銀さん「魔法少女銀さん☆マギカ」マミ「それは御免こうむりたいなって」 (34)

このSSは

・こちらも何番煎じかもわかりませんが銀魂とまどか☆マギカとのクロスオーバーです
・キャラ崩壊、割と起こります
・銀さん「魔法少女リリカル銀さん」なのは「始まらないでください」の外伝的な話なのでたまに銀さんがウィングロード使います。

・なので多重クロスの気が必然的に出てしまうかもしれませんので苦手な方はご注意下さい




 見滝原、急速な発展に伴い増える負の感情を糧にして増える魔女と
 たった一人で戦い続ける魔法少女の住まう町。

マミ「……はぁ、今日も魔女退治で友達との約束を逃しちゃうなんて…」ガチャ…

マミ「やっぱり私には、友達つくるなんて無理なのかしら」バタン

 巴マミ、彼女は願いを叶えた対価として魔女と闘い続ける運命を課された魔法少女である。
 その願いは生きること、家族を見捨てて自分だけが生き残った罪悪感に縛られる彼女は
 ほかの町の魔法少女たちよりも強く、魔法少女としての義務感に縛られていた。

マミ「……っ、そうよ。私は魔法少女だもの、皆のために戦うだけの存在」

マミ「だから、寂しくなんか……」

 しかし彼女は、どれだけ強がろうと実際に強い魔法少女であろうとただの中学三年生なのである。

マミ「……っ……っ」

 義務感や責任感で補えるほど、彼女の戦いは生易しいものではなかった…。

マミ「……いや、いや…誰にも覚えられないまま、死ぬなんていや」

 誰もいない生活感を感じさせない個室の中、一人ひとしきり泣き終えた彼女は泣き疲れてため息をついた。

マミ「……はぁ、疲れちゃった」

マミ「寝よう、今日はキュウべぇも居ないみたいだし……」

 誰だって、寝る前には用を足すものである。
 疲れていてもその習慣は嫌でも発揮されるものだろう。
 早く寝たいと思いながらも、マミは早々とトイレのドアを開けた。

ギィ……

銀さん「……」…ポチャン

マミ「……」

銀さん「こんにちは、サンタクロースだよ」ウラゴエ


マミ「……キャ、キャアアアアアア!!??」ティロフィナーレ

銀さん「ヤッダーバァァァァ!!?」ゴシャアアァァァ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1379920085

マミの部屋


 坂田銀時は混乱していた。
 せっかく異世界から帰ってきて、将軍とのドンパチからようやくまともな日常が帰ってきたと安心した矢先のことである。
 彼に言わせて見れば、状況は一言で片付けられてしまう。

「トイレに入ったら出口がボインのねーちゃんの部屋に繋がっていた」

銀さん「な、何を言ってるのかわからねーと思うが俺も訳がわからねぇ」バキュン

マミ「い……いきなり訳のわからないことを呟かないでいただけますか?」カタカタカタカt

銀さん「すんませんマジすんませんだからその銃おろして下さいませんか?」ダラダラ

マミ「む、無理です私変態さんにここまで家に侵入されたの初めてって言うか変態さんに付きまとわれたの自体はじめてなので…」カタカタカタカタ

銀さん「あぁそうですか…いえね、信じられない話でしょうけどここうちのトイレでして」バキュン

マミ「そこはうちのトイレです!!」

銀さん「ですよねーおかしいと思ったんですよ!!うちのトイレのドア空けたら中身だけ洋風になってたんですもん!!また留守の間にデリバリー大工でもあったのかなーって思って普通に入っちゃったんですもん!!」

マミ(というかどうしようどうしよう!!変身見られちゃった、秘密を握られた!!こんな人のトイレに平然と入るような変態に!?こんなの、こんなのもう…!!!)

