上条「俺らも気づけば大学生か」(617)


青髪「なんや自分。急にしみじみと」

上条「いや、早いモンだなと思ってよ。あ、それポン」

土御門「そうだにゃー。高校で馬鹿やってたのが昨日の事みたいぜよ」

上条「だろ? あ、それもポン」

青髪「出たよwww上やんの鳴き麻雀www」

上条「いいだろ! 俺はこうでもしないとツモじゃ手が進まないんだから!」

一方「どうでもいいが、下家のお前が鳴きまくるから俺にツモ番がこねェじゃねェかよ」

土御門「超演算で手牌読みまくるお前にはこれくらいのハンデが丁度いいぜよ」


一方「まぁいいけどよォ……つか三下ァ、お前タバコ変えたか?」

上条「おう、ポールモール」

青髪「ぼかぁマイセン一筋ですよ!」

土御門「聞いてないにゃー」

一方「聞いたことねぇ銘柄だな。リーチ」

上条「まぁあんまし売ってないしな。てかリーチかよ……やべぇ、安牌がない」

青髪「ざまぁwwwwwwwwww」

土御門「鳴きまくるからだぜよ」

上条「くそー……ちょっと長考させてくれ」



青髪「かまわんよー」

一方「いいけどよォ、なンでタバコ変えたンだァ?」

土御門「やたらタバコにこだわるにゃーwwww」

一方「あ? 別に深い意味はねェよ」

上条「あー、あれだよ。これ280円でちょっと安いんだわ。葉詰まってるから長く吸えるし」

青髪「上やんは相変わらず貧乏性やね」

一方「20円しか変わらねェじゃン」

上条「上条さん的には20円が大きいんですよー……っと、これだ!」バシィッ!

一方「ロン。メンタンピン一発ドラ1……ウラが乗って跳満だァ」


上条「がー! 不幸だー!」

青髪「うわー、上やんここでトばんといてな。ボクの逆転がー!」

土御門「また一方通行のトップか、上やんこれで-130だにゃー」

青髪「点50だから6500の払いやね。まぁパチンコに行くよりは健全とちゃうん?」

一方「だから賭けンなつってンだよ……別にオレは金余ってるし、チャラでもいいぞォ」

土御門「それは上やんへの侮辱だ。ギャンブルの負けを踏み倒すのは男として最低の行為だぞ」

上条「そうだ! それに次の半荘でとりかえす!」

青髪「あー、悪いけどボク4限に講義入ってんねん。悪いね上やん」


上条「英語だろ? 代返で十分だって」

青髪「それやけど……ボクこの前代返バレてん。次バレたら単位無しやって」

土御門「何やってんだよお前wwwwww」

上条「え? バレたの? 誰だよそんなヘマしたやつ」

青髪「海原wwwwアイツ駄目やわwwwww」

一方「アイツに頼むなよ……もっと他に居ンだろうが」

青髪「ボク代返頼みすぎて、皆引き受けてくれへんねん」

土御門「まぁこのままじゃ絶対留年するだろうし、いい機会ぜよ」

上条「そうだな。ちゃんと勉強してこい」

青髪「上やんに言われたないわー」

上条「いや、俺単位余ってるし」


土御門「は? 何でだぜよ?」

上条「いや、俺の専攻、発電能力じゃん。だから美琴の実験手伝うだけで単位貰えるんだわ」

一方「そンなンで単位って貰えるもンなのかよ」

土御門「おまwww彼女に単位まで養ってもらってるのかにゃwwwwヒモ乙wwwww」

青髪「くそー! リア充爆発しろ!」

上条「ばっ! 俺と美琴はそんなんじゃねぇって! たまにお小遣い貰ってるだけだって!」

一方「それをヒモって言うンじゃねェかァ?」

青髪「クソ! クソォー!」

土御門「上やんヒモ説は置いといて、青髪はそろそろ行かないとヤバイんじゃないかにゃー」

青髪「せやった! ほな、また打とな!」


一方「おう」

上条「次は負けねぇかんな!」

ガチャ……バタン

土御門「……さて、どうするぜよ」

一方「俺もそろそろガキを迎えに行かなきゃなンねェし、帰るわ」

上条「そか、またな」

一方「あァ、じゃァな」

ガチャ……バタン

土御門「パチンコでも行くかにゃー?」

上条「パチンコかぁ、GW明けじゃ当たらねぇだろ」

土御門「それもそうか。じゃ、今日はお開きってことで」


上条「そうだな、俺も帰って寝直すわ」

土御門「本当にニートだにゃー」

上条「フリーターに言われたくねぇ」

土御門「俺は一応ネセサリウスのスパイとしてここに居るわけだし、こうして遊んでるのも仕事の内だぜよ」

上条「気楽なお仕事ですこと」

土御門「うっせwwwwじゃあな、金入ったらまた貢ぎに来いしwwww」

上条「次は絶対勝つかんな!おぼえとけよ!」

土御門「はいはいwwwwwじゃあな、おつかれ」

上条「おつかれさん」

ガチャ……


……バタン

上条「ただいまー……って、美琴は学校か」

上条「ふぁ~ぁ、眠みぃ……」

上条「美琴が帰ってくるまで寝てるか……」

…………
………
……


美琴「どうぞー、入って入って」

佐天「おじゃましまーす」

初春「へー、ここが御坂さんの部屋ですかー、広いですねー」

美琴「そうでもないわよ、ここだって一応学生マンションなんだから。……アレ? あの人帰って来てる」


初春「あの人?」

佐天「ほら、同棲してる彼氏の事だって。ですよね、御坂さん」

美琴「うん、そうなんだけど……おかしいな、いつもはもうちょっと遅いのに」

初春「同棲なんて素敵です! いいなぁ」

佐天「初春だって、私と同棲してるじゃん」

初春「あれはルームシェアって言うんです!」

美琴「当麻ー? 居るの?」

上条「……んあ? 美琴か、おかえり」

美琴「ただいま。今日は早いのね」


上条「今日は3,4限を休講にしたからな。自主休講」

美琴「あんたねぇ、そんなんじゃ留年するわよ」

上条「大丈夫だって、単位はちゃんととってるし」

美琴「まぁいいけど、学校卒業したら籍入れる約束なんだからね! ちゃんと『卒業』してよ」

上条「さすがの上条さんも退学にはなりませんの事よ」シュボ

美琴「こら! 今日は初春さん達来てるんだから、部屋のなかは禁煙。吸うならベランダね」

上条「へいへい……はぁ、喫煙者には肩身の狭い世の中になったぜ」スタスタ

美琴「もう…… ごめんね、見苦しいところ見せちゃって」

佐天「いえいえ、むしろご馳走様って感じです」


初春「本当に夫婦みたいで素敵です。なんか通じ合ってるっていうか、お互いに気を許し合ってるって言うか」

美琴「そう……かな……///」

佐天「あーもう御坂さんかわいい!」

美琴「えっ!? へ、変な事言わないでよもう!」

キャッキャ!

上条「…………」スパー

上条「ホタル族のお父さんってこんな感じなんだなぁ……」

上条「しかし部屋に戻るの気まずいな……ちょっと出かけてくるか」

ガラガラ


上条「美琴、俺ちょっと出かけてくるわ」

美琴「あ、そう。遅くなる?」

上条「いや、そんなに遅くなるつもりは無いけど……まぁ飯は外で食ってくるから、俺のことは気にしなくていいぞ」

佐天「あっ! いいですよそんな、気を使ってもらわなくても、私たちすぐ帰りますし」

初春「そうですよー、お二人の時間を邪魔する気はちっともありません!」

上条「いや、美琴も二人に会うの久しぶりだろ? こいつ案外寂しがり屋だから、たまには遊んでやってくれ、こいつの為にもさ」

美琴「なっ!? べ、別に私は寂しがり屋じゃ……」

上条「はいはい。じゃあ俺出かけてくるから」

美琴「う、うん……あ、アンタ外で食べるって、お金あるの?」

上条「別に吉野家なら500円もありゃ十分だろ」

美琴「500円しか無いわけね…… ほら、一万円。これで食べてらっしゃい。パチンコ行っちゃ駄目よ」


上条「分かってるよ。サンキュな、美琴。愛してる」

美琴「なっ……!? は、早く行け!///」

上条「ははは、んじゃ、行ってきます。佐天さんに初春さんも、ゆっくりしていってくれ」

ガチャ……バタン

佐天「すいません、気を使わせちゃったみたいで」

美琴「別にいいのよ、あんな奴」

初春「それにしてもすごいですねー、ポンと一万円出しちゃうなんて」

美琴「そうかな?」

佐天「かー! これだからお嬢様は! こんないい部屋に住んで、一万円も「そうかな?」で済ます!」

初春「あ、でもこの部屋は上条さんと二人で家賃払ってるんですよね、それなら納得です」

美琴「んーん、家賃は私持ちよ」


佐天「え?」

初春「あ、そっか。光熱費が上条さんなんですね!」

美琴「いや、ここの家賃光熱費込みだし」

初春「えっと……それなら食費を……」

美琴「そんなの、アイツに払えるわけないじゃん」

佐天「…………」

初春「じゃぁ……上条さんは」

美琴「一銭も払ってないわよ。アイツ、私がいないと本当に駄目なんだから」

初春(それって……)

佐天(ヒモじゃん)


