ハルヒ「最近、キョンが格好イイ///」(253)

立ったら誰かよろしく。
寝るので、明日の朝にはすごいSSになってますようにw

ハルヒ「…ねえ」

キョン「ん、どうした?」

ハルヒ「最近あんた背伸びた?」

キョン「え、ああ。この前測ったら4cmくらい伸びたな」

ハルヒ「ふーん…」

ハルヒ「あとなんかガタイ良くなったわよね」

キョン「そうか?」

長門「まんこ引き裂いてみよう…」ギリギリ

キョン「お///…おう…////」

長門「とうりゃ~」ミチブチッブシャ-

みたいなので…


ガチャ…

ハルヒ「うん…」

キョン「自分じゃよくわからんが…別に筋トレなんてしてないぞ」

ハルヒ「そう…じゃあ背伸びたからかしらね」

キョン「かもな」

ハルヒ「……」

キョン「じゃあ俺先帰るぞ、じゃあな」

ハルヒ「うん」


ハルヒ「はぁ…」

ハルヒ(…なんなのよ。なんだってのよ…)

ハルヒ(なんか最近妙にあいつからフェロモンを感じるわ…)

ハルヒ(どうしちゃったのかしら私…あんなヤツに…)

ハルヒ「ああもう」

キョン「なぁハルヒ」
ハルヒ「な、何よ…見てなんかないわよ!」
キョン「はぁ?それよりここなんだが」

ハルヒ「ちちち近い!顔が近いわよキョン!」
キョン「ん?ああ、すまん…」
ハルヒ「別に嫌じゃないけど…」モジモジ



キョン「なんかハルヒの様子がおかしいぞ」
古泉「ははは、おかしいのはきっと貴方の頭ですよ」

─────

ハルヒ「……」ジーーッ

キョン「……」

ハルヒ「……」ジーーッ

キョン「おい」

ハルヒ「え? あ、え、な、何よ」

キョン「なんなんだよさっきからこっち見て。気になるだろうが」

ハルヒ「は、はぁ? 誰もアンタのことなんか見てないわよこの馬鹿キョン…」

キョン「なんか変だぞおまえ」

もしもしの癖に調子に乗って被らせてすみませんでした

谷口「おいキョン、飯食おうぜ。国木田も」

キョン「おう」

国木田「うん」

成崎「あ、あの…」

谷口「ん? どうした成崎」

成崎「その…キョン君…ちょっといいですか?」

キョン「え、俺?」

続かないの?

キョン「……」

谷口「……」

キョン「はー」

谷口「おいキョン、今のはいったいなんだったんだ。成崎に何言われたんだおまえ」

キョン「え、ああ、別に…」

谷口「ふざけんなごまかすんじゃねえこの野郎!」

キョン「…付き合ってくれとさ」

谷口「……」

谷口「あ、ああ!?」

支援

谷口「ほ、ホントかよ…」

キョン「ああ」

谷口「で、ど、どうしたんだ?」

キョン「どうしたって…そりゃ付き合えないだろ…あんまり話したこともないのに」

谷口「……」

キョン「俺ちょっとトイレ行ってくるわ」ガタッ


谷口「…あ、あの野郎…裏切り者め…俺たちは仲間じゃなかったのかよ…なんだよアイツだけ…!」

国木田「何言ってんの谷口? キョンって結構モテるんだよ」

谷口「なん…だと…?」

キョン「最近谷口の事が・・・」
谷口「ん?どうした?キョン?この玉子焼き欲しいのか?」
キョン(カァーー・・・)
谷口「ほらやるよ。あ~ん」
キョン「あ~ん。(もう駄目だ!ガマン出来ん!)美味い!ところで谷口、放課後暇か?」