マミ「みんな死ぬしかないじゃない!!!!」ジャキ

銀さん「ストォォォォップ!!落ち着こうすこしクールになろう!!!!変身するくらい誰だってできるよいまどきの女の子!!かくいう俺の妹分も小3でいきなり変身しだしたからね!?リリカルとかいっておきながら大砲ぶっ放してるから!!」

 完全な硬直状態だった、それもそうだ明らかに文化が違う日本だ。
 銀時には見覚えのある洋風で女の子らしい装飾のある家だった。
 多少は生活観にかけるもののそれはそれまで銀時のいた江戸とはまるで違う世界である。
 つまり、相手から見れば完全にこっちはコスプレの変質者である。
 しかしそんな将来の問題より、何より目の前で変身したこの少女の銃が今は何より問題であった。

銀さん(また魔法少女かよおぉぉぉぉ!!!!こんな辺境世界でぽんぽん使っていいの魔法!?仕事しろ税金泥棒どもおぉぉぉぉ!!!!
というかもう管理局じゃなくてもいいです警察でもいいですだれかこの状況何とかしてくれぇぇ三百円上げるからァァァ!!!!)

 何者かがその願いを聞き届けたのか、そんな硬直状態をとくように窓から一匹の白い獣が姿を現した。

QB「……やっぱりマミの家だったか…いったい何事だい?」



今回はここまで、GOD編と平行してみる暴挙。
生暖かく見守って下さい

一応本スレはこちら
銀さん「魔法少女リリカル銀さん」なのは「始まらないで下さい」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1364655986/)

銀さん「……あんだぁ? てめぇ…」
マミ「! キュゥべぇが見えるのね!?」
銀さん「あ?これ九兵衛くん?エラくちぢんだなぁお前ぇ」
QB「何のことを言ってるんだい?」
マミ「……ただの変質者じゃないということね…?」スッ
カクカクしかじか
マミ「つまり銀さんは江戸時代に宇宙人が飛来したパラレルワールドの住人で」
QB「空間的に君の営んでいる自由業店舗…つまり万事屋のトイレとマミの部屋のトイレがいつの間にか繋がっていたと……なるほど、納得がいった」ニッコリ
マミ「納得いかないわよおぉぉぉぉ!!!!」バン
QB「うわっ!?どうしたんだいマミ、いつもの君らしくなく動揺してるじゃないか」
マミ「だって、だってただでさえ一人暮らしなのに…いきなりトイレに知らない人が居て、木刀持ってて汚い天パで…怖かったんだからぁ」ぐすんぐすん
銀さん「あ?こんな広い部屋で一人暮らしたぁたいしたお嬢様だ」ジャキ
マミ「黙ってて」
銀さん「ハイ」
QB「…僕は今日偶然魔女の結界にもにた自然的な空間の多重化現象…わかりやすくいうと、複数ある世界の境界がぶつかり合って互いの玄関口になっちゃう現象だね。それを観測したからその調査をしていたんだ。」

銀さん「ちょっと待て、それって俺帰る充てあるんだろうな?」

QB「それは調査次第だね…」

QB(………気を悪くしないでほしい、マミは両親を事故でなくしているんだ)

銀さん(…!!念話か……テメェも異世界人か?)

QB「まぁこうしてても仕方ない、まずは自己紹介だ!」
銀さん「俺はさっきも言ったよな?坂田銀時、あっちの世界じゃ万事屋をやってる、侍だ」

QB「僕はキュウべえ、才能ある少女たちと契約して願いを叶える魔法の使者さっ」

マミ「………巴マミ、ってキュウべえ?何で自己紹介なんか…」

QB「そりゃあ、君が銀時を匿うしかないからだよマミ」

マミ「 え?」

え”え”え”え”え”え”・・・・・・

銀さん「職業:魔法少女ねぇ…願いをかなえてもらう代わりに化け物退治たぁ殊勝なこった」

マミ「……」

銀さん「よぉよぉ、なんか喋ったらどうよ?魔法少女マミちゃん?」

マミ「……っ」

QB『世界っていうのはある程度の波長を持って動いているんだ、今は玄関が閉じているけどもし再び扉が開くとしたらそれは同じ場所の確立が高い』

銀さん「おーい、聞こえてる?何ガン無視?」

マミ(だからって、いくらなんでもいきなり過ぎよ…!!)

