静「お見舞いへ行こう」 (474)

※初めに

・このSSは「静・ジョースターの奇妙な日常」の続き・第七話です。
今回の話から後半戦です。前半を見ないとワケがわかりません。

・一応前回までのあらすじを書くと、病弱なクラスメイトが吸血鬼になってうりいしてます。

・オリジナルだらけです。苦手な方はそっ閉じ推奨。

・長くなりましたが、書かせていただいます。

一話
静・ジョースターの奇妙な日常
静・ジョースターの奇妙な日常 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1363790589/)

二話
仗助「静のやばい物を拾ったっス」
仗助「静のやばい物を拾ったっス」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1365094145/)

三話
静「ジャンケン教師がやって来た」
静「ジャンケン教師がやって来た」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1367669400/)

四話
静「引きこもりのうちへ遊びに行こう」
静「引きこもりのうちへ遊びに行こう」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1368951927/)

五話
静「泥棒をしよう」
静「泥棒をしよう」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1370177583/)

六話
静「ペーパー・バック・ライターは父親に憧れる」
静「ペーパー・バック・ライターは父親に憧れる」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1373404472/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1379932767

西暦2012年3月19日
フロリダ州オーランド――

ピーポーピーポー……

「こっちこっちオアアー、人だッ!人が倒れてるぞォォオーッ!」

バックシマス!バックシマス!

「オーライオーライ!大丈夫ですかァ?起き上がらないで!すぐ治療してもらえますからね……ガンバってください!」

ガラガラガラ……

「一体何が起こったんだ!?この街で……集団テロか?」

「いえ、なんでも……街中の人々が皆『カタツムリ』になった、とかァ……」

「『カタツムリ』ィィ~~ッ?」

男「足のネンザが治ってたあぁ~~ひねった足首の関節がよォオ~~……治ってたのに、今はスゲー痛えェエよォォ~~ッ!」

救急隊員「コイツは軽傷だな……向こうの道に倒れてる人のほうがヤバそうだ。そっちにタンカをーッ!」

女「うう~~……体が溶けてるゥウウ~~……マイマイカブリに食われるなんてェェェ~~医者を呼んでくれェエエエエ~~~」

バタバタバタッ

警察「街中大混乱だ……一体何が起こっているんだァ~~?」

「……ハァ、ハァ……ハア、ハア……」

警察「あッ!大丈夫ですかァ~?神父様ァー?すごく……気分が悪そうですけどォ~~?どこか怪我でも?」

プッチ「……何でもない……向こうへ行ってくれ。わたしは急がなくてはならない用があるんだ……」

警察「……」

プッチ「ハァ、ハァ、ハァ……急がなくては……新月の時は近い……それまでに」

プッチ「北緯28度24分……西経80度36分……ケネディ・スペース・センターへ……『ケープ・カナベラル』へ……ハァハァハァ……」

ザッ、ザッ、ザッ……

プッチ「ハァ、ハァ……『天国』だ……『天国の時』は近い……!ハァハァ……」

ザッ、ザッ、ザッ…………

プッチ「そしておまえはそれ以上わたしに近付くな」

……

「…………」

プッチ「気付いていないと思っていたか?お前は……ずっとわたしをつけていたな?これほどまで近づいてきたのは初めてだが……そこの茂みの中にいるな?」

……

「…………」

プッチ「……わたしは、夜空に流れ星を見た……『3つ』だった。……『3つ』、確かに3つ流れたんだ。しかし……」

「…………」

プッチ「この星には……肉眼では確認することの出来ない流れ星が、つねに降り注いでいるのだ。……お前もそのうちの一人か?確認できなかった者か?」

「…………」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

プッチ「お前からも……『肉体の波長』を強く感じる……!まさかお前も……『DIOの息子』の一人なのか……?」

「…………」

プッチ「……」

「…………」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

プッチ「……」

「…………」

…………ガサッ!

プッチ「『ホワイトスネイク』!!『DISC』を一枚このわたしに――」

ガブウッ!!

プッチ「――ぐおおッッ!?こ、これはッ……?」

サカナ『ウギィー……』

ガサガサッ……

チェスタ「フーッ……『サカナクション』……『視力』を食ったぞ、神父……!」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

プッチ「うおおッ……」

ビュォオンッ!!

チェスタ「ム……」スイッ

シュバーッ!

チェスタ「……『DISC』を使って人を操るのが、貴様の能力か?当たらなければ意味はないな。見当違いの方向へ飛んでいったぞ……」

プッチ「な……何者だ?お前は……」

チェスタ「フーッ……俺もまた、貴様に引かれて集まった一人、なのかもしれないな。今の今まで日本を放浪していたのだが……自分でも何故今アメリカにいるのか、理解していないんだ。……しかし」

プッチ「……ハァーッ、ハァーッ……」

チェスタ「……俺は貴様に出会うために、ここに来たことを実感したよ。貴様の追い求めているものは、俺が追い求めているものと『同じ』だ。……俺はお前を『押し上げない』……お前に押し上げてもらうとするよ」

プッチ「……くっ……『視力』が……!」

チェスタ「答えろ、プッチ神父。……『天国』へはどうやって行くのだ?」

プッチ「…………」

チェスタ「俺は今まで暗い闇の中を生きてきた。お前の求める『天国』は、俺が今まで生きてきた人生の中、最も欲したものでもあるんだ。俺が『天国』へと到達する……」

プッチ「……」

チェスタ「答えないというのなら……お前の五感を全て食う。ひとつひとつ丁寧に咀嚼して食ってやる。……どこまで耐え切れるか見ものだな……」

プッチ「……」

チェスタ「さあ、答えろ。それとも生きながら死ぬのがお好みか?黙りこくってるんじゃあないぜ。……五感を食われるという体験をして、子鹿のように怯えているのか?クク……」

プッチ「……本に染み付いた薄汚い汚れのような小男が、ずいぶんと偉そうな口をきくものだ……わたしとDIOの砦に踏み込んでくる気か?愚かな……」

チェスタ「……何?」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

プッチ「……『視力』なら数時間前、すでに自分で抜き取ったことがある。この状況には慣れている。目が見えなくても……お前の位置なら感覚でわかる」

チェスタ「……感覚……だと?……『肉体の波長』というやつか。しかし……」

プッチ「……」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

チェスタ「それだけでお前、自分が対等な立場にでもなったつもりなのか?今命令するのはこの俺だ。次は『触覚』を食ってやる。俺を舐めきった言葉が、その口から飛び出ないようにな……!」

プッチ「対等?違うな……お前はわたしの上にいるつもりかもしれないが、『わたしのほうがすでに上にいる』」

チェスタ「……」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

プッチ「すでに……わたしはすでに、『DISC』を『投げているんだ』……」

チェスタ「――『サカナクション』!少しばかり痛い目を見せてやれェ――ッ!!」

ガ゙――z__ン!!

チェスタ「!?――うぐうゥッ!?」

ドザァッ!!

チェスタ(何ッ!?……『撃たれた』……背後からッ!?脇腹を……うう……『誰が』……!?)

スウウーッ……

プッチ「……強力な『スタンド』だが、なるほど……本体への攻撃には弱いようだな。わたしの『視力』が戻ったようだ」

チェスタ「『誰』だ……俺を撃ったのはッ……!?」

クルウーッ!

チェスタ「……!」

警察「あああァ~~ッ……大丈夫ですかァ~~?神父様ァァァアア……すごく……気分が悪そうですけどォオ~~ッ?」

シルシルシル……

チェスタ「な……んだとォ~?警察の頭にッ!『DISC』がッ!ハァ、ハァ……!」

プッチ「最初から……『DISC』はお前に向かって投げたんじゃあない。彼だ……彼に攻撃してもらうように投げたんだ」

チェスタ「くっ……!」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

プッチ「さて、『DIOの息子』よ……」

プッチ「おまえは……わたしを押し上げる存在じゃあないんだな?」

チェスタ「……その通りだ……俺は貴様からッ!『天国』を奪うためにここに来たッ!ハァ、ハァ……!」

プッチ「しかし……『引力』に導かれてお前はここに来た……その事に意味はあるはずだ。『おまえの役割はなんだ?』」

チェスタ「ハァ、ハァ……」

プッチ「お前は……何故今わたしの前にいる?」

チェスタ「……言ってることがよく、わからないな……しかし、意味なら……俺が『天国』へ行くためだろう」

プッチ「……」

チェスタ「俺が『天国』へと到達する。なぜなら、お前は……きっと、『天国へ行くことは出来ない』」

プッチ「……!」

チェスタ「お前は神父だ……人の法よりも神の法を尊ぶ人間だ。『しかし』……『だからこそ』……お前は『天国』へ到達することは決して無い……」

プッチ「……興味深い話だな。……それは何故だ?」

チェスタ「……お前は……この世界人類全てを『天国』へ連れて行くつもりだろう?全ての人々を……『幸福』にしようとしている。神父として……」

プッチ「……」

チェスタ「つまりお前は……『どんな犠牲を払ってでも天国へ行く』ということが出来ないんだ……!少しばかりの人間は犠牲に出来ても……『お前は世界中の人々全てを犠牲にすることが出来ない』ッ!……『だから』だ……だからお前は、土壇場で『天国』へと到達することが出来ないんだ……!」

プッチ「……」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

チェスタ「俺なら……どんな犠牲でも払える。『天国』にふさわしいのは、この俺だ……他の『息子たち』ではない、俺だ。俺がお前の代わりに……どんな犠牲を払ってでも『天国』へ行く」

プッチ「……面白い事を言う……」

プッチ「ならば……見届けてみるがいい。わたしが『神』のご意思により、人間の未来を救うさまを……ケープ・カナベラルにて見届けるがいい」

チェスタ「…………」

プッチ「このめぐり合わせも、きっと『運命』なのだろう。教えてやろう……おまえに、『天国』へ行く方法を……」

チェスタ「…………」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

プッチ「……『必要なものは『わたしのスタンド』である』……『ザ・ワールド』」

…………

…………

現在
杜王町、とある住宅――

ドサ

少年「……」

メイ「んん~~……しだいにしだいに力が蘇って来たわ……生命を吸えば吸うほど力がみなぎるッ!」

少年「」

チェスタ「……死んだ、か」

メイ「ご馳走様。……屍生人となられて私の存在がバレたら面倒だわ。チェスタ……後で燃やしておいてね?」

チェスタ「ああ……」

少年「」

チェスタ「……腹の傷の具合はどうだ?」

メイ「この男の子の血がなかなか美味しかったからかしら……すっかりふさがってしまったわ。フフ……しかし、まだまだ本調子じゃあないわね。あの時……静の血をいただいておけばよかったわ」

チェスタ「……一度、試してみるか……?」

メイ「……何を?」

チェスタ「これだ……『弓と矢』だ」

スッ……

メイ「……それで、私の『スタンド』をつらぬけば……」

チェスタ「君の『スタンド』は……少し無理矢理ではあるが、先に進むことが出来る。……君の『スタンド』が、さらに先にいけるほどのパワーを持っているならば、の話だが……」

メイ「……やってみるわ」

ガシッ

ドスッ!

イエスタデイ・ワンス・モア『ぐッ……』

メイ「うッ……うッ!これは……!」

ジュウウウウ……!

チェスタ「ど……どうだ?メイ……行けるのか?さらに先へと……!」

メイ「ううッ……私の『スタンド』がッ……溶けて……う、ううう……!!」

イエスタデイ・ワンス・モア『うおおおおおッッ……!!』

バチィィィィン!!

メイ「うああああッッ!!はッ……はじかれたッ!?うぐうッ……」

チェスタ「……駄目、か……まだパワーが足りない、という事なんだろうな……」

メイ「くッ……傷が治らないわ。無駄な怪我をしてしまった……」

ジュウウウ……

パタパタパタ……

ガチャッ!

女「メイちゃん?どうかしたのォ~?何かあった?」

メイ「……なんでもないわ……大丈夫だから。さっさとドアを閉めて。太陽の光が入ってくるじゃあないの……」

女「えーッ、けどあたしィー『友達』としてスッゴク心配してるっていうかあ……」

メイ「本当に心配ならドアを閉じなさい!私は太陽の光アレルギーなのよッ!?」

女「ごめんなさァ~い……あたしの息子と遊んでくれるのはいいんだけど、あまり物は壊さないでね?メイちゃん……それじゃっ!」

バタン……

チェスタ「……攻撃が足りないんじゃあないか?あの女……『友達』として信頼出来ないレベルだぞ」

メイ「……力が戻りきっていない時に攻撃したからかしらね……別にどうだっていいわ。隠れる場所と血を少し分けてくれるなら、この程度の付き合いの『友達』で別にいい……くっ」

ジュウウ……

メイ「私の『スタンド』が……さらに先へと行けるパワーを持つまで、どのくらいかかるかしら?」

チェスタ「さあな……そればかりは、俺にも答えることは出来ない」

メイ「……それまでに、空条承太郎達が、私の居場所をつきとめないという保証は?」

チェスタ「……正直、全く無い」

メイ「……どうすればいいの?私は……『神』とほぼ同じ存在となったのに……!私は……『天国』へ行くまでに、どれだけ怯えて過ごせばいいの……?」

チェスタ「……」

チェスタ「……こちらから、攻撃をしかけよう」

メイ「……!」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

メイ「……どうやって?私の『スタンド』は近距離でしか使えないし、貴方の『サカナクション』だって……」

チェスタ「この『弓と矢』には……もう一つの使い方がある。この『弓と矢』がほしがる者を射ぬけば、その射ぬかれた人間は……矢に選ばれた者だから、味方となってくれる……」

メイ「……!」

パクウーッ!

サカナ『うぐ、ウゴゴ……』

モグモグ……

チェスタ「『味覚』をつかさどる『サカナクション』に、『弓と矢』を持たせよう。こいつに街中を飛ばせて射ぬかせる」

メイ「『スタンド使い』を増やすのね……私達の味方となる!」

チェスタ「俺達が手を下す必要は無い……この街中の人々が、俺達の駒だ。空条承太郎……!」

シャキーン!!

サカナ『ウギィーッ!!』

チェスタ「行けッ!『サカナクション』ッ!俺達を守るためにッ!」

シュゴ――z__ッ!