成崎って眼鏡の子だっけ?アニメだとモブでよく写る

谷口「嘘だろ? あのヤル気のない野郎がモテるなんて。しかも涼宮変人集団の一員じゃねーか」

国木田「そこがまた深みがあっていいみたいだよ」

谷口「ふ、深み…?」

国木田「だってキョン、普通にイケメンだし、スタイルいいし、優しいし」

国木田「まぁ勉強はちょっとできないけど、でもそこも愛嬌があってかわいいし、はっきり言って完璧だよね」

国木田「それになんか最近ちょっと大人っぽくなった感じがするし…」

谷口「く…国木田おまえ…」

国木田「い、いや。客観的に見たらの話だよ?」

>>24
そう

>>26
やっぱりあれか

国木田はふたなり異世界人
しかし原作ではごっついイメージだったから困る

>>30
アニメもたまに肩幅がおかしい時あるしな
それよりモブに最終兵器彼女の主人公そっくりのが居た気がするんだが

みくる「!!」

長門「…!」

みくる「…いきなりどうしたんですか涼宮さん?」

ハルヒ「…いや、ね」

ハルヒ「あいつとの付き合いも長くなってるじゃない?
今まで何かと振り回しちゃって悪いかなって、少しだけ…少しだけよ?思ったんだけど…」

ハルヒ「何だかんだであたしとまっすぐ向き合ってくれてるのって、一番はあいつなのかな、って…」

長門「…彼は真摯」

みくる「…キョン君、ぶっきらぼうですけど優しいですもんね」

ハルヒ「ぶっきらぼうの度合いがあたしにだけ強いのは気に入らないけどね」

ハルヒ「でも…やっぱり優しい」



…気になる、キョンが。

ハルヒ「べ、別に好きだって言ってる訳じゃないのよ!?
    ただ、そんな風に思ったってだけで…」

ハルヒ「我がSOS団にはイケメン代表の古泉くんもいるし!
    それに比べたらまだまだキョンなんて…」

みくる「そうですか?古泉くんも勿論素敵ですけど…」

みくる「別にキョン君だって悪くないし、古泉くんとは違う魅力があるかな、って」ニコッ

ハルヒ「!」

長門「…レベルではなくベクトルの違い」

長門「私個人の趣向としては「彼」を推すところ」

ハルヒ「っ!?有希っ…」

みくる「ひゃああ、爆弾発言です…」

ハルヒ「っ…でも、背だってまだ足りてない感じは否めないわよね!あたしの横に立つなら見映えがしなきゃ!」

長門「…なら条件は十分なはず」

ハルヒ「へ?」

長門「彼の身長は初対面時と比較して、この年代における男性の平均を上回る成長を遂げている」

長門「現在においては古泉一樹と比較しても遜色ない」

みくる「この間の身体測定の日、二人で将棋打ちながら話してましたよ~」

みくる「パソコンに向かいながら時々二人の方を見てる涼宮さん、かわいかったなぁ~」

ハルヒ「~~~~~~~~っ!」



長門「ニヤニヤ」
みくる「ニヤニヤ」

ハルヒ「うっ…じゃ、じゃあ勉強は!?
    自慢じゃないけどあたしは成績だってそこそこいい方だし、万年低空飛行の赤点組となんて付き合えないわ!」

ハルヒ「外見が良くても頭が伴わなきゃ」

長門「………」

みくる「そうですねぇ…」

ハルヒ「だからやっぱり…」

みくる「キョン君は問題ありませんね!」

ハルヒ「…え?」

みくる「キョン君、あんまり点数がひどくて補修や課題に時間を取られるのも嫌だからって、
    頑張って勉強教えてもらったんですよぉ」

ハルヒ「…はぁ」

みくる「今じゃどの科目も平均点以上は取れるようになったみたいでよろこんでました」

ハルヒ「そういえば岡部からの呼び出しが減ったと思ったら…」

みくる「ふふ…
    頑張りましたもん、ね?長門さん?」

長門「………ぶい」

ハルヒ「!」

ハルヒ「有…有希がキョンに勉強教えたの?」

長門「全科目ではない。朝比奈みくるとの分割体制で行った」

みくる「鶴谷さんにも協力してもらって、それぞれ得意な科目を教えてあげたんです~」

長門「意欲さえあれば飲み込みは早かった。成績も短期間で伸びた」

みくる「みんなびっくりしましたよねぇ~」



ハルヒ「へ、へぇ~、あのキョンがねぇ~、ホント意外だわ」

(…あたしにだって言ってくれたら教えたのにぃ!)

ハルヒ「で、でも、でも…
    男の価値っていったらやっぱり度量よ!
    何でも受け止めるような懐の広さがなきゃ!」

ハルヒ「包容力と優しさ、忍耐強さは必須よね!」



みくる「………」チラッ

長門「………」チラッ

みくる「………」チラチラッ

長門「………」チラチラチラッ



ハルヒ「…なによ?」

みくる「それは…ねぇ?長門さん」

長門「…」コクリ

ハルヒ「…なによぅ」

長門「その観点での彼の適性は、涼宮ハルヒ、あなたが一番よく知っているはず」

ハルヒ「っ!」

みくる「いつもついてきてくれて、付き合ってくれて、ぼやいても、文句は言っても支えてくれて」

ハルヒ「うぅ…」

みくる「たまに怒ったりもしますけど、それも誰かのためで」

みくる「しっかり見守ってくれてますもんね」

みくる「お父さんやお兄さんみたいな人」



ハルヒ「…うん」

みくる「前より角が取れて、落ち着いてきましたしね」

ハルヒ「そう…なのよね」

長門「精神の揺らぎが少なくなり、余裕が生まれている」

ハルヒ「…うん」

みくる「なんていうか…
    古泉くんとは違った感じで大人っぽくなって」
   (色々なことがあったからなのかなぁ)

ハルヒ「キョンが…ね…」



みくる「素敵ですよね、キョン君」

長門「一般に言うところの「魅力的」な存在に当たる」

ハルヒ「~~~~~うぅぅ~…」

長門「涼宮ハルヒの顔面から、急激な温度上昇ならびに紅潮を感知」

みくる「あっ、涼宮さ~ん、かわいいです~」

ハルヒ「え、や、ちがっ、え、そうじゃ、そうじゃなくて…
    これは違うの!別にキョンは関係ないの!///」

みくる「うふふふふふふ///」
長門「………」ニヤニヤ

ハルヒ「うううぅ…違うの!違うの!







キョンは関係ないんだってばぁ!」



ガチャ

キョン「俺がなんだって?」

ハルヒ「~~~~~~~~っ!!!」

みくる「あっ」
長門「!」



キョン「おうハルヒ、遅れてすま………

    ………どうしたその顔は?どっか走ってきたか?

    朝比奈さん、何故そんなに目尻を下げてニヤニヤしてらっしゃるんです?
    長門、お前はお前で何故下唇を噛んで何かをこらえる」

キョン「何か…面白い話でもあったか?つかハルヒ、その顔色は大丈夫なのか?」

ハルヒ「だ、だ、だだだだ大丈夫よ!あんたに心配されるまでもないわ!」

キョン「いや、ならいいんだが…」

ハルヒ「いいのよ!」

キョン「………」ジー

ハルヒ「…なによ人の顔じっと見て」



キョン「熱でもあるのかお前?」ピトッ

ハルヒ「っっっっっ!!」

みくる・長門「(キャー)」



キョン「おい、ずいぶん熱いぞ。とても大丈夫って感じじゃ…」

ハルヒ「う、ううう、うるっさいわね!大丈夫って言ったら大丈夫なのよ!」

キョン「ホントかよ…」

ハルヒ「いいったらいいの!団長様の言うことを聞きなさい!///」

キョン「なんだってんだか…」
みくる「(・ω・)」
長門「(゚人゚)」

キョン「そっちも何なんですか…」



キョン「いいならいいが、団長が体調崩したりしないように気を付けろよ?まだ顔赤いぞ?」

ハルヒ「(む、むぅぅぅ~///)」

古泉「遅れてすみません、ただいま参りました」

ハルヒ「(ナイスタイミングよ古泉くん!)
    全員揃ったところで団活開始よ!いいわね!」

キョン「やることは同じだろうに…」

みくる「あ、じゃあ私お茶淹れますね~」

長門「お茶菓子を希望する」

ちょっと寝る

残ってたらまた戻る

古泉「今日は…そうですね、将棋でよろしいですか?」

キョン「ああ、構わん」

みくる「お茶ですよー」

長門「…」モグモグ

ハルヒ「………」ムスッ

みくる「ふふっ(涼宮さん、まだ耳が赤い、かわいいなぁ~)」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~



