アカギ「死ねば助かるのに…」律「・・・え?」(529)

真夏…!地球温暖化により気温は上昇…!

もはやクーラーなしでは人が死ぬ事さえありうる…!

そんな時部長の律がクーラー取り付け申請を出し忘れた時の話

律「このとーり!なんとかお願いします!」

唯「お願い和ちゃん…!」

曽我部「でも…ごめんなさい…もう決まりごとなの…」

唯「そんなぁ~」

和「私からもお願いします!」

唯「和ちゃん・・・」

曽我部「分かったわ…ただし…」

曽我部「期限が過ぎてるのにクーラー申請はこちらも覚悟が必要なの…」

唯&律「・・・はい」

曽我部「だからこちらとしてもできれば申請したくないの?分かるわね?」

唯&律「はい」

曽我部「だから…ここは天に任せてみようと思うの」

律「…は?」

曽我部「つまりゲームで決めましょう」

唯「…!」

律「…!」

曽我部「和さん、トランプあるかしら?」

和「は、はい…」

律「あ、あの…トランプで決めるんですか…」

曽我部「そうよ。大丈夫かしら?」

律「・・・・・・・・」

唯「りっちゃん・・・」

律「分かりました。受けます」

曽我部「いい返事よ」

律「・・・それで競技はなんですか?」

曽我部「…ダウトよ」

唯「だうと…?」

律「あー!知ってます!」

ダウトとは
プレイヤーに均等にカードを配り、プレイ順を決めた後、プレイヤーは A, 2, 3, 4, ..., 10, J, Q, Kの順で、
自分の番に対応したカードを裏向きで場に出す。手札をなくしたプレイヤーの勝ちとなる。
カードを出す際に、自分の番に対応したカードをあえて出す必要はなく、
他のプレイヤーは、出したカードが対応していないと思ったら「ダウト」コールをかける。
かけられた場合は出したカードを表向きにし、対応したカードだった場合はコールしたプレイヤーが、
そうでない場合はカードを出したプレイヤーが、場に出ているカードを全て引き取る。
(wikiより引用)

曽我部「これがスリルがあって私は好きなのよ」

律「は、はぁ…」

曽我部「ただしこれは少しルールを改変させていただくわ」

律「え?」

曽我部「まず1つは私と和さん。そして部長の田井中さんと後1人。チーム戦で行う事にしましょう」

律「・・・・!」

曽我部「これを生徒会チームとけいおん部チームと分けましょうか」

律「は、はぁ…」

曽我部「そしてダウトで場に出ているカードを全て引き取る必要はない」

曽我部「その時点でゲーム終了。ダウトでの成功者のチームが+1とする」

曽我部「そしてもう一度配りなおしてゲーム再開」

律「・・・・・・・・」

曽我部「たとえば私が出したカードを田井中さんが『ダウト』と宣言したとする」

曽我部「そして私が5を出すべき所を他の別のカードを出していたとする」

曽我部「そのゲームは私…つまり生徒会側の敗北でけいおん部側の勝利」

曽我部「それでけいおん部側が+1」

曽我部「それでまたカードを配りなおしてゲーム再開の繰り返し…」

律「な、なるほど…」

曽我部「点数は…そうね、『連続』で3ポイント得た側が勝利としましょう」

律「わ、分かりました・・・」

曽我部「じゃあさっそくゲームを開始したいけどいいかしら?」

律「望むところです!」

唯「りっちゃん!頑張ろう!念願のクーラーをかけて!」

和(唯…ちゃんと理解できてるのかしら…)

曽我部「不正防止の為に生徒会と音楽室、貴方達の使わない教室でやりましょう」


そして…!4人の勝負師は…!

曽我部や唯達の使わない教室に移動…!

負ければ熱中症で死――

命を賭けた戦いが今始まろうとした…!

カードを配るのは山中さわこ…!
これはどちらかのチームの者がシャッフルする場合
不正を行う可能性があるからだ。
山中さわこはこれを承諾。
けいおん部に勝って欲しいところだが…今は聖職だと思っている教師――
不正を行う事は許されない…!

さわこ「カードシャッフル完了。では、配るわ」

シャ…     シャ…

曽我部「4人だからカードはそれぞれ13枚か14枚ずつくるはずよ」

曽我部「後真鍋さん…けいおん部に肩入れは許されないからね」

和「…!」

曽我部「私等だって遅れて申請はどうなるか分かってるでしょ?」

和「・・・わかっています。決してしません。」

律「唯…いいか!ちゃんと出せるときはちゃんと出すんだ!」

律「万一嘘をつく必要があるなら絶対無表情を装うんだ!」

唯「分かったよ!りっちゃん…!」

律(…やべぇ、不安になってきた)

曽我部「・・・よし、ゲームスタートだわ」

ゲームスタート!
順番は生徒会を最初に和→律→曽我部→唯の順番…!
なお仲間の手札を見る事は基本的に自由…!
だが交換は許されない…!
なおダウト宣言は順番に関係なく使用可能…!

和「…まずはこれね」

パッ

律(…最初っから嘘のカードを出す確率は低い、ここはみおk…)

唯「ダウトォ!」

律(・・・え!?)

ざわ…        ざわ・・・


曽我部「・・・・最初っからどばすわね…)

律「唯!何言ってるんだ!」

唯「え?だって和ちゃんが最初にAじゃないカード出してるかもしれないじゃん」

律「そ、そりゃあ…そうかも知れないけどさ…」

唯「最初っから嘘のカード出してもばれないだろうって和ちゃんの作戦なんだよ!」

唯「私はその作戦を見抜いたんだよ!えっへん!」

律(うう~~~~。むかつく~~~)

律(いや…でも確かに嘘の可能性だって0じゃない…!)

ざわ…

和「・・・・さすがね、唯」

スペードの3

唯「!?…やった!やったよ!りっちゃん…!!!」

律「ま、まじで…す、すげーーー!!唯!!!!」

曽我部「真鍋さん…」

和「ご、ごめんなさい…。Aが偶然こなかったんです」

曽我部「…まぁこういう事もあるわね」


こうして唯のひらめきより1回戦けいおん部勝利…!
けいおん部+1ポイントゲット・・・!

律(へへ、早くも1ポイントゲット…)

曽我部「すごいわ…本当に」

曽我部「でも…油断は禁物…と言っておこうかしら」

律「な、何!?」

曽我部「ポイントは連続で3ポイント得た方の勝ち」

曽我部「つまり次負けたらさっきの平沢さんの活躍はなんの意味もなくなる」

唯「え!?…そんなのやだよー」

律「そんな事ぐらい分かってます!唯、これは挑発だ!」

律「はやく次行きましょう!さわちゃんカードシャッフルお願い!」

さわこ「わ、分かったわ」

なお、さきほどはけいおんの勝利により
先行はけいおん部からスタート…!
唯→曽我部→律→和の順でスタート…!

唯「わ、私か~」

唯「え~と、え~と。あ、これ!」

パッ…!

律(唯の出したカードはA…正しい道)

唯(これで唯みたいに初手でダウトしてくれれば…!)

曽我部「・・・次は私ね」

生徒会側、これを通す…!

律(…表情では穏やかでもさっきの唯の初手ダウトは屈辱…!)

律(挑発に乗ってダウトしてくれるのを願ったんだけど…!)

曽我部「…はい、これね」

パッ

律(なんの躊躇もなくカードを選んだ…!)

律(真実か…!嘘か…!判断残量がない…!)

律(唯も動かない…!さすがの唯でも感じてるんだ…)

律(これは…危険…!ダウトしてはならないカードだと…!)

唯(…なんだか分からないけど…)

唯(曽我部先輩のカードはダウトできない…)

けいおん部両者…!これを見送る…!
しかしこれは間違い…!
曽我部の出したのは2とはまったくの別物…!
A…!


ダウトを宣言したらけいおん部側の勝利…!
2ポイントゲットのリーチを取れるはずだった…!

曽我部(やっぱりまだまだね…この子達)

曽我部(本当は2があるけどあえて嘘のカードを出したのはこの子達の力量を測るため)

曽我部(こんな物も見抜けないなんて3流だわ…)

律「次は私か…」

パッ

律(出したのは3…!正しい道…!)


和「次は私ね…はい」

律(ダウトしてこない…!)

パッ

律(・・・・・)

けいおん部両者動かず…!
何事もなく1週完了…!
順番は戻り、唯のターン…!

唯「次は私かー」

唯「次は5だねー」

唯(…あ!5がないよー)

唯(ど、どうしよう…!どうしよう…!)

唯(え、えーい!7出しちゃえ!)

パッ

曽我部まんべんの笑み…!

曽我部「ダウト」

唯「!?」

律(な、なにぃ~~~!)

唯(そ、そんな…!)

曽我部「聞こえなかったのかしら…、ダウトよ」

ざわ…      ざわ…

律(そ、そんな唯の出したカードは…)

パッ



曽我部「…やっぱりね」

唯「やっぱり…?」

曽我部「貴方分かりやすいのよ」

唯「!?」

曽我部「ポーカーフェイスって…知ってるかしら」

唯「・・・・・・」

曽我部「カードゲームにおいてどんな手札が来ても表情を変えないことよ」

曽我部「まぁ個々の性格があるから仕方ないのは分かるわ」

曽我部「でも平沢さん。貴方分かるのよ。顔を見るだけで出したカードが」

唯「・・・・・!」ガーン

律(な…なん…だと…)

カード勝負において
相手の手に何があるか分かるとそれだけで勝敗がつく場合が多い…!
曽我部は唯の表情を見るだけで出したカードが真実か嘘か分かる…!
これはけいおん部側が負けたも同然…!

さらに律達は場の出たカードを確認…!

ビリッ…!

律に電流走る…!

律(な・・・なんだよ・・・これ・・・)

生徒会側二人の出したカード…!
圧倒的…!デタラメ…!

律(こんな…こんなのって…!)

律(・・・分からない…顔見ただけで…嘘か真実か…分かるもんか!)

けいおん部側は怯んだ状態のまま次の戦いが始まる…!
先行は生徒会からスタート…!
和→律→曽我部→唯の順…!

和(よし次は大丈夫ね)

パッ

唯(・・・・ぅぅ・・・)

律(・・・駄目だ…ダウトできねぇ…)

けいおん部両者混乱状態…!
判断不可能…!
そのまま律のターンが周ってくる…!



その時律の手札…!最悪…!

その時律の手札…!最悪…!

律(こ、こんな時に…!こんな気持ちの状態で…!)

律(…2がない…!)

律(い、いや…落ち着け…今この状態でも奴等は観察してる…)

律(平静を装え…!私…!)

律は割りと演技派な一面もある
この時律…!平静を装う事に成功…!
カードを出す…!

パッ…

曽我部「・・・・・・」

律(うまいぞ…私…!いける…!これは…!)

曽我部「・・・これはダウトね」

律「・・・え!」

ざわ ざわ ざわ ざわ ざわ ざわ 



曽我部「さぁ…オープンね」

パッ



和「…」

律「な、なんで…!?なんで分かったんだ…!!」

律「私の演技は完璧だったはずだろ!!!」

ざわ…        ざわ…

曽我部「・・・確かにね」

律「…!」

曽我部「貴方中々普段によらず演技力があるわね」

曽我部「貴方を見ただけでは分からなかったわ…」

律「・・・・・」

曽我部「…けど、もう一人はどうかしら?」

律「・・・・・!」

唯「へ!?」

全員唯に注目する…!

律「・・・・そ、そうか!」

この時律は混乱していた
自分の事で精一杯…!
唯の事など考える余裕がなかった…!

律「唯も…私が出すカードを見てる…」

曽我部「そうよ、私は田井中さんがカードを出す時」

曽我部「貴方を見ずに、平沢さんに目を向けたの」

律「ぅ・・・・くぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!」

曽我部「そう貴方がカードを出した時の平沢さんの表情」

律「ぅぅぅぅぅぅぅぅ」

曽我部「それを見れば貴方が出すカードが嘘か真実か…分かる」

ガンッ!

律が両手を机にたたきつける

唯「ぅ…り、りっちゃゃん…!」 ポロポロ

律(ぅ・・・・くぅ・・・)

曽我部「そんな事してもいたいだけよ?」

律(・・・・これで私達は2連敗…!)

律(次負けたら敗北…!)

律(あの炎天下をクーラーなしで過ごさなきゃいけない…!)

律(しかも唯がいる限り…!私達に勝ち目はない…!)

律(圧倒的…!圧倒的…!)

――そこで律あるひらめき


曽我部「何かしら?」

律「点数はそのままで、メンバーチェンジを頼みたい」

和「…!」

唯「…!」

律「なぁ…いいだろ!頼む…!」

曽我部「・・・そうねぇ…」

和「いいんじゃないですか?

曽我部「真鍋さん…」

和「別にメンバーをチェンジするだけ、点数はそのままだから何の支障もないですよ」

律(…和。ナイス!)

唯(和ちゃん…)

こうして生徒会側これを承諾……ッ!

互いにカードを教室に残したまま退室

唯と律は一度部室に戻る事に

ガチャ…!

澪「律!唯!」

梓「どうしたんですか?随分と遅かったですね」

律「あ、ああ…ちょっと交渉に手間取ってな…」

紬「お茶入ってるわよ!」

律「あ、ありがとう!この状況でありがたい…!」

澪「…なぁ?どうしたんだ?クーラーはどうなったんだ?」

唯「あ、あずにゃ~~~~ん」

梓「わ!唯先輩…!そんな抱きつかないで…!」

梓「…すごい脱力感。まるで大勝負をした後のような…」

唯「ぅぅ~~~。頭いたーい…」

梓「…!唯先輩…!?唯先輩!?」

澪「お、おい!!」

唯…!梓に抱きついたまま…!果てる…!