チェスタ「……『天国』の時が来るまで、俺達は待とう。暗やみのなかで……」

メイ「……ええ、チェスタ……二人きりで、ね」

チェスタ「……」

メイ「……フフフ……」

…………

本日はこのあたりで。
矢を持ったサカナクションは、ブラックサバスみたいに口ん中から矢が出るイメージでお願いします。
……イメージの押し付けをしてゴメンナサイ。

仗助「承太郎さんの娘さんすかァ~ッ!?」―第二部・杜王町流―
というスレで、ウチの静が活躍しております。
作者様ありがとう。楽しそうな静が見れて満足です。
とっても面白いので皆様も是非。
こっちのほうでもロリ徐倫出したいけど、かなり無理なんだよなぁ……ここヘンに真面目だから……

あと、各話タイトルは基本的に4部サブタイトルのオマージュです。
「~~へ行こう」が多いのは、使いやすいタイトルだからですね……。
一応今後使う予定のタイトルとして、
「ぼくは宇宙人」とか「鉄塔に住もう」とか「イタリア料理を食べに行こう」とかを使う予定です。
最終話タイトルももう決めております。……逃げ出さずに書けれたらいいなぁ……。

他は違和感ないのに、サカナクションだけは異質な感じがする。やっぱり他の名前は元ネタ洋楽だからかなァ
もしかしてこの『違和感』も作者の狙いか・・・?
あと作者さんに聞きたいが、サカナクションの『形』も気になる。ピラルクーなのかマグロなのか金魚なのか。
子供の頃『特捜戦隊デカレンジャー』が好きだったせいか細かいことが気になると、夜も眠れねぇ

>>48
その『違和感』が『ジョジョっぽくない』って事じゃあないことを祈ります……マジで。

外人がこういう名前のスタンドを使ったらカッコイイかな?と思って名付けました。散々笑われて少し心折れかけました。
『サカナ・クション』じゃあなく『サカ・ナクション』って感じに発音するのがベネかと。少なくとも、チェスタ本人はサカナを意識しているワケではありません。

サカナクションの形は……あんまし押し付け好きじゃあないんですよねぇ……
私妄想癖あるからそういう押し付けすると止まらなくなるんですよ……だからほどほどにしておきたい……。
その中ではたぶん、金魚が一番近い形だと思います。
背びれと尾びれがびろーんと長くて、カメレオンみたいに目がギョロギョロしてる、極彩色のでかい金魚をイメージしたら、たぶん大丈夫だと思います。
私絵あんましうまくないので伝えづらいです……絵師様誰か来てくれ。いや来て下さい。

>>49
他のオリジナルが『ワイルドハニー』『イエスタデイ・ワンスモア』『ディシプリン』とか原作にありそうで「ふむふむ」と読んでた所に『サカナクション』が来て「チュミミン?」となっただけです。アッチ系の『違和感』なので安心すればよかろうなのです。本体が外人だから「日本文化イイネ!日本のバンドカッケェ!名前もらっちゃお!」なノリなのか
そしてピンクや紫のデカい金魚が浮きながら迫ってくる様子を想像してチビりました

お仕事も忙しいこととお察しします。頑張りすぎないよう頑張ってください。疲れたら波紋の呼吸でリラックスです

やっべファッションモンスター今回使おうと思ってたけどやめとこ
何にしようかな……

明日か、一週間後のどちらかに投下予定です。
明日の用事がすぐ済んだらいいんですけど……

あ、ファッションモンスターの代わりは良いの思いついたんで大丈夫です。
メガデス……今度調べてみます。私の知ってる洋楽はクイーンの曲くらいですので……

ていうかロリ徐倫のSSで、今後やろうと思ってた
「イタリア料理を食べに行こう(日本料理編)」
に近い展開されてちょっぴり困った。しかも面白いしウマそうだし。
今日はなんかよくネタかぶる……
まあいいか。たぶんこのネタやるん2、3話くらい先だし、それまで続いてるかどうかもわかんないし……。

メイちゃんは血をいっぱい吸って
骨⇒平均的なJK体型になったんですか?

…………

ぶどうヶ丘総合病院
4階、東方仗助の病室――

サァア――

仗助「……ハァ……いつつ!……」

チュンチュン、チチ……

仗助「……グレートに平和っスね~~今日は。鳥が楽しそうに鳴いてよーッ……こんな平和な杜王町に……今、吸血鬼がどこかに潜んでいるんだよな……」

ゴロン

仗助「……入院生活ってよォ~~やっぱおれには性に合わないンだよなァァ~~……ガキのころ入院した記憶が強くて、気がめいるっつーか、さ……」

コンコン、ガチャッ

看護師「東方さァ~ん、面会の方が来られてますよォオ~」

仗助「!……『面会』……って、もしかして……」

看護師「あ、どうぞどうぞ。傷にひびくといけないので、あまり興奮させるような事はしないで下さいねー?エロ本とかの差し入れは不可ですよーッ」

スタスタ……

承太郎「…………」ヌッ

仗助「……じょ、承太郎さん……」

承太郎「……話はすでに聞かせてもらった。……災難だったな、仗助」

仗助「承太郎さん……すみません!全てはおれのせいなんです!おれのせいで、石仮面は――い!イデデデッ!!」

承太郎「……やれやれ、騒ぐんじゃあねえぜ、仗助。お前が思っている以上に、お前は重症なんだ」

仗助「け、けどですね~承太郎さん……おれの責任で、吸血鬼なんていう危険なもんが生み出されちまったんですよ。おれがこうしてのーのーと寝っ転がって、承太郎さんと話をするなんて……」

承太郎「別にお前の責任じゃあない。調査をしてわかったが、有栖川メイ……という女の『スタンド』は、なかなかにやっかいなシロモノであるようだ」

仗助「調査……っスか?」

承太郎「ああ……もうすぐ彼らもここに来るだろう」

仗助「?」

スタスタスタ……

ガチャッ!

康一「し、失礼します……あッ!仗助くん!怪我は大丈夫なの?ナイフでグサリ!と刺されたって聞いたけど……」

仗助「康一……」

ヌッ

仗助「……ゲッ!」

露伴「……何だい?その顔は……仗助くん?ぼくがここに来ちゃあ不満なのかい?せっかくこの岸辺露伴が『見舞い』に来てやったというのにさ~~……」

仗助「き、岸辺露伴……先生……」タラリ

露伴「フ~~ン……なかなか質素な病室だな。センスのカケラもない殺風景な部屋だが、仗助くんにはぴったりかもしれないな?ぼくはこんな病室、一日たりとも入院したくないけどね」キョロキョロ

仗助「……おい康一……なんで露伴のヤローがおれの見舞いに来てんだよ?普通億泰だろうがよ~~ここはッ!」ヒソヒソ

康一「い、一応億泰くんも呼んだんだけど、お仕事のほうが忙しいらしくってさ……仗助くんが退院したら、腕によりをかけて料理をごちそうするって言ってたよ?」

仗助「っつってもよ~~……」ヒソヒソ

承太郎「仗助、彼を呼んだのはおれだ。彼の『スタンド』……『ヘブンズ・ドアー』によって、調べてもらいたいことがあってな……」

仗助「承太郎さんが?……調べてもらいたいことって……」

露伴「もちろん、有栖川メイという小娘の能力……『友達』になるってやつのことさ」

承太郎「確認するが、仗助……お前は有栖川メイの『友達』になった、と……事件のあった日、そう思ったんだな?」

仗助「……ええ、はい。……今となっちゃあ、どーしてそう思ったのか自分でも理解出来ないんスけどね~~……」

康一「実はスピードワゴン財団に、川尻早人くんや大柳賢くんから、生徒に『スタンド使い』がいるかもしれない……って、相談があったんだよ。結構前の話だけど……。あの時は、そんな危険な能力だとは思ってなかった。ただ、人と親しくなれるくらいの能力なのかと……」

承太郎「三人の話から推測するに、彼女は記憶を操作する能力を持っているのかもしれない……と、思ってな。少し確かめてもらったのだ。」

露伴「全く……ぼくも暇じゃあないんだよなーッ。康一くんや承太郎さんの頼みじゃあなければ、こんな使いっ走りみたいなこと、絶対にやらないぜ?」

康一「す、すみません……露伴先生。仕事があるっていうのに……」

露伴「ま!週刊誌から月刊誌に移ってから、結構時間にゆとりはあるから問題はないよ。ピンクダークの少年第8部も順調だ。9部までの構成も頭の中では完成しているしね。今回の第8部はサスペンスとエロスを主軸にしていて……」

仗助「あー……えっと、露伴先生?で、結局その……彼女の能力っていうやつは……?」

露伴「……仕方ないな……結論から言うよ。有栖川メイとかいう小娘は、記憶を操作して『友達』となる『スタンド能力』を持っている。高校生数人を読んでみてわかったことだ」

承太郎「……やはりか」

康一「と、『友達』になる、って……」

露伴「親愛なる『友達』というやつは、時に家族よりも強い絆で結ばれる。危険な能力だよ。……まあ、彼女の能力はなかなかに穴だらけのようだけど……そうだな、実際に見てもらったほうが早いか?」

仗助「実際に……だと~ッ?まさか露伴……オメーッまた人の『ページ』を破りとったんじゃあねーだろーな~~ッ!?」

露伴「早とちりするなよなーッ仗助。……君が今寝っ転がってる、となりのベッドに……彼女の『友達』がいるんだよ」

仗助「……ナニィイ~~……?」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

露伴「カーテンで仕切ってあって気付かなかったかい?まあ君は会ったことが無いんだったか。ぼくもジャンケン小僧に話を聞いて知ったんだよ。けど、君の妹はコイツのこと、よーく知っていると思うぜ?」

スッ……

仗助「静が?……静の知り合いか?」

露伴「知り合いかどうかは……ま、本人に聞いたらいいんじゃあないかな?開けるよ……」

シャーッ……

仗助「……」

康一「……」

承太郎「……」



大林「…………知り合いなんかじゃあねーよッ。……俺はあいつのせいで、こんなクソつまんねー病室に閉じ込められることになったんだからな~~……やっと具合がよくなって、今まさに退院間近だっつ~~のによ~~……俺に何の用だ?オッサンら……」

露伴「大林正雄……『スタンド使い』で、能力を使って盗撮を繰り返す小悪党。そのことがバレて静・ジョースターにボコボコにされ、現在入院中……ジャンケン小僧からそう聞いたが?」

仗助「ああ……おれも静に聞いたことあるぜ~~。セコいカメラ小僧がいたってな。まさかおれのお隣さんだったとはよ~~」

大林「……チェッ、ムチャクチャ言いやがって、メチャイラつくけどよ~~……どーせアンタらも『スタンド使い』だろ?話聞くかぎりさーッ。……こんだけの『スタンド使い』に囲まれりゃ、さすがの俺もどーしよーもねーや……好きにしろよッチクショー」

ゴロンッ

康一「……カッコつけてるけど、盗撮犯なんだよね……」ヒソヒソ

仗助「康一……触れちゃあいけねー事って、この世にはいっぱいあるんだぜ~~……」ヒソヒソ

露伴「君は……有栖川メイという娘のことを知ってるかい?」

大林「知ってるも何も……メイは俺の『友達』だぜ。大親友ッ!さっきからオメーらメイについてコソコソ話してるよーだけどさ~~、メイの悪口を言うっつーんなら……俺ァ~どーしよーも無くっても、相手になってやるゼーッ?」

露伴「オーケーだ。さっそく彼の記憶を読ませてもらおう。……いいですね?承太郎さん」

承太郎「ああ……ところで、仗助」

仗助「はいィ~?」

承太郎「……静は今、何処にいる?」

仗助「……えッ?」

承太郎「これから先話すことは……静にも知ってもらいたいことだ。静のクラスメイトが事件を引き起こしたのだからな……静はもう、完璧に無関係じゃあ無い」

仗助「そ、それは……そうっスけど……」

承太郎「それに……静にも少し、確認しておきたい事があるんだ。……おれの杞憂であればいいんだが……」

仗助「はァ……?……?」

承太郎「それで……彼女は今、何処に?」

仗助「えーっと……実は昨日電話がありまして……静のやつ、今日おれのお見舞いに来るらしいんスよ。……今頃こっちに向かってるんじゃあないっスかねェ~?」

…………

…………

電車内――

パァアァ――z__ン

女性「……」

ガタタン

ガタタン

ガタタン

女性「……」

ガタタン

ガタタン

ガタタン

女性「……!」

サワッ……

女性「……えッ……?……!?」

オッサン「……うひ、ウヒヒ……イヒ……」

サワ、サワ……

女性「ちょ……ヤダ、待って……」

サワ、サワ……

オッサン「スゥ~~~ッ……クンクンクン……フーッ……イ~イニオイだねー……しっとりと汗のニオイがしてたまらないよ……ウヒヒ……」

サワ、サワサワ……

女性「だッ……誰か……!」

ガタタン

ガタタン

ガタタン

サワサワ……

女性「あッ!あッ……」

サワサワ……

オッサン「ケヒ、ウヒヒ……」

ガシイッ!!

静「この人チカンでェェ~~すッ」

グイイッ!

オッサン「なッ!?」

女性「あッ……!」パアアッ

「……」

「……」

「……」

ザワザワザワ……

オッサン「なッ……何だァァーッテメーこのクソガキッ!この俺がチカンだとォ~~バカも休み休み言えってんだトンチキッ!何の証拠があってンな事言ってんだァーッ場合によっちゃあ名誉毀損罪で訴えるぞッ!!」

静「……グレート。いい開き直りっぷりだわ……あたしはマネしたくないけど」

オッサン「おいッそこのオンナッ!俺ァ~~チカンなんざしてねーよなァア~~?えっ!?そうだろ?オイッ!!」

女性「えッ……!」ビクッ

オッサン「オイッ!してないって言いやがれッこの売女ッ!!ぼさっとしてんじゃあねーぞッさっさと言えェ――ッ!」

女性「そ、そのォ~……」ビクビク

静「気にすること無いっての。アンタが正しいって思う方を選べばいいのよ。あたしはアンタの味方になってあげるからさ~~……」

オッサン「オイィッ!コソコソ告げ口してんじゃあねーぞッそこのマナイタっ!!」

静「……アンタ今あたしの身体のこと何つった……?」ピキッ

オッサン「うっせェェ――ッ!!俺は今そこのオンナにしゃべってんだッ!!外野は黙ってろォォ――ッ!!」

女性「あ、あのッ……」ビクッ

女性「あ、あたし……その、ち、チカン……なんて……されてません、から……」ビクビク

静「……ハァ~~……」

オッサン「ニヤァ~~……ほーらなッ?見ろッ!俺が正しかったって事が証明されたよなァァ~~?当の本人が『されてない』っつってんだからよォォ~~、こりゃあ『されてない』よなァァ~~?……つまりッ!テメーが全部間違ってたって事だよォォ~~ん!ヒャッヒャッヒャッ!!……オラッ!何か言うことはねーのかよッ小娘ッ!!テメェーらもッいつまでもこっち見てんじゃあねェェーッ!!殺すぞッゴラッ!!」

静「……やれやれね。あんまし使いたくなかったんだけど……」

スッ……

オッサン「あァ?」

静「『物的証拠』ってヤツよ……どジャあァァァ~~~ん」

パアー

オッサン「な……何ィィ!?さっきまで何も無かったのにッ……手の平に『ケータイ』がァァッ!!?」

静「そ。しかも誕生日に買ってもらった、チョォ~~高画質の最新スマートフォンッ!最近のケータイってマジに画質いいのよねェ~~……ほら、この動画とか……」

スッ……

オッサン「……ぐげェッ!?」

静「バ~~ッチリ……写ってるわよね?ホラ見て、メチャおしりまさぐってる……何?おしりにスクラッチ宝くじでもついてたの?」

オッサン「…………」

ガシイッ!

