおれ!」


ブンッ


高品、大垣「「うわぁぁぁぁぁ!?」」


さやか「あぁ!?高品さんと大垣さんが吹っ飛ばされた!」

まどか「うぅ…ここは通しません…」

さやか「まどか!」

マミ「鹿目さん駄目よ!危険だわ!?」

杏子「早く逃げろ!」

一昭「フフフ、お前如き小娘に邪魔が出来るものか!どけぇぇぇぇ!!」

まどか「K先生!!」



<手術室>


心肺蘇生の手術が終わったKは深い昏睡状態に陥っていた、その時誰かがKに語りかけてきた。

―『起きろ…起きるのだKAZUYA!』

K「うぅ…お前は誰なんだ…それに俺はもう…駄目だ…動きたくても身体が…力が入らんのだ…」

―『こんなところで何をしているのだ、お前の助けを待っている者がいるのだぞ!』

K「俺の助けを待っている者だと?」

―『そうだ、お前の力は…助けを求める人々がいる限り永遠に不滅なのだ!!』



カッ


ドガァァァァァァァン


一昭「な…何だ!手術室のドアが内部から破壊しているだと!?」

さやか「これってまさか…」

杏子「な…何だ…どうなってんだよ…」

マミ「これってまさか!」

まどか「K先生!!」

K「ふんっ!むんっ!」


グ グ グ グ グ グ グ グ グ


グバァァァァァン!!


まどか「K先生の鋼の筋肉が盛り上がって行く!ドクターKの復活だよ!!」

さやか「何でまどかテンション高いんだろ?」

マミ「さぁ…保健係だからじゃないかしら。」

一昭「KAZUYA!バカな…甦ったというのか…お前は心停止の状態だったはず!?
それがたった3時間で回復などとありえぬ!?」

K「それは…TETSUたちの適切な応急処置のおかげでもあるがなによりもこれがあったからだ!」

まさかの双子か?wwww

一昭「ムッ!それは…我が一族に代々伝わるMAGICAメス!?」

K「そうだ、このMAGICAメスには代々我が一族の想いが込められたメス。
このメスが俺を志半ばで死なせないために守ってくれていたのだ!!」

一昭「ぬううっ!さすがはKAZUYAというべきか、しかし…この私の野望を止める事は出来ぬのだ!」

K「やかましい!引っ込んでいろ!!」


ドゴォッ!!


一昭「グハァッ!?」

杏子「一昭の爺が吹っ飛びやがった!」

K「マミ、杏子…いかんな、ヒ素中毒を起こしているのか。これも一昭たちの仕業か…許せん!!」

まどか「そうです!絶対に許しちゃ駄目ですよ!」

さやか「…」

K「すぐに治療を開始せねば…ムッ!」


ワルプルギスK『ぐおおおおおお!!』


マミ「忘れてたけど…ワルプルギスKが…」

さやか「ひぃぃっ!避難所に押し寄せてくるよ!?」

K「治療の邪魔をするな!」


ドスッ  ドスッ


ワルプルギスK『………』

まどか「K先生が刺した麻酔針でワルプルギスKの動きが止まった…」

K「これで落ち着いて治療が出来るな、さて解毒剤も打って胃洗浄も行ったからもう大丈夫だろ。
だが大事を取って暫くは動いてはいかんぞ。」

マミ「けどまだ…ワルプルギスKが…」

杏子「そうだ…アンタ一人じゃ…」

K「いや…ヤツとの決着は俺が付ける!行くぞワルプルギスK!!」


バサッ


さやか「K先生が自慢のマントを付けてワルプルギスKに挑んでいった!」

まどか「K先生頑張って!!」

>まどか「K先生が刺した麻酔針でワルプルギスKの動きが止まった…」



wwwwww
もうどこから突っ込めばいいかわかんね



<屋外>


先ほど麻酔針を打たれたワルプルギスKであったがその効果はすぐに弱まり再び暴れ始めた。

ワルプルギスK『グギャァァァァ!』

K「確かに力は大したものだ、軽く俺を上回るものがあるのは事実、だが…それだけだ!喰らえ!!」


ドシュッ!ドシュッ!


ワルプルギスK『ギャァァァ!?』

さやか「K先生は何を投げつけたの?」

マミ「あれはメスだわ!手術用のメスを投げつけたのよ!」

K「そうだ、この俺のメスは鍛冶師に作ってもらった特別性、そこらのメスとは違うのだ!」

杏子「どうでもいいけど医者がメス投げつけていいのか?」

まどか「そういうツッコミは野暮だよ杏子ちゃん!」

K「だがこれでハッキリした、ワルプルギスK…貴様は俺の力ばかりで肝心の…
医術が備わっていないようだな!そんな者にKの称号を持つ資格は無い!!」

ワルプルギスK『グググ…グオオオオオ!!』

K「表面ばかり備わった力でこの俺に勝てると思うな!」


ドゴォッ!!


