美琴「暑い・・・」(315)

美琴「あーもう暑い!どうなってんのよこの暑さは!」

黒子「どうもこうも、今は夏ですのよ?暑いのは当然でございますわ」

美琴「それはわかってるんだけど・・・。あ、そうだ!」

ヌギヌギ

黒子「?!」

美琴「ふうっ、少しは涼しくなったわね」

美琴「じゃあちょっと出かけてくるから」

黒子「お姉さまが・・・あのお姉さまが短パンをお脱ぎに・・・」

美琴「いつも短パンで済ませてるから…パンツはくの忘れてた!」

上条「ようビリビリ」

上条「あ・・・暑い。こんな暑い昼間から補習だなんて。はぁ」

上条「っとマズイ!あの後姿はビリビリじゃ―」

フワッ

上条「・・・ない。短パンをはいていないということは妹の方か」

上条「おーい!そんなとこで何やってんだー?」

美琴「えっ・・・な、なんなのよいきなり!!?」

上条「いやー久し振りに見かけたからさ。元気してるか?」

美琴「げ・・・元気よ、元気に決まってるじゃない!!」

美琴(アイツから声をかけてくるなんて・・・///)

上条「あ・・・暑い。こんな暑い昼間から補習だなんて。はぁ」

上条「っとマズイ!あの後姿はビリビリじゃ―」

フワッ

上条「・・・ない。短パンをはいていないということは妹の方か」

上条「おーい!そんなとこで何やってんだー?」

美琴「えっ・・・な、なんなのよいきなり!!?」

上条「いやー久し振りに見かけたからさ。元気してるか?」

美琴「げ・・・元気よ、元気に決まってるじゃない!!」

美琴(アイツから声をかけてくるなんて・・・///)

上条(ん?なんかいつもと違うような・・・)

美琴「・・・///」

上条「ってうわ!お前顔真っ赤だぞ。熱でもあるんじゃないのか?」

ピトッ

美琴「!!!!?」

上条「うーん、熱はなさそうだけど・・・この暑さでちょっとやられたか?」

美琴「あ、あんたねぇ・・・」

バチバチ

上条「へ?」

美琴「き、気安く触ってんじゃないわよ!!!」

上条「うぎゃあああああ!ビリビリのくせになんで短パンはいてないんだああああ!」

上条「はぁ・・はぁ・・・。ふ、不幸だ・・・」

美琴「きょ、今日という今日は許さないんだから!!!お、おでこをくっ、くっつけるだなんて・・・///」

上条「わ、悪かった。つい妹の方だと・・・。よ、よし!お詫びにアイスをご馳走しよう!」

美琴「えっ、ちょっ・・・いらないわよ!」

上条「いいからいいから、ただでさえ暑いのに走り回ったせいで余計に暑いんだ」

美琴「う、うん・・・」

上条「何がいい?何でもいいぞ」

美琴「じゃ、じゃあストロベリー・・・

上条「すみませーん!ストロベリーとバニラ!」

上条「ほらよ、ビリビリ」

美琴「あ、ありがとう」

上条「ふぅー生き返る。やっぱり暑い日はアイスに限りますな」

美琴「そ・・・そうね」

上条「なんかさっきより元気がなくなってないか?」

美琴「そ、そんなことないわよ!!」

美琴(こ、これって・・・。で・・でででででで、デートよね//)

佐天「う~い~は~る~っ!!!」

バサッ

初春「ひゃあっ!な、なにするんですか佐天さん!」

佐天「うーん、今日は水玉かぁ」

初春「もう、いつもいつも佐天さんは・・・」

佐天「ごめんごめん!それにしても今日は本当に暑いね」

初春「本当ですね。今日は今年一番の真夏日らしいですよ」

佐天「うぅー暑いぃ。ってあれ?あそこにいるのって御坂さんじゃない?」

初春「あ、本当だ。隣にいる方は誰でしょう・・・」

佐天「御坂さーん!」

美琴「う、初春さんに佐天さん?!」

初春「御坂さんこんにちは」

佐天「もしかしてお隣の方は彼氏さんですかぁ?」

美琴「ちょ、何言ってんの//」

上条「えーっと・・・こちらのお方は?」

美琴「あ、あぁ。私の友達で柵川中学校の―」

初春「初春です」

佐天「同じく佐天でーす」

上条「どうも。上条です」

佐天「それにしても上条さん、こんな真っ昼間からデートだなんて隅に置けませんねぇ」

上条「おいおいよしてくれ。なんで俺がビリビリなんかと・・・成り行きだよ」

美琴(そんな言い方ないじゃない・・・)

