佐城雪美「かなさんどー...」 (50)

のんびりと書いていきます

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---公園---


雪美「いい天気...」

ペロ「にゃー」

雪美「...ペロも...嬉しい?」

ペロ「にゃ?」

雪美「いいこいいこ...」ナデナデ

ペロ「にゃ~♪」ゴロゴロ

雪美「...今度...Pと二人でお散歩...したいな」


ガサッ


雪美「?」

「にゃん♪」

雪美「ねこさん...」

ペロ「にゃあ!」

「にゃあ~」

雪美「おいで....」

「にゃあっ!」スリスリ...

雪美「かわいい...」ナデナデ

「にゃふっ♪」ゴロゴロ

ペロ「にゃあ!にゃあ!」

雪美「ペロもかわいい...」ナデナデ

ペロ「にゃん♪」スリスリ...

「にゃあっ!」

ペロ「にゃあ?」

「にゃっ!」

雪美「なかよしさん...」

「にゃあ♪」

ペロ「にゃーお♪」

雪美「...ふふっ♪」ナデナデ

「にゃあ...」

雪美「....どこから来たの?」

「にゃ?」

ペロ「にゃあ!」

雪美「....野良猫なのかな...」


「おーい!どこだー!?」


「にゃ!」

雪美「....飼い主?」

「にゃー!!」

「あっ!こんなところにいたのかねこ吉!」

「ワンッ!」

「にゃあ!」

「だからー!それは本当に悪かったって!さっき謝ったぞ!」

「にゃっ!」

「じゃあどうしたら許してくれるんだ?」

「にゃにゃ...にゃあ!」

「ええっ!?それはちょっと無理かも...」

雪美「...あなたの...猫?」

「うん!自分の猫なんだ!君が捕まえてくれたのか!」

雪美「捕まえたわけじゃない...この子の方から....近寄ってきた...」

「ねこ吉って言うんだ、それからこっちはいぬ美」

いぬ美「ワン!」

雪美「この子は...ペロ...」

「ペロっていうのか、カワイイな♪」ナデナデ

ペロ「にゃっ♪」

雪美「あなたは...?」

「自分?ああそっか、自分は我那覇響!よろしくね!」

雪美「私は....佐城雪美...」

いったん中断します 続きはのちほど

ボチボチ再開します

響「雪美はこんなところでなにしてるんだ?」

雪美「....お散歩」

響「なるほど、確かに天気いいからな!」

ペロ「にゃあ~」

雪美「....響は?」

響「自分はその...」

ねこ吉「にゃ!」

響「だ、だからゴメンって言ってるだろ!」

雪美「...どうしたの?」

響「うぅぅ...さっきうちの家族たちにごはんを用意してたらうっかりねこ吉の尻尾踏んじゃって....」

ねこ吉「にゃにゃ!」

響「だって、あんなところにいるなんて思わなかったんだぞ!」

ねこ吉「にゃん!」

響「なっ...そんな言い方ないだろ!なあいぬ美!」

いぬ美「ワン....」

雪美「....」ジーッ

響「どうしたの?」

雪美「....すごい」キラキラ...

響「んっ、なにが?」

雪美「...猫の言葉...わかる...」

響「なんとなくはだけどね」

雪美「ペロの言ってることも....わかる?」

ペロ「にゃにゃん、にゃん♪」

響「うん、なるほどな....」

雪美「...なんて...言ってるの?」

響「雪美はとっても可愛くて優しくて大好き、って言ってるぞ!」

雪美「...本当?」

響「うん、本当だぞ!」

雪美「...ペロ、おいで...」

ペロ「にゃ~ん♪」スリスリ...

響「雪美はペロの事がとっても好きなんだな!」

雪美「うん....大切な....友達...」

響「うんうん!その気持ちよくわかるぞ!」

ねこ吉「にゃ~」

雪美「ねこ吉も...いい子いい子♪」ナデナデ...

