禁書「今夜はすき焼きなんだよ!」(670)

上条「ただいま」ガチャッ
禁書「おかえりとうま」トテトテ
上条「なんだ?やけに楽しそうにして」
禁書「ねーとうま、今晩のごはんはね」
上条「今日はキャベツが安かったからロールキャベツかな」
禁書「ちがうよとうま」
上条「じゃあ何がいいんだ?」
禁書「今夜はすき焼きなんだよ!」
上条「いや、ウチじゃ無理だし」

禁書「とうま、これなーんだ」
上条「茶封筒?開けていいか?」
禁書「いいよ」
上条「んじゃ早速」ペラ

上条「え?諭吉さんがいっぱい…」
禁書「ようやく給料が出たんだよ」
上条「…いてて」ギュッ
禁書「ほっぺ抓ってどうしたの?」

上条「こんな大金どうしたんだ!?」
禁書「働いたんだよ。とうまを驚かそうと思って」
上条「インデックス…」
禁書「フフン、見直した?」フンゾリ
上条「ああ、これはお祝いしないとな」
禁書「すき焼き!すき焼き!」
スフィンクス「にゃー」
上条「ああ!勿論!」

禁書「すき焼きすき焼き♪」
上条「はは、はしゃぎすぎだぞ」
禁書「とうまと買い物楽しいなー♪」
上条「あ、金おろしてくるわ」
禁書「え!?なんでなんだよ」
上条「この金はインデックス、お前自身の為に使うんだ」
上条「俺はインデックスの気持ちだけで十分幸せだから…」
禁書「とうま…」ジーン

禁書「なら尚更これを使って欲しいんだよ」

上条「いや、今日ぐらい俺が…」

禁書「私が幸せになるには、とうまが幸せにならなきゃ駄目なんだよ」

上条「インデックス…」ジーン

禁書「とうま…」



上・禁「今夜はすき焼き!」ズバーン



グツグツ
禁書「とうま、もういいかな?」

上条「ああいいとも!諭吉三人分平らげようぜ!」

禁書「とうま!卵!」

上条「勿論かき混ぜてあるぞ!」

禁書「はい、とうまの分!」

上条「春菊が多く見えるけど気にしないぞぅ!」

上条「それでは、この春より新社会人となったインデックスさん、どうぞ!」

禁書「今日は私の為にこの様な式を盛大に行っていただき、誠にありがとうございます!」

上条「よッ!千両役者!」
スフィンクス「にゃー」

禁書「今まで見ず知らずの私を何も言わず匿い、養ってくれたとうまには感謝してもしきれません」

禁書「とうまに拍手を贈りたいと思います!」
パチパチパチ

上条「ありがとう!」

禁書「ブラボー!」パチパチパチ



禁書「もう満腹なんだよ」

上条「あー食った食った」

スフィンクス「にゃーん」

禁書「もう一歩も動けないんだよ」

上条「俺もだー」

スフィンクス「zzz」


禁書「こうして三人川の字で寝てると親子みたいなんだよ」

上条「何言ってるんだ」

禁書「とーま」

上条「なんだー」

禁書「もう少しくっついていい?」

上条「…」



上条「今日は特別な」

禁書「やった!」



禁書「ふふっ」ピッタリ

上条「あはは…ポリポリ」

スフィンクス「にゃーん」スリスリ

上条「スフィンクス」

禁書「スフィンクスも一緒がいいんだよ」
上条「ああ、ほら…」

スフィンクス「にゃーゴロゴロ」

禁書「んふふーん♪」

上条「ああ…幸せだ」



上条「おっす!」

土御門「よう上やん。朝からご機嫌だにゃー」

上条「ああ、ようやく俺にも人並みの幸せが訪れたんだ」

青ピ「上やん…騙されてんと違うか?」

上条「はっはっは、何を馬鹿な」

土御門「こりゃ本物ぜよ」

青ピ「幸せの似合わん男や」



ガラガラガラガラガラ

禁書「じーっ」

禁書「流れてくる瓶を見てるだけなんてすごく簡単なんだよ」

スフィンクス「にゃ」

禁書「じーっ」



従業員「あの子よく続くなぁ…」

キーンコーンカーンコーン

禁書「あ!終わりだ!」

禁書「帰ろうスフィンクス」

スフィンクス「にゃん」


禁書「とうまの学校は17時ぐらいが終わりだから2時間あるね」

スフィンクス「にゃー」

禁書「おやつにしようか?」

スフィンクス「にゃ」



上条「今日も終わりっと」

禁書「とうまー」

上条「あれ、迎えに来てくれたのか?」

禁書「うん、帰ろう」

上条「そうだな」

禁書「今日はうどんがいいな」

上条「よし、買ってくか」

禁書「とうま、友達と約束とかなかった?」

上条「ん?どうして」

禁書「だって、とうまが友達と遊んでるのあまり見たことないから…」

上条「なんだ、そんなことか」

禁書「む、そんなことじゃないんだよ!」

上条「いいか、インデックス。俺の交友関係の心配は無用だ。うまくいってる」

上条「それに、俺も…今日はインデックスと一緒にいたい気分だったからさ」ポリポリ

禁書「とうま…」ポッ



上条「昨日と比べるとすごい差だな」

禁書「贅沢はたまにするから贅沢なんだよ」

上条「ギリギリん時は缶詰めでも贅沢だったけどな」

禁書「あれは正直ひもじかったんだよ…」

上条「ごめんな、二人分の食費ってなかなか捻出できなくて」

禁書「ううん、いいの」



禁書「だって、とうまとの食事が既に最高の贅沢だから…」

上条「インデックス…」



禁書「とーまー」

上条「なんだ?」

禁書「今日も一緒に寝ようよ」

上条「」

禁書「駄目…かな」

上条「あ、えと…」

禁書「そうだよね、昨日は特別な日だったもんね…」シュン

上条「…」


…ゴソッ

禁書「とうま!」

上条「いや、毎日がスペシャルな訳で」ポリポリ

禁書「えへへ」ダキッ



上条「ぐー」

スフィンクス「zzz」


禁書「良く寝てるんだよ」

禁書「とうまが起きるまで2時間…」

禁書「ふふふ」

禁書「とうまの驚く顔が目に浮かぶんだよ」



ピピピピピ

上条「ん…」カチッ

上条「朝か…」

スフィンクス「くぁぁ…」

上条「インデックスは…」

禁書「ムニャムニュ…」

上条「はは、良く寝てんなぁ」



上条「インデックスの勤務時間ってどうなってんだ?」

上条「俺より遅く出て、俺より早く終わる」

上条「一体どんな仕事してんだ?」

上条「外資系とか……まさかな」



上条「今日も寝癖直らなかった…」

上条「歯磨き、顔洗い、OK」

上条「サイフ、携帯、鞄、オールグリーン」

上条「あ…」



上条「弁当だ…」

上条「ありがとう、インデックス」



上条「いってきます」バタン


禁書「んふふ…とーま」ムニャ



ガタガタガタガタ


禁書「とうま、お弁当食べたかな?」

スフィンクス「にゃーん」

禁書「おいしいって言ってくれるかな?」
スフィンクス「にゃー」


キンコンカンコン

職長「昼休みー」

禁書「すっごく気になるかもっ」



土御門「上やん飯…」

青ピ「なんや?今日は弁当かい」

上条「ああ、食堂行こうぜ」

土御門「いいにゃー上やん。ついに愛妻弁当デビューとは」

青ピ「お相手はどちらさんや?」

上条「愛妻弁当は行き過ぎじゃないか?」

土御門「行き過ぎってことは」

青ピ「100歩譲って彼女弁当やな」

上条「彼女…か」

俺「眠いよとうま」

青ピ「ほな、食べよか」

土御門「上やんの弁当どんなかにゃー」

上条「…ゴクリ」パカッ

土御門「これは…」

青ピ「独創的な盛り付けやな…」

上条「…いただきますっ」パクッ

土御門「間髪入れずいった!」

青ピ「愛の成せる技や!」

上条「モグモグ」

青ピ「ど、どや?」

上条「パクパクッ」

土御門「コメントせずに次を口へ!?」

青ピ「旨いんか!?見た目に依らず旨いんか!?」

俺「やっぱり限界」

おはようございます

今日も仕事なので夜からの再開になります

支援保守thx

     /    __ ..-‐ァ…  =、  l!       . -、   ヽ \
    /   /´   〃      )_ノ      . ´ ノノ     V ヽ
   /    レ′     {{      (      ノ ノ     .-:.|  |
  '     |  ,.‐、、 ヽヽ        > '____〃/     { f:.:.|  |
 .′    | ノo } } / /      / /  ̄/ /_____ ゝ:.:.|  |

