美琴「ツンツンしすぎなのかな…」(192)

ある日

寮内にて

美琴「はあ…」

黒子「どうしたんですの、お姉さま?さっきからため息ばかりつい
て?なにか悩みごとですの?」

美琴「え?あ、ああ…なんでもないわ…」

黒子「…?」

美琴「(はあ…来週の日曜日…アイツを映画に誘う計画をたてたものの…
   私ってなんかいつも、アイツに会う度に憎まれ口ばっか言ってる
   気がするわ…)」

美琴「(今のまんまじゃ、到底無理よね…映画に誘うなんて…もっと
素直にならないと…)」

美琴「(…そういえば昔、漫画かなんかで流行ったわよね。気になってる人に
   素直になれなくて、きつくあたっちゃう人のこと…

   なんだったかしら…たしか、『ツンデレ』とかいったっけ…?なんか、
   それ、私みたい…)」

美琴「(い、いや…違うわ…確か、『ツンデレ』は好きな人にキツクあたるだけじゃ
   なくて、ときどき素直になるのよね…そう…『デレ』があるのよ、そういえば!
   
   …それに比べて私は、アイツに『デレ』なんか全然したことない…
   『ツン』ばっかりのような気がする…)」


美琴「ツンツンしすぎなのかな…」

黒子「え?今、何かおっしゃいました、お姉さま?」

美琴「え!な、なんでもないわ!それより、もう寝るわよ!明日も学校なんだから!」

黒子「え、ええ…わかりましたわ…?」

美琴「(とにかく!明日の放課後、アイツに会って映画を誘うときには、
   『ツン』は禁止!もっと素直に会話するようにしよう!そう!
    もっと『デレ』を出せば、アイツをデートに誘うくらい、簡単
なんだから!)」

次の日の放課後

とある公園

上条「よーし学校も終わったし、早速、晩御飯の食材を買いにいかないと…
   って、ん?…あの自販機の前にいるのは…」
   
美琴「……」

上条「……げえ…み、御坂…」

美琴「(来たわね…よし…今から『ツン』は禁止よ禁止…もっと素直に…『デレ』
   なきゃ…『デレ』…『デレ』…)」

上条「な、なんだよお前、待ち伏せしてたのかよ、もしかして、また何かたく
   らんでるんじゃないだろうな!」

美琴「イラッ」

美琴「ま、待ち伏せって何よ!何で私がアンタなんかを待ち伏せしなきゃなん
ないのよ!はん!なんでアンタなんか!うぬぼれるんじゃ…

   …はっ!!」

上条「…?」

美琴「(し…しまった…また会った早々、憎まれ口をたたいてしまった…
   『ツン』してしまったわ…や、やばい…こんなんじゃ、映画に誘う
   なんて無理だわ…もっと素直に…もっと『デレ』ないと…)」

美琴「…あ、あ、あはは…じ、実はそうなのよー…アンタを待ってたのよ…
   じ、実はアンタに話があって…」

上条「話?なんだよ??」

美琴「え、えっと!ま、まあ、立ち話もなんだし、あ、あそこのベンチに腰掛
   けては、話しましょうか!ね、ねっ!!か、上条さん?」

上条「か、上条さん…??」

美琴「(や、やばい…今、言葉遣いがおかしかったわ、私…違う違う、話し方は
   いつもどおりでいいのよ…『デレ』って難しいのね…ど、どうしようか
   しら…『デレ』、『デレ』…)」

美琴「あ!そ、そうだ、アンタ!喉渇いてるでしょ?私がジュースおごってあ
   げる!ジュース!アンタ、『いちごおでん』でいいわよね!?わ、私は
   何にしよっかな~」