キョン「ほい、本日一回目の王手な」

古泉「お…王手って言うか全駒じゃありませんか…」

古泉「んっふ、今日はいつにもましてアグレッシブな打ち方をされますね…」パチパチ

キョン「なに、そういう日もある」パチパチ

古泉「何かおありになったんですか?」

キョン「いや、まぁ…ちょっとな」

古泉「(…?関係ないと言うでもなく口を濁す…珍しいですね。
    別段苛ついている風でもなく…何か悪いことがあったという訳でもなさそうですが…)」

古泉「何か言いづらいことのようですが…よろしければ…お聞きしても?」ヒソヒソ

キョン「うっ…顔が近い!話すから離れろ!今日の帰りにでも話す」ヒソヒソ

古泉「ここではまずいと…わかりました」ヒソヒソ



長門「(秘匿情報の漏洩交渉を確認…情報取得の必要性あり)」

みくる「(二人ですごく露骨に内緒話…気になりますぅ…ってひゃあっ)」

ハルヒ「………!!!」ガタガタガタ

みくる「(涼宮さん、椅子に座ったまま傾きすぎです、耳を傾けすぎですぅ~)」

ハルヒ「(聞こえてないと思ってるみたいだけど、あたしの前で内緒話とはいい度胸だわ!
     ここで問い詰めたら口を閉ざしちゃうかもしれないし…何とかして聞きたいわね…


     …だ、団長としてよ!団員に何かあれば把握しておく必要があるからで、けしてキョンを意識してるわけじゃ…
     …なんで自分の頭の中でいいわけしてんのあたし)」



古泉「(涼宮さん…恐ろしく聞き耳を立てていらっしゃる…
    何かしらの尋問は覚悟すべきですね…)

   では、帰りを楽しみにしておきましょう」

キョン「そんなに楽しい話でもないぞ?俺としては困りものだ」

古泉「友人の小さな悩みに耳を貸すのも、またそれを打ち明けるのも、青春の醍醐味ですよ」

キョン「オッサン臭い…って俺が言えた義理でもないか…王手な」

古泉「さ、最速詰み…!」

キョン「そうだ古泉」パチパチ

古泉「なんです?」

キョン「お前ってさ…彼女とかいるのか?」



古泉「!」
ハルヒ「!!」
みくる「!!」
長門「!!」



古泉「いえ、残念ながら…ね。
   (ここに来ていつもならまずないこの話の振り…!
    今日の話の方向性というのは…)」

みくる「(つまりそういうことなんですかぁ、キョン君~!)」

ハルヒ「(恋愛の話、つまりコイバナ…しかもキョンの!聞かないわけにはいかなくなったわ!)」

長門「(衛星監視システムの稼働許可を申請)」

キョン「そうか…いや、まぁ、気にしないでくれ」

古泉「(しますよ!なんですかその思わせ振りは!)」

みくる「(そこまで言われれば中学生だって恋愛がらみだってわかりますよ、キョン君…)」

ハルヒ「(後で古泉くんを問い詰めればと思ってたけど…
     最悪、尾行の必要すらあるわね)」

長門「(早急に行動を次の段階へ進める必要ありと判断)」

パタン

ハルヒ「(…!有希、でかしたわ!)

    す、少し早いけど今日の団活はここまでよ!解散ね!」

校門前

キョン「今日はちょっと用事があるんでな…
    じゃあまたなハルヒ、長門。朝比奈さんも」

ハルヒ「じゃあね!」

長門「…また」

みくる「また明日~」

キョン「じゃ、古泉もな」

古泉「ええ、また明日」



古泉「(さて、約束通りなら一度別れてからいつもの喫茶店…ですが…)」

ハルヒ「古泉くん?」
みくる「逃げられるとは」
長門「…思わない方がいい」

古泉「…やっぱりこうなりますか」

カランカラン

キョン「よう、待たせちまったか」

古泉「いえいえ、僕は話を聞かせていただく側ですから」

キョン「はは、相談するのは俺だけどな…よっこらせっと。
    エスプレッソひとつお願いします」



みくる「こ、こんなに近くの席でバレないんですかぁ~」

ハルヒ「声も…ちゃんと聞こえるかしら」

長門「問題ない。ゆきりん七つ道具、変装セット(指向性光学迷彩)と地獄耳(超小型集音機)の効果は絶大」



古泉「(結局嘘もバレバレで三人とも着いてきてしまいましたが…
    ここはこのまま話を続けるしかありませんね)」

キョン「早速で悪いんだが…本題だ。今日の話なんだが…」

キョン「その、なんだ…お前、彼女は…いないんだよな」

古泉「(やはりその手の話題…)
   ええ、部室で申し上げた通り、残念ながら…」

キョン「そうか…
    でも、あれだ、やっぱり…モテるんだろ?古泉…顔もスタイルもいいし。
    女の子から…「そういうオファー」はあるんじゃないか?」

古泉「(…?)ええ…自慢するわけではありませんが、何度か…」

キョン「で…今彼女がいないってことは、どれも断ってきた、と…」

古泉「そういうことになりますね…(もしかして…これは…)」



ハルヒ「…ゴクリ」
みくる「…ドキドキ」
長門「ジャンボショコラパフェをひとつ」

キョン「その、それは…例えばどういう風に断ってきたんだ?理由とか…」

古泉「いや、まぁ…その時々で色々ですね…
   僕がSOS団で活動しているのは知られていることですから、それを理由に、とか…
   名前も知らなかった相手の時には、お互いをよく知らないから、とかですかね…」

