上条「素直な一方通行?」(275)

一方通行「オイ!ガキ、階段で騒ぐンじゃねェ、こけても知らねェぞ」

打ち止め「大丈夫だよってミサカはミサカは跳びはねてみたり」ピョンピョン

一方通行「お、オイいい加減に・・・」

打ち止め「大丈夫だって!もう、あなたは心配症」ツル

一方通行「!!!」

打ち止め「あ」

一方通行(手が塞がってチョーカーに届かねェ!クソがァ!)コノカン0.01ビョウ

一方通行「チィッ!」ガシッゴロゴロゴロ

打ち止め「いたたた、ごめんなさいってミサカはミサカは」

一方通行「・・・・・・」グダー

打ち止め「あ、一方通行!しっかりしてってミサカは!ミサカは・・・!」

とある病院

芳川「彼はどうだった!?」

冥土帰し「まあ、強く頭を打ってるようだが大した事はなさそうだね」

打ち止め「良かったって、ヒグッミサカはミサカは安心してみる」ヒグッエグッ

冥土帰し「じきに意識も取り戻すだろうね、一緒にいてやるといい」

打ち止め「う、うん!」

芳川「・・・彼は本当に大丈夫なの?」

冥土帰し「当たり前だね、僕を誰だと思っている?」

芳川「そう、ならいいわ」

一方通行「・・・・・・」スースー

打ち止め「一方通行・・・、」

一方通行「・・・ウーン」パチッ

打ち止め「!!あ、あの気分はどうってミサカはミサカは聞いてみたり・・・」

一方通行「・・・・・・」ボーッ

打ち止め「あ、あの!さっきはごめんなさい!あなたの注意も聞かずあんなことになっちゃってってミサカは」

一方通行「!!!打ち止めァ!」

打ち止め「は、はい!ってミs」

一方通行「どっか怪我してねェか!?大丈夫なのか!?」

打ち止め「う、うん、ミサカは大丈夫だけどあなたが・・・」

一方通行「そォか、ならいいンだ」フゥ

打ち止め「あの、どうかしたってミサカはミサカは尋ねてみる」

一方通行「?何がだ?」

打ち止め「えーっと、何でもないかなってミサカはミサカは答えてみる」

一方通行「なンか気になる事があったら遠慮なく言うンだぞ?」

打ち止め「う、うん」

一方通行「よしっ」ナデナデ

打ち止め「・・・・・・」

芳川「・・・・・・」

芳川、打ち止め(・・・誰?)

芳川「どういうことよ!彼どう考えても普通じゃ・・・、いや、普通なんだけどどう考えても変でしょ!」

冥土帰し「どうかしたかね?」

芳川「カクカクシカジカ」

冥土帰し「なるほどね、そんなことが・・・」シカクイムーブ

芳川「で、彼はどうなるの?」

冥土帰し「おそらく一時的なものだと思うね、なんらかのショックで元に戻るんじゃないかね」

芳川「ショック・・・ね」

冥土帰し「少なくとも命がどうといった心配はない、そこは安心してくれ」

冥土帰し「それより今は彼も疲れているようだし、今日は早めに休ませる事だね」

芳川「分かったわ、ありがとう」パタン

芳川「打ち止め一人に任せておいて大丈夫かしら、」コンコン

芳川「入るわね」ガチャ

打ち止め「でね!ミサカがね」キャッキャッ

一方通行「そォか、大変だな」ニマニマ

芳川(もう馴染んでるし、いやそれより・・・)

芳川(・・・悪化してない?)

芳川(しかも笑顔が怖い、普段使わない筋肉使ってるからかギクシャクし過ぎよ)

芳川(本人は気付いてないのかしら)

一方通行「?芳川、どうかしたか?」

芳川「え?な、何でもないわよ!今日はもう帰っていいみたいだし、そろそろ帰りましょうか」

打ち止め「うん!あなたの荷物はミサカが持つねってミサカはミサカはさりげない気配りをアピールしてみたり」

一方通行「そォか、ありがとォな」ナデナデ

打ち止め「えへへ」

芳川(・・・背中がむず痒い)

打ち止め「やっぱり変なのはミサカじゃなくて10032号だよねってミサカはミサカは同意を求めてみたり!」

一方通行「・・・・・・」ボーッ

芳川(・・・?)

打ち止め「あ、あの、一方通行・・・?」

一方通行「・・・・・・」ボーッ

打ち止め「一方通行!!」

一方通行「!ど、どうした?打ち止め」ビクッ

打ち止め「あの、様子が変だったからまだ調子悪いのかなってミサカはミサカは思ってみたり」

一方通行「あ、あァ、すまなかった。ちょっと疲れてるのかもなァ」

打ち止め「一方通行・・・」

黄泉川宅

黄泉川「おお、おかえりじゃん」

打ち止め「ただいまってミサカはミサカは一応礼儀なので挨拶してみる」

一方通行「ただいま、黄泉川」

芳川「ただいま、悪いわね家事任せちゃって」

黄泉川「気にしなくていいじゃんよ、あいつが階段から落ち・・・」アレ

黄泉川「・・・一方通行、今何て?」ダラダラ

一方通行「?なンもいってないと思うが」

黄泉川「そんなことないじゃん!よーく思い出すじゃん!」ギリギリ

一方通行「なンだよ、しいとあげれば『ただいま、黄泉川』くらいか?」

黄泉川「」

黄泉川(一方通行が挨拶?頭を打ったって聞いたけどこれは相当ヤバそうじゃんよ)

黄泉川「にゅ、入院した方がいいじゃん?」

一方通行「は?」

黄泉川「なるほど、そんなことがあったじゃん」

芳川「そ、だからしばらくすれば治るんじゃないかしら」

黄泉川「・・・長引くと反動が怖いじゃん」

芳川「・・・たしかに」

黄泉川(ん?そういえば・・・、)

黄泉川「いいこと思いついたじゃん」ニヤ

芳川「・・・はあ」

黄泉川「一方通行、ちょっといいじゃん?」

一方通行「どォかしたか、黄泉川?」

黄泉川「今学校に通ってないらしいじゃん」

一方通行「・・・だったらなンだ」

黄泉川「うちの学校ならいつでも歓迎じゃん」

芳川「あの少年もいるんだっけ」

一方通行「!」

黄泉川「あの少年?誰のことじゃん?」

一方通行「こっちの話だ、」

黄泉川「ふーん、で?どうするじゃん?」

一方通行「・・・」

子萌「ハーイ、今日は転校生が来ていまーす」

青髪「やったでー!やっと僕の時代が来たでぇ!」

上条「まだ女子と決まったわけじゃないだろ」

土御門「にしてもこんな半端な時期にかにゃー」

子萌「おめでとう乙女達、残念野郎共、転校生の鈴科ちゃんです」ガラガラ

上条、土御門「!!」

一方通行「・・・・・・」

キャーキャー
チッイケメンシネヤ
カッコイイー

一方通行「あー、鈴科・・・です。半端な時期ですが半年間よろしくお願いします」
キャーキャー

上条、土御門(あ、あ、アクセラレータぁぁあああああああああ!?)

一方通行(黄泉川のクラスじゃなくてホッとしてたのに、まさか土御門と上条がいるとはな)

子萌「じゃあ鈴科ちゃんの席はっと、あれ?上条ちゃん鈴科ちゃんと知り合いですか?」

上条「え!?あ、いや、そのですね」

上条(なんでわかるんだよぉぉぉおおおおおおおおお)

子萌「では上条ちゃんの隣に座って下さい」

スタスタ
一方通行「・・・・・・よォ」ガラ

上条「あ、ああ」

子萌「では1限目は体育なのでみなさん遅れないようにして下さいね」ガラガラ

上条「お前、足どうしたんだ?」

一方通行「・・・なンでもない」

上条「そ、そうか(会話終了―)」

一方通行「な、なァ」

上条「ん?どうした?」

一方通行「・・・すまなかった」

上条「・・・は?」

一方通行「妹達の実験のこともそォだが〇九三〇事件の時打ち止めを助けたのもオマエなンだろ?」

一方通行「それなのにロシアでも世話ンなっちまって

上条「あー、ストップストップ」

上条「それは全部俺がしたくて首を突っ込んだ事だ」

上条「それにロシアのことはお互い様だろ?お前がいなけりゃインデックスを助けられなかっただろうしな(※そういう設定)」

一方通行「だがよォ」

上条「それにこういうときはすまない、じゃないだろ?」

一方通行「ありがとォよ」ニタリ

上条「ああ、どういたしまして」ニコ

上条(・・・悪い奴には見えないよな)

上条(もしかして普段はこんな感じなのか?)

上条(・・・打ち止めのいう『あの人』は間違えなく一方通行の事だろうし)

上条(あいつがあんなにも慕ってるんだ、悪い奴のはずないよな)

上条(しかし、なんでわざわざこの学校に来たんだ・・・?)

黄泉川「学校はどうじゃん?ってまだ分からんか」

一方通行「意外と悪くねェ・・・かな」

黄泉川「なら、なによりじゃん」

上条「ふー、何事もなく昼休みか」

上条「おーい、アク・・・鈴科も弁当か、メシ一緒に食わないか?」

一方通行「・・・あァ」

上条「じゃあ屋上行くか」

一方通行「なンでわざわざ屋上なンだ?」

上条「んー、なんとなく」

上条「おお!そういえば忘れてた!携帯の番号交換しようぜ」

一方通行「なンだよいきなり・・・」

上条「まあまあ、細かい事言わず」

一方通行「・・・ほらよ」

上条「お!来た来た!」

一方通行(・・・・・・)

屋上
上条「お?これ美味そうじゃねえか」パク

一方通行「な!?」

上条「そんな顔するなよ、ほら俺のやるから」

一方通行「・・・」

上条「しかし、これ美味いな、お前が作ったのか?」

一方通行「同居人がついでに作ってくれてる」

上条「そうか・・・、打ち止めはどうだ?」

一方通行「相変わらずだ、騒がしすぎるぐれェだ」パク

上条「そうか、ならよかった」

一方通行「オマエのも結構

上条「上条だ」

一方通行「は?」

上条「俺だって鈴科って呼んでるんだし、それくらいいいだろ?」

一方通行「・・・あァ」

一方通行(・・・そりゃ偽名だけどなァ)パクッ

その頃教室
青髪「うーん、上やんと鈴やんは一緒にメシか」
カミジョウクンガドウカシタノ
土御門「そうみたいだにゃー」

土御門(上やんのやつ大丈夫か?)