会社員「チカンだッこの男ッ!おとなしくしろッ次の駅で下ろすぞッ!」

オッサン「グ、グエエッ!」

男「わたしどうにも理解できないんですけど、どうしてチカンなんてするんでしょうね?普通に彼女を作ったほうが安全じゃあないですか」

オッサン「こッ……この……クソ女がァァ~~ッ!!」

バタバタッ

男「まるで正月に子供だまして……」

会社員「おいッ!大人しくしろよっコラアーッ!!」

女性「あッ……ありがとうございますッ!!」

静「別にィ~~……うとうとしてて目ェ覚ましたら、バッチリ目覚めの悪いモン見せられて、気分が悪かっただけよ。……それよりさーッ、アンタ……」

女性「えっ?」

ズイッ
静「そんなオドオドした態度してっから、あんなハゲたオッサンになめられるんだってのーッ。女だからこそねーッ、やってやるわよ!っつ~目をして生きていかないといけないのよッ。もっと目元つり上げなさいよねーッ。グイッとよ、グイッと」

女性「は、はい……」

静「――っとと、あたしも次の駅で降りないと」

ゴオーッ

オッサン「――オイッ!無視してんじゃあ――聞いて――!!――!」

会社員「いい加減にしろ――!!」

ゴトトン、ゴトトン……

女性「次の駅って……」

『総合病院前――総合病院前――』

女性「……病院、ですよね?……どこか、身体の具合でも悪いんですか?」

静「ううん、違うわよ。ちょっとね……」

プシューッ

静「兄さんのお見舞いに行くのよ、あたしィ~~」

本日はこのあたりで。
なんでもう100近いんだろう、って思ったけど、半分以上雑談で埋まってるんですねこのスレ……。
私はこーいうの大好きだから別にいいんですけど、本当にいいんでしょうか……
まあ1000行くことなんてたぶん無いから大丈夫かな。一応(たぶん無いだろうけど)700過ぎたら雑談控える感じでお願いします。

露伴書くのは苦手です。たぶん一番苦手。あのやらしい感じがどうやって動かせば出るのか全くわかんない。
露伴をSSに出せる人、素直に尊敬するなあ……。

>>69
目のクマは取れないけど、身体は骨からスレンダーになったって感じですかねー。
吸血鬼ディオみたいにムキムキにはなってないはずです。そんなメイちゃん見たくないやい。

静ちゃんレロレロ

流れぶった切ってごめんなさい。
水曜投下予定です。お待たせして申し訳ないです。もうしばらく>>111をフルボッコにしてお待ちください。

自分が楽しみに読んでいたジョジョSSがエタ近くて、なんだか悲しい気分になりました。
このSSはそうならないように頑張りたいです……今モンハンと世界樹と逆転裁判やりたくてSSの優先度低くなってるけど。

しまった、病院って杜王町駅の北側すぐにあるっぽいぞ……
ジョジョリオンのTG大大学病院はそこにあるみたいだ……

……けどまあ4部のぶどうヶ丘総合病院とは違うみたいだし、ここでは総合病院前駅という駅近くにあるという事にしといて下さい。
……4部の病院の場所、明確に書かれていないですよね……?

康一君がひろげた地図に病院が二つ書かれてる
一つは杜王町駅の北東線路沿い
もう一つは広瀬川の向こう側

バァアァ――z__ッ

静「ふぁ……よく寝たァ~~。スッキリ爽快ね……」

クラ……

静「やだ、歩くと眩暈がする……あたしも入院したほうがよかったかな?かなりヘビィに血を失っちゃったからね~~」

スタスタ……

静「しかし……ヘンな夢を見ちゃったわ。あたしが高校生の兄さんや、ちっこい承太郎さんの娘さんと遊ぶなんて……心のどっかで遊びたい欲でもあんのかなァ~~……兄さん退院したら、ショッピングでも付き合ってもらおっかなッ」

スタスタ……

静「さ~~てッ!ぶどうヶ丘総合病院は……ト」

ススッ

『音声案内ヲ開始イタシマス』

静「あたしってば、典型的な『地図の読めないオンナ』なのよねェ~~っ。右も左もわからなくっても、ナビに従えばすぐわかるわ。時代はハイテクよっハイテクゥ~~ッ」

スタスタ……

『右方向ヘ100メートル直進デス』

スタスタ……

静「……うーむ、GPS兵器のミサイルって数センチの誤差で正確に狙えるとか情報では言うけど、このGPSはあたしの歩く速度、ちゃんとわかってんのかな……」

『左』『方』『向』『デス』

静「移動時間……『30分』って書いてあるわ……」

スタスタ……

『100メートル直進デス』

静「な~~にがっ『総合病院前駅』だってのッ~~メチャ遠いじゃあないのよ~~フンッ!」

スタスタ……

静「……へえ、こっちの方は初めて来るけど……なかなか個性的な店が並んでいるのねー。……バイクショップ『スピード☆キング』?兄さん結構こーいうの好きだから、連れてってあげたらヨロコブかもね~ッ」

スタスタスタ……

『通リ過ギマシタ。Uターンシテクダサイ』

静「……」

ピタッ

静「……」スッ

『通リ過ギマシタ……Uターンシテクダサイ』チカ チカ

静「ン?……あれ?」

クルリッ

トトッ

静「おっ!こんなところに路地が……しかもちょっぴり日陰になっててイーイじゃあないの~~。正直暑くってマイってたのよね~~。気がきいてるわッこのナビッ」

『直進デス』

静「はいはい了解ィ~~」

スタスタ……

静「ん~!木陰が気持ちいいわ……これなら長い道のりも、楽しみながらいけるわねーッ。病院が坂道の上にあるっていうのは、かなりネックだけど……」

スタスタ……

静「……そういえばあたし、兄さんのお見舞いに行くっていうのに、なんにも持ってきてないわ……どっかでメロンとかでも買うべきかなーッ?それとも……入院生活でイロイロ大変だろーから、コンビニで『エロ本』とかァ~~ッ?キャハハ!」

スタスタ……

『左方向デス』

静「はいはいはいはい……左ね。わかってるっての」

スタスタ……

ミーンミーン

静「……ふう、それにしても……」

ジージージージー……

静「もう夏ね……ずいぶん気温が高くなってきたし、セミの声もうるさくなってきたわ。……あたしセミ苦手なのよねぇ~~。日本の風物詩かもしんないけど、どーも暑苦しくってさ~~……」

スタスタ……

静「ふう、暑いわね……ちょっぴり汗かいてきたわ……」

スタスタ……

『5メートル先右方向デス』

静「右ね……」

スッ……

静「……!」

…………

…………

露伴「『ヘブンズ・ドアー』!」

ドヒュウ――z__ン!

大林「何ッ……?」

バカッ!!

大林「…………」

パラパラ……

露伴「……さあ、さっさと読ませてもらおうか。すぐに見つかると思うんだが……」

パラパラ……

仗助「相変わらず変な能力だよな~~。人を本にするなんてよーッ」

露伴「君に変な能力だなんて言われたくないな。人間の体にはいろんな事が記憶されてる……ぼくはそれを視覚的にわかりやすくしてあげてるだけさ」

パラパラ……

露伴「……ム、こいつ……かなり『攻撃』を受けているようだな」

康一「な、何ですって?露伴先生」

露伴「見なよ、康一くん……承太郎さんも。仗助くんは……見たいのかい?うん?」

仗助「ろ、露伴先生ィ~~……そこは心置きなく見せてくれてもいいじゃあないっスかぁぁ~~……」

露伴「フン、仕方ないな……ほら、ここだよ。見えるか?」

パラリ……

大林正雄『有栖川メイの友達』

1999年10月11日生まれ

『有栖川メイの友達』

家族構成は父・母・兄の四人家族で『有栖川メイの友達』

父の影響からレトロな物……特に古いカメラに興味を持ち、

幼いころから写真が趣味。『有栖川メイの友達』

3つ年上の兄から性知識について教わる。

好きなAVは盗撮物で、自身のスタンド能力にもそれは現れている。

『有栖川メイの友達』『有栖川メイの友達』

『有栖川メイの友達』

スタンド名はナイト・ウォッチ。能力は……

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

康一「……い、一体……?」

仗助「こ……これはッ!?い、イテテ……」

承太郎「大きい声を出すんじゃあねえぜ、仗助。……これが、記憶を操作されている……ということか」

露伴「記憶という『時間軸』に『介入』している……と言ってもいいだろうね。ただ、ぼくが『穴だらけ』だと言ったのは……この記憶操作はかなり乱雑で、しかも『もろい』んだ。」

仗助「『もろい』?」

露伴「まるで炭かなにかでうすーく書かれたかのようで……ちょいと擦ると文字が消えてしまいそうなんだよ。たぶん、強いショックでも受ければ、この能力は解除されるんじゃあないのかな?……仗助、たとえばナイフで刺されるとかさ」

仗助「……ゴ、ゴクリ……」

康一「け、けど露伴先生……この子も入院するようなケガをしてますけど……?」

露伴「記憶操作の攻撃を受けた時間が長かったからだよ。仗助くんが『友達』となったのは、たしか数十分の間だけだろう?彼はたぶん、数日か数ヶ月は『友達』として生活している。今でこそこんなに薄いけど、前はもう少し濃かったはずだよ」

ゴシゴシ

露伴「それと、この能力のもう一つの穴……見てわかる通り、かなり記憶操作が雑なんだよ。過程や理由をすっ飛ばして、『友達である』という記憶だけ刻みつけられている」

露伴「『友達になった理由』……『友達になった日』……『友達となった原因』……それらの記憶が無いわけだから、矛盾に満ちあふれているんだよ。その記憶の矛盾点を突き詰めていけば……この能力はもろくも崩れ去ってしまう」

仗助「な、なァ~~んだ!っつーことはよォ~~最強かと思ったメイとかいう女の能力も!実は全然大したことないって事じゃあねーかよ~~ッ!フーッおどかしやがって……」

露伴「……問題はだな……この女、自分の能力の弱点を、よーく理解しているんだよ」

仗助「……何?」

露伴「承太郎さん、貴方に言われた通りの場所に……『そば屋有す川』はありました。彼女の両親と見られる老夫婦が住んでいましたよ。……しかし……」

承太郎「……」

露伴「……有栖川メイの能力は完璧じゃあない……簡単に解くことが出来る。そこが『長所』でもあるんだ。……彼女の両親である老夫婦には……『有栖川メイに関する記憶はほとんどありませんでした』」

ド ン

康一「……えッ?」

仗助「な……何スってェ?」

承太郎「…………やはりか」

康一「有栖川メイの能力は……『友達になる』ってことじゃあないんですか!?」

仗助「そォ~~だぜッ露伴先生ッ!記憶を消すなんて、それじゃあまるで……好き勝手記憶を操作してるみたいじゃあないっスかぁ~~ッ!?」

露伴「落ち着いて考えてみろよなーッ仗助。『何故両親に有栖川メイの記憶が無いのか?』……君も今『有栖川メイ』の記憶が無いんだろう?」

仗助「……えッ?……いや、それって…………?」

承太郎「簡単な事だ……『両親にかけていた自分の能力を解いた』……有栖川メイは、自分の両親にも『友達』になるという『スタンド攻撃』をしかけていたんだ」

康一「え……ええええ――ッ!?」

露伴「そもそも彼女と老夫婦には、血の繋がりというものが無いんだ。養子なんだよ彼女……子宝に恵まれなかった老夫婦に、2歳の頃引き取られている」

仗助「け……けどよーッ!能力を解除しても、普通の記憶に戻るってだけだろ?いくら血の繋がりが無いっつっても……自分の引き取った娘のことぐらい覚えているだろーがよ~~ッ!」

露伴「彼女は……幼い頃から病弱で、医者にも見放されて……死ぬのは時間の問題だと言われていたそうだ。老夫婦の記憶も読ませてもらったが……先の長くない治療費ばかりかかる赤の他人のガキを、二人は疎ましく思っていたみたいだね」

仗助「……」

康一「……な、なんだか……少しかわいそうですね」

露伴「フン!ぼくはちっともカワイソーだとは思わないな。『わたし、とっても不幸なんです~』って感じの、悲劇のヒロインぶったツラしているやつ、ぼくは大ッ嫌いなんだ」

承太郎「何にせよ、これで……彼女は自分の身を守る家を失った、というわけだ。自分の姿を隠すために、あえて切り捨てたということだな」

康一「ということは……今、有栖川メイは身を守るものも無く、この町をさまよっている……ってこと?高校生の女の子が一人で生きていくなんて……」

仗助「……いや、一人じゃあないぜ。それに、奴は身を守る手段も持っている……」

承太郎「……『DIOの息子』と……『弓と矢』か……」

仗助「ええ。……特に『弓と矢』……吉良吉影の時と同じだ。あれを悪用しちまうと……この町はおれ達を襲う『スタンド使い』だらけになっちまうっスよ……」

康一「……」

露伴「……」

承太郎「……やれやれだ……」

…………

…………

静「……『何?』……これは……」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

『ハッ!ハッ!ハッ!ハッ!……ぐぅあるるるるるるるる……』

静「……『犬』……?犬が……いるの……?」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

『……ぐぁあああるるるるる……うぐぅぅぁあああるるるるる……』

静「……けど、これって……?」

静が小道の角を曲がったところで、そいつは四足で立っていた……。
静は最初、ノラ犬か何かなんだろーと思っていた。

しかし、『違う』……

そいつは……黄緑色の、ボロボロのビニールみたいな皮膚をもってて……
その皮膚の下には、『骨』が見える『そいつ』は……

明らかに、『生物』ではなかった。

かといって、『ゾンビ』などでもない。
骨と、ビニールみたいな皮膚と、無機質で少し『透けて』見えるその身体に、
静は、思い当たりがあった。

静「す……『スタンド』……?なんで……」

骨犬『ぐぁああああるるるる……うぐあああああ……ハッハッハ……』

ザリッ!

ザリッ!

静「なんで……『スタンド』がこんなところにいる?本体はどこよ?……そして(大切な事だけど)……なんであたしの目の前に現れたの?」

骨犬『ぐあああるるるる……うばゃああああああああああ!!!』

ザリッ!!