さやか「やったー!K先生がワルプルギスKにパンチをお見舞いしてやった!!」

マミ「今なら勝てるわ!」

杏子「よっしゃー!もう細かい事はどうでもいいからさっさとやっちまえ!」

まどか「K先生!頑張って!!」

K「ムッ!これは…」

一昭「グフッ…おのれ…KAZUYA…よくも私を殴りおって…な…なにぃ!?
我が一族に代々伝わるMAGICAメスが光り輝いているだと!一体何故だ!?」

K「このメスは…そうか…
今わかったぞ、我らが先祖はこの時を待っていたのだ!ワルプルギスの夜とは
魔女と化した魔法少女たちの魂の集合体…その魂を…今こそ解放すればいいのだな!トゥッ!!」

まどか「K先生が魔女の頭上にジャンプした!」

杏子「一体どうする気だ?」

マミ「まさか…!」



K「「うおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」」


ズバァァァァァァッ!!


一昭「おぉ!我が一族に伝わるMAGICAメスでワルプルギスKを一刀両断に切断しおった!?」


パァァァァァァァ


ワルプルギスK『………』

マミ「斬られたワルプルギスKが穏やかな顔で消滅していくわ。」

―『フッ、まったく要らぬ手間を掛けさせおって…これでもう大丈夫だな。』

K「あなたが誰だかやっとわかった、ありがとう親父…」


一堡『いいやKAZUYA、まだお前の使命は終わっていない!』


カッ


K「な…俺の身体を桃色の光が包むだと!?」


一昭「わ…私の身体もだ!?」


シュンッ


何者かの仕業なのかいきなり姿を消すKと一昭、その頃まどかたちはワルプルギスKが
消滅した場所で驚くべき事態に遭遇していた。

杏子「な…どういう事だよおい!?ワルプルギスKが消滅していたところから
魔法少女たちがたくさん現れたぞ!」

QB「これは驚いた…まさに奇跡だ!」

まどか「QB…いつの間に…」

さやか「さっきまでどこかに逃げてたくせに…それで何でこんなに魔法少女が集まっているわけ?」

QB「彼女たちは魔女化した魔法少女たちだ、それがKの放った斬撃で何故だか知らないが
魂を…いや…肉体まで取り戻したんだよ!」

さやか「な…なんだってー!?」

まどか「ちょっと待って、今言った事ってつまり…」

杏子「魔女の正体が魔法少女の成れの果てって事じゃねーか!?ロッソ・ファンタズマ!!」

マミ「何でこんな時にそんな重大な事実を言うのよ!?ティロ・フィナーレ!!」

QB「僕だってこんな時に言うとは思わなかった…グヘッ!」ドッカーン

TETSU「どうやら…俺がタコ入道と戦ってる間にKの野郎が終わらせちまったようだな。
それでKの野郎は何処に消えたんだ?」

タコ入道「ぬぅっ!一昭さまもいない…何処へ消えたのだ!?」


強敵ワルプルギスKは滅ぼされ、過去に魔女と化した魔法少女たちの魂は救われた。

しかし突然姿を消したKと一昭、二人は一体何処へ消えたのだろうか!?

そして暁美ほむらはいつになったら出てくるのだろうか?


続く


とりあえずここまで

※このSSは本格的医療SSです、断じてバトルモノではありません。

いや、ギャグ漫画だろ

乙です。
そういやほむほむ何処行ったwww

それではいい加減溜まっている返信の返事をしますね。

>>128
というわけで高品と軍曹出しました、けど一昭に吹っ飛ばされましたけど…

>>129
ストーリー0そういえば最終回迎えましたね。
ゾフィー兄さん何で胸元に変な疣がついたくらいで強くなれるの?

>>130
双子…でも吸収されてるから…

>>131
ウチのSSは9割くらい勢いで構成されています。

>>132
そんな要望に応えて書きました、あの一族なら絶対原始時代から先祖のルーツが続いてる筈ですよね。

>>135ですね、逆になってます。

これが終わった金剛番長とのクロスがみたいwwwww
医者番長として登場するだろうなwwww

>>161
今更素のワルプルギス出してもなと思ってしまったり…

>>162
Kなら余裕で挑むんじゃないかと思って…

>>163
あれでも一族の人間ですんで、Kと同じくらいの力を持つタコ入道もいればワルプル捕獲なんざ余裕ですよ!