青髪「怪しい・・・」ボソッ

土御門「・・・は?」

青髪「だってそうやん、今まで数多くの城砦を落としてきた上やんやで?」

青髪「ひょっとしたら鈴やんももうすでに上やんの手に」
ナイナイ
土御門「いや、さすがにそれは」

青髪「いいや!分からんでえー、なんせ相手はあの上やんやし」

青髪「・・・鈴やんは怪しまれないで上やんと接せられるよう男装して転校してきた可能性もあるか」
ソノハッソウハナカッタ
土御門「ないにゃー」

青髪「実は本名『鈴科百合子』とか」

上条『百合子・・・』

一方通行『と、当麻こんなところで、ン』

ナイナイ
土御門「ねえよ」

青髪「そういえば鈴やん肌とか真っ白でめっちゃ綺麗やったし、輪郭とか体つきも女の子っぽかったしな」
ワタシモソウダケド
土御門「もうそれくらいに・・・」

青髪「おのれぇぇえええええ!!許すまじ!上条当

吹寄「さっきからやかましいのよ貴様らはぁぁああああああああああああ!!」バキッバキッ

土御門「にゃぁぁあああああああ!?なんで俺まで!?」

吹寄「ついでよついで」

土御門「不幸だにゃー」

土御門(まあ一方通行に見つかるよりはマシか)

青髪「くそ、上やんのせいで」
アナタガワルイ
土御門「・・・オマエは少しは反省するべきだぜぃ?」
アッカミジョウクンダ
上条「お前らまた吹寄を怒らせたのか?懲りないなあ」

一方通行「・・・」

土御門「あ・・・、鈴科に上やんか、いつから居たんだにゃー」

一方通行「ついさっきだ、どォかしたか」
ジツハネコノフタリガネ
土御門「いやいや、なんでもない、なんでもないにゃ

青髪「上やん!鈴やんと屋上でナニしてたんや!?」

土御門(馬鹿髪ピアスがぁぁああああああああ!!)

上条「何って普通に話してただk

青髪「嘘つけやこら!?もう僕らがなんも気付いてないと思うなよ、上やん!?」

上条「あー、なんのこt・・・、!!」

上条(まさか一方通行の正体がばれたか!?一方通行は隠してるみたいだしどがんとせんといかんな)

上条「あー、青髪?こいつはだな、なんというか説明すると長いんだが」
カミジョウクントスズシナクンカワルクナイ
青髪「うわー、鎌かけただけやのにまさかマジモンやったとはね!鈴やん!君の正体はわかっとるでー」

上条(ま、まずい!釣られっちまった!なんとかして弁解を)

土御門(・・・もうやめてくれ)

青髪「君、女の子やろ?」

上条「ち、違う!こいつは・・・え?」

一方通行「・・・はァ?」

土御門(ご冥福をお祈りするぜぃ)

青髪「だってそうやん!上やんと知り合いやからって仲良すぎやろ!」
タシカニ,ワタシガキタトキナンテ
青髪「どーせ上やんがどっかでフラグ建てて追って来たとかそんな所やろ!男やったらずっと二人っきりでも不審に思われへんしな!」

上条(ああ、こいつが馬鹿でよかった)

青髪「さあどうや上やん!弁明する気あるんやったらいうてみい!」

上条「いや、突っ込みどころありすぎてどこから突っ込んでいいのやら」
デスヨネー
一方通行「男に決まってンだろ・・・

青髪「男やいうんやったら証明してみい!」

一方通行「・・・はァ?」

青髪「男やったら簡単に証明できる方法があるやろ!」
ソレッテモシカシテ///
上条、土御門、一方通行(駄目だこいつ、早くなんとかしないと)

青髪「さあ見せてみい!男の『証』を!」
デモハジメテハスキナヒトノガブツブツ
一方通行「出来るわけねェだろ・・・」

青髪「ほら!やっぱりそうや!これが証拠や!どうや?上やn」

吹寄「・・・・・・」プルプル

上条「・・・不幸だ」

土御門「・・・にゃー」

一方通行「?」

青髪「」

吹寄「死ね貴様らぁぁあああああああああああ!!」

放課後

上条「まだ頭が痛いわけですが」
ダイジョウブカミジョウクン
一方通行「・・・全くだ」

一方通行(さっさと帰るか)

土御門「だにゃー」

青髪「全く・・・、それもこれも全部

上条「お前のせいだぁぁあああああああ!!」

青髪「まあまあ、せっかくやし、ゲーセン寄って行かへん?」

上条「切り返しはや!」

一方通行「悪ィ、用事あるンだわ、じゃァな」コツコツ
ジャアネスズシナクン
青髪「転校したてやから片付けとかせなあかんのかね、まあええわ、4人で」
ワタシトキミトツチミカドクントカミジョウクンダネ
上条「悪い、俺もちょっと遠慮するわ」ダッ
ワタシモヨウジアルカラカエルネ
土御門「今日は舞花と約束あるからパスだにゃー」スタスタ

青髪「・・・・・・」

一方通行(あンな生活に未練タラタラたァ、学園都市最強が聞いてあきれるぜ)チッ

上条「おーい、鈴科!」

一方通行「上条か、どォかしたか?」

上条「どこ行くんだ?暇だし俺も付き合うぞ」

一方通行「・・・帰るだけだよ」

上条「そういえば同居人の家にお世話になってるんだってな」

一方通行「・・・まァな」

上条「すぐ帰らないとまずいのか?」

一方通行「初日だしな、打ち止めの事だ、外に出ねェでじっと待ってるかもしれねェしな」

上条「そうか・・・、そうだ!せっかくだし3人で遊びに行かねえか!?」

一方通行「・・・は?」

上条「たまにはいいだろ、さっさと打ち止めを迎えに行こうぜ」

打ち止め「じゃじゃーんってミサカはミサカは颯爽と登場してみたり」

一方通行「なンで学校にいるンだよ・・・」

打ち止め「あなたが心配で迎えに来たのってミサカはミサカは答えてみる」

一方通行「・・・あのなァ」

打ち止め「まあまあ、細かい事は気にしないでといいつつあなたの手を握ってみたり」

キャーカワイイ
アースズヤンガヨウジョトナンテケシカラン
ソンナスズシナクンガ

上条「・・・とりあえず出るか」

一方通行「・・・そォだな」

上条「カクカクジカジカ」

打ち止め「わー、いいのってミサカはミサカはあなたに確認してみる」

上条「ああ、鈴科もいいだろ?」

一方通行「・・・あァ」

打ち止め「スズシナってだれかなってミサカはミサカは質問してみる」

一方通行「俺だ、偽名だがな」

上条「偽名だったのかよ!」

一方通行「そりゃ名前ナシじゃ入学できねェしな」

上条「突っ込んでるのはそこじゃないわけですが・・・」

とあるゲーセン

上条「やっぱりこういうときはゲーセンだな」

一方通行「そォなのか?」

打ち止め「あのお人形かわいい!ってミサカはミサカはあなたを見ながらいってみる」

一方通行「あン?どれだ?」

上条(打ち止めは一方通行といる時の方が楽しそうだな)

打ち止め「ほら、あのカエルの」

一方通行(・・・どこぞの医者を思い出すなァ)

一方通行「クソ!全然届かねェ!」

打ち止め「がんばってってミサカはミサカは応援してみたり」

上条(一方通行もまんざらでもなさそうだし)

打ち止め「やったー、ってミサカはミサカは喜びを表現してみる」

一方通行「ほらよ、打ち止め」

打ち止め「ありがとうってミサカはミサカは感謝感激!」

打ち止め「一生大事にするねってミサカはミサカは宣言してみる」

一方通行「・・・大袈裟なンだよ」

上条「次はあれやろうぜ!勝負だ一方通行」

打ち止め「ミサカはずっとあなたの味方だからねってミサカはミサカはひいきしてみる」

一方通行「はいはい、ありがとォよ」

打ち止め「いやー遊んだ遊んだってミサカはミサカは満足気に言ってみたり」

上条「おかげで上条さんの財布はまた軽くなったのでした」

一方通行「そォかよ」

打ち止め「それより喉乾いたってミサカはミサカは喚いてみる」

上条「そういえばさっき来た道にコンビニあったな、ちょっと買ってくるわ」

一方通行「オマエ一人で行かせられねェよ」

打ち止め「じゃあミサカも行くってミサカはミサカは立候補してみたり」

上条「おお、じゃあ行くか、一方通行はずっと立ちっぱなしでいい加減疲れただろ?ちょっと休んでここは俺たちに任せな」

打ち止め「任せなってミサカはミサカは続いてみる」

一方通行「・・・じゃあ頼む」

上条「おう、行くぞ打ち止め」

打ち止め「はーい、ってミサカはミサカは返事をしてみる」

美琴「あ、アイツ今日はあの公園に来なかったわね」

美琴「どこほっつき歩いてんのよ!全く!」ピリピリ

美琴「ん?あれは・・・」

一方通行「・・・・・・」フウ

美琴「アンタこんなところで何してんのよ?」

一方通行「あン?・・・!!!」

一方通行「超電磁砲か・・・」

一方通行「まあ、丁度いいか」

美琴「な、何よ!やろうっての!?言っとくけど怪我してるからって容赦しないわよ!」

美琴「私は妹達を1万人以上殺したアンタなんかどうなろうが知ったこっちゃないしね」

一方通行「・・・すまなかった」

美琴「・・・はあ?」

一方通行「俺が妹達を10031人も殺したことも、10032号をボロボロにしたことも、それによってオマエに痛みをなすりつけていた事も、あげくの果てに俺を殺すために新しい妹達が作られたのも全て俺の責任だ」

一方通行「どォあっても許せねェことも重々承知の上だ」

一方通行「だが今の俺には「じゃないわよ」

美琴「ふざけんな!今更何よ!あれだけのことをしておいて今更何なのよ!」ビリビリ

一方通行「・・・」

美琴「なんとかいえよこらぁぁあああああああああ!!」ビリビリ

一方通行「・・・ガッ」ドサッ

美琴「!!なんで反射しないのよ!意味分かんない!」

一方通行「・・・・・・」ハアハア

美琴「何よ・・・、アンタ何考えてんのよ」

美琴「本当に意味分かんない、アンタ本当に一方通行?」

美琴「学園都市最強で、残虐非道で、妹達を1万人殺して、アイツをボロボロにして」

美琴「アンタが一方通行なら私の電撃を反射して攻撃しなさいよ!こっちは今更アンタに改心なんかされても何にもならないのよ!」

一方通行「・・・・・・」

美琴「なんとかいえって「やめて!」

打ち止め「この人にこれ以上酷い事しないで!」ウルウル

一方通行「・・・打ち止めァ」

美琴「・・・小さい・・・妹達?」

打ち止め「確かにこの人は妹達に酷い事したし、たくさん殺した、そのことは許せないよ」

一方通行「・・・・・・」

打ち止め「でもそれはミサカ達全妹達にも責任がある事だよってミサカはミサカはいってみる」

打ち止め「少なくともミサカ達は一方通行に贖罪なんか求めていない」

打ち止め「この人がいなければ実験が立案されることなく、ミサカ達も生まれなかった」

打ち止め「お姉様がミサカ達のために涙を流してくれたことも、命をかけてミサカ達を助けようとしてくれたことも、DNAマップを提供してくれたこともすごく感謝してるよ」

打ち止め「そのお姉様が一方通行のことを恨んでるのも知ってる」

美琴「・・・・・・」

打ち止め「だけど・・・」

打ち止め「だけど!全然素直じゃなくて!いつもミサカ達のために身も心もボロボロになって戦ってるくせに、ミサカの前ではいつも強がってて!そのくせたまにすごい悲しそうな顔をして!」