銀さん「……」ガチャガチャ

マミ(私だって年頃の女の子なのよ?だいたいQBはそういう配慮って言うものがいつもいつも……)

銀さん「~♪」シャカシャカ

マミ「って何勝手に人ん家の台所で料理してるの!?意味わからないからァァァ!!!」スパァン

銀さん「うっせーな等分不足なんだよ、お前の分も作ってやるからちょっと待ってろ」

マミ「お断りします!私だって料理くらいできますので!!」プイ

マミ(まぁちょっと多めに買い物してたし、ちょっとくらい良いかしらね)

1時間後

銀さん「いただきまーす」デーン

マミ「ちょっと待てエエェェェェ!!!!」

マミ「確かに良いって言ったけどウェディングケーキ!?私食べないっていったわよ!?」

銀さん「だからこれから一人で食おうとしてるんだろうが」

マミ「当分不足通り越してオーバー確定じゃない!!」

銀さん「なに?食べたいの?巴さん料理できるじゃありませんでしたっけ?」ニヨニヨ

マミ「うぐ……」

マミ(それにしても見事なケーキ、見た目は粗雑だけどそれはそう見えるようにカムフラージュされているだけ…果物の配置といいただ眺めるだけ伸びだけじゃなく、甘みに舌が慣れる事を絶妙なタイミングで阻止する神がかった技術が使われているまさしく甘党のためのケーキ…)

マミ(正直言って……食べてみたい…っ)

マミ「そ、それじゃあ私にも……ちょっと」

銀さん「……しゃーねぇなぁ」スッスッ

マミ「………!! これ、ちょっとワインも入れてたのね」モグ

銀さん「ただ甘いだけじゃ味に飽きちまう、味わい方も眺め方も決して一方からの視点じゃ推し量れねぇ…何度も味わって初めて本当の甘さがわかる、それがケーキってもんだ」モグモグ

銀さん「小汚くてもテメーらしくしたもんは、ケーキも魂も一流の味を出すもんだ。何にそんな肩張ってるのかしらねぇが、ちょっとは肩の力抜いて自分らしく話そうや」

マミ「……変なお侍さんね」クス

銀さん「うるせェ」ニヤ

マミ「……と、そろそろ時間ね」

銀さん「あ?もう夜中だぜ?」

マミ「仕事があるのよ、魔法少女としてのね。後で私が食べる分残しといてね」ガチャ

銀さん「……」バタン

銀さん「職業魔法少女だかなんだかしらねぇが、こんな時間に外出させるたぁ大したブラックさだねぇ」ゴロン

鏡の魔女の結界

 それはまるでミラーハウスのような結界だった。
 しかし、マミにはソウルジェムの導きがある。
 ソウルジェムの点滅が指し示す方向を見誤りさえしなければ魔女の住処までは迷わず歩いていける。

使い魔「KKKIKIKIKIKI」ババッ

マミ「邪魔よ!」バキュンバキュン

マミ「もうそろそろかしら…」チカチカチカ

 ソウルジェムを確認したその刹那、ソウルジェムに映ったその姿を見たマミは真っ先に銃を背後に向けて放った。
 鏡からへその緒を伸ばすまるで未生児のような魔女は打ち抜かれた片目を抑えて悲鳴を上げながらいつの間にか展開されていた鏡の大空洞を旋回した。

鏡の魔女「ピギェェェエエエ!!!!」

マミ「背後から不意打ちなんて卑怯な真似をしてくれるわね」バンバン

マミ「レガーレ・ヴァスタリエ!!」シュルルル

 マミが弾丸を放った壁から芽吹くように無数のリボンが魔女に殺到し、その身を縛り上げる。

マミ「とった…!?」

 必殺の間合いを確認し、マミが銃を巨大化させた刹那だった。
 壁を構成する鏡の一部が分離し手裏剣のように回転して放たれ、マミのリボンを切り裂いた。

マミ「まさか…!!二人一組!?」

 マミが見回すと、白い未生児のへその緒の先に繋がる鏡の向こうにそれは居た。
 白い未生児とは対照的に、黒く腐ったように爛れた未生児。
 互いの姿を補完するように、白い未生児の目も高速で再生していく。
 黒い未生児がマミを睨んだ瞬間、壁から分離した無数の鏡がマミを襲った。

