モバP「誕生日おめでとう!」奈緒「……ここ何処よ」【モバマス】 (43)

初スレ立てで緊張してるんで……きちんと立ったら書く方向で。

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ちゃんと立ったのかな……?とりあえず短編なんで暇な人はお付き合いいただければ。



モバP(以下P)「なおなお、お誕生日おめでとう!」

幸子「おめでとうございます!」

奈緒「おめでとう!じゃねぇ!」

奈緒「あとなおなお言うな気持ち悪い!」

P「わーなおなおが怒ったさっちんたすけてー」

幸子「さっちん言わないでください誰が万能メイドですか」

P「おいばかやめろ」

奈緒「??」

P(何故知ってるし)コソコソ

幸子(な……なんのことです?)

P(しらばっくれんな)

幸子(……仕事でPさんのノートPCをお借りした時に……)ボソッ

P(Oh……)

幸子(ぴ、Pさんはああいうのがお好きなんですか?)

P( )

幸子(それならボ……私も――)

奈緒「私を無視して何話してるんだよ!」

P「お、おうそうだったな!すまんなおなお!」

幸子「むーっ……」

奈緒「だからなおなお言うなっての!」

奈緒「つかどこだよここは!?」

幸子「うるさいですよなおなおさんPさんに背負われてここに来た癖に」

奈緒「えっ……!?///」カアァ

P「まあちひろさんに一服盛ってもらったわけだから、担いできたって方が的確だろうがな」

奈緒「」

幸子「やることがいちいちえげつないですよね、この事務所」

幸子「女の子に一服盛って東南アジアに飛ばすとか、文字だけ追えば立派な犯罪ですよ?」

P「いやほら、あくまでサプライズ企画だったわけだし、驚いたろ?」

奈緒「そりゃ驚くに決まってるだろ……」





奈緒「って東南アジア!?」

P「うん、東南アジア。タイランド」

奈緒「タイ!?」

P「うん、米とか数年前の洪水位しかぱっと浮かばないかもしれないけど、タイ」

奈緒「」

幸子(出てくるものが酷すぎですよね……色々な意味で)

