美琴「アンタ…じゃなくて上条先輩!」(183)

たつ

えっ

「不幸だ…」

私こと上条当麻はそう呟いた
今は昼休み、少し寝坊をしてしまい弁当を作れなかったため購買にパンを買いに行く途中
後ろからいきなりそんな声をかけられふりむき盛大にため息をついたあとそう呟いた

「ちょっと、失礼じゃない?人の顔見るなりそんな」

「あーはいはいすみませんでしたー」

全くもってうるさいこの私を先輩と呼ぶ少女は御坂美琴
常盤台の超電磁砲。と呼ばれていたのも二年前の話で
今はなぜか、このなんの特徴もない普通の高校にわざわざ進学なさっている
ご苦労なことで

支援

さすが親公認ですね

先輩後輩関係か・・・楽しみだ

「お前さあ、なんでこんなトコ入ったんだ?お前ならもっと上の高校、いや大学にだっていけるんじゃねえのか?」

「べ、別にいいじゃない…アンタには関係ないわよ!」

バチッと彼女の前髪から青白い電光が走る
コイツはなんでこんなに短気なんだろう?こんどウチで牛乳鍋でも食わせてやるか
などと一人で考えているとその彼女はいきなり

「やばっ」

と、俺の影に隠れるように腰にしがみつく

期待

期待してる

突如として、津波が押し寄せて来た
否、男の群れだった

「こっちの方へ行ったぞ!」
「御坂さあああん!」
「あの逃げ足、めくれそうでめくれないスカート!」
「メクレタ!と思ったら短パンだったときのあの得も言えぬ快感!」
「うわあああ御坂さん結婚してくれえええ!」

ズドドドドドドド…
地響きが聞こえなくなるまで美琴は上条の後ろに隠れていた

「ったく…はあ」

「すげぇな、さすが元常盤台のお嬢様」

この春入学してきた御坂美琴の噂は瞬く間に学校中に広まった
そしてこの有様だ
彼女は一年生、入学してまだ二週間しか立っていないのにすでに学校のマドンナの座につき
学年、そして時には性別すら問わず羨望の眼差しを受け、行き過ぎた奴らに追われる身となった

ハハハ

上条死ね

「落ち着いて飯も食えねーなんて、お前も大変なんだな」

「まあね、別にもう慣れたからいいけどさ」

本来なら封鎖されている筈の屋上で二人はフェンスを背に座り込みそれぞれの昼食を口にしている
二つ目の惣菜パンの袋を開けながら上条は横目で美琴の弁当を見る

「何よ…食べたいの?」

「え?いや、いい!俺にはこの焼きそばパンがある」

「ふーん…いらないんだ」

「う…いる!いります!」

あーん、と上条は半ばやけくそ気味に目をつむり大口を開ける
美琴は箸で器用に卵焼きを二つ、四つに切り一つをそのまま


上条の鼻に詰める

学校まで追っかけて更に2念も経ってまだ素直になれてないとか、さすがみこっちゃん

はな?

>>14
じゃれてんだよ!
言わせんな恥ずかしい!!

「ふが…あの美琴さん?」

「なにかしら?当麻さん」

ぐっと喉まで出かかった罵倒の言葉を必死に飲み込む上条
黙って鼻の卵焼きを抜き取り、食す

「うわ…」

「うわ…とか言うな!お前…お前ひでえよ!」

涙目で訴えかける上条の顔を美琴は一瞥

「ちょっと手が滑っただけじゃない…はい、あーん」

もう一度箸で卵焼きを今度こそ上条の口へ運ぶ

「…ど、どう?」

文句なしに美味かった
たとえ、今食べたものが犬のフンだろうがなんだろうが
彼女が「あーん」をしてくれたものが美味しくないはずがない
そう、彼女御坂美琴は『彼女』なのだ。初めての。

彼女がこの学校に来た理由だって知っている
常盤台中学を卒業したほとんどの生徒はそのままエスカレーター式に高等部へあがるはずなのに
彼女はここへ来た
そして入学式の日にその理由を聞いて、それを受け入れた


「…る?ねえ、聞いてんのかっつってんのよ!」

「おっと電撃はやめろって!…スマン、なんだっけ」

「だ・か・ら!これからは私がアンタの…その…べ、弁当を」

「?」

「つくってあげる!…って…」

まだ、たったの二週間
でも、たったの二週間で私上条当麻はこれ以上ないくらいに彼女の事を好きになっていった

支援

もうすでに付き合っているだと…?