マミ「くっ…!!」

 マミはありったけの銃で殺到する鏡に応戦するが、逆に魔女に向けるだけの余裕がない。

マミ「まずいわね…このままでは消耗戦…!?」

「あっらよっとおおおォォォ!!!!」ゴシャアァァ

 マミが撤退を考えたそのときだった、黒い未生児の映る鏡がその後ろから押し上げられたかと思えば
一本の木刀がその鏡を貫き白い人影が現れたのだ。
 その切っ先には白い未生児に比べ圧倒的に小さい黒い未生児が血を吐きへばりついていた。

銀さん「うわっ、何これ気持ち悪!!」

マミ「さ、坂田さん!!」

銀さん「おう、こんなところに居やがったか不良娘。なかなか帰ってこねぇと思ったら…」

QB「思った以上の戦闘力だね、まさか鏡の壁を貫いてまっすぐ魔女の居場所まで突っ切るなんて」

 銀時の肩からキュウべぇが降りる、おそらく彼がマミの居場所を銀時に教えていたのだろう。

マミ「どうして、何でこんな所まで!!」

 銀時の慣れきった態度から、彼もマミと同じかそれ以上に非日常になれきった人間であることは予想がついていた。
 しかし自分からまったく関係のない非日常の現場に足を踏み入れるとは、もはや狂気としか思えない。
 あるいは、彼もほかの魔法少女のようにマミに報酬を求める気でやってきたのか。
 この時になっても、マミは未だ銀時のことを信じることはできなかった。

銀さん「何でって、ケーキが乾くだろうがぁぁぁ!!!!」ゴシャァァァ

黒未生児「ギエエェェェェェ!!?」

白未生児「ピギャァァァァァ!!!」

銀さん「ぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーやかましいんだ、発情期ですかこのやロー!!」

マミ「!! 坂田さん待って、こいつら同時に倒さないと止めにならない!!」

銀さん「あぁ!?」

 マミの言うとおり、地面にたたきつけられ四散した黒い未生児は逆再生のように復活して浮遊する。
 そして大空洞の中央に位置すると、壁中の鏡を分離して二人に向けた。

銀さん「ちいぃ!!」

洞爺湖『ぷろてくしょんん』

マミQ(喋った…!?)

 ゴシャァァァ

マミ「ぅ……坂田さん!!傷が!!」

銀さん「悪ぃ、この魔法あんまし得意じゃないんで後は払うんで精一杯だったわ」ダラリ

マミ「…!!」

銀さん「後は、頼まぁ」

 銀時の視線の先には、武器を失った二対の鏡の魔女が唯一残った鏡の破片でへその緒で繋がれ何もない空間に漂っていた。
 マミは両手に大筒のような砲身を出すと、二対の鏡の魔女目掛けて必殺の魔法を放った。 

マミ「ティロ・フィナーレ!!」



現実空間

ボヤァァァァァ…ン

銀さん「あ戻った、またあのミラーハウスもどんのかと思ってたぜ…」フゥ

マミ「何で……」

銀さん「あ?」

マミ「何であなたは、魔法少女でもないのに私を助けたの?」

銀さん「助けるだの助けられるだの…侍が動くのに理屈なんざいらねーさ」

 ギリィッ
 銀時がなんでもなさげに言ったその言葉に、マミは血が出るほどに拳を固める。
 マミが交通事故から自分だけ助かってから、命も時間も全てをかけて贖罪のように行ってきたそれをこの男はなんでもなさげに言ったのだ。

マミ「私は…っ人を助ける存在でないといけないのに!!それでやっと生き残った清算できてるつもりだったのに…」

銀さん「生き残った清算ねぇ…お前さんはそのために正義の味方にでもなるってかい」

マミ「………」

銀さん「俺にはお前が、重い荷物背負ってるからって他の荷物を背負うこと嫌がってるようにしか見えねえがね」

マミ「!!」

『マミさんには、わからねぇよ』

マミ「だから、何よ…しょうがないじゃない!!私にはこれしかないんだもの!!たった一つの使命を大切にして何が悪いのよ!!」

銀さん「荷物なんざ生きてりゃ嫌でもどんどん背負っていくもんだ。背負う覚悟もねえやつが過去の清算だなんだお膳立てした大儀掲げたところでいずれその旗にもボロがでらぁ」