P「はい、証拠ってわけじゃないけどルームサービスのメニュー」タイ語ズラーッ

奈緒「」



奈緒「……うん、わかった、ここはタイで、私は嫌がらせ紛いのサプライズ企画に巻き込まれたわけだ」

P「嫌がらせだなんてなおなおひどーい☆」

奈緒「黙れキモイ」

P「」

奈緒「でもなんで幸子が一緒なんだ?しかもさっきの様子だとくる前から知ってたんだろ?」

幸子「もちろんです!」

幸子「カワイイボクのためにPさんがタイでのお仕事を取ってくれたって言ってくれましたからね!」

奈緒「どんな仕事なんだ?」

幸子「それはボクもまだ知らないんです」

幸子「まぁボクはカワイイですからね、どんな仕事もどんとこいですよ!」

P「と、いうわけで幸子には男装してゲイバーに潜入してもらおうと思う」

幸子「」

奈緒「」



P「あれ、知らなかった?タイって結構風俗も『元・男』的な風俗も盛んな地区があってね」

P「日本なんかに比べて大分安いから人気なんだって」

P「だからちょっと今回幸子に突入してもらって、どんなもんかリアルな報告がほしいなー、って」キリッ

奈緒「」

幸子「じ」

P「痔?」

幸子「冗談じゃありませんよ!!なんでボクが――」

P「そのボクって一人称と、普段の言動?」

幸子「」

奈緒「そ、そうだよPさん!流石に未成年にそんなことさせたらまずいって!!」

P「えー、なおなおお堅いなぁ。じゃあ日本なら結婚できる年齢のなおなおが行く?」

奈緒「なっ!?」

P「確かになおなおも結構毅然としたとこあるし、高校生ならそういう知識の一つや二つ、三つや四つくらいあるんじゃないのー?」ニヤニヤ

奈緒「」カァァ

P「おや、図星?」ニヤニヤ



??「笑えない冗談はそこまでにしまたえ、というか完全にセクシャルハラスメントだ」コキャッ

P「ヒギィッ!?」

奈緒幸子「「あいさん!」」

あい「สวัสดี ค่ะ、2人とも、ようこそタイへ」

幸子「さわでぃ、かー?」

あい「サワディカー、此方の言葉での挨拶だね」

奈緒「そんなことより、あいさんはどうしてここに!?」

あい「そんなことより、とはいただけないね。挨拶はコミュニケーションの基本だ」

奈緒「あ、ごめんなさい」

奈緒「おはようございます、あいさん」

あい「うん、良い挨拶だ。สวัสดี ค่ะ、奈緒君」

あい「そして先の質問の答えはこのP君にしてもらおうか」クキッ

P「ホムッ!?」

あい「やあP君、お目覚めかね?私が何故ここに居るのか、彼女、を何故呼んだのかを説明してあげてくれないか?」

P「ああ、その話ですね」


P「あいさんには少し前から此方のダンスグループとのコラボをしてもらっててね、日本風ユニットを売り出したいとかで、古い友達から」

あい「趣味程度のものだが、まさかこんな形で芸に身を助けられるとはね」

奈緒「へぇ……」

幸子「流石にあいさんは凄いですね……」

奈緒「いや、Pさんのコネもだろ、相変わらずわけわかんないわこの人」

P「凄いのは全面的にあいさんだぞ?」

P「なんたって、前座の予定で呼ばれてたのが一気に人気を博してお前らを呼ぶ展開にしてのけたんだからな?」

幸子「へ?」

奈緒「え?」

あい「何が気に入られたのか知らないが、P君の旧友とやらに是非と頼まれてしまってね。2度のライブの予定だった筈が5度までやることになってね」

P「で、このままじゃ帰れなくなりそうだってんで、一度きりだけど純日本製ライブをしてやろう、ってことになったわけだ」

あい「演目は私のサックスソロ、コラボのダンス、幸子君とトライアドプリムスの歌の予定だ」

奈緒「トライアドプリムスって言っても、私しか居ないのにどうするんですか?」


P「そこはあれだ、今回は映像のみって話にしてあるから大丈夫」

幸子「なら尚更奈緒さんのいる意味なくないですか?」

奈緒「おい幸子」

幸子「あ、そういうつもりではーー」

奈緒「わかってるよ、実際その辺どうなんだPさん?」

P「そりゃサプライズゲストMCに決まってるじゃん。本人登場で大盛り上がり間違いなしよ」

あい「なるほど、奈緒君が来るとは聞いて居なかったが、そういうことか」

幸子「一から十までサプライズですか。そういう名目で行き当たりばったりなだけなんじゃないですか?」

P「そ……そそそんなことはないぞ!?」

奈緒「そうだよな、Pに限ってそんなことはないよな?」

P「勿論さ!!」

奈緒「じゃ、これはどういうこと?」

差出人:北条 加蓮
件名:大丈夫!?
本文:なんかPさんに拉致られたって聞いたけど無事!?
美嘉とか薫ちゃんたちがケーキ作ってくれて、みんなでパーティーの準備してるんだけど、すぐ帰って来れるの!?


P「Oh, shit!!」

あい「……P君、流石にこれはマズいミスではないかい?」

幸子「美嘉さんと薫ちゃんが先導ってことは、小学生組が中心ですよ?」

奈緒「そっか、私Pさんの所為であの子たちのケーキ食べてあげられないのか……」

P「うっ」

あい「年少組の期待を裏切らせるとは、中々酷なことをするものだ」

幸子「これで奈緒さんがあの子たちに嫌われたりしたら……」

P「わかったよ向こうでがっかりさせちゃった子たち全員、埋め合わせになんでも言うこと聞くから!」

奈緒「……二言は?」

P「ない!俺も男だ!!」

奈緒「じゃあ、はい」

差出人:北条加蓮
件名:Re2:大丈夫!?
本文:いきなり何?>誰がパーティーの準備してくれてるんだ?
事務所のパーティールームだから飾りとかは何時も通りだけど、どうせだから集まってる皆の集合写真撮って送るね!