打ち止め「不器用でぶっきらぼうだけど優しくて!いつもミサカ達に気をかけてくれて!」

打ち止め「ミサカのせいで大怪我しちゃったくせにミサカに何かあると必ず駆け付けてくれて!助けてくれて!」

打ち止め「そんな一方通行がミサカは大好きだから!だからこれ以上この人を傷付けないで!ってミサカはミサカはお願いヒクッ」ポロポロ

美琴「・・・あ」

美琴「わ、たしは・・・!」ダッ

上条「!?御坂!」

一方通行「・・・悪かった、打ち止め」ギュッ

打ち止め「・・・うわぁぁああああああああん」ギュゥッ

一方通行(打ち止めを守るとかいっておいてまた悲しませるとはなァ)

一方通行(・・・今までは打ち止めや妹達が安心して幸せに暮らしていける世界が作れれば死ンでもかまわねェと思っていたが)

打ち止め「ヒック・・・エッグ」

一方通行(甘ェなァ、反吐が出るほどに、だが俺は)

一方通行(たとえ何を思われよォが、俺が死ンで悲しンじまうやつが・・・、打ち止めがいるうちはどォあっても)

一方通行「・・・死ねねェなァ」

打ち止め「・・・スゥースゥー」

一方通行「・・・・・・」フッ

ミサカ「おや?お久しぶりですねお姉様、とミサカは挨拶します」

美琴「あなたは・・・?」

10039号「ミサカは10039ミサカです、とミサカは返答します」

10039号「お姉様に何があったかは聞かないのでご心配なく、とミサカはさりげない気配りをアピールします」

美琴「それほとんど聞いてるのと同じじゃない・・・」

10039「おや、そうですか?とミサカは若干驚きつつ返答します」

美琴「まあいいけど、あんた時間ある?」

10039「質問の意味が解りかねますが」

美琴「暇かって聞いてるのよ!」

10039「おお、なるほど、それならそうといって下さい、とミサカは回りくどいお姉様に困惑しつつ意見します」

美琴「あんたに言われたくないわよ!」

10039「どうやら少しは調子を取り戻したようですね、とミサカは安堵します」

美琴「あんたまさか私のために・・・」

10039「ミサカはあのお店のケーキが食べてみたいな、とミサカは独り言をいいつつお姉様の顔を眺めます」

美琴「あんたの方がよっぽど回りくどいじゃない、まあいいわ、ともかく暇なのね」


10039「一方通行のことですね?とミサカは質問を投げかけます」

美琴「あいつの話は食事中にするもんじゃないと思うけど、まあそうね」

美琴「あんたは個人的にあいつのことどう思ってるわけ?」

10039「特に何も、とミサカは答えます」

美琴「な、何もって!」ガタン

10039「実験でミサカが死んでも簡単に代えを作る事ができる、そのためミサカ単体の価値なんて製造にかかる費用程度で」

美琴「そんなこと!」

10039「ええ、分かっています。お姉様やあの人のおかげでその考えはまるっきり変わりました、とミサカは心境の変化を伝えます」

10039「しかし実験中はそう考えていたのも事実です。おそらく一方通行も表面上は同様の考えだったのでしょう、とミサカは推測します」

美琴「表面上?」

10039「ええ、実験中の残虐非道な人格は、彼自身さえ気付く事が出来なかった一方通行なりのSOSサインなのではないかというのが上位個体の考えです」

10039「話を戻します。おそらく彼は上位個体と接するうちに、ミサカ達妹達をそれぞれ1人の『人間』として見ていた事に気付いたのでしょう」

10039「彼が命を懸けて上位個体やミサカ達を救おうとしたのは彼なりの贖罪

美琴「あいつがあなた達を救った?」

10039「ええ、天井亜雄という研究員が上位個体にウィルスを使ってミサカ達に一般人を無差別攻撃を仕掛させるプログラムを書き込まれた事がありました」

10039「そのときミサカ達を救ったのが一方通行です。しかしその時の怪我がもとで演算機能を一切失う事となりました、とミサカは驚愕な事実を伝えます」

10039「能力自体はミサカネットワークに接続することである程度修復出来ましたが、とミサカは付け加えます」

10039「それ以降も幾度となく行動を起こしているようですが、これらは贖罪というより、上位個体を守りたいという別の感情の方が大きいように思えますが」

10039「やべ、蛇足でしたねとミサカは反省します」

10039「ミサカ個人としましては上位個体と似た考えを持っているため、一方通行には少なからず感謝はしていますが特に嫌いというわけではありません、とミサカは自分の考えを述べます」

10039「もちろんそれが全ミサカの考えというわけではありません、妹達の中でも一方通行になんらかの嫌悪感を抱いている個体も存在します、とミサカは他のミサカの考えも述べます」

10039「以上がミサカの考えでしょうか、お姉さまはどうなのですか?とミサカは問い掛けます」

美琴「私は・・・」

一方通行「・・・・・・」ガチャ

芳川「おかえりなさい、遅かったわね。あら、その子どうかしたの?」

一方通行「なンでもねェよ、遊び疲れたンだろ」

芳川「そう、学校はどうだった?」

一方通行「・・・俺には合わねェよ」

芳川「・・・そうみたいね」

上条(御坂の奴どこ行ったんだよ、携帯もでねえし。もう帰ったのかもな)

上条(もう一度いつもの公園見てみるか・・・)

美琴「・・・・・・」ハアー

上条「よお、隣いいか?」

美琴「アンタ、まさか今まで探してたの?」

上条「まあ、美琴をあのまま放っておけないしな」

美琴「そう・・・その、あ、ありが・・・とう・・・」

上条「ああ・・・一方通行のことか?」

美琴「それもある、かな」

美琴「あの子が必死になってあいつを守ろうとする姿を見ても、あいつがあれからどんな生き方をしていたとしても、やっぱりあいつの事を許せそうにない」

美琴「一番の被害者は妹達のはずなのに、おかしいよね」

上条「そんなことないだろ」

美琴「でも、もう一度一からあいつの事見てみようと思う、それが私なりのケジメかな」

上条「美琴、がんばれよ」ギュッ

美琴「あ・・・、うん・・・」

上条「ただいまー」

上条「分かってますって、そんなメシメシいうなよ」

上条「ちょっと電話かけてるだけだろ、ちょっと静かにしてろって」

上条(・・・繋がらない?なんでだ)オカケニナッタデンワバンゴウハ

上条「痛い!痛い!すまん!謝るから噛み付くなって!」

上条「いやいや、ちょっと街のなかをぶらついていただけでですね、決して美味しいご飯食べたりしてませんよ?」

上条「本当だって!不幸だあー!!」

子萌「あれー、今日は鈴科ちゃんはお休みですか?」

ソウイエバキノウノホウカゴヨウジョトテヲツナイデタナ
ナキナガライヤガルヨウジョヲムリヤリダキシメテタゾ
ウソースズシナクンガソンナコトスルワケナイヨ
イヤホントウダッテ
ボクノサソイコトワッタトオモッタラオタノシミヤッタワケカイスズヤンノヤツ
アイツラシイニャー
カミジョウクンハスズシナクントイタヨネナニカシラナイ?

上条(一方通行も打ち止めも大丈夫だといいが)

上条(電話は相変わらず繋がらないし)

上条(学校にも来ねえし)

上条(あいつの家とか知らないしどうすりゃいいんだ)

打ち止め「あれ?どこか行くのってミサカはミサカは聞いてみる」

一方通行「散歩だよ、一緒に来るか?」

打ち止め「行く!ってミサカはミサカは即答してみる」

一方通行「そォかよ、じゃあ準備しろ」

打ち止め「ハーイ!ってミサカはミサカは答えてみる」

打ち止め「ねえ、昨日言ったことは本当だよ。ミサカはあなたの事が大好きだからってミサカはミサカはいってみる」

一方通行「・・・ありがとよ」

放課後

上条(・・・先に打ち止めから探すか)

上条(ってあれは)

上条「よう、御坂妹かちょうどよかった、実は頼みたい事

御坂妹「おや、お久しぶりですね、とミサカは挨拶します」

上条「ああ、久しぶりだな、それで

御坂妹「そういえば少し小腹が空いたのですがとミサカは先手を打ちます」

上条「・・・じゃあちょっとお茶して行くか」

御坂妹「打ち止めを探しているのですね、とミサカは問い掛けます」

上条「知ってたのかよ!」

御坂妹「ええ、昨日のこともミサカネットワーク通じて大体の事は理解しています、とミサカは衝撃の事実を告げます」

上条「それであいつらはどうなんだ?」

御坂妹「まあ心配いらないでしょう、よくある事ですし、とミサカは答えます」

上条「よくある事ね、御坂妹は俺が一方通行を心配している事になんとも思わないのか?」

御坂妹「ええ、特には、しいと上げればミサカもお姉さまのようにあなたと」ボソボソ

上条「なんで美琴が出てくるんだよ・・・」

御坂妹「いえ・・・、まあ上位個体やミサカ達も世話になっている身ですしむしろもっと仲良くなっていただいて結構ですよ、とミサカは返答します」

上条「そうか、ならよかった」

御坂妹(上位個体と情報を共有すればお姉さまよりあなたに近づけるかもしれませんしねフフ)