短い昼休みが終わり美琴は教室へ戻る
勿論普通に歩いてもどると馬鹿な輩に追いかけ回されることは目に見えているので
能力を使い校舎の壁を歩いて窓から入りこむ

「よっと…ここまでくりゃ一安心か」

席について弁当箱を鞄にしまう
さすがにクラスメイトは美琴の存在にも慣れているのか美琴を輪になって囲んだりはしない
いや、最初の三日ほどはやはりしていたが
唯一その時、その輪の中に入っていなかった人物がいる

それがこの目の前の少女
美琴と同じ肩までのショートヘア、しかし毛先は重めのボブ風
美琴よりも一回りほど低い身長から浴びせ掛けられる視線はとても冷ややかで

「昼休みは彼氏さんと超ランチタイムですか、まったく超いい御身分ですね」

絹旗最愛、『窒素装甲』の少女

支援

上条さんにインポになる呪いをかけたい

>>23
IDなんかかっこいいな

最愛って原作内では中2なのか

アイテムメンバーは(はまづら除けば)全員中学生

支援

中学生で暗部って壮絶だな…

滝壺は高校生らしい
むぎのんはシラネ

むぎのんと18歳のどっちが年上かを考えりゃ分かるだろ

支援

入学式で出会って「お前何でここにいるの?→告白」の流れからかけよボケ
一番大事なとこだろうが

そりゃぁ、自称18歳の方が年上だろ。

hosyu

絹旗はもうちょっと年下だろうけどこまけえこたあいいんだよ

本気モロ空回り

フレンダも女子高生だよな。
アイテムの中では中学生は絹旗だけだろ

勢いで佐天さんも上条さんと同じ学校にしちゃいなよ!!

>>54
佐天さん来たら上条さん卒業してね?

留年というのが高校にはあってだな

小萌「上条ちゃんはお馬鹿なので留年ですよ~。あ、ちなみに出席日数もたりてません」

上条「ふ、不幸だ・・・」

そっか佐天さん中一か
んじゃぁ絹旗は中二なのか??

何でこのタイミングで佐天さんの名前が出るのか分からん
上条×佐天(笑)とか言い出すなよ

20巻の時点で、出席日数はアウトだったな

絹旗は年齢不祥だからな
もしかしたら美琴より年上かもしれない

もしかしたら小学生かもしれない

女に年齢を尋ねるのは超野暮ってもんですよ

>>

ho

突撃ラブハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

なにこれ超支援

ほす

>>63
今週一番ダメージのあったレス
遅筆の俺が書いたサテンさんの台詞がぱぁになっちまっただ……

気にせずかけいやかいてくださいおねがいします

佐天さん出さなくていいだろ・・・

>>84
補習で取り戻せる範囲みたいよ

>>87
そうなのか、さんくす。やっぱあと4冊ちゃんと読まねば
佐天さんでなくてもいいんだけど出来るだけキャラいっぱいだしたいなーと

このスレが一番落ちそうで怖いな
面白そうなのに

hosyu

g


すぅ

テストあげ

E

ho

syu

最愛ってなんて読むの?
もあい?

    _, - 一 - ,
   ィヽ:::.      ゙i
 r´:゙i゙i::::. 、- ─- ,゙i

 |::::::i|::、ヽ::::::::/゙i::...i
 |::::::|::゙i :::::::::〈:.  7 ヽ

 |:::::::|:::::.    ヽ:::. ヽ ゙i
 |:::::::|:::::::    i:::::. ヽ i
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  !、、ゝ:::::::::. 、 -=三=-i
   |:::i:::::::::::.       i .
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   |:::゙i::::::::::::::.      i.
   !:::.::゙i;;;;;;;;;;;;;;.____、ゝ.
  ヽ::::::::::::::::::::::::::::.... ...:::゙i