>>164
Kとまど神どっちが強いんでしょうか?

>>165
そんな大層なモン呼ばなくても勝てました!

>>166
Kがタダでヤラれるわけないし!

>>167
むしろ存在感があるだけまだマシだと思ってほしい、魔女たち…

>>168
一応Kたちは原作のノリで書いてますから…違和感あったらゴメンなさい…

>>169
次の話もご期待ください、たぶん次で最終話です。

>>170
残念ですが両作品ともあまり知らないので私は書けません。
他の方にお願いしてください…

>>171-173
KAZUNARIじゃKAZUYAよりキャラが薄いので正直主人公にするにはどうかと…

>>181
いや…絶対に原始時代にもKの一族いると信じてますんで!
間違いなく毛皮被って石器片手に医療を行っていたはずですよ!!

>>184
K一族って何類なんでしょ?

>>185
江戸時代の一範が『これはキャンサーではない!』と言ってましたしあの一族ならそういうの当たり前なんで!

>>194
これでも本編は真面目なノリでやってます。

>>195
失礼な…このSSは魔法少女まどか☆マギカですから必要に決まってるじゃないですか!

>>196-197
人間を家畜扱いする輩と相容れる訳がないですやん…

>>217
いえ…親父です。
大体ピンチになると親父の魂が駆けつけてくれます!

>>221
連載初期だとKは麻酔医を使わずに針で患者を眠らせています。

>>231
失礼な!ドクターKは医療漫画ですよ!

>>232
ちゃんと出てきますよ、別に私が忘れているわけじゃありません。

>>234
医療番長って…Kってもう三十路過ぎてんですけど…

››234
「サンデー×マガジン WHITE COMIC」っていうDSソフトがあってだな···。

>>234「サンデー×マガジン WHITE COMIC」というDSソフトがあってだな···。

なんかうまく出来なかったからもっかい。
迷惑かけて申し訳ない。

え?
ドクターKも出てるのそれ?

ググったらドクターKも出てて「神技のメス」って技を使うらしい……

>>240
因みに金剛番長とのコラボ技は「ダブルメスオペレーション」だった希ガス。
漢字は覚えてない。

カルテ.最終話 ドクターKよ、永遠に!!


前回までのあらすじ、強敵ワルプルギスKを撃破し魔女化した魔法少女たちの魂を
解放したドクターKであったがその直後異質な空間にワープしてしまった。

K「ここは一体何処なのだ?この空間は暖かく包み込む母の慈愛を感じる…
そしてまるで故郷のような懐かしさ感じるのは何故だ!?」

一昭「ようやく目覚めたか、KAZUYA。」

K「貴様は一昭!ここが何処だか知っているのか?」

一昭「うむ、ここは我が一族がかつて一度だけ触れた場所とされる…円環の理!」

K「円環の理だと?」

一昭「ある別の時間軸の魔法少女たちは希望を求めた因果がこの世に呪いをもたらす前に消え去る運命にあるのだ。」

K「なんだと!?」

一昭「恐らくこの現象はMAGICAメスの導きにより我々はこの空間へとやってきたのだろう。」

K「なるほど、だが何故だ?何故俺たちはこの空間に導かれてしまったのだ!?」

一昭「それは恐らく…この空間の主の仕業だ、その者の名は…」




『『私だよ!』』



K「何者だ!?」

一昭「やはり…我が一族の伝承通りか!全ての魔法少女を救い…
そして過去未来全ての魔女を生まれる前に消し去る存在…その名も…
アルティメットまどか!!」

Uまどか『ティヒヒ!』

K「アルティメットまどかだと?バカな!まどかは魔法少女ではない普通の少女だぞ!
それが何故このような力を…」

一昭「まだまだ見識が甘いなKAZUYA、あのまどかのという少女は類まれない
魔法少女の素質を持っていたのだ。
もしあの少女が契約すればその力は宇宙の法則すらねじ曲げることすら可能なはずだ!」

K「な…!?だがしかし素質があるからといってまどかが魔法少女のはずは…」

一昭「そうだ、あの少女はQBと契約なんぞしてはおらん。
ここにいるアルティメットまどかは別時間軸で契約を行った鹿目まどかなのだ!」

K「なにぃッ!?」

Uまどか『一昭さんの言っている事は本当だよ、ワルプルギスの夜…いえ…
あなたたちの時間軸ではワルプルギスKと呼ばれる存在を倒してくれてありがとう。
おかげでさやかちゃんやマミさん、それに杏子ちゃんたち、さらには捕らわれていた
魔法少女の魂まで解放してくれた事感謝します…』

K「うむ、しかし何故俺たちを呼んだのだ?」

Uまどか『そ…それは…グフッ…』

K「なっ!まどか…大丈夫か!一体何があったのだ!?」

一昭「な…なんたる事だ!KAZUYAよ…周りをよく見るがいい…」

K「こ…こいつは…魔女か!!」

Uまどかを襲った魔女はQBの顔をした針の魔女キトリーであった、Kはすぐにその魔女に拳を叩き込んだ。

K「おのれ魔女め!うおおおおおお!!」


ドゴォッ!!