[添付ファイル: HappyBirthdayNao.jpg]



P「」

あい「これは…少なく見ても60人は居るんじゃないか?」

幸子「やっぱり面倒見が良いから人気なんでしょうね、小中学生組皆勤賞ですよ」

奈緒「なんか照れるな……」

奈緒「ま、ともあれそういうことだから、Pサン、頑張れ!」

P「あの……流石にこの人数は……」

あい「おや、確か『男に二言はない』のではなかったかな?」

P「……はい」


>>10
これ莉嘉の間違いじゃないよな?
莉嘉にしても小学生じゃないが


あい「さて、P君、ライブは夕方の予定だが、何か予定は立てているのかい?」

P「え、ああ風ぞk――」

あい「笑えない冗談はやめろと言わなかったかな?」

P「……すいません」

P「一応観光の予定で考えてるよ、奈緒のプレゼントにならないようじゃ本末転倒だしな」

あい「初めからそう言ってくれればいいんだ」

P「面白くないじゃん!」キリッ

幸子「そもそも面白がってるのPさんだけですけどね」

P「」

奈緒「つうこんの いちげき!」

あい「こんなところで死んでしまわれても困るんだが……」

あい「まあいいか、バンコクで半日観光なら大体の方向性はわかるしな」

奈緒「何時もながら頼りになります」

あい「本当はP君に言ってやって欲しい所の台詞なんだがな」

幸子「生憎と要所で巫山戯るPさんにはお灸こそあれ労いはありえませんね」

あい「これまた手厳しい」フッ

奈緒「Pさん、行くぞー?置いてかれたくなきゃ起きろー?」ツンツン

(ここから先ご当地のイメージ映像は各自ぐぐってくだしあorz)


P「こちらがタイ王室王宮並びにワッ・プラ・ケーオ寺院になりまーす」

奈緒「これは…すごいな」

幸子「写真とかだと極彩色って浮いて見えますけど、実物見ると印象変わりますね」

あい「うむ、私も語彙が不十分でうまく形容は出来ないが、この空の色に良く合っているように思う」

P「そうだろうそうだろう?あいさんを今売り出してるディレクターもそれに魅せられちゃった1人でね、タイ人の奥さん見つけて

帰化しちゃったんだよー」

あい「!?」

奈緒「え……!?」

幸子「あいさん……?」

あい「彼は日本人だったのかい?全く気付かなかったが……」

P「勿論」



>>12
姉ヶ崎のつもりです。不親切ですまぬ……orz
公式の呼び方あるかは知らないけど、莉嘉なら「莉嘉ちゃん」呼びになるかなー、って思ってました。


P「冗談だけどねー?仕返しよ、し・か・え・し♪」

P「あの見た目、胡散臭い日本語で日本人だったらそれこそ詐欺ですわー」ケラケラ

あい「……」

P「いまのあいさんの顔、サイコーでした!!」ニコッ

あい「……あー、そこの衛兵諸君、少しその銃を貸してくれないか?」

奈緒「ちょっとタンマあいさん!!」

幸子「流石にそれはシャレになりませんって!!」



P「えー、あいさんの機嫌も戻ったところで、王宮内の見学に移りたいと思います」

奈緒幸子「わ、わーい!」パチパチ

あい「……」むすーっ

P「拗ねてるあいさんカワイイ」

あい奈緒幸子「なっ!?」

P「あれ、声に出てた!?」

あい「……ふっ」

あい「まったく、君というやつは……」

P「あ、あはは……」

あい「まあいいさ、私も大概大人気なかった、水に流して貰えるかい?」

P「そりゃ勿論」

あい「感謝するよ。……奈緒君、幸子君、どうした?」

奈緒幸子(この大人達、ズルい……)