キョン「名前もって…改めて聞くと凄いな、それ…」

古泉「まったく、困りものです…

   …で、本題というのは?」

キョン「あぁ、すまん…
    その…今さっき言った通りだ。うまい断り方と言うか、流し方と言うか…
    …お前ならそういうの、わかるかと思ってな…」



ハルヒ「!!!?」ガタタッ
みくる「ひゃあぁぁぁ~…」
長門「…」ガタッ



古泉「それは…つまり…(これは…予想外ですね…)」

キョン「ああ…」

キョン「告白、された、女の子に…」

キョン「あ~…」

キョン「まぁ、そういうことなんだよ…」

古泉「それはそれは、おめでとうございます…てっきり僕に愛の告白、という流れかと」

キョン「この時期の東京湾はまだ冷たいかなぁ、古泉」

古泉「失礼しました」

古泉「しかし…お言葉から察するに、あまり喜ばしいことではなさそうですね…
   断りの文句を…とは、つまりもう相手には断りを入れるおつもりで?」

キョン「…今のはな」

古泉「…今の?」

古泉「(…まさか…)」

キョン「…ハァ」



キョン「三人目なんだよ、今月に入って」



ハルヒ「~っ!!?」ガタタタッ
みくる「す、涼宮さん、落ち着いて!落ち着いてください!」

古泉「それはそれは…(なんとまぁ…フラグ屋もここまで…)」

キョン「前々からほんの少しだがあってな…先月もあったんだが…
    簡単に言うと日に日に増えてる、この一ヶ月で五人は最多だ」

古泉「いいじゃありませんか、好かれているんですから」

キョン「そういうわけにもいかないのはお前の方がわかってるだろ…」

古泉「ええ、まぁ…」

キョン「最初こそ舞い上がりもしたが、こうなるともうなんとも言えん。
    俺がもっとクズなら無下にして鼻で笑うこともできるんだろうが、一人一人が好意を持ってくれてるものを軽くあしらうこともできん」

古泉「お優しいことで(まぁ…彼ならそうなりますか)」

キョン「だから、なんというか…軽くあしらうでもなく、気を持たせるでもなく…うまく断る方法はないかと、な…
    谷口や国木田じゃあてにならんし、こういうのはお前ぐらいしかいない」

古泉「難しい話ですね…」

みくる「なんだか…すごくハイレベルな会話をしてますね…」

ハルヒ「嘘でしょ…キョンってそんなにモテるの?」

みくる「キョン君、見栄を張って嘘をつくような人じゃありませんし…」

長門「部室で言った通り…彼は魅力的、とても」

ハルヒ「ぬぬぬぬ…」

みくる「最近のキョン君、素敵だなって思ってたのは…」

ハルヒ「あたしだけじゃなかったってことね…」



みくる「…」ニヤリ
長門「…」ニヤリ

ハルヒ「!!!な、な、ななななな何でもないわよ!言葉のあやよ言葉のあや!」

みくる「あたしだけじゃ」ニヤニヤ
長門「なかったってことね」ニヤニヤ

ハルヒ「やめてよもーーーっ!」

キョン「…なんだか騒がしいな、人も少ないのに」

古泉「ま、まぁそういうこともありますよ、夕方ですし(何をしてるんですかあの人たちは…)」

キョン「そうか。まぁ、そんなわけでな…」

古泉「ふむ…しかしまぁ、事情が異なりますよ。
   僕の場合は、先ほど申し上げた以外に何より「バイト」がありますからね…
   「職場」での事情も考えると、特別拘束される時間というのは作れないものでして。
   いわば、不可抗力とも言うべきものです」

キョン「大変だな、お前も」

古泉「そうでなければ僕も年頃の男です、恋人の一人もほしくなるものですが…まぁ仕方ありませんよ。
   しかし、あなたは…話が違ってくるのでは?」

キョン「…そうだな」

病院いってくる、戻ったらまた書く

頭か

>>105
えっ?











えっ?

>>106
頭だ

>>107
予約なのだ、許せ

                   \ー-::::::'⌒^ ̄:::`丶
                    >:::/:::::::::∧::::ヽ:::::::\
                   /:::::::∧:::::::/_人::::::::::::::::::ヽ

                    :::::/厶ハ::::/xテぅト、:::!:: ト(:::、}
                   |::::i|{ トィi∨  ヒ.ソ∧|::::|::ヽ::\
                   |::::リ ゞ'   ⊂⊃/j:::从:ハ::::::ヽ 
                   .:':i:从⊃ rァ `ヽ  :::::|_ノ'ハ:::::::::
                 /:::::{:::i:::..   、  _ノ  |:::リ   ':::::::.|
                   /:::::/|:::i:: リ> _..  イ |::,′   i::::::::ヽ
               /:::::/,,」八:/─-く \ ∧|/    |:::::::i八

                 /:::::/ (:>、  つ ll \/爪:.:\     |:::::::ト、::.
              /::::://::.::.:ハ   \  Ⅵ{))ヘ:: \   |:::::::| :::i
                //⌒::.::.::./::.::∨ 、_)\Ⅵ∨〉::.::.}  :::::: | |::|
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              ∨::.::.: 八 \ {::.::.::.::∧./ ├\::.∨::.:::\/:/
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              ヽ:::::\ じ_ノ::.::.:/::.::.::.::.::.::.::.:∧ /  ∨
                \::::\{{:::.::. /::.::.::.::.::.::.:O〈:.::∨   〉
                 丶、_>‐┘::.::.::.::.::.::.:::.:/::.::.:\ /

保守すまない
戻った
薬増えた

dion規制食ってるからPCから書き込めないんで、メールで送ってもしもしで書き込むことにする
もしもしで打ってると遅すぎる

キョン「確かにまぁ…俺の場合話は違うな。
    団活のこともあるが、お前ほど事情が込み入ってるわけでもない。
    言い方は悪いが…現状なら、作ろうと思えば彼女は作れる」