ちょい風呂


スタスタ シュボッ プハー

上条「どうすっかな。一方通行ん家にでも行くかなぁ」

清掃ロボ「警告 警告 ここは歩きタバコ禁止区域です。直ちに火を消してください」

上条「だー、はいはい。消しますよ。……はぁ、火つけたばっかりなのに……不幸だ」

上条「一方通行の家は……第五学区だっけか。電車待つより歩いた方がはやいかな」

ブロロロロ キキッ

上条「うおっ、なんだあのゴツいバイク……って、アレ?白井じゃねぇか。 白井ー!」

黒子「おや、どなたかと思えばお兄様ではありませんの」

上条「……そのお兄様っての、いい加減やめてくれよ、恥ずかしい」


黒子「いいえ、お姉さまの伴侶となる方なら、わたくしにとってはお兄様ですの」

上条「はいはい、わかったよ。てか、お前バイクなんか持ってたっけ?」

黒子「先日買ったんですの。風紀委員の備品のバイクがあまりにもダサいのが耐えきれず、つい」

上条「ついでバイクが買えるって、お嬢様ハンパねぇな」

黒子「庶民とは違いますのよ、庶民とは」

上条「……今更つっこむ気はねぇぞ」

黒子「まぁっ! お姉さまのみならずわたくしにまでつっこむ気ですの!?」

上条「何いってんだ! この万年発情期が!」

黒子「あら、ちがいましたの。お兄様とセックスすれば、お姉さまと間接セックスでしたのに」

上条「あんまり女の子がセックスセックス連呼すんじゃねぇよ……」


黒子「お兄様は女性に幻想を抱きすぎですの。まぁ、あのお姉さまと付き合っていれば仕方の無い事かも知れませんが」

上条「まぁ。あいつは、いい意味でも悪い意味でもピュアだからな」

黒子「違いありませんの」オホホホ

上条「そうだ、お前これからどっか行くの?」

黒子「えぇ、第五学区にある風紀委員の訓練場へ。新人研修の監督を任されまして」

上条「おお!こいつは丁度いい。第五学区の駅まででいいから乗せてくれよ」

黒子「構いませんの。初春を載せるつもりでスペアのヘルメットもありますので」

上条「サンキュー白井」

黒子「ああん、黒子のタンデム処女が奪われてしまいましたの……」

上条「ほら、気持ち悪い事言ってないで、さっさと行くぞ」


黒子「了解ですの」ブオンブオン!

上条「のわっ!? 飛ばしすぎだっつの!」ギュッ

黒子「あぁん! お兄様に抱きつかれてますの! これは……これは間接ハグですのね! イグゥゥゥ!!!!」

上条「ぎゃー! 前見ろ前! 今おばあさん轢きそうになったぞ! 恍惚そうな表情してんじゃねー!」ギューゥ!

黒子「んあっ! ますます強くぅ……そんな、お姉さま激しすぎですのぉぉぉ」ガクガク

上条「お姉さまじゃねー! ぎゃあああああああ! 不幸だぁぁぁぁぁぁ!!!」


上条「はぁ……ひどい目に遭った」

上条「やっと一方通行のマンションに着いたけど……えっと、何号室だっけ」

上条「307? いや、507だっけ? なんか奇数頭で末尾が7だったのは覚えてるんだよなぁ……」

上条「ちょっと電話して聞いてみるか」プルルル プルルル ガチャ

一方「おゥ、どうした?」

上条「今お前ん家の前来てんだけどさ。何号室だっけ?」

一方「403」

上条「全然ちげぇ」

一方「あァ?」

上条「いや、こっちの話。じゃあ今から行くわ」


一方「ン」ガチャ ツー ツー

上条「全然ちげぇし。えっと、エレベーターで四階と」ウィーン……ゴウン

上条「えっと、403、403と……あった」ピンポーン

一方「おう」

上条「よう」

一方「どうした、第三位と喧嘩でもしたか」

上条「いや、美琴が友達連れてきたから出てきた。気まずいからな」

一方「そォか。まァ入れ」

上条「相変わらず広いな」


一方「まァ腐っても学園都市第一位だかンな」

上条「打ち止めは?」

一方「今日は芳川ンとこだ。焼肉だってよ」

上条「へー、いいな、焼肉。食いに行くか」

一方「オマエそンな金あンのかよ」

上条「美琴に一万貰った」

一方「マジでヒモだなァ、オイ」

上条「だからそんなんじゃ無いって」

一方「へいへい。それじゃァ行くかァ。青髪と土御門は呼ばなくていいかァ?」

上条「いいんじゃね? 青髪は金無いだろうし、土御門は義妹が作った飯のがいいだろ」

一方「あいよ、じゃあ車出すから先降りてろ。駐車場地下なンだよ、ここ」

上条「了解」


ガチャ スタスタ ウィーン ゴウン スタスタ

上条「焼肉かー、久しぶりだな」シュボッ スパー

ブロロロ

一方「乗れ」

上条「いいねぇ、足があると」

一方「まァな。でも維持費とか結構かかるぜ」

上条「だよなー、あれ? 灰皿は?」

一方「あー、そういや打ち止めがタバコ臭いっつーから外したンだったわ。お前らと芳川が車でバカバカ吸うからだ馬鹿」

上条「相変わらずのロリコンっぷりだな」


一方「俺だけ能力発動して、このままガードレールに突っ込ンでもいいンだぞ」

上条「やめろ馬鹿! シャレになんねぇんだよ」

一方「てめェが下らねェ事言うからだ。そこの空き缶でも灰皿にしてろ馬鹿」

上条「馬鹿馬鹿言うんじゃねぇ! 上条さんだって傷つくんですよ?」

一方「言ってろ馬鹿。ガンコ炎でいいか?」

上条「牛角は?」

一方「潰れた。駅前なのに面白いくらい人が居なかったからなァ」

上条「あそこアレだろ? なんか実験で合成したキメラの肉使ってるとか言う噂が流行ってたろ。アレの所為?」

一方「アレの所為。ってかアレマジだぜ」

上条「マジで?ソースは」

一方「書庫(バンク)」

上条「うぇっ、マジじゃん」

一方「なンか新種動物の開発みたいなのしてる研究所があってよォ、そこの廃棄動物使ってたらしいぜェ」

上条「そりゃ潰れるわ。あ、あそこにしようあそこ」

一方「ホルモン一番? 反対車線だぞ。どっかでUターンするかァ」

上条「車多いし、それよかそこの横道入って次の信号で戻ってきたら?」

一方「そうすっかァ」


ブオン カッチカッチ ピーピー ブオン キッ ガチャ

上条「着いた着いた」

一方「オマエ本当に内臓好きな」

上条「変な言い方すんなよ。ホルモンうまいぜ」

一方「うまいけどよォ。センマイだけは駄目だわ」

上条「えー、うまいじゃんセンマイ」

一方「いや、アレはただのゴム」

上条「居るよねーそう言う奴。分かってない。お前は何も分かってない」

一方「わかンなくていいわ、別に」


カランカラン

店員「いらっしゃいませー 二名様ですか?」

一方「はい」

店員「お煙草はお吸いになられますか?」

一方「吸う?」

上条「吸う」

一方「じゃあ喫煙で」

シャーセェ! シャーセ! 

店員「ご注文はお決まりですか?」

上条「とりあえず生中2つ……でいいよな」

一方「とりあえずなァ」

店員「生中お二つですね」


上条「肉は?」

一方「上カルビ2人前。あとは任す」

上条「このホルモンフルコースってのでいい?」

一方「いいンじゃね」

上条「じゃあこれで」

店員「かしこまりました」

一方「本当内臓好きな」

上条「まあな」


上条「お前まだあの仕事してんの?」

一方「あの仕事?」

上条「グループだっけ?」

一方「あァ。やってる」

上条「あんま打ち止めに心配かけんなよ」

一方「なンで打ち止めが出てくンだよ」

上条「そりゃお前、将来の義妹だしな」

一方「お前マジに第三位と結婚すンのか?」

上条「一応、真剣には考えてる」

一方「はン。結婚ねェ」

上条「なんだよ」

一方「いや、大体よォ。お前アイツのヒm――」

店員「生中お二つ、持ちしましたー」


一方「お、来たか」

上条「ヒm ってなんだよ」

一方「まァいいわ。俺は関係ねェし」

上条「なんだよ気持ち悪い」

一方「気にすンなって、カンパーイ!」

上条「かんぱーい」

カキン!