上条「え、い、いや…あの…」

美琴「はい『いちごおでん』!ほら、それじゃあベンチに…」

上条「お、おいなんか…今日お前、様子がおかしくないか…?どっか体の調子
   でも…」

美琴「いいから!!!とっととベンチに腰掛けろって言ってんでしょうがぁぁ!!!
   人の話聞けやコラァァァァァァーーーー!!!!!!」

上条「は、はいぃぃぃ!!!」

美琴「はっ!(ま…また『ツン』してしまった…私ってやつは…駄目だわ…
   もっとデレないと…『デレ』…『デレ』…)」


※今更ですが、この美琴はツンデレの意味がよく分かっていません。

(公園のベンチに腰掛ける二人)

美琴「…………」

上条「…………」

美琴「…………」

上条「…あ、あの御坂さん…?」

美琴「…………」

上条「(ど、どうしちゃったんだ…御坂のやつ…な、なにか考え事してる
    みたいだけど…なんで、このタイミングで…)」

美琴「(やっぱ駄目だわ…コイツと話してると、どうも素直になれない…絶対
    に『ツン』してしまうわ…けど…そ、それはもう一夕一朝で直るモン
でもないし…

あ!も、もしかしたら、なまじ『ツン』しないように無理するから、
    逆にそれがアダになって、『デレ』しにくいのかもしれないわね…)」ぶつぶつ…

美琴「(そうよ!今からは、無理に『ツン』しないようにするのはやめよう!!
    けど…普段より『ツン』の頻度を減らす努力はしないと映画なんて到底
誘えないわ…!!
   
    そうね…『ツン』の頻度は3回中1回くらいにしよう!3回中2回で『デレ』
    すれば、十分よね!)」ぶつぶつ…

上条「(…御坂のやつ、さっきから、なに一人でぶつぶつ言ってんだ…?)」

美琴「(つまり、『ツン』→『デレ』→『デレ』→『ツン』→『デレ』→『デレ』
のサイクルで会話を続ければいいのよ!いや、むしろその方が全部『デレ』
するよりも、バランスがとれていいのかも…!!!)」

上条「お、おい、御坂!お前いったい…」

美琴「え?あ、ああ、ごめんごめん、ちょ、ちょっと考え事してて…ってあれ?」

上条「ん?なんだよ…?」

美琴「よく見たら、アンタ!せっかく私が買ってあげたジュース、全然飲んで
ないじゃない!?さっさと飲みなさいよ!!」

上条「い、いやあ、そうなんだけど…急に、お前が俺にモノくれるなんて、な
んだか裏がありそうで……もしかして、これは罠で、このジュースの中に毒でも」

美琴「入ってるわけないでしょうがァアアアアアアアア!!!!誰が、買って
やったと思ってんのよ!!!いいから、とっとと飲めコラァァァァァ!!!!!!」ぐいいっ!!

上条「お、おい!!!ちょ、ちょっと無理やり飲まそうと…う、うぐぐぐ…
ぶはあ!!げほっ!げほっ!…」

美琴「はっ!!(い、言ってるそばから『ツン』してしまった…ああ、もう!
私ってやつは…!!)」

美琴「(あ、そうだ!!だ、だから、ここで『デレ』して帳尻を合わせればいい
んだ…ええっと、今、一回『ツン』したから…さっきの考えでいくと…そうだ
…あと2回連続して『デレ』すればバランスがとれるはず…!!)」

