ライナー「なぁ、アルミン」エレン「何言ってんだ?」(8)

エレン「そいつはクリスタだぞ?」

ライナー「!?」

ライナー「ちょっと待ってくれ、クリスタなら食堂を出た時ユミルの横に居たよな?」

エレン「あれはアルミンだぞ?」

ライナー「んんっ?」

この遣り取りがあったのは今から1時間前の事だ。

俺はあの後、すぐに104期の気の合う仲間に事の顛末を話した。

皆は内心訝しんで聞いていたが、まぁ無理はないだろう。話している俺も半信半疑だからな。

そんな俺達の反応を芳しくなく思ったのだろう。

「だったら俺が確かめてやるよ!」

エレンはそう言い、アルミンを問い詰めにかかった。

アルミン・・・いや、クリスタはあっさり入れ替わっていることを肯定した。

「な、俺の言ったとおりだろ?」

ドヤ顔をするエレン。俺は、それには目をくれなかった。それどころではなかったのだ。

「アルミンは明後日まで、私たちが預かりました。」

固唾を呑んで聞いていた。だから聞き間違えるハズはない。

クリスタは確かにそう言ったのだと。

扉から出ていくクリスタを見ながら、俺は心底思った。

アルミン爆発しろ、と。

とりあえず今日は導入部まで

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