上条「ゴキュ……ゴキュ……ゴキュ――プハァ! うめー」

一方「ゴキュ……ゴキュ…… あ」

上条「どうしたよ」

一方「車乗ってきたンだった。いつものノリで忘れてたわ」

上条「あー、いつも徒歩で近場のがんこ炎行くしな」

上条「海原呼ぶ? アイツ免許持ってるし、酒飲めねぇし」


一方「いや、いいわ。黄泉川呼べば」

上条「黄泉川先生? もう飲んでんじゃねぇの?」

一方「あー、ちょっと電話してみるかァ」

プルルル プルルル ガチャ

一方「もしもし? あ? いいだろ別に……おゥ、おゥ。いや、車乗って来たのに飲ンじまってよォ…… 
    あ? うっせーよwww おう、いや、反省してるって。ああ、分かった。……え? 焼肉。上条と。
    ホルモン一番……は? いや、いいけどよォ……いや、あンま良くないけど。分かった分かった!
    はい。はい。……おう。んじゃ」

上条「どうだって?」

一方「案の定飲んでた」

上条「マジかー、どうすっかな」

一方「不本意だが海原呼ぶかァ?」

上条「んー、ちょっと美琴に電話してみるわ」


プルル プルル ガチャ

上条「もしもし? おう、焼肉。第五学区のホルモン一番。でさ、一方通行が運転してきたんだけど飲ませちゃってさ。
    ……そうそう。悪いな。……うん。…………マジか、おっけーおっけー。……ん、わかったわ。
    はい、はい、はーい。んじゃ」

一方「どうよ?」

上条「来るって、帰りにまた電話しろって」

一方「そォか」

店員「お待たせしましたー、上カルビ二人前にホルモンフルコースです」

店員「ご注文以上でよろしかったですか?」

上条「あ、生中一つ追加で」

店員「かしこまりました、生中ですね」

一方「飲むなァ、おい」

上条「ギャンブルに負けた日は飲まねぇと」

一方「毎日じゃねェかwwwwww」

上条「うっせwwwwwwwwwwww」


店員「お待たせしました、生中です」

上条「はいはい」

一方「あ、お姉ェさン。梅酒ロック一つ追加で」

店員「かしこまりました。梅酒ロックですね」

上条「梅酒とかwwwwwwガキかよwwwwww」

一方「あ? 梅酒バカにすンなし」

上条「んな甘い酒飲めるかよ」

一方「分かってねェなァ、三下。梅ってのはだよ? 要するに日本の心なワケ。 日本人なら梅酒なンだって」

上条「ポン酒でも飲んでろよwwwwwwwwwてかお前もう酔ってるだろwwww」

一方「ちょっとwwwwwwww」


書きため減ってきたから貯め直しながら投下する。

ちょっとペースおちるかも


上条「お前ホント酒弱いな」

一方「まァなwwwwでも能力使えば一瞬で覚ませるぜェwwwww」

上条「酒がもったいねぇwwwwwやめろwwwwww」

一方「だよなァwwwwwwww」

上条「おい、もうそっち焼けてるぞ」

一方「ホルモンはもっと焼くだろ」

店員「梅酒ロック おまたせしましたー」

一方「あ、俺っす」


一方「……あ」

上条「あん?」

一方「やっちまったァ。ホルモン焼いた後に上カルビはないわ」

上条「網替えてもらえばよくね?」

一方「あー、そっか」

ハフッ ハムハム ハフッ

上条「うめー」

一方「うめェな」

上条「やっぱセンマイはいいな」

一方「だからゴムだっつの」


上条「センマイ食べられないwwwww梅酒wwwwwガキじゃんwwwww」

一方「あァ? やンのかコラ」

上条「ちょwwwwwマジになんなってwwww俺が悪かったwwww」

一方「ったくよォ……」

一方「てかさ。マジ話だけどよォ」

上条「あ?」

一方「お前就職どうすんの?」

上条「多分、発電能力系の研究所かな。なんか今行ってる所も卒業したら来いって行ってるし」

一方「マジかァ。就活しなくていいじゃン」

上条「まぁな。つっても第三位の身内ってのが大きいと思うよ? 実際」

一方「あー、なるほど」


上条「なんだかなぁ……こんな所まで美琴に頼りっぱなしって、情けないよなぁ……」

一方「おwwwwwヒモの自覚がやっと出できたかァ?」

上条「だからそんなんじゃねぇって」

一方「ま、それはそれでアリだとは思うぜェ、俺は」

上条「そうかな」

一方「就職自体はコネかもしンねェけどよ、実際そこからどンだけ頑張るかって話じゃね?」

上条「まぁ実験の手順とか計器の扱いはだいぶ慣れたけどさ。実際研究つっても何やるのか良くわかんねぇや」

一方「まァそこら辺はエリート様の出番だろ。俺みたいなwwwwwww」

上条「うわwwwwうぜぇwwww」


ワイワイ ガヤガヤ

上条「あー、食った食った」シュボッ……スパー

一方「…………」

上条「おーい、大丈夫か?」

一方「トイレ行ってくらァ」

上条「おう。いってら」

上条「…………電話しとくかな」

プルル ガチャ

上条「あ、もしもし? うん、もうそろそろ帰る。ああ、すまんな、迷惑かけて。佐天さんたちは?
    …………そっかそっか。……おう。……ん、じゃ頼んます」 ピッ

一方「あー、ちょっと酔い覚ましてきたわ」


上条「てかさ、能力で酔い覚ませばお前運転できたんじゃね?」

一方「いや、分解はできても呼気に残るからよォ、捕まったらアウト」

上条「そっか。まぁ今美琴呼んだから」

一方「そか、じゃあ出るかァ」

上条「うい」

アジャーシター! アッシター!

上条「うー、さびぃ」

一方「まだ夜は寒いなァ」

上条「あ、やべ。最後の一本だ」シュボ

一方「そこのコンビニ行くかァ?」

上条「まだ時間あるし、そうすっか」


テレテレテレーテレテレテー

店員「しゃーせー」

上条「あー、ここポールモール売ってねぇや。まぁいいや。すんません、赤マル一個。ボックスの方」

店員「320円なりゃあっす」

上条「あー、お前20円持ってる」

一方「あァ」

チャリンチャリン

店員「あじゃっしたー」

一方「すンませン。ファミチキ一つ」

店員「160円なりゃっす」

チャリン

店員「袋いれゃっすか」

一方「いいっす」

店員「あじゃっす」


テレテレテレーテレテレテー

上条「……」シュボッ……プハー

一方「やっぱそれだよなァ」

上条「あ?」

一方「いや、お前つったらやっぱマルボロだわ」

上条「あぁ、まぁずっと吸ってたしな。つかお前俺のタバコ気にしすぎwwwww」

一方「いや、深い意味はねェって。ただ若干の違和感がさ、あるわけよ」ハグハグ

上条「まぁ分からんでもないが……」


ヒュンッ!

上条「うおっ!?」

黒子「またお会いしましたわね、お兄様」

美琴「さーて、車乗ってきといて酒のんだ馬鹿はどいつかしらー?」

一方「わりぃな、第三位」

美琴「いいのよ、どうせそんな所だと思ってたし」

上条「黒子とテレポートしてくるとは思わなかったわ」

黒子「お姉さまの頼みとあらばわたくしはどこまでも駆けつける所存ですの」

美琴「ほら、鍵」

一方「おう、これだ」

美琴「じゃあちゃっちゃと乗る」

上条「あいよ」


美琴「アンタは後ろ! 道案内できないでしょうが」

一方「じゃあ俺が助手席かァ」

美琴「酔ってるみたいだけど、道案内できる?」

一方「余裕」

美琴「そう。って黒子! 当麻にくっつきすぎ!」

黒子「あらあら、嫉妬ですのお姉さま?」

美琴「ち、ちがっ……///」

黒子「心配しなくとも、わたくしの心はいつでもお姉さまだけの物ですの」

美琴「……はいはい、じゃあいくわよ」


ブロロロロ

上条「美琴」

美琴「ん?」

上条「今日は楽しかったか?」

美琴「ん、まぁね。久しぶりに初春さん達にも会えたし、アンタのおかげで黒子に会う口実もできたわ」

黒子「あら、お姉さまがお望みなら、口実なんてなくとも、いつでも会いに行きますの」

美琴「そうも中々言ってらんないでしょー、アンタ今年受験なんだし」

黒子「言っても、常盤台をエスカレーター式に登るだけですので、特にきばる必要はありませんの」

美琴「でも一応試験はあるんでしょうが」

黒子「あら、わたくしがその程度で慌てるようにでも見えますの?」

上条「はは、さすが白井だな」

一方「次、右だァ」


美琴「ありがとね、当麻」

上条「あ? そりゃこっちのセリフだろ」

美琴「うぅん。当麻はいつも私の事を考えてくれてる。
    それに、一人で無茶してた昔と違って、こうやって私にも頼ってくれる。それが嬉しいの」

上条「……」

美琴「だから、ありがとう」

黒子「………お姉さま」

一方「そこの信号左な」

ブロロ



美琴「さ、着いたわよ」

一方「おう、わりィな」

美琴「いいのよ、別に」

上条「こっからどうやって帰るんだ?」

美琴「タクシーでも呼ぶ?」

上条「そうだな」

黒子「では、わたくしはこれで」

一方「俺も。じゃァな。おつかれ」

上条「おう、また飲みにいこうぜ。白井もありがとな」

白井「いえいえ。それでは」

ヒュン テクテク


美琴「もしもし? 学園タクシーですか? はい、第五区画のマンションで……はい、そうそう、やたら背の高い。はい。御坂美琴です。はい、おねがします。……はい、では」ピッ

