澪「どうもNNTでぇーす!」(552)

就職氷河期…

それはまさに生と死をかけた戦い…

面接…

それは弱肉強食の現実を真のあたりする弱者にとって一番つらい結果であり…

現実である…


面接官「では秋山さん、自己PRをお願いします」

澪「はい!」

面接終了

面接官「では結果について一週間以内に電話かメールでご連絡させていただきます。本日はありがとうございました」

澪「ありがとうございました!失礼します!」ペコッ

バタン

澪「ふふふ…これも行ける…!」

澪「ちょろいちょろい…面接なんて場数を踏んで日本語がしゃべれば余裕だな…」

「あれ?澪ちゃん」

澪「ん?」

唯「やっほーい!澪ちゃんも就活中なんだぁ~!」

澪「ん…まあな」

唯「澪ちゃんどこ受けていたの?」

澪「さっきは銀行だよ。なんだかんだ言って良いからね」

唯「へぇ~そうなんだぁ~!」

澪「唯はどこ受けていたの?」

唯「ん?私はさっきアパレル!」

澪「あぱ…暴れる…?」

唯「アパレルだよアパレル!かわいい服がたくさん見れるんだよ!」

澪「ふ、ふ~ん…」

澪(きょ…興味ねぇ…)

唯「なんだかさっき澪ちゃん嬉しそうだったけど…もしかして面接成功したの?」

澪「まあな…手応えはあったからな」

唯「すっごーい!澪ちゃん秘訣教えてよ!」

澪「秘訣なんてないよ。ただ日本語で明快に会話ができるかどうかなんだ」

唯「それだけ?」

澪「たぶん、唯の場合企業研究とかやれてないからしっかりとした受け答えができていないんだろ」

唯「てへへ…バレた?」

澪「キチンとやるんだぞ!」

唯「はーい!それじゃ澪ちゃんまたねー!」パタパタ

澪「全く慌ただしい奴だ…」

澪「(次はこの企業でとこの企業だな…おっと銀行は翌日に呼び出しがかかるかもしれないからこの時間は開けておかないと…)」

澪「くくく…A銀行の内定を取ってやる…くくく…」

秋山澪…

この暑い季節に就活をしているのは彼女はまだ内定を得ていないからではない…

実はすでに4社の内定をもらっているのだ

なぜ彼女はまだ就活をやっているのか…

それは…

澪「NNTどもの泣く姿がまた見られると思うと笑えるwww」

これが彼女が就活を続ける理由である

澪「内定をせしめて自慢もできるし、詳しいことは知らんが10月までに辞退できるし何も困る要素はないな」

澪「くくっ…私の前の人かなりテンパっていやがったな…あれぐらい受け答えしろよwwwあいつは落ちたなwww」

澪「『ぼぼぼ…僕は…がく、がくしぇい時代…』」

澪「wwwwwwwww」バンバンバン

澪「次は…なんだ企業説明会か…なんでああいうのって人事の人がサイトに書いてあるのを読み上げてばっかなんだろう…現役社員の質疑応答ぐらいしか価値ないよな」


「おっ!澪じゃねーか!」

澪「ん?」

律「おっす!お前もまだ就活中なんだな!やっぱり不景気だよな!」

澪「うん、まあね…」

澪(なんだよその格好!スーツがしわだらけじゃないか!これでよく就活できるよな!)

律「ん?どーしたー?澪?」

澪「お前な…スーツぐらいアイロンかけろよな」

律「えーめんどくさーい!」

澪「それぐらいのマナーはわきまえなさい!」

律「ちぇー仕方ない。沸いたヤカンをアイロン代わりに使うか…」

澪「お前は相変わらず金欠だな」

律「だって就活お金かかりすぎだもん!交通費とか交通費とか交通費とか!澪このかわいそうな私にお金を…」

ゴチンッ

律「いっっつぅぅぅ~~!!」

澪「私は次の予定があるからじゃあな。しっかりやれよ」

律「お!奇遇だな!私もあるんだ!〇×生命に!」

澪「…え?」

〇×生命・会議室

人事「こんにちは。大学名とお名前をお願いします」

澪「はい。〇〇大学から参りました。秋山澪です」

人事「はい。本日はよろしくお願いしますね。席は前からお願いしますね」

澪「はい。ありがとうございます」

澪(〇×生命…三大生保には及ばないが、中堅生命保険会社として、最新医療に対する保険プランから加入者が多い…)

澪(ふっ…またここも取ってやるか…)

律「〇〇大学の田井中律でーす!よろしくお願いしまーす!」

人事「はい。よろしくお願いします。元気ですね」

律「いやぁ~それだけが取り柄ですもの~!」

人事「ふふふ…そうですか。席は前からお願いしますね」

律「はい!」

澪「(律の奴…ここの社風は堅いんだぞ!あ~あ…あいつ落ちたな)」

律「よっこいせっと…隣良いですかな?澪ちゅあん!」

澪「うるさい。企業パンフレットでも見てろ」

律「ぶ~澪冷た~い」

澪「あのなぁ?遊びに来たんじゃないんだぞ?真面目にやったらどうだ?そうしないといつまで経ってもNNTだぞ?」

律「うぅ…分かったよ…」

澪「…」

パラ…

律「…」イライラ

澪「…」

ペラ…

律「デットエクイティレシオ…」ボソッ

澪「有利子負債÷株主資本」

律「さっすが澪ちゃ~ん!」

澪「だ~ま~れ~!」

人事「すいません。仲良くするのは良いですがもう少し静かにしていただけませんか?」

澪「す、すいません!!」

律「怒られてやんのw」

澪「キッ!」

律「うっ、す、すいません…」

澪「次やったらただしゃおかないからな」

律「うぅ…」

人事「それでは時間になりました。こんにちは!」

シーン…

人事「元気ないですね…こんにちは!」

「「こんにちは…」」

人事「…え、え~今から〇×生命の会社説明会を行います。その前に机に用意してある資料の確認を…」


1時間後

人事「選考フローについて、一次選考はこれから行います筆記試験を行い、通過された方は二次選考で集団面接を行います」

澪「(集団面接は手抜き面接なんだよな…まあ、普通に日本語で会話できれば通るだろうな)」

人事「これを通過しましたら三次・四次と個人面接を行い、最終面接をクリアすれば内定です」

律「ふわぁ~」

澪「…」イラッ

澪「律…真面目に話を聞けよ」ヒソヒソ

律「ん?だって話長いじゃんここ~どうせ試験と面接があるんだろ?サイト見れば分かることじゃん」ヒソヒソ

澪「そうだけど…」

人事「では机の上は筆記用具だけにしてください。今から問題用紙と回答用紙を配布致します」

律「私推論が苦手だなぁ」

澪「そうかそれは大変だな」

律「冷てーな!澪」

試験後

人事「はい。これで試験終了です。アンケートと共にご提出お願いします」

澪「よし。こんなもんだろ」

律「うえ…あんまり解けなかった…」

澪「さては律、SPI対策をしていないのか?」

律「ふっ…私は面接一筋ってもんよ!」

澪「…してないんだな」


澪「はあ…」

律「どうしたんだよ澪?」

澪「唯といい、律といいもうちょっと真剣にやったらどうなんだ?」

律「楽しんだ方が勝ちって言うじゃん!楽しもうぜ!」

澪「お前なぁ…」

澪「お前ら現実から目をそらすな」

澪「NNTざまあwww」

律「なぁ澪、面接ってコツがあるのか?」

澪「ん?」

澪「(まあ高校からの付き合いでもあるし、律や唯にだけこつを教えてやるか…)」

律「へっ…就活中の澪に聞いても意味ないか。澪だって内定取れば就活なんてすぐ止めるだろ?」

澪「ま、まあな…」

澪「(言えねぇ…NNTの残念顔を見にまだ就活をしているなんて…)」

律「澪もまだ諦めるなよ!絶対良い企業見つかるはずさ!今日はバイトあるし、それじゃまたな!」

澪「…」

澪「何だろ…この気持ち…」


パチッ

澪「はぁ…疲れた。ん、次の選考の案内か…えっと□▽製薬か…次は役員面接…最終か?」

澪「ここってスペシャリティファーマを目指すと言っている割には商品のリコールが多いんだよなぁ…どうしよう…面倒くさい…」

澪「いや…受けるかぁ…はぁ…」

翌日

澪「おっと…今日も就活かぁ~…」ググッ

澪「まだ昨日うけた銀行から連絡ないな…まあいいや」

澪「えっと10時からは◎○電機の専門商社…卸か…、13時からは△☆証券…履歴書なのか…またストックがなくなるな…めんどっ…」

澪「(律や唯の奴頑張っているかな…)」

ガタンタタン…プシャー

澪「(うぅ…また満員電車かよ…)」

「あら?澪?」

澪「ん?」

和「澪じゃない!澪もまだ就活の身なのね!お互い頑張りましょ!」

澪「あれ?和はメガバンクから内定出たんじゃ…」

和「あれは辞退したわ。内定と言っても地域特定職だし結局は一般職と変わらないんだもの」

澪「でも結婚とかそういうの考えればそっちの方が良かったんじゃ…」

和「まだ私にはそういう色物は早いと思うの。全国転勤した中でもそういうのはできると思うし、企業を背負って働ける総合職の方が魅力的だと思うし、ほら、私って色物よりも仕事の方が似合いそうじゃない?」