ねこ吉「んにゃにゃ♪」

響「ええっ!?『雪美に飼い主になってもらおうかな?』だって!?そ、そんなこと言うなよねこ吉~!」

雪美「ねこ吉...そんなこと言っちゃ...ダメ...」

ハム蔵「ジュジュ♪」

響「冗談?そ、そっか!驚いたぞねこ吉!」

いぬ美「ワン!」

響「『響は単純だ』って...どういう意味だよそれ!自分は単純なんかじゃないぞ!」

雪美「....ふふっ♪響は...おもしろい...」

響「お、おもしろい?」

雪美「うん...とってもおもしろい....」

響「ま、まあな!自分、完璧だから!」

雪美「いぬ美...撫でてもいい?」

響「もちろんだぞ!なっ、いぬ美?」

いぬ美「ワン♪」

響「『どうぞ』だってさ!」

雪美「よしよし...」ナデナデ

いぬ美「わふっ♪」ペロペロ

雪美「ふふっ...くすぐったい...」

響「ちょっとゴメンな、雪美」ヒョイッ

雪美「...なに?」


チョコン


響「うん!やっぱり雪美くらい小さいといぬ美に乗れるな!」

雪美「...いぬ美、重くない?」

いぬ美「ワンッ」

響「平気だってさ」

ハム蔵「ジュジュ♪」ピョンッ

雪美「....この子も...響の?」

響「そうだぞ、ハム蔵っていうんだ」

ハム蔵「ジュッ!」

雪美「ハム蔵...カワイイ♪」ナデナデ

ハム蔵「ジュジュジュッ♪」

響「ハム蔵も喜んでるぞ!」

ペロ「にゃあ....」

響「ペロもカワイイな♪」ナデナデ

ペロ「にゃん♪」

ねこ吉「にゃあっ!」

響「ねこ吉もペロと遊ぶのか?」

ねこ吉「にゃっ」

響「雪美、ねこ吉がペロと遊びたいんだって」

雪美「うん...いい...」

響「よし!遊んでくるといいぞ!」

雪美「ペロとねこ吉....仲良し...」

響「そうだな、ねこ吉も友達ができて嬉しそうだぞ!」

ハム蔵「ジュジュッ!」

雪美「...フフッ♪」

いぬ美「ワン!」スリスリ

響「いぬ美もハム蔵も雪美のこと好きだって!」

雪美「いい子いい子....」ナデナデ

響「二人とも喜んでるぞ!」

雪美「カワイイ...」

響「他の家族たちにも会わせてあげたいな♪」

雪美「他にも....いるの?」

響「そうだぞ、他にはウサギ、シマリス、ヘビ、オウム、ワニ、ブタ、モモンガがいるんだぞ!」

雪美「スゴイ...」キラキラ...

響「そうでしょ?今度雪美を自分の家に招待するぞ!」

雪美「うん....行きたい....」

響「じゃあ自分のケータイの番号を....」

雪美「....」ススッ...

響「んっ、どうしたの?」

雪美「響は...他の人と違う....」

響「どういうこと?」

雪美「....周りと違う匂い...」

響「うえっ!?それは....」

雪美「....いや?」

響「うぅぅ....ネットとかで自分のこと検索すると、臭いとかいろいろ書かれてて...」

響「プロデューサーとか周りからは気にするなって言われてるんだけど....」

雪美「.....」

響「雪美にそう言われるって事はやっぱり....」

雪美「....」クンクン...

響「ゆ、雪美?」

雪美「....臭くない...とっても優しくて...いい匂い...」

雪美「私...この匂い...好き...」

響「雪美...」

雪美「だから...泣かないで...いい子いい子...」ナデナデ

響「う、うわぁ~ん!雪美ぃぃぃぃ....」ギュウウウウウ...

雪美「よしよし...」

ペロ「にゃっ?」

ねこ吉「にゃあ....」

いぬ美「わふっ....」

ハム蔵「ジュッ....」


------


雪美「....元気...出た?」

響「うん!ありがとう雪美!」

雪美「よかった...」

響「雪美は優しいな!」

雪美「...そんなことない...」

響「ううん、とっても優しいぞ!自分、雪美の事大好きになったぞ!」

雪美「...本当?」

響「うん、本当だぞ!」

雪美「...うれしい...」ギュッ

響「ふふっ、かなさんどーだぞ雪美♪」ナデナデ

雪美「...かなさんどー?」

響「うん、かなさんどーっていうのは....」


貴音「.....」ジーッ...