上条「美琴」

美琴「何?」

上条「俺さ、絶対お前の事幸せにする。世界中の誰よりも、ずっと……」

美琴「うん。期待してる」

上条「…………」

美琴「…………」

上条「あのさ――」
美琴「あのね――」

美琴「何?」

上条「多分一緒のことだろ」

美琴「じゃあせーので言おう」

上条「せーの」


上条「愛してる」
美琴「…………」

上条「な、ずりーぞ!」

美琴「へへー、騙されたー」

上条「あー、なんか急に恥ずかしくなってきた。やべ、酔ってんな俺」

ブロロロ

運転手「どうもー、学園タクシーです。御坂さん?」

美琴「あ、はい。ほら当麻乗って」

上条「おう」

美琴「第七学区の駅まで」

上条「駅まででいいのか?」

美琴「あのあたり一方通行多いでしょ、駅でおろして貰って歩いた方が早いわよ」

上条「あー、そかそか」

運転手「第七学区駅ですね、分かりました」

ガチャ ブロロロ


美琴「ただいま」

上条「てだいまー」

美琴「お風呂、どうする?」

上条「先いいか?」

美琴「アンタ早いしね、テレビ見ながら待ってる」

上条「うい、じゃあ先あびるわ」

美琴「うん」

ピッ 

美琴「…………」


美琴「…………」


美琴「…………」


美琴「…………」


ガチャ ガラガラ ダキッ


美琴「えっ? ちょっとどうしたのよ、急に抱きついてきて」

上条「みこと~」

美琴「もう、何よ。酔うとすぐ甘えてくるんだから」

上条「みこと……」チュッ

美琴「ん……もう、当麻ったら。私もシャワー浴びてくるから、ベッドで先に待ってて……///」

上条「ああ」


ガチャ ヌギヌギ ジャー

上条「……」

上条「………」

上条「………」

上条「…………」

上条「…………」グー

ガチャ 

美琴「おまたせー……って、寝てるじゃないの」

美琴「はぁ、本当に雰囲気も何もありゃしないんだから」

美琴「ま、可愛い寝顔に免じて許してやろう」

美琴「おやすみなさい、ダーリン」 チュッ



とある大学生の一日、終了。

あるかどうかも分からない二日目に期待するとかマゾかよお前ら……

ここまでしかネタ用意して無かったならここまででいいじゃねーか。
続き続き騒いで無理やり引き伸ばしてもダラダラするだけ。

>>1にその気とネタがあるならそのうち2スレ目でも立てて投下してくれるだろ。

起きたらまだ残ってたから二日目書きためてた。
ちょっとずつ投下してきます。

三日目は書く気力ないからこれ終わったらおとしてくれ。
>>243の言うみたいに、また気が向いたらスレ立てるかもしれんからその時はよろしく。

上条「あ? 朝か……」カチャ

上条「あー、もう昼か」

上条「美琴は……ん? チラシの裏になんか書いてある」ペラ

美琴『黒子と買い物に行ってきます。お小遣いは置いとくから、夕飯までには帰ってきてね』

上条「あー、黒子と。お小遣いってこれか? ひいふう……樋口一葉にギフトカード5千円分……
   ギフトカードとかどうすればいいんだよ。つか昨日の一万まだちょっと残ってるしなぁ……いや、貰うけど」

上条「どうすっかな……」ピポパ プルルル プルルル ガチャ

上条「おう、青髪か。……あ? あぁ、そうそう。……え? デート? お前が? ありえん。…………
    あぁ、そういうこと。じゃあいいや。……いや、ヒマだったから。……おう……おう。んじゃ……」 ピッ

上条「…………」ピポパ プルル プツ ツーツー

上条「土御門のヤロウ……切りやがった。義妹とデートだな、こりゃ」


上条「あー、一方は……」プルルプルル ピッ

上条「おう、……! うっせーな、そんな怒鳴らなくても聞こえてるよ。 あ? 知るかんなもん。……あ?
    あぁ…… ハハwwwww ……わかった。はいはい、お大事に」ピッ

上条「昨日ので二日酔いとかwwwwww弱すぎだろwwwwwてか能力使えよwwwww」

上条「wwwwwwwwwwwwww……はぁ……」

上条「どうすっかな……」シュボ プハー

上条「あー、あとは海原? あいつと二人っきりは嫌だなぁ…… 
    姫神は……暇そうだけどこれもまた二人っきりだと気まずいし……アレ? 俺友達少ない?」

上条「ネカフェでも行くかな……」ガサガサ カチャカチャ ガサゴソ

上条「鍵……あったあった」 ガチャン

上条「この近くだと……あー、亜熱帯まで行かないとだめか……
    いっその事電車で第四学区まで行って、駅下のマンボーにでも入るか」


ガヤガヤ チャリン ピッ キップヲ オトリクダサイ ピー 

駅員「まもなくー 学園都市環状線左回り、快速急行が参ります。
    この電車は、第五学区西、脳医学統合研究所、風紀委員訓練所、
    第四学区、第四学区西の順に止まります。白線の内側までお下がりください」