澪「そ…そうかな…」

澪「(和も就活続けていたのかぁ…意外だな)」

和「それじゃ私はこちらで乗り換えだから、澪頑張ってね」

澪「うん。和も!」

和「ありがとう」

澪「(てっきり律や唯だけかと思ってた…和まで苦戦していたとは…)」

澪「(大丈夫だ…私が受けている企業と、あいつらや和が受けている企業はあまりかぶっていないはず…)」

澪「(気にしない気にしない…)」

>>21
こうして見ると酷いな…

◎○電機商事

面接官「それでは第一次選考を始めます…左の方から自己紹介を一分程度でお願いします」

男子1「はい!¥$大学法学部から参りました。~~と言います!学生時代頑張ったことは野球同好会で~」

澪「(長っ…!すでに3分経っているんですけどwww)」

面接官「次の方お願いします」

女子1「はい。£¢大学の~~と言います。学生時代ではテニスサークルの副部長を努め、部長と異なる役割をしていきました」

澪「(うわありきたりwww)」

面接官「はい、次の方」

澪「あ、はい!秋山澪と言います。~~大学から参りました。学生時代は~」

>>31
お前のSSの続きは?見ていたのに…

澪「~として頑張って参りました」

澪「(ふふ…1分15秒ほどかな…?練習した甲斐があったな!)」ニヤリ

面接官「それでは質問に入りたいと思います。みなさんは学生時代に頑張られたことをおっしゃっていましたがそれについて詳しくお聞きしたいと思います。男子1さんから」

男子1「あ、はい!」

面接官「同好会におけるあなたの強みはなんですか?」

男子1「目標を忘れないことです」

面接官「具体的に」

澪「(お、この面接官は素早く突っ込んでくるな…よしよし…)」

男子1「はい。私は同好会とは言えど、なにかしらの大会に出たいと思い、部員と話し合い、大会に出て優勝を目指すことを行いました」

面接官「うん、うん」

男子1「ですが、大会で優勝するたむには練習を怠りません(後、自己紹介とほぼ同じ内容)」

面接官「…」シュッシュッ

澪「(ププッ…こいつは墓穴を掘ったなwww自己紹介の段階で言うべきじゃないことを言っちゃったから暗記野郎と思われてんぞwwww)」

面接官「目標を忘れないための工夫を具体的にお願いします」

男子1「あ…はい、えー、部員から賛同を得た計画表を作り、これを元にトレーニングを…」

面接官「その計画表は部員全員から賛同を得られたわけですか?」

男子1「あ…いえ…」

面接官「賛同しなかった方に対する対応はどうしましたか?放置ですか?」

男子1「いえ…その部員に合わせた計画表を作り直し…」

面接官「しかし、野球は全員で行いますよね?トレーニングの差があれば結果にも差が出ますよね?」

男子1「うぐっ…そ…それが出ないように計画表を調整を加え…」

面接官「どういう風に調整したのですか?」

男子1「休みの日に…自主練の課題を出し…」

面接官「野球はチーム戦ですから自主練では到底カバーできるとは思いませんが?」

男子1「で…ですが…チームにおいて重要になるのは基礎練習でして……」

面接官「…ありがとうございました」シュッシュッ

澪「(wwwwwwwwwwww)」

面接官「次の方はえーと、テニスサークルで副部長として部長とは異なる役割に専念したとありますが何であえて違う役割を果たそうとしたのですか?」

女子1「はい。私はまず副部長というのは単なる部長補佐で終らしたくない思いがあったからです」

面接官「ほう…」カキカキ

澪「(ん?意外と食い付いているな…こいつは手強いぞ!)」

女子1「部長の仕事は膨大です。私のサークルはOBやOGとのつながりもあり、そういった方からの対応もしなければなりません。そのため、第一責任者である部長は外向けに専念してもらい、部内についてはなるべく私でやってみようとお互い話し合いをして決めたわけです」

面接官「そうですか。では部内に対して一番力を入れた部内の交流の活発化についてどうしてそのようなことを行なったのですか?」

女子1「はい。部員増加の傾向が甚だしくなり、つながりというものが薄れて来たのが一番の原因です」

面接官「人数が増えたからつながりが希薄…もっと分かりやすく…」

女子1「はい。私たちが使うテニスコートの利用人数が部員数よりもはるかに少なくなり、来ても練習できない人が出てしまい、それならもう来ないでいいや、と感じる人が出てしまったということです」

面接官「それでは部員の交流を増やすよりもテニスコートを増やした方が効果的だと思いますが?」

女子1「それについて考えましたが、大学からも認めてもらうことはできませんでした」

面接官「なぜですか?」

女子1「サークル一つだけの要望では出来ないとのことで、大学外のテニスコートを探しましたが、他のサークルが主に使っており、テニスコートを増やすことを諦めざるを得ませんでした」

澪「(う…これは分かりやすい…)」


面接官「…はい。ありがとうございます」カキカキ

澪「(これは高ポイントだな…)」

面接官「では秋山さんに質問です」

澪「はい…」ごくり







俺慶應生だけど、内定5つ貰ったぞ

面接官「では、こちらからの質問は以上です。今度はみなさんから質問を受けたいと思います。何かございますか?」

男子1「はい!」

面接官「どうぞ」

男子1「借入社宅についてなのですが…」

澪「(一次選考でしかも人事じゃないのにいきなり福利厚生について質問かよwwwwwwwwww)」

面接官「え~…企業がまとめて借りる契約をとり…」

澪「(人事以外の人にとって答えにくいことを聞くなよ…面接官すごい困っているじゃないか…)」

澪「(そういう配慮がないから落ちるんだよwwwこの面接官は営業の人なんだから営業の難しさ、大変さなど営業に関連したことを聞くのが筋だろうがwwww)」

面接官「…となります。答えになっていますでしょうか?」

男子1「はい!ありがとうございます!」

面接官「他に…」

澪「(よし…私も聞くか…)」

女子1「はい!」

澪「(しまった!出遅れた!)」

>>41
スゴいな
でも慶應で最大9つ取った奴を知っているぞ

面接官「じゃ、まず女子1さんから」

女子1「憧れの先輩社員はいますか?いましたらどういう風に近づこうと考えていますか?」

澪「(うおっ!まさに聞こうとしていたことを…)」

面接官「そうですねぇ、憧れの先輩社員はもうなんでも尋ねてしまいたくなる、頼ってみたくなる、そんな方ですね。頼るのはよくないですけど(笑)」

澪「(うむ…さすがだなこの子…さっきの痛い雰囲気を変えさせるだけはある!)」

面接官「そういった方に一歩でも早く近づけるためにはやはり貪欲に学んでいく姿勢が大事かと思いますね」

女子1「例えばどんな感じでしょうか?」

面接官「まずは言われたことやり方を実際にやってみる。駄目なら自分でやりやすい方法を考えて工夫してみる。それでも無理ならその先輩のやっていることを見る。聞く。自分はこうやってみたのですがと伝えてみてアドバイスを仰ぐなどやっておりますね」

女子1「聞くだけでなくまずは自分で考えてみることも大事なんですね」

面接官「そうですね。何も考えずに聞くのは失礼だからね。1から教えるより、6から教える方がやりやすいからね」

女子1「ありがとうございます!」

澪「(話の拾い方もやるな!こいつは出来る!最初は侮っていたが…!)」

面接官「次は秋山さんどうぞ」

澪「はい。営業を行ううえで…」


面接官「はい、以上で面接を終らせていただきます。結果は2週間以内に電話かメールでお伝え致します」

「「ありがとうございました!」」


澪「ふぅ…面接終わった…」

澪「(確かここは若干名しか採用しないんだよなぁ…いくら一次で通過したと言えども後々に今回の結果が響くかもしれない)」

女子1「…」

澪「(くっ、悔しい…!)」

男子1「あの~今回の面接はどうなんでしょうね~」

澪「知るかカス」

男子1「えっ」

澪「(くそっ…ニート予備軍に話しかけられたせいであの子を見失ったじゃないか!くそっ!)」

澪「そういえば携帯確認しないと…うわ着信履歴が5件も…あ、昨日受けた銀行からも来ているな…後は損保と空運と商社2件か…」

『こんにちは。株式会社◇△人事部採用チームの〇本です。秋山澪さんの携帯でしょうか?
 先日は選考に起こしいただきありがとうございます。秋山さんにはぜひ次のステップに進んでいただきたいと思いご連絡差し上げました。
 日程調整のため大変お手数ですが秋山さんからおかけになるか折り返し連絡がくるのをお待ちください』

澪「はいはい。楽勝楽勝と…」


澪「…はい。その日にお願い致します!はい!ありがとうございます。失礼致しました!」

澪「…」

『ガチャッ…ツー…ツー』

澪「よし。はぁ…企業からモテるのは辛いよ…」

澪「(次の企業の面接の時間までに余裕があるな…マックでも行って時間を潰すか…)」

マック

ガー

「いらっしゃいませー!あっ!」

澪「え?」

憂「澪さん!」

澪「憂ちゃん!こんなところでバイトしていたんだ!」

憂「ここの方がマンションからも近いですし、時給も高いですからね」

澪「へ~!」

憂「この時間でしたらこちらのセットがお得ですよ!」

澪「じゃあそれを」

憂「ありがとうございます!620円です」

澪「憂ちゃんも来年頑張ってね」

憂「ありがとうございます…でも私より、お姉ちゃんの方が心配なんです…」

澪「そうだな…また会うことがあれば私からもアドバイスしておくよ」

憂「本当ですか?ありがとうございます!」

澪「困った時はお互い様だしな」



澪「(ここで憂ちゃんに遭遇するとは…そういえば梓も来年なんだな。まぁあの二人の性格や時期を考えても就活に問題ないだろう…)」

澪「(ムギは令嬢だからな。子会社にツテ入社でもするのだろう…やっぱり律と唯が心配だなぁ~)」

澪「(あいつらに私の内定一つを譲ってあげられたらいいのだが…はぁ…)」

澪「このポテト塩辛っ…」

澪「お前ら現実から目を背けるなよ」

でもね結局は口が上手い奴が勝っていくんだよ

※ただし超高学歴は除く

てか文系の就活ってこんなきついの?

日大レベルの理系だが、教授からの推薦で割と楽に決まったんだが

澪「(次は証券だったな…あぁ~ここの営業スタイル面倒くさいんだよなぁ~…)」

澪「(しかも客層でも若い人には受けない方法…将来性あるのかなぁ~)」

澪「(NNTの奴らが泣くのを見たいのはあったんだが、ここ年中採用しているんだっけ…?それじゃあ人員補完し放題だから意味ないじゃん!)」

澪「バカバカしい…帰ろう…」

>>57
文系に教授からの推薦がない件

だから四年のゼミは閑古鳥状態

澪「そういえばこの時期、夏採用や秋採用が始まるんだっけ…」

澪「単位取り終えたから別に問題ないけど…疲れたな…」

澪「某新聞社に某ゴムメーカー、某精密機器メーカー…有名と言えば有名だよねぇ~」

澪「あ…先週受けた卸商社から内定通知のメールが来た…これで5つか…」

澪「お!そうだこういう時はみん就で企業批判だな!だいたいこういうの反発してくる奴は企業の人なんだよ!しかも人事!」

澪「そういう時にたいてい『いえーい!人事の人見てる~?』と返してやれば良い」

澪「(荒れたスレほど、人事vs元社員の戦いが見られる。前はそういうのは2chで見られるものだったが今はみん就がメインだよな…」

澪「よし、今度はここの企業のスレを荒らすか…」

『ピュアピュアさん
 ここの会社のトイレ汚いと思いました。
 まともにトイレできる社員はいないのですかね?^^』

澪「よし…と…」

澪「お!返信きたきたwww」

『ジンジンジャーさん
 >>ピュアピュアさんへ
 あなたの企業の選び方はトイレのキレイ汚いで決めるのですか?
 ピュアピュアさんの書き込みはもはや誹謗中傷じゃないですか?』