澪連れて行けばいいじゃん
澪の仕草で曽我部先輩は封殺できるぞ

その後、唯をソファに寝かせ
洗ったタオルを顔に被せる

唯「ご、ごめん・・・・ごめ~ん・・・」

梓「唯…先輩…」

唯の精神は限界を来ていたのだ…!

澪「ほ、ほんとに何があったんだ!?」

紬「・・・・・・・」

律「・・・・実はな」

律、今の状況を説明…!

澪「…なるほど…そんな事が」

紬「…生徒会長も中々やるわね…」

梓「・・・・唯先輩…」

律「それでな今無茶苦茶ピンチで…」

律「唯の代わりを誰にするか選びに来たんだ…」

律「それで…誰を選ぶか…だけど…」

この時、律…困惑…
なぜならこの時3人の誰を選んでも
失敗しそうな要因があるからだ…!

律(まず澪…)

澪は頭がいい。長期戦に入れば相手の出したカードを確率で分析できるかもしれない…!
さらに子供の頃大富豪など一緒に遊んだ…!
律ですらルールを覚えているので澪も当然覚えているはず…!
しかし…!

律(…駄目だ。メンタル面が…)

澪のメンタル面の低さは
あの唯ですら耐え切れない場…!
当然澪が耐えられる筈がない…!

律(あの曽我部先輩なら…澪の表情で分かりかねない…!)

律(律梓は…)

梓は他の2人のは劣るものの恐らく唯よりは頭がいい
大人しく冷静にゲームができるかもしれない
ルールも確か知っていると聞いたことがある…

律(…駄目だ。やっぱりメンタル面が…)

今まで一緒にライブをやった事があるから分かる
澪ほどではないが、梓もメンタル面は低い
恐らく窮地に追い込まれると手が震えて。冷静にカードが選べない
そんな可能性がある…

律(くぅ・・・・・・)

×律(律梓は…)

律(梓は…)


律(むぎは…)

むぎはメンタル面は恐らく2人より高い
どんな状況でもカードを選んで冷静に闘える
…でも

紬「・・・・で、そのダウトって何かしら…」

そもそもダウトのルールが分からない・・・!論外…!

律(確かに今ルールを簡単に教えて何度か戦いを積めば行ける…!)

律(むぎならいけるん・・・だけど・・・!!)

もうけいおん部は2敗…!
次負けたら死亡…!後はない…!

律(むぎに試しうちをさせる余裕なんてない…!)

律(駄目だ…!むぎは…!)

         __________
         .!ミミミ;;;;;,,..))))))))))))フ7
        .!三ミ::::::: ""''==''"\ノ        ←曾可部
        |三=-::::  "'ー-ー'" \        
        |/rヽi,,-ー-ー'"  ,i_,-=''|     もう降参か・・・・・・?

        |/|ニ||::::===。=;; <=。==.|       
       /|/.|:r||::::::` ー '   `〒'"|        
      / |/'ヽリ:::::,._ニニ    |:-'.|               あ~~~~ん・・・・・・・・?
     /  |//,`|:::r'",_  i~- ._| .|

--ー''"""|  .|/,`::::|::::::`-二二二二フ|、        r-=,,

     |   |,` ::::|:::::::::::      .|.|`ー=;,,_     `ー、`,
.,-''つ  |   |,`  `ー-;;:::::::=≡ ../ |   ~''-=_ (こ''ー、.丶
"/   |   .|\     "''-;;_/ノ|  .|      r-、 ヽ,.ヽ )   
/__,,--、 |   | .\    ::::::::::/ .|  |     ( ̄~"''-,, ヽ,!

''" ,,--' |   .|   \    / .|   |     | ~|~"ヽ, .ヽ ,!   
 r',,-ーつ    .|    \, ,/   .|   .|    | ⊂''ー、, ,!
 ''",,-''"┴--ー'"|    /ヽ,   .ト---┴''/  .|  |,~''、  ,!
 r" _,,-っ    |  ,,,-へ /`-,  |    /  |  ( /  /

律(・・・・もうこれしかない)

そして律はある策を練る!!

律「・・・梓頼む」

梓「は、はい…!」

律は代打ちに中野梓を選択…!
この選択肢で一番安定した選択肢を選んだ…!

律「ダウトのルールは大丈夫だよな?特別ルールは移動中に説明する」

梓「わ、分かりました…」

律「後澪!お願いがあるんだ」

そして律は澪にある指示…!
澪…これを承諾…!さっそく実行に移る…!

律「念には念を…よしこれで大丈夫」

律「よし皆!これはけいおん部VS生徒会の全面戦争だ!」

律「これで負けたらまじで熱中症で死にかねない…!」

律「この勝負は絶対我等が勝つぞぉーー!」

紬「おおおーーー!」

澪「お、おお・・・・」

梓「お、おおー!」

律「どうした!?声が低いぞ…?」

澪「だ、だって・・・・」

梓「律先輩が部長みたいだなって…プッ」

律「私は部長だ」

アハハハハハハハ!!

完全にカイジポジションじゃねーかwwww

律(よし、笑いを取れたぞ)

これも律の作戦

少しでも梓の緊張を取ろうとした

律(見てろ~。絶対部長の鼻をへし折ってやるぅ~!)


律は廊下で特別ルールを説明…!
頭がいい梓はこれをすぐ把握できた…!

しかし律は『ある事は』梓に隠す事にした…!

律(これは言わない方がいいな)

あと、まなべさん
って意味。すまん分かりづらかったか

いざ教室へ向かう律と梓…!
教室の前まで着くとドアの前に宿敵…!
和と曽我部が…!

曽我部「遅かったわね…」

和「代打ちは…梓ちゃんね」

曽我部「あらあら…随分とかわいい代打ちさんね」

梓「…!」

律「挑発だ。乗るな」

梓「わ、分かってます…!」

律(早くも梓の力量を測り、ペースをこっちにこさせようとしてる…)

律(こすい…!圧倒的こすさ・・・!曽我部…!恵…!

先に入るとカードに細工してるんじゃないかと言う疑いがかけられる可能性があったからだ…!
教室には絶対に細工するはずのない山中さわこのみ…!
山中さわこはずっと教室にいて誰も出入りしてないと言っている…!
これで細工されてる可能性は0と言う事に…!

両チーム一斉に教室に入り
卓に着こうとする

律「ちょっとまった…!」

曽我部「何かしら…?」

律は席替えを要求…!
確かにここは曽我部側も律側もほとんど入る事のない教室…!
しかしこの教室を選んだのは生徒会…!
つまり最初から細工してあった可能性も十分ある…!
律に抜かりはない…!

梓(律先輩…!すごいです…!)

梓は少し律に感心する…!

なお和と曽我部が教室に入ってなかった理由は
先に入るとカードに細工してるんじゃないかと言う疑いがかけられる可能性があったからだ…!
教室には絶対に細工するはずのない山中さわこのみ…!
山中さわこはずっと教室にいて誰も出入りしてないと言っている…!
これで細工されてる可能性は0と言う事に…!

両チーム一斉に教室に入り
卓に着こうとする

律「ちょっとまった…!」

曽我部「何かしら…?」

律は席替えを要求…!
確かにここは曽我部側も律側もほとんど入る事のない教室…!
しかしこの教室を選んだのは生徒会…!
つまり最初から細工してあった可能性も十分ある…!
律に抜かりはない…!

梓(律先輩…!すごいです…!)

梓は少し律に感心する…!

そして先ほど両者が座ってた席とは逆に座る…!

律と梓は何か細工がないか確認…!

律「・・・よし。こんだけやれば大丈夫だろ」

梓「そうですね…」

曽我部「…あんまり信用してないようね…」

律「そうですよ。だからここまでやるんです」

その時梓…!

梓(・・・・・律先輩…?)

梓には目の前の律が律じゃないように感じた

梓だけじゃない…!それは和も感じていた…!

和(律・・・・・)

そう2人とも感じているのだ……ッ!
律の変化に……ッ!
今までの日常の怠惰な様子とはうって変わって……ッ!
生きるか死ぬか…!獲物を狩る…!そんな勝負師の気迫……ッ!

梓は動揺と同時に律の今までの認識を変える…!

梓「律…先輩…!」

そう梓は律をだらしない先輩から憧れる……ッ!
頼れる先輩へと考えを変えたのだ……ッ!

そう。それほど今の律は一流の勝負師へと変貌していた……ッ!


勝負スタート……ッ!
山中さわこ……ッ!シャッフル……ッ!

それぞれカードを配る……ッ!

皆、それぞれ配られたカードを確認……ッ!

曽我部「まぁまぁかしら…」

和「…よし!」

後、1回の敗北でけいおん部の負けが決まるこの勝負で

生徒会側2人……っ!

数字のバラツキあり……っ!

共に安定の手札……っ!

安定……っ! 圧倒的安定……っ!

風呂……っ!圧倒的……っ!

>>1……っ!目の休憩と……っ!今後の展開を考えるため……っ!

風呂……っ!

>>78
ありえない・・・・っ
  作業中に風呂・・・ 愚の骨頂・・・っ!
 


澪「ダウト」
和「!!」

澪「ふふっ……ハートの9だろ?そのカード」
曽我部「ど、どうして……!」

澪「安心しろ律。必ず勝てる」
律「!!」


澪「このゲームには、――必勝法がある」

勝負スタート……ッ!
山中さわこ……ッ!シャッフル……ッ!

それぞれカードを配る……ッ!

皆、それぞれ配られたカードを確認……ッ!

曽我部「まぁまぁかしら…」

和「…よし!」

後、1回の敗北でけいおん部の負けが決まるこの勝負で

生徒会側2人……っ!

数字のバラツキあり……っ!

共に安定の手札……っ!

安定……っ! 圧倒的安定……っ!

先行は生徒会からスタート…!
和→律→曽我部→梓の順…!

和「まず私ね、はい」

パッ

律(・・・・・・・・・)

梓(・・・・・・・・・)

両者これを見送る……っ!

支援……ッ!

支援せざるを得ない……ッ!

律「次は私か…はい」

パッ

和(・・・・・・・・・・・・)

曽我部(・・・・どうかしら・・・・)

曽我部(一見二人に表情のゆがみはないわね・・・)

曽我部(ま・・・・勝負をそんなに急がす必要はないわね・・・・)

和(曽我部先輩・・・・!動かない・・・・・・!)

和(なら・・・・私も・・・・・!)

両者、これをスルー

その後和もカードを出す…

けいおん部側……っ!これもスルー……っ!


いや、嘘なしで出し切る事ができない手札の時は味方をダウトして流せばいい

梓「次は私の番ですね。はいっ!」

パッ

梓、迷いもなく一枚のカードを出す……っ!

生徒会側……っ!これもスルー……っ!

曽我部(そんなに急ぐ必要もないわね)

そして2ターン!3ターン!…何事もなくターンは周っていた…!

7ターン目

曽我部(けいおんは完全に受身ね……っ!)

曽我部(私達の手札は完璧……っ!)

曽我部(…でも限界はある。さっきまでで真鍋さんや私が1回ずつ嘘のカードを使ってしまった)

曽我部(あの時はちょっと冷や汗かいたけど……っ!)

曽我部(けいおん部側はまったく動く気配がない……っ!)

曽我部(恐れね……っ!圧倒的……っ!)

曽我部(人間って弱い生き物……っ!)

曽我部(もし選択に失敗したら次はないって時……っ!」)

曽我部(人間はその選択を選ぶ事を先へ先へ延ばす)

曽我部(延ばして……っ!延ばして……っ!)

曽我部(延ばした結果が……っ!後悔……っ!圧倒的ね……っ!)

曽我部(ある時……っ!急にその選択をする必要があるようになる……っ!)

曽我部(あの時すぐ決断してたら……っ!って悔やんで……っ!)

曽我部(慌てて……っ!慌てて……っ!)

曽我部(その結果が的外れな選択……っ!)

曽我部(究極の選択……っ!その選択から逃げて……っ!)

曽我部(逃げて……っ!逃げて……っ!)

曽我部(逃げて……っ!逃げて……っ!)

曽我部(逃げた先に正しい答えなんて……っ!)

曽我部(あるはずがない……っ!)

曽我部(フフフ……っ!)

そして曽我部のターンが周ってくる

曽我部(私の手札に『1』はない……っ!)

曽我部(この『1』は3回目。私が持っていない可能性も0じゃないけど十分ある)

曽我部(でも今のけいおん部は両方動けない……っ!)

曽我部(白痴……っ!まるで白痴……っ!)

曽我部は偽のカードを出す……っ!

すると

律「ダァァッァウウトオオォオォ!!!」

梓「ダウトォォ!」

曽我部(な……っ!)

律と梓、1秒程度差はあるがほぼ同時に
曽我部のカードをダウトと宣言……っ!

曽我部……っ!驚きのあまり……っ!口が動かない……っ!

律「その表情……っ!『偽』なんですね?」

和「・・・・・・・・」

さわこ……っ!カードを確認……っ!

本来は『1』を足すべき所を『2』を出している……っ!

梓「・・・・やっぱりです」

律「計算どおりだぜ!」

曽我部(ば…馬鹿な・・・!何故…!)

足すべき×
出すべき○

曽我部が動揺するのも……っ!必然……っ!
1人ならともかく……っ!2人どうじの『ダウト』……っ!
それを意味するのは……っ!
自分の圧倒的……っ!落ち度があった……っ!

曽我部「な……っ!何故……っ!」

曽我部「何故私の手札に……っ!『1』がないことに……っ!」

律「最初っからです」

曽我部「……え……っ!」

律「少なくとも、最初に私と梓の手札が来た時点で予想は私はしていました……っ!」

律「この展開に……っ!」

曽我部「ば、ばかな……っ!」 ぐにゃ~~

ガラッ
澪「萌え~萌え~、きゅん!」

曽我部「きゅんっ!」

律「ダウト……ッ!」ニヤリ…ッ

曽我部「し、しまった……ッ!」

てっきりこうなるのかと

梓「…私はプレイ中にはっと気づいてんですけど」

梓「『1』は私と律先輩が3枚持ってたんです。」

曽我部「ハッ……っ!」

そう。1つの種類に同じカードは4枚……っ!
そのうち3枚がけいおん部側に来てると分かったら
生徒会側に1枚……っ!
曽我部か……っ!和が持ってる事に……っ!
しかし……っ!