ピーポーパーポー

上条「……あちぃ」

ゴウンゴウン プシュー スタスタ プルルル プシュー ガタンゴトン ガタンゴトン

上条「ふぃー、涼しいぜ……ん?」

土御門「…………」ペラ ペラ

上条「土御門じゃん」

土御門「ん? おお、上やん」

上条「おお、じゃねえよ。なんでさっき電話切ったんだよ」

土御門「そりゃお前、電車ん中では通話しないのがマナーぜよ」


上条「じゃあお前、そのあとメールでもしてくりゃいいじゃん」

土御門「えー 電車の中でメールするのってさ、何か嫌じゃないか? 
     こう、隣からのぞき込まれてるような気分になるぜよ」

上条「じゃあ覗き見防止シールでも貼ればいいじゃねぇか」

土御門「あれってさ、自分も見にくいだろ? だから嫌なんぜよ」

上条「いや、最近見やすいのもあるって。学園都市の科学力なめんな」

土御門「いやでも何かさ、違和感っつーの? 無いかにゃー?」

上条「あー、もういいよ。覗き見防止シールなんて。お前、どこ行くの?」

土御門「第四学区」

上条「何すんのよ」

土御門「ネカフェ」

上条「マジかwwwww折角の休日に一人で何してんだよwwwww」

土御門「うっせーぜよ。上やんは?」

上条「実は俺もネカフェwwwwww友達居ないwwwww」

土御門「おまwwwwww人の事笑えねーだろwwwwww」


上条「おっしゃ、じゃあ一緒に行くか」

土御門「あ? どこに?」

上条「ネカフェに決まってんだろ」

土御門「なんで男ふたりでネカフェ入らんといかんぜよ」

上条「それもそうだな」

土御門「青髪と一方呼ぶか?」

上条「あー、青髪はゼミあるってよ。子萌先生と二人らしくてテンションおかしかったわwww」

土御門「アイツwwwwwww一方は?」

上条「一方は二日酔いだって」

土御門「あ? アイツ昨日飲んだの?」

上条「おう、焼肉行ってきた」

土御門「は? お前と?」

上条「うん」

土御門「二人で?」

上条「二人で」

土御門「はー? 聞いてねぇぜよ。なんで誘わなかったよ」

上条「いや、義妹の飯のがいいだろ、お前」

土御門「昨日は舞花が来なかったから、ひとり寂しく自炊だったぜよ」

上条「あー、それはスマンかった」

土御門「次はよべよ」

上条「あいよ」

アナウンス「まもなくー 第五学区西 第五学区西。西部線、地下鉄をご利用の方はお乗り換えです」

上条「そういやさ」

土御門「ん?」

上条「お前イギリス清教と連絡取り合ってるんだろ?」

土御門「ああ」

上条「インデックス元気?」


土御門「元気だ。大変そうだがな」

上条「あぁ、今アークビショップだっけ?」

土御門「気になるならお前が自分で連絡をとればいい」 

上条「いや、フっといて今更連絡すんのもな。てかお前向こうの話すると口調変わるよな」

土御門「一応仕事だからな」

上条「いいけどさ。そういや前のアークビショップ……なんだっけ、髪長い人」

土御門「ローラ」

上条「そうそう。その人今どうしてんの?」

土御門「隠居した。今は護衛と介護の名目でステイルが傍についてる」

上条「護衛とか介護ってタマじゃねぇだろ」

土御門「腐ってもお偉いさんだからな」

上条「あー、そっか……天草式の連中は?」


土御門「五和か?」

上条「あー……まぁ」

土御門「フった女がそんな気になるか?」

上条「いやいやいや、他意はねーよ? ただお前と居る時って大体一方か青髪がいるから、
    こういう時しか聞けないしさ」

土御門「五和も変わりは無い。そう言えば建宮がたまにはイギリスに顔を出せと言っていたぞ」

上条「どんなツラ下げて行けっつーんだよ。もう俺は魔術サイドに関わる気はねぇって」

土御門「そうか」

アナウンス「まもなくー、脳医学統合研究所、脳医学統合研究所。降り口はー左です」

上条「そういやさ」

土御門「あ?」

上条「お前原付あっただろ。環状線だといちいち第五学区経由するし、原付のが早いだろ。てか電車乗るより亜熱帯のが近くね?」

土御門「あー、今修理だしてるぜよ」

上条「はぁ?」

土御門「事故った」

上条「は? いつ?」

土御門「先週。言わなかったかにゃー?」

上条「いや、聞いてない。何で?」

土御門「左折車に巻き込まれた」

上条「は? そんなんじゃ壊れねぇだろ」

土御門「スゲエ勢いでウィンカーも出さずに曲がってきやがったんだって、おかげで前の方が結構ヤバげに潰れたぜよ」

上条「良く怪我しなかったな」

土御門「まぁ鍛えてるしなwwwwww」

上条「言ってろwwwwwww」


アナウンス「まもなくー、風紀委員訓練所、風紀委員訓練所です。バスご利用のお客様は次でお乗り換え下さい」

土御門「これの次だけど、どうする?」

上条「あー……てかお前なんでネカフェなん?」

土御門「急にメイド諸君が読みたくなってにゃー」

上条「アレそんなに面白いか?」

土御門「メイドさんが出て来れば何でも面白いぜよ」

上条「いや、あれは面白い要素無いだろ。欝になるだけだし」

土御門「主人公の童貞うぜぇよなwwwww」

上条「うぜぇwwwwwwww」

土御門「そういや、この前貸したシンシア読んだ?」

上条「萌え刃牙?」

土御門「萌え刃牙wwwwwww」


ちょっとハガレン見てくる。


上条「あれ面白いな。一巻は微妙だったけど。二巻の真ん中あたりから面白くなった」

土御門「だろ? てか番長可愛い」

上条「え? ほたる先生だろ?」

土御門「あー、先生もいいけど。俺はやっぱ番長ぜよ」

上条「わかんねーなぁ。いや、わかるけど」

土御門「どっちぜよwww」

上条「いや、なんとなく気持ちは分かるよ? たださ、アイツ結局ただのDQNじゃん」

土御門「あ? アラヤ馬鹿にすんなし」

アナウンス「まもなくー 第四学区 第四学区。中央線、一四ライン、地下鉄線ご利用のお客様は、お乗り換えです」


上条「どうする?」

土御門「一応降りるか」

上条「だな」

アナウンス「ご乗車ありがとうございました。第四学区、第四学区です。降り口は右側です」

プシュー ガタガタ ピッ

上条「もうネカフェでいい?」

土御門「いいぜよ」

ウィーン

店員「いらっしゃいませー」

上条「3時間パックでいい?」

土御門「おっけー」

上条「3時間パック二人で」


店員「かしこまりました。シートの方はどうなさいますか?」

土御門「マンガ読むだけだし、オープンシートでいいだろ」

上条「オープンシートで」

店員「かしこまりました。ではこちらの番号のテーブルへどうぞ」

上条「107と108か」

土御門「俺ジュース取ってくるぜよ。何が良い?」

上条「アイスコーヒー」

土御門「あいよ」

スタスタ ガタガタ ドス シュボ スパー

土御門「ほらよ」

上条「サンキュ……あれ? ガムシロは?」

土御門「え? いるの?」

上条「いるって」

土御門「上やんいつもブラックじゃん」

上条「ホットはな、アイスは入れる」


土御門「そうなんだ。まぁマンガ見に行きがてら取って来ればよくね?」

上条「だな」

土御門「おっしゃ、いこうぜよ」

上条「ちょっとまって、財布だけもってく」

土御門「誰もとらねえよ」

上条「いや、不幸な上条さんの事ですからありえ無くなはないですよ?」

スタスタ ガタガタ

上条「何読もうかな……あ、ここ銀と金あるじゃん。久しぶりに読むかな」

スタスタ ドサ 


上条「…………」ペラ……

土御門「お、銀と金だにゃー?」

上条「おう……」ペラ……

土御門「メイド諸君無かったわ」ドサ

上条「何にしたん?」ペラ……

土御門「めだかボックス」

上条「お前ジャンプ読んでるだろ」ペラ……

土御門「最初の方読んで無かったから、一巻だけ。あとはトリコ」

上条「それも読んでるだろ、毎週」ペラ……

土御門「馬鹿、単行本も読んでこそ真のファンぜよ」

上条「ふーん」ペラ……

土御門「興味無いならきくなよ……」ペラ……


上条「…………」ペラ……

土御門「…………」ペラ……ペラ……

上条「…………」ペラ……

土御門「…………」ペラ……ペラ……

上条「…………」ペラ……シュボッ プハー

土御門「…………」ペラ……

上条「…………」ペラ……ペラペラ…

土御門「…………」ペラ……

上条「…………」ペラ……


土御門「…………」

土御門「これさ」

上条「ん?」

土御門「前ジャンプで巨乳とショタの漫画書いてた人だよにゃー」

上条「ああ、温泉?」

土御門「温泉?」

上条「なんか冒頭で温泉入ってなかったっけ」

土御門「覚えてねぇぜよwwwww」

上条「あーあー、でも多分そうだわ。前も原作付きだったっけ?」

土御門「多分違うぜよ」


飯くう。

上条「ふーん。西尾維新だっけ? 原作」

土御門「おう」

上条「この前本屋で見たけど、小説家なのな」

土御門「面白いぜよ、俺は世界シリーズがオススメ」

上条「持ってる?」

土御門「持ってる。貸そうか?」

上条「今度学校に持ってきてくれよ」

土御門「おけ」……ペラ

上条「……」ペラ……

土御門「…………」……ペラ……ペラ スッ

上条「もう読み終わったん?」

土御門「読んでなかったの3話くらいまでだったし」

上条「ふーん」……ペラ


土御門「…………」ペラペラペラ スッ

上条「………」ペラ……

土御門「……」ペラペラ……ペラ… スッ

上条「…………」……ペラ……ペラ

土御門「…………」ペラペラ スッ

上条「………」ペラ……ペラ……

土御門「……」ペラペラ……ペラペラ… スッ

上条「…………」……ペラ

土御門「……」ペラ…… スッ ガタッ

上条「読むの早くね?」


土御門「ジャンプで一回読んでるし」

上条「真のファンはどうしたwwwww」

土御門「話は変わらないしな、修正入ってるか見るのと確認ぜよ」

上条「いいのかよ真のファンwwwwww」

土御門「うっせーにゃー。漫画返してくるけど何かオススメある?」

上条「んー、俺の読んでる漫画って、ほとんどお前から借りたのだからな」

土御門「それもそうか。どうすっかな……」スタスタ

上条「………」……ペラ シュボ スパー

上条「…………」……ペラ

上条「…………」……ペラ

上条「…………」……ペラ スッ ……ペラ


上条「…………」ペラ……ペラ

土御門「………」ガタ

上条「遅かったな」

土御門「上やん、向こうに姫神いたぜよ」

上条「は? マジで? 誰と?」

土御門「一人wwwwwwww」

上条「女子大生が休日に一人でネカフェかよwwwwwwww」