澪「なんだこのジンジンジャーって奴は?今まで出て来なかったぞ?やっぱり、人事か…」

『ピュアピュアさん
 >>ジンジンジャーさんへ
 この企業の方ですか?見回りお疲れさまです^^』

澪「さあてどう返してくるかなwww」

澪「そうこうしているうちに家に着いちゃったな。また履歴書を書き溜めておくか!A4履歴書の大学おいしいなwww」

澪「お前ら現実から目を反らすなよwww」

朝やるわーねみぃーノ

澪「さて履歴書も用意したことだし、明日受ける企業の見直しをちょっとやってから寝るか」

澪「うわぁ…四季報で見る限り採用実績校に偏りがある…いわゆる学閥企業か」

澪「普通は東大京大早慶などが固まったりするけど、ここは地元の大学ばっかりだな。地銀・信金・地方自治体かよ…」

澪「こういうのアホでも通るからな…地元民うざっ…」

翌日

面接官「それでは面接を行います。大学名と氏名を言ってください」

男子2「はい!(地元)大学の~~と言います!本日はよろしくお願いします!」

澪「(うわ何この体育バカみたいな奴、金融か商社以来だなwww)」

面接官「次の方どうぞ」

男子3「はい!(地元)大学の~~です!本日はお招きいただきありがとうございます!」

澪「(こいつも地元の大学かよ…見る感じ体育会系か…はぁ面倒くさい…)」

面接官「次の方どうぞ」

澪「はい!〇〇大学から参りました。秋山澪です。よろしくお願いします!」

面接官「本日は秋山さんだけしか女性の方受けないのですよ~あ、でも別に気にする必要はありませんからね~」

澪「(うわ出た…女性も採ってますよ宣言…たいていこういうのは胡散臭いんだよなぁ…)」

面接官「では早速質問ですが、学生時代に頑張ったことをお願いします。男子2さんから順番にお願いします」

男子2「はい!私が学生時代に頑張ったことはラグビー部です!中学の時からラグビーに対する情熱を持って取り組み続けました!」

澪「(うわ本当の体育会系だ…でもこういうのって、おっさん受けは良いんだよな…)」

面接官「ラグビーですか!しかも中学の時から続けているのですね!」

男子2「はい!中学の時からハマってしまい!もうラグビーは生活の一部です!」

面接官「なるほど!」カキカキ

澪「(かぁ~ここはやっぱり体育会系の受けの良いジモッティー企業だな~!)」

面接官「では次の方」

男子3「はい!私は学生時代に頑張ったのはてフットサルサークルです!自らサークルを立ち上げ、少人数ながらも楽しくかつ、有意義なサークル活動を追求しております!」

面接官「なるほど!自らサークルを立ち上げたのですか!どうしてですか?」

男子3「大学は異なってもつながりを持てるような新しいサークルを作ってみたかったからです!なにせこの地域は好きですから!」

面接官「うんうん!」カキカキ

澪「(うわ今のはこの企業なら高評価だよな…)」

面接官「では次に秋山さんお願いします」

澪「はい!私は…」



面接官「なるほど…そうですか…」

澪「(くそっ…!地元大学閥の企業対策を忘れてた…!不覚!)」

澪「(このままじゃ脳みそまで筋肉で出来ていそうなこの二人に負けてしまう!)」

澪「(だが幸いなことにこの二人の言っていることは似たり寄ったりだよな…ならこいつらと違う攻め方で行くか…)」

面接官「では志望動機をお願い致します。そうですね…秋山さんからどうぞ」

澪「はい。私はこの企業を志望した理由は3つあります。一つ目は…」スラスラ



澪「…以上です」

面接官「なるほど…ありがとうございます…」カキカキ

澪「(くくく…しぶしぶ評価しているな…志望理由は業界について企業についてのリサーチ力と、いかに自分がそれに関心を持っているかの説得力なんだよ!こうやって地元閥の企業の採用担当の花をくじくのは楽しいなwwwww)」

面接官「では男子3さんどうぞ」

男子3「は…はい!私はゼミのOBの話をお聞きして〇◇業界に関心を持つようになりました…またその中でも御社はそのOBの方が勤めておられるということで志望しました…」

澪「(お前はOBばっかだなwwwまあこんな地元閥の企業なら及第点じゃないのwww)」

就活ってこんな頭脳戦が繰り広げられてるのか…

>>89
面接=3億円(生涯賃金)の商談
と考えれば頭脳を使わないわけにはいかない
落ちる奴はそこを意識していなさすぎるんだよ

面接官「ふむ…ふむ…」カキカキ

面接官「それでは次に男子2さんお願いします」

男子2「はい!私も〇◇業界に興味を持ったきっかけは御社で働かれているOBからの影響です!まだ部活に所属していた時から尊敬していた方で社会人になっても活躍されており、私が就職活動中、忙しくても面接を見て下さりました」

澪「(ちょwwwwおまwwwwそれは志望理由じゃなくてOBを褒めているだけじゃんwwww)」

面接官「なるほど!弊社の社員の影響があったわけですね!」カキカキ

澪「(地元閥企業って本当にこんなんで喜ぶんだよな~アホくさ…)」

澪「(結局は『興味あります→OBの話→ますます興味を持ちました』これだけなんだよな)」

澪「(私ならこいつらに突っ込んだ質問して出鼻をくじいてやるのになぁ~)」

澪「(ここの業界は時代に合わせた企画や商品提案しないとやっていけないはずなのに、採用スタンスがこんなんだから業界内の実績が下がっているんだよ!)」

澪「(学生も学生だが、企業も企業だな…企業の実態は説明会やOB・OG、ネットよりも面接の姿勢で分かるんだよな~)」

澪「(分かったことはここは将来性がないということだな…)」

面接官「では次の質問に入ります。他人には負けないと思うあなたの強みを教えてください。それじゃあ…男子3さんから」

男子3「はい!私の誰にも負けない強みはコミュニケーション能力だと思います!他大学の人を集めるために連絡を取ったり、意見の収集などコミュニケーションを欠かさないことに専念して参りました!」

澪「(wwwwwwwwwwww)」

面接官「コミュニケーション能力ですか。コミュニケーション能力と言ってもいろいろありますが今男子3さんがおっしゃったコミュニケーション能力をもっと具体的に教えていただけますか?」

男子3「えっと…人に自分の考えを伝えること、そして相手の考えを聞くことです…」

澪「(会話が出来るか否かのレベルのコミュニケーション能力かよwwwwよっぽどお前の周りに日本語が不便な奴が多かったのだなwwww)」

面接官「はい…分かりました…」

ちょっと小一時間離れるわ
NNTの奴らしっかり反省しろよ

面接官「では次に男子2さんお願いします」

男子2「はい!私の強みは負けず嫌いなところです。ラグビーはチームワークも必要ですが、個人の能力を高める必要があります」

面接官「ふむふむ」カキカキ

男子2「そのためには切磋琢磨にお互いに成長していくことが大切だからです。そのために仲間である一方、ライバルであるという意識をもって頑張っていきました!」

澪「(まぁ…ありがちだけど悪くはないな…)」

面接官「切磋琢磨に成長し合えるのは良い環境ですね。ですが負けず嫌いだけではその環境は生まれませんよね?」

男子2「はい。やはり共に成長していくこと、つまりチームとして成長していくことにあります」

面接官「チームとしての成長というのは?」

男子2「大会で勝ちたいという一致団結した負けず嫌いの精神を持つことです」

澪「(はあ?)」

面接官「チーム全員が負けず嫌いというわけですか。しかし、そのためのモチベーションとかどう対処しましたか?」

男子2「『負けて悔しくないか?』と部員に聞くことです」

澪「(聞いてどうするんだよwww)」

面接官「えーと…聞いた後、『いいや』とか言われたりしなかったんですか?」

男子2「ありましたね。その時は個人の考えと部の考えを一緒にしないように注意しました。公私混合はいけませんからね」

澪「(注意しただけで人は納得しましぇ~んwwwwwwww)」

面接官「分かりました。ありがとうございます…」カキカキ


面接官「…はい、以上で面接は終わりとなります。結果は明後日までに合格者のみ電話でご連絡させていただきます。残念ながらご縁がなかった人には電話はございません」

「「ありがとうございました」」



澪「ふう…相変わらず実にならない面接だったな…」

澪「(まぁ連絡があっても辞退するつもりだけどwwww)」

男子2「君すごいね!面接であんなにハキハキと言えるなんて…」

澪「うるさい話しかけんなカス」

男子2「えっ」

澪「あ~あ、さっきの筋肉バカから話しかけられて気分は最悪だな~」

澪「そういえばみん就どうなっているかな?」


『ジンジンジャーさん
 >>ピュアピュアさんへ
 話をそらさないでください。
 そもそもあなたはこの会社に対して悪口を言っているのですよ?
 ここの選考をまだ受けている人の気持ちを考えたらどうですか?』


澪「ぷくく…釣られてやんのwwww本当に人事のおっさんは煽り耐性がないんだなwwww」

澪「もっと煽ってやろwwww」

『ピュアピュアさん
 >>ジンジンジャーさんへ
 誹謗中傷の意味分かっておりますか?
 たかがトイレの悪口でそこまでおっしゃられるなんて人事の方も必死ですね^^』


澪「もっと良い煽り方があったはずだがこれでいいや」

澪「お!他の奴からの書き込みもあるぞ」


『ギー太郎さん
 >>ジンジンジャーさんへ
 たかがトイレかもしれないけど細かいところまで注意を払っていないのが良くないのではないのかな?
 働く場所が汚いとお客さんも心配しちゃうもん><』


澪「援軍ktkrwwwwwwww」

澪「(ざまあ見ろクソ人事wwwwクソ企業の信用を自ら貶めてろってんだwwww)」

男子3「あ!君、確か秋山さんだよね?一緒に駅まで行かない?」

澪「うるさい死ねカスぼけ。今忙しいんだよ」

男子3「(´・ω・`)」

澪「クソしまった…みん就は2chみたいに書き込みはすぐ反映されないんだった…なんという鈍感サイト…」

澪「あ、そうだ次の企業のところまで行くとするか…次は…グループディスカッションかぁ…はぁ、メガテンされたら嫌だな…」

澪「大抵その原因を作り出すのは生粋のバカか集団活動の基礎がない奴だよな…特に低学歴と暗い奴」

澪「日本語で会話できないならそこを治してから来いよマジで」

グループディスカッション(略してGD)とは?