曽我部「ま、まって……っ!!!」

曽我部「確かにその理屈は分かる……っ!」

曽我部「そうなれば必然的に私達のどちらかが1枚という事に……っ!」

曽我部「でも何故……っ!私じゃなくて真鍋さんが持ってる事に……っ!」

曽我部「気づいたのかしらっ!!!!!」

律「・・・流れです。」

曽我部「・・・へ?」

律「流れです。流れを読み取ったんですよ」

曽我部「?????」

律「・・・いっちばん最初に和が出したと思われる『1』」

律「でも私達は『1』を3枚"も"持ってるから」

律「この時点で和は『1』を持ってなかった可能性もあった」

律「…発想を変えれば、私達は『1』を3枚"しか"持ってない」

律「だから貴方達2人のどちらか必ずが『1』を1枚持ってるって事に」

曽我部「だから何故……っ!私じゃなく真鍋さんが『1』を持ってるって事に……っ!」

律「直感です……っ!」

曽我部「え……っ!」

律「直感ですよ……っ!曽我部先輩……っ!」

律「つまり……っ!和が『1』を持ってるなんて考え方はしなかった」

律「でも……っ!和は必ず……っ!『1』を最初に出すって……っ!」

律「その流れを……っ!読み取ったのです……っ!」

曽我部「 」ガーーン!

律「そして和を見送った時点で梓は曽我部先輩が『1』を持ってないと思った」

律「そうだろ?」

梓「はい!」

曽我部「な……っ!何よ……っ!」

曽我部「直感って……っ!ただの勘で……っ!」

曽我部「私が『1』がないと思ったわけ……っ!」

曽我部「……たかが勘。されど……っ!勘……っ!」

曽我部「事実……っ!田井中さんは当てた……っ!」

ボロ……ボロ……
曽我部……っ! 涙……っ!

この時曽我部は恐怖した……っ!

律の圧倒的……っ!勘に……っ!

和「そ、曽我部会長……っ!?」

曽我部「・・・・・・・・くぅ・・・・」

曽我部「あと・・・一点……っ!一点だったのに……っ!」

和「会長……っ!」

梓「あと…一点?」

律「あーわりぃ。実はこの一勝負負けてたら終わりだったんだ」

梓「!?」

律「いや~。勝ってよかった、よかった」

梓「確かにいいですけど!なんで黙ってたんですか!!!」

梓「この試合が…!さっきの試合がリーチかかってた試合だったなんて…!

律「だって、言うと梓プレッシャーに負けてただろ?w」

これも律の作戦……っ!

いざと言う時のプレッシャーに弱い梓に……っ!

今追い込まれている事を隠す……っ!

そうする事で無駄な緊張を無くさせ、冷静にプレイできる……っ!

律「へへへ・・・・」

梓「くぅ~~~」

曽我部「圧倒的……っ!圧倒的墓穴だわ……っ!」

和「そうですね……っ!」

曽我部「味方の手札確認自由のルールは……っ!」

曽我部「出した人が平静を装ってても……っ!」

曽我部「もう一人の表情を見て判断するために作ったルール……っ!」

曽我部「私に圧倒的有利な……っ!このルールを……っ!」

曽我部「利用されるなんて……っ!」

自分の手札と味方の手札を合わせれば……っ!

敵の手札が分かるなど少し考えれば分かること……っ!

しかし曽我部は舐めきっていた……っ!けいおん部を……っ!

その後数分休憩後

生徒会側味方の手札確認ルール削除を要請……っ!

けいおん部側これを承諾……っ!

なぜならこのルールは自分達にもダメージを負う可能性もあるルール……っ!

これを残しておく筈がない……っ!

そして再び勝負は開始……っ!

生徒会側の敗北で0点……っ!

けいおん部追い込まれるも無事窮地を脱退する事に成功……っ!

実質この勝負は0からのスタートとなった……っ!

勝負スタート……ッ!
山中さわこ……ッ!シャッフル……ッ!

それぞれカードを配る……ッ!

皆、それぞれ配られたカードを確認……ッ!

先行はけいおん部からスタート…!
梓→曽我部→律→和の順でスタート…!

梓(ルール改定で相手の手札のカードが読みづらくなった)

梓(もう判断材料は自分の手札のみ…)

梓「はい。」

パッ!

梓(これは正しいカード……ッ!さぁダウトをどうぞ……ッ!)

曽我部「・・・・・まぁいいわ」

生徒会側……ッ!これをスルー……ッ!

梓「・・・・・・・ちぇ」

曽我部……ッ!カードを出す……ッ!

けいおん部側……ッ!これを見送る……ッ!

律の出したカード……ッ!

生徒会側……ッ!これも見送る……ッ!

と、何の事もなく3週目の曽我部のターン……ッ!

曽我部(な、なんてこと……ッ!)

曽我部(な、ない……ッ!『10』のカードが……ッ!)

曽我部(こんな時に……ッ!こんなときに……ッ!)

曽我部(ま、まずい…戸惑ってるとこを見られては……ッ!)

曽我部(平静を……ッ!装え……ッ!私……ッ!)

パッ

曽我部が出したカードは『11』……ッ!間違った道……ッ!

曽我部(通れ……ッ!通れ……ッ!)

律「・・・・・先輩。丸分かりっすよ」

律「ダウト」

曽我部 ぐにゃ~~~

そしてけいおん部再び1ポイントゲット

けいおん部……ッ!リーチ……ッ!圧倒的……ッ!

和「曽我部会長……」

曽我部は明らかな戦意喪失を見せていた……ッ!

先ほどのダブルダウトがよほど聞いたのだろう……ッ!

勝負の風は明らかにけいおん部側に向いていた……ッ!

だが、しかし……ッ!


次試合の梓のターンで異変が起こり始めていた……ッ!

梓(!?…ない…『8』のカードがない…)

勝てばクーラーがゲットできるこの試合……ッ!

ここは確実に勝ちたい……ッ!

負ければもう一度やり直しのこの試合……ッ!

この根気のいる試合……ッ!早く終わらせたいのは山々……ッ!

そんな思いが交差する中……ッ!

目当てのカードがないのである……ッ!

パスは不可能の試合。ならば偽のカードを出してやり過ごすしかない……ッ!

梓、偽のカードを出す……ッ!

だがしかし……ッ!

曽我部に過ぎるあの予感……ッ!

曽我部は感じる……ッ!あのカードは……ッ!獲物だと……ッ!

曽我部(これは……ッ!これは……ッ!)

曽我部「ダァアアウウウウトォォォォ!!!!!!!!!!」

梓「!?」

律「!?」

曽我部……ッ!この一度敗北したら自分達の負けるこの試合……ッ!

無謀すぎるダウト……ッ!

曽我部……ッ!ダウト宣言と同時に強引に……ッ!

梓が出したカードを手に取り確認する……ッ!

その姿は『8』ではなく……ッ!『3』のカード

曽我部「やった!やったわぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

律(・・・・・くそっ・・・・)

梓(そ・・・そんな・・・・・)

和(曽我部…!会長…!)

快挙……ッ!圧倒的……ッ!快挙……ッ!

曽我部は確率や計算の世界じゃない……ッ!

直感……ッ!自分の獲物を正確に捕らえる事に成功……ッ!

その後風は再び生徒会に向く……ッ!

続く次の試合の……ッ!

梓(そ、そんな…こんな時に)

梓……ッ!圧倒的……ッ!塊……ッ!

平静を装い偽のカードを出すも……ッ!

曽我部「♪ダァァウウゥゥトォォ♪」

梓「にゃ・・・・・・!」

律「う、嘘だろ・・・・・!!」

曽我部「通ぅ用♪しましぇぇ~ん♪」

和「か、会長・・・・冷静になってください」

その時律は感じた……ッ!梓が震えている事を……ッ!

梓「・・・・・・」ブルブツ

律(・・・・あ、梓・・・・)

2連敗……ッ!負けたら終了のこの状況で……ッ!

梓のプレッシャーの弱さが表れてきた……ッ!

律には百獣の王曽我部が子猫の梓を襲っている……ッ!

そんな幻想が見えた……ッ!

今の梓は怯える一匹の子猫……ッ!

普段は強気でもこの土壇場で本性をあらわにしたのだ……ッ!

梓「・・・・・・」ブルブル

律「タイムだ!」

すると律は震えた梓を手を握り……ッ!

律「悪ぃ…!大丈夫だ…」

そう言い、梓と共に退席……ッ!

和も曽我部を少し落ち着かせようと共に退席……ッ!

お互いに2度目の休憩に入る事にした……ッ!

けいおん部

梓「ご、ごめんなさい…律先輩…」

律「いやいや、気にする必要はないない…」

梓「でも…私のせいでまた状況は…!」

この時けいおん部は2連敗……ッ!

状況は最悪……ッ!

律(梓はここでリタイアだな…)

律(こうなるともう奥の手を……ッ!)

すると律は澪に話しかける……ッ!

律が梓と共に戦いに行く前に澪に出した指示……ッ!

それはむぎにルールを叩き込み……ッ!ひたすら戦い慣れをさせる事だった……ッ!

澪は「成功したぞ!」と律に報告……ッ!

完成したのだ…澪並の実力で…!強いメンタル面を持つ……ッ!

律(・・・・・お、おっとと・・・・)

少しよろけた律……ッ!

それも当然……ッ!律はこの戦いを最初からずっと参加しているのだ……ッ!

律(でも…たまには部長として頑張らないとな)

律を支えている物……ッ!それは部長としての責任感だった……ッ!



澪「悪いな…私じゃ戦力にならなくて……ッ!」

澪は分かっていた……ッ!自分のメンタル面が弱すぎて
戦力にならない事を……ッ!

紬「そうじゃない!今の私は澪ちゃんと一心同体なのよ!」

澪「え・・・」

律「そうだぞ!澪!これで勝ったらけいおん部みんなの勝利だぜ!」

澪「律・・・・・」 ポロポロ

律「よしじゃあ行くか!百獣の王を倒しに…!」

紬「行きましょう…!」



こうして紬と律は再び生徒会との戦いに挑みにいくのだった……ッ!

後に桜が丘高校の伝説となるけいおんVS生徒会の死闘……ッ!

そこには意外な人物により幕が閉じる事になった……ッ!

とりあえずいったん寝る…
ちゃんとおきたら書きましから…

アカギや鷲巣も出す予定だからもう少し待ってて!

ではお休み

梓に変わり生徒会と対戦する事になった紬っ……!

教室の前まで着くとドアの前に宿敵…!
落ち着いたであろう曽我部と和が…!

曽我部「またメンバーチェンジね…」

曽我部「けいおん部の人達はこういう勝負に慣れてないのかしらっ……!」

律「な、なにぃー!」

紬「りっちゃん!挑発よ!挑発!」

4人が教室に入り指定の席につきゲームが開始されるっ……!

生徒会リーチ……!

けいおん部……!この勝負に負けるとその時点で敗北……!

勝負スタートっ……!
山中さわこっ……!シャッフルっ……!

それぞれカードを配るっ……!

皆、それぞれ配られたカードを確認っ……!

先行は生徒会からスタート…!
和→律→曽我部→紬の順…!


曽我部「……!」

この時……!曽我部の手札にある異変が……!」


曽我部(『1』が……!3枚私の手に……!)

そう……!曽我部はこの場に流れた『1』を3枚も独占する事に……!

ざわ……!      ざわ……!

和「最初は私ね、はい」

パッ

和カードを出す……!

けいおん部……!これを見送る……!

この時、曽我部……!まんべんの笑み……!

曽我部(勝った……!勝ったわ……!)

和が出すべきカードは『1』……!

その『1』が今……!場に流れた……!

これが意味する事は……!

曽我部(今現時点で『1』を持ってるのは……!私だけ……!)

つまり曽我部以外に次に『1』が周ってる物は絶対偽のカード……!

これは必然……!


曽我部(つまり……!4週目の田井中さんのターン……!)

この時律が出すべきカードは『1』……!

しかしその『1』は全て……!曽我部が所持……!

律は嘘のカードを出すしか……!道はない……!

曽我部(丸裸……!田井中さんはまるで丸裸……!)

もはや小細工も何もない……!律……!

曽我部(・・・・・いや、待て・・・・・!)

この時曽我部……!見落としている物に気づく……!

和を出したカード……!それは本当に『1』なのか……!

和の手札に『1』はなく……!別のカードを出した可能性は十分ありうる……!

曽我部(この勝利の方程式は……!和さんが最初に1を出したという事で完璧に完成する……!)

この時曽我部が改定を要請したルール……!味方の手札を見てはいけない……!

これにより和が出したカードがなんであるかを確認する事はできない……!

曽我部……!墓穴……!

ルールを変えた事で再び墓穴を掘ったのである……!

様々な思惑の中……!ついにその時来る……!

律が『1』を出さなければならない4週目の律のターン……!

曽我部(分からない……!真鍋さん……!田井中さん……!)

ざわ…    ざわ…

曽我部に3枚の『1』が来た今……!

真鍋 和……!

田井中 律……!

琴吹 紬……!

はぐれものの『1』は……!

誰の元に……!

律「はい、これ」

パッ

律カードを提出っ……!

曽我部っ……!この時っ……!ダウトせざるを得ないっ……!

曽我部「ダァウゥトォ!!」

紬「!?」

和「!?」

律「・・・・・」

ざわっ……!     ざわっ……!