/      |弋_ノノ /_/_ ..‐√ /'丁 丁 ̄          ̄`…ー< ____
        ノ _ ... イ / /   /  .′ | ハ  ト、  ハヽ    _       ___ ノ
     ´  ̄/   / / /____/___/ノ  !/ ! ' `ー }‐|-|\  ヽ ̄ 下 \
  /      〃  /,/「:/   /  |/  |/ |/  \   \|ヽ  ヽ  
∠    イ    |  i/   / -     /    l'   ____   \ト- ゝ |  |
 〃  ノ    ノ  /   =≡ ミ           'xイ:.⌒ヾヽ.  !  ト、| !   |  このスレは
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:.:.:.//´ ̄ ̄ ̄    `ヽ            _,       /       \ ::}        ヽ
:.:/ ′        \    \                .イ'    /   ,    ヽ:ヽ      /: ヽ
: /   、  \    ヽ    }>-     __   .イ:./  /   /    ,  ヽヽ     ノ: : : : \

土御門「一口食べたいぜよ」

上条「ああ、ほら」

土御門「いただきま」パク

青ピ「うまいんか?」

土御門「いや、普通ぜよ」

青ピ「愛情は最高の調味料なんか!」

上条「うまいうまい」パクパク



ゴウンゴウン

禁書「今日はとうま授業終わるの早いって言ってたんだよ」

禁書「一緒におやつ食べれるね」

スフィンクス「にゃおん」

禁書「やっぱりとうまと食べた方がおいしいんだよ」

スフィンクス「にゃー」


禁書「あ!キズ発見!」ヒョイ



キンコンカンコン

班長「今週もお疲れ様。土日ゆっくり休んでまた月曜日から頑張ろう」

「お疲れ様でしたー」


禁書「さ、帰ろうスフィンクス」

スフィンクス「にゃー」


「今日ははなきんだからな!」

「一杯いこーぜ」

「カラオケがいいな」


禁書「そっか、明日休みなんだ」



キンコンカンコン

上条「んーっ」ノビッ

土御門「やっと自由だにゃー」

青ピ「明日休みやし、カラオケでもどうや?」

土御門「お、名案だにゃー」

上条「…あ、インデックス」

土御門「あれが上やんの彼女か!」

青ピ「学校にお出迎えとはうらやましい限りやでー」

土御門「ほら、行ってやるぜよ」

上条「悪いな、埋め合わせは今度必ずするから」

上条「おーいインデックス」タッタッ

禁書「あ、とうま!」

上条「悪い、待たせたな」

禁書「私も今来たところなんだよ」

上条「そっか」

禁書「とうま、おやつ食べに行こうよ」

上条「じゃあ例のクレープ屋でいいか?」
禁書「うん、行こう」



禁書「私明日休みなんだ」

上条「週休2日なんだ」

禁書「うん、とうまも明日休みだよね」

上条「ああ」

禁書「じゃあ明日どこか遊びに行こうよ」
上条「へっ…いいぜ、インデックスが遊びに行きたいなら…まずはその軍資金を引き落とす!」

禁書「そんなに身構えなくてもいいんだよ」

俺「昼はデートフラグまでですの」

俺「21時には再開したいと思います」

禁書「私はとうまとならどこだって楽しいんだよ」

上条「お、俺だって…!」

禁書「とうま…」キュン

上条「俺は…インデックスが…」ドキドキ

禁書「私が…?」バクバク

上条「インデックスのことが…」




上条「その…アレだからさ…」

禁書「…」

上条「あ、あの」

禁書「ぷっ、私ととうまはアレだもんね」クスクス

上条「あ、はは…アレなんだよなぁ」ガックシ

上条(あああああ!俺の意気地なしっ)

禁書(とうま、何て言うつもりだったのかな…)

上条(俺ってこんなに思い切り悪かったのかぁ!)

禁書(とうまがあと一歩、届かないなら…)


キュッ

上条「あっ」

上条(インデックスの手が…)

禁書(私が一歩近づけばいいよね?)キュッ

上条(結局家まで手を繋いでた…!)

禁書(クレープ屋に寄るの忘れてたんだよっ)



上条「ついちまったな…」

禁書「…うん」

上条「……ちょっと名残惜しいけど」

禁書「大丈夫」

上条「え?」

禁書「私ととうまは…赤い糸で繋がってるんだよ」

禁書「それは、幻想なんかじゃない。消して消えない糸なんだよ」





上条「~っ」カァァァ

禁書「わ、私何をっ」カァァァ



上条(やべぇ、顔が熱いっ)バクバク

禁書(とうまの顔をまともに見れないかもっ)ドキドキ



上条「今日の晩飯はどうしようかなー」遠い目

禁書「じゃ、じゃあ中華がいいんだよ」遠い目

上条(なんとか普通の会話に持っていったな)

禁書「私も手伝うんだよ」ススッ

上条「うわっしょううーい!?」



上条「…」トントントン

禁書「…」グツグツ



上条「…なんか」


禁書「…うん」


上条「俺達すっごい…アレだな」

禁書「フフ…うん、アレだね」

上条「いや、あのっ」

禁書「とうま」



禁書「答えは明日、ね」

上条「…ああ!」



シャアアア


上条「うわああああ明日どうしよおおおおお」

上条「インデックスって何すれば喜ぶんだ?どこ連れてけば楽しいんだ?」

上条「俺って全然インデックスのこと知らないんだな…」



上条「アレ…か」

上条「明日、どんな言葉を使えば伝えられるんだろう…」

::::::::::::::::li/::::::::ヽ::::::::::\ミ<.__

:::|::::::i:::::1:::::|:::::::N:: i:::::::::ヽミ::、 ̄  
/{ :::i:|:::::}::/:}!::::|} |斗i:ヽ:ヽ::\::≧=   
__∨|:{::/:::i:/!::/イ }::从::|ト:i::\:ト

 ̄乂{`トィ{ }/ / ノ′ }ハ::}:\:{,.  -――‐- ..
  __-ミ / ィ,≦zz |小l> ´: : : : : ´ ̄ : ミ ミ: . 、 
、´  ̄ `     ´     {/ . : : : : : : : : : : . .   \:\\
        {     / :/ : : : : : : : ヽ : : : : . . . . . ヽ. 
.u            / :/ : :′: :.′: }: :i|: : : : : .   . :、:  
ヘ. 廴三三 フ .′' i : ,| : :/ : : /: /|_ミ: : : \ : : : ヽ

ト::}≧i  . ___ イ|:i :! |: :!|: /| : :イ: /1「´ ≧_、 : ヽ:\:. :
≦,/ハ、     ノ |:|十ト、|:|:i{七/7ナ }ト  彡ミ:..: : : :ヽ
  { |  \`     |:|.:{ :! :{从 |/孑___ノ   ≦:.__\:ヽ:...
   、   }丶  从:ヽ《Tミi { 7´{.:::ミiy  彡'´ヘト:.ヽ:...
    \ 厂 ¨¨¨ ヘヽ从ヒ:}     V:ツ′  f..  }:.: \:.
  }   ∨ー――<.ヘ{/〈   / 7´/ u ノ‐' 人:.:.:.:.:.:
 ,′   i \ `¨¨ 〈  人  ___      .ィ:爪:.:.:.ヽ:.:.:
    | r \    \ r\ ∨__)  イ />、:.:.r‐ ミ:.
/     し'/´      V _,ム>.‐<  /  ハ7 j,. -
    \  /       i ー .ニ{ イr‐彡   / / ノ ,.
 /     {         |  ´,々 〉{入   ,ノ 厂(_/ .
'       nヽ\ 、  ,小.   Y {_厂ミ:.く  /, / ‘ーァ'
        `’ ∨`丶   }_,〉、  }个ト、 ノ‐' i/   ‘ー
二¨¨`ヽ.    ハ    { ` ニニイ人:.Y:..`> {  . --
 /,二ヽ\   ヽ、 ハ    /'  ヽ∨´  j/
_(r_'_ノ⌒  マ下\}  }!   {}/ イ V  /-一 ー‐
 ‘ー<ヽ  }|  \ ノ    V′{`二/      /

モゾ

禁書「明日はデート…で合ってるんだよね?」

禁書「待ち合わせとかしてみたいんだけどなぁ」

禁書「というか、同じ布団で今日も寝ちゃうんだよね」ドキドキ



禁書「し、仕方ないよね、お風呂場でとうまが寝るのは嫌だもんね」


禁書「…今夜は寝付けないかも」

やっと仕事終わった…

遅くなりましたが帰宅次第再開します!



上条「…」

禁書「…」


上条(インデックス…起きてるよな)

上条(気になって眠れない…)


禁書(とうまも寝付けないのかな…)

禁書(心臓の音…聞こえてないかな)ドキドキ



チクタク

上条「…」

禁書「…」



上条「インデックス、起きてるか?」

禁書「…」

上条「寝ててもいいから聞いてくれ」

上条「俺の家にインデックスが来て、俺の日常は大分変わったよ」

上条「初めて節約を考えたし、初めて風呂場で寝たりもした」

上条「料理も手慣れたモンだ。…男子高校生の生活にしちゃ質素なもんだろ?」

上条「友達と遊ぶ機会も少し減った。ジャンクフードも漫画もご無沙汰」

上条「でもさ、全然苦にならなかったぜ?」

上条「だってインデックスが…家族がいたから」

上条「家ってあったかいんだな…って思ったよ」

上条「ありがとう、インデックス」

上条「おやすみ」



キュッ

上条「インデックス!?」

禁書「私の話も聞いて」

wkk

禁書「とうまの日常を壊してごめんね」

上条「だから気にしてないって」

禁書「それでも聞いて欲しいんだよ」

禁書「とうまは優しいから…」



禁書「ひとりぼっちで寂しかった。お腹も減って、疲れ果ててた」

禁書「そんな時、とうまが救ってくれた」

禁書「あったかかった…人の心に触れたのはどれくらいぶりだったかな」

禁書「私、助けて欲しくても迷惑が掛かると思うと、助けてって言えなかったんだよ」

禁書「意地を張ってる内はよかったんだけど、一度優しくされると歯止めが効かなくなっちゃったんだよ」

禁書「いっそウンザリするぐらいわがままして追い出されれば、私の中の葛藤もなくなるかと思った」

禁書「でもとうまは見捨てなかった」

禁書「私の事で真剣に悩んでくれた」

上条「そんなの当たり前だろ…!」

禁書「…だから私は自分の間違いに気づいた」

禁書「ああ…何てばかな事してたんだろう」

禁書「優しさをもらったら、今度は私が優しさを一杯あげればいい、ってね」

禁書「とうまが私を支えてくれたなら…私はずっととうまを支えよう」

禁書「…そう、決めたんだよ」


禁書「とうま…ありがとう」

上条「インデックス…」

バサッ

上条「うわっ」

禁書「明日のデートすっごく楽しみなんだよ!」

禁書「さあ、早く寝ないとっ」

上条「クスッ、そうだな」


上条「おやすみ、インデックス」

禁書「おやすみ、とうま」

( ;∀;)イイハナシダナー



上条「う…ん、よく寝た」ガバッ

禁書「おはようとうま」トントントン

上条「あ…、味噌のいい匂い」

禁書「もうすぐ朝ご飯できるんだよ」グツグツ

上条「お、楽しみだなぁ」



上条「…いい朝だ」



上条「お!日本の朝だ!」

禁書「フフン、料理も覚えれば簡単なんだよ」

上条「流石の絶対記憶能力」

禁書「あとは技術をつけるだけなんだよ」

禁書「さ、冷めない内に食べよう」

上条「おし、いただきます!」

パク

上条「ん!んまい!」パクパク

禁書「ふふ…いっぱいあるんだよ」ニコニコ

上条「しかし、バランスの取れた朝食だな。結構時間かかったんじゃないか?」

禁書「えへへ…興奮して早起きしちゃったのかも」

上条「もしかして、今日の昼はべんtムグッ」

禁書「ほーらとうま、焼鮭だよーシャケじゃなく鮭だよー」グイグイ

上条「モガガッガ、モガガッガッガ(悪かった、悪かったって)」

禁書「もー、とうまったら」

上条「モグモグ」

上条「そういえば、昨日の弁当だけど」

禁書「ど、どうだったかな!」ドキドキ

上条「おいしかったよ、また機会があれば作って欲しいな」

禁書「作るんだよ!昨日はちょっと盛り付けに失敗したけど、とうまに最高のお弁当を作rモグッ」

上条「ほら、俺の卵焼きやるよ」

禁書「モグモグ」

上条「気持ちは嬉しいよ。ただ、そこまで躍起にならなくていいからな。昨日のでも十分おいしかったし」

禁書「…ありがとう」ポッ

よっしゃ



上条「ごちそうさま」

禁書「お粗末さま」

上条「じゃあ支度して行くか」

禁書「とうまはどれくらいかかる?」

上条「かかっても20分かな」

禁書「私はもう少しかかると思うから、先に下まで行ってて」

上条「一緒に出ればいいんじゃないか?待ってるぞ」

禁書「女の子の準備は時間がかかるんだよ」

上条「さいですか」

俺「お風呂なんだよ」

明日も朝から仕事なのにまだデート行ってないとかないわ…
どんだけ遅筆なん

上条「歯磨き顔洗いOK、財布にケータイも持った」

上条「寝癖(ツンツン)今日も直らなかったなぁ…」ペタペタ

上条「インデックス、弁当持って下にいるからな」

禁書「うん!できるだけ急ぐんだよ!」


ガチャッ

上条「いい天気だ」

上条「…今日が無事に終わりますように」

上条「インデックスまだかな」ワクワク

上条「インデックスから女の子って聞くと、意識せずにはいられないな」ドキドキ

上条「しかし普通に会話できるようになって良かったぜ…」

上条「いい雰囲気かもわからんけど、すごい疲れるからなぁ」



禁書「とーまー、お待たせ」

上条「おう、じゃあ早速いk」

禁書「どうかな、似合う?」

上条「」

似合うよ!!

禁書「とーまー、ねー、とーまー」

上条「ハッ」

禁書「どうしたのとうま?」

上条「い、いやインデックスの私服がかわいくて…」

禁書「そ、そうかな!」パァァ

上条(うわっ!思わず本音がっ!)カァァァ

禁書「すっごく嬉しいんだよ!」ニコーッ

上条「」ズキューン

上条「じ、じゃあ行こうか」ドキバク

禁書「うん!」スッ

上条「あ…」

ギュッ

禁書「まずは合格かな」ニコッ

上条「光栄です…」



上条「昨日も一緒に通った道なのになんだか新鮮だなぁ」

禁書「こうしてるだけで楽しいんだよ」

上条「奇遇だな、俺もだ」

禁書「本当だね」

上条「ははは」

禁書「えへへ」


上条「でも上条さんなりに楽しめそうなスポットを考えたから、行ってみようか」

禁書「もちろん!エスコートよろしくね」

上条「お任せを」



禁書「とうまと河川敷って来たことあった?」

上条「いや、初めての筈」

禁書「波間が光って綺麗だねー」

上条「本当だ…」


上条「こういう感動って、いくらでも発見できるんじゃないかな」

禁書「ん?」

上条「日常に埋もれてるだけで、今日みたいに楽しい気持ちでいればさ」

禁書「あ!確かにそうかも!」

禁書「とうま、かっこいいこと言うね」

上条「はは…お恥ずかしい」

こっからどう突き落とすんだよ

上条「この先に自然公園があるから、行ってみようぜ」

禁書「今日みたいに天気がいい日は最高かも」

上条「確か小川も通ってるから足つけてみるか」

禁書「冷たくて気持ちいいかな」

上条「多分気持ちいいぞー」

禁書「スフィンクスも入る?」

スフィンクス「にゃお」

上条「スフィンクスは止した方がいいぞ」

俺「眠いにゃー」


>>191
できればつつがなく終わりたいかも

一応ルート分岐あります
投票で決めたいかと思います

1.インデックスturuEND
2.インデックスgoodEND


明日も残ってたら夜からになります
おやすみなさい

じゃあturu

つつがなくいちゃいちゃして終わるといいにゃー

hosyunanndayo

turuって…trueだろ…jk


今夜はtrueで再開します
話はちょっと長くなりますのでご了承下さい

wktk

美琴endはないのか

保守ありがとうございます
仕事終わったので飯食いながら書きます

>>234
前書いた美琴SSでよければ『美琴「ボクには』でググッてちょ

上条「休みだけあって家族連れが多いなー」

禁書「敷地が広いから混んでるって程ではないかも」

上条「そうだなー」

禁書「それに」

上条「ん?」

禁書「私達も家族で来てる…んだよ」カァァァ

上条「なっ!」ボッ



禁・上「…」ドキドキ

上条「休みだけあって家族連れが多いなー」

禁書「敷地が広いから混んでるって程ではないかも」

上条「そうだなー」

禁書「それに」

上条「ん?」

禁書「私達も家族で来てる…んだよ」カァァァ

上条「なっ!」ボッ



禁・上「…」ドキドキ

俺「…」ドキドキ

上条「ほ、ほら小川があるぞ!」ドキドキ

禁書「ほ、ほんとだね!ちょっと入ろうよとうま」ドキドキ

上条「ああ!裸足になって…」スポッ

禁書「スフィンクスも芝生に降りたいでしょ」

スフィンクス「にゃっ」スタッ


上条「おーい、早くこいよー」

禁書「はーい」ヌギヌギ



禁書「冷たくて気持ちいいんだよ」

上条「晴れてなけりゃできない芸当だな」
禁書「ほんと、大安吉日だね」

上条「今日は赤口だけどな」

禁書「じゃあ私特権で今日は大安にしまーす」

上条「バンザーイ、バンザーイ」

禁書「フフ…なにそれ」

上条「国会のマネ」

禁書「むしろ毎日大安にしちゃうんだよ!」

上条「毎日が結婚式日和だな」

禁書「結婚だなんて…とうま大胆なんだよ」ポッ

上条「なっ、今のは…」

禁書「何かな~」ニヤニヤ




上条「インデックスとなら…」

禁書「えっ」ドキーン



禁書「こういう時って水のかけあいとかするんじゃないのかな?」チャプ

上条「インデックスの服が濡れると思うとなぁ」チャプ

禁書「着替え持ってくれば良かったんだよ」

上条「や、そこまでしなくても」

禁書「うー、憧れなんだよ」

上条「今年の夏、海に連れてくから」

禁書「ホント!」

上条「ネイティブ嘘つかない」

禁書「ありがとう!」バシャッ

上条「ああ!川ん中で抱き付くな!」



上条「そろそろ昼かな」

禁書「周りの人達も準備してるんだよ」

上条「じゃあ上がるか、おっ、芝生気持ちいい」ペタ

禁書「スフィンクスーお昼なんだよー」




スフィンクス「にゃー」ガサッ

上条「え?言葉通じてる!?」

禁書「? それがどうかした?」

インデックスさんなら猫と会話するくらい余裕



上条「おお!見た目にも食欲をそそるな!」

禁書「そ、そうかな」テレ

上条「ああ!俺って幸せだなぁ」

禁書「フフ、食べてから改めて言って欲しいかも。ほら、一口どうぞ」

上条「おお、あむ」

禁書「どうかな、冷たいとあまり美味しくないかな」

上条「んむんむ」モグモグ


上条「グッドテイスト」

禁書「よかったーぁ」ホッ



禁書「スフィンクスはツナ?鮭?」

スフィンクス「にゃー」

禁書「はい、ツナ」

スフィンクス「にゃおん」パクパク

上条「本当に会話してるみたいだ…」

禁書「みたいじゃなくしてるんだよ」

上条「猫語は魔術と関係あるのか?」

禁書「ううん、テレビでやってたからそれを覚えたんだよ」

上条「ああ、奇想天外的な」

禁書「違うよ、サブリナだよ」

上条「セーレム!?」

セーレムwwwwwwwwwwwwwwwwwww

禁書「とうま、あーん」

上条「それはちょっと恥ずかしい…な」

禁書「む、とうまの甲斐性を見せて欲しいんだよ」

上条「ちょ、待って」

禁書「食いねぇ食いねぇ」ズズイ

上条「…っ、あむっ」

禁書「えへへー」



上条「…ング、てか今朝もやってたような」

禁書「あ、…でもムードがダンチなんだよ」



上条「結構量あったなー」ポンポン

禁書「あれもこれも作りたくなっちゃったんだよ」ポリポリ

上条「本当うまかったよ、ごちそうさま」

禁書「お粗末さま。とうまの食べっぷりは作った身としては嬉しくなるね」

上条「晩飯も期待してるぜぇ」ポコポン

禁書「うん!」

上条「食ったら眠くなったなぁ」

禁書「ちょっと寝ようか」

上条「や、でもせっかく…」

禁書「とうまと日向ぼっこしたいなー」



上条「…しょうがねぇなぁ」

禁書「クスッ、ありがとう」

支援

上条「ああ…芝生気持ちいい」

禁書「んむ…ムニャ」

上条「ありゃ?もうおねむか」

上条「弁当作ってんだよなぁ」


上条「あ…日差し気持ちいい…」


上条「…zzz」

俺「食べたら眠くなったな」


お風呂タイム



禁書「…」zzz

上条「…」zzz

スフィンクス「くぁぁ…」



上条「ん…」

上条「…2時か」

上条「インデックスは…まだ寝てるか」

上条「…ほっぺやわらかそう」

上条「…」プニ

上条「…」プニニ

禁書「ん…」

上条「はは…かわいいな」

禁書「…ムニャムニャ」

上条「インデックスの髪…綺麗だな」サラサラ

上条「手に全く絡まないな」サラサラ

上条「全然飽きが来ないや」サラサラ

禁書「…ん、とうま?」

上条「ああ、起こしちまったか」スッ

禁書「あ…とうま…」

上条「うん?」

禁書「あの…気持ちよかったから…続けて欲しいな」

上条「あ、ああ」サラサラ

すいません寝落ちしました…

仕事行ってきます

なんだよ……

禁書「ふう……。とうま相手に浮気を隠すのは大変なんだよ」

青ピ「せやなー」

禁書「行こ、ホテルに」

青ピ「イエッサー」

みたいな感じだと思ってたのに












俺得です

上条「…」ナデナデ

禁書「ん…」

上条「…」サスサス

上条「あ…」



上条(なんか艶っぽいな…)ドギマギ

禁書「とうま…気持ちいいんだよ」トローン

……

上条「また寝ちまったか」ナデナデ

禁書「すー…すー…」



上条「いっぱい行く場所考えてたんだけど」サスサス

上条「お前とだと次の予定忘れちまうよ」サラサラ

上条「告白するって予定を立てるのも…」

上条「なんだか、違う気がするんだ」





上条「好きだよ…、インデックス」

上条「場所も、予定も、時間も…、全部忘れるぐらい好きなんだ」



禁書「くー…くー…」

上条「はは…面と向かうとなかなか言えないのにな」

上条「…よし、インデックスが起きたら言おう!」

……

禁書「ごめんなさい!」バッ

上条「いいって、怒ってないよ」

禁書「でも、午後ずっと寝ちゃって…」

上条「いいの、インデックスの寝顔かわいかったし」ニカッ

禁書「も、もう、とうまったら…」カァァァ

上条「あれはいい夢見てる顔だったな」

禁書「え!?なんでわかったの?」

上条「え?」

禁書「なんか、とってもいい事があったんだよ」

禁書「なんだったかな…とうまがいたような…」



禁書「あ、そうだ、とうまが私に…」

上条「好きだって言ったのか?」

禁書「そうそう、私に好きって…」


禁書「ってええ!?」

禁書「な、何でわかったの!」

上条「言ったんだよ、インデックスが好きだ…って」

上条「はは…寝てる時に言うなんて情けないよな」




禁書「そんなことないんだよ」

禁書「だって、寝てる私にもちゃんと届いたもん」

上条「インデックス…」

禁書「とうま…」

禁書「う…ううう」グスッ

上条「インデックス!?泣くなよ!」

禁書「うう…嬉しくて……つい」グスッ

上条「…」ギュッ

禁書「あ…」



禁書「本当は少し不安だったんだよ…」

禁書「夢で終わってしまわないか…」

上条「大丈夫…ほら」スッ

禁書「とうま…」

上条「右手で触れても消えないだろ?」

上条「大丈夫…ほら」スッ

禁書「」バシュッ

上条「……」

上条「インデックスーーーーーーーー!!」

禁書「とうま…」ソッ

上条「…ちょっと臭かったか?」

禁書「ううん…格好良かった」

禁書「でも…」ギュッ



禁書「とうまの右手は夢を壊さないよ」

禁書「この手でいつか自分の夢を掴むんだから」サス

禁書「悲しいこと言わないで」

上条「はは…インデックスにはかなわないな」

禁書「とうまの心の傷は私が癒やすから…」

上条「インデックス…」ツー

上条「あっ …ち、違うんだ」ゴシゴシ

禁書「泣いてもいいんだよ」

上条「違うんだ。俺、インデックスとこうして恋人になれた…」

上条「それだけで、今までの不幸がチャラになるぐらい幸せなんだ」

禁書「駄目だよとうま!」

上条「えっ」

禁書「私と一緒になるからにはとうまを不幸になんてさせないんだよ」

禁書「絶対、二人で幸せになるんだよ」

上条「…ああ!」ギュッ

上条(ありがとう、インデックス…)

上条(俺、お前と会えて本当に良かった)

上条(俺は…お前を不幸にはしない)

上条(絶対に幸せにするんだッ!)ギュウウッ


禁書「とうま…ちょっと苦しいかもっ」ジタバタ



禁書「夕日が綺麗だねー」

上条「ああ…」

上条(インデックスの方が…なんてな)


禁書「今日は最高の日だね!」ニコッ

上条「じゃあその最高を超えていかなきゃな」

禁書「あ、そっか!とうま、なんだか明るくなったね」

上条「上条さんは生まれ変わったのです」フンス

禁書「フフ…とっても頼もしいんだよ」



ガチャ


上条「ただいま」

禁書「た、ただいま」


上条(よく考えてみたら好き合ってる女の子と一緒に暮らしてんだぞ!?)

上条(し、しかも一緒の布団で寝て…)

上条(ヤバい!ヤバいぞ、俺!)

禁書「ご、ご飯作るね!」タタッ

上条「あ、ああ」

上条(なんかインデックスもよそよそしいしっ)



上条(これは…ゴクリッ)

……

上条「結局会話らしい会話もなく寝る時間になっちまった!」

上条「マズいですよこれはっ」

上条「インデックスの風呂も妙に長いし…」

上条「これは今晩メモリあう…じゃなく、何かあるかも」ドキドキ



上条「…それにしてもインデックスの風呂長いな?」

上条「タオル忘れたとか?ちょっと見に行くか」



コンコン

上条「インデックス?」

コンコン

上条「聞こえるか…?」

ドンドンドン

上条「おい、インデックス!」

上条「開けるぞ!」

ガチャッ

禁書「ハッ…ハァッ…」

上条「!? おい!しっかりしろ!」

禁書「ゼェ…ェ…」

上条「くそッ!」バッ





禁書「ハ…ッア…」グッタリ

上条「一体どうなってる…」

上条「とりあえず病院だ!救急車!」


神裂「その必要はありません」

上条「アンタ誰なんだ!?」

神裂「失礼、チャイムを鳴らしても返事がないので勝手に上がりました」

ステイル「僕達はインデックスと同じ教会所属の魔術師さ」

上条「魔術師…? 救急車の必要がないってどういうことだ?」

神裂「インデックスは明日の日付が変わるまでに記憶を消去しなければ…死にます」

ステイル「ちょっと早いけど、その兆候が現れたんだ。…幸か不幸か、今はまだ死なないよ」

上条「ちょっと待て、記憶とインデックスの命に何の関係が…」

ステイル「完全記憶能力…、知ってるだろ?」

上条「インデックスが10万3000冊の魔術書を記憶できるのは、完全記憶能力のおかげで…」

ステイル「そう。それ故に彼女は魔術書の莫大な情報に脳を圧迫され、一年毎に記憶を消さなければパンクしてしまう…」

上条「そんな…」

神裂「これは紛れもない事実です。貴方とインデックスの関係を思うと、少々心苦しいのですが…」

ステイル「彼女を救う為に記憶を消す、わかってくれるね?」

上条「…」




禁書「…だめ、だよ」

上・神・ス「え!?」

禁書「とうま…そんなの、信じちゃ駄目…なんだよ…」ググッ

上条「インデックス!無理するな!」バッ

神裂「貴女は覚えていないと思いますが、私達はこの方法で幾度も貴女の命を救ってきました」

ステイル「僕達の記憶を失う時もそう言ったよ…「忘れたくない」って…」

禁書「なら…わかってよ…」

神裂「できません…ッ、私達は貴女に生きていて欲しい、その為なr」

禁書「とうまを忘れてまで生き長らえたくないんだよ!!」

ステイル「!」

神裂「!」

上条「…」

ステイル「くッ」

スタスタスタ バタンッ

神裂「…今日は引き上げます。明日の夜また来ます」

スタスタ

神裂「邪魔をすれば…殺します」

パタン



禁書「ふう…」ガクッ

上条「あ!インデックス!」



上条「魔術師達は記憶を消せばインデックスは助かると言った…」

上条「でも、インデックスは忘れるぐらいなら死ぬと言う…」



上条「俺は…どうすればいい」



上条「インデックス…」サラッ



上条「…なんでだよ」

上条「なんでインデックスが苦しまなきゃなんねーんだよ…」

上条「不幸なら俺の身に降りかかればいいんだ」

上条「不幸が見えるならこの右手でぶち抜いてやるのに…」


上条「クソッ!」ギリッ




上条「そうだ!科学的に記憶を消せば!」

……

ピッ

上条「ちっ! 記憶を消さなきゃ死ぬ話をした途端切られちまう」

禁書「スー…スー…」

上条「容態は落ち着いてるみたいだ…」

上条「時間がない。医者が駄目なら学者はどうだ!」




チャーチャーチャーチャーチャチャチャー

小萌「ぐがーっ…ういっく」

上条「流石に深夜は出ないか…」ピッ

上条「明日、朝一で小萌先生に相談しよう」

上条「もし駄目でも、研究所や大学も繋がるだろうし…」

上条「今は耐えるんだ……明日が勝負だ」

禁書「スー…スー…」

上条「インデックス…必ず守ってやるからな」

……

上条「ん…」

上条「あれ!?インデックス!」



禁書「スー…スー…」



上条「ああ…ベッドをインデックスに明け渡して床で寝たんだった」

上条「時間は…8時か。起きててくれ!」

チャーチャーチャーチャーチャチャチャー

小萌「うっ…気持ち悪いです…」



上条「まだ起きてないか…」ピッ

上条「こうなれば駄目元で研究機関に電話だ!」

上条「俺は諦めないぞ…」



上条「だっ、駄目だ…!」

上条「アイツら完全記憶能力とインデックスの病状を研究対象としてしか見てねぇ!」

上条「科学側は危険だ…」


禁書「ハァ…ハァ…」

上条「インデックス…」サスサス

上条「もう昼なのか…」

上条「小萌先生…着歴に気づいてないのか?」



チャーチャーチャーチャーチャチャチャー

小萌「うー、二日酔いなんですから寝かせて下さい…響いてますぅ」ズーン



上条「頼むよ先生…」

俺「お風呂休憩ですー」

上条「こうなりゃ小萌先生ん家に直接…」
禁書「…ゃ」

上条「インデックス!?」

禁書「ひとりに…しちゃ……や」

上条「でも、記憶を消さずに済む方法を…」

禁書「大丈夫…私、忘れない…から」



禁書「…くぅ」



上条「くそ…そんな顔されたら…離れらんねぇだろ」

……


上条「あと1時間で今日が終わる…」

上条「結局、何もできなかった…ッ」

上条「畜生…!」ギリッ



チャッチャッチャッチャーチャチャチャチャ

上条「ん…? 小萌先生!?」

ピッ

上条「もしもし!」

小萌「あ、上条ちゃん。電話くれました?」

上条「電話したなんてモンじゃないですよ!」

上条「先生、聞きたいことがあります」

小萌「なんですか?」

上条「完全記憶能力で大量の情報を記憶した場合、脳がパンクする事ってありえるんですか?」

小萌「それは絶対にあり得ませーん」

小萌「そもそも記憶には種類があってー」
上条「先生、時間がないんだ。結論的にはNOでいいんだな?」

小萌「ええ、でも急にd」

上条「ありがと先生!」

ブツッ

小萌「っ! もう、上条ちゃんたら」

上条「容量オーバーは有り得ない…」

上条「だとすれば、インデックスは何故苦しんでる…?」

上条「アイツらが何か仕組んだのか…?」


上条「待て、アイツらの目的は記憶消去だ。わざわざ邪魔が入るスキを作るか…?」

上条「アイツらが犯人ならこのシチュエーションがまずおかしい」

上条「犯人はあの二人以外だ…」

上条「だとすれば、犯人探しよりもインデックスを苦しめてる仕組みを見つけるのが優先だ!」

上条「しかしその仕掛けって一体何なんだ?」

上条「そもそも何でインデックスを苦しめる…」




上条「あ…」

上条「インデックスの命が危険になればあの二人が消す。それを一年毎に繰り返せば、インデックスは何もわからないまま生きなければならない」

上条「10万3000冊の魔術書は籠の鳥って訳か…教会ッ!」ギリッ

上条「教会が黒幕なら、仕掛けは十中八九魔術の類だ」

上条「そうと分かればこの右手で…」

上条「あれ、待てよ」

上条「さっきまでも散々触ってたのに、インデックスに変化はない…」



上条「どういうことだ…!?」

ガチャッ

ステイル「時間だ。もう十分だろ?」

神裂「あと10分で零時です。時間がないので速やかに儀式を行います」

上条「待ってくれ!あと少しでインデックスを救えそうなんだ!」

ステイル「駄目だ、時間がない」

神裂「貴方がいると神殿を形成できません。出て行ってもらえますか」

上条「くっ」

上条(考えろ!何故魔術を打ち消せない…)

禁書「と…ま…」

上条「インデックス!」

禁書「やだ…わたし…」

上条「大丈夫だ!今助けてやる!」

禁書「と…まの…憶……ひと…けらも……わすれ…たく……い」ツー

上条「インデックス……忘れさせるもんか!」

禁書「忘れ…くらい…なら……死な…せ」ポロポロ

上条「馬鹿野郎!死なねえよ!」

禁書「ヒュー…ヒュー…」

上条「インデックス!!」


ステイル「時間だ、出ていけ」

神裂「後は我々に任せて下さい。命は保証します」



上条「あれ…?これ」

バチッ

上条「うわっ!?」ドカッ

禁書「…」フワッ

上条「え」

ステイル「貴様、何を」


ドオオオオオオオン



禁書「警告、第三条第二節。第一から第三までの全結界の貫通を確認」

上条「く…っ インデックスは、どうなって…」

神裂「あの子が魔術を…」

上条「教会は嘘をついていたんだ!インデックスを逃がさない為に、お前らを利用したんだ!」

禁書「聖ジョージの聖域を展開、侵入者を迎撃します」

ステイル「まずい!撃ってくるぞ!」



上条(助けるんだ…俺が、インデックスを)



上条「うああああああああ!!」

ん?>>1による禁書リメイク?

ズバアアアアアアアアアアア

上条「ぐ…がぁぁ!」ジュウウウウウ


ステイル「あれを受けながら前進してるだと!?」

神裂「ステイル、間もなく零時です!」

ステイル「なに!?インデックスの魔術はどうなってるんだ…」

神裂「わかりません…。しかし、零時までに彼が魔術を無効化できなかった時には…」

ステイル「く…っ」



ステイル「天使を降ろすぞ!」

ステイル「こんな不確定だらけになるならとっとと追い出せば良かったよッ」

神裂「竜王の殺息で幻想殺しの処理能力が落ちているとはいえ、集中しなければ失敗しますよ」

ステイル「わかっているッ」


上条「がああああああッ」


『とうまの右手は夢を壊さないよ』

『この手でいつか自分の夢を掴むんだから』


上条(もし…俺の右手が、夢を掴むことができるなら)



上条「それは、今この時しか…ねぇよなあ!!」グ…グ…

さる支援

さるは基本が一時間(n:00~n+1:00の間)に、同一IDが11以上レスしようとすると11レス目で引っかかる。
別のID(複数のIDでいい)が合計11以上レスしてると、その分1IDが書き込めるレスが増える。

ステイル「神殿の形成に成功!」

神裂「時間がありません!直ぐに記憶を消去します!」




上条(インデックスを救えねぇ右手ならいらない…)

上条(インデックスに届かないなら言葉もいらない!)

上条(インデックスがいないなら…明日なんかいらない!!)

上条(もし、そうじゃないなら…届け!)

上条「インデックスー!!」



禁書「……とう…ま」


バシュウウウウウウウウ

            (:、ト.ハrハ,ィ、,.        ┌────────┐
          ニ三>ァ::::::::::::::て         │インデックスは   │
           ,.イl彡}:::rヘ::::::::::f         .| 風になった──   .|
         /l:::::/ハtぇtチ「 r)!_       └────────┘
.         /:::| トイ __', -  ハ;j \        __
    , イ:::::::::::/ | \:ノー '__/ //ヽ     , '´    ̄\
  /´  \:/ /´:l  ` ̄ _,. ,..-─-\___/  ,. '´ ̄、_  `ヽ
. ノ     /  /::::::::\-‐ 二..,,_/:::/   ハ、___/  __,.ィ´ ̄ `ソ
 } ノー- /   |、::::::::::::: ̄:::::::::::::::/|    ∧.___/._,ノ     /
 `ー‐‐'‐---‐l::::::フ丁¨`ヽ;:::::¨´/ヽ人 / }    「     /
.          l\/l¨ヽ:::::::\::::i:::::::::|  l  /l     |   /
          V::::i'ヽ;___〕::::::ノ:::::ヽ/l  l  } |     \/
           ∨:i-‐l、_::)::::l::::::f´  ヽ_入_j ヽ
          ,小ト-}、::::):::://:{  i  ノ   | ┌─────────────┐
           〈:::\r‐--‐::'::/::/ハ  ! i   i  .| JOJOが無意識のうちに     |
          }\:::丁´ ̄::::://:::|  i l   ,'   | とっていたのは            |
             ):::`干¨: ̄::::/:::::ノ  l、l  _/   | 「敬礼」の姿であった      │
.           |:::\:l::::::;::::'´:::::::::::::|  !:: ̄::l   | ─────────       |
            |::::::::ヽ/:::::::::::::::::::::::i. !:::::::::l   .| 涙は流さなかったが         |
          l::::::::::|:::::::::::::::::::::::::__/i:::::::::j_   | 無言の男の詩があった──  |

             ;:::::::::l:::::::::::::::::::::〈:::::ヽ`ニフヽ〉   | 奇妙な友情があった───   .|
           V::::::l:::::::::::::::::::::::ヽ:___/    └─────────────┘
               ヽ::::!:::::::::::::::::::::::::}
            〈:::::;::::::::::::::::::::::::{
            |:::::';::::::::::::::::::::::i

               ;::::::ヽ、:::_::::::/::ク
              ヽ;_|:´::::::::`ヽ〉
              |  l::::::::::::::::ノ:ヽ
                  l  \::::::::::::::::::「i
                  ハ  | ヽ:::::::::/ .}


……


俺の名前は上条当麻

学園都市の学校に通う高校一年生

入学早々、寮の部屋が謎の爆発で吹き飛び、俺はそれに巻き込まれた

と言っても、その事故に巻き込まれたせいで、ここ一年の記憶が曖昧だ

とは言っても、日常生活に支障はないし、思い出していくことも多々ある

不幸中の幸いだ

支援

土御門「よう上やん、傷の調子はどうかにゃー」

上条「おす、右手以外は順調だよ」

青ピ「上やんの右手、よく治ったなー。医者が言うにはそれは悲惨だったらしいで」

土御門「ガス関係の物を右手で操作してドン、ってとこかにゃー」

上条「やめろよ…右手が疼くだろ」

青ピ「ああ、悪気はないんやで」



と、こんな調子だ

俺は友人に恵まれていたみたいで、怪我をしていても学校生活に苦はなかった

もう寝なきゃいかん。
今日の夜まで残っていますように。



上条「ただいま」


爆発した寮の部屋から別の部屋に移り、半月が経った

未だに未開封のダンボールが残っている状況だが、右手が不自由なのでもうしばらくはこのままだろう

上条「さて、風呂に入るか…」

上条「あれ、タオル生乾きだ…ついてねぇ」

上条「ダンボールには入ってるかな?」ビリリ ガサゴソ



上条「あ…」

私の名前はインデックス

インデックスは禁書目録って意味で、魔法名は「献身的な子羊は強者の知恵を守る」

イギリス清教のシスターなんだけど、何故か今は日本にいるんだよ

なんだか魔力暴走に巻き込まれたみたいで、その影響かここ1ヶ月ぐらいの記憶が曖昧かも

完全記憶能力を持ってても忘れるなんて、余程の大事故だったんだね

記憶喪失ぐらいで済んだのは不幸中の幸いかも

ガラッ

神裂「どうです?体の調子は」

禁書「うん、ここ一週間様子見てたけど大丈夫かも」

神裂「それは良かった。そろそろ外に出たい頃でしょう」

この人は神裂火織。私が回復するまで面倒を見てくれる教会の仲間。

禁書「うん。部屋は飽きたんだよ」

神裂「では少し歩いて来ますか」

禁書「賛成ー」



神裂「静かでいい公園でしょう」

禁書「うん、緑が心地いいんだよ」


「にゃー」


禁書「あ、猫だ。おいでー」

スフィンクス「にゃー」テクテク


神裂「あら、随分懐いていますね」

禁書「よしよし」ナデナデ

スフィンクス「にゃー」

スフィンクス「にゃっ」

タタタ

禁書「あ」

神裂「行ってしまいましたね」

禁書「おいでって言ってた…」

神裂「はい?」

禁書「っ」タタタッ

神裂「あ!待ちなさい!」

あと少しだったのに…

仕事行きます

ほしゅー

  , 。  
 ( 々゚) 御坂美琴でぇーす 
 し  J 
  u--u

もうちょっとで完結っぽいのだが

一巻(笑)

お待たせしました
そろそろ帰るよ!

上条「なんで俺の部屋に女物の服が?」

上条「っつ!?」ズキッ


上条(なんだ…!? 右手が…事故の傷が疼く…!)


上条「…収まった」


上条「何だったんだ…?」

禁書「一体どこまで行くんだろう」タタタ


スフィンクス「にゃ」ピタ

禁書「ん? ここなの?」

禁書「何の変哲もないマンションなんだよ」

スフィンクス「にゃう」プルプル

禁書「んー…」



禁書「あ」


禁書「スフィンクス! ごめんね、記憶が曖昧で忘れちゃってたんだよ」

スフィンクス「にゃう…」



上条「ふー、いい風呂だったぁ」ホクホク

上条「さて、晩飯は何かなー」




上条「…ん?」

上条「いやいや、俺一人暮らしだし」


上条「なんか調子狂うな…」



神裂「おはようございます」

禁書「あ、おはようかおり」

神裂「今朝は随分と早いですね」

禁書「あはは、なんだか自然に目が覚めて」

神裂「ふむ、良いことです」

禁書「朝ご飯も出来てるよ」

神裂「ありがたくいただきます」



上条「なんだか思ったより手間取ったな…」

上条「まあいいや、いただきます」パク


上条「…ん」

上条「俺の飯ってこんなに旨くなかったっけ…」

上条「失敗したかな…」パクパク



上条「ウチの食卓はこんなに広かったっけ…」

神裂「では、用事があるので出掛けます」

禁書「あ、かおり、これ」

神裂「これは弁当?」

禁書「うん、良かったら食べて」

神裂「フ…、ありがとうございます」


バタン


禁書「私…誰の為に作ったんだろ」

上条「なんか冴えないな…」

上条「こんな日は寝るに限るわ」

上条「おやすみなさい…」バサッ



上条「…」

上条「ベッドが広い…」



上条「それに…、いつもより布団が冷たく感じるよ…」モゾ



禁書「さて、私も準備するんだよ」

禁書「あ!もうこんな時間なの!?」

禁書「速く行かないと遅刻なんだよ!」



禁書「あれ…?」

禁書「一体どこに遅刻するんだろう…」



禁書「私、無職なのに」

……

上条「かつて無い程だるい…」

上条「何を食べても味気ないし、何もする気が起きない…」

上条「この街も日常も…こんなにくすんで見えたっけ?」



上条「学校…行きたくないな」

禁書「いきなり暇になっちゃったんだよ」

スフィンクス「にゃー」

禁書「でも、こうしてスフィンクスと二人で留守番は久しぶりかも」

スフィンクス「にゃん」




禁書「あれ?今までも留守番してたことがあるの…?」



禁書「……誰を?」

上条「ブラブラするか…学校サボっちまったし」

上条「はぁ…ふk」

上条「んっ! なんか今、不幸って言ったら噛まれそうな気がした…」

上条「ったく!どうしちまったんだよ、俺!」

上条「どうなってんだ!俺の日常!」




上条「……本当に、これが俺の日常なのか…?」



上条「ゲーセンも、立ち読みも、買い食いも…何やってもつまらない」

上条「ただ、この河川敷だけは心が落ち着く」

上条「なんだか、いい思い出があったような…」



上条「小川…綺麗だなぁ」

上条「道を開けろー!」美琴「汚物は消毒だー!」

みすったorz

上条「波間が光って綺麗だなぁ…」

『…の方が』

上条「!? なんだ…!?」

上条「なんだ…この寂しい気持ち……」

上条「なんなんだよ…ッ」ギュッ



上条「助けてくれよ…」

上条「…帰ろう」ザッ

上条「帰って寝t」ドン

「きゃっ」

上条「あ!すみません!大丈夫ですか!」

「あ、私こそごめんなさい。川に見とれて余所見を…」

上条「いえ…」



上条「川、綺麗ですよね」

「うん…」

「こういう感動って、いくらでも発見できるんじゃないかな」

上条「えっ」

「日常に埋もれているだけで、楽しい気持ちでいれば、沢山の感動が見つかるんだよ」

上条「あ…」




禁書「そうでしょ? とうま」


上条「インデックス!」

なんとなくワンピ臭が・・・(´・ω・`)

上条「ごめん…俺……今の今まで…」ボロボロ

禁書「わ、私も…今突然思い出したんだよ…」ポロポロ

上条「俺…インデックスを守るって言ったのに……全然」

禁書「とうまは命がけで私を救ってくれたよ!」

禁書「こんなに体をボロボロにして…」



禁書「とうまは私の記憶…命より重いとうまとの思い出を守ってくれたんだよ」

上条「インデックス…俺、離れてみて思ったんだ」

上条「俺達は不完全とはいえ、確かに記憶を失った」

上条「でも、こうして引かれ合い、再開した」

上条「そりゃ、ヒントらしきものは所々あったけど」


上条「きっと、俺達は離れ離れになっても、何度でも再開するんだ」

禁書「とうま…」

ねえ、とうま

なんだ?インデックス



赤い糸、ちゃんとあったよね


…ああ、決して消えない糸だ




ね…手、繋ごう

ギュッ


インデックス、俺…夢掴んだよ

…うん




おわり

沢山の支援ありがとうございました

SS書く時ばかり仕事が遅くまで長引いてご迷惑を掛けて申し訳ないです


goodENDばかり考えてきてたのでtrue微妙だったかもしれませんが…
個人的には満足です

いちおつ
決取ってたわりにgoodendも書いちゃう予感・・・!

えっ

goodも書くべきなの?

>>557
>>517のいdをよく見るんだ

蛇足になっちゃうかも知れないんだけど
それでも良ければ書かせてもらいます


ひたすらちんちんかもかもするだけなんだけどね

>>558
>>531

最初からgoodだけ書くべきだったと思う

既読スキップしますか

ニア はい
  いいえ


>>343

禁書「ご、ご飯作るね!」タタッ

上条「あ、ああ」



禁書(まともにとうまと目を合わせれないんだよっ)ドキドキ

禁書(とうまの手…おっきかったな…)

上条(このまま夜になるのはマズいっ)

上条「よし…」



上条「インデックス、手伝うよ」

禁書「ひゃうっ!?」ドキーン

上条「うわ!?」

禁書「とうま!?いきなり驚かせないで欲しいかもっ」

上条「や…そんなつもりは」

禁書「あ、えと、手伝ってくれるんだよね?」

上条「ああ、何でも言ってくれ」

禁書「じゃあお米を研いで欲しいかも」

上条「よしきた」




上条(…よく見たら)ジャッ ジャッ

上条(私服にエプロンのインデックスは破壊力ありすぎる…!!)ジャッ ジャッ

上条(そんなインデックスがこんな近くに…)ジャッ ジャッ

上条(うわあああああああ落ち着けえええええええ!)ジャバジャバジャバ

禁書「とうま、お米そんな念入りにやらなくてもいいよ…?」



上条「不審がられてしまった…」

上条「結局、米研いで食器用意するぐらいしかできなかったなぁ…」

上条「ええい! しっかりしろ、俺!」




禁書「…それにしても、さっきは緊張したな」

禁書「何だかとうまの視線を感じて…」ドキドキ



禁書「はい、とうまの分のご飯」

上条「ああ、サンキュ」

ピタッ

二人「あ…」ドキッ


上条「き、今日の弁当もうまかったけど、この肉じゃがもうまそうだなー」ドキドキ

禁書「そ、そうかな? 自信作なんだよっ」ドキドキ

上条「いっただきまーす」パクッ

禁書「…どうかな」

上条「ん! んまい!んまいよ!」バクバク

禁書「あ! 慌てなくてもとうまの分取らないからっ」

上条「や! 本当にうまいよコレ」パクパク

禁書「そんな…おだてても何も出ないからねっ」カアアア

上条「いーや、もう出てるし。ジャーン、絶品の肉じゃが!」ジャーン

禁書「もう、とうまったら」クスッ


上条(うまいにはうまいけど、それよりインデックスの行動がお嫁さんって感じで色っぽい…!)パクパク

禁書「私も食べよー」

禁書「うん、上手くできたかも」

上条「俺の母さんは超えてるな」

禁書「とうまのお母さん?」

上条「ああ。お袋の味、ってヤツだな」

禁書「そっかなー。一度食べてみたいな、とうまのお母さんの料理」

上条「! じゃ、じゃあ夏休みにでもウチに来るか?」

禁書「い、いいのかな」

上条「ああ…ちゃんと紹介するよ」




二人「…」ドキバク



禁書「お粗末さま」

上条「ふあー、食ったー」ゴロン

禁書「じゃあ食器を…」カチャカチャ

上条「ああ、それぐらい俺がやるよ」

禁書「え、でも」

上条「うまい飯作ってもらったんだ、これぐらい安いもんだ」

上条「それより、風呂出来てるからさ、先入ってこいよ」

禁書「!」


禁書「うん…」カアアアア

上条「?」



上条「ふー、いい仕事した」

ガチャッ

上条「お、インデックスも上がったみたいだし俺も風呂に」




禁書「と、とうま…お待たせ」バスタオル



上条「」



シャーッ

上条「…しちいちがしちしちにじゅうししちさんにじゅういち…」

上条「だあああああああ!!収まれ俺の煩悩ー!!」



「と、とうまもシャワー浴びてきて…?」

「待ってるから…」



上条「インデックスは、先シャワー浴びてこいよ、的な解釈をしたのか!」

上条「………据え膳食わぬは男の恥、か…!」

禁書「とうま…慌ててたんだよ」

禁書「私、勘違いしたのかな?」

禁書「それとも…私の身体が子供だから…?」

禁書「拒まれたらどうしよう…」ズキズキ




ガチャッ

禁書「!」

禁書「とうま…」

上条「…お待たせ、かな」バスタオル

禁書「!」


禁書(とうまの身体、逞しいんだよ…っ)ドキバク

上条「よっ」ギシッ

禁書「あ、あのっ」

上条「な、何でしょうっ」

禁書「…」



上条「…」スッ

禁書「…あ」

ボスン

上条「インデックス…」

禁書「と、とうま」

チュッ

禁書「あ…」


禁書(どうしよう!ドキドキが止まんないんだよ!)

上条(心臓が破裂しそうだ!こ、この後は?べろちゅーか!?)

上条「ん」

チュッ

禁書「ん…んん!?」

チュパッ ルチュッ

禁書「ぷはあっ」

上条「んっ はぁ…はぁ…」

禁書「す…すごかった…んだよ」ポーッ

上条「ああ…頭真っ白んなった」

禁書「わ、私も…」


上条「もっかい…するか?」



禁書「…うん」

チュルッ クチュッ ルチュッ


禁書「ぷは…あ、よだれが…」ツー

上条「インデックスと俺のだな」






二人「~っ」カアアアア

禁書「とうま…キス上手なんだよ」チュッチュッ

上条「ん、そうか?」チュッチュッ




禁書「とうま、したことあるの?」

上条「え? ないけど」

禁書「本当?」

上条「ああ」

禁書「ならいいんだよっ」チュッ

上条「んー?」



ファサ…

上条「インデックス…綺麗だ」

禁書「あまり見ないで…」

上条「駄目か?」

禁書「私…胸ちっちゃいし…」

上条「…インデックス」

禁書「だから…あんまりm」

ピシッ

禁書「あいたっ!?」

上条「インデックス、それは要らぬ心配だ」

禁書「え?」

上条「何故なら上条さん、こんなに興奮してますから」ボロン

禁書「!?」

禁書(こ、これがとうまの…)ドキドキ

上条「お前の身体で…その…興奮したんだよっ」ビンビン

禁書「…っ」カアアア

上条「インデックス…触るよ」サワッ

禁書「あンっ」ピクッ

上条「スベスベで柔らかい…」フニッ

禁書「と、とうまの手…くすぐったいんだよっ」ピクン

フニフニ

禁書「あ…胸は……やんっ」ビクッ

上条「なんつーか、すげー…」フニッ

禁書(抱きかかえられて…逃げられないんだよ!)ピクピク


上条「かわいいよ…インデックス」フッ

禁書「っっ!」ゾクゾクッ

上条「…」

かぷっ

禁書「ひゃっ!?」ビクンッ

上条「わ、悪い!痛かったか?」

禁書「み、耳噛んじゃだめぇ」

上条「もしかして…弱い?」

禁書「わ、わかんないよ…」

上条「チュ…ん」フニフニ

禁書「チュッ…チュパ…ぷは」ピクピク

上条「はむ」カプ

禁書「あっ!? 首噛んじゃっ」ビクンッ

上条「じゃあこっち」カプ

禁書「肩もっ」ビクッ


カプッ ハムッ パクッ




禁書「あ…っ はっあ…」ビクンビクン

上条「なんか…やりすぎたな」

上条「ごめん、そんなに感じるとは…」

禁書「わ…わたし食べられちゃうよぉ…」グッタリ

上条(いつも噛むのは噛まれたい願望なのか…?)


上条「インデックス…」クチュッ

禁書「あっ!」ピクッ

上条「ここがインデックスの…」

禁書「は…恥ずかしい………んだよ」カアアアア

クチュクチュ

禁書「あっ!あんっ!」ビクッビクッ

上条「インデックス、気持ちいいか?」

禁書「わかんないっんだよっ ああっ!」ビクンッ


上条「…インデックス」スリッ

禁書「…え? あ…」

上条「いいかな?」

禁書「とうま…きて」

クチッ

禁書「っ」

上条(っ!? 入らない!位置がズレてんのか?)

禁書「とうまっ きて!」

上条「! 痛いと思うが我慢してくれ!」

グチッ ズズズッ

禁書「いっっっっ!?」

上条「くうっ!」ギュウウウッ

上条(気持ちいいってか、狭くて痛いぐらいだ!)

禁書「うっ…くう…」グスッ

上条「い、痛いよな、ごめnムグッ」

禁書「わたしが痛いって言ってないのに謝るなんて許さないんだよ!」ボロボロ

上条「!」

禁書「ようやくとうまと一つになれたんだから…最後までしたいんだよ」

上条「…ありがとう」チュッ

禁書「ん…」チュッ



チュッ クチュッ ヌチュッ…

禁書「もっと…キスしてっ」

上条「んんっ」チュッチュッ

禁書「んっんチュッ」



上条(膣内の締め付けが和らいだかな?)
上条「少しずつ動くぞ」

ズ…

禁書「いっ」ビクッ

上条(インデックスは痛いって言わない…)

上条(俺も止まる訳にはいかないんだ!)

ズプ… ズプ…

禁書「っ くうっ …っ」

上条「はっ くっ はぁっ」


上条(ギチギチだ…)



ズリュ ズチュ ヌチュ

上条(ちょっと濡れてきたかな…?)

禁書「はぁっ んんっ あっ あっ」

上条「どうだ!インデックス!少し楽になったか?」ズチュズチュ

禁書「わかっ んないっ よっ」

上条「イくのは難しいかっ」

上条「う…あ…」ズチュズチュ

上条「インデックス、俺、そろそろっ」

禁書「とうま、出してっ」



上条「くう!?」ビユッ ビュッ

禁書「あ!?あつ!?」


上条「ご、ごめん。顔に少し掛かっちまったな」

禁書「いいんだよ…とうま、私で気持ちよくなったんだね…。嬉しいよ…」クター

上条「ああ…ありがとうな」ギュッ

禁書「…えへへ」キュッ

……


上条「ごめんな、無理させて」

禁書「とうま、ごめんはなしなんだよ」

上条「や、それに俺一人で…」

禁書「わ、私の事はいいんだよっ」

上条「いーや、良くない。今度は一緒にイこうな」

禁書「とうま……恥ずかしいかも」カアアア

上条「あ! …悪い」カアアア

禁書「…もう、とうまったら」キュッ

禁書「んー」ゴシゴシ

上条「眠いか?」

禁書「流石にね」

上条「じゃあこのまま寝るか」

禁書「服着ないの?」

上条「このままでいいんじゃないか?恋人っぽいし」

禁書「クスッ 仕方ないなぁ」

上条「おやすみ、インデックス」

禁書「おやすみ、とうま」

……


ガチャッ

「ただいまー」

「はいはいどちらさま…おお!母さん、当麻が帰ってきたぞ」

「刀夜さん、先週電話あったじゃないですか」

「あはは、そうだったそうだった」

「長旅で疲れたでしょう、ほら、入りなさい」



「父さん、母さん」

「紹介したい人がいるんだ」



「はじめまして。とうまさんとお付き合いさせていただいています―インデックスです」


おわり

最後までお付き合い下さりありがとうございました

エロゲ脳な俺ではこんなまとめ方にしかなりませんでした
エロ嫌いな人ごめんなさい



あと、一方ルートはありません
女体化は既出な筈だし…

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