何人かの学生で企業から課された課題に対してどう取り組むことができるか方法は多様であれ、
共通して言えるのは集団でまともな課題解決に導くことができるかの過程や姿勢を見る選考である。


澪「つまり、人間と会話が出来ない奴を予め篩から落とすためのものなんだ」

※ただし超高学歴は除きます。

澪「変な奴とチームを組んだらそいつを無視できないし、暴走しだしたら止めることもできない。まさにチームメンバーが要となるんだよなぁ」

澪「まともなメンバーで落ちる奴は単純に課題解決の過程におけるパフォーマンスが弱すぎるんだよ。もっと存在感がないとな」

澪「あ、後はメンバーと愛想良くない奴かな」

また小一時間離れるわ
NNT共と三年坊はしっかり反省しろよな

NNTだけどここ1ヶ月くらい就活してない

>>128
わざと留年して一つ下の奴と就活する方法もあるよ

某陸運企業

澪「…」

男子4「…」そわそわ

女子2「…」

澪「(うわあ…根暗そうな奴ばっか…)」

面接官「え~、みなさん。このお暑い時期に弊社の選考に参加していいただきありがとうございますただ今よりグループディスカッションを始めたいと思います」

澪「(もう終わったな私…男子なのにこんなに色白な奴や明らかにお下がりのスーツを着た奴なんかと会話できた試しがない…)」

澪「よ…よろしくお願いします!」

男子4「よろ…ます…」ぼそぼそ

女子2「…」ぺこ

澪「(就職する気あんのかよこのくそニート予備軍!!)」

面接官「えっと、このグループディスカッションでは私から出された課題に対し、みなさんがディスカッションを15分ほどしていただくというものです」

澪「(なんだ…普通のGDだな…)」

面接官「ディスカッションした後にこの中から一人代表を決めて話し合った結果を発表していただきます。決め方、ディスカッションの仕方は自由です」

澪「(あ~あ…司会とかしたくないんだけど、このメンバーじゃ私がやった方が良いかもな…本当に面倒くさっ)」

面接官「では話し合って頂く内容は、働くことについてです。ではみなさんお願い致します」

澪「よろしくお願いします!」

男子4「よろ…ます…」

女子2「…」ぺこ

澪「(きぃっー!!)」

澪「お前ら挨拶ぐらいできるよな?」

うん

澪「それじゃあ、まず話し合う前にこの働くことにおいて考えてみますか?」

男子4「ちょっと待ってください。働くことについていろいろと考えがあると思いまーす」

澪「ではここで働くことの定義を決めておきますか?」

女子2「その前に司会とか書記を決めた方が良いと思います」

澪「…」

澪「(注文うるせぇ~!!)」

>>133
澪「ちゃんと声を出して笑顔でできれば安心しても良いよ」

澪「それじゃあ、司会を立候補したい方いますか?」

男子4「…」

女子2「…」

澪「(このクソアマ!!自分で言っておいて自分は司会やらねぇのかよっ!!)」

男子4「もう秋山さんで良いんじゃないですか?なんか仕切り屋っぽいですし」

女子2「似合うと思いまーすwww」

澪「…分かりました。私が司会をやらせて頂きます」

澪「(似合うとか仕切りたがりだからとか吐かしてんじゃねえよ!このくそヘタレニート予備軍めが!)」

澪「では書記を…」

女子2「はい!私やります!」ビシッ

澪「…では、お願いします…」

澪「(書記とか存在価値ねーよ!!)」

澪「えーと、働くことについ…男子4「タイムキーパーは要らないんですか?」

澪「男子4さん…やっていただけますか?」

男子4「仕方ないですね。分かりました」ごとっ

澪「(はぁ?)」

男子4「この時計でやりましょうか」

澪「(バカだ…こいつは本当のバカだ…就活に普通の目覚まし時計なんか持ってくるなんて…)」

女子2「…」

澪「(お前もなんか突っ込めよ!)」

澪「えっとまず…男子4「五分経過!」

澪「…まず、働くことにおける定義をみんなでしてみますか」

女子2「辞書に載っているんじゃないですか?」

澪「…」

澪「(お前もう帰れ)」

澪「お前らGDでメガテンとかしてないよな?」

>>141
今ってメガテンっていうの?メガンテじゃないの?
メガテンて女神転生だろ

男子4「ははwそうですよねw定義なんて要らないんじゃないですかね?」

澪「(てめぇが働くことにおける考えが個人で異なると言ったから共通認識を持とうとして定義決めようと言ったんだよカス)」

女子2「コンセンサスを決めておきますかw」

澪「…」

澪「(ああああ!!!うぜぇこいつら!!!)」

男子4「やっぱり働くことっていうのは一生涯働くことについてなんですかね?」

澪「…そうですね。では就職活動が成功して得られる働くことに限定しましょうか?」

女子2「それしかないでしょw」

澪「…」

澪「(もうお前ら就活すんなよ帰れようぜーんだよ)」

>>142
すまん。ガチでミスったわwww

それです

澪「それじゃまずその働くことについて意見を出し合ってみましょうか?」

女子2「考える時間ください」

澪「では一分ほど考えてみま…男子4「あと5分です!」

澪「…」

澪「(やかましい!いちいち言わなくても時計見ればわかるだろうが!)」

女子2「時間大丈夫ですかね~」

澪「(お前らがグダグダ吐かすから時間がなくなったんじゃないか!)」

男子4「あ、はいはい」

澪「あ、もう考えついたのですか?」

男子4「何をどう考えるんですか?」

澪「…」ブチッ



面接官「え~…今回の結果について一週間以内に連絡致します…」

澪「失礼致しました!」

バタン

女子2「あんなに怒ることないのにねぇ?」

男子4「仕切りたがりって本当に面倒くさいよね~」


面接官「…」シュッシュッ


澪「あーも!なんなんだよあいつら!グループディスカッションのやり方も知らないのかよ!」

澪「くそっ…」

「澪ちゃーん!!」

澪「あ…唯…」

唯「澪ちゃん昨日ぶりだね!」

澪「うん…そうだな…」

唯「んー?何か昨日と違って落ち込んでいるみたいだけど何かあったの?」

澪「実は…いや、いいや…」

唯「え?困っているなら一人で抱え込んじゃダメだよ?」

澪「…」

澪「(唯…お前って本当に良い奴だな…でも)」

澪「(NNTをからかうために就活を続けているなんて言えない…)」

スタバ

唯「澪ちゃん。コーヒーか何か飲んで落ち着こ?」

澪「うん…ありがとう…」

唯「いや~暑いよね~!私アイスコーヒーに決めたよ」

澪「それじゃ…私も…」



唯「…」ちゅ~

唯「ぷはっ…生き返るぅー!」

澪「大げさだなぁ」

唯「澪ちゃん今日はどうしたの?」

澪「…」

澪「(今日のグループディスカッションのことについて話そう…)」

澪「実はね…」

澪「…ということがあったんだ」

唯「それは…うん。仕方ないよね…」

澪「ごめん。こんな話をして」

唯「ううん!私から聞いたんだから!あっ、ちょっとごめんね電話がかかっちゃって!」

澪「うん…」

唯「はい。もしもし平沢です!はい…はい…はい!ありがとうございます!はい!ありがとうございました!」ぴっ

澪「どこからだったの?」

唯「えへへ…私、平沢唯はついに内定をゲットしました!」

澪「ほ、本当…?」

唯「うん!」

澪「どこの企業なの?」

唯「前、澪ちゃんに会った日に言ってたアパレルの企業だよ!」

澪「唯!スゴいじゃないか!早く憂ちゃんや梓に伝えた方が良いぞ!」

唯「うん!憂とあずにゃんに連絡する~!」

唯「あ!もしもし憂?私ついに内定得たよ!■▲っていう憂が好きな服を売っている会社!うん!うん!ありがと~!じゃまたね~!」ぴっ

澪「次は梓に連絡か…」

唯「えへへ…今からあずにゃんのバイト先に行こうよ~」

澪「へ?」

唯「あずにゃんを驚かせたいんだ~!あ、バイト先は私知っているよ!」

澪「…ま、いいか…」

超ダメ学生の例を見せるだけじゃ市販の就活本と変わらない気が…

>>159
本当はNNTの奴をバカにするSSのつもりだったんだけど…

>>161
このSSに出てくるレベルのダメ学生なんてなかなかいないと思うよ…
だからあんまり意味無いんじゃないかな?

>>162
いなさそうでよく考えたらいるんだけどなぁ…
特に集団面接なんて最低6人に一人はいたんだ

カラオケ店

唯「ついたついた!」

澪「はあ~…涼しい…って本当にここに梓がいるのかよ」

唯「うん!前あずにゃんから教えてもらったもん!」

店員「いらっしゃいませ。二名様ですか?」

唯「はい!」

澪「おいおい…勝手に決めるなよ…」

唯「大丈夫だよ!あずにゃんならツケてくれるよ!」

澪「(嫌な先輩だなぁ…)」

ガチャ

梓「いらっしゃいませ~…って、唯先輩!澪先輩まで!」

唯「あずにゃ~ん!」

梓「だからバイト先にまで抱きつかないでください!」

唯「えへへ…」

澪「梓ここでバイトしていたんだ…知らなかったよ…」

梓「すいません。隠すつもりじゃなかったのですが…あれ?お二人とも就活中じゃ…?」

澪「ああ…それが…」

唯「えへへ~!私内定貰ったんだよ~!」

梓「え!?本当の本当ですか?」

唯「うん!」

梓「まさか唯先輩が内定とか…本当に就職って頑張ればできるわけですね」

唯「えへへ!」

澪「唯、褒められてないぞ…」

唯「え?」

梓「いやぁ、まさかこの就職難の時代にまさかの唯先輩が内定を得るなんて…」

唯「もう!あずにゃんってばひどい!あずにゃんを驚かせに今日来たのに!」

梓「ふふ、冗談ですよ。唯先輩おめでとうございます!」

唯「わ~い、あずにゃんありがと~!」

澪「(唯…アパレルか暴れるか分からないけど、その一社だけでも嬉しいんだな…)」

唯「あずにゃんもカラオケやろうよ!」

梓「まだ私バイト中ですって…」

澪「(それに比べ私は5つも内定があるのに、文句を…)」

澪「(いや、やっぱりNNTが悪い…!)」

唯「澪ちゃん!一緒に歌おう!私の就職祝いと澪ちゃんのこれからの頑張りのために!」

澪「そうだな、唯…ありがとう…!」

澪「(まだ妥協してはいけない!NNTの奴らに現実を叩きつけてやらねば!」


その夜、一人の一社内定者の傍らに一人数社の内定を持つ鬼の就活生が生まれたという…

翌日

澪「う…」

澪「(昨夜あんなにお酒呑むんじゃなかった…)」

澪「くそ…今日は銀行…そして保険を…うぷっ…」

澪「はぁ…何やっているんだろう…私…」

澪「(NNT共に現実と地獄を!それのためにやっているんじゃないのか…?)」

澪「(もうそろそろ出ないと…)」

~~銀行

面接官「さて三回目の面接となりますが、始めさせていただきます」

澪「はい!」




面接官「さて、こちらからは以上です。そちらからは言い残したことや質問はありませんか?」

澪「経営理念の一つである企業のベストパートナーについてお聞きしたいと思います」

面接官「企業のベストパートナーというのは弊行にある法人部門のことになります。私も法人二課ですから答えられる範囲答えたいですね」

澪「他行とは異なると思われる関係の作り方とかありますか?」

面接官「そうですね。弊行はグループ内にある経営研究所からの情報を得やすい環境にあるかと、アプローチする際にはタイムリーかつ専門的なデータを取り寄せる必要がありますからね」