佐天「ふぅーん・・・。(ニヤニヤ」

佐天「それにしても暑いですねー」

美琴「本当ね、困ったものよ」

初春「あ、アイス!いいなぁおいしそう」

上条「おっ、初春さん。一口食べる?」

初春「いいんですかぁ?!うわぁ~おいし~!」

上条「はい、佐天さんも」

佐天「ありがとうございます!ん~冷たい!やっぱ暑い時にはこれに限りますよね~」

美琴(いいなぁ、二人して・・・)

ジーッ・・・

上条「ん?お前も欲しいのか?」

美琴「えっ?!な、なななな何言ってんのよ!そんなわけないじゃない!」

上条「そうか?ならいいんだけど」

美琴(・・・私のバカ)

土御門「おーいかみやん!そんなとこで何してんだにゃー。早くせんと補習に遅れてしまうぜよ」

上条「うおっ、やばい!残ったアイスは二人で食べていいから!そんじゃ!」

青髪「まぁた女の子をたぶらかして・・・うらやましい限りやなぁ」

佐天「行っちゃった・・・」

初春「おもしろい人でしたね」

佐天「あ、アイス溶けちゃうよ!早く食べよ初春」

初春「は、はいっ」

美琴「はぁ・・・」

美琴「ただいまー・・・」

黒子「あら、おかえりなさいませお姉さま」

美琴「はぁ・・・」

バフッ

黒子「どうなさいましたの?帰るなりベッドに飛び込んで」

美琴「何でもないわよ・・・」

黒子「さてはお姉さま、またあの類人猿と何かありましたのね」

美琴「?!」

黒子「まったく・・・本当にわかりやすいお方ですこと」

美琴「う、うるさいっ!」

黒子「それで、今回は何がありましたの?」

美琴「実は・・・」

黒子「なるほど、それで落ち込んでいたわけですの」

美琴「だって・・・」

黒子「だってもへちまもありませんの。ここぞという時に素直になれないようではいつまで経っても振り向いてもらえませんのよ」

美琴「うぅ・・・」

黒子(お姉さまが傷心中、これはチャンスですの!)

黒子「お姉さま・・・」

美琴「?」

黒子「あんな類人猿のことなど忘れて黒子と暑い夜を(ry」

ガンッ

美琴「ちょっと隙を見せるとすぐこれなんだから・・・」

黒子「み・・・見事な拳ですの・・・」

美琴「はぁ・・・」

美琴(あいつ今、何してるのかな・・・)

黒子「お姉さま、朝ですの」

美琴「うー・・・」

黒子(これは重症ですわね)

黒子「わたくしこれから風紀委員の仕事に行きますの。夕方には戻りますわ」

美琴「いってらっしゃい・・・」

―夕方

上条「ふぅーやっと補習が終わった・・・。が、ちんたらしてられん!急がなければタイムセールが終わってしまう!」

黒子(あら、あの姿は・・・)

黒子「そこのあなた!お待ちなさい!」

上条「はい?ってお前は確か黒井―」

黒子「白 井 黒 子 ですの!」

上条「風紀委員が何の御用で?」

黒子「少しお時間をいただけます?」

上条「悪いが俺にそんな暇はない!お一人様2パック限定の卵が待っている」

黒子「え・・・」

上条「そうだ白井!お前も協力してくれ!」

黒子「えっ、ちょっと・・・」

店員「アリガトウゴザイマシター」

上条「ふぅー買えた買えた。しかも4パックも!ありがとうな白井」

黒子「い、いえ・・・」

上条「で、何の用だ?」

黒子「え、えぇ。単刀直入に申し上げますが・・・あなたお付き合いしている女性などいらして?」

上条「はぁ?なんだそりゃ。お付き合いどころか上条さんは女性に縁なんてありませんよ」

黒子(どの口がおっしゃいますの)

黒子「そ・・・そうですの」

黒子(何にしても、まだお姉さまにもチャンスはあるということですわね)

上条「そういう白井はどうなんだ?

黒子「わっ、わたくし?」

上条「人に聞いたんだ。自分も答えたっていいだろ?」

黒子「い、いるわけございませんの!わたくしはお姉さま一筋ですの!」

上条「はぁ」

黒子「それに風紀委員たるもの、そのような浮ついたことに振り回されるわけにはいきませんの」

上条「そうか。かわいいのにもったいないな」

黒子「な、なっ///」

黒子「な、なにをおっしゃいますの//」

上条「折角かわいい顔してるんだから、もっと遊んだらどうだ?」

黒子「ひ、冷やかしはごめんですの!」

上条「いや、冷やかしも何も本心で―」

黒子「と、とにかく!今日はこれで失礼しますの!」

ビュン

上条「あっ、おい!行っちまった・・・」

上条「っと、俺もこんなことしてる場合じゃない。穀潰しにどやされちまう」

上条さんって卵以外に買うもんないの?

