桂木「エルシィのやつまた面倒なことを……」 (120)

桂馬「エルシィ、このリストにあるゲームを買ってくるんだ」

エルシィ「えー、めんどくさいですよー」

桂馬「誰のおかげで駆け魂が集まってると思ってるんだ!早く行ってこい!」

エルシィ「わ、わかりましたよぉ……もう……人使いが荒いです」

桂馬「お前は悪魔だろうが!」

エルシィ「てへ、そうでした……」

ゲームショップ

エルシィ「これとこれ……あとこれも!」

エルシィ「…ふぅ、できました!出来ましたよにーさま!」

エルシィ「私きちんとゲーム買えました!」

エルシィ「……でもこのR18のシールはなんなんだろ……」

エルシィ「まあいいや、早く帰ろっとー」

エルシィ「ふんっふ~ふ~ん♪」

エルシィ「にーさまに頼まれたゲーム……買ってきましたよ!」

桂馬「そうか…そこらへんにでも置いといてくれ」

エルシィ「むー!せっかく買ってきたんたんだから今すぐやりましょうよー」

エルシィ「何だか面白そうなゲームですし!」

桂馬「今8本同時攻略中だ、そっちは後回し」

エルシィ「えー……そんなー」

桂馬「そんなに気になるなら先にプレイしても構わんぞ」

桂馬「たまにはお前もギャルゲーの素晴らしさに触れると良い」

エルシィ「……分かりました!じゃあこの悪魔……なんとか借りていきますね!」

桂馬「ああ」

ガチャ バタン

桂馬(しかし、あの中にエルシィが興味を持つゲームなんてあっただろうか)

桂馬(至って普通のギャルゲーばかりなはずだが……)

エルシィ「えーとこのゲーム……悪魔…悪魔…」

エルシィ「悪魔かんきんりょーじょくだ!」

エルシィ「すごいすごい!日本語読めちゃった!」

エルシィ「人間界の悪魔……どんなのだろう…気になるなぁ」ワクワク

エルシィ「早速プレイ……ポチッっとな」

あんっ!あっ!あぁっ!んっ!

エルシィ「」

いくぅ!いくぅ!

エルシィ「……何これ……恥ずかしい」

エルシィ「……ま、間違えちゃったのかな……どうしよう」

エルシィ「まさか…Hなゲームだったなんて……」

エルシィ「……ということは……まさか!」

桂馬の部屋

エルシィ「や、やっぱり……全部Hなゲームだ……私間違えちゃったんだ……」

桂馬「どうしたエルシィ、まだ何か用か?」

エルシィ「にーさま!?いや!何でもないです!」

桂馬「なら何故またボクの部屋にいるんだ」

エルシィ「こ、これはその……そう!ゲームを借りに来たんです!」

エルシィ「今日買ったゲーム、面白かったんで全部借りていきますね!」

桂馬「お、おい!ちょっと待て!」 

エルシィ「はぁはぁ……何とか持ってこれた」

エルシィ「でも早く本物をにーさまに届けないと……また怒られる……」

エルシィ「このゲームは…とりあえず……ココらへんのCDケースに隠して……」

エルシィ「本物を急いで買いに行かないと……」

次の日

エルシィ「おはよーございます!にーさま!」

桂馬「……ああ、おはよう」ピコピコ

エルシィ「今日もいい天気ですね!」

桂馬「おいエルシィ」

エルシィ「はい?何ですか?」

桂馬「お前、先週ボクの名義で図書館からCDを借りていただろう」

エルシィ「あっ!忘れてました!」

エルシィ(消防車図鑑の借り過ぎで貸出停止にされたんでした)

桂馬「催促が来るのは嫌だからな、ちゃんと返しておけよ」

エルシィ「分かりました!きちんと返しておくので心配しないで下さい!」

桂馬(……全く信用できんな。だがまあ今日の図書委員は栞だ、何とかなるか)

エルシィ「じゃあ私はCD取ってくるんで先に行ってて下さいね!}

桂馬「……ああ、しっかりな」ピコピコ





エルシィ「あれ、でも何か忘れてるような……なんだろう」

エルシィ「うーん、思い出せない……」

図書館

栞(今日返ってきた本……そしてCD)

栞(ここまではいつもと何も変わらない……だけど)

栞(どーしてCDの中身が違うのよぉぉぉ!!)