澪「では自身で行なっている担当の企業に対するアプローチの仕方はどんな感じでしょうか?」

面接官「いや、実は恥ずかしながらまだまだ確立していなくてね~一つ言えることは求められたことはその日か次の日まで必ず対処しておくことですね」

澪「つまり早めにレスポンスを行うことですか?」

面接官「変化が激しい時代になってきたからね。やはり、そのお客さんをつなぎとめておくにはそうした日々の積み重ねなんだよね…」

澪「ありがとうございました!」

禿げたっていうから別に誤爆だと思わなかった

澪「失礼しました!」

バタン

澪「(よし!この調子で他の企業から内定を取っていってやる!)」

「あら?澪じゃない!」

澪「あ…和…」

和「澪もここ受けていたのね!三回目の面接かしら?」

澪「うん。和も?」

和「ええ、今さっきちょうど終えたところなの」

澪「私とちょうど一緒だな。午後は用事あるの?」

和「午後からは先物取引の企業を受けるの」

澪「あぁ、先物取引ね。意外とみんなが見落としがちな業界だよね」

和「変わっている業界だからね。でもそれが面白いんじゃないかと思うのよ」

澪「和は金融がメインか…」

和「私お昼まで時間があるから一緒にどうかしら?」

澪「うん。行こう」

>>197に同意

この澪って自分が思ってるほど優秀じゃないな
文句言ってるだけだし、シューカツ本でみたような質問しかないし


こんな澪でも内定取れるってことも含めて
NNTを馬鹿にしてるんだな!!

>>200
いやだからその当たり前が出来ないからNNTが出来上がるという話なんだよ

特別な話をしているつもりはないって…

飲食店

和「そうだったわね…この時間混むのだったわ」

澪「近くに食べる場所はないからどうしよう?」

和「コンビニで済ませるという手段があるわよ?」

澪「そっか…それしかないよね」

和「暑いけど外で食べるのも案外良いかもよ?」

澪「(えらいプラス思考だな…)」

4~5月くらいにこのスレを立てれば最高に楽しかったはず(`・ω・´)

>>207
その時期はまだNNTが少数派じゃないではないか


店員「ありがとうございました~」

ガー

澪「買ったのは良いけど…」

和「立ち食いしかないわね。ここら辺は公園とかないのだから」

澪「(うへぇ…)」

サラリーマン「…」チラチラ

澪「…」

和「この新商品は美味しいわね。澪も今度食べてみたら?澪?」

澪「(和…本当にお前は仕事人間になれるよ…)」

和「そういえば澪、聞いた?」

澪「なに?」

和「唯が内定貰ったの」

澪「あぁ、唯がその電話を貰う瞬間たまたま居合わせていたからね。知っているよ。唯にしてはやったよな」

和「本当安心したわ…軽音部の中で一番ニートになっちゃうんじゃないかと心配していたのだから…」

澪「確かにな…」

和「そろそろ私、会場に向かうわね。じゃまたね、お互い頑張りましょ!」

澪「うん。気をつけてね!」

澪「はぁ…和も焦っているのかぁ…」

〇×生命

澪「こんにちは」

人事「はい。こんにちは。大学名とお名前をお願い致します」

澪「〇〇大学から参りました、秋山澪です」

人事「はい。秋山さんですね。控室はこちらになります。面接官から呼び出しがあるまでお待ちください」

澪「分かりました」

ガチャ

律「うっす!」

澪「律…」

律「いやぁ~まさか私がここの試験をクリアできるとはね~」

澪「たぶん全通だろ…」

律「あれ?そうなの?」

澪「そうじゃないか?分からないけど」

律「も~澪冷た~い!」

澪「社会人になるんだろ?遊びじゃないんだから!」

律「うぅ…澪ちゃん怖い…」

澪「はぁ…まったく、唯が内定を貰ったというのに…」

律「え?唯の奴、内定貰ったの?」

澪「お前ら現実から目を背けるなよ」

いつまでやってんだよw

澪「昨日貰ったんだとよ。唯にしては頑張ったよな」

律「…」

澪「お前もそろそろ真剣にやらないとニート確定だな」

律「澪だってまだ無い内定じゃん」ぶー

澪「はぁ?私は…」

律「ん?どうしたんだよ?」

澪「いや…何でもない…」

律「?」

面接官「それでは田井中さん面接室にご案内します」

律「あ、は~い!」

>>221
NNTいじめに飽きるまで

まとめてる側のことも思ってあげてください(´;ω;`)

律「じゃ、頑張ってくるわ!」

澪「真面目に受け答えをしろよ」

律「了解しやしたっ!」しゅた

澪「…」

澪「(律しっかりやれよ…)」

面接官2「では、秋山さん面接会場に案内します」

澪「あ、はい」

>>224
これ、SSのつもりで見ない方が良いぞ

NNTザマアwwwスレだし

>>227
>>225まで編集したんだ。 今更挫折はしないさ






(´;ω;`)

SSじゃないならけいおんキャラ使うなよ紛らわしい・・
主役を>>1にすると叩かれると思ったから?



面接官2「…これで一次面接は以上となります、結果は一週間以内にリクナビ経由でお知らせ致します」

澪「分かりました。本日はありがとうございました」

バタン

澪「ふぅ…手応えあったな…」

律「おっす!澪!お疲れさん!」

澪「律、待ってくれていたのか…」

律「ま~ね!私この後、予定ないし。澪は?」

澪「私もこれで終わりだけど…」

律「なら一緒に帰ろうぜ!」

>>229
単なる自慢で叩かれる以前に誰も見ないだろw

>>228
そうか。よく分からんがありがとう。
締めは一応考えている。

澪=>>1ってことは>>1はチョンなの?
だとしたら性格の悪さもうなずけるね

>>233
チョンって協調性がないから就活成功しないんじゃね?
まあ俺の性格の悪さは否定しないけど


ガタンタタン…

律「…」

澪「…」

澪「(律と一緒に帰るなんて久しぶりだな…)」

律「なぁ、澪?」

澪「ん?どうしたんだ律?」

律「やっぱり面接ってむずいよな?」

澪「お前、面接が得意って言ってたじゃないか」

律「いやぁ、何かね、自分が思っていることを100%そのまま伝えることがさ…コミュニケーションって言うんだっけ?何か難しいなぁ、と思ってよ…」

澪「…お前もやっと真剣になってきたのだな。分かった。面接の連絡に付き合うよ」

律「マジで?サンキュー澪!お前は本当に良い奴だな~!好きになっちゃいそ~!」

澪「調子に乗るなっ!」ゴチンッ

律「いっつうぅぅぅぅ~~~!!」

澪「まったく…」

律の家

律「澪~?私の面接の練習に付き合ってくれるのはありがたいんだけど、明日大丈夫なの?」

澪「あぁ、明日は早くても昼からだし大丈夫だよ」

律「それなら安心だな。そんじゃ早速、やってみようぜ~!」

澪「さてどうしようか…じゃ、まずは自己紹介とかはどうだ?」

律「〇〇大学の田井中律です!よろしくお願いします!」ペコッ

澪「ま…自己紹介は問題ないな…学生時代に頑張ったこととかはどうなんだ?」

律「う~ん…ちょっと私が練習したい内容とは違うんだよなぁ…」

澪「え?どういうことだ?」

律「ほら、面接官が掘り下げてくるじゃん?あれの練習したいんだよ」

澪「あぁ、受け答えの練習だな」

律「特にやってもらいたいのはさ、予想外の質問。ほら、最近気になっているニュースとか!」

澪「ニュースとか予想外じゃないだろ…新聞やテレビとか見ていれば分かるだろ…」

律「え?みんなやっていたの?」

澪「当たり前だっ!」

律「そんなに怒らなくたっていいじゃん…」ウジウジ

澪「はぁ…お前はそういう変なところで…いや律ならずさんなところで損しているんだよなぁ…」

律「うぐっ…」

澪「これに懲りてニュース特に政治経済欄は見ること!」

律「はーぃ…」

澪「『はい』は短く!」

律「うっ…はい!」

澪「予想外な質問って他にどんなのがあるんだ?まぁどうせ律のことだから考えて答えなきゃいけないことだろ」

律「うわ否定できないのがスゴい悔しい…」

澪「でも今日はそんな質問あったか?私は生保ってあまり受けてないから分かんないけど…」

律「今日質問されたのは、『最近怒ったことは何ですか?』だった…こんな質問初めてだったから頭真っ白になって何言っているか分からなかったよ…」

澪「あちゃ~…そういうのは普通に会話する感じでやれば良いんだよ」

律「うん…まぁそうだけど…」

澪「意外だな。律はむしろそういうのはへっちゃらそうなイメージがあったのに…」

律「慣れてないだけかも…」

澪「そっか、それなら場数を踏むしかないだろうな。都合が合えば私からも練習に付き合うよ」

律「うぅ…澪~!ありがとう~!」

澪「おい!こら、いきなり抱きつくな!」

澪「(まったく…)」

澪の家

ガチャ

澪「はぁ…もう22時か…あ、確認し忘れていたけどメールとかえらい来ているな…」

澪「あ、この前受けた地元閥の企業から次の選考の案内が来ている…って次は役員面接かよ!いきなりだろ!」

澪「もうここは辞退しようかな…間違いなくあの筋肉バカの二人は落ちただろうな…ザマアwww」

澪「昨日受けた陸運は…まだ来ていないか、まああれは落ちたよな。我ながら忍耐力がなかったな…てへへ」

澪「明日に備えてシャワー浴びたらすぐ寝よう…」


ブー…ブー…ブー…

澪「ん~…眠い…ん…あれ?非通知…」ピッ

『もしもし、秋山さんの携帯電話でしょうか?こちら〇×生命の人事部新卒採用の者です。
 昨日は弊社の面接にお越しいただきありがとうございました。
 面接の結果、秋山さんにぜひ次の選考に進んでいただきたいと思い、ご連絡致しました
 何かスケジュールを管理できるものを用意して頂けますか?』

澪「あ…はい。ありがとうございます。用意は…大丈夫です。
  …はい、その日時なら大丈夫です。はい…ありがとうございます。では失礼いたしました」ピッ

澪「ふ…ちょろいちょろいwww」

■▼製薬

面接官「…以上で面接は終了となります。本日の結果は一週間以内にお電話でご連絡させていただきます」

澪「(あ、このままもらえるわけじゃないんだ…)」

面接官「ではありがとうございました」

澪「こちらこそ、本日はありがとうございました。失礼します」ペコッ

バタン

澪「…」

澪「(まずまずだったな…)」

このクソ暑いなかNNTはホントお疲れさんだよな

下手な自演しなくていいから黙って書けって

澪「おっと、みん就でウサ晴らしを忘れてたwどうなっているんだろうな?」


『ジンジンジャーさん
 >>ギー太郎さんへ
 トイレは汚れるものでしょう?
 いちいち配慮するなんて、そっちこそおかしくないですか?
 それ以前にお客さんとか、ここはBtoBですよ?企業研究ぐらいしたら分かりますよね?』