マミ「……っ、でも……」

銀さん「どうだい、偶にはその荷物分け合ってみねぇか?」

マミ「…え?」

銀さん「どうせ帰るまで暇なんだ、家賃代わりにその重荷偶には肩代わりしといてやるよ」

マミ「…本当に、一緒に戦ってくれるの?」

銀さん「気が向いたらな」

マミ「側に居てくれるの?」

銀さん「返れる日までな。それまでにゃもうちょっとマシな背負い方も見つかるだろ?」

 ………こうして、魔法少女でもない侍と魔法少女がコンビを結成し半月ほどしたところで
 この物語は始まりを告げる。

今回はここまで
まだ本編開始前なので中止した別のまどマギ二次創作に出すつもりだったオリジナル魔女を出しました。

鏡の魔女SHANY
その性質は憧れ、鏡に映った『姉妹』に憧れるがあまり自分がそのようになれればと願った結果
鏡の向こうと現実の区別がつかなくなり、鏡の中の死人に侵された魔女。
現実の白い未生児が本体であり、鏡に映った虚像である黒い未生児の力のほうが強い。
たとえ息絶えようと互いに憧れ補完しあう性質を持っているため実質両方を倒さなければ消滅することはない。

マミ「ほら銀さん!今日は学校でお仕事でしょ!?」

銀さん「ぁーあと24時間待って」グゥ

マミ「待たないわよ!!」

銀さん「じゃああと25時間でいいや」ゴロン

マミ「一日超えてる!?わがまま言ってないでとっとと着替えなさい!!」ユサユサ

銀さん「ったくだりーよ無駄に窓が多いんだよあの学校」

マミ「それは私に言われてもねぇ」汗


通学路

銀さん「ったくよお……用務員のアルバイトさせてくれた時ゃ懐深い学校だと思ってたが、結局手が足りないから誰でも良かっただけじゃねえかこんな早くから働かせやがってあのガラスの城…」グチグチ