曽我部「私の手札に『1』は3枚あるのっ……!」

曽我部「それで和さんが最初にカードで1枚っ……!」

曽我部「つまり貴方が『1』を持ってることなんてありえないのよっ……!」

律「・・・・・・・」

紬「り、りっちゃん・・・・・」

律「・・・・・・・・」

曽我部「ダウト!」

秋山澪「4、正しいカード。私たちの勝ちだな」

曽我部「そ、そんな……バカな……だって唯ちゃん……」

唯「実は判ってたんです。曽我部先輩がダウトすること。
私、瞬きしたから。
そもそもないんです、そんな癖。
私は、嘘をつくとき、瞬きをする癖なんてありません」


曽我部「どうしたのっ……!いつものパワフルはどこにいったのかしらっ……!」

曽我部「その様子だと、そのカードは偽のようね……!」

律「・・・・・・へっ」

曽我部「な、何よ……!」

律「何を勝ち急いでいるんだか……!」

曽我部「え”……!」

律「さわこ先生、オープンしてください」

さわこ「わ、わかったわ・・・・」

『1』

曽我部「    」ガーーーン!!

曽我部(ば…馬鹿な…『1』……!)

律「自分に3枚あるからって」

律「高を括るなんて」

律「曽我部先輩らしくないですよ……!」

曽我部「く、くぅぅぅぅぅ!!!!!!」

律「だからって…!私に『1』がないなんて確証はどこにあるんですか……?」

曽我部「ううううううううう!!!!」

ボロ……ボロ……
曽我部……っ! 涙……っ!

曽我部「……っ!そ、それじゃあ……っ!」

曽我部……っ!カードを確認……っ!

一番下にあるカード……っ!和の出したカードを確認……っ!

『6』

その姿は……っ!曽我部が予想した『1』ではなく……っ!

曽我部「ろ・・・・ろくぅぅぅぅぅl……っ!」

和「そ、曽我部先輩・・・・・」

和に最初に来た手札に……っ!『1』は存在していなかったのだ……っ!

和「ご・・・ごめんなさい・・・・」

曽我部は……っ!味方が『1』を持っているであろうと確信してしまっていた……っ!

仲間を信じた結果……っ!敗北……っ!

曽我部の汗は止まらない……っ!冷暖房稼動状態で安定した温度でも……っ!

曽我部の汗は止まらない……っ!

曽我部の状態を無視するように、勝負スタートっ……!
山中さわこっ……!シャッフルっ……!

それぞれカードを配るっ……!

皆、それぞれ配られたカードを確認っ……!

なお、さきほどはけいおんの勝利により
先行はけいおん部からスタート…!
紬→曽我部→律→和の順でスタート…!

この時、曽我部っ……!

自らも失笑してしまうような手札

再び『1』が3枚舞い降りるっ……!

曽我部(なっ……!何よっ……!これっ……!)

様々な思惑が流れる曽我部の状態に……!

再び舞い降りる……!『1』の軍隊……!

曽我部(ば…ばかな…)

曽我部(か、神は……!私をいったい……!)

曽我部(どうしたのよ……!)

曽我部 ガクブル

紬「はい。」

パッ

曽我部「ダウトォ!」

紬「!?」

律(な・・・・・)

和(先輩……!)

この時……!曽我部は無意識にダウトと宣言してしまった……!

先ほどのミスに困惑の海に突き落とされた曽我部は……!

なんとしても抜け出そうと……!無我夢中で宣言してしまった……!

山中さわこ……!オープン……!

むぎのカード……!

『1』……!

曽我部「・・・・・あぁぁぁっぁぁぁ・・・・・」

紬「やったわ!!やったわよ!!りっちゃん!!」

律「ナイスだ!!むぎ!!!!!」

両者抱きつく……!

その時……!

ドォーーーン!!!

律&紬「……!」

和「そ……!曽我部先輩……!」

曽我部……!椅子に座った状態で椅子とともに後ろに倒れる……!

もはや戦意喪失……!

和「だ、大丈夫ですか……!」

さわこ「そ、曽我部さん……!」

和「きゅ、休憩……!休憩よ!休憩!!」

こうしてけいおん部側リーチで休憩に入る事に……!

けいおん部……!

唯、梓、澪がいる部室へと来た律と紬

3人は2人の顔を見るだけで分かる……!

この圧倒的……!勝利状況を……!

澪「やったのか……!やったんだな……!」

律「ああ!!やったぜ……!ただ……まだリーチだけどな!」

澪「そ、そうか……!」

梓「でも凄いです!あの曽我部先輩に勝ってるんでしょ!」

律「ああ……!」

律「和はどちらかと言えば私達に肩入れっぽいし」

律「曽我部先輩はああだし……!」

律「こりゃ行けるかも知れないぞ……!」

生徒会室……!

和「先輩・・・・」

曽我部は湿ったタオルを顔にかけられ……!

ソファーに寝転がった状態だった……!

曽我部「・・・・・・」

和「・・・・・・」

曽我部「・・・・・ねぇ」

ざわ…

和「は、はい……!」

曽我部「貴方……!けいおん部側に肩入れしてるんでしょ?

ざわ…    ざわ…

和「そ……!そんな……!」

ざわ…   ざわ…   ざわ…

曽我部「ふふふ……!よく考えればそうね……!」

和「……!」

曽我部「貴方平沢さんの幼馴染なんだってね……!」

和「は、はい……!」

曽我部「まぁさすがの和さんも……!仕事より友人を選ぶようね……!」

和「……!」

和……!沈黙……!

ここは否定するべきだが……!自分の気持ちに嘘をついては駄目……!

和……!ここは素直に……!

和「そう……!ですね……!」


曽我部「……!ふふ……!」

和「……!」

曽我部「そうよ……!今思えば……!これは明らかにこっちが不利」

曽我部「なんせこっちは1人で闘ってるようなものなの……!」

和「・・・・・」

曽我部「だってそうでしょ?貴方今まで一度もダウト宣言をしていない」

和「・・・・・」

曽我部「けいおん部を倒す気はない……!そうでしょ……?」

和「・・・・・・・」

和……!沈黙……!

曽我部「まぁ・・・良いわ」

和「!?」

曽我部「それなら……!別の人を味方にすればいい……!」

和「し、しかし……!いったい誰を……!」

曽我部「……!もう生徒会の馬鹿は使わない……!」

曽我部「私の知り合いにゲームに関してはすごい人はいるの……!」

和「……!」

ざわ……!    ざわ……!

曽我部「赤木 シゲルを呼ぶ……!」

ざわ……! ざわ……! ざわ……!

けいおん側……!先に教室の前に立っていた……!

この時紬から梓に変わっていた……!

理由は梓の体調が戻ったこと……!

そしていくら紬でも今日覚えたばかりのものでは限界がある……!

梓の方が圧倒的経験があったからだ……!

あと一勝すれば勝利のこの試合……!

ここはより確実に勝利をつかもうと検討した結果だ……!

けいおん側が教室の前に来て10分……!

ようやく生徒会側が現れる……!

律「あれ?曽我部先輩……!」

曽我部「どうしたのかしら?私が来て何かおかしいとでも……!」

律「い…いや…来たんですね、曽我部先輩」

律の困惑ももっとも……!

さきほどの試合終了時の曽我部はもはや魂の抜け殻……!

もはや続行は不可能だと思っていた……!

両チーム、教室に入る……!

しかし、ここで異変……!

律「の、のどか……?」

和が教室に入らない……!

梓「…え?」

和「・・・・・」

律「どうしたんだ?和?」

曽我部「和さんには抜けてもらったの…」

梓「そ、それって・・・」

曽我部「交代よ」

そわ…    そわ…

曽我部の待てとの指示に従うけいおん側……!

律と梓はスケットの姿を想像する……!

律(女の人かな……!)

梓(怖い人じゃなければいいけど……!)

桜ヶ丘の生徒……!女……!ヤクザ……!

2人の頭は様々な人を想像する……!

和「あ、わざわざお越し頂いてありがとうございます」

律&梓「!?」

ざわ…     ざわ…

曽我部「きたようね……!」

ざわ…

曽我部「紹介するわ……!」

             /|  /|  /|
        /! ///|///|///,|

       /| |.|//// .///  /// |/|
      /| | | .! ! ! ///  ///   .!,.ィ
     /! | | | ! l l //ヽ.///   / |

.     /|.|./\! | l l /    ヽ/  ///!
.    il |/   `'-‐'´      ヽ/// .|
    l||/        ,,. -─‐  ヽ./   .|    
.   l/ ̄`ヽ    r'"´      / ___.!
.   =====、--,:=======〒:f‐、─‐l
   !:::::::::..  / ̄l::::::::::::::::..  ノ |;;|-、}  ̄l  
    `iー--:/    `ー----‐'´ │!-、! ニ!
      l  /  __ )        |;l‐' !.─l
      ! ゙-‐           ,.lト‐'   l   
.     l ⊂ニニニニニ⊃   / 'ヽ三三!
       !、 ___     /   ヽ,.‐'´\
       ヽ  ̄ ̄   /    , ‐'´;;;;;;;;;;;;;;;\
        ヽ、   ./  .,.‐'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::ゝ、
         ヽ/|   /;;;;;;;;;;;;: -‐''"´ ̄',',',',','
               |/;;;;;;; ‐'"´,',',',',',',',',',',',',',',','

曽我部「アカギ・・・しげるさんよ」

律「!?」

梓「!?」

アカギ(平山)「…フフフ…」

アカギ(平山)「曽我部……!今日の相手はこの2人か……!」

曽我部「アカギさんはね……!元生徒会長でこの桜ヶ丘出身よ……!」

律「・・・・・は?」

曽我部「あら……!もしかして桜ヶ丘は女子高って思ったかしら……?」

曽我部「残念ながらここではそんな設定はない……!」

曽我部「桜ヶ丘は共学よ……!」

アカギ(平山)「・・・・そういうことだ」

アカギ しげる……!もとい平山幸雄……!

曽我部とは2つ上の青年……!成績は常にトップクラスだった……!

凄まじい記憶力と計算力を持ち、その力は教師すらも狂気するほど……!

生徒会長には他の立候補者を麻雀で完膚なきまで打ち倒し……!

生徒会長としてこの学園に君臨していた……!

その優れた知能で一流大学を受けるも、計算や確率に依存しすぎたその性格が災いしすべる……!

その後は裏社会のギャンブラーとして君臨……!

その凄まじい記憶力と計算力で勝率ほぼ100%……!

清楚なイメージのある桜ヶ丘の裏の怪物として……!名が知れていた……!

律「元生徒会長……!ってどう見てもヤクザ……!」

梓「こ、ここ、怖い……!」ブルブル

アカギ(平山)「あんた達可愛いおじょうちゃん達にうらみはないが……!」

アカギ(平山)「ここで消えてもらうぜ……!」

突如生徒会側に訪れた天才……!

アカギしげる(平山幸雄)……!」

この人物の登場により……!けいおん部に吹きかけた風は大きく変わる事になる……!

>>1……!休憩……!

現時点ではアカギと名乗っているのでアカギと表記する

和が座っていた席にアカギが座りゲームスタート……!

けいおん部リーチの状態……ッ!

勝負スタート……ッ!
山中さわこ……ッ!シャッフル……ッ!

それぞれカードを配る……ッ!

皆、それぞれ配られたカードを確認……ッ!

先行はけいおん部からスタート…!
梓→曽我部→律→アカギの順でスタート…!

梓がカードを出すっ……!

梓(・・・・・・・・)

梓の出したカードはA。正しいカード

曽我部(・・・・・・・)

アカギ(・・・・・・・)

生徒会側これを見送る……ッ!

続いて曽我部の番……ッ!

曽我部、カードを提出……ッ!

曽我部(この状況で別のカードを出すなんて論外……ッ! )

曽我部の出したカードは『2』……ッ! 正しいカード……ッ!

梓(・・・・・・・)

律(・・・・・・)

両者これを見送る……ッ!

ここまでなんの動きもない両チーム……ッ!

しかしこの律のターンで異変……ッ!

律(……ッ! 『3』が……ッ! ない……ッ! )

律……ッ! この状況で『3』を手にいれる事ができていなかった……ッ!

ここは嘘のカードを出すしか方法はない……ッ!

だが、律の手は止まっていた……ッ!

律(……ッ! )

恐怖していたのだ……ッ! アカギに……ッ!

律(こいつは……ッ! やばい……ッ! )

相手は見るからにプロ……ッ!

素人同然の自分がカードを出してもすぐ見破られる……ッ!

その予感があって堪らなかったのだ……ッ!

律(……ッ! だ、駄目だ……ッ! 止まっては……ッ! )

律、『12』を提出……ッ!

律(頼む……ッ! 通れ……ッ! 通ってくれ……ッ! )


生徒会側……ッ!動かず……ッ!

律(とお……ッ!った?)

律の演技を見抜けない曽我部はともかく

素人を軽く見破れそうなアカギも動かなかった……ッ!

律(ラ、ラッキー♪)

アカギ(次は4……ッ!ある……ッ!)

パンッ

アカギ……ッ!4を提出……ッ!

律と梓一歩も動かず……ッ!

律(分からない……ッ!)

梓(……ッ!)

両者動かないまま一週目終了……ッ!

梓のターン

しかしけいおん部側また不運……ッ!

梓(5が……ッ!ない……ッ!)

こうなると梓は必然的に嘘のカードを出すしかない……ッ!

梓(うう……ッ!お願いします……ッ!通ってください……ッ!)

パンッ……ッ!

梓……ッ!『6』を提出……ッ!

しかし不運……ッ!圧倒的不運……ッ!

曽我部「ダウト!」

ざわ……ッ!    ざわ……ッ!

曽我部のダウト……ッ!

曽我部「とーぜん、それは別のカードよね

『6』

梓(あ、あう~~)

律(そ、そんな……ッ!)

アカギ「フフフッ・・・・・・」

曽我部「何故……?って顔してるわね……ッ!」

曽我部「それは私の手札をみれば分かるわ……ッ!」

ざわ……ッ!    ざわ……ッ!

『5』 『5』 『5』 『5』

ざわ……ッ!ざわ……ッ!ざわ……ッ!ざわ……ッ!