黒子「ただいま帰りましたわ」

美琴「おっ、おかえりー。随分遅かったじゃない」

黒子(初めて・・・生まれて初めて殿方からあのようなことを・・・)

黒子(この痛みは何ですの、胸を締め付けられるような痛みは・・・)

黒子「・・・」

美琴「黒子?」

黒子「はいっ?!な、なんでしょうお姉さま?!!」

美琴「・・・?変な黒子」

黒子(上条・・・当麻・・・)

美琴「ねぇ、黒子」

黒子「・・・なんでございましょう」

美琴「私ね、今度あいつに自分の気持ちを打ち明けてみようと思うの」

黒子「・・・」

ズキン

美琴「いつまでもこんな辛いままでいるのはやだし、それにこのままじゃ何も変わらないわ」

黒子「そうでございますわね・・・」

美琴「さっそく明日言ってみるわ!気持ちが変わらないうちに」

―翌日

上条「はぁ疲れた・・・。まぁでも今日は安売りのもやしが大量に買えたわけだしよしとするか」

美琴(あっ、いた・・・)

美琴「ちょっと!」

上条「ん?・・ってなんだビリビリか。何か用ですか?」

美琴「あの・・・その・・・今時間ある?」

上条「まぁこれといって特に予定はないが」

美琴「ちょ、ちょっとだけ付き合って!」

上条「あ、あぁ・・・」



上条「で、なんだ改まって」

美琴「ね、ねぇ・・・。あんたって今、す・・・好きな人とかいたりするの?」

上条「またその質問か・・・。そんな人がいたら上条さんはもっと幸せな人生を歩んでますよ」

美琴「あ、あはははは・・・。そ、そうなんだ!」

美琴(また・・・?またって・・・?)

上条「にしても」

美琴「?」

上条「白井も昨日同じようなことを俺に聞いてきたんだが、お前ら何か企んでるのか?」

美琴「えっ・・・・・・」

美琴(黒子が・・・?なんで?どうして・・・?)

上条「どうかしたか?」

美琴「な、なんでもないわ!それだけ!ありがと、それじゃ!」

上条「白井といいビリビリといい、変な奴らだな・・・」

美琴(動揺して思わず逃げちゃった・・・。でも何で黒子があいつに・・・?まさか黒子・・・)

黒子「はぁ・・・」

黒子(あの方が頭から離れませんの)

黒子(でも、たかだか“かわいい”と言われただけじゃありませんの)

黒子(そうですわ。慣れないことに少し動揺しただけ、わたくしはこれまで通り、お姉さま一筋ですの)

上条「おーい、白井ー!」

黒子「えっ?」

上条「いたいた」

黒子「上条当麻・・・。いったい何ですの」

上条「おいおい、そんな邪険に扱わなくてもいいだろ?」

黒子(何でよりによってこのタイミングで・・・)

上条「昨日のお礼がしたくってさ」

黒子「結構ですの。そんな大したことはしてませんわ」

上条「お前がよくても俺がよくないの。受けた恩は返さにゃならん」

黒子「強引な方ですわね」

上条「まぁまぁそう言わずに。嫌か?」

黒子「その・・・嫌ではございませんが・・・」

上条「よし、じゃあ決定だな!行くぞ」

グイッ

黒子「ちょっ、引っ張らないで―・・・」

黒子(・・・////)

上条「さて・・・」

黒子「アイスクリーム?」

上条「その通り!最近ハマっててな。好きなの頼めよ」

黒子「じゃあストロベリーで・・・」

上条「よしきた。確かビリビリもストロベリーだったな」

黒子(お姉さまと同じ・・・)

上条「ほいよ」

黒子「い、いただきますわ」

上条「バニラもいいけどチョコも捨てがたいなーうん」

黒子(お姉さまと同じ。本来ならよろこぶべきことなのに、なんですのこの胸のわだかまりは・・・)

黒子(嫌・・・お姉さまと同じが嫌・・・ですの)

黒子「・・・・・・・」

上条「・・・しもし」

黒子「・・・・・・・」

上条「おーい、もしもーし!」

黒子「は、ははははいっ?!」

ベチャ

上条・白井「あっ・・・」

上条「あーあーこぼしちゃって・・・。大丈夫か」

黒子「も、申し訳ありませんの・・・」

上条「幸いにも制服は汚れてないようだしよかったよ。ん?」

黒子「?」

上条「白井、お前鼻にアイスついてるぞ」

ツイッ

黒子「ひっ?!」

ペロッ

上条「ん~。ストロベリーもなかなかですな!」

黒子「な、ななななな・・・////」

上条「ん?どうした?」

黒子「い、いえ・・・」

上条「っと、もうこんな時間か。そろそろ奴が腹を空かせる頃だ。俺の残りは食っていいから。そういうわけで、じゃな!」

黒子「////」

>>59
つまり…どういうことだってばよ…?

