ウルヴァリン「ベランダに女の子が引っかかっている」 (22)

俺の名前はローガン。友人からはウルヴァリンと呼ばれる事もある。

幼い頃に手の甲から爪が出たのをきっかけに学園都市へ送りつけられた。

その後、様々な実験を繰り返されたがそれは昔の事。

今はレベル0の高校生として幸せにやっていた。

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自宅

ローガン「誰だお前は」

ローガン(何故ベランダに女の子が引っかかっている……)

禁書「インデックスって言うんだよ! 何か食べさせてくれると嬉しいな」

ローガン「……」

ローガン(見なかった事にしよう)

禁書「ちょっと小さいおじさん! 何処に行くんだよ!」

ローガン「……おじさんでは無い」

禁書「お腹が空いたんだよ!」

ローガン「……はぁ。サラダで構わんか?」

禁書「何でもいいんだよ!」

ローガン「分かった。部屋に上がって待っていろ」ガラッ

ローガン(……何故冷蔵庫の中身が全滅している。昨日の落雷か……まあただ飯を食わせてやるんだ。別に腐ってていいだろう)



禁書「美味しかったんだよ!」

ローガン「……そうか。それじゃ俺は学校に行って来る。勝手に出て行っておいてくれ」

禁書「あれ、私が何であんなとこに引っかかってたか聞かないのかな?」

ローガン「誰だっていろいろあるだろう。追求はせん」

禁書「いや、その……聞いてほしいかも?」

ローガン「……聞いてやろう」

禁書「魔術結社に追わr」

ローガン「そこの棚に精神安定剤が入っている。それじゃ俺は行ってくるからな」

禁書「ち、ちょっと待って欲しいんだよ!」

ローガン「……続きを言え」

禁書「魔術結社に追われて逃げる時に飛び移ろうとして失敗しちゃったんだよ」

ローガン「そうか」

禁書「あれ、信じるの?」

ローガン「……俺もあり得ないような生き物だからな。信じられない事の方が少ないな」

禁書「あり得ないような?」

ローガン「俺の手を見ていろ……」ジャキン

禁書「手の甲から爪が出てきたんだよ!?」

ローガン「それに俺の身体は大抵の傷は直ぐに治る」

ローガン「まあ、その話がほんとうだったとして俺にはどうにも出来ん」

禁書「そっか」

ローガン「だが、その魔術結社というのはどうにも出来ないが、魔術師だけならどうにか出来るかもしれない」

禁書「へ?」

ローガン「もし襲われたとき、ここまで来れたら助けてやる」

禁書「……ありがとう。気持ちだけで嬉しかったよ。それじゃもう行くね」ガチャ タッタッタッ

ローガン「……行くか」

学校

土御門「いよぉ、ウルヴァリン」

青ぴ「少し遅かったやないか~ウルヴァリンはん~」

当麻「おはよ、ローガン」

ウルヴァリン「おはよう」

青ぴ「子萌先生の授業始まるで~」

ガラガラ

子萌「お前ら~黙りやがれなのです~。黙らない子はコロンブスの卵の刑ですよ~」



学生寮

ローガン「ふぅ……疲れたな……?」

ローガン(何故、俺の部屋の前にお掃除ロボが……!)

ローガン「お前……インデックス……。誰がこんなことを……」

ステイル「僕達魔術師だけど?」

ローガン「……お前か」ジャキン

ステイル「ほう……やる気かい? 塵は塵にーー灰は灰に!」

ウルヴァリン「うおおおおお!」ダッ

ステイル「吸血鬼殺しの紅十字!!」ボォ

ウルヴァリン「っ!?」

ステイル「……殺してしまったかな?」

ウルヴァリン「うおおおおお!!」ダッ

ステイル「何!? チッ、行けイノケンティウス!!」

イノケ「ゴォォォォ」ブンッ

ウルヴァリン「邪魔だぁっ!!」シュパッ

イノケ「ゴォォォォ!」

ウルヴァリン「ほお……俺と似たタイプか」

ステイル「何だアイツは……イノケンティウスと互角で斬り合ってる……」

ウルヴァリン(キリがないな。……よし)