土御門「凸する?」

上条「行こうぜwwwwwww」

ガタ スタスタ


上条「よう、姫神」

姫神「上条くん。こんにちは」

上条「一人でなにやってんだよwwww」

姫神「漫画を読んでる」

上条「一人で?」

姫神「一人で」

上条「いつからいんの?」

姫神「朝から」

上条「おまwwwwww」

土御門「朝からwwwwwwwww」

姫神「二人こそ。休日に男同士で漫画喫茶。笑えないでしょ」

上条「ちがいねぇわなwwww」


姫神「二人はいつ来たの?」

上条「んー? 一時間前くらい?」

土御門「そんくらいぜよ」

姫神「そう……」

上条「あー、なんか腹減ってきた。そういや起きてから何も食ってねぇわ」

土御門「そう言えば俺も食ってないぜよ」

上条「姫神は?」

姫神「私も食べてない。朝からずっとここにいるから」

上条「軽食注文すればいいじゃん」

姫神「あまり漫画喫茶で食べる気にはなれないよ」


上条「それもそうか……じゃあ今から飯食いにいくか」

土御門「まだ二時間残ってるぞ?」

上条「いいだろ、居なきゃいけないわけでもねぇし」

土御門「それもそうだにゃー」

上条「姫神も行くか?」

姫神「――!? いく」

上条「おっしゃ、準備したら外な」

姫神「分かった」ソワソワ

上条「じゃあ漫画返してくるか」

土御門「おう」

 スタスタ スタスタ 

姫神「上条くんとランチ。うふふふ」ニヤニヤ


店員「まだお時間が残っていますがよろしいですか?」

上条「はい」

店員「お二人で2300円になります」

上条「あ、このギフトカード使えます?」

店員「はい、使えますよ」

上条「じゃあ2000円分これで」

店員「かしこまりました。ギフトカードから2000円お預かりします」

土御門「じゃあ残り1000円出しとくから、お釣りは上やんがもらっといてくれ」

上条「あいよ」

店員「ありがとうございます。700円のお返しです。ありがとうございましたー」

ウィーン スタスタ


上条「姫神来たら行くか。どこ行く?」シュボ スパー

土御門「近くにサイゼリアあったろ、そこで良くないかにゃー」

上条「サイゼリアかー……ジョイフル無かったっけ?」

土御門「あるけど、若干歩くぞ?」

上条「サイゼより良くね?」

姫神「サイゼリアを馬鹿にするのは許さない」

上条「おお、姫神。何? お前サイゼ信者?」

姫神「サイゼリアは値段も手頃でおいしい。スイーツも美味しい」

上条「ティラミス?」

姫神「そう」


上条「あそこのティラミス別に美味しくないだろ。マルKのティラミスが至高」

土御門「ファミレスとコンビニで張り合うなよwwwwww」

姫神「マルK?」

上条「サークルK。言わない?」

姫神「言わない」

土御門「やっぱそれお前だけぜよwwww」

上条「えー、おかしいなぁ、地元だとみんなそう言うのに」

上条「まぁいいや。姫神、お前どこか行きたい店あるか?」

姫神「私は今ラーメンが食べたい気分」

上条「ここらへんでラーメンっつーと、横綱?」

土御門「あー、俺はパスぜよ。あそこはあんまし好きじゃない」

上条「姫神は知ってるか?」

姫神「知らない」

上条「んー……あ、みっちゃんラーメン!」


土御門「みっちゃん? まだあそこやってんの?」

上条「知らんけどさ、あそこ美味いじゃん。あそこいこうぜ」

姫神「美味しいならそこがいいな」

上条「よっしゃ、ちょっと歩くけどいいか?」

姫神「……」コクリ

土御門「13号を左入った路地から行くと近いんだっけ?」

上条「姫神いるし、大通りから回った方がよくね?」

土御門「あー、そっか」

姫神「私のことは気にしないで」

上条「いや、スキルアウトに絡まれても面倒だしな、大して変わんないからいいよ」


姫神「そう。……上条くんは相変わらず優しい」

上条「そうかー?」

土御門「天然ジゴロな所もかわらないぜよ」

上条「なんだよそれwww」

姫神「まだ。あの子と付き合ってるの?」

上条「美琴の事か? 付き合ってるよ」

姫神「そうなんだ……」

上条「それがどうかしたか?」

姫神「……ううん。何でもない」

土御門「何この空気」


スタスタ ガラガラ

上条「着いた着いた」

土御門「ふぅ、懐かしいな。高校の時以来かにゃー?」

上条「いや、一年の時一回来ただろ」

土御門「そうだっけ?」

姫神「期待してたらこんな汚いラーメン屋に連れてこられるとは」ボソ

上条「お前がラーメン食いたいって言ったんだろうが」シュボッ スパー

姫神「上条くん。タバコ吸うんだ」

上条「あ、わりぃ。嫌だったか?」

姫神「ううん。平気」

上条「嫌なら言えよ」

姫神「うん……」テレテレ


店主「らっしゃい」トントントン スッ

上条「ふぅ、水がうめぇ」

店主「注文は?」

上条「あー、俺ネギラーメン」

土御門「俺はチャーシューメンで」

上条「姫神は?」

姫神「上条くんと同じで」

上条「じゃあネギラーメン二つで」

店主「あいよ」


上条「そういやさ、姫神」

姫神「なに?」

上条「お前、能電数の課題やった?」

姫神「練習問題はやった。レポートはまだ途中」

上条「は? あれレポートあった?」

姫神「第6回のレポート。課題点の半分はあれでつけるって」

上条「マジで?」

姫神「マジ」

上条「やべーよ、全然やってねぇ」

姫神「じゃあ。今度一緒にやろうよ」

上条「マジで頼むわ。姫神最高」

姫神「…………///」テレテレ ソワソワ

土御門「だから何この空気」


店主「あいよ、チャーシューメンお待ち」

土御門「あ、俺だわ」

店主「……」コトン スタスタ

土御門「そいじゃ、お先に」パキッ スッ ズルズル

上条「ウマそうだなぁ、チャーシュー一枚くれよ」

土御門「いやだにゃー ネギラーメンにも入ってるだろ」

上条「いやでもさ、なんかチャーシューメンのチャーシューってウマそうに見えね?」

土御門「一緒だっつの」

店主「チャーシューメンのチャーシューは違うの使ってるよ。他と違うタレを染み込ませてるから味が違うはずだ」

土御門「…………」

上条「…………」

土御門「――――!!!」バクバク!

上条「あー! てめぇ、一人で全部食う気だな!」

土御門「うっせー! これは俺が頼んだんだ! 俺のだ!」


姫神「見苦しい……」

店主「変わらねぇなぁ、お前ら」

上条「え?」

土御門「おっちゃん、俺らの事覚えてるのかにゃー?」

店主「覚えてるよ。あと一人、青髪の奴はどうした」

上条「アイツは今日学校っすよ」

店主「そうか。昔はよく来てたよな。今は大学生か?」

土御門「そうぜよ」

店主「そうかそうか。ま、ゆっくりしてけや。ほい、ネギラーメン」

上条「どもっす」


姫神「ネギ。多い……」

上条「ここの名物だかんな。すげえだろ、山盛り」

姫神「これは……」

上条「心配すんなって、そのまま食っても全然辛くないから。健康にもいいぞ」

姫神「……うん。いただきます」パキ ズルズル

上条「いただきます」パキッ ズルズル

姫神「…………」ズルズル

土御門「…………」ズルズル

上条「………うめー」ズルズル

姫神「…………」ズル……チュルン シャキシャキ

姫神「おいしい」

上条「だろ?」ズルズル シャキシャキ


土御門「………」ズルズル

姫神「………」ズルズル シャキシャキ

上条「………」ズルズル シャキ ズルズル

土御門「………」ズルズル

姫神「………」ズル シャキシャキ

上条「………」ズルズル シャキシャキ

土御門「………」ズルズル ズズズー

姫神「………」ズルズル シャキシャキ

上条「………」シャキシャキ シャキズル 

土御門「………」

姫神「………」ズルズル

上条「………」ズルズル ズズー



土御門「そういやさ、上やん」

上条「ん?」シュボ

土御門「学校だとやたら姫神と仲いいよな」

姫神「……!?」ズ!

上条「ああ、上条さんの女友達は姫神しかいませんからねー」スパー

姫神「…………」ソワソワ

土御門「吹寄は?」

上条「そういや高校卒業してから、数えるくらいしか会ってねぇなぁ」

土御門「でもほら、いるぜよ。風紀委員の」

上条「白井?」

土御門「そうそう。あれともよく話してるにゃー」

姫神「……」ズズ

上条「あいつはもう、妹みたいなもんだしなぁ……」

土御門「あとは……いねぇやwwww友達少ないな上やんwwwww」

上条「んな事ねーし! ……いや、ごめん。嘘。朝それで欝になったからやめて……」

土御門「うはwwwwすまん」

姫神「……ごちそうさま」

上条「姫神も食い終わったし、いくか」

土御門「おう。おっちゃん、お会計」

店主「今日はいいよ。そのかわり、たまに顔見せに来いよ」

上条「おっちゃん……」

土御門「それじゃ、お言葉に甘えるとするかな」

上条「そうだな。今度は青髪も連れてきます」

店主「おう」


姫神「あの。ありがとうございます」

店主「いいのいいの。お嬢ちゃんもまた来てくれよ」

姫神「はい」

上条「そいじゃ、ごっそーさん!」

ガラガラ スタスタ

上条「おっちゃん覚えててくれたんだなー」

土御門「良い人だったぜよ」

上条「さて、どうすっかな」

土御門「んー、今からネカフェに戻るのもな」

上条「じゃあウチ来るか? スパⅣ買ったんだわ」

土御門「マジか。行く」


姫神「スパⅣ?」

上条「スーパーストリートファイターⅣ」

姫神「ゲーム?」

上条「そうそう。来るか?」

姫神「ゲームはいいけど。上条くんの家には興味がある」

上条「いや、俺ん家って言っても、彼女の部屋だけどな。同棲してんの」

姫神「えっ」

上条「あれ? 言わなかったっけ?」

姫神「聞いて。ない」

上条「そうだったか。んで、来る?」

姫神「……いい。帰る」

土御門「…………」

上条「そっか。送ろうか?」

姫神「いい。ばいばい。じゃあね。上条くん」

上条「おう、またな」

スタスタ

土御門「ないわー」

上条「まぁ突然だったけど、別に無くはないだろ。姫神だって予定があるだろうし」

土御門「そっちじゃねーぜよ」

上条「あ?」

土御門「なんでもねーよ。んじゃ、行くか」

上条「おけー」

スタスタ ガヤガヤ チャリン ピッ キップヲ オトリクダサイ ピー 

アナウンス「まもなくー、三番線、電車が参ります。学園都市環状線右回り、第五学区方面、快速急行です。
        この電車は、風紀委員訓練所、脳医学統合研究所、第五学区西、第七学区、第八学区の順に、止まります」