幸子「なんでもないですよ、奈緒さん、行きましょう」ムスッ

奈緒「ああ……」

あい「??」

>>14
いやいや、間違いじゃないならいいんだ
読んでるから続けてくだされ

あい「しかし、ここの詰所といい、タイの兵士達は随分質が高そうだね?」

幸子「この暑さの中表情一つ変えずに直立不動ですからね、精神力も相当なんじゃないでしょうか」

P「そりゃお前、軍営の格闘技シアターみたいなものがあるくらいだからな、そりゃ精鋭も揃うだろうさ」

奈緒「へー……」

あい「そういえばルムピニーのスタジアムは軍営だったようだね」

P「お、あいさんはムエタイ見に行ったんですか?」

あい「生憎と暴力や流血は好きではなくてね、前座で一曲吹かせてもらっただけさ」

あい「ものすごい熱気だったから印象的だっただけで、吹き終えたらすぐ退散してしまったよ」

幸子「ムエタイ…聞いたことはありますね」

奈緒「あんま見ないけど、強い人が日本の格闘技界にも来たりするんだろ?」

P「そりゃ世界最高レベルの格闘技だからな」

P「ちなみに毎年死者を出すレベルで過激だぞ。見に行くか?」

奈緒幸子「遠慮します」

あい「暴力や流血は好きではないと言ったばかりなはずだよ?」

P「ちぇーっ、失神KOとか見てみたかったんだけどな……」

幸子「どう考えても女性連れで行く所ではありませんよね……」

>>17
読んでくれてありがとうございます!ありがとうございます!!