古泉「そうなりますね…言ってしまえばあなたの意志一つです」

キョン「だな…そうなんだが…」

古泉「何人来てもお断りしている、と。

   話が逸れるようで申し訳ないのですが…一つお聞きしても?」

キョン「ああ、何だ?」

古泉「断りの文句をどうするかはまた別の話として…
   なぜそう何件もの告白をお断りになるんです?
   それなりの数であるなら、全てが全て悪条件ではないでしょう?」



ハルヒ「~~~~~~~~~~…」

みくる「涼宮さん、凄い顔してますよ、落ち着いて…」

長門「ホットココアとフォンダンショコラを一つ」

キョン「まぁ…そう思うよな、やっぱり」

古泉「ええ、一友人として、興味に絶えないところです。

   (答えは予想がつかなくもありませんが…
    彼の気持ちを御自身で理解してもらういい機会でもあります。
    女性陣の耳があるとわかって聞くのは少々悪趣味ではありますが、彼の鈍感にはいい薬でしょう)

キョン「…まず第一に…やっぱ好きでもない相手と付き合うってのはできない」

古泉「基本的なところですね…
   しかし世の全てのカップルが両想いから始まっているわけではないでしょう?
   むしろ片想いからが当たり前…そう考えれば、お受けしても悪くはないのでは?」

キョン「そりゃそうだが…やけに食いつくな」

古泉「お気になさらず。個人的に思うところがあるだけですよ。
   理由はそれだけではないんでしょう?」

キョン「ああ…」

キョン「正直…俺の何がいいのか俺にはわからん」

古泉「(…ここまでとは…正直驚きです)
   つまりご自分に自信がない、と?」

キョン「そういうわけではないが…なんだかなぁ?
    俺が女なら好きになんかならんぞ、こんなこれといって目立った特徴もない冴えない男」

古泉「これといって特別光るものがあるから好きになる、と言うケースだけではないでしょう?
   ここが好き、と断言出来る部分などないこともありますよ」

キョン「…そういうもんか?」

古泉「残念ながら僕も経験豊富というわけではないので、あまり大きなことは言えませんが。
   それに、あなたにはあなたの良いところがあります。
   しかし、男の僕の口からあなたの魅力を延々語っても“気色悪い”でしょう?」

キョン「はは、遠慮したいね。俺にいいところ、ねぇ…わからんもんだ」

こうやって立て逃げスレで書くから>>1みたいなクソムシがいなくならないんです

みくる「ふふっ…キョンくん、あんなこと言ってますけど」

ハルヒ「…何であたしに振るのよ、みくるちゃん///」

長門「自己評価と他者の評価は異なるもの。彼の場合、その食い違いが大きい」モグモグ

ハルヒ「有希、食べながらしゃべらないの」

みくる「ちょっとひねくれたところもありますからね、キョンくん。
    自分で自分の良さを見つけてあげるの、少し難しいんじゃないかな」

長門「(ゴクン)…自己を過大評価しないことも重要」

みくる「そうですけどね、ふふ。
    部室でしてたような話なんて聞いたら、キョンくん何て言うのかな」

ハルヒ「ハイハイとか言って適当に済ませそうだけどね、あいつは」

>>140
ちょうどいいとこにスレがあったから書いてるけど>>1はクソムシだと思います

キョン「お前がそう言うんならあるにはあるんだろうな、実感はないけど」

古泉「わかっていただけたら幸いです。
   お気持ちはわからなくもありませんが、自信を持ってみるのも大切かと」

キョン「不思議なもんだな、告白してきた子に聞いてみたこともあったんだが…
    どうにも要領を得ない感じでな。お前に言われると違う感じなのはやっぱ付き合いの長さか」

古泉「お言葉はありがたいのですが…聞いたんですか?告白してきた方に…
   自分のどこがいいのか、と…しかもその上お断りを?」

キョン「?そうだが…?」

古泉「…(まったく、このお人は…)」



みくる「ひゃ~…これは…」

ハルヒ「まぁ…同情するわね、その子には」

長門「長所の弊害でもある」

古泉「で…それだけですか?」

キョン「ん?何がだ?」

古泉「何人も切り捨ててきた理由ですよ。
   まさかその二つの理由だけで、数々の好条件(決め付け)をフイにしてきたわけではないでしょう?」

キョン「切り捨てって…人聞きが悪いな、事実だけどよ」

古泉「で、どうなんです?」

キョン「ん、まぁ…確かにそれだけではないけどな」

古泉「でしょうね…んっふ、折角の機会ですから、ぜひお聞きしておきたいところです、“一友人として”、ね」

キョン「なんかさっきちょっといいこと言った自分を殴りたくなってきたぞ…
    古泉、お前こういう話になると結構悪趣味だな…」



古泉「(んっふ、確かに悪趣味ですね、この状況は…)」

キョン「わかった、言うよ…せっかくのこういう場だ。
    普段誰かとこういう話をすることもあまりないしな」

古泉「ありがたく拝聴しましょう」

キョン「やれやれ…」

キョン「やっぱり…SOS団のことが一番だな、理由としては」

古泉「(ふむ…)しかし、あなたには僕のような事情があるわけでもない。
   先程も言ったとおり、無理な話ではないのでは?」

キョン「そうだな…そうではあるんだが…」

キョン「正直、お前らと…っていうよりはハルヒとか、出会ってから、無茶苦茶なことばっかりだったよ。
    何度か危なかったこともあったし、やってられんと思うこともあった。
    もともと平々凡々を旨として生きてたくらいだしな。
    でもまぁ…なんだかんだ言って、俺はそうやって過ごしてきた時間が楽しくてな。
    映画撮影も、孤島の合宿も、夏休みも…どれもこれも、SOS団にいなかったら縁もゆかりもないことばっかりだ。
    だから…」