上条「それであいつらはどこに居るんだ?住んでる場所とか普段行くスーパーとかなんでもいいから教えてくれないか?」

御坂妹「おや?ストーカーですか?お姉さまみたいd

上条「違えよ!分かってて言ってるだろ!」

御坂妹「冗談です、とミサカはあなたの鋭い突っ込みに唖然としつつ答えます」

上条「・・・それでどうなんだ?」

御坂妹「ええ、知ってますよ、一緒に行きましょうか」

上条「いいのか?場所教えてくれれば後は自分で」

御坂妹「早くしなさい」ムッ

上条「はい、お手数かけます」

上条「このマンションに住んでるのか?うちのボロアパートとえらい違いだな」

御坂妹「ええ、この扉は能力では開けられないのが難点ですけどね、とミサカは答えます」

御坂妹「ちなみに部屋の主は黄泉川というらしいです、とミサカは間髪いれず付け加えます」

上条「黄泉川・・・この部屋か」ピンポーン

黄泉川『はい、なんの用じゃん?』

上条「あー、黄泉川さんですか?実は鈴科君の友人の上条というものですが、鈴科君に用があって」

黄泉川『そそそそうか!分かったじゃん!今鍵開けるからちょっと待つじゃん!』カチャ

上条「お、開いたか、じゃあ行くか」

御坂妹「残念ながらミサカはイヌに食事を与えねばなりません、とミサカは自分の使命を伝えます」

上条「なんだ、犬なんか飼ってたのか、わざわざ悪かったな、今度お礼するわ」

御坂妹「では楽しみにしています。くれぐれも忘れないでくださいね、とミサカは釘を刺します」

上条「おう、気をつけてな」

上条「行くか」

黄泉川「たたたた大変だ!一方通行の友達が来るじゃん!」

芳川「あら、あの子友達なんかできてたの?そんな雰囲気じゃなかったのに」

黄泉川「そんなことどうでもいいじゃん!おもてなしの準備するじゃん!」

芳川「そうね、ちょっと素直になったとはいえあの子にそうそう友達なんてできないでしょうしね」

芳川「ここは少しでもあの子の評価を上げておかないと!」

上条「この部屋か、なんだか騒がしいな」ピンポーン

芳川「よ、よく来てくれたわね、ささ、ゆっくりしていって」

芳川(この子あの時の)

上条「ああ、おじゃまします」

芳川「コーヒーでいいかしら?」

上条「ああ、おかまいなく」

黄泉川「まあまあ、遠慮せず飲むじゃん」

上条「はあ、って黄泉川先生!?鈴科の同居人って先生のことだったのか」

黄泉川「そうなるじゃん」

上条(なんか子萌先生が可哀想になってきた)

芳川「それであなたは一方通行に何の用なの?」

上条「用というか昨日様子が変だったので心配になって、あいつ今どうしてるんですか?」

黄泉川「今朝早くどっか行ったきりだ。まあそのうち戻ってくるじゃん」

上条「そうですか、そういえばあいつ普段はどんな感じなんですか?」

黄泉川、芳川(来た!)

黄泉川「おお!とってもいい子じゃん!」

芳川「そうね、打ち止めとすごく仲いいわね、入院中に一緒にお風呂に入っていたし」

芳川「あの子があんなにべったりになるくらい魅力的なのかもしれないわね」

黄泉川「そういえばこの間帰って来た時『ただいま』って挨拶してたじゃん!」

黄泉川「感動して涙が出そうになったじゃん!」

芳川「それにあの子ったら」

ワイワイ

上条(・・・なんかよく分かんねえけどこの二人も打ち止めもあいつのことが大好きだってことは分かったな)

じゃん学校はどうしたんじゃん?

とある映画館
打ち止め「カナミンとゲコ太面白かったねってミサカはミサカは言ってみる」

一方通行「あァ、そォだな打ち止め」

一方通行(・・・この年であンなもン見ることになるたァな)

打ち止め「あ・・・、ちょっとここで待ってて欲しいなってミサカはミサカはお願いしてみたり」

一方通行「(トイレか?)あァ、じゃあその辺で待ってる」

打ち止め「うん!それじゃあ後でねってミサカはミサカはあなたとしばしの別れに戸惑いつついってみる」

一方通行「大袈裟だなァ・・・」

黒子「はあ、せっかくお姉さまとのデートだというのにまさかあんなものを見せられるとは」

打ち止め(・・・なんだかよく分からないけどあの人に見つかったら大変なことになりそうってミサカはミサカは防衛本能を働かせつつ距離をとってみる)

黒子「おや?何やらあちらからお姉さまの香りがしますの」トコトコ

打ち止め(か、隠れなきゃってミサカは)

黒子「おや、いませんわね、まあお姉さまは今頃カエルのグッズでも買っているのでしょうし」クル

打ち止め(セーフってミサカはミサカは安心してみる。今のうちに!)

黒子「おっと、お花を摘みに行くのでした」クル

打ち止め「あっ」

黒子「おや」

>>97
そんな日もあるじゃん?

打ち止め、黒子「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

黒子「どうかなさいました?もしかして迷子ですの?」

打ち止め「え?違うよ!ミサカはちょっとトイレに行こうとしていただけで」

黒子「まあまあまあまあ、それは大変ですこと」

黒子「しかし心配は無用ですの!この白井黒子にお任せ下さいましっ!」

打ち止め「え?一人で大丈夫だよってミサカはミサカは

黒子「まあまあ、遠慮なさらず、丁度わたくしもそちらに用があったところですの」

黒子「ささ!早く行きましょう!」グイグイ

打ち止め「う、うん」トコトコ

一方通行(なンか色々売ってンなァ、あのガキも喜ぶだろォし買って行ってやるか)

美琴「あ、一方通行!」

一方通行「・・・オリジナルか何してンだ?」

美琴「別に何だっていいでしょ!アンタこそ何してんのよ?」

一方通行「映画見てただけだよ」

美琴(映画ってまさか・・・、ないないこいつに限ってない)

美琴「ふ、ふーん、で、その手に持ってるのは?」


一方通行「あン?このゲコ太とかいうカエルか?」

美琴「アンタねえ!その子はピョン太っていってね!(略)なのよ!ゲコ太は(略)なのよ!間違えてんじゃないわよ!」

一方通行「・・・・・・そォかよ」

美琴(ってこいつ相手に何言ってんのよ!そうじゃなくて)

一方通行「・・・昨日は

美琴「昨日は悪かったわね」

一方通行「・・・は?」

美琴「アンタの話も聞かず好き勝手いって、でも私はやっぱりアンタのしたことを許せない」

美琴「でもアンタが前までの、私の知っている一方通行じゃないことは分かってる」

美琴「私はあの子の悲しむ顔をもう見たくない!だからアンタの事を一から見直そうと思ってる」

一方通行「・・・勝手にすりゃいいだろォが」

美琴「じゃあ勝手にするわ、あの子は一緒じゃないの?」

一方通行「あのg、あいつならトイレじゃねェか?」

美琴「!!大変!早く案内して!」

一方通行「なンでだよ・・・」

美琴「説明は後!早く!」

打ち止め「あ、あの・・・なんで同じ個室に」

黒子「黒子の能力をもってすればこんな壁の1つや2つ問題ではありませんの」

打ち止め「そういうことじゃなくって・・・」

黒子「まあまあ、どうか黒子のことは気にせず用を足して下さいまし」

打ち止め「え?それはさすがに無理かなってミサカはミサカは愛想笑いを浮かべつついってみる」

黒子「そういわずに、ちょっとだけ!ちょっとだけでいいですの!小さいお姉さま!」

打ち止め「そ、そんなこといわれても」

黒子「さあさあ」グイグイ

打ち止め「やだ!スカートひっぱらないで!」

一方通行「・・・何してンだ?オマエ」
キャースズシナクンナニシテルノ
黒子「おや?女子トイレに入ってきてジャッジメントのいるトイレを堂々と覗き見とは、大人しくお縄についていただきますわ」

打ち止め「助けて!一方通行」

黒子「!!こんないたいけな少女を誑かせるとは、このロリコンが!恥を知りなさい!」

一方通行「オマエに言われたくねェよ」

黒子「うるさいですの!この社会のゴミめ!」

一方通行「こっちの台詞だ、変体が」
ヘンターイ
打ち止め「あの人の事を悪く言わないで!」

黒子「何ということでしょう、ここまで洗脳されていたとは」

黒子「しかし心配は無用ですの、この黒子が小さいお姉さまを必ずや元に戻して見せますの」

一方通行「・・・あァ、そォかよ」

一方通行(面倒くせェなァ)

黒子「ですの!その前にあなたには聞きたい事が山ほどありますの!捕えた後じっくりと聞かせていただきます」

一方通行「やってみろ」

5ビョウゴ

黒子「ですのー」バタン

一方通行「打ち止め、怪我はねェか?」カチ

打ち止め「う、うん、ミサカは大丈夫だけどあなたが」

一方通行「あン?」

美琴「ちょっと!アンタ達なにしたのよ!警備員がいっぱい来てるわよ!」

打ち止め「早く逃げないとってミサカはミサカは催促してみる」

一方通行「・・・マジかよ」

一方通行「あのクソジャッジメントのおかげで大変な目にあっちまった」

打ち止め「そうだねってミサカはミサカは答えてみる」

一方通行(無駄に能力消費しちまったし、そろそろ帰るか)


上条「お、一方通行」

一方通行「・・・なんで俺ン家から出てきたンだ?」

上条「いやー、お前の同居人はいい人たちだな、すっかりごちそうになった上弁当まで貰っちまった」

打ち止め「ヨミカワの煮込みハンバーグはすっごく美味しいんだよ!ってミサカはミサカは評価してみる」

上条「そうか?今日のシチューもかなりのもんだったぞ」

一方通行「あいつら・・・、それでなンの用だ?」

上条「ああ、お前どうしてるかなって思ってさ、何かあったのか?」

一方通行「なンもねェよ」

上条「・・・なあ、一方通行、俺ってそんなに頼りねえか?」

上条「確かに俺はお前と違ってレベル0の無能力者だ、でも俺だってお前や打ち止めのために何かしたいと思ってる!」

上条「何か力になれるかもしれないだろ!?なんでもいいんだいってくれ!」

一方通行(言える訳ねェだろォがァァああああ!!)