奈緒「つか、あの入口何やってんだ?検閲?」

あい「何やら一部の人達だけ追い返されているようだね」

P「あぁ、それ服装検査。半袖半ズボンとか、肌が見えすぎてるとあっちの貸衣装棟送りにされる」

奈緒「なんで!?」

P「知らん。概ね『肌を晒しすぎてるのは無礼』とかそんなとこじゃないか?」

あい「面白いね、厚着の方がぎ器とかも隠し易いだろうに」

P「確かにそうだけど、特別手荷物検査があるわけでもないし拝謁できるわけでもないし、そういうリスク回避とは別物なんでしょ」

奈緒「しかし、なんで暑い中長袖にジーパンなんだと思ったけど、こういうことだったのか」

P「まねー、Pチャン有能っしょ?褒めてくれても良いのよ?」

奈緒「ばっ、誰が褒めるか!」

幸子「そこでそんなリアクションしたら『褒めようと思ったけど先手を打たれて照れちゃった』ってバレバレですよ奈緒さん」

奈緒「ぐっ……」

あい「奈緒君は事務所でもかなり純粋な部類に入る子だからね」

奈緒「あいさんまで……」

あい「加蓮君との同性愛疑惑を立てられた時などは見ものだったよ?」

奈緒「」

P「なにそれくやしく」

奈緒「食 い つ く な !」ゴスッ

P「アウチッ」

奈緒「あいさんも!そのことはもう忘れてくださいって言ったじゃないですか!!」

あい「いや、すまないね。ついからかってみたくなってしまった」

幸子「あいさんの気持ちはよくわかります」

奈緒「幸子まで……年下だろぉ……?」グスッ

幸子「あ、猫ですよ奈緒さん」

あい「おや、留美君が居たら悶えてしまいそうな光景だね」

幸子「遺跡の上に腰かけちゃって、可愛いですね」

幸子「まぁボクのカワイさには到底かないませんがね!!」

あい「はっは、良い気概だね」

奈緒「……もういいし……」

P「仲良きことは良きことかな」シミジミ

奈緒「綺麗にまとめようとすんなし」

面白いな

>>21,22
ありがとう!そして申し訳ない…orz
朝までには終わってるよ!
暇だったから始めたのにこういう時に限って突然連絡が飛んでくる不思議……orz



P「さて、どうだった?」

幸子「正直に言って驚きました。こんなに煌びやかなイメージはなかったので」

奈緒「そうだな、しかもあんなに金色基調なのに全然けばく感じなかったし」

あい「うむ、ベースカラーも青や赤などの原色系だったが、建物としての威容を整えこそすれ眼疲れするような極彩色にはなって

いなかったからね」

P「満足いただけてなにより」

あい「この後はどうするつもりなんだい?ライブは夕方からだったね?」

P「この後はみなさんお楽しみのショッピングタイムだぞ!」

幸子「えっ!?」

奈緒「良いのか!?」

あい「……」

P「ああ……好きなだけ買い物をしてくれ……」



幸子「ピピピPさん!?」

P「どうした幸子?小鳥になったか?」

幸子「違います!このお肉何のお肉ですか!?」

幸子「食感こそ鶏肉ですけど、どう考えても小骨が多すぎますよね!?」プルプル

P「あ、幸子折角買ってやったんだから残すなよ?」

幸子「だって……ってちゃんと答えてください!」

P「ちなみにその肉はか……食える肉だから安心しろ」

幸子「か……ってなんですか!?アイドルにゲテモノ食べさせたりしてませんよね!?」

P「ナンノコトヤラー」ケラケラ

幸子「しかも辛い!香辛料が!香辛料が!!」

P「」ゲラゲラ


奈緒「辛い!あいさん助けて!!」

あい「この流れならP君が渡すものには気をつけるべきだったと思うがな……少し食べると良い」

奈緒「……なんですか、その太い烏賊素麺みたいなやつ」

あい「心配しなくてもいい、一見分かり辛いが、米で作った麺だよ」

あい「きしめんのような形状で、味は……『あまじょっぱい』というやつだ」

奈緒「ありがとうございます……」チュルッ

あい「どうだい、美味しいだろう?」

奈緒「……口の中が辛さで壊れてなければもっと感動できたと思います……」