K「やったか!」

一昭「いや…ダメだ…」

Uまどか『それどころかQBの顔が取れて別の魔女が…』





ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ




そう…QBの顔が取れ…新たに別の魔女…クリームヒルトグレートヒェンが現れた。

K「こ…これは…!?」

Uまどか『あれは…私が全ての魔法少女たちの絶望を浄化するために生まれてしまった存在…
私の力でもあの子を救う事は出来ない…』

一昭「バカな…あのアルティメットまどかですら太刀打ちできない相手だと…
我らで敵うはずがない…」




クリーム『……!』


カッ


K「グハァッ!?」

一昭「なんたる力だ!これでは…蟻が像に挑むモノではないか!?」

Uまどか『けど…私たちが負けたら…彼女が作り出す魔獣によって…
全ての時間軸が絶望に包まれちゃうよ…』

K「全てのだと…おのれ!そんな事…この俺が許さん!!」



クリーム『ウ゛オオオオオ!』


魔獣『…』

一昭「おのれ…魔女め!ついに魔獣を生み出しおったぞ!」

K「それも一匹二匹の数ではない…無数に生み出すとは!?」

Uまどか『どうしよう…もう…私の力じゃ魔女や魔獣の進行も阻めない…』


Uまどかはこれまでの救済により力を消耗して既に限界に近付いていた…


U『うぅ…』

K「その疲労…尋常ではないな、これまでの救済によりお前の身体は限界に来ていたのだな。」

Uまどか『けど私じゃないと…あの子は…』

Uまどか『けど私じゃないと…あの子は…』

K「お前は休んでいろ、その身体は限界に近いのだろう、このMAGICAメスを持っていろ。
少しは身体が楽になるぞ。」

Uまどか『でも…あの子は…』

K「いや…あの魔女は俺が…やる!!」ダッ

Uまどか『K先生!』

一昭「バカめ…無策で突進するなどと無謀以外の何者でもない…」

K「たとえ無謀であろうと…時にはそれでも立ち向かわねばならん時がある!」

クリーム『……!!』


ドスッ!ドスッ!ドスッ!


K「グハァッ!?」

Uまどか『あぁ…K先生が魔女の触手に貫かれて…』

一昭「フフ…この圧倒的な力の前に我が一族も根絶やしにされる…という事か…
結局我々は運命に…勝てなかったのだな…」

Uまどか『そ…そんな…ダメ…このままじゃ絶望が全ての時間軸を包んでしまう…』

あのドクターKがクリームヒルトグレートヒェンの攻撃を受け倒れた。
最後の希望が絶たれ…絶望に追いやられてしまうのも無理はないだろう。

だが一人だけまだ諦めていない男がいた!

K「諦めてたまるか…全ての人々を…魔法少女と魔女たちをこれ以上絶望させてたまるか!!」

Uまどか『K先生…』


ポタッ


アルティメットまどかの流した一筋の涙がMAGICAメスに落ちた。
その瞬間、MAGICAメスが光に包まれた!



パァァァァァァァァァ



一昭「この光は何だ!?」

Uまどか『MAGICAメスが光っている…なんて暖かい光なの…』

そしてMAGICAメスに導かれ数人の男たちがクリームヒルトグレートヒェンに立ち向かった。

その男たちとは…

一堡「トォッ!」

クリーム「…!?」

一昭「KAZUYAを救い出したあの男は…我が兄一堡!バカな…兄は死んだはずではないのか!?」

K「親父…何故ここに…?」

一堡「フッ、助けを求めし者がMAGICAメスに涙を流したおかげでこの世界に召喚されたのだ!
それに…召喚されたのは私だけではない!」

一堡の言うように見ると数人の男たちが魔獣と戦っていた。



ドガッ!  バギッ!