澪「まだ言っているよコイツwww」


『ギー太郎さん
 >>ジンジンジャーさんへ
 え?トイレの清掃ぐらい学校でもやりませんか?私のところはあったのですが…(・・;)
 あとお客さんって取引先の方とかじゃないのですか?』


澪「こいつもこいつでこのアホにまともな返しをするんだなwww」

>>265

澪「(お…あそこにいるのムギじゃないのか…?)」

澪「ムギ?」

紬「あら?澪ちゃん!こんなところに会えるなんて偶然ね!」

澪「今は何をしているの?」

紬「ゼミ合宿の買い出しよ」

澪「あ、ムギのところのゼミ再開したんだ…」

紬「みんな就職先早く決まったからね…先生も喜んでいたことだし…」

澪「へ~…」

紬「澪ちゃんは就活中なの?」

澪「うん…まあね…」

紬「父も今年は採用数を減らすと言っていたからね…今年の就職は冷え込むとか…」

澪「ムギのところもやっぱり厳しいのか…」

紬「そうね…でも、澪ちゃん頑張ってね!今年は1社受かるだけでもスゴいことなんだから!応援しているわよ!」

澪「あ…ありがとう…」

澪「(なんかここまで行くと内定貰っていたことが言いにくくなってきたな…励ましの言葉で心が痛くなる…)」

澪「(5つ貰っているのにまだ就活って…どれだけ夢追い虫かよと言われそうだよな…)」

紬「あ、私はこれで、じゃあね!澪ちゃん!」

澪「う…うん、また…」

澪「はぁ…」

この荒れた空気良いなwwwwww

メシウマwwwwwwww

このスレ見てて不安になってきた。
大学がマーチ(笑)なんだけど学歴で切られたりしないよね?(大手は除く)

澪「(そういえば、律は〇×生命通過したんだろうか…あいつも早く内定を得てもらわないと大卒ニートになってしまうぞ)」

澪「(でも律に〇×生命みたいな堅い会社は合わない気が…それでもし通過したらそれこそ縁だよな…)」

ブー…ブー…ブー…

澪「ん?律からだ」

律『澪!澪!人事面接の対策の仕方を教えてくれ!頼む!』

澪「…その様子だと通過したみたいだな…〇×生命か?」

律『そーなんだよ!びっくりして思わず、さっき足の小指をベッドにぶつけちまったんだよ!』

澪「…落ち着け」

>>278
高校の友人でマーチに行った奴がいるんだけど、かなり苦戦しているらしいぞ
kkdrも然り

たぶん、中堅大がコテンパンに会ってんじゃないか?

ミスったw

>>280
コテンパンに会っている→コテンパンな目に会っている

いいから書くのに専念しろよ
>>1が途中でしゃべりだすSSスレほど糞なものはない

>>282
…分かったよ

澪「とりあえず、今晩、律の家に行くよ」

律『サンキュー!頼みますぜ!澪!』

ピッ

澪「さてと…次はここの集団面接か…」


♯♭化成

澪「(ここは名はあまり知られていないが、主力製品の売上シェアが世界二位なんだよな…)」

澪「(またこういう主力製品を中国に販売していきたいこともあり、実は語学力も求められているはず…)」

面接官「では一次選考を始めたいと思います」

面接官「では自己紹介を兼ねまして学生時代に頑張ったことを簡潔にお願いします」

男子5「+-大学の~~と言います。私は学生時代に居酒屋のアルバイトに力を入れました。
   体力と素早い判断力、そして接客を身につけるにはどうするか、それを追求してまいりました」

面接官「はい次の方」

男子6「@大学から参りました~~です。本日はお願い致します。
    私が学生時代に力を入れたことはFPの資格の勉強です。私の専門知識をより伸ばしたいと思い、この資格の合格に努めました」

澪「(FP持っているならなぜこの化学メーカーを受けた…!)」

面接官「…はい、次の方」

ねみー続きは朝の9時か10時位からやるわー

澪「お前ら日本語で会話ぐらいできるよな?」

女子3「㈱㈲大学から、参りました、~~と言います、本日は、お願いします!」

澪「(うわいるよなぁ…この小学生のお遊戯会みたいな話し方する奴…)」

女子3「私が、学生時代頑張った、ことは、身体障害者の、人達を手伝う、ボランティアサークルの、活動です!」

澪「(この喋り方をする奴って何なの?日常会話もそうなの?何か罰ゲームでそういう喋り方をしているの?つうかきめぇよ!)」

面接官「はい、次」

澪「はい!〇〇大学から参りました。秋山澪です!私が学生時代頑張ったことは(ry」

面接官「はい次」

澪「(えらい事務処理的な面接官だな…)」

男子7「∫∬大学の~~と言います。私が学生時代に頑張ったことは会社法ゼミで幹事を努めたことです。合同ゼミを企画し他の大学の同じ会社法ゼミの人たちとディベート大会など開きました」

面接官「はい、以上5名で一次選考を行わせていただきます。まずはみなさんに共通してお聞きにしたい質問から入ります。海外勤務は大丈夫でしょうか?」

男子5「はい!大丈夫です」

面接官「それはなぜですか?」

男子5「なぜと言いますと?」

面接官「弊社は会社説明会でも説明させていただきました通り、タイにベトナム、インドネシア、中国に進出しています。そういったところで働くことができるかどうかをみなさんから確認したいわけです」

男子5「そうですか…私は新しい環境に慣れるのが早い方なので適応していきたいと思います」

面接官「…はい次」

男子6「私も大丈夫です。前に申し上げた通り、真面目に勉強することに自信があるため、必須な外国語をすぐに身につけていきたいと思います」

面接官「つまり男子6さんは語学力ではなく語学を習得する早さに自信があるわけですか?」

男子6「はい。中国語など習得したいと思います!」

面接官「…弊社では英語だけで事足りますけどね…英語はどうですか?」

男子6「はい。大学一年でTOEICで650を取りました」

面接官「…はい分かりました…」

女子3「私は、ボランティアサークルで、外国の方と、触れ合う、機会があり、外国の方に、話しかけることに、抵抗は、ありません」

澪「(いちいちイライラさせる喋り方だな…つうか話しかけることと外国で働くこととは関係ないだろ…)」

面接官「女子3さんがその時話した外国の方はどこの国ですか?」

女子3「タジキスタンの方とチリの方です」

澪「(アジアじゃねーwwwwwww)」

面接官「…分かりました…」

タジキスタンって中央アジアじゃ

面接官「次の方…」

澪「はい。私も女子3さんと同じく外国の方と話しかけることに抵抗はありません。と言うのも、私のゼミでは東アジア・東南アジアの方と映画でディベートをする機会もあり、最初は英語で自分の考えを伝えることに苦戦しましたが現在は前よりもスムーズになりました」

面接官「外国渡航経験はありますか?」

澪「はい。ゼミで知り合った仲間の国に夏休み渡航し、その文化に触れる機会はありました。これまで渡航した国は中国、韓国、シンガポール、マレーシア、インドネシアです」

面接官「分かりました」カキカキ

澪「(よし!面接官の声も軽くなった!)」

>>318-319
すまん
東南アジア・東アジアじゃねーと打ちたかったんだよ…マジで間違えた…

面接官「次の方」

男子7「あ、はい、私はゼミで留学生と交流する機会があり、えっと、その方とでゼミ研究をして参りましたから大丈夫です…」

面接官「留学生は日本語を習得してから来るのだと思っているのですが、男子7さんの英語はどうですか?」

男子7「あ、はい…留学生は日本語は話せますが、時おり外国語が入るんです。なら始めから英語で話そうとしてゼミでその人には英語で話しかけてます。私はTOEICのスコアで650行きまして日常会話には支障ないほどです」

面接官「分かりました…」

TOEIC650って自慢になるの?

澪「(まったく…こいつらまともな受け答さえもできやしないのか…)」

澪「(はぁ…これが今の日本の大学の結果だと思うと情けなくなるな…外国市場に進出しようとしている傍らで英語どころか、まともな受け答えさえできない奴がいるなんて…)」

澪「(こんな奴らばっかりだと日本が海外からバカにされるだけだ…こんな日本語でさえ会話できない奴らなんかに海外展開をしようとする企業に入ってたまるもんか!これは企業の技術だけじゃなくて日本のイメージまで影響される!)」

澪「(ここにいる奴らを通過させないようにアピールしてやる…!)」ニヤッ

>>326
一応なるらしい。
それで給料上がるメーカーもある。

>今の日本の大学の結果


澪たんも日本語苦手なの?

この後、澪のアピールにより周りの学生は萎縮するようになった…


面接官「…え~、こちらからの質問は以上となります質問のある方はおられますか?」

澪「はい!」

面接官「どうぞ」

澪「御社の技術や商品を海外市場に展開するにあたって…」ペラペラ

面接官「それはですね…」ペラペラ

学生5「…」

学生6「…」

女子3「…」

学生7「…」

面接官「…となります。こんな回答でもよろしいでしょうか?」

澪「はい!私が知りたかった以上のことを知ることができました!」

>>331
すまん早く打っていたらミスった

面接官「他に…ある方…?」

男子6「は…はいっ!」

面接官「どうぞ」

男子6「じ…人事評価制度について…お願いしますっ…!」

澪「(だから開発部門に聞いてどうするんだよ!これだからNNTカスが空気も読めないし配慮もできないんだよ!)」

面接官「会社ですので、結果を見ます。ですが結果だけでなくその過程も見ます。その過程を見るのは上司です」

男子6「は…はい…ありがとうございます…」

面接官「他に…」

女子3「はい」

面接官「どうぞ」

女子3「男女比率と、育児休暇の、取得について、お願いできますか?」

澪「(ああああああ!!!そんなこと説明会のうちに人事の人から聞いとけよカスがああああああああ!!!
   そんなんだから『これだから女はクソw』とか言われんだよ死ね!二回以上死ね!)」

面接官「弊社は総合職ですと男性:女性は4:1で、技術職ですと7:1となっております。
    育児休暇の取得についてですが、くるみマークを弊社は去年認定されており、男性でも取得できるようになっております」

女子3「ありがとうございます!」

澪「(だから小学生のお遊戯みたいな喋り方するな死ね!)」

面接官「…では時間となりました。これで一次選考を終了致します。結果については一週間以内に合格者のみにお電話させていただきます。ありがとうございました」

「「ありがとうございました!」」

バタン

澪「…」イライラ

澪「(レベルが低いというか何も考えずに選考に来ている奴で頭にきた…)」

男子5「いやぁ、手応えなかったなぁ」

男子6「どこを見ているんだろうな?」

女子3「私緊張しましたぁ~!」

澪「(エレベーターが一つしかないから今こいつらといるけど…特にこのクソアマとは一秒でも早く離れたい…)」

チーン、ガー

男子6「それじゃ、お会いすることあれば!お疲れさまです!」

男子5「お疲れさま!」

澪「(負け犬どもが最後まで馴れ合いか…お似合いだなwww)」

男子7「君スゴいよね!あれだけテキパキ話せて!」

女子3「私もそう思ったぁ~!」

澪「うるさい話しかけんなバカが伝染る」

男子7女子3「えっ」

集団面接ってサクラとかいないのかな?