ウルヴァリン「うおおおおお!」ジュウッ

ステイル「何……!? イノケンティウスの中を抜けた!?」

ローガン「フン!!」ボコォ

ステイル「うあぁ!?」ガクッ

ローガン「……大丈夫かインデックス!? ……病院に……いや駄目か」

禁書「回復の魔術はある……でも才能がある人間……この都市の学生じゃ駄目……」

ローガン(才能がある人間……開発を受けたやつという事か。それなら俺も一応受けたから駄目……なら)

ローガン「子萌先生のところでいいか」



禁書「おっふろおっふろ♪」スキップスキップ

子萌『銭湯にいってくるのですよ~』

ローガン「……はぁ」トコトコ

禁書「老眼!私先に行ってるね!」タッタッタッ

ローガン「気を付けろよ」

ローガン「ん?」

ローガン「人の気配が無い……?」

神崎「人払いさせて貰いました」

ローガン「……誰だ?」

神崎「名乗る必要はありません。インデックスをこちらに返して頂ければそれだけでいいのです」

ローガン「で、返さなかったら?」

神崎「七閃」キィン

ローガン「!?」ジャキン

神崎「今のはわざと外しました」

ウルヴァリン「そうか…………行くぞ」ダッ

神崎「……七閃!」キィン

ウルヴァリン「ぐっ……速い。ん?……これは糸か……」

神崎「気付きましたか。それ以上進めばそれだけで鋼糸の餌食になります。諦めなさい」

ウルヴァリン「ウォォォォッ!!」シュバババ

神崎「っ!? 鋼糸を切り裂いた!?」

ウルヴァリン「ウォォォォッッ!!」ダッ

神崎「くっ……仕方がありません」ジャキ

ウルヴァリン「フン!」

神崎「…………唯閃」シュパッ





ウルヴァリン「ぐっ…………」バタッ


神崎「…………」チャキッ



ウルヴァリン「ウォォォォッ!!」

神崎「!?」

神崎「…………胴に綺麗に入ったはず……何故……」

ウルヴァリン「俺を殺したければ首を落とすんだな」

神崎「…………唯閃!」シュパッ

ウルヴァリン「っ! ウォォォォッ!!」キィィン

神崎「弾いた!?」

ウルヴァリン「見えなくても予測ぐらい出来る」

神崎「くっ……はああああ!!」シュパシュパシュパッ

ウルヴァリン「ウォォォォッ!!」キィンキィン

ズバッ

ウルヴァリン「グッ……ウォォォォッ!!」スパッ

神崎「クッ……」

ウルヴァリン「フン!」ボコォ

神崎「かはっ!?」ガクッ



神崎「何故……爪を使わずに殴ったのですか……」

ローガン「話を聞かせろ」

神崎「…………あの子には記憶がありませんウルヴァリン」



ローガン「そうか」

神崎「はい……」

タッタッ

ステイル「神崎、何を勝手に話しているんだ」

神崎「…………すみませんステイル」

ステイル「君にはどうせ何も出来ない。諦めるんだな」



子萌の家

ローガン「……」

神崎『せめて最後まであの子の側にいてあげてください』

ローガン「…………」

禁書「どうしたんだよ老眼? 最近元気ない」

ローガン「……気にするな」

ローガン(今日が最後の日か)

禁書「…………」バタッ

ローガン「……インデックス?」

ローガン(5分前……か)

ローガン(忘れられない……か。そのせいで脳が記憶がいっぱいになってしまう)

ローガン(……まてよおかしくないか)

プルルルループルルルルー

『はい、もしもしです~』

ローガン「子萌先生、記憶というのはすぐにいっぱいにになるものなのか?」

『ん? そんなことありませんよ~』



ローガン「そうだったのか……」

ガチャ

ステイル「やぁ、時間だ。満足いったかい?」

神崎「…………」

ローガン「ああ。俺にはどうすることも出来ない」

ステイル「そうだろうね」

ローガン「お前らの組織の名は何だったかもう一度頼む」

ステイル「? 必要悪の教会だけど」

ローガン「そうか。では俺は邪魔にならないよう出て行く」

ステイル「ふっ、そうしてもらえると助かるよ」




ローガン「敵は必要悪の教会……」ジャキン

ウルヴァリン「待っていろ……滅茶苦茶にしてやる……!!」





魔術とウルヴァリンが交差するとき、復讐が始まる。

これはそのプロローグである


Fin

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