一宗「うおお!貴様らを現実世界には行かせんぞ!」

一昭「あれは…我が父一宗!」

魔獣’s『グヘッ!?ゴヘッ!?』

一範「フンッ!ヌンッ!魔獣どもめ…絶望を撒き散らすお前たちを俺は許さぬ!」

一丈「西洋から伝わりしこのエレキテルの力…とくと見よ!」


(ビリビリ☆)


魔獣’s『ウギャギャギャギャギャ!?』


ズバッ! ドバッ!


一舍「普段は使わぬ刀だが…貴様ら相手になら遠慮はいらぬ!」

魔獣’s『グァァァァァァァ!?』

K「おぉ!MAGICAメスに導かれ我が一族が集結してくれたのか!」

初代ドクターK「その通りだ、子孫たちよ!」

一堡「あなたは初代ご先祖様!あなたまでいらしたのですか!」

初代ドクターK「KAZUYA、そしてこれまでKの系譜を受け継いだ子孫たちよ。
よくぞここまで辿り着いた、さぁ…仕上げだ!」

K「うむ!行くぞ!!」

一堡「おお!」

一宗「息子に孫よ!お前たちの力見せてもらう!」

一範「我が力…解き放つは今か!」

一丈「俺の最先端の西洋文明を見せる時だ!」

一舍「皆気合は十分だな!」

初代ドクターK「行くぞ子孫たちよ!」

クリーム『!?』

Uまどか「全てのKが魔女を取り囲んだ!」

一昭「一体何をする気だ…まさか!?」

K「これより…この魔女クリームヒルトグレートヒェンの溜まった瘴気を取り除く手術を開始する!」

一昭「手術だと!バカな…そんな事が出来るはずがない!?
瘴気を取り除くにはグリーフシードが必要になるのだ、以前我が祖先である一舍が
ソウルジェムの瘴気の除去に成功したがアレは魔法少女一人単位だったからこそ可能だったはず!
それをこの様な強大な魔女相手に通用するわけが…ましてやワルプルギス以上の力を持つのだぞ!?」

一舍「心配は無用、要はクリームヒルトグレートヒェンの瘴気を吸い取れるグリーフシード
と同じ物があればいいのだ!」

一昭「だが…そんな物がどこにあるのだ!?」

K「それには……これを使う!」

一昭「そ…それは!」

Uまどか「MAGICAメス!?けどそれをどうする気なんですか?」

一範「このMAGICAメスをグリーフシードの代用とする…つまり!」

一丈「MAGICAメスに魔女の瘴気を吸収させるのだ!」

一昭「そんな事が可能だというのか…」

一宗「MAGICAメスは初代ドクターKより我が一族に代々受け継がれしメス。
その長い年月を掛けてこのメスは神秘的な力を得た、その力を使い…瘴気を吸収させるのだ!」

初代K「子孫たちよ、今こそ長年の因縁に決着をつける時だ!行くぞ!!」


「「応ッ!!!!」」


ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ 


Uまどか『スゴい!K先生たちとその一族のみなさんの力が結集して魔女の瘴気を取りのぞている!
これなら…』

一昭「いや…ダメだ…あと一歩のところで力及ばずといったところだ。
一族の側に微妙ながら力の差が出ている…あれでは…」

KAZUYA「グッ…いかん…押され始めている!」


ピシッ…ピシッ


一堡「なんだと!MAGICAメスに亀裂が…」

一宗「それほどまでにこの魔女の力は強大なのだ!このままではMAGICAメスが失われてしまうぞ!」

一昭「所詮無駄だったのだ、我ら一族は短命たる宿命は報われぬ事にあった…
そして今回も…」

Uまどか『それは違います、あなたたち一族はどんな時も決して諦めたりはしなかった。
だからこそ…私たち魔法少女も救われてきた…
それにあなたの家族も…』

一昭「私の家族だと?ムッ!こ…これは!?」

イワン『父さん!』

スベトニア『あなた!』

一昭「イワン…スベトニア!何故死んだ息子と妻がここにいる!?」

Uまどか『ここは時間を超越した場所…魂の安らぎの場所でもあるの…』

イワン『僕たちは知っている、父さんが心優しい人だという事を…』

スベトニア『あなた、お願いよ…もう一度正義のために戦って!』

一昭「お前たち…私は…私は…」

その頃集まったK一族は魔女クリームヒルトグレートヒェンを相手に徐々押され始めていた。

K「クッ、ダメだ…どうしてもあと一歩力が及ばん…」

一宗「皆諦めるな!我が一族の力はこんなモノでは…」

一範「あともう一人…もう一人いてくれれば…なんとかなるやもしれんのに…」

クリーム『グオオオ!』

一舍「い…いかん!魔女の力が増してきた…このままではヤラれる!?」


カッ


ヤラれる!