美琴「(け、けど…2回も『デレ』するなんて…一体何をすれば…)」

上条「ごほっ!ごほっ!ったく何なんだよ急に…ほら…吐き出したジュースで
俺の制服がびしょびしょになっちまったじゃねーか!」

美琴「(あ、そ、そうだわ!!)」

美琴「あ、ああ~ご、ごめん、ごめんね、け、けど、ほら。私、ハンカチあるから
これで吹いてあげるわね…も、もう…ホント、ドジなんだから…///」

上条「い、いや、これは、元はと言えばお前が…」


美琴「ほ、ほら、きれいになった。これでいいでしょ?」

上条「え、あ、ああ…ありがとう…?」

美琴「(よし!これで一回『デレ』たわ!け、けど、あと一回はどうしようかしら…)」

上条「あの~御坂さん…??」

美琴「(ええっと、ええーーーっと…そ、そうだわ!!)」

美琴「あ、アンタ!!」

上条「は、はい!?」

美琴「…きょ、きょ、今日の髪型、な、なかなかイケてるじゃない…なんか、いつもより、
   髪がピンピンで…わ、私はいいと思うわよ…////」

上条「え?あ、は、はあ…どうも…」

美琴「………/////」

上条「………え、あ、あの…?」

上条「(そ、それで、終わり…?)」

美琴「(…よし、ちょ、ちょっと強引だったけど、『デレ』したわ!これでとり
あえずはチャラね!)」

上条「(な、な、なんなんだ一体…)」

美琴「(それで…一体、どうやって映画に誘おう…や、やばい…誘う時のセリフ
なんて全然考えてなかったわ…どうしよう…緊張してきた)」

美琴「(そうだ!とりあえず、世間話でもして精神を落ち着かせよう!)
   
……ああ~、そ、そういえば、今日はいい天気ね…」

上条「い、いや、御坂、そんなことより、早くお前の話というのを聞きたい
んだけ…へぶう!!!」バシィ!!

美琴「せ、せ、せっかく人が世間話でもして緊張をほぐそうとしてんのに、
何、もう本題に移ろうとしてんのよ、この馬鹿ぁぁ!!ちょ、ちょっとは空気
読みなさいよね!!!!」

上条「え、いや、な、殴ることないだろ!?そ、それに緊張って…!??なに
がなんだか…」


美琴「あーーーもーーー!!うるっさいわね!!だ・か・ら!!わ、私と今度の日曜日、
   映画に行きなさいって、言ってるのよ!!!この馬鹿!!!」

上条「え、映画?????」

美琴「(や、やばい!!つい、い、勢いで言ってしまった!!は、早く後に続
くセリフを考えないと…!!)」

もしかして、佐天「超能力ショー…?」の人?

美琴「え、あ、ああ、うん…そ、そうよ、そうなのよ…映画…こ、ここ今度、
『恋愛☆ぱらだいす』っていう恋愛モノの映画があって…、その、い、行きたい
んだけど…

ひ、一人で見るのは恥ずかしいし…け、けど黒子とか…初春さんも佐天さんも
…よ、用事があるらしくて…」

美琴「わ、わわ私、ほ、ホントは女の子と見たいのよ、アンタとなんか嫌なん
だけど……け、けど!あ、アンタが暇っていうのなら…仕方ないから、べ、別
にアンタと二人っきりで、みみ見てあげてもいいわよ?ほんと、仕方ないわね
…アンタって…」

上条「も、もしもし御坂さん?…なんか途中から、ものすごーく、上から目線
の口調になってるんですけど…」

美琴「(あああーーーー!な、なんで肝心なところで『ツン』がでるのよ!!
せ、せめて、誘う場面くらい素直に話せないの!!??)」




>>49 そうです。よく分かったねw

上条「…けど、まあ、いいぜ?映画くらい。」

美琴「ほ、ほんと!!!??」

上条「ああ。その日は暇だしな」

美琴「そうなんだ…(やった!やったわ!!ついに誘えた!!!
なんだ!『ツン』しても誘えるものなのね!!