一方通行「いや、大したことねェし、それにもう片付いたからよォ」

打ち止め「あんな事いえないもんねってミサカはミサカは便乗してみる」

上条「!!俺に何か隠してるのか?やっぱり俺は」

打ち止め「あ、あなたが考えているような事じゃないよってミサカはミサカは言ってみる」

一方通行「あ、あァ、上条の事は頼りにしてるぜ」

上条「そ、そうか?」ジーン

一方通行(ここまで面倒くせェ奴だったとはなァ)

上条「そういえば電話何度もかけたのに全然繋がらねえぞ!どういうことだよ」

一方通行「ああ、そォいや忘れてたわ」カキカキ

一方通行「ほらよ、悪かったな」

上条「気をつけろよ、ったくよ」

上条「・・・もう学校来ないのか?」

一方通行「・・・まァな」

上条「妹達のことなら

一方通行「もともとオマエに会って礼を言う口実に行ってただけだ」

一方通行「もォ行く気はねェよ」

上条「俺はお前と、鈴科との学園生活は楽しかったぜ」

上条「他のみんなだって同じはずだ!」

上条「お前はどうしたいんだ!?お前の本心を聞かせてくれ!」

一方通行「俺は・・・」

子萌「今日も鈴科ちゃんは休みですか?何かあったんでしょうか」

ソウイエバキノウスズシナクンガスゴイスピードデハシリマワッテタヨ
オレナンテソラトンデルノミタゼ
ジョシトイレノドアヨジノボッテイイアイシテタワ
ウソースズシナクンニカギッテソレハナイ
キノウアンチスキルガハシリマワッテタケドモシカシテ
スズシナデンセツオソルベシ

青髪「今日も鈴やんこーへんのかなあ」

上条「さあな」

ガラッ カツカツ

上条「・・・よお、鈴科」

一方通行「・・・よォ、上条」




子萌「あ、鈴科ちゃん後で職員室まで来てください」

一方通行「?はい」

頼む・・・半カナそんなに並べないでくれ・・・

職員室

子萌「実は昨日鈴科ちゃんによく似た人物が女子トイレに堂々と入り、壁をよじ登って中に居る少女に暴行したという情報がはいってましてですね」

子萌「許せませんね、いくら昨日休んでいたからといって鈴科ちゃんを疑うなんて」

一方通行「・・・全く面倒ォな話だ」

子萌「先生もそう思うのですよ、もうすぐ警備員が来るのでやってないってはっきり言ってやって下さい」

子萌「その後は先生が何とかするのでって鈴科ちゃん?いない」

一方通行「やっぱり無理な話だったンだ、俺みてェな屑が光の世界で生きよォなンてな」

一方通行「悪ィ、上条」

~おしまい~

>>123
ごめん、読みづらかったか

指摘あったけど素直すぎる一方通行は違和感がすごすぎて書けなかった
ちなみに一方通行はどんどん元に戻って行ったけど打ち止めが嬉しそうだったから元に戻った事はいえなかった設定

黄泉川「一方通行、聞いたじゃん。学校行ってないらしいじゃん?」

一方通行「・・・用があるっつーから来たらンなことかよ」

一方通行「今更ンなもン必要ねェよ」

芳川「君くらいの年頃なら色々学ぶべき事もあるはずよ。騙されたと思ってちゃんと行ってみなさい」

一方通行「・・・かったりィ」

黄泉川「ちょっと待つじゃん!どこ行くじゃん?」

一方通行「どこでもいいだろォが」パタン

黄泉川「全く、困ったもんじゃん」

一方通行(この銘柄にも飽きてきたなァ、別の買うか)

番外個体「やっほう!一方通行!」

一方通行(これでいいか)スタスタ

番外個体「やっほう!一方通行」

アリガトウゴザイマシター

一方通行(・・・・)スタスタ

番外個体「やっほう!一方通行」

一方通行(・・・)

番外個体「やhh

一方通行「なンの用だ!?さっきからうぜェなァ!」

番外個体「やっと気付いた?頭だけじゃなく耳までおかしくなったのかと心配したよ」

一方通行「なンの用だって聞ィてんだろォが!」

番外個体「短気だね。まあいいや、しばらく匿ってよ」

一方通行「・・・はァ?」

番外個体「あなたってやっぱり耳悪い?しばらく匿ってよ」

一方通行「他あたれ」

番外個体「えー、いいじゃん!ケチー」

一方通行「つーかよォ、カエル顔の医者の所に行ったンじゃねェのかよ」

番外個体「いつまでも冥土帰しのお世話になるわけにもいかないからさ」

番外個体「さっさと行こう」

一方通行「俺がオマエに何したか忘れたわけじゃねェだろ?」

番外個体「それはお互い様だと思うけど?」

一方通行「お互い様じゃねェだろォ。死にかけてたの覚えてませんかァ?」

番外個体「でもあなたは私を助けてくれよね?」

一方通行「学園都市のクソ共に対抗するためだ」

番外個体「んー、私にとってそれはどうでもいいかな」

番外個体「あなたに助けて貰った事には変わりないしね」

番外個体「それに学園都市の連中に捕まったら今度は何されるか分かんないしね」

番外個体「だからといって行く宛なんて他にないしね」

一方通行「・・・チッ」

一方通行「勝手にしろ」

番外個体「じゃあお構いなく!お世話になるね!」

一方通行「下らねェ事したら叩き出すからな、クソ」ガチャ

打ち止め「お帰りーってミサカはミサカは出迎えてみる」

打ち止め「そっちの人はどこかで会ったっけ?ってミサカはミサカは尋ねてみる」

番外個体「ミサカワーストだよ、しばらくお世話になるからよろしくね打ち止めちゃん」

打ち止め「うん!よろしくねってミサカはミサカは元気よく挨拶してみる」

打ち止め「ところでヨミカワ達の用事ってなんだったの?ってミサカはミサカは聞いてみる」

一方通行「大したことじゃねェよ」

打ち止め「むー、またそうやって誤魔化す!ってミサカはミサカは頬を膨らませてみる」

一方通行「みっともねェことしてんじゃねェよクソガキが」グリグリ

打ち止め「痛い!痛い!ってミサカはミサカはぁああ!」

番外個体「・・・ふふ」

一方通行「・・・なンだよ気持ち悪ィ」

番外個体「仲いいなって思っただけだよ」

一方通行「どこみりゃァそォいう結論に至るンだァ?」

打ち止め「えー、ミサカ達は仲良しじゃん、ってミサカはミサカは事実を述べてみる」

一方通行「チッ・・・面倒くせェ」ゴロン

番外個体「何?もう寝るの?まだお昼過ぎだよ?」

一方通行「俺が何しよォが俺の勝手だろォが」

番外個体「まあそうだけど」

打ち止め「ねえねえワースト!向こうで一緒に遊ぼってミサカはミサカはお願いしてみる」グイグイ

番外個体「はいはい、分かったからひっぱらないでね」スタスタ

一方通行(ガキは喜んでるよォだし、しばらく置いてやるくれェならいいか)

一方通行「・・・面倒くせェ」ボソッ

    「・・・てよ!起・・・てば!」

打ち止め「いい加減起きてよ!ミサカはミサカはあなたの上にダイブしてみる」

一方通行「ゴァア!なにすンだクソガキ!」

打ち止め「何度起こしてもなかなか起きないあなたが悪いってミサカはミサカはいってみる」

打ち止め「それよりご飯食べたいってミサカはミサカは空腹感をアピールしてみる」

一方通行「チッ・・・」

番外個体「?どこ行くの?」

一方通行「メシ食いに行くンだろォが、オマエもさっさと準備しろ」

某ファミレスにて

番外個体「目茶苦茶美味かったね、こんな美味しいの食べたのはじめてだよ」

打ち止め「でしょ!ってミサカはミサカは便乗してみる」

一方通行「こンなモン美味かねェだろ」

打ち止め「この美味しさが分からないなんてってミサカはミサカは同情してみる」

打ち止め「でもヨミカワの煮込みハンバーグの方が美味しかったなってミサカはミサカはあの味を思い出しつつ話してみる」

番外個体「ヨミカワ?」

打ち止め「うん!炊飯器で色んなご飯作ってくれてすごく美味しいんだよ!ってミサカはミサカは懐かしんでみる」

番外個体「へー、食べてみたいね」

打ち止め「じゃあ今度一緒に行こうよってミサカはミサカは決定事項を述べてみる」

一方通行「勝手に決めンじゃねェクソガキ」

番外個体「まあまあ。あ、お会計よろしくね」

一方通行「それが人にものを頼む態度かよ」

打ち止め「まさかあなたの口からそんな言葉が出るなんてってミサカはミサカは驚愕してみたり」

一方通行「・・・チッ」

一方通行宅

打ち止め「でね!10032号がね!」

ピンポーン

打ち止め「あ!珍しく誰か来たね!ってミサカはミサカは様子を見に行ってみる」

番外個体「・・・騒がしいね」

一方通行「・・・あァ」

番外個体「いつもこんな感じなの?」

一方通行「まァな。つってもこの間までは黄泉川の家にいたんだがな」

番外個体「さっきファミレスで言ってた人だよね?どんな人なの?」

打ち止め「ヨミカワとヨシカワが来てくれたよ、ってミサカはミサカは報告してみる」

黄泉川「オッス、邪魔するじゃん」

一方通行「邪魔すンなら帰れ」

芳川「まさかあなたがそんな寒いシャレを言うなんてね」

一方通行「なンのよォだ?さっきの話ならもう終わったはずだ」

黄泉川「まあまあいいじゃんいいじゃん。そっちのは?」

番外個体「番外個体だよ。しばらくここに住まわせてもらうことになりました」

黄泉川「ほ~、意外と隅には置けないじゃん」ニヤニヤ

一方通行「うぜェ、下らねェ事言ってるとぶっ殺すぞ」

芳川「ふーん、君学校は?」

番外個体「いってないけど?」

芳川「そっか。それなら丁度いいわね」

黄泉川「一方通行と一緒に学校行ってみる気はないじゃん?」

番外個体「学校?」

黄泉川「そうじゃん。君等2人がどういう状況なのかはしらないが学校には通うべきだと思うじゃん」

番外個体「うーん、ミサカはちょっとだけ行ってみたいかな」

黄泉川「決まりじゃん。一方通行も手続きしとくから、明日、私が勤めてる学校に来るじゃん」

一方通行「はァ?何勝手に決めてンだァ!?」

芳川「制服は明日私が持ってくるから。じゃあね」

黄泉川「また来るじゃん」バタン

一方通行「チッ・・・誰が行くかよ」ゴロン

打ち止め「えー、学校いいじゃん!友達いないあなたにももしかしたらって痛い!痛い!チョップしないで!」

番外個体「・・・学校、か」

翌朝

芳川「おはよう、ちゃんと起きてるわね」

一方通行「だりィ、なンであンな所行かなきゃなンねェンだァ?」

芳川「ハイハイ、文句言わずに着替える着替える」

番外個体「着替えたよ!結構可愛いね」

芳川「なかなか似合ってるわよ。あなたは」

一方通行「・・・チッ」

番外個体「あはは!全然似合ってない!おかしー、あはははは」

一方通行「笑ってンじゃねェ!ぶっ殺すぞ」

打ち止め「そうかな?ミサカはあなたの学生服姿すきだよ!ってミサカはミサカは絶賛してみる」

一方通行「・・・クソったれが」

芳川「はいはい、さっさと行かないと遅刻するわよ」

子萌「はーい、今日は転校生が来ていまーす」

青髪「ホンマですか!?女の子やんね!?子萌センセー!」

上条「なんでわかるんだよ」

子萌「オメデトー野郎共、そして乙女たち!なんと男女2人も来てくれました!」ガラガラ

上条「」

子萌「鈴科ちゃんとミサカちゃんです!自己紹介お願いしま~す」

一方通行「鈴科だ」

キャーキャーカッコイー

番外個体「ミサカだよ!よろしくね!」

ウヒョーカワイイー

上条(イカン、ロシアではあいつに散々いったあげくブン殴っちまった)

上条(目が合ったら殺されかねねえ)

土御門(なんで一方通行が)

土御門(しかも鈴科って、偽名か?)