静「……ちょっと待って、これって……!!」

ドウン!!

骨犬『GYAOOOOOOOOOOOOOOOUUUUUUUUU!!!』

静「うおおおおおおおおおおッ!?『ワイルド・ハニー』ッ!!!」

ギャン!

ワイルド・ハニー『ドラッ!!』

ガシッ!!

静「い!いきなり襲ってきやがった!?どういう事……どうしてあたしがこんなワケわかんない『スタンド』に襲われてるんだっての!?」

骨犬『クアーッ!!』

ドゴン!

ワイルド・ハニー『ぐおっ!?』

静「うぐえっ!?」

ドサア――ッ!

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

静「な、なんてパワーなのッ!?『ワイルド・ハニー』をガードの上からはじき飛ばすなんてッ!!し……しかも、恐ろしいのはッ!!」

骨犬『うおおおおオ――ン!!OOOOOO!!!』

ザッ!ザッ!ザ!!

静「今ッ!この変な犬はッ……4本の『足の力』だけであたしをふっ飛ばしたって事……!」

ザッ!!ザッ!!ザッ!!ザ!!!

静「犬の噛む力は、人間の約2.5倍だと言われてるわ……こいつが実際の犬とどう違うのかはわかんないけど、『噛まれるのだけはゼッテェーにヤバいッ』!!」

骨犬『ぐぅああああああ!!!』

ドオン!!

骨犬『ぎゃあおおおおおおお!!!』

ガパアッ!!

静「ヤバイッ!こいつ『噛む』つもりでいるッ!」

骨犬『おおおおおおおおおお』

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

静「そこの壁のレンガだッ!!『ワイルド・ハニィィィィ――』!!」

ギョン!

ワイルド・ハニー『どっらああ!!』

ガポン!

骨犬『おぐえええ!?』

静「『ワイルド・ハニー』!!レンガを透明にしてアンタの口に突っ込んだ!歯ァ砕けちまいなさいッマヌケーッ!!」

骨犬『えええ……えぐおおおおおおお……』

ガギッ!!ガギッ!!!

骨犬『おぐおおおおおおおお!!!』

バギャアアッッ!!

静「な……何ィ――ッ!?硬いレンガを噛み砕きやがった畜生ッ!!なんつーアゴの力してんのよッ!?カルシウムたっぷりのダイヤモンドか~~ッ!?」

骨犬『ハッ!ハッ!ハッ!ハ!!ぐぉあああおおおおおお……』

ザリ……ザリ……

静「こ……ここは……」

クルッ!

ダ――ッ!!

静「いつも通りッ!逃げるしかないわねッチクショー!も、もしかしたらあたしを攻撃したのも、何かのグーゼンだったりィ……」

チラリッ……

骨犬『ハッ!ハッ!ハッ!ハ!ハァァ――ッ!!があああああ!!!』

ダダダダダァ――ッ!!

静「OH MY GOD!!やっぱり追ってきているわーッ!!あたしは今ッ……なんだかサッパリわかんないけどッ……!!」

ダダダダダーッッ!!

静「『スタンド攻撃』を受けているッ!!」

バァ――z__ン!!

本日はこのあたりで。
静版ボーン・ディス・ウェイ戦(もしくはハイウェイ・スター戦)
『ボーン・トゥ・ラビュー』戦の始まりです。
……コイツの名前思いつかなくって、ファッションモンスターにしようとしてました。

次回投下日は本気でわかりません……ごめんなさい。今回の仕事シフトなんか休み少ない気がする……。
二週間以内には書けるようにするつもりですので、どうかお待ちクダサイ……。

ジョジョ読む前に、姉が買ってきたクイーンのCDの……
ある一曲が、めちゃくちゃ格好良くって何回も聞いたんですよねぇ。
で、ジョジョを読み始めてから、その『スタンド』もしびれるくらい格好よくって、エロくって、完璧にファンになってしまったんです……。
『Killer Queen』
名曲ですね。ファンと言えるほどクイーンについては詳しくないですが、好きなバンドではあります。
(こんな事言うのもあれですが、私はポルノグラフィティのファンです)

キング・クリムゾンの21世紀の精神異常者(スキッツォイドマン)もなかなか重厚で聴き応えあるよ

>>125
地図は何回も見てたけど、地図記号までは見てなかった……ジョジョオタってすげえな。
けどジョジョリオンのTG大のとこには、4部の地図では池があるんだよなぁ……謎だ。

少しキビシイけど、杜王駅近くの病院がTG大病院で、一小川の向こうにあるのがぶどうヶ丘総合病院……ということで、お願いします。
地図の左下の方の、切れてるところに駅がある……という感じで……

……4部見なおしてみたら結構地図の表記にブレがあるみたいだし、そこまでこだわらなくて良い気もしますけどね……どうせトーシローの書く駄文SSですし……。

>>169
ディアボロの大冒険で聞いて、興味を持ってCD借りたことあります。
キンクリはギターが重い感じがしてすっげぇ格好いいですよね。REDとかメチャテンション上がる。

すみません、まだ書けそうにありません……もう少々お待ちを。
場つなぎの小ネタ書いておきます。

・第一話『静・ジョースターの奇妙な日常』
58にチラリと出てきた『ウッディ・アレン』というのは、魔少年ビーティーのネタ。
ユーモアのセンスがある人物だそうですが、ビーティーのお話ではどうにもそうは見えない。
実際どういう人物なのかは、私もよく知りません。

・第二話『静「ジャンケン教師がやって来た」』
42で、ポルポル君がジョルノのことを『騎士道精神を重んじる男』と言ったのは、
恥パの『ジョルノを見る時、人はそのあまりの器の大きさに、つい自分を反映して見てしまう』という設定から。
……ポルポル君、ジョルノより器が小さいんですね……。
シーラEはポルポル君の会話から、そのことに気付いていたようですが、彼女は空気を読んで黙ってました。

・大林正雄の誕生日「10月11日」は、
「盗撮」→「とうさつ」→「10(とう)月110(110番=警察=サツ)日」という感じ。
どうでもいい設定や名前等、元ネタが無いと不安になる。完全オリジナルとか適当には書きたくない。

静「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

ダダダダダ――ッ!!

骨犬『うばしゃああああああああ!!!!』

ズダッ!ズダッ!!ズダッ!!

静「一体何だってェーのよこれはッ!?なんであたし!追いかけられてるのッ!?」

骨犬『ぐおおおおおおおおおおおるるるるうううううううるるるるる!!!』

『通リ過ギマシタ。Uターンシテクダサイ。Uターンシテ……』

静「うっせェェーわよッこのバカナビッ!!ど~~せなら安全な方向でもナビゲーションしなさいよねーッ!!」プチッ!

ダダダダダ―ッ!!

静「そんな都合よくいくわけないし……ここは自分で道を切り開くしかないッ!!そこの角を曲がったとこで……!!」

カクンッ!

静「自分の姿を『透明』にするッ!!」カチャッ!

スウウウウ――ッ!!

静「アーンドッ!あたしの逃走経路は『上方向』よッ!!『スタンド』を使って!屋根の上へと逃げるわッ!!」ギャン!

ガシイッ!!

静「うぐぐ……は、早くしないとッ!あの犬が来るッ!!『ワイルド・ハニー』!!あたしを引っ張り上げて~~ッ!!」

ダダダダダ……!!

骨犬『――ぐあああああああ!!!』

バッ!

……シィィーン……

骨犬『……が?』

静「……ハァハァハァハァ……」コソッ

骨犬『が……う、ぎぎぎ……?ギギ……』

ウロウロ……

静「……よ、よし……これでOK……フ~~ッ……」

ガタ、ガタ……

静「うお、この屋根の瓦グラグラしてるわ……台風でも来たら吹っ飛びそうね。ちゃんと修理したほうがいいんじゃあないのーッ?」

ガチャガチャガチャン……

静「フ~~キモを冷やしたけど……『透明化』アンド『上方向への逃亡』によって、あの変な犬……あたしのことを見失ったみたいねーッ。やっぱりィあたし、だましの手品が結構得意なのかもしんないわ。ニヒヒッ!」

ガチャガチャ……

静「ちょっぴり危ないかもしんないけど、こーやってネコみてーに屋根の上を歩いて、病院まで行こうかしらね~~。風もけっこう気持ちいいし……」

サァァァ……

静「……景色も結構、いい感じ……」

クルッ

骨犬『ぐぁおおおおおおるるるる……』

ド ン

静「…………!?」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

骨犬『うぉうッ、うぉぉぉう、うぉぉぉぉおおおおお……ン……』

ガチャン!ガチャン!!ガチャン!!

静「バ……バカなァ~~ッ……あたしのだましの手品がッ!なんでイキナリあたしの背後に現れるのよーッ……コイツあたしを見失ったんじゃあないの!?」

骨犬『ぎゃおおおおおおおお!!!』

ギャ――z__ン!!

静「うわああああ!!『ワイル――」

カブウウ!!

静「ッ痛ァァ――ッ!!かッ……『噛まれた』ッ!う……おおッ……!!」

骨犬『うぐるるるるるる!!』

グチ!グチュィ!!

静「うおおおおおおおおおおッ!!は、離せッこのッ!牙を食い込ませるんじゃあないわよッ!!い!痛いッマジでッ!!バ……」

フラフラッ……

静「『バランス』がッ……屋根から……『落ちる』ッ!!」

ズルウッ!!

ヒュウウウウウウウウ――…………

…………――バシャアアアンン!!

静「うぶッ!?こ、これはッ!『水』ゥ!?」

バシャバチャ……

静「いや、これは……『池』かァ~~?一戸建てのお家の庭に『池』があったの?……お陰でケガも無く着地……いや、着水出来たけど……」

ビッチャア~~……

静「……ビッチャビチャになっちゃったじゃあないのよ~~……うげーッ、気持ちワルゥ……下着のライン見えてない?コレェ……」

バシャバシャ……

静「うう……靴下までグッチョグチョだわ~~……スッゲェー嫌な気分……」

ビチャビチャ……

静「携帯と財布は無事かしら?濡れてなかったら…………あ」

ジュージュー……

子「……」ジーッ

父「……」ジーッ

母「……」ジーッ

静「……素敵なお庭で、家族そろってバーベキュー中でしたか。……し……失礼。すぐ出ていきますので……」シュタ

スタスタスタ……

静「ケータイは動くわね……生活防水って完璧アテにしてなかったけど、ちょいと考えを改めるわ。サイフは……クソ、千円札がシワシワになってる……」

スタスタスタ……

静「この千円でコンビニで買い物出来たらいいんだけど……買い物出来なかったとしても、銀行行ったら新しいのに変えてくれんのかなァ?コレ……」

スタスタスタ……

静「……今、思ったのだけど……」

ピタッ

静「…………」

……シィーン……

静「……さっきまで、あたしを追いかけていた『スタンド』は……」

キョロキョロ……

静「……『何処』へ消えたの?……いつの間にィ……?」

…………

非常に短いですが、今回はこのあたりで。
次回投下では少しくらい、お話を動かしたいと思います……今回はこんなのでごめんなさい。

お待たせしてます、申し訳ありません。
次回投下は水曜日を予定してます。
可能なら、次回の投下はガッツリやりたいと考えています。スタンドの謎を解くまでいけるかな……?
あと、今回の話はたぶん、あと2回から4回の投下で終了する予定です。(あくまで予定)

初めての試みとして、次回の話は安価か多数決で決めたいと思います。
この話の最後に、3~4つタイトルだけ書くので、その中から決めてもらおうかなと。
……そういうのってどうですかね?最終的には全部書くつもりですが……ほら、いつ自分が逃げ出すかわかんないし。

賭けをする話を書きたいけど、賭けのゲームが思い浮かばない……
チンチロリンとかポーカーみたいなん書きたい。けどゲームに詳しくない。
誰にでもわかるよーな簡単なルールで奥が深いゲーム……何かないですかねぇ?

テレビゲームは……イカサマ出来ないので、ちょっと……
それに、私が語れる対戦ゲームはポケモンくらいしか無いので、書けないですね。格ゲーわかんない。
ポケモンですら最近は種族値うろ覚えですし。
架空のゲームでっちあげるのも何か違う気がするし、うーん、やっぱりカードやダイス等小道具を使うギャンブルがいいなぁ。

誰得の極みを目指すなら、マジック・ザ・ギャザリングをやらすんですけどねぇ。
高層ビルでカウンターしてタルモで殴りかかる静……うん、誰がわかるんだろうこれ

…………

仗助「……静のやつ……遅ェな……」チラリ

露伴「――い、おい、仗助!聞いているのか?」

仗助「……え?何っスって?」

露伴「……ナアナアナアナアナアナアナアナアナアナア、本当に聞いてないのかよ~~ッ?マジに?今承太郎さんがせっかく、『DIO』という男の息子について話していたっていうのに……」

承太郎「……」

仗助「す、スミマセン……承太郎さん。少しボーっとしちまって……」ペコリ

承太郎「いや、いい。怪我のこともあるのだろう……無理に話に付きあわせて悪いな。もう少し踏ん張ってくれ」

仗助「いえ、そんな……それで、何の話でしたっけ?」

承太郎「今話していたことは、大したことじゃあない。『DIO』の息子……チェスタ・テスタロッサについての簡単な情報を述べていただけだ。そもそもおれはこの男について、さほど詳しいわけでは無いのでな……」

康一「そうなんですか?承太郎さん」

承太郎「ああ……実は、この男について詳しい者を三人ほど……この病室に呼び出しているのだが」

仗助「……『ココ』っスかァ~ッ?ただでさえ狭い病室だってえのによー……」

承太郎「……ちょっぴり豪華なお見舞いだと思ってガマンしろ、仗助。……その内二人はお前に『みやげ』を持ってくると言っていた。少々到着が遅れているようだが……きっと気にいるだろう」

仗助「はあ……?……」

康一「あ、あのォ~……承太郎さん?それじゃあぼく、少し聞きたいことがあるんですけど……」

承太郎「?……何だ?康一くん」

康一「ぼく、実際に見たことはないんです……スピードワゴン財団で話に聞いただけで……本当にそんなものが存在するのかさえわからない……けど、承太郎さんは……『それ』と、戦ったことがあるって聞いて……どんなものか知りたいんです。ハイ」

露伴「……」

仗助「……?」

承太郎「……何の話だろうか」

康一「……『吸血鬼』についてです。彼女……有栖川メイは吸血鬼になったって聞きました。それって……エト、いったい……?」

承太郎「……そうだな。それについては……しっかりと伝えておかなければならないだろう」

露伴「きゅ……『吸血鬼』……こいつはいいぞ。いいネタになる……!」

仗助「……ゴ、ゴクリ……」

承太郎「……ではまず、人を『吸血鬼』にする『石仮面』についてだが……」

…………

…………

静「ん~~……?……アレッ?……おかしいわね……」

スイッスイッ

静「……何も聞こえなくなってるわ」

フリフリ……

静「……やっぱり『生活防水』とかアテになんねーわね。動くけど、音が聞こえなかったら『ケータイ』の意味なんて無いじゃあないのよ」プチッ!