…はっ!!け、けど、そういえば…)」

美琴「(わ、私…今の映画に誘うくだりで何回も連続して『ツン』してしまった
気がする…やばい…『ツン』→『デレ』→『デレ』のサイクルが乱れてしまったわ…)」

美琴「(どうしよう…あ、そうだ!今からさらに連続して『デレ』しまくって、
帳尻あわせればいいのね!!け、けど、何回『デレ』すればいいんだっけ…!!?)」

上条「お、おい御坂…?(また、黙りはじめたぞ…?)」

美琴「ご、御免!!ちょっと今黙ってて!!け、計算中だから!!!」

上条「け、計算中ってなんだよ!??」

美琴「ええっと、まず、さっき連続して『ツン』した回数は……ぶん殴った分
が一回と…誘うときの上から目線のセリフで2回とすると…ぶつぶつ…」

美琴、現在計算中…

美琴「(そうだわ!!2回連続『ツン』したってことは…この後、4回連続で『デレ』
すれば、帳尻があうってことね!!……って4回もおぉぉ!!?)」

美琴「(む、無理よ、無理無理!!だ、だってさっき、2回連続『デレ』でも苦
労したのに…!!4回連続なんて無理だわ…ああもう…な、なんか急にめんどく
さくなってきたわ…!!)」

上条「………」

美琴「………(4回…4回…)」

上条「………あの」

美琴「………(4、4、4…)」

上条「あの、み、御」

美琴「あ!そ、そうだわ、アンタ!喉渇いたでしょ!!?ジュースおごってあげ
るわ!!飲めるわよね、4本くらい!!」

上条「そんなに飲めるかぁ!!!!」

上条「…ま、まあいーや、…俺、もう帰るぞ?晩飯も用意しないといけないし…」

美琴「あ!ちょ、ちょっと!」

上条「大丈夫、約束は忘れてねーから。じゃあ、日曜日の12時に映画館前な。」

美琴「あ、ああ、うん…」

上条「それじゃーなー」

美琴「(け、結局、今日『ツン』した分を巻き返せなかった…け、けど、まあ、
今度の日曜日のデートで巻き返せばいいわよね…)」

美琴「(な、なんか、2人っきりのデート中なら…わたし、もっとアイツに素直
になれる気がするし…『デレ』できる気がするわ…

…それで…もし、本当に上手くいけば… 

…今度の日曜日に、想いを伝えられるかも…)」

日曜日 映画デート当日

映画館前にて

美琴「おっそいわねー」

美琴「(全く、こっちは待ち合わせ時間の30分前から来てるっていうのに
アイツと来たら…
   
…いや、いけないわ…こんなことでイライラしてたら…今日は素直になるってき
めたんだから…!!…ってあ!来たみたいだわ!!)」

上条「ああ、ごめんごめん、御坂!おくれちまって!!待ったか!?」

美琴「い、いいいいや全然待ってなんか…」

ぞろぞろ…

禁書「ねー、とーま。ホントにその『映画』ってやつは、とーまの家にある
『テレビ』ってやつより何倍もでかいの?」

小萌「まさか、上条ちゃんが映画を誘ってくれるなんて、先生は感激なのです~」

姫神「楽しみだわ。映画。」



美琴「」

美琴「…あああああああアンタ…そ、そ、その連中は……!!??」

上条「え?ああ、お前、この間言ってただろ?『本当は女の子と映画を見たい』
って。だから、俺と2人で見るよりも、知り合いの女の子を何人か誘ったほう
がいいかなって…」

美琴「死ねえぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーー!!!!!!!!!」

バリバリバリバリバリィィィィィ!!!!!!!!!!!

上条「どわああああああ!!!!!」

上条「…って、な、なにすんだよ、御坂!?急に電撃なんかあびせやがって!!!」

美琴「うるさい!!!!ほんっっっっっとアンタってやつは、空気読めないの
ね!!!!いつもいつもいつも!!!!!!
   
どうやったら、そんな発想が思い浮かぶわけ!一回、その脳みその中、覗いて
みたいわ!!」

上条「な、なんだよ、その言い方!!人がせっかく良かれと思って…!!」

美琴「なにが、良かれと思ってよ、この馬鹿!!信じられない!!