律「そ・・・そんなぁ!!!」

梓「こんな事って……ッ!」

曽我部「私も来た時はビックリしたわ……ッ!」

なんと曽我部は引き当てていたのだ……ッ!

『5』を全て……ッ!圧倒的……ッ!独占……ッ!

勝負は決まっていた……ッ!手札が配られた時点で……ッ!

勝負は決まったも同然だったのだ……ッ!

カードはシャッフルされランダムに配られる……ッ!

『5』が全て来る確立は圧倒的に低い……ッ!

だがしかし……ッ!こんな事だってある……ッ!

それが……ッ!カードゲームのメガニズム……ッ!

梓と律はただ呆然と立っているしかなかった……ッ!

律「落ち着け……ッ!落ち着くんだ……ッ!梓……ッ!)

律「こんな事だって、こんな事だってある……ッ!」

梓「・・・・・は、はい」

律「大丈夫……ッ!こんな事、何度もおきるはずがない……ッ!」

律は梓に言うと同時に自己暗示に入っていた……ッ!

2人とも呼吸を整え……ッ!いざ次の試合に臨もうとしたその時……ッ!

曽我部「・・・・・飽きたわ」

律「・・・え?」

曽我部「そろそろこのゲーム飽きてきたわ」

律「ど……ッ!どういう事ですか……ッ!」

曽我部「このゲーム飽きたって言ってるの」

曽我部「そろそろ止めにしない……ッ?」

梓「そ、そんな事……ッ!」

律「駄目に決まってるだろ……ッ!」

曽我部「……ッ!」

律「こっちは日射病で死ぬって言う命まで賭けてるんだ……ッ!」

律「それをそんな……ッ!飽きたって言う理由で……ッ!」 ポロポロ

曽我部「何か勘違いしてるようだけど……ッ!」

曽我部「私が言ってるのは競技の事よ」

律「え……ッ!」

曽我部「貴方達との戦いは本当に楽しいわよ……ッ!」

律「……ッ!」

曽我部「ここまでの死闘……ッ!もう残り少ない学校生活では味わえない物だわ……ッ!」

曽我部「でもこの競技には少し飽きてきた……ッ!そういってるの……ッ!」

律「……ッ!」

曽我部「今私達が抑えてる1ポイントを破棄してもかまわない」

曽我部「もう一度1から……ッ!」

曽我部「別の競技で勝負したいとは思わない……ッ?」

律は数秒考え……ッ!

律「曽我部先輩が出す競技によって判断します……ッ!」

今できる最善のこたえ……ッ!

今や生徒会のもつ点数を一点でも減らしたい気持ち……ッ!

曽我部「・・・・大富豪よ」

律「大富豪……ッ!」

ざわ……ッ!    ざわ……ッ!

大富豪とは……ッ!

1組全てのカードをプレイヤー全員に均等に配る。
ゲームは親から始める。最初の親が手札から最初のカードを出し、以降順番に次のプレイヤーがカードを出し重ねていく。

カードには強さがあり、弱い順に3、4-10、J、Q、K、A、2とされる。、
次のプレイヤーは、場にある現在のカードよりも強いカードしか出すことができない
出せるカードがない時、もしくは戦略上出したくない時にはパスが許される。
他のプレイヤー全員がパスし、再び場にあるカードを出したプレイヤーまで順番が回ってきたらそのプレイヤーは親になる。場にあるカードは流され(横にのけられ)親は手札から好きなカードが出せる。
親は複数枚の同じ数字のカードを合わせて出すことができる(例:4を2枚出す、5を3枚出すなど)。複数枚カードが出ている場合、プレイヤーはその数字より強いカードを場と同数枚組みにして出さなければならない。

以上を繰り返し、一番早く手札が無くなったプレイヤーが大富豪となり、以降上がった順に富豪、貧民、大貧民と階級がつく。
第2ゲーム以降は、カードが全て配られゲームが開始する前に、大貧民と大富豪がそれぞれ手札の中で最も強いカードと好きなカードを交換する
最も低い階級の人を親として次のゲームが始まる。
(wikiより要約)

曽我部「一応試しうちはしてみるかしら……ッ!」

律「そんなのいらねーよ……ッ!こちらと小学生の時なんどもやってきたんだ……ッ!」

梓「私もです……ッ!」

曽我部「アカギさんも大丈夫かしら……ッ?」

アカギ「問題ねぇな」(煙草)フゥ~

この時曽我部が競技を変えた理由はこれだけではない……っ!

アカギの能力を出し切るのに最適な競技だったからだ……っ!

アカギの特技は凄まじい記憶力と計算力……っ!

ほぼ運で決まるこの勝負には向いていない……っ!

曽我部が自分のポイントを破棄してまで変えた理由はそこにあった……っ!

曽我部(うまく釣れたわ……っ!)

単純なけいおん部をあざ笑う曽我部……っ!

そして律と梓はいよいよ体験する事になる……っ!アカギの圧倒的能力が……っ!


曽我部……っカードの特別な能力を説明……っ!

なおこれは>>1が子供時代にやってた時に採用していたルール……っ!

公式でない可能性もあるが、その辺はご理解をいただきたい……っ!

まず特別な能力のあるカードは、7、8、10、11、ジョーカー、スペ3

7は7渡し……ッ!7を出す事で自分の手札を別の者に渡す事ができる
            なおこれはチーム戦の為誰にやってもいいとする、つまり……っ!敵に不要カードを渡し不利にさせる事も……っ!
            味方の必要としてるカードを読み取り……っ!渡す事も可能という事……っ!

次は8切り……ッ!8を一枚出すだけでその場は流れ自分が親となりカードを出す事が可能……っ!

次は10捨て……ッ!10を一枚出す事で手札にあるカードを一枚捨てる事ができる……っ!
              これは場に出すのではなくゲームから除外するようなもの……っ!

次は11小革命……ッ!11を出す事で一時的に革命を起こす事ができる……っ!
               なおこれは流れる事で通常に戻る……っ!なおこれは選択可能……っ!

次はジョーカー……ッ!これは最強である2をも粉砕できる通常では最強のカード……っ!
               さらにポーカールールのジョーカーのように別のカードと組み合わせて
               置く事も可能……っ!(なお7や10と一緒に出すとそれと同じ効力を出す。つまり10+ジョーカーで2枚捨てる事ができる)

最後はスペードの3……ッ!これは単独で出たジョーカーを唯一殺せるカード……っ!
                  普段は他の3と共に最弱だがジョーカーの前では真の力発揮する主役的カード……っ!

なお革命とは強さのインフレが全て逆になる事。つまり革命時は3が最強。2が最弱
なおジョーカーは『革命』と言う言葉を知らないあほの為、革命の効果を受けない……っ!

さらに……っ!

さらに数字が順番に出た場合、それに従わなければいけない……っ!
たとえば『5』次のプレイヤーが『6』を出した場合次のプレイヤーは必ず『7』を出さなければいけない……っ!

なお、これは絵柄マークも同様……っ!
ハート→ハートと出た場合、次のプレイヤーもハートを出さなければいけない……っ!

さらに付け加えると『ハートの5』→『ハートの6』が出た場合次は『ハートの7』しか出してはならない……っ!

以上で説明は終了……っ!

最初のうちは説明を入れていく事に……っ!

曽我部「…で?問題はないかしら?」

律「・・・・・あ、あぁ・・・・」

梓(複雑……っ!でもなんとか覚えきれた……っ!)

梓(律先輩は大丈夫かな……っ!)

アカギ「おいおい、俺がやってた頃と随分変わってるなぁ」

アカギ「まぁでも大丈夫だ・・・・さぁはじめよう」

曽我部(やっぱり……っ!圧倒的記憶力ね……っ!)

曽我部「さぁ…はじめましょうか」

アカギ(ま、まずは肩慣らしだなっ……!)

アカギの出したカードはハートの3

凡夫の一手っ……!さらに律のターン

ここで律は歓喜に浸っていたっ……!

律「やったぜっ……!」

ジョーカーを引き当てていたのだっ……!好調の手札っ……!

律(さて…ここはこれだな…)

律の出したカードっ……!ハートの9っ……!

ここで絵柄縛りが発動っ……!ハートしか出せなくなるっ……!

ここで曽我部のターンっ……!

好調の律に対し曽我部はっ……!

曽我部(・・・・くっ、イマイチね)

不調の手札っ……!2が2枚がほぼゴミ手っ……!

曽我部(…出せるのがこれしかないっ……!)

曽我部の出すカードはキングのハートっ……!

律(初手からキングっ……!)

梓(これはっ……!)

ここでけいおん部側は予想するっ……!曽我部のごみ手の可能性っ……!

しかしっ……梓のターンっ……

梓(う~んっ……!)

梓の希望のカードはジョーカ、2、A×3の手っ……!

しかし梓もややゴミ手っ……!

梓(このA×3枚は温存ねっ……!)っ……!

梓「パスしますっ……!」

梓パスを選択っ……!そのままターンはアカギのターンへっ……!


アカギ(チっ……!手がねーな)

アカギ「パスだっ……!」

アカギもパスを選択っ……!そして律のターンっ……!

律(ん~。ここはっ……!)

律「パスでっ……!」

律もパスを選択っ……!そのまま場のカードは流れっ……!

曽我部が親となりカードを出すっ……!

曽我部(まぁお試し程度でっ……!)

曽我部っ……!ダイヤの9とスペードの9を出すっ……!

これにより次のプレイヤーは9より上の高い同じ数字のカードを2枚出さなければならないっ……!

梓のターンっ……!

梓(こ、これはっ……!)

梓の手札はゴミ手っ……!弱いカードばかりだったっ……!

この状況での希望はA×3とジョーカーで革命を起こす事だったっ……!

梓「っ……!パスでっ……!」

梓またパスっ……!

梓の連続パスに不信に思う3人……!

そしてそのままアカギのターン……!

アカギ(まぁ……!石橋をたたくくらいはしておくか……!)

アカギハート、クローバーの12を場に出す……!

9では力不足の可能性があるからだった……!

アカギ「さぁどうだ?オデコちゃん……!」

律「……!あんたにオデコって言われたくないな……!」

律のターン……!

アカギの思惑がヒット……!

律……!対抗できるカードなし……!

律(く、くそぉぉ~~~~)

ここまでの流れ……!

現時点でのもっとも手札の揃ってる人物はアカギだった……!

たとえ片方の手札が悪くてももう片方がいい手札だったらよし……!

これがチーム戦……!

律「・・・・パスだ」

アカギ「・・・・」ニヤッ

そして曽我部もこのターンパス……!

梓はカードを出さないと判断したからだっ……!

あまり仲間のカードに出す必要はないからだ……!

そのまま梓のターン……!

梓(駄目だ……!もう待てない……!)

梓……!ハート、クローバーのAを出す……!

革命の手を崩す……!

曽我部「!?」

皆全員パス……!

対抗できる者もいたが温存する作戦なのだろう……!

梓のターンっ……!

梓(革命の手が崩れた今……!これは早く捨てておきたいカードっ……!)

梓っ……!ハート、ダイヤの4を2枚出すっ……!

アカギ(っ……!これはっ……!)

アカギ「パスだ……!」

アカギっ……!パスっ……!

律(よしここだっ……!)

律っ……!ハートとダイヤの10を出すっ……!

これにより絵柄縛りっ……!そしてカードを捨てる事が可能になるっ……!

律(これは不要だなっ……!)

律はクローバーの5っ……!ダイヤの3を捨てるっ……!

なおこれは場に置くのではなくもうゲームから除外するのであるっ……!

そのまま全員パスをし律のターンっ……!

律(不要になりそうなカードを捨てていこう…)

律っ……!『4』のクローバーとスペードを出すっ……!

曽我部のターンっ……!

曽我部(あんまり好き勝ってはやらせないわっ……!)

曽我部っ……!『6』のハートとクローバーを選択っ……!

そして梓っ……!

梓(くぅ~~)

梓「パスでっ……!」

梓っ……!パスを選択っ……!

アカギのターンっ……!

そしてこのアカギのターンで、このゲームの勝敗を分かつ手を出すっ……!

アカギ(さぁっ……!これだっ……!)

アカギの出したカードっ……!スペード、ダイヤの『7』っ……!

律(これはっ……!)

『7』はプレイヤーにカードを与える事が可能っ……!

それを2枚っ……!つまり2枚のカードを渡す権利を得るっ……!

これによりこの1ターンで4枚のカードを消費っ……!

さらに2枚相手に与える事で6枚のアドバンテージを得る事になるっ……!

梓(最悪っ……!ですねっ……!)

しかしアカギは意外にもっ……!

アカギ「さぁこれだ、受け取れっ……!曽我部っ……!」

律「っ……!」

梓「っ……!」

ざわっ……!     ざわっ……!

アカギは味方の曽我部にカードを2枚渡す事にっ……!

これでアカギはカードを4枚消費できたが、曽我部に2枚増えっ……!

生徒会側全体としては2枚しか消費していないことにっ……!

アカギ「これで俺とお前どちらも上がれる筈だっ……!」

その2枚を見た曽我部っ……!

まんべんの笑みっ……!

律と梓は恐怖するっ……!見えないアカギの戦略っ……!

どちらにしろっ……!好き勝手させるわけにはいかない

律「私は『8』を2枚場に出すぜ!」

これにより『8』切りが発動っ……!

場は流れ律のターンとなるっ……!

律「さらにこれだぁー!」

律っ……!『11』を3枚同時に出すっ……!

さらにこれにより小革命が起こせる権利を得るっ……!

律は考えるっ……!起こすかっ……!否かっ……!

律「お、起こさないっ……!」

律っ……!権利を放棄っ……!

何を分からぬ状況でむやみに革命を起こすとまずいっ……!

そして『11』×3を超えるカードなんて出ないっ……!そう判断したからだっ……!

そして曽我部のターンっ……!

アカギはあいずを送るっ……!これは「動くな」の合図っ……!