スタスタ……

静「……マズったわね……メチャクチャにダッシュしたり屋根の上で飛び跳ねたりして、完璧に『迷子』になっちゃったわ。そもそもここは何処なんだっての……」

スタスタ……

静「……」

キョロキョロ

静「……あ、あの人……道に詳しそうね……」

タッタッタ……

静「スミマセン、道を尋ねたいんです。ぶどうヶ丘病院というのはどっちですか?」

男「病院、それはね……そうだ。ちょうど杜王町の地図を持っているんだ。そっちのはしっこ持って」

静「……こう?」

男「えーっとね……」

カサッ

男「……うーん、ここからだと少し遠いよ?歩いて40分以上かかる。そこの坂を下ったところに、病院行きのバスが出てるみたいだ……それに乗ったらどうかね?」

静「……どうも」

男「イッツマイプレジャー」

スタスタ……

静「バス停……バス停……あ、あれね」

タッタッタ……ピタッ

静「うーン……やっとと一息つけるわね~~。訳も分からずに無駄な運動しちゃったし、バスでゆっくり休もうっと」

ミーンミーン……

静「……しかし、さっきの『スタンド』は一体ゼンタイ何だったのかしら?……いきなりあたしに襲いかかったと思ったら、どっかに消えちゃったし……夢でも見てたの?あたしィ……」

ミーンミーン……

静「……ううッ、日本の夏ってやっぱり苦手だわ~~……どーにもムシ暑くってさァ~~。……はやくバス来ないかなーッ。冷房のキいた車内でゆっくりしたい気分……」パタパタ

ミーンミーン……

静「……ふう…………」

ブロロロロ……

静「……あッ!来た来たァ~~ン♪結局何にも買ってないけど、病院の売店とかで何か買ったらいいわよねーッ」

ロロロロロ……ン……

静「フ~~ッ!待ちわびたわよ。すっかり汗かいちゃったし、足もクタクタァ~……ちょっぴり寝させてもらおうかなーッ……」

ビーッ!

プシュゥ――ッ……

静「♪~……………………!」

骨犬『ぐぁあおおおおおおおおおおおるるるるるるる……ふじゅるうううううううう……!!』

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

静「――なあッッ!!?」

バスのドアを開けた所に、『骨犬のスタンド』がいたッ!
四本足で床を引っ掻き!頬肉の無い口元からはヨダレを垂れ流し!
今にも飛びかかりそうな状態で、『骨犬のスタンド』は待ち構えていたッ!!
『骨犬のスタンド』は車内にて、静を待ち構えていたのだッ!!

骨犬『ううううううう…………おおおおおおおおお……!!』

静「――てめえッ!何者だァァ――ッ!!それ以上近づいたらあたしもアンタを殺すつもりで攻撃するッ!」

ウォォンウオンゥオンドォン

骨犬『がああああああああああ!!!』

ドッヒャアアア――ッ!!

静「『ワイルド・ハニー』」

ギャオォオオン

静「ドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラアラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラドラ――」

ドドドドドドドドドド

ワイルド・ハニー『――アアアアアアアアッッッッ!!!』

メッキャアアア!!

骨犬『グギィィ――ッ……ギッ!!』

ギャルン!!

静「――はッ!?」

骨犬『ギキイイイイイ――ッ!!』

ズバアッ!!

静「うおああああっ!こッ……こいつ!うっううっ!」ブシッ!!

骨犬『イイイイイ……ぎゅうううおおおおおおおお……!!』

静「あたしの全力ラッシュを食らいながらッ!身体をねじって攻撃を逃れ、逆にあたしに食らいついてきたッ!!うッ……おお……」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

骨犬『おおおおおおおおお……おおうッ!!』

静「うわあああああああ!!」クルッ!!

ダダダダダ―ッ!!

骨犬『おおおおOOOOOOO――NNッッ!!』

ズダッ!ズダッ!!ズダッ!!

静「こいつッ!この意味不明なタフさ……問答無用であたしを攻撃してくるこの『感じ』ッ……こいつ!『遠隔自動操縦型』だッ!!」

ダダダダダ―ッ!!

静「――しかし、全然意味がわかんないのはッ……こいつは何を『対象』にして、あたしを『追っている』のッ!?」

骨犬『ぎゃあああああああああああ!!』

ダダダダダ―ッ!!

静「『透明』になって屋根の上に逃げても、こいつはしっかり追いかけてきたッ!目であたしを追っているんじゃあないことは確かだわ。……も、もしかしてッ……」クンクン

ダダダダダダダダダダ―ッ!!

骨犬『うおっ!うおっ!!うおっ!!』

ズダンッ!ズダンッ!!

静「『ニオイ』かッ!?こいつはあたしの『臭い』を追跡して……!?」チラリ

骨犬『うおおおおおおおおおおおお……おおッ!!』

ビョンッ!!

静「うおお!?飛び跳ねてきたッ!」

ワイルド・ハニー『ドラドラアッ!!』

バシッバシッ!!

骨犬『ぐぶおおッ……おおおおおお!!』ギュン!

ダダダダダ―ッ!!

静「クソッ!追いかけてくるのをやめないわッ!……考えが全然まとまんないじゃあないのよ~~……けれど、そうね……よーく思い返してみると、こいつはあたしを『追わない』ときがあった!」

ダダダダダ―ッ!!

骨犬『しゃがあああああああ!!』

静「どこからか現れたり……なぜか急に追って来なかったり。……別にあたしが全身に消臭剤をまき散らしたわけじゃあないのに、こいつは不規則に追ってきているわッ!『遠隔自動操縦型』にそんなランダム性があるとは思えないッ!」

骨犬「あおん!あおんッ!!あオオオオオオオオン!!」

ダダダダダ―ッ!!

静「つまり、こいつは『臭い』であたしを追いかけてるんじゃあないッ!『臭い』とはまた別のなんらかの『方法』で!あたしは敵に『追尾固定』(ロックオン)されているッ!その謎を解明しないと、あたしはッ……!!」

キュッ!

静「!!」

…………

…………

承太郎「――要約すると、吸血鬼とは不死身・不老不死であり……人の生命や血を好むモンスターだ」

康一「そ……そんなものが、本当に……?」

露伴「す……すごいぞ。そんなものが本当にいるなんてッ……!」

仗助「露伴よォ~~……今はそんな事言ってる場合じゃあねーだろうがよ。そいつがこの町にいるっつーことは、何人も犠牲者が出てしまうっつー事だぜ。……いや、もしかしたらもう出てるのかもな」

露伴「……わかっているよ、仗助。……君に言われなくともね」

承太郎「……」

康一「その……承太郎さん?……『弱点』とかって、無いんですか?吸血鬼には……」

承太郎「吸血鬼の『弱点』か。……明確な弱点が一つある。『太陽の光』だ。……『太陽の光』を浴びると、吸血鬼はチリとなる……」

仗助「……なんつーか……マジによ~~、モノホンの吸血鬼なんだなーッ」

露伴「フ~~ン……だったら簡単じゃあないか。真っ昼間に小娘の首根っこをつかまえて、太陽の下に引きずり出せばいい」

康一「だ、だけど露伴先生……吸血鬼はそれこそ『化け物じみた』力を持つって、さっき承太郎さんが言ったばかりですよ?向こうとしては致命的となる太陽の光を、そう簡単に浴びてくれますかねぇ……?」

仗助「そーだぜ露伴ン~~、こっちが攻撃したってすぐに回復しちまうバケモンだ。太陽の光なんて……」

承太郎「……方法が無いことも『ない』……一応な」

康一「……」ポカーン

仗助「……何スって?承太郎さん……」

承太郎「……『太陽の光』……そのものではなく……『太陽の光と同じもの』を、吸血鬼に当てればいいのだ」

露伴「……そう簡単に言いますけどねェ……そんなもの、そこらへんにありますか?」

承太郎「……特殊な呼吸法により、体内に『太陽の光』と同じエネルギーを作り出す方法がある。……『波紋』という特殊能力だ」

バン

仗助「そ!そんな能力があるんスかァ~~ッ!?それがありゃあよーッ!吸血鬼なんて出会い頭にイチコロじゃあないっスかァァ~~ッ!」

承太郎「……うむ、しかし…………」

仗助「?……」

露伴「……」

承太郎「……」

仗助「し……『しかし』?……」

康一「……な、なんなんですか?承太郎さん……なんだかスゴク、イヤな予感がするんですけどォ……?」

承太郎「……」

露伴「……承太郎さん?」

承太郎「……『波紋』という特殊な呼吸法は……かつてじじい……ジョセフ・ジョースターが使えた能力でもある」

仗助「……えッ?……じ、じじいが……?」

承太郎「そして、この波紋法は……チベットのヌー川の奥地やヴェネチアのエア・サプレーナ島等を修行地として……過去には多くの人々がこのワザを身につけていった……」

康一「……」

承太郎「……だが……残念なことに、この技術は……」

承太郎「今現在、使える人間が一人もいないのだ」

…………

…………

静「何ッ!う……」

ドン

静「海ィ!この道はこのまままっすぐ行くと海だわ!どっかで引き返さないとまずい!海に追い込まれるッ!」

ドッギャア――ッ!!

骨犬『があっ!!があっ!がっふぁあああっっ!!』

ダダッ!!ダダッ!!

静「し……しかし!モノスゲー速度で追いかけられてるこの状況ッ……逃げ道を探して減速すると追いつかれるわッ!!真っ直ぐ走り切ることしか出来ないッ!けど……あたし……!」

ダダダダダ―ッ!!

静「あたしはッ!!『泳ぐことが出来ない』のよォ~~ッ!!うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

ダダダダダ―ッ!!

静「駄目だ海に突っ込むしかないッ!!こ……こうなったらッ――コオオオォォォー……」

…………

…………

仗助「……」

露伴「……」

康一「……」

承太郎「……80年近くも昔に、ストレイツォという男がチベットの修行僧を皆殺しにした。そして、エア・サプレーナ島では……最後まで島に残ったメッシーナという波紋使いがいたが、彼には跡取りが産まれなかった」

仗助「……つ、つまり……波紋を使えるのは、じじいだけって事……っスか……?」

承太郎「ああ。しかし、そのジョセフ・ジョースターも今年の春に亡くなった。……じじいが、『誰にも波紋法を伝えていなかったとすると』……」

康一「……」

露伴「……」

承太郎「『波紋の呼吸が出来る者は、この世に一人たりとも居ないのだ』」

…………

…………

静「『水をはじく波紋ッッ!!!』」

ピシュウ

バチャバチャバチャバチャ!!

静「うおおおおおおおおおおおおおお!!!」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

骨犬『ぐわる!!ぎゃおう!ぐぅおおおおおおおおお!!!』

ドダッドダッドッドドドドドド!!

静「こ……コイツッ!!あたしは今……『海の上を走っている』っていうのにッ!!」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

静「何処までも追いかけてくるッ!!海の上までもッ!!無敵かあ~~ッコイツはーッ!?」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

静「ハァ!ハァ!!ハァ――」

…………

本日はここまでです。

水曜投下予定と言ったが、スマンありゃウソだった。書き溜めしてたらテンション上がって投下しちゃったテヘペロ。
まぁ……明日(水曜)投下もするかもしんないけど……期待はしないでクダサイ……。

一応、静の運動能力がバツグンに高かったり、
高い所から落ちても無傷だったりするのは、
波紋の呼吸によって身体能力を上げたり落下のダメージを軽減しているから……という設定がありました。

一話から波紋の呼吸してるんですよ……
波紋でコーラのフタ飛ばしたりしてるんですよ……一応ネ……。

早速動かないネタ使ってくるとか本当にさすが

>>280
荒木作品はジョジョはもちろん、
ゴージャスアイリンから変人偏屈列伝まで読んで、
小説は3部のからジョージまで
画集はベラーから6251、岸辺露伴ルーブルももちろん買い
露伴グッチ・徐倫グッチまで網羅した私ですが……
六壁坂、ジョジョ展、OVAが見れてないのが、どでかい人生の汚点となっております……。
ニワカって言うのやめて。心に突き刺さる。

次回投下は日曜日を予定しています。
今日投下出来なくってごめんなさい……。

OVAユーチューブに落ちてる

>>284
そーいうのがアニメ業界・マンガ業界をダメにするんだと思います。
ファンなら買うのが当然でしょう。
……今お金無いから買えてないですけどね……。

風邪ひきました。ごめんなさい。
季節の変わり目ってホントきついですよね。皆さんも気を付けてください。
水曜までに1、2回は投下します。今日は寝させて下さい……。

…………

サァァァ――……

ジョセフ「――そこで、そのストレイツォという吸血鬼は、高圧で体液を目から発射しおった!わしの祖父……おじいちゃんのおじいちゃんを殺した、いまわしき攻撃じゃ。若いわしはその攻撃の前、絶体絶命のピンチじゃった!」

静「そ……それで!?」

ジョセフ「しかし、わしは抜け目ない策士でのォー……先ほどのバーからグラスを2つ、ちょいとくすねておったんじゃよ」

静「『グラス』?……ガラスの?」

ジョセフ「うむ。このわしに同じ手を使ったのが、ヤツの運の尽きじゃったのう。わしはとっさに閃いて、グラスに『波紋』を流し、ヤツの体液を反射したのじゃ!」

静「お……おおーっ!」

ジョセフ「ストレイツォは自身の技を自分でくらい、大きなダメージを負った。眉間を狙ってくるのはわかっておったからの。うけるのは簡単じゃったわい」

静「す……すごーい!おじいちゃん、昔はかっこよかったんだね?」

ジョセフ「今も格好いいわい。失礼な娘じゃのー誰に似たんじゃ、まったく。……ゴホン、ええと……こうしてわしは、吸血鬼を『波紋』によって倒したというわけじゃ。まさかこの戦いが、後に続く大きな戦いの前触れとは……」

静「ねえねえおじいちゃん!」

ジョセフ「うん?」

静「あたしもその、『波紋』ってやつをつかってみたいなぁ~~ッ」

ジョセフ「……『波紋』を?うーむ……」

静「ねえ、おじいちゃん……できないのかなぁ?あたしには……やっぱり、ジョースター家の子じゃあないから……」

ジョセフ「そういう事じゃあないぞ、静や……お前は立派なわしの娘じゃよ。しかしのォー……わしは生まれつき波紋の呼吸が出来ておったから、人にどうやってこの呼吸法を教えれば良いのか、わからんのじゃよ」

静「うーん……よくわかんないけど、できないの?」

ジョセフ「……出来ない事はないと思うがのォ……」

ジョセフ「わしの呼吸法のリズムやコツを、ちょいとだけ教えてやることは出来るが……わしももう年じゃし、完璧な呼吸法を教える事は不可能じゃろう。まぁ……静がすごーく頑張ったのなら、弱い波紋のエネルギーなら、作り出すことが出来るようになるかもしれんのう」

静「ほ……ほんとにッ!?」

ジョセフ「ああ、本当じゃよ。おじいちゃんがウソをついたことがあったか?」

静「うーん、おじいちゃんの話すぼうけんばなしは、しょうじきかなりウソくさいところあるけどねーッ、あたしに言ったやくそくとかは、しっかり守ってくれてるよ!今んところ!」

ジョセフ「むむ……そう思われておったのか……」

静「それで、それで!?波紋の呼吸ってどうやるの?」

ジョセフ「うむ、そうじゃのー。まずは……一秒間に10回の呼吸を……」

静「いきなりすっごいレベルたかくない?それェー……」

ジョセフ「冗談じゃよ~~ジョーク、ジョーク!ホホ!」

静「もー、おじいちゃんったら……」ニコッ!