…も、もういい!私帰る!!!!」

上条「え…ちょ…おい!ど、どこ行くんだよ!!ほんとに帰っちゃうの
か!?…おい!御坂……!」

その後…

とある公園

美琴「はあ……」

美琴「せっかく上手く言ってたと思ったのに…あの馬鹿…なんで、あんなに空
気が読めないわけ…??」

美琴「………」

美琴「…いや、違う…ホントに悪いのは私だ…この間、一番肝心な誘うところ
で『ツン』してしまって、『ホントは女の子と見たい』とか、変なこと言って
しまったから…アイツは私に気をつかっただけなんだ…」

美琴「何よ…結局、元々は、私の『ツン』が原因じゃない…
   
…な、なんで、私ってこんなに素直になれないわけ…?なんでこんなにツンツンな
のよ…」

上条「おーい、御坂ー!」

美琴「!!アイツ!(追っかけてきてくれたの!?)」

上条「はあ…はあ…こんなところにいたのか…」

美琴「アンタ…」

美琴「(わざわざ来てくれたんだ…私のために…!!


…よ、よし、あやまろう!さっき、怒って電撃あびせたこと…!!)」

美琴「(ごめん、急に怒っちゃって、電撃あびせてごめんって…


…言うのよ!美琴!!)」

空気読めたらその場でハッピーエンドだろ

美琴「…な、なんの用よ、なんの!!も、もう私、アンタなんかに用事なんて
ないんだけど!!!」

美琴「(あ、あれ…?)」

上条「よ、用事なんかないって…。お、お前、映画はどうするんだよ!!お前が
誘ってきたんだろ!?」

美琴「はん!そんなモン中止よ中止!!!やっぱりアンタと見るなんて恥ずか
しくてやってらんなくなったのよ!!」

美琴「(ちょ、ちょっと…なんでここでまた『ツン』が
でてくるのよ…??あやまらなきゃいけないのに…!!)」

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我はメシア、明日この世界を粛清する。(54687)

誤爆
スマン
なんてタイミングで

上条「は、はあ!何言ってんだよお前!!人がせっかく、忙しい時間を割いてお前の
   頼みを聞いてやったのに!!」

美琴「なにが忙しい時間、よ!!!この間は暇、って言ってたくせに!!

(やめて!)

それに何よ、仕方ないから付き合ってやるか、みたいな上から目線の口
調は!!誰に口聞いてんのよ!!!

(これ以上『ツン』するのはやめなきゃ…!!)」

上条「な!?だ、誰が、上から目線だよ、誰が!!普段、上から目線なのはお
前だろ!!」

美琴「な、なんですって!?な、なによ!!こ、こっちだって、元々アンタな
んかと映画なんて行きたくなかったんだから!!
誰が、アンタみたいに空気読めない奴と…この…馬鹿ぁ!!!!

(……ああ…もう…な、なんで、私…)」

上条「お、お前!!黙って聞いてりゃ調子に乗りやがって!!そっちこそ、い
いかげんに……!!!!

……って御坂……?」

ぽろっぽろっ…
美琴「ぐす…ぐす…も、も、もうアンタなんか嫌いよ…は、はやく、ど、…どっか
…い、い、行きなさいよ…!!!」

美琴「(信じられない…わ、私ってどこまでツンツンしてんの??なんで、少しも
素直になれないの…??)」

美琴「(最低だわ…私)」

上条「御坂…」

上条「御坂……そ、その…」

美琴「な、なによ…ぐす…ぐす…ま、まだ、な、なにか、いい足りないわけ…」

上条「その、ごめん…いいすぎた…その、そこまでお前が傷ついてるなんて…」

美琴「…え?」

上条「色々、ひどいこと言ってごめん…あやまるよ…許してくれるか…?」

美琴「(コイツ……もともと、わ、悪いのは私なのに……)」

美琴「……………」

上条「……………」

美琴「…あ」

美琴「…あ!あの!!」

美琴「わ、私のほうこそ…ごめん…きゅ、急に怒って電撃浴びせたりして…
ほんと…ごめん」

上条「御坂…ああ…もういいんだ…」

美琴「(あ、謝れた!!な、なんとか謝れたわ、私、今…!!)」


美琴「……そ、それとあの、じ、実は、こないだ…『映画を女の子と見たい』
っていったの…アレ…うそなんだ…ほんとは…ほんとは…」
  
美琴「(…な、なんか今なら素直になれる気がする!!