古泉「だから?」

キョン「そうやって無茶苦茶をやって過ごすことに、夢中でいたい。
    特別な相手をひとり作って過ごす時間もそりゃそれでいいんだろうけどな。
    今は、ハルヒと、長門と、朝比奈さんと、それとお前と…SOS団で過ごす時間を楽しんでいたいんだよ。
    他に隙を作って、その時間を疎かにしたくない」

キョン「…以上、まぁそんな理由だ」

キョン「日頃思ってはいてもあまり口に出すような話でもないからな」

古泉「まったく…」

古泉「先程は言わないといいましたが…一つ、あなたがそれだけ好かれるようになった理由を…」

キョン「ん?」

古泉「そういうことを臆面も無く言えることです」

キョン「なんだそりゃ?」



みくる「…ですってよ?涼宮さん?」

ハルヒ「…うん…なんか意外…あと…」

ハルヒ「やっぱり…嬉しいわね、こういうこと、言ってもらえると…
    あたし、いつも振り回してる側だったけど…うん」

ハルヒ「嬉しいな」ニコッ

みくる「涼宮さん…(か、可愛いいいい~~~~~~~~~~!!)」

長門「ぷりちー」

古泉「(思っていたこととは違いましたが…ふむ、良い言葉を聞けましたね。
    ここは僕も素直に喜んでおくとしますか…)」

キョン「しっかし…」

古泉「?」

キョン「まぁあれだ、結局俺が彼女なんて作っても、上手くはいかないだろうな!
    ハルヒに振り回されてるうちは俺の身がもちそうにないしな!」

古泉「(ブフッ)い、いやぁそうでしょうか…」

キョン「そもそもあいつが許さんだろ、「キョンのくせに彼女ですって!?」とか言って。
    付き合ったその日に別れさせられたりしてな!」

古泉「(あ、あなたという人は…)ぼ、僕はそうは思いませんけどね、アハハハ…」



ハルヒ「前言撤回ね…一度立場をわかってもらうべきかしら」ガッ

みくる「涼宮さん落ち着いて!灰皿で殴ったら人は死んじゃいますぅ~!」

長門「ユニーク」

古泉「まったく、台無しですよ…せっかくいいこと言ってたんですから…」

キョン「どうにもこっぱずかしくてな。軽口でも叩いてないと照れていかん。
    ま、ハルヒはぶっ飛んではいても根っこはまともだ、そんなこたぁ言わんのはわかってるよ」

古泉「(…ニヤリ)そうですね…あなたにとっては、涼宮さんは特別ですからね?」

キョン「何だ…またえらい含みがある言い方だな」

古泉「いえ、僕はてっきり…”違う理由”かと思っていたものでして」

キョン「いつものことながら回りくどいな…何だよその”理由”って?」

古泉「僕たちの中でも、あなたと涼宮さんが…小さな差異とはいえ、一番付き合いが長い。それに、涼宮さんと何かと関わりを持って相手にすることも、あなたがもっとも多い。
   そういったことがこれだけの期間続くと…”どちらかがどちらかに何らかの感情を抱く”ということも…なくはないかと思いましてね?」

キョン「改めて言う、お前悪趣味だな」

古泉「褒め言葉として受け取っておきましょう」ニコッ



ハルヒ「ちょ、ちょっと小泉くん…何聞いてるのよいきなり!」

みくる「まぁまぁ涼宮さん…せっかくだから聞いてみましょうよ。
    いま出ていくわけにもいかないんですからぁ~。
    (小泉くん…良い仕事です…!!)」

長門「フルーツタルトとオレンジジュースを」

キョン「俺とあいつが、ねぇ…考えられんし、考えたこともなかったな」

古泉「なら、この機会に考えてみるのも面白いでしょう?」

キョン「そうは言われても、なんとも…うーむ…難しい。
    確かに言われてみれば誰より長く一緒にいたような気もする。
    何かと関わってたし、俺がいつも無茶に付き合うのはあいつ絡みだ。
    しかし…そういう感情で考えるとなぁ…」

古泉「では簡単に…好きか嫌いかで言ったらどうです?」

キョン「食いつきいいなクソぅ…そりゃ好きか嫌いかなら好きだ、当たり前だろ」



みくる「”好きだ、当たり前だろ”ですって!あーもうキョンくんったら!」

ハルヒ「だ、だっ、それは、好きか嫌いかで、や、ちょっと、やめてよみくるちゃん、ホント!///」

長門「急激な体温上昇と脳波の乱れ、ならびに口元の緩みを確認。明らかな動揺と歓喜が見られる」

ハルヒ「有希もーっ!///」

古泉「でしょうねえ、でしょうねえ…」ニヤニヤ

キョン「何だお前気持ち悪い…別に好きで悪いもんではないだろ…」

古泉「ええ、大いに結構です。僕としてもその方がいいですから。
   では、どうです?例えば涼宮さんがあなたのことを好きだとして…あなたは?」

キョン「なんだか中学生が修学旅行でしてそうな話だな…
    実感が湧かなすぎて何ともいえん、第一そんなことありえないだろ」

古泉「あくまで例えばですよ、どう思うか、という程度でも結構です」

キョン「うーむ…そりゃまぁ…あいつだってほら…かわいいし、な?
    ちょっとばかりアレなところもあるが…うん、悪い気はしないよ」

古泉「ほう…”悪い気はしない”…だけですか?そんなところですか?」

キョン「(こいつ…)あーもう、嬉しいよ、そりゃ嬉しいよ!あいつに好きだと言われりゃそりゃあな!誘導尋問だろこれ!」



ハルヒ「うううううぅうぅぅぅうううぅうぅう………」バタバタ

みくる「もう何も言えないみたいですね、涼宮さん」

長門「体温更に上昇、思考が限界を超えているものと思われる」

めしくう

古泉「んっふっふっふ…」ニヤニヤ

キョン「うわ、すげえいい顔…殴りたくなってくるなお前」

古泉「まぁそうおっしゃらず…んふ、好きだと言われれば嬉しい、と…
   では…具体的な告白があったとしたらお付き合いはなさるんですか?」

キョン「具体的なったって…それこそありえないけどな。
    今までの話聞いてればわからんことじゃないだろう?」

古泉「ですから、僕はぜひあなたの言葉でお聞きしたいな、と」

キョン「繰り返すようだがありえない話だけどな…ハルヒと付き合うってのも悪い話じゃないと今は思うよ。
    最初こそとんでもないことばっかりやってる奴だと思ってたけど、それもまぁ…個性だ。
    これから先どうなるのかはわからんが…今までみたいにやってくんなら…
    その中であいつとそういう風になるってのも、悪くはないよ」