打ち合わせしたわけではないがっ……!鋭い曽我部は瞬時に判断

曽我部「パスよ」

パスを選択っ……!

そして梓もパスをしアカギのターンっ……!

アカギ「くくくっ……!計算どおりだっ……!」

律「な、何っ……!」

アカギ「『11』より高いカードを3枚なんて出ないと高を括っていたようだがっ……!」

パッ!

スペード、ダイヤ、クローバーのキングを3枚場に出すっ……!

律「なっ……!」

ざわっ……!  ざわっ……!

梓「そっ……!そんなぁっ……!」

律「っ……!くぅっ……!」

アカギ「どうだ?誰かカードを出すかっ……?

律「ぅぅ~~。パスだっ……!」

曽我部「私もよっ……!」

梓「わ、私もですっ……!」

アカギ「じゃあ俺だなっ……!ほらっ……!」

パッ!『8』っ……!これにより場は切られ再びアカギのターンっ……!

アカギ「『10』だっ……!」

『10』捨て発動っ……!アカギは残り1枚のカードを捨てっ……!

アカギっ……!全ての消費に成功っ……!生徒会側の勝利っ……!

ざわっ……!     ざわっ……!

その後っ……!大貧民を決める戦いが開始されるっ……!

先行は律っ……!『5』を2枚場に出すっ……!

しかし続く曽我部っ……!『7』をダブルで出すっ……!

律「ぅ・・・・・!」

これにより7私が発動っ……!律に2枚のカードが渡されるっ……!

律「来たのはっ……!スペードの『A』とダイヤの『12』っ……!」

通常ならこれらは使えるカードっ……!

しかしこの混沌とするフィールドではこの2枚が役に立つのは検討がつかないっ……!

梓(この雰囲気は不味いっ……!もう出し惜しみしてる場合じゃないっ……!)

梓っ……!ダイヤの『A』とジョーカーを出すっ……!

律(っ……!いいぞ梓っ……!)

律「パスだっ……!」

その時っ……!

曽我部「『2』のダイヤとハートっ……!」

ざわっ……! ざわっ……!

思わぬ手に驚くけいおん部側っ……!

両者手はなくパスを選択っ……!

曽我部「ふふ…次はスペードの『2』」

梓(そ…そんなっ……!そんなっ……!、そんなっ……!)

梓はさっきジョーカーを出してしまったっ……!パス以外道はないっ……!

曽我部の流れが来ていると思われるこのフィールドだがっ……!

律はその中でも戦意を失っていないっ……!

律「じ、じょおおおおおおおかあああぁぁぁぁ!!!

バッ!

律っ……!ジョーカーを場に出すっ……!

大富豪で最強であるジョーカーをっ……!

律、梓っ……!この最悪の状況を脱出可能っ……!

共に安息の息を吹こうとしたっ……!その時っ……!

律「っ……!」

梓「っ……!」

刺される……!ジョーカーがっ……!

無敵だと思われていたジョーカーがっ……!

最強であるジョーカーが敗北っ……!

ざわっ……!    ざわっ……!

曽我部はっ……!唯一ジョーカーを殺せるっ……!

スペードの『3』を所持していたっ……!

けいおん部両者っ……!脱力っ……!

ジョーカー殺しっ……!スペードの『3』っ……!

それを所持していたのは曽我部っ……!

否っ……!

アカギっ……平山 幸雄だったっ……!

そうアカギはっ……!計算によりけいおん部側にジョーカーは少なくとも1枚はあると予想っ……!

アカギは『7』渡しの時っ……!協力な『2』とスペードの『3』を渡していたのだっ……!

まさに快挙っ……!

アカギ(……!計算どおりだなっ……!)

そして曽我部っ……!残りの1枚を出しっ……大貧民回避に成功するっ……!

これによりけいおん部側の2人のどちらかが大貧民となるっ……!

すなわちっ……!どちらかはっ……!アカギっ……!平山幸雄にっ……!

最強のカードと2枚交換しなければいけないっ……!

これはかなりの痛手っ……!圧倒的な痛手っ……!

律と梓は話し合うっ……!

梓「ど、どうしましょうっ……!律先輩っ……!」

律「・・・・・・・・・・」

律「梓・・・大貧民になってくれっ……!」

梓「えっ……!」

律「カードはそれぞれに13枚っ……!それに残った2枚は私と曽我部先輩に来る」

律「つまりっ……!私が最強のカードがくる確率が高いという事っ……!」」

梓「っ……!」」

律「こっちの最強のカードを失うって発想じゃ駄目だっ……!」

律「あっちに渡ってしまうんだっ……!最強のカードがっ……!」

ざわっ……!    ざわっ……!

律「なら1枚分強いカードが来る確立が高い私じゃ駄目っ……!」

律「ほとんど意味がないかもしれないけどっ……!やらないよりはましっ……!

梓「っ……分かりました」

梓っ……!これを承諾っ……!

梓は全てパスを選択っ……!律の上がりにより試合終了っ……!

大富豪はアカギ、大貧民は梓と決まりっ……!1回戦は幕を閉じたっ……!

平山の登場により大ピンチとなったけいおん部っ……!

さらに次の試合ペナルティとして梓が平山と最強のカード2枚を交換してしまう規定っ……!

このけいおん部圧倒的っ……!不利の中っ……!

後に桜ヶ丘の伝説となるこの戦いはまだ続くのだったっ……!

すまん、もう限界だっ……!

俺はもう寝るっ……!

明日は夕方に帰ってくるからその時間帯には書けるはずっ……!

珍プレーとか色々あって申し訳ないっ……!

じゃあお休みっ……!

けいおん部側怯みながらも次の戦いがスタートする

先行は生徒会からスタートっ……!
アカギ→律→曽我部→梓の順っ……!

勝負スタートっ……!
山中さわこっ……!シャッフルっ……!

それぞれカードを配るっ……!

皆に13枚ずつ配りっ……!余った2枚は律と曽我部にそれぞれ与えるっ……!

皆、それぞれ配られたカードを確認っ……!

梓は願うっ……!自分の手に『ジョーカー』がこない事をっ……!

最強でありっ……!何者にも変身できる『ジョーカー』っ……!

ペナルティのある梓は来るだけでアカギに渡さなければならないっ……!

梓(っ……!)チラッ

ざわっ……!   ざわっ……!

アカギ「ふふっ……!さぁおじょうさんっ……!カードを出しなっ……!」

アカギは手札の中でもっとも不要とされる2枚のカードを選択っ……!

梓、アカギっ……!共に交換成立っ……!

梓に来たカードはっ……!

ダイヤの『5』とクローバーの『6』っ……!

ゲームにおいてほとんど活躍する場のないカードっ……!

梓(っ……!うううぅぅぅっ……!)

梓っ……!涙を堪えるっ……!


一方、アカギに来たカードはっ……!ダイヤの『2』とハートの『13』っ……!

アカギ(くくくっっ……!好調だなっ……!)

そしてアカギが最初にカードを出し、ゲームは始まるっ……!

アカギ「・・・・スペードの『12』」

初手から強いカードを出すアカギっ……!

律「・・・・ほらっ」

律っ……!ダイヤの『13』っ……!

アカギに対抗しようとするっ……!

曽我部(っ……!)

曽我部「パスッ」

曽我部っ……!パスを選択っ……!

梓(・・・・・・・)

梓「パスです」

梓っ……!パスを選択っ……!

この時、梓の手の中での最強のカードは『13』の一枚っ……!

一見ゴミ手に見えるが実際そうではなかったっ……!

梓の手札っ……!『7』が3枚来ていたっ……!

成功すれば一気にカードを減らせるっ……!

状況次第では化ける手札だったっ……!

梓(・・・・・・・・)汗

そのままターンはアカギへっ……!

アカギ(くくくっっ……!大丈夫っ……!これは通るっ……!)

アカギの出すカードっ……!それはっ……!

梓の渡したダイヤの『2』っ……!

ざわっ……!  ざわっ……!

アカギ「どうだっ……!出せる奴はいるかっ……!」

律(くそぉ~~~)

全員パスを選択っ……!場は流れ親はアカギへっ……!

この時、アカギはほぼ確信するっ……!ジョーカー1枚は自分っ……!

もう1枚は曽我部が持ってると言う事っ……!

なおこれは正解っ……!

曽我部はジョーカーを1枚持っていたっ……!

生徒会側にジョーカーは全てわたっていたのだっ……!

アカギ「これだっ……!小革命発動っ……!)

アカギっ……!ハートの『11』っ……!

アカギは小革命を起こすことを選択っ……!強さのインフレが全て逆にっ……!

ここで律動くっ……!ハートの『3』を提出っ……!

皆パスを選択っ……!場は流れ律のターンっ……!

律はスペード『11』を場に出すっ……!再び小革命が起こるっ……!

しかし曽我部はクローバーの『3』を出すっ……!

場は流れ曽我部のターンっ……!

曽我部はハートの『12』を出すっ……!

梓は動かないっ……!そう確信しての一手だったっ……!

梓「っ……!ぱ、パスですっ……!」

ここで自分の最強カードを消費するべきじゃないっ……!そう確信してのパスっ……!

アカギ「っ……!ふっ……!」

アカギ、ハートの『13』っ……!絵柄縛り発動っ……!

律「なっ……!」

律っ……!Aや2を持ってるが出せるのはハートのみっ……!

律は動けないっ……!

律「パ、パスだっ……!」

全員パスをし、場は流れアカギのターンっ……!

そしてアカギっ……!ついに動くっ……!

アカギ「ハートの『A』、スペードの『A』、ジョーカー」

ざわっ……!   ざわっ……!

皆驚くっ……!そして誰も動けずパスっ……!アカギのターンっ……!

アカギ「ダイヤ、スペードの10』っ……!」

ここで『10』捨て発動っ……!カードを2枚捨てるっ……!

アカギはカードを2枚捨てっ……!気がつけばアカギの手札は2枚っ……!

ざわっ……!

律(そ、そんなっ……!)

梓(っ……!)ポロポロ

律「す、好き勝手されるかぁー!」

律ダイヤとクローバーの『A』っ……!

アカギ「ちっっ……!」

全員パスを選択っ……!場は流れ律のターンっ……!

律「現時点ではこれしかっ……!」

律っ……!スペード『2』っ……!しかしっ……!

曽我部(っ……!これはもしかしてっ……!)

曽我部(これはチーム戦っ……!私が上がる為の戦いじゃないっ……!)

曽我部、ジョーカーを場に出すっ……!

ざわっ……!

梓「うっっ……!パスですっ……!」

律「っ……!」

アカギ「くくくっっ……!曽我部よっ……!」

アカギ「よくぞ見抜いたっ……!」

アカギの出すカードっ……!スペードの『3』っ……!

ジョーカー殺しっ……!

律(っ……!あ、あああああああ)

梓(っ……!)ポロポロ

そしてアカギは最後のカードを提出っ……!

勝利っ……!生徒会っ……!2ポイント手に入れリーチっ……!

バッ!

梓「っ……!り、律先輩っ……!」

この時梓も涙目だったが、もっとも険しい顔をしていたのは律っ……!

律(っ……!く、く、くっ……!くそぉ~~~~~~!!)

ボロ……ボロ……
律っ……! 涙っ……!

涙っ……!  涙っ……!

この時、律の精神は限界に来ていたっ……!

これほどの死闘を繰り返しっ……!そして今圧倒的敗北を与えられたことっ……!

曽我部(っ……!終わったな)

梓「っ……り、りつ先輩っ……!

律につられ梓も涙っ……!

律は心底願ったっ……!この状況をっ……!

この緊迫した流れを変えて欲しいとっ……!

律「ぅっ……!ぅぅっ……!」

今の流れは明らかにけいおん部敗北が待っているっ……!

天才、アカギしげるっ……!平山幸雄の前にっ……!

律(っ……!だ、誰かっ……!誰か誰かっ……!)

律(変えてくれっ……!この状況をっ……!)

もちろんそれはただの現実逃避っ……!現実逃避に過ぎなかったっ……!

だがしかしっ……!

ガチャッっ……!

律(っ……!)

ざわっ……!

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ざわっ……!     ざわっ……!   ざわっ……!

律(っ……!)

梓(っ……!)

平山(なんだっ……?このガキっ……!)

曽我部「っ……どなたですか?」

ダメギ「くっ……お前っ……!!」
曽我部「あなた……!」

和「どうしますか?まだ続けます?」

律(す……、)
梓(すごい……っ!)

ダメギ「……も……ぃ……」

和「ごめんなさい、聞こえません」

ダメギ「もういいっ……俺の、負けだ……っ!」
曽我部「あ……あぁっ……!」


和「……そうなんだ。じゃあ私、」



和「――生徒会行くね」

?「・・・・・・・・」

梓「は、白髪っ……!」

律(っ……!)

この男を見たときにすぐに思ったことがあったっ……!

律(っ……似てないかっ……?)

そう、今目の前にいるアカギと名乗る男と入ってきた男っ……!

そっくりであったっ……!

?「夕立っ……!」

?「夕立が降ってきたから…雨宿りにきましたっ……!」

さわこ「っ……見たところ確かに桜ヶ丘に男子制服だわ」

律「はは・・・桜ヶ丘の男子制服なんて初めて見たぜ」

梓「そ、そうですねっ……!」

律「っ……な、なぁ、知ってるか?」

梓「知りませんよっ……!」

律「っ……じゃあ、誰なんだいったいっ……!」

律達が困惑するのも当たり前っ……!

3年生の曽我部っ……!2年生の律っ……!1年生の梓っ……!

皆、男の事を知らないっ……!

梓「っ……あんまり目立たない人なんですかね・・・?」

律「あんな白髪・・・目立たない筈がないだろっ……!」

梓「っ……それもそうですねっ……!」

さわこはけいおん部側の空いてる席に男を座らせ、タオルで拭かせた

この時律、ひらめくっ……!