栞(図書館絶頂ア●メ?いいなり図書委員?な、なんなのこのタイトルは!)

栞(神聖な図書館のものをこんな!こんな不埒な!)

栞(こ、こんなもの今すぐ叩き割って……叩き割って……はぁ)

栞(そういうわけにもいかない……よね)

栞(……そうよ!これだって立派な作品だもの、それを頭ごなしに否定するのは良くないわ)

栞(どんな作品にも作者の思いが込められているのだから……)

栞(こ、こういう作品に触れるのは初めてだけど……うぅ緊張するー)

きょ、今日もですか?……べ、別にいいですけど……

栞(……!!)

だ、駄目!こんな……あっ……他の人に……ん……き、聞こえちゃう……

栞(…………!!!)

栞(……ふぅ……最後までプレイしてしまったわ……)

栞(と、図書委員にこんな仕事があったなんて……)

栞(って違う!違うのよ私!これは創作!こんなの現実でやったら即刻逮捕よ!)

栞(そもそも誰なの!こんなものを図書館に返却した変態さんは!)

栞(た、ただじゃおかないんだから!図書館出入り禁止よ!)

栞(…………あっ、桂木君だ)

栞(…………ええ!?ええっ!?……ど、どういうこと?)

栞(これって、これってその……私とこういうことしたいってことなの!?)

栞(そ、そりゃ確かに私一応桂木くんの彼女だし……多分彼女だし……)

栞(そ、そういうことをするのも仕方ないのかなぁ……とも思いますけど……)

栞(で、でもやっぱりまだ早いというか……図書館じゃ駄目というか……)

栞(って違う!違うでしょ!)

栞(あぁ、もう!そもそもどうしてこんな回りくどいことするの!直接言えばいいじゃない!)

栞(……そうよ!彼女なんだから面と向かって言えばいいんだわ!頭にきた!)

栞(……懲らしめてあげないと!それが彼女の仕事よ!)

栞(……そういえば返却後すぐに借りられたCDもあったような)

栞(って大変!これじゃまるで図書館がこんなものをおいていると誤解されてしまうわ!)

栞(ど、どうしましょう……はぁ……)




かのん(お仕事の合間に聞こうと思って借りてきたけど……なんなのこれは!?)

かのん(遠隔バ●ブ調教!?え、えっちなトップアイドル!?)

かのん(どうしてこんなものが図書館にあるの!!?)

かのん(どう考えてもおかしいよね……どういうことなんだろ)

かのん(せっかく桂馬くんが前に借りてたのを借りてきたのに……)

かのん(あれ?でも中身が違うってことは……このゲームの持ち主は……)

かのん(け、桂馬くん!?じゃ、じゃあこれって……私!?)

かのん(だ、駄目だよ!お仕事の最中にそんな……)

かのん(でも彼女なのに私のせいで一緒にいられないし……)

かのん(このぐらいはしてあげるべきなのかも……)

かのん(うーん……)

かのん(あっ、お仕事に遅れちゃう!)

エルシィ「今日も一日疲れましたね」

桂馬「ボクは全然疲れてないぞ」ピコピコ

エルシィ「もう!ただの日常会話じゃないですかぁ!にーさま冷たいです!」

桂馬「ああそうだ、ボクは少し寄るところがある。先に帰っててくれ」

エルシィ「えっ、そうなんですか?わっかりましたー。帰って晩ご飯作ってますね!」

桂馬「地獄の食材は使うなよ、絶対だからな」

エルシィ「えー、せっかく三途の川で生きのいいお魚が手に入ったのにぃ……」




桂馬「さて、エルシィの奴がきちんと返却できたか確かめに行くとするか」

桂馬「後で呼び出しでもされたらたまらんからな……」

図書館

桂馬(いた、栞だ。あいつに聞けば一発だろう。早く帰ってゲームするとしよう)


桂馬「栞、少しいいかい」

栞(き、来た!!)

栞(よ、よし!彼女の本気を見せてあげるんだから!)