>>340
某化学メーカーと某外航海運にはいた。
集団面接なのに一人だけエレベーターまで見送られないことがあった。

ちょっと小一時間離れるわ

NNT共め反省でもしてろよ

澪「お前ら現実から目を背けるなよ」

澪「まったく…永久NNTの奴らなんかに話をしても何の得にもならん…」

女子3「ひ…酷い…」

男子7「お…おい!そんな言い方はないだろ!」ガシッ

パシッ

澪「触るな。この汚らわしいNNT共めが」

男子7「く…」

澪「何?暴力を振るう気?つくづくNNTってすぐ暴力に走るのだな。そんな単純な頭じゃ仕事なんてできるわけがないんだよ!」

男子7「…くそっ!」

女子3「…」

澪「ふんっ…NNT共めが」

澪「あ~あ、何あのバカな奴、肩つかんできて…スーツが汚れたじゃないか…」サッサッ

澪「クリーニングに出さないとな…ホント汚らわしい…」

「あら?澪?」

澪「あ、和…」

和「澪はさっきまでどこを回っていたの?」

澪「ん…素材メーカー」

和「メーカーって…澪って業界絞ってないの?」

澪「この時代絞っても仕方ないよ。でも自分が向かなさそうな業界は予め切っているけど」

和「そうなの…でも、志望動機なんて書きにくいんじゃないかしら?」

澪「大丈夫だよ。きっかけなんてちらほら散らばっているもんだし、それを上手く伝えればそれなりに志望動機につながるもんだよ」

和「なんだか、澪…就活で変わったわね…」

澪「え?」

和「なんというか…就活する前の澪はもっとこう…丸かったはずだった気が…あ、ごめんなさい。やっぱり気にしないで…」

澪「…」

澪「(自分でも気づかなかったわけではない…でも、私はこれが楽しいと、正しいと思ってやってきたんだ…)」

澪「(今さら止めるわけにもいかない…!NNTのアホ共に社会の厳しさを知り渡らせるんだ…!)」

和「澪?大丈夫?」

澪「あ…ごめん、和…」

和「私の方こそごめんなさい。さっき変なこと言って…」

澪「気にしてないで…何とも思ってないから…」

和「…ね?少し喫茶店で休憩していかない?」

澪「あ…うん…」

喫茶店

和「はぁー、やっぱり涼しいわねー…」

澪「くすっ…和もそんなこと言うだな」

和「今日は特別に暑いからね…少し答えたわ…」

澪「…和は午前どこ行っていたの?」

和「前に言っていた先物取引とクレジットカードの面接よ。両方とも雰囲気が良かったわ」

澪「そうなんだ…」

澪「(先物取引ならまだ良いが、和に信販系には行ってもらいたくないな…)」

和「そういえば、律はどうなの?私全然会っていないから律の就活状況が気になって…」

澪「まあ…一社しか聞いてないけど、次は人事面接を受けるのだと…」

和「どんな業界かしら?澪は聞いている?」

澪「生保だよ。私もそこを受けているからね」

和「生保…?この時期と言えば…〇×生命か外資しか聞かないわね…」

澪「まあ、まさにその〇×生命なんだけどね。律の奴、一次面接突破だけでえらい嬉しそうだったなぁ…」

和「…良かった…」

澪「え?」

和「澪はまだ律と仲良くやれているのね…私…就活の忙しさから自分で手一杯になって唯に何もしてあげられなかったわ…」

澪「和…」

ブー…ブー…ブー…

澪「(なんだよこんな時に!あ…さっきの企業からだ…)」

澪「ごめん、和。ちょっと電話」

和「ええ、大丈夫よ」

澪「はい、秋山です…はい、はい…はい!その日に伺います。はい!ありがとうございました!」ピッ

和「その様子だと企業からのようね…」

澪「うん。今朝受けた素材メーカーだよ」

和「澪さすがね!」

澪「そんな…大したことじゃないよ…」

澪「NNT必死だなwww」

和「いや、スゴいことよ。一つの企業に一つの選考を進めるのにどれだけの人が敗れていくか…かなりスゴいことなのよ?」

澪「…」

和「今年は去年の影響が出て経済や企業が冷え込んじゃって本当に採用枠が狭き門になっちゃったのよね…」

澪「…」

和「実際に去年なら採用されていた人も今年は採用されないなんてこともあるらしいの
  本当に今年という厳しい就活状況の中で澪はくぐりぬけて行けるなんてそうそうないわ!」

澪「うん…ありがとう…」

澪「…」

澪の家

バタン

澪「ふぅー…」

澪「(なんだか今日は疲れたな…普通にやっていれば内定なんてすぐ取れるだろうに…)」

和『澪みたいに選考を進められるなんてそうそういないわ!』

澪「私が…おかしいのかな…普通に自分の考えを相手に伝えて、普通に相手に聞かれたことに答えるだけなのに…」

澪「その普通は本当は普通じゃないのかな…?」

澪「いや…NNTがダメすぎなんだろ…N…NT…が…おかしい…」

澪「すーすー…」

澪「在日閥の企業は本当にある。あと学会閥や〇〇教閥、共〇党閥もあるらしいぞ!」

澪「みんな気をつけような!」

ブー…ブー…ブー…

澪「ん…あ、私寝ちゃっていたな…あれ?律から電話…あ!」

ピッ

律『澪ー!やと出てきてくれたかー!』

澪「ごめん…気づいたら寝ちゃっていて…」

律『今日何時ぐらいに来れるんだー?19時くらい?』

澪「ごめん。遅くなりそう…20時で良い?」

律『私は大丈夫だよ!今晩もお願いしますぜ!先生!』

澪「…もう…おだてるだけは上手なのだから…」

ピッ

澪「まだ内定が出ていないのは律と和か…」

また小一時間離れるわ

NNTのクズ共は反省してろ

初期配属が人事とは…
エリートコースだな…

ガタンタタン…

澪「…」

澪「(私が本命の企業から内定をもらったのはGWが始まる前だったな…)」

澪「(たった三回の面接で決まった企業…誰もがその企業に憧れる存在だ…)」

澪「(もちろんそれまでの過程でもインターンやOB・OG訪問はした…本当に入社したいと思った…)」

澪「(この会社で自分はどうしたいのか…何ができるのか…何が自分の利益になるのか…考えに考え尽くしそれを言葉にして伝えたわけだ…)」

澪「NNTは今まで何をしてきたんだ?」

なんていうか嘘はつきたくないっていうか・・・
聞こえのいいことだけ並べるのは性に合わないっていうか素の自分を見て欲しいっていうか・・・
俺を採用しない企業なんかこっちからお断りじゃボケ