黒子(胸が苦しい・・・こんな気持ち、初めてですの)

黒子(しかし、あの方はお姉さまの想い人・・・わたくしは手を引かなくては!)

黒子(しっかりしなさい黒子!風紀委員がこんなことでは務まりませんわ)

上条「ただいまー」

禁書「遅いんだよとーま!もうお腹ペコペコなんだよ!」

上条「悪かった悪かった。補習が長引いてな」

禁書「・・・とーま。嘘はいけないんだよ」

上条「へ?」

禁書「とーまのズボンにストロベリーのアイスがべっとりついてるんだよ!」

ガブッ

上条「うぎゃああぁあぁ!!俺の制服にはついてたのかあぁあぁああぁ!!!ふ、不幸だああぁあぁ~!!!」

>>60
「ツイッ」で指ですくって
「ペロッ」で舐めたわけだ
わかりづらくてすまん

禁書「私に嘘をつくなんてとーまのくせに生意気なんだよ!」

上条「はい、すんませんでした・・・」

禁書「それで、とーまは誰とアイスを食べてたの?」

上条「白井っていう常盤台の奴だ。白井には昨日卵を買うのに協力してくれてな、その礼としてアイスをご馳走したんだ」

禁書「ふーん。で、とーまはその子が好きなの?」

上条「・・・はぁ?!そんなわけないだろ」

禁書「でもとーま帰ってきたときすっごくうれしそうな顔してたんだよ」

上条「そうか?まぁかわいいとは思うが」

禁書「ふーん(ニヤニヤ」

上条「な、なんだよ!」

禁書「何でもないんだよ!早くご飯作るんだよ!」

上条「お、おう・・・」

上条(白井ねぇ・・・)

黒子「ただいま帰りました」

美琴「おかえりー」

美琴(ん?)

美琴(この匂いは・・・ストロベリー?)

美琴「今日も随分と遅いのね」

黒子「えっ?!えぇ・・・風紀委員の仕事が長引きまして。そ、それよりお姉さま!あの類人猿には―」

美琴「結局打ち明けられなかったわ。でもあいつに好きな人はいないってことはわかったの。だから少しずつアタックしてみる」

黒子「そ、そうでございますの。なら黒子は影ながら応援いたしますわ!」

美琴「うん、ありがと」

美琴(怪しい・・・怪しいわ)

2時間ほど離れます。
需要ないなら落として結構です。

戻りました
保守ありがとうございます
のんびりですが続き書きます

―翌日

黒子「それでは、行ってまいりますの」

美琴「いってらっしゃーい」

美琴「・・・さて。黒子の後を追いますか」

―そして夕方

美琴「特に怪しいところは見当たらないわね。風紀委員の仕事も普通にこなしてるし・・・。私の思い過ごしかしら」

上条「そんなところで何やってんだビリビリ」

美琴「何って黒子を尾行してるに決まってんでしょ!・・・って、え?」

上条「」

美琴「な、なんであんたがここにいるのよ!!」

上条「いちゃわりーか!補習の帰りなんだよ。つーかなんだよ尾行って」

美琴「うるさい、ちょっと黙って!」

黒子「お姉さま?そんなところで何を・・・」

美琴「み、見つかった・・・」

黒子「お姉さま!これはいったいどういうことですの?!」

美琴「い、いやこれには深いわけが・・・」

上条「よう、白井」

黒子「か、かかっ・・・上条当麻?!」

上条「そんなオーバーなリアクションをとらなくても・・・」

黒子「ど、どうしてここに?」

上条「補習の帰りでたまたま通ったんだよ。したらこいつが何やら怪しげなことをしてたもんでな」

美琴「あ、怪しくなんか・・・」

上条「そうだ白井!また買い物に付き合ってくれないか?」

黒子「えっ?」

上条「今日は豚肉が限定特売なんだ」

黒子「わ、わたくしなんかでよければ・・・」

上条「ありがとう!恩に着る!」

黒子「いえ・・・//」

美琴「ちょ、ちょっと!」

上条「なんだ?」

美琴「わ、私もそれに協力してあげてもい・・いいわよ」

上条「本当か?!すまんなビリビリ」

美琴「たたた、大したことないわよこれくらい!ささ、行きましょ」

美琴(よしっ)

黒子(・・・・・・っ)