まどか「あ、銀さーん」タッタッタ

銀さん「あ?まどかじゃねえか、相変わらず早えーな優等生が」撫で撫で

まどか「えへへー♪」

さやか「げ、用務員」

仁美「ごきげんよう銀時様」

銀さん「おうクソガキに仁美。相変わらず紛らわしいな」

仁美「銀時様がそう呼べとおっしゃったんじゃありませんか」

銀さん「あれ、そうだっけ?」

さやか「用務員の癖に生意気だよねぇ、お嬢様に様付けで呼んでもらうなんてさぁ」ニヨニヨ

仁美「あら、なんなら呼んで差し上げましょうか?さやか様?」にっこり

さやか「ぐあァァァ!?」ズギャアァァァ

まどか「さやかちゃぁぁぁん!?」

さやか「なかなかの破壊力…グフッ」

仁美「まどか様」にっこり

まどか「もうやめてェェェ!!」ズギャアァァァ

まどか「恐れ多いから!!神々しいオーラで逆にひれ伏しちゃうから!!」

銀さん「まどか様ー」

まどか「何でだろう逆に殺意がわくよ?」

仁美「そんなに可笑しいでしょうか?」

まどか「というか何もいえなくなっちゃうよ」へへー

さやか「さすが仁美…お嬢様で美人で歯が立たないよ」

仁美「あら、美人といえばまどかさんのお母様には叶いませんわ」

まどか「そういえばね、今朝お母さんこんなこと言ってたよ?」

まどか母『ラブレター?直接あって告る度胸もない奴は駄目だ』

まどか「だって」

銀さん「相変わらず身も蓋もねぇなぁ」

さやか「かっけェェェ、流石はバリキャリの言うことは違うっすよ!!どこぞの用務員なんかとはえらい違いだね」

銀さん「おい何でいちいち比べてくんの?泣くよ銀さん泣いちゃうよ?」

まどか「はぁ…でもさぁ、正直言うと憧れちゃうよねラブレター」

銀さん「マセたこといいやがるなぁ最近のがきは、頭のリボンもばっちり決めやがってよぉ」

まどか「こっ、これはお母さんが選んでその…」ウェヒヒ

さやか「おおっ、色気つきおってけしからん!まどかは私の嫁になるのだ!!」

銀さん「テメェはまず上條の事気にしとけ色ぼけ娘が」

さやか「なっ、なんだよー!アンタには関係ないだろー!」

銀さん「……あ?」

ガサッ

さやか「なんだよー、無視すんなー!!」ムキー

銀さん「ハイハイ照れ隠しはほっといて仕事行くわ。じゃーなしっかり学んでこい」

まどか「あっ、またね銀さん」ウェヒヒ

さやか「ぬぐぐ…」

仁美「あらあら…」ウフフ




今日はここまで。

昼休み

銀さん「ぶはぁーっ、へひぃ…はひぃ…マジで多いんだよ窓ぉ。ていうかどこからどこまでが窓なんだよ窓がゲシュタルト崩壊起こしそうなんだよ」ゼェゼェ

???「あなた」ザッ

銀さん「あ?」

???「あなた何者?」ファサァ

銀さん「何者って、用務員だけど?」

???「ただの用務員が学生と仲良くおしゃべりしながら登校するのね?」クイ

銀さん「あいつらが被ってくるんだよあの優等生ども…あ?てめぇか今朝つけてきてた奴は」

???「…!!気づいていたのね、すこしズルして気配を消していたのに…」

銀さん「おいおい良い年して忍者の真似事かよ?流行らないよそういうの…『気配を消していたのに気づかれただと…!?』とか今時素で言う人なんて普通いねえよ?」

???「……忠告するわ」クイ

銀さん「いや何その首の角度、癖なの?よく首痛くならねぇな」

???「あなたが鹿目まどかとどういう関係かは知らないけど、彼女と私に関わるのはやめておきなさい」

銀さん「は?」

???「さもないと貴方、死ぬわよ?」ファサッ

銀さん「悪質なストーカーみたいなこと言い出したな、なにまどかのファンですか?あいつは百合を引き寄せるアンテナでもついてるんですか?」

???「……忠告、いえ警告はしたわよ」

銀さん「待てよ」ザッ

???「……もう用はないわ」

銀さん「一々台詞回しが中二臭いんだよ、警告ってどういうこtt…」カシュン

ザァ……

銀さん「消えた……は?はは、まさか?お化けとかじゃねぇよな?」

シーン……

銀さん「…………うおおおおおおお!!!!なんか急に労働意欲わいてきたァァァァァ!!!!お化けなんてなーいさーお化けなんてうーそさー!!!!らーらーらららーらーらー!!!!♪」シャカシャカシャカシャカシャカ

QB『銀時…銀時!!』

銀さん「Hoooooooooooou!!!!」

QB『どうしたんだい銀時?ただのテレパシーだよ?』

銀さん「テメー空気呼んで電話しろ耳毛猫もどき!!ビビッてないけどねー銀さんぜんぜん!!ちょっとチビりもしてないしー!!!!」

QB『人間の事はよくわからないけど、そういう状態を人間はビビッテルと形容するんじゃないかな?』

銀さん「テメーぶっ殺されてーのか!!!!」

QB『使い魔の反応があったんだ、放課後にショッピングモールのCDショップ裏まで来てくれないかい?』

銀さん「あ?テメェいつも使い魔の捜索すらマミに任せてたんじゃねーのかよ?」

QB『人の多い場所だからね、そこを念入りに調べていたら案の定だったんだ』

銀さん(どうだかねぇ…この耳毛猫もどき、出会ったときからいまいち信用しきれねぇんだが……)


