なのは「私がフェイトちゃんに告白したら」 (53)

なのは「どうなると思う?」

http://i.nicovideo.jp/watch/sm21597804
これじゃねえの

アリサ「即墜ち」

はやて「式場の準備」

すずか「とりあえず、いつしたの?」

なのは「みんな、真面目に答えてよ!っていうか、まだしてないよ!」

アリサ「なーんだ、で今度の日曜どこいく?」

はやて「またアリサちゃん家でええんちゃう?ヴィータ連れてってもええ?」

すずか「あ、ヴィータちゃんにピッタリの衣装が……」

なのは「き、聴いてよ!?」

アリサ「気になるならしてみなさい!以上!」

すずか「今回は右に同じね」

はやて「告白のセリフは後で教えてな~?」

なのは「うぅ……」

アリサ「はいはい、今は慰めてくれる王子様はいないわよ?」

はやて「いつもみたいな直球・突撃的なセリフもええけど、乙女チックなんも効果あるかもしれんで?」

なのは「私は真面目だよ!なんでそんなにどうでもよさそうなの!?」

すずか「なのはちゃん、食傷って言葉知ってる?」

なのフェイはジャスティス

なのは「へ?」

アリサ「胸に手を当てて、いつものあんたらの行いを顧みてみなさい?」

はやて「なのは大丈夫?今日はちょっと肌寒いくらいだから……」

すずか「うん、大丈夫だよフェイトちゃん!ずっと来るとき手暖めてくれてたし……」

なのは「ぜ、全然似てないよ!」

アリサ「セリフは原文ままだけど」

はやて「なのは……、もっと暖まることしようか?」
すずか「はやてちゃん、調子のりすぎ」

なのは「でも……昔に比べたら……」

アリサ「基準がオカシイわ」

はやて「もっとヘタレた方がフェイトちゃんぽかった?」

すずか「んー、ヘタレというか回りくどい感じ?」

なのはならとりあえず自分自身に問いかける

なのフェイはジャスティス

まだ子供いない頃の話か

なのは「でもでも……もうすぐ……」

アリサ「もうすぐなによ?」

はやて「私はまだ少し寒いかな……(チラッ)」

すずか「そうそう、そんな感じ」

なのは「みんな、離ればなれになっちゃうんだよ?」

アリサ「それは……私達に比べれば!あんたらは同じ管理局に入るワケだし!」

すずか「どうなの、はやてちゃん?」

はやて「それは……どうなるんやろな……」

なのは「今までは嘱託だったから、こういう風にスケジュールの調整もできたけど……」

はやて「特にフェイトちゃんは執務官やしな……」

すずか「そうなんだ……もう、あと少ししかないんだね」

アリサ「なら……なら、尚更じゃない!」

なのは「え?」

みてるよー

じゃあユーノは俺が幸せにするから

アリサ「今の内にぶっちゃけときなさいよ!どうせ離ればなれなんだから気まずくなってもいいじゃない!」

なのは「それはそうなんだけども……」

はやて「なんや、なのはちゃんらしないなあ?なんかあるん?」

なのは「その……フェイトちゃんは、私のことどう思ってるのかなって……」

なのはさんが乙女に見える

アリサ「は?」

はやて「何を今更」

すずか「あれでダメだったら……」

なのは「いや、無理してないかなって……フェイトちゃんは優しいから」

アリサ「無理は……ねえ?」

すずか「全身全霊で溺愛してるけど」

はやて「なのはちゃんが無理せえへんかったら……」

なのは「……ごめんなさい」

アリサ「前に入院した時とか、ねえ?」

はやて「いつ寝てるんやって感じやったな」

すずか「朝から晩まで看病して、それに……」

なのは「な、なにかあったの?」

すずか「いや、その……」

はやて「私達3人でお見舞い行ったら、フェイトちゃんが先おって……」

なのは「うん、うん!」

アリサ「眠ってるあんたにずっと謝ってるの」

なのは「え……」

すずか「『護れなくてごめん』『謝るから居なくならないで』って泣きながら」

はやて「あんなん、フェイトちゃんが護れるはずないのにな」

アリサ「わかった、あんたがどんだけ好かれてるか?」

なのは「なんで……」

すずか「え?」

なのは「なんで私に教えてくれなかったの!?」

はやて「それは……私らが知ったんも覗き見みたいな感じやったし……」

なのは「でも!フェイトちゃんが哀しんで、泣いてて……」

アリサ「あんたのせいでしょうが」

なの

すずか「アリサちゃん!?」

アリサ「あんたが無茶して、あんな大怪我するからフェイトは泣いてたんでしょ!?」

なのは「で、でも……」

アリサ「人に頼らずに、あんたが気付いてあげなさいよ!」

なのは「私も頑張ってるの!頑張って、出来るだけ一緒にいて、お話して……」

アリサ「なら、なんでわかんないのよ!ずっとフェイトはあんたしか見てないじゃない!!」

なのは「わかんないの!最初からそうだったから……友達になってからずっとそうだったから!!」

すずか「ふたりとも!」

アリサ「じゃあ今すぐ確かめてきなさいよ!私達に聴くよりもっと確実よ」

なのは「言われなくても行くよ!」

はやて「あ、なのはちゃん!」