あい「はっはっは、だろうね」

あい「ちなみに、恐らくだが幸子君が持っているのは蛙、奈緒君が口にしたものは猪肉だろうね」

あい「臭みが強いから香り消しも兼ねて香辛料を多用しているわけだ」

奈緒「現代っ子アイドルに何食わせてんだアンタァ!?」グラッ

幸子「いくら体を張らせるにしても限度ってものがあるでしょう!?」ガタッ


P「なおなおさっちーらめぇ!暴れたら船転覆しちゃう!!」

奈緒「うっさいなおなお言うなキモイ川に落ちろ!!」ガタガタ

幸子「ボクをあんな化物と一緒にしないでください!あとらめぇとか気持ち悪いですから!!」グラグラ

あい「二人とも落ち着いてくれたまえ。……やはり私はセンヤイが一番好きだな、この歯応えが実に好みだ……」モグモグ

あい「それに魚醤と合わせて炒めた時の味の乗り具合がとてもいい。女子寮のレパートリーに加えられないか真奈美君と話してみようか……」モグモグ

幸子「こんなに揺れてるのによく落ち着いていられますね!?」

幸子「あっ落ち――たくないです!いくら濡れてもカワイイボクとはいえ、この川ちょっときちゃないです!!」

P「お、幸子それは失礼だぞ?この川を生命線にしている人が何人いると――おぉ!?」グイッ

奈緒「無視すんなーー!!」グググッ

P「って奈緒苦しい締めるな!!」バンバン

幸子「もういい加減にして貴方が落ちてくれませんか!?」ゲシゲシ



P「えー、『水上マーケット@チャオプラヤー川』は波乱続きだったので今度は平和だと良いな、と思います」

奈緒幸子「誰の所為だと……」

あい「明らかに確信犯的な犯行だったように見受けられたがね」

P「何のためにこの二人を連れてきたと思ってるんですか」

P「事務所でも1、2を争うレベルで弄り甲斐のあるキャラだからに決まってるじゃないですか!!」ドーン

奈緒幸子「」

あい「君は……本気なのかふざけているのか全く読めないね」

P「勿論!」

P「本気で遊んでます!!」ドヤッ

奈緒「幸子」

幸子「はい」

奈緒「やっぱりコイツ、さっきの川に沈めるべきだと思うんだ」

幸子「そうですね、あいさんには黙秘を貫いてもらえばいいですしね」

奈緒「突然『俺は目覚めた!!』って半裸になって地平線に向かって走り出した、って言えば何とかなる気がするんだ」

幸子「海外で行方不明じゃぁ相当捜査し辛いでしょうしね」

P「こらこらこらー!!」

P「物騒な話は止めてくれないか!?」

幸子「だってPさんが悪いですし」

奈緒「全面的にやりすぎだと思う」

P「だってー!!」

あい「今回は(も)擁護できないね、P君」

P「」

P「す……すいませんでした……」

奈緒「どーしよっかなー」

幸子「誠意が足りないように見えますね」

P「」

あい「さて、どうするP君?」

P「わかった!」

P「今から別の場所にショッピングに連れていくから、そこで買うお土産を俺のポケットマネーから出してやる!」

奈緒幸子「「おおっ!?」」

あい「ほう」

P「これで……どうよ!?」ドヤッ

奈緒「ちょっとタイム」

―【アイドル審議中】―

あい「私は十分な譲歩じゃないかと思うがね」

奈緒「朝に写真見せた時点で数十人単位で買うのはわかってるはずですしね」

幸子「でも、今のドヤ顔はちょっと……イラッときましたけど」

奈緒(それ幸子が言うのか……?)

あい「ともあれ、P君なしでは流石にこの先に不安が残るだろう?」

奈緒「何だかんだ言って要所で英語使って交渉したり情報仕入れてますしね……」

幸子「そうですね、ここはこの辺りで折れてあげてもいいですかね、ボクはカワイイだけじゃなく優しいので!」

奈緒(この辺似た者コンビなんだよなぁ……)

あい(恐らくP君と幸子君を似た者扱いしているんだろうけど、『素直になれない』という意味では奈緒君とP君も良く似ているよ)

―【アイドル審議終了】―


P「いやぁ、OKが出てよかったよホント……」

P(懐的には大ダメージだけど、まぁまだ物価は大分マシだし……)