律「っ……!そろそろ始めましょうっ……!曽我部先輩っ……!」

曽我部「っ……え、あ、そ、そうわねっ……!」

梓(っ……!律先輩っ……!うまいっ……!)

律は男に気を取られている隙にゲームを始めようとした

律、梓の不安な心は消えていたっ……!

律(さんきゅーな、名も知らぬ人っ……!)

勝負再開、大貧民を決める戦いが始まるっ……!

がっ……!

律、再び手が止まるっ……!

律(っ……!うっ……!)

勝負が再開し蘇ったのだっ……!今の圧倒的状況っ……!

現実がっ……!

律(・・・・・・・)

どれを出しても曽我部に追撃されるっ……!そんな恐怖があったっ……!

律(どうすればっ……!どうすればっ……!)

その時っ……!

?「死ねば助かるのに…」

律「・・・え?」

ざわっ……!     ざわっ……!   ざわっ……!

律「・・・・・・・?」

?「・・・・・・・」

場が凍りつくっ……!

律「な、何を言ってるんだっ……!君はっ……?」

?「っ……いやっ……ただ」

?「今気配が死んでいた……!」

?「背中に勝とうと言う強さがないっ……!」

律「っ……!」

?「ただっ……!あんたはっ……!」

?「怯えているっ……!」

律「!!!!」

律(っ……!あいつの言うとおりっ……!)

律(私はただっ……!怯えてるだけっ……!)

律(っ……!こ、これだぁ!!!!)

バッ

ダイヤとクローバーの『4』

ざわっ……!

曽我部(っ……これしかないっ……!)

曽我部、ハートとスペードの『6』

梓(っ……!)

梓、ダイヤとクローバーの『12』っ……!

律の手が結果的にヒットっ……!

皆パスをし、梓のターンっ……!

梓(これは通るかっ……!)

梓、『5』のハート、ダイヤ、スペードの3枚を出すっ……!

律(梓っ……!)

曽我部「パ、パスっ……!]

梓「よし、『8』切りっ……!」

梓「そしてトリプル『7』っ……!」

曽我部「なっっ……!」

ざわっ……!

梓「この3枚を曽我部先輩に差し上げしますっ……!」

梓「そして最後のカードを出して、上がりですっ……!」

曽我部「っ……!」

律「ナイスだ!!梓っ……!!」

曽我部(この3枚っ……!圧倒的ゴミ札っ……!)

曽我部はカードを消費しきれず敗北っ……!

この勝負生徒会側の勝利だが、曽我部が大貧民となる

?「・・・・・・」

律「なぁ、お前は誰なんだ…?」

梓「り、律先輩っ……!

?「っ……アカギ」

アカギ「アカギ しげるっ……!」

律「……は?」

梓「え・・・・?」

アカギ「・・・・・・?」

律「あのぅ…あちらにもアカギしげるがいらっしゃるのですが…」

アカギ「・・・・ありゃ偽者だ」

ざわっ……!

律「に、偽者・・・・?」

アカギ「噂には聞いていたが…本当だったとはね・・・」

梓(な、何いってるんだ…この人…)

律「な、なぁ」

律「頼みがあるっ……!」

律「このゲームに参加して欲しいっ……!

ざわっ……!

梓「な、何言ってるんですか!律先輩!

アカギ「・・・・・」

律「感じるんだ、こいつからっ……!」

律「うまく言えないけどっ……!なにかがっ……!」

アカギ「・・・・・」

律「頼む!こちらと命賭けてるんだ!」

アカギ「・・・・面白い」

律「っ……!」

その後梓に変わり、初対面であるアカギと組むことになった律っ……!

律はこのゲームのルールを簡単に説明、初めての大富豪っ……!

さらに今の現状も説明っ……!するとアカギが放った一言っ……!

アカギ「・・・・不公平じゃないですか。あんた」

偽アカギ「お、俺の事か…?」

アカギ「アンタ以外の者は負けるとリスクを負うが、あんたが負けても何もない」

偽アカギ「何が言いたい」

アカギ「俺とあんたで特別にかけようとしようぜっ……!」

アカギ「腕一本だっ……!」

ざわっっ……!  ざわっ……!   ざわっ……!

偽アカギ「ば、馬鹿なっ……!そんな条件っ……!」

偽アカギ(いやまてっ……!ハッタリだっ……!所詮餓鬼っ……!)

偽アカギ(第一俺達が今リーチなんだ、負けるはずがねぇ)

偽アカギ「いいぜっ……!その勝負乗った」

曽我部「ひ、平山先輩っ……!」

偽アカギ「・・・・・・・」汗

アカギ「ふふふ・・・さすがアカギしげるだぜ・・・」

偽アカギ「・・・・・まて!」

アカギ「?」

偽アカギ「ここまで舐められたら俺もしめしがつかない」

偽アカギ「俺とお前でポーカーで対戦しようぜ…」

ざわっ……!

アカギ「なるほど・・・・ポーカー」

曽我部「せ、先輩っ……!」

アカギ「いいでしょう…受けようっ……!この戦いっ……!」


突如現れた少年?アカギしげるっ……!

伝説の放課後の戦いはまだ続くっ……!

偽アカギ「ちなみにこの勝負でも点数を変化させるってのはどうだ?」

アカギ「・・・・あぁ、いいぜ」

梓「なっ……!」

律「ちょ、ちょっと待てっ……!アカギっ……!さんっ……!」

律「そんなの認めないっ……!」

アカギ「何故だ?」

律「分かってるのかっ……!後1試合私達の負けなんだよっ……!」

アカギ「っ……だからどうした?」

律「っ……!だ、だからってっ……!」

アカギ「クククっ……!」

律「このポーカーで負けたらっ……!私達のクーラーはなくなりっ……!」

律「あんた腕切られるんだぞっ……!」

アカギ「関係ねぇなっ……!」

律「っ……!」

アカギ「もっとこの状況を楽しめよっ……!」

律「たの、しむっ……!」

梓(何をっ……!何を言ってるのっ……!この人っ……!)

曽我部「・・・・・」ゾクッ

偽アカギ(なんなんだっ……!こいつは一体っ……!)

偽アカギ「お前・・・・名前は?」

アカギ「っ……アカギ しげる」

ざわっ……!

偽アカギ「ア、ア、アカギだとっ……!」

アカギ「・・・・・・・・・・」

偽アカギ(まっ……まさか本物っ……!ありえないっ……!)

偽アカギ(たとえ本物でもっ……!何故ここにっ……!)

アカギ「っ……!さぁ始めましょう、シャッフルお願いします」

さわこ「っ……あ、はい、シャッフルするわね」

偽アカギ「っ……!ま、待てっ……!触るなっ……!」

さわこ「あっ……!」

偽アカギ「信用できないっ……!シャッフルくらいじぶんでやるっ……!」

偽アカギ、ショットガンシャッフルを始めるっ……!

この時シャッフルを自分でやると言ったのにはわけがあったっ……!

ショットガンシャッフルを数回やる間に偽アカギはカードの場所を覚えていたっ……!

そして偽アカギがマークしていたのは、ハートの10、11、12、13、A

つまりっ……!ロイヤルストレートフラッシュっ……!

偽アカギ「・・・・・・」ニヤ

そして場所を覚えた偽アカギはその後普通にシャッフルっ……!

この時当然配るときに自分のもとにマークしたカードが来るように細工っ……!

偽アカギ「いいか、カードの換えは1回限りだっ……!」

アカギ「ああ、いいぜっ……!」

そして偽アカギカードを引くっ……!そして引いたカードはっ……!

ハートの10、11、12、13、Aっ……!

ロイヤルストレートフラッシュっ……!

曽我部「さすがっ……!」

曽我部、まんべんの笑みっ……!

一方、アカギはっ……!

律「っ……どうだ、アカギっ……!さん」

梓「・・・・・」チラッ

この時2人に戦慄走るっ……!

アカギのカードっ……!

ノーペアっ……!

梓(っ……そ、そんなぁぁぁぁぁ) ぐにゃ~~

律(っ……!ぁ、ぁ、あああぁぁぁぁぁぁ) ぐにゃ~

アカギ「・・・・・・」

絶望の2人っ……!

偽アカギ「さぁどうするっ……?カードを換えるかっ……?」

アカギ「っ……ああ、そうする」

偽アカギ「・・・・・・」ニヤッ

偽アカギが場積み重なってるカードをアカギに渡そうとするっ……!

その時っ……!

アカギ「カードに触るなっ……!そこにおけ」

偽アカギ「え?」

アカギ「アンタの触ったカードじゃ駄目だっ……!」

そういうとアカギは自分のカード全てと積み重なったカードを手で崩しかき混ぜ始めるっ……!

偽アカギ「っ……!」

律(無理だっ……!5枚全部換えたってっ……!)

梓(勝てっこっ……ないっ……!)

ボロ……ボロ……
律、梓、共にっ……! 涙っ……!

偽アカギ(無駄なことをっ……!)

アカギ「ふー、ま、こんなもんだろ」

その後、アカギは上からカードを5枚引こうとするっ……!

偽アカギ「ふん、前換えなんかで俺の最強の手札に勝てるかっ……!」

偽アカギ「魔法でも使わない限りっ……!不可能だっ……!」

アカギ「っ……使ったさっ……!魔法はっ……!」

偽アカギ「え?」

アカギ「魔法くらい使えないとっ……!闇の世界なんて渡り歩いていけはしないっ……!」

その後、アカギはカードを上から5枚ドローっ……!

アカギ「・・・・・・・」チラッ

偽アカギ「・・・・・・・)汗

ざわっ……!   ざわっ……!

アカギ「ふふふふっ……!」

アカギ「ロイヤルストレートフラッシュっ……!」

偽アカギ「なっ……!」

律「なにぃーーー!!!!!」

曽我部「ば、馬鹿なっ……!」

梓「ひ、ひ、引き上げたっ……!」

偽アカギ「ば、馬鹿なっ……!あ、ありえないっ……!」

偽アカギっ……!混乱っ……!

アカギ「さぁ、カードを見せてください、アカギさんっ……!」

偽「く、くそ・・・・」

パッ

ロイヤルストレートフラッシュっ……!

アカギ「・・・くくく、なるほど」

律(きょ、強靭っ……!)

アカギ「これは勝負は仕切りなおしですよねっ……!」

偽「あ、当たり前だっ……!」

偽(認めないっ……!認めないぞぉっ……!)

同点だったため、仕切りなおしっ……!

なお、シャッフルはさわこがやるように要請っ……!

さわこ、これを承諾っ……!

シャッフルをし、お互いにカードを5枚配るっ……!

イカサマなしっ……!真剣勝負っ……!

偽「俺から行くっ……!俺はカードを3枚交換っ……!」汗

偽アカギ、カードを3枚捨て、3枚ドローっ……!

偽(頼むっ……!こいっ……!あいつを倒せるっ……!神のキーカードっ……!)

偽「・・・・・・」

偽「き、来たっ……!」

偽アカギ、フルハウスっ……!

ロイヤルストレートフラッシュって絵柄何でもいいだろ

偽「さぁ、お前もカードを変えろっ……!」

アカギ「っ……!いや」

アカギ「俺はそのままで言いっ……!」

偽「なっ……!なんっ……!だとっ……!」

アカギ「どうやら来てるようだぜっ……!」

アカギ「あんたの滅びがっ……!」

偽「っ……!」ビクッ

この時、場にいる全員が恐怖するっ……!

本物のアカギしげるにっ……!

偽「・・・戯言をっ……!ならさっさとカードを見せろっ……!」

偽「俺はフルハウスだっ……!お前もカードを出せ」

アカギ「・・・・・・」

アカギ「くくくっ……なるほど」

偽「・・・・・?」

アカギ「2流だっ……!」

ざわっ……! ざわっ……!

偽「なっっ……!」

アカギ「っ……ロイヤルストレートフラッシュ」

偽(       )ガーーーン!

曽我部「・・・ばっ・・・馬鹿なっ!」

律「っ……!勝った…?」

梓「勝った!勝ちましたよ律先輩っ……!」

律「っ……は、はっーーー」

偽「・・・・・・」

偽「ま、待てっ……!」

アカギ「?」

偽「お前イカサマしただろうっ……!」

律「っ……!」

偽「ありえないっ……!2回も連続でロイヤルストレートフラッシュなどっ……!」

曽我部「・・・・・」汗

アカギ「くくくくっっ……!そうですか?」

アカギ「それを言うなら、最初にロイヤルストレートフラッシュが来たのも不自然じゃないですかっ……?」

偽(こいつっ……!イカサマに気づいているっ……!)

偽(く、くそおおおおお・・・・)

偽アカギはこれ以降黙るっ……!

けいおん部側勝利っ……!生徒会0に戻り、けいおん部側に1ポイント入るっ……!

その後すぐに大富豪が再開されようとするっ……!

けいおん部側の先行っ……!

アカギ→曽我部→律→偽の順でバトルっ……!

アカギ「くくくっっ……!」

アカギ、スペード『12』を場に出すっ……!

平凡な一手っ……!

この時自分の手札を見た曽我部が安堵するっ……!

極めて平凡な手札だったが注目のカードがあったっ……!

それはスペードの『3』っ……!

アカギがもし単独でジョーカーを出した場合、すぐ反撃できるっ……!

曽我部(この人は何をするか分からないからね、これは取っておかないと)

曽我部、ダイヤの『13』っ……!

曽我部は先ほどのアカギの強さ故、彼にジョーカーが回ってると確信したっ……!

しかしっ……!アカギの手っ……!

ジョーカーはなしっ……!

律「・・・・・・」

律「パス」

律の手にもジョーカーはなしっ……!

そう、ジョーカーは全てっ……!

偽アカギの元に舞い降りていたっ……!

偽アカギ(これは、幸先いいなっ……!)

圧倒的っ……!不運っ……!

さらに偽アカギは『6』を全て独占していたっ……!

これでいつでも革命できる状態っ……!