青髪(美男美女かいな。これはアカン流れや)

青髪「子萌センセー!僕の隣空いてまーす!」

子萌「そうですか。じゃあそこはミサカちゃんにいってもらって」

青髪(うっしゃー!先手討ったかいありや!)

子萌「変わりにいまの青髪ちゃんの席に鈴科ちゃんに行ってもらいましょう」

青髪(なんやそりゃー!!)

青髪「せせ先生ぇ!僕の席は!?」

子萌「青髪ちゃんは一番後ろに座ってて下さい」

青髪「そんな~」

上条(相変わらずだなコイツは・・・)

上条(ん?待てよ?じゃあ俺の後ろは)

一方通行「・・・チッ」

上条(・・・)ゾクッ

上条「子萌センセー!一方・・・、鈴科君は足が悪いみたいだし扉の近くの方が

一方通行「・・・」ドンッ

子萌「?どうかしましたか、上条ちゃん?」

上条「い、いえ・・・」

上条(蹴られた、今イス蹴られた)

子萌「では授業を始めま~す」

一方通行「・・・」ジーッ

上条(感じる!視線という名の殺気を感じる)

上条(こんなの集中できねぇぇえええええ!なんたる不幸―――!!)

子萌「じゃあこの問題を、上条ちゃん!お願いします」

子萌「4択ですからいくら上条ちゃんでも分かると思いますよ」

子萌「ちなみに間違えたらスケスケみるみるですから」

上条(マジかよ!全然分かんねえ!)

上条(適当にやるか?いや、そんなことしたら100%失敗する!だがどうすればぁぁああああ!!)

一方通行「・・・2だ」ボソッ

上条(え?今2って)

子萌「分かりませんか?ならしょうがないですね」

上条(ええいままよ!)

上条「2番!」

子萌「正解でーす。上条ちゃんにしては珍しいですね。この問題は~~~~~~~」

上条(・・・助かった、のか?)

一方通行「・・・チッ」

番外個体「・・・ふふ」

上条(もしかしてそんなに嫌われてない?)

一方通行(なンであンなに下らねェことしたんだァ?)

一方通行(だりィ、寝るか)

一方通行「・・・・・・・・」グダー

番外個体「先生、鈴科君が寝てまーす」

子萌「鈴科ちゃん、ちゃんと授業聞かないと駄目ですよ?」

一方通行(無視だ無視)

上条「お、おい。一方通行」

子萌「鈴科ちゃん、ちゃんと授業受けて下さい」ウルウル

一方通行(なンでこンな事で泣きそうになるんだよ、このミニ教師は)チクチク

一方通行「・・・チィッ」

土御門(あの一方通行を手懐けるとはなあ、つーかこいつマジでロリコンかにゃー?)

子萌「はーい、じゃあ次はですね」

~休み時間~

上条「よ、よう、一方通行?いや、えーっと、鈴科?」

一方通行「気持ち悪ィ、なンの用だァ?」

上条「いや、さっきはサンキューな、お陰でたすかったぜ」

一方通行「・・・あンな問題も解けねェオマエを哀れに思って教えてやっただけだ」

上条「うわー、キツイなあ」

一歩通行「ンな下らねェ理由で話しかけてンじゃねェよ三下が」

上条「やっぱり俺って嫌われてる?まあ2回もあんなことあったしな」

一方通行「・・・死にてェならそォいえよ」

上条「いや!何でそうなるんですか!?」

一方通行「うっせェ!面出ろ三下がァ!」

上条「ふ、不幸だぁぁああああ!!」

番外個体(この人が上条当麻か)

番外個体(あの一方通行を退けたって話だけど全然そうは見えないよね)

青髪「ねえねえ、ちょっとええかな?ミサカさんは彼氏とか

吹寄「貴様はいきなり何聞いてるのよ!」バキッ

青髪「ちょっと挨拶しただけやん。はっ!もしかしてミサカさんに嫉妬して」

吹寄「何でそういう発想になる!?」ドン

番外個体(騒がしいなあ)

姫神「ミサカさん、ちょっといい?」

番外個体「え?もちろん。あなたは?」

姫神「私は姫神秋沙、よろしくね」

姫神「ミサカさんはずっと学園都市にいたの?」

番外個体「ん~、まあ一応ね」

姫神「学校はどこ通ってた?」

番外個体「学校には通ってないんだ。ずっと個別の研究所通ってたから」

番外個体「一応あの人もそんな感じみたいだよ」

姫神「鈴科君とは前から知り合いだったの?」

番外個体「ついこの間知り合ったばかりかな」

姫神「そうなん

ガラガラ
ウワー
セイリー
キサマハダマッテロ
フコウダー
ドーン

番外個体「・・・うるさい」ビリビリ

職員室

親船素甘「またあなた達か・・・」

親船「君達も転校早々やってくれるね」

吹寄「すみません」

上条「何で俺まで、不幸だ」ハア

一方通行「・・・チィッ」

番外個体「反省してまーす」

親船「はあ、まあいい。例にもよって放課後は」体育館裏の草むしりでもやってもらうからね」

親船(どうせ碌でもない理由だろうしね)

一方通行「誰がンな面倒なことするかよ」

番外個体「元はと言えばあなたのせいでしょ?」

一方通行「うっせェ、こいつが余計な事言いやがるからだ」

上条「はあ!?俺何もしてないだろ!」

青髪「だから整理が僕の愛を受け取ってくれたら丸く収まるんやで」

吹寄「だから貴様はさっきから何をいって」

親船(もうやだこのクラス)

教室
親船「じゃあ数学の授業を始めるわね」

親船(あー、長かった。月詠先生はよくこんな子達をまとめられるわね)

親船(鈴科は開始早々寝てるし)

親船(このクラスは変わり者が集まる何かがあるのかしら)

親船「えーっと、鈴科君?」

一方通行「・・・・・・」グダー

親船(こ、こういう時こそ私の美貌で)

親船「鈴科君、先生はあなたにちゃんと授業受けてほしいな」

一方通行「・・・・・・」チラッ

親船(こっちみた!)

一方通行「・・・はあ」グダー

親船(効果なし?ていうか何よその溜め息は!この子はぁぁああああああ!!)

親船「鈴科くぅぅううん?この問題ここで解いてくれないかな?」

親船(大人を舐めるとはいい度胸じゃない。そんな根性ここで)

一方通行「・・・・・・」スタスタ←※杖はついてます

親船(え?)

一方通行「・・・・・・」スラスラ

一方通行「ほらよ」

親船「よ、よくできたわね!」

親船(・・・この子なんでこの学校にいるの?)

上条「やっと3限目が終わった、なんか今日はやけに長く感じるな」

土御門「にゃー、次は体育か」

青髪「黄泉川先生の胸、たまらんわー」

土御門「でかけりゃいいってもんじゃないぜぃ」

土御門「いや!むしろちょっと控え目なぐらいが丁度いいにゃー?」

上条「いや、俺は」

一方通行(次は黄泉川の授業か)ボー

一方通行(出なくていいか、今のうちにサボれそォな場所でも探しに)ガラガラ

黄泉川「そうはさせないじゃん」

一方通行「・・・超能力者かよ」

黄泉川「下らない事言ってないでさっさと着替えるじゃん」

一方通行「・・・チィッ」

黄泉川「マラソンするじゃん」

エー
ブーーブー
ウヒョーチチユレヤー

黄泉川「いいからさっさと準備しろ、距離長くするじゃんよ」

カッタリー
ゾロゾロ

黄泉川「あー、上条?」

上条「はい?」

黄泉川「あいつのこと、よろしく頼むじゃん?」ボソッ

上条「は、はあ」

お昼休み

一方通行(クソ!黄泉川のヤロウ、普通怪我人をここまで動かすか?)