あい「しかし、やはりちらほら日本語で声をかけられるものだね」

幸子「会話が通じているのかは全力で怪しいですけどね」

P「英語の方がまだマシ、でもあくまで『まだマシ』の世界だからね」

奈緒「タイ語ができるからここに来たんじゃないのか……」

P「あくまで『タイの友人の企画に乗った』格好だからね、仕方ないね」

あい「まあ私たちは『音楽』という共通語があると信じてやっていくしかないだろうね」

奈緒「あいさん……そうですよね!」

P「というわけで、お土産とか気に入ったものを買い漁るよ!値切りにも挑戦してみな!!」

P「基本ボディーランゲージと電卓で通じる!というか迂闊にタイ語で値切るとタイ語で値段言われて混乱するだけだから!」

幸子「はい!」

奈緒「おう!」

P「この辺りはタイの服飾品なんかも多くあるから、偽物には注意しつつ見ていけば色々面白いと思うぞ!!」

幸子「このボクに合う素晴らしい服を探して見せますよ!」

奈緒「智絵里には髪飾り、きらりはこの辺の白象のぬいぐるみとかで良いとして、美嘉……ドリアンか?」ボソッ

P「おーい、財布はここにいるんだぞー?」

あい「ちなみに、日本人相手だと基本ふっかけてくるから、その気になれば半額以下で買えることも少なくないね」サラッ

奈緒幸子「「えっ!!?」」

P「ただいまー」

奈緒幸子「「おはようございまーす!」」

ちひろ「奈緒ちゃん、幸子ちゃんお帰りなさい!無事だったんですね!!」

凛「奈緒、無事で良かった……」ホッ

加蓮「『飛行機が天候不順で飛ばなくなって帰れなくなった』って、それから1週間も連絡つかなくて、ほんと、本当に心配したんだからっ……」ポロポロ

奈緒「二人とも……心配性だな、Pさんにあいさんがいるんだから大丈夫に決まってるだろ?」

凛「そうなんだけど……」ポロッ

奈緒「もう、凛まで……。ほら、二人ともこれで涙吹けよ」サッ

加蓮「これは……?」グシグシ

凛「すごく柔らかい……」スッ

奈緒「向こうのお土産。タイシルクのハンカチって、結構いい感じだろ?」

加蓮「ありがと……」グシッ

凛「色合いもトライアドプリムスのに合わせてくれたんだね」

奈緒「まぁ、私も一枚欲しかったし、お揃いの方が良いだろ?」

加蓮「ああ、やっぱり奈緒だぁ……良かったよぉ……」グスグス

奈緒「エンドレス入った!?」

キャッキャアハハ


小梅「……良かった、あの子が言った通り、幸子ちゃんと帰ってきた」

輝子「フヒヒ……キノコに毎日願掛けした甲斐、あったかな……」

幸子「お二人も相変わらずのようですね、ただいま戻りましたよ!」

小梅「うん……おかえり……」

輝子「ヒャッハー!!やっぱオマエがいないと寂しかったぜマイフレンドーー!!」

幸子「うん、照れ隠しでテンション上げてまで本音を言ってくれて嬉しいですよ、輝子さん」

輝子「あ、そうやって見透かされると、照れる……フヒ」

幸子「……そうですね、やっぱりカワイイボクがいないとこのユニットは締まりませんからね!ボクの帰還を思う存分喜ぶと良いですよ!!」

小梅「輝子もだけど……幸子も時々……照れ隠しでテンション変える、よね……?」

幸子「う、うるさいですよ小梅さん!そんな生意気言う小梅さんにはこれです!輝子さんにもこれを!!」

小梅「ふに……?」

輝子「柔らかいけど……小物入れ?」

幸子「そうです!ユニット結成以来少しずつ記念の小物とか増やしていったら収納が問題になりますからね!」

幸子「そこまで見越したボクの慧眼ですよ!フフーン!!」

小梅「このデザイン……少しずつ色合いが違う……?」

幸子「元々タイの少数民族の名産品とかで、一点物ばかりでしたからね!イメージカラーに合わせてみました!!」

輝子「嬉しいぜマイフレンドーー!!絶対大事にするゼーー!?」

幸子「はいはい、わかりましたからもう少し落ち着いてくださいって」

ワイワイヒャッハー


P「いやぁ、仲良きことは良いことですよねぇ……」シミジミ

???「Pさぁん……?」ゴゴゴゴ

P「ひゃひっ!?」

ちひろ「サプライズとか言って1週間もスケジュールに大穴空けて、言い訳はそれだけですかぁ……?」ズズズ……

P「ヒッ!!」

ちひろ「確かに豪雨で一日ほどフライトはストップだったようですけど……そのあとはどこをほっつき歩いてたんですかねぇ……?」ズズズ……

P「い、いやですね、どうせ帰れないならタイでもっとライブさせちゃえ、って色々回ってたらですね……」

P「結局向こうで大好評で、あいさんのソロライブまで取り付けたんで……今回はチャラってことに……なりませんかね……?」チラッ

ちひろ「……なると思います?」

P「なると良いなぁ……、って」チラッチラッ

ちひろ「……」


ちひろ「コカ○ーラバニラよりマッ○スコーヒーよりも甘い皮算用ですねぇ……」フゥーッ

P「おおう……」ゲキアマデスヨネ

ちひろ「まぁ一昨日はアイドル達が揃ってPさんの誕生パーティーまで企画してましたし、今頃さぞかし失望してるでしょうねぇ……」ハァ……

P「おうふ」

ちひろ「と、いうわけでひとつどうです?贖罪に超得ショップなど?」ニコッ

P「全部買いますんで許してください」ドゲザー

ちひろ「毎度あり~♪」ニッコリ



P(でも、これでアイドル達との関係修復までしてもらえるなら安いもん――)

ちひろ「あ、それはサービス対象外ですよ?当たり前じゃないですか」

P「ファッ!?」

おわり

よし終わったっス。
奈緒ちゃんの誕生日記念SSを書いてたのに間に合わなかった結果がこのオチだよ!!

