え、なに？

誰の名前が間違ってるって？

何も間違ってないよ

希望ヶ峰学園という殺し合いの場

殺し合いするということはつまり生きるか死ぬかの戦い

ゆえに、ここは戦場

だから間違っていない

超高校級のギャルに化けてる戦刃むくろとかいう人と、

僕、私、あたし、わたくし、俺etc……の自分とはなんの関係もない

自分は戦場、つまり希望ヶ峰学園そのものなのさ

そこにやってきた複数の生徒の中で、

僕が楽しめそうなのが、苗木くんなんだよ。

超高校級の幸運だとか悪運だとか言ってるけれど、

それ、私次第なんだよね

何もない所で滑らせたり、ドアの立て付けを悪くしたりだとか、

いろいろとね、あたしの干渉あってこそなのよ……


まぁつまり、私が言いたいのは、

安価で苗木くんに悪戯しちゃおうってことだよ

苗木「や、やめなよ……」

大和田「ああ？ 説教しようってのか！？」

苗木「そ、そういうわけじゃ――」

おっと……おっと。

おっとっと……

このままでは僕のおもちゃ候補が殴られちゃうよ

何とかしてあげよう

ほら、よくある足が滑って回避とか、

足が滑って蹴っちゃうとかね？

苗木「っ！」


１、あ、足が滑って回避できたよ！
２、、足が滑って脛キックだ！
３、現実は非常である、何も起こらない
４、その他自由（偶然という言葉が通用する程度）

安価下

苗木「うわっ」

殴られる寸前ッ！

苗木くんの足が滑ってしまった！

危ないッあまりに危険ッ！

けれど……まぁ大丈夫。

むしろ危ないのは、

苗木くんが足を滑らせ、

振り上げた足の終着点

大和田くんの小和田くんだ

大和田「なっ――がっ……ぁ、ぐっ……」

怒りで真っ赤だった顔が、

急激に青ざめていく

アハハハっ残念だったね。大和田くん

苗木くんは【幸運】なことに足を滑らせちゃったんだ

苗木「ご、ごめんっ！」

大和田「ぅ、る……せぇ……」


苗木は大和田を倒した！！　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　▽

舞園「一旦落ち着いて、これからどうするべきか考えましょう」

セレス「彼女の言うとおりですわ。慌てふためいたところで何も解決いたしませんもの」

そうだよそうだよ。

バカみたいに暴れてると転ばせちゃうからね？

あたし、正直言って煩いのとか好きくないし

だから、俺は情報処理室に引き篭ってるあいつのことも気に入らない

まぁ、彼女に関しては僕よりも彼らが何とかするべき……だと思ってるよ、今は

とにかく、散策するらしいよ。

言っておくけど、僕は散策のメンバーまで弄れないからね

あ、でも……苗木くんを転ばせて……っていうのは出来そう


１、苗木に任せる
２、誰かのところへつまづかせる（相手明記）
３、その他自由な悪戯（偶然で済ませられる程度）

安価下

苗木「えっ、ちょっ」

不二咲「え――」

おおーーーーっと！

ここで苗木くんは不二咲くんの元へつまづいてしまったァッ！

……え？

くんじゃなくて、さん？

いやいや、彼は彼女じゃないから。彼でいいから

苗木「わぁぁぁぁぁ」

不二咲「うわぁっ」


　　　どんがらがっしゃーん　


えへへ、偶然ですよ。ぐ　う　ぜ　ん　


安価下コンマ　70以上で不二咲くんバレ（全員）　　　40～50で苗木にのみバレ

うわぁ……スカートの上からでよかったね

不二咲くんの股間にマッチングでマイッチングしちゃってるよ……

不二咲「ぁ、あぁ……」

苗木「っ……ごめん」

腐川「ご、ごめんで許されるわけ無いでしょ！ け、汚らわしい！」

まぁ、男同士とかめっちゃきたねーってあたしは思うけど？

人によっちゃぁ……って、そっか。

しらないんでしたね、ごめんなさい。

……って、僕はなんで謝ってるんだろう？

大和田「さっさとどけ！」

苗木「っ！」

フードの当たりを強く引っ張られ、

苗木くんは無理やり引き剥がされてしまった

不二咲「……な、苗木、くん……」

苗木「……………」

不二咲くんは苗木くんに対して首を振る

お願い、男だとはばらさないでってところかな

苗木「……………」

苗木くんは黙って頷く

まぁ、ここは俺の関わるところじゃぁねぇな

苗木くんが言わないなら、それでいいんじゃね？ 的な