ピーポーパーポー

ゴウンゴウン プシュー スタスタ プルルル プシュー ガタンゴトン ガタンゴトン

上条「今何時?」

土御門「三時チョイ過ぎぜよ」

上条「あー、じゃあまだまだか」

土御門「何が?」

上条「美琴帰ってくるの」

土御門「ああ、どっか行ってるのか?」

上条「白井と買い物だってよ」

土御門「へぇ……」

上条「………」

土御門「…………」

上条「………」

アナウンス「まもなく、風紀委員訓練所、風紀委員訓練所。バスをご利用のお客様は、次でお乗換え下さい」


上条「………」

土御門「………」

上条「あのさ」

土御門「んあっ!?」ビクッ

上条「なんだよ変な声出して。気持ち悪い」

土御門「すまん、ウトウトしてた」

上条「あぁ、悪い」

土御門「いや、いいけど。何ぜよ」

上条「いや、大したことじゃないんだが」

土御門「言えよ」

上条「いや、姫神と仲良すぎるとやっぱ駄目かな」

土御門「なんで?」

上条「いや、どこから浮気になるのか分からんからさ」

土御門「学校とかで課題見せ合うくらいいいだろ」

上条「いやでも今日みたいに普通に遊ぶとかさ」

土御門「しらねーぜよ。そこら辺は御坂嬢がどう思うかだろ?」

上条「んあー、アイツは怒らねえとは思うけどさぁ……」

土御門「心配だったら姫神とは一切口聞かなければいいんじゃね?」

上条「それは極論だろ」

土御門「だからそういう女も居るんだっての。極端すぎる女」

上条「美琴はそんなんじゃねーよ!」

土御門「だから御坂嬢の事とは言ってないぜよ」

上条「…………」

土御門「そう思うんだったら、彼女の事信じてやるんだにゃー」

上条「そうだな。わり、頭に血が登った」

土御門「彼女の事なら仕方ないぜよ」

アナウンス「次は、脳医学統合研究所、脳医学統合研究所です」

上条「…………」

土御門「…………」

土御門「そういやさ」

上条「あ?」

土御門「この前一方とカラオケ行ったんだけどよ」

上条「え? 二人で?」

土御門「二人で」

上条「マジかよ。想像つかん」

土御門「仕事の打ち上げみたいなモンぜよ。海原がドタキャンしたから二人」

上条「結標は?」

土御門「アイツそういうの来ないから」

上条「あ、そうなんだ」

土御門「でさ、二人で歌ってたんだけど、アイツちょいちょい曲入れるんだけど、なんかどっかで聞いたことのある流行歌しか入れないんだわ」

上条「あー、確かにそうだな。カラオケ行くと大体そうだわ、一方通行」

土御門「でさ、どうせ二人しかいないんだし、ノリとか気にせず好きなの入れろよって言ったんだわ」

上条「ほう、それで?」

土御門「そしたらアイツ何入れたと思う?」

上条「何よ?」

土御門「パフュームに井上陽水wwwww」

上条「は?」

土御門「似合わねえだろwwwwwしかもパフュームに井上陽水って、どんな組み合わせだよ」

上条「いや、すまん。どこが面白いのか分からん」

土御門「わかんねぇの? いいから一方通行がポリリズム歌ってるの想像してみろってwwwww」

上条「……ブフッwwwwww」

土御門「そこからあの甲高い声で少年時代wwwwwwwww」

上条「なwwwwつがすぎwwwかぜwwwあざみwwww」

アナウンス「まもなく、第五学区西、第五学区西です。西武線、地下鉄線をご利用の方はお乗り換えです」

上条「あー、笑ったwww なんだろう、アイツが歌うと笑えてくるな」

土御門「だろ? 何でそこなんだよって感じぜよ」

上条「あー、カラオケ行きてぇな」

土御門「行くか?」

上条「いや、時間中途半端だし。行くなら夜からだな」

土御門「まぁ暇そうだったらあいつらも呼ぼうぜ」

上条「一方通行?」

土御門「一方通行www」

上条「wwwwwだめだwwwwちょっと暫くあいつの顔まともに見れんわwwww」

土御門「ちょwww笑うなってwwwこっちも笑えてくるwww」

おっさん「ゥオホンッ!」

上条「…………」

土御門「…………」

上条「お前の所為だぞ」ヒソヒソ

土御門「上やんがウケすぎなんだよ」ヒソヒソ

上条「…………」

土御門「………」

上条「…………」

土御門「…………」

上条「……」

土御門「上やん上やん、アレ……」ヒソヒソ

上条「ん?…………ブフッww」

土御門「……クク……笑うなって」

上条「だめだ……ツボった……」クスクス

土御門「もうすぐ駅だから……フフ……我慢しろってww」

上条「だめだ……無理……プクク」

アナウンス「まもなく、第七学区。学園北線、モノレールをご利用のお客様は、お乗り換えです」

スタスタ ピッ スタスタ

上条「クク……あははははははは!!!」

土御門「何今のwwwwwww」

上条「わかんねwwwwww」

土御門「え? アレ何? テレビの企画か何か?」

上条「わかんねwwwwでもそれ以外考えられないだろwww何で逆立ちして電車乗ってるんだよwwww」

土御門「やたらガタイよかったしなwwwwww」

上条「駄目だわwwwカーブでちょっとバランス崩した時マジで吹きそうになったwwww」

土御門「ヤバいわwww学園都市」

上条「ヤバいヤバいと思ってたけど、これ程とは思わなかったwwww」

土御門「あー、疲れたぜよ……」

上条「笑いつかれたな」

土御門「もうさっさと行こうぜ」

上条「だな」

スタスタ ウィーン 

土御門「何階だっけ」

上条「五階」

ウィーン スタスタ ガチャ

上条「さて、ちょっと待ってろ、PS3出す」


土御門「いちいち仕舞ってんのかにゃ?」

上条「出しっぱだと美琴が怒るんだわ」

土御門「ふーん……」

ガサガサ

上条「よし、これでおっけー」

土御門「テレビでけぇな」

上条「52型。美琴が買ってきた」

土御門「いいにゃー まぁ俺の部屋においたらテレビだけで壁が埋まるけど」

スーパーストリートファイター フォー! 