K一族の誰もがそう思った、だが…その場にもう一人のKの一族が救援に駆けつけてくれた。

一宗「お…お前は…」

一堡「我が弟…一昭!?」

K「一度は悪に身を染めたお前が何故…」

一昭「妻と子に諭されたのだ、もう一度正義のために力を振るえとな!
行くぞ皆!我ら一族の力をMAGICAメスに集めるのだ!!」

初代K「よくぞ言った!皆!これで最後だ!」

一範「うむ!」

一丈「我ら一族が積み重ねし力!今こそ解き放つ時!」

一舍「魔女を…いや…絶望をこの世から消し去ってみせる!」

一宗「息子たちよ、遅れを取るなよ!」

一堡「父よ、あなたこそ!」

一昭「フッ、この私がもう一度正義のために戦うとは何の因果かな…」

K「全ての魔法少女は俺たちが…治す!!」




「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」」



クリーム『ウギャァァァァァァ!?』

Uまどか『魔女の瘴気を吸収して…魔女が消滅した…』

K「それだけではない、アルティメットまどかよ。己の変化に気付かないか?」

Uまどか『変化?ハッ!私のソウルジェムが…魂が肉体に還っていく…けどどうして?』

K「このMAGICAメスのおかげだ、先ほど放たれたこのメスの光が全ての時間軸の
魔法少女たちのソウルジェムを肉体に還したのだ!」

Uまどか『それじゃあ私も…』

K「うむ、もう…少女たちを円環の理に導く役目は終わったのだ。
今こそ元の時間軸に戻り…元の自分自身の未来を取り戻すがいい、まどかよ…」

Uまどか『ありがとう…あなたたちKの一族の事をこれからも魔法少女たちの伝説として語り継いでいきます…
さようなら、Kの一族…』


シュゥゥゥゥゥゥゥ


K「さらば、アルティメットまどかよ。」

一堡「KAZUYAよ、我らも元の自分たちの世界に戻り…自分たちの使命を全うする。
お前も早く元の世界に戻るといい、さらばだKAZUYA!」


シュゥゥゥゥゥゥゥ


K「親父たちも消えたか、一昭。お前はどうする気だ?」

一昭「私はまだ自分の心に整理がつかん、だから…お前とは違う道を歩むだろう…」

K「そうか、だが今日の事を忘れるな!俺たちKの一族は一人ではない、いつでも…繋がっているのだからな!」

こうしてUまどかとKの一族たちはその場からいなくなりK一人になった。
だがたった一匹だけKの背後に不穏な動きを見せる者がいた…

QB「まったくキミの所為で全ての時間軸の魔法少女システムが台無しにされてしまったよ。
これではもう宇宙延命も水の泡と消えてしまったね…」

K「インキュベーター、隠れて様子を見ていたか。」

QB「悪いがこれ以上Kの一族に邪魔立てをさせるわけにはいかない。
一族の末裔たるキミにはこの空間に閉じ込めるしかないようだ。
見てご覧よ、僕たちインキュベーターの技術さえあればこの空間にキミを閉じ込める事なんて容易いものだ!
戦士であるキミが消えればまた魔法少女システムを一からやり直すことが出来るだろう。
それこそ再び鹿目まどかを契約させれば何度でも!」

K「ふぅ…インキュベーターよ、お前はひとつ勘違いをしているぞ…」

QB「僕が一体何を勘違いしていると言うんだい?」

K「それは…」



ドゴォッ!!