しかしこの偽アカギの手札っ……!革命する必要はこれっぽっちもないっ……!

しかしこれは大量消費出来る為まったく無意味ではない

どちらにしろ、偽アカギの手札は好調っ……!

偽アカギ「スペードの『A』」

その時、アカギ動くっ……!

アカギ「ダイヤの『2』

パッっ……!

偽アカギ「・・・ほぉ」

この時反撃できる手があるのは偽アカギのみっ……!

しかし偽アカギのある予感っ……!

アカギのスペード3を持ってる可能性っ……!

相手はあのアカギっ……!ジョーカーを無駄にはできないっ……!

偽アカギ「パスだ」

場は流れ、アカギのターン

アカギ「『11』のダイヤ、スペード、小革命発動っ……!」

小革命発動っ……!強さのインフレが全て逆にっ……!

曽我部(墓穴よっ……!)

曽我部っ……!『4』のスペードとダイヤっ……!

曽我部「ふふふっっ……!これで私のターンは確実っ……!」

絵柄縛り発動っ……!これで出せるのは『3』のダイヤとスペードの組み合わせのみっ……!

曽我部「っ……!さぁ私ねっ……!」

律「勝手にしないで下さい、曽我部先輩っ……!」

ざわっ……!

律「『3』のスペードとダイヤっ……!」

曽我部(なっっっ……!)

律「ふふんっ……!」

揃っていたっ……!律はっ……!

ピンポイントに揃っていたのだっ……!

場は流れ、律のターンっ……!

律「ダイヤの『9』っ……!」

パッ

偽アカギ「『13』のクローバーっ……!」

>この時自分の手札を見た曽我部が安堵するっ……!
>極めて平凡な手札だったが注目のカードがあったっ……!
>それはスペードの『3』っ……!

>律「『3』のスペードとダイヤっ……!」
>曽我部(なっっっ……!)
>律「ふふんっ……!」
>揃っていたっ……!律はっ……!

なん……だと……?

アカギ「っ……パスだ」

曽我部「私もパスね」

律(よしっ)

律「『A』のクローバーっ……!」

偽アカギ「何っっ……!」

絵柄縛り発動っ……!

偽アカギ「パスだ

アカギ「俺もパスだ」

アカギ、動かずっ……!それもその筈

アカギの手札にある強カードは『13』のハートのみっ……!

アカギはピンチだったっ……!

>>1の操作していたカードに何かミスが…
>>1のシミュレーションしていたカードに何かのミスが…
どうしてこうなった…『3』のスペード× 『3』のクローバー

曽我部「『2』のクローバっ……!」

律「な、何っ……!」

曽我部「ふふっ……!残念ね、田井中さんっ……!」

律「くっ……!パスだ」

偽アカギ「パス」

アカギ「…パスだ」

場は流れ、曽我部のターンっ……!

この時曽我部は思い出していたっ……!

今までの自分をっ……!

今までの自分の生い立ちっ……!

曽我部は真面目でその優秀さ故に小中と学級委員を務めていたっ……!

それは曽我部にとっても勲章っ……!

物腰が柔らかで、周りから聡明なイメージを持たれていたっ……!

無論、学級委員、生徒会長等簡単になれるものでもなくっ……!その責任も重大っ……!

数々のやりがいのある仕事をこなし、学校の為に貢献してきたっ……!

しかし、そんな生い立ち故の寂しさ

曽我部は何かに執着できるような物を今まで見つけてこなかったっ……!

同姓故のかなわない恋、何かと死闘を行い、何かに執着し、何かの為に命を賭ける

曽我部はそんな不完全燃焼な人生に無自覚にも飽き飽きしていたっ……!

普通に小、中、高、大学と進むだけっ……!そう思い諦めかけていたっ……!

しかしそんな考えを改めかけるっ……!

※スペードの『3』は曽我部が持ってます


曽我部(私はっ……!この闘いでけいおん部を倒すために生徒会に入ったのかも知れない)

そんな考えが過ぎるほど、曽我部の心は、燃えていたっ……!

曽我部(この闘いに全力で挑むっ……!)

曽我部(それがこの高校生活っ……!いや、18年の人生の終着点っ……!)

曽我部はこの戦いに全力で挑む事で、悔いをなくこの学校を卒業できるっ……!

そう考えていたっ……!

曽我部「『9』のスペード、ハートっ……!」

パッ

律「パ、パスっ」

偽アカギ(ここだっ……!)

偽アカギ「『2』のスペードとジョーカー」

ついに動く、偽アカギっ……!

「  パ    ス  」

全ての者はパスをし、偽アカギの番っ……!

偽アカギ(目に物を見せてやるっ……!)

バンッっ

律(なっ)

曽我部(これはっ……!)

アカギ「・・・・・・・・・」

偽アカギ「『6』のハート、クローバー、ダイヤ、スペード」



偽アカギ「革命だっ」

ざわっ……!   ざわっ……!

革命発動っ……!これにより強さのインフレが全て逆転っ……!

偽アカギ「どうだ?アカギっ……!驚いたかっ……!」

アカギ「・・・・・・」

律(なんてこったっ……!)

曽我部(・・・・・・・)汗

偽アカギ「誰も出さないようだな、じゃあ俺のターンだっ……!」

偽アカギ「ハートの『7』っ……!」

『7』渡し発動っ……!

偽アカギ「もう俺にとっちゃ、不要のカードだ、受け取れ、アカギっ……!」

『11』のクローバーを渡すっ……!

アカギ「・・・・・・・」

偽「どうした?驚いて口も動かせないか?」

アカギ「・・・・・・・」

偽「っ……!」

アカギ「『5』のクローバー」

ざわっ……!

曽我部(スペードの3は出せない…)

曽我部「パ、パスっ……!」

律(も、もしやっ……!)

律「『4』のクローバーっ……!」

場は流れっ……!律のターンっ……!

律「『A』のダイヤっ……!」

偽アカギ(雑魚めっ……)

偽アカギ「『10』のクローバー」

偽アカギ「『10』捨て発動っ……!『9』を捨てるっ……!」

偽アカギ(これで俺の手札は2枚)

その内容も『3』のハートとジョーカーっ……!

偽アカギ(これで勝てない方が難しいっ……!)

アカギ「っ……!『8』」

偽アカギ「何っ……!」

アカギ「そして俺の番」

アカギ「『7』のダイヤ、スペード

偽アカギ「『7』渡しっ……!」

アカギ「受け取りな」

偽アカギ「クッっ……!」

曽我部「っ……!パスっ……!」

ここで律っ……!動けたっ……!

しかし、予感っ……!

ここは動いてはいけない、そんな気がしたっ……!

律「パ、パスだっ……!」

偽アカギ(くそ、本当ならここで上がれるはずがっ……!)

偽アカギ「『3』のハート、ジョーカー」

場は流れ、偽アカギっ……!

偽アカギ「『13』のハートだ、これでリーチだっ……!」

だがこれは無謀すぎるリーチ

残り1枚はクローバー『11』っ……!

アカギ「ふふふっ」

偽アカギ「な、何がおかしいっ……!」

アカギ「俺の勝ちだ」

偽アカギ「なっ……!」

アカギ「これが俺の残りの手札だ」

アカギは4枚のカードを場に出す

曽我部「なっ……!」

偽アカギ「あっ……!ああぁぁぁっ……!」

8切りでっ……!その後『10』を出し『10』捨て発動っ……!

最後のカードを捨てアカギの勝利っ……!

けいおん部側っ……!相手の残り手札1枚でなんとか勝利っ……!

2連勝のリーチっ……!

アカギ「・・・・さて、もう一勝負だな」

偽アカギ「・・・・・・くぅ・・・」

偽アカギ「ま、待てっ……!」

アカギ「・・・・・」

律「?」

偽アカギ「きょ、競技変更だっ……!ポーカーだっ……!」

偽アカギ(こいつならっ……!ダウトも勝てる自信がないっ……!)

偽アカギ(けど…ポーカーなら…イカサマつかって・・・)

偽アカギ「こ、これで白黒つけようじゃないか!」

律「お、おい!勝手すぎるだろ!」

アカギ「・・・面白い」

ざわっ……!

曽我部「私は賛成だわ・・・・」

律「そ、曽我部先輩・・・・」

偽アカギ「シャッフルだっ……!シャッフルをさせろ・・・」

偽アカギっ……!ショットガンシャッフルを開始っ……!

もちろん先ほどのイカサマを行うためっ……!

これは記憶力に優れている平山幸雄のみができる技っ……!

が、しかしっ……!

偽アカギ「・・・・・」チラッ

アカギ「・・・・・・・」

偽アカギ「・・・・・」ゾクッ

パラッパラッ・・・・・

偽アカギ(・・・・し、しまった)

この時、目の前のアカギの恐怖にっ……!

マークしていた一枚のカードを見失うっ……!

偽アカギ(っ……ああ、くそ、くそっ……くそぉっ……!)

それにつられ、2枚、3枚、見失っていくっ……!

偽アカギ「っ……シャ、シャッフル終了だっ……!」

イカサマ失敗っ……!

偽アカギ(ぅ・・・・ぅぅ・・・・)

こうなったら運に賭けるしかないっ……!

偽アカギカードを引くっ……!

スペードの『7』、ダイヤの『7』、クローバーの『4』、スペードの『8』、スペードの『5』

ワンペアっ……!

アカギも続きカードを引くっ……!

ざわっ……!

アカギ「・・・・・・・」

偽アカギ「俺は2枚交換だっ……!お前は?」

アカギ「・・・・ノーチェンジだ」

偽アカギ「な、なにぃ・・・・・!」

律「・・・・・・・」

偽アカギ(ま、まさかっ……あ、ありえないっ……!)

アカギ「・・・・・・」

偽アカギ(く、くそっ……!こいフラッシュっ……!)

バッっ……!

偽アカギ「フ、フラッシュだっ……!」

偽アカギ「さ、さぁお前もカードを見せろっ……!」

バッっ……!

アカギ「自分の目で確かめな」

偽アカギ「・・・・・!」

ドキっ……!  ドキっ……!  ドキっ……!

偽アカギがカードをめくるっ……!その先に待っていたのはっ……!

偽アカギ(!!!!!!!)

『6』、『6』、『6』、『6』 ジョーカー

ファイブカードっ……!

アカギ「・・・・・・」

律「・・・・か、勝ったっ……!」

梓「や、や、やりました!やりましたよ先輩!!」

律「か、勝ったああああぁぁぁぁ!!!!」

抱き合う二人っ……!

曽我部は微笑むっ……!

曽我部(フフフッ・・・・・)

この高校生活最後の学年3年生にてっ……!しきったっ……!完全燃焼っ……!

曽我部「ありがとう…皆…」

律「曽我部先輩…」

曽我部「この勝負のおかげでこの高校生活は無駄じゃなかったと感じれる…」

曽我部「素敵な贈り物をありがとう・・・♪」

律「曽我部先輩・・・・」

律と曽我部は共に握手っ……!

この白熱した勝負の中、生まれた思い…

この放課後の死闘は無事完結っ……!



したかのように思えたっ……!


アカギ「…なに言ってるの?」

律「…え?」

ざわっ……!

アカギ「まだ終わらない、終わらせないっ……!」

曽我部(えっ・・・・・)

アカギ「けいおん組はクーラーを手に入れた・・・」

アカギ「ならそれと今度は生徒会のクーラー…いやどうせならもっと大きな」

アカギ「さらに倍プッシュだっ……!」

梓「なっっ……!」

ざわっ……!   ざわっ……!

アカギ「ちなみに今さっきのはイカサマだ…」

偽アカギ「・・・・・ぇ」

アカギ「あんたが大富豪の時に出して革命を起こした『6』」

アカギ「さっきはそれを引き抜いていたっ……!」

偽アカギ「・・・・・・・!」

アカギ「さぁ次は何をやる?ポーカー、大富豪、ダウト、なんでもいい…」

予感っ……!

この勝負に乗ったら確実に殺されるっ……!

偽アカギはただ目の前のアカギに恐怖したっ……!

偽「・・・・・ゃ・・・ゃめ・・・」

アカギ「・・・・・・・」

偽アカギ「やめろー!」

アカギ「・・・・・」

偽アカギ「しにたくなーーい!!!!!!」

バッっ……!

偽アカギっ……!逃げるっ……!

アカギ「・・・・・・・」

曽我部「ひ、平山先輩・・・・」

律(く、狂ってるっ……!)

梓(常人の神経じゃないっ……!)


~~~~~~~~~~~~~~



その後、けいおん部ではクーラーを手に入れ3人は歓喜に浸っていた

ただ律と梓は『アカギ』の事がどうしても頭から離れなかったっ……!

あの人は何者だったのかっ……!

明日さわこの「アカギは桜ヶ丘の男子制服を着ていた」と聞き

それぞれの学年のクラスを探したが、見つからなかったっ……!

手に入れた手がかりは『名も知らぬ不登校がいる』と言う情報だけだった

アカギは完全にこの学校から消えていたっ……!

何故あの日の放課後突然現れたのかは分からないっ……!

ただあまり調べまわると嫌な予感がしたのでこれ以上の詮索は止めたっ……!

あの時現れたのはクーラーを与えてくれる『天使』だったのか、それとも『悪魔』だったのかっ……!



突如、けいおん部に舞い降りた天才アカギしげるっ……!

伝説の放課後の闘いはこれにて完結

終了っ……!
土曜から初めてようやく完結できました
間の保守ありがとうございますっ……!
ダウトから大富豪に変えたのはもう「圧倒的・・・!」が使えるネタが思いつかなかったからでしたっ……!
同じネタばっかりだったら飽きるだろうと思っての事でしたが
ミスを犯したりgdgdで…本当申し訳ないっ……!
本当はこの後の展開も考えていたけどgdgdやりすぎたのでもう完結したいと思います
鷲巣出すとか言ってたのに…申し訳ないっ……!

では、ありがとうございました

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