マミ『キュウべえは私の命の恩人で、大切な友達なの』


銀さん「……しゃーねぇ、付き合ってやっか」

CDショップ裏

銀さん「よぉQB-?どうしたー?……あ?」ビチャ

銀さん「うぇ!?血!?何でこんなとこに血だまりがあんだよ!!」

びちゃ……

銀さん「この白い毛…まさか……」

ジャラジャララララララ

銀さん「!!!!」


まどか「ほ、ほむらちゃん?」

ほむら「まどか……そいつから離れて」


さやか「な、何だありゃ!転校生がまどかに銃向けて…効しちゃ居られな…」消火器ジュンビ

ダッ

さやか「なっ…用務員!?」

ガキィィィン

ほむら「!! あなた…!!」

銀さん「よぉ、餓鬼がこんな玩具持ってたら駄目だぜ?答えろ、キュウべえ殺ったのはテメェか?」

ほむら「……」スッ

QB(中学生の腕hshs)ゼェハァ

まどか「・・・え?」

銀さん「い…生きてたあぁぁぁぁぁ!!!!」ズギャァァァァ

ほむら「まぁ、間違っても居ないけれどね…」

銀さん「ま、ままままぁ関係ないし?お前がひどい事やってたのにはかわんねえから…あーそのアレだ!!こんな酷いことしてたらその、エーと……駄目だぞおおぉぉぉぉぉ!!!!」ガバァ

ほむら「鈍器」ゴシャア

銀さん「ブベラァァァァ!?」

ほむら「関わるなといったはずよ」

銀さん「テメェお化けの嬢ちゃん!!んなリリカルな格好しておきながらんなゴルフクラブ持ってんじゃねーよ!!」

ほむら「言ってもわからない馬鹿、殴ってもわからない馬鹿は…殺したほうが良い、成程正論ね」ギリッ

銀さん「……おいおい、この世界の魔法少女っつーもんは面倒くさい精神構造のやつばっかりか?」

ほむら「魔法少女も知っている、キュウべえとも結託している…成程、確認したわ。貴方は私の敵よ」

ボヤァァァァァ

銀ほむ「「!!?」」

銀さん「くそっ!!」

ほむら「こんな時に…!!!!」





今回はここまで。
誤字率には目を瞑って頂けると幸いですハイ

銀さん「まどか!!さやか!!ちょっとついて来い!!」

まどか「うぇっ!?」グイ

さやか「ちょちょちょ何なんだよ一体!?」

ほむら「あっ…待って!!…くっ」ジキジキジキジキ


さやか「ていうか何それ、生き物!?」

銀さん「気をつけろ、歴とした野生生物だ。エキノコックスとかうつされかねねぇからな」

さやか「マジで!?」

まどか「え、えぇえ!?わ、わたしはどうすれば…!?」

銀さや「「えんがちょ」」

まどか「そんなぁ~」ウェェェ

銀さん「まぁ冗談はこの辺にして早く治してやらねぇとマジぃな」

まどか「良かった冗談だった…」ほっ」

銀さん「医者アアァァァ!!!!何処かに獣医さんはいらっしゃいませんかぁぁぁ!!!!エキノコックスとかついてても正しく対処できるような医者アアァァァ!!!!」

さやか「結局エキノコックスついてるじゃねぇかアアァァァ!!!!ていうか用務員エキノコックスって言いたいだけでしょ!?実はどう言うのか知らないでしょ!?」

ぼやああぁぁぁぁ

銀さん「残念でした知ってますー、脳とかについてプクーて膨らむ奴だろ?ぬ~べ~で見ましたー」

さやか「じゃぁ色はどんなだよー」

まどか「さ、さやかちゃん?」ぐいぐい

銀さん「色って…白だろ多分、でもこもこしてて何かうねうねした体ついてて」

まどか「銀さん!!さやかちゃん!!」

銀さや「「あぁ!?何だよいったい!?」」


アンソニーs「「「やぁ」」」


銀さや「「 」」

さやか「モノホンのエキノコックス出てきたアアァァァ!!??」

まどか「さやかちゃん多分違う!!!!」

銀さん「やっべ話しに夢中で結界抜けきれなかったアアァァァ!!!!」

アンソニー「知らない花だよ」ドイツ語

アンソニー「なんか花とかいえないおっさんいるよ?」ドイツ語

アンソニー「とりあえず首ちょんぱして女王にあげようぜ」ドイツ語

アンソニー「うけるーww」ドイツ語

ジキジキジキジキ

銀さん「あぁ!?日本語喋れや喋れねぇなら[ピーーー]や!!!!」バシン

さやか「なんなんだよこれぇ、悪い夢だよねぇ!?まどかぁ!!」

まどか「何で私に振る!?」

銀さん「離れんな二人ともぉ!!!!」

銀さん(やべーなこの数、せめてマミの奴がいれば…)


マミ「危ないところだったわね」



今日はここまで

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