澪「(最終面接ですごいことを聞かれたな…『日本をどうしたいか?』)」

澪「(良くしたい…それしか言えなかった…日本は世界でも認められる存在にならないといけない…そのために自分はこの企業で、この部門で全力を尽くしたい…!)」

澪「(その翌日に内定をもらったんだったな…23:32の電話で…)」

澪「(嬉しかった…親も大いに喜んでくれた…だけど、この企業は自分には難しいのではないか…?)」

澪「(分からなくなった…自分は本当にこの企業から認められたのか?)」

澪「(確かめたかった…!)」

ピンポーン

律「はいはーい!」

ガチャッ

澪「やあ」

律「待ってたぜ~!澪~!」

澪「それじゃ、人事面接の対策をするか…」

律「私はもうこれ一本のつもりで挑むぜ!」

澪「一本のつもりか…まぁ良いんじゃないか?」

澪「(律にも…私が初めて感じた内定の喜びを味わってほしい…!)」

>>401
営業には向かないタイプだな

でも本当は俺みたいな人間が一番向いてるんだよな
採用しないにしてもその企業が損してるだけだから別に構わないけどな

語学習得と海外渡航も必須なの

澪「人事面接と言えど、面接のやり方は変わらないんだ。社長面接や役員面接の方が対策いるかもな」

律「へ~人事の人ってそこまで気にする必要はないんだ~」

澪「強いて言えば、採用責任者としての自負心を持つ人が多いからな。前の面接よりしっかり答えないとダメだぞ」

律「しっかりか…練習でやっていけば大丈夫だろうな~」

澪「とは言え、採用のプロが多い。仲間としての人を見る経験を多くする人だからその場で思いついた嘘なんてすぐバレる。律は嘘が下手だからつかない方がいいな」

律「わ…分かった…」

澪「いいな?嘘はつくなよ?」

律「そこまで念を押さなくても…」

>>411
とは言ってもルート営業系なら向いているかもな
新規開拓の必要性があまりない企業やMRとか

>>413
海外展開や視野が入っていない企業なら要らない

そういうのってたいてい成熟市場だから成長性はない。
だけど安定的なんだな

NNT共涙目www

澪「NNTの奴らって人と会話できるの?」



澪「…これで良いんじゃないか?律」

律「ほ、本当か澪?」

澪「まあ、絶対とは言わないが、後は考えて発言することだな…」

律「うぅ…考えてか…」

澪「まあ面接官と会話ができることが大事なんだよ」

律「分かった…明後日頑張るぜ!」

澪「(そうか…明後日だったな…)」

NNT必死だなwww

律「それじゃあ、澪ありがとな。遅くまで付き合わせて悪いな。澪も就活中で忙しい身なのに」

澪「…いいよそんなの…」

澪「(これで律が選考に進めてくれれば良いんだけど…)」

律「駅まで送ろうか?コンビニに寄る必要が私にはあるから…」

澪「…律…酒か?」

律「違うわい!糊だよ糊!中身なくなったんだよ!」

澪「そうか…」

スレが盛り上がって参りましたwwww

メシウマ状態wwww

律「…」

澪「…」

律「なぁ、澪…」

澪「ん?」

律「澪さ…私に何か隠し事しているんじゃないか?」

澪「え?」

律「いや…なんとなくだけどさ…最強の澪にしては何か引っかかる気がしてよ…」

澪「…」

律「なんだかさ…昔の澪じゃないような気がしてよ…いや、私の気のせいなのかもしれないな…」

澪「…」

律「あ…悪い…気にしないでくれよ?澪…澪?」

澪「…」

澪「ごめん…律…」タタタ

律「おい!澪!待てよ!」

澪「来るな!私は…私は…う、う…」

律「澪、いきなりどうしたんだよ…悩み事でもあるのか?」

澪「う…うぐ…私は…私は…」

律「澪…」



律「澪…落ち着いたか?」

澪「うん…ごめん…」

律「話したくないなら話さなくても良い。だけど、話さないと澪はずっと苦しいままだと思う…澪に私は何もできないしよ…」

澪「…」

澪「実は…私…内定もらってないなんて嘘だったんだ…」

律「え?もうもらっているのかよ?いつ?」

澪「4月終わり…」

律「ああ…和みたいにもっと行きたい企業を狙っているんだろ?」

澪「いや…そこは…本命の企業なんだ…」

律「ならなんでまだ就活なんて続けているなんて…」

澪「自分が分からなくなったんだ…」

律「…は?」

澪「実感がわかなくて…◆◆商事なんて夢物語だと思っていたのに…私の人柄を認めて内定を出してくれたのだと思う…だけど…だけど…」

律「…」

澪「本当に私は認めてくれたのか…確かめたくて…いろんな企業を再び受けてみた…自分は本当に認められる存在なのかと…」

律「澪…自信を持てよ!そこにお前が必要だと思ったから採用したんだろ!澪は◆◆商事に必要な人間なんだよ!」

澪「怖い…怖いんだよ!あんな有名な企業…私に…私なんかに合うはずがないんだよ!」

律「…」スッ

バチンッ

澪「え?」

ひりひり…

澪「いたい…頬が…いたい…」

律「澪!お前はなんでいつも自分から逃げるんだよ!」

澪「律…」

律「お前は…澪は…私にとっちゃあ…すげー自慢できる奴なんだよ!私には出来ないことをやれて、今もこうして私を助けてくれている!これほど自慢できる奴ぜってーいねーよ!」

澪「それは…私を評価しすぎだよ…」

律「お前が評価しなさすぎなんだよ!」

だれか、これの理系版作ってくれ


おねがいします

律「確かに◆◆商事は超エリートの世界さ!だけどな?その素質が澪にあったんだとなぜ気づけないんだ?」

澪「そんなの…分かるわけないだろ!」

律「じゃあ◆◆商事の面接官は澪を誤って採用したってことなのか?世界に名を知らしめす◆◆商事の人事がそんなヘマをすると言うのか?」

澪「そ…それは…」

澪「…」

律「悪い…私もつい怒鳴っちゃった…でも、自分のすごいことを認めないところは許せなかったんだ…」

律「自慢の澪をダメにしたくないからさ…」

澪「律…」

最初
澪「NNT狩り面白いお!!ふひひwww出来損ないのクズ共ざまあああ」

最新
澪「自分に自信がもてないお・・・(ニヤリ」

律「あ、電車来るぞ」

澪「…うん」

律「そうだ!明日暇なもう一回練習に付き合ってくれよ!うおー!〇×生命頑張るぞー!」

澪「…分かった…夕方には訪れるよ」

律「サンキュ!お願いしやす!」

澪「それじゃあ」

律「おう!またな!」

ガタンタタン

澪「(律を助けるつもりが逆に助けられたな…)」

澪「(律も私にとっては自慢の存在だよ…)」

プシュー…ガタンタタン…


人事「では三次選考を行わせて頂きます」

律「はい!よろしくお願いします!」

人事「君は確か元気な子だったね。説明会の時から覚えていたよ」

律「え?そうですか?いやぁ」ポリポリ

人事「それでは早速質問に入るけど、最近怒ったことは何かな?ニュースでも友人について何でもいいけど」

律「はい!私の幼なじみについてですが、この前…」



澪「…」

澪「(律の奴、上手くいっているかな?)」

澪「(結局、私はここや選考中の企業を全て辞退した…律のためでもあるけど、もう私が就活を続ける理由はなくなったのだから…)」

澪「(バカなNNTともう会うことがないと思うと清々しい気分になるな…)」

澪「(和はどうしているんだろう…?)」

ブー…ブー…ブー…

澪「和からだ…」

NNTが必死すぎてワロタwwww

澪「もしもし?和?」

和『澪?私やったわ!ついにやったわ!』

澪「やったって…もしかして内定出たの?」

和『そうなの!先物取引の企業から今さっきもらえたの!』

澪「和やったじゃないか!おめでとう!」

和『ありがとう!頑張った甲斐があったわ!うちの親や唯にも連絡しないといけないから、詳しいことはまた今度ね!』

澪「うん!また」ピッ

澪「和も内定取れたか…残りは律だけだな…」


律「失礼しました!」

バタン

律「うぅ~緊張した~!役員の人達ってあんなに話しかけにくいおっちゃんばっかだったとは…」

澪「…」

律「お!澪~!」

澪「律…どうだったんだ?」

律「う~ん…微妙かな?受け答えと気持ちをしっかり伝えることはやれたよ」

澪「そっか…」

律「というかなぜ澪がここに?もしかして私のことを気にかけ…」

澪「た…たまたまだ!」

律「たまたまって…ここオフィス街だぞ?寄る場所なんてないのに…」

澪「いいから帰るぞ!バカ律…」

律「…はいはい…」

>>463
教授「おーい〇〇電気から推薦きてるけど、いきたいやついるかー?」


澪「あっはい!!」

律「わ、私も!!」

教授「田井中は専門的に××電気の方があってるから、そっちにしろ」

澪「律…最終面接の結果はいつなんだ?」

律「う~ん…一週間以内かな?」

澪「かな?って…おい!」

律「まあいいじゃん!」

澪「ホント律は楽天的だよな…」

律「いやはや…」

澪「まったく…」

ブー…ブー…ブー…

律「ん?非通知からだ!」

澪「おい!早く出ろよ!もしかしたらさっきの〇×生命からかもしれないぞ!」

律「あわわわ!」ピッ

律「はい…田井中です…はい…はい!ありがとうございます!…はい!頑張ってまいります!」

澪「これは…もしや…」

律「…はい!…はい!失礼しました~!」ピッ

澪「り…律…いけたのか?」

律「…ふふふ!澪!私も社会人になれるぜ~!」

澪「…は…はは…律も…律も…うぐ…社会人になれるんだ…」

律「おいおいなんで澪が泣くんだよ!普通こういうのは私だろ?」

澪「な…泣いてなんかない!」

律「もう澪ちゅわんったら正直じゃないんだから~」

澪「だ~ま~れ~!」ぐいぐい

律「痛い痛い痛い!痛いです澪さん!」


こうして彼女達の就活戦線は終わりを告げたのである。



唯「あ!澪ちゃん。こっちこっち!」

律「おっそ~い!卒業式始まるぞ~!」

紬「あら澪ちゃんってば決まっちゃって」

澪「ハァ…ハァ…もうダメ…キツッ…」

律「おいおい」

澪「あれ?みんな振袖?卒業式って振袖じゃないといけないの?」

紬「服装は自由だけど、振袖の方が澪ちゃん似合うと思っていたのに…」

唯「あ、私もそう思う。でもスーツ姿もかっこいいよ~」

澪「う…うん…ありがとう…」

律「和が先に席取っといてくれてるしよ!早く入ろうぜ!」

澪「うぅ…なんで私が学生代表の挨拶なんて…」

律「とても◆◆商事から内定を得た奴の発言じゃないな」

澪「うるさいだまれバカ律」

唯「澪ちゃん、毒づくようになったね」

澪「いや…そ、そういうわけじゃ…」

紬「(今さらだけど、◆◆商事って私のところとライバル関係なのよね…澪ちゃん知っているのかしら?黙っておいた方が良いわね)」

律「ま、頑張れよ!お前はやれるんだからよ!」

澪「うぅ…分かったよ…」

和「あら?澪到着したのね。こっちの席よ!」

澪「和まで振袖…振袖にしておけば良かった…」

和「へ…?」

『〇〇大学〇〇学部学士代表、秋山澪さんから挨拶』

澪「…はい!」

和「(澪頑張って…)」

かつかつかつ

澪「本日、私達は四年の学び屋である〇〇大学から巣立つことになりました…」



パチパチ…

澪「(い…言えた…!学部長よりも噛まずに言えた…!)」

和「お疲れさま」

澪「ふぅ…」

澪「(本当に今日でみんなと離ればなれになるのか…)」


唯「澪ちゃ~ん!写真一緒に撮ろうよ!」

澪「ちょっと待ってよ!ハァ…ハァ…」

律「ホント澪の体力って落ちたよなぁ」

紬「写真誰かに撮ってもらいたいけど…」

梓「あ、いたいた…先輩達!そこにいたのですね!」

律「お!ちょうど良いところに梓と憂ちゃんが来てくれたな!おーい!」

憂「みなさんおめでとうございます!」

唯「あずにゃ~ん!」

梓「だからいきなり抱きつかないでください!」

律「こいつらは高校の時から変わらんな…」

和「まだ唯は大人になれないわね…」

澪「そういえば和、結局は就職先はどうしたの?先物取引の企業じゃないと聞いたのだけど…」

和「やっぱり★○製薬にしたわ…福利厚生はやっぱりこっちの方が良かったからね」

澪「そうなんだ…良かった…そっちの方が和に合っていると思うよ」

和「ありがとう。澪も◆◆商事の配属は決まったの?」

澪「新人研修の後で決まるんだ…志望している部署に配属されると良いのだけど…」

和「頑張れば出来るわよ。きっと」

澪「うん。ありがとう…!」

律「お二人さ~ん!早く早くぅ~!」

和「はいはい。ほら行きましょ」

澪「うん。分かった」

卒業式から3ヶ月後…

人事「なるほどね。秋山さんはエネルギー部門を志望しているわけですね」

澪「はい!」

人事「海外転勤多い…というか、海外で働く方が多い部署だけど大丈夫かな?」

澪「大丈夫です!」

人事「分かりました」

澪「ありがとうございました」

バタン

澪「(配属面談ってあんな感じで良かったのかな?)」



配属発表日

澪「…」

『辞令
 秋山澪をエネルギー部門 油田開発部に配属することを命ずる』

澪「や…やった!志望していた部門だ!」

澪「あれ?でもどこの国に行ったりするんだろう…」

『アラスカ』

澪「」

おわり

唯でさえ内定もらっているのにNNTのお前らと来たらwwwwww

クソNNT共がスポーツドリンクでも飲んでろ。暑さでぶっ倒れでもしたら町が汚れるからなwwwwwwwww

日本語で会話もできないクソNNTどもめが反省でもしてろよカスが

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