番外個体「今日はパンの気分だね、何か美味しそうなの買ってきて」

一方通行(メシどォすっかな、面倒くせェ)スタスタ

番外個体「無視しないでほしいな」スタスタ

青髪「上や~ん」

上条「悪い、今日はやめとくわ」スタスタ

青髪「どうしたんやろ?」

土御門「さあにゃー」

上条「おい、一方通行。昼飯どうするんだ?」

一方通行「まだ考えて

番外個体「ミサカはパン食べたいな」

上条「パンか、急がないと売り切れるぞ?」

上条「ちょっと買ってくるから屋上で待ってろ」ダッ


番外個体「あの人だよね、ロシアであなたを止めたのって」

一方通行「だったらなンだよ」

番外個体「人は見かけによらないなって思っただけだよ」

上条「ほらよ、本日の戦利品だ」

番外個体「わー、全然美味しくなさそうだね」

上条「・・・いうな、購買には昼休み始ってすぐに行かないといいのは買えないんだ」

上条「いや、それ以前に不幸な上条さんが調子に乗って買出しになんか行ったのが間違いだったか・・・」

番外個体「ありがとう、気持ちだけ受け取っておくよ、お礼に食堂でご飯奢ってあげるからねこの人が」

一方通行「はァ?」

上条「・・・いいのか?」ウルウル

一方通行「・・・泣くな気持ち悪ィ、メシくれェいくらでも奢ってやるよ」

一方通行「どォせこいつの分買わなきゃなンねェしよ」

上条「あ、いや、しかし」ブツブツ

一方通行「あー、グダグダうっせェ、さっさと行くぞ」

上条「お、おう」

番外個体「なかなかイケるね、このコロッケ」

一方通行「そォか?普通だろ」

上条「昼からこんな豪華なもの食べられるなんて」ウッウッ

一方通行「・・・大袈裟なンだよ、一体どンな食生活してンだ?」

上条「家の穀潰しのおかげで碌なもん食べてねえんだ。昨日はもやし炒めと味噌汁だったしな」

番外個体「あなたの家にお世話になりに行かなくてよかった」

上条「お前らは何食べたんだ」

番外個体「ハンバーグだよ、すっごい美味しかった」

上条「ハンバーグだと!?やっぱり一方通行って金持ちなんだな」

一方通行「・・・ファミレスのハンバーグくらいでなンでそォいう発想になるンだ?」

放課後-体育館裏

番外個体「あーあ、初日からあなた達のせいでこんなことさせられるなんてね」

一方通行「騒ぎ広げたのはオマエだろ」

青髪「僕らなんかちょっといちゃついとっただけやのにね」

番外個体「いや、どう考えてもあなたでしょ。ウザいから死んでくれない?」

吹寄「貴様は朝から何いってんのよ!」

一方通行「はン、俺にビビって逃げ回ってたチキンヤロウが何いってくれてるンですかァ?」

青髪「またまた~、照れちゃって整理ちゃん」

番外個体「いや、逃げ回ってたのはあなたでしょ。しかも通行人に八つ当たりとかタチ悪すぎだし、あなたの精神年齢って小学生くらい?」

吹寄「違うっていってるでしょうがぁぁあああああ!!」

一方通行「・・・」カチリ

ワーワー
ヤーヤー

上条「・・・不幸だ」

校門前
打ち止め「うーん、あの人が出てくるの待ってるんだけど」

打ち止め「全然出てこないなってミサカはミサカは待ちくたびれてみたり」

打ち止め「ん?あのあたりからあの人の気配を感じる、ってミサカはミサカは猛ダッシュ」ダッダッ

黒子「はあ・・・、せっかくの非番だというのに呼び出しをくらうとは」

黒子「毎度のことながらへこみますの、はて?あれはなんで

打ち止め「このあたりだと思ったんだけどなってミサカはミサカはしょんぼりしてみる」トコトコ

黒子「」

上条「なあ、おまえらいい加減にってうん?」

デスノーデスノー
キャータスケテー
チョットダケチョットダケデイイデスノデドウカ
ヤダヤダコノヒトコワイ

上条「何やら猛烈に嫌な予感がするわけでせう」

一方通行「・・・チィッ」ダンッ

番外個体「・・・」ダッダッ

上条「出遅れたぁぁあああ!」

青髪「あの二人めっちゃ足早いな」

吹寄「鈴科君は飛んでるに近かったわね。足大丈夫かしら?」

黒子「まあまあ、そんな顔なさらずに。ちょっとこの服を着てほしいだけですの」ハアハア

黒子「ついでにちょっと着替えているお姿をこのカメラに」ハアハア

打ち止め「やだやだってミサカはミサカは断固拒否!」

黒子「まあまあ、恥ずかしがる事ではありませんの。わたくしとあなたは姉妹ではありませんの」ハアハア

打ち止め「全然違うミサカはミサカは否定し続けてみる」

黒子「ではしょうがありませんの今から2人きりになれるところで」

一方通行「・・・何してンだ?オマエ」

打ち止め「わーん、怖かったよってミサカはミサカはどさくさに紛れてあなたに抱きついてみる」ダキッ

黒子「・・・またですの?」

黒子「あの猿といいわたくしの純愛を邪魔するとは許せませんの」ギリギリ

黒子「こんな小さな子供に手を出すとは恥を知りなさい!この若造がぁぁああああ」

一方通行「どォ考えてもこっちのセリフだろォが、三下が」

一方通行「さっさと消えろ、殺されたくなければな」ギロリ

黒子(なんですの?この方が言うと洒落になっていない気がしますの、しかし!)

黒子「消えるのはあなたの方ですの!このロリコンがぁぁああああ!!」

一方通行「・・・もォいいだろ、死んどけ」カチ

黒子「いぎぎぎぎぎぎぎぎぎ」バチバチバチバタン

黒子「キュー」

番外個体「やれやれ、手がかかるわね」ビリ

打ち止め「あー、ワーストもきてくれたんだねってミサカはミサカはちょっと嬉しかったり」

番外個体「あー、はいはい一応ね」

上条「やっぱり白井か・・・」

というのを考えた ここから続かない

青髪「なんやこの可愛い子は?迷子か?」

打ち止め「可愛いだってってミサ

番外個体「ああ、妹なの、勝手に学校にきたら駄目だよ、妹よ」

吹寄「なんかわざとらしいわね、それより鈴科君、足大丈夫なの?」

一方通行「あァ、問題ねェ」

番外個体「この人能力使用中だけは普通に走ったりできるの」

番外個体「ただ脳にかかる負担が大きすぎて長時間能力が使用できないんだけどね」

吹寄「そうなの?ていうかそれってかなりの高レベルの能力者なん

上条「さ、さっさと終わらせようぜ?」

番外個体「やっと終わった、さっさと探索しようよ」

一方通行「なンでそンな面倒くせェことしなきゃなンねェンだ?」

番外個体「だってそうしないと話進まないし」

打ち止め「まあまあ、細かい事は気にしない!ってミサカはミサカは無理矢理話を進めてみる」

一方通行「あン?あれは・・・」

初春「あれ?アホ毛ちゃんと第2位から私を助けてくれた一方通行さんじゃないですか」

番外個体「誰かな?このお花畑は」

打ち止め「初春のお姉ちゃんだ、久しぶりだねってミサカはミサカは挨拶してみる」

一方通行「助けた訳じゃねェよ、あのメルヘン野郎に用があっただけだ」

初春「あ、じゃあお礼言う必要ありませんでしたね」

一方通行「・・・・・・」

佐天「ね、ねえ、一方通行ってもしかして・・・」

初春「学園都市第1位の方ですね、ああ、そういえばタクシー代のおつり」

一方通行「あン?いらねェよンなもン」

初春「ええ、そういって下さると思ってちゃんと使っておきました」

一方通行(・・・なンだこの脳内外お花畑は、やり辛ェ)

番外個体「そっちの君は?」

佐天「ああ、私は初春の友人の佐天涙子です!第1位さんの噂は聞き及んでおります!」

番外個体「噂って?」

佐天「あんな服装してるけど実は女の子だとか、街中で通りすがりの女の子を素っ裸にしたりだとか、地球の自転を気分で変えたりだとか、すごい戦闘狂で週末は世界中の戦場を駆け抜けてるとか」

番外個体「へえー、有名人だね」

一方通行「嬉しくねェ」

初春「ああ、そういえば先程は白井さんがご迷惑をおかけしました、以後このようなことがないようきっちり言っておいて下さい」

一方通行「俺が言うのかよ」

初春「おっと風紀委員の見回りの途中でした、それではまたお会いしましょう」

佐天「じゃあ失礼しまーす」

一方通行「・・・一気に疲れた」

美琴「アイツ今日はいないのかしら」スタスタ

海原「・・・・・・」コソコソ

一方通行「・・・マジかよ」

番外個体「どう見てもストーカーだね、あは、可笑しいね」

打ち止め「笑い事じゃないよってミサカはミサカはお姉さまを心配してみたり」

一方通行「オマエ何してンだ?」

海原「おや、奇遇ですね、一方通行さん。両手に華とは羨ましいです」

一方通行「気持ち悪ィこというな、何してンだ?」

海原「いえ、ついさっき偶然御坂さんを見付けたのですが、偶然同じ方角に用がありましてですね」

番外個体「偶然なら仕方ないね」

打ち止め「そうだね、てっきりストーカーかと思っちゃったってミサカはミサカは反省してみる」

海原「嫌ですね、全く」

ハハハ

一方通行「・・・いいのかよ」

>初春「ああ、そういえば先程は白井さんがご迷惑をおかけしました、以後このようなことがないようきっちり言っておいて下さい」
>一方通行「俺が言うのかよ」

ワロタwwwwwww

一方通行(つーかオリジナルもストーカーか?この街には碌な奴がいねェな)

幼女「ここのお店の洋服すっごく可愛いんだよ!お兄ちゃん」ニギニギ

上条「おお!そうか、楽しみだな」ニコニコ

一方通行(オマエもか?オマエもなのか!?あァ!?)

番外個体「あなた何してるの?」

上条「番外個体だっけか、ちょっと道聞かれてな」

打ち止め「あなた妹いたんだねってミサカはミサカは意外な事実に驚いてみたり」

上条「あー、妹じゃないぞ(多分だけどな)」

一方通行(妹じゃねェのになンて呼び方させてンだコイツは)

幼女「あ、ここまで送ってくれたらもう大丈夫だから、ありがとうねお兄ちゃん」

上条「おう、気をつけろよ」

一方通行「・・・おい、ガキ(打ち止め)に手出すンじゃねェぞ」

上条「は?なんでだよ、」

一方通行「何でってどォ考えてもやべェだろ、最低でも後5年くれェはよ」

上条「さっきから何言ってんだ?5年後より今だろ(手がかかる意味で)」

一方通行「・・・打ち止めくらいが丁度ってか」

上条「いやいや、さっきの子供くらいだろ」

一方通行(おいおいマジかよマジですマジですか?さっきのガキはどォ見ても打ち止めより見た目は幼かったぞ)

一方通行(ってことはこいつのストライクゾーンは)

一方通行「そォか、ならどォでもいいわ」

上条「お、やっと分かってくれたか」

一方通行「あァ、よォく分かったよ」

番外個体(お姉さまも苦労するなあ)

一方通行宅

一方通行「(主に精神的に)疲れた、寝る」

打ち止め「えー、ごはんはどうするのってミサカはミサカは文句をいってみる」

番外個体「これくらいでだらしないなあ、さすがもやし」

一方通行「うっせェ、適当ォに食ってこい」バタン


打ち止め「ああなったら駄目だね、ヨミカワの家に行こうってミサカはミサカは提案してみる」

番外個体「いきなり押し掛けて大丈夫かな?」

打ち止め「着いたよ」

番外個体「ちょっと早いけど細けえry」

打ち止め「おじゃましまーすってミサカはミサカは先手必勝」

番外個体「お邪魔するなら帰れよ」

黄泉川「待ってたじゃん、一方通行から話は聞いてるじゃん」

番外個体「へえー、あいつ見かけによらず気がきくね」

打ち止め「ああ見えて本当は優しいんだよってミサカはミサカは事実を述べてみる」

芳川「学校はどうだった?」

番外個体「まあまあかな、あの人は楽しそうだったよ」

黄泉川「それは何よりじゃん」

打ち止め「あの人に友達がいたのにビックリしたってミサカはミサカは暴露してみる」

番外個体「変な人たちだったけどね」

芳川「友達いたのね」

黄泉川「詳しく聞きたいじゃん」

ワイワイガヤガヤ

芳川「あの子の交友関係についてよく考える必要がありそうね」

黄泉川「ま、まあちょっとやんちゃしてるくらいが丁度いいじゃん・・・」

芳川「ちょっとってこれはどう考えても犯罪よ?」

黄泉川「いや、しかしなあ」

ガミガミ

打ち止め「何か地雷踏んだかなってミサカはミサカは反省してみる」

番外個体「まあいいんじゃない?さっさと帰ろう」

つぎのひ!

上条「昨日はあの後特売に遅れるわビリビリに追いまわされるわ散々だった」

一方通行「そォかよ、つーかオマエあいつの事どォ思ってンだ?」

上条「どうって何だ?相手は中学生だぞ?」

一方通行「・・・そォだったな」

一方通行(超電磁砲、同情するぜ)

上条(ん?急に様子が変わったぞ・・・)

上条(ははーん、上条さんは気付いてしまいましたよ)ピキーン

上条「なんてな、恋に年齢なんて関係ねえよ」

一方通行「オマエがいうとシャレになンねェからやめろ」

上条「まあまあ、ここは上条さんにドーンと任せなさい」

一方通行「はァ?」

放課後

美琴「あいつから呼び出しなんて何の用かしら」ドキドキ

美琴「もももしかして」

上条『美琴、ずっと前から好きだったんだ。俺と付き合ってくれ』

美琴『そ、そんないきなり・・・』

上条『駄目か?』イケメンAA

美琴『駄目な訳ないじゃない、その、待ってたんだから・・・ばか』

上条『美琴・・・』

美琴『当麻・・・』

美琴「ないないない!あいつに限ってそれは!」

美琴「で、でももしかしたら」

上条「おーい、御坂―、待ったか?」

美琴(ききき来た!)