>>107-108

茶吹いた

まだ帰ってきてないのかよ
死ね

落とすなよおおおおお

さげんな

>>107
さいあいちゃんだよ

そのままか
すごい名前だな

せいりちゃんやていとくくんに比べたら…

保守

期待してるのに

せいりちゃんって、良く考えたらとてつもないな・・・

最中と素甘の親子に比べれば…

                   /: : : : : : : : : : : : : : 、: : \
              / : : : : :/: : : : : : : : : <: : : : :\
              , : : /: : : : :{: .: : } : : : : ヽ:く: : : : : : :ヽ
               / : :/: : : ::/∧〈: :l: : i: :| : ∨: : : : : : : : :.
.             / : : ': : :/:/: :∧:Ⅵ : j}: |: i:.「ヾ : : : l : : : l
           : :/: { : /:/:i: :八\:、:〃/} }l:|  ミ、 : l : : : l
             |: { : |: i_/|-{:メⅥ.:|.:/メ:/ー/ !}._  Vヽ:j:|:: : :l
             | l| : Ⅵ:| | 丁`∨j//` / / ` ト、:Ⅵ: : : !
             |:{ ' :VⅣx=≠ミ /    ュz=ミx   ミ:>ミ:: : ::l
             l:| Ⅵト{ ,,    ,       ``  レ/く }:i: : :l
.             :| ,'乂:l      :{        ""   r'_ノ/ |: :∧
.             l: i:八               .__ .イ: :|.:,':.∧
             l:/|: i: \   ー ---     /: : : j: : |:ハ\、
              l:' !:.:|: :i: :\        . イ i: :|: : :/: :/:{ }:|. \
              |: | 八 |l: ,.ィ`、ー‐ < _/∨:|l:./: :/{: | /
              | / ヽ/ 、 , }  /     ヾⅣ:.:イ/{\
               _.. <./  l〃′ { ^;    /`メ:{/\ `
          ,. :<  .:/_.. -〉{    j  :、   / /  >: ._
            / i       / 「` / /\_/        >: ._

http://brunhild.sakura.ne.jp/up/src/up435129.jpg
http://brunhild.sakura.ne.jp/up/src/up435135.jpg
http://brunhild.sakura.ne.jp/up/src/up435142.jpg

2枚目全然似てねえw


;

sien

ほしゅ

もうだめかもわからんね

規制とかそういう系かい?世知辛いねえ

保守本当に感謝します
都合が悪くてこれなかった
まさか残ってるとは
責任もって終わらせます

ktkr
待ってたんだよ

お帰り

まってたがんばれ

頑張って!

美琴は精一杯意地の悪い顔で見上げる少女の頭を掴んで軽くゆする

「はいはいごめんねー絹旗ちゃん」

「む、気安く触らないでくれませんか。超不愉快です」

返す言葉の割には抵抗らしい素振りもみせずされるがままの最愛はフン、と鼻をならして

「大体ちょっと目を離した隙に超いなくなって…御坂さん、自分がどんな立場にいるのか超わかった上での行動ですか?」

「わかってるわかってるわよもう…いちいちうるさいんだから、姑ですか」

最愛の大きな瞳ががさらに、これでもかというほどに広がる

「一体誰のおかげでこの私が学校なんかに超律義に通っていると思ってるんですか!」

「私のせいじゃないわよ、統括理事会直々の命令なんだからしっかり仕事しなさいよ」

きいぃー、とじだんだを踏む最愛を横目にさっさと今度は正規の入口から廊下にでる

あの大きな戦争がおわり2年もの月日が経とうとしている
その戦争でかなりの被害、犠牲をともなったものの
今も学園都市がこうして平和にあり続けている理由は
数名の英雄があの凄まかった戦場に向かい、立ち回った事にある

支援

30分ほどあけます

まだか

落としてなるものかよ

もう落とせ どうせ最後まで書かないだろ

「ったく、護衛なんていらないってのに…」

御坂美琴はその英雄の一人とされ、もともと超電磁砲としての高名をさらに轟かせることになる
そして、それだけの人物ともなると彼女らを利用しようとする者、学園都市の敵対組織、そういったものから狙われる事も少なくはない
そして元暗部組織『アイテム』主要メンバーの一人である絹旗最愛、彼女が美琴の監視も兼ね護衛役を勤めているというわけである
もっともレベル5である美琴には必要がないのも確かではあるのだが

ふにゃー
ttp://brunhild.sakura.ne.jp/up/src/up435319.jpg

お、、おかえり

学園都市は変わった
見た目にはほとんど以前と同じだが
確かに変わっていた
戦争が終結したその日、一人の魔術師が死んだ
史上最低で最高の魔術師、男にも女にも、大人にも子供にも、聖人にも囚人にもみえるその魔術師は
言うなれば学園都市でただ一人直接戦争の犠牲となり死んでいった者だ

当然この事は秘密裏に処置を施され、事情をしるものはごくわずかしかいない
現統括理事会理事長である親船最中もその一人である

ぬおっ

>>151
もう結婚しろwww

>>151
まぁ普通にkwskですよね

遅筆ってレベルじゃねえな

今立ってる中で一番期待してるんだから頑張れ

>>156
ピクシブでとある科学のバカップルで検索すりゃでてくる

アレイスター死んじゃったのか

>>159
サンクス
ちょっと見てくる

しゅっほっほ

ほっしゅ

おやすみ

これも半端な進み具合か…

あれ?追いついた

(・∀・)シエーン

ほっす

完結させる気ねぇなら落とせよ
保守してくれてる奴にも迷惑だろ

>179
もうこんなの恒例になってるんだからいいんじゃね
どうしても落としたかったらスレスト出来る人にでも頼めばw


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◆ なんだっけ。

◆ あれ。

◆ 忘れたのでもういいです。

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