すずか「あーあ」

アリサ「……なによ?」

はやて「追い掛けんでええん?」

アリサ「どうせフェイトのとこでしょ、心配要らないわ」

すずか「アリサちゃん?」

やっとフェイトくるか

アリサ「私は間違ったこと言ってないわよ?」

はやて「言い過ぎや」

アリサ「う……わかってるわよ、明日会ったら私から謝るわ」

すずか「ま、それでいいよ、ケーキでも食べよっか?」

ハラオウン家

なのは「フェイトちゃん!」ドンドン

フェイト「はいはい」ガチャッ

なのは「フェイトちゃん!よかった!」

フェイト「な、なのは!?」

なのは「ちょっと、フェイトちゃんに話したいことがあって!」

フェイト「な、なに?」

なのは「えーと、その……」

フェイト「うんうん」

なのは「あ、あの、セリフ考えてなかった……」

フェイト「……え?」

なのは「その……、伝えたいことは決まってるんだけど……」

フェイト「あ~、えーと、お茶淹れる?」

なのは「お、お願いします……」

フェイト「味はどう?」

なのは「け、結構なお手前で……」

フェイト「よかった……、で、なのはの伝えたいことってなにかな?」

なのは「あ、その……」

フェイト「うん」

なのは「少し言いにくくて……」

フェイト「そうなんだ」

なのは「うん、その……私のことなんだけど……」

フェイト「なのはの?」

なのは「私ね」

フェイト「うん」

なのは「フェイトちゃんのことが好きなんだ」

キマシ

フェイト「ありがとう……凄く嬉しいよ」

なのは「ち、違うのそういう意味じゃなくて!」

フェイト「わかってるよ、なのはの真剣な顔を見れば」

なのは「じゃ、じゃあ!フェイトちゃんは!?」

フェイト「私は……わからないや」

なのは「え……?」

フェイト「なのはは好きだよ、でもその気持ちががなのはのと一緒なのかがわからないんだ」

なのは「ど、どういう意味?」

フェイト「私は遇ったことないから、なのは以上に大切だと想える人に」

なのは「え……で、でも!」

フェイト「遇えないって言った方が正しいのかな?」

なのは「なにが?」

フェイト「きっと私はなのはに感謝してしまうから、どんなに素敵な人に遇っても、どんなに大切なものを見つけても」

なのは「ちょっ……フェイトちゃん!///」

フェイト「なのはは、私のこと大切に想ってくれてるんだよね?」

なのは「う、うん!多分……ううん、きっと、愛してるよ!!」

フェイト「ありがとう、なら、なのはの気持ちとは一緒かはわからないけど……」

なのは「きっと一緒だよ!」

フェイト「そうだね、この気持ちが愛じゃなかったら、私はそんなものいらないよ」

なのは「フェイト、ちゃん……?」

フェイト「だって、なのはの幸せ以上に大切なものなんて私にはないんだよ?」

なのは「でも、そんなの!」

フェイト「他の人に抱いて、なのはをないがしろにするくらいなら、私はそんなものいらないよ」

なのは「そんな……なんで……」

フェイト「なのはがくれたんだよ?私に、この世界も、家族も、友達も、温もりも、なにもかも」

なのは「違うの!私は……」

フェイト「……なのはは?」

なのは「知って欲しかったの、この世界にいっぱいある素敵なことを、幸せを、初めて好きになった人に……フェイトちゃんに……」

フェイト「私は沢山もらったよ、なのはに、だから今は私がなのはに返す番なんだ」

なのは「違う!まだ、まだ足りないよ……、フェイトちゃんにはもっと……」

フェイト「……そっか、なら、一つだけお願いしてもいいかな?」

なのは「私にできることなら……」

フェイト「死なないで」

なのは「うん」

フェイト「一緒に生きていたいんだ、なのはの存在が私の幸せだから」

なのは「わかった、一緒に生きよう、フェイトちゃんがもっともっと幸せになれるように」

フェイト「うん、なのはのいない世界に意味なんてないからね」

翌朝

アリサ「あ、なのは、おはよう」

なのは「アリサちゃん!おはよう!」

アリサ「その……昨日は悪かったわね……」

なのは「あ、いや、私こそ熱くなっちゃって……」

アリサ「うん……、で、フェイトとは?」

フェイトちゃんとちゅっちゅしたいよぉ

なのは「あー、えーと、友達のままでいようってことで……」

アリサ「は!?フェイトに振られたの!?」

なのは「いや、その、お互い話し合って、しばらくは今のままのほうがいいかなって……」

アリサ「……スッキリしないわね」

なのは「ははは……」

ならレヴィは貰っていきますね

この広い空の下には、幾千、幾万の人達がいて、いろんな人が、願いや想いを抱いて暮らしていて
その想いは、時に触れ合って、ぶつかりあって…だけど、その中のいくつかは、きっとつながっていける、伝え合っていける。
フェイトちゃん、きっといつか伝えてみせるよ、この世界の素晴らしさを


おわり

おつ

おつ

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