読んでいただいた皆様、本当にありがとうございます!!
ご意見ご感想お待ちしてます。

尚、自分で書いてる他作品との関係上、特に人間関係にやや独自設定的なものがありました、事後承諾で申し訳ありませんがご了承いただければと思います。

起きた後も残ってれば(というか『落ちる』って概念が……ない……の?)少しばかり蛇足を書く予定です。

おもしろかった。
他作品をしりたい

>>36-38
お読みいただきありがとうございます!
他作品はまだ書き終えてない!ので乞うご期待で……

もうちょっとだけつづくんじゃよ、というわけで、蛇足だけつけたら依頼出してきまー

蛇足という名のおまけ


加蓮「ところで……奈緒、手からいい香りがしたね?」

奈緒「!!な、なんのこと?」

凛「あ、私もそれ思った。なんか……フルーツの香り?」

奈緒「気のせいじゃないか!?」

りんかれ(アヤシイ……)

加蓮「おかしいなー、ネイルやってあげた時とかそういうのなかったはずなんだけどなー」

凛「しかも、奈緒香水とかあんまり好きじゃない、って言ってたよね?」

凛「昔私の家で花の香りの話したときそう言ってたはずだけど」

奈緒「き、気のせいじゃないか!?」

奈緒「あ、ほら!南国はやっぱりフルーツが美味しくてさ!」

奈緒「食べ過ぎて匂いが染み付いちゃったかなー、って!!」

加蓮「んー……Pさーん、ちょいちょい」

奈緒「すとーーーーーっぷ!!!」

凛「奈緒、五月蝿いよ?」

奈緒「だ、だって加蓮が――」

凛「Pさんならちょっと前に肇たち連れて収録行っちゃってるし」

奈緒「」

加蓮「なるほど、Pさん絡み、ってことかー」ニヤニヤ

凛「攻めに入った加蓮には敵わないんだから、おとなしく吐いた方が傷口は浅いよ?」

奈緒「ぐぬぬ……」

奈緒「わ、笑うなよ!?」

かれりん「「勿論」」ニッコリ

奈緒「Pさんからの誕生日プレゼントなんだよ、『奈緒は自分の女の子らしさに自覚が足りないから、こういう細かいケアから始め

てみろよ』って」サスサス

加蓮「じゃあ……この香りはハンドクリームなんだ!!」

奈緒「そう、笑っちゃうよな、『いい香り、しかもべとつかなかったんだぞ奈緒!嗅いでみろ!!』って」

奈緒「確か……マンゴスチンとかっていう果物の香りらしいんだけどさ」

奈緒「帰りの空港免税店で見たら、一番高い種類の奴なんか選んじゃってさ……」サスサス

凛「そうは言っても、手がもう嬉しさ隠しきれてないけどね」クスッ

加蓮「確かに、さっきから手の甲を大事そうに撫でて……Pさん、作戦は大成功みたいね」クスクス

奈緒「なっ!?」カアァ

かれりん((これは……負けられないなぁ……))


真奈美(マンゴスチン……“Queen of Fruit”か……。まぁ、彼の事だから他意はないんだろうが、な)ボソボソ

早苗(もし『愛しい僕だけの女王様に贈る』なんて一言囁いたら、奈緒ちゃんコロッと落ちちゃいそうよねー)ボソボソ

美優「お二人とも、あいさんから大量の麺が届いてるんで、お昼にこれ使おうと思うんですけど、手伝っていただけませんかー?」

真奈美「はいはい、任せてくれたまえ、我らが愛しきシンデレラ」スッ

美優「えっ」カアァ

早苗「うわ、タチ悪ぅ……」ニヤニヤ


今度こそおわり、です。

うむ、乙ですっ☆
かれりんという表記には、なにか未来の可能性を感じた。

>>42
ありがとうごさいます☆

クッキング&ランチタイム終了につきhtml化依頼してきます。
お読みいただきありがとうございました。またどこかで会えることを祈りまして。

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