QB「きゅっぷぃ!?Kの鉄拳が…僕の顔面を粉砕した…」

K「俺は医者だ!戦士などではなく患者を治す医者だ!!」

QB「それじゃ…僕を治しておくれよ…僕だって怪我してるじゃないか…」

K「…では言おう、人の心も知らず…少女たちを不幸のどん底に突き落とした者たちの治療など…
俺の……専門外だ!!」

QB「そ…そんな…グヘッ…」

こうして…ドクターKの活躍により魔法少女たちの魂は元の肉体に戻り魔女化の心配も無くなった。

それから…

<見滝原中学校>

さやか「あのワルプルギスの魔女がいなくなって3日目かぁ…」

まどか「避難所が壊れたから見滝原中学校の方へ避難になっちゃったよね。」

マミ「けど幸いな事に死者はいなかったんだから良しとしなきゃ!」

杏子「そうそう、あの後何でだか知らねえが魔女化した魔法少女は元に戻るは、
ついでにアタシらの魂がソウルジェムから肉体に戻るはで妙な事になっちまってるけど…」

まどか「結局K先生は何処へ行っちゃったんだろ?」

仁美「あら?K先生でしたら先ほど職員室の方にいらしてましたわよ。
なんでも今日で退職届を出されたとか…」

まどか「退職届ってまさかK先生学校辞めちゃうの!?」

さやか「嘘でしょ!私ら何も聞いてないし…」

マミ「あら?あの校門にいるのはK先生じゃないの?」

杏子「行ってみようぜ!」

<校門前>


K「…」

まどか「K先生!何で黙って行っちゃうんですか?」

さやか「そうだよ、私ら挨拶もまだなのに…」

マミ「先生のおかげで私たち命を助けて頂いたんですよ!」

杏子「それなのに急に居なくなるなんて水臭いじゃねーか!」

K「…」


ガッシャーン!


まどか「K先生…何で校門を閉めるんですか?」

さやか「そうだよ…どうして?」

K「これ以上近付いてはならぬ!」

杏子「何だよ!近付くなって!?」

マミ「どういう事なんですか?」

K「我が一族は代々悪しき輩に命を追われる宿命にある、
これ以上俺と一緒にいればお前たちの平穏な生活がいつ危険に脅かされるやもしれん。」

まどか「そんな!」

K「だが…もし…何かあった時のためにこれを渡しておこう。」

K「だが…もし…何かあった時のためにこれを渡しておこう。」

まどか「これは…MAGICAメス!?」

K「それを持っていればお前たちの危機には必ず駆けつける。
俺はドクターK…助けを求めるのならいつでも呼ぶがいい!」

まどか、さやか、マミ、杏子の見守る中ドクターKは見滝原市を去った、ありがとうドクターK!

あなたの事は決して忘れない、さらばドクター!!

ところで暁美ほむらは何故出てこなかったのか?

それは外伝にて明かされる…

続く

とりあえずここまで

※このSSは本格的医療SSです、断じてバトルモノではありません。


一体何が起こったのか、どういう理屈でMAGICAメスに神秘的な力が宿ったのか、俺の理解を超えた物語だった……


って、え?続くの?

加山あああああ

これなんてジャンプ漫画wwwwww

番外編まであるとは期待
ここ見てたら自分も何か書きたくなったわ。ちょっと書いてみようかな

いやもうヒドイ(褒め言葉)
本当ヒドイ(褒め言葉)
色々とヒドイ(褒め言葉)

カルテ.番外編 ドクターHOMURA誕生!?


時は遡りドクターKが魔女シャルロッテを倒した頃の事である…

ほむら「私は確信したわ!まどかを助けるには医学の力しかない!
あのドクターKのような医術があればワルプルギスと互角…いえ…それ以上の力を手にする事が出来るはず!」

そう確信したほむらはドクターKに『たまには誰かに頼れ』と言われた通り
暫くの間まどかたちの警護をKに任せある場所に向かった。

~帝都大医学部~


ほむら「…という訳で医学を教えてほしいのよ。」

柳川「…」

ほむらが頼ったのは帝都大医学部長でKの恩師でもある柳川慎一郎であった。
一応Kからの紹介状を見せたが彼は何故かというか当たり前の如く苦渋の顔をしていた。

ちなみに紹介状の中身

K『適当に相手してやってください。』

柳川「あの…お嬢ちゃん…教えろと言われてもキミはまだ中学生じゃろ…
せめて18歳の高校生になってから受験しに出直してきなさい…」

ほむら「冗談言わないで!?4年も待っている余裕なんて私にはないわ!
この際闇医者でも構わないから私に医学を教えなさい!!」

柳川「おい誰か!警備員呼んでこの変なお嬢ちゃんを摘み出してくれ!!」

危うく警備員に摘み出されそうになるほむら、そんな時数人の男たちがほむらの前に現れる!

摩耗「お待ちください柳川教授!その小娘の指導私たちが担当しましょう!」

柳川「おぉ!我が帝都医大の講師にしてあの『摩耗の館』の主である磨毛保則くん!
…ってキミはまったく…」

ほむら「この人下半身がフルチ○だわ…」

柳川「外へ出る時はズボンを履けとあれほど言っているだろ!」

摩耗「フフ、この方が仕事が捗るので、さて暁美ほむらくん!
KAZUYAから大体の事情は聞いたよ!キミを1ヶ月で医師免許取得出来るだけの技量を
身につけさせてあげようじゃないか!」

ほむら「下半身丸出しの変態だけど心強いわ!」

カイザー「摩耗だけではないぞ、キミの指導にはこの私も付き合わせてもらおう!
私はドイツのハイデルベルグ大学第二外科教授であるウィルヘルム・カイザーだ!
今は亡き私の部下、フェルデナンド・レーゲンスが作ったレーゲンス法をキミに伝授しよう!」