栞「いぃ……」

桂馬「い?」

栞「い、いらっしゃぁいませぇぇ……」

桂馬「??」

栞(ひゃぁぁぁ!やってしまったぁぁ!)

栞(な、何やってるの私!これじゃまるで風俗店よ!)

栞「な、なんの……御用でしょうか……」

桂馬「ボクの貸出履歴を調べて欲しいんだが……」

栞「ちょ……ちょっと待って……ください」

カタカタ

栞(つ、次こそは!次こそはうまくやってみせる!行けるわ私!)

桂馬(今日の栞はいつにも増して挙動不審だな……)

栞「あ、あの!」

栞「ご、ご奉仕します……から……その」

桂馬「何を言ってるんだ栞……今日は様子が」

桂馬「ボクの中の二次元が……警告している」

桂馬「走って逃げればまだなんとか……なりそうな気がする」

桂馬「どうする、このまま流されていいのか>>49

流されてください
はよ

栞「し、失礼しますね……」

ジー ボロン

桂馬「し、栞!お前何を!?」

栞(上目遣いで……優しく舐める……あの通りにすればいいのよ!)

栞「…んっ……っ」ペロッ

栞「んむぅっ……ちゅぱ」レロレロ

栞(あ、あんまり美味しくない……でもこれも図書委員の……彼女のお努めだもの……頑張らないと)

桂馬(な、なんだこの状況は!?落ち着け、落ち着くんだ。リアルに飲まれるな)

ちゅぱちゅぱ

栞「あ、あの…………気持ち良い……ですか?」

桂馬(ここが最終分岐点だ……それは分かる。だが何故かルートが見えない……くそっ)

桂馬(そうか!……そもそもギャルゲーにこんな展開は存在しない!これじゃ完全に手詰まりだ!)

桂馬(イベントスキップ来い!メッセージスキップでも良い!この状況を何とかしてくれ!)

栞(気持よくないのかな……もうちょっと激しくしてみよう……)

栞「じゅぱ……んっ……ちゅぱ……ぢゅる……」チュクチュク

栞「……どう……ですか?」

桂馬(気持ち良い……だが所詮リアルだ!この程度で……ボクは……)

桂馬(とは言えこの状況から脱出することもできない……うっ)

栞(!?)ビクビクッ

桂馬(い、今のは危なかった……だがやはり駄目だ、耐えられない!これじゃ保ってあと一分だ)

桂馬(それまでに現状を打破しなければ……取り返しがつかないことになるぞ)

桂馬(いくらボクでもリアル女子の口に精液をぶちまけたらどうなるか……理解している)

桂馬(ボクには見える!このBADエンド直行コースが!!)

桂馬(絶対に回避しなければ……もはやギャルゲーの知識は役に立たん)

栞(うー、顎が痛くなってきたよぉ……慣れないことしてるからかな)ジュポジュポ

栞(でも桂木くんに気持ちよくなってもらわないと……)チュパチュパ

じゅぷじゅぷ

桂馬(くぅ……だ、駄目だ……意識が……快感に乗っ取られる……)

桂馬(やっぱり駄目だ……げ、ゲーム女子たちよ……ボクに……ボクに力を貸してくれ……)

桂馬(……声が聞こえない……まさか……見放されたのか……彼女たちに……)

桂馬(ううぁ……やばい……なんてボクは無力なんだ……そうだ、ギャルゲーを失えばボクはただの一般人だ……)

栞(全然気持よさそうじゃない……もぉー怒ったんだから!)

栞「じゅぽじゅぽ……ぢゅぱっ!ぢゅる~じゅるるる」ヌチャヌチャ

桂馬(し、しまった!)