店員「アリガトウゴザイマシター」

上条「こんなにたくさん買えた・・・。本当にありがとう二人とも!この恩はいつか必ず返す!」

美琴「そ、そんな。いいっていいって!」

上条「いやいや、この豚肉がわが家をどれだけ救うことやら。ぜひともお礼させてくれ」

美琴「じゃ・・・じゃあさ、明日空いてる?」

上条「明日?まぁ特にはないが」

美琴「お、お祭り行かない?この近くでお祭りやるんだ」

上条「祭りか・・・。たまにはそんなのもいいか。いいぞ」

美琴「ほ・・・本当?!じゃ、じゃあ明日の6時にこの通りで待ってる」

上条「わかった、それじゃあな」

美琴「うん、また明日」

黒子(胸がズキズキしますの・・・)

黒子(上条当麻がお姉さまと話をしている。ただそれだけなのに・・・)

黒子(お姉さまが・・・お姉さまが・・・)

黒子(・・・憎い)

美琴「ごめんね黒子、待たせちゃって」

黒子「いえ、大丈夫ですわ。もうお話はお済みになりましたの?」

美琴「うん、もうおわったわ」

美琴「・・・ふふっ」

黒子「何やら楽しそうですわね。いいことでもありまして?」

美琴「なんでもなーいっ」

黒子(・・・・・・)ズキン

黒子(・・・・・・ちっ)

―翌日

美琴「あれ?黒子今日非番じゃないの?」

黒子「何でも今日この近辺で花火大会があるらしく、その警備をしなくてはなりませんの」

美琴「ふーん、そうなんだ。大変ねぇ」

黒子「えぇ。それでは」


美琴「あいつと花火・・・楽しみだな、ふふっ」

―午後6時30分

上条「はぁ、はぁ・・・。す、すまん・・・遅れた」

美琴「遅いっ!」

上条「・・・・」

美琴「な、なによ」

上条「いや、浴衣似合ってるなと思って」

美琴「~っ///は、早く行くわよっ!」

上条「へいへい」

―午後7時30分

上条「おいおい、あんま先行くなって・・・まだこれ食い終わってないんだから」

美琴「何言ってんの!花火は8時からなのよ?早くしないといい場所がとれないじゃない」



黒子「はぁ・・・」

初春「どうしたんですか白井さん?」

黒子「いえ、仕事とはいえなぜこんなことを・・・」

初春「仕方ありませんよ。私も佐天さんに誘われてたんですけど、断っちゃいました。私も浴衣着たかったなぁ」

黒子(わたくしも、あの方と行きたかったですの・・・)

―午後8時

ドーン

美琴「うわぁきれい・・・」

上条「おぉ、こりゃたまげたな」

美琴「・・・」

美琴(今がチャンスよ、美琴)

美琴「ね、ねぇ・・・」

上条「ん?」

―同じ頃

初春「あっ、花火始まりましたね」

黒子「そのようですわね」

初春「きれいだなぁ・・・。ってあ!あれって御坂さんじゃないですか?」

黒子「えっ?」

黒子(どうしてお姉さまがここに?一人で?そんなはずは)

黒子「初春!この場を頼みますの!」

初春「あっ、白井さん!もー勝手なんだから・・・」



上条「なんだ?」

美琴「わ、私ね。あんた・・・いや。と、当麻のことが・・・好きなの」

上条「・・・」

美琴「その・・・ずっと前から好きで。で、でも私不器用だからそういうのうまく表現出来なくて・・・」

美琴「でっ、でも!ずっと伝えたくて・・・。その、な、なんて言えばいいのかな・・・」

美琴「と、とにかく!当麻のことが好き。よかったら私と・・・その・・・////」

上条「ビリビリ・・・いや、美琴」

ビクッ

美琴「な、なに・・・?」

上条「正直に言うとな、今の俺はお前にそういう感情を抱いてるかどうかわからんのです」

上条(会えば追いかけられるわ電撃くらうわだしな・・)

美琴「・・・・そっか」

上条「でもな」

美琴「?」

上条「よく知りもしないで振るというのもどうかと思うわけですよ」

美琴「そ、それって・・・」

上条「その・・・まぁあれですよ。不束者ですが、よろしくってことです」

美琴「当麻・・・」

美琴「ありがとう・・・」

上条「っておいおい、こんなところで泣くなって。目立つでしょーが」

美琴「だって・・・」


黒子(一瞬お姉さまの隣にあの方の姿が・・・!)

黒子(・・・見つけた!)