響「....あれ?」

貴音「どうぞ、お気になさらず」

響「なにやってるんだ貴音....」

雪美「...誰?」

貴音「始めまして、四条貴音と申します」

雪美「....響の知り合い?」

響「うん、自分と同じ事務所の友達だぞ」

貴音「よろしくお願いします」ペコリッ

響「ところで貴音、なにやってるんだ?」

貴音「いえ、ただ響が小さな女の子と戯れているところを見かけましたのでつい...」

響「本当になにしてるんだ...」

雪美「.....」ジーッ

貴音「どうかしましたか?」

雪美「....のあと似てる...」

貴音「私と似ている人がいるのですか?」

雪美「うん....少しだけ似てる...」

響「貴音、自分が雪美と遊んでるところ見てておもしろいの?」

貴音「ええ、響が佐城雪美を愛でているのを見られてとても眼福でした」

響「そっか...」

雪美「やっぱり...のあと似てる...」

貴音「そうなのですか、ぜひ一度お会いしてみたいものですね」

響「なんかいやな予感がするぞ...」

貴音「ところで響、先ほどなにやら泣いていらしたようですが....」

響「えっ?そこから見てたのか....」

雪美「響から...いい匂いがするっていうお話してた....」

貴音「なんと!まだ気にしていたのですか響?」

響「そ、それは....」

貴音「貴女が臭いなどと、そのようなことがあろうはずがありません!」ギュッ

貴音「とてもいい香りがいたします、さながら南国の海を思わせるような...」

雪美「うん...とってもあったかい匂い...」ギュッ

響「わ、わかったからその話はやめてってば!」

雪美「響...『かなさんどー』ってなに?」

響「んっとね、『かなさんどー』っていうのは大好きって事だぞ!」

雪美「...大好き...」

響「そうだぞ、自分の地元の言葉でね!アンマーやスーが自分の子どもに言うんだ!」

雪美「...アンマー...スー?」

貴音「沖縄の言葉で母と父ということです」

雪美「...ママとパパが...」

響「自分、雪美のこととっても大好きだぞ!かなさんどーだ!」

貴音「私も響のことは大好きです、かなさんどーです」

響「た、貴音....」

雪美「...私も響のこと好き...かなさんどー....」ギュッ

響「そうか?そう言ってもらえると嬉しいぞ!」ギュッ

貴音「....」ダバダバダバ...

響「貴音、鼻血出てるぞ....」

貴音「失礼しました」フキフキ...

雪美「ペロも...いぬ美も...ねこ吉も...かなさんどー...」

ペロ「にゃん♪」

ねこ吉「にゃっ!」

いぬ美「ワン♪」

ハム蔵「ジュッ!?」

雪美「ハム蔵も....」ナデナデ...

ハム蔵「ジュジュ!」スリスリ...