…………

…………

静(あの日からッ!あたしは毎日毎秒かかさず、波紋の呼吸のリズムを意識しながら生きてきたッ!たぶん絶対、全盛期のおじいちゃんには敵わないだろーけど……コーラ瓶のフタだって飛ばせるし、こーやって水の上を走ることも出来るッ!だけど――)

バシッ!バシッ!!バシッ!!

骨犬『ぐあああああああおおおおおおああああああああ!!!』

ドバッ!!ドバッ!ドバアッ!!

静「なんでコイツは!海の上まで走って追いかけてくるのよォォ――ッ!!」

ドドドドド―ッ!!

グ……ォォォ……ン……

静「くッ……せめて!対岸までは走らないとッ!ここで足を止めちゃったら……後ろから犬の『スタンド』に食い殺されるかッ!海に落ちておぼれ死ぬかの二択!そ……そんなマヌケな死に方はゴメンだわッ!!」

ダダダダダ―ッ!!

骨犬『ぎゅおう!!ぎゅああおうっ!!』

ォォォ……ン……

静「くそッ!ハァ!ハァ!ゼーゼー……こ、呼吸を整えないとヤバイ……波紋の呼吸が乱れちゃう!こんな所で呼吸を乱しちゃったら……あたし!杜王港沖でドザエモンになっちゃうわーッ!」

ダダダダダ―ッ!!

静「もう少し……もう少しで対岸まで着くッ!そしたらもっと、逃げ場所だって――」

――ォオオオオオ――ン――

静「――えッ?」

オオオ――z__ン!!!

静「うおおあああ――ッ!!『クルーザー』がッ!!目の前を横切ったァ――ッ!!」

ンンンンンンン…………ン……

グネェッ……!

静「う……ううッ!『波』がッ!船が動いたことによって、水面に波が出来たッ!波紋エネルギーでうまく水をはじけないわッ!そ……そして、さらにヤバイのは……」

バチ……バチョ……

静「今ので完璧に……呼吸が乱れちまったわ」

バッシャァ――ン!!

静「ガボガボガボッ!!だ……誰かッ!ガボッ!く……苦し……!……ガボッ!!……!!」

バシャ!バチャ!バチャ!!

静(マ……マズったわ、ね……泳げないんだから、水の上なんて走るのやめときゃあーよかったわ……まさかあのスタンド、水の上まで追ってくるなんて……うう……)

バシャ、バシャ……ブクブク……

静「……ちくしょう……ミスったわ……」

ブグ……ブグ……

……ゴポ……

…………

…………

承太郎「仗助、おれは最初にこう言ったな。……『静にも少し、確認しておきたい事がある』……と……」

仗助「……ええ。それが……?」

承太郎「……静は長年、ジョセフ・ジョースターに育てられてきた。じじいの愛情をたっぷりに浴びて成長していったのだ。……その静なら、もしかしたら……」

康一「……な、なんですか?」

承太郎「……いや、……『波紋の呼吸をじじいから教わっている』……か も……と、思ってな」

仗助「なッ……なンすってェー!?」

露伴「待って下さい承太郎さん。その『波紋の呼吸』ってヤツは、教われば誰でも出来るようなモンなんですか?主婦の簡単お手軽料理じゃああるまいし……」

承太郎「むろん、簡単に習得出来るようなものではない。血反吐をはくような努力が必要だ。しかし……静は『ジョースターの血統』に、コンプレックスのようなものを抱いていてな……彼女がもしも、じじいから波紋法を教わっていたとすると……一心不乱にその技術を習得しようとするだろう」

康一「あっ、ありうるよッ!マイナス面から人は成長するっていうし!」

仗助「も……もしも、静のやつが『波紋』を使えたとすると……」

承太郎「……吸血鬼に生身で決定打を与えることが出来るのは……静だけだ。そして、大切なのは……その事実を『静が知ったとすると』……静はどういう行動に出ると思う?」

仗助「……!」

康一「そ、それは……きっと、自分の力で吸血鬼を退治しようと――はッ!」

仗助「……」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

承太郎「……静は、自ら危険の渦へと飛び込んで行ってしまうのだ……おれ達が止めようともな」

仗助「…………」

康一「……ゴ、ゴクリ……」

露伴「?……おいおいおいおいおいおいおいおい、ちょっと待ってくれ。仗助の妹が吸血鬼を退治出来るかもしれないんだろ?喜びこそすれ、そんなに暗い顔をする意味がぼくにはわからないな」

仗助「……ああ、露伴先生……わかんねェーだろーな~~……アンタには」

仗助「静は……おれのじじいが大切に育てた忘れ形見なんスよ。おれは……少々複雑な家庭の事情があってよォー……実の父親に、なんにもやれなかった。……何かを与えることも、何かを残すことも出来なかったんスよ。……静を守るっていうのが……今のおれに出来る精一杯の親孝行であり、精一杯の家族愛なんスよ。だからおれは……静を幸せにしねーといけねー。静を危険な目に合わせるわけにはいかねーんスよ……おれの勝手な思いだけどよ~~……」

露伴「…………フン、安いヒューマニズムか。あいにくぼくは、お涙ちょうだいのマンガを書く気は無くってね。……ま、仗助くんの気持ちはよーくわかったよ」

康一「ろ……露伴先生ィ~……」

露伴「はいはいわかったよ。もう何も言わないさ……」

仗助「……承太郎さん……」

承太郎「……お前の気持ちは痛いほど理解している。だからおれは……静ではなく、他の三人から『DIOの息子』について話を聞こうとしているんだ」

仗助「……えっと、さっきもチラリと聞いた気もしますけど……その『三人』っていうのは……?」

承太郎「うむ、そのことだが……そのうち一人は、仗助……つい最近お前は会ったことがあるはずだ」

仗助「……おれが?っスかァ~~?」

承太郎「ああ……しかし、お前にとっては……少々つらい人物かもな……」

仗助「……?」

…………

…………

ザパアッッ!!

静「ブハアーッ!ゲホッ!ゲホッ!!ゴホッ!すはぁーッ!!」ゴホゴホ

プカプカ……

静「チーンッ!……鼻に水が入っちゃったわ。ゲホッ、ノドにもいっぱい……ゲホゴホッ!」

『あまりセキをまき散らすな。風邪がうつる心配は無いが……単純に不愉快だ』

静「……」

プカプカ……

『全く……泳げもしないのに、海の上を走るなんて曲芸……普通やるものかな?僕にはさっぱりわからないよ。たまには右脳じゃあなく左脳を使って動いたらどうだ?いや、君は脳みそ全てを使うべきだな。単純に身体だけ動かして生きるんじゃあなくてさ……』

静「……アンタが助けてくれたのね」

ザッ!

「いつまでも海に浮かんでバカンスを楽しんでいるんじゃあないぜ。君ほどじゃあないが、僕もあまり海は好きじゃあない。……『スタンド』のクセとでも言えばいいのかな。僕の『ペーパー・バック・ライター』は、水分があまり得意じゃあないんだ。湿気てしまうからな……沈まないように引っ張ってるのもいい加減疲れてきた。さっさと港に上がってこいよ」

静「……減らず口ばっかり……アンタいっつも、カワイくないわね~~……ま、助かったからお礼は言うわ。チョーありがとう……」

静「『双葉双馬』!!」

バァ――z__ン!!

双馬「……フン」

⇐To be continued=

今回はここまでです。
……書いても書いても終わらない地獄に陥っている……次回でスタンドの謎解明、その次で終わり……かなぁ……?

ジョジョおなじみに相方キャラは、彼にやってもらおうかなと思ってるけど……どうなんでしょうねぇ。
こんなヒネクれたガキが相方とか……私だったらプッツンしてるね。

ザザーン……

静「助かったのはいいけど……双馬、アンタなんで……こんな所にいんのォ?一人海辺でセンチになってたの?」

双馬「……本元の理由は君とあまり変わらないさ。……ぶどうヶ丘総合病院に行こうとしていてね」

静「……ま、まさか……アンタが兄さんのお見舞いに?マジで?キャラじゃあないわねーッ」

双馬「違う。断じて違う。……空条承太郎に呼び出されたんだよ。今回の事件の事で聞きたいことがあるとな……どこで僕という存在を知ったのかは知らないが、僕としても多少『後ろめたい』所がある。……行きたくはなかったが仕方なくってね」

静「…………承太郎さんに?」

双馬「ああ」

静「……承太郎さん、杜王町に来てるの?」

双馬「そのようだね」

静「……」

双馬「……どうした?」

静「……今回のことで、あたしら怒られないかなァ……?元はといえばあたしらが『本』を盗んだのが悪いんじゃあない?あたし……承太郎さんは好きだけど、あの無口な迫力がなんか怖くってさあ~~あー怒られたらどうしよう……ユーウツだわ~~ッ」

双馬「……そんな事はどうでもいいよ。とにかく僕は、空条承太郎に会うために病院へ向かっていただけだ。……そしたら君が、面倒事に巻き込まれているのが見えてね。見学がてら来てやったんだよ。……その結果、無様にもおぼれている君を助けることになるとは、思いもしなかったけどね」

静「……『面倒事』……はッ!」

バッ!

静「さっきの『スタンド』はッ!?」

キョロキョロ!

……シーン……

静「……い……いない?」

……ザザーン……

双馬「……君が海に落ちたあたりから、『スタンド』の姿は消えていたよ。……僕が来たからかな?2体1じゃあさすがに分が悪いとでも思ったんじゃあないか?」

静「それは違うわ」

双馬「……何?」

静「……ヤツは『遠隔自動操縦型』……そんな事を考えて動けるわけがないの。きっと…………きっとあたしが、何か『追尾固定』(ロックオン)から外れるような行動をしたのよ。……何?何をした?あたしィ……」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

双馬「頭がパーのくせに深く考えるのはよせよ。知恵熱が出て入院しちまうぜ?君もォ~~……」

静「……双馬、さっきの『骨の犬のスタンド』が消えたのは、いつだって言った?」

双馬「……君が海に落ちたあたりだ。いや、違うな……正確に言うなら、『君が海に落ちたら消えた』……という感じかな」

静「……あたしが池に落ちた時も、ヤツの姿は消えていた……」

双馬「……?」

静「……『濡れる事』が『消える』条件?それなら『追いかける』条件は何?……『濡れる』んじゃあなくって……『濡れた事』で何かが変わったから……?」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

今日は『暑かった』……『セミの声がうるさい』(ヤツが追いかける)……
……あたしは『冷房の効いた車内を求めた』……(ヤツが追いかける)……
(追いかける)……暑いときに追いかける?

(追いかける)……(追いかける)……(追いかける)……

……あたしに何が起こっていた?
『セミの声』……『冷房の効いた車内』……(追いかける)……
あたしは…………

静「……はッ!!」

ザザーン……

双馬「なあ静……そろそろ上がってきたらどうだ?僕もボランティアでやってるんじゃあないんだよ。……自分で言うのも何だが、『ペーパー・バック・ライター』は貧弱でね。君はあらゆる所がスレンダーだからまだマシだけど、それでも支えているのは疲れるんだよ」

静「……いえ、双馬……『ここ』よ。この位置がとてもいいの……」

プカプカ……

双馬「……?」

静「『スタンドの謎』を解明するのには、この位置がとてもいい。……双馬、アンタ『ライター』持ってたわよね?」

双馬「……ああ。それが?」

静「今も持ってる?貸してくれないかしら?少しだけ……」

双馬「……海に落とすなよ。高級品だぞ」ポイッ

静「中坊がライターなんか持ってるんじゃあないってのーッ。タバコでも吸うのかよ。似合わないわねーッ……」パシッ

シュボ!

双馬「……」

静「……さっきの『スタンド』は……あたし最初、『熱』に反応してんのかと思った。あたしの体温が上がったときに攻撃してんのかとね。……だけど、違うわね……」

ユラユラ……

双馬「……」

静「人間って体温が変わらない『恒温動物』だから、1、2度体温が上がっただけで調子が悪くなるでしょう?微弱な体温の変化を感知してんのだとすると、そんなの様々なタイミングで起こりすぎちゃうし……無差別にいろんな人を襲いたいんだったらともかく、一人の人間を攻撃対象にするには不便よね、それって……」

双馬「……何が言いたい?」

静「……体温の変化じゃあないけど、それに近い現象だって事。……ヤツの『追尾固定』(ロックオン)はね」

ユラユラ……

静「……ライターの『火』……すごく小さくて、儚い火だけど……」

双馬「……」

静「こーやって、顔に近づけるとさ……」

ジリジリ……

双馬「……」

静「……やっぱり、ホラ……」

ザザーン…………

静「……『暑い』」

タラリ

ド ン

骨犬『ぐぁお!ぎゃおう!!ぐぅるるるるるるるるるるるるるああああああああ!!!!』

双馬「!?――なーッ――!!」

バシャアアン!!

フッ……

双馬「!?……?……何ッ……!?」

静「……ブクブクブク……」

ザ……ザーン……

双馬「今ッ!一瞬だけ空中にッ!『骨の犬のスタンド』が現れたッ!し、しかし……『静が海に顔をつけたら』また姿が消えたぞ……どういう事だ?これはッ!?」

静「ブクブク……ガバガバガバ……!」

双馬「……?」

静「助……けえ……けぇ……ブクブクブク……」

双馬「おいッ!お前ッ!!溺れてるんじゃあないのかッ!!」

ガシィッ

紙人間『どうかしてるぞッ!!!?』

バシャア!