黒子「お姉さ―

美琴「ねぇ、当麻・・・」

美琴「・・・キスして」

黒子「ま・・・・・・・・・・・・」

破壊のSSディケイドだな

上条「・・・はぁ?バカなこというもんじゃありませんよ」

美琴「いいから、して」

上条「はぁ・・・。目ぇ閉じなさい」

美琴「はい・・・。・・・んっ」

上条「これで満足か?」

美琴「うん・・・。当麻、大好き」

ギュッ

上条「こらこら抱きつくなっての」

美琴「えへへ・・・」


黒子「・・・」ズキン

黒子「・・はは。・・・ははははは」ズキンズキン

黒子「胸の痛みが心地いいですの・・・」ズキンズキン

黒子「手を引くだなんてバカなことを考えたのがそもそもの間違いでしたの」

黒子「あの方・・・いえ、当麻はわたくしのものですの。お姉さまなんかに渡さない」

黒子「どんな手を使ってでも奪ってみせますわ。・・・殺してでも」

初春「白井さーん!もう、どこに行ってたん―

黒子「あは・・・あははははは・・・!!!」

初春(白井さんが・・・狂気に満ちている)

黒子は胸が高鳴るのを感じていた。
苦しい。苦しい。まるで焼かれる様
御坂美琴とは、何だったのか。
大切な、賭が得ない、なに?
・・・そう、全てが焼却されていく。
上条当麻への新しい思いによって・・・
黒子「は、は、はは」
顔が引きつっているのがわかる。
目が血走っているのがわかる。
くやしい
くやしいくやしいくやしいくやしい


黒子は汗に塗れた前髪を書き上げると不適に口元を歪めた。
黒子「お姉様、いいえ御坂美琴さん」
黒子「ここからは女の戦いですわ」
黒子「私は、あなたを慕い、愛してすらいました。だけど」
黒子「私、勝たせていただきますの。当麻様は私の・・・」
黒子「そのためならば、あなたとの関係を破棄するのにさえ」
黒子「ためらいはない」

今は、せいぜい楽しんで

黒子は静かに闇と同化した。

上条「ほら、美琴。もう遅いから帰んなさい」

美琴「えーっ」

上条「えーっ、じゃないの。常盤台のエースがこんな遅くにこんなところにいちゃいかんでしょ」

美琴「はーい。あ、番号とアドレス教えて!」

上条「ほらよ。ってあれ?」

美琴「どうしたの?」

上条「いや、一瞬白井の姿が見えたような・・・」

美琴「黒子の?今日パトロールだとは言ってたけど・・・気のせいじゃない?」「あ、あの・・・白井さん・・・?」

上条「・・・そうか?まぁいいや。じゃまたな」

美琴「うん!あとでメールするね」


初春「あのー・・・。白井さん・・・?

黒子「さ、初春。帰りますわよ」

初春「えっ?あっ、はい」

初春(・・・気のせいだったのかな)

>>143
「あ、あの・・・白井さん・・・?」
がよくわからんところに入ってたすまん。

猛烈に眠い

とりあえず書けるとこまで書く・・・


美琴「ただいまー!」

黒子「あら、おかえりなさいませお姉さま。随分と機嫌がよろしいようで」

美琴「えへへ、わかるー?」

黒子「それはもう。・・・憎いほどに」

美琴「えっ?」

黒子「それで、どうなさいましたの?」

美琴「実はね、あいつと付き合うことになったの!」

黒子「あら、それはおめでたいことですわね」ズキン

美琴「黒子のおかげでもあるのよ!本当にありがとう!」

黒子「いえいえ・・・」

黒子(お礼はたっぷりさせてもらいますわ・・・その身をもって)ズキンズキン

だ・・・ダメだ。もう限界。
あとは任せます。続きは明日書きます。

それでは。

保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 40分以内
02:00-04:00 90分以内
04:00-09:00 180分以内
09:00-16:00 80分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内

保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 60分以内
02:00-04:00 120分以内
04:00-09:00 210分以内
09:00-16:00 120分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内


置いときますね

―一週間後

美琴「それじゃ、行って来るわね!」

黒子「いってらっしゃいませ」

美琴「あっ、もしもし?当麻?うん、今から向かうから―」

バタン

黒子(この一週間、お姉さまにはとことん幸せな日々を過ごしてもらいましたの)

黒子(でもそんな日々も今日で最後、これからは地獄を味わっていただきますわ)

黒子「さて・・・」

黒子「わたくしも・・・行きますの・・・」

バタン・・・

美琴「ごめん、待った?」

上条「いや、俺も今来たところだ」

美琴「よかった!それじゃ行きましょ」

上条「わかったから引っ張るなっての」

美琴「ふふっ」

―その頃、交差点付近

黒子(手口はいたってシンプルですの)

黒子(お姉さまたちがこの交差点に差し掛かった時が勝負)

黒子(この車通りの多い交差点を走る一台をわたくしのテレポートで・・・)

黒子(お姉さまの所に・・・飛ばす・・・)

黒子(来ましたわね)

美琴「当麻ー!はやくはやくー!」

上条「そんなに急ぐなって・・・。ったく、なんでこんな暑いのに元気なんだこいつは・・・」

黒子(あぁ、当麻・・・。いえ、当麻さま。あなたはもうすぐわたくしのもの)

黒子(邪魔者はすぐに排除してみせますの)

美琴「早く渡らないと信号変わっちゃうよー」

黒子(今!)