美琴「い、今来たとこr」

美琴「何でこいつがいるのよ」

一方通行「お互い様だろォが、どォいうことだァ?」

上条「え!?何がですか?」

一方通行「オマエマジで舐めてンのか?」

上条「まあまあまあ、ここは上条さんに任せなさい」ヒソヒソ

一方通行「はァ?オマエ何いって」

上条「おっと!上条さんは特売に行かなくてはならないのでした!悪いけどしばらく2人っきりで・・・あれ?」

一方通行「・・・・・・」カチ

美琴「・・・・・・」ビリビリ

上条「おいおい、いきなりケンカなんて駄目だぞ。もっと仲良く・・・あれ?なんでこっちを睨んで」

一方通行「なンでオマエが俺と一緒にいンだ?」

美琴「うっさいわね、寮がこっちにあるんだから仕方ないでしょ」

一方通行「そォかよ」

美琴「ねえ、アンタあいつと仲良いの?」

一方通行「・・・ただのクラスメイトだ」

美琴「そう・・・で、私になんか用あるんじゃないの?」

一方通行「あン?三下が勝手に勘違いしただけだ」

美琴「そっか」

美琴(そんなもんよね、あいつは私の事なんて)

番外個体「話は聞かせてもらったよ」

一方通行「もう細けェことは気にしねェ、何のよォだァ?」

番外個体「実はね」

翌日

上条(昨日は何が駄目だったんだ?もしかして俺の勘違い?)

上条(いやいや、上条さんの名推理に穴なんてなかったはずだし)

番外個体「やっほう、ちょっといいかな?」

上条「ミサカか、何だ?」

番外個体「実はお人好しで有名なあなたにちょっと頼みたいことがあってね」

上条「なんだ?も、もしかして何かあったのか!?」

番外個体「あの人と一緒に遊園地行ってみたいんだけど2人きりじゃちょっと誘い辛いんだよね」

上条「ああ、なんだ、あいつなら行ってくれるんじゃねえか?」

番外個体「一応お姉さまも誘って置いたんだけどもう1人誘おうと思ってさ」

上条(あいつ土御門と仲良かったよな、土御門に頼むか)

上条(俺は昨日2人を怒らせたばっかりだしな)

上条「ああ、分かったよ・・・」

番外個体「念のため言っておくけど誰かに代役任せようなんて考えないでね」

上条「ああ?何でだよ、俺よりも土m」

番外個体「それとこの事は誰にも言わない事、誰かを誘わない事、分かったよね?」

上条「え、あの・・・いない」

番外個体(あそこまで釘さしておけばさすがに大丈夫でしょ)

一方通行「なンで俺まで・・・」

美琴「うっさいわね、昨日アンタのせいで呼び出されたんだから文句いわないでよ」

一方通行「それは三下が勝手に勘違いしただけだろォが」

番外個体「まあまあ、細かい事は気にしない」

上条「悪い待たせたな」

上条(そういえば御坂と一方通行が一緒か)

上条(ははーん、やっぱりそういうことですか上条さんの考えに間違えはなかった訳だ)ピキーン

上条(なんだ、番外個体もいいところあるじゃねえか)

上条「よし、じゃあ番外個体は俺と周るか」

美琴、一方通行、番外個体「え?」

上条「え?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

上条(あれ?俺何か言ったっけ?)

番外個体(なんというか予想の斜め上ってとこかな)

一方通行(マジかよ、こいつロリコンの上ここまで空気読めねェのか?)

美琴(や、やっぱり私って嫌われて・・・)

一方通行「・・・行くぞ、番外個体」

番外個体「・・・そうね」

上条「え?」

美琴「・・・・・・」

上条「何なんだ?あいつら」

美琴(耐えるのよ、ある程度覚悟してたじゃない)

美琴(今日は電撃禁止で素直になるって決めたじゃない)

美琴(経緯はどうあれ2人きりで遊ぶチャンスなんてそうそうないんだしこんなところで台無しになんて)

上条「・・・かさん?おーい、御坂ー聞いてるかー?」

美琴「ななななによ!いきなり」

美琴(顔近いって!)

上条「そうか?ボーっとしてたから心配したぞ」

美琴「ボーっとなんかしてないわよ!それよりよかったの?私と2人っきりで?」

上条「はあ?何いってるんだ?元々そういう予定だったんだろ?」

美琴「そうだけど・・・」

上条「お前こそいいのか、お前みたいな可愛い子が俺みたいなのと一緒でさ」

美琴「は、はあ!?何いって」

美琴「わ、私はアンタと2人っきりが・・・」ブツブツ

上条「?まあせっかくだし遊んで行くか」

美琴「う、うん!」

今思ったんだけど一方×五和っていいよな
一方通行はああいう子に弱々しくされたらデレそうだし
五和なら打ち止めも懐くだろうしいいお母さんになりそう
まあ五和が上条さんに向けるくらいの好意を一方通行に向ける事前提だけど
誰か書いてください

美琴「・・・そのストラップつけてるのね」

上条「まあせっかくだからな」

上条「お前こそピョン子だっけか?好きだなそれ」

美琴「べ、別にいいでしょ!」

美琴(・・・嫌われてないのかな)

上条「ん?どうした?」

美琴「何でもないわよ!次は向こう行くわよ」

上条「へいへい」

上条(なんというか、こうしてみると美琴も女の子なんだな)

一方通行(これならクソガキも連れてこりゃァ良かったな)

番外個体「次アレ乗ろうよ」

一方通行「だりィ、1人で行け」

番外個体「・・・」ビリ

番外個体「さっさと行こうね」

一方通行「zkyrtむtstws」ズルズル

番外個体「ほらほら、これ飲んで機嫌直しなよ」

一方通行「俺の金で買ったやつじゃねェか・・・」

番外個体「あなたって本当に細かいよね」

一方通行「オマエが適当すぎンだろォが」

番外個体「そんなことないって、うん?」

初春「おや、また会いましたね」

一方通行「・・・オマエか」ハアー

初春「溜め息なんて吐かないでくださいよ」

番外個体「1人なの?」

初春「ええ、さっきまでもう1人いたんですけど犯罪に手を染めそうな雰囲気でしたので放ってきました」

一方通行「止めろよ」

初春「嫌ですね、この間のお願い忘れちゃったんですか?」

一方通行「お願いだァ?」

初春「ほら、白井さんの件ですよ」

一方通行「変体行為やめるよォいっとけってやつか?」

初春「あい、それです」

一方通行「オマエが言やァいいだろ」

初春「それより以前から気になっていたんですけどこちらの方御坂さんに似てますね、お姉さんですか?」

一方通行「無視かよ・・・」

番外個体「うん、そうだよ」

初春「わあー、とういことはお嬢様ですよね」ポアーン

番外個体「そんなことないよ」

初春「いえいえ、御坂さんもそういっておいてバリバリのお嬢様でしたし」

一方通行「ソイツは幻想だろ」

初春「第1位さんはお嬢様学校の実態を知らないからそんな事がいえるんです」

初春「白井さんも実態を知ってしまったが故に壊れてしまったんですから」

一方通行「そォかよ」

一方通行(万一の事もあるしあのガキが学校に通う事になっても常盤台だけはやめとくか)

一方通行「で、なンか用があるンじゃねェのか?」

初春「さすが第1位さん!鋭いですね!」

初春「まあ用もないのに話しかけるくらい親しい間柄じゃないですからね」

一方通行「ケンカ売ってンだろ」

初春「冒頭に話した通り白井さんが犯罪を起こしそうな雰囲気なんですよね」

初春「今何かされると私まで始末書書くことになりそうなので適当にノしちゃってください」

一方通行「俺には関係ねェだろ」

初春「ノしちゃうついでに1言いってくれれば約束も守れて丁度いいじゃないですか」

初春「ということでお願いしますね、やったー、ばんざーい」

一方通行「勝手にしろ」ハアー

初春「あい、勝手にします」

黒子(あの類人猿がぁぁあああああああ)

一方通行「・・・おい」

黒子「おや、あなたはあの時のロリコンではありませんの?邪魔ですので消えてくれませんこと?」

一方通行「何してンだ?」

黒子「ちょっとお姉さまの護衛をしているだけですの」

一方通行「ストーカーの間違いだろ」

黒子「あなたこそ最近よくお姉さまと一緒にいますけど何者ですの?」

一方通行「・・・一方通行だ」

黒子(一方通行ってあの学園都市最強の?)

黒子「で、その一方通行さんがわたくしに何の用ですの?」

一方通行「オマエのストーカー行為をやめさせるよういわれてンだよ」

黒子「ですから護え

一方通行「だァ!面倒くせェ、あのお花畑連れてさっさと帰れ」

上条「ん?お前も一口飲むか?」

美琴(え?それって間接・・・)

上条「いらないならいい

美琴「いらないとはいってないでしょ!じゃあ一口だけ、えへへ」


黒子「」

黒子「ふふふ、女には負けると分かっていても戦わねばならない時がありますの」

一方通行「あン?何いって」

黒子「消えろ!ロリコンがぁぁあああ!きぇぇぇぇえええええええええええええ!!」

初春「では、お世話になりました」

黒子「きゅー」ズルズル

一方通行「・・・帰るか」

番外個体「えー、せっかくきたのにー」

一方通行「うっせェ、こンなとこいつでも来れンだろ」

番外個体「だってあなた来たがらないでしょ」

一方通行「当たり前だろ、ガキと2人で来ればいいンじゃねェか?」

番外個体「・・・はいはい、そうね。さっさと帰るか」

一方通行「あン?何なンだ、一体よォ」

一方通行宅

番外個体(何ムキになってんのかな、あー、イライラする)

番外個体「一方通行、さっさとお風呂入り・・・って寝てるし」

一方通行「・・・・・・」zzZZ

番外個体(そういえばこいつの事こうしてじっと見るのも初めてか)

番外個体(こうして見ると結構可愛い顔してるな)プニプニ

一方通行「・・・・・・」ウーン

番外個体「・・・」ボーッ

番外個体(って何考えてるのかしら)

番外個体「はあ、寝よ」スタスタ

一方通行「・・・・・・なンだァ?」

一方通行「・・・寝るか」

~おわり~

途中からペース落ちてすまんかった
完璧にネタ切れた

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