今よ!あ、『ホントはアンタと一緒に見たいのよ!!』って、ほら、今言うのよ!!)」

上条「…ほんとは…?」

美琴「お、女の子じゃなくて……お、お、男の子、と一緒に見たかったの!!
だってほら!『恋愛☆ぱらだいす』は恋愛モノだし!!

(ああーーー!もう!!なんでそこ、はっきり、言えないのよ!!)」

上条「そ、そうか!だから怒ったのか…俺が、知り合いの女をたくさん呼んだから…」

美琴「う、うん…けど、ごめん…私が悪かったわ…はっきりいわなかったから…
   アンタの知り合いにも迷惑かけちゃったみたいだし…」

上条「いや…俺の方こそごめんな御坂」

美琴「(…一応、私が怒った理由は理解したみたい…)」

美琴「(…それにしても)」

美琴「(…そうか…コイツはこういう奴なんだ…私なんかより
ずっと自分の気持ちに素直で…言動や行動にも全然嘘がない…)」

美琴「(…全然、ツンツンしてないんだ…私と違って)」

上条「…そうだ、御坂!来週の日曜日暇か!?」

美琴「え、ええ!?なんでよ!?」

上条「だって、今日はもう、映画の上映はじまったし、見れないだろ?だから、
   来週の日曜日にもう一回見に行こうぜ!!」

美琴「え!い、い、いいの!?」

上条「ああ、仕切りなおしだ!」

上条「あ、そうだ!…それと、御坂…別にお詫びってわけじゃないんだが…
これ…お前にやるよ…」

美琴「え!?こ、これ!ゲコ太のストラップ!!な、なんでアンタがこんなものを…」

上条「いや、この間、スーパーのくじ引きで当ててさ…けど、俺はいらないから、
前々からお前にやろうと思ってて、今日、もって来てたんだよ。
   
…別に、今、お前の機嫌をとろうと思って渡すわけじゃねえぞ!!元々、今日、
あげようと思ってたんだから…」

美琴「…………」

上条「い、いや…別に全然、大したものじゃないんだけど…」

美琴「う、ううん、ありがとう…本当に嬉しい…い、一生大事にするわ…」

上条「い、一生!?いや、そこまでしなくてもいいけど……っていうか御坂、
なんかお前…さっきから、いつもと雰囲気違うな…

なんていうか、いつもみたいな毒がないし、素直っていうか…」

美琴「え、ええ!?そ、そそ、そんなこと…!!!」

美琴「(い、いや、でも、確かに…私、さっきから、すごく自分の気持ちを素直に
言えてる…いつもより全然、ツンツンしてないわ…)」

上条「…普段から、これくらい素直ならいいのに…」ぼそっ

美琴「…え?」

上条「い、いや…なんでもない…」

上条「まあ、いーや。色々ごめんな。今日のところは、もう帰るけど…

……また、来週の日曜日に映画館でな」

美琴「う、うん。ばいばい…////」

美琴「(今日は結局、デートできなかったけど…今日一日で、私ずいぶん素直に
なれた気がする…アイツに会ってからの前半はツンツンしまくったけど…後半
はデレまくってたわよね…?)」



美琴「少しはツンツン、直ったのかしら…」

それから…次の週の日曜日

映画館前にて

美琴「おっそいわねー」

美琴「(全く、こっちは待ち合わせ時間の30分前から来てるっていうのに
アイツと来たら…
   
…いや、いけないわ…もうツンツンは駄目!…今日はデレデレ!!『ツン』
とのバランスなんか、もう考えない!とにかく、デレデレしまくるってきめ
たんだから!よーし!気合いれるわよぉ!