古泉「…今日お聞かせいただいた中では一番の収穫ですよ、その言葉は」ニコッ

キョン「できればさっきの言葉の方を一番にして欲しかったな」ニッ

ハルヒ「み、みみみ、み、みくるちゃん、あた、あたしどうしよう、
    きょ、きょきょきょキョンが、あたあたしと、つ、つつ、付き合って、いいって」

みくる「大丈夫です、落ち着いてください涼宮さん!落ち着いて!
    ほら、深呼吸して!いいですか?」

ハルヒ「あわわわわわわわわわわわわ」

長門「水を飲んで落ち着くべき」

ハルヒ「(ゴクゴク)っふぅ、はぁ…はぁ…」

みくる「落ち着きましたか?大丈夫ですか?」

ハルヒ「一応…落ち着きはしたけど…」

(あいつとそういう風になるってのも、悪くはないよ)

ハルヒ「わあああぁぁぁぁああぁぁぁぁ」

みくる「ああ、また!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ハルヒ「はぁ…」

みくる「なんだか…浮かない顔ですね。嬉しくありませんでしたか?」

ハルヒ「そんなことないのよ。もちろん嬉しいわよ?あいつが…キョンがああ言ってくれたのは…
    ただ…なんか複雑なのよ」

長門「彼のことが好きなのに?」

ハルヒ「そりゃ、好きは好きなんだけど…」

みくる「(もうそこに関しては否定しないんですね…)」

ハルヒ「好きだったのも、付き合えたらいいなって思うのも、全部事実よ。
    でも、その、こ、告白とか、そんなの、全然、考えて、なかった、から…///」

長門「また赤くなった」

みくる「(ああもう…キョンくん…この子を泣かせたら許しませんよ…!!)」

ハルヒ「だから、ね。いきなりその…告白されたらOKだなんて言われても…
    嬉しいのよ?嬉しいんだけど…どうしたらいいのか…」モジモジ

長門「確かに…言われてみれば本末転倒」

みくる「そうですよね…まだ心の準備もできてないのに、困っちゃいますよね」

ハルヒ「…うん」

みくる「涼宮さんは…キョンくんのことが好きなんですよね?」

ハルヒ「うん…好き///」

みくる「じゃあ、待ちましょう。涼宮さんがちゃんと心を決めて、キョンくんに好きですって言える時まで。
    キョンくんは、そんなに簡単に心変わりしちゃうような人ではないでしょ?だから…」

みくる「焦っちゃダメです、恋はしっかり熟すまで待ってあげないと、ね?」

ハルヒ「みくるちゃん…ありがと」ギュッ

みくる「ふふっ、どういたしまして」ギュー

長門「…私も」ギュー

キョン「しかし、まさかお前とこんな話することになるとはな」

古泉「僕もそう思います。しかし、なかなか面白い話が聞けましたよ」

キョン「間が持たなくて仕方なかったけどな、おかげでコーヒー3杯だ。新記録だぜこれ」

古泉「ははは、お手洗いでしたら奥ですよ?」

キョン「そうだな、ちょっと行ってくる」ガタ



ハルヒ「ふぅ…ありがと、みくるちゃん。おかげで落ち着いた。取り乱しちゃってごめんね」

みくる「いいえ、気にしないでください。相談にならいつでも乗りますから」

ハルヒ「ついでだからいろんな話したいけど…その前にちょっと外の空気吸ってくるわ。頭冷やさないと」ガタ

長門「…あっ」



キョン「あ」
ハルヒ「あ」

キョン「は、ハルヒ!?(なんでこいつがここに…全然気付かなかったぞ!まさか聞かれてないだろうな…)

ハルヒ「う、あ…ぐ、偶然ねキョン!いたのね!(しまったしまったしまったあああ!ついうっかり…どうしようどうしよう!)」

キョン「あ、や、用事の帰りに古泉とあってな、立ち話も何だからって…お、お前はどうしたんだ?」

ハルヒ「え、あ、あたし!?あたしは…えっと…その…(ずっと盗み聞きしてましたなんて言えない…どうしよう…!)」



古泉「おやおや…これは」

みくる「ひえぇ、鉢合わせちゃいました!まずいですよ長門さん!」

長門「仕方ない…ステルス解除、辻褄合わせに入る」

ツンツン
キョン「…ん?」

長門「偶然」

キョン「長門…長門もハルヒと一緒だったのか?」

長門「朝比奈みくるも一緒。三人で甘いものが食べたいという話になり、帰りに寄った。
   あとの二人は気付いていなかったが、私はあなたと古泉一樹を確認していた。
   真剣に話していたので、邪魔してはいけないと思って声はかけずにおいた」