響「よかったな、お前たち!」

雪美「モバPも...かなさんどー...」

響「モバP?」

雪美「...私の...プロデューサー...」

響「ああ、そういうことか、でも男の人に言うのは意味が違ってくるんだぞ...」

雪美「....意味?」

響「だ、だからその...」

貴音「恋い慕っているということですね」

響「うん...そういうこと...」

雪美「じゃあ...問題ない...私とモバPは...繋がってるから...」

響「つ、繋がってる?」

雪美「うん...だから...将来結婚するから...かなさんどーでも大丈夫...」

響「だ、大丈夫かそれ!?雪美のプロデューサー変態とかじゃないよな!?」

雪美「そんなこと....ない...」

貴音「響、雪美がこれほどまでに懐く人なのです、その心配は無用でしょう」

響「でもさ...こんな小さい子を...」

貴音「響も最初の頃、プロデューサーを変態扱いしていたではありませんか」

響「あ、あれは...昔のことだぞ....」

雪美「響のプロデューサー....変態?」

響「違う!違うぞ!プロデューサーはとっても優しくて、にぃにみたいな感じでその....」

貴音「響はプロデューサーをかなさんどーということです」

雪美「そうなんだ...私と....同じ....」

響「うがー!子供になに言ってるんだ貴音ぇ!」

いったん中断します 続きはのちほど 
あと少しで終わります

ボチボチ再開します

ハム蔵「ジュッ!」

響「んっ、どうしたハム蔵?」

ハム蔵「ジュジュッ!」

響「おなか減ったのか?」

いぬ美「ワン...」

響「あっ、そうか!まだごはんあげてる途中だったぞ!」

ねこ吉「にゃっ!」

響「わ、わかったぞ...今日はいつもより豪華にするから....」

雪美「私たちも...そろそろ帰る?」

ペロ「にゃあ♪」

貴音「ひとりで大丈夫ですか?」

雪美「うん...大丈夫...」

響「雪美、今日は楽しかったぞ!」

雪美「私も...楽しかった...」

ねこ吉「にゃっ!」

響「んっ?またペロに会いたいのか?」

ペロ「にゃ~♪」

雪美「ペロも....ねこ吉に会いたい?」

響「じゃあ今度は自分の家で一緒に遊ぼうな!」

雪美「うん...遊ぶ...」

貴音「響、その時はぜひ私も...」

響「まあ別にいいけど.....」




雪美「バイバイ...」

響「またねー!」

貴音「お達者で...」

貴音「とても愛らしい子でしたね」

響「だな、いぬ美やねこ吉たちがこんなに懐くなんて珍しいぞ!」

ねこ吉「にゃん...」

響「なになに...『ペロともっと遊びたかった』って?」

貴音「心配いりませんよねこ吉、また会えるのですから」ナデナデ

ねこ吉「にゃっ♪」

響「ケータイの番号教えたからいつでも連絡取れるぞ!」

貴音「そういえば雪美もアイドルなのですね」

響「おっ、貴音も知ってたのか?」

貴音「直接お会いしたのは初めてですが、以前見かけたことが....」

響「そっか、一緒に仕事する機会があるといいなー」

貴音「きっとあります、今こうやって縁ができたのですから」

ハム蔵「ジュッ!」

響「ああ、ゴメンゴメン、すぐに帰ってごはん作るぞ」

貴音「では私もご一緒します」

響「今度は雪美も招待しような!」

ハム蔵「ジュッ!」

いぬ美「ワン!」

ねこ吉「にゃあっ!」

http://i.imgur.com/m2pgXad.jpg
http://i.imgur.com/BbwGl6K.jpg
佐城雪美(10)

http://i.imgur.com/HQlZCsZ.jpg
http://i.imgur.com/CuXLhj6.jpg
我那覇響(16)

http://i.imgur.com/iwSN1ej.jpg
http://i.imgur.com/Pz6MuSZ.jpg
四条貴音(18)

-----


ガチャッ


雪美「...ただいま...」

モバP「おおっ、雪美じゃないか」

詩織「...今日はお休みじゃなかったの?」

雪美「...モバPに会いたくなったから......」

モバP「そっか、別に無理してこなくてもよかったのに」ナデナデ

雪美「無理してない...」ギュッ

モバP「んっ、どうしたんだ?」

雪美「...モバP...かなさんどー...」

モバP「かな....なに?」

詩織「あら...雪美ちゃんたら...」

http://i.imgur.com/Dk1O5Ei.jpg
http://i.imgur.com/fQbMWko.jpg
瀬名詩織(19)


モバP「なあ詩織、かなさんどーってなんだ?」

詩織「そうね...私が教えてあげてもいいけど...」

詩織「今回は自分で調べてみたほうが....いいと思うわ...」

モバP「そうなのか?うーん...」

ペロ「にゃあっ♪」

モバP「ペロ、雪美になにかあったのか?こんなに甘えてくるのは久しぶりだ」

ペロ「にゃ?」

モバP「って聞いてもわからないか...」

詩織「雪美ちゃんから...懐かしい香りがするわ...」

モバP「誰かと会ってきたのか雪美?」

雪美「うん...友達...」

モバP「へぇ雪美の友達か、一度会ってみたいな」

雪美「その人から...教えてもらった...かなさんどー...大切な人に言う言葉...」

詩織「そうよ雪美ちゃん...それは特別な言葉...」

モバP「うーん、どういうことだろう...」

詩織「あとで意味を知ったら...ビックリするかしら...」




雪美「モバP...ずっと一緒だからね...」ギュッ

モバP「わかってるよ雪美、ずっと一緒だ」ナデナデ



おわり

駄文失礼しました~
雪美は小柄なのでいぬ美のような動物と組み合わせると映えると思います
やっぱり犬は大きいのがいいです
あとペロがオスなのかメスなのかわからなかったのでメスとして書きました
ではまた~

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