エレン「ボ、ボン太くん…?」(15)

アルミン「教官…なんですかその…く、熊?の着ぐるみは…」

キース「…これはボン太くんというらしい。ミスリルと名乗る者が置いていったのだ」

エレン「…」

アルミン「…」

ミカサ「…それは一体何の役に立つのでしょうか?利用価値が見当たりません」

キース「うむ、それがだな。これには最新の技術が大量に詰め込まれているらしいのだ」

アルミン(うさんくさぁ…)

キース「あとこれも渡してきた」ゴトッ

ジャン「段ボール…?」

キース「開けてみろ」

アルミン「では失礼して…」パカッ

ボン太くんのぬいぐるみ「」ズラッ

エレン「…これ…は…」

ライナー「…」

ベルトルト「…」

キース「…」

エレン(これ持ってきた奴って…一体…)

アニ「見たところ30はあるね…」

キース「…貴様らに1つずつやろう。好きに使うがいい」

ライナー「使うって言ったって…」フニフニ

ベルトルト(かわいい)フニフニ

エレン「…」ジ-

ぬいぐるみ「」

コニー「これ食えるのか?」

ユミル「馬鹿やめろ」

アルミン「教官、その着ぐるみはどうするんですか?」

キース「一度誰かに入ってもらおうと考えている。入りたいやつはいないか?」

エレン(ミカサいけよ)

ミカサ(……)ス-ス-

エレン(寝たふりするんじゃねえ!)

ライナー(俺がいってもいいのか?)

アニ(汗臭くなるからやめときな)

ベルトルト(そうだね。それにボン太くんの中からライナーが出てきたりしたら子供泣くよ)

ライナー(そこまで言わなくても…)

キース「誰もいないのか?」

クリスタ(…)ソワソワ

ユミル(…入りたいのか?)

クリスタ(あ、いや…その…)

ユミル(仕方ねえな)

キース「ならば私が…」

ユミル「はい、教官!クリスタが入りたいそうです!」バッ

クリスタ「え!?」

キース「む、レンズ訓練兵がか?」

クリスタ「ち、ちょっとユミル!」

ユミル「いいじゃねえか!行ってこい!」ポンッ

クリスタ「あうっ!」

キース「よし、レンズ訓練兵、あの部屋で着替えてくるがいい」

クリスタ「は、はい」モソモソ


エレン(おいユミル、強引じやねえのか?)

アルミン(そうだよ、クリスタが可哀想だ)

ユミル(うるせえ。いいんだよ)

ベルトルト(クリスタか。最良の選択だね)

アニ(あのままじゃ教官が入ることになっちゃってたからありがたいね)

ライナー(教官inボン太くんか…想像したくないな…)

訂正
× エレン「おいユミル、強引じやねえのか?」

○ エレン「おいユミル、強引じゃねえのか?」

~10分後~

キース「…まだか」

アルミン「様子を見に行ったほうが…」

ドンドン

ミカサ「…なにか音が聞こえる」

エレン「え?」

ミカサ「ここからだ」

アルミン「え、そこはクリスタが着替えているところ…」

ミカサ「」ガチャッ

ボン太くん「ふも!?(きゃあ!?)」グラッ

ミカサ「!?」

ドシ-ン!

アルミン「ふ、二人共!」

ボン太くん「ふもも…(うう…)」

ミカサ「クリスタ、大丈夫?」

ボン太くん「ふも。ふもふもも(うん。ありがとう)」

ミカサ「…?」

キース「レンズ訓練兵!なにをふもふも言っているのだ!言葉を喋れ!」

ボン太くん「ふもふもふももふ!(それが出来ないんです!)」

ライナー「癒やされるな」

ベルトルト「ふもふも可愛いね」

アニ「ね」

ボン太くん「ふもももふもふもふも(これを使えば言葉がわかるらしいです)」スッ

アルミン「なんなのそれ?」

ボン太くん「ふもふも…(これを耳につけて…)」ムニュムニュ

アルミン(あ、もふもふしてる)

ライナー「アルミンがボン太くんになにか着けてもらってるぞ!羨ましい!」

エレン「落ち着けよ気持ち悪いな」

クリスタ「アルミン、聞こえる?」

アルミン「あ!すごい!クリスタの声だ!」

エレン「ふもふも言ってるだけじゃねえか」

クリスタ「ボイスチェンジャーっていうのがあるんだけど壊れているらしいの。だからアルミンに通訳をお願いできる?」

アルミン「そういう事なら任せてよ」

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