キョン「何だ、そういうことか…いや、気を遣わせちまってすまんな」

ハルヒ「(有希、ナイスよ!ナイスすぎるわ!)そ、そういうことよ!ありがたく思いなさい!」

キョン「お前は何をしたわけでもないだろうが」

古泉「結局、いつもどおり全員揃ってしまいましたね」クスッ

みくる「でも、みんな揃った方が賑やかで楽しいですよ」

ハルヒ「ついでだから、みんなでこのままどこか行くっていうのも悪くないわね!
    そうね…「近くのおいしいラーメン屋さん探索」なんてのもいいわ!」

キョン「ただのラーメン屋探しじゃねえか!」

長門「約1キロ先に、最近できた麺屋武蔵系のつけ麺屋がある。そこにすべき」

ハルヒ「いいわねそれ!飲み物も切れたことだし、早速行くわよ!」

キョン「おい!人の話を聞け!」



ハルヒ「あ、そうだキョン、今日のアンタの分は奢りでいいわよ!団長の心遣いに感謝しなさい!」

キョン「はぁ…?いや、何というか…珍しいな…どうかしたのかお前?」

ハルヒ「いいから!いつもは奢ってばっかりなんだから、たまには黙って奢られときなさい!」

キョン「誰のせいだと思ってんだ!」

ハルヒ「ほらキョン、ぼさっとしないの!さっさと行くわよ!」

キョン「わかったからそんなに騒ぐな!ラーメンは逃げん!まったく…」

キョン「朝比奈さん…ハルヒのやつ、なんかえらく機嫌いいみたいですけど…何かあったんですか?」ヒソヒソ

みくる「ふふふっ、いいえ、別に何も。ただ…」

みくる「女の子は“甘いもの”があれば元気になれるんですよ、キョンくん?」

キョン「はぁ…そういうもんですか」

みくる「ふふふ、そういうものです」

ハルヒ「こらー!早くしなさーい!」

キョン「わかったわかったぁ!だから騒ぐなって言ってるだろまったく!」

古泉「一時はどうなるかと思いましたが、何とかなったようで何よりです」

みくる「あら、そういう割には小泉くんもノリノリでしたよねぇ?」

古泉「まぁ…機会が機会ですからね、少しは楽しむのも役得かと思いまして」

みくる「ふふふっ、私や長門さんも楽しませてもらいましたし、おあいこです」

古泉「こちらからはそちらの様子はわかりませんでしたが…
   涼宮さんの様子や閉鎖空間の報告がないことを見れば、一目瞭然ですね」

みくる「涼宮さん、照れちゃって…とっても可愛かったんですよ。古泉くんにも見せてあげたかったです」

古泉「ふふっ…それは残念。また見る機会があることを願いましょう」

みくる「それはキョンくんにお願いしてくださいね」

古泉「今度打診してみましょう」クスッ

古泉「(あなたには言いませんでしたが…)

   (僕にだってあったんですよ?もうひとつの「理由」が…)



(今までみたいにやってくんなら…その中であいつとそういう風になるってのも、悪くはないよ)

古泉「その中でそうなるのも、悪くはない、ですか…」チラッ

みくる「え?」

古泉「…いえ、何でもありません。少し…彼が羨ましくなりまして」

みくる「そうですね…あたしもなんだか涼宮さんが羨ましいな」

古泉「(これまでと同じように…その中で思いあえたら…か)」

古泉「(間違いでもなければ結ばれない相手でも…そう望むことだけなら許されるのでしょうかね)

   (今はただ…こうして並んでいられるだけでもよしとしましょうか)」

古泉「それじゃ…僕らも行きましょうか」ニコッ

みくる「はいっ、行きましょう」ニコッ



ハルヒ「お腹すいてきたわ!大盛り食べるわよ大盛り!」

キョン「もうなんとでもしてくれ!」



おしまい

最後ちょっと急いだ気がしなくもないけどおしまい

初めてで考えながら書いたけどお付き合い&保守いただきありがとう

立て逃げはやめような!

長門の行方が気になる

>>218
青臭い恋愛には絡ませるの難しくて空気と化してたけどちゃんといます
このあと特盛二杯食います

>>220
特盛ww
面白かったよ乙

できたらもう片方も書いてくれr

>>222
よっぽど気が向いたら

ただまた立て逃げなんだよなぁ…

すげーよ。これ原作だとしても通じそうだ

ジャンボショコラパフェ
ホットココアとフォンダンショコラ
フルーツタルトとオレンジジュース
ラーメン特盛り二杯か…

ケーキはホール?w

>>224
んなこたぁない

>>225
フォンダンショコラはちっこいやつ
タルトはピースでw

ただし武蔵系列の大盛りはヤバイ

みくるは本来こういう役回りになるべき立ち位置にいるはずなんだが、
みくる(大)と役回りが二極化しちゃってるんだよな

おいいいいいいいいいいいい
もっとかいてくれよおおおおおおおおお


後日談はない?

>>229
何だかんだでおねーさんは素敵だと思うの

>>230
また気が向いたときに、スレが立ったら
そんときは書きためる

>>231
陳腐になりそうだからやらないお好みのエピローグを妄想してね

ハルヒ「キョンと些細な口喧嘩をして旅に出たけど・・・・・・寒い」

勢いでアメリカまで来て、ウエストコートの田舎道で出会った渋いグランパ

閉じた唇が頑固そう

スネーク「家へくるかい?」

ウインクした

いい

いい顔してる

スネーク「もっと優しくなれよ」

ハルヒ「なによ!あんたに関係ないでしょ!!」

白髭のあご髭さすりながらかっこつけて

少し、心が寂しい

ハルヒ「強い酒を飲んでるのね、鼻の先が赤いわよ」

スネーク「好きな酒なんだ」

スネーク「眠る前にはストレートを2杯」

ハルヒ「ずいぶん嬉しそうな顔ね、そんなに目を細めて」

スネーク「HAHA、こう見えて昔は戦士だったんだ」

目元の皺が、昔を語っている様に見えた。

いい

いい顔してる

スネーク「娘がいてね。」

ハルヒ「え?」

スネーク「君によく似てる」

ハルヒ「・・・・・・・」

スネーク「・・・・・・」

ハルヒ「何よ!二人して夜空を見上げてセンチメンタルになるなんて!」

少し、心が寂しい

ハルヒ「スネーク、貴方の言葉胸にしみてる」

スネーク「そうか」

ハルヒ「かれのもとへ帰るわ」

スネーク「ああ」

ハルヒ「スネーク」

スネーク「ああ」

ハルヒ「貴方の気持ち、忘れない」

スネーク「・・・・・・ああ」

ハルヒ「さよなら」

スネーク「元気で」

いいセンスだ

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