桂馬「ああっ」ビクンビクン

栞(……!!??)ビュルルルルルル

ドクンドクン

桂馬「はぁ……はぁ……」

栞(ドロドロしてて苦い……これが精液なのね)

桂馬(口に精液が……やってしまった……これでは二次元の神失格だ……ごめんよぉみんな)

パンパンパン

桂馬「……すまないみんな……ボクはもう駄目だ……汚れてしまった……」パンパンパン

栞(か、桂木くんっ……何を……あっ……んっ……言って……るんだろ……あぁっ)

生徒「すいませーん、貸出お願いしまーす」

栞(そ、そういえば……んぁっ……ここ図書館……)

栞「は、はい……へんきゃぁ……んっ……返却きげんっっっ……に、2週間」パンパンパンパン

栞(か、カウンター下からなんて……うっ……や、やめてよもぅ……)

ドピュドピュ

生徒(なんでこんなに顔が赤いんだろう……)



桂馬「」ボーッ

桂馬(栞と……3回もやってしまった……これではもう……神を名乗ることは……)

エルシィ「にーさま?どうしたんですか?」

桂馬「いや……別に何でもない……」

エルシィ「今日はハクア直伝の人間界風味の地獄ハンバーグです、にーさま!」

桂馬「……」ポケー

エルシィ「にーさま!にーさまったら!」ユサユサ

桂馬「分かった分かった……食べるよ」

エルシィ「もぉ……にーさまったら……あっ!かのんちゃんだ!TVに出てますよ!」

司会者「今日のかのんちゃんどうしたの?顔赤いけど?」

かのん「いや…んっ…大丈夫です……あぁ……ん」ブブブブブブ

司会者「そう?じゃあ歌ってもらいましょうか!」

かのん「は、はい……な、中川かのんで……あぁ……んっ……ぃぃひゃう!」ブブブブブブ

司会者「?」

かのん「なぁ……なつえろぉ……サプライズ……です」

カメラマン(今日のかのんちゃん色っぽいなぁ……)シコシコ

マネージャー(かのん!曲名間違ってるわ!ああどうしましょう!!)

P(まさにサプライズ)シコシコ

エルシィ「今日のかのんちゃんどうしたんでしょう……体調でも悪いんでしょうか」

エルシィ「私心配です……」

桂馬「それはともかく……このハンバーグ悪くないぞ、さすがハクアだな」モグモグ

エルシィ「とーぜんです!レシピ通りに作りましたから!」

エルシィ「ハクアの味完全再現ですよ!」

ドロドロドロドロ

エルシィ「あ、あれ?」

エルシィ「か、駆け魂!?かのんちゃんに反応があります!」

桂馬「くそ……こんなときに……また駆け魂か?」

桂馬「だ、駄目だ……急に体が重く……」

エルシィ「あっ、違いました。なんかバイブセンサーらしいです」

エルシィ「駆け魂センサーのおまけ機能らしくて、バイブを差してる人に反応するとか」

桂馬「ば、バイブ……だと?」

エルシィ「説明書に書いてありましたー」

エルシィ「こんな機能使ったことないんで知りませんでしたよー」

エルシィ「まあ駆け魂狩りにはいろいろな方法がありますからねー」

桂馬「想像したら急に……下半身が……うっ」ドピュドピュ

エルシィ「か、かみにーさま!しっかり!」

桂馬「ゲホゲホッ」ドピュドピュ

エルシィ「きゅ、急に顔色が悪く……あわわわわ、どうすれば……」

桂馬「……と、トイレだ……ついてくるな……」ドピュドピュ

桂馬「だめだ……意識が……」ドピュドピュ

ドピュドピュ
ドピュドピュ

バタッ

エルシィ「にーさまが……死んでしまいました」

エルシィ「何でもせ、精液の出しすぎだとか……」

エルシィ「神にーさまの精神に女の子の体は猛毒だったみたいです……」

エルシィ「でもどうしてこんなことに……>>49あたりで選択を間違えたのかな……」



ハクア「よーやく桂木の魂が手に入ったわ」

ハクア「体力が枯渇するまで絶頂するハクアハンバーグも効いたみたいね」

ハクア「少しでも興奮してないと全く効果が無いのが欠点だけど……」

ハクア「そのためにゲームショップやらでいろいろ工作したかいがあったわ」

ハクア「童貞じゃなくなったのは計算外だけどね……桂木の変態」

ハクア「……私が教育してあげるんだから……覚悟しときなさいよ」

ハクア「これで桂木は一生私と一緒、ふふ」





>>49あたりで分岐しようと思ったけど眠いので断念
おしまい

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom