上条「女の子と仲良くなりたい……」(1000)

 
上条「上条さん、この間街に繰り出したんですよ。特に目的は無かったんですけど」

上条「で、何気なくヒューマンウォッチングなんてものを始めてしまったのが不幸の始まりでした」

上条「すれ違うのはカップル、カップル、カップル……」

上条「なんなんですか、この街は。上条さんに対する嫌がらせですか?」

上条「俺なんて、彼女どころか女友達すらいないのに……」



上条「……だから、上条さんは思ったんですよ。女の子の友達が欲しい、と」

 
禁書「ふぅん。でも女の子の友達なら、もういると思うんだよ」

上条「え? どこに?」

禁書「ここに! インデックスはずっと、とうまの友達なんだよ!」

上条「………………」

禁書「ね?」

上条「……違うんだ……」

禁書「違う?」

上条「俺は同年代の友達が欲しいわけで、ロリコンじゃないんだ……」

禁書「む、どういう意味なのかな? すっごく失礼なことを言われてる気がするんだよ!」

 
~ 公園 ~

上条「いつもの公園に来てみました。ここでたそがれてたら女の子との運命的な出会いが……」

上条「……あったら苦労しませんよね。だから困ってるっていうのに」






ザッ

御坂「……ねぇ、アンタ」

上条「……え?」

御坂「アンタよ、アンタ! どうしたのよ、いつも以上に辛気臭い顔して」

上条「なんだ、ビリビリか……」

御坂「ちょっ……なんだとは何よ!」

 
上条「上条さんは忙しいんです、邪魔をしないでください」

御坂「忙しいって、見るからにヒマそうじゃない」

上条「こう見えても大変なんだよ。いつ女の子が通りかかるかもしれないし」

御坂「……は?」

上条「おっ! 可愛い子……と思ったら彼氏付きかよ! リア充滅びろ!」

御坂「………………」

 
御坂「……アンタ、一体どうしたのよ」

上条「どうしたって? 女友達を作りたいんだよ、俺は」

御坂「女友達……って、アンタが!? あ、アンタってそんなにガツガツしてるヤツだっけ!?」

上条「前はそうでも無かったんだ。でもやっぱり俺も男だし、女の子と楽しく過ごしたいって思い始めて……」

御坂「………………」








御坂「……そ、そういうことなら」

上条「ん?」

御坂「わ、私、とか……私が友達になって、あげなくもないっていうか……」

 
上条「ホントか!?」パァッ

御坂「う、うん……(そ、そんなに嬉しいのかしら)」

上条「やったぜ! ねんがんの女友達をてにいれたぞ!!」

御坂「か、かかか勘違いしないでよね! アンタが哀れだから、仕方なく友達になってあげるだけなんだから!」

上条「分かってる分かってる! 感謝してるぜ、ありがとうビリビリ!」

御坂「ちょ、ちょっと」

上条「ん?」

御坂「アンタね、仮にも友達になるんだったら『ビリビリ』は……」

上条「あ、悪い……ありがとな、美琴!」

御坂「み、みこっ……!?」

 
御坂(や、ヤバイ! 私、顔真っ赤……!)

上条「……おい美琴、大丈夫か? 顔が赤いけど、熱でも」

御坂「あぅ……だ、大丈夫! 大丈夫だから……」

上条「そうか? じゃあ、美琴も名前で呼んでくれよ」

御坂「はぁ、はぁ……え?」

 
上条「だって美琴、いつも俺のこと『アンタ』って呼ぶだろ?」

御坂「うっ! そ、それは……」

上条「はやくwはやくwはやくwはやくw」

御坂「……と……と、とう、ま……」

上条「んん~? 聞こえんなぁ~」

御坂「と……当麻っ!」カアッ




御坂(は、恥ずかしい……なによこれ、何のプレイよ……!)

 
上条「おお、感動だ……ありがとう美琴、こんな俺と友達になってくれて」

御坂「べ、別に大したことじゃ……」

上条「俺、一生美琴を大事にするからな!」

御坂「…………!!」ボンッ

上条「……美琴、どうしたんださっきから。やっぱり具合でも悪いのか?」

御坂「な、なんでもないわよ、バカ……」






御坂(ま、紛らわしいこと言わないでよ……本気にしちゃうじゃない)

 
御坂「そ、そうだ。携帯の番号教えてよ」

上条「あれ? 美琴、俺の番号知らなかったっけ?」

御坂「あ、当たり前でしょ! なんで私が、と、当麻の番号を知ってんのよ!」

上条「悪い悪い。なんか普段から顔合わせてたから、勘違いしてたぜ」

御坂「……顔を合わせてるって言っても、いつも喧嘩ばっかりだったじゃない」

上条「そういえばそうだな。でもこれからは、いきなり喧嘩は無しだぞ」

御坂「う、うん」

上条「喧嘩なんかより、俺は美琴と仲良くしたいんだ」キリッ

御坂「んなっ……」プシュー

 
上条「……とは言え、困ったことがありまして」

御坂「こ……困ったこと?」

上条「上条さんは一人も女友達がいないから、どうやって接すればいいのかいまいち分からないのです」

御坂「そ、そうなの? 意外ね……」

上条「というわけで、差し支えなければその辺りをご教授いただきたいのですが」

御坂「……えーと、そうねぇ。まずは、当麻が私にモーニングコール……な、なんちゃって」

上条「ふむふむ」メモメモ

御坂(えっ、信じてる!?)

 
上条「次は?」

御坂「つ……次は、お昼ご飯。これは私の作ったお弁当ね」

上条「えっ? でもそれは美琴に負担がかかるだろ?」

御坂「モーニングコールのお返しってこと。常識よ?」

上条「なるほど……深いな」

御坂「それから、たまに一緒に遊びに行ったり、ショッピングに行ったりするの」

上条「おお、リア充っぽいぜ!」




御坂(ちょ、調子に乗って言い過ぎたような気が……だ、大丈夫、よね……?)

 
~ 翌朝 常盤台女子寮 208号室 ~


御坂「………………」ジー

御坂「………………」ジー

御坂「………………」ジー


~~♪


御坂「き、来たっ!」ピッ

御坂「もしもしっ!」

上条『おう、おはよう美琴。朝から元気だな』

御坂「そ、そう? 今起きたところよ?」

 
上条『美琴、自分で起きられるのか? じゃあコールいらな』

御坂「いるっ! 絶対いる!!」

上条『……そ、そうか。まあ寝過ごす日もあるだろうしな』

御坂「そ、そうそう! これからもお願いね!」

上条『分かった。上条さんにどーんと任せておきなさい』

御坂「う、うん、よろしくね? それよりお弁当のことなんだけど」

上条『それ、俺も考えたんだけど、朝でないと受け渡しはできないよな……』

御坂「だよね。だから、いつもの公園の自販機のとこで待ち合わせにしない?」

 
上条『分かった。じゃあ、また後でな』

御坂「うん。お弁当、頑張って作るからね」

上条『楽しみにしてるぜ』


ピッ


御坂「ふふっ。今日はいい一日になりそう」

御坂「それにしても……当麻と友達っていう関係があるだけで、私、素直になれたんだ……」

御坂「なんか、今まで意地になってたのがバカみたい。どれだけ時間を無駄にしちゃったんだろう……」

 
白井「お姉様……今日はお早いお目覚めですのね?」

御坂「あっ、黒子。起きてたんだ」

白井「そんな大声でお電話をされては起きるに決まってますの」

御坂「あ……ごめんね」

白井「それより、身支度などされて、こんな早くからどちらに?」

御坂「寮の厨房。お弁当作ろうと思って」

白井「お弁当……?」





白井(……お姉様、お弁当など作ったことありましたっけ……)

白井(誰かに渡す? 残念ながら、黒子のためのお弁当、というわけではありませんわよね……)

白井(相手は誰でしょう。と言っても、あんなにご機嫌なお姉様を見ると、なんとなく想像はつきますが)

 
~ 公園 ~

御坂「は、はいっ。美味しくなかったら食べなくてもいいから」

上条「バカだな美琴。俺がそんな人間に見えるのか?」

御坂「……み、見えない」

上条「だろ?」

御坂「で、でも私、実は人にお弁当とか作ったことなくて」

上条「……前に手作りクッキーの話をしただろ。あれと同じで、要は気持ちがこもってるかどうかだよ」

御坂「そ、それなら大丈夫! 気持ちだけはいっぱい入ってるから!」ニコッ

上条「う……み、美琴、お前可愛いすぎるだろ……」

御坂「えっ……あ、ありがと」カァッ

 
~ 高校 ~



上条「土御門、訊いてくれよ!」

土御門「おお、どうしたかみやん。珍しくハイテンションだにゃー」

上条「ついに俺にも女の友達ができたぜ!」

土御門「……なぬ」

上条「お前にとっちゃ当たり前のことかもしれないけど、俺にとっては大きな進歩なんだぜ?」

土御門「………………」

上条「今日も朝からモーニングコールに、手作りの弁当に……上条さんは幸せですよ」

土御門「……待て待てかみやん、そのりくつはおかしい」

 
土御門「まず、そもそもかみやんは女の友達がいなかったのか?」

上条「ああ。お前ならよく知ってるだろ」

土御門「……姫神は?」

上条「姫神はクラスメートじゃないか。違うのか?」

土御門「いや、そうなんだが……あと、なぜにモーニングコールに弁当?」

上条「その女友達が、そうするのが普通だって言うから……」

土御門「あー……なるほどなるほど、よーく分かったにゃー」

上条「? 何がだよ」

土御門「かみやん、変な女に騙されてるんだにゃー。女と縁が無いと勘違いしてるかみやんに付け込んで……」

上条「み、美琴はそんなヤツじゃない!」

土御門「……そうかい。ま、かみやんが刺されるような事にならないように、お祈りしておくぜよ……」

 
~~♪


上条「お、また美琴からメールだ」

上条「電話もいいけど、メールするのも楽しいな。授業中でも返してきてくれるし」

上条「こんな楽しいことを知らなかったなんて、俺はやっぱり不幸だったんだな……」





上条「……それにしても、美琴だけでもこんなに楽しくなるってことは」

上条「たくさん女友達を作れば、もっと幸せになれるのか……?」

 
~ 一週間後 ~

上条「おはよう、美琴」

御坂『おはよ、当麻』

上条「もう起きてたみたいだな。美琴は早起きなのか?」

御坂『ま、まあね』

上条「やっぱり、コール無くてもいいんじゃないのか?」

御坂『だ、ダメ! 当麻の声を聞かないとやる気が……』

上条「えっ?」

御坂『……あっ、ち、違う違う! 当麻のダルそうな声を反面教師に、やる気が出るってこと!』

上条「あ、ああ、そういうことかよ。ビックリさせんなよ……」ドキドキ

 
上条「じゃあまた後でな、美琴」

御坂『うん』


ピッ


禁書「むー……どんどんお喋りの時間が長くなってるんじゃないかな、とうま」

上条「しょうがないだろ、これが楽しいんだから」

禁書「つまんない。つまんないつまんない!」

上条「……どうしたんだよインデックス。あ、分かった。朝飯が遅いから怒ってんだろ?」

禁書「違うよ! もういい、朝ごはんいらない!」ダッ

上条「え、いらないのか…………ってえええぇぇぇ!? インデックスさんが朝飯抜き!?」

 
禁書「……ぐすっ……インデックスだって、とうまとお喋りしたいのに……」

禁書「最近のとうま、電話やメールばっかりしてて、全然インデックスに構ってくれないんだよ」

スフィンクス「にゃー」

禁書「スフィンクス、どうしよう。インデックスは、とうまに嫌われちゃったのかな……」

スフィンクス「なーぅ」

禁書「とうま、いっつも誰とお喋りしてるんだろう……やっぱり、女の子なのかな」

 
~ 翌朝 ~



御坂「………………」スゥスゥ


~~♪

~~♪

~~♪


白井「んんっ……うるさいですの」

白井「ちょっとお姉様、電話が鳴ってますわよ」

御坂「………………」スゥスゥ

白井「……お疲れのようですわね。全然起きる気配が無いですの……」

 
ピッ


上条『もしもし、美琴か? 珍しく出るのが遅かったな』

白井「おかけになった電話番号は、現在使われておりませんの」

上条『へ……その声は、白井か?』

白井「ええ。やはり毎朝の電話の相手はあなたでしたのね」

上条『なんで白井が美琴の携帯に……』

白井「お姉様、お疲れのようで。今も眠り姫のように夢の世界へ旅立っておられますわ」

上条『そうか……じゃあ、無理に起こすこともないか』

白井「そうしていただけると嬉しいですわね。それより、いつの間にお姉様のことを名前で……」

上条『結構前からだぞ。美琴も俺のことを当麻って呼ぶし』

白井「……随分と親密な仲ですのね。お弁当を用意するくらいなので、それは想像がつきますけど」

 
上条『しかし、まいったぜ。よりによって今日なんてな』

白井「あら、お姉様が起きていないとお弁当以外に不都合でも?」

上条『今日は弁当抜きでいいから、俺の宿題を手伝ってもらおうと思ってたんだけど。前も手伝ってもらったし』

白井「宿題……そういう教育方針もあるそうですわね」

上条『ほら出ましたよ、お嬢様発言が。とにかく、今日提出しなきゃいけない宿題が全然分からなくて、俺一人じゃどうも

白井「あなたねぇ……高校生が中学生に教えてもらうなんて、プライドとかありませんの?」

上条『上条さん、小さいことにはこだわらない男ですから』

 
白井「やれやれですの……それなら無理にでもお姉様を起こした方が良いのでは?」

上条『いや、いいよ。寝かせてやってくれ』

白井「それでは、宿題とやらはどうするんですの」

上条『忘れたって言っとくよ。後で補習を受けるくらいで済むだろ』

白井「………………」

 
白井「……情けない男ですわね」

上条『自分でもそう思うよ。何回目の補習かもう分からねえ』

白井「そういう意味ではありませんの。あなたがそうやって不利益を被れば、一番悲しむのはお姉様ですのよ?」

上条『え……?』

白井「お姉様は一途な方ですから。あなたがそれを提出できなければ、それは自分のせいだと考えるに決まってますの」

上条『う……た、確かに考えそうだ……』

白井「相手のことを気遣っているフリをしてその実相手を苦しめていることに、気付いておられて?」

 
上条『で、でも』

白井「お姉様のことを案じればこそ、あなたは身動きがとれなくなる。男と女とは面倒なものですの」

上条『………………』

白井「……ですが、現状を打開する案が一つだけございますわ」

上条『な、なに!? そ、それが本当なら、教えてくれ! いや教えてください、白井黒子様!』





白井「……はぁ。では今から速攻で、例の自販機のある公園まで来なさいな」

 
上条「これは?」

白井「x=24、y=60。高校生にもなって、二変数の方程式も解けないんですの?」

上条「面目ないです……」

白井「……そろそろ、お姉様も起きたでしょうか。お姉様も大変ですわね、こんな男が彼氏では……」

上条「え? 別に彼氏ってわけじゃないんだが」

白井「……は?」

上条「美琴は、女友達だよ。上条さんにそんな簡単に彼女ができるわけないでしょう」

白井「………………」

 
上条「ありがとう白井、助かったよ」

白井「勘違いなさらぬよう。お姉様の安眠妨害は、わたくしにとっても望ましいことではないというだけの話で」

上条「いや、それだけじゃない。白井は、俺が自分のことしか考えてないって気付かせてくれたじゃないか」

白井「……そ、それしきのこと、礼には及びませんのよ」

上条「白井は頼りになるな。今度もし何かあったら、白井に相談するよ」ニコッ

白井「なっ……! ま、まあ時間があれば、それくらいなら……」

 
上条「その代わりといっちゃなんだけど、俺の力が必要になったら呼んでくれ。力仕事でも何でもするから」

白井「あら、そんなことを言っていいんですの? 無理難題を押し付けるかもしれませんのよ?」

上条「そこは上条さん、白井のために頑張っちゃいますよ」

白井「…………っ」ドキッ

上条「じゃあ、一応番号教えとくよ。いらなかったら後で消してくれ」

白井「い、いえ……ありがたく頂戴致しますの……」

 
上条「はい、データ転送完了っと」

白井「では、私からも」

上条「え? 白井の番号も教えてくれるのか?」

白井「交友関係が一方的なのは、好きではありませんの」

上条「ははっ、白井らしいな」

白井「お姉様にもそう言われますわ」

上条「……ふと思ったんだけど」

白井「はい?」

上条「俺と白井は、友達なのかな」

白井「んなっ……」

 
白井「そ、そうですわね……友達の定義にもよりけりですけれど」

上条「白井的にはどうなんだ?」

白井「少なくともわたくしは、あなたに無理難題を押し付けるために番号を交換したわけではありませんの」

上条「さっきと言ってることが違うんだが……」

白井「それは例えばの話ですの! お互いの連絡先を知っているというのは、なんと言うか……暇な時に、軽くメールとか」

上条「……それはつまり、俺は用事が無くても、白井にメールしていいってことか?」

白井「え、ええ……そ、そうなりますわね。そういう関係は、もう友達と言って差し支えない、と黒子は思いますの」

上条「じゃあ、白井は俺の友達だな! これからよろしくな、白井!」

白井「よ……よろしく、ですの……」カァッ





上条(やった、二人目の女友達ができたぜ!)

 
~ 夜 上条さんの部屋 ~


御坂『ご、ごめんね当麻! 今日、お弁当用意できなくって……』

上条「気にすんなよ。疲れてたんだろ?」

御坂『う、うん……でも、せっかく電話までしてもらったのに。私、当麻に迷惑かけちゃった……』

上条「おいおい、お互い迷惑をかけても、それを笑って許せるのが友達ってやつだろ?」

御坂『でも……』

上条「でももへったくれもねぇ。それより、明日こそは楽しみにしてるぜ」

御坂『う、うん、それは任せて! 汚名返上してみせるから!』

上条「そ、そこまで気合を入れなくてもいいと上条さんは思うのですが」




上条(美琴って、確かに一途って感じだよな。ちょっと重い、って気もするけど……)

 
~ 翌日 ~

上条「……相変わらず授業がつまんねぇ」

上条「誰かにメールでも送って暇潰しするか……」ピッピッ

上条「……あ、白井……白井黒子、か……」

上条「昨日の今日だけど、たぶん大丈夫だよな」



上条「『授業中だけど、メールしてみた。教師の話が眠い』と……」

 
ヴヴヴヴ


白井「ん、メールですの? 授業中ですのに」

白井「……上条さん、ですの……」

白井「……そういえばわたくし、殿方からメールをいただいたのは初めてかもしれませんの」

白井「ど、どう返せばいいんですの、こういう時……」

 
白井『わたくしもたまに眠くなりますわ。授業どころではなくなるので非常に困りますの』

上条『白井は風紀委員なんだし、授業中に寝れないだろ?』

白井『そうでもありませんの。前日の疲れが残っていると、お恥ずかしながら稀に……』

上条『白井も俺と同じ人間みたいで安心した。完璧超人なんていないんだな』

白井『それに、教師も教師ですの。たまにアルファ波が出てるとしか思えない人がいますの』

上条『言えてる。戦場に送り込めば平和的解決ができるんじゃないか?』

白井『それは名案ですわね。ジャッジメントの仕事に使えるかもしれませんの』

上条『是非試して欲しい』




白井「ふふっ……上条さんったら」

 
~ 一週間後 ~

御坂「それじゃ、お先にね」

白井「行ってらっしゃいませ」


ガチャン


白井「……楽しそうですわね、お姉様」

白井「さて、わたくしもそろそろ登校の準備をしないと」

白井「と、その前に」

白井「『おはようございます。今日もいい天気ですわね。今、お姉様が部屋を出ましたの』……」

 
上条「『俺は、今日は早く起きたから、もう公園にいる。でも暇すぎる』っと……」

上条「白井も最近、頻繁にメールをくれるようになったな。いつの間にか履歴が美琴と白井だらけになってるし」

??「……誰かと思えば、あなたは」

上条「え?」








御坂妹「こんなところで会うとは奇遇ですね、とミサカは不思議に思いながら率直な感想を述べます」

上条「えっ、御坂? 着くのが早すぎ……いや、妹の方か」

御坂妹「はい。朝から公園で一人ぼっちで何をしているのですか、とミサカは単刀直入にお尋ねします」

妹キタ━(゚∀゚)━!

 
上条「美琴を待ってるんだよ。待ち合わせなんだ」

御坂妹「美琴とはオリジナルの御坂美琴ということでよろしいでしょうか、とミサカは分かりきったことを質問します」

上条「分かってるなら訊くなよ……」

御坂妹「あなたと彼女は仲がよろしいのですか、とミサカはあなたの交友関係に口を出してみます」

上条「ああ、友達だよ」

御坂妹「友達?」

上条「そう。人によって定義は違うらしいけど、電話したりメールしたりすんの。美琴は弁当も作ってきてくれるけど」

御坂妹「それは一般的に言う恋人関係なのではないかと、ミサカはあなたの状況を聞きながら邪推をしてみます」

上条「違う違う。なんでみんなそう思うんだ?」

御坂妹「……オリジナルはオリジナルで大変なんだ、とミサカは彼女を哀れみながら溜息をつきます」

 
御坂妹「ところで、友達の話に戻りますが」

上条「ああ」

御坂妹「友達とはなりたくてなるんじゃない、なってしまうのが友達、という記述をインターネットで見たことがあります」

上条「……それで?」

御坂妹「つまり、友達とは気が付いたらできているものではないのでしょうか、とミサカはさも自分が経験したかのように述べてみます」

上条「お前、友達いないのか」

御坂妹「私は研究所や研究関連の人としか話したことがなく、およそ友達と呼べる人はいなかった、とミサカは自分の不幸を自慢してみます」

上条「……確かにあの状況だと、美琴や一方通行に友達になれってのは難しいよな」

 
御坂妹「研究以外の知り合いで私と話をしてくれるのは、現状ただ一人しかいない、とミサカは憂いながら再び溜息をつきます」

上条「ただ一人……って、俺?」

御坂妹「他に誰がいるのですか、とミサカは首をかしげながら疑問の表情を浮かべてみます」

上条「上条さんみたいなコミュ力の無い男には、あまり関わらない方がいいと思いますよ?」

御坂妹「それを決めるのは私自身です、とミサカは自分の決断に誇りを持って述べます」

上条「……物好きだな」

御坂妹「量産型の私に生き甲斐を与えてくれるような、あなたに言われたくはありません、とミサカは見事なカウンターで返してみます」

 
上条「ちょっと思ったんだけどさ」

御坂妹「なんでしょうか」

上条「もし俺がお前と仲良くなりたいと思ってて、お前もそう思ってたとしたら……それって、友達なんじゃないか?」

御坂妹「私とあなたは、電話もメールもやり取りしていませんが」

上条「でも、なってしまうのが友達なんだろ。電話やメールなんて、その後に付いてくるものじゃないのか?」

御坂妹「……一理ある、とミサカは驚きながら感嘆の言葉を述べてみます」

上条「だろ?」

 
御坂妹「……私は、2万体もの量産型の1つに過ぎません。そんな私と、友達になってくれますか……とミサカは」

上条「だから、もう友達だって」

御坂妹「…………ありがとうございます、とミサカは素直に感謝の言葉を述べてみます」

上条「携帯持ってるか?」

御坂妹「所持していますがほとんど使用していないので文鎮程度の役割しかありません、とミサカは宝の持ち腐れを表現してみます」

上条「貸してくれ。お前の携帯に俺の番号入れとく」

御坂妹「では、私の番号もあなたの携帯電話に入れて欲しい、とミサカはあなたと対等の関係であることを希望します」

妹(*´Д`)/ヽァ/ヽァ

 
上条「そういえば、なんでお前もこんな時間に公園にいるんだ?」

御坂妹「理由はありません。強いて言うなら、私だけの生き方を模索するために散歩をしていた、とミサカは曖昧な答えを返します」

上条「そうか。何か見つかったか?」

御坂妹「はい。風変わりで型破りですが……」

上条「?」

御坂妹「私にとって大切な、最初の友達を得ることができました、とミサカはそっぽを向きながら、恥ずかしい台詞を述べてみます……」

上条「……そ、そうかよ。そりゃ良かったな」

御坂妹「はい、とても」

 
御坂妹「……あ、来ました」

上条「え」






御坂「お待たせ、当……麻……?」

上条「ああ、美琴。今日は遅かったな?」

御坂妹「………………」

 
御坂「……な……」

上条「え?」

御坂妹「………………」

御坂「なんでアンタが、ここにいんのよッ!!」

上条「!?」

御坂妹「……偶然会っただけと、ミサカは」

御坂「なんで……なんでアンタが、当麻と一緒にいるのよ!」

上条「お、おい美琴……」

御坂「どういうことなの当麻! 当麻は、私を待ってたんじゃないの!?」 

 
上条「落ち着け美琴! 本当に偶然会っただけなんだ!」

御坂妹「はい。ミサカも同意します」

御坂「ハァ、ハァ……」

上条「な?」

御坂「……ほ、ホント……? 隠れて会ってたとかじゃなくて……?」

上条「あ、ああ、もちろんだ」

御坂妹「………………」





上条(ど、どうしたんだ美琴のヤツ……俺が御坂妹と会ってただけで、そんなに取り乱して……)

 
御坂「そ、それなら……」

上条「?」

御坂「証拠、見せてよ……」

上条「しょ、証拠?」

御坂「隠れて会ってない、待ち合わせもしてないっていうなら……」






御坂「当麻の携帯に……コイツの番号とか、入ってるわけ、ないよね……?」

ヤンデレールガンですなぁ

 
上条「い、いや、それは……」

御坂「ほら、見せてよ……当麻の携帯」

上条「そ、それは上条さん、プライバシーの問題があって……」

御坂「早くッ!!」






御坂妹「……入っています」

上条「!?」

 
御坂「……は?」

御坂妹「彼の携帯には私の番号が入っています、とミサカはありのままの事実を述べてみます」

上条「お、おい……!」

御坂妹「付け加えるなら、私がお願いして番号を交換しました、とミサカは誤解の無いように詳細を伝えます」

御坂「あ、アンタが……? 感情の抜け落ちてるアンタが、お願いですってぇ……?」

御坂妹「はい」






上条「アワワワ……ど、どうしよう……」

 
御坂妹「彼から、あなたと彼は恋人関係ではないと聞きました、とミサカは過去の経験を述べてみます」

御坂「……そ、それは……そう、だけど……」

御坂妹「それなら、私と彼がどのような関係になろうと、あなたには関係ない、とミサカは断定します」

御坂「…………!!」

御坂妹「そもそも、彼はあなたの所有物でも」



パンッ



 
御坂「ハァッ、ハァッ……!」

御坂妹「………………」

上条「み、美琴! ぼ、暴力はよくないぞ!」

御坂妹「反論できなくなるとすぐ暴力に頼るのは子供の考え、とミサカは」

上条「お前もやめろ! なんで美琴を挑発するようなことばかり言うんだよ!」

御坂妹「………………」

御坂「……っ、ごめん当麻、私帰る!」

御坂妹「……私も失礼します、とミサカは赤くなった頬を撫でながらお別れの挨拶をします」

 
上条「え……あ……」

上条「……な、なんだよ……どうしてこうなった……」

上条「俺は、ただ……女の子の友達が、欲しかっただけなのに……」






上条「……はぁ。とりあえず、原因が俺にあるのは間違いない……」

上条「理由は分からないけど、まずは二人に謝るか……」

すまん、そろそろ出かけるから終了。終わると思ったら全然終わらなかった
ちなみに書き溜め無いから、誰か続けてくれると俺が喜ぶ

中条辺りか

じゃあほしゅる

           /ヽ  ,. . .-‐…‐- . .
        {_/)'⌒ヽ: : : : : : : : : 〉`: 、

        {>:´∧;;;;;/. : : : : : : : : : : : : :ヽ
      /: : : /;;;;;;Y: : : : : : : : : : : : : : : : : : .___
.   /: : : :/丁⌒: : :∧ : : /: /` }: : : : : :ハ;;;;;;}

   /: : : :/: : :{: : 八: :{:>x/| /   |:i : : :}: : : };;;∧
.  /: : :/} : : :八Y⌒jY´んハ从  从-‐ノ: : :/Y: : :.
 /: : / /: :/: : : V(.  弋ツ    心Yイ : ∧ノ: : ハ
 !: : :!//i: : : : : 个i ''''     , {ツ /彡く: ハ: : : :i    >>123
 }: : :ヽ  / : : : i: :´{入   _     /: : : ∧: i i: : : |    ジャッ.ジメントですの!
〃. : : : ∨: : : :/l: :/⌒ヽ、  `  イ: : : :/ }: リ: : :ノ
: : :/\: : V : /ノ:/     VT爪_八: : : { 彡. : イ{
: :( /: \:} /: :/{     rv\j  { >‐=ミー=彡ヘ: ヽ
`)' ){: (  ): : :{八   /ヘJ ̄ ̄ {_/ /   \j: : 八: :}
 (  ー=ミ  彡'  ト、 / / 〔o〕     `トしヘ. _ \{ j ノ
   r=彡' ー=ァ |\{.      . -‐、‐=ァ′  ヽ  \(
   `フ   (   |   \_/  x个彳)   ∧   \
             ヽ   | _/  ∨ {\  /、ヽ     ヽ
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            〉    \   \
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           /           \   \
            〈               j\   \
          / ー--==ニニ=く  \

あきらかに病んできてるからね

            /   |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| /
            /     |_, - :ァ: TT: :¨¨T: : ―'<
           /    /: : :/: !:/ !ハ: : !Vい: !: ::>
           /   彳: : :/ T ナー匕 Vト、_レ:┌―――――――┐
           !  <:イ: :/ r  ⌒`    '⌒V: |   禁書SS    |
           |     |: :|  ヽ  ヒリ     ヒ} 〉.|  解雇のお知らせ|
           ',     |: :!   ` ー    , ー‐ ! |            |
           !     !: ',             !: r―-、      r―ヘ
           !     |>:ヘ    / ̄ ア’  人/ 二ニ>     (二 }
          /     |rヘ:.ヽ 、 こ_ ノ ,∠.: :/   つ      (二.,}
          |     / ̄ヽ: \` ーr<   >'   ノ

                  _. --──── -- 、
                   /               ` ー 、
                 /                      \
                   /     /              \            
                    /       /  ________ ノ /
              ,′    イ ̄             `l |       -‐''´'´
                |     /|            -─- ,__-‐'''´-‐'''-‐''´
                |   / ハ___-γ--''´ ̄   / /
              ノ  /_.イ  イ弋       / // /   `
.               / l   ̄ 7|/|  "}        l l |  |    ',    とーま
             / |    ∧| ノ  "}|        l   | 丶
.            / |   // |     :|         ,. -'´  \'
.           /       // | |    )      /   :∠ミーニ丶、 |`! !' ,/
        /         厶-、| ト.   _\丶、__ ../ ̄>-'⌒ー‐r;┬' ∠ミーニ=
        /       /   / ̄ ヽ、 >- ≦ノ| | /´⌒ く\
.    /     __. イ     / /⌒ヽ\   //  | | しl⌒ヽ ∨
    /        ̄   |   {   /⌒l\\/7  | | 〈⌒ヽ |
    ,′           l     ヽ  /⌒l \ /  / /  〈⌒  ノ
.   {            |      >ー-く´   /   / /  /`ー'7

御坂妹「ところで、友達になれたことは喜ばしいのですが、とミサカはふとした疑問を口にします」

上条「ん?」

御坂妹「お姉さまは『友達として』あなたにお弁当を作っていたのでしょうか、とミサカは対抗意識を燃やしつつ訊ねます」

上条「え、あ、うん。そうだけど」

御坂妹「それではこちらも『友達として』あなたにお弁当を作ることにします、とミサカは腕まくりしつつ意気込みます。
    その代わりにモーニングコールをして頂けると一日を過ごす活力になります、とミサカは期待の視線を向けてみます」

上条「え!? い、いやモーニングコールはともかく弁当は美琴が……って、あれ?
   でも友達だからという理由だと、女の子の友達が増えると当然弁当の数も……あれれ?」

御坂妹「ともあれ、明日からモーニングコールをよろしくお願いします、とミサカはこの隙を逃さず要求を通します」スタスタスタ

上条「あ、あれれれれ~?」


こんな感じに修羅場増幅なんですね

>>1だけど、まさか保守していただけるとは思わんかった
期待に答えられるかは分からんけど続きを書いてみる

>>120の続き



上条「……謝るって言っても、どう謝ればいいんだ?」

上条「『ごめん!』って言って、許してもらえるとも思えないしな……」

上条「さっきの美琴、マジで怖かったし……」





上条「……待てよ? さっき美琴は、御坂妹がいることに対して怒ってたんだよな」

上条「じゃあ、悪いのは俺じゃなくて、御坂妹なんじゃないのか……?」

 
プルルル プルルル


上条「……美琴のヤツ、全然電話に出てくれねぇ」

上条「メールだけでも送っておくか……『妹のことなら気にすんな』と……」




上条「……あとは、御坂妹の方だな。アイツは怒ってたってわけじゃなさそうだけど」

 
上条『なんか面倒なことになってしまって、すまなかった』

御坂妹『気にしていません。それに彼女が怒る気持ちも分かります、とミサカは今や人の心が理解できることを示唆してみます』

上条『でも俺は、お前と美琴に仲良くしていて欲しいんだ。俺にできることはあるか?』

御坂妹『ありません。強いて言うなら、私と会うことは避けるべき、とミサカはあなたの身を案じてみます』

上条『友達なのに会えないなんて、おかしいだろ』

御坂妹『お気持ちは嬉しく思います。しかし電話やメールでもあなたとの関係は壊れません、とミサカはなぜか確信しています』

上条『お前それでいいのか?』

御坂妹『どちらかと言えば嫌だ、とミサカは主張します。彼女ともあなたとも仲良くしていたい、とミサカは悲しみながら呟きます』





上条「……じゃあ、なんでだよ。なんで、お前が一方的に遠慮しなきゃいけないんだよ……」

 
~~♪


上条「ん、別のヤツからメール……誰からだ、こんな時に」

上条「……えっ、美琴!?」



御坂『気にすんなってことは、もう会わないってこと?』





上条「……御坂妹の言った通りみたいだ。美琴は、俺と御坂妹が会うのが嫌なのか?」

上条「でも、そんなのやっぱり変だろ。俺は二人と友達でいたいだけなのに、御坂妹とは会っちゃいけないなんて……」

 
上条『どうしても嫌なのか?』

御坂『イヤ』

上条『俺は美琴と妹に、喧嘩なんてしてほしくない』

御坂『当麻の気持ちは分かる。でも、もう無理だと思う』

上条『無理じゃない。やり直せる』

御坂『やり直したくなんかない。なんでそんなこと言うの?』




上条「………………」







上条『分かった。妹とは会わない。連絡もしない』

御坂『ほんと?』

上条『嘘じゃない。その代わり、もう美琴とも会わない』

 
~~♪


上条「……電話だ」


ピッ


御坂『ねぇ! どういうことよ当麻! もう私とも会わないって!』

上条「………………」

御坂『当麻! ねぇってば! 何か言ってよ!』

 
上条「……自惚れみたいになっちまうけどさ」

御坂『あっ……と、当麻』

上条「俺はお前の妹の、たった一人の友達なんだ」

御坂『えっ……そ、それが何なのよ!』

上条「俺が妹と会わないって約束したら、妹は得たばかりの友達を失うんだ。また一人ぼっちになるんだぞ」

御坂「そ、それは……」

上条「俺が友達になった御坂美琴って女は、それを喜ぶようなヤツだったのか?」

御坂『ち、違う! そんなつもりは……』

 
上条「美琴……お前なら、俺の性格は知ってるだろ?」

御坂『…………』

上条「誰かが不幸にならないために、別の誰かが不幸になる……そんなのは嫌なんだ」

御坂『……知ってるわよ。だから当麻はあの時、私も妹達も助けてくれたんでしょ……』

上条「だけど、どうしてもお前が、俺と妹が会うのが我慢できないって言うなら……俺もその不幸を背負うことにする」

御坂『当麻が……?』

上条「アイツだけが悲しい思いをするのはおかしいだろ。だから……俺も悲しいけど、お前や妹とはもう関わらない」

御坂『なっ……ウソ、そんなの嘘よ! だって当麻は女の子の友達が欲しいって……』

上条「お前と妹が喧嘩するくらいなら、そんなモンいらねえってんだよ!!」

御坂『…………!』

 
御坂『……わ、分かったわよ。もう、気にしない』

上条「ホントか?」

御坂『……うん。気は進まないけど……』

上条「じゃあ、妹に電話でもしてやってくれ。アイツはお前と仲直りしたいと思ってるんだ」

御坂『えっ? うそ……だって私、思いっきり引っぱたいちゃったのに……』

上条「嘘じゃない。番号教えてやるから、かけてみろよ」

御坂『…………』





御坂(って言っても、気まずいわね、やっぱり……端から見たら私、痛い子に見えるかもしれない……)

 
御坂「……も、もしもし」

御坂妹『お姉様から電話ですの、とミサカは誰かの声真似をしながら複雑な気持ちで電話をとります』

御坂「そ……その、さっきはゴメン……アンタは、何にも悪くないのに」

御坂妹『いえ。あなたの気持ちを知っていて彼と話していた私にも責任はある、とミサカもまた反省してみます』

御坂「……私の気持ち?」

御坂妹『………………』

御坂「ちょっと! 当麻、アンタに何か余計なことを」

御坂妹『……お弁当』

御坂「いっ!?」カァッ

御坂妹『しかも毎日』

御坂「す、ストップ! 私が悪かったから!」

 
御坂「……アンタ、やっぱり怒ってるでしょ」

御坂妹『とんでもありません、とミサカはさも意外そうに答えてみます』

御坂「じゃあ怒ってるじゃない……」

御坂妹『反省しているなら、一つお願いを聞いて欲しい、とミサカは脅迫まがいの交換条件をつきつけてみます』

御坂「……何よ」

御坂妹『私と彼が、友達でいることを、許可してください……と、ミサカは心の底からお願いしてみます』

御坂「……勝手にすれば。アンタと当麻の話であって、私には関係ないもん」

御坂妹『携帯を見せろと彼に迫った人の言うこととは思えません、とミサカは冗談混じりに切り返してみます』

御坂「う、うるさい。過ぎたことを掘り返すんじゃないわよ」

 
~ 翌日 ~

上条「そうか、丸く収まったのか」

御坂「いや、そんな簡単にまとめないで欲しいんだけど……元はと言えば」

上条「……それにしても美琴は、なんで俺が妹と会うのが嫌だったんだ?」

御坂「は……はぁ!?」

上条「……いや、そこだけがどうしても分からねぇから」

御坂「………………」

明日、入社式なのに眠れないじゃないか…

 
上条「ま、いいか。美琴と二人っきりってのも悪くないし」

御坂「なっ……ま、またアンタはそういうことをサラリと……」

上条「あ、そうだ。今度の日曜日、どっかに遊びに行かないか?」

御坂「えっ?」

上条「忙しいならいいんだけどさ」

御坂「ひ、暇! 行く行く、絶対行く!」

上条「お、おぉ、そうか……じゃあ、土曜には予定を決めてメールするよ」

御坂「うん!」





御坂(で、デートのお誘い……しかもあの鈍感な当麻から! うふふ、何着ていこっかなぁ~♪)



>>268
やあ先輩。俺も明日面接です

 
~ 夜 ~

上条「うーん、美琴もお嬢様だからな。俺のような凡人とは感性が違う可能性があるな」

上条「オーソドックスな遊園地とかよりは、水族館や美術館の方がいいのか?」

上条「……うーん。美琴の好みが簡単に分かればいいんだけどな……」







上条「……そうだ!」





とぅるるるる とぅるるるる

 
白井「あら、上条さんから電話ですの」

白井「……電話? いつもメールでしたけれど、初めての電話……」

白井「な、何の用なのでしょう。もう夜分も遅いですし、何か畏まった用事では……」ドキドキ

白井「ええーい、なるようになれですの!」




ピッ




白井「ジャッジメントですの♪ ただいま留守にしておりますのよ! 御用の方は『ぴぃ』という発信音の後に」

上条『……なにやってんだ、白井』

白井「……今のは、忘れてくださいまし……」

 
白井(初めてのお電話という事態に、変なテンションになってしまいましたの……)



白井「そ、それより何か御用でして?」

上条『ああ。白井に、美琴の好みを教えてもらおうと思ってさ』

白井「えっ……お姉様の?」

上条『同じ部屋に住んでる白井なら何か知ってるんじゃないかと』

白井(……なんだ、そんなことですの……)

上条『いやぁ、上条さんが女の子とデートする日が来るとは信じられないですよ』





白井(デート……ああ、お姉様とデートするから好みを……)

白井(……ですわよね。はしゃいでた自分が、バカみたいですの……)

 
白井「……お姉様は可愛いものがお好きですの。特に子供向けの」

上条『み、美琴が!? じゃあ、実は遊園地とかが……』

白井「ええ、良いアイデアですわね。ぬいぐるみのお土産でも買って差し上げたらどうですの?」

上条『なるほど……ありがとう白井! お前にもお土産買ってくるからな!』

白井「結構です。それより、楽しんでらっしゃいませ」


ピッ


白井「はぁ……そんなもの貰っても、惨めになるだけですの……」

 
上条「そういえば確か、メールで予定を送る約束をしてたんだっけ」



『日曜日は遊園地でデートだ。フリーパスも予約した。朝10時に公園でいいか?』

『急で驚きましたが、分かりました』




上条「これでよし」

上条「ところで、美琴はなんで敬語なんだ? あ、デートって書いたから照れてんだな、可愛いヤツ」

 
御坂「~♪ 黒子、これ似合う?」

白井「まぁまぁですわね」

御坂「ん~、これは?」

白井「可愛らしいですの」

御坂「可愛いかぁ。アイツ的にはどうなんだろ」




白井(はぁ……お姉様のファッションショーに付き合わされて早2時間……)

白井(先程は上条さんが電話をかけてきたと思ったら、それもお姉様とのデートの話……)

白井(……もう、嫌になりますの)

 
~ 日曜日 ~

上条「はぁ、はぁ……やべぇ、遅刻した……」

上条「上条さん、今日が楽しみすぎて全然眠れませんでした……」

上条「しかも朝方やっと寝れたと思ったら、もう10時過ぎで……」

上条「ふぅ、ふぅ……あ、あれ? 美琴がいない……」

上条「……ま、まさか、怒って帰っ」



「だーれだっ」パッ

 
上条「うおっ! な、なに子供みたいなことしてんだっ!」グイッ

御坂妹「初めてのデートで少し興奮しています、とミサカは喜びを隠さず表現してみます」

上条「あ、お前もか? 実は俺も初めてでさ」

御坂妹「お互い初体験ですね、とミサカは感情を共有して嬉しいと感じています」

上条「ははは」





上条「…………え?」

 
上条「あれ……御坂妹?」

御坂妹「はい。思わず1時間前にはここに来てしまいました、とミサカは今日を楽しみにしていたことをアピールしてみます」

上条「……美琴は?」

御坂妹「…………?」






上条(……どういうことだ? 俺は確かに美琴に……)

上条(送信履歴を……)ピッピッ

上条(…………!!)

上条(ふ、二人とも『御坂』で登録したせいで、間違って送ってた……)

 
御坂妹「……あなたは今確かに『美琴』と言いました、とミサカは不安げに確認してみます」

上条「あ、ああ……」

御坂妹「……御坂美琴の方が、良かった、ですか」シュン

上条「…………」

御坂妹「……と……ミサカは……ミサカは……」ウルッ







上条「……ち、違う! この間のことがあったから、お前が美琴を誘って三人で遊ぶって話になるかと思って!」

上条(わ、我ながら苦しい言い訳だ……)

 
上条「な、泣くな、ほら」

御坂妹「ミ、ミサカは……ミサカは……」

上条「あああ、悪かった! 俺も、本当はお前と二人きりの方が嬉しいんだよ!」

御坂妹「……本当?」

上条「本当だ。ほら、行くぞ」ギュッ

御坂妹「あ、手……温かい、とミサカは手を握り返しつつ、隠せない気持ちを表現してみます……」




上条(……これはつまり、美琴にはメールが行ってないってことか。今すぐメール出さないと……)

ドジ条さん…

 
~ 女子寮 ~

御坂「はぁ……」

白井「お姉様、何回目の溜息ですの?」

御坂「だって……」

白井「デートの連絡が来なかっただけでしょう? 何か急な用事が入ったのかもしれませんの」


~~♪


御坂「……メールだ」

『ごめん、学校の補習で行けなくなっちまった! この分は必ず埋め合わせするから!』

 
御坂「もう、バカなんだから……」

白井「……あらぁ、良かったですわね? フラれてなくて」

御坂「……え?」




白井(な……なんですの、今の。わたくし、一体何を……)





御坂「……ちょっと黒子、何よ今の言い方」

しかし笑って許せるのが友達と上条さんは言った

 
白井「あら、お気に触りましたの? それは失礼を」

御坂「……アンタね。冗談で済むことと済まないことがあるわよ」

白井「だって、お姉様があの男から離れれば、お姉様は黒子のものですから」

御坂「ふざけないで。そういう感じじゃなかったわよ、さっきの」

白井「そう思えるのは、お姉様の心が汚れているからでは?」

御坂「黒子ッ!」

白井「…………!」ビクッ







御坂「………………黒子っ……」

白井「……こわいこわい。触らぬ超電磁砲に祟りなし、ですの」

 
シュンッ


御坂「……テレポートでどっか行っちゃった。どうしちゃったのよ、黒子……」

御坂「ん? これ、黒子の携帯じゃない。さすがにさっきの状況じゃ、忘れてもしょうがないか」

御坂「………………」





御坂「……ちょっとだけよ、ちょっとだけ」

御坂「黒子が急に変わった原因、分かるかもしれないし」

 
ピッピッ



御坂「……なによこれ」

御坂「最近のメールは当麻のばっかり。いつの間にそんな仲良く……」

御坂「このメールなんか授業中じゃない。なによ、楽しそうに……」

御坂「……えっ!? こ、これは……」

 
宛先:上条さん 件名:無題 (月)
宛先:上条さん 件名:無題 (火)
宛先:上条さん 件名:無題 (金)
宛先:上条さん 件名:無題 (月)
宛先:上条さん 件名:無題 (水)
宛先:上条さん 件名:無題 (木)
宛先:上条さん 件名:無題 (金)
宛先:上条さん 件名:無題 (土)
宛先:上条さん 件名:無題 (土)
宛先:上条さん 件名:永遠に (日)



御坂「な……なによこれ……空メールがいっぱい保存されてる……」

御坂「しかも、ぜんぶ当麻宛……」

御坂「な、中身は……?」






~ 遊園地 ~

御坂妹「どうかしましたか、とミサカはあなたの具合を心配してみます」

上条「いや、何か寒気が……」

なんでだろう・・・
男友達なし女友達もちろんなし彼女もちのろんなしな俺が泣けてくる・・・

 
白井「………………」

白井「……なんですの……この、気持ち……」

白井「わたくし……いったい……」

白井「……? あれ、は……」





御坂妹「鼻の頭にアイスクリームがついています、とミサカは警告しながらそれを舐め取ってみます」ペロッ

上条「うおっ……な、なんてことすんだよ……」ドキドキ

御坂妹「驚きましたか、とミサカは上機嫌で尋ねてみます」

上条「あ、当たり前だろ……」

 
白井「…………」ズキン

白井「……かみじょう、さん……」

白井「なんですの……なんですの、これは……」

白井「黒子、つらいですの、怖いですの……!」

白井「上条さん! 黒子は、黒子は……!」

ひゃっは

 
白井「………………」

上条「……えっ、白井? なんでここに」

白井「………………」

上条「それに、なんで手に釘なんか」






白井「……じゃっじめんと、ですの」





ドスッ

佐天「うーいーはーるー!!」

初春「きゃーっ!さ、佐天さん!何するんですか!?」



佐天「保守でせう」

>>375
その笑い方が心を読むあいつでしか再生されないから困る

 
上条「あ……う……し……し、らい…………?」

白井「……あなたが……あなたが、わるいんですの……!」

白井「あなたの、せいで……わたくしも……おねえ、さまも……!」

白井「……う、ううっ……あ、あなたがっ……」

上条「……し、らい……」





御坂妹「あ……あ、あ……!」

上条「……へっ……そうか……そういう、ことかよ……」

 
上条「俺……けっこう……モテ、てた……?」

白井「…………っ!!」


グサッ

ドスッ



上条「うっ…………ぐ……」ドサッ



白井「……かみ、じょう、さん……」

白井「…………いまさら、気付くなんて……ずるい、ですの……」









え?終わりだけど何か?

そろそろ寝ないと明日に響くから無理やり終わらせた、正直反省はしている
でもどう転んでも鮮血END以外無いと思うんだけど、いったいおまいらはどんなEDを期待してたのか聞きたい

上条さんは悪くないと思う俺
その理由は
・黒子が勝手に上条さんに好意をもった
・上条さんは三人にこんなにも好かれているとは思っていなかった
・上条さんの凡ミス。悪気はない
・御坂には嘘をついたがそれは御坂妹の為であり仕方がなかった。それに一応謝ってる
・上条さんは女友達がほしかっただけ。御坂と黒子の事情なんて知るわけがない
突然、友達と思っていた相手に「あなたが悪いんですの」といわれ殺された上条さんかわいそうすぎる…

>>405…だから上条さんにはハッピーエンドを頼む

誰か乗っ取れよ

保守
>>425お前が書けよ

>>265から

上条「じゃ、仲直り出来た祝いに皆でどっか行くか」

美琴「祝いって・・・そんな大それた事じゃないじゃない」

上条「まぁまぁ、気にすんなって。そんで、今度の日曜日は空いてるか?」

美琴「えーっと、確か何も無かったはずよ?」

上条「よし、じゃぁ妹の方にも聞いてみるか・・・」メルメル

上条『今度の日曜日暇か?』

御坂妹『特に用事は無かったはずですが』

上条『そうか、なら何処か出かけようぜ。まだ行き先は決まってないから、改めて土曜日に連絡するけど』

御坂妹『はい、分かりました。心待ちにしております』

上条(ん~・・・白井も誘っとくか)

ここまでやって飽きた。やっぱ>>1が書いてくれ

保守

上条『白井、今度の日曜日暇か?どこか出かけないか?』

白井(こ…これはで、で、デートのお誘い…!?)

白井(殿方との二人でデートなんてドキドキしますの……)

白井『その日は空いてますわ』メルメル

白井(今週の日曜はジャッジメントが非番でラッキーですの!)


上条『おお、白井も来てくれるか!じゃあ行き先については土曜にまた連絡するよ。』

白井(白井も…?ということは)

上条『御坂と御坂の妹も来るから、よろしくな。』

白井「ピャー」



無理だった。やっぱ>>1が書いてくれ

無理と思ってるなら書きこむ意味がわかんない

黒子はいらない

>>438
おいお前、脳みそ沸いてるぞ

御坂好き→リア充、ニコ厨、ニート
黒子好き→ぼっち、ニート (俺)
佐天好き→キモオタ、ニート
初春好き→学生、ニート

>>390
上条「うわあああああああ」

御坂妹「なんですか騒々しい、とミサカは不機嫌そうに答えます」

上条「・・・あれ、なんで俺寝てたんだ白井はどうした」

御坂妹「さぁ知りませんデート中にほかの女性の話をするのはどうかと、ミサカは目をそらして言います」

上条「いや、デートじゃないでしょうよ、それに何か知っているんだな」

>>438
お前ふざけんな

>>1は今日面接なんだろ
終わったら多少時間あるから戻ってくるさ

   /iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiir、    ,/\,,ヘ/\,/\,/\

   /liiiiiiiiiiiiiiiiiiiiリiトiiiiiiiハiil  iil  liiiハiiiiiiリiiiiiiiiiiiiiiii、  >>>1いい加減糞禁書SS
  " 'liiiiiiiiiiiiiiiiiii/iリiiiiハ/ lil  il  liii/liiiiトiiiiiiiiiiiiiiiil  立てないでくれー!!
  /iiiiiiiiiiiiiiリii/--トiiii/     i  _lil"  liil liiiiiiiiiiiiiiiト  >  
  riハiiiiiiiiiiil ii   ,,__"`'r、 ,i i, _,,/,, yrーir、 liハiiiiiiiiii〈    >
  ii liiiiiiiiiil   yr"~~`''y,^",‐` -''r''~,,   “   liiiiiiiirヘ,,  ^   
   /,liiiiiiiil         〈l,`            "_,,/~  /  "//ヘ/\,,^\,,/\
  /⌒ヾ,i--l          _,,....,,_         ,./    `r,,‐-、
  ヽ ,  ヘr..,,_     ,,r-_''"- ー--丶、     /         〉
 _,, 」     ヽ、   rl'"      ゝj,    ,/         l'~
l         ヽ、   l"         'l   l    ヽ,,     ヽ,
`''+,          i,  l   ..... ,, ー ,.  l,   l      ヘ  ,r-"
 r"      ,    `、 l /      ヾ,,.l  /      ヽ,  l
 ヽ,,_   /     } lrv        l.l  ,r        l/'"
   ,l  /      〈  ヽヽ、_____ ,,,,,....//  l        i,
   ヽ、/       lゝ、 `ー- ,,,...... -ー''" ,,/l        'i
    /       /l `' 、        ,/ / l        ヽ

>>489
まあ気持ちはわかるけどさ
























ゆとり乙

まだかよ
期待してずっとまってんのに

面接クソワロタwwww予想外の質問しか来ねぇwwww
とりあえず>>367から続き書いてみるwwww一回投げたのに続けるとかwwww

おかえり
志望動機も訊かれなかったのかい

 
>>367から






白井「上条、さん……?」

上条「……えっ、白井? ど、どうしてこんなところに」

白井「あ……あなた、補習は?」

上条「い……!? な、なんで白井がそれを……」

白井「わたくしが知ってることはどうでもいいんですの。それより……」

 
白井「見たところ、デート……の最中ですわよね」

上条「い、いや、これは……」

御坂妹「……デートです、とミサカはしどろもどろな彼の代わりに肯定してみます」

上条「お、おい!」

白井「………………」ジロッ

御坂妹「………………」

白井「上条さん……お姉様との約束をすっぽかして、お姉様の妹と、デート……?」






>>507
志望動機はあった。それよりも「あなたがその中学に入った理由は何ですか?」
がマジ意味不明。中学に近場以外のマトモな動機があるわけねーだろ!

 
上条「ち、違うんだ!」

白井「お姉様、デートを楽しみにしてらしたんですのよ……・そのお姉様の気持ちを、弄びましたの……?」

上条「そ、そんなつもりは……」

白井「もしや、誤解だと言い張るおつもり?」

上条「うっ………………」

白井「……はぁ。以前のわたくしであれば、ここで問答無用であなたを刺していたかもしれませんの」

上条「!?」

 
白井「ですが……最近わたくしは、あなたとのやりとりを通じて、あなたが悪い人ではないと……」

上条「……え?」

白井「いえ、むしろあなたのおかげで……殿方との交流を避けていた黒子も、新たな光を見出すことができましたの」

上条「白井……」

白井「……だから、わたくしはこれ以上、あなたを嫌いになりたくない」

上条「………………」





白井「何を隠しているのかは存じません。それはあなたやわたくしにとって、悲しいことかもしれません」

白井「ですがどうか、本当のことを話して欲しいんですの」

フレ「浜」

ンダ「面」

 
上条「……そこまで言われちゃ、上条さんの負けですよ」

白井「観念なさいまして?」

上条「ああ。ありのまま起こったことを話すぜ。それで納得するってんならな」

白井「………………」

上条「……まず俺は、美琴との約束を故意に破ったわけじゃないんだ」

白井「でも、お姉様の元に来たメールには、補習があると書かれていましたわよ。それは嘘で」

上条「それには理由がある」

白井「……理由、ですの?」

 
上条「これを見てくれ」

白井「これは……あなたの携帯ではありませんの」

上条「内容だよ、内容」

白井「…………あら?」

上条「分かったか?」

白井「……この状況から察するに、これは……」

上条「ああ。見ての通り、美琴と御坂妹を間違えて送信しちまってな」

白井「……それで、今日までお姉様のところにメールが来なかったんですのね」

 
上条「それに気付いた俺は、美琴がずっと待ってるんじゃないかと思って、慌てて嘘のメールを送ったんだ」

白井「……確かに『忘れてた』とメールされるよりは、お姉様も傷つかないと思いますが」

上条「俺だって、こんな嘘はつきたくなかった。苦肉の策だったんだよ」

白井「それならそうと、すべてをメールに書けば良かったのでは?」

上条「いや……美琴と御坂妹は、この間喧嘩したばかりでな。まだ確執が残ってる可能性もあったし」

白井「あら、そうでしたの? お姉様は一言も……」

上条「美琴は、俺と御坂妹が会うのが気に食わないらしいし。御坂妹と遊園地、なんてメール送れないだろ」






上条「まあ、なんでそれが気に食わないのかは、いまいち分からないんだけど」

白井「………………」

 
上条「とにかく、そんな状況で御坂妹とデートだとは言えなかったってこと」

白井「……筋は通ってますわね。それでやむを得ず嘘をついた、と?」

上条「分かってくれたか? 俺は、美琴っていう大事な友達を傷つけたくなかったんだよ」

白井「……そう、ですの。確かにあなたは、お姉様を大事にしているご様子」

上条「何言ってんだ。お前もだよ」

白井「え?」

上条「お前が美琴の位置にいたって、俺は同じことをするぜ。白井黒子は、俺の友達だからな」

白井「な、なっ……」

 
上条「だから最初に言っただろ。『違うんだ』って」

白井「そ、そんなこと、あの状況なら誰でも言いますわ。嘘を明るみに出したい人間などいませんの」

上条「おいおい、俺が美琴や白井を裏切るわけないだろ」

白井「そ、そう言えば収まるとでも思って……メールでもわたくしの心をくすぐるようなことばかり」

上条「あ。メールといえば、さっき美琴に出したメール、返事が返ってこないな」

白井「え?」

上条「アイツ、いつもはすぐ返してくるんだけどなぁ」

白井「……!」

上条「もしかして、何か厄介事でもあったのか……?」





白井「……お姉様」

黒子可愛いよ黒子

 
白井「お姉様の様子、わたくしが見てきますの」

上条「え?」

白井「ついでに、メールを返すように伝えておきますわ」

上条「あ、おい白井!」


シュンッ


上条「い、行っちまった……」






白井(……悪態をついて出てきた以上、わたくしが謝らなくては話が進みませんの)

白井(わたくし、お姉様の気持ちを知っていてあんなことを言ったわけですから……)

白井(……はぁ。一発やニ発、叩かれてもしょうがないですわね。気が重いですの……)

 
上条「はぁ……とにかく、誤解が解けて良かったぜ」

上条「『御坂』って苗字だけで登録したのが間違いだったな。今度からは名前も入れておくか」

上条「そうしないと、また今回みたいに誤解される可能性があるからな……」










御坂妹「………………」

 
御坂妹「……つまり」

上条「?」

御坂妹「私は……お姉様の代わり、ということですか……と、ミサカは……」シュン

上条「……代わり?」

御坂妹「お姉様が来なくても、私がいたから……容姿も瓜二つで、代わりなのでは、と……」

上条「な、何言ってんだ! そんなわけないだろ!」

わっふるわっふる

 
上条「お前はお前だ! 2万体いようが、美琴がいようが、お前はたった一人の女の子なんだよ!」

御坂妹「……では、代わりではないのに私とデートをした理由は何ですか、とミサカは説明を要求します」

上条「簡単だろ」

御坂妹「え?」

上条「俺が、他の誰でもない、御坂妹という女の子とデートをしたかった。それだけじゃダメか?」

御坂妹「……!」

上条「確かに、意図した形のデートじゃなかったよ。でもな、例え偶然でも俺たちは出会ったんだ。そこから先は、俺たちの自由だろ?」

 
御坂妹「……それなら一つ、お尋ねしたいことがあります、とミサカはあなたに問いかけてみます」

上条「ん、何だ?」

御坂妹「あなたは、私という個体を、一人の人間として見てくれます」

上条「当たり前だろ。何回も言わせないでくれよ」

御坂妹「……その言葉に、嬉しさがとどまることを知りません、とミサカはTomorrow Never Knows風に感想を述べてみます」

上条「大げさなヤツだな」

御坂妹「……それでは」







御坂妹「私とお姉様から、同じ時刻にデートの誘いがあったら……あなたは、どうしますか?」

再開してたーーイヤッホーーー

 
上条「……え」

御坂妹「あなたは今回、私ではなく、お姉様をデートに誘いました、とミサカは事実確認をしてみます」

上条「あ、ああ」

御坂妹「お姉様は私と口論になった際も精神的に不安定でしたから、その判断は間違っていない、とミサカは複雑な気持ちで弁護します」

上条「そこまで複雑に考えてねぇよ。ただ、美琴も最近疲れてたみたいだし……」

御坂妹「それは置いておきまして」






御坂妹「そういう前提が無いとしたら……どちらを選びますか、とミサカは明確な答えを希望してみます……」

 
上条「……そんなの、決まってるだろ」

御坂妹「え……」

上条「答えは、どっちも選ばない。俺は人に優劣をつけられる程、偉い人間じゃないんだ」






御坂妹「……非常にあなたらしい回答です、とミサカは正体不明の葛藤を抑えて感想を述べます」

上条「上条さんは不器用なんですよ」

 
御坂妹「しかしその回答は認められません、とミサカは部分点もあげない気持ちで否定してみます」

上条「満点か0点しかないのか……? 絶対、どちらかとデートしなきゃいけない、ってことだよな」

御坂妹「はい」

上条「……両方とか」

御坂妹「それもアリですが、今はダメです、とミサカは新しい選択肢を除外してみます」

 
上条「うーん……それならあまり気は進まないけど、あれしかないな……」

御坂妹「あれ、とは?」

上条「上条さん、女の子の要望には応えたいと思う人なんです」

御坂妹「………………」

 
上条「だから、百歩……つーか一万歩くらい譲って、俺に少しでも好意を持ってくれた方を選ぶと思う」

上条「いや、好意を寄せるヤツなんかいないと思うんだけどね!」

上条「上条さん的には、女の子が人気者の俺に焼き餅を焼く、みたいな展開が……」

上条「……あれ? もしかして美琴が、俺と御坂妹に会って欲しくないっていうのは」

姫神「・・・・・・」

 







御坂妹「好きです」


















上条「……え?」

 
御坂妹「好きです、とミサカは念には念を押して繰り返します」

上条「……何が好きって?」

御坂妹「あなたが。あなたが好きです、とミサカは気持ちをこめて告白します」

上条「……ちょ、ちょっと待て」

御坂妹「……それは『返事を待って』ということですか、とミサカは」

上条「そ、そうじゃねぇ! な、なにがなんだかわからない……」

御坂妹「あなたが御坂妹と呼ぶ個体は、上条当麻という人間に好意を持っています、とミサカは猿でも分かるように説明します」

>>548
インスタントさんより影が薄い貴女はちょっと・・

 
上条「……あ、ああ、そうか! デートに誘われたら俺が選んじまう程度の、ちょっとした好意ってことか」

御坂妹「伝わっていないようなので言い方を変えます。お慕い申しております、とミサカは古い言葉で述べてみます」

上条「え……それは、その」

御坂妹「英語で言うとアイラブユーです、とミサカはそろそろ恥ずかしさで死んでしまうかもしれません」カァァ

上条「わ、わかった! わかったからちょっと待ってくれ!」

御坂妹「はい」

>>552
姫神「そげぶ」

卑屈すぎるのも問題だよな

 
上条「え、えっとだな……まず、なんでこのタイミングなんだ」

御坂妹「あなたがお姉様の気持ちに気付いたら、もう勝てないと思ったからです、とミサカは自分の意志を伝えてみます」

上条「美琴の気持ち……って、何だ?」

御坂妹「……さっきは気付きかけていたのに、とミサカは初めてこの鈍感さに感謝します……」

上条「ま、まだあるぞ!」

御坂妹「どうぞ」

上条「上条当麻さんですよ? 女友達が3人しかいない、個人的にはモテない度100のダメ男ですよ?」

 
御坂妹「モテない度100とは誰が決めたのですか、とミサカは人物の特定を要求します」

上条「お、俺だけど……」

御坂妹「誰がダメ男と呼んだのですか、とミサカは疑問点を追及します」

上条「いや、俺が自分でそう思ってて……」

御坂妹「それは卑屈と言うものです、とミサカは客観的事実を述べてみます」

上条「ホントにそうなんだって……なんで分かってくれないんだ」

御坂妹「……あなたの周りの事を考えれば、それを理解しろと言うのは無理があります、とミサカは呆れ返ってみます」

 
御坂妹「例えあなたがモテない度100のダメ男でも、私はそんなあなたが好きです」ニコッ

上条「うっ…………」

御坂妹「……と、ミサカは好きな気持ちを抑えることなくすべてを伝えてみます」

上条(や、やべぇ。何回も好きだって言われると、なんか俺も好きなような気がしてきた……!)

御坂妹「なお、こういう時は返事をするのが礼儀、とミサカはかじった程度の知識を使用してみます」

上条「へ、返事……?」

御坂妹「上条当麻は、私のことが好きですか? それとも、嫌いですか?」

上条(ここまでは計画通り!鈍感っぷりをアピールしまくって次は…」ニヤニヤ

謝るなよ偽善者って誰かが言ってたな

 
上条「……そりゃあ、どっちかっていうと……す、好きだ……」

御坂妹「好きの度合いを表現してください、とミサカは無茶な注文をしてみます」

上条「ひょ、表現……?」










上条(……なんか、実は俺は御坂妹が好きなのではないだろうか)

上条(あれ、これ洗脳されてないか?)

上条(……いやいや。洗脳されてたらマズいのか?)

上条(上条さん、あんなにリア充になりたがってたじゃないですか)

上条(いいかげん始めてもいいのか、彼女持ちのリア充ライフを……)

 
上条「……好きだ。付き合ってくれ、御坂妹」

御坂妹「え……!?」

上条「……なんで意外そうなんだよ」

御坂妹「まさか、良い返事をいただけるとは思いませんでした、とミサカは驚きを隠せません」

上条「嘘じゃない。お前が好きだ」

御坂妹「……本当、ですか?」

上条「ああ、男に二言はねぇ!」

御坂妹「……!!」

 
御坂妹「あの時、思い切って良かった、とミサカは自分で自分を褒め讃えてみます」

上条「だから、お前はいちいち大げさなんだって」

御坂妹「嬉しいと感じることは幸せなことです、とミサカは自分が感情を持っていることに心から感謝します」

上条「ははは……」








上条(これで、俺も彼女持ちか……)

上条(女友達を作ることが精一杯だと思ってたけど)

上条(上条さん、やればできるじゃないですか……!)

書き溜め切れた。ハッピーエンドとドロドロエンドを考え中なんだが、
とにかく時間をください。ちなみに乗っ取り歓迎なんで誰かが書いてくれてもいいですの

この場合死ぬの上条さんじゃなくて御坂妹が殺されそうだな

なんかクラナドの姉妹の奴思い出すwwwwww

いちゃいちゃレールガン ver妹だと・・

黒子えんど希望

御坂妹「ラブラブですね。とミサカは再確認しつつ腕を組んでみます」

上条(うおっ!腕に・・腕になにやらふにふにした膨らみが・・!)

御坂「ちょ、ちょっと何堂々と腕を絡めてるのよ!・・・わ、私だって諦めてないんだからねっ!」

上条(りょ!両腕に柔らかい感触が・・)

白井「まぁお姉さまったら・・仲睦まじいことですわね。では私はお姉さまと上条さんの腕に絡んで・・」

上条「フオオオオ!?」

禁書「むー、トウマ!また知らない女の人といちゃいちゃして!私のご飯も作らないで!いくんだよスフィンクス!」
ニャー
上条「ギャアアアアアア!?頭が!不幸だあああああああああああああ!」


ここまで幻視した 

最後まで書きあがってないけど投下

 
御坂妹「私はあなたの彼女になったのですね、とミサカは自分の状況を再確認します」

上条「まあ、カップルってやつだな」

御坂妹「かっぷる……」カァァ

上条「まずは、手を繋いだり、腕を組んだりするところから始めてみるか?」

御坂妹「はい。是非」

 
上条「……そうだ。こうしてカップルになって早々なんだけど、ちょっと大事な話があるんだ」

御坂妹「? なんでしょうか?」

上条「…………非常に、残念な話なんだが」

御坂妹「え……」

上条「………………」

御坂妹「まさか、別れ話、ですか……とミサカは不安げな表情で尋ねてみます」








上条「……だったら、どうする?」

 
御坂妹「………………」ウルッ

上条「うおああぁぁぁ! じょ、冗談だよ! 泣くな!」

御坂妹「ひ、どい……結ばれて、1分後に別れ話なんて……ミサカは、ミサカは……」

上条「悪かった! もう二度と言わないから!」

御坂妹「うう……あ、当たり前です……と、ミサカは涙を拭きながら、文句を言ってみます……」





上条(さ、最低だ、俺……女の子を泣かせるなんて)

上条(ちょっと考えたら分かることなのに! 別れ話なんて、冗談でもやっちゃいけないだろ)

上条(……御坂妹は俺の彼女なんだ。彼氏の俺が不幸にさせてちゃダメじゃねぇか……)

 
上条「そ、そうだ。クレープでも食べに行くか? 奢ってやるぜ」

御坂妹「……物で機嫌をとろうとしてもダメです、とミサカは拗ねた表情であなたを困らせてみます」 プイッ

上条「わ、悪い……ど、どうすれば許してくれる?」

御坂妹「………………」

上条「ごめん……本当に反省してる」

御坂妹「……では」












御坂妹「……キス……して…………」カァァ


上条「……え?」
 
御坂妹「あなたとは違って、冗談ではありません、とミサカは念を押しておきます」

上条「……さっきの、残念な話の続きなんだが」

御坂妹「?」

上条「俺、したことない」

御坂妹「……むしろ、嬉しい話です。私も初めてです、とミサカは白状してみます……」

上条「ま、マジか……こ、後悔すんなよ」

御坂妹「はい……」




上条「………………」

御坂妹「………………」






チュッ

 
御坂妹「……ん…………」

上条(……御坂妹の唇、柔らかい……)

御坂妹「…………んっ……」チュゥッ

上条(せ、積極的だな……でも、もっと……)







上条(……とはいえ、やられっぱなしじゃ、男がすたるぜ)

上条(あっ。そういえばキスって、舌入れたりするんだっけ)

 
上条(ま、待て待て! 落ち着きなさい上条さん!)

上条(さっき失敗したところだろ! 御坂妹の気持ちを考えるんだ!)

上条(いきなり舌を入れるなんてありえねえだろ! 支配欲を満たしたいだけじゃないのか!?)

上条(出過ぎだぞ! 自重せよ、上条当麻!)

上条(素数を数えろ素数を! 2、4、6、8、10……)









御坂妹「……んっ……終わり、ですか……?」

上条「…………ふぅ」

上条(頑張った。頑張ったよ俺)

 
御坂妹「……舌も、お望みでしたか……と、ミサカは恥ずかしげに尋ねてみます」

上条「え……なんで」

御坂妹「……あなたの舌が、私の歯に当たってました、とミサカは最中の動作について言及してみます」

上条「そ、そりゃ悪かった……我慢はしたんだけど……」

御坂妹「いえ。次、からは」

上条「?」

御坂妹「………………入れても、構いません……」カァァァ

 
上条「う……わ、分かった」

御坂妹「上条当麻のえっち、とミサカは述べる一方で、口内を蹂躙されることを楽しみにしています」

上条「ドMかお前は」





御坂妹「……そういえば、『上条当麻』では恋人っぽくないと思うのですが、とミサカは露骨に呼称の変更を要求します」

上条「ん? ああ、下の名前でいいぜ」

御坂妹「下の、名前……」

 
御坂妹「……当麻、さん」 ニコッ

上条「…………」 ドキッ



御坂妹「……当麻さん?」

上条「……な、なんだよ……」



御坂妹「とーうまさんっ」

上条「っ……!」





上条(やべぇ、すっげぇ可愛い……)

上条(最初は彼女が欲しいって理由だけで告白をOKしたのに、俺も好きになりそうだ……)

 
ザワザワ

ザワザワ



上条「……あ?」

御坂妹「?」

上条「げっ……俺達、目立っちまってる……いつの間にかギャラリーが……」

御坂妹「そういえば、ここが遊園地だったことを失念していました、とミサカは極めてどうでも良さそうに述べてみます」

 
上条「どうでもいいって、お前……」

御坂妹「あなたがいればどこでも構いません、とミサカはあなたを見つめながら恥ずかしい台詞を呟いてみます……」


ヒューヒュー


「彼女を大事にするじゃん!」

「絶対捨てンじゃねェぞォ!」



御坂妹「ほら、みんなも応援してくれています、とミサカは嬉し半分恥ずかし半分で状況を説明します」

上条「……ああ、そうみたいだな。それじゃ、デートの続きといくか」

御坂妹「はい、当麻さん」

 
~ 常盤台 女子寮 208号室 ~



御坂「……黒子、帰ってこないな……」



ヒュンッ

トッ



白井「……お姉様」

御坂「えっ……く、黒子?」

白井「………………」

御坂「黒子……ッ!」

 
御坂「バカ! バカ黒子!」

白井「……!?」

御坂「アンタね! あんな出て行き方したら心配するじゃない!」

白井「お、お姉様……怒って、おられませんの?」

御坂「怒ってるわよ!!」

白井「ひぃ!」





御坂「……怒ってるに、決まってるじゃない……」グス

白井「お……お姉様、泣いて……」

御坂妹×上条
美琴×黒子

もうこれでハッピーエンドだな

 
御坂「アンタが私にあんな事言ったの初めてだし……携帯の中はあんなになってるし……」

御坂「私、アンタがもう戻ってこないんじゃないかって思ったのよ?」

御坂「……ね、黒子。何かあったの? 私で良ければ相談に乗るから」

御坂「私は、アンタのお姉様なんでしょ?」




白井「…………お姉様」

 
白井「……黒子は……」

白井「黒子は、本当にバカでしたの……」

白井「自分の気持ちがぐしゃぐしゃだからって、お姉様に八つ当たりして……」

白井「お姉様は、こんなにも黒子のことを……」




白井「え゛……携帯の、中?」




>>686
思い切っておまいがそれを書くというのはどうだろう

 
御坂「あ、勝手に見てごめん……黒子に何かあったのなら、原因が分かるかと思って」

白井「……そ、それで、何を見つけられたんですの?」

御坂「当麻宛の、空メールの山」

白井「……あ…………」

御坂「これ、普通じゃないわよね。説明しなさい」

 
白井「……分かりましたの。お姉様には迷惑をかけましたし、恥を忍んでお教えしますの」

御坂「………………」

白井「……実はわたくし、上条さんと頻繁にメールをやり取りしていまして」

御坂「それは知ってる。楽しそうだったわねぇ」 イラッ

白井「あら、お姉様ほどでは」 ニヤ

御坂「ふぅん。メールは私の方が少ないって知ってて、そういうこと言うんだ」

白井「いえいえ、滅相もないですの」






御坂「………………」

白井「………………」

 
御坂「……それで? それと空メールに何の関係が?」

白井「そうですわね。例えば、上条さんと楽しいやり取りがあった日は」

御坂「日は……?」

白井「夜にベッドの中で、上条さん宛の空メールを作成しますの。そして、それを眺めながら、そのことを振り返りますの」

御坂「………………」

白井「もちろん、その日に良いことがあったという記念に、その空メールは永久保存して」

御坂「………………」

白井「翌日の朝はそれに向かって『上条さん、今日も清々しい朝ですの』と……あら、お姉様?」

御坂「……黒子……恐ろしい子……!」

 
御坂「あれ? ってことは何? も、もしかして黒子、当麻のことが……」

白井「……いえ、それは」

御坂「え……ここまでしておいて?」

白井「自分でもこんな気持ちになったことが無いから、これがそうなのか、分からないんですの」

御坂「……そうなんだ。それにしてもアイツ、やたらモテるのね」

白井「本人は自覚が無いから困りますの……」

 
御坂「でも、まだ誰ともくっついてないんでしょ?」

白井「ええ、おそらく(今日のも勘違いのデートだったみたいですし)」

御坂「アイツ、女友達を作ろうって躍起になってるから、女に飢えてるのかも」

白井「そうでしたの? そんな風には見えませんでしたの」

御坂「……女に飢えてる、か……もしかしたら」

白井「?」




御坂(今『好きだ』って言えば……付き合ってくれるかもしれないわよね)

書き溜め終了。ドロドロよりハッピーエンド希望の人が多かったから、
幸せなお話になるような感じにした。でも個人的にはいまいち
ドロドロ書いてた時の方がノってたような気がする

やっぱりハッピーエンドは誰かが書いた方が面白くなると思うから、マジで誰か頼む

ハッピーエンドなんて無理だろ
どろどろ書いててのってるならそれでいいじゃないか
ハッピーエンドがいい人は別スレ立てればおkじゃないかな?

保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 40分以内
02:00-04:00 90分以内
04:00-09:00 180分以内
09:00-16:00 80分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内

保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 60分以内
02:00-04:00 120分以内
04:00-09:00 210分以内
09:00-16:00 120分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内

 
~ 一週間後 常盤台女子寮 208号室 ~



~~♪



ピッ


上条『おはよう美琴。相変わらず早起きだな』

御坂「当麻も、いつもありがと」

上条『モーニングコールもすっかり日課だぜ。お陰で俺が早起きになっちまった』

御坂「そ、そう? 感謝しなさいよね」

上条『ああ。じゃあ悪いけど、今日も弁当頼むぜ』

御坂「あっ、ま、待って!」

上条『ん?』

 
御坂「後でお弁当渡す時、大事な話をしたいの……時間ある?」

上条『大事な話? 別に構わねぇけど……』

御坂「良かった。聞いたら当麻、ビックリするわよ」

上条『ええ? そんなこと言ったら、上条さん期待しちゃいますよ?』

御坂「ふふっ、まあ後のお楽しみ、ってことで」

上条『ああ。後でな』


ピッ


御坂「ふ~~~~……緊張したぁ」

 
白井「……お姉様」

御坂「ひゃっ! く、黒子、起きてたの!?」

白井「だから、声が大きいから嫌でも起きると……」

御坂「ご、ごめん」

白井「……上条さんと、大事なお話だそうで」

御坂「う、うん」






御坂(私の予想だけど……黒子も、アイツのこと……)

御坂(実行するなら、黒子が自分の気持ちに気付いてない、今のうちなのよ……!)

思わずいきなり始めてしまったが保守のお礼を言ってなかった、おまいらありがとう
あと応援してもらったおかげか昨日の面接なぜか合格だった、そっちもありがとう

 
~ 公園 ~



御坂「よしッ! 気合充分!」

御坂「覚悟しなさいよ、上条当麻!」

上条「よっ」

御坂「ひゃうっ!」

上条「朝から物騒なヤツだな……また決闘でもすんのか?」

御坂「し、しないわよ! それよりいつから……」

上条「今来たとこだよ。何焦ってんだか……」





上条「……それで、大事な話ってなんだ?」

 
御坂「あ……うん。ちょっと、過去の話になっちゃうんだけど」

上条「過去の話……?」

御坂「そう。当麻とは、今まで色々あったじゃない」

上条「あ、ああ……ほんとに色々な」

御坂「それは、良いことばかりじゃなかったわね」

上条「決闘までしたからな」

御坂「そうね。でも、当麻に助けられたこともあったわよ」

上条「……そんな時もあったな」

御坂「私……当麻と過ごした日々のこと、忘れない。嬉しいことも、悲しいことも」

上条「…………美琴?」

 
御坂「当麻との思い出も、当麻がくれた希望も……ずっと、覚えていたい」

御坂「私ね……当麻と過ごすうちに、段々当麻に惹かれていったの」

御坂「そんな自分に気付かないフリをしていたけど……それも、もう限界」

御坂「だから、今……ずっと隠していたその想いを、当麻に届けたい!」





御坂「私、御坂美琴は……上条当麻が好きです! 私と、付き合ってください!」














上条「え。ごめん、無理」

 
御坂「………………えっ」

上条「あのさ……俺、彼女いるんだ」

御坂「……え? かの、じょ……?」

上条「ホントは、また余計な揉め事になるのが嫌だったから黙ってたんだけど」

御坂「………………」

上条「俺は今……御坂妹と付き合ってる」

御坂「…………!?」

 
上条「ほら、美琴と御坂妹、以前喧嘩になっただろ。俺と御坂妹が会ってるって分かったら、また怒るかと思って」

御坂「………………」

上条「黙ってたのは悪かった。ごめん」

御坂「う……う、そ……」

上条「本当だ」

御坂「嘘……そんなの嘘よッ!」

上条「嘘じゃない」

御坂「なんで!? なんでよりによってアイツなの!?」

上条「なんで、って……」





上条(告白されて、俺も彼女が欲しかったから、とは言えねぇしな……)

ふむ




























いいね!

 
御坂「わ……私じゃダメなの? どうして?」

上条「美琴……」

御坂「私だって、アイツと体は一緒じゃない! それに、アイツは感情の無い人形なのよ!」

上条「それは違う」

御坂「アイツより、私の方が尽くしてあげられる! 毎朝起こしてあげるし、ご飯も用意してあげる!」

上条「……そうじゃないんだ」

御坂「じゃあ、なんでよ……!」

 
上条(……本当のことを説明するわけにはいかないよな……とにかく、謝るしかないか)




上条「その……ごめん、美琴」

御坂「イヤ……そんな言葉聞きたくない!」

上条「悪いのは、俺だって分かってる……お前の気持ちに気付かずに、御坂妹と隠れて付き合ってたんだから」

御坂「……なによ、それ……」

上条「えっ」

御坂「それなら……悪いって思ってるなら、今すぐアイツと別れてよ!」

上条「!?」

 
上条「そ、それは……」

御坂「……ほら、できないんじゃない」

上条「………………」

御坂「結局は、自分の身が一番大事なんでしょ? 私のことなんて、どうだっていいんでしょ?」

上条「………………」

御坂「それなら、最初から謝らないで! もうイヤ、アンタなんかどっか行っちゃえ!」

 
御坂「ハァ……ハァ……」

上条「………………」

御坂「……な、何言ってるんだろう、私……私が、勝手に告白したのにね」

上条「………………」

御坂「……消えるのは、私の方よね……自分勝手で、本当にごめん……」

上条「美琴」

御坂「だから、当麻もアイツのとこに行っちゃったんだよね……こんなイカれてる女、嫌なんでしょ?」

上条「それは違う……俺はお前のことを、そんな風に思ったことなんてねぇよ」

御坂「やめてよ! そういう優しいとこ、つらいだけなの……!」

上条「…………!」

 
御坂「そうだ……もう、朝は起こさなくていい。今まで、ありがとう……」

上条「………………」

御坂「街で会っても、無視していいから……私は、未練がましく見ちゃうかもしれないけど……」

上条「………………」

御坂「……ヒック……エグッ……さ……さよ、なら……とう、ま……」






上条「……待てよ」

 
御坂「え…………」

上条「さっきから聞いてりゃ、勝手なこと言いやがって。いつ俺がお前に消えろなんて言ったんだよ」

御坂「………………」

上条「お前は、俺の友達なんだろ? 俺が言われるならともかく、俺が友達に消えろなんて言うわけねぇだろ」

御坂「でっ、でも……私きっと、当麻の顔を見るたびに、つらくなる……」

上条「つらい?」

御坂「だって、当麻は、アイツの彼氏で……私とは、一生付き合ってくれないのに……」








上条「………………わかった」

 
上条「ちょっと待ってろ」


ピッピッ


プルルル プルルル


上条「………………」





御坂「と、当麻……? どこに電話してるの?」

上条「御坂妹」

御坂「え……な、なんでよ……私に、そんなの見せつけて……」

上条「違う。俺が……」

御坂「……?」

上条「俺が、御坂妹と別れれば……お前は、消えるなんて言わないよな?」

御坂「……は……!?」

 
御坂「バ、バカ! 何してんのよ!」

上条「お前が別れろって言ったんだろ」

御坂「そ、そうだけど……アンタ何やってるか分かってんの!?」

上条「ああ。俺は男として、最低のことをやろうとしてる」

御坂「そうよ! アンタ、彼女でもない女のために、彼女を捨てようとしてるのよ!」

上条「……そうだな、美琴は彼女じゃねぇ」

御坂「っ……だ、だったら」

上条「でも、友達だろ」

御坂「えっ……?」

 
上条「前に言ったハズだ。お前と御坂妹が喧嘩するくらいなら、俺は友達なんていらねぇって」

御坂「……それはアンタが、皆が不幸にならない方がいいって……」

上条「今回だって同じだろ。御坂妹が俺の彼女である限り、お前はつらいって言うんだ。それなら……」

御坂「や、やめなさいよ……そんなの、ダメ……」

上条「言い出しっぺはお前じゃねぇか」

御坂「違うの! 分かってるのよ、私が悪いって! 別れろなんて、ただの私のワガママだって!」

上条「………………」

御坂「だから、やめて……アイツだって、アンタが好きな、ただの女の子なのよ……?」

 
上条「……やっぱりお前は、ただの妹想いの姉ちゃんじゃねぇか」

御坂「うるさいうるさいうるさい! アンタだってホントは、別れたくないくせに……」

上条「ああ……そんなわけねぇだろ(折角できた彼女なのに)」

御坂「……だよ、ね」

上条「でも、友達も手放したくない。上条さんは欲張りなんですよ」

御坂「え……?」

上条「? なんだよ。何かおかしなこと言ったか?」

御坂「私、アンタと……当麻と、友達でいていいの……?」

上条「……は? 当然だろ?」

御坂「当麻……」


御坂妹『……話はすべて伺いました、とミサカは押し黙っていた口を開いてみます』
 
上条「え!?」

御坂「あ……さっきの電話、繋がってたの!?」

御坂妹『はい。お姉様は、私のことを……』

御坂「か、勘違いしてんじゃないわよ! 私、付き合うのも諦めてないから!」

御坂妹『お姉様に彼を差し上げることはできません、とミサカはその可能性を否定します』

御坂「わ、分かんないでしょ!」

御坂妹『ありえません』

御坂「………ッ!」






御坂「……決めた。私、やっぱり遠慮しない」

御坂妹『…………?』

これはまさか・・・・

 
御坂「……当麻」

上条「え」




チュッ




上条「…………!?」

御坂「んんっ……!」

上条「……~~~っ!!」

 
御坂「……ぷはっ」

上条「はっ、はっ……み、美琴……」 ドキドキ

御坂妹『……何を、したのですか、お姉様……と、ミサカは動揺を隠せずに、説明を求めます』

御坂「ふふ、うふふ……」

御坂妹『…………まさか』




御坂「当麻に……キス、しちゃった」

 
御坂妹『な…………!』

上条「……お前、なんで」

御坂「なんで? それだけ、アンタが好きだからに決まってんでしょ」

上条「………………」

御坂「でも、当麻だって彼女を捨てたくないよね。だから、アイツを捨てろとは言わない」

上条「……何を」

御坂「それなら……私が、アンタを奪いとってやるわ。文句は言わせない」

美琴、妹、黒子と上条が乳繰り合ってる間に俺がインデックスを娶っておくんだよ!

 
御坂「……ちょっと、あっち行ってて」

上条「え……」

御坂「アイツと、話すことがあるの」

上条「………………」





御坂「ふふ……ねぇ、今どんな気持ち?」

御坂妹『お姉様……!』

御坂「怒ってる? アンタだって、キスくらいしたんでしょ?」

御坂妹『そういう問題ではありません、とミサカは憤る気持ちを抑えて冷静に答えます……!』

 
御坂「一応善意で言っておくけどさ。当麻は多分アンタのこと、好きじゃないわよ」

御坂妹『え……!?』

御坂「いくら私が友達だからって、すぐに『別れよう』なんて、普通言える?」

御坂妹『……それが彼の優しさでは、とミサカは』

御坂「ホントに優しいなら、彼女を捨てるハズないわよね?」

御坂妹『………………』

御坂「別れたくないっていうのは、彼女にいて欲しかっただけよ。当麻、女に飢えてたもの」

御坂妹『……そんな』

御坂「知らなかったのね。どっちでもいいけど。私は、当麻を振り向かせてみせるだけ」

御坂妹『………………』

                       ∩___∩
     __ _,, -ー ,,             / ⌒  ⌒ 丶|     今、どんな気持ち?
      (/   "つ`..,:         (●)  (●)  丶        ねぇ、どんな気持ち?
   :/   妹   :::::i:.        ミ  (_●_ )    |
   :i        ─::!,,     ハッ  ミ 、  |∪|    、彡____
     ヽ.....:::::::::  ::::ij(_::●    ハッ    / ヽノ      ___/
    r "     .r ミノ~.      ハッ   〉 /\    丶
  :|::|    ::::| :::i ゚。            ̄   \    丶      ←美琴

  :|::|    ::::| :::|:                  \   丶

  :`.|    ::::| :::|_:                    /⌒_)
   :.,'    ::(  :::}:                    } ヘ /
   :i      `.-‐"                    J´ ((

 
上条(二人が何を話してるのか、気になるな……喧嘩してるのか……?)

上条(自分で言うのもなんだけど、上条さん、実は罪作りな男なんじゃ……)





上条(……待てよ。俺はもともと、彼女が欲しいから御坂妹と付き合ってたんだよな)

上条(そりゃあ実際、デートとかは楽しかったし……)

上条(でも俺はどっちかっていうと、好意を寄せてくれている方に応えたいんだ)

上条(それなら、俺に尽くすって言ってくれた、美琴のことも考えてやらないといけないんじゃないのか……?)

 
上条(……それにしても美琴の唇、めちゃくちゃ柔らかった……)

上条(御坂妹も良かったけど……)

上条(いや、違うだろ俺。キスの感想で決めるんじゃねぇ、二人の気持ちを考えるんだ)






御坂「……お待たせ」

上条「お、おう。話は済んだのか?」

 
御坂「私、やっぱり当麻を諦めない」

上条「………………」

御坂「当麻が許してくれるなら……これからずっと、当麻に尽くしてあげる」

上条「美琴」

御坂「だから、少しでいいから……私にも、可能性をください」

上条「………………」

御坂「……な、なんてね。やっぱり、無いよね……」








上条「……いや、あるよ」

 
上条「俺、美琴の気持ち、もう一度考えてみようと思う」

御坂「え……ほ、ホント!?」

上条「ああ。お前の気持ち、よく伝わったしな」

御坂「や……やった! 私、頑張るから!」

上条「と言っても、今までと変わらないかもしれないけどな」

御坂「えっ……」




御坂(か、変わらないのは困るわよ。ただでさえ鈍感なのに、仮にもアイツって彼女もいるし……)

 
御坂「じゃ、じゃあ、こういうのはどう?」

上条「?」

御坂「彼女だったらどうなるのか、っていうお試し期間。前にも一日だけやったでしょ?」

上条「あ、ああ……恋人ごっこな」

御坂「それで期間が過ぎても、当麻がアイツが好きって言うなら、私はスッパリ諦める」

上条「………………」






上条(まあ……それで美琴が諦めるっていうなら、御坂妹の方が好意を寄せてくれてるってことだし)

上条(後腐れもなくて、いいかもしれないな……)

 
上条「いいよ。やるか、恋人ごっこ」

御坂「やったっ! それじゃ、今からデートするわよ!」

上条「い、今から!? 学校は!?」

御坂「そんなのサボる! ほら、早く!」

上条「しょうがねぇなぁ……」






上条(……でも、これって……彼女が二人いる、ってことか?)

上条(もしかして、二股ってことになるんじゃ……)

そこに気づくとは・・・・やはり天才か・・・・。

 
御坂妹「………………」

御坂妹「お姉様が言っていたことにも一理ある、とミサカは悲しい気持ちで呟きます」

御坂妹「当麻さんは、私が本当に好きなのでしょうか、とミサカは人の感情を考えてみます」

御坂妹「当麻さん。私を好きだと言ってくれた、当麻さん」





御坂妹「……彼に会って、気持ちを確かめたい……と、ミサカは今より、彼のところへ赴きます」

すまん、寝る。寝かせてください
今回は書き溜め無しで書きなぐってみたんだけど、タイピングが無駄に進んだ

女性苦手な上条さんって読んでみたい
接し方分からなくてキョドったり、話しかけられただけで好意持ってると勘違いしたり

>>930
期待

上条は……自分が『悪』だと気づいていない…
もっともドス黒い『悪』だ…

 
>>894から




~ 数時間後 ~



上条「ふぅ……ちょっと休憩しようぜ」

御坂「何よ、もうへばったの?」

上条「午前中ずっと、人を連れ回しといてよく言うぜ……」

御坂「いいじゃない。ウィンドウショッピングって、結構楽しいでしょ?」

上条「……まあ、珍しい経験なのは間違いねぇけど」

上条(御坂妹は、こういう積極性は無いからな……)

 
御坂「まあ、当麻の言うことももっともね。もうお昼だし、お腹も減ってきたわ」

上条「ああ。美琴の作った弁当も食べたいしな」

御坂「そ、それはいつも食べてるでしょうが!」

上条「いやいや、今の俺達はカップルだからな。『あーん』とか」

御坂「……『あーん』……」ボンッ

上条「んん~? 赤くなってませんかぁ、美琴サン?」

御坂「う……うっさい!」




御坂妹(………………)

御坂妹(……当麻さん。やっと見つけた……)

 
御坂妹(予想はしていたことですが、やはりお姉様も一緒、とミサカは怒りと悲しみの入り交じった独り言を述べてみます)

御坂妹(……当麻さんは、お姉様と一緒で楽しそうです)

御坂妹(お姉様の言うことは本当だったのでしょうか、とミサカは考えていたたまれない気持ちになります)

御坂妹(私は、彼女という枠を埋めるためだけの存在……)

御坂妹(本当は、最初から当麻さんの気持ちはお姉様に向いていたのかもしれない、とミサカはネガティブな思考ばかりに陥ります) グスッ

御坂妹(当麻さん……あなたが好きな女性は、私? それとも、お姉様?)

 
~ 30分後 ~

上条「……あの、美琴さん。やっぱりやめませんかね?」

御坂「今更なに言ってんのよ、往生際が悪い」

上条「でも、折角のデートなのにわざわざ俺の部屋に行かなくても」

御坂「い……いいじゃない。女の子からしたら、彼氏の部屋って気になるのよ」

上条「……そう言われると断りにくいんですよね、上条さん」

 
御坂「あのね……言っとくけど私だって、ちょっと緊張してるんだからね……」

上条「……俺は緊張っていうより、散らかってるっていうか」

御坂「あ、それなら大丈夫……そんなことだろうと思って、色々片付けるつもりだし」

上条「人に見せられない状態っていうか……」

御坂「そんなに酷いの? それはやり甲斐があるわね」

上条「いや、だから……」




上条(そういう問題じゃなく……インデックスがいるんだよな)

上条(インデックスと美琴って、会わせても大丈夫なのか? さすがの上条さんでもマズいような気がするんだが)

 
~ 上条さんの部屋 ~



上条「結局、連れてきてしまった……俺のバカ」

御坂「お、おじゃましていい……?」

上条「……どうぞ」



ガチャッ


御坂「こ、ここが当麻の部屋かぁ……」

上条「ああ。ただいま」

禁書「おかえり、とう…………」

御坂「………………え?」

 
禁書「とうま! どうして短髪がウチに来るのかな!」

御坂「ちょっと当麻……なんでこの子が、アンタの家にいんのよ……」

上条(……やっぱりこうなった。だから呼びたくなかったのに……)





禁書「ふん! とうまとインデックスはね、一緒に住んでるんだよ!」

御坂「な……い、一緒に?」

禁書「それも、ずーっと前からね!」

御坂「ず、ずっと!? 本当なの? 当麻……」

上条「…………ああ」

 
禁書「いつもいつも、とうまと電話してるのは短髪なのかな!」

御坂「そ、そうよ。それが何よ……」

禁書「とうまはそのせいで、インデックスとお喋りしてくれないんだよ!」

御坂「は、はぁ? そんなの言いがかりじゃない! アンタの魅力が足りないから振り向いてもらえないだけでしょ!」

禁書「違うもん違うもん! 短髪のせいだもん! ここには短髪の居場所なんて無いんだよ!」

上条「お、落ちつけよ、インデックス……」

 
禁書「ね、とうま? 短髪なんていらないんだよね?」

上条「…………っ」

禁書「あれ……とうま?」

上条「インデックス。実は、美琴は俺の彼女なんだ」

禁書「えっ……彼女?」

上条(と言っても、お試し期間だけどな……)





禁書「……そんな……それじゃとうまは、インデックスの方がいらないってことなのかな……」

上条「な、なに? そ、そんなこと言ってないだろ!」

 
御坂「アンタね、いいかげんにしなさいよ」

上条「お、おい美琴」

御坂「本当なら、私って彼女がいる時点で、アンタはただの邪魔者なの」

禁書「……そ、そうなの? とうま……」

上条「い……いや、それは……」

御坂「それなのに、私も当麻も、アンタには出てけなんて言ってないじゃない」

禁書「そ、それは恩着せがましいんじゃないかな! インデックスは、ずっと当麻と……」

御坂「……ハッキリ言われないとわからないようね」

禁書「えっ……」

御坂「私はね。そうやって自分で自分に言い訳してる、アンタの存在そのものがうっとおしいのよ!」

 
~ 上条さんの部屋の前 ~

御坂妹「……当麻さんとお姉様を尾行していたら、こんなところまで来てしまいました、とミサカはストーキング行為の一部を暴露してみます」

御坂妹「しかし二人は、誰か別の女性と口論になっているようです」

御坂妹「当麻さんは女性と一緒に住んでいるのでしょうか、とミサカは新たな可能性に目を向けてみます」

御坂妹「……そうだとしたら……もしかしたら、当麻さんは私やお姉様ではなく、その女性が……」

主に質問いいか?

次スレVIPに立てるの?

 
ピンポーン


上条「げっ、だ、誰か来た! ただでさえ面倒な状態だってのに……」

禁書「……ちょっととうま、面倒ってどういうことなのかな?」

御坂「そうよ! 今大事な話をしてるところでしょ!」

上条「い、いや、そういう意味じゃなくて……」

御坂「仮にとはいえ、私は当麻の彼女なんでしょ? その彼女の前で『面倒』なんて、あんまりじゃない……?」

禁書「それは言えてるかも。だいたい、ちゃんととうまの気持ちを聞いてないんだよ。とうまは、インデックスと短髪、どっちがいいの?」

上条「い…………!?」




上条(な……なんでこういう時は二人の息があってんだよ! 女ってワケがわからねぇ!)

>>972 パート化はしない予定。ただでさえダラダラなので、あまり続けるのも良くないかと思ってる。スマソ



上条(しかし、美琴かインデックスだと!? そんなの、どっちを答えても気まずくなるだけじゃねぇか)

上条(と、とりあえず客の応対をしてる間に、うまい答えでも考えるか。どうせ新聞勧誘とかだろ)

上条「か、上条さん、お客様を待たせてるから、ちょっと見てきますね」

御坂「そんなの、今はどうでもいいじゃない」

上条「そ、そうはいかなくて……はは」




ガチャッ




御坂妹「……こんにちは」

 
上条「………………え?」

御坂妹「当麻さんの気持ちを確かめに来ました、とミサカは突然お宅訪問をした理由を簡潔に述べてみます」

上条「い、いや、それ以前に……お前に、俺の家の場所教えたっけ?」

御坂妹「お姉様があなたとキスをしたと聞いて、あなたの気持ちを再度確かめるため、ずっと尾行していました、とミサカは悪びれも無く語ります」

上条「お……お前、それはストーカーって言うんじゃ……」





上条(……最悪だ。救いの手と思ってすがりついたら、完全に地雷だった……)

 
御坂「ちょっと、いつまでかかって……あれ、アンタ」

御坂妹「お姉様……っ!」


パンッ


御坂「痛っ……! な、なにすんのよ……!」

御坂妹「私の当麻さんに勝手にキスをしたお姉様が悪い、とミサカは」

御坂「はぁ!? だから、当麻はアンタのことなんて好きじゃないって言ったでしょ!」

上条「え……え? え?」

 
御坂妹「仮にそうだとしても、私にはあなたに暴力をふるう権利があります、とミサカは物騒な発言をしてみます」

御坂「はぁ? 権利?」

御坂「以前、私がお姉様の気持ちを知っていて当麻さんと会っていた時、あなたは私を同じように叩きました、とミサカは過去の事実を取り上げてみます」

御坂「…………そういえば、そうだったわね」

御坂妹「……ちょうどいい機会なので、当麻さんに決めていただきたいと思います、とミサカはすべてに決着をつける提案をします」

上条「き、決める……?」




御坂妹「当麻さんは、私とお姉様……どちらが好きなのですか」

 
禁書「どっちも違うと思うんだよ」

御坂妹「……関係の無い人は黙っていてください、とミサカは」

禁書「関係なくなんかないんだよ! インデックスだって……インデックスだって、とうまのこと、大好きなんだもん!」

御坂妹「…………!」

上条「い、インデックス……そうだったのか? 全然そうは思えなかったけど……」

禁書「むー……なんでここまで言わないと気付かないのかな、とうまは……」

御坂「……だったら尚更よ。この子と私の問題もひっくるめて、ちょうどいいじゃない」

上条「えっ」

 
御坂「でも、付き合い始めた頃ならともかく、今は違うかもしれないでしょ」

御坂妹「い……今、とは?」

御坂「……あの時は頭に血が上ってて、アンタにあんなこと言ったけど……」

御坂妹「………………」

御坂「当麻がアンタと付き合う中でアンタを好きになった可能性も、無くはないってことよ! 言わせんな恥ずかしい……」

御坂妹「お姉様……」

禁書「ねぇ、とうま……とうまが答えを出さないから、こんな風になっちゃうんだよ?」

御坂「そればっかりは同意ね。ほら当麻、ハッキリ言ってよ。それとも、誰も好きじゃないの……?」





上条(な、なんてこった……なんとか全員の好感度を保ちつつ、場を丸く収める方法は無いのか……)

 
上条(……待てよ上条当麻。全員の好感度を保つ、だぁ?)

上条(何を考えてんだ……! お前は今までそうやって、美琴も御坂妹も傷つけてきたんじゃねぇのか!?)

上条(いっそ、誰も好きじゃない、って言っちまえば……)

上条(お前らはただの友達なんだ、って言っちまえば……)

上条(俺も、こいつらも、楽になれるんじゃねぇのか……!)






上条(……はぁ。ちくしょう……俺は周りに流されてばっかりだ)

上条(女が絡んでくると、なんでこうなっちまうんだ?)

 
上条(……そうか。俺が、女の子の好意に応えたい、なんて思ってるからか……)

上条(俺は……女友達が欲しいとか、彼女が欲しいとか)

上条(誰も不幸にならなくて済むとか、そんな方法ばかりを考えていて)

上条(俺が誰を好きなのかってことを、ちゃんと考えたこと、一度でもあったか……?)






上条(……考えろ上条当麻。そして思い出せ! ずっと一緒にいたいって思える……好きな女の子のことを!)

 
 でも女の子の友達なら―――


 ―――どんどんお喋りの時間が長く―――


 つまんない。つまんないつまんない!






上条「………………」

 
上条「インデックス」

禁書「……なに?」



上条「好きだ。俺は、インデックスが好きだ!」



禁書「え……!?」

上条「俺は今まで、お前とずっと一緒にいたせいで……自分の気持ちに気付かなかった」

禁書「………………」

上条「でも、今改めて考えたんだ。インデックスっていう一人の女の子を、俺がどう思っているのか」

 
上条「お前が側にいるのが当たり前になっていて、お前がいることの大切さを分かってなかった」

上条「仮に俺が、自分の気持ちを無視して他の女の子と付き合って……お前が俺の前からいなくなっちまったら、俺は耐えられねぇ!」

上条「俺は、お前とずっと一緒にいたい……これからも、ずっとだ!」

上条「……お前はいつも、俺と一緒にいたいって思ってくれてた……」

上条「俺が、他の女の子と話して、お前を蔑ろにした時ですら……」

上条「そして俺も、お前のいない生活なんて、もう考えられねぇ」

上条「これ以上、俺がインデックスと付き合いたいってことに、理由が必要かよ?」




禁書「……ホント? ホントにホントなの、とうま……」

上条「ああ。いいかげんに始めようぜ、インデックスさんと上条さんの、いちゃいちゃ禁書目録を!」

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