…って、あ!来たみたいだわ!!)」

上条「ああ、ごめんごめん、御坂!おくれちまって!!待ったか!?」

美琴「い、いいいいや全然待ってなんか…」

ぞろぞろ…

土御門「いやーー、カミやんなんかと映画なんか、気が乗らなかったけど、ま
さか、こんな可愛い子がついてくるなんて、びっくりだにゃー」

青髪ピアス「確かに。常盤台中学のお嬢様と知り合いだなんて、ホント、尊敬
するで、カミやん!」

海原「お久しぶりです、御坂さん。いやあ、一緒に映画だなんて、光栄です」


美琴「」

上条「ほら、御坂!上条さんは今日こそしっかり学習してきたぜ!!お前が、
   ホントは男の子と映画が見たいっていうから、知り合いの男の子を…」

美琴「ふ、ふふふ………」

パリッパリッ…

上条「……って…み、御坂さん…?」

土御門「お、おい、カミやん…なんか…空が暗くなってきたんだが…」

青髪ピアス「きゅ、急に空に雷雲が立ち込めてきてるんやけど…」

上条「お、おい…御坂…じょ、冗談だよ…な?な、なんでフルパワーっぽいんだ、
お前…おい…」

美琴「…ふふ…だってしょうがないじゃない…先週の日曜日、あんなに『デレ』
しちゃったんだから…今日、思いっきり『ツン』しないと、帳尻が会わないでし
ょ?…ねええ??」

バリバリバリバリイイ!!!!

上条「ひ、ひいいい!!!!な、なんだよ、それ、『デレ』とか『ツン』とか…!!
全然意味分かんないですけど…!!」

美琴「あーーら、わかんなくたっていいわよ…だって、どーーせ、アンタは今から
この世からいなくなるんだからねえええええーーーーーー!!!!!!!」

上条「ちょ…そ、それ、完全に悪役のセリフ…!!」

美琴「死ねえェェェェぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーー!!!!!」

ドゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!

上条「ぎゃあああーーーーーーーーーーふ、不幸だあああーーーーー!!!!!!!!!」



おしまい

読んでくれた人、ありがとう!

序盤不安に思ってたよりは、レスがついてよかったww

~三年後~

上条「なでなで」

美琴「ん……」

上条「美琴は上条さんのお膝の上がほんと大好きですね」

美琴「んん、もっとぎゅーって」

上条「はいはい」

ぎゅー

美琴「ふにゃ……」

上条「今日は晩飯何にする?」

美琴「だめ、私が作るんだからぁ…」

美琴「(だめだ私……最近全然ツンできてないな……)」

禁書のSSは、何故か思いつきやすいのでよく投下してます
(すごい短いやつだけど)

もし良かったらまた見てください。

それじゃ、おやすみなさい。

>>150いいね
御坂妹「失礼します」

御坂「な、ななななんであんたがここに」

御坂妹「上条さんに頭を撫でて貰うためです、とミサカは己の存在理由を説明します」

上条「まぁまぁいいじゃねぇか、ほら、御坂の隣こいよ」バンバン

御坂妹「ではお隣失礼します、とミサカはこの喜びを噛み締めます」ストン

なでなで

御坂御坂妹「ふにゃあ・・・」///

駄目だ貴方方には敵わない

御坂妹「失礼します」

御坂「な、ななななんであんたがここに」

御坂妹「上条さんに私の上条さんだけの場所を舐めてもらうためです、とミサカは己の存在理由を説明します」

上条「まぁまぁいいじゃねぇか、ほら、パンツ脱げよ」サワサワ

御坂妹「んっ……では失礼します、とミサカはこの喜びを噛み締めます」ストン

なめなめ

御坂御坂妹「ふにゃあ・・・」///

俺が書くとこうなる

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