ほむら「頼もしい限りだわ!」

摩耗「だが困ったぞ、確かに我々なら医学を教える事は可能だがKAZUYAのような体術を教える事は…」

亢虎「その役目は俺に任せてもらおう!
俺の名は劉亢虎、俺も出自を辿ればKの一族、是非とも協力させてくれ!」

こうしてほむらは『摩耗の館』で数週間24時間彼らの指導を受け、そして…

摩耗「フフフ、我々の指導を受け…キミは生まれ変わった!」

カイザー「暁美ほむら、今のキミはあのドクターKと同等…いや…それ以上の力を持っている!」

亢虎「最早俺たちが教える事は何もない!さぁドクターHよ!!
その力を持ってワルプルギスの夜を倒しに行くのだ!!!!」


ムキムキッ モリモリッ


ほむら「これが私…まるで生まれ変わった…別人のようだわ…」

柳川「最初会った時は可憐な少女だったのに今では筋肉盛り盛りのマッチョな…
まるで真船一雄が描いたような劇画描写になっとるわい…」

ほむら「そして私はワルプルギスの夜に備えまずは腕試しにあすなろ市に向かったわ。」


~あすなろ市~


ほむら「ヌゥンッ!!」

かずみ「スゴい!まさかプレイアデス聖団を全員救うなんて!」

ジュウベエ「オイラたちを助けるだなんてお前は一体誰なんだよ!?」

ほむら「私は魔法と医療の力を兼ね備えた者、ドクターH!覚えておきなさい…」

かずみ「ドクターH…」

~五郷~

紗々「うぎゃっ!?」

織子「あの優木紗々を倒すだなんて…」

キリカ「まったく大したヤツだよキミは!」

ゆま「お姉ちゃんは一体何者なの?」

ほむら「フフフ、我が医術の前に敵は無いわ!これでワルプルギスに勝てる!」


しかし…

~見滝原市~


ほむら「戻って来てみれば既にワルプルギスはKが倒していておまけに魔法少女の
魔女化問題やら全部解決されてたわ…正直他にやる事が何もない…」

さやか「あのマッチョな女の人誰だろ?」

まどか「まるでK先生並の鋼の筋肉だよね!」

マミ「あれだけの剛腕なら魔獣の一匹くらい簡単に一捻りに出来そう…」

杏子「つうか化けモンだろ…」

ほむら「しかも特訓の成果で人相が変わり過ぎたから知り合いには私が誰だかすらわかってもらえない…
せっかく得た力の生かし方がわからないわ…」

フォルク「ならば我々のところへ来たまえ!
私はフォルク・マイスター、Wissenschaft-Heiligen(ウィッセンシャフト・ヘイリゲン)の総帥だ!
ドクターHよ、キミの力を見込んで頼みがあるのだが…」

キール「そして俺はWHの工作員キール・ゲルシュタインだ、ドクターH、歓迎するぜ!」

ほむら「こうして私はWHとかいう組織に与して大統領暗殺を謀ったわ。
けどドクターKによりその陰謀は打ち砕かれ、面倒になった私は組織を裏切り
Kと協力して組織を打ち破ったわ。それから…」

~帝都大学~


まどか「まさかあのK先生が癌に犯されてるなんて…」

さやか「あの不死身のK先生も病気には勝てないんだね…」

QB「そう思うなら僕と契約…グシャッ」

ほむら「その必要はないわ、Kは私が救ってみせる!」

マミ「暁美さんお願いね!K先生と同等の医術を持つあなたならきっとK先生を助ける事が出来るわ!」

杏子「頼んだぜほむら!」

そしてほむらは患者であるKを手術室に連れて行く…

K「フッ、まさかお前に手術されるとは思わなかった。」

ほむら「今度は私があなたを助ける番ね、これよりドクターKの癌摘出のオペを開始するわ!!」


完結!!


これにて終わりです。

そして最後に一言、このSSは本格的医療SSでありバトルモノSSとは誤解なさらないでください。

……なにこれぇ?(遊戯風)
まるで意味がわからんぞ!

乙です

乙でした。
いやぁ、楽しませて貰いましたよ。

乙!

…医療って何だっけ

乙です!>>1のおかげでやっぱり自分はドクターKが好きだと再認識した

このSSに触発されて自分も今ドクターKでクロス物を書いてます
週末あたりにスレ立てようと思っているのでもし良かったら来て下さいね

乙でした

うん、だいたいこんな感じだったね(白目)

乙でした

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