上条「……」カチャカチャ 

土御門「………」カチャカチャ

上条「ガイルか」

土御門「昔からこれぜよ」


上条「………」カチャカチャ

土御門「………」カチャ、カチャ

上条「待ちwwwガイルww」

土御門「昔からこれぜよ」

上条「近づけねえ……」

土御門「………」ソニックムーブ

上条「ぬおっ」ハドーケン ハドーケン

土御門「………」ガチャガチャ

上条「こなくそっ あっ」

土御門「…………」ガチャガチャ

上条「うがー」ウーワ ウーワ ウーワ

土御門「……」パーフェック


上条「つええ……ガイル今回厨キャラなんだよ」

土御門「マジで?」

上条「おう」

土御門「まぁ今のは上やんがヘタなだけだろ」

上条「んだと、見てろよ、俺アベル使うから、本気出す」

土御門「はいはい」

上条「………」

土御門「ソニックムーブ」ボソッ

上条「……ブホッwwwwヤメロ馬鹿www」

土御門「ウーワ ウーワ ウーワ」

上条「似すぎwwww卑怯だぞwww あっ……」カラダガー

土御門「………っしゃ」

上条「卑怯だぞwwwwお前www笑わせてくんなwww」

土御門「言ったはずだ。闘いに卑怯もクソもない」

上条「何で仕事モードwwwww」


ガチャガチャ ハドーケン ソニックムーブ ウーワ ガチャガチャ カラダガー ガチャガチャ ウーワ ウーワ ウーワ

上条「クソ、勝てねぇ」

土御門「十年早いぜよ」

ガチャ

美琴「ただいまー」

上条「おう、おかえり」ガチャガチャ

美琴「あれ? 土御門さんじゃない」

土御門「おっす。お邪魔してるぜい」ガチャガチャ

上条「早かったな」

美琴「うん、黒子に風紀委員の仕事が入っちゃって。まぁ買いたいものは買えたから」

上条「そっか。ならよかった」ガチャガチャ


美琴「当麻どっち?」ダキッ

上条「1P 青い道着の方。てか抱きつくなって、やりにくい」ガチャガチャ

美琴「いいでしょ、別に。てか負けてるじゃん」

上条「コイツが厨キャラ使うから……」

土御門「彼女の前だからって言い訳はイカンぜよ」ソニックムーブ

上条「あっ……」カラダガー

美琴「あーあ」

土御門「ふふふ」

上条「だー! かてねー」

美琴「よしよし」ナデナデ


上条「くそー なんか別のやろうぜ」

土御門「見せつけてくれるにゃー。別のって、なんかあるのか?」

美琴「桃鉄やりましょうよ、桃鉄」

上条「嫌だよ、俺サイコロ1しか出ないレベルだし」

美琴「レベル0なのにね」

上条「うっせ」

土御門「桃鉄なんてPS3で出てたか?」

上条「いや、wiiの奴。2010」

土御門「ああ……お、ブレイブルーあるじゃん」

美琴「あ、それ私得意よ!」

上条「お前ノエルでDブンブン振るだけじゃん……」


美琴「なによー 勝てばいいのよ勝てば」ギュッ

上条「てか離せって、暑い」

美琴「やだもーん」

上条「はぁ……不幸だ」

土御門「殴っていいか?」

上条「ちょwwwヤメロwww」

美琴「そうだ、土御門さんご飯たべてく?」

土御門「いいのかにゃー?」

美琴「いいにゃー」

上条「ブホッwwwwwなんだよにゃーって」

美琴「ちょっ……笑いすぎ……///」


土御門「お前の彼女かわいいな」

上条「だろ」

美琴「もう、お世辞言っても何もでないわよ」

土御門「え? 夕飯は?」

美琴「それは出ます」

土御門「出るんだ」

美琴「出ます」

上条「ブフwwww駄目だwwwwお前らそのノリやめろってwwww」

美琴「何? 今日当麻笑いすぎじゃない?」

土御門「まぁ、今日はいろいろあって笑いの沸点が低いんだにゃー」

美琴「何? 面白いことでもあった?」


上条「いや、今日さ、電車の中で……ブフwwwwww」

土御門「二人で電車乗ってたらさ、隣の車両からやってきた奴が急に逆立ちを始めたんぜよ」

美琴「は?」

上条「逆立ち。マジで」

土御門「んで、俺らが次の駅で降りるまでずっとそのまんま」

上条「カーブでバランス崩してwwwおっとっとってwwwwイカンwwwwまた笑えてきた」

美琴「ふーん、変な人もいるのね」

上条「あー、伝わんねぇかな、この笑い」

土御門「やっぱ直で見ないと笑えんぜよ、これは」

美琴「で、土御門さんはご飯食べてくの?」

土御門「あー、いいや。今日は義妹来るし」

美琴「舞花さん?」

土御門「そうそう」


美琴「そっか、暫く会ってないな。よろしく言っといて」

土御門「あいよ。んじゃ、俺はそろそろ帰るわ」

上条「おう、またな。おつかれ」

土御門「おつかれー」

ガチャ……バタン

上条「ほら、晩飯作るんだろ、離れろって」

美琴「んー? もうおなかすいた?」

上条「いや、飯食うの遅かったからそんなに腹は減ってないけど」

美琴「じゃあもうちょっとだけ。ダメ?」

上条「いや、駄目じゃねぇけど……」

美琴「とうまぁ……」ギュッ

上条「美琴は甘えん坊だな」

美琴「とうまの所為だよ……とうまが優しいから」

上条「別に、俺は優しくなんかねーよ」

美琴「あ、照れてるんだー」

上条「照れてねぇって」

美琴「んふふー」

ピンポーン

美琴「ん? なんだろう」

上条「見てくるわ」

美琴「いいよ、私出るから」


パタパタ

美琴「はーい」

ガチャ

姫神「…………こんばんは」

美琴「こんばんは……えっと、どちら様ですか?」

姫神「上条くんの友達の姫神。彼女さんだよね」

美琴「そう……ですけど」

姫神「これ、漫画喫茶に戻ったら落ちてた。上条くんの財布」

美琴「えっ? あ、本当だ。 もう、あの人ってばそそっかしんだから」

姫神「それじゃ……」

美琴「あ、ちょっと……行っちゃった」


パタパタ

上条「なんだった?」

美琴「はい、サイフ」

上条「え? ……あ、本当だ、ポケットに無い。封筒から金出してたから気付かなかったわ」

美琴「今、姫神さんて人が届けてくれたんだけど。知り合い?」

上条「ああ、学校の友達。姫神は?」

美琴「何かサイフ渡したらすぐに行っちゃった」

上条「そっか、急いでたのかな?」

美琴「そうかもね、それじゃ、晩御飯作ろっかな。何が良い?」

上条「ん? 何でもいいけど?」

美琴「それが一番困るのよね……じゃあオムライスは?」

上条「お、いいねぇ、オムライス」

美琴「じゃあそうしましょっか」

上条「おう。じゃ、ちょっと食前の運動にでも行きますかね」

姫神「はぁ……これじゃまるでストーカー」

姫神「学校で渡せば良かったのに。青髪君にわざわざ住所まで聞いて届けにくるだなんて」

姫神「上条くんも上条くんだよ。漫画喫茶に財布なんて落とさなければ。私がわざわざ届けなくても良かったのに……」

姫神「はぁ」

タッタッタッ

姫神「――?」

上条「おーい! 姫神!」

姫神「上条……くん」

上条「ありがとな、財布」

姫神「ど。どういたしまして」

姫神「どうして……」

上条「お前の方こそ、何で帰っちまうんだよ。礼くらい言わせてくれよな」

姫神「……上条くんは。やっぱりやさしいね」

上条「そうでもねぇって」

姫神「………」

上条「………」

姫神「上条くん。あのね……」

上条「ん?」

姫神「これからも……あの」

上条「これからも?」

姫神「……友達で。いてください」

上条「…………」

姫神「駄目。かな」

上条「駄目なワケねーだろ。これからもずっと、お前と俺は親友だ」

姫神「うん……ありがとう……」グスッ ポロポロ

上条「なっ!? 何で泣いてるんだよ!」

姫神「なんでも無いよ……」グスッ

上条「何でもねーわけ無いだろ!? え? 俺、何かした?」

姫神「ごめんなさい。上条くんを見たら目が……」

上条「えっ!? なにそれ! 俺は見ただけで涙が出ちゃうような容姿してんの? 魔道書かよ!」

姫神「ふふ……それじゃあ。私帰るね」

上条「……おう。また課題みせてくれよなー!」

姫神「たまには自分でやるべきだと思う。それじゃ。また学校で」

上条「おう。またな」

姫神「うん。バイバイ。上条くん」

姫神(バイバイ――私の。好きだった人)


とある大学生の二日目 終わり

読んでくれた人お疲れ
お前ら鬱展開好きすぎてワロタwwwwww

なんか上条さんやら土御門さんやらが作中で好き勝手な意見言ってるが、
あくまでどれも、彼等がそう思ってるだけであって、俺がそう思ってるかというとそういうわけでもない。
そこんとこだけ、よろしく。

俺は梅酒も好きだよ!
黒子が一番好きだが。

ムカつくんでとりあえず此処にバイド放しときますね
       i´..r‐-i".r"゙゙i".r"゙゙;i".r"゙゙;i .r'"゙゙i"..r"゙゙i".r"゙゙;i ..r"゙゙:i"r"゙゙゙(. (、('-、、((∽ヽ
    , -‐ヽ_゙ー.::'、. ゙ー''.:、 ゙ー'.:、.゙ー'.:、.゙ー'.、..゙ー'.、.゙ー''.、.:゙ー'.、.:゙ー'(. (´(,ー'.'.((∽./

    i ::r';;,:゙;;,:゙.i''''" ゙'''''" ゙''''''" ゙'''''" ゙゙'''''''" ゙''''''" ゙'''''''" ゙'''''''" ゙'''''''"~''~" ゙~'''''''~
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        ゙、:゙‐‐"::ノ        ∧∧ ∩ <  ヨメガ マッテル イエニ カエロウ
        i :::r~~:;; ヽ       ( ´∀`)/   \_____________
        ヽ..゙::-:": ノ      _⊂   ノ                r;-,__
       /~,.`::;‐:、     r(;;ゞ';;;゙;;;゙;;,.             /';;;、_ー´_);r;
        l_:ヾ;;;ノ: ノ.       ゙r‐'_"-;;;;;;;;;;;i   ,.-'"ヽ;' ̄,;ヽ  /-、.、_-゙.'_-゙フ
      /~,..-、 ‐、"        (,.‐"_;.;;-;=" ̄/._ヾ。o○)"‐"Y" ̄ \゙''-._゙_ソ
      ! ヾ;;;ノ:. ノ          (;'"゙,.// ,.-、‐;‐、 .゙(o゚).__'_"ノ、.   ゙iヾ_'.'ノ
      / ー--."、          iト'"//  いr.r゙;_フ;、'___ヽ._-、 ::.io   .゙i.l-;l:|
      l ::(;;:;;;):: l         |l:|゙|.:l . ..:.::ヾ‐"-'_ノ.:l..l゙'r‐゙i.iヽ :.|8 . .:::|:|i/;'|
      ヽ.._:_:.ノ~.ヽ       |ヾi!:i.  .:.:oi.ヾニ-‐"丿i :://:/.:: |o . : :::l.///
        | :::(:゙;;:)::: !__,;;‐、   ヾ'ノ. .:.:::;;8l. ヽ;:''"-".://:/r、‐-.、:::r'"./<    r,.-,__
       ` ..::__:,r'~、;>;;.ニヽ__.-;';;、卞、.___88ヽ/ ̄ ̄ ̄`人.゙、_)ミ)‐.r.:‐,:;ヽ、 /ニ"、..、)‐;,

         r(.ヾノ:/.,.‐";::";~:7:// ..:.::888/ . .:ノハヽ,.イ、゙_-゙ニ/;" .i::i:_.゙ゞ(.`ヽ.. ヽ..゙.:.Y
         `(二ノ゙.ノ .:/.:/. .:/.// .:.:::;.88/ :/,:';:''i'~i,゙':.゙_‐゙ニ/8,, .://l |: ヽ:.. .:ヽ.:ヽノ
           ゙r''"..ノ .:;l .::l i.:| .::o88/ ./.:i゙ ';_.゙'.,,゙''‐、_''/ ヽ8;:l .l..i ヽ. . .ヽ,::.: :r'
            `~┬ィ__.:ノ.:|.::l ;;888| ::{ ::lヽ、..:''::.,,゙''‐-/ .:::|8;:).::l\.::\:::_.ゞ"

                                        ___/ ̄/ ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄"> 
                                  .,+――+.´⊂ニ/ ̄ ̄ ̄       ,,+ー'''"""
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                               +、 |/|=\   ,;\ ̄   ヽ \;;,,,,,,,,__/___
                                ""|三|三 ヾ、ヽ_\ー―ヽ___≦ー、
    .\   __\                      >三|彡=Y`i´`ii+^\       < "-<^ヽ
     「|ir/-ニ- `''「|]li\                  (+|三|彡=)`i .ii=!|-.`ー+-、    ヽ、 . ̄"\
     " ヽ,,;;;;;;;;;;,,,,,._ `+_」ヾ                .ヾ'""|ソ´+/`=’イ>,,,,+--、 ""+―ー'
       (|○ ○( ゚)》i;;, 》  提督!策敵範囲に      ノツ" .__|=|>o<__,,+-<_
       /""""""^<彡.rヾ  敵影を発見しました!._,,,;;;| _,,,,/.o ヽ| §_>___=)   うむっ、緊急連絡だ
   r'"ヽ,´ ゞ====ヘ                     . ̄""'|.^"'\.o_ノ >ー--"
  / 、、i    ヽ__,,/                      ノ  | `" /./⌒ヽ_
  / ヽノ  j ,   j |ヽ                    =|  _,,;;;/oヽ| .|  , -、\_
  |⌒`'、__ / /   /r  |                    ヽ .^"'ヽo.ノヾ丶 \ ヽ、 \    
  {     ̄''ー-、,,_,ヘ^ |                   /ヽ   ヽ   > \  -’  ,\
  ゝ-,,,_____)--、j                   //"7 """> ノ  (     ,--->
  /  \__       /                  //   ""`|n ,)ヽ   \    |  ヽ、
  |      "'ー‐‐---''                   "      . .||.||      `ーー+ 、  .)
                                       .!!.!!

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