静「エホッゲホッ!ゲホッッゲホッ!!ま……また助けられちゃったわね。……実験で死んでたらシャレになんないわ。けど双馬ァ~~、いきなり『バック・ライター』の腕離すのやめてよね。沈んじゃったじゃあないのよ……」

双馬「あ、ああすまない……って、僕が悪いのか?これ……?」

静「けど、今の実験でよーくわかったわ。ナゾ解明ィ~~。1000ピカラットくらい?」

双馬「何?」

静「あ、もういいわよ双馬。悪いけど港に上がるの手伝ってくれる?」

双馬「……」

ザパアッ……

静「うげェ~~やっぱりビッチャビチャだわ。せっかく乾きかけてたのに」

ベッチャァ~……

静「……ねえ双馬、ブラヒモ透けてない?大丈夫?」

双馬「ブラしてるのか?する意味あるのか?どこの層に需要あんのォ?」

静「言ってくれんじゃあないの……ケンカならいつでも買うからね?あたしィ~~」

双馬「あーあ、いつでも販売中だよ。大特価セール中だ。で?……『スタンドの謎』というのは……」

静「……」

双馬「……一体何だ?」

静「……『汗』よ」

双馬「……あせ?」

静「今日は『暑かった』……あたしは『セミの声を聞いた』……『冷房の効いた車内』を求めたし、走っているときはつねにそーだったわ」

双馬「……」

静「標的はあたしで『追尾固定』(ロックオン)されている!!あたしが『汗をかいた』ときだけ、スタンドが現れて攻撃してくる!……それが『追尾固定』(ロックオン)!あたしが『汗』を『洗い落とす』まで、やつは攻撃してくるのよ……」

双馬「……何だ……その、ふざけた攻撃は……?」

静「フザケてよーが攻撃力はマジよ。あたし以上のパワーを持ってる。あたしはこれから……」

クルッ

静「『汗をかかないように病院へ向かわないといけないッ!!』」

バーン!

今回はここまでです。
書いてて思ったけど、こんなスタンド発現したくねーなぁ……。

バァァァ――……

静「『手汗』とか……『ムレたお尻』は大丈夫なようだけど……額を『タラリ』と、汗が『流れ落ちたら』」

双馬「……」

静「あたしは自動的に追跡されて、敵の謎の犬に攻撃される……!!」

双馬「バカげた能力だと笑い飛ばすのは簡単だ。しかし……これは存外、やっかいな能力なんじゃあないか……?」

双馬「今は7月……真夏日というやつだ。じっと立っているだけで暑くて汗が吹き出る。この中をどうやって『汗をかかずに』病院まで行くのか?……と、いう事を考えなくてはならないな」

静「ええ…………」

双馬「……」

静「…………」

静「ねえ双馬、今いちパクリっぽいんではあるんだけどさァ~~……一コ『ギャグ』思いついた」

双馬「……」

静「聞きたい?言ってあげてもいいけどさ」

双馬「君……今の状況を理解しているのか?今君は……命を狙われているんだぜ?」

静「聞きたいの?聞きたくないの?どーなのよ?あたしは二度と言わねーからね?」

双馬「……………………じゃあ聞きたい」

静「オッケー、まず『宿題』を用意してもらっていいかな……?期限がギリギリに迫っているヤツよ。今すぐにでもやらねーとマジにマズいヤツ」スッ

双馬「……」

静「なかなかヘビーにムズかしいヤツを用意するのよ……担当の先生もプッツンきている怖ーい先生のやつがいい」

双馬「……」

静「……宿題をォォ~~~~」

スッ……

静「~~『透明』にしてやったぜェェェ~~~~ッ」

スウウゥゥ――ッ!!

静「『ワイルド・ハニ~~ィ』だろォォ~~~~ンッ?」

ドヤアッ!

双馬「…………」

静「……どよ?どうなのよ?」

双馬「……いいな静。気に入った!」

静「マジすかッ!?」

双馬「あっ……ヤバイ、スゴクいい。激ヤバかもしれない。完全にワイルドになりきれてないあたりがジワジワくる。傑作っていうのかな……クセになるよ。一昔前なら大ヒット間違いなしだよ」

静「マジすか!!マジそう思う?実はひそかにあたしもそう思ってんのよォ~~吉本行く?」

双馬「『ワイルド・ハニ~~ィ』」

静「『ワイルド・ハニ~~ィ』♪」

双馬「……それで、静?……君がそんなに余裕ぶってる理由は何だ?」

静「ええ……まず、肩の力を抜くことが大切かなって思って。汗をかかないようにしようと思ったら、余計汗かいちゃうのよ、こういうのってさーッ。まずはリラックスしてのんびりと前に進みましょう」

スタスタ……

静「ほら見て、双馬……あそこのコンビニ」

双馬「……何だ?」

静「出入口が2つあるタイプのコンビニよ。前から入って後ろから出れば、涼みながら前に進むことが出来るわ」

スタスタ……

双馬「……微々たるものだな」

静「そーいうのって大切よ。それに……別にあーいうタイプのコンビニじゃあなくっても、町には店がいっぱいある。一つ一つの店に入ってクーラーに浴び続ければ……汗をかかないようにするのも不可能じゃあないわ」

ガーッ

ピンポン、ピンポン……

静「さて、とりあえず買っておくものは……」

双馬「何だ?買い物するのか?」

静「ええ……ちょっぴりお腹すいちゃったし、それに……ホラ」チャポン

双馬「……水?か?」

静「いざという時、こういうものがあれば……頭にかけることで汗を洗い落とせるでしょう?それにこれ自体もキンキンに冷えてるから、身体を冷やすことも出来るわ」

双馬「……」

静「ついでにお菓子も買っちゃったりして」ガサガサ

双馬「なるほど……すごくうらやましいな。僕にもドーナツを買っておいてくれ」

店員「アリガトゴザイマ――ス!」

ガーッ

テクテク……

静「道はこっちで合ってるのよね?イマイチ地理感がつかめないわ」

双馬「ああ。この坂道を上がっていけば、病院に着く」

静「……しかし、あたしはいつからこの『敵スタンド』に襲われているのかしら?……『敵』はそれほど遠い位置にいるとも思えないんだけど……」

双馬「……その事だが、静」

静「うん?」

テクテク……

双馬「……僕は思うんだが……『敵スタンド』の攻撃条件が『汗をかくこと』だとして……君がこれから先、全く汗をかかずに動いたら、だ。……『敵スタンド使い』はどういう行動を取るだろうな?」

静「……?」

ガーッ

イラッシャイマセーッ

静「ふう、涼しい。……どういう事?双馬……」

双馬「……いや、何……そのまま諦めてくれるようなヤツだったらいいんだよ。しかし……ストーカーみたいに執拗なこの攻撃……『敵スタンド使い』がそのまま諦めるとは、なんだか到底思えなくてね」

静「……」

双馬「きっと、本体自身が攻撃を仕掛けてくるか……何とかして君に『汗をかかせよう』とするか……そのどちらかの行動を起こすんじゃあないかと、僕は考えている」

静「そう……それだと、厄介ね……」

双馬「ああ……」

静「……やっぱり氷とアイスも買っとこう」ガサガサッ

双馬「……そんな簡単な事で解決するのか……」

静「……あッ」

双馬「どうした?」

静「……双馬ァ~~悪いんだけどさーッ、ちょーっとだけ……お姉さんにお金貸してくれないっかな~~ン?」ニコッ

双馬「……何で僕が?」

静「見てこのお札。……水に濡れてシッワシワなの。おばーちゃんみたい……さっきは500円玉で払ったけど、もう小銭持ってないのよねーッ。後で銀行行って変えてもらうからさ~~、ネッ?」

双馬「……後で返せよ?」

静「案外みみっちいわねーッアンタって……」

…………

本日はここまでです。
すっごく眠いので……

次回で終わり……だと思うけど……気力によって変わると思います。
とりあえず、風邪完治させないとなぁ。

…………

コンコン

仗助「?」

承太郎「……来たか」

康一「も、もしかして……?」

ガチャ

シーラE「ノックして、もしもぉーし」

フーゴ「申し訳ありません、遅くなりました。……初めての土地で、少し戸惑いまして」

シーラE「ド田舎だから迷ったって素直に言いなさいよ、フーゴ。ここも中々にシンキ臭い部屋ね……どうにも苦手だわ、こういう場所って」

仗助「な、何だァ~~?テメェーら?外人かよ?」

露伴「承太郎さん、彼らは……?」

承太郎「ああ。『DIOの息子』についての情報を持っている者だ。スピードワゴン財団を通じて知り合った……」

フーゴ「空条博士、もうその『ウソ』はいいでしょう。抜き差しならない状態にある今は、余計なしがらみを忘れて協力するべきです」

承太郎「……」

シーラE「あたし達は、スピードワゴン財団と友好な関係を結んでいる、イタリアの『ギャング』……『パッショーネ』のメンバーよ」

仗助「ギャ…………今何つった?『ギャング』?おれの聞き間違い?『ギャグメンバー』って言ったのか?」

露伴「いや、彼女は今……『ギャング』と言ったよ」

仗助「マ……マジかよォ~~……実在するんスかァ?そんなの?」

シーラE「あんた達にわかりやすく言うなら、『ヤクザ』とでも言えばいいのかしらね?ともかく、あたし達はギャグでもウケ狙いでもなく、マジに『ギャング』っていう職業やってる」

康一「そ、そんな……世界でも有数の総合研究機関である、スピードワゴン財団が……ギャングと手を……?」

フーゴ「確かに、その事が世界に知れ渡ると大変な事になるでしょう。だから空条博士は、その事をずっと隠していました」

シーラE「けど今はそんな事を気にしている場合じゃあない。あたし達の国で見つかった『柱の男』が作り出した『石仮面』を……あたし達の国の人間が発掘して、世界へと流れさせた。その事についてジョルノ様は、大変心を痛めている。……この町に生まれた吸血鬼は、あたし達イタリア人の責任でもあるわ」

康一「ジョ……『ジョルノ』?」

シーラE「ああ、あなたがコーイチさんね?ジョルノ様から聞いた。会いたがっていたわよ……今ジョルノ様は組織のトップだから、会うことは出来ないけど。……あたし達に、しっかりと力になってやって欲しいと申されてたわ。ヨロシクね……あたしはシーラE。こっちの仏頂ヅラはフーゴよ」

フーゴ「……よろしくお願いします」ペコリ

康一「ジョルノ・ジョバァーナ……彼の組織ということは、えっと、もしかして……?」

承太郎「ああ、彼らも『スタンド使い』だ」

シーラE「しかも中々に強力な、ね。……あたしの能力は追跡に向いているし、フーゴは吸血鬼すら殺せるかもしれないくらいに『どう猛』な能力よ。今回の吸血鬼退治にも、きっと役に立つわ」

仗助「吸血鬼退治って……有栖川メイを倒すつもりかよ?アンタら」

フーゴ「『ジョジョ』はそれをお望みです。我らの国の者が仕出かしたことは、我らの国の者が始末をつける……!」

シーラE「しばらくこの国に滞在して、あんた達のお手伝いと、吸血鬼の始末を行うわ。長い付き合いにならないことを祈るけどね……」

露伴「マジモンのギャングが味方とはね……中々心強いんじゃあないのかい?」

フーゴ「……では、早速……『パッショーネ』が集めた全ての情報をお伝えします。『弓と矢』についてと、『DIOの息子』……チェスタ・テスタロッサという男について」

シーラE「っとと、その前に……えーっと、あんたが東方仗助?」

仗助「はあ、おれっスけど……?」

シーラE「ああ、やっぱり。聞いてた通りの顔と髪型だわ…・…少しジョルノ様にも似てるかもね。まあジョルノ様のほうが何倍もステキだけど。……はい、ジョルノ様からの『プレゼント』よ」

ドサッ!!

仗助「……アタッシュケース……っすか?」

シーラE「死なないように冷やして持ってくるの、結構大変だったんだから……」

ガチャッ……

ドクン、ドクン……

仗助「……な、『何』だァ~~ッ?その……ピンク色の気持ち悪いモンはよーッ?動いてるぜ……オゲーッ」

シーラE「ジョルノ様があんたのカルテを見て作った、あんたの『部品』よ」

仗助「ぶ……『部品』ン~~?ロボットかよッおれはッ!?」

承太郎「……『生命を創りだす能力』か。……怪我をして無くした身体のパーツも創りだすことが出来るとは……」

シーラE「さ。さっさと服脱いで」

仗助「はあッ!?」

シーラE「服脱いで包帯取りなさい。あたしが埋め込んであげるわよ」

仗助「ちょっ……ちょっと待てッ!その肉片をおれの傷口に入れんのかよッ!?そんな意味わかんねーモンを?正気か~~テメーッ!?」

シーラE「グダグダ言ってんじゃあないわよ。ジョルノ様の能力を受けられるなんてスゴク喜ばしいことなのよ?脱がないならあたしが脱がすわよ?」

仗助「ぬがッ……お前ッそれはちょっと……絵面的にヤベェーだろーがよ~~ッ?」

シーラE「ああもう、面倒くさい男ねーッ!ちょっとは覚悟を決めやがれッ!」

グイイッ!!

仗助「ちょ!お前……待てッ!心の準備が……」

ビリビリッ!

仗助「イヤァァ~~ッ!!」

シーラE「何これ?包帯グルグル巻きじゃあないの……大げさすぎるわよ。剥ぎ取り辛いわね……」

フーゴ「彼は重症なんだ。すこしはやさしく……」

シーラE「うっせーわよッ」

バリバリッ!!

仗助「ギャアーッ!イデデッ!やめてッもっと優しくしてッ!」

シーラE「男がなっさけない声を出すなーッ。まだ半分しか剥がれてないわよ」

バリバリバリィーッ!

仗助「アダダッ!ホントにやめてッ!もっとやさしく!そこはダメ!ダメッ!ダメッ!ダメッ!ああ!やさしくして、やさしく!うあああダメ、もうだめ~~ッ!」

康一「……女性に服を脱がされて悶える仗助くん……なかなか見れるもんじゃあないですね」

露伴「ああ……全く見たくはないけどね」オエエ

フーゴ「では、こちらは話を続けましょうか」クルリ

康一「……ほっといていいんですか?」

フーゴ「大丈夫……問題はありません。埋め込んでしまえば痛みもせずに治癒するでしょう」

露伴「フーン……面白い能力もあるもんだな」

仗助「おおうッ?オッオッオッ……こ、これは……この能力は……ふおお、ぐ……グレートだぜ~~……うおお……」ビクンビクン

承太郎「……フーゴ、さっさと話してくれ。仗助の悶える声なんざ聞きたくねーんでな」

フーゴ「ええ、わかりました……それでは」

康一「……それにしても」

チラリ

康一「……遅すぎないかなぁ……静ちゃん……仗助くんじゃあないけれど、ちょっぴり心配だよォ~~……」

…………

…………

ザッ!