ビュン

上条「わかったわかった・・・?!―おい!美琴!あぶな―」

美琴「―えっ・・・?」

キキーッ

―ガンッ

―病院

上条「どうして・・・こんなことに・・・」

黒子「はぁ・・はぁ・・・!お姉さまは?!」

上条「まだ意識が戻らないらしい」

黒子「そんな・・・お姉さまが・・・」

上条「白井・・・」

黒子「上条当麻・・・」

黒子「少しだけ、泣かせていただきたいですの」

上条「ああ・・・」

黒子「う、うぅっ・・・うわあああああああ」

黒子(やった・・・黒子はやりましたの!もうこれで邪魔者はいない)

黒子(あとはじっくり距離を近づけるだけ・・・)

黒子(当麻さま。あなたはもう、わたくしのもの・・・)

―数日後

上条(あれから数日経った。まだアイツは目を覚まさない)

上条(そして今俺の隣にいるのは・・・)

黒子「どうなさいましたの当麻さま?ぼーっとなさって」

上条「いや・・・」

上条(白井黒子だ)

黒子「ふふっ、変な当麻さま。ささ、早く買い物を済まして帰りましょ」

上条「ああ・・・」

上条(今こいつは俺の家と寮を行ったり来たりの生活をしている)

上条(インデックスは美琴が事故に遭った次の日から姿を消した。どこに行ったのだろう)

黒子(邪魔な白装束も消しましたわ。あとはお姉さまにトドメを刺すのみ・・・)

―翌日

黒子「お姉さまが目を覚ました?」

上条「ああ、さっき病院から連絡があった」

黒子「そう・・・ですの」

黒子(おとなしく眠っていればいいものを)

上条「それで今から見舞いに行こうと考えてるんだが、白井も来るか?」

黒子(ここで当麻さまとお姉さまを会わせるのはマズイですの)

黒子「先にわたくしが一人で行きますの。お姉さまには会って話したいことが山ほどありますの」

上条「ああ、わかった。俺も後で向かうよ」

黒子「では」

黒子(次こそ確実に・・・殺す)

―病院

美琴「・・・」

美琴(事故の瞬間・・・何かがおかしかった。おかしいというより不自然だった)

美琴(ぶつかってきた車・・・まるで横からワープしてきたような)

美琴(それに、意識を失う瞬間に見た見覚えのあるツインテールの後姿・・・まさか)

美琴(でも、そんなことよりも今は)

美琴「当麻に、当麻に会いたい・・・」

ガラッ

美琴「とう―?!」

黒子「ご機嫌うるわしゅう、お姉さま」

美琴「黒子・・・なんであんたが・・・!」

黒子「あらあら、ご挨拶ですわね。久方振りの再会だというのに」

美琴「当麻は・・・当麻はどこにいるのよ?!」

黒子「当麻さまならじきにいらっしゃいますわ」

美琴(当麻・・・さま?)

黒子「もっとも、お姉さまが当麻さまを目にすることは二度とありませんが」

美琴「どういうこと・・・?」

黒子「お姉さまにはここで死んでもらいますの。まったく、あの時死んでおけば手間が省けたというのに」

美琴「てことは、この事故はやっぱり・・・」

黒子「わたくしの仕業ですの」

黒子「ジャッジメンですなう」

美琴「黒子・・・どうして」

黒子「あなたがわたくしの当麻さまを奪ったからですの」

美琴「・・・」

黒子「さて、おしゃべりはこれくらいにして。お別れの時間ですの」

スッ

美琴「そ、それは・・・」

黒子「これは果物ナイフ。頭のいいお姉さまならあとはおわかりですわよね?」

黒子「さようなら、お姉さま」

ビュ・・・

―ガラッ

黒子「?!」

佐天「御坂さーん!大丈夫ですかぁー?」

初春「お見舞いに来ましたよー!」

黒子「・・・・ちっ」

黒子(見られた!?こうなったら・・・)

黒子(この二人から殺す!)

ダッ

美琴「初春さん、佐天さん!逃げて!」

初春「ひぃっ!」

佐天「きゃあああああ!!!」

グサッ・・・

初春「ああ・・・」

佐天「う・・うあ・・・」

黒子(初春、佐天さんが何故そこに?!)

黒子(じゃあ、これは・・・?)

上条「・・・がはっ」

ビチャ

上条「白井・・これは・・・どういう・・・」

ドサッ

黒子「な、なんで・・・なんで当麻さまが・・・?」

初春「そ、それが・・・」

佐天「私たちを・・・かばって・・・」

美琴「当麻・・・当麻・・・?いや、いや・・・」

美琴「いやあああぁああぁぁあぁ!!!」

黒子「あは・・あはははは」

黒子(当麻さまが・・・死んだ。いえ、わたくしが・・・殺した)

黒子(そうですの、最初からこうすればよかったじゃありませんの)

黒子(これで、当麻さまはずっと、わたくしのもの・・・)

黒子「あはははは・・・あははははははははは!」



BAD END

>237
の”ビュ・・・”がなんだったのか気になる
ナイフ飛ばした音じゃないのかな?