静「フィ~~……やっと病院が見えてきたわ」

双馬「汗をかかないように冷房の効いた場所を選んで、回り道して……ずいぶんと長くなったな」

静「もう少しよ……もう少しで病院に入れる。だから、こういう時こそ慎重にしかないとね~~ッ。あせって走ったりしたらお終いよ。ゆっくりと行くわよ。……ちょっとそこのビルに入ろう」

スタスタ……

静「ちょっとでも涼しんでから……病院に入るわよッ」

ウィーン……

静「フー……ああ、ここのビルも奥に出口があるのね」

双馬「そちらに抜けたほうがいいだろうな。しかし、ひと気の無いビルだ」

静「今昼間だし、上でお仕事中なんじゃあないの~~ッ?あたしには何の関係もない話だけどーッ」

双馬「……そういえば静、君……学校はどうした?」

静「……そういうアンタは?」

双馬「……いいんだよ、僕は。……素行が良いからね。成績もいいし」

静「答えになってないっての」

双馬「つまりだ、君が学校をフケるのと、僕がフケるのとでは大きな違いがあるって事だ」

静「あたしは一応、貧血でフラフラするから病院に行くって言ってんのよ。ダマってフケた訳じゃあないわ。アンタと一緒にしないでよねーッ」

双馬「……フン。面白くないやつだ。学校をサボる事も出来ないのかい?小心者だな~~」

静「アンタってたまーに子供っぽいわよねーッ……そういう対抗心燃やすとことかさーッ」

双馬「何だと?」ズイッ

静「何よ?」グイッ

?「あのォ~~……」

双馬「……」クルッ

静「……何よ?アンタ……」スイッ

?「いえね、一つ訪ねたいことがあるんですよ。そこのお嬢さんに……一つね、簡単なことを……」

静「……」

?「お嬢さん……俺の顔を知ってますかねェェ~~?……何処だか知らないけど……お会いしたこと、ありませんでしたかねェェ~~……?知らないのなら、いいんですけどォ……」

双馬「……」

静「……知らないわ。何?オッサン……何の用なの?」

?「知らない?本当に?最近どっかで会わなかった?ホントーに……つい最近……なんですけどォ……?」

静「だから知らないわよ……気持ち悪いわね。用が無いんならどっか行ってよ。ケーサツ呼ぶわよ」クルッ

?「知らないのかァ~~……俺はよーく知ってるのにさ……アンタの『汗のニオイ』とか……本当によく知っている。ああ、そりゃあ本当に……」

静「…………」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

?「『殺したい』ほど本当に……よく知ってんのによォォ~~~~ッッ!!」

ガチャッ

双馬「静ッ!そこの男『銃』を持っているぞ――ッ!!」

静「はあッ!?」クルッ!

ガ゙ァ――z__ン!!

双馬「バカなッ!?静!!」

静「い……ッいや!やられてないわ!ギリギリで避けることが出来たッ……」

ドサドサッ!

静「……コンビニ袋は破れちゃったけどね。けど無事よ。あたしはすごく無事……だけどすっごくビビったのは事実ッ!何なのよーッアンタ!」

オッサン「……」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

静「いきなりこの日本で銃ブッ放すなんてよーッ!!正気かァ~~ッ!?」

オッサン「……『エッシャーの絵』をよ~~……買ったと思ったんだよなァァ~~……」

静「?……は?」

オッサン「エッシャーのだまし絵にソックリだったからよ~~ちょいと高かったけど、勢いで買ったんだよ。額縁に飾ってよ~~あの頃はカネもあったし、まあ少しオシャレしたい年頃だったんだよなァァ~~……だまし絵って結構好きだったからよ~~……買えてラッキィ~~とか思ってた……」

双馬「……何だ、コイツ……?」

オッサン「それがよォ~~……実はこの『絵』……何の価値もないことがわかってよォォ~~。……良い事ねェーよなァ~~……つい最近会社クビにもなるわ……カネも無くなるわ、女房もガキ連れて逃げちまうわ……全く良い事ねえ。つい……出来心でやった『痴漢』も……貧相なガキにバレちまうしよォォ~~~~……」

静「……あ、アンタ……もしかして……」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

オッサン「だけど……全く良い事ねえと思ったけど……良い事『2つ』あったぜェェ~~。……一つは……『痴漢』で捕まる寸前に……変な『矢』をもった『サカナ』に刺されて……『超能力』に目覚めたって事。もう一つは……」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ

オッサン「『エッシャーの銃の絵』が……『本物の銃』に変わったって事だよォォ――ッ!!」

ガ゙――z__ン!!

双馬「うおおっ!?」バッ

静「こ……こいつ!電車でチカンしてたオッサンか――ッ!!こいつがあの『スタンド』の本体だったのねーッ!!」

静「本体が出てきたとは好都合よッ!ここでブッ倒すッ!『ワイルド――」

オッサン「おっと待てェ――ッ!女ァ~~テメーッ動くんじゃあねーぞッ!テメーは今ッ!『詰み』(チェックメイト)の状態にいるんだからな~~ッ」

静「はァッ?」

オッサン「お前……今、銃を突き付けられて……実際に撃たれて……ビビったよなぁ?タマキン縮みあがったろ?んなモンついてねェ~~けどよ~~……」

静「……」

オッサン「確かに当たらなかったけどよ~~……ホラ!銃なんか当たったら大変だし、大きい音するし、ビックリしたよなあ?今……暑くはねーけどよォォ~~……『かいた』んじゃあないのかい?」

静「……!」

タ ラ リ

オッサン「『冷や汗』をよォォ~~~~~~ッッ!!」

静「!……『ワイルド・ハニィィィィィ』――ッ!!!」

ガ オ ン ッ ! !

骨犬『うぐわああああああああああああっっっっ!!!』

ワイルド・ハニー『どッ……』

ワイルド・ハニー『っっっっっらああああああああ!!!!』

ブォ――z__ン!!

……『ワイルド・ハニー』の放った大振りの『アッパーカット』はッ!
オッサンにも、骨犬の『スタンド』にも当たらず空を切ったッ!!
骨犬はその腕をするりと避け、静の首元に食らいつくッ!!

ガブウッ!!

静「がッ……!!」

双馬「静ァ――ッ!!」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

オッサン「ギヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!イイねェ~~俺をバカにしたクソ女が、俺の能力によって死んでいくのを見るのはッ!!」

双馬「くッ……」スッ

オッサン「おっと!動くんじゃあねーッ色男ッ!!コイツが見えねーのか?頭をザクロみてーにふっ飛ばしてやってもいいんだぞ?」ガチャ!

双馬「ぐうッ……静ッ……」

骨犬『ぐぎぎぎぎ……』

ガリガリガリッ!!

静「ぐぶッ!!そ、双馬……!」

双馬「静ッ!水だ!!水をかぶるんだァ――ッ!!」

静「だ……ダメ、よ……こいつは……この男は、一発目の弾丸を……あたしのコンビニ袋に当てるのを目的としていたの。あそこには……水が入ってる」

静「今……何も持ってないあたしには……正直……」

ブチ!ブチ!ブチィッ!!

静「……手詰まりよ」

ガクッ

双馬「何だとォォ~~ッ!!」

静「ぐ、う……」

オッサン「グヒ!グヒ!グヒヒヒ!!やった!やってやったぞ!!俺は!俺をバカにした女をぶっ殺すことで!!俺は社会に復讐するんだッ!!この女は、俺の決別した社会の『線』だッ!!喰らえッ!どうだッ!?そして死ねェッ!!ガハハハ!!トドメだッ……」

静「げふっ……あ、アン、タ……は……!」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

静「アンタは次に『頸動脈カッ切ってやるぜ』という」

オッサン「頸動脈カッ切ってやるぜェェェェェェ――ッ!!」

オッサン「……はッ!?」

ドシャアアアア

ザァ――ア――ッ……

オッサン「!?な……何ッ……?」

フッ……

静「……フーッ……」

ザァァァァァ……

オッサン「何で……『室内なのに雨が降ってんだ』ッ!?」

静「雨?……違うわよ」

静「アンタ、この手に引っかかるのは『二回目』よ。あたしが何も持ってないと思って油断したんでしょう?あたしのスタンドは『ワイルド・ハニー』……『物を透明にする能力』を持っている……」

オッサン「……!?」

スゥゥ――ッ

静「双馬から借りっぱなしだった『ライター』を、透明にして『ワイルド・ハニー』に持たせてた。……動作するのが遅くてちょっぴりヒヤヒヤしたけど、しっかり動いてよかったわ。……『スプリンクラー』がね!!」

バァ――ン!!

オッサン「ス……『スプリンクラー』だとォォォォ!?」

静「いくわよ……覚悟は出来てんでしょうね?あたしに攻撃するなんてさ~~ッ。それに……アンタ、警察に連れてかれたんじゃあなかったの?どーせ銃で脅したりして逃げ出したんでしょう?それらの罪についても……しっかり裁かれないとね……」

ザッ!!

オッサン「ぐ……う、ううう……まだだ、まだ終わっちゃあいねえ……」

ブツブツ……

オッサン「まだ俺には銃がある……こいつで、お前を……こっ、こっ……殺せば……!!」

ギリリッ!!

オッサン「眉間に食らってくたばりやがれェェェェェェェ!!!」

バッ!!

静「……」

オッサン「…………は?何で……」

パラ、パラ……

オッサン「何で……俺は、銃じゃあなく……『本』を持ってるんだ……?」

紙人間『よそ見してんじゃあないぜ。お前の敵は、僕もいるんだ』

オッサン「!?」クルッ!!

双馬「『ペーパー・バック・ライター』……銃を『本』に変えてやった。記憶を読むための能力だが……こういう使い方も悪くないね」

オッサン「なッ……何だってェェェェェェェェ!!!!??」

ワイルド・ハニー『ドララララドラ!!裁くのは――』

ドコドコドコドコドドド

静「あたしの『スタンド』よ――ッ!!」

ボッゴォ――ン!!!

オッサン「ぶげぇぇぇぇ――――ッッ!!??」

ドッシャァーッ!!

オッサン「へ、へぐう……」ピクピク……

静「……ふう」

双馬「……」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

静「あたしは兄さんのお見舞いに行かないといけないの。それじゃあ……」

バンッ

静「勝ったのはあたしよ」

スタスタ……

静「あ……もう一度、たっぷり言わせてもらうわね」

静「勝ったのは……」

ドンッ

静「あたしよ!」

ババンッ

静「たっぷり!」

双馬「……厄介なスタンドだったが……やれやれ、一番やっかいなのは……どうやら君のようだな」

静「フフン♪」

――チカンのオッサン、全治二ヶ月。この後警察に連れてかれた。再起不能――

…………

⇐To be continued=・・・?

スタンド名―ボーン・トゥ・ラビュー
本体―チカンのオッサン(不二屋 羅亭48歳)

破壊力―A スピード―C 射程距離―A
持続力―A 精密動作性―E 成長性―E

追尾固定(ロックオン)された者が汗をかくと、自動的に攻撃が始まる。
汗をしっかりと拭うか洗い落とせば攻撃は止まるが、そうしない場合は対象が死ぬまで攻撃はおさまらない。
本体の『汗のニオイフェチ』が能力として現れているため、攻撃するためには一度汗のニオイを覚える必要がある。
また、容姿が整っている綺麗な女性しか、攻撃対象にすることは出来ない。

名前元ネタはクイーンの曲。
歌詞が絶妙にストーカーっぽくて素晴らしい。

というわけで静ジョ7話完結です。
自分は良かれと思ってやったことが、実は人に恨まれる結果となっていた……っていうの。スッゴクこわいなァーと思って書きました。
電車で席を譲ったら「私はまだそんな年じゃあないわよーッ、フンッ!」って言われると……ヒエーッ、これはコワイですよねェ。

荒木先生風のあとがきはこのくらいで。
(全然『ぽくない!』っていうツッコミは無しで。)
骨犬というのは「ボーン」でかけているのと、
「骨=カラカラに乾いている=水分を求める」というのから。
一応、黄緑色のビニールみたいな皮膚がある……と書いたけど、友達に「キミドリさん」といわれたからこの設定いらないかもとか思い始めた。
っていうかもう出す予定無いしね……名前も一発ネタになってしまった。その割には今回長かったなあ。

今後はこういうふうな話が増えます。4部とか8部を意識した、日常に潜むスタンドの話ですね。
次回の話は投票で決めます。次見たい話、下からお選び下さい。

・静「日本料理を食べに行こう」
・静「吉岡純はお金が好き」
・静「幽霊屋敷に住もう」
・静「双葉双馬は静かに暮らしたい」
・静「ぼくは未来人」

投票無しの場合、勝手にやりやすいやつ書きますのでー。
……正直、見切り発車で頭ん中思い浮かんでるタイトルを書いてるだけなので……次回の話、時間かかったらごめんなさい。
それでは。

未来人に一票

結局銃が実体化したのってスタンドの能力なのか?

「幽霊屋敷に住もう」
にいっぴょおー

もしかしてチカンのオッサンの本名ブチャラティか
汗か!汗だからかーッ!

お節介かもしれませんが、大体一日経ちましたので、途中経過をば。
よほどのことがなければ、主が現れるまで毎日この時間帯に統計をとりたいと思います。

・静「日本料理を食べに行こう」 6票
・静「吉岡純はお金が好き」 6票
・静「幽霊屋敷に住もう」 3票
・静「双葉双馬は静かに暮らしたい」 5票
・静「ぼくは未来人」 5票

計25票……であっているでしょうか。
今のところ、特に突出したものはなさそうですから、どれが選ばれても可笑しくないと思います。
それでは、機会があればまた明日。

おっとリロ忘れで>>452氏をいれられませんでした。

よって上から
6
6
4
5
5
となると思います。
間違ってないといいな!

>>449
エニグマの少年が死んだことによって、今まで彼が紙にしたままだった物が元に戻りました。
今この世界では、銃や麻薬等様々なアブナい物が実物に戻っています。

>>453
ネタ拾ってくれてありがとう。こういう反応が一番ウレシイ。
名前とは重要です。全ての名前に理由が欲しい……。

>>454
ご丁寧にどうもです。
一つに集中するかと思ったら、意外とバラけたなあ……。
まあ自分の勝手なタイミングで、票数多いのを書かせてもらいます。

次スレです。

静「日本料理を食べに行こう」
静「日本料理を食べに行こう」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1383137249/)

結構票にばらつきあったんで、現時点で票数高く、また書きやすそうなこれにしました。
吉岡純と双馬も人気ありそうなので、その次はこれらを書こうかな……まだ考え中ですが。
では、また次スレで。次回も応援宜しくお願いします。

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