そして、美琴がインデックス殺して上条さんが自殺したss思い出した・・・

自分で書いてあれだけどひっでぇ話だなこれwww
TRUE ENDを書くべきなのかこれは・・・。
いや、もうどうにもならんなwww

>>237
ざっつらいと
飛ばそうとした瞬間を表現したつもりなんだけどすません上手く伝えらんなくて

安価ミス

>>251

黒子(やりましたわ!これで邪魔者は消えた。当麻さまは私の―)

美琴「いやっ・・・当麻!当麻ぁーっ!!」

黒子「えっ・・・?」

黒子(なぜお姉さまが・・・?)

黒子(じゃああそこに倒れているのは・・・)

黒子「当麻・・・さま・・・?」

美琴「誰かっ、誰か、救急車を!」

黒子「そんな・・・まさか、お姉さまをかばって・・・」ズキンズキン

黒子「いやああぁあぁあぁぁあぁああ!」

―病院

黒子(わたくしは、なんと愚かなことを・・・)

美琴「当麻・・・目を覚まして・・・」

黒子「お姉さま・・・」

美琴「黒子?!当麻が・・・当麻が・・・」

黒子「えぇ、存じておりますの。その件についてお話が・・・」

美琴「え・・・?」

美琴「―つまり、この事故はあんたのせいってことなの?」

黒子「はい・・・。その通りでございますの」

パァン

黒子「―っ」

美琴「なんでこんなバカなことを・・・」

黒子「お姉さまが・・・憎かったんですの」

美琴「・・・」

黒子「わたくしも、あの方が好きだった」

黒子「だけど、あの方はお姉さまの想い人。わたくしは手を引かなくてはと思い我慢してきましたの」

美琴「黒子・・・」

黒子「でも出来なかった。花火大会でお姉さまたちを見かけた時、自分の中の何かが壊れてしまいましたの」

黒子「それがまさかこのような事態になるだなんて・・・うぅっ」

美琴「・・・バカね」

ぎゅっ

黒子「えっ?」

美琴「何で私に言ってくれなかったのよ」

黒子「だって、だって・・・」

美琴「素直になれないようじゃダメだって言ったのは誰よ」

黒子「お姉さま・・・」

美琴「ま、仮に言ったところで当麻が私を選んでくれることは変わらないんだけどね!」

黒子「お姉さま・・・。う・・・うわああああん!!」

美琴「よしよし、泣かない泣かない」

黒子「ごめんなさい・・お姉さま。ひっぐ、えぐっ」

美琴「こ、こら!病院なんだから少しは静かにしなさい!」

黒子「だってぇー・・・。うぐっ、ひっく」

美琴「ったく・・・」

上条「・・・ん。ここは・・・?」

美琴「当麻!よかったぁ・・・目を覚ましたのね」

上条「いたいいたい!く・・・くっつくな!」

美琴「心配したんだから・・・このバカ」

上条「というか俺はなんでここに?」

美琴「私をかばってくれたのよ」

上条「そうだったっけか?・・・まぁいいや。」

黒子「あ、あの・・・」

上条「ん?なんで白井もいるんだ?」

黒子「実は・・・わたくしが―

美琴「黒子がここまで運んでくれたのよ」

黒子(えっ・・・?)

美琴「かばってもらったはいいけど私パニクっちゃってね。そこに通りがかった黒子が助けてくれたのよ」

上条「そうなのか白井?」

黒子「いっ、いえ!決してそんなことは―ムゴッ」

美琴「いいから頷いておきなさい!(ボソッ」

黒子「・・・」

こくこく

上条「本当か!いやー助かった、ありがとうな!」

黒子「いえ・・・」

黒子(お姉さま・・・)

美琴「さーて、当麻の無事も確認できたし。帰るとしますか」

上条「おう、悪かったな」

美琴「また明日お見舞いに来るから!さ、行くよ黒子」

黒子「えぇ・・・」

―帰り道

黒子「なぜあのような嘘を・・・?」

美琴「当麻も無事だったんだし、わざわざあんたを貶める必要はないでしょ?」

美琴「ま、これで目が覚めなかったら話は別だったけどね」

黒子(まったく・・・この方には敵いませんわ)

黒子「お姉さま」

美琴「ん?」

黒子「わたくし、負けませんの」

美琴「望むところよ」

TRUE END

・・・なのか?